JP6589080B1 - 蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二次電池10の劣化度SOHおよび蓄電残量SOCを検出する二次電池10の劣化度及び蓄電残量検出装置1であって、前記二次電池10の電圧および電流を計測する計測手段と、所定の演算を実行する演算手段を有する制御部と、を備え、前記制御部14は、前記二次電池の充電開始時の立ち上がり電圧および電流の計測値をもとに、以下の[数1]に示す電池方程式を用いて前記二次電池の動作時の過電圧δを演算により求める。
【数1】
Description
蓄電素子の劣化度SOHおよび蓄電残量SOCを検出する蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置であって、
所定の演算を実行する演算手段を有する制御部と、
前記蓄電素子の電圧および電流を計測する計測手段と、を備え、
前記制御部は、
前記蓄電素子の充電開始時の立ち上がり電圧および電流の計測値をもとに、以下の[数1]に示す電池方程式を用いて前記蓄電素子の動作時の過電圧δを演算により求めるものである。
なお、「電池方程式」の詳細に関しては後述する。
前記制御部は、
前記[数1]に記載の2式が等しい条件から前記動作時の過電圧δを確定するものである。
前記制御部は、
前記蓄電素子の充電を遮断した時の立下がり電圧の時間経過を計測し前記蓄電素子の電解質特性を演算算出するものである。
これにより、電極間に充填されている電解質中の作動媒体(例えばリチウムイオン)の動作を正確・緻密に確定することができる。ひいては、電池特性を左右する電池構成部材である電解質の特性の良否を判定するものともなる。
また、電解質特性とは、電解質の電気的特性値として示される拡散抵抗、電気泳動抵抗、イオン間の反発によって形成されるキャパシター成分のそれぞれの数値のことであり、これらの数値が確定されると電気等価回路が作成可能となり、充電中または放電中でも、上記電解質特性を考慮した補正を加えることより、SOC,SOHの正確な同定が可能となる。
前記制御部は、
前記電圧の計測値と前記[数1]に示す電池方程式を用いて充電時の動的内部抵抗Dirを求めて、Dirから劣化度SOHを算出するものである。
前記制御部は、
前記電圧の計測値と前記[数1]に示す電池方程式を用いて充電時の動的内部抵抗Dirを求めて、前記蓄電残量SOCを参照してDir最小値を割り出した最小Dirから該電池の容量を算出するものである。
前記制御部は、
前記電圧の計測値と前記[数1]に示す電池方程式を用いて前記過電圧δに対する電圧−電流特性式である[数2]の電池固有の係数を確定することによって、電池容量を導出するものである。
蓄電素子の劣化度SOHおよび蓄電残量SOCを検出する蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置であって、
前記蓄電素子の電圧および電流を計測する計測手段と、
所定の演算を実行する演算手段を有する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記蓄電素子の充電または放電に関する所定の条件をもとに、以下の[数1]に示す電池方程式を用いて前記二次電池の動作時の過電圧δを演算により求めるものである。
前記所定の条件は、放電開始時の立下り電圧の時間経過であるものである。
前記所定の条件は、放電遮断時の立ち上がり電圧の計測値であるものである。
前記所定の条件は、充電電流を増加させた時または放電電流を減少させた時の立ち上がり電圧の計測値であるものである。
前記所定の条件は、充電電流を減少させた時または放電電流を増加させた時の立下り電圧の時間経過であるものである。
前記所定の条件は、充電から放電へ移行させた時の立下り電圧の時間経過であるものである。
前記所定の条件は、放電から充電へ移行させた時の立ち上がり電圧の計測値であるものである。
二次電池の正確な蓄電残量の検出のためには、起電力(Electro Motive Force)の増減と蓄電残量の増減の関係を正確に計量化しておき、起電力を計測し蓄電残量を計数化することが一つの手法となる。しかし、元の蓄電残量が正確に分かっていれば、計量しながら元の蓄電残量から使用分を抜き取り、その差し引き勘定から現在の蓄電残量は得られるが、元の蓄電残量を正確に計測することが出来なければ、その後の残量数値は信頼性の乏しいものとなる。特に、充電時の電気量の注入、放電時の電気量の取り出しは電池内部の電気的抵抗(内部抵抗)による熱損失が伴い差し引き勘定に誤差が伴うため正確な蓄電残量の計測は不可能に近い。
図1に示すように、鉛電池は蓄電残量x(SOC)に対する起電力Vの変化幅は大きいが、リチウムイオン電池では微小な変化であることから、リチウムイオン電池の起電力Vから残量x(SOC)を同定することは困難となる。
なお、「電池方程式」とは、具体的には二次電池に関する電池反応の理論から導かれる方程式であり、酸化/還元反応に伴う過電圧と反応抵抗による回路方程式のことである。
なお、以下では、便宜上リチウムイオン電池の構成に基づいて説明するが、特に電池種を限定するものではない。
この時の平衡電圧は[数3]で示され、長期放置後の平衡過電圧は、[数4]で表される。その差をとると次式となる。
なお、電気二重層とは、電極と電解液の界面で正の電荷及び負の電荷が非常に短い間隔を隔てて対向し、配列する層のことである。
長期静止状態から充電電流Iの立ち上げに際し、たとえば負極の還元反応は反応面に存在する酸化材濃度c0(0,t)でt=0に相当し、長期静止状態であるからこの値はc0*に等しい。負極反応によって、この濃度は消費され還元されてcr*に変わり格納される。
前記消費分を補充するためには沖合からの酸化材の補充流入を要し、初期のc0*と補充中のc0(0,t)の比の自然対数に物理定数を掛けたものがΔηeq(t)となる。
このΔηeq(t)は、勇み反応面に到達したイオンが先客イオンに反発されイオン対抗ゾーンが、所謂、電気二重層として形成され、同時に拡散によって安定したタンク回路となる。この形成過程は次式で表現される。
次に、負極の電池反応を反応速度の律速とし過電圧と電流に関し考察する。
電流は、平衡電圧(Δηeq+η*eq)を超えた過電圧δが加算されて、初めて流れる。[数1]でη=δ+Δηeq+η*eqの関係を導入して変形すると次式となる。
η*eqは、安定期の電極界面での酸化材と還元材の濃度比によって決まる電位で、Δηeqは動作反応時、動作電流に応じて必要となる反応界面での濃度の過剰分に相当し平衡電位に変化を与える(図3参照)。
動作中には電解質中のイオンの流れにより、電極界面に上述した電気二重層が形成されて、図3、図4で示すΔηeqの平衡電位の加算が起きる。
図3は、充電時の電圧−電流の特性図である。
図3より、起動時の端子電圧Δvは次式を満たす。
静止状態からの立ち上がり時には電流式は次式となる。電極表面には、電界質中の電気二重層がまだ形成されていないから一般式でΔηeq=0と置いた式となる。
図5より、起動時の端子電圧Δvは次式を満たす。
ここで、図6における横軸は過電圧δである。図6における上段グラフの縦軸はΔvであり、下段グラフの縦軸は後述するI/K0である。
なお、図6のようなグラフデータ(マップデータ)は、後述する検出装置1の計測制御器14に記憶される。
実際には、検出装置1(計測制御器14)の内部に装着しているマイコンがすべて演算することになるが、マイコンがどのような演算過程を踏まえ演算結果を提示するのかを以下説明を加えておく。
二次電池の充電時において、
1)電流印加する。
2)Δvを実測し、図6を用いてΔv1の曲線グラフとの交点を求める。この交点に対応するδ値が確定する。
3)δに関する電流関数はSOCよって異なる係数を持ち図6に示すようにSOCに対応した特性曲線となる。何故なら、係数式を変形して次のように表せる。
[数31]の式で、その右辺が確定すれば、左辺の計測電流Iを導入すれば、電池種固有の特性値K00及び有効電極面積Scが確定する。
以上が上記「電池方程式」に基づいて二次電池の劣化度及び蓄電残量を検出するための原理である。
[電池起電力と動的内部抵抗について]
図4には、充電の概念を示す電気等価回路を示す。
次に、図4に示す電池(本実施形態では二次電池10)の等価回路を用いて、電池起電力Vemfと動的内部抵抗Dirについて説明する。
電池を等価回路で表すと単純な電気回路となる。すなわち、電気エネルギーであるチャージ量(蓄電容量)Q(単位はクーロン)を持つ電池素子と、この電池に直結した純抵抗(コンダクタンス)の直列接続で表される。具体的には、以下に示すように、電池端子間(A−B)の電圧をV、電池端子間(A−B)に流れる電流をI、動的内部抵抗をDir、電池起電力をVemfとすると、図4に示すように、電池を等価回路で表すことができる。
V;電池端子間(A−B)の電圧
I;電池端子間(A−B)に流れる電流
Dir;動的内部抵抗(Dynamic Internal Resistance)
Vemf(=ηeq*);電池起電力(静止時の正極・負極間電位差)
蓄電容量Qは、二次電池10の劣化に伴い減少する。前記二次電池10の劣化とは、動的内部抵抗Dirが増加して、リチウムイオンが電池電極に接触せず機能しないことを意味する。動的内部抵抗Dirが増加する原因としては、リチウムイオンの電気泳動における抵抗の増加、反応速度の低下、拡散速度の低下、陽極及び陰極におけるリチウムイオンのサイト数の低下などが考えられる。前記動的内部抵抗Dirは充電及び放電を重ねることにより増加し、その結果二次電池10の劣化が進行する。
次に蓄電容量Qと動的内部抵抗Dirの関係について単純モデル化した概念を説明しておく。
負極と正極の対となる微小作用面要素をdSとすると、このdSによって電池素子を等価回路で表すことができる。
ここで単位作用面積あたりの回路における電流の流れやすさを意味するコンダクタンスρは、単位面積あたりの抵抗をrとすると、
ρ=1/r
で表され、有効作用面積(反応面積)をSとすると動的内部抵抗Dirは、
Dir=1/∫ρdS=1/ρS=r/S・・・(a)
で表される。また、全面積の蓄電容量Qは単位面積あたりの電気容量をqとすると、
Q=∫qdS=qS・・・(b)
で表される。以上(a)(b)の式より、
Dir×Q=qr=K・・・(c)
の関係が得られる。ここでKは二次電池の種類によって決定される定数(一定値)である。
ここで、動的内部抵抗は本実施形態に係る電池方程式から得られるDirを指す。
次に、本発明の一実施形態である二次電池10の劣化度及び蓄電残量検出装置1(以下、単に検出装置1ともいう)について図面を参照しながら説明する。ここで、二次電池10とは、充放電を繰り返し行うことができる電池をいい、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄え、また逆に、蓄えた化学エネルギーを電気エネルギーに変換して使用することができる電池をいう。例えば、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素金属電池、リチウムイオン電池等がある。
なお、本実施形態で説明する検出装置1の構成は、本実施形態で説明する機能を実現可能な構成であれば良く、適宜変更可能であるものとする。二次電池10は、電流検知器12を介して電源部11に接続される。
電流検知器12と電圧検知器13は、二次電池の電圧および電流を計測する計測手段を構成する。
図7は定電流制御としたとき、t=0に充電動作開始した後の電圧−電流の時間変化を描いた図である。起電力(平衡電圧)より高い過電圧δを印加すれば一定値の電流はIとなり、電池端子電圧はvとなる。
次に二次電池10の劣化の進行状況を示す指標である劣化度SOHについて説明する。
本実施形態の検出装置1は、計測制御器14にて二次電池1の充放電サイクルに対する劣化状態を示す劣化度であるSOHが算出される。前記SOHは、電池の劣化の進行状況を示す指標であり、現在の蓄電容量の初期蓄電容量に対する比で表され、初期蓄電容量をQ0とすると、SOH=(Q/Q0)×100で算出することができる。
検出装置1は、前記計測制御器14において、二次電池10の現在の蓄電容量Q、SOH及びSOCを算出して、これらを表示手段15に出力して表示することができる。
以上のように、本実施形態の検出装置1によれば、制御部の一例である計測制御器14は、二次電池10の充電開始時の立ち上がり電圧および電流の計測値をもとに[数25]に記載の電池方程式及び[数28]に記載の式を使って、二次電池10の動作時の過電圧δと、Dirを演算により求めることができる。さらに、このDirと、新品の二次電池のDirとの対比によって前記劣化度SOHを検出することができる。これにより、二次電池10のSOHが精度良くかつ瞬時に検出することができる。したがって、二次電池10の電池状態(例えば充電状態)の認識がいつでも可能となる。
また、本実施形態の検出装置1によれば、計測制御器14は、二次電池10の充電を遮断した時の立下がり電圧の計測値と[数9]〜[数11]とから求められるΔηeq及びηeq*と「電池方程式」を用いて静止時の正確な起電力の変化を求め、その起電力があらかじめ計測された対比テーブルとの照合により蓄電残量SOCを確定する。これにより、二次電池10が長期間使用により容量低下となっても、その時点の蓄電残量が比率としても、絶対値としても取得され、ユーザのエネルギー枯渇による不安感が払拭される。
すなわち、このように導出する具体策として、図6を応用して、電流−電圧カーブの係数K0を確定し、酸化還元の化学反応を原理とする電池反応の蓄電素子容量Q0=0.55(当該数値は、電気化学反応論から最適充電条件で算出される)をこのK値に乗じた値を容量Qとして決定することができる。すなわち、上述した検出装置1では、これらを演算処理するため、その所要時間は、僅か1秒もかからない即刻性能判定が下せる。なお、蓄電素子容量は±10%程度の誤差がある欠点を持つが、上記の[手法1]でこの誤差を極小化することは可能である。
また、本発明の二次電池の劣化度及び蓄電残量検出装置は、以下のような効用が期待される。
1)電池の性能は、酸化・還元反応を司る電極(負極及び正極)の性能によって決まる。この電極性能を本発明により電池外部から印加する電圧、電流値を計測し、その演算によって短時間で確定することで電池使用の安全・信頼の確信となる。
2)電池内部は一般に作動媒体(例えばリチウムイオン電池ではリチウムイオン)がその媒体を高分子誘電体中に溶融和形態で存在し、充電/放電過程で流れが形成される。この流れの度合いも電池性能に大きく関わる。これも上記1)と同様に外部電圧・電流の計測から数値化し、その良否の判断を可能とする。
3)電池には劣化を伴う寿命をもつ。本発明の二次電池の劣化度及び蓄電残量検出装置により、計測結果の経年データ分析からその予測が可能となる。これは迅速かつ正確に本発明によってデータ取得が可能となったことによる。
本発明の二次電池の劣化度及び蓄電残量検出装置は、複雑な機構を持つ電池内部の化学的反応と外部回路を流れる電子の流れの連続性に関し、電極での酸化/還元時の電子の流れを化学反応論のむしろ古典的手法に基づき解析し、上述した普遍的な「電池方程式」に集約し、その応用・適応の開発をもとに電池の良否、性能が1秒足らずで正確に計測可能の"電池分析器"として創出したものである。
本発明による技術の応用によって、電池開発時の迅速な評価、電池生産時の品質管理、組電池生産時の個々のセル性能調整、電池システムの稼働状況把握、リユース時の性能分類、等々、電池利用・応用のすべてのステージにおいて利用可能である。
(1)放電開始時の立下り電圧の時間経過
(2)放電遮断時の立ち上がり電圧の計測値
(3)充電電流を増加させた時または放電電流を減少させた時の立ち上がり電圧の計測値
(4)充電電流を減少させた時または放電電流を増加させた時の立下り電圧の時間経過
(5)充電から放電へ移行させた時の立下り電圧の時間経過
(6)放電から充電へ移行させた時の立ち上がり電圧の計測値
検出装置1は、これらの各条件に基づいて、[数25]に記載の電池方程式及び[数28]に記載の式を使って、二次電池10の動作時の過電圧δと、Dirを演算により求めることができる。よって、本発明と同様の効果を奏する。
ここで、蓄電素子とは、蓄電機能を有する素子全般を指し、例えば、一対の電極と、電解質を少なくとも有し、蓄電することができる機能を有する素子のことである。なお、蓄電素子を蓄電装置としてもよい。
10 二次電池(蓄電素子)
12 電流検知器(電流計測手段)
13 電圧検知器(電圧計測手段)
14 計測制御器(制御部)
Claims (12)
- 蓄電素子の劣化度SOHおよび蓄電残量SOCを検出する蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置であって、
前記蓄電素子の電圧および電流を計測する計測手段と、
所定の演算を実行する演算手段を有する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記蓄電素子の充電開始時の立ち上がり電圧および電流の計測値をもとに、以下の[数1]に示す電池方程式を用いて前記蓄電素子の動作時の過電圧δを演算により求めることを特徴とする蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記制御部は、
前記[数1]に記載の2式が等しい条件から前記動作時の過電圧δを確定する、請求項1に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。 - 前記制御部は、
前記蓄電素子の充電を遮断した時の立下がり電圧の時間経過を計測し前記蓄電素子の電解質特性を演算算出する、請求項1または請求項2に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。 - 前記制御部は、
前記電圧の計測値と前記[数1]に示す電池方程式を用いて充電時の動的内部抵抗Dirを求めて、Dirから劣化度SOHを算出する、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。 - 蓄電素子の劣化度SOHおよび蓄電残量SOCを検出する蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置であって、
前記蓄電素子の電圧および電流を計測する計測手段と、
所定の演算を実行する演算手段を有する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記蓄電素子の充電または放電に関する所定の条件をもとに、以下の[数1]に示す電池方程式を用いて前記蓄電素子の動作時の過電圧δを演算により求めることを特徴とする蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記所定の条件は、放電開始時の立下り電圧の時間経過であることを特徴とする請求項6に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記所定の条件は、放電遮断時の立ち上がり電圧の計測値であることを特徴とする請求項6に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記所定の条件は、充電電流を増加させた時または放電電流を減少させた時の立ち上がり電圧の計測値であることを特徴とする請求項6に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記所定の条件は、充電電流を減少させた時または放電電流を増加させた時の立下り電圧の時間経過であることを特徴とする請求項6に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記所定の条件は、充電から放電へ移行させた時の立下り電圧の時間経過であることを特徴とする請求項6に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
- 前記所定の条件は、放電から充電へ移行させた時の立ち上がり電圧の計測値であることを特徴とする請求項6に記載の蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置。
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