JP6588831B2 - ヒータ運転管理方法 - Google Patents

ヒータ運転管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6588831B2
JP6588831B2 JP2016004496A JP2016004496A JP6588831B2 JP 6588831 B2 JP6588831 B2 JP 6588831B2 JP 2016004496 A JP2016004496 A JP 2016004496A JP 2016004496 A JP2016004496 A JP 2016004496A JP 6588831 B2 JP6588831 B2 JP 6588831B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
hot water
pipe
tube
operation management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016004496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017125546A (ja
Inventor
安永 正道
正道 安永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2016004496A priority Critical patent/JP6588831B2/ja
Publication of JP2017125546A publication Critical patent/JP2017125546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6588831B2 publication Critical patent/JP6588831B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

本発明は、地下タンクに併設される側部ヒータ設備、ヒータ運転管理システムおよびヒータ運転管理方法に関する。
LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)などの低温液化ガスを貯留する設備として地下タンクがある。図6(a)に地下タンク1の概略を示す。地下タンク1は、鉄筋コンクリート製の地中連続壁31を山留として内部の地盤2を掘削し、躯体の構築を行った地下構造物である。躯体は鉄筋コンクリート製の底版11、底版11上に形成される筒状の側壁12、および鋼製屋根13から構成されることが一般的である。底版11や側壁12の内面には断熱材やメンブレン(不図示)なども設置される。また図6(a)の例では、底版11の下方に、底版下の水位のコントロールのため砕石等による集水層15が設けられている。
地下タンク1では、タンク稼働時(低温液化ガスの貯留時)の周囲地盤の凍結範囲を制御するため、地下タンク1の外側の地盤2に側部ヒータ設備40が埋設される(例えば、特許文献1−6参照)。
側部ヒータ設備40は温水循環式のヒータ設備であり、地下タンク1近傍の地盤2内に設けた鉛直方向のヒータ管43に温水を循環させて地盤2を温めるものである。図6(a)の例では、ヒータ管43が二重管タイプのものであり、外管431の中に内管432を挿入して構成される。
側部ヒータ設備40は、地上の加温設備および循環ポンプ(不図示)、ヘッダー管41、枝管42、ヒータ管43、枝管45、ヘッダー管46、加温設備(不図示)の順に温水を循環させ、ヒータ管43にて温水と地盤2の間の熱交換を行う。ヒータ管43では、枝管42から供給され内管432を通過した温水が、外管431と内管432の間を通って枝管45により回収される。
ヒータ管43は、地下タンク1の周方向に沿って例えば2〜4m間隔で60〜80本程度埋設される。ヘッダー管41、46は地下タンク1の周方向に沿って環状に設けられ、個々のヒータ管43に対応する枝管42、45を介して各ヒータ管43に温水を循環させる。
図6(b)は側部ヒータ設備40を示す図であり、枝管42、45付近を上から見たものである。ヒータ管43への温水供給側の枝管42(供給側管体)には仕切弁(バルブ)421が設けられる。枝管42のヘッダー管41側の端部はフレキシブルホース(可とう管)420となっており、このフレキシブルホース420によってヘッダー管41に接続される。
ヒータ管43からの温水回収側の枝管45(回収側管体)には、ヒータ管43側から順にオリフィス452と仕切弁451が設けられる。枝管45にはオリフィス452を迂回する分岐配管453も設けられる。分岐配管453の途中には積算流量計454が設置される。枝管45のヘッダー管46側の端部はフレキシブルホース450となっており、このフレキシブルホース450によってヘッダー管46に接続される。
ヘッダー管41は地下タンク1の全周に渡って配置され、その延長は例えば200mにも達することから、地上の循環ポンプ等からヘッダー管41に温水を供給する供給箇所の近傍にある枝管42と、これと180°反対側の位置にある枝管42との間に圧力損失による水圧差が生じ、ヒータ管43の循環水量に差が出る。その対策として、仕切弁421、451の調整によって各ヒータ管43の循環水量がほぼ等量になるように調節される。
温水回収側の枝管45では、オリフィス452により流量の1/2が分岐配管453に流れるように調整している。そのため、積算流量計454の示す流量を2倍することで、ヒータ管43に循環する流量を算出できる。従って、側部ヒータ設備40の運転を開始する際にはこの積算流量計454の測定値を見ながら仕切弁421、451の調整を行い、各ヒータ管43の流量をほぼ等量化する。また、ヒータ運転時においては、定期的に積算流量計454をチェックすることで、側部ヒータ設備40が正常に運転されていることを確認する。
特許第2738815号 特許第5312264号 特許第3251360号 特開平7−217250号公報 特開平11−182797号公報 特開平9−158523号公報
上記の例は、多くの地下タンクで適用されている構造形式、運転管理方法である。しかしながら、オリフィス452の仕様は計算で求めたもので実際の運転時にはある程度の誤差が生じ、正確に分岐配管453に流量の1/2が流れないこともある。
また、枝管45のオリフィス452や分岐配管453の積算流量計454は、配管の途中に両側フランジで接合し取付を行うことが多いが、このような取付部は閉塞し易く、温水の流れが阻害されやすい。枝管45に分岐配管453を設けているのは、仮にオリフィス452と積算流量計454の一方で温水の流れが閉塞しても、温水を回収できるようにするためである。しかしながら、このような配管は複雑であり、地盤2に設けた直径1m程度の狭いマンホール(不図示)の中で配管作業が行われるので非常に作業性が悪い。
また、各ヒータ管43を循環する流量がほぼ等量であることで側部ヒータ設備40の運転管理をしているが、ヒータ管43は1タンクあたり60〜80本にもなり、その個々に対して設けた積算流量計454について、マンホールの蓋を開け照明を付けて流量を確認することは非常に煩雑な作業である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成とでき、運転管理も好適に行える側部ヒータ設備等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための発明は、地下タンクに併設される側部ヒータ設備であって、温水を循環させるためのヒータ管と、ヘッダー管から前記ヒータ管に温水を供給する供給側管体と、前記ヒータ管からヘッダー管に温水を回収する回収側管体と、を有する側部ヒータ設備の運転管理方法であって、前記供給側管体または前記回収側管体に流量計を設け、前記流量計による温水の流量の測定値に基づき、前記ヒータ管を流れる温水の流量を調整するステップと、前記回収側管体に設けた温度計により、前記回収側管体を流れる温水の温度を測定するステップと、を具備することを特徴とするヒータ運転管理方法である。
本発明では、ヒータ管から温水を回収する回収側管体で温水の温度を測定し、これに基づいてヒータの運転状態を確認でき、ヒータの運転管理を好適に行うことができる。従来のように積算流量計を用いないので流動障害、閉塞が起こりにくく、分岐配管やオリフィス等が不要になるので回収側管体をシンプルな構成とでき、施工性が改善されるので従来構造に比べてマンホールを一回り小さくすることも可能である。
前記温度計は、例えば前記回収側管体の外面に設けられ、温水に対し非接触にて温水の温度を測定する。この場合、前記温度計の周囲に断熱材が設けられることが望ましい。
回収側管体の表面に上記の非接触式の温度計を設けることで管内の温水の温度を測定でき、温水の流れを阻害することもない。また温度計の周囲に断熱材を設けることで、周辺地盤の温度の影響を防止でき、温水の温度を測定することができる。
前記温度計は、前記回収側管体の内部に挿入した測定部を温水に接触させて温水の温度を測定するものであってもよい。
これにより、温水の温度を正確に測定することが可能になる。
前記回収側管体は、前記ヒータ管とヘッダー管をつなぐストレート配管として構成される。
本発明では、回収側管体に分岐配管等が不要であり、上記のとおりストレート配管によるシンプルな構成とできる。
前記温度計は、温水の温度の測定値をデータ処理装置に送信することが望ましい。
これにより、自動温度測定にて得た温水の温度をモニタリングすることでヒータの運転管理を行うことができ、マンホールの蓋を開いて目視で温度計の測定値を確認するなどの作業が不要になり、維持管理に係るコストを小さくできる。
また、上記の温度計を含む側部ヒータ設備と、温水の温度の測定値に基づき前記側部ヒータ設備の運転状態の良否を判定するデータ処理装置と、を有するヒータ運転管理システムにより、データ処理装置にて運転状態の良否を判定し必要に応じて警報等を行うことで、維持管理のコストを小さくできる。
また本発明では、前記供給側管体または前記回収側管体に流量計を設け、前記流量計による温水の流量の測定値に基づき、前記ヒータ管を流れる温水の流量を調整するステップと、前記回収側管体に設けた温度計により、前記回収側管体を流れる温水の温度を測定するステップと、を具備することにより、ヒータ管の流量調整時に流量計を用い、ヒータ運転時には前記のように温度計を用いた管理が可能である。
前記ヒータ管を流れる温水の流量を調整した後、前記流量計を回収することが望ましい。前記流量計は、前記供給側管体または前記回収側管体の外面に設けられ、温水に対し非接触にて温水の流量を測定することが望ましい。
流量計は恒久的に設けなくてもよく流量調整後に回収して転用可能であり、上記の非接触式の流量計を用いることで取付けと取外しが容易にできる。
前記温度計は、温水の温度の測定値をデータ処理装置に送信することが望ましい。また、前記データ処理装置により、前記測定値に基づき前記側部ヒータ設備の運転状態の良否を判定することが望ましい。
このように、温水の温度の測定値はデータ処理装置に送信してモニタリングを行うことができ、データ処理装置にて運転状態の良否を判定することで、維持管理のコストを小さくできる。
本発明により、簡易な構成とでき、運転管理も好適に行える側部ヒータ設備等を提供できる。
地下タンク1の側部ヒータ設備4を示す図 温度計455を示す図 側部ヒータ設備4の運転管理方法について示す図 温度計455’を示す図 U字管を用いた側部ヒータ設備4aを示す図 地下タンク1の側部ヒータ設備40を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.地下タンク1)
図1は本発明の実施形態に係る地下タンク1の側部ヒータ設備4を示す図である。図1(a)は地下タンク1および側部ヒータ設備4の概略を示す図であり、図1(b)は側部ヒータ設備4を示す図である。図1(b)は枝管42、45付近を上から見たものである。
側部ヒータ設備4は、地下タンク1の周囲地盤の凍結範囲を制御するため、図6等で説明した側部ヒータ設備40に代えて地下タンク1に併設されるものである。側部ヒータ設備4は地下タンク1の外側の地盤2内に埋設される。地下タンク1の構成については図6等で説明したものと同様であるので説明を省略する。
側部ヒータ設備4は前記した側部ヒータ設備40と同様、ヘッダー管41からヒータ管43に温水を供給する温水供給側の枝管42(供給側管体)、ヒータ管43からヘッダー管46へと温水を回収する温水回収側の枝管45a(回収側管体)などを用いて、鉛直方向に配置されたヒータ管43に温水を循環させるものである。その他の前記した側部ヒータ設備40と同様の点については説明を省略する。
側部ヒータ設備4は、前記した側部ヒータ設備40に対し、温水回収側の枝管45aに係る構成が異なっている。すなわち、本実施形態では、枝管45aが、ヒータ管43とヘッダー管46を繋ぐストレート配管によって構成され、前記のように分岐配管やオリフィス、積算流量計は設けられない。枝管45aには、ヒータ管43側から温度計455、仕切弁451が順に設けられる。なお、枝管45aのヘッダー管46側の端部は前記と同様フレキシブルホース450となっており、このフレキシブルホース450によってヘッダー管46に接続される。
図2(a)、(b)は温度計455の取付状態を示す図である。図2(a)は枝管45aの径方向の断面を見たものであり、図2(b)は枝管45aの長手方向の断面を見たものである。
温度計455は枝管45aの外面に貼り付けて枝管45aを流れる温水の温度を非接触にて測定する表面貼り付け型温度センサーであり、温度計455の周囲には、地盤2の温度の影響を防ぐため断熱材456が設けられる。温度計455の測定値は、温度計455に備えた通信部により無線または有線で遠隔のコントロール室にあるデータ処理装置に送り、測定値のモニタリングを行うことが可能である。
(2.側部ヒータ設備4の運転管理方法)
本実施形態では、地下タンク1の外側の地盤2に図1に示した側部ヒータ設備4を構築した後、図3(a)に示すように、温水供給側の枝管42の外面に電磁流量計422(流量計)を設け、電磁流量計422で枝管42を流れる温水の流量を測定し、測定値を参照して個々のヒータ管43に対応する仕切弁421、451で各ヒータ管43の流量の調整を行う。電磁流量計422は、温水とは非接触で流量の測定を行うものである。電磁流量計422は温水回収側の枝管45aに取り付けてもよい。
仕切弁421、451の設定を行い各ヒータ管43の流量をほぼ等量とした後、電磁流量計422は回収し、側部ヒータ設備4の運転を開始する。側部ヒータ設備4の運転時は、温度計455による温水の温度の測定値に基づき運転管理を行う。
温度測定は一定の時間間隔で自動的に行われ、図3(b)に示すように、測定値は温度計455からデータ処理装置5に無線または有線により送信される。温度測定間隔は例えば1時間毎などとでき、従来は1回/月程度で積算流量計の値を目視確認していたのに比べて極端に短くできる。
データ処理装置5は例えば制御部や記憶部、通信部等を備えた一般的なコンピュータなどで実現できる。温度計455から受信した測定値はデータ処理装置5に記録される。またデータ処理装置5と通信可能に接続されたコントロール室のモニター6にその温度が表示され、測定値の継時的なモニタリングが行われる。
データ処理装置5は、受信した温水の温度の測定値を所定の範囲または所定の値と比較し、側部ヒータ設備4の運転状態の良否を判定する。例えば測定値が所定の範囲内や所定の値以上であれば側部ヒータ設備4の運転状態が良好であり、側部ヒータ設備4としての機能を果たしていると判定する。所定の範囲外あるいは所定の値未満となる場合には、データ処理装置5は側部ヒータ設備4の運転状態に異常があり良好でないと判定し、警報装置7に制御信号を送信して警報装置7から自動的に警報を発生させる。オペレータは、この警報に応じてトラブル原因の調査、補修を行う。警報装置7は警報ランプやアラームなど、視覚的または聴覚的、あるいはその両方による警報を発するものである。
なお、以上のデータ処理装置5、モニター6、警報装置7は、側部ヒータ設備4と併せて本発明に係るヒータ運転管理システム10を構成している。
以上説明したように、本実施形態では、ヒータ管43から温水を回収する枝管45aで温水の温度を測定し、これに基づいて側部ヒータ設備4の運転状態を確認でき、ヒータの運転管理を好適に行うことができる。従来のように積算流量計を用いないので流動障害、閉塞が起こりにくく、分岐配管やオリフィス等が不要になるので枝管45aをシンプルな構成にでき、施工性が改善されるので従来構造に比べてマンホールを一回り小さくすることも可能である。
枝管45aの外面に前記の非接触式の温度計455を設けることで、枝管45a内の温水の温度を測定でき、温水の流れを阻害することもない。また温度計455の周囲に断熱材456を設けることで、周辺の地盤2の温度の影響を防止でき、温水の温度を測定することができる。
また、枝管45aはヒータ管43からヘッダー管46に至るストレート配管として構成されるので、配管をシンプルなものとして流動障害、閉塞を起こりにくくできる。
また温度計455は温水の温度の測定値をデータ処理装置5に送信し、自動温度測定にて得た測定値をモニタリングすることでヒータの運転管理を行うことができるので、マンホールの蓋を開いて目視で温度計の測定値を確認するなどの作業が不要になる。またこの測定値を用いてデータ処理装置5にて運転状態の良否を判定し必要に応じて警報等を行うことで、維持管理に係るコストを小さくできる。
また本実施形態では、ヒータ管43の流量調整時に電磁流量計422を用い、ヒータ運転時には前記のように温度計455を用いた管理が可能である。流量調整は運転開始時のみで十分であり、電磁流量計422は恒久的に設けなくてもよく流量調整後回収して転用可能であり、上記の非接触式の電磁流量計422を用いることで取付けと取外しが容易にできる。
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限ることはない。例えば、温度計は前記のような表面貼り付け型温度センサーに限ることはなく、図4に示すように温度計455’としてバイメタル式温度計を用いてもよい。この場合、枝管45aの表面に孔を開け当該孔から管内に測定部457を挿入し、温水と測定部457を接触させて温度測定を行う。これにより、温水の温度を正確に測定することが可能になる。また前記の断熱材も特に必要ない。さらに、前記の電磁流量計422に代えてその他の流量計を設けることも可能である。
また、例えば図5に示す側部ヒータ設備4aのように、ヒータ管44として二重管の代わりにU字管を用いるケースでも本発明は適用可能である。この場合も、地上の加温設備および循環ポンプ(不図示)、ヘッダー管41、枝管42、ヒータ管44、枝管45a、ヘッダー管46、加温設備(不図示)の順に温水を循環させる。ヒータ管44では、枝管42によりヒータ管44の一端から温水が供給され、ヒータ管44を流れた温水がヒータ管44の他端から枝管45aにより回収される。
また、電磁流量計422を常設のものとし、温水の温度に加え、電磁流量計422で測定した温水の流量に基づく運転管理を行うことも可能である。例えば前記の温度計455と同様、電磁流量計422の測定値をデータ処理装置5に送信し、モニタリングや測定値に基づく運転状態の良否の判定を行うことができる。運転状態の判定は、前記と同様、例えば測定値が所定の範囲内や所定の値以上であれば側部ヒータ設備4の運転状態が良好であり、そうでなければ運転状態が良好でないと判定できる。また温水の温度と流量の両方では無くいずれかのみを運転状態の判定に用いることも可能である。
さらに、上記のように電磁流量計422を常設するとともに温度計455(455’)を温水供給側の枝管42にも取付け、枝管42、45を流れる温水の温度の測定値、および電磁流量計422で測定した温水の流量をデータ処理装置5に送信してもよい。データ処理装置5は、これらのデータを用いて、枝管42、45を流れる温水の温度の差分とヒータ管43の流量からヒータ管43での温水の損失熱量を算出し、損失熱量のモニタリングや損失熱量に基づく運転状態の良否の判定を行うことが可能である。
また、ヒータ管43(44)は地盤2でなく地中連続壁31のコンクリートに埋設される場合もある。さらに、本実施形態の地下タンク1はLNGやLPGなどの低温液化ガスを貯留するタンクであるが、これに限らず、少なくとも0℃未満の温度状態で貯留を行うタンクであればよい。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1;地下タンク
2;地盤
4、4a、40;側部ヒータ設備
5;データ処理装置
6;モニター
7;警報装置
10;ヒータ運転管理システム
11;底版
12;側壁
13;鋼製屋根
15;集水層
31;地中連続壁
41、46;ヘッダー管
42、45、45a;枝管
43、44;ヒータ管
420、450;フレキシブルホース
421、451;仕切弁
422;電磁流量計
431;外管
432;内管
452;オリフィス
453;分岐配管
454;積算流量計
455、455’;温度計
456;断熱材
457;測定部

Claims (5)

  1. 地下タンクに併設される側部ヒータ設備であって、
    温水を循環させるためのヒータ管と、
    ヘッダー管から前記ヒータ管に温水を供給する供給側管体と、
    前記ヒータ管からヘッダー管に温水を回収する回収側管体と、
    を有する側部ヒータ設備の運転管理方法であって、
    前記供給側管体または前記回収側管体に流量計を設け、前記流量計による温水の流量の測定値に基づき、前記ヒータ管を流れる温水の流量を調整するステップと、
    前記回収側管体に設けた温度計により、前記回収側管体を流れる温水の温度を測定するステップと、
    を具備することを特徴とするヒータ運転管理方法。
  2. 前記ヒータ管を流れる温水の流量を調整した後、前記流量計を回収することを特徴とする請求項記載のヒータ運転管理方法。
  3. 前記流量計は、前記供給側管体または前記回収側管体の外面に設けられ、温水に対し非接触にて温水の流量を測定することを特徴とする請求項記載のヒータ運転管理方法。
  4. 前記温度計は、温水の温度の測定値をデータ処理装置に送信することを特徴とする請求項から請求項のいずれかに記載のヒータ運転管理方法。
  5. 前記データ処理装置により、前記測定値に基づき前記側部ヒータ設備の運転状態の良否を判定することを特徴とする請求項に記載のヒータ運転管理方法。
JP2016004496A 2016-01-13 2016-01-13 ヒータ運転管理方法 Active JP6588831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016004496A JP6588831B2 (ja) 2016-01-13 2016-01-13 ヒータ運転管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016004496A JP6588831B2 (ja) 2016-01-13 2016-01-13 ヒータ運転管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017125546A JP2017125546A (ja) 2017-07-20
JP6588831B2 true JP6588831B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=59363906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016004496A Active JP6588831B2 (ja) 2016-01-13 2016-01-13 ヒータ運転管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6588831B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6886378B2 (ja) * 2017-09-28 2021-06-16 鹿島建設株式会社 地下タンク構造および地中連続壁の構築方法
JP7413148B2 (ja) 2020-05-22 2024-01-15 鹿島建設株式会社 地下タンク用ヒータ設備

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2518733A1 (de) * 1975-04-26 1976-11-04 Hochtief Ag Hoch Tiefbauten Unterirdischer lagerbehaelter
JPS5836695B2 (ja) * 1978-02-09 1983-08-11 鹿島建設株式会社 地盤凍結防止装置
JPS5690198A (en) * 1979-12-24 1981-07-22 Kajima Corp Lng underground tank
JPS62159895A (ja) * 1986-01-06 1987-07-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 低温貯槽の地層凍結防止装置
JPH0633389Y2 (ja) * 1987-05-27 1994-08-31 高砂熱学工業株式会社 管壁温度計
JPH09158522A (ja) * 1995-12-04 1997-06-17 Kajima Corp 低温液化ガスタンクのヒータ設備
US9470367B2 (en) * 2013-10-15 2016-10-18 Elwha Llc Systems and methods for fluid containment
JP2016114211A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 大成建設株式会社 低温地下式貯槽および低温地下式貯槽の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017125546A (ja) 2017-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200147429A1 (en) Fluid control assemblies for sprinkler systems
CA2702894C (en) Wellhead flowline protection and testing system with esp speed controller and emergency isolation valve
ES2344152T3 (es) Procedimiento para la monitorizacion permanente de tuberias y sistemas de conduccion que llevan medios fluidos bajo presion.
US8725434B2 (en) Wellhead hips with automatic testing and self-diagnostics
BRPI0719640A2 (pt) "sistema de proteção de alta integridade e método para o teste de segurança operacional de um sistema de proteção de alta integridade"
JP6588831B2 (ja) ヒータ運転管理方法
US20230204162A1 (en) Automated Re-Melt Control Systems
KR102481515B1 (ko) 상하수도 모니터링 시스템
US7992527B2 (en) Water feed controller for a boiler
KR101552495B1 (ko) 동파 방지 시스템 및 스마트기기를 이용한 동파 방지 시스템의 알람 및 유지보수 장치와 방법
US9086184B2 (en) System and method for conduit reparation
KR100495537B1 (ko) 배관상태 원격감시시스템
CA2823258C (en) Wellhead hips with automatic testing and self-diagnostics
KR100666405B1 (ko) 유비쿼터스 환경에서의 누수차단 및 동파방지 기능을 갖는 배관시스템
KR102265586B1 (ko) 지능형 학습시스템을 이용한 상하수도 통합감시 제어장치
JP2020060295A (ja) 加圧管内の流体にアクセスしてこれを監視するためのシステム及び方法
US9360871B1 (en) Integrated fluid flow management apparatus
KR101665514B1 (ko) 방사형 집수정 유량제어시스템 및 운영방법
EP3027284A1 (en) Fire suppression system
KR101321205B1 (ko) 벨로우즈 타입용 동파 방지구와 이를 적용한 수도계량기 및 열교환기
JP4939808B2 (ja) 配管温度制御方法
JP4647698B2 (ja) 特定施設水道連結型スプリンクラー設備装置
CN216715538U (zh) 一种地埋管弯头组件
JP2024061001A (ja) 水質管理装置及び水質管理システム
JPS58103012A (ja) 配水管路網の圧力制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6588831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250