JP6588550B2 - スキントリートメントデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、スキントリートメントデバイスであって、スキントリートメントを行うスキントリートメント部材と、処置されるべき皮膚と接触する、スキントリートメント部材とは別個の皮膚接触面と、スキントリートメント部材及び皮膚接触面を皮膚トリートメントデバイス内に取り付ける取付け部材と、皮膚接触面が皮膚の上で動かされているときの使用中に、皮膚接触面の少なくとも1つの制御摩擦領域内で、皮膚接触面と処置されるべき皮膚との間の摩擦を制御するように構成され且つ配置される、摩擦制御手段とを含む、スキントリートメントデバイスに関する。
WO2013/140309A1は、切断要素と、皮膚係合部分を有するガードとを含む、シェーバを開示している。皮膚係合部分は、使用者の皮膚に加えられる引力を増大させ或いは減少させるために使用中に選択的にアクティブ化させられ得る力生成部材を含む。力生成部材は、電気接着要素を含んでよく、これらの要素を選択的にアクティブ化させるために、コントローラが設けられてよい。
電気及びレーザシェービングの分野では、シェービングプロセスの接近性(closeness)と皮膚刺激(skin irritation)との間に常にバランスがある。このバランスは、シェーバが皮膚表面で動かされるときに起こる皮膚ドーム形成(skin doming)の量によって制御され、皮膚ドーム形成は、皮膚係合部分の皮膚進入孔を通じる皮膚の変形として定められる。皮膚ドーム形成は、皮膚摩擦挙動、並びに、局所的な皮膚機構特性、及び荷重や動作速度のようなデバイス使用特性によって大いに影響される。WO2013/140309A1は、皮膚係合部分の前縁でのより高い摩擦及び皮膚係合部分の後縁でのより低い摩擦(皮膚滑動)によって皮膚を伸張させ得る、そして、皮膚の上での移動方向に依存して摩擦の局所的な設定を制御し得る、最適な場合を実現するために、皮膚摩擦を制御する方法を記載している。WO2013/140309A1から知られるシェーバにおいて、摩擦制御は、使用中に皮膚係合部分の力生成部材を選択的にアクティブ化させて、使用者の皮膚への引力を調節することによって、達成される。
EP1764010A1は、長い毛を切断する第1の毛切断部材と、短い毛を切断する第2の毛切断部材とを支持する、シェービングアタッチメントを含み、皮膚の上でのシェーバの移動方向において見られるときに、第1の毛切断部材は、第2の毛切断部材の前に配置される、電気シェーバを開示している。シェービングアタッチメントは、移動方向において見られるときに第1及び第2の切断部材の後に配置される、皮膚研磨部材を更に含む。皮膚研磨部材は、移動方向に対して垂直に延びる細長い皮膚研磨要素と、皮膚研磨要素をその伸張方向において往復動させる駆動手段とを含む。
FR2810516A1は、毛を締め付けて皮膚から毛を引き抜く協働クランプ要素を備える回転可能な脱毛シリンダを含む、脱毛デバイスを開示している。脱毛デバイスは、細長い皮膚接触部材を含み、皮膚接触部材は、脱毛シリンダに近接して配置され、脱毛シリンダに対して垂直に延び、皮膚接触部材は、脱毛デバイスの使用中に皮膚と接触する。脱毛デバイスは、皮膚接触部材の往復動をその延伸方向において生成する駆動手段を更に含む。使用中、皮膚接触部材は、皮膚マッサージ効果をもたらし、それは毛引抜きプロセスの結果として使用者が経験する痛覚を減少させる。
WO2013/140309A1から知られる方法と異なるが、少なくとも同じくらい効果的な、シェーバのようなスキントリートメントデバイスの皮膚接触面で摩擦制御を達成する方法を提供することが、本発明の目的である。
本発明によれば、スキントリートメントデバイスであって、スキントリートメントを行い、スキントリートメントデバイスの主動作方向を定める、スキントリートメント部材と、処置されるべき皮膚に接触する、スキントリートメント部材と別個の、皮膚接触面と、スキントリートメント部材及び皮膚接触面をスキントリートメントデバイス内に取り付ける取付け部材と、皮膚接触面が皮膚の上で動かされるときの使用中に、皮膚接触面の少なくとも1つの制御された摩擦領域において、皮膚接触面と処置されるべき皮膚との間の摩擦を制御するように構成され且つ配置される、摩擦制御手段とを含み、摩擦制御手段は、皮膚接触面の延長の軌跡の方向(local direction)に対応し且つ主動作方向から逸れる方向において、取付け部材に対する制御された摩擦領域のすべり運動をもたらす(導入する)ように構成され、スキントリートメントデバイスは、使用中の皮膚接触面と皮膚との間の摩擦に関する第1のパラメータを検知するように構成され且つ配置される検知手段を含み、摩擦制御手段は、検知手段によって検出される第1のパラメータの値に基づき、すべり運動の第2のパラメータを制御するように構成される、スキントリートメントデバイスが提供される。
本発明を適用することによって、スキントリートメントデバイスが皮膚の上で動かされるときに起こる皮膚接触面と皮膚との間の摩擦が、皮膚接触面の延長の軌跡の方向に対応する方向において、スキントリートメントデバイスの取付け部材に対する皮膚接触面の1つ又はそれよりも多くの制御された摩擦領域にすべり運動をもたらすことによって、並びにすべり運動を制御することによって、制御される。皮膚接触面が延びる軌跡の方向は、皮膚接触面が平面的である場合、即ち、湾曲がない場合において、皮膚接触面が延びる、全体的な方向である。具体的には、すべり運動は、検知手段によって検出される第1のパラメータの値に基づいて制御され、第1のパラメータは、使用中の皮膚接触面と皮膚との間の摩擦の量に関する。この脈絡において、「摩擦に関するパラメータ」という表現は、摩擦によって、例えば、摩擦の量、方向、又は他の特性によって影響されるパラメータ、又は摩擦、例えば、摩擦の量、方向、又は他の特性に影響を及ぼすパラメータのいずれかを意味する。そのようなパラメータの適切な例を以下に記載する。具体的には、第1のパラメータの検出される値に基づき、すべり運動の第2のパラメータ、具体的には、例えば、すべり運動の速度、周波数又は振幅のような、すべり運動の運動パラメータが、制御される。本発明は、表面の相対的な運動の一般的な方向以外の方向における表面の間のすべり接触が、相対的な運動方向における表面の間で優勢な摩擦の減少をもたらすという洞察に基づく。本発明によれば、スキントリートメントデバイスの脈絡において、この洞察は、適切な領域でのスキントリートメントデバイスの運動方向における使用中の皮膚接触面と皮膚との間の摩擦を局所的に減少させるために適用される。摩擦の減少を用いて、例えば、スキントリートメントデバイスを用いるときの局所的な皮膚伸張の量に影響を及ぼしてよく、スキントリートメント部材の効率又は使用者が経験する快適さは、局所的な皮膚伸張によって影響を受ける。使用中の皮膚接触面と皮膚との間の摩擦に影響を及ぼす或いは使用中の皮膚接触面と皮膚との間の摩擦によって影響される第1のパラメータを測定し、第1のパラメータに基づいてすべり運動を制御することによって、第1のパラメータを、例えば、所望の値又は所望の値の範囲内に調節し或いは制御し得る。例えば、本発明がシェーバにおいて適用されるときには、全体的な終端効果が、最小の刺激を伴う接近したシェービングプロセスであるよう、皮膚ドーム形成の量が減少され或いは制御され、接近性−刺激バランスが最適化される。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスにおいて、スキントリートメントは、スキントリートメントデバイスの主動作方向を定め、摩擦制御手段は、主動作方向から逸れる方向にすべり運動をもたらすように構成され且つ配置される。好ましくは、スキントリートメントデバイスの主動作方向は、使用者がスキントリートメントデバイスの使用中にスキントリートメントデバイスを通常の、普通の又は所定の方法において動かすことが予期される方向である。例えば、細長い毛切断部材を有し、カッタが細長い毛切断部材の延長の主方向において往復動する、シェーバの場合、主動作方向は、普通、カッタの往復運動の方向に対して垂直な方向である。回転軸について回転する脱毛シリンダを有する脱毛器の場合、主動作方向は、普通、回転軸に対して垂直な方向である。例えば、皮膚表面の上で如何なる方向に動かされてもよい回転カッタを含む円形シェービングヘッドの場合のように、スキントリートメント部材は、1つよりも多くの主動作方向を定めてもよい。主動作方向から逸れる方向にすべり運動をもたらすことによって、デバイスを主動作方向において動かすときに受ける皮膚接触面と皮膚との間の摩擦は、効果的に減少させられる。すべり運動の方向は、好ましくは、スキントリートメントデバイスの主動作方向に対して横方向の方向、即ち、主動作方向に対して垂直な又は略垂直な方向であり、すべり運動が主動作方向に対して横方向の方向において実質的な成分を有する限り、それは主動作方向に対するすべり運動の他の向きも可能であるという事実を変更しないことに留意のこと。
前述のような皮膚に対する伸張効果を得るために、制御された摩擦領域が、スキントリートメントデバイスの主動作方向において見られるときに、スキントリートメント部材に対する後端位置(trailing position)に配置されるのが有利である。多くの種類のスキントリートメントデバイスでは、様々な機能的なコンポーネントの向き、具体的には、スキントリートメントデバイスのスキントリートメント部材の向きから、デバイスがデバイスを用いて処置されるべき皮膚に亘ってどのように動かされることが意図されているかを導き出すこと、即ち、デバイスの通常の所定の操作を達成するために、使用者が皮膚の上でスキントリートメントデバイスを動かすことが予期される主動作方向を導き出すことが可能である。従って、使用中に皮膚伸張効果を得るために、主動作方向において見られるときの適切な後端位置に少なくとも1つの制御された摩擦領域を配置することが可能である。
本発明の実際的な適用において、第2のパラメータは、すべり運動の最大速度であり、摩擦制御手段は、最大速度を1〜100mm/sの範囲内の値に設定するように構成される。本発明の脈絡において行われた実験は、すべり運動の比較的適度な速度、例えば、往復動するすべり運動の場合における2〜5mm/sの範囲内の最大速度が、スキントリートメントデバイスが普通の速度で皮膚の上で動かされるときに、人間の皮膚に対する摩擦の有意な減少を既に引き起こすことを示した。そのような有意な効果は、低速振動で摩擦の十分な制御を可能にするので、振動は、限定的な又は無視可能な程度まで、本発明に従ったデバイスの使用の快適さに影響を及ぼすに過ぎない。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスの更なる実施態様において、すべり運動は、制御された摩擦領域の往復動するすべり運動であり、第2のパラメータは、すべり運動の周波数であり、摩擦制御手段は、周波数を0.1〜100Hzの範囲内に設定するように構成される。例えば、すべり運動の所定の一定の値の振幅について、皮膚接触面の制御された摩擦領域の往復動するすべり運動の周波数を制御することによって、皮膚接触面と皮膚との間の摩擦を効果的な方法において制御し得る。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスの一層更なる実施態様において、すべり運動は、制御された摩擦領域の往復動するすべり運動であり、第2のパラメータは、すべり運動の振幅であり、摩擦制御手段は、振幅を0.1〜10mmの範囲内に設定するように構成される。例えば、すべり運動の所定の一定の値の周波数について、皮膚接触面の制御された摩擦領域の往復動するすべり運動の振幅を制御することによって、皮膚接触面と皮膚との間の摩擦を効果的な方法において制御し得る。
すべり運動によって引き起こされる摩擦を制御するために、本発明によれば、すべり運動の2つ又はそれよりも多くのパラメータの組み合わせ、例えば、往復動するすべり運動の場合における周波数及び振幅を制御することも可能である。
具体的には、処置されるべき皮膚に亘る様々な方向において動かし得るスキントリートメントデバイスでは、第1のパラメータが使用中のスキントリートメントデバイスの実際の動作方向である場合が実用的であり、制御された摩擦領域がスキントリートメント部材の実際の動作方向において見られるときのスキントリートメント部材に対する後端位置にあるときに、摩擦制御手段がすべり運動をもたらすように構成され、制御された摩擦領域がスキントリートメントデバイスの実際の動作方向において見られるときのスキントリートメント部材に対する先端位置(leading position)にあるときに、摩擦制御手段がすべり運動を防止するように構成される場合が実用的である。この実施態様において、第1のパラメータは、皮膚接触面と皮膚との間の摩擦、具体的には、摩擦の方向に影響を及ぼすパラメータの例である。この実施態様を用いるならば、スキントリートメントデバイスの使用中、皮膚の上のデバイスの実際の動作方向において見られるときの皮膚接触表面の後端位置での摩擦が減少させられるので、皮膚接触面の先端位置での皮膚での摩擦を用いて皮膚を伸張させ得るが、皮膚の滑動(gliding)が後端位置で起こる。処置されるべき皮膚に亘って様々な方向において動かし得るスキントリートメントデバイスでは、様々な制御された摩擦領域が、皮膚接触面の外周に沿って存在してよく、すべり運動が、検知手段によって検出されるときに、スキントリートメントデバイスが実際に動かされる実際の動作方向において見られるときのスキントリートメント部材に対する後端位置にあると思われる1つ又はそれよりも多くの制御された摩擦領域に、常にもたらされることを保証する、手段が取られる。従って、スキントリートメントデバイスの実際の動作方向の変化が、すべり運動を実現するようにアクティブ化させられる(複数の)制御された摩擦領域の変化をもたらす。この実施態様において、デバイスは、使用中のスキントリートメントデバイスの実際の動作方向を検出し且つ摩擦制御手段に検出された実際の動作方向に関する情報を提供する検知手段を備える。摩擦制御手段は、検出される実際の運動方向の関数として、アクティブ化させられるべきそれらの(複数の)制御された摩擦領域及びアクティブ化させられないものを選択するよう、コントローラを有してよい。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスは、使用者が所望のときに摩擦制御手段をアクティブ化させるのを可能にする、使用者操作可能なアクティブ化手段を含んでよい。例えば、多数の皮膚接触面と、各皮膚接触面における制御された摩擦領域とを含む、一方向シェーバにおいて、シェーバの主動作方向における後端位置にある位置で、使用者は、皮膚刺激を減少させるよう適切な位置で摩擦を局所的に減少させるために、制御された摩擦領域をアクティブ化させることを決定してよい。使用者操作可能なアクティブ化手段は、例えば、ボタンを含んでよい。
皮膚接触面が1つ又はそれよりも多くの毛進入孔を備えるシェーバ及びあらゆる他の種類のスキントリートメントデバイスにも適用可能な他のオプションによれば、第1のパラメータは、使用中の毛進入孔内の皮膚ドーム形成の量である。この実施態様において、第1のパラメータは、皮膚接触面と皮膚との間の摩擦によって、具体的には、摩擦の量によって影響を受ける、パラメータの例である。この実施態様において、検知手段は、使用中の毛進入孔における皮膚ドーム形成の量を検出して、検出される皮膚ドーム形成の量に関する情報を摩擦制御手段に提供するために適用されてよく、例えば、光学検知手段である。摩擦制御手段は、例えば、検出される皮膚ドーム形成の量が所定の閾値よりも上であると思われる場合に、皮膚ドーム形成の量が所望の最適な量まで減少させられるよう、制御された摩擦領域のすべり運動の第2のパラメータを、検出される皮膚ドーム形成の量の関数として適合する、コントローラを有してよい。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスの更なる実施態様において、第1のパラメータは、使用中の皮膚に対するスキントリートメントデバイスの実際の速度である。この実施態様において、すべり運動の第2のパラメータは、スキントリートメントデバイスが皮膚の上で動かされる速度の実際の値に基づいて制御され或いは調節される。この実施態様は、速度が、例えば、使用者によって増大させられるとき、摩擦力を所望の量に維持するために、横すべり運動(side slip motion)の量、例えば、その最大速度を増大させ得るという利点を有する。例えば、正弦波速度プロファイルを有する往復動する横すべり運動の場合、横すべり運動の最大速度は、制御された摩擦領域と皮膚との間の摩擦の50%削減を実現するために、スキントリートメントデバイスの速度よりも約2倍高くなければならない。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスの実用的な実施態様において、摩擦制御手段は、少なくとも1つの条片(ストリップ)(strip)を含み、条片は、条片の長手方向において取付け部材に対して可動である。スキントリートメントデバイスが主動作方向を有する実施態様において最適な摩擦削減効果を達成するためには、条片が、使用中のスキントリートメントデバイスの主動作方向に対して垂直な又は略垂直な方向に延びるように配置されることが、有利である。
既述のような少なくとも1つの条片が本発明に従ったスキントリートメントデバイスに適用される場合には、条片の長手方向における取付け部材に対する条片の往復運動を実現するために、任意の適切な種類の作動手段が用いられてよい。1つの実現可能なオプションによれば、応答性材料(responsive material)を含む作動手段がスキントリートメントデバイスにおいて実施されてよい。そのような作動手段は、圧電ポリマ又は電歪ポリマであってよい、電気活性ポリマを含んでよい。更に、そのような作動手段は、膨張可能な材料の2つの細長い作動要素を含んでよく、2つの細長い作動要素の第1の端部分は、条片の長手方向における中央位置で条片に接続される。その場合には、2つの細長い作動要素の第2の端部分が、スキントリートメントデバイス内の共通の固定ベースに、具体的には、スキントリートメントデバイスの取付け部材に接続されることが可能である。しかしながら、2つの細長い作動要素の第1の端部分が、条片の第1の端部分及び条片の第2の端部分にそれぞれ接続されるとき、並びに、2つの細長い作動要素の第2の端部分が、条片の第2の端部分及び条片の第1の端部分のそれぞれの近傍の位置において取付け部材に取り付けられるときが、より効果的である。何故ならば、そのような構成ではより高い作動振幅を実現し得るからである。
約0.5〜1mmの幅を有する条片の場合には、1〜2mmの範囲内の値を有する往復動する条片運動の振幅が、全ての皮膚条件について皮膚界面で真正なすべりをもたらすのに十分であると推定される。0.5〜1Hzの範囲内の値を有する往復動するすべり運動の駆動周波数が、2mm/sの速度をもたらす。この周波数は、十分に典型的な電気活性ポリマ駆動周波数範囲内にあり、振動の結果としての使用者に対する不便を回避するのに十分な程に低い。
完全性のために、摩擦制御手段は、それらの長手方向において取付け部材に対して可動であり且つ少なくとも1つの制御された摩擦領域において互いに並んで延びる、多数の平行な条片を含んでよいことに留意のこと。そうである場合には、条片の運動の最小の振幅のみが所要の皮膚滑動効果(skin gliding effect)を実現するために必要とされるよう、並びに、スキントリートメントデバイスの振動が最小にされるよう、使用中、条片が、隣接する条片が反対方向に動かされる交互パターンに従った往復運動を有することが好ましい。条片のそのような交互の運動パターンを実現し得る作動手段を有することが可能であり、作動手段の実用的な実施態様に関する上記所見は、1つよりも多くの条片を駆動させるのに適した作動手段にも適用可能であることに留意のこと。1つよりも多くの条片の場合には、条片の好適な交互の運動パターンを実現するために、作動手段が、前述のような膨張可能な材料の部品(piece)のような、条片毎の少なくとも1つの別個の作動要素を含むことが好ましい。
摩擦制御手段は、例えば、前述のような条片を用いて、往復動する性質のすべり運動を実現するために構成されてよい。代替的に、本発明の枠内で、摩擦制御手段は、連続的な性質の、即ち、単一の方向における、すべり運動を実現するよう構成されてよい。そのような種類のすべり運動を実現する1つの実用的な可能性は、制御された摩擦領域における少なくとも1つのローラの適用を含み、ローラは、作動させられるときに、所定の方向において連続的に回転するように駆動させられる。使用者の好みに従って様々な方向において皮膚の部分に亘って自由に動かし得るスキントリートメントデバイスでは、少なくとも2つのローラが存在するとき及びこれらのローラが相互に垂直な向きであってよい異なる向きを有するように位置付けられるときが有利である。
本発明に従ったスキントリートメントデバイスは、毛を切り落とすために少なくとも1つの可動に配置される切断要素と、皮膚係合部分を有するガードとを含む、皮膚の領域に存在するような毛に対して切断作用を行うように構成される種類であってよく、その場合には、制御された摩擦領域が皮膚係合部分の外周に並んで配置されるのが実用的である。よって、本発明に従ったスキントリートメントデバイスは、シェーバ、トリミングデバイス(trimming device)、又はグルーミングデバイス(grooming device)であってよく、その場合、スキントリートメント部材は、可動に配置される切断要素であり、スキントリートメント部材と別個の皮膚接触面は、ガードの皮膚係合部分である。それは、本発明が、脱毛器を含む他の種類のスキントリートメントデバイスにも適用可能であるという事実を変更せず、脱毛器の場合、スキントリートメント部材は、皮膚の領域から取り除かれるべき毛と係合するための可動に配置される要素である。スキントリートメントデバイスの他の実現可能な例は、機械的皮膚変形を含む皮膚固定デバイス(skin firming devices)、機械的皮膚マッサージデバイス、機械的皮膚変形原理に基づく抗蜂巣炎デバイス(anti-cellulitis devices)、機械的皮膚変形原理に基づく皮膚若返りデバイス(skin rejuvenation devices)組織の機械的変形に基づく眼の下のたるみ(eye bags)/くま(dark circles)の処置のためのデバイス、及び乳生産の機械的刺激のための搾乳器を含む。
本発明の上述の及び他の特徴は、多数の制御された摩擦領域が存在する皮膚接触面を含むシェーバの以下の詳細な記述から明らかであり、それを参照して解明される。更に、光脱毛器における本発明の適用は、本発明の数多くの可能な適用の一例として記載される。本発明が既述のようなスキントリートメントデバイスの脈絡において説明されているという事実は、本発明を前述のものにおいて既に述べたような他の脈絡において用い得ないことを暗示しないように理解されなければならない。
次に、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。図面において、同一の又は類似の部分は、同じ参照記号によって示されている。
従来的な回転シェーバの斜視図を示している。 図1の線A−Aに沿う従来的な回転シェーバを通じる部分断面図を示している。 本発明に従った回転シェーバの部分を通じる概略的な断面図を示している。 本発明に従った回転シェーバの制御された摩擦領域内に存在する多数の条片の構成を示している。 条片についてのアクチュエータに関する異なるオプションを示している。 条片についてのアクチュエータに関する異なるオプションを示している。 多数の制御された摩擦領域を含む、本発明に従った回転シェーバの皮膚接触面の正面図を示している。 回転シェーバの実際の動作方向に基づいて図6の回転シェーバの制御された摩擦領域を選択的にアクティブ化させる2つのオプションを例示している。 ブレードのセットと、ブレードのセットの両側に配置された制御された摩擦領域とを含む、本発明に従った線形シェーバを概略的に示しており、線形シェーバの実際の動作方向に基づいて制御された摩擦領域を選択的にアクティブ化させる2つのオプションを例示している。 光源と、光源の両側に配置された制御された摩擦領域とを含む、本発明に従った光脱毛器を概略的に示しており、光脱毛器の実際の動作方向に基づいて制御された摩擦領域を選択的にアクティブ化させる2つのオプションを例示している。 多数の電動ローラを含む、本発明に従った代替的な回転シェーバの皮膚接触面の正面図を示している。
図1は、「乾式」シェービングのために用いられる従来的な回転電気シェーバ100を例示している。シェーバ100は、本体101と、静止取付け部材又はフェースプレート104内に取り付けられた3つのスキントリートメント部材又はヘッド102とを含む。ヘッド102の各々は、回転切断要素(図1には示されていない)と、複数の毛進入孔108を有する、切断要素のガードとしての機能を果たす外側キャップ106とを含み、毛は毛進入孔を通じてキャップ106内に進入して、切断要素によって切断されてよい。シェーバ100の使用中、ヘッド102の外側キャップ106は皮膚と接触し、切断されるべき毛は外側キャップ106の毛進入孔108によって捕らえられるよう、本体101が使用者によって保持され、フェースプレート104が使用者の皮膚に亘って動かされる。
図2は、図1の線A−Aで取られたヘッド102のうちの1つを通じる詳細を示している。例示のために、外側キャップ106の毛進入孔108を通じて突出する毛Hは脱毛され、切断要素110は、それ以外は従来的な方法において毛進入孔108との相互作用によって毛Hを切断するよう方向Xにおいて動いている状態で示されている。図2は、皮膚SがBで毛進入孔108内に隆起する方法、即ち、皮膚ドーム形成が起こる方法も示している。この図において、フェースプレート104は、切断要素110の動作方向Xに対応する皮膚Sに対する動作方向Mに動く。従って、隆起Bは、毛進入孔108の1つの側に対して押される。しかしながら、切断要素110は回転し、従って、その局所的な動作方向Xは皮膚Sに亘るフェースプレート104の動作方向Mに常に対応しないことが理解されるであろう。ヘッド102はフェースプレート104内で固定的な位置を有するので、フェースプレート104の動作方向Mは、ヘッド102の部分であるヘッド102及び外側キャップ106の動作方向でもある。更に、フェースプレート104の動作方向Mは、使用者が皮膚Sの上でシェーバ100を動かすと想定されるシェーバ100の主動作方向に対応する。
毛進入孔108内への皮膚の隆起Bの故に、皮膚Sは切断要素110との接触によって損傷させられるようになることがある。この損傷は、外側キャップ106の厚さを増大させること及び毛進入孔108の幅を減少させることを含む様々な手段によって、低減させられることがある。しかしながら、そのような適合は、達成し得るシェービングプロセスの接近性に対して否定的な影響を有する。本発明は、以下に説明するように、有利な接近性−刺激バランスを実現する手段を取ることになるときに、他の解決策を提供する。
図3は、本発明に従った回転シェーバ100Aの部分を通じる概略的な断面を示している。図1及び2は従来的な状況に関するのに対し、図3は本発明に関するとしても、図1及び図2の要素と同等の要素を同等の数字で指し示している。
図3に示す本発明に従った回転シェーバ100Aの実施態様において、制御された摩擦領域122は、取付け部材又はフェースプレート104に配置される。制御された摩擦領域122の各々には、複数の条片124(ストリップ)(strips)が存在し、条片124は、それらの長手方向Lにおいて可動に配置されており、条片124は、互いに並んで延びている。条片124を作動させて、シェーバ100Aの使用中に条片に往復運動を行わせるために、作動手段126が提供される。作動手段126は、電圧源128に接続される。一般的に、使用中に動いている制御された摩擦領域122内に存在するようにストリップ124を置くことによって、皮膚Sとの界面での摩擦は、制御された摩擦領域122の位置で減少させられ、異なる摩擦を備える制御された摩擦領域を有することによって、皮膚Sの隆起Bの高さを減少させるために、即ち、シェービングプロセスの接近性に如何様にも直接的に影響を及ぼすことなく皮膚ドーム形成の量を減少させるために、皮膚Sをある程度まで伸張させることが可能である。図3において、外側キャップ106の外表面及び条片124の主表面(即ち、制御された摩擦領域122)を含む、本発明に従った回転シェーバ100Aの全体的な皮膚接触面は、参照番号107を用いて指し示されている。
図示の実施例では、皮膚ドーム形成の程度を決定するために、センサ130がフェースプレート104上に配置されている。センサ130は、赤外線フォトダイオードであり、赤外線フォトダイオードは、赤外線LED132と協働して外側キャップ106の毛進入孔108を通じる皮膚Sのドーム形成を決定し、それは摩擦、具体的には、皮膚接触面107と皮膚Sとの間の摩擦の量に関する第1のパラメータ、具体的には、摩擦によって影響されるパラメータの一例である。センサ130及びLED132は、両方ともコントローラ134に接続され、コントローラ134は、それらの信号を処理する適切な回路構成を含む。使用中、LED132は、赤外光を発し、赤外光は、皮膚Sによって反射させられる。コントローラ134は、隆起Bの高さを決定し、そして、1つ又はそれよりも多くの適切に制御された摩擦領域122の作動手段126に給電する電圧源を制御して、例えば、隆起Bが許容できる最大よりも高いように思われるときに、それらの制御された摩擦領域122内の条片124を作動させるように、設定される。コントローラ134による電圧源128の制御によって、作動させられる条片124のすべり運動(slip motion)と関連付けられる第2のパラメータが、第1のパラメータ、即ち、測定された隆起Bの高さに基づいて、制御される。具体的には、第2のパラメータは、作動させられる条片124のすべり動作の運動パラメータ、例えば、最大速度、すべり動作の周波数又は振幅である。第2のパラメータの制御は、例えば、隆起Bの所望の最適な高さを維持するような制御であってよい。本実施態様では、外側キャップ106を通じた皮膚ドーム形成が測定されるが、皮膚ドーム形成は、フェースプレート104内で形成される、フェースプレート104の前で形成される、或いはフェースプレート104と外側キャップ106との間に形成される凹部を含む、様々な位置で測定されてよいことが理解されよう。
図4、5a及び5bは、制御された摩擦領域122内に存在するような条片124及び条片124を作動させる作動手段126の更なる詳細を示している。条片124は、条片124の長手方向Lにおいて、取付け部材又はフェースプレート104及び皮膚Sに対してすべり動作を遂行することが意図される。よって、すべり動作は、皮膚Sに亘るシェーバ100Aの主動作方向Mに対して実質的に垂直であり、皮膚接触面107の局所的な延伸方向に対応する方向にあり、この場合、それは条片124の平面的な表面と平行である。図4において、シェーバ100Aの主動作方向Mは、垂直矢印を用いて指し示されているのに対し、条片124のすべり動作は、条片124の動きの往復式の性質を反映するために、水平な両方向矢印によって指し示されている。図4の根底にある推定は、条片124が主動作方向Mに対して横方向の向きを有することであり、それは制御された摩擦領域122内のフェースプレート104及び皮膚Sに対する条片124のすべり動作に基づく摩擦減少効果を得るのに最適である。完全性のために、条片124は、向きが主動作方向Mと完全に平行でない限り、既述の効果を得るために主動作方向Mに対して他の向きを有してもよいことに留意のこと。しかしながら、以下では、本発明の説明のために、横方向の向きが想定される。
本発明に従った回転シェーバ100Aの各々の制御された摩擦領域122は、図4に例示するように多数の条片124を含んでよいが、制御された摩擦領域122毎に1つの条片124が適用されることも可能である。任意の適切な材料、例えば、ポリマ又はステンレス鋼で条片124を作り得る。一般的には、条片124を回転シェーバのプラスチックハウジング上に、箔シェーバのハウジング上に、又はレーザシェービング内のカートリッジ上に配置し得る。条片124の作動は、電気活性ポリマ(EAP)技術を用いることによって実現されてよい。この技術は、大きな程度まで、即ち、10%よりも多く変形し得る、極めて柔らかいポリマを用いる。機械的により剛的な電気活性ポリマは、圧電ポリマ(PVDF)及び電歪ポリマ(PVDF−TrFe−CFe)を含む。電歪ポリマは、より適当なひずみレベル(1〜7%)について見返りとしてより高い機械的な力を加えることができ、それは本発明に従ったシェーバ100Aにおける意図される用途に関してより適切なことがある。具体的には、電圧源128を用いて電気的にアクティブ化される適切な電気活性ポリマを含む作動要素の交互の膨張及び収縮を通じて、条片124の往復動作又は振動のアクティブ化を実現し得る。
回転シェーバ10Aの主動作方向Mにおける条片124の位置で皮膚Sと皮膚接触面107との間の摩擦を局所的に減少させるためには、実際のすべりがシェーバ−皮膚界面で起こることが保証されることが必要である。人間の皮膚は横方向、即ち、主動作方向Mに対して垂直な方向において極めてフレキシブルであるので、条片124の往復運動の振幅は、皮膚Sが横方向に伸張させられるが、すべりが起こらない、静止段階(static phase)を克服する程に、十分に大きくなければならない。所要の振幅は、(皮膚Sの状態に依存する)摩擦係数、条片124の幅、条片124の数を含む、幾つかの要件に依存する。この点では、比較的小さい幅を有する条片124を用いて、隣接する条片124を条片124が延在する平面内で両方向に動かすことが有利である。例えば、条片124が訳0.5〜1mmの幅を有する場合、1〜2mmの往復運動の振幅は、全ての皮膚状態について皮膚で真正なすべりをもたらすのに十分であると推定される。0.5〜1Hz(方形波)の往復運動の周波数は、2mm/sのすべり運動の最大速度をもたらす。好ましくは、摩擦の実質的な減少を達成するために、すべり運動の最大速度は、主動作方向における回転シェーバ100Aの全体速度よりも相当に高い。例えば、正弦波速度プロファイルを有する往復動する横すべり運動(side slip motion)について、横すべり運動の最大速度は、制御された摩擦領域と皮膚との間の摩擦の50%削減を達成するために、スキントリートメントデバイスの速度よりも約2倍高くなければならない。
電気活性ポリマを用いて条片124の所望の作動を達成する第1の実施例が図5aに示されている。具体的には、この実施例によれば、各条片124は、ポリマの2つの細長い作動要素136,137と関連付けられ、作動要素136,137の各々は、条片124の第1の端部分141及び第2の端部分142のそれぞれ1つの近傍における取付け部材104と、条片124の中央部分143との間に延びる。この構成において、作動要素136,137は、交互に作動させられて、条片124の往復運動を引き起こす。例えば、PVDF−TrFe−CFeポリマは、典型的に、約5%延び、それは4cmの長さの条片124について1mmの往復運動の振幅をもたらす。作動要素136,137は、座屈を避けるために、僅かに予伸張させられてよい。
図5bは、作動要素136,137が条片124に取り付けられる位置を変更することによって条片124の有効長を増大させ得るという着想に基づく、より高い振幅の条片124の往復運動を達成するオプションを例示している。図5bに示すような実施例によれば、作動要素136,137は、中央部分で条片124と係合しない。むしろ、2つの作動要素136,137の第1の端部分144は、条片124の第1の端部分145及び条片124の第2の端部分146にそれぞれ接続され、2つの作動要素136,137の第2の端部分147は、条片124の第2の端部分146及び条片124の第2の端部分145のそれぞれの近傍の位置において取付け部材104に接続される。よって、作動要素136,137は、図5aに示す第1の実施例において約2倍の長さであり、その結果、条片124の往復運動の振幅は、4cmの長さの条片124について約2mmである。いずれの場合においても、条片124を作動させるための電気活性ポリマの使用は、フェースプレート104内の有意な追加的な空間を必要としない。何故ならば、100μmのオーダの作動要素136,137の厚さで十分だからである。
図6は、本発明に従った回転シェーバ100Aの取付け部材又はフェースプレート104の正面図を示している。3つのヘッド102に加えて、多数の制御された摩擦領域122をこの図中に見ることができる。具体的には、図示の実施例において、各ヘッド102は、4つの制御された摩擦領域122によって取り囲まれており、制御された摩擦領域122は細長い形状を有し、関連するヘッド102を取り囲む正方形に従って多かれ少なかれ配置されている。4つの制御された摩擦領域122のうちのどの1つが作動させられるかは、皮膚Sに亘る回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’に依存する。事実は、皮膚ドーム形成を減少させるために、実際の動作方向M’において見られるときのヘッド102に対する後端位置(trailing position)における皮膚接触面に減少させられた摩擦の領域を有することが望ましい。これはシェーバ100Aの使用中に既述のような後端位置にある制御された摩擦領域122の条片124を作動させることによって達成され得る。
図7の左側に示す状況において、回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’は、下向きに向いている矢印を用いて示されている。その場合、図7の表現における上側にあるヘッド102の側に存在する制御された摩擦領域122の条片124は、回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’に対して横方向の方向Lにおいて動かされているのに対し、他の制御された摩擦領域122の条片124は、静止状態において維持されている。図7において、能動的な制御された摩擦領域122は、ハッチングを用いて示されている。
図7の右側に示す状況において、回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’は、上向きに向いている矢印を用いて示されている。故に、既述のような実際の動作方向M’は、図7の左側に示す状況において適用可能な実際の動作方向M’の反対である。この反対の場合において、図7の表現における底側にあるヘッド102の側に存在する制御された摩擦領域122の条片124は、回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’の横方向である方向Lにおいて動かされているのに対し、他の制御された摩擦領域122の条片124は、静止状態において維持される。
各スキントリートメント部材又はヘッド102が制御された摩擦領域122によって取り囲まれる構成は、本発明の枠組内に存在する実際の可能性の内の1つの例であるに過ぎない。例えば、制御された摩擦領域122がフェースプレート104の周縁に配置されるだけであり、回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’において見られるときの後端位置にあるそれらの領域122のみが実際の状況においてアクティブ化されることも可能である。
図6の実施態様において、本発明に従ったシェーバ100Aは、使用中に皮膚の上での回転シェーバ100Aの実際の動作方向M’を決定する検知手段を備え、それは任意の適切な種類であってよい。実際の動作方向M’は、皮膚接触面と皮膚Sとの間の摩擦に関する第1のパラメータ、具体的には、摩擦に影響を与えるパラメータ、具体的には、摩擦の方向の更なる実施例である。検知手段は、例えば、光学方向センサ138(optical direction sensor)であってよく、それはフェースプレート104の中央に配置され、コントローラ134に動作的に接続される。使用中、光センサ138(optical sensor)は、特定の周波数、例えば、約30Hzの周波数で画像を撮り、コントローラ134は、連続的な画像の間の差に基づき運動ベクトルを計算する。光センサ138の代わりに、他の種類のセンサを用いて、シェーバ100Aの実際の動作方向M’及び/又は速度、例えば、機械的速度センサ又は加速度計を測定してよい。コントローラ134は、運動ベクトルを用いて、そして、皮膚に対する回転シェーバ100Aの運動の速度も用いて、実際の動作方向M’を決定する。この測定に基づき、コントローラ134は、検出される実際の動作方向M’において見られるときに、どの制御された摩擦領域122がヘッド102に対する後端位置にあり、よって、それらの制御された摩擦領域122の位置で皮膚接触面のすべり運動を実現するためにアクティブ化されなければならないか、並びに、どの制御された摩擦領域122が他の位置にあり、よって、アクティブ化されなければならないかを決定し得る。更に、コントローラ134は、作動させられる条片124の往復運動の最大速度の値、或いは、周波数若しくは振幅のような他のパラメータ又は往復運動のパラメータの組み合わせの値を設定し得る。このようにして、前述のものにおいて説明したように、皮膚接触面の後端位置における摩擦が減少させられ、それに基づき、皮膚Sの改良された掴み(grip)を有すること、皮膚ドーム形成を減少させること、及び/又は皮膚ドーム形成の程度を最適な値に維持することが可能である。
本発明は、回転シェーバ以外の多くの他のスキントリートメントデバイスに適用可能である。図8は、ブレード202のセット及び制御された摩擦領域122の両方が配置されるフェースプレート104を含む、本発明に従った線形シェーバ200に関する。制御された摩擦領域122は、ブレード202のセットの両側に位置付けられ、前述のものにおいて説明したような1つ又はそれよりも多くの可動に配置される条片124を含んでよい。線形シェーバ200は、使用中に皮膚に対するシェーバ200の実際の動作方向M’を少なくとも検出する検知手段を有し、それは図6のシェーバ100Aの光学方向センサ138に類似するセンサを含んでよい。
図8の左側に示す状況において、フェースプレート104の実際の動作方向M’は、右を指し示す矢印を用いて示されている。その場合、図8の表示において左側にあるブレード202のセットの側に存在する制御された摩擦領域122の条片124は、線形シェーバ200の実際の動作方向M’に対して横方向の方向Lにおけるすべり運動に入れられているのに対し、他の制御された摩擦領域122の条片124は、静止状態において維持されている。図8において、能動的な制御された摩擦領域122は、ハッチングを用いて示されている。
図8の右側に示す状況において、線形シェーバ200の実際の動作方向M’は、左を指し示す矢印を用いて示されている。故に、既述のような実際の動作方向M’は、図8の左側に示す状況に適用可能な実際の動作方向M’と反対である。この反対の場合において、図8の表示において右側にあるブレード202のセットの側に存在する制御された摩擦領域122の条片124は、線形シェーバ200の実際の動作方向M’に対して横方向の方向Lにおけるすべり運動に入れられるのに対し、他の制御された摩擦領域122の条片124は、静止状態において維持される。
能動的に制御される摩擦領域122の影響の下で、線形シェーバ200の使用中に皮膚伸張効果を得ることが可能であり、その結果として、皮膚刺激を減少させ得る。
図9は、光源302及び制御された摩擦領域122の両方が配置されるフェースプレート104を含む、本発明に従った光脱毛器300(photo-epilator)に関する。制御された摩擦領域122は、光源302の両側に位置付けられ、前述のものにおいて説明したような1つ又はそれよりも多くの可動に配置される条片124を含んでよい。光脱毛器300は、使用中に皮膚に対する光脱毛器300の実際の動作方向M’を少なくとも検出する検知手段を有し、それは図6のシェーバ100Aの光学方向センサ138と類似するセンサを含んでよい。
図9の左側に示す状況において、光脱毛器300の実際の動作方向M’は、右を指し示す矢印を用いて示されている。その場合、図9の表示において左側にある光源302の側に存在する制御された摩擦領域122の条片124は、光脱毛器300の実際の動作方向M’に対して横方向の方向Lにおけるすべり運動に入れられるのに対し、他の制御された摩擦領域122の条片124は、静止状態において維持される。
図9の右側に示す状況において、光脱毛器300の実際の動作方向M’は、左を指し示す矢印を用いて示されている。故に、既述のような実際の動作方向M’は、図9の左側に示す状況に適用可能な実際の動作方向M’と反対である。この反対の場合において、図9の表示において右側にある光源302の側に存在する制御された摩擦領域122の条片124は、光脱毛器300の実際の動作方向M’に対して横方向の方向Lにおけるすべり運動に入れられるのに対し、他の制御された摩擦領域122の条片124は、静止状態において維持される。
能動的に制御された摩擦領域122の影響の下で、光脱毛器300の使用中に皮膚伸張効果を得ることが可能であり、それは光脱毛器300が機能することにとって有益なことがある。
図10は、制御された摩擦領域122内に往復動する条片124を有するものと異なるオプションを例示するために、本発明に従った代替的な回転シェーバ100Bのフェースプレート104の正面図を示している。具体的には、代替的なオプションによれば、細長い条片124の代わりに、電動ローラ125が用いられる。回転シェーバ100Bの動作中、ローラ125は、連続的な性質のすべり運動を実現するために、それらの長手軸について連続的な回転を行うように駆動させられるのが好ましく、それは、条片124と関連付けられるすべり運動のような往復式の性質のすべり運動を実現するために、そうすることが望ましければローラ125の往復回転を有することも可能であるという事実を変更しない。シェーバ100Bの動作中は、使用中に皮膚に対してシェーバ100Bの実際の動作方向を少なくとも検出する検知手段を有し、それは図6のシェーバ100Aの光学方向センサ138と類似するセンサを含んでよい。
ローラ125が前述のように適用される場合には、その回転方向が回転シェーバ100Bの実際の動作方向から逸れるローラ125を常に有することが可能であり、そして、最適な局所的な摩擦減少効果を得るために、その回転方向が実際の動作方向から最大の程度まで逸れるローラ125を作動させることが可能であるよう、2つの垂直なローラ125のセットを有することが好ましい。図10は、垂直ローラ125の3つのセットのみを示しているが、より多くのセットのローラ125を有することが可能であり、回転シェーバ100Bの多数の異なる動作方向についてフェースプレート104内に配置される様々なヘッド102に対するローラ125の後端位置を実現することに関する戦略的な位置にローラ125を位置付けるのが好ましいことが理解されよう。回転シェーバ100Bの多数の実施態様において、各ローラ125のすべり運動は、ローラ125の外表面が皮膚と接触する接触位置におけるローラ125の外表面に対して接線方向の方向にある。この接触位置において、ローラ125の外表面は、回転シェーバ100Bの皮膚接触面の部分を形成する。前記接線方向は、前記接触位置におけるローラの外表面の延長の軌跡の方向(local direction)に対応するので、回転シェーバ100Bの場合においても、すべり運動の方向は、皮膚接触面の延長の軌跡の方向に対応する。
前述の本発明の実施態様では、制御された摩擦領域122の横すべり運動を制御するために、皮膚接触面107と皮膚Sとの間の摩擦に関する異なる実施例の第1のパラメータが測定される。前記実施例は、摩擦によって影響されるパラメータや、例えば、図3の実施態様における毛進入孔108における皮膚ドーム形成の量、摩擦に影響を及ぼすパラメータ、例えば、図6及び図7の実施態様における実際の動作方向M’を含む。本発明によれば、横すべり運動は、これらの第1のパラメータ又はそのような第1のパラメータの他の実施例の組み合わせに基づき制御されてもよいことに留意のこと。そのような第1のパラメータの他の例は、皮膚接触面107と皮膚との間の摩擦に影響を及ぼす第1のパラメータの例として、皮膚接触面107に対して皮膚によって加えられる法線力又は皮膚接触面107と皮膚との間の界面での水分レベルを含み、皮膚接触面107と皮膚との間の摩擦によって影響を及ぼされる第1のパラメータの例として、皮膚接触面107よりも下の皮膚温度を含む。
法線力を測定する場合、横すべり運動の速度は、測定される法線力が増大する場合に増大させられることがあり、それは摩擦係数を減少させ、安定的な摩擦力をもたらす。法線力センサをスキントリートメントデバイスのハンドル又はトリートメントヘッド内に統合し得る。そして、法線力センサは、ピエゾ抵光源理、誘導原理、光学原理、圧電原理のような、任意の一般的に知られた力検知原理に従って動作するセンサであり得る。
皮膚接触面107と皮膚との間の界面で水分レベルを測定する場合、横すべり運動の速度は、測定される水分レベルが増大する場合に増大させられることがある。何故ならば、一般的に、湿った皮膚は、乾燥した皮膚よりも高い摩擦をもたらすからである。
皮膚接触面107よりも下の皮膚温度を測定する場合、横すべり運動の速度は、スキントリートメントデバイスと接触する皮膚の測定される温度又は特定の時間期間内の温度上昇が所定の閾値より上である場合に、増大させられることがある。そのような場合には、増大した横すべり運動速度の結果として、皮膚と皮膚接触面との間の摩擦及び熱の付随する消散は減少し、皮膚温度の減少を引き起こす。センサは、熱電対、サーミスタ、又は他の温度センサであり得る。
本発明の範囲が前述のものにおいて議論した実施例に限定されず、付属の請求項中に定められるような本発明の範囲から逸脱せずに、それらの幾つかの修正及び変更が可能であることが当業者に明らかである。本発明を図面及び本既述中に例示し且つ詳細に記載したが、そのような例示及び既述は例示的又は例証的であるに過ぎないと考えられるべきであり、限定的であると考えられるべきでない。本発明は、開示の実施態様に限定されない。
請求する発明を実施する当業者は、図面、本既述及び付属の請求項の研究から、開示の実施態様に対する変更を理解し且つもたらし得る。請求項において、「含む」という用語は、他のステップ又は要素を排除せず、単数形の表現は、複数を排除しない。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用い得ないことを示さない。請求項中の如何なる参照符号も、本発明の範囲を限定するものとして解釈されてならない。
スキントリートメントデバイス100A,100B,200,300上の適切な位置に存在する制御された摩擦領域122にすべり運動をもたらすことは、本発明の注目に値する構成である。この構成は、前述のものにおいて説明したように、1つ又はそれよりも多くの可動に配置される条片124を制御された摩擦領域122内に適用すること又はそれらの長手軸について回転可能な1つ若しくはそれよりも多くのローラ125によって実現されることがあるが、任意の他の適切な種類の手段を適用することも可能である。

Claims (14)

  1. スキントリートメントデバイスであって、
    − スキントリートメントを行い、当該スキントリートメントデバイスの主動作方向を定める、スキントリートメント部材と、
    − 処置されるべき皮膚に接触する、前記スキントリートメント部材と別個の、皮膚接触面と、
    − 前記スキントリートメント部材及び前記皮膚接触面を当該スキントリートメントデバイス内に取り付ける取付け部材と、
    − 前記皮膚接触面が皮膚の上で動かされるときの使用中に、前記皮膚接触面の少なくとも1つの制御された摩擦領域において、前記皮膚接触面と前記処置されるべき皮膚との間の摩擦を制御するように構成され且つ配置される、摩擦制御手段とを含み、
    該摩擦制御手段は、前記主動作方向に平行でない、前記摩擦制御手段の長手方向に対応する前記皮膚接触面の延伸方向において、前記取付け部材に対する前記制御された摩擦領域のすべり運動をもたらすように構成され、
    当該スキントリートメントデバイスは、使用中の前記皮膚接触面と皮膚との間の摩擦に関する第1のパラメータを検出するように構成され且つ配置される検知手段を含み、前記摩擦制御手段は、前記検知手段によって検出される前記第1のパラメータの値に依存して、前記すべり運動の第2のパラメータを制御するように構成されることを特徴とする、
    スキントリートメントデバイス。
  2. 前記制御された摩擦領域は、当該スキントリートメントデバイスの前記主動作方向において見られるときの、前記スキントリートメント部材に対する後端位置に配置される、請求項1に記載のスキントリートメントデバイス。
  3. 前記第2のパラメータは、前記すべり運動の最大速度であり、前記摩擦制御手段は、前記最大速度を1〜100mm/sの範囲内の値に設定するように構成される、請求項1又は2に記載のスキントリートメントデバイス。
  4. 前記すべり運動は、前記制御された摩擦領域の往復動するすべり運動であり、前記第2のパラメータは、前記すべり運動の周波数であり、前記摩擦制御手段は、前記周波数を0.1〜100Hzの範囲内に設定するように構成される、請求項1又は2に記載のスキントリートメントデバイス。
  5. 前記すべり運動は、前記制御された摩擦領域の往復動するすべり運動であり、前記第2のパラメータは、前記すべり運動の振幅であり、前記摩擦制御手段は、前記振幅を0.1〜10mmの範囲内に設定するように構成される、請求項1又は2に記載のスキントリートメントデバイス。
  6. 前記第1のパラメータは、使用中の当該スキントリートメントデバイスの実際の動作方向であり、前記摩擦制御手段は、前記制御された摩擦領域が、当該スキントリートメントデバイスの前記実際の動作方向において見られるときの前記スキントリートメント部材に対する後端位置にあるときに、前記すべり運動をもたらすように構成され、前記制御された摩擦領域が、当該スキントリートメントデバイスの前記実際の動作方向において見られるときの前記スキントリートメント部材に対する先端位置にあるときに、前記すべり運動を妨げるように構成される、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のスキントリートメントデバイス。
  7. 前記皮膚接触面は、毛進入孔を備え、前記第1のパラメータは、使用中の前記毛進入孔内の皮膚ドーム形成の量である、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のスキントリートメントデバイス。
  8. 前記第1のパラメータは、使用中の皮膚に対する当該スキントリートメントデバイスの実際の速度である、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のスキントリートメントデバイス。
  9. 前記摩擦制御手段は、少なくとも1つの条片を含み、該条片は、該条片の長手方向において前記取付け部材に対して可動である、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のスキントリートメントデバイス。
  10. 前記長手方向において前記取付け部材に対する前記条片の往復運動を実現する応答性材料作動手段を含む、請求項9に記載のスキントリートメントデバイス。
  11. 前記応答性材料作動手段は、電気活性ポリマを含む、請求項10に記載のスキントリートメントデバイス。
  12. 前記応答性材料作動手段は、膨張可能な材料の2つの細長い作動要素を含み、該2つの細長い作動要素の第1の端部分は、前記条片の第1の端部分及び前記条片の第2の端部分にそれぞれ接続され、前記2つの細長い作動要素の第2の端部分は、前記条片の前記第2の端部分及び前記条片の前記第1の端部分のそれぞれの近傍における位置において当該スキントリートメントデバイスの前記取付け部材に接続される、請求項10又は11に記載のスキントリートメントデバイス。
  13. 前記摩擦制御手段は、多数の平行な条片を含み、該条片は、それらの長手方向において前記取付け部材に対して可動であり、少なくとも1つの制御された摩擦領域内で互いに並んで延び、当該スキントリートメントデバイスは、具体的には、隣接する条片が反対方向に動かされる交互のパターンに従って、前記条片の往復運動を実現する、作動手段を含む、請求項9に記載のスキントリートメントデバイス。
  14. 皮膚の領域に存在するような毛に対して切断作用を行うように構成される、
    請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載のスキントリートメントデバイスであって、毛を切り落とすための少なくとも1つの可動に配置される切断要素と、皮膚係合部分を有するガードとを含み、前記制御された摩擦領域は、前記皮膚係合部分の外周に沿って配置される、スキントリートメントデバイス。
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