JP6587504B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、厚さの薄い平板状の照明装置に関する。
光射出面の明るさが周縁部も含めて全体的に均一になるように設計された平板状の照明装置が本出願人によって提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の照明装置は、導光板と、導光板の端面に向かって光を射出する複数のLED光源と、導光板の厚さ方向における導光板の一方側に配置され導光板が発する光を拡散させる拡散板と、導光板の厚さ方向における導光板の他方側に配置される反射板とを備えている。LED光源は、LED基板に実装されている。LED基板は、フレームに取り付けられている。フレームは、導光板の端面に対向するように配置される基部と、導光板の厚さ方向における基部の両端から導光板に向かって延びる2個の光遮蔽部とを備えている。このフレームは、2個の光遮蔽部の間に導光板と反射板とを挟んだ状態で導光板および反射板に取り付けられている。
特開2014−150049号公報
特許文献1に記載の照明装置の組立作業を簡素化するためには、LED基板を介してLED光源を保持するフレームの取付作業が容易であることが好ましい。そこで、本発明の課題は、光源を保持する光源保持部材の取付作業を容易に行うことが可能な照明装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の照明装置は、導光板と、導光板の端面に臨むように配置され端面に向かって光を射出する光源と、光源を保持する光源保持部材と、放熱部材とを備え、光源保持部材は、端面に対向するように配置される基部と、導光板の厚さ方向における基部の両端のそれぞれから導光板側へ延びるとともに導光板を挟むように配置される第1延設部および第2延設部とを備え、光源は、第1延設部と第2延設部との間に配置されるとともに、基部と端面との間に配置され、光源保持部材は、第1延設部と第2延設部とが互いに近づく方向の付勢力が作用するように弾性変形しており、放熱部材は、導光板と第2延設部との間に配置され、放熱部材には、第2延設部が接触していることを特徴とする。
本発明の照明装置では、光源保持部材は、第1延設部と第2延設部とが互いに近づく方向の付勢力が作用するように弾性変形している。そのため、本発明では、たとえば、ネジ等によって光源保持部材が確実に固定される前であっても、光源保持部材の位置ずれを防止することが可能になる。したがって、本発明では、光源保持部材の取付作業を容易に行うことが可能になる。また、本発明では、第1延設部と第2延設部とが互いに近づく方向の付勢力が作用するように弾性変形しているため、固定された後の光源保持部材の位置ずれを効果的に防止することが可能になる。また、本発明では、照明装置は、導光板と第2延設部との間に配置されるとともに第2延設部が接触する放熱部材を備えている。そのため、光源で発生する熱を、第2延設部を介して放熱部材に伝達することが可能になる。したがって、光源で発生する熱を効率的に放散することが可能になる。
本発明において、基部から導光板へ向かう方向を第1方向とすると、第2延設部の少なくとも一部の第1方向の幅は、第1延設部の第1方向の幅よりも広くなっていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、ネジ等によって光源保持部材が確実に固定される前であっても、光源保持部材の位置ずれを効果的に防止することが可能になる。またこのように構成すると、固定された後の光源保持部材の位置ずれをより効果的に防止することが可能になる。また、このように構成すると、たとえば、光源保持部材を固定するためのネジの軸部が挿通される貫通孔を、第2延設部の、第1方向の幅が広くなっている部分を利用して、比較的自由な位置に形成することが可能になる。
本発明において、照明装置は、導光板に対する光源保持部材の位置決めを行うための第1位置決め手段と、光源保持部材に対する光源の位置決めを行うための第2位置決め手段とを備えることが好ましい。この場合には、たとえば、照明装置は、光源が実装される基板を備え、第1位置決め手段は、ネジと、第2延設部に形成されネジの軸部が挿通される貫通孔と、導光板に形成されネジの軸部が挿通される貫通孔とによって構成され、第2位置決め手段は、基板に形成される係合凸部と、光源保持部材に形成され係合凸部が係合する係合孔とによって構成されている。このように構成すると、導光板に対する光源保持部材の位置決め、および、光源保持部材に対する光源の位置決めを容易に行うことが可能になる。
本発明において、照明装置は、導光板の厚さ方向における導光板の一方側の面である光射出面の側に配置され導光板が発する光を拡散する拡散板を備え、拡散板は、光射出面の周縁部の、少なくとも光源が臨む端面に沿った部分に対向する位置に配置され導光板に向かって突出する突出部を備え、第1延設部は、導光板と突出部との間に配置されていることが好ましい。このように構成すると、光源から射出された光が拡散板に直接入射するのを第1延設部によって防止することが可能になる。したがって、拡散板の光射出面において、光源の部分が点光源のように見えるのを防止することが可能になる。また、導光板の光射出面の周縁部の、光源が臨む端面に沿った部分の輝度は導光板の光射出面の中心部分の輝度に比べて高くなりやすいため、導光板の光射出面の周縁部から射出される光がそのまま拡散板に入射すると、拡散板の光射出面に輝度斑が生じるおそれがあるが、このように構成すると、導光板と突出部との間に配置される第1延設部によって導光板の光射出面の周縁部から拡散板に入射する光の量を制限することが可能になり、その結果、拡散板の光射出面の輝度を均一化することが可能になる。また、このように構成すると、拡散板が突出部を備えているため、導光板等を拡散板に固定するためのネジを肉厚の突出部に配置することが可能になる。したがって、拡散板の光射出面側から拡散板の光射出面を見たときにネジが目立たなくなる。
本発明において、照明装置は、導光板の端面に沿うように複数の光源が実装される基板を備え、導光板には、端面から基部側に突出する突起部が形成され、突起部の先端面は、基板の、光源が実装される面の、光源の間の部分に当接していることが好ましい。このように構成すると、導光板の端面からの突起部の突出量に応じた隙間を導光板の端面と光源との間で保つことが可能になり、導光板の端面と光源との隙間を精度良く保つことが可能になる。したがって、光源が発する熱に起因する導光板の熱変形を防止することが可能になる。また、複数の光源のそれぞれと導光板の端面との距離のばらつきを抑制することが可能になるため、照明装置の光射出面の輝度斑を抑制することが可能になる。また、このように構成すると、基板の、光源が実装される面の、光源の間の部分に突起部の先端面が当接しているため、たとえば、導光板の厚さ方向において光源と重なるように突起部が配置されている場合と比較して、導光板の厚さ方向で照明装置を小型化(薄型化)することが可能になる。
本発明において、光源保持部材の表面は、銀色であることが好ましい。このように構成すると、光源の発光色がどのような色であっても、光源保持部材の表面の色に起因する照明装置の光射出面での光の変色を抑制しやすくなる。
本発明において、光源保持部材は、アルミニウム合金によって形成されていることが好ましい。このように構成すると、光源保持部材を軽量化することが可能になる。また、このように構成すると、光源保持部材の熱伝導率が高くなるため、光源を保持する光源保持部材から光源で発生する熱を効率的に放散することが可能になる。
以上のように、本発明の照明装置では、光源を保持する光源保持部材の取付作業を容易に行うことが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる照明装置を正面側から示す斜視図である。 図1に示す照明装置の使用例を説明するための正面図である。 図1に示す照明装置を背面側から示す斜視図である。 図1に示す照明装置の一部の構成の分解斜視図である。 図3に示す照明装置からケースを取り外した状態の背面図である。 図3のE−E断面の断面図である。 単一真球粒子による散乱光強度の角度分布を示すグラフである。 図4に示す導光板および基板等の構成を背面側から説明するための図である。 図8に示す導光板、基板および光源保持部材等の一部の分解斜視図である。 図9のG部の拡大図である。 図8のH−H断面の構成を説明するための図である。 図8のJ−J断面の構成を説明するための図である。 図3のK−K断面の断面図である。 図3のN−N断面の断面図である。 図1に示す照明装置において光源から射出された光が拡散板の光射出面から射出されるまでの光の経路を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる突出部の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる突出部の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる導光板の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる導光板の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかるフレームの正面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる光源保持部材の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる光源保持部材の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる光源保持部材の構成を説明するための図である。 (A)は、本発明の他の実施の形態にかかる照明装置の光射出面の明るさの分布を説明するためのグラフであり、(B)は、本発明の他の実施の形態にかかる照明装置を2枚組み合わせて使用したときの光射出面の明るさの分布を説明するためのグラフである。 本発明の他の実施の形態にかかる光源の配置位置を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(照明装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる照明装置1を正面側から示す斜視図である。図2は、図1に示す照明装置1の使用例を説明するための正面図である。図3は、図1に示す照明装置1を背面側から示す斜視図である。図4は、図1に示す照明装置1の一部の構成の分解斜視図である。図5は、図3に示す照明装置1からケース9を取り外した状態の背面図である。図6は、図3のE−E断面の断面図である。
本形態の照明装置1は、照明装置1の光射出面3aの明るさが周縁部も含めて全体的に均一となるように設計された発光装置であり、薄い平板状(扁平なパネル形状)に形成されている。具体的には、照明装置1は、長方形の平板状に形成されている。この照明装置1は、単体で使用される。あるいは、この照明装置1は、複数枚組み合わされて使用される。たとえば、図2(A)に示すように、2枚の照明装置1が長方形状に組み合わされて使用されたり、図2(B)に示すように、4枚の照明装置1が長方形状に組み合わされて使用されたりする。また、照明装置1は、たとえば、インテリアを兼ねた照明装置として室内の壁面に設置されて使用される。なお、3枚の照明装置1が組み合わされて使用されても良いし、5枚以上の照明装置1が組み合わされて使用されても良い。
以下の説明では、照明装置1の厚さ方向(図1等のZ方向)を「前後方向」とし、前後方向に直交する方向のうちの、長方形状をなす照明装置1の長手方向(図1等のX方向)を「左右方向」とし、前後方向と左右方向とに直交する照明装置1の短手方向(図1等のY方向)を「上下方向」とする。また、前後方向のうちの照明装置1の正面側(図1等のZ1方向側)を「前」側とし、その反対側である照明装置1の背面側(図1等のZ2方向側)を「後(後ろ)」側とする。
照明装置1は、導光板2と、導光板2の前側に配置され導光板2が発する光を拡散する拡散板3と、導光板2の後ろ側に配置される反射シート4と、反射シート4の後ろ側に配置される補強用のフレーム5とを備えている。また、照明装置1は、導光板2の端面2a、2bに向かって光を射出する複数の光源6(図6参照)と、複数の光源6が実装される基板7と、基板7を介して光源6を保持する光源保持部材8とを備えている。さらに、照明装置1は、導光板2、反射シート4、フレーム5、光源6、基板7および光源保持部材8が収容されるケース9を備えている。なお、図4では、光源6の図示を省略している。
導光板2は、長方形の平板状に形成されており、導光板2の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。すなわち、前後方向は、導光板2の厚さ方向となっており、導光板2は、前後方向から見たときの形状が長方形状となるように形成されている。また、導光板2は、長方形状に形成される導光板2の長手方向と左右方向とが一致するように配置されている。導光板2には、上下方向に直交する2個の端面2aと、左右方向に直交する2個の端面2bとが形成されている(図4参照)。導光板2の前面は、導光板2の光射出面2cとなっている。導光板2の具体的な構成については後述する。
拡散板3は、長方形の略平板状に形成されており、拡散板3の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。すなわち、拡散板3は、前後方向から見たときの形状が長方形状となるように形成されている。また、拡散板3は、長方形状に形成される拡散板3の長手方向と左右方向とが一致するように配置されている。拡散板3の前面は、拡散板3の光射出面3aとなっている。光射出面3aは、照明装置1の光射出面となっている。拡散板3は、真正面から光射出面3aを見たときに(すなわち、光射出面3aに対して直交する方向から光射出面3aを見たときに)、光射出面3aの外形の中に照明装置1の構成部品が収まる大きさとなっている。拡散板3の具体的な構成については後述する。
反射シート4は、たとえば、アルミニウム箔のような反射率の高い材料で形成されている。また、反射シート4は、導光板2の後面(背面)の全体を覆うように長方形状に形成されている。反射シート4の前面は、導光板2の中を進行する光を反射する反射面4aとなっている。この反射シート4は、導光板2の後面に密着するように配置されている。たとえば、反射シート4は、導光板2の後面に貼り付けられており、導光板2の中を進行する光は反射面4aで反射する。なお、反射シート4に代えて、薄い平板状に形成された反射板が導光板2の後ろ側に配置されても良いし、反射シート4に代えて、導光板2の後面に反射コーティングが塗布されても良い。
フレーム5は、熱伝導率の高い金属板によって形成されている。本形態のフレーム5は、軽量であるアルミニウム合金によって形成されており、フレーム5の表面の色は、銀色となっている。フレーム5は、前後方向から見たときのフレーム5の外形が長方形状となる平板状に形成されている。具体的には、フレーム5は、長方形の枠状に形成される平板状の枠部5aと、X形状に形成され枠部5aの対角同士を繋ぐ平板状の筋交い部5bとから構成されている。このフレーム5は、フレーム5の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。また、フレーム5は、長方形の枠状をなす枠部5aの長手方向と左右方向とが一致するように配置されている。フレーム5は、反射シート4の後面に密着するように配置されている。
光源6は、LED(Light Emitting Diode)光源であり、上述のように基板7に実装されている。光源6を構成するLED素子のそれぞれは白色LEDであり、光源6は白色の光を射出する。光源6は、導光板2の端面2a、2bに臨むように配置されている。具体的には、光源6は、前後方向における端面2a、2bの中心と光源6の中心とが前後方向でほぼ一致するように配置されている。本形態では、導光板2の4個の端面2a、2bのそれぞれに臨むように複数の光源6が配置されている。すなわち、導光板2の4個の端面2a、2bのそれぞれに沿って複数の光源6が配置されている。なお、光源6は、赤色LED素子と緑色LED素子と青色LED素子とがパッケージ化されたものであっても良い。この場合には、光源6は各種の色の光を射出することが可能になる。
基板7は、フレキブルプリント基板(FPC(Flexible Printed Circuits))である。この基板7は、図4に示すように、細長い帯状の光源実装部7aと、光源実装部7aに直交するように光源実装部7aに繋がる細長い帯状の回路接続部7bとを備えている。光源実装部7aには、帯状に形成される光源実装部7aの長手方向に沿って複数の光源6が直線状に配列されて実装されている。上述のように、導光板2の4個の端面2a、2bのそれぞれに臨むように複数の光源6が配置されている。本形態の照明装置1は、たとえば、1個の端面2aに沿うように配置される2個の基板7と、1個の端面2bに沿うように配置される1個の基板7とを備えている。すなわち、照明装置1は、合計6個の基板7を備えている。また、照明装置1は、左右方向で分割されて1個の端面2aに沿うように配置される2個の基板7を備えている。基板7の具体的な構成については後述する。なお、図4では、2個の基板7のみを図示している。また、端面2aには、端面2aの長さや基板7の長さに応じて、3個以上の基板7が配置されることもある。また、端面2bには、端面2bの長さや基板7の長さに応じて、2個以上の基板7が配置されることもある。
光源保持部材8は、アルミニウム合金製の板等の薄い金属板が所定形状に折り曲げられることで形成されている。具体的には、光源保持部材8は、導光板2の端面2a、2bに対向するように配置される基部8aと、前後方向における基部8aの両端から導光板2側へ延びる第1延設部8bおよび第2延設部8cとを備えており、全体として細長い四角溝状に形成されている。すなわち、光源保持部材8は、その断面形状が略U形状(略コの字状)となるように形成されている。第1延設部8bは、基部8aの前端に繋がり、第2延設部8cは、基部8aの後端に繋がっている。本形態の光源保持部材8は、アルミニウム合金によって形成されており、光源保持部材8の表面の色は、銀色になっている。
上述のように、導光板2の4個の端面2a、2bのそれぞれに臨むように複数の光源6が配置されており、本形態の照明装置1は、1個の端面2aに沿って配置される1個の光源保持部材8と、1個の端面2bに沿って配置される1個の光源保持部材8とを備えている。すなわち、照明装置1は、図5に示すように、合計4個の光源保持部材8を備えている。端面2aに沿って配置される光源保持部材8の長さは、端面2bに沿って配置される光源保持部材8の長さよりも長くなっている。光源保持部材8の具体的な構成については後述する。
なお、図4では、1個の光源保持部材8のみを図示している。また、各端面2a、2bに沿って配置される光源保持部材8の数は、複数個であってもよい。また、端面2aに沿って配置される光源保持部材8の長さと端面2bに沿って配置される光源保持部材8の長さとを同じ長さにしたい場合には、この場合の光源保持部材8の長さを「光源保持部材8の共通の長さ」とすると、端面2a、2bの長さを、光源保持部材8の共通の長さの整数倍とすれば良い。たとえば、端面2bの長さを、光源保持部材8の共通の長さと等しくし、端面2aの長さを、光源保持部材8の共通の長さの2倍とすれば、共通の長さの光源保持部材8を端面2bに沿って1個配置するとともに、共通の長さの光源保持部材8を端面2aに沿って2個連なるように配置することができる。また、端面2bの長さを、光源保持部材8の共通の長さの2倍とし、端面2aの長さを、光源保持部材8の共通の長さの3倍とすれば、共通の長さの光源保持部材8を端面2bに沿って2個連なるように配置するとともに、共通の長さの光源保持部材8を端面2aに沿って3個連なるように配置することができる。
図6に示すように、基板7の光源実装部7aおよび光源6は、第1延設部8bと第2延設部8cとの間に配置されている。また、光源実装部7aおよび光源6は、基部8aと端面2a、2bとの間に配置されており、端面2a、2bに沿うように配置されている。第1延設部8bと第2延設部8cとの間には、導光板2、反射シート4およびフレーム5が挟まれている。すなわち、第1延設部8bおよび第2延設部8cは、前後方向において導光板2を挟むように配置されている。
ケース9は、鋼板またはアルミニウム合金製の板等の薄い金属板によって形成されている。本形態では、熱伝導率が高くかつ軽量であるアルミニウム合金によってケース9が形成されている。また、ケース9は、プレスの曲げ加工等によって形成されている。このケース9は、図4に示すように、底面部9aと、底面部9aの外周端から前側に向かって立ち上がる側面部9bとから構成されており、前側が開口する扁平な直方体の箱状に形成されている。側面部9bは、長方形の枠状に形成されており、前後方向から見たときのケース9の形状は長方形状となっている。ケース9は、長方形の枠状をなす側面部9bの長手方向と左右方向とが一致するように配置されている。
底面部9aの周縁部9cの内側には、凹溝部9dが周縁部9cから前側に向かって窪むように形成されている。この凹溝部9dは、四角環状に形成されている。凹溝部9dの内側は、後ろ側に向かって突出する中央部9eとなっている。中央部9eは、周縁部9cよりも後ろ側に突出している。底面部9aの厚さは一定となっている。すなわち、周縁部9cの厚さと凹溝部9dの厚さと中央部9eの厚さとは等しくなっている。前後方向から見たときに、中央部9eの面積が一番広くなっている。中央部9eには、照明装置1を壁や天井等に取り付けるための取付孔(図示省略)等が形成されている。なお、図4では、凹溝部9dおよび中央部9eの図示を省略している。
上述のように、ケース9の内部には、導光板2、反射シート4、フレーム5、光源6、基板7および光源保持部材8が収容されており、ケース9の底面(すなわち、底面部9aの前面)と導光板2との間にフレーム5が配置されている。ケース9の前端側の開口は、拡散板3によって塞がれている。本形態では、図1等に示すように、拡散板3の外周面とケース9の外周面とは同一面上に配置されている。ただし、ケース9の外周面が拡散板3の外周面より内側に配置されても良い。
(拡散板の構成)
図7は、単一真球粒子による散乱光強度の角度分布(A、θ)を示すグラフである。
拡散板3は、上述のように、導光板2の前側に配置されている。すなわち、拡散板3は、導光板2の前面を構成する光射出面2cの側に配置されている。この拡散板3は、導光板2に向かって突出する(すなわち、後ろ側へ突出する)突出部3bを備えている。突出部3bは、拡散板3の外周面に沿って形成されており、長方形の枠状に形成されている。突出部3bの外周面は、拡散板3の外周面の一部を構成している。また、突出部3bは、導光板2の光射出面2cの周縁部2d(図6参照)に対向する位置に配置されている。突出部3bの後面は、前後方向に直交する平面状に形成されており、光射出面2cから射出された光が入射する光入射面3cとなっている。なお、周縁部2dは、光射出面2cの、光入射面3cと前後方向において対向する部分であり、長方形の枠状に形成されている。
突出部3bの内側は、前側に向かって窪む長方形状の凹部3dとなっており、拡散板3には、突出部3bに囲まれる空間が形成されている。凹部3dの底面は、光射出面2cから射出された光が入射する光入射面3eとなっている。突出部3bの内側面3fは平面状に形成されており、拡散板3の外周面と突出部3bの内側面3fとは互いに平行になっている。また、光入射面3c、3eと、拡散板3の外周面および内側面3fとは直交している。拡散板3の外周面は、空気に接する面である。また、突出部3bの内側面3fも凹部3dに面しており、空気に接する面である。そのため、突出部3bの内側から拡散板3の外周面に臨界角を超えて入射する光は、拡散板3の外周面で全反射する。また、突出部3bの内側から内側面3fに臨界角を超えて入射する光は、内側面3fで全反射する。
拡散板3は、光透過率の高いアクリル系樹脂またはポリカーボネイトによって形成されている。また、拡散板3は、球形粒子である光散乱粒子が多数含有された光散乱導光体である。具体的には、拡散板3は、体積的に一様な散乱能が与えられた光散乱導光体であり、拡散板3に入射した光は、拡散板3の中で光散乱粒子によって散乱する。そのため、本形態では、光射出面3aの輝度分布を均一化することが可能となっている。拡散板3に含有される光散乱粒子は、たとえば、シリコーン粒子によって形成されている。この光散乱粒子は、たとえば、平均自由行程0.1mm以下となる濃度で拡散板3に含有されている。
ここで、光散乱粒子(シリコーン粒子)の理論的な基礎を与えるMie散乱理論について説明する。Mie散乱理論は、一様な屈折率を有する媒体(マトリックス)中にこの媒体と異なる屈折率を有する球形粒子(光散乱粒子)が存在するケースについてマックスウェルの電磁方程式の解を求めたものである。光散乱粒子によって散乱した散乱光の角度に依存した強度分布I(A、θ)は下記(1)式で表される。Aは、光散乱粒子の光学的大きさを示すサイズパラメータであり、マトリックス中での光の波長λで規格化された球形粒子(光散乱粒子)の半径rに相当する量である。角度θは散乱角で、入射光の進行方向と同一方向をθ=0°にとる。
Figure 0006587504
また、(1)式中のi、iは(4)式で表される。そして、(2)〜(4)式中の下添字「ν」付のaおよびbは(5)式で表される。上添字「1」および下添字「ν」を付したP(cosθ)は、Legendreの多項式、下添字「ν」付のa、bは、1次、2次のRecatti−Bessel関数Ψ*、ζ*(ただし、「*」は下添字「ν」を意味する。)とその導関数とからなる。mはマトリックスを基準にした光散乱粒子の相対屈折率で、m=nscatter/nmatrixである。なお、mはマトリックスを基準にした光散乱粒子の相対屈折率であり、マトリックスの屈折率nmatrixおよび光散乱粒子の屈折率nscatterとm=nscatter/nmatrixの関係にある。

Figure 0006587504
Figure 0006587504
Figure 0006587504
Figure 0006587504
図7は、上記(1)〜(5)式に基づいて、単一真球粒子による強度分布I(A、θ)を示すグラフである。図7では、原点Oの位置に光散乱粒子としての真球粒子があり、図7における下方から入射光が入射した場合の散乱光強度の角度分布I(A、θ)を示している。原点Oから各曲線までの距離が、それぞれの散乱角方向の散乱光強度である。ひとつの曲線はAが1.7であるときの散乱光強度、別の曲線はAが11.5であるときの散乱光強度、さらに別の曲線はAが69.2であるときの散乱光強度である。なお、図7においては、散乱光強度を対数目盛で示している。そのため、図7では僅かな強度差として見える部分が、実際には非常に大きな差となっている。
図7に示すように、サイズパラメータAが大きくなればなるほど(ある波長λで考えた場合は真球粒子の粒径が大きくなればなるほど)、図7における上方(照射方向の前方)に対して指向性が高く光が散乱されていることがわかる。また、実際のところ、散乱光強度の角度分布I(A、θ)は、入射光波長λを固定すれば、散乱子の半径rと、媒体および光散乱粒子の相対屈折率mとをパラメータとして制御することができる。
このような、単一真球粒子がN個含まれる拡散板3に光が入射すると、光は真球粒子によって散乱する。散乱光は、拡散板3の中を進み、他の真球粒子によって再度散乱する。ある程度以上の体積濃度で真球粒子を添加した場合には、このような散乱が逐次的に複数回行われた後、光が拡散板3から射出する。このように散乱光がさらに散乱するような現象を多重散乱現象と呼ぶ。このような多重散乱においては、透明ポリマーでの光線追跡法による解析は容易ではない。しかし、モンテカルロ法により光の挙動を追跡し、その特性を解析することはできる。それによると、入射光が無偏光の場合、散乱角の累積分布関数F(θ)は下記の(6)式で表される。
Figure 0006587504
ここで(6)式中のI(θ)は、(1)式で表されるサイズパラメータAの真球粒子の散乱強度である。強度Ioの光が拡散板3に入射し、距離yを透過した後、光の強度が散乱によりIに減衰したとすると、これらの関係は下記の(7)式で表される。
Figure 0006587504
この(7)式中のτは濁度と呼ばれ、媒体の散乱係数に相当するものであり、下記の(8)式のように粒子数Nに比例する。なお、(8)式中、σは散乱断面積である。
Figure 0006587504
(7)式から長さLの拡散板3を散乱せずに透過する確率Pt(L)は下記の(9)式で表される。
Figure 0006587504
反対に光路長Lまでに散乱する確率Ps(L)は下記の(10)式で表される。
Figure 0006587504
これらの式からわかるように、濁度τを変えることにより、拡散板3の中での多重散乱の度合いを制御することができる。以上の関係式により、光散乱粒子のサイズパラメータAと濁度τとの少なくとも1つをパラメータとして、拡散板3の中での多重散乱が制御可能である。本形態の拡散板3に含有されている光散乱粒子は、たとえば、平均粒径が2.4μmの透光性のシリコーン粒子であり、光散乱粒子による散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度τは、τ=0.49(λ=550nm)である。
(基板、導光板および光源保持部材の構成)
図8は、図4に示す導光板2および基板7等の構成を背面側から説明するための図である。図9は、図8に示す導光板2、基板7および光源保持部材8等の一部の分解斜視図である。図10は、図9のG部の拡大図である。図11は、図8のH−H断面の構成を説明するための図である。図12は、図8のJ−J断面の構成を説明するための図である。
基板7は、上述のように、フレキブルプリント基板であり、細長い帯状に形成される光源実装部7aと、細長い帯状に形成され光源実装部7aに直交するように光源実装部7aに繋がる回路接続部7bとを備えている。回路接続部7bは、光源実装部7aの長手方向の中央部に繋がっており、基板7は、T形状に形成されている。光源実装部7aには、帯状に形成される光源実装部7aの長手方向に直交する方向へ突出する係合凸部7cが形成されている。係合凸部7cは、たとえば、後ろ側に向かってわずかに突出するように形成されている。また、係合凸部7cは、光源実装部7aの長手方向において所定の間隔をあけた状態で複数箇所に形成されている。なお、係合凸部7cは、前側に向かってわずかに突出するように形成されても良い。また、後ろ側に向かってわずかに突出する係合凸部7cと前側に向かってわずかに突出する係合凸部7cとが形成されても良い。また、係合凸部7cは、光源実装部7aの長手方向に直交する方向に対して傾斜した方向へ突出していても良い。すなわち、係合凸部7cは、光源実装部7aの長手方向に交差する方向へ突出していれば良い。
光源実装部7aには、光源実装部7aの長手方向に沿って複数の光源6が実装されている。すなわち、光源実装部7aには、端面2a、2bに沿うように複数の光源6が実装されており、端面2aに沿って配置される光源実装部7aでは、複数の光源6が左右方向に一列で配列され、端面2bに沿って配置される光源実装部7aでは、複数の光源6が上下方向に一列で配列されている。本形態では、光源実装部7aに、偶数個の光源6が実装されている。すなわち、端面2a、2bに沿って偶数個の光源6が配列されている。具体的には、図9に示すように、1個の光源実装部7aに18個の光源6が実装されている。18個の光源6は、一定のピッチで実装されており、光源実装部7aの長手方向における回路接続部7bの両側に9個ずつの光源6が実装されている。
導光板2は、光透過率の高いアクリル系樹脂によって形成されている。また、導光板2は、拡散板3と同様に光散乱粒子が多数含有された光散乱導光体であり、導光板2には、拡散板3に含有される光散乱粒子と同様の光散乱粒子が含有されている。たとえば、導光板2に含有される光散乱粒子の径は7μmであり、濃度0.1wt%の光散乱粒子が導光板2に含有されている。
導光板2には、端面2a、2bから基板7側に突出する複数の突起部2fが形成されている。すなわち、導光板2には、端面2a、2bから光源保持部材8の基部8a側へ突出する複数の突起部2fが形成されている。具体的には、導光板2には、端面2aから上下方向の外側へ突出する複数の突起部2fと、端面2bから左右方向の外側へ突出する複数の突起部2fとが形成されている。突起部2fは、各端面2a、2bに沿う方向を長手方向とする扁平な直方体の小片状に形成されており、前後方向から見たときの突起部2fの形状は長方形状となっている。端面2aから突出する突起部2fの先端面は、上下方向に直交する平面状に形成され、端面2bから突出する突起部2fの先端面は、左右方向に直交する平面状に形成されている。なお、図4では、突起部2fの図示を省略している。
図8に示すように、突起部2fは、基板7に当接している。すなわち、突起部2fの先端面は、光源実装部7aの、光源6が実装される面に当接している。突起部2fは、直線状に配列される光源6の間に配置されており、突起部2fの先端面は、光源実装部7aの、光源6の間の部分に当接している。また、複数の突起部2fは、一定のピッチで形成されており、光源実装部7aの長手方向で光源6を3個ずつ挟むように突起部2fが配置されている。すなわち、導光板2には、光源実装部7aの長手方向に配列される光源6の3個分のピッチで複数の突起部2fが形成されている。
また、端面2aに沿うように配置される2個の基板7の隣り合う端部(具体的には、光源実装部7aの隣り合う端部)7dには、図8に示すように、1個の突起部2fが当接している。光源実装部7aの一部は、光源保持部材8の基部8aと突起部2fとの間に挟まれている。すなわち、光源実装部7aの、光源6の間の部分および端部7dは、基部8aと突起部2fとの間に挟まれている。基板7は、基部8aと突起部2fとの間に光源実装部7aの一部が挟まれることで、導光板2と基板保持部材8との間で固定されている。
導光板2の、突起部2fが形成されている部分(導光板2の、突起部2fの内側)には、導光板2と光源保持部材8とを互いに固定するための後述のネジ20の軸部20aが挿通される複数の貫通孔2gが形成されている。貫通孔2gは、前後方向で導光板2を貫通するように形成されるとともに、端面2a、2bに沿う方向において突起部2fの中心線上の位置に形成されている。また、端面2aに沿うように形成される複数の貫通孔2gの中心は、端面2aよりもわずかに上下方向の内側に配置され、端面2bに沿うように形成される複数の貫通孔2gの中心は、端面2bよりもわずかに左右方向の内側に配置されている。
貫通孔2gは、貫通孔2gが形成される部分の導光板2の強度を確保できる範囲において可能な限り上下方向あるいは左右方向の外側に形成されていることが好ましい。このように貫通孔2gを形成することにより、導光板2の中での光の拡散に影響を与えにくい位置にネジ20を配置することが可能になる。すなわち、光射出面3aの輝度斑が生じにくい位置にネジ20を配置することが可能になる。具体的には、たとえば、貫通孔2gの内周面と端面2a、2bとが一致する位置に貫通孔2gを形成すれば、貫通孔2gが形成される部分の導光板2の強度を確保しつつ、導光板2の中での光の拡散に影響を与えにくい位置にネジ20が配置することが可能になる。
なお、「導光板2の、突起部2fが形成されている部分」とは、導光板2の、突起部2fの近傍部分のことである。具体的には、突起部2f自身、および、突起部2fの幅(長手方向)の範囲内における導光板2の内側となる部分である。したがって、突起部2fに貫通孔2gの少なくとも一部が形成されている場合には、貫通孔2gは、導光板2の、突起部2fが形成されている部分に形成されていることになる。また、貫通孔2gの一部が突起部2fの幅の範囲から外れていても、貫通孔2gの中心が突起部2fの幅の範囲内にある場合には、貫通孔2gは、導光板2の、突起部2fが形成されている部分に形成されていることになる。
光源保持部材8は、上述のように、基部8aと、基部8aの前端に繋がる第1延設部8bと、基部8aの後端に繋がる第2延設部8cとを備えている。端面2aに沿って配置される光源保持部材8では、第2延設部8cの上下方向の幅は一定となっており、第1延設部8bの上下方向の幅も一定となっている(図9参照)。また、端面2bに沿って配置される光源保持部材8では、第2延設部8cの左右方向の幅は一定となっており、第1延設部8bの左右方向の幅も一定となっている。すなわち、第1延設部8bおよび第2延設部8cは、細長い長方形状の平板状に形成されている。
また、図6等に示すように、端面2aに沿って配置される光源保持部材8では、第2延設部8cの上下方向の幅は、第1延設部8bの上下方向の幅よりも広くなっており、端面2bに沿って配置される光源保持部材8では、第2延設部8cの左右方向の幅は、第1延設部8bの左右方向の幅よりも広くなっている。すなわち、基部8aから導光板2に向かう方向(第1方向)における第2延設部8cの幅は、この方向における第1延設部8bの幅よりも広くなっている。また、この方向における第2延設部8cの幅は、ケース9の凹溝部9dよりも第2延設部8cが外周側に配置されるように設定されている。
第1延設部8bと第2延設部8cとの間には、上述のように、導光板2、反射シート4およびフレーム5が挟まれている。第1延設部8bは、基部8aの前端に繋がっており、導光板2の光射出面2c側に配置されている。また、第1延設部8bは、拡散板3の突出部3bと導光板2との間に配置されており、突出部3bの光入射面3cに接触している。図6に示すように、基部8aから導光板2に向かう方向における第1延設部8bの幅は、この方向における突出部3bの幅よりも狭くなっている。
第1延設部8bは、光源6が射出する光を拡散板3に直接入射させない光遮蔽機能を果たしている。また、第1延設部8bは、光射出面2cの周縁部2dから拡散板3の突出部3bに入射する光を制限している。光入射面3cの、第1延設部8bに覆われた部分は、遮蔽領域3gとなっており、光入射面3cの、遮蔽領域3gよりも内側の部分は、入射領域3hとなっている。本形態では、光射出面3aの全体の明るさが均一となるように、遮蔽領域3gの広さおよび入射領域3hの広さが設定されている。たとえば、入射領域3hの広さは、遮蔽領域3gの広さの0.5倍〜5倍の範囲に設定されている。ただし、入射領域3hの広さは、遮蔽領域3gの広さの1倍〜3倍の範囲に設定されていることが好ましい。なお、基部8aから導光板2に向かう方向における第1延設部8bの幅は、端面2a、2bからの突起部2fの突出量と基板7の厚さとの和よりも広くなっている。すなわち、第1延設部8bの先端は、端面2a、2bよりも導光板2の中心側に配置されている。また、基部8aから導光板2に向かう方向における第2延設部8cの幅は、この方向における突出部3bの幅よりも広くなっている。
光源保持部材8は、第1延設部8bと第2延設部8cとが互いに近づく方向の付勢力が作用するように弾性変形している。すなわち、光源保持部材8は、第1延設部8bと第2延設部8cとの間に挟まれる導光板2と反射シート4とフレーム5とが密着するように弾性変形した状態(第1延設部8bと第2延設部8cとの間に導光板2と反射シート4とフレーム5とが挟まれてないときよりも、第1延設部8bの先端と第2延設部8cの先端とが前後方向にわずかに開くように弾性変形した状態)で、導光板2およびフレーム5に取り付けられている。第1延設部8bは、導光板2に接触している。また、第1延設部8bは、導光板2に密着している。第2延設部8cは、フレーム5に接触している。すなわち、光源保持部材8は、フレーム5に接触している。具体的には、第2延設部8cの前面がフレーム5の後面に接触している。また、第2延設部8cは、フレーム5に密着している。上述のように、フレーム5は、熱伝導率の高い金属板によって形成されている。本形態のフレーム5は、導光板2と第2延設部8cとの間に配置される放熱部材である。
光源保持部材8には、光源保持部材8から基板7の回路接続部7bを引き出すための引出孔8eが形成されている。引出孔8eは、図10に示すように、基部8aと第2延設部8cとの境界部分に形成されている。この引出孔8eは、基部8aの後端部および第2延設部8cの基端部を貫通するように形成されている。引出孔8eから引き出された回路接続部7bは、第2延設部8cとケース9の底面部9aとの間、および、フレーム5と底面部9aとの間で引き回されている。
回路接続部7bの先端側は、図11に示すように、ケース9の内部(具体的には、中央部9eの内部)に収容される回路基板14に電気的に接続されている。具体的には、回路接続部7bの先端側は、回路基板14の前面に半田付けされて電気的に接続されており、回路接続部7bの先端側の半田付けされた部分は、封止用樹脂15に覆われている。封止用樹脂15の前端側部分は、フレーム5の枠部5aと筋交い部5bとの間に形成される空間16の中に配置されている。なお、回路接続部7bの先端側は、コネクタを介して回路基板14に電気的に接続されても良い。
図12に示すように、回路基板14の前面には、光源6を制御するための電子回路17が実装されている。電子回路17は、枠部5aの内周面を跨ぐように回路基板14に実装されている。また、電子回路17は、枠部5aに密着している。そのため、電子回路17で発生する熱は、フレーム5に伝達される。したがって、熱伝導率の高いフレーム5を利用して、電子回路17で発生する熱を効率的に放散することが可能となっている。なお、回路基板14は、図示を省略するケーブルによって外部の電源に接続されている。
また、光源保持部材8には、基板7の係合凸部7cが係合する係合孔8fが形成されている。係合孔8fは、第2延設部8cに形成されている。この係合孔8fは、第2延設部8cの基端部を貫通するように形成されている。また、第2延設部8cには、後述のネジ20の軸部20aが挿通される複数の貫通孔8gが形成されている。貫通孔8gは、第2延設部8cを貫通するように形成されている。本形態では、導光板2の貫通孔2gと光源保持部材8の貫通孔8gとネジ20とによって、導光板2に対する光源保持部材8の位置決めを行うための第1位置決め手段が構成されている。また、基板7の係合凸部7cと光源保持部材8の係合孔8fとによって光源保持部材8に対する光源6の位置決めを行うための第2位置決め手段が構成されている。
(導光板、拡散板、フレームおよび光源保持部材の固定構造)
図13は、図3のK−K断面の断面図である。図14は、図3のN−N断面の断面図である。
導光板2とフレーム5と光源保持部材8とは、ネジ20(図3、図13参照)によって拡散板3に固定されている。光源保持部材8は、ネジ21(図3、図14参照)によってフレーム5にも固定されている。ケース9は、ネジ22(図3、図6参照)によってフレーム5に固定されている。
上述のように、導光板2には貫通孔2gが形成され、光源保持部材8には貫通孔8gが形成されている。図13に示すように、貫通孔2g、8gには、ネジ20の軸部20aが挿通されている。また、フレーム5の枠部5aにもネジ20の軸部20aが挿通される貫通孔5cが形成されている。拡散板3の突出部3bには、軸部20aの先端側の外周面に形成されるオネジが係合するネジ孔3jが形成されている。ケース9の周縁部9cには、ネジ20の頭部20bが配置される貫通孔9gが形成されている。貫通孔9gの内径は、頭部20bの外径よりも大きくなっている。
導光板2とフレーム5と光源保持部材8とは、第2延設部8cの後ろ側から貫通孔8g、5c、2gに挿通されてネジ孔3jに係合するネジ20によって拡散板3の突出部3bに固定されている。貫通孔8g、5c、2gの内周面と軸部20aの外周面との間には、温度変動に伴って伸縮する導光板2と拡散板3とフレーム5と光源保持部材8との間の伸縮量の差を吸収できる程度の隙間が形成されている。軸部20aの先端(前端)は、拡散板3の光入射面3eよりも後ろ側に配置されている。なお、反射シート4にも軸部20aが挿通される貫通孔が形成されている。
図14に示すように、第2延設部8cには、ネジ21の軸部21aが挿通される貫通孔8hが形成され、フレーム5の枠部5aには、軸部21aの外周面に形成されるオネジが係合するネジ孔5dが形成されている。ケース9の周縁部9cには、ネジ21の頭部21bが配置される貫通孔9hが形成されている。貫通孔9hの内径は、頭部21bの外径よりも大きくなっている。光源保持部材8は、第2延設部8cの後ろ側から貫通孔8hに挿通されてネジ孔5dに係合するネジ21によってフレーム5に固定されている。貫通孔8hの内周面と軸部21aの外周面との間には、温度変動に伴って伸縮するフレーム5と光源保持部材8との間の伸縮量の差を吸収できる程度の隙間が形成されている。なお、基板7の回路接続部7bが引き回される位置では、図14に示すように、回路接続部7bもネジ21によってフレーム5に固定されている。
図6に示すように、ケース9の凹溝部9dには、ネジ22の軸部22aが挿通される貫通孔9jが形成され、フレーム5の枠部5aには、軸部22aの外周面に形成されるオネジが係合するネジ孔5eが形成されている。ケース9は、凹溝部9dの後ろ側から貫通孔9jに挿通されてネジ孔5eに係合するネジ22によってフレーム5に固定されている。貫通孔9jの内周面と軸部22aの外周面との間には、温度変動に伴って伸縮するフレーム5とケース9との間の伸縮量の差を吸収できる程度の隙間が形成されている。
本形態では、導光板2とフレーム5と光源保持部材8とがネジ20によって拡散板3の突出部3bに固定されるとともに、光源保持部材8がネジ21によってフレーム5に固定された後に、ケース9がネジ22によってフレーム5に固定される。なお、ケース9の底面部9aの厚さは、ネジ20、21の頭部20b、21bの厚さよりも厚くなっており、図13、図14に示すように、頭部20b、21bは、周縁部9cの後面よりも後ろ側へ突出していない。また、周縁部9cの後面に対する凹溝部9dの前側への窪み量は、ネジ22の頭部22bの厚さ以上となっており、図6に示すように、頭部22bは、周縁部9cの後面よりも後ろ側へ突出していない。
(照明装置内の光の経路)
図15は、図1に示す照明装置1において光源6から射出された光が拡散板3の光射出面3aから射出されるまでの光の経路を説明するための図である。
光源6から射出された光の一部は、導光板2の端面2a、2bから導光板2の中に進入した後、たとえば、一点鎖線L1で示すように、導光板2の光射出面2cおよび反射シート4の反射面4aで全反射しながら導光板2の中心側に向かって進むとともに、光散乱粒子によって散乱しながら進み、いずれは、光射出面2cから射出される。また、光源6から射出された光の他の一部は、光射出面2cで全反射されることなく、光散乱粒子によって散乱しながら進み、光射出面2cから射出される。導光板2の中の光が、光射出面2cおよび反射面4aで全反射するとともに光散乱粒子によって散乱するため、光射出面2cの輝度は均一化された状態となっている。
導光板2の光射出面2cから射出された光の一部は、拡散板3の光入射面3cの入射領域3hに入射する。入射領域3hから入射した光の一部は、一点鎖線L2で示すように、突出部3bの内側面3fと拡散板3の外周面とで全反射しながら進むとともに、光散乱粒子によって散乱しながら進み、光射出面3aの、主として突出部3bに対応する領域(すなわち、光射出面3aの周縁部)から射出される。また、光入射面3eに入射した光の一部は、光散乱粒子によって散乱しながら進み、光射出面3aから射出される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、拡散板3の光入射面3cの、第1延設部8bに覆われた部分は、遮蔽領域3gとなっており、光源6から射出された光は拡散板3に直接入射しない。そのため、本形態では、拡散板3の光射出面3aにおいて、光源6の部分が点光源のように見えるのを防止することが可能になる。また、光源6に近い光射出面3aの周縁部の輝度は光射出面3aの中心部分の輝度に比べて高くなりやすいが、本形態では、光入射面3cの、第1延設部8bに覆われた部分が遮蔽領域3gとなっているため、拡散板3の後面の周縁部(すなわち、突出部3b)に入射する光の量を制限して、光射出面3aの周縁部の輝度を抑えることが可能になる。一方で、光入射面3cが第1延設部8bに覆われているため、第1延設部8bの影響で、光射出面3aの周縁部に縁取りされたような暗部が生じるおそれがあるが、本形態では、拡散板3に光散乱粒子が含有されており、拡散板3の中に入射した光は拡散板3の中で散乱するため、光射出面3aの周縁部に縁取りされたような暗部が生じるのを防止することが可能になる。
また、光源6から射出される光は、光源6の近くでは明るく、遠くなるにしたがって暗くなるが、本形態では、導光板2の4個の端面2a、2bのそれぞれに臨むように光源6が配置されているため、全ての光源6から射出される光によって光射出面3aの全体を明るくすることが可能になる。以上から、本形態では、光射出面3aの輝度(光射出面3aの全体の明るさ)を均一化することが可能になる。すなわち、本形態では、光射出面3aの明るさを光射出面3aの周縁部も含めて均斉化することが可能になる。また、本形態では、光散乱粒子によって散乱した光が光射出面3aから射出されるため、光射出面3aから射出された光の強さと色調(光の波長)は、光射出面3aの正面のどの方向から見ても変わらない。
なお、拡散板3に入射する光の総量をMとし、入射領域3hの面積をS1とし、光入射面3eの面積をS2とすると、光入射面3cに入射する光の量(すなわち、入射領域3hに入射する光の量)M1が、M×(S1/(S1+S2))となっていれば、光射出面3aの輝度をより均一化することが可能になる。また、人間の平均的な視覚は、光量が3割程度変化しても変化として認識し難いため、入射領域3hに入射する光の量が0.7×M×(S1/(S1+S2))以上で1.3×M×(S1/(S1+S2))以下となっていれば、照明装置1を見る者に、光射出面3aの輝度が均一であるように見せることができる。また、突出部3bの大きさを調整すること、あるいは、第1延設部8bの幅を調整することで入射領域3hの広さを調整することが可能であり、入射領域3hの広さを調整することで、導光板2が射出する光の突出部3bへの入射量を調整できるため、光射出面3aの明るさを容易に均斉化することが可能になる。
本形態では、光源保持部材8は、第1延設部8bと第2延設部8cとが互いに近づく方向の付勢力が作用するように弾性変形している。そのため、本形態では、ネジ20、21によって光源保持部材8が拡散板3やフレーム5に確実に固定される前であっても、第1延設部8bと第2延設部8cとの間に挟まれる導光板2、反射シート4およびフレーム5に対する光源保持部材8の位置ずれを防止することが可能になる。したがって、本形態では、光源保持部材8の取付作業を容易に行うことが可能になる。また、本形態では、第1延設部8bと第2延設部8cとが互いに近づく方向の付勢力が作用するように光源保持部材8が弾性変形しているため、ネジ20、21によって固定された後の光源保持部材8の位置ずれを効果的に防止することが可能になる。
本形態では、端面2aに沿って配置される光源保持部材8では、第2延設部8cの上下方向の幅が第1延設部8bの上下方向の幅よりも広くなっており、端面2bに沿って配置される光源保持部材8では、第2延設部8cの左右方向の幅が第1延設部8bの左右方向の幅よりも広くなっている。そのため、本形態では、ネジ20、21によって光源保持部材8が拡散板3やフレーム5に確実に固定される前であっても、導光板2、反射シート4およびフレーム5に対する光源保持部材8の位置ずれを効果的に防止することが可能になるとともに、ネジ20、21によって固定された後の光源保持部材8の位置ずれをより効果的に防止することが可能になる。
本形態では、第2延設部8cの幅が広くなっている。そのため、本形態では、ネジ20の軸部20aが挿通される貫通孔8gを比較的自由な位置に形成することが可能になる。また、本形態では、導光板2の端面2a、2bから基板7側に突出して基板7に当接する複数の突起部2fが導光板2に形成されており、導光板2の、突起部2fが形成されている部分に、ネジ20の軸部20aが挿通される貫通孔2gが形成されている。そのため、本形態では、導光板2の端面2a、2bにより近い位置にネジ20を配置することが可能になる。すなわち、本形態では、導光板2の中での光の拡散に影響を与えにくい位置にネジ20を配置することが可能になるとともに、光射出面3aの輝度斑が生じにくい位置(輝度分布に影響を与えにくい位置)にネジ20を配置することが可能になる。また、本形態では、第2延設部8cの後ろ側から貫通孔8g、5c、2gに挿通されて突出部3bのネジ孔3jに係合するネジ20によって、導光板2、フレーム5および光源保持部材8が突出部3bに固定されており、肉厚の突出部3bの後ろ側にネジ20が配置されている。そのため、本形態では、光射出面3aを見たときにネジ20が目立たなくなる。
本形態では、導光板2の端面2a、2bから基板7側に突出して基板7に当接する複数の突起部2fが導光板2に形成されている。そのため、本形態では、基板7に実装される光源6と端面2a、2bとの間で、端面2a、2bからの突起部2fの突出量に応じた隙間を保つことが可能になる。したがって、本形態では、端面2a、2bと光源6との隙間を精度良く保つことが可能になる。その結果、本形態では、光源6が発する熱に起因する導光板2の熱変形を防止することが可能になる。また、複数の光源6のそれぞれと端面2a、2bとの距離のばらつきを抑制することが可能になり、その結果、光射出面3aの輝度斑を抑制することが可能になる。
特に本形態では、1つの端面2a、2bに沿って配列される光源6の数は偶数個となっており、光源6の間に等間隔で突起部2fが配置されているため、複数の光源6のそれぞれと端面2a、2bとの隙間のばらつきを効果的に抑制することが可能になる。したがって、本形態では、光射出面3aの輝度斑を効果的に抑制することが可能になる。なお、本形態では、導光板2の、突起部2fが形成されている部分に、ネジ20の軸部20aが挿通される貫通孔2gが形成されているが、光源6の間に突起部2fが配置されており、光源6の間にネジ20が配置されるため、また、上述のように、導光板2の端面2a、2bにより近い位置にネジ20を配置することが可能になるため、光源6から射出される光がネジ20によって遮られにくくなる。したがって、本形態では、ネジ20に起因する光射出面3aの輝度斑を抑制することが可能になる。
本形態では、突起部2fは、直線状に配列される光源6の間に配置されており、突起部2fの先端面は、基板7の、光源6の間の部分に当接している。そのため、本形態では、たとえば、前後方向において光源6と重なるように突起部2fが配置されている場合と比較して、前後方向で照明装置1を小型化(薄型化)することが可能になる。また、本形態では、光源保持部材8は、導光板2の端面2a、2bに対向するように配置される基部8aを備えており、光源実装部7aの、光源6の間の部分および端部7dが、基部8aと突起部2fとの間に挟まれているため、基部8aと突起部2fとによって基板7のふらつき(移動や揺れ)を防止することが可能になる。特に、本形態では、基板7が柔軟なフレキシブルプリント基板であるため、基板7がふらつきやすくなるが、基部8aと突起部2fとによって基板7を挟むことで柔軟なフレキシブルプリント基板である基板7のふらつきを防止することが可能になる。また、本形態では、端面2aに沿うように配置される2個の基板7の隣り合う端部7dに1個の突起部2fが当接しており、2個の基板7の端部が1個の突起部2fによって押えられている。そのため、本形態では、導光板2に形成される突起部2fの数を減らすことが可能になり、その結果、導光板2の構成を簡素化することが可能になる。
本形態では、基板7は、帯状の光源実装部7aと、光源実装部7aに直交するように光源実装部7aに繋がる帯状の回路接続部7bとを備えており、光源保持部材8に、光源保持部材8から回路接続部7bを引き出すための引出孔8eが形成されている。そのため、本形態では、端面2aに沿うように配置される光源実装部7aの左端または右端や、端面2bに沿うように配置される光源実装部7aの上端または下端に回路接続部7bが繋がっており、四角溝状に形成される光源保持部材8の長手方向の端部から回路接続部7bが引き出される場合と比較して、左右方向および上下方向において照明装置1を小型化することが可能になる。また、本形態では、光源保持部材8に形成される引出孔8eから回路接続部7bが引き出されているため、光源保持部材8に対して基板7を位置決めすることが可能になる。さらに、本形態では、光源実装部7aに直交するように光源実装部7aに繋がる回路接続部7bが引出孔8eから引き出されているため、端面2aに沿うように2個の基板7が並んで配置されていても、基板7同士の重なりを防止することが可能になる。したがって、本形態では、2個の基板7が並ぶように配置されていても、基板7の引き回しが容易になる。
本形態では、光源保持部材8の基部8aと第2延設部8cとの境界部分に引出孔8eが形成されている。そのため、本形態では、導光板2の光射出面2cを回路接続部7bが覆わないように、導光板2の後面側に向かって回路接続部7bを容易に引き回すことが可能になる。また、本形態では、引出孔8eが、基部8aの後端部を貫通するように形成されているのに加えて、第2延設部8cの基端部も貫通するように形成されているため、基部8aとケース9の側面部9bとの間で回路接続部7bを引き回さなくても、回路接続部7bをフレーム5の後面側に引き出すことが可能になる。したがって、本形態では、左右方向および上下方向において照明装置1を小型化することが可能になる。また、基部8aと側面部9bとの間で回路接続部7bを引き回さなくても、回路接続部7bをフレーム5の後面側に引き出すことが可能になるため、側面部9bを光源6に近づけることが可能になる。したがって、拡散板3の外周面と側面部9bの外側面(すなわち、ケース9の外周面)とが同一面上に配置される場合には、拡散板3の外周面を光源6に近づけることが可能になり、その結果、拡散板3の光射出面3aの周辺部の輝度の低下を防止することが可能になる。
本形態では、回路接続部7bが光源実装部7aの中央部分に繋がっている。そのため、本形態では、光源保持部材8に光源実装部7aをバランス良く保持させることが可能になる。また、本形態では、後ろ側に突出する係合凸部7cが光源実装部7aに形成され、係合凸部7cが係合する係合孔8fが光源保持部材8に形成されている。そのため、本形態では、光源保持部材8に対して基板7をより確実に位置決めすることが可能になるとともに、照明装置1の組立時において、光源保持部材8に対する基板7のふらつきを抑制することが可能になる。
本形態では、光源保持部材8の表面の色は銀色となっている。そのため、光源6が射出する光の色が白色でも、光源保持部材8の表面の色に起因する光射出面3aでの光の変色を抑制しやすくなる。また、本形態では、光源保持部材8はアルミニウム合金によって形成されており、光源保持部材8の表面を銀色に着色等する必要がない。したがって、本形態では、光源保持部材8の製造コストを低減することが可能になる。また、本形態では、光源保持部材8がアルミニウム合金によって形成されているため、光源保持部材8を軽量化することが可能になる。また、アルミニウム合金の熱伝導率は高いため、本形態では、光源6を保持する光源保持部材8から光源6で発生する熱を効率的に放散することが可能となるとともに、光源6で発生する熱をフレーム5に効率的に伝達することが可能になる。
本形態では、反射シート4の後ろ側に補強用のフレーム5が配置されている。そのため、本形態では、光射出面3aの面積が広くなっても、照明装置1の剛性を確保することが可能になる。したがって、たとえば、照明装置1の右端側に対する照明装置1の左端側の撓み量を抑制することが可能になり、その結果、照明装置1の撓みに起因する光射出面3aの輝度斑を抑制することが可能になる。
また、本形態では、フレーム5は、長方形の枠状に形成される平板状の枠部5aと、X形状に形成され枠部5aの対角同士を繋ぐ平板状の筋交い部5bとから構成されているため、フレーム5が長方形の平板状に形成されている場合と比較して、照明装置1を軽量化することが可能になる。また、本願発明者の検討によれば、前後方向から見たときのフレーム5の面積が一定である場合、長方形の枠状に形成される枠部5aと枠部5aの対角同士を繋ぐ筋交い部5bとによってフレーム5が構成されていると、フレーム5の剛性を効果的に高めることが可能になり、照明装置1の撓みを効果的に抑制することが可能になる。したがって、本形態では、照明装置1の撓みに起因する光射出面3aの輝度斑を効果的に抑制することが可能になる。
本形態では、光源保持部材8の第2延設部8cの前面が、熱伝導率の高い金属板で形成されるフレーム5の後面に接触している。そのため、本形態では、光源6で発生する熱を、第2延設部8cを介してフレーム5に伝達することが可能になる。また、本形態では、図6等に示すように、フレーム5の後面は、ケース9の凹溝部9dの前面に接触しているため、フレーム5に伝達された熱をケース9に伝達することが可能になる。したがって、本形態では、光源6で発生する熱を効率的に放散することが可能になる。また、本形態では、ケース9に凹溝部9dが形成されているため、ケース9の剛性を高めることが可能になる。本形態の凹溝部9dは、光源6で発生する熱を効率的に放散する機能とケース9の剛性を高める機能とを兼ね備えている。
また、本形態では、導光板2の4個の端面2a、2bのそれぞれに臨むように複数の光源6が配置されているため、光源保持部材8を介してフレーム5に伝達される光源6の熱は、枠部5aの対角部分に集中しやすくなるが、本形態では、枠部5aの対角同士を繋ぐ筋交い部5bがフレーム5に形成されているため、筋交い部5bを利用して、枠部5aの対角部分に集中する熱を効率的に放散することが可能になる。また、筋交い部5bは、枠部5aよりも光源6から離れた位置に配置されているため、枠部5aよりも温度が低くなっており、フレーム5の内部で熱勾配が生じる。したがって、本形態では、フレーム5への熱伝導が促進されて、光源6の熱をより効率的に放散することが可能になる。
(拡散板の変形例1)
図16は、本発明の他の実施の形態にかかる突出部3bの構成を説明するための図である。図16では、突出部3bの一部分およびその周辺部分を後ろ側から示している。
上述した形態において、突出部3bの内側面3fは、前後方向から見たときの形状が波型の凹凸状となるように形成されても良い。内側面3fの凹凸は、基板実装部7aの長手方向(すなわち、複数の光源6の配列方向)に沿うように形成されている。この場合には、入射領域3hに入射した光は、図16の矢印で示すように内側面3fで拡散されて突出部3bの中に反射されやすくなる。そのため、光射出面3aの周縁部をより明るくして、光反射面3aの周縁部が縁取りされたように暗くなるのを効果的に抑制することが可能になる。したがって、光射出面3aの全体の明るさをより一層均斉化することが可能になる。なお、図16では、説明の便宜上、内側面3fの凹凸を誇張して図示している。また、光源6の配列ピッチに対する内側面3fの凹凸のピッチおよび凹凸の深さ(または高さ)は、任意に設定することが可能である。
(拡散板の変形例2)
図17は、本発明の他の実施の形態にかかる突出部3bの構成を説明するための図である。図17(A)では、突出部3bの一部分およびその周辺部分を後ろ側から示し、図17(B)では、突出部3bの一部分およびその周辺部分を左右方向の一方側(または上下方向の一方側)から示している。
上述した形態において、突出部3bの光入射面3cにV形状の複数の溝3kが形成されても良い。溝3kは、拡散板3の外周面と内側面3fとの間で光入射面3cを横断するように光入射面3cに形成されている。溝3kは、光のプリズム効果を有しており、入射領域3hから入射する光の一部は、図17(B)の矢印で示すように溝3kの斜面で拡散されて突出部3bの中に入射する。そのため、この場合には、光射出面3aの周縁部をより明るくして、光反射面3aの周縁部が縁取りされたように暗くなるのを効果的に抑制することが可能になる。したがって、光射出面3aの全体の明るさをより一層均斉化することが可能になる。
なお、突出部3bの内側面3fに図16に示す凹凸が形成されるとともに、突出部3bの光入射面3cに図17に示す溝3kが形成されても良い。また、図17では、便宜上、溝3kを誇張して図示している。また、溝3kは、光のプリズム効果を有していれば良く、光源6に対する溝3kの相対位置、溝3kの深さおよび溝3kのピッチは任意に設定することが可能である。さらに、溝3kとして、いわゆるプリズムシートを用いても良い。また、溝3kは、入射領域3hのみに形成されても良い。また、溝3kは、内側面3fに沿うように(すなわち、基板実装部7aの長手方向)に形成されても良い。
(導光板の変形例1)
図18は、本発明の他の実施の形態にかかる導光板2の構成を説明するための図である。図18では、導光板2の光射出面2cの周縁部2dの一部分およびその周辺部分を前側から示している。
上述した形態において、光射出面2cの周縁部2dに、拡散面2jが形成されても良い。拡散面2jは、周縁部2dの所定の位置に粗面化処理を施すことで形成されており、たとえば、ドット状の微細な凹凸面となっている。図18に示すように、拡散面2jは、隣り合う光源6の間に配置されている。前後方向から見たときの拡散面2jの形状は、端面2a、2b側を底辺とする三角形となっている。
拡散面2jが形成されていない導光板2では、光源6の光の射出方向の近傍が明るく、光の射出方向からずれた周辺部分(たとえば、隣り合う光源6の間の領域)が暗くなるが、暗くなる周辺部分に拡散面2jを形成すれば、この周辺部分で光が拡散されてこの周辺部分も明るくなる。そのため、周縁部2dの輝度斑を抑制することが可能になるとともに、突出部3bが設けられていることとの相乗効果によって、光射出面3aの周縁部が縁取りされたように暗くならず、周縁部を含めた光射出面3aの全体の明るさをより均斉化することが可能になる。
なお、前後方向から見たときの拡散面2jの形状は、端面2a、2b側を底辺とする三角形以外の形状であっても良い。ただし、光源6から射出される光は、光源6から離れるにしたがって暗くなっていき、ある位置まで離れると周囲との明るさの差は少なくなる。したがって、光射出面3aの全体の明るさをより均斉化するためには、光源6から離れていくにしたがって、前後方向から見たときの拡散面2jの面積を徐々に小さくしていくことが好ましい。
(導光板の変形例2)
図19は、本発明の他の実施の形態にかかる導光板2の構成を説明するための図である。図19では、導光板2の光射出面2cの周縁部2dの一部分およびその周辺部分を前側から示している。
図18に示す変形例では、拡散面2jは、周縁部2dの所定の位置に粗面化処理を施すことで形成された微細な凹凸面であるが、拡散面2jは、微細な複数のレンズ形状の凸部2hによって構成されても良い。この変形例では、図19に示すドットの1つ1つが凸レンズ形状の微細な凸部2hとなっている。拡散面2jにおいて、凸部2hの集合体は、隣り合う光源6同士の中間位置に近づくにしたがって、また、端面2a、2bに近づくにしたがって密になるように配置されている。すなわち、凸部2hの集合体は、隣り合う光源6同士の中間位置から遠ざかるにしたがって、また、端面2a、2bから遠ざかるにしたがって粗となるように配置されている。
この変形例においても、光源6の間の暗くなりやすい部分で光が拡散されてこの部分も明るくなる。そのため、周縁部2dの輝度斑を抑制することが可能になるとともに、突出部3bが設けられていることとの相乗効果によって、光射出面3aの周縁部が縁取りされたように暗くならず、周縁部を含めた光射出面3aの全体の明るさをより均斉化することが可能になる。なお、図19に示すように、導光板2の光射出面2cの中央部(拡散面2jが形成されていない部分)に凸部2hを点在させても良い。この場合には、照明装置1の色斑を抑制することが可能になる。また、隣接する光源6の間に配置される凸部2hの数は、1個であっても良い。また、拡散面2jは、微細な複数のレンズ形状の凹部によって構成されても良いし、微細な複数の円錐台状の凹凸によって構成されても良い。また、拡散面2jは、V形状の複数の溝によって構成されても良い。この場合には、拡散面2jは、プリズム効果を有する。また、この場合には、複数の溝は、たとえば、端面2a、2bの、隣り合う光源6同士の中間位置から拡散板2の内側に向かって放射状に広がるように形成される。
(導光板のその他の変形例)
上述した形態では、導光板2の貫通孔2gは、導光板2の、突起部2fが形成されている部分に形成されているが、貫通孔2gは、導光板2の、突起部2fが形成されている部分からずれた位置に形成されても良い。また、上述した形態では、端面2aに沿うように配置される2個の基板7の隣り合う端部7dに1個の突起部2fが当接しているが、端面2aに沿うように配置される2個の基板7の隣り合う端部7dのそれぞれに1個の突起部2fが当接するように、導光板2に突起部2fが形成されても良い。さらに、上述した形態では、突起部2fの先端面は、光源実装部7aの、光源6の間の部分に当接しているが、突起部2fの先端面は、光源実装部7aの、前後方向における光源6の実装位置からずれた部分(すなわち、光源6の実装位置の前側部分または後ろ側部分)に当接しても良い。
また、上述した形態では、突起部2fの先端面は、基板7に当接しているが、突起部2fの先端面は、光源保持部材8に当接しても良い。具体的には、突起部2fの先端面は、基部8aに当接しても良い。基板7は、光源保持部材8に位置決めされた状態で保持されており、光源6は、基板7を介して光源保持部材8に保持されているため、この場合であっても、上述した形態と同様に、基板7に実装される光源6と端面2a、2bとの間で、端面2a、2bからの突起部2fの突出量に応じた隙間を保つことが可能になる。したがって、端面2a、2bと光源6との隙間を精度良く保つことが可能になる。なお、この場合には、基板7は、両面テープや接着剤等によって光源保持部材8の基部8aに確実に固定されていることが好ましい。
(導光板および拡散板の変形例)
上述した形態において、図16に示す拡散板3と図18に示す導光板2とが組み合わされて使用されても良いし、図16に示す拡散板3と図19に示す導光板2とが組み合わされて使用されても良い。また、上述した形態において、図17に示す拡散板3と図18に示す導光板2とが組み合わされて使用されても良いし、図17に示す拡散板3と図19に示す導光板2とが組み合わされて使用されても良い。さらに、上述した形態において、突出部3bの内側面3fに図16に示す凹凸が形成されるとともに突出部3bの光入射面3cに図17に示す溝3kが形成された拡散板3と図18に示す導光板2とが組み合わされて使用されても良いし、突出部3bの内側面3fに図16に示す凹凸が形成されるとともに突出部3bの光入射面3cに図17に示す溝3kが形成された拡散板3と図19に示す導光板2とが組み合わされて使用されても良い。これらの場合には、周縁部を含めた光射出面3aの全体の明るさをより均斉化することが可能になる。
(フレームの変形例)
図20は、本発明の他の実施の形態にかかるフレーム5の正面図である。上述した形態では、フレーム5は、長方形の枠状に形成される枠部5aと、X形状に形成され枠部5aの対角同士を繋ぐ筋交い部5bとから構成されている。この他にもたとえば、図20(A)に示すように、互いに平行な2個の長辺部5gと互いに平行な2個の短辺部5hとによって枠部5aが形成されているとした場合に、フレーム5は、枠部5aと、十字形状に形成され長辺部5gの中心同士を繋ぐとともに短辺部5hの中心同士を繋ぐ連結部5jとから構成されても良い。
また、フレーム5は、図20(B)に示すように、枠部5aと、直線状に形成され短辺部5hの中心同士を繋ぐ連結部5kとから構成されても良いし、図20(C)に示すように、枠部5aと、直線状に形成され長辺部5gの中心同士を繋ぐ連結部5nとから構成されても良い。さらに、フレーム5は、図20(D)に示すように、枠部5aと、格子状に形成され長辺部5g同士を繋ぐとともに短辺部5h同士を繋ぐ連結部5pとから構成されても良い。また、フレーム5は、連結部5j、連結部5k、連結部5nまたは連結部5pのいずれか1つと、枠部5aと、筋交い部5bとから構成されても良い。また、フレーム5は、枠部5aのみによって構成されても良いし、長方形の平板状に形成されても良い。なお、照明装置1の剛性を確保することができるのであれば、照明装置1は、フレーム5を備えていなくても良い。
また、上述した形態では、フレーム5は、アルミニウム合金によって形成されているが、フレーム5は、アルミニウム合金以外の熱伝導率の高い金属板によって形成されても良い。なお、フレーム5は、金属板以外の熱伝導率の低い材料で形成されても良い。
(基板の変形例)
上述した形態では、回路接続部7bは、光源実装部7aの中心に繋がっているが、回路接続部7bは、光源実装部7aの中心からずれた位置に繋がっていても良い。また、上述した形態では、光源実装部7aに係合凸部7cが形成されているが、光源実装部7aに係合凸部7cが形成されていなくても良い。この場合には、光源保持部材8に係合孔8fを形成する必要がなくなる。さらに、上述した形態では、回路接続部7bは、光源実装部7aに直交するように光源実装部7aに繋がっているが、回路接続部7bは、帯状に形成される光源実装部7aの一端または他端に繋がっていても良い。この場合には、四角溝状に形成される光源保持部材8の長手方向の端部から回路接続部7bが引き出される。また、この場合には、光源保持部材8に引出孔8eを形成する必要がなくなる。また、上述した形態では、基板7は、フレキブルプリント基板であるが、基板7は、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板であっても良い。この場合には、たとえば、フレキブルプリント基板やリード線等を介して、基板7と回路基板14とが電気的に接続される。
上述した形態では、回路接続部7bは、光源実装部7aに直交するように光源実装部7aに繋がっているが、回路接続部7bは、光源実装部7aの長手方向に直交する方向および光源実装部7aの長手方向に対して傾斜するように光源実装部7aに繋がっていても良い。すなわち、回路接続部7bは、光源実装部7aに交差するように光源実装部7aに繋がっていれば良い。回路接続部7bが光源実装部7aに交差するように光源実装部7aに繋がっていれば、上述した形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、この場合には、端面2aに沿うように配置される光源実装部7aの左端または右端や、端面2bに沿うように配置される光源実装部7aの上端または下端に回路接続部7bが繋がり、四角溝状に形成される光源保持部材8の長手方向の端部から回路接続部7bが引き出される場合と比較して、左右方向および上下方向において照明装置1を小型化することが可能になる。また、この場合でも、光源保持部材8に形成される引出孔8eから回路接続部7bを引き出すことが可能になるため、光源保持部材8に対して基板7を位置決めすることが可能になる。さらに、この場合には、光源実装部7aに交差するように光源実装部7aに繋がる回路接続部7bが引出孔8eから引き出されているため、端面2aに沿うように2個の基板7が並んで配置されていても、基板7同士の重なりを防止することが可能になる。
(光源保持部材の変形例1)
図21は、本発明の他の実施の形態にかかる光源保持部材8の構成を説明するための図である。上述した形態では、光源保持部材8の第1延設部8bは、第1延設部8bの全長に亘って幅が一定の細長い長方形状に形成されている。この他にもたとえば、図21に示すように、第1延設部8bの先端から基部8a側に向かって窪む複数の凹部8jが第1延設部8bに形成されても良い。複数の凹部8jは、基板7の光源実装部7aの長手方向に沿って一定の間隔で形成されている。凹部8j間に形成される凸部8kは、光源6の前側を覆っており、凹部8jは、隣り合う光源6の間で開口している。光源6から射出される光は、突出部3bに直接入射しないように凸部8kに遮蔽されるとともに、凸部8kを廻り込んで凹部8jから突出部3bに入射する。
この変形例では、第1延設部8bが細長い長方形状に形成されている場合と比較して、光源6の間において、光源6に近い位置で突出部3bに入射する光の明るさと、光源6から離れた位置で突出部3bに入射する光の明るさとの差を小さくすることが可能になる。したがって、光射出面3aの全面の明るさをより均斉化することが可能になる。なお、光源6の間において突出部3bに入射する光の明るさの差を小さくすることができるのであれば、凸部8kの形状は、先端が細くなる台形状や三角形であっても良いし、凸部8kの先端部が円形状となっていても良い。
(光源保持部材の変形例2)
図22、図23は、本発明の他の実施の形態にかかる光源保持部材8の構成を説明するための図である。上述した形態では、光源保持部材8の第2延設部8cは、第2延設部8cの全長に亘って幅が一定の細長い長方形状に形成されている。この他にもたとえば、図22に示すように、第2延設部8cの先端から基部8a側に向かって窪む複数の凹部8nが第2延設部8cに形成されても良い。複数の凹部8nは、基板7の光源実装部7aの長手方向に沿って一定の間隔で形成されている。また、凹部8nは、光源実装部7aの長手方向において、隣接する貫通孔8gと貫通孔8gとの間、および、隣接する貫通孔8gと貫通孔8fとの間に形成されており、凹部8nの間に形成される凸部8pに貫通孔8gまたは貫通孔8fが形成されている。この変形例では、図22に示すように、第2延設部8cの、凸部8pが形成された部分の幅は、第1延設部8bの幅よりも広くなっている。すなわち、第2延設部8cの一部の幅が第1延設部8bの幅よりも広くなっている。なお、上述した形態では、第2延設部8cの幅は、第1延設部8bの幅よりも広くなっているが、第2延設部8cの幅は、第1延設部8bの幅以下となっていても良い。
また、上述した形態では、光源保持部材8から基板7の回路接続部7bを引き出すための引出孔8eが基部8aと第2延設部8cとの境界部分に形成されているが、引出孔8eは、基部8aのみに形成されても良いし、第2延設部8cのみに形成されても良い。すなわち、引出孔8eは、第2延設部8cを貫通しないように形成されても良いし、係合孔8fと同様に基部8aを貫通しないように形成されても良い。ただし、基部8aと第2延設部8cとの境界部分で基部8aおよび第2延設部8cを貫通するように引出孔8eが形成されていた方が、引出孔8eに回路接続部7bを通しやすくなり、照明装置1の組立作業が容易となる。
また、上述した形態では、光源保持部材8に引出孔8eが形成されているが、図23に示すように、光源保持部材8から回路接続部7bを引き出すための切欠き部8rが光源保持部材8に形成されていても良い。この場合には、切欠き部8rは、第2延設部8cの先端から基部8a側に向かって切り欠かれるように形成されている。ただし、光源保持部材8の剛性を考慮すると、上述した形態のように光源保持部材8に引出孔8eが形成されている方が好ましい。また、上述した形態では、係合孔8fは、第2延設部8cの基端部を貫通するように形成されているが、係合孔8fは、引出孔8eと同様に基部8aの後端部および第2延設部8cの基端部を貫通するように形成されても良い。ただし、上述した形態のように、基部8aの後端部に貫通しないように係合孔8fが形成されている場合には、基部8aの後端部に貫通するように係合孔8fが形成されている場合と比較して、係合凸部7cを確実に位置決めすることが可能になる。
上述した形態では、光源保持部材8はアルミニウム合金によって形成されており、光源保持部材8の表面の色は銀色となっているが、光源保持部材8の表面の色が銀色となるように光源保持部材8の表面にメッキ処理を行ったり、光源保持部材8の表面を着色したりしても良い。また、上述した形態では、光源保持部材8はアルミニウム合金によって形成されているが、光源保持部材8はステンレス鋼によって形成されても良い。この場合にも、光源保持部材8の表面を銀色に着色等する必要がない。また、光源保持部材8の表面の色は、銀色以外の色であっても良い。たとえば、光源保持部材8が銅合金で形成され、光源保持部材8の表面の色が銅色となっていても良い。ただし、光源6が射出する光の色が白色である場合に光源保持部材8の表面の色が銅色となっていると、光源保持部材8の表面の色に起因して光射出面3aの光の色が黄色っぽく変色するおそれがある。なお、光源保持部材8が銅合金で形成されていれば、光源6の放熱およびフレーム5への熱伝導性を高めることが可能になる。
(光源の配置位置の変形例1)
図24(A)は、本発明の他の実施の形態にかかる照明装置1の光射出面3aの明るさの分布を説明するためのグラフであり、図24(B)は、本発明の他の実施の形態にかかる照明装置1を2枚組み合わせて使用したときの光射出面3aの明るさの分布を説明するためのグラフである。
上述した形態では、光源6は、導光板2の4個の端面2a、2bに臨むように配置されているが、光源6は、2個の端面2bのみに臨むように配置されても良い。この場合、光源6が配置されていない端面2aから光が漏れてしまうため、端面2aに近い光射出面3aの周縁部の明るさは、光射出面3aの中央部の明るさよりも暗くなる。すなわち、照明装置1の単体の光射出面3aの明るさの分布は、図24(A)に示すようになる。なお、図24(A)のグラフの両端が端面2aに近い光射出面3aの周縁部の明るさを示している。また、図24(A)の二点鎖線は、端面2aからの光の漏れを模式的に示している。
これに対して、図2(A)に示すように、端面2a同士が隣接するように2枚の照明装置1を組み合わせると、図24(B)の矢印で示すように、隣接する2個の端面2aのうちの一方の端面2aから漏れた光は他方の端面2aに入射し、他方の端面2aから漏れた光は一方の端面2aに入射する。そのため、光源6が端面2bのみに臨むように配置されている場合であっても、端面2a同士が隣接するように2枚の照明装置1を組み合わせれば、2枚の照明装置1の繋ぎ目においても光射出面3aの明るさが低下せずに、光射出面3aの明るさを均斉化することが可能になる。
なお、上述のように、拡散板3に入射する光の総量をMとし、入射領域3hの面積をS1とし、光入射面3eの面積をS2とすると、光入射面3cに入射する光の量(すなわち、入射領域3hに入射する光の量)M1が、M×(S1/(S1+S2))となっていれば、光射出面3aの輝度をより均一化することが可能になるが、光源6が2個の端面2bのみに臨むように配置され、かつ、端面2a同士が隣接するように2枚の照明装置1が組み合わされている場合には、隣接する照明装置1の一方から漏れる光が他方の照明装置1に入射するため、光射出面3aの周縁部の光量の変化は6割程度まで許容できる。そのため、入射領域3hに入射する光の量が0.4×M×(S1/(S1+S2))以上1.6×M×(S1/(S1+S2))以下となっていれば、照明装置1を見る者に、光射出面3aの輝度が均一であるように見せることができる。
また、光源6は、2個の端面2aのみに臨むように配置されても良い。また、光源6は、1個の端面2aのみに臨むように配置されても良いし、1個の端面2bのみに配置されても良い。さらに、光源6は、4個の端面2a、2bの中から任意に選択される3個の端面2a、2bのみに臨むように配置されても良い。これらの場合には、光源6が臨んでいない端面2a、2bに臨むように反射板が配置されても良い。この反射板は、たとえば、アルミ板であり、端面2a、2bに貼り付けられる。なお、反射板に代えて、反射性を有する塗料が端面2a、2bに塗布されても良い。
光源6が配置されていない端面2a、2bに臨むように反射板が配置される場合には、導光板2の中を進んだ光の一部は、反射板で導光板2の中に向かって反射される。この場合であっても、上述した形態とほぼ同様の効果を得ることが可能である。また、この場合には、照明装置1の構成を簡素化することが可能になる。また、この場合には、反射板で反射される光は、導光板2の中で散乱して明るさが均一化されているため、反射板が配置される端面2a、2bにおいては、光源6が射出する光を拡散板3に直接入射させない第1延設部8bが不要となる。
なお、たとえば、2個の端面2bのうちの一方の端面2bのみに臨むように光源6が配置され、他方の端面2bに臨むように反射板が配置される場合には、一方の端面2bに入射する光の量に対する一方の端面2bに戻ってくる光の量の割合と、光射出面2cの面積に対する隣り合う光源6の間の暗い領域の面積の割合とが等しくなるように、反射板の反射率および導光板2に含有される光散乱部材の濃度を設定すると、一方の端面2b側の明るさと他方の端面2b側の明るさとの差を縮小することが可能になる。具体的には、たとえば、一方の端面2bに入射し導光板2の中を進んで他方の端面2bに到達するときの光の量を一方の端面2bへの入射時の光の量の40%以下15%以上とし、反射板で反射されて一方の端面2bに到達する光の量を一方の端面2bへの入射時の光の量の15%以下0.4%以上とすることで、一方の端面2b側の明るさと他方の端面2b側の明るさとの差の縮小することが可能になる。
また、光源6が臨まない端面2a、2bがある場合、拡散板3には、導光板2の光射出面2cの周縁部2dの、光源6が臨む端面2a、2bに沿った部分に対向する位置にのみ突出部3bが形成されていても良い。たとえば、光源6が2個の端面2bのみに臨むように配置される場合には、拡散板3には、周縁部2dの、端面2bに沿った部分(すなわち、周縁部2dの左右の両側部分)に対向する位置にのみ突出部3bが形成されていても良い。すなわち、光源6が2個の端面2bのみに臨むように配置される場合には、拡散板3の左右の両端側のみに突出部3bが形成されていても良い。
(光源の配置位置の変形例2)
図25は、本発明の他の実施の形態にかかる光源6の配置位置を説明するための図である。上述した形態において、2個の端面2aのうちの一方の端面2aに臨むように配置される光源6の位置と、他方の端面2aに臨むように配置される光源6の位置とが左右方向においてずれていても良い。たとえば、左右方向において、2個の端面2aのうちの一方の端面2aに臨むように配置される光源6の間に、他方の端面2aに臨むように配置される光源6が配置されても良い。同様に、2個の端面2bのうちの一方の端面2bに臨むように配置される光源6の位置と、他方の端面2bに臨むように配置される光源6の位置とが左右方向においてずれていても良い。
この場合には、複数枚の照明装置1を組み合わせたときに、図25に示すように、隣り合う2枚の照明装置1のうちの一方の照明装置1の複数の光源6の位置と、他方の照明装置1の複数の光源6の位置とをずらすことが可能になる。したがって、一方の照明装置1の光源6の間の明るさの低下を、他方の照明装置1の光源6によって補完することが可能になり、他方の照明装置1の光源6の間の明るさの低下を、一方の照明装置1の光源6によって補完することが可能になる。
(照明装置の全体構成の変形例1)
上述した形態において、導光板2の前後の両側に拡散板3が配置されても良い。この場合には、導光板2の後ろ側に反射シート4およびフレーム5は配置されず、第1延設部8bと第2延設部8cとの間に導光板2が挟まれている。また、この場合には、第1延設部8bに加えて、第2延設部8cも、光源6が射出する光を拡散板3に直接入射させない光遮蔽機能を果たす。
(照明装置の全体構成の変形例2)
上述した形態において、照明装置1は、光源保持部材8に接触するとともにフレーム5およびケース9の底面部9aに接触する高熱伝導性シートを備えていても良い。この場合には、高熱伝導性シートは、フレーム5の後面に接触するように配置されている。また、高熱伝導性シートの周縁部は、たとえば、基板7の光源実装部7aと光源保持部材8の基部8aとの間、第2延設部8cとフレーム5の枠部5aとの間、および、ケース9の凹溝部9dと枠部5aとの間に挟まれた状態で配置されている。また、高熱伝導性シートの周縁部は、ネジ20、21の締結力によって第2延設部8cおよび枠部5aと密着するとともに、ネジ22の締結力によって凹溝部9dおよび枠部5aと密着している。
また、この場合には、高熱伝導性シートの後ろ側に、高熱伝導性シートの後面に接触するように補強プレートが配置されている。この補強プレートは、熱伝導率の高いアルミニウム合金によって形成されている。また、補強プレートは、ネジによってフレーム5に固定されており、ケース9の内部(具体的には、中央部9eの内部)に収容されている。補強プレートの、ネジによってフレーム5に固定された部分は、高熱伝導性シートの後面に密着している。
この変形例では、光源6で発生して基板7および光源保持部材8に伝達された熱を高熱伝導性シートによってフレーム5、底面部9aおよび補強プレートに効率良く伝達することが可能になる。そのため、光源6で発生する熱をより効率的に放散することが可能になる。また、この変形例では、ケース9の側面部9bの厚さを薄くしても、光源6で発生する熱をより効率的に放散することが可能になる。また、側面部9bの前後方向の幅を狭くしても、光源6で発生する熱をより効率的に放散することが可能になるため、照明装置1を薄型化することが可能になる。
なお、高熱伝導性シートは、たとえば、カーボングラファイトシート、銅箔シートあるいはアルミニウム箔シート等である。高熱伝導性シートがカーボングラファイトシートである場合には、高熱伝導性シートの熱伝導性がより高くなるため、たとえば、高熱伝導性シートの厚さが30μm程度であっても光源6の熱をより効率的に放散することが可能になる。また、高熱伝導性シートが銅箔シートである場合には、たとえば、高熱伝導性シートの厚さを0.3mm程度とすることで、光源6の熱をより効率的に放散することが可能になる。また、凹溝部9dの、ネジ22によって枠部5aと締結される部分と、高熱伝導性シートとの間に熱伝導シート(サーマルシート)や熱伝導パッドを介在させても良い。
また、高熱伝導性シートの周縁部は、たとえば、ケース9の側面部9bと基部8aとの間に挟まれた状態で配置されても良い。さらに、高熱伝導性シートの周縁部は、光源実装部7aと基部8aとの間まで延びていなくても良く、この場合には、高熱伝導性シートの周縁部は、第2延設部8cと枠部5aとの間、および、凹溝部9dと枠部5aとの間に挟まれた状態で配置されている。また、高熱伝導性シートの周縁部は、第2延設部8cと枠部5aとの間まで延びていなくても良く、この場合には、高熱伝導性シートの周縁部は、凹溝部9dと枠部5aとの間に挟まれた状態で配置されている。また、高熱伝導性シートの後ろ側に補強プレートが配置されていなくても良い。
(他の実施の形態)
上述した形態では、基板7の光源実装部7aに偶数個の光源6が実装されているが、光源実装部7aに奇数個の光源6が実装されても良い。また、上述した形態では、LED光源である光源6が基板7に実装されているが、基板7に実装される光源6は、LED光源以外の光源であっても良い。また、光源6は、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極蛍光管)であっても良いし、白熱電球等の電球であっても良いし、蛍光灯であっても良い。光源6の種類によっては、光源6が実装される基板7が不要になる場合がある。この場合には、光源6は、光源保持部材8に直接保持される。また、この場合には、導光板2の突起部2fの先端面は、光源保持部材8の基部8aに当接する。また、上述した形態では、導光板2に突起部2fが形成されているが、導光板2に突起部2fが形成されていなくても良い。
上述した形態では、拡散板3の外周面と突出部3bの内側面3fとは互いに平行になっているが、拡散板3の外周面と内側面3fとが平行になっていなくても良い。この場合には、導光板2の光射出面2cに対する拡散板3の外周面の角度や光射出面2cに対する内側面3fの角度に応じて、拡散板3の外周面や内側面3fで全反射する光の量や全反射する方向を変えることが可能になる。また、上述した形態では、光入射面3cと光射出面2cとが平行になっているが、光入射面3cと光射出面2cとが平行になっていなくても良い。この場合には、光射出面2cに対する光入射面3cの角度に応じて、光射出面2cから光入射面3cに入射する光の量を変えることが可能になる。
上述した形態では、照明装置1は、長方形の平板状に形成されているが、照明装置1は、正方形の平板状に形成されても良いし、長方形および正方形以外の四角形の平板状に形成されても良い。また、照明装置1は、五角形、六角形あるいは八角形等の四角形以外の多角形の平板状に形成されても良い。なお、上述した形態において、光源保持部材8の第1延設部8bに代えて、光入射面3cに遮光性を有するテープを貼着したり、遮光性を有する塗料を塗布したりすることも可能である。また、上述した形態では、導光板2および拡散板3に光散乱粒子が含有されているが、光射出面3aの輝度(光射出面3aの全体の明るさ)を均一化することができるのであれば、導光板2に光散乱粒子が含有されていなくても良いし、拡散板3に光散乱粒子が含有されていなくても良い。
1 照明装置
2 導光板
2a、2b 端面
2c 光射出面
2d 周縁部
2f 突起部
2g 貫通孔(第1位置決め手段の一部)
3 拡散板
3b 突出部
5 フレーム(放熱部材)
6 光源
7 基板
7c 係合凸部(第2位置決め手段の一部)
8 光源保持部材
8a 基部
8b 第1延設部
8c 第2延設部
8f 係合孔(第2位置決め手段の一部)
8g 貫通孔(第1位置決め手段の一部)
20 ネジ(第1位置決め手段の一部)
20a 軸部
Z 導光板の厚さ方向

Claims (8)

  1. 導光板と、前記導光板の端面に臨むように配置され前記端面に向かって光を射出する光源と、前記光源を保持する光源保持部材と、放熱部材とを備え、
    前記光源保持部材は、前記端面に対向するように配置される基部と、前記導光板の厚さ方向における前記基部の両端のそれぞれから前記導光板側へ延びるとともに前記導光板を挟むように配置される第1延設部および第2延設部とを備え、
    前記光源は、前記第1延設部と前記第2延設部との間に配置されるとともに、前記基部と前記端面との間に配置され、
    前記光源保持部材は、前記第1延設部と前記第2延設部とが互いに近づく方向の付勢力が作用するように弾性変形しており、
    前記放熱部材は、前記導光板と前記第2延設部との間に配置され、
    前記放熱部材には、前記第2延設部が接触していることを特徴とする照明装置。
  2. 前記基部から前記導光板へ向かう方向を第1方向とすると、
    前記第2延設部の少なくとも一部の前記第1方向の幅は、前記第1延設部の前記第1方向の幅よりも広くなっていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記導光板に対する前記光源保持部材の位置決めを行うための第1位置決め手段と、前記光源保持部材に対する前記光源の位置決めを行うための第2位置決め手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  4. 前記光源が実装される基板を備え、
    前記第1位置決め手段は、ネジと、前記第2延設部に形成され前記ネジの軸部が挿通される貫通孔と、前記導光板に形成され前記ネジの軸部が挿通される貫通孔とによって構成され、
    前記第2位置決め手段は、前記基板に形成される係合凸部と、前記光源保持部材に形成され前記係合凸部が係合する係合孔とによって構成されていることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 前記導光板の厚さ方向における前記導光板の一方側の面である光射出面の側に配置され前記導光板が発する光を拡散する拡散板を備え、
    前記拡散板は、前記光射出面の周縁部の、少なくとも前記光源が臨む前記端面に沿った部分に対向する位置に配置され前記導光板に向かって突出する突出部を備え、
    前記第1延設部は、前記導光板と前記突出部との間に配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記端面に沿うように複数の前記光源が実装される基板を備え、
    前記導光板には、前記端面から前記基部側に突出する突起部が形成され、
    前記突起部の先端面は、前記基板の、前記光源が実装される面の、前記光源の間の部分に当接していることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記光源保持部材の表面は、銀色であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の照明装置。
  8. 前記光源保持部材は、アルミニウム合金によって形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の照明装置。
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