JP4858083B2 - 線状光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バックライトの導光板の一側面に配置される線状光源装置に関する。
液晶表示装置のバックライトの光源として、導光板の一側面に配置された従来の線状光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の線状光源装置は、長尺状の基板に、樹脂封止された発光素子と反射板とが交互に位置するように配置されているので、導光板の一側面に配置したときに、高輝度で幅広な線状光を導光板へ放出することができるものである。
従来の線状光源装置は、発光素子を用いているため低消費電力であり、かつ高寿命であるので、例えば特許文献2に記載されている液晶表示装置のバックライトの光源である冷陰極管から発光素子へ、今後は取って代わるものと思われる。
特開2004−235139号公報 特開2000−19513号公報
しかし、特許文献2に記載の液晶表示装置は、冷陰極管を導光板とユニットケースとに囲まれ閉鎖された光源収納部に挿入するように配置しているので、発光素子を光源とした従来の線状光源装置をこのような光源収納部に配置すると、発熱体となる発光素子の熱が籠ることで、内部の空間は高温となるおそれがある。冷陰極管であれば高温となっても問題はないが、発光素子は高温になると劣化のおそれがある。従って、光源を液晶パネル(Liquid Crystal Display:以下、LCDと称す。)に配置するために光源収納部のような閉鎖された空間に収納するときには、熱の問題は重大である。
そこで本発明は、発熱体である発光素子からの熱による悪影響を抑止することで、発光素子の劣化を抑制することが可能な線状光源装置を提供することを目的とする。
本発明の線状光源装置は、長尺状の基板に発光素子が搭載された線状光源部と、前記線状光源部を収納して導光板の側面に沿って配置する保持枠と、前記線状光源部の基板と前記保持枠との間に設けられた熱伝導部材とを備え、前記熱伝導部材は、前記基板および前記保持枠より高い熱伝導率を有していることを特徴とする。
本発明は、保持枠内側に基板の熱が籠り徐々に高温となってしまうことなく、保持枠の外側面から放熱することができるので、発熱体である発光素子からの熱による悪影響を抑止することで、発光素子の劣化を抑制することが可能である。
本願の第1の発明は、長尺状の基板に発光素子が搭載された線状光源部と、線状光源部を収納して導光板の側面に沿って配置する保持枠と、線状光源部の基板と保持枠との間に設けられた熱伝導部材とを備え、熱伝導部材は、基板および保持枠より高い熱伝導率を有していることを特徴としたものである。
本発明の線状光源装置は、光源である線状光源部が保持枠に収納されて導光板の側面に沿って配置されている。従って、線状光源部は保持枠に囲まれて熱が籠りやすい状態である。しかし、基板および保持枠より高い熱伝導率を有した熱伝導部材が、線状光源部の基板と保持枠との間に設けられているので、発光素子から基板に伝熱すると、基板より高い熱伝導率の熱伝導部材が基板の熱を吸収し保持枠へ伝熱する。そして保持枠に伝わった熱は保持枠の外側面から放熱する。従って、保持枠内側に基板の熱が籠り徐々に高温となってしまうことなく保持枠の外側面から放熱することができる。
本願の第2の発明は、熱伝導部材は、一方または両方の表面に、弾性層が形成されていること特徴としたものである。
熱伝導部材の一方または両方の表面に弾性層が形成されていることで、基板面や保持枠の内側面に凹凸があっても弾性層が凹凸を吸収して密着することができるので、より伝熱効果を向上させることができる。
本願の第3の発明は、熱伝導部材は、熱伝導性シリコンシート、グラファイトシート、熱伝導ゲルシートのいずれかであることを特徴としたものである。
熱伝導部材を、熱伝導性シリコンシート、グラファイトシート、熱伝導ゲルシートのいずれかとすることで、高い熱伝導性を確保できる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る線状光源装置を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る面発光装置の部分拡大斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る線状光源装置の一部切り欠いた斜視図である。図3は、図2におけるA部拡大図である。図4は、図2に示す線状光源装置の分解斜視図である。図5は、図4におけるB部拡大図である。図6は、線状光源装置の線状光源部を示す斜視図である。図7は、面発光装置の部分断面図である。図8および図9は、線状光源装置を導光板に取り付ける構造を説明する図であり、図8(A)および図9(A)は面発光装置の部分断面図、図8(B)および図9(B)は導光板の一部拡大斜視図である。図10は、線状光源装置を導光板に取り付ける構造を説明する面発光装置の部分断面図である。図11は、配線基板を示す図である。図12は、光拡散シートが保持枠に取り付けられる構造を説明する一部拡大斜視図である。
図1に示すように、面発光装置10は、線状光を発光する線状光源装置100を導光板200の側面に配置したもので、カーナビゲーション装置や車搭載テレビに用いられる9インチ(228.6mm)用の液晶表示パネルのバックライトの光源に使用されるものである。
図2から図5に示すように、線状光源装置100は、複数の線状光源部110と、複数の線状光源部110を収納する保持枠120と、線状光源部110と保持枠120との間に配置された伝熱シート130と、線状光源部110に電源を供給する配線基板140と、光拡散シート150とを備えている。
図6に示すように、線状光源部110は、長尺状の絶縁基板1110に複数の発光素子1120が搭載され、発光素子1120からの光を反射する反射部1130が、発光素子1120の両側に配置されている。そして、発光素子1120を封止する樹脂封止部1140が形成されている。
絶縁基板1110には、それぞれの発光素子1120のアノードとカソードとにそれぞれ接続する配線パターン(図示せず)が形成されている。この配線パターンを介して電源を供給する接続ピン1150が、絶縁基板1110の両端部に設けられている。
発光素子1120は、例えば、GaN系化合物半導体を利用した青色発光のものが使用できる。本実施の形態では、発光素子1120を1個ごとに反射部1130を設けているが、2個以上ごとに反射部1130を設けるようにしてもよい。
反射部1130は、PPA(polyphthalamide)樹脂で形成され、発光素子1120から長手方向へ出射された光を、線状光源部110の主光出射方向Fへ反射するように傾斜面1131が形成されている。
樹脂封止部1140は、絶縁基板1110を底面とし、両側に位置する反射部1130を壁面とした凹部にエポキシ系樹脂が充填されて発光素子1120を封止している。この樹脂封止部1140には、蛍光体(図示せず)が含有されている。蛍光体は、発光素子1120からの光を波長変換して補色となる色を発光するものである。本実施の形態では、発光素子1120として青色に発光するものを採用しているので、蛍光体としては黄色に波長変換するものを採用している。従って、樹脂封止部1140の表面は、発光素子1120からの青色と波長変換された黄色とが混色して白色となる。
次に保持枠120について説明する。図3、図4および図7に示すように、保持枠120は、複数の線状光源部110をそれぞれ収納して導光板200の側面Sに沿って直線状に配列するもので、ステンレスやアルミニウムで形成することができる。この保持枠120は、線状光源部110を収納する収納部1210と、収納部1210から徐々に間が広がるように形成された拡幅部1220と、幅が平行となるように形成された接続部1230とが設けられている。また、保持枠120の内側面全体には、銀メッキや白色塗料により形成した反射層1240が設けられている。
収納部1210は、断面コ字状に形成され、幅方向が線状光源部110の絶縁基板1110とほぼ同じ幅で形成されている。そして絶縁基板1110に設けられた接続ピン1150が挿通する貫通孔1211が設けられている。この貫通孔1211に接続ピン1150を挿通させた状態で収納部1210に線状光源部110が収納されることで、保持枠120の長手方向または短手方向に対して線状光源部110の移動が規制される。貫通孔1211の内周面を含むその周囲に、導電性の保持枠120と接続ピン1150との短絡防止のための絶縁部材を設けるのが望ましいが、接続ピン1150と貫通孔1211の内周面とが離間した状態で取り付けられるのであれば、省略してもよい。
拡幅部1220は、収納部1210の先端が、線状光源部110の絶縁基板1110の幅から導光板200の厚みとなるように、徐々にその間隔が広がるように形成されている。そして、接続部1230は、拡幅部1220の先端が、その間隔を維持するようにほぼ平行した状態で形成されている。接続部1230には、導光板200の側面Sを挟むようにして取り付けるための取付部が設けられている。
ここで、保持枠120を導光板へ取り付ける構造について図8から図10に基づいて説明する。図8(A)および同図(B)に示す接続部1230の取付部1231は、導光板210の主面および背面のそれぞれの角部に設けられた凸部211に引っ掛けるための貫通孔としたものである。この貫通孔とした取付部1231が、保持枠120の接続部1230の長手方向の両端部に設けられている。
また、図9(A)および同図(B)に示す接続部1230の取付部1232は、導光板220に設けられた溝(直線状凹部)221に嵌合する直線状凸部としたものである。
また、図8および図9に示すような保持枠120の接続部1230に取付部1231,1232を設けたり、導光板210,220に取付部1231,1232に嵌合する凸部211や、溝221を設けたりすることができないときには、図10に示すように接続部1230の先端を導光板230の側面に突き当てて、粘着シート1233で接続部1230と導光板230とを接続するようにしてもよい。このときには粘着シート1233の接着面は、反射加工されているのが望ましい。
次に、伝熱シート130について、図4および図5に基づいて説明する。図4および図5に示すように伝熱シート130は、保持枠120の収納部1210に線状光源部110を収納するときに、その間に配置される細長いシート状部材である。伝熱シート130としては、熱伝導性シリコンシート、グラファイトシート、熱伝導ゲルシートなどを使用することができるが、グラファイトシートが600〜800W/(m・K)と、銅の2倍、アルミの3倍の高い熱伝導率を有しているので望ましい。つまり線状光源部110の絶縁基板1110の熱伝導率が0.41W/(m・K)であり、ステンレス製の保持枠120の熱伝導率が0.16W/(m・K)であるので、伝熱シート130は絶縁基板1110および保持枠120よりも高い熱伝導率を有している。本実施の形態では、伝熱シート130として、グラファイトシートを基材としてその表裏両面に微粘着性を有する弾性層であるシリコーンゴム層が形成されたものを採用している。
次に、配線基板140について、図7および図11に基づいて説明する。図7および図11に示すように、配線基板140は、外部から供給される電源とそれぞれの線状光源部110とを接続する基板であり、本実施の形態では可撓性を有するフレキシブル基板を採用している。配線基板140は、保持枠120の収納部1210の外側面に配置される基板本体1410と、電源コネクタ(図示せず)と接続するために配線パターン1420が露出した接続部1430と、この接続部1430と基板本体1410とを接続する配線部1440とが設けられている。基板本体1410には、線状光源部110に設けられた接続ピン1150を挿通して導通接続するためのスルーホール電極1421が形成されている。基板本体1410は、断面L字状に折り曲げられた状態で、保持枠120の収納部1210の外側面に配置され、スルーホール電極1421に接続ピン1150を挿通させて半田1422により固定されることで、接続ピン1150とスルーホール電極1421とが導通接続されている。
図4、図5および図7に示すように、光拡散シート150は、線状光源部110の発光素子1120からの光を拡散するために、ポリエステル(PS)樹脂や、ポリカーボネート(PC)樹脂で、帯状に形成され、表面がすりガラスのように粗面に形成されたものである。この光拡散シート150には、幅方向が幅広に形成された幅広部1501が、保持枠120に配列された線状光源部110の間ごとに設けられている。図12に示すように、光拡散シート150は、保持枠120の接続部1230に設けられた保持孔1221に幅広部1501を嵌合させて配置されることで、線状光源部110と導光板200(図7参照)との間に配置されている。
なお、本実施の形態では、光拡散シート150を保持枠120に設けることで、線状光源部110と導光板200との間に配置しているが、線状光源部110の樹脂封止部1140上に貼り付けたり、また導光板200の側面Sに貼り付けたりして配置してもよい。光拡散シート150を線状光源部110に設けたり、導光板200の側面Sに設けたりすることで、発光素子1120の1灯当たりの配光を広げることができるので、より線状化することができる。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る線状光源装置100の製造方法を、更に図13から図18を参照しながら説明する。図13から図17は、本発明の実施の形態に係る線状光源装置の線状光源部の製造方法を説明する図である。図18は、本発明の実施の形態に係る線状光源装置がバックライトとして用いられる画面サイズと、線状光源部の子基板の長さの関係について示す図である。まず線状光源部110の製造方法を説明する。
図13に示すように、まず長尺状の絶縁基板1110となる基板材160を準備する。この基板材160は、縦9.0cm、横7.0cm程度の矩形状に形成されたBTレジン基板である。基板材160には、図示しないが、発光素子1120を搭載する配線パターンが形成されている。
基板材160を準備すると、図14に示すように発光素子1120を、1個ずつ列状に基板材160に形成された配線パターンの所定の位置に配置する搭載工程を行う。
次に、図15に示すように、反射部1130となる矩形状の開口171を有する枠体170を、開口171が列状に配置した発光素子1120に合うように配置して、接着剤で基板材160に貼り合わせる。この枠体170は、開口171の縁部が、接着面に向かって徐々に狭くなるように傾斜しており、この傾斜が傾斜面1131となる。基板材160に枠体170を貼り合わせた状態を図16に示す。
図17に示すように、枠体170を基板材160に貼り合わせ、開口171へエポキシ系樹脂を充填することで、列状に配置された発光素子1120を覆うように樹脂封止部1140となる樹脂封止層180を形成する。
樹脂封止層180が形成された基板材160を、発光素子1120が横一列ずつとなるように、一点鎖線で示される位置をブレードで切断して個片とする切断工程を行う。そして、個片とすることで長尺状に形成された絶縁基板1110の両端部に、接続ピン1150を挿入することで線状光源部110とすることができる。
次に、線状光源部110を所定数、保持枠120の収納部1210に収納するように配列する。ここで、保持枠120の長さと、線状光源部110との数との関係について図18に基づいて説明する。
保持枠120の長さは、線状光源装置100がバックライトとして用いられる画面サイズにより決定される。つまり、図18に示すように、カーナビゲーション装置や車搭載用テレビに用いられる液晶表示パネルは、7インチから11インチまでのうち、7インチ(製品A)、9インチ(製品B)、および11インチ(製品C)と段階的なのが主流である。また、縦と横の比率も16対9とワイドと呼ばれる横長の比率となっている。
例えば、製品Aの7インチでは、7インチは画面の対角線を示す長さであり、縦と横の比率は16対9なので、横が154.966mmで、縦が87.168mmとなる。そして画面サイズを8インチとした場合では、横が177.104mmで、縦が99.621mmとなる。従って、横の差は約22.138mmとなる。製品Bの9インチ、10インチ、および11インチとそれぞれの横の差は、同様に約22.138mmとなる。この長さを絶縁基板1110の長さとすれば、製品Aでは、7インチの液晶表示パネルの導光板に、線状光源部110を7本搭載したものを使用すればよいし、製品Bでは、9インチの液晶表示パネルの導光板に、線状光源部110を9本搭載したものを使用すればよい。そうすることで線状光源部110として、1種類の長さのものを作製しておけば、様々な画面サイズに適応させることが可能である。
しかし、保持枠120に線状光源部110を配置するときは、この線状光源部110を実装する実装機の精度に応じて、隣接する線状光源部110との間に、わずかながら隙間を設ける必要がある。しかし、この隙間が線状光源部110の数ほど累積しても、線状光源部110を直線状に配置したときの全体の長さと比較すれば、微小なので線状光源部110の絶縁基板1110の長さを決めるのに影響を与えるものではない。また上記のように基準を22.138mmとした場合では、絶縁基板1110を22mmとし、隙間を0.138mmとするように、合計して基準となる長さとすることもできる。
このようにして保持枠120を画面サイズの大きさに応じて決定し、その大きさに応じた数の線状光源部110を準備して配置する。
線状光源部110を保持枠120の収納部1210に配列するときには、線状光源部110と保持枠120との間に、伝熱シート130を入れ、接続ピン1150を収納部1210の貫通孔1211に挿通した状態で収納させる。
伝熱シート130には、表裏両面に弾性層である微粘着性を有するシリコーンゴム層が形成されているので、絶縁基板1110にレジスト膜やランドが形成されていたり、収納部1210の内側面に微小な凹凸があったりしても、伝熱シート130を線状光源部110の絶縁基板1110と収納部1210の内側面とに密着した状態とすることができる。
線状光源部110は、保持枠120の収納部1210によって、導光板の側面に沿って直線状に配列されるので、線状光源部110の配列は保持枠120によってがたつくことなく規制され、線状光源部110を複数備えたとしても直線性の確保が容易である。従って、大型の画面サイズ用の導光板に、均一な光を入射させることで輝度ムラが防止できる。また、画面サイズに対応した長さの保持枠120を準備すれば、その保持枠120の長さに合うだけの数の線状光源部110を設ければよいので、様々な画面サイズにも容易に適応可能である。
図11に示すような配線基板140を準備する。配線基板140を準備したら、基板本体1410を折り曲げた状態で、保持枠120の貫通孔1211に線状光源部110の接続ピン1150を挿通させ、保持枠120から突出した接続ピン1150を配線基板140のスルーホール電極1421に挿通させて、半田1422で半田付けして、線状光源部110と保持枠120と配線基板140とを固定する。
保持枠120に設けられた貫通孔1211に、線状光源部110の絶縁基板1110の軸線に沿って両端部に設けられた2本の接続ピン1150を挿通させて配列することで、接続ピン1150が位置決めピンとして機能するので、複数の線状光源部110を収納して配列を規制するだけでなく、位置決めピンによっても直線性を確保することで、確実に導光板に均一な光を入射させることができる。
そして、図12に示すように、光拡散シート150の幅広部1501を、保持枠120の接続部1230に設けられた保持孔1221に嵌合させて取り付ける。光拡散シート150が、保持枠120から外れないように、保持孔1221から突出した幅広部1501部分に接着剤を塗布することで固定してもよい。しかし、保持枠120の拡幅部1220の間隔を広げるように光拡散シート150が取り付けられていれば、光拡散シート150の幅方向を両側から保持枠120が挟み込むようにして固定するので、接着剤の塗布を省略することも可能である。
このようにして線状光源装置100を製造することができる。この線状光源装置100を導光板へ配置するときには、例えば図8に示すような接続部1230の取付部1231を貫通孔とした場合では、接続部1230を少し開くようにして、取付部1231に導光板210の凸部211を嵌め込む。そうすることで保持枠120の接続部1230を閉じようとする弾性力により、導光板210の端部を接続部1230で挟持するので、導光板210の側面に線状光源装置100を配置すると共に位置決めを行うことができる。従って、保持枠120のがたつきを防止することができると共に、保持枠120と導光板210との位置関係が規制されるので、均一な光を導光板に入射させることができる。
また図9に示すように、接続部1230の取付部1232を直線状凸部とした場合でも同様に、接続部1230を少し開くようにして、導光板220の直線状凹部221に取付部1232を嵌め込む。
このように、導光板210,220の側面を挟むようにして取り付ける取付部1231,1232を設けることで、直線性を維持した状態で、容易に導光板210,220に配置することができる。
次に、線状光源装置100の使用状態について図面に基づいて説明する。図2から図4、および図11に示すように、配線基板140の接続部1430に電源が供給されると、配線パターン1420を通じてそれぞれの線状光源装置100の位置に形成されたスルーホール電極1421へ電圧が印加される。スルーホール電極1421に電圧が印加されることで、スルーホール電極1421に接続された接続ピン1150を介して、発光素子1120へ電圧が印加され発光する。
図6および図7に示すように発光素子1120が発光することで、主光出射方向Fへ向かう光と、絶縁基板1110の長手方向へ向かう光と、絶縁基板1110の短手方向へ向かう光となる。
主光出射方向Fへ向かう光は、真っ直ぐ導光板200の側面に向かう光と、拡幅部1220の反射層1240に反射して導光板200へ向かう光となる。絶縁基板1110の長手方向へ向かう光は、反射部1130の傾斜面1131に反射し樹脂封止部1140を通過し、そして拡幅部1220の反射層1240に反射して、導光板200の側面Sに向かう光となる。絶縁基板1110の短手方向へ向かう光は、樹脂封止部1140を通過して、拡幅部1220の反射層1240に反射し、再度樹脂封止部1140を通過して拡幅部1220の反射層1240に反射して進行して導光板200の側面へ向かう光となる。
そして拡幅部1220には、光拡散シート150が配置されているので、それぞれ導光板200の側面Sへ向かう光を拡散させた状態で導光板200の側面Sに入射させる。
光拡散シート150は、幅広部1501が、保持枠120の保持孔1221に嵌合することで取り付けられているので、光拡散シート150の光入射面および光出射面に接着剤などの付着による光の進行の阻害がない。従って、光拡散シート150による光の減衰を最小限に抑止することができる。
このように、発光素子1120から出射された光は、導光板200の側面に向かって徐々に間隔が広がるように形成された拡幅部1220の傾斜した反射層1240により、反射した全ての光が導光板200の側面Sの方向へ向かうので、導光板200の側面へ効率よく入射させることができる。また、線状光源部110と導光板200の側面Sとの間に光拡散シート150が配置されているので、隣接する発光素子1120(図3参照)の間が暗部となることを抑止することができる。
図3および図4に示すように、発光素子1120が発光すると、発熱し絶縁基板1110に伝熱する。絶縁基板1110の裏側面には、絶縁基板1110よりも高い熱伝導率を有する伝熱シート130が貼り付けてあるので、絶縁基板1110に伝わった熱は、伝熱シート130に円滑に伝わる。また、伝熱シート130は弾性層であるシリコーンゴム層が形成されているので、絶縁基板1110にレジスト膜やランドのような凹凸があっても、伝熱シート130が密着した状態に貼り付いている。従って、絶縁基板1110からの熱が、より効果的に伝熱シート130に伝わり吸熱する。
そして伝熱シート130に伝わった熱は、保持枠120へと伝熱して、保持枠120から放熱する。収納部1210の内側面に微小な凹凸があったとしても、伝熱シート130のシリコーンゴム層が収納部1210の内側面に密着しているので、伝熱シート130の熱を効果的に保持枠120へ伝えることができる。伝熱シート130は保持枠120の熱伝導率より高いので、伝熱シート130が絶縁基板1110から吸収した熱を効率よく保持枠120へ伝えることができる。従って、絶縁基板1110と保持枠120の収納部1210との隙間を埋めるように伝熱シート130を貼り付けることで、絶縁基板1110から保持枠120へ、線状光源部110の熱が籠ることなく保持枠120の外側面から放熱することができる。よって、発熱体である発光素子1120からの熱による悪影響を抑止することで、発光素子1120の劣化を抑制することが可能である。
本発明は、発熱体である発光素子からの熱による悪影響を抑止することで、発光素子の劣化を抑制することが可能なので、バックライトの導光板の一側面に配置される線状光源装置に好適である。
本発明の実施の形態に係る面発光装置の部分拡大斜視図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置の一部切り欠いた斜視図 図2におけるA部拡大図 図2に示す線状光源装置の分解斜視図 図4におけるB部拡大図 線状光源装置の線状光源部を示す斜視図 面発光装置の部分断面図 線状光源装置を導光板に取り付け構造を説明する図であり、(A)は面発光装置の部分断面図、(B)は導光板の一部拡大斜視図 線状光源装置を導光板に取り付け構造を説明する図であり、(A)は面発光装置の部分断面図、(B)は導光板の一部拡大斜視図 線状光源装置を導光板に取り付ける構造を説明する面発光装置の断面図 配線基板を示す図 光拡散シートが保持枠に取り付けられる構造を説明する一部拡大斜視図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置の線状光源部の製造方法を説明する図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置の線状光源部の製造方法を説明する図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置の線状光源部の製造方法を説明する図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置の線状光源部の製造方法を説明する図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置の線状光源部の製造方法を説明する図 本発明の実施の形態に係る線状光源装置がバックライトとして用いられる画面サイズと、線状光源部の子基板の長さの関係について示す図
符号の説明
10 面発光装置
100 線状光源装置
110 線状光源部
120 保持枠
130 伝熱シート
140 配線基板
150 光拡散シート
160 基板材
170 枠体
171 開口
180 樹脂封止層
200,210,220,230 導光板
211 凸部
221 溝(直線状凹部)
1110 絶縁基板
1120 発光素子
1130 反射部
1131 傾斜面
1140 樹脂封止部
1150 接続ピン
1210 収納部
1211 貫通孔
1220 拡幅部
1221 保持孔
1230 接続部
1231,1232 取付部
1233 粘着シート
1240 反射層
1410 基板本体
1420 配線パターン
1421 スルーホール電極
1422 半田
1430 接続部
1440 配線部
1501 幅広部

Claims (3)

  1. 長尺状の基板に複数の発光素子が搭載され、前記基板の長手方向両端部に前記発光素子に電源を供給する接続ピンが設けられた線状光源部と、
    前記線状光源部を複数収納して導光板の側面に沿って直線状に配置する保持枠と、
    前記線状光源部の基板と前記保持枠との間に設けられた熱伝導部材とを備え、
    前記保持枠には前記接続ピンを挿通し、前記線状光源部の位置を決める貫通孔が設けられ、
    前記熱伝導部材は、前記基板および前記保持枠より高い熱伝導率を有していることを特徴とする線状光源装置。
  2. 熱伝導部材は、一方または両方の表面に、弾性層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の線状光源装置。
  3. 前記熱伝導部材は、熱伝導性シリコンシート、グラファイトシート、熱伝導ゲルシートのいずれかであることを特徴とする請求項1または2記載の線状光源装置。
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