JP6585593B2 - 機械部品 - Google Patents

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    • F16B33/06Surface treatment of parts furnished with screw-thread, e.g. for preventing seizure or fretting

Description

本発明は、個々のリング部材を有する、特に操作ナットの形式の、機械部品に関するものであって、それらリング部材がたとえば軸、ハブ又はシャフトのような第3構成部品に内ねじ及び/又は外ねじを用いて固定可能であって、少なくとも1つのリング部材が少なくとも1つの他のリング部材上に軸方向に見て、複数の締め付けねじを有する調節装置を用いて取り付け位置から固定位置へ送り移動させることができ、かつその逆に移動可能であり、その場合に少なくとも1つのリング部材と他のリング部材が個別の構成部品として形成されており、それらの互いに隣接する向き合った端面が、すべての側へ向かって周囲へ開放したスペースを画成する。
この種の機械部品は、多数の可能な適用分野のために使用される。
機械部品が締め付けセットとして使用される場合には、これは、リング部材構造に基づいて調節装置によって軸−ハブの力による結合の形成を可能にする。
この種の適用においては、使用される個々のコンポーネント状のリングボディの幾何学配置ができる限り絶対的に対称のユニットをもたらすように留意され、そのことが、調節装置によってリング部材を軸方向に押し合わせる場合に軸とハブの方向に均一な横構造をもたらすので、いわゆる流体伸張原理の水準で分類される、センタリング作用を得ることができる。
調節装置を介して大きな力の伝達を可能にするために、実質的に個々のリング部材のために鋼材料が使用される。
機械部品としての他の適用は、ガイドブッシュに関するものであって、そのガイドブッシュは機械及び装置建造のための円い線形ガイド部材である。
この種のガイドブッシュの使用は、滑りガイドの利点、たとえば高い緩衝が利用され、それと同時にガイドのあそびが最も小さいことが要求される場合に、示される。
すなわちガイドブッシュは特にガイドフレーム、ラウンドキャリッジガイド及び心押し台主軸において使用される。
言及されている線形運動の他に、同時の回転運動も可能であるが、その場合に潤滑技術的な理由から、滑り軸受の主旨における純粋な回転運動は実現されない。
ガイドブッシュによって各駆動状態について接合あそびが最適に調節可能となるようにしなければならないので、たとえばブロンズ材料の形式の、可撓性の材料を使用することができる。
主として機械建造において使用されるような、流体動力学的に潤滑される、調節可能な多面ラジアル軸受は、同様に、調節装置によって互いに対して締め付け可能なリング部材を有することができるので、締め付けセットとガイドブッシュのために開発された基本解決策が、この種のラジアル軸受の課題解決にも転用される。
しかしここで特に好ましく言及されるのは、いわゆる操作ナット又はねじリングによる解決であって、それらはそのねじ側面に関する極めて高い精度と均一な締め付け力によって、第3構成部品よりもスピンドルねじ及びその種のものの上に固定されることが多い。
機械部品としての代表的なこの種の操作ナットが、特許文献1に示されている。
この既知の解決策は、操作ナットの主旨におけるねじリングであって、そのねじリングは一体的に形成されてはいるが、外周面から始まるリング溝とそれに対して変位して配置された、内周面から始まるリング溝とによってリング部材に分割されており、その一方がカウンターリングとして用いられ、それらのリング部材の間にリング溝を覆うずっと幅狭の中間リングが配置され、その中間リングの内周面がそれらのリングの一方と、そしてその外周面がそれらのリング他方と結合されており、その場合にカウンターリングと中間リングがその結合箇所に共通のねじを有しており、かつその場合にねじリングがその軸線に対して平行に延びる、中央の周面上に均一に分配して配置された、それぞれそれ自体調節可能ないくつかのねじによって締め付け可能であって、その場合にねじは、カウンターリング内に螺合され、中間リングをあそびをもって貫通し、かつ操作リングに支持される。
したがって、この既知の機械部品による解決策においては、全体として3つのリング部材が使用され、それらがいわゆる肉薄に形成された壁セクションを有するメンブレン部品を介して相前後する列をなして互いに恒久的に結合されている。
ここでは調節装置として、ねじリングの外周面の回りに均一に分配された複数の調節ボルトまたはねじボルトが用いられる。
比較可能な既知の解決策(特許文献2を参照)においては、操作リングとして用いられるリング部材とカウンターリングとして用いられるリング部材(両者は等しい内ねじを有する)とに分割するために、内周面から始まるリング溝が設けられており、その場合にここでも結合は、肉薄の壁セクションの形式のいわゆるメンブレン部品を介して行われる。
ここでも、周面の回りに均一に分配された複数のねじボルトが調節装置として用いられる。
いわゆるメンブレン部品を有する、これらの一体的な解決策においては、形成は比較的煩雑に構成されている。
というのは、特殊鋼又はチタンのような、問題となる材料は細かく切削することが難しいからであり、それがメンブレン部品の経済的な形成の障害になっている。
上述した一体的な解決策と結びつく欠点を回避するために、特許文献3に基づいて、冒頭で挙げた、2つに分かれた種類の機械部品が知られている。
その場合に固定リングとして用いられるリング部材と操作リングとして用いられるリング部材が独立した構成部品として形成されていることによって、可撓性のメンブレンの形成はいらなくなるので、それと結びついた製造技術的な問題及びそれと結びついた材料選択に関する制限は取り除かれる。
しかし、この既知の解決策において機能部品として設けられる個別部品の数が非常に多いことに、重大な欠点がある。
この解決策においては、操作リングとして用いられるリング部材と固定リングとして用いられるリング部材は、調節装置の締め付けボルトがない場合でも、強制的に案内されるユニットを形成するように、互いに連結されており、そのユニットにおいてリング部材は方向づけとねじのピッチに関して互いに関連している。
そのために、固定リングとして用いられるリング部材を貫通する結合ボルトが設けられており、その結合ボルトのシャフトが操作リングとして用いられるコンポーネントの袋孔内で締め付けられ、かつそのボルトボディがリング部材間の相対的な軸方向運動の最大間隔を制限する。
構成部品の数の増大に加えて、さらにボルトにおけるプレス嵌めを形成するために必要な製造上の手間が生じる。
他の欠点は、固定リングを形成するリング部材内に、貫通した孔を多数形成しなければならないことにある。
したがって構造の弱化を限界内に抑えるために、この既知の解決策においては、結合ボルト用の3つの孔に加えて、それぞれ締め付けボルト用の3つの孔のみが設けられ、それが締め付け力の好ましくない分配をもたらす。
締め付けボルトをわずかな数に制限するにもかかわらず、固定リングとして用いられるコンポーネントの構造強度が損なわれる。
というのは、この既知の解決策においては、印刷物の図5に示すように、それぞれ調節ボルトのために、組み立て補助として用いられる他のねじ孔が設けられており、それによって貫通する孔の数が9つに増大してしまうからである。
この既知の解決策において製造の手間と費用は、結合ボルトによって連結されるリング部材を力結合で軸方向の最大間隔に保持するコイルばねによって、さらに増大する。
独国特許第2544498(C2)号明細書 独国特許出願公開第102004003183(A1)号明細書 独国特許出願公開第19912068(B4)号明細書
この従来技術に基づいて、本発明が設定する課題は、簡単かつコストパフォーマンス良く形成することができる構造を特徴とする、冒頭で挙げた種概念の機械部品を提供することである。
本発明によれば、この課題は、全体として特許請求項1の特徴を有する機械部品によって解決される。
請求項1の特徴部分によれば、本発明の本質的な特殊性は、調節装置の締め付けねじのみがリング部材の間のスペース内へ嵌入し、かつ組み立て位置と固定位置の間のそれぞれのリングボディの互いに対するすべての可能な調節位置が、この締め付けねじによってもたらされることにある。
製造は、まず、個別部品として2つのリング部材と締め付けねじしか必要とされないことによって簡略化される。
さらに、リング部材を連結する結合ボルトのためのプレス嵌めの形成は必要とされず、さらに、ばね配置又は調節ねじのような他の個別部品のためのコストが必要なくなる。
本発明においては、2つのリング部材は結合ボルトによる強制ガイドなしで自由に取り扱い可能かつ/または交換可能であるので、本発明は積み木システムの形成を可能にし、それにおいてそれぞれの適用場合における要請に応じて操作リングと固定リングは材料と寸法に関して自由に選択可能である。
操作リングと固定リングの間を分離することによって、ねじ、平坦添接面のようなそれらの機能領域は、その機能に応じて異なるようにコーティングすることができる。
すなわち、固定リングのねじ内には、固定作用を改良するために摩擦係数の高いコーティングを設けることができ、かつ操作リングのねじ内及び平坦面には、スティックスリップ効果を回避するため、かつ締め付けねじの締め付けモーメントを軸方向の付勢力に変換するために、摩擦係数の低いコーティングを設けることができる。
本発明に係る解決策において使用されるリングボディは、好ましくは均一に円く形成されており、かつ円形に閉成された対象を形成する。
それぞれのリングボディは、中空円筒状に形成されているが、特にリングボディが外ねじによって中空円筒状の第3構成部品の関連する内ねじ区間内へ挿入され、特に螺合される場合に、堅牢な閉成されたボディとして形成することもできる。
リングボディの外側輪郭も、上述した均一に円い円環面の代わりに、多角とすることができ、特に、固定工具及び取扱いシステムのための作用面を形成するために、不規則な外側輪郭を有することもできる。
同軸の部分円上で個々の対応づけ可能なリングボディに均一に作用し、かつ好ましくは間隙形状に形成されているスペース間隔を軸平行に貫通する、調節装置の締め付けねじは、他の透孔が必要とされないので、より大きい数で形成することができ、たとえば構造強度を損なうことなしに、6本の締め付けねじを設けることができる。
好ましくは、締め付けねじのねじヘッドは、固定された組み立て状態において該当するリング部材の内部に完全に一体化することができるので、締め付けねじが機械部品の軸方向の寸法を増大させることはない。
好ましい実施例において、それぞれのリングボディは中央切り欠きを有しており、その中へそれぞれのリングボディの内ねじが開口している。
この実施形態において、機械部品は、外ねじを有する構成部品上の操作ナットを形成する。
好ましくは、互いに対して同心に配置されているリングボディは、それぞれ同一の内径と外径を有しており、その場合に各リングボディのための内ねじは等しく形成されている。
好ましいやり方で、少なくとも2つのリングボディが調節装置と共に組み立てセットとして第3構成部品上に次のように、すなわち機械部品を第3構成部品上で位置決めした後に操作リングとして用いられる一方のリングボディが、固定リングとして用いられる他方のリングボディに対して、調節装置の締め付けねじのみによって締め付けられるように、固定される。
好ましくは、リングボディの間の間隙形状のスペースの軸方向の延びは、リングボディの内ねじのわずかなねじの回転分、好ましくはねじの1回転分、あるいはその一部である。
機械部品を簡単かつ確実に位置決めするために、操作リングとして用いられるリングボディは外周面側に、固定工具を作用させるための少なくとも1つの作用箇所を有することができる。
本発明に従って形成された機械部品においては、隣接して配置されたリングボディを調節装置の締め付けねじによって締め付ける場合に、上述したリングボディの内ねじと、第3構成部品の少なくとも1つの外ねじのそれぞれ対応づけ可能なねじセクションとの間のねじ側面のあそびが逆方向に無効にされるので、機械部品は位置固定される操作ナットを形成する。
本発明の付加的な利点は、リング部材が別々に取扱い可能な構成部品を形成するので、リング部材は固定リング、操作リング及び締め付けねじの部品からなる組立セットとして梱包することができるので、顧客は組み立てセットを組み合わせなければならないことにある。
それによってメーカーにとっては、組み立てコストの省略が得られる。
さらに、スペース内にシールを形成するために、リング部材の間にプラスチックリングが挿入され、あるいは硫化形成される。
これは、たとえば食料品工業においては、ダストポケットを回避するために効果的である。
同時に、プラスチックリングによってコンポーネントの間にばね作用を得ることができる。
以下、図面に示す実施例を用いて本発明の詳細を説明する。
本発明に係る機械部品の実施例を分解して示す斜視図である。 実施例を示す斜視図であって、組み立て位置が示されている。 図2の上面図である。 組み立て位置にある実施例を、図3のIV−IV線に沿って示す断面図である。
図に示す、専門用語では操作ナット又はねじリングと称する、本発明に係る機械部品の実施例は、第3構成部品、たとえば軸、シャフト又はハブに固定することができるような、2つのリング部材10、12を有している。
そのために2つのリング部材10、12は、それぞれの内周側に2つのつながったねじセクション14、16を有しており、それらのねじセクションは、第3部品(図示せず)の然るべく対応づけ可能なねじセクションと螺合によって結合させることができる。
少なくとも1つのリング部材10は、他のリング部材12上へ調節装置によって軸方向に送り運動で近づけることができ、そのようにして互いに係合する種々のねじセクション14、16が互いに対してあそびがないように締め付けられて、そのようにして操作ナットが第3構成部品(図示せず)に確実な位置で固定される。
調節装置は、締め付けねじ18によって形成されている。
リング部材10、12は、真円筒状のリングボディの形状を有しており、その場合に操作リングとして用いられるリング部材12の軸方向の延びは、固定リングとして用いられるリング部材10の軸方向の延びよりも大きい。
リング部材10、12はその内ねじセクション14、16によって、符号20で示す中央切り欠き(図2、3)を包囲する。
図1〜3に示すように、調節装置は全部で6つの締め付けねじ18を有しており、その場合にこれらの締め付けねじは、組み立て位置においてそれぞれ軸平行に、リング部材10、12の間の間隙22の形式のスペースを貫通する。
締め付けねじ18は、リング部材10、12の軸線に対して同心の部分円上に均一に分配して配置されており、好ましくは2つのリング部材10、12の各螺合状況もしくは各調節状況において、コンポーネント10、12の2つの隣接する端面とは逆の、コンポーネント112の下側に張り出さない。
この例において、締め付けねじ18は、内六稜ねじとして形成されており、そのヘッド24は、リング部材10の透孔26の径方向に拡幅された終端セクション内にそれぞれ埋めて収容することができるので、ヘッド24は取り付け及び固定位置においてそれぞれリング部材10の外側の端面28と実質的に同一平面となる。
端面28は、径方向平面内に位置する平坦面であって、リング部材10の他の端面においても、かつ他方のリング部材12の両方の端面においても同様であり、その場合にこれらの端面は図において符号を有していない。
回転対称に分配して配置されている6本の締め付けねじ18は、それぞれ対応づけられた、操作リングとして用いられるリング部材12の袋孔として形成されたねじ孔30内に螺合することができる。
図示されない軸又はシャフト上で位置を調節するための工具を作用させるために、操作リングとして用いられるリング部材12の外周面に長手溝32が形成されている。
操作リングとして用いられるリング部材12は、他のリング部材10とは逆の端面側の平坦面に、端縁斜面34(図4)を有している。
図2〜4に示すような組み立て位置において、締め付けねじ18はねじ孔30内へ次のように、すなわちスペースを形成する間隙22の幅がリング部材10、12のねじセクション14、16の好ましくは、ねじ1回転分、あるいは、その一部となるように、螺合されている。
リング部材10、12を軸又はシャフト上に取り付けて位置決めする場合、したがって操作リングとして用いられるリング部材12が所望の固定位置にある場合に、締め付けねじ18を締め付けることによって操作ナットが取り付け位置から固定位置へ移動される。
それによって隣接して配置されているリング部材10、12が締め付けられるので、リング部材10、12の内ねじセクション14、16と、(図示されない)第3構成部品の該当する外ねじのそれぞれ対応可能なねじセクションとの間のねじ側面のあそびが無効にされ、それによって操作ナットは確実な位置で固定される。
個別の構成部品として形成されているリング部材10、12を本発明に従って分離する場合に、それらの個々の機能セクション、たとえばねじセクション14、16及び/又はその平坦面はその機能に応じて異なるようにコーティングすることができる。
すなわち、たとえば、固定リングとして用いられるリング部材10のねじセクション14において、固定作用を改良するために高い摩擦係数を有するコーティングを使用することが可能である。
同様に、いわゆるスティックスリップ効果を回避し、かつ締め付けねじ18の引き締めモーメントを軸方向の付勢力へより良好に変換するために、リング部材10、12のねじセクション16内及び/又は前側の平坦面において小さい摩擦係数を有するコーティングを選択することができる。
互いに完全に分離されたリング部材10、12は、少なくともその組み込み状態においてその互いに向き合った前側に沿って互いに対して予め定めることができる、実質的に変化しない軸方向間隔を有する。
したがって2つのリングボディ10、12のすべての前側面は、各組み込み位置において互いに対して実質的に平行に配置されており、2つのリングボディ10、12には、メンブレン箇所又は結合ブリッジのような結合領域は存在しない。
また、各リングボディ10、12は周面側において外側へ向かって閉鎖して形成されており、リング12に設けられた操作工具をあてがうための長手溝32を除いてスリット又はその他の侵入箇所を有していない。
本発明において、リング部材10、12は、調節装置の締め付けねじ18のみによって駆動される。
リング部材10、12の互いに隣接する端面の間には、媒体を通過させる間隙2の形式のスペースが存在しているので、このスペースは付加的なプラスチックリング(図示せず)を挿入し、あるいは硫化形成することによって密閉することができ、それがたとえば食料品工業においていわゆるダストポケットを回避するために効果的であり得る。
同時に、プラスチックリングによって、締め付けねじ18による2つのリング部材10、12の互いに対する調節に影響を与える、ばね作用又は緩衝作用を得ることができる。
個々のリング部材10、12は、それぞれ選択的に内ねじの代わりに外ねじを有することもできるので、通常のように2つに分かれた固定ねじ(図示せず)が得られる。
さらに、それぞれのリング部材10、12の内径と外径は、それぞれリング部材10とリング部材12の内側の中央切り欠き20内に収容すべき第3構成部品に従って、異なるように選択することもできる。
全体として本発明に係る機械部品解決策によって、たとえば固定ナット又は操作ナットの負荷部分として様々に形成されているリング部材12が、固定部品としての一種類のリング部材10のみと組み合わされる、積み木システムの実現が可能である。
さらに、リング部材10、12の間に結合部材としてのメンブレンシステムを設けない場合には、機械部品としての操作ナット全体の組み立て長さをそれに応じて短縮することができる。
リング部材10、12の間に結合部材が設けられない場合には、機械部品は、組み立てられていない個別ユニットを有する梱包ユニットとして顧客又は希望者に供給され、その後彼らが現場で機械部品を初めて全体として構築して、その限りにおいて第3構成部品において完全なものとする。
これは、固定ナットメーカーにとって組み立てコストを節約する一助になる。
リング部材10、12のために内ねじセクション14、16を設けない場合に、その限りにおいて平坦な円筒状の内周面が生じ、その内周面が内側の中央切り欠き20の径方向外側を画成するので、その限りにおいて本発明に係る同一の構造において、操作ナットの代わりに締め付けセット又はガイドブッシュが得られ、かつ/または、たとえばラジアル滑り軸受(図示せず)の形式の、軸受の重要な部品が得られる。
さらに、従来技術において示されるように、それぞれ適用場合に応じて2つより多いリング部材を使用することができる。

Claims (17)

  1. 械部品であって、
    前記機械部品は、第1及び第2のリング部材(10、12)と複数の締め付けねじ(18)を有する調節装置とを有し、前記第1及び第2のリング部材は、第3構成部品に内ねじ及び外ねじによって固定可能であって、
    前記第1のリング部材(10)が、前記第2のリング部材(12)上へ前記複数の締め付けねじ(18)を有する前記調節装置によって軸方向に見て送り方向に組み立て位置から固定位置へ、かつ、その逆に移動可能であって、
    前記第1及び第2のリング部材(10、12)が個別の構成部品として形成されており、
    前記構成部品の互いに隣接して向き合った端面がスペース間隔(22)を画成し、前記スペース間隔が全ての側へ向かって周囲へ開放している、ものにおいて、
    前記調節装置の前記複数の締め付けねじ(18)がスペース(22)を貫通し、かつ
    組み立て位置と固定位置の間で、それぞれのリング部材(10、12)の互いに対する全ての可能な調節位置が、この前記締め付けねじ(18)によってもたらされ
    前記第1及び第2のリング部材(10、12)のそれぞれの機能セクションにおいて第1及び第2のコーティングが設けられており、前記第1のコーティングと前記第2のコーティングは互いに異なる、ことを特徴とする機械部品。
  2. 前記第1及び第2のリング部材(10、12)が調節ナットを形成している、ことを特徴とする請求項1に記載の機械部品。
  3. 前記第3構成部品は、軸、シャフト又はハブを含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の機械部品。
  4. 前記第1及び第2のリング部材(10、12)は内ねじを有する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の機械部品。
  5. 前記第1及び第2のリング部材(10、12)を前記複数の締め付けねじによって締め付けることによって、前記第1及び第2のリング部材(10、12)の前記内ねじと前記第3構成部品の外ねじのねじセクションとの間のあそびが逆方向において低減される、ことを特徴とする請求項4に記載の機械部品。
  6. 前記機能セクションは、前記第1及び第2のリング部材(10、12)上において、前記内ねじ又は平坦な接触面の内の少なくとも一方を備える、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の機械部品。
  7. 前記機能セクションは、前記第1及び第2のリング部材(10、12)上において、前記内ねじを備える、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の機械部品。
  8. 前記第1のコーティングは、前記第1のリング部材(10)の前記内ねじ上にあり、かつ、前記第1のリング部材(10)がより良好な固定作用を有する固定リングとなるような第1の摩擦係数を有し、
    前記第2のコーティングは、前記第2のリング部材(12)の前記内ねじ又は平坦な接触面の内の少なくとも一方上にあり、前記第2のリング部材(12)が、前記第1の摩擦係数よりも低い第2の摩擦係数を有する調節リングとして機能する、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の機械部品。
  9. 前記第2のコーティングは、前記第2のリング部材(12)の前記内ねじ上にある、ことを特徴とする請求項8に記載の機械部品。
  10. 調節装置の前記締め付けねじ(18)が、同軸の部分円上で個々の対応づけ可能なリングボディ(10、12)へ均一に作用し、前記締め付けねじが好ましくは間隙形状に形成されている前記スペース(22)を軸平行に貫通する、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の機械部品。
  11. 前記締め付けねじ(18)のねじヘッド(24)が、固定された組み立て状態において前記第1のリング部材(10)の内部に完全に一体化されている、ことを特徴とする請求項1に記載の機械部品。
  12. それぞれのリングボディ(10、12)が中央切り欠き(20)を有し、前記中央切り欠き内へそれぞれのリングボディ(10、12)の内ねじ(14、16)が開口している、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の機械部品。
  13. 互いに対して同心に配置されているリングボディ(10、12)が、それぞれ同一の内径と外径を有しており、かつ
    それぞれのリングボディ(10、12)のための内ねじ(14、16)が等しく形成されている、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の機械部品。
  14. 少なくとも2つのリングボディ(10、12)が調節装置(18)と共に組み立てセットとして第3構成部品上に固定され、かつ
    機械部品を第3構成部品上に位置決めした後に、操作リングとして用いられる一方のリングボディ(12)が、固定リングとして用いられる他方のリングボディ(10)に対して、調節装置の前記締め付けねじ(18)のみによって締め付けられている、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の機械部品。
  15. 間隙形状の前記スペース(22)の軸方向の延びが、リングボディ(10、12)の内ねじ(14、16)のわずかなねじの回転分であり、好ましくは、ねじの1回転分またはその一部である、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の機械部品。
  16. 操作リングとして用いられるリングボディ(12)が外周面側に、固定工具を作用させるための作用箇所(32)を有している、ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の機械部品。
  17. 隣接して配置されているリングボディ(10、12)を調節装置の前記締め付けねじ(18)によって締め付ける場合に、前記リングボディ(10、12)の内ねじ(14、16)と、第3構成部品の少なくとも1つの外ねじのそれぞれ対応づけ可能なねじセクションとの間のねじ側面のあそびが、逆方向に無効になる、ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の機械部品。
JP2016537958A 2014-02-11 2015-02-06 機械部品 Active JP6585593B2 (ja)

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