JP6585143B2 - コンクリート構造物の隅角部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鉛直鋼材とそれを包囲する鉄筋組立体とによって形成された複合補強材が配置されたコンクリート構造物の隅角部構造に関するものである。
特許文献1には、橋梁の橋脚などの塔構造物の構造として、H形鋼などの鉛直鋼材を鉄筋組立体によって包囲させた複合補強材を、躯体の内部に所定の間隔を隔てて設置することが開示されている。
また、特許文献2には、壁部が交差するコーナー部において、対向する帯鉄筋群の内側に一対の接合用鋼板を配置して、それらを複数の中間帯鋼材によって梯子段状に繋いで接合した鋼材の接合構造が開示されている。このような鋼材の接合構造とすることで、施工の省力化を促進することができる。
特許第3463074号公報 特許第3424012号公報
ところで、中空断面橋脚は、平成24年度の道路橋示方書の改定により、中空断面の隅角部を補強するために、節点部補強鉄筋を配置しなければならなくなった。一方において特許文献1に開示されたような複合補強材を使用する場合、隅角部において節点部補強鉄筋と複合補強材とが干渉することになるため、隅角部に複合補強材を充分に配置することができないケースがあった。その場合は、複合補強材を使用することによる施工性向上や省力化や工期の短縮などの充分な効果が得られなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、隅角部においても複数の複合補強材を配置することが可能となるコンクリート構造物の隅角部構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のコンクリート構造物の隅角部構造は、鉛直鋼材とそれを包囲する鉄筋組立体とによって形成された複合補強材が配置されたコンクリート構造物の隅角部構造であって、隅角部の節点に配置された節点部鉛直鋼材と、前記節点部鉛直鋼材を挟んだ両側に配置された前記複合補強材と、前記節点部鉛直鋼材を包囲しつつ前記複合補強材の前記鉛直鋼材に接続された隅角部鉄筋組立体とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記複合補強材の前記鉛直鋼材はウェブを有しており、前記隅角部鉄筋組立体は前記ウェブに接続される構成とすることができる。また、前記隅角部鉄筋組立体は、主部材が鉄筋のみによって構成されていてもよい。
一方、前記隅角部鉄筋組立体は、鉄筋が鋼板部材を介して前記鉛直鋼材に接続されている構成であってもよい。さらに、前記鋼板部材と前記鉄筋との連結は、前記鉄筋の端部に溶接接合された端部金具を介してボルト接合によって行わせることができる。
また、別のコンクリート構造物の隅角部構造の発明は、鉛直鋼材とそれを包囲する鉄筋組立体とによって形成された複合補強材が配置されたコンクリート構造物の隅角部構造であって、隅角部の節点に配置された節点部鉛直鋼材と、前記節点部鉛直鋼材を挟んだ両側に配置された前記複合補強材と、前記隅角部の外周側で前記節点部鉛直鋼材を包囲して前記複合補強材の前記鉄筋組立体間を接続させた外周側鉄筋組立体と、前記隅角部の内周側で前記節点部鉛直鋼材を包囲して前記複合補強材の前記鉄筋組立体間を接続させた内周側鉄筋組立体とを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明のコンクリート構造物の隅角部構造では、隅角部の節点に節点部鉛直鋼材が配置されるとともに、それを挟んだ両側に複合補強材が配置される。そして、節点部鉛直鋼材を包囲しつつ複合補強材の鉛直鋼材に接続される隅角部鉄筋組立体を備えている。
このため、隅角部に3本の複合補強材が配置されたことにすることができる。このように複数の複合補強材が配置できれば、隅角部の施工性が向上して、工費や工期を低減することが可能になる。
また、隅角部鉄筋組立体を鉛直鋼材のウェブに接続させるのであれば、複数の複合補強材を一体構造化させるなどの加工を、現場の施工ヤードで予め行うなどして、さらなる省力化、工期の短縮などを図ることができるようになる。
さらに、節点部鉛直鋼材を包囲しつつ、両側の複合補強材の鉄筋組立体に接続させる隅角部鉄筋組立体を備えた場合も、隅角部に3本の複合補強材が配置されたことにすることができる。
本発明の実施の形態のコンクリート構造物の隅角部構造としたことによる従来の構成との相違点を説明する図である。 実施例1のコンクリート構造物の隅角部構造の構成を示した断面図である。 実施例1の隅角部に配置される複数の複合補強材の構成を示した斜視図である。 実施例2のコンクリート構造物の隅角部構造の構成を示した断面図である。 実施例2の隅角部に配置される複数の複合補強材の構成を示した斜視図である。 実施例3のコンクリート構造物の隅角部構造の構成を示した断面図である。 実施例3の隅角部に配置される複数の複合補強材の構成を示した斜視図である。 実施例4のコンクリート構造物の隅角部構造の構成を示した断面図である。 実施例4のコンクリート構造物の隅角部構造の変形例の構成を示した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のコンクリート構造物となる橋脚1の構造を示した説明図である。ここで、コンクリート構造物には、鉛直方向に延びる橋脚、橋台、煙突、柱などの塔構造物や、壁が交差する壁構造物などが該当する。以下では、橋脚1を例にして説明を行う。
図1の矢印の右側に示すように、本実施の形態の橋脚1は、平面視長方形の中空に形成される。すなわち橋脚1の躯体11は、断面視ロ字状などの中空を囲繞する形状に形成される。
そして、この躯体11の内部には、所定の間隔を隔てて複合補強材が設置される。すなわち、複合補強材が埋設されている部位と、複合補強材に限らず主鉄筋も埋設されていないコンクリートだけの部位とが交互に形成される。
ここで、断面視長方形の辺となる範囲に配置される複合補強材をスパイラルカラム2,2Aとする。そして、隅角部10の節点に最も近い位置の複合補強材をスパイラルカラム2の符号を使用して説明する。このスパイラルカラム2,2Aは、鉛直鋼材となるH形鋼3と、そのH形鋼3を包囲する鉄筋組立体4とによって主に構成される。鉄筋組立体4は、例えば螺旋状鉄筋と軸方向鉄筋によって構成される。
また、断面長方形の躯体11の隅角部10の節点には、節点部鉛直鋼材としてのH形鋼3Aと、隅角部鉄筋組立体5とが配置される。鉄筋組立体5は、例えば帯状鉄筋と軸方向鉄筋によって構成される。
隅角部鉄筋組立体5は、H形鋼3Aを包囲しつつスパイラルカラム2のH形鋼3に接続される。また、隅角部鉄筋組立体5は、ハンチ部14にも配置されてスパイラルカラム2,2間を接続させる。
そして、躯体11の外周側の表層には、帯鉄筋として外帯鉄筋12が配置される。また、躯体11の内周側の表層には、帯鉄筋として内帯鉄筋13が配置される。
このような橋脚1は、例えば次のような工程によって構築することができる。まず、橋脚1の外周面と中空側の内周面となる位置に、外帯鉄筋12が埋設されたプレキャストコンクリート版と、内帯鉄筋13が埋設されたプレキャストコンクリート版とを配置する。
そして、対向するプレキャストコンクリート版で挟まれた空間には、平面視長手方向に所定の間隔を隔てて、スパイラルカラム2,2Aを設置していく。また、隅角部10には、H形鋼3Aと隅角部鉄筋組立体5とを配置する。
さらに、構築する橋脚1の高さに合わせて、プレキャストコンクリート版、スパイラルカラム2,2A及びH形鋼3Aなどを鉛直方向に接続していく。スパイラルカラム2,2A等の設置が終わったプレキャストコンクリート版間の空間には、適宜、コンクリートを充填していくことで、所定の高さとなる橋脚1を構築する。
なお、プレキャストコンクリート版を使用せずに、在来の型枠を使用して橋脚1を構築することもできる。
次に、本実施の形態の橋脚1の隅角部構造の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の橋脚1の隅角部構造では、隅角部10の節点にH形鋼3Aが配置されるとともに、それを挟んだ両側にスパイラルカラム2,2が配置される。そして、H形鋼3Aを包囲しつつスパイラルカラム2,2のH形鋼3,3に接続される隅角部鉄筋組立体5を備えている。
ここで、図1の矢印の左側には、従来の中空断面の橋脚aの構成を示している。この橋脚aの躯体a1の内部には、所定の間隔を隔ててスパイラルカラムa5,・・・が設置される。また躯体a1の表層には、帯鉄筋a2,a3が配置される。
そして、隅角部a0の節点には、角部H形鋼a6と、その角部H形鋼a6を包囲する節点部補強鉄筋a7が配置される。この節点部補強鉄筋a7は、ハンチ部a4にも配置される。
この節点部補強鉄筋a7は、スパイラルカラムa5の設置の支障になるため、隅角部a0付近では角部H形鋼a6とスパイラルカラムa5との間隔が空いてしまうことになる。そこで、設計上必要な鋼材量を配置するために角部H形鋼a6や軸方向鉄筋a8を大型化させると、製作が困難になるうえに、運搬や建込みなどの作業効率が低下することになる。そして、特殊なH形鋼を使用することによる材料費の増加と共に、施工コストも増加することがある。
これに対して、本実施の形態の橋脚1の隅角部構造では、隅角部10に3本の複合補強材(4,4,3A,5)が配置されたことにすることができる。このように複数の複合補強材が配置できれば、H形鋼3,3Aや縦鉄筋42を大型化させる必要がなく、隅角部10の施工性が改善して、工費や工期を低減することが可能になる。
以下、前記実施の形態で説明した橋脚1の隅角部構造の具体的な構成について、図2,3を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例1では、スパイラルカラム2,2Aの詳細な構成と、隅角部10Aに配置される隅角部鉄筋組立体5Aの一例を説明する。
スパイラルカラム2,2Aは、鉛直鋼材となるH形鋼3と、H形鋼3を包囲する鉄筋組立体4とによって主に構成される。ここで、鉛直鋼材としてH形鋼3を例に説明するが、これに限定されるものではなく、I形鋼などであってもよい。
H形鋼3は、図2に示すように、対峙して形成される一対の板状のフランジ31,31と、そのフランジ31,31間を中央で連結させる板状のウェブ32とによって形成されている。
そして、鉄筋組立体4は、H形鋼3の全周から離隔された状態で配置される。この鉄筋組立体4は、H形鋼3の軸方向に延伸される連続した螺旋状鉄筋としてのスパイラル筋41(図3参照)と、H形鋼3の軸方向と略平行に延伸される軸方向鉄筋としての縦鉄筋42,・・・とによって、主に構成される。
スパイラル筋41は、螺旋バネ状に巻き廻された鉄筋である。一方、縦鉄筋42は、断面視略長方形のスパイラル筋41の4箇所の隅角部にそれぞれ配置される。
また、節点部鉛直鋼材として配置されるH形鋼3Aは、H形鋼3と同様に、対峙して形成される一対の板状のフランジ31,31と、そのフランジ31,31間を中央で連結させる板状のウェブ32とによって形成されている。
そして、隅角部鉄筋組立体5Aは、H形鋼3Aを隅角部10Aの外角側と内角側から包囲しつつ、スパイラルカラム2のH形鋼3のウェブ32に接合される。この隅角部鉄筋組立体5Aは、スパイラル筋41と同様に、鉛直方向に複数段が形成される。
詳細には、図3に示すように、スパイラル筋41と同じように、鉛直方向に複数段が設けられる。但し、スパイラル筋41のように螺旋状に連続していなくても良く、実施例1では、各段が独立した帯状の包囲体を形成する場合を例に説明する。
そこで、隅角部鉄筋組立体5Aの各段の構成の詳細について説明する。隅角部鉄筋組立体5Aの各段は、図2に示すように、平面視五角形に形成される。まず、隅角部10Aの外角側の構成について説明する。
隅角部鉄筋組立体5Aの外角側は、隅角部10Aの頂点に配置される左右対称の直角部材となる外角鉄筋52と、その両側にそれぞれ配置される平面視L字状のL形鉄筋51,51とによって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋のみによって構成される。また、外角鉄筋52とL形鉄筋51とは、投影方向に一部を重ねる鉄筋の重ね継手によって接続される。
L形鉄筋51は、一方の端部がH形鋼3のウェブ32に溶接接合される溶接端部511となり、他方の端部には、外角鉄筋52に重ねられた先でコンクリートへの定着部としてのフック部512が設けられる。このL形鉄筋51の角部には、必要に応じて組立筋513が配置される。また、溶接接合は、スタッド溶接、フラッシュ溶接などによって行うことができる。
なお、実施例1では、L形鉄筋51の一方の端部を溶接端部511とし、他方の端部をフック部512として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、ウェブ32に貫通穴を穿孔して、反対側の隅角部鉄筋組立体5Aに連続させることもできる。また、他端の定着部も、フック以外の鉄筋の一般的な定着構造を採用することができる。
一方、外角鉄筋52は、隅角部10Aの頂点を中心に直交するように折り曲げ加工されている。そして、外角鉄筋52の両端には、それぞれフック部521,521が設けられる。
続いて隅角部鉄筋組立体5Aの内角側は、隅角部10Aのハンチ部14に沿って配置される平面視へ字状の一対の内角鉄筋53,53によって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋のみによって構成される。また、一対の内角鉄筋53,53同士は、投影方向に一部を重ねる鉄筋の重ね継手によって接続される。
内角鉄筋53は、一方の端部がH形鋼3のウェブ32に溶接接合される溶接端部531となり、他方の端部には重ね継手の先で定着部としてのフック部532が設けられる。なお、フック部512,521,532は、水平方向に向けて設けるだけでなく、斜め方向や鉛直方向に向けて設けても良い。
このように構成された実施例1の橋脚1の隅角部構造であれば、隅角部10Aに、一般的な節点部補強鉄筋に使用されるような帯状鉄筋(帯鉄筋)を配置するだけで、隅角部鉄筋組立体5Aを形成することができる。
また、L形鉄筋51や内角鉄筋53の溶接端部511,531をH形鋼3のウェブ32に溶接する作業は、現場の施工ヤードで予め行うことができるので、安全な場所で効率的に作業が行える。そして、施工ヤードで製作された部材は、クレーンで短時間に吊り込み、設置することができるので、省力化や工期の短縮などを容易に図ることができる。また、高所作業を軽減することもできる。
なお、実施例1のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施例1で説明した橋脚1の隅角部構造とは別の実施形態について、図4,5を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例2では、隅角部10Bに配置される隅角部鉄筋組立体6の一例を説明する。隅角部鉄筋組立体6は、H形鋼3Aを隅角部10Bの外角側と内角側から包囲しつつ、スパイラルカラム2のH形鋼3のウェブ32に接合される。この隅角部鉄筋組立体6は、スパイラル筋41と同様に、鉛直方向に複数段が形成される。
隅角部鉄筋組立体6の各段は、図4に示すように、平面視五角形に形成される。まず、隅角部10Bの外角側の構成について説明する。隅角部鉄筋組立体6の外角側は、隅角部10Bの頂点に配置される左右対称の直角部材となる外L形鉄筋61と、その両端とH形鋼3のウェブ32とを接続させる鋼板部材としての櫛形部材62とによって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋と鋼板部材によって構成される。
外L形鉄筋61は、隅角部10Bを頂点として折り曲げ加工されるとともに、端部がH形鋼3のウェブ32に向けて直角に折り曲げられて溶接端部611として形成されている。
そして、この溶接端部611が、櫛形部材62に溶接接合される。櫛形部材62は、図5に示すように櫛形に形成されていて、背面がウェブ32に溶接接合される。
H形鋼3の軸方向と平行となるように延伸方向が向けられた櫛形部材62は、鉛直方向に間隔を置いて、外L形鉄筋61の溶接端部611に向けて張り出されるアーム部621,・・・を複数、備えている。このアーム部621は、鉄筋組立体4より飛び出さないようにスパイラル筋41の内側に形成することが好ましい。そして、櫛形部材62のアーム部621の端部に、外L形鉄筋61の溶接端部611がそれぞれ溶接接合される。
続いて隅角部鉄筋組立体6の内角側は、隅角部10Bのハンチ部14に沿って配置される内連結鉄筋63と、その両端とH形鋼3のウェブ32とを接続させる鋼板部材としての櫛形部材62とによって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋と鋼板部材によって構成される。
内連結鉄筋63は、端部がH形鋼3のウェブ32に向けて折り曲げられて溶接端部631として形成されている。そして、この溶接端部631が、櫛形部材62のアーム部621に溶接接合される。
このように構成された実施例2の橋脚1の隅角部構造であれば、隅角部10Bに配置されるスパイラルカラム2のH形鋼3のウェブ32の両側面に、予め櫛形部材62,62を溶接によって接合しておくことができる。
そして、外側に向けて張り出された櫛形部材62のアーム部621,・・・に対して、外L形鉄筋61及び内連結鉄筋63の溶接端部611,631を溶接接合させれば良いので、作業性に優れている。
また、現場の施工ヤードで予め組み付け作業を行うなどして、隅角部鉄筋組立体6の全部又は一部をH形鋼3のウェブ32に溶接接合して一体構造化することで、クレーンで短時間に吊り込み、設置することができるようになるので、さらなる省力化、工期の短縮などを図ることができる。
なお、実施例2のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施例1,2で説明した橋脚1の隅角部構造とは別の実施形態について、図6,7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1,2で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例3では、隅角部10Cに配置される隅角部鉄筋組立体6Aの一例を説明する。隅角部鉄筋組立体6Aは、H形鋼3Aを隅角部10Cの外角側と内角側から包囲しつつ、スパイラルカラム2のH形鋼3のウェブ32に接合される。この隅角部鉄筋組立体6Aは、スパイラル筋41と同様に、鉛直方向に複数段が形成される。
隅角部鉄筋組立体6Aの各段は、図6に示すように、平面視五角形に形成される。まず、隅角部10Cの外角側の構成について説明する。隅角部鉄筋組立体6Aの外角側は、隅角部10Cの頂点に配置される左右対称の直角部材となる外L形鉄筋61Aと、その両端とH形鋼3のウェブ32とを接続させる鋼板部材としての櫛形部材62Aとによって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋と鋼板部材によって構成される。
外L形鉄筋61Aは、隅角部10Cを頂点として折り曲げ加工されるとともに、両側の端部が溶接端部612,612として形成されている。
そして、この溶接端部612には、端部金具613が溶接接合される。この端部金具613は、平面視略L形のアングル鋼材などによって形成される金具で、側辺がH形鋼3のウェブ32に向けて張り出される。また、複数段の外L形鉄筋61A,・・・を、1本の端部金具613にまとめて溶接接合させることができる。
一方、H形鋼3のウェブ32には、櫛形部材62Aが溶接接合される。櫛形部材62Aは、図7に示すように櫛形に形成されていて、背面がウェブ32に溶接接合される。この櫛形部材62Aのアーム部621Aの端部は、ボルト接合部622を介して外L形鉄筋61Aの端部金具613にボルト接合される。このボルト接合には、高力ボルトなどが使用できる。そして、アーム部621A及びボルト接合部622は、鉄筋組立体4より飛び出さないようにスパイラル筋41の内側に形成することが好ましい。
続いて隅角部鉄筋組立体6Aの内角側は、隅角部10Cのハンチ部14に沿って配置される直線状の内連結鉄筋63Aと、その両端とH形鋼3のウェブ32とを接続させる鋼板部材としての櫛形部材62Aとによって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋と鋼板部材によって構成される。
内連結鉄筋63Aは、溶接端部632に平面視略へ字状の端部金具633が溶接接合される。端部金具633のH形鋼3のウェブ32に向けて張り出された側に、櫛形部材62Aのアーム部621Aの端部がボルト接合部622を介してボルト接合される。
このように構成された実施例3の橋脚1の隅角部構造であれば、隅角部10Cに配置されるスパイラルカラム2のH形鋼3のウェブ32の両側面に、予め櫛形部材62A,62Aを溶接によって接合しておくことができる。また、外L形鉄筋61A及び内連結鉄筋63Aの両側の端部には、端部金具613,633がそれぞれ溶接接合されている。
このため、外L形鉄筋61A及び内連結鉄筋63AとH形鋼3のウェブ32との接続は、高力ボルトとナットによる接合作業によって、どこでも簡単に行うことができる。また、ボルト接合部622による連結であれば、一旦連結した後でも、調整のためなどに容易に付け直すことができる。
なお、実施例3のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施の形態及び実施例1−3で説明した橋脚1の隅角部構造とは別の実施形態について、図8,9を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1−3で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例4では、前記実施の形態及び実施例1−3で説明したスパイラルカラム2,2のH形鋼3,3同士を接続するのではなく、複合補強材の鉄筋組立体同士を接続する場合について説明する。
すなわち図8に示すように、隅角部10Dの外周側では、H形鋼3Aを包囲して複合補強材であるスパイラルカラム2B,2Bの鉄筋組立体4A,4A間を外周側鉄筋組立体71によって接続させる。
この外周側鉄筋組立体71は、隅角部10Dの両側にそれぞれ配置される平面視L字状のL形鉄筋711,712によって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋のみによって構成される。このL形鉄筋711,712同士は、投影方向に一部を重ねる鉄筋の重ね継手によって接続される。
L形鉄筋711,712は、一方の端部が鉄筋組立体4Aの縦鉄筋42に引っ掛けられるフック部711a,712aとなり、他方の端部には重ね継手の先で定着部としてのフック部711b,712bが設けられる。なお、フック部711b,712bは、水平方向に向けて設けるだけでなく、斜め方向や鉛直方向に向けて設けても良い。
続いて隅角部10Dの内周側では、H形鋼3Aを包囲してスパイラルカラム2B,2Bの鉄筋組立体4A,4A間を内周側鉄筋組立体72によって接続させる。この内周側鉄筋組立体72は、隅角部10Dのハンチ部14に沿って配置される直線状の一対の内連結鉄筋721,722によって主に構成される。すなわち、主部材が鉄筋のみによって構成される。また、一対の内連結鉄筋721,722同士は、投影方向に一部を重ねる鉄筋の重ね継手によって接続される。
ここで、内周側鉄筋組立体72は、ハンチ部14に沿って配置すると、端部がスパイラルカラム2Bの中央付近に接続されることになる。そこで、スパイラルカラム2Bの鉄筋組立体4Aにおいては、隅角部に配置される縦鉄筋42,・・・に加えて、平面視長方形のスパイラル筋41の一辺の略中央に、軸方向鉄筋として中間鉄筋43を追加する。
そして、内周側鉄筋組立体72の内連結鉄筋721,722の一方の端部に形成されたフック部721a,722aを鉄筋組立体4Aの中間鉄筋43に引っ掛ける。また、内連結鉄筋721,722の他方の端部には、重ね継手の先で定着部としてのフック部721b,722bが設けられる。なお、フック部721b,722bは、水平方向に向けて設けるだけでなく、斜め方向や鉛直方向に向けて設けても良い。
これに対して図9に示した変形例では、隅角部10Eに配置する複合補強材を、H形鋼3を使用したものより小さくできるものに変更する。具体的には、隅角部10Eの両側に配置される複合補強材を、鉛直鋼材としてI形鋼8が配置されたスパイラルカラム2Cとする。
I形鋼8は、対峙して形成される一対の板状のフランジ81,81と、そのフランジ81,81間を中央で連結させる板状のウェブ82とによって形成されている。I形鋼8は、フランジ81の幅がH形鋼3のフランジ31の幅より狭いため、鉄筋組立体4Bの高さを低くすることができる。
そして、高さが低くなった鉄筋組立体4Bの隅角部に配置された縦鉄筋42の位置は、ハンチ部14に沿って配置された内連結鉄筋721,722のフック部721a,722aの位置に合わせることができる。
そこで、フック部721a,722aを鉄筋組立体4Bの縦鉄筋42に引っ掛けることで、内周側鉄筋組立体72によるスパイラルカラム2C,2Cの鉄筋組立体4B,4B間の接続を行わせる。
また、図9では、外周側鉄筋組立体71のL形鉄筋711,712のフック部711a,712aを、鉄筋組立体4Bの手前側の縦鉄筋42に引っ掛ける場合について図示したが、高さが低くなった鉄筋組立体4Bであれば、奥側の縦鉄筋42に引っ掛けることもできる。
このように構成された実施例4の橋脚1の隅角部構造であれば、隅角部10D,10Eに、一般的な節点部補強鉄筋に使用されるような帯状鉄筋(帯鉄筋)を配置するだけで、外周側鉄筋組立体71及び内周側鉄筋組立体72によってスパイラルカラム2C,2Cの鉄筋組立体4B,4B間を接続させることができる。
また、L形鉄筋711,712及び内連結鉄筋721,722は、フック部711a,712a,721a,722aを縦鉄筋42又は中間鉄筋43に引っ掛け、重ね継手をさせるだけで配筋できるので、溶接作業が不要で、大幅な省力化を図ることができる。
なお、実施例4のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、鉄筋組立体4,4A,4Bを螺旋状のスパイラル筋41によって構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、隅角部鉄筋組立体と同様に、鉛直方向に断続的に配筋される帯鉄筋群のような構成とすることもできる。
1 橋脚(コンクリート構造物)
10 隅角部
2 スパイラルカラム(複合補強材)
3 H形鋼(鉛直鋼材)
3A H形鋼(節点部鉛直鋼材)
4 鉄筋組立体
5 隅角部鉄筋組立体
10A 隅角部
5A 隅角部鉄筋組立体
10B 隅角部
6 隅角部鉄筋組立体
62 櫛形部材(鋼板部材)
10C 隅角部
6A 隅角部鉄筋組立体
62A 櫛形部材(鋼板部材)
10D,10E 隅角部
2B,2C スパイラルカラム(複合補強材)
4A,4B 隅角部鉄筋組立体
71 外周側鉄筋組立体
72 内周側鉄筋組立体
8 I形鋼(鉛直鋼材)

Claims (5)

  1. 鉛直鋼材とそれを包囲する鉄筋組立体とによって形成された複合補強材が配置されたコンクリート構造物の隅角部構造であって、
    隅角部の節点に配置された節点部鉛直鋼材と、
    前記節点部鉛直鋼材を挟んだ両側に配置された前記複合補強材と、
    前記節点部鉛直鋼材を包囲しつつ前記複合補強材の前記鉛直鋼材に接続された隅角部鉄筋組立体とを備え
    前記複合補強材の前記鉛直鋼材はウェブを有しており、前記隅角部鉄筋組立体は前記ウェブに接続されることを特徴とするコンクリート構造物の隅角部構造。
  2. 前記隅角部鉄筋組立体は、主部材が鉄筋のみによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物の隅角部構造。
  3. 前記隅角部鉄筋組立体は、鉄筋が鋼板部材を介して前記鉛直鋼材に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物の隅角部構造。
  4. 前記鋼板部材と前記鉄筋との連結は、前記鉄筋の端部に溶接接合された端部金具を介してボルト接合によって行われることを特徴とする請求項に記載のコンクリート構造物の隅角部構造。
  5. 鉛直鋼材とそれを包囲する鉄筋組立体とによって形成された複合補強材が配置されたコンクリート構造物の隅角部構造であって、
    隅角部の節点に配置された節点部鉛直鋼材と、
    前記節点部鉛直鋼材を挟んだ両側に配置された前記複合補強材と、
    前記節点部鉛直鋼材を包囲しつつ前記複合補強材の前記鉛直鋼材に接続された隅角部鉄筋組立体とを備え、
    前記隅角部鉄筋組立体は、鉄筋が鋼板部材を介して前記鉛直鋼材に接続されるとともに、
    前記鋼板部材と前記鉄筋との連結は、前記鉄筋の端部に溶接接合された端部金具を介してボルト接合によって行われることを特徴とするコンクリート構造物の隅角部構造。
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