JP6584902B2 - 測位用情報処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

測位用情報処理装置、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6584902B2
JP6584902B2 JP2015198393A JP2015198393A JP6584902B2 JP 6584902 B2 JP6584902 B2 JP 6584902B2 JP 2015198393 A JP2015198393 A JP 2015198393A JP 2015198393 A JP2015198393 A JP 2015198393A JP 6584902 B2 JP6584902 B2 JP 6584902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
positioning
information processing
control unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015198393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017072437A (ja
Inventor
純平 小川
純平 小川
稲村 浩之
浩之 稲村
由樹 難波
由樹 難波
徹 高仲
徹 高仲
義寛 廣橋
義寛 廣橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015198393A priority Critical patent/JP6584902B2/ja
Publication of JP2017072437A publication Critical patent/JP2017072437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6584902B2 publication Critical patent/JP6584902B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明の実施形態は、測位用情報処理装置、方法及びプログラムに関する。
従来、位置測位サービスの増加に伴い、屋内測位技術に注目が集まっている。
GPS衛星からGPS測位用電波の受信できない屋内では、測位のために測位インフラを多数設置する必要がある。
一方、測位用端末装置単体の取得情報のみから相対位置を算出して測位する、いわゆる自律航法を用いることで、測位インフラの設置を抑えて測位が可能である。
このような自律航法の一例としては、測位の起点となる地図上の絶対位置(基準位置)を取得後、測位用端末装置の取得情報から相対位置を算出して測位する。
特開2012−088253号公報 特開2002−039751号公報
しかしながら、従来技術の自律航法においては、建物の2階から3階に移動するような高さ方向移動に対して、階の移動か水平移動かの状態判断はできるが、高さ方向の移動距離の推定精度が低く、歩幅の変化等により水平方向の位置推定も低下してしまう虞があった。
これを解決するために、高さ方向の位置を推定する方法として、測位用端末装置周辺の気圧情報及び温度情報を用いて高さを推定する手法が提案されている。
このような手法では、絶対的な高度として標高を推定するだけで、測位用端末装置を携帯しているユーザが建物の何階に存在するのかについては、正確に推定できなかった。また、気圧の変動により推定精度が低下するため、高さ基準情報として海面気圧の情報を定期的に取得する必要があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ビルディング等の屋内で自律航法を用いて測位を行う場合であっても、建物の何階に位置しているのかを確実に把握することができる測位用情報処理装置、方法及びプログラムを提供することを目的としている。
実施形態の測位用情報処理装置は、建物の基準階の測位基準位置に設けられたゲート装置と通信可能な測位用情報処理装置である。
測位用情報処理装置の第1検出部は、複数階を有する所定の建物内において、ゲート装置と通信を行って測位基準位置に到達したことを検出する。
第2検出部は、測位基準位置からの建物の高さ方向の移動ベクトル量を検出する。
制御部は、測位基準位置からの高さ方向の移動ベクトル量、建物の階間移動を判別するための予め設定される階間閾値及び基準階の情報に基づいて、建物内で位置している階を推定する。
図1は、実施形態の測位システムの概要構成ブロック図である。 図2は、移動体端末装置の概要構成ブロック図である。 図3は、移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図4は、メモリ部に格納されるデータの一例の説明図である。 図5は、実施形態の処理フローチャートである。 図6は、第1実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図7は、第1実施形態の滞在階推定処理の処理フローチャートである。 図8は、第2実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図9は、第2実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図10は、第3実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図11は、第3実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図12は、第4実施形態の測位システムの概要構成ブロック図である。 図13は、第4実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図14は、第4実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図15は、第5実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図16は、第5実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図17は、第6実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図18は、第6実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図19は、第6実施形態の効果の説明図である。 図20は、第7実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図21は、第8実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図22は、第9実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図23は、第10実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図24は、第11実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図25は、第11実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図26は、位置推定部の推定位置を補正する場合の説明図である。 図27は、第12実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図28は、第12実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図29は、第12実施形態の具体例の説明図である。 図30は、第13実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図31は、第13実施形態の移動量検出処理フローチャートである。 図32は、第14実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。 図33は、第14実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
次に図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
[1]第1実施形態
図1は、実施形態の測位システムの概要構成ブロック図である。
測位システム10は、ビルディングBLD内の基準階(図1の例の場合、1階及び4階)の所定の基準位置(水平方向位置)に配置されたゲート装置11A、11Bと、ゲート装置11A、11Bの制御を行うサーバ装置12と、ゲート装置11A、11Bを介してサーバ装置12と測位のためのデータ通信を行うことが可能な、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどの測位用情報処理装置として構成された移動体端末装置(歩行者端末装置)13と、を備えている。なお、移動体端末装置13については、汎用の情報処理装置に限らず、測位専用の情報処理装置としても構成可能である。
図2は、移動体端末装置の概要構成ブロック図である。
移動体端末装置13は、ジャイロセンサ、加速度センサ等を有し、歩行者であるユーザの歩行状態(歩数、移動方向等)に関係した歩行情報を検出し、歩行情報データとして出力する歩行センサ部21と、温度センサ、気圧センサ等を有し、温度、気圧などの環境情報を検出し、環境情報データとして出力する環境センサ部22と、制御プログラム、制御データ、各種検出データ等を記憶するメモリ部23と、GPS測位衛星からのGPS測位電波を受信して、自己位置を特定するGPS測位部24と、ユーザが各種操作を行うための操作部25と、地図情報等のナビゲーション情報を含む各種情報を表示する表示部26と、公衆電話網等の広域ネットワーク通信及び例えば、ブルートゥース(登録商標)規格に則った近距離通信を行う通信部27と、図示しないMPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータとして構成され、移動体端末装置13全体の制御を行うコントロール部28と、を備えている。
上記構成において、通信部27は、広域ネットワーク通信を行う広域通信部27Aと、近距離通信を行う近距離通信部27Bと、を備えている。
図3は、移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
移動体端末装置13は、歩行センサ部21の出力した歩行情報データに基づいて、水平方向の位置を推定し、歩行情報データ及び推定した位置に対応する位置データをメモリ部23に出力する現在位置推定部31と、環境センサ部22の出力に基づいて高さ方向の移動距離(ベクトル量)を推定し、推定した高さ方向の移動距離を推定し、環境情報データ及び推定した高さ方向の移動距離に対応する高さ方向移動距離データを出力する高さ移動距離推定部32と、高さ移動距離推定部32により推定された高さ移動距離に基づいて、移動体端末装置13を携帯して移動しているユーザ(歩行者)の滞在している階(階層)を推定し、メモリ部23に出力する階層推定部33と、を備えている。
図4は、メモリ部に格納されるデータの一例の説明図である。
メモリ部23は、測位時における水平方向の基準座標となる基準水平位置座標を格納した基準水平位置座標データD41と、現在の水平方向の位置(あるいは推定位置)を格納した現在水平位置座標データD42と、測位時における高さ方向の基準位置となる基準高さ位置(基準階)を格納した基準高さ位置データ(基準階データ)D43と、高さ方向の移動量をベクトル量(符号付き)として格納した高さ移動量データD44と、ビルディングにおいてある階から他の階に移動したか否かを判別するための階間閾値を格納した階間閾値データD45と、移動体端末装置13が現在滞在していると推定される階を特定するための現在階データD46と、歩行センサ部21が出力した歩行情報データを蓄積する歩行情報データベース(DB)D47と、環境センサ部22が出力した環境情報データを蓄積する環境情報データベース(DB)D48と、を備えている。
次に実施形態の動作を説明する。
図5は、実施形態の処理フローチャートである。
まず、コントロール部28は、当該移動体端末装置13が所定の基準位置に到達したか否かを判別する(ステップS11)。
具体的には、図1に示すような状態の場合、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aと通信が確立すると、コントロール部28は、所定の基準位置に到達したと判別することとなる。
ステップS11の判別において、当該移動体端末装置13が所定の基準位置に到達していない場合には(ステップS11;No)、コントロール部28は、待機状態となる。
ステップS11の判別において、当該移動体端末装置13が所定の基準位置に到達した場合には(ステップS11;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置11Aを介してサーバ装置12から基準位置データを取得する(ステップS12)。
ここで、基準位置データとしては、当該基準位置の水平位置座標に対応する基準水平位置座標データD41(図1の例の場合、ゲート装置11Aの設置位置に対応する緯度経度)および現在滞在しているビルの階を特定するための現在階データD46(=図1の例の場合、1階)が含まれる。
基準位置データを取得したコントロール部28は、水平方向(緯度経度方向)及び高さ方向(階移動方向)の移動量検出処理に移行する(ステップS13)。
[1]第1実施形態
図6は、第1実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
続いて、コントロール部28は、現在位置推定部31及び高さ移動距離推定部32として機能し、歩行センサ部21が出力した歩行情報データ及び環境センサ部22が出力した環境情報データをメモリ部23に出力し、歩行情報データベースD47及び環境情報データベースD48に記憶する(ステップS22)。
次にコントロール部28は、入力された歩行情報データに基づいて水平方向の位置、すなわち、ビルディングのユーザである歩行者の滞在階における移動位置(例えば、緯度経度座標あるいは基準位置に対する直交座標系上の距離等)を推定する(ステップS23)。
続いて、コントロール部28は、推定した水平方向位置座標を新たな現在水平方向位置座標(水平方向の位置情報)としてメモリ部23の現在水平位置座標データD42を更新する(ステップS24)。
さらに、コントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動距離をベクトル量として推定する(ステップS25)。例えば、図1の例の場合、階段を上れば、増加側(+側)に移動量が大きくなり、階段を下れば、減少側(−側)に移動量が大きくなる。
次に、コントロール部28は、推定した高さ方向の移動距離に基づいて、現在の移動体端末装置13の滞在階を推定する(ステップS14)。
図7は、第1実施形態の滞在階推定処理の処理フローチャートである。
まず、コントロール部28は、現在の推定した高さ方向の移動距離が階間閾値データD45として格納されている閾値以上であるか否かを判別する(ステップS31)。
この場合に、階間閾値データD45としては、例えば、基準位置に対応する階の床から天井までの距離等が設定されている。すなわち、この値を超えて高さ方向に移動したということは、次の階(上層階あるいは下層階)に移動している可能性が高いと考えられるからである。なお、階間閾値データD45としては、一つの値が設定されている場合の他、各階毎あるいは複数の階単位で設定されているようにすることも可能である。さらに一つの階間閾値データD45の値に対して、階間高さが異なる複数の階が割り当てられている場合には、複数の階間高さのうち、最も小さな値が設定される。
ステップS31の判別において、現在の推定した高さ方向の移動距離が階間閾値データD45として格納されている閾値未満である場合には(ステップS31;No)、コントロール部28は、処理をステップS15に移行する。
また、ステップS31の判別において、現在の推定した高さ方向の移動距離が階間閾値データD45として格納されている閾値以上である場合には(ステップS31;Yes)、コントロール部28は、移動方向に応じて滞在階情報としての現在階データD46を更新する(ステップS32)。
例えば、図1の例の場合、1階から5階の床から天井までの高さが同一で3mであり、現在の滞在階が2階であった場合、コントロール部28は、現在の推定した高さ方向の移動距離が+3m以上となった場合には、現在の滞在階を3階と更新し、現在の高さ方向の移動距離が−3m以上となった場合には、現在の滞在階を1階と更新することとなる。
つづいてコントロール部28は、現在階データD46に対応する滞在階(滞在フロア)の地図を表示部26に表示するとともに、地図表示上の現在水平位置座標データD42に対応する位置に現在位置を示すアイコン(マーク)を表示する(ステップS15)。
次にコントロール部28は、ユーザである歩行者から処理終了指示が操作部25を介してなされたか否かを判別する(ステップS16)。
ステップS16の判別において、ユーザである歩行者から処理終了指示が操作部25を介してなされた場合には(ステップS16;Yes)、コントロール部28は、処理を終了する。
ステップS16の判別において、未だユーザである歩行者から処理終了指示が操作部25を介してなされていない場合には(ステップS16;No)、コントロール部28は、新規基準位置に到達したか否かを判別する(ステップS17)。
より具体的には、図1の例の場合には、通信部27の近距離通信部27Bを介して未だ通信を行っていなかったゲート装置11Bと通信が確立すると、コントロール部28は、新規基準位置に到達したと判別することとなる。
ステップS17の判別において、新規基準位置に到達した場合には(ステップS17;Yes)、コントロール部28は、対応するゲート装置、例えば、ゲート装置11Bを介してサーバ装置12から基準位置データを取得し(ステップS12)、以下同様の処理をユーザである歩行者から終了指示がなされるまで繰り返す。
一方、ステップS17の判別において、未だ新規基準位置に到達していない場合には(ステップS17;No)、コントロール部28は、処理をステップS13に移行し、以下同様の処理をユーザである歩行者から終了指示がなされるまで繰り返す。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、高さ基準位置からの相対的な高さ移動距離から滞在している階(階層)を推定することで、建物の標高情報なしに精度良く移動体端末装置13の滞在階(階層)を推定でき、位置推定精度を向上することができる。
従って、ユーザである歩行者の利便性を確保することができる。
以上の第1実施形態の説明においては、基準位置データをサーバ装置12からゲート装置11A、11Bを介して取得する構成としていたが、予め一または複数の基準位置データを記憶しておき、サーバ装置12から通知されたいずれかの基準位置データを特定するためのデータ(判別用データ、IDデータ)を読み出して(取得して)、対応する基準位置データを用いるようにすることも可能である。以下の実施形態においても同様である。
また、ゲート装置を特定するためのデータ(ゲート特定データ)をゲート装置から受け取り、当該ゲート特定データに対応する基準位置データを用いるように構成することも可能である。
さらには、ゲート装置が予め記憶していた基準位置データを直接通知するように構成することも可能である。
また、特定のビルディングの1箇所にしかゲート装置が設けられていない場合や、ユーザが特定の基準位置に到達したことを操作部25の操作により指示した場合等には、予め記憶しておいた基準位置データを用いるように構成することも可能である。
さらにまた、ゲート装置は、当該ゲート装置を特定するための情報を移動体端末装置13に通知し、移動体端末装置13が、直接あるいは他の移動体端末装置を介して間接的にサーバ側にゲート装置を特定するための情報を通知することにより、サーバ側で移動体端末装置13の位置データを特定し(測位し)、サーバ側で移動体端末装置13の位置を把握し、サーバ側の管理者が各移動体端末装置13の現在位置を管理するような構成とすることも可能である。この場合において、さらにサーバから移動体端末装置13に対し、位置データを通知して、移動体端末装置13側で利用するように構成することも可能である。
[2]第2実施形態
図8は、第2実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図8において、図3の機能ブロック図と異なる点は、歩行センサ部21の出力した歩行情報データに基づいて、移動体端末装置13が高さ方向の移動状態であるか否かを判別する移動状態判別部41を備えた点である。
図9は、第2実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
続いて、コントロール部28は、現在位置推定部31及び高さ移動距離推定部32として機能し、歩行センサ部21が出力した歩行情報データ及び環境センサ部22が出力した環境情報データをメモリ部23に出力し、歩行情報データベースD47及び環境情報データベースD48に記憶する(ステップS22)。
次にコントロール部28は、入力された歩行情報データに基づいて水平方向の位置、すなわち、ビルディングのユーザである歩行者の滞在階における移動位置(例えば、緯度経度座標あるいは基準位置に対する直交座標系上の距離等)を推定する(ステップS23)。
続いて、コントロール部28は、推定した水平方向位置座標を新たな現在水平方向位置座標(水平方向の位置情報)としてメモリ部23の現在水平位置座標データD42を更新する(ステップS24)。
続いてコントロール部28は、移動状態判別部41として機能し、歩行情報データに基づいて、移動状態を判別し(ステップS35)、高さ方向移動状態であるか否を判別する(ステップS36)。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態ではない場合(ステップS36;No)、すなわち、水平移動状態あるいは停止状態である場合には、高さ方向の移動距離を推定することなく、処理をステップS14に移行する。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態である場合には、コントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動距離をベクトル量として推定し(ステップS25)、処理をステップS14に移行する。
したがって、本第2実施形態によれば、移動状態判別部41による歩行センサ部21の出力した歩行状態データに基づいて、高さ方向の移動が検出されない場合には、環境センサ部22の出力である環境状態データが階層推定部33の動作に影響を与えることはないので、環境センサ部22に組み込まれている気圧センサにより検出される気圧変化の影響を抑制して、より正確に高さ方向の移動距離を推定できる。
[3]第3実施形態
図10は、第3実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図10において、図8の機能ブロック図と異なる点は、移動状態判別部41が歩行センサ部21の出力した歩行情報データに基づいて、移動体端末装置13が高さ方向の移動状態、水平方向の移動状態あるいは静止状態のいずれであるかを判別できる点と、高さ移動距離推定部32の推定した高さ移動距離を記憶する高さ移動距離記憶部45及び高さ移動距離記憶部45の記憶状態に基づいて階間の移動の有無を判別するための階間閾値を更新して、階層推定部33に出力する階間閾値更新部46を備えた点である。
図11は、第3実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
続いて、コントロール部28は、現在位置推定部31及び高さ移動距離推定部32として機能し、歩行センサ部21が出力した歩行情報データ及び環境センサ部22が出力した環境情報データをメモリ部23に出力し、歩行情報データベースD47及び環境情報データベースD48に記憶する(ステップS22)。
次にコントロール部28は、入力された歩行情報データに基づいて水平方向の位置、すなわち、ビルディングのユーザである歩行者の滞在階における移動位置(例えば、緯度経度座標あるいは基準位置に対する直交座標系上の距離等)を推定する(ステップS23)。
続いて、コントロール部28は、推定した水平方向位置座標を新たな現在水平方向位置座標(水平方向の位置情報)としてメモリ部23の現在水平位置座標データD42を更新する(ステップS24)。
続いてコントロール部28は、移動状態判別部41として機能し、歩行情報データに基づいて、移動状態を判別し(ステップS35)、高さ方向移動状態であるか否を判別する(ステップS36)。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態ではない場合(ステップS36;No)、すなわち、水平移動状態あるいは停止状態である場合には、高さ方向の移動距離を推定することなく、処理をステップS14に移行する。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態である場合には、コントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動距離をベクトル量として推定する(ステップS25)。
続いてコントロール部28は、継続してなされた高さ方向移動状態の期間の間の高さ方向のトータルの移動距離(ベクトル和)を移動距離記憶部45に記憶する(ステップS41)。
続いてコントロール部28は、移動状態判別部41の判別結果に基づいて、高さ方向の移動状態から水平方向の移動状態に移行したか否かを判別する(ステップS42)。すなわち、階間の移動が完了しいずれかの階に到達したか否かを判別する。
ステップS42の判別において、高さ方向の移動状態から水平方向の移動状態に移行していない場合には(ステップS42;No)、コントロール部28は、未だ高さ方向の移動状態が継続している状態であるので処理をステップS14に移行する。
ステップS42の判別において、高さ方向の移動状態から水平方向の移動状態に移行した場合には(ステップS42;Yes)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値よりも小さいか否かを判別する(ステップS43)。
ステップS43の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値以上である場合には(ステップS43;No)、階間閾値を更新する必要はない、すなわち、現在設定されている階間閾値は有効とみなせるので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS43の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値より小さい場合には(ステップS43;Yes)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離がほぼ零、すなわち、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻ったか否かを判別する(ステップS44)。これは、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻った場合には、階間閾値を更新する必要はない、すなわち、現在設定されている階間閾値は有効とみなせるからである。
ステップS44の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離がほぼ零、すなわち、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻った場合には(ステップS44;Yes)、階間閾値を更新する必要はないので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS44の判別において、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻ったのではない場合には(ステップS44;No)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離を新たな階間閾値として階間閾値データD45を更新し(ステップS45)、処理をステップS14に移行する。
したがって、本第3実施形態によれば、ユーザである歩行者が歩行しているビルディングの実際の階(階層)の標高情報が得られていない場合でも、階の移動状態を正確に把握でき、滞在階を正確に推定することができる。
[4]第4実施形態
図12は、第4実施形態の測位システムの概要構成ブロック図である。
測位システム10は、ビルディングBLD内の基準階(図1の例の場合、1階及び4階)の所定の基準位置(水平方向位置)に配置されたゲート装置11A、11Bと、ゲート装置11A、11Bの制御を行うサーバ装置12と、ゲート装置11A、11Bを介してサーバ装置12と測位のためのデータ通信を行うことが可能な、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどの情報処理装置として構成された移動体端末装置(歩行者端末装置)13A〜13Cと、を備えている。
この場合において、移動体端末装置13A〜13Cの構成は、図2で示した移動体端末装置13と同様の構成であるので、その詳細な説明を援用するものとする。
また、移動体端末装置13A〜13Cは、近距離通信部27Bを介して互いに通信可能であるものとする。
図13は、第4実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図13において、図3の機能ブロック図と異なる点は、通信部27の近距離通信部27Bを介して他の移動体端末装置(例えば、図12の例の場合、移動体端末装置13Aに対して、移動体端末装置13B、13C)から現在水平位置座標データD42及び現在階データD46、電界強度情報等の情報を取得する情報取得部51と、情報取得部51から取得した情報に基づいて通信対象の他の移動体端末装置との間の距離を算出する端末間距離算出部52と、現在位置推定部31の推定した当該移動体端末装置の位置と、情報取得部51及び端末間距離算出部52の出力に基づく当該移動体端末装置の位置の比較結果に基づいて、階間閾値を更新するか否かを判別する位置情報比較部53と、位置情報比較部53の比較結果に基づいて階間閾値を更新する階間閾値更新部54と、を備えた点である。
図14は、第4実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
続いて、コントロール部28は、現在位置推定部31及び高さ移動距離推定部32として機能し、歩行センサ部21が出力した歩行情報データ及び環境センサ部22が出力した環境情報データをメモリ部23に出力し、歩行情報データベースD47及び環境情報データベースD48に記憶する(ステップS22)。
次にコントロール部28は、入力された歩行情報データに基づいて水平方向の位置、すなわち、ビルディングのユーザである歩行者の滞在階における移動位置(例えば、緯度経度座標あるいは基準位置に対する直交座標系上の距離等)を推定する(ステップS23)。
続いて、コントロール部28は、推定した水平方向位置座標を新たな現在水平方向位置座標(水平方向の位置情報)としてメモリ部23の現在水平位置座標データD42を更新する(ステップS24)。
続いてコントロール部28は、移動状態判別部41として機能し、歩行情報データに基づいて、移動状態を判別し(ステップS35)、高さ方向移動状態であるか否を判別する(ステップS36)。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態ではない場合(ステップS36;No)、すなわち、水平移動状態あるいは停止状態である場合には、高さ方向の移動距離を推定することなく、処理をステップS14に移行する。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態である場合には、コントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動距離をベクトル量として推定する(ステップS25)。
続いてコントロール部28は、継続してなされた高さ方向移動状態の期間の間の高さ方向のトータルの移動距離(ベクトル和)を移動距離記憶部45に記憶する(ステップS41)。
続いてコントロール部28は、情報取得部51として、近距離通信部27Bを介して、他の移動体端末装置から位置情報を取得したか否かを判別する(ステップS51)。
ステップS51の判別において、他の移動体端末装置から位置情報を取得できない場合には(ステップS51;No)、コントロール部28は、当該情報を用いた階間閾値の更新はできないので、処理をステップS14に移行する。
ステップS51の判別において、他の移動体端末装置から位置情報を取得できた場合には(ステップS51;Yes)、コントロール部28は、端末間距離算出部52として、電波強度から他の移動体端末装置との間の距離を推定し(ステップS52)、自己の推定位置からの水平方向及び高さ方向の端末間距離を算出する(ステップS53)。
ここで、電波強度から他の移動体端末装置との間の距離を算出しているのは、他の階にいる他の移動体端末装置と、同一階にいる他の移動体端末装置とを、識別するためである。
例えば、移動体端末装置13Aの場合には、他の移動体端末装置13Bは、床材などに遮られて物理的距離よりも遠くにいると判別され、他の階にいると判別される。これに対して、他の移動体端末装置13Cは、物理的距離は、近いと判別され、同一階にいると判別される。
続いて、コントロール部28は、位置情報比較部53として、ステップS53で算出した移動体端末装置間距離が階間閾値以下であるか否かを判別する(ステップS54)。例えば、当該移動体端末装置が移動体端末装置13Aである場合、移動体端末装置13Aと移動体端末装置13B間の距離、あるいは、移動体端末装置13Aと移動体端末装置13C間の距離が階間閾値以下であるか否かを判別する。
ステップS54の判別の結果、ステップS53で算出した移動体端末装置間距離が階間閾値を超えている場合には(ステップS54;No)、階間閾値は、有効であり、更新の必要が無いと考えられるので、処理をステップS14に移行する。
ステップS54の判別の結果、ステップS53で算出した移動体端末装置間距離が階間閾値以下である場合には(ステップS54;Yes)、階間閾値が実際の階間高さとずれている可能性が高いので、コントロール部28は、ステップS52で電波強度から算出した移動体端末装置間距離が階間閾値以下であるか否かを判別する(ステップS55)。
ステップS55の判別の結果、ステップS52で算出した移動体端末装置間距離が階間閾値を超えている場合には(ステップS55;No)、階間閾値は、有効であり、更新の必要が無いと考えられるので、処理をステップS14に移行する。
ステップS55の判別の結果、ステップS52で算出した移動体端末装置間距離が階間閾値以下である場合には(ステップS55;Yes)、階間閾値が実際の階間高さとずれている可能性が高いので、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値よりも小さいか否かを判別する(ステップS43)。
ステップS43の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値以上である場合には(ステップS43;No)、階間閾値を更新する必要はない、すなわち、現在設定されている階間閾値は有効とみなせるので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS43の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値より小さい場合には(ステップS43;Yes)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離がほぼ零、すなわち、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻ったか否かを判別する(ステップS44)。
ステップS44の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離がほぼ零、すなわち、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻った場合には(ステップS44;Yes)、階間閾値を更新する必要はないので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS44の判別において、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻ったのではない場合には(ステップS44;No)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離を新たな階間閾値として階間閾値データD45を更新し(ステップS45)、処理をステップS14に移行する。
したがって、本第4実施形態によれば、ユーザである歩行者が歩行しているビルディングの実際の階(階層)の標高情報が得られていない場合でも、他の移動体端末装置の情報を用いて、階の移動状態を正確に把握でき、滞在階を正確に推定することができる。
[5]第5実施形態
図15は、第5実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図15において、図10の機能ブロック図と異なる点は、高さ移動距離推定部32の出力結果に基づいて高さ方向移動時間を計測する高さ方向移動時間計測部61と、計測された高さ方向移動時間に基づいて階間閾値更新部46における階間閾値の更新の可否を判断する閾値更新判断部62を備えた点である。
図16は、第5実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
続いて、コントロール部28は、現在位置推定部31及び高さ移動距離推定部32として機能し、歩行センサ部21が出力した歩行情報データ及び環境センサ部22が出力した環境情報データをメモリ部23に出力し、歩行情報データベースD47及び環境情報データベースD48に記憶する(ステップS22)。
次にコントロール部28は、入力された歩行情報データに基づいて水平方向の位置、すなわち、ビルディングのユーザである歩行者の滞在階における移動位置(例えば、緯度経度座標あるいは基準位置に対する直交座標系上の距離等)を推定する(ステップS23)。
続いて、コントロール部28は、推定した水平方向位置座標を新たな現在水平方向位置座標(水平方向の位置情報)としてメモリ部23の現在水平位置座標データD42を更新する(ステップS24)。
続いてコントロール部28は、移動状態判別部41として機能し、歩行情報データに基づいて、移動状態を判別し(ステップS35)、高さ方向移動状態であるか否を判別する(ステップS36)。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態ではない場合(ステップS36;No)、すなわち、水平移動状態あるいは停止状態である場合には、高さ方向の移動距離を推定することなく、処理をステップS14に移行する。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態である場合には(ステップS36;Yes)、コントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動距離をベクトル量として推定する(ステップS25)。
続いてコントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動時間を算出する(ステップS61)。
次にコントロール部28は、高さ移動状態が継続している間の高さ方向の移動距離を記憶する(ステップS62)。
そして、コントロール部28は、移動状態判別部41として、高さ方向の移動状態から、水平方向の移動状態に移行したか否かを判別する(ステップS63)。
ステップS63の判別において、未だ高さ方向の移動状態から、水平方向の移動状態に移行していない場合には(ステップS63;No)、階間閾値を更新する必要はない、すなわち、現在設定されている階間閾値は有効とみなせるので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS63の判別において、高さ方向の移動状態から、水平方向の移動状態に移行した場合には(ステップS63;Yes)、高さ方向の継続した移動時間があらかじめ設定した時間閾値以上であるか否かを判別する(ステップS64)。
ステップS64の判別において、高さ方向の継続した移動時間があらかじめ設定した時間閾値未満である場合には(ステップS64;No)、階間閾値は、有効であり、更新の必要が無いと考えられるので、処理をステップS14に移行する。
ステップS64の判別において、高さ方向の継続した移動時間があらかじめ設定した時間閾値以上である場合には(ステップS64;Yes)、すでに階の移行が終了しており、階間閾値の設定が正しくないと考えられ、更新する必要があるかもしれないので、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値よりも小さいか否かを判別する(ステップS43)。
ステップS43の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値以上である場合には(ステップS43;No)、階間閾値を更新する必要はない、すなわち、現在設定されている階間閾値は有効とみなせるので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS43の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離が階間閾値より小さい場合には(ステップS43;Yes)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離がほぼ零、すなわち、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻ったか否かを判別する(ステップS44)。
ステップS44の判別において、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離がほぼ零、すなわち、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻った場合には(ステップS44;Yes)、階間閾値を更新する必要はないので、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS44の判別において、階の移動途中で何らかの理由により同一階に戻ったのではない場合には(ステップS44;No)、コントロール部28は、移動距離記憶部45に記憶している今回の高さ方向移動状態の間の(トータルの)高さ方向移動距離を新たな階間閾値として階間閾値データD45を更新し(ステップS45)、処理をステップS14に移行する。
したがって、本第5実施形態によれば、階と階との間の移動を判別するための階間閾値をより最適なものに設定することができ、精度良く階の移動状態を把握でき、滞在階を正確に推定することができる。
[6]第6実施形態
図17は、第6実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図17において、図3の機能ブロック図と異なる点は、高さ移動距離推定部32の出力に基づいて、高さ方向の移動の時間を計測する高さ移動時間計測部65と、高さ移動時間計測部65の計測結果に基づいて、階間の移動の有無を判断する階間移動判断部66を備えた点である。
図18は、第6実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
続いて、コントロール部28は、現在位置推定部31及び高さ移動距離推定部32として機能し、歩行センサ部21が出力した歩行情報データ及び環境センサ部22が出力した環境情報データをメモリ部23に出力し、歩行情報データベースD47及び環境情報データベースD48に記憶する(ステップS22)。
次にコントロール部28は、入力された歩行情報データに基づいて水平方向の位置、すなわち、ビルディングのユーザである歩行者の滞在階における移動位置(例えば、緯度経度座標あるいは基準位置に対する直交座標系上の距離等)を推定する(ステップS23)。
続いて、コントロール部28は、推定した水平方向位置座標を新たな現在水平方向位置座標(水平方向の位置情報)としてメモリ部23の現在水平位置座標データD42を更新する(ステップS24)。
続いてコントロール部28は、移動状態判別部41として機能し、歩行情報データに基づいて、移動状態を判別し(ステップS35)、高さ方向移動状態であるか否を判別する(ステップS36)。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態ではない場合(ステップS36;No)、すなわち、水平移動状態あるいは停止状態である場合には、高さ方向の移動距離を推定することなく、処理をステップS14に移行する。
ステップS36の判別において、高さ方向移動状態である場合には、コントロール部28は、滞在階における高さ方向の移動距離をベクトル量として推定する(ステップS25)。
続いてコントロール部28は、階間移動判断部66として、高さ移動時間計測部65として計測した高さ方向の移動時間が設定した時間閾値以下であるか否かを判別する(ステップS65)。
ステップS65の判別において、高さ移動時間計測部65として計測した高さ方向の移動時間が設定した時間閾値未満である場合には、(ステップS65;No)、処理を再びステップS21に移行する。
ステップS65の判別において、高さ移動時間計測部65として計測した高さ方向の移動時間が設定した時間閾値を超えている場合には(ステップS65;Yes)、処理をステップS14に移行する。
この結果、計測した高さ方向の移動時間が設定した時間閾値を超えている場合には(ステップS65;Yes)、滞在階情報としての現在階データD46が更新されることとなる。
図19は、第6実施形態の効果の説明図である。
図19(a)に示すように、環境センサ部22を構成している気圧センサが気圧変化の影響を受けて、高さ方向への移動を検出しているように見える場合には、時間閾値に相当する時間内に階間閾値を超えるような移動は検出されることは無く、現在階データD46が更新されてしまうことは無い。
これに対し、実際に階間移動がなされた場合には、図19(b)に示すように、時間閾値に相当する時間内に階間閾値を超えるような移動が検出されるので、確実に現在階データD46を更新することができる。
したがって、本第6実施形態によれば、気圧変動が誤って階間移動と検出されることは無く、環境センサ部22に組み込まれている気圧センサにより検出される気圧変化の影響を抑制して、より正確に階間移動を検出することができる。
[7]第7実施形態
図20は、第7実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
図20において、図6と異なる点は、図1に示したゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データを受信したか否かを判別し、基準位置データを受信した場合には、当該時点で推定している位置と、高さ基準位置を更新する点である。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データを受信したか否かを判別する(ステップS71)。
ステップS71の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から基準位置データを受信していない場合には(ステップS71;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS71の判別において、ゲート装置から基準位置データを受信した場合には(ステップS71;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した基準位置データ(基準水平位置座標データD41及び基準高さ位置データD43)を更新する(ステップS72)。すなわち、推定していた水平位置を基準水平位置座標データD41に対応する水平位置に更新し、高さ基準位置を基準高さ位置データD43に対応する高さ位置に更新する。
これにより、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS25の処理を行い、コントロール部28は、推定した高さ方向の移動距離に基づいて、現在の移動体端末装置13の滞在階を推定する(ステップS14)。
したがって、本第7実施形態によれば、累積誤差が蓄積するのを防止して、より正確に高さ方向の移動距離を推定できる。
[8]第8実施形態
図21は、第8実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
図21において、図20と異なる点は、同一のビルディングの異なる階に配置されているゲート装置、例えば、図1に示した複数のゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データをそれぞれ受信して保持可能とし、複数の基準位置データを保持している場合には、それらのデータに基づいて、当該ビルディングを構成している各階の高さを推定し、更新する点である。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データを受信したか否かを判別する(ステップS71)。
ステップS71の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から基準位置データを受信していない場合には(ステップS71;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS71の判別において、ゲート装置から基準位置データを受信した場合には(ステップS71;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した基準位置データ(基準水平位置座標データD41及び基準高さ位置データD43)を更新する(ステップS72)。
次にコントロール部28は、当該ビルディングの異なる階に配置されている複数のゲート装置から基準位置データをそれぞれ受信して複数の基準位置データを保持しているかを判別する(ステップS75)。
ステップS75の判別において、当該ビルディングの複数の基準位置データを保持していない場合には(ステップS75;No)、処理をステップS21移行し、実効的に第7実施形態と同様の動作となる。
これに対し、ステップS75の判別において、当該ビルディンの複数の基準位置データを保持している場合には(ステップS75;Yes)、当該ビルディングの1階あたりの床から天井までの高さ距離を推定して階間閾値データD45を更新する(ステップS76)。
続いて、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS25の処理を行い、コントロール部28は、推定した高さ方向の移動距離に基づいて、現在の移動体端末装置13の滞在階を推定する(ステップS14)。
したがって、本第8実施形態によれば、階間距離をより正確に設定して、より正確に高さ方向の移動距離を推定できる。
[9]第9実施形態
図22は、第9実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
図22において、図20と異なる点は、図1に示したゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bに温度と気圧とを測定する機能を持たせ、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bを高度情報較正装置として機能させ、現在の温度情報、気圧情報及びあらかじめ記憶しておいた当該ゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bがそれぞれ設置されている階の高度情報(標高情報)を高度較正情報として移動体端末装置13に対して送信する構成を採っている点である。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから温度情報、気圧情報及び高度情報を高度較正情報データとして受信したか否かを判別する(ステップS81)。
ステップS81の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から高度較正情報データを受信していない場合には(ステップS81;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS75の判別において、ゲート装置から高度較正情報データを受信した場合には(ステップS81;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した高度較正情報データに基づいて基準高さ位置データD43を更新する(ステップS72)。
これにより、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。このとき、検出した環境情報は、高度較正情報データに基づいて較正される。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS25の処理を行い、コントロール部28は、推定した高さ方向の移動距離に基づいて、現在の移動体端末装置13の滞在階を推定する(ステップS14)。
したがって、本第9実施形態によれば、検出した環境情報に含まれる高度検出誤差を抑制してより正確に高さ方向の移動距離を推定できる。
[10]第10実施形態
図23は、第10実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
図23において、図20と異なる点は、図1に示したゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bに温度と気圧とを測定する機能を持たせ、高度情報較正装置として機能させ現在の温度情報、気圧情報及びあらかじめ記憶しておいた当該ゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bがそれぞれ設置されている階の高度情報(標高情報)を高度較正情報として移動体端末装置13に対して送信する構成を採るとともに、同一のビルディングの異なる階に配置されているゲート装置から高度較正情報データをそれぞれ受信して保持可能とし、複数の高度較正情報データを保持している場合には、それらのデータに基づいて、当該ビルディングを構成している各階の高さを推定し、更新する点である。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから高度較正データを受信したか否かを判別する(ステップS81)。
ステップS81の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から高度較正データを受信していない場合には(ステップS81;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS81の判別において、ゲート装置から高度較正データを受信した場合には(ステップS81;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した基準高さ位置データD43を更新する(ステップS72)。
次にコントロール部28は、当該ビルディングの異なる階に配置されている複数のゲート装置から高度較正データをそれぞれ受信して複数の高度較正データを保持しているかを判別する(ステップS82)。
ステップS82の判別において、当該ビルディングの複数の基準位置データを保持していない場合には(ステップS82;No)、処理をステップS21移行し、実効的に第7実施形態と同様の動作となる。
これに対し、ステップS82の判別において、当該ビルディングの複数の高度較正データを保持している場合には(ステップS82;Yes)、当該ビルディングの1階あたりの床から天井までの高さ距離を推定して階間閾値データD45を更新する(ステップS76)。
続いて、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS25の処理を行い、コントロール部28は、推定した高さ方向の移動距離に基づいて、現在の移動体端末装置13の滞在階を推定する(ステップS14)。
したがって、本第10実施形態によれば、検出した環境情報に含まれる高度検出誤差を較正し、より一層抑制して正確に高さ方向の移動距離を推定できる。
[11]第11実施形態
図24は、第11実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図24において、図8の機能ブロック図と異なる点は、移動状態判別部41が歩行センサ部21の出力した歩行情報データに基づいて、移動体端末装置13が高さ方向の移動状態、水平方向の移動状態あるいは静止状態のいずれであるかを判別できる点と、ビルディングの各階の地図情報を記憶するとともに、移動状態判別部41の判別結果に基づいて必要な地図情報を出力する地図情報記憶部71と、移動状態判別部41の判別結果及び対応する地図情報から位置補正情報を出力する位置補正部72と、を備えた点である。
図25は、第11実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
図25において、図22と異なる点は、移動状態が、水平方向移動状態と高さ方向移動状態との間で切り替わった際に、地図情報に基づいて、階段などの階移動手段を用いて移動したことを検出し、当該階移動手段の存在位置に現在位置を補正する構成を採っている点である。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから温度情報、気圧情報及び高度情報を高度較正情報データとして受信したか否かを判別する(ステップS81)。
ステップS81の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から高度較正情報データを受信していない場合には(ステップS81;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS81の判別において、ゲート装置から高度較正情報データを受信した場合には(ステップS81;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した高度較正情報データに基づいて基準高さ位置データD43を更新する(ステップS72)。
これにより、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。このとき、検出した環境情報は、高度較正情報データに基づいて較正される。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS24の処理を行い、コントロール部28は、移動状態判別部41として移動状態が水平方向移動状態から高さ方向移動状態に移行した(例えば、ある階から他の階に移動するために階段の使用を開始した)か否かを判別する(ステップS85)。
ステップS85の判別において、移動状態が水平方向移動状態から高さ方向移動状態に移行した場合には(ステップS85;Yes)、処理をステップS87に移行する。
ステップS85の判別において、移動状態が水平方向移動状態から高さ方向移動状態に移行していない場合には(ステップS85;No)、コントロール部28は、移動状態判別部41として移動状態が高さ方向移動状態から水平方向移動状態に移行した(例えば、ある階から他の階に階段で移動して、他の階の床に到達して歩いている)か否かを判別する(ステップS86)。
ステップS86の判別において、移動状態が高さ方向移動状態から水平方向移動状態に移行していない場合には(ステップS86;No)、コントロール部28は、処理をステップS14に移行する。
ステップS86の判別において、移動状態が高さ方向移動状態から水平方向移動状態に移行した場合には(ステップS86;Yes)、階段などを利用して他の階への移動が完了した推定されるので、コントロール部28は、位置補正部72として、現在位置推定部31が現在推定している位置情報に対応する位置に基づいて、地図情報記憶部71から地図情報を読み出し、当該推定位置に最も近い高さ方向移動可能な階段等の最新の階層移動地点を検出する(ステップS87)。
そして、コントロール部28は、位置補正部72として、現在推定位置を最新の階層移動地点と補正するように現在位置推定部31を制御する(ステップS88)。
図26は、位置推定部の推定位置を補正する場合の説明図である。
移動体端末装置13のユーザである歩行者が、図26中、実線矢印で示すように、1階から2階に階段を利用して移動した場合について考える。
ここで、図26中、一点鎖線矢印で示すように、現在位置推定部31として推定していた地点P01で移動状態が水平方向移動状態から高さ方向移動状態に移行した場合には、コントロール部28は、位置補正部72として、地図情報記憶部71から読み出した地図情報に基づいて、地点P01に近い地点であって、1階から2階への階移動が行える階段Aの上り口地点である地点P1を階層移動地点として検出する。
そして、推定地点の位置座標を、地点P01の位置座標から地点P1に補正する。
同様に、現在位置推定部31として推定していた地点P02で移動状態が高さ方向移動状態から水平方向移動状態に移行した場合には、コントロール部28は、位置補正部72として、地図情報記憶部71から読み出した地図情報に基づいて、地点P02に近い地点であって、1階から2階への階移動が完了する階段Aの下り口地点である地点P2を階層移動地点として検出する。
そして、地点P02の位置座標を地点P2に補正する。
したがって、推定した経路を補正して、実際の移動経路に近づけることが可能となり、経路案内を行う場合であっても、実際の建物の状況に応じてより正確に案内することができる。
以上の説明のように、本第11実施形態によれば、精度良く、現在位置を推定することができる。
[12]第12実施形態
図27は、第12実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図27において、図3の機能ブロック図と異なる点は、現在位置推定部31が推定した水平方向位置の履歴である(実績のある)移動経路を記憶する移動経路記憶部75と、移動経路記憶部75に記憶した移動経路と、現在位置推定部31が推定している水平方向位置(及び移動経路)を比較する移動経路比較部76とを備え、移動経路比較部76の比較結果に基づいて階層推定部33が現在の滞在階を推定する点である。
図28は、第12実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
図28において、図21と異なる点は、移動経路上の移動位置が吹き抜け部分、居室部分などの通路部分以外の移動不可領域である場合に通路部分などの移動可能領域となるように滞在階を推定し、更新する点である。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データを受信したか否かを判別する(ステップS71)。
ステップS71の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から基準位置データを受信していない場合には(ステップS71;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS71の判別において、ゲート装置から基準位置データを受信した場合には(ステップS71;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した基準位置データ(基準水平位置座標データD41及び基準高さ位置データD43)を更新する(ステップS72)。続いて、歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS24の処理を行い、これらの動作と並行して、コントロール部28は、移動経路記憶部75として、現在位置推定部31として推定した推定水平方向位置の履歴を移動経路として記憶し続ける。
さらに、コントロール部28は、移動経路比較部76として、過去に記憶した移動経路と今回推定した推定水平方向位置の履歴である移動経路とを比較し、移動位置が過去に記憶した移動経路に含まれない移動不可領域内に位置しているか否かを判別する(ステップS91)。
ステップS91の判別において、今回の移動経路が移動不可領域内に位置している場合には(ステップS91;Yes)、コントロール部28は、各階における過去の移動経路情報及び現在の推定経路に基づいた移動経路を移動可能領域内に最も多く含む階を検出する(ステップS92)。すなわち、現在の推定経路に基づく移動経路を実際に歩くことが可能であって、最も歩く可能性が高い階を検出する。
次に、コントロール部28は、移動体端末装置13の移動経路を最も移動可能領域内に含む階に滞在階を更新する(ステップS93)。
図29は、第12実施形態の具体例の説明図である。
図29の上部に破線矢印で示すように、現在の推定経路に基づく移動経路が2階の吹き抜け部分などのように移動不可領域内に位置していることが検出された場合には、図29の下部に実線矢印で示すように、現在の推定経路に基づいた移動経路を移動可能領域内に最も多く含む階(図29の例の場合、1階)検出して、滞在階を更新するので、移動体端末装置13のユーザである歩行者は戸惑うことなく情報を利用することができる。
以上の説明のように、本第12実施形態によれば、現在の推定による移動経路が移動不可領域内に含まれてしまっている場合であっても、実際に移動の可能性が高い階を滞在階として処理を行うので、確実に経路案内などを行える。
[13]第13実施形態
図30は、第13実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図30において、図27の機能ブロック図と異なる点は、基準位置データを取得してからの経過時間を算出する経過時間算出部81を備えた点である。
図31は、第13実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データを受信したか否かを判別する(ステップS71)。
ステップS71の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から基準位置データを受信していない場合には(ステップS71;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS71の判別において、ゲート装置から基準位置データを受信した場合には(ステップS71;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した基準位置データ(基準水平位置座標データD41及び基準高さ位置データD43)を更新する(ステップS72)。続いて歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS24の処理を行い、これらの動作と並行して、コントロール部28は、移動経路記憶部75として、現在位置推定部31として推定した推定水平方向位置の履歴を移動経路として記憶し続ける。
次にコントロール部28は、基準位置データを受信して取得してからの経過時間を算出する(ステップS95)。
そして、コントロール部28は、算出した経過時間が設定した閾値時間以上であるか否かを判別する(ステップS96)。
ステップS96の判別において、算出した経過時間が設定した閾値時間以上である場合には(ステップS96;Yes)、処理をステップS14に移行する。
ステップS96の判別において算出した経過時間が設定した閾値時間未満である場合には(ステップS96;No)、コントロール部28は、移動経路比較部76として、過去に記憶した移動経路と今回推定した推定水平方向位置の履歴である移動経路とを比較し、移動位置が過去に記憶した移動経路に含まれない移動不可領域内に位置しているか否かを判別する(ステップS91)。
ステップS91の判別において、今回の移動経路が移動不可領域内に位置している場合には(ステップS91;Yes)、コントロール部28は、各階における過去の移動経路情報及び現在の推定経路に基づいた移動経路を移動可能領域内に最も多く含む階を検出する(ステップS92)。すなわち、現在の推定経路に基づく移動経路を実際に歩くことが可能であって、最も歩く可能性が高い階を検出する(ステップS92)。
次に、コントロール部28は、移動体端末装置13の移動経路を最も移動可能領域内に含む階に滞在階を更新する(ステップS93)。
以上の説明のように、本第13実施形態によれば、現在の推定による移動経路が移動不可領域内に含まれてしまっている場合であっても、データの信頼性が高いと言える基準位置データを受信して取得してからの経過時間が設定した閾値時間未満である場合には、実際に移動の可能性が高い階を滞在階として処理を行うので、確実に経路案内などを行える。
[14]第14実施形態
図32は、第14実施形態の移動体端末装置のコントロール部の機能ブロック図である。
図32において、図30の機能ブロック図と異なる点は、経過時間算出部81に代えて、基準位置データを取得してからの移動距離を算出する移動距離算出部85を備えた点である。
図33は、第14実施形態の移動量検出処理フローチャートである。
まず、コントロール部28は、通信部27の近距離通信部27Bを介してゲート装置11Aあるいはゲート装置11Bから基準位置データを受信したか否かを判別する(ステップS71)。
ステップS71の判別において、ゲート装置(図1の例の場合、ゲート装置11Aあるいはゲート装置11B)から基準位置データを受信していない場合には(ステップS71;No)、処理をステップS21に移行する。
ステップS71の判別において、ゲート装置から基準位置データを受信した場合には(ステップS71;Yes)、コントロール部28は、ゲート装置から受信した基準位置データ(基準水平位置座標データD41及び基準高さ位置データD43)を更新する(ステップS72)。続いて歩行センサ部21は、歩行情報を検出し、歩行情報データとしてコントロール部28に出力する。同様に環境センサ部22は、環境情報を検出し、環境情報データとしてコントロール部28に出力する(ステップS21)。
以下、第1実施形態と同様にステップS22〜ステップS24の処理を行い、これらの動作と並行して、コントロール部28は、移動経路記憶部75として、現在位置推定部31として推定した推定水平方向位置の履歴を移動経路として記憶し続ける。
次にコントロール部28は、基準位置データを受信して取得してからの移動距離を算出する(ステップS101)。
そして、コントロール部28は、算出した移動距離が設定した閾値距離以上であるか否かを判別する(ステップS102)。
ステップS102の判別において、算出した移動距離が設定した閾値距離以上である場合には(ステップS102;Yes)、処理をステップS14に移行する。
ステップS102の判別において算出した移動距離が設定した閾値移動距離未満である場合には(ステップS102;No)、コントロール部28は、移動経路比較部76として、過去に記憶した移動経路と今回推定した推定水平方向位置の履歴である移動経路とを比較し、移動位置が過去に記憶した移動経路に含まれない移動不可領域内に位置しているか否かを判別する(ステップS91)。
ステップS91の判別において、今回の移動経路が移動不可領域内に位置している場合には(ステップS91;Yes)、コントロール部28は、各階における過去の移動経路情報及び現在の推定経路に基づいた移動経路を移動可能領域内に最も多く含む階を検出する(ステップS92)。すなわち、現在の推定経路に基づく移動経路を実際に歩くことが可能であって、最も歩く可能性が高い階を検出する。
次に、コントロール部28は、移動体端末装置13の移動経路を最も移動可能領域内に含む階に滞在階を更新する(ステップS93)。
以上の説明のように、本第14実施形態によっても、第13形態と同様に、現在の推定による移動経路が移動不可領域内に含まれてしまっている場合であっても、データの信頼性が高いと言える基準位置データを受信して取得してからの移動距離が設定した閾値距離未満である場合には、実際に移動の可能性が高い階を滞在階として処理を行うので、確実に経路案内などを行える。
本実施形態の測位用情報処理装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の測位用情報処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の測位用情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の測位用情報処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の測位用情報処理装置のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 測位システム
11A、11B ゲート装置(高度情報較正装置)
12 サーバ装置
13、13A〜13C 移動体端末装置
21 歩行センサ部
22 環境センサ部
23 メモリ部
24 GPS測位部
25 操作部
26 表示部
27 通信部
27A 広域通信部
27B 近距離通信部
28 コントロール部
31 現在位置推定部
32 高さ移動距離推定部
33 階層推定部
41 移動状態判別部
45 移動距離記憶部
46 階間閾値更新部
51 情報取得部
52 端末間距離算出部
53 位置情報比較部
54 階間閾値更新部
61 高さ方向移動時間計測部
62 閾値更新判断部
65 高さ移動時間計測部
66 階間移動判断部
71 地図情報記憶部
72 位置補正部
75 移動経路記憶部
76 移動経路比較部
81 経過時間算出部
85 移動距離算出部
BLD ビルディング
D41 基準水平位置座標データ
D42 現在水平位置座標データ
D43 基準高さ位置データ
D44 高さ移動量データ
D45 階間閾値データ
D46 現在階データ
D47 歩行情報データベース
D48 環境情報データベース

Claims (18)

  1. 建物の基準階の測位基準位置に設けられたゲート装置と通信可能な測位用情報処理装置であって、
    複数階を有する所定の建物内において、前記ゲート装置と通信を行って前記測位基準位置に到達したことを検出する第1検出部と、
    前記測位基準位置からの前記建物の高さ方向の移動ベクトル量を検出する第2検出部と、
    前記測位基準位置からの前記高さ方向の移動ベクトル量、建物の階間移動を判別するための予め設定される階間閾値及び前記基準階の情報に基づいて、前記建物内で位置している階を推定する制御部と、
    を備えた携帯可能な測位用情報処理装置。
  2. 前記制御部は、当該測位用情報処理装置が位置している階における水平方向の位置を推定する、
    請求項1記載の測位用情報処理装置。
  3. 前記第1検出部は、前記測位用情報処理装置を携帯しているユーザの歩行状態を検出する歩行センサを備えた請求項1又は請求項2記載の測位用情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1検出部の検出結果に基づいて、当該測位用情報処理装置が水平方向移動状態あるいは高さ方向移動状態のいずれにあるかを識別可能な移動状態判別部を備えた、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  5. 前記第2検出部は、当該測位用情報処理装置周囲の気圧及び気温を測定する環境センサを備えている、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  6. 前記測位基準位置に対応する階及び前記階間閾値を予め記憶する記憶部を備えた、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  7. 前記第2検出部の検出情報を、受信した高度情報較正情報データに基づいて較正する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  8. 前記制御部は、高度が異なる複数の前記高度情報較正情報データが取得できた場合に、前記複数の高度情報較正情報データに基づいて前記階間閾値を更新する、
    請求項7記載の測位用情報処理装置。
  9. 前記制御部は、受信した前記測位基準位置に関する基準位置データに基づいて、自己の現在位置を補正する、
    請求項1乃至請求項8のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  10. 前記制御部は、複数の前記測位基準位置に対応する複数の基準位置データが取得できた場合に、前記複数の基準位置データに基づいて前記階間閾値を更新する、
    請求項9記載の測位用情報処理装置。
  11. 他の測位用情報処理装置との間で通信を行い、各測位用情報処理装置の位置情報を取得可能な通信部を備え、
    前記制御部は、前記位置情報及び前記通信部の通信時の電波強度に基づいて、前記他の測位用情報処理装置が同一階あるいは他の階に位置しているかを識別する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  12. 前記制御部は、前記他の測位用情報処理装置が同一階あるいは他の階に位置しているかの識別結果に基づいて、前記階間閾値を更新する、
    請求項11記載の測位用情報処理装置。
  13. 前記建物内の地図情報を記憶する地図情報記憶部を備え、
    前記制御部は、前記地図情報に基づいて、当該測位用情報処理装置が移動不可領域内に位置していると推定した場合に、前記地図情報、過去における水平方向の移動経路の履歴に基づいて最も当該測位用情報処理装置が位置している可能性が高い階を推定する、
    請求項2記載の測位用情報処理装置。
  14. 他の階への高さ方向への移動が可能な設備の配備位置を含む前記建物内の地図情報を記憶する地図情報記憶部を備え、
    前記制御部は、前記移動状態判別部の判別結果に基づいて、当該測位用情報処理装置が水平方向移動状態から高さ方向移動状態へ移行し、あるいは、当該測位用情報処理装置が高さ方向移動状態から水平方向移動状態へ移行した場合に、当該移行の検出時に前記他の階への高さ方向への移動が可能な設備のうち、現在の推定位置に最も近い設備の配備位置を現在の推定位置とする、
    請求項4記載の測位用情報処理装置。
  15. 前記制御部は、所定の閾値時間内に、所定の階間閾値以上高さ方向に移動したと検出した場合に、階を移動したと判別する、
    請求項1乃至請求項14のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  16. 前記測位基準位置が設定された階に設けられた前記測位基準位置に関する情報を通知する通信装置と通信を行う通信部を備え、
    前記制御部は、前記測位基準位置を現在の推定位置とする、
    請求項1乃至請求項15のいずれか一項記載の測位用情報処理装置。
  17. 建物の基準階の測位基準位置に設けられたゲート装置と通信可能、かつ、自律航法を用いて測位を行い、携帯可能な測位用情報処理装置で実行される方法であって、
    複数階を有する所定の建物内において、前記ゲート装置と通信を行って前記測位基準位置に到達したことを検出する過程と、
    前記測位基準位置からの前記建物の高さ方向の移動ベクトル量を検出する過程と、
    前記測位基準位置からの前記高さ方向の移動ベクトル量、建物の階間移動を判別するための予め設定される階間閾値及び前記基準階の情報に基づいて、前記建物内で位置している階を推定する過程と、
    を備えた方法。
  18. 建物の基準階の測位基準位置に設けられたゲート装置と通信可能、かつ、自律航法を用いて測位を行い、携帯可能な測位用情報処理装置をコンピュータにより制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数階を有する所定の建物内において、前記ゲート装置と通信を行って前記測位基準位置に到達したことを検出する手段と、
    前記測位基準位置からの前記建物の高さ方向の移動ベクトル量を検出する手段と、
    前記測位基準位置からの前記高さ方向の移動ベクトル量、建物の階間移動を判別するための予め設定される階間閾値及び前記基準階の情報に基づいて、前記建物内で位置している階を推定する手段と、
    して機能させるプログラム。
JP2015198393A 2015-10-06 2015-10-06 測位用情報処理装置、方法及びプログラム Active JP6584902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015198393A JP6584902B2 (ja) 2015-10-06 2015-10-06 測位用情報処理装置、方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015198393A JP6584902B2 (ja) 2015-10-06 2015-10-06 測位用情報処理装置、方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017072437A JP2017072437A (ja) 2017-04-13
JP6584902B2 true JP6584902B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=58537295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015198393A Active JP6584902B2 (ja) 2015-10-06 2015-10-06 測位用情報処理装置、方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6584902B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111788822B (zh) * 2018-03-02 2021-06-29 三菱电机大楼技术服务株式会社 访问目的地判定系统和访问目的地判定方法
WO2019193654A1 (ja) * 2018-04-03 2019-10-10 三菱電機株式会社 移動機、マップ管理装置、および測位システム
JP7388379B2 (ja) * 2021-03-08 2023-11-29 Lineヤフー株式会社 推定装置、推定方法及び推定プログラム
CN114719858B (zh) * 2022-04-19 2024-05-07 东北大学秦皇岛分校 一种基于imu和楼层高度目标补偿的3维定位方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4041099B2 (ja) * 2004-07-05 2008-01-30 株式会社ナビタイムジャパン 通信ナビゲーションシステム、情報配信サーバおよびプログラム
JP2006170879A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高さ方向移動検出装置、高さ検出装置、ナビゲーション装置、プログラム、および携帯無線電話端末装置
JP4973378B2 (ja) * 2007-02-26 2012-07-11 沖電気工業株式会社 位置推定方法、及び位置推定システム
JP5093492B2 (ja) * 2008-05-28 2012-12-12 カシオ計算機株式会社 位置検出装置および位置検出プログラム
JP2011017684A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kenwood Corp 測位システム及び制御方法
US9234965B2 (en) * 2010-09-17 2016-01-12 Qualcomm Incorporated Indoor positioning using pressure sensors
JP5938760B2 (ja) * 2012-03-13 2016-06-22 株式会社日立製作所 移動量推定システム、移動量推定方法、移動端末
JP6061063B2 (ja) * 2012-03-23 2017-01-18 セイコーエプソン株式会社 高度計測装置、ナビゲーションシステム、プログラム及び記録媒体
CN104823019B (zh) * 2012-12-04 2017-12-01 旭化成株式会社 气压式高度表以及室内对应型气压式高度表
JP6036258B2 (ja) * 2012-12-17 2016-11-30 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
KR102196937B1 (ko) * 2013-10-30 2020-12-31 삼성전자주식회사 건물 내 사용자의 위치 추정방법 및 그 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017072437A (ja) 2017-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8965684B2 (en) Mobile terminal, system and method
JP6584902B2 (ja) 測位用情報処理装置、方法及びプログラム
KR102196937B1 (ko) 건물 내 사용자의 위치 추정방법 및 그 장치
US8886452B2 (en) Mobile terminal, system and method
US20090286556A1 (en) Apparatus, method, and program for outputting present position
KR101396877B1 (ko) 와이파이 기반 실내측위 보정 방법 및 시스템
JP5066246B2 (ja) 移動端末、システム及び方法
JP2017106787A (ja) 情報処理装置、ナビゲーション・システム、情報処理方法、およびプログラム
US20150195810A1 (en) Method of estimating position of user device
KR20130066610A (ko) 장치 위치 결정
KR20160007351A (ko) 비콘을 이용한 측위 시스템 및 방법
CN106461401B (zh) 信息处理设备、信息处理方法和计算机程序
WO2014002782A1 (ja) 移動端末、システム及び方法
US20180275157A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, information processing method, and recording medium
JP5879048B2 (ja) ナビゲーションシステム
KR20150089633A (ko) 와이파이 핑거프린트 기반 실내측위 장치 및 방법
KR101831891B1 (ko) 위치 추정 장치, 위치 추정 방법 및 이를 컴퓨터에서 실행하기 위한 컴퓨터 프로그램
KR101161103B1 (ko) 사용자 위치 추적 방법, 이를 이용한 평면도 제작 방법 및 장치
JP2014119293A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
US20160290806A1 (en) Information processing device, information processing method, and computer program product
US9976861B2 (en) Navigation device
JP6841617B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2021103189A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
KR20150061389A (ko) 디바이스 위치 결정 방법 및 장치.
KR101425563B1 (ko) 실내 보행자의 이동수단 판별방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170911

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6584902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150