JP6841617B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、GPS(Global Positioning System)や自律航法等による測位機能を有する携帯端末が普及している。自律航法による測位機能は、各種のセンサ(例えば、地磁気センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ)を用いて、地下や屋内など、GPSによる測位ができない場所における位置を測位することが可能である。
経路上でユーザがエスカレータを利用した場合、ユーザ自身が歩行していなくてもユーザの位置は移動する。しかし、このようにユーザ自身が歩行を行っていない場合、自律航法による測位機能ではユーザの移動距離をゼロと判断してしまうため、測位結果と実際の移動距離に誤差が生じてしまう。
特許文献1には、推奨経路上の基準地点からユーザの歩数及び所定の歩幅を基に測定した歩行距離を推奨経路上の移動距離とし、推奨経路上のユーザの位置を推定するナビゲーション装置において、エスカレータや動く歩道やエレベータを通過することで発生する推定位置と実際の位置との間のずれを補正することが記載されている。具体的には、推奨経路上の推定位置がエスカレータ又は動く歩道又はエレベータに到達し、歩数計のカウントが一定時間停止したとき、推定位置をエスカレータ又は動く歩道又はエレベータの終点に設定することが記載されている。
特開2012−215409号公報
しかし、特許文献1に記載されたナビゲーション装置では、エスカレータ等の終点の位置情報が登録されていない場合には、位置を推定することができない。
そこで、本発明の目的は、エスカレータ利用時のように、ユーザが歩行を行っていなくても実際の位置は移動している場合に、汎用性が高く簡易な方法で、実際の移動距離と自律航法による測位結果の誤差を補正することである。
本発明に係る情報処理装置は、案内経路上でのユーザの位置を推定する情報処理装置であって、センサにより検知された前記ユーザの動きの情報に基づいて特定された、前記ユーザの移動距離の情報と、エスカレータの利用の有無に関する情報を含む測位情報を取得する測位情報取得部と、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報に基づいて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する位置推定部と、を備え、前記位置推定部は、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報が、前記ユーザが移動していないことを示し、前記エスカレータの利用の有無に関する情報が、前記エスカレータの利用が有ったことを示す場合には、前記エスカレータの利用中の推定移動距離を算出し、前記推定移動距離を用いて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定するものである。
本発明に係る情報処理方法は、案内経路上でのユーザの位置を推定する情報処理方法であって、センサにより検知された前記ユーザの動きの情報に基づいて特定された、前記ユーザの移動距離の情報と、エスカレータの利用の有無に関する情報を含む測位情報を取得する工程と、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報に基づいて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する工程と、を含み、前記ユーザの位置を推定する工程では、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報が、前記ユーザが移動していないことを示し、前記エスカレータの利用の有無に関する情報が、前記エスカレータの利用が有ったことを示す場合には、前記エスカレータの利用中の推定移動距離を算出し、前記推定移動距離を用いて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定するものである。
本発明に係るプログラムは、案内経路上でのユーザの位置を推定するコンピュータを、センサにより検知された前記ユーザの動きの情報に基づいて特定された、前記ユーザの移動距離の情報と、エスカレータの利用の有無に関する情報を含む測位情報を取得する測位情報取得部と、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報に基づいて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する位置推定部として機能させ、前記位置推定部は、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報が、前記ユーザが移動していないことを示し、前記エスカレータの利用の有無に関する情報が、前記エスカレータの利用が有ったことを示す場合には、前記エスカレータの利用中の推定移動距離を算出し、前記推定移動距離を用いて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定するものである。
本発明によれば、エスカレータ利用時のように、ユーザが歩行を行っていなくても実際の位置は移動している場合に、汎用性が高く簡易な方法で、実際の移動距離と自律航法による測位結果の誤差を補正することができる。
本発明の実施の形態による、携帯端末10のハードウェア構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態による、携帯端末10の機能構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態による、携帯端末10において実行される処理のフローチャート。 図4(A)〜(C)は、携帯端末10の表示部15に表示されるナビゲーション画面の例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、発明の範囲をこれらに限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態による携帯端末(情報処理装置)10のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末10は、携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistants)、ナビゲーション専用端末、パーソナルコンピュータなどである。図1に示すように、携帯端末10は、制御部11、通信部12、記憶部13、操作部14、表示部15、センサ16及びスピーカ17を備えている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a及びメモリ11bを備えている。
制御部11では、CPU11aは、記憶部13等に記憶されたプログラムをメモリ11bに展開して実行することにより、携帯端末10が備える各種構成の動作を制御し、また、各種処理の実行を制御する。制御部11において実行される処理の詳細は後述する。
通信部12は、外部装置と通信するための通信インタフェースである。通信部12は、例えば、外部装置からデータやコマンドを受信したり、携帯端末10による処理結果を外部へ送信する。
記憶部13は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、半導体メモリ等により構成される。記憶部13は、制御部11における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報を記憶する。
操作部14は、携帯端末10のユーザの指示を受け付け、制御部11へ出力するためのユーザインタフェースである。操作部14は、例えば、操作キー、及びタッチパネルなどにより構成される。
表示部15は、携帯端末10による処理結果を表示するためのユーザインタフェースである。表示部15は、液晶、又はLED(Light Emitting Diode)などを用いた表示装置により構成される。
センサ16は、各種のセンサにより構成される。センサ16は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、及び気圧センサ等を含むことができる。センサ16は、携帯端末10を携帯するユーザの各種の動作を検知することができる。
スピーカ17は、制御部11による処理制御に応じて、音声、音楽及び効果音など、各種の音を出力する。
なお、本実施形態では、単一の情報処理装置により携帯端末10を構成しているが、これに限定せず、相互に通信可能な複数の情報処理装置により、携帯端末10が有する構成及び機能を実現してもよい。
図2は、携帯端末10の機能構成を示すブロック図である。携帯端末10は、機能構成として、データベース110、経路案内部111、信号測位部112、自律航法測位部113、測位情報取得部114、位置推定部115、表示制御部116を備える。データベース110は、記憶部13によって実装される。また、経路案内部111、信号測位部112、自律航法測位部113、測位情報取得部114、位置推定部115、および表示制御部116の機能は、制御部11において、CPU11aが、記憶部13等に記憶されたプログラムをメモリ11bに展開して実行することにより実現される。以下に、携帯端末10が備える各機能構成の詳細を説明する。
データベース110は、携帯端末10において実行される処理に必要な情報、及び当該処理により生成された情報など、各種情報を記憶する。
経路案内部111は、入力された経路探索条件に従った出発地から目的地までの案内経路の情報を取得し、表示部15を介して当該案内経路を提示すること等により、ユーザに対して経路案内を行う。本実施形態において、案内経路には、道路、広場、並びに屋内及び地下の廊下などに設定される、ユーザが移動可能なあらゆる経路が含まれる。
案内経路の探索に関し、経路案内部111は、例えば、ユーザにより入力された経路探索条件に従って、データベース110に記憶された(または通信部12を介して外部装置から取得した)地図データ等を参照し、経路探索を実行することにより、案内経路の情報を取得する。もしくは、入力された経路探索条件に従った経路探索の処理を外部装置により行い、経路案内部111は、当該経路探索の処理結果を取得することとしてもよい。経路探索の手法としてはラベル確定法やダイクストラ法など、任意の手法を利用することができる。なお、最適な経路とは、出発地点から目的地点までのコスト情報が最小であることをいう。リンクのコスト情報は、距離、所要時間、料金、その他のパラメータ、及び各種パラメータを任意に組み合わせたもの等、目的に応じて設定可能である。
また、経路案内部111は、経路案内のために、表示部15を介した経路の提示と共に、後述する処理により特定されたユーザの現在地の情報の表示及びスピーカ17を介した音声案内の出力を行うこともできる。
信号測位部112は、GPS受信機(図示せず)により受信したGPS衛星信号に基づいて、携帯端末10(又は携帯端末10のユーザ)の現在位置を測位し、測位した位置の情報(例えば、緯度及び経度の情報)を測位時間の情報と共に出力する。また、信号測位部112は、携帯端末10の近くに設置されたアクセスポイントから受信した信号に応じて、携帯端末10の現在位置を測位することができる。また、携帯端末10は、RFID(Radio Frequency Identifier)やBluetooth(登録商標)等の無線信号の発信装置の信号を受信し、当該受信した信号に応じて、携帯端末10の現在位置を測位することもできる。信号測位部112は、任意のタイミング及び時間間隔(例えば、1秒毎)で測位の処理を行う。以下、本実施形態において、このようにGPS衛星信号、アクセスポイントからの信号、及びRFIDの無線信号など、外部装置から受信した信号に応じて実施される測位処理を信号測位と称する。
自律航法測位部113は、センサ16により検知された携帯端末10のユーザの動きの情報に基づいて、携帯端末10(又は携帯端末10のユーザ)の移動距離や移動方向、位置情報(緯度及び経度の情報)を自律航法により測定し、測位情報として測位時間の情報と共に出力する。自律航法測位部113は、任意のタイミング及び時間間隔(例えば、1秒毎)で測位の処理を行う。自律航法測位部113による測位は、センサ16等を用いた任意の自律航法技術を採用することができる。
測位を行うために、自律航法測位部113は、例えば、センサ16により検知されたユーザの動きによりユーザの歩行移動時における基準位置(前回の測位時点で特定された測位位置)からの移動の歩数及び移動方向を特定し、特定された歩数及び移動方向に基づいて、基準位置からの相対的な移動距離及び移動方向の情報を算出する。当該相対的な移動距離は、例えば、人の歩行時の標準的な歩幅(若しくは予め測定された携帯端末10のユーザの歩幅)(例えば、65cm)に対して、上記特定された歩数を乗じることによって算出される。自律航法測位部113は、基準位置からの当該算出された移動距離及び移動方向の情報に基づいて携帯端末10の現在位置を測位する。なお、信号測位部112の測位処理により基準位置を取得することにより、より正確な現在位置を特定するようにしてもよい。
また、自律航法測位部113は、センサ16(気圧センサ)によって計測された時間経過に伴う気圧値の変化量に基づいて、エスカレータ、エレベータ、または階段の利用の有無を判断する。エスカレータ、エレベータ、または階段の利用の有無の判断は、気圧センサを用いた自律航法技術を採用することができる。例えば、自律航法測位部113は、気圧値の上昇または下降が検知された場合には、エスカレータ、エレベータ、または階段の利用が有ったと判断し、さらに気圧値の変化の速度や加速度によって、エスカレータ、エレベータ、または階段のいずれが利用されたかを特定することができる。
自律航法測位部113は、上記のようにして特定した携帯端末10の測位情報を任意のタイミング及び時間間隔(例えば、1秒毎)で出力する。測位情報には、前回の測位時点からの相対的な移動距離及び移動方向の情報、前回の測位時点からの歩数の情報、現在位置の情報(緯度及び経度の情報)、上昇または下降の検知有無の情報、エスカレータ、エレベータ、または階段の利用の有無の情報等が含まれる。
なお、自律航法測位部113による測位は、携帯端末10がGPS信号やアクセスポイントからの信号を受信できないとき(例えば、携帯端末10を携帯するユーザが屋内や地下にいるとき)に有効である。もしくは、携帯端末10が上記信号を受信できるが信号測位部112による測位精度が低いと考えられるとき(例えば、携帯端末10を携帯するユーザが屋外の高層ビルに囲まれた場所にいるとき)にも自律航法測位部113による測位は有効である。そのため、携帯端末10は、例えば、GPS信号やアクセスポイントからの信号の受信状況に応じて、信号測位部112及び自律航法測位部113のどちらにより測位を行うかを切り替えることができる。
測位情報取得部114は、自律航法測位部113から出力される測位情報を受信し、位置推定部115に供給する。
位置推定部115は、案内経路上の携帯端末10の推定位置(又は携帯端末10のユーザの推定位置)を特定する。具体的には、位置推定部115は、起点位置(前回の推定位置)から案内経路に沿って、目的地の方向に所定の距離だけ進めた位置を携帯端末10の推定位置として特定する。ここでの所定の距離は、自律航法測位部113によって出力される測位情報に基づいて決定される。例えば、測位情報に含まれる移動距離を所定の距離として用いてもよい。また、測位情報に含まれる歩数に予め設定された歩幅を乗じることにより算出してもよい。なお、位置推定部115は、信号測位部112による測位の精度が高いとき(例えば、受信したGPS信号の強度が強いとき)には、信号測位部112が測位した携帯端末10の位置を携帯端末10の推定位置として特定することもできる。
また、自律航法測位部113によって出力される測位情報に含まれる携帯端末10の移動距離がゼロで、かつエスカレータの利用が有りとの情報が含まれる場合、位置推定部115は、エスカレータ利用中の推定移動距離を算出し、当該所定の距離とする。また、移動距離の代わりに、自律航法測位部113の測位情報に含まれる歩数がゼロで、かつエスカレータの利用が有りとの情報が含まれる場合に、エスカレータ利用中の推定移動距離を算出するようにしてもよい。
推定移動距離は、例えば、予め記憶部13に保持された平均的なエスカレータの速度に基づいて計算するようにしてもよい。例えば、自律航法測位部113の測位情報が1秒毎に出力される場合には、エスカレータの秒速に秒数(ここでは1秒)を乗じた値を前回の推定位置からの推定移動距離とするようにしてもよい。
なお、案内経路上の起点位置としては、携帯端末10のユーザが移動を開始した案内経路上の位置が設定される。また、起点位置の情報は、実際にユーザが移動を開始した位置の情報としてなるべく信頼性の高い情報が設定されることが望ましい。例えば、信号測位部112による測位の精度が高いとき(例えば、受信したGPS信号の強度が強いとき)には、信号測位部112が測位した携帯端末10の位置を起点位置として設定することができる。
表示制御部116は、表示部15に対する各種情報及び画像の表示の制御を行う。例えば、表示制御部116は、位置推定部115により特定された案内経路上のユーザの推定位置を表示部15に表示するように制御する。
次に、携帯端末10において実行される処理について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、以下に説明する処理フローに含まれる各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
まず、ステップS11において、経路案内部111は、携帯端末10のユーザにより入力された経路探索条件に従って、データベース110に記憶された地図データ等を参照し、経路探索を実行することにより、出発地から目的地までの案内経路の情報を取得する。
次に、ステップS12において、位置推定部115は、ステップS11で探索された案内経路上における携帯端末10の起点位置を設定する。
次に、ステップS13において、自律航法測位部113は、センサ16により検知された携帯端末10のユーザの動きの情報に基づいて、携帯端末10の移動距離及び移動方向の測位を行う。
さらに、ステップS14において、自律航法測位部113は、気圧センサよって計測された時間経過に伴う気圧値の変化量に基づいて、エスカレータ、エレベータ、または階段の利用の有無を判断する。
ステップS15において、自律航法測位部113は、携帯端末10の移動距離及び移動方向の情報、現在位置の情報(緯度及び経度の情報)、エスカレータ、エレベータ、または階段の利用の有無の情報を含む測位情報を測位情報取得部114に出力する。
次に、ステップS16において、位置推定部115は、自律航法測位部113によって出力された測位情報を測位情報取得部114から取得し、エスカレータの利用が検知されたか否かを判断する。
ステップS16において、エスカレータの利用が検知されたと判断された場合には(YES)、ステップS17において、位置推定部115は、自律航法測位部113によって出力された携帯端末10の移動距離がゼロであるか否かを判断する。なお、ステップS16において、エスカレータの利用が検知されなかったと判断された場合には(NO)、ステップS20に移行する。
ステップS17において、自律航法測位部113によって出力された携帯端末10の移動距離がゼロであると判断された場合には(YES)、ステップS18において、位置推定部115は、エスカレータ利用中の推定移動距離を算出する。なお、ステップS17において、携帯端末10の移動距離がゼロではないと判断された場合には(NO)、ステップS20に移行する。
次に、ステップS19において、位置推定部115は、前回の推定位置(初回の場合は起点位置)から案内経路に沿って、ステップS18で算出したエスカレータ利用中の推定移動距離だけ進めた位置を携帯端末10の推定位置として特定する。
なお、ステップS20においては、位置推定部115は、前回の推定位置(初回の場合は起点位置)から案内経路に沿って、自律航法測位部113によって出力された携帯端末10の移動距離だけ進めた位置を携帯端末10の推定位置として特定する。
次に、ステップS21において、表示制御部116は、ステップS19またはステップS20で特定された携帯端末10の推定位置を表示部15に表示するように制御する。
次に、ステップS22において、経路案内部111は、携帯端末10の推定位置が案内経路の目的地に到達しているか否かを判定し、到達していない場合(NO)にはステップS13に移行する。一方、目的地に到達している場合(YES)には処理を終了する。
図4(A)〜(C)は、携帯端末10の表示部15に表示されるナビゲーション画面の例を示す図である。図4(A)〜(C)に示す画面は、それぞれ時刻t1、t2、t3における、案内経路R上のユーザの推定位置X1、X2、X3を示している。なお、時刻t1、t2、t3は、自律航法測位部113から測位情報が出力され、出力された測位情報を測位情報取得部114が取得したタイミングに対応している。時刻t1からt2の間、ユーザは案内経路Rに沿って歩行により移動したため、時刻t2における自律航法測位部113の測位情報には、所定の移動距離L12が含まれる。したがって、位置推定部115は、図4(B)に示すように、位置X1から距離L12だけ進めた位置を時刻t2における推定位置X2として特定する。時刻t2からt3の間は、ユーザは案内経路R上に存在するエスカレータに乗って歩行を行わずに移動したため、時刻t3に出力される自律航法測位部113の測位情報には、ユーザの移動距離がゼロ、かつ、エスカレータの利用が有りとの情報が含まれる。したがって、位置推定部115は、エスカレータによる推定移動距離L23’を算出し、図4(C)に示すように、位置X2から距離L23’だけ進めた位置を時刻t3における推定位置X3として特定する。
以上のように、本実施形態によれば、自律航法測位部113による測位情報に、ユーザの移動距離または歩数がゼロで、かつエスカレータの利用が有りとの情報が含まれる場合には、位置推定部115がエスカレータ利用中の推定移動距離を算出し、案内経路上で推定移動距離だけ進めた位置をユーザの推定位置とするようにした。これにより、エスカレータ利用時のように、ユーザが歩行を行わず、自律航法による測位機能ではユーザの移動距離をゼロと判断してしまう場合に、実際の移動距離と自律航法による測位結果の誤差を補正することができる。
また、位置推定部115は、エスカレータ利用中の推定移動距離を算出する場合、平均的なエスカレータの速度に、前回の測位情報を測位情報取得部114が取得した時刻からの経過時間を乗じた値をエスカレータ利用中の推定移動距離とするようにしたので、実際の移動距離と自律航法による測位結果の誤差を精度よく補正することができる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
また、本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
10 携帯端末、11 制御部、12 通信部、13 記憶部、14 操作部、15 表示部、16 センサ、17 スピーカ、110 データベース、111 経路案内部、112 信号測位部、113 自律航法測位部、114 測位情報取得部、115 位置推定部、116 表示制御部

Claims (3)

  1. 案内経路上でのユーザの位置を推定する情報処理装置であって、
    センサにより検知された前記ユーザの動きの情報に基づいて特定された、前記ユーザの移動距離の情報と、エスカレータの利用の有無に関する情報を含む測位情報を取得する測位情報取得部と、
    前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報に基づいて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する位置推定部と、を備え、
    前記位置推定部は、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報が、前記ユーザが移動していないことを示し、前記エスカレータの利用の有無に関する情報が、前記エスカレータの利用が有ったことを示す場合には、所定のエスカレータ速度に、前回の前記測位情報を前記測位情報取得部が取得した時刻からの経過時間を乗じた値を、前回の推定位置からの推定移動距離として算出し、前記推定移動距離を用いて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する、情報処理装置。
  2. 案内経路上でのユーザの位置を推定する情報処理方法であって、
    センサにより検知された前記ユーザの動きの情報に基づいて特定された、前記ユーザの移動距離の情報と、エスカレータの利用の有無に関する情報を含む測位情報を取得する工程と、
    前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報に基づいて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する工程と、を含み、
    前記ユーザの位置を推定する工程では、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報が、前記ユーザが移動していないことを示し、前記エスカレータの利用の有無に関する情報が、前記エスカレータの利用が有ったことを示す場合には、所定のエスカレータ速度に、前回の前記測位情報を取得した時刻からの経過時間を乗じた値を、前回の推定位置からの推定移動距離として算出し、前記推定移動距離を用いて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する、情報処理方法。
  3. 案内経路上でのユーザの位置を推定するコンピュータを、
    センサにより検知された前記ユーザの動きの情報に基づいて特定された、前記ユーザの移動距離の情報と、エスカレータの利用の有無に関する情報を含む測位情報を取得する測位情報取得部と、
    前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報に基づいて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する位置推定部として機能させ、
    前記位置推定部は、前記測位情報に含まれる前記ユーザの移動距離の情報が、前記ユーザが移動していないことを示し、前記エスカレータの利用の有無に関する情報が、前記エスカレータの利用が有ったことを示す場合には、所定のエスカレータ速度に、前回の前記測位情報を前記測位情報取得部が取得した時刻からの経過時間を乗じた値を、前回の推定位置からの推定移動距離として算出し、前記推定移動距離を用いて、前記案内経路上の前記ユーザの位置を推定する、プログラム。
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