JP6583698B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュールに関し、特に両面で光を入射可能な太陽電池モジュールに関する。
片面受光型太陽電池における年間の日射量を最大にするために、受光面を南向きにして片面受光型太陽電池が設置される。しかしながら、年間を通じた平均的な日射量は、正午近傍にピークを有する分布になる。ピーク以外の時間帯における日射を受けるために、両面受光型太陽電池が、受光面を接地面に垂直方向に向け、かつ受光面を南北方向から変位した向きで設置される(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−80568号公報
受光面を南北方向から変位させることによって、両面の受光面における日射量が近くなる。このような状況下において、両面受光型太陽電池の発電効率を高めるためには、隣接した太陽電池素子の隙間を透過する光を発電に寄与させることが必要になる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、発電効率を向上させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、両面で光を入射可能であり、かつ両面に電極が配置された太陽電池セルと、太陽電池セルの一方の面側に配置された第1保護部材と、第1保護部材と太陽電池セルとの間に配置された第1封止部材と、太陽電池セルの他方の面側に配置された第2保護部材と、第2保護部材と太陽電池セルとの間に配置された第2封止部材とを備える。第1封止部材と第2封止部材とには、入射光散乱粒子が分散して含まれる。
本発明によれば、発電効率を向上させることができる。
図1は、実施の形態1に係る太陽電池モジュールを設置している状態を示す斜視図である。 図2Aは、比較例の太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。 図2Bは、実施の形態1に係る太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。 図3は、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュールにおける粒子個数密度と太陽電池セル光吸収率との関係を示す図である。 図4は、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュールにおけるシリカ粒子の粒径と粒子個数密度との関係を示す図である。 図5は、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュールにおける最適粒子個数密度時でのシリカ粒子の粒径と太陽電池セル光吸収率との関係を示す図である。 図6Aは、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュールにおける第1封止部材中および第2封止部材中で散乱される光を示す図である。 図6Bは、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュールにおける第1封止部材および第2封止部材での入射光と透過光との関係を示す図である。 図6Cは、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュールにおける第1封止部材(シリカ粒子がランダム配置の場合)および第2封止部材(シリカ粒子がランダム配置の場合)での入射光と透過光との関係を示す図である。 図7は、実施の形態2に係る太陽電池モジュールに対して考慮する天候の組合せを示す図である。 図8Aは、実施の形態2に係る太陽電池モジュールの特性を示す図である。 図8Bは、実施の形態2に係る太陽電池モジュールの特性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1を具体的に説明する前に、基礎となった知見を説明する。実施の形態1は、複数の太陽電池セルを備えた太陽電池モジュールに関する。ここでの太陽電池モジュールおよび太陽電池セルは、両面で光を入射可能であり、両面で発電するタイプである。また、太陽電池モジュールの一方の面(以下、「表面」ということもある)側が東の方角に向けられ、他方の面(以下、「裏面」ということもある)側が西の方角に向けられるように、太陽電池モジュールが設置される。そのため、太陽電池セルの表面側における平均な発電量が、太陽電池セルの裏面側における平均的な発電量に近くなっている。ここで、「平均的な」とは、1年間、1月間、1日間のような日の出から日の入りまでの期間よりも長い期間における平均量を意味する。
このような状況下においても、発電効率を向上させるためには、隣接した太陽電池セル間に入射した光を透過させずに、太陽電池セルに取り込ませることが必要になる。そのためには、例えば、透過する光を反射させて太陽電池セルに取り込ませることが考えられるが、両面での平均的な日射量が近くなっているので、入射される光を妨げないようにしなければならない。本実施例では、両面の平均的な日射量が近い状況下において、隣接した太陽電池セル間に入射した光を太陽電池セルに取り込むことを目的とする。
図1は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール100を設置している状態を示す斜視図である。図示のごとく、太陽電池モジュール100は、2つの脚部102に支持されて設置される。前述のごとく、太陽電池モジュール100の表面は東の方角を向き、太陽電池モジュール100の裏面は西の方角を向く。なお、表面が向けられる方角は真東に限定されずに、これからずれてもよく、裏面が向けられる方角は真西に限定されずに、これからずれてもよい。つまり、日の出から日の入りまでの太陽光が入射可能な期間における入射光量であって、かつ天候の変化が小さい状況下での入射光量の平均的な差が小さくなる方角に、表面と裏面とが向けられればよい。例えば、表面での平均的な入射光量が、裏面での平均的な入射光量の±20%の範囲になるように、太陽電池モジュール100は設置される。そのため、表面が南の方角を向き、裏面が北の方角を向くような場合は、除外される。
図2Aは、実施の形態1に係る太陽電池モジュール100の比較対象となる比較例の太陽電池モジュール200の構成を示す断面図である。図2Bは、実施の形態1に係る太陽電池モジュール100の構成を示す断面図である。
図2Aに示すように、比較例の太陽電池モジュール200は、太陽電池セル210と総称される第1太陽電池セル210a、第2太陽電池セル210b、第1保護部材212、第1封止部材214、第2保護部材216、および、第2封止部材218を含む。ここで、第1保護部材212側が前述の表面側に相当し、第2保護部材216側が前述の裏面側に相当する。また、第1太陽電池セル210aは、第1表面側電極240aおよび第1裏面側電極242aを含み、第2太陽電池セル210bは、第2表面側電極240bおよび第2裏面側電極242bを含む。ここで、第1表面側電極240aおよび第2表面側電極240bは、表面側電極240と総称され、第1裏面側電極242aおよび第2裏面側電極242bは、裏面側電極242と総称される。
太陽電池セル210は、入射する光を吸収して光起電力を発生し、例えば、結晶系シリコン、ガリウム砒素(GaAs)またはインジウム燐(InP)等の半導体材料によって形成される。太陽電池セル210の構造は、特に限定されないが、ここでは、一例として、結晶シリコンとアモルファスシリコンとが積層されているとする。特に、太陽電池セル210は、両面で光を入射可能であり、両面で発電する。そのため、太陽電池セル210の表面側には、表面側電極240が配置され、太陽電池セル210の裏面側には、裏面側電極242が配置される。
表面側電極240および裏面側電極242は、例えば、フィンガー電極である。フィンガー電極は、受光により発電された電力を収集する電極である。フィンガー電極は、面上に形成される電極であるので、入射される光を遮らないように細く形成される。フィンガー電極は、発電した電力を効率的に集電できるように、面上に所定の間隔で複数配置される。また、太陽電池セル210の両面には、フィンガー電極に加えて、図示しないバスバー電極も配置される。バスバー電極は、複数のフィンガー電極を互いに接続するための電極である。バスバー電極は、入射する光を遮らない程度に細く形成するとともに、複数のフィンガー電極から集電した電力を効率的に流せるよう、ある程度太く形成される。バスバー電極は、複数のフィンガー電極に交差するように面上に複数配置される。さらに、隣接した太陽電池セル10のそれぞれに設けられたバスバー電極は、タブ線(図示せず)によって接続される。
第1保護部材212は、太陽電池セル210の一方の面側に配置される。前述のごとく、第1保護部材212が配置されている方が表面側であり、南の方角に向けられる。第1保護部材212は、太陽電池セル210を外部環境から保護するとともに、太陽電池セル210に吸収させるべき光を透過する。太陽電池セル210は、例えば、ガラス基板である。なお、太陽電池セル210は、ガラス基板の他に、ポリカーボネート、アクリル、ポリエステル、または、フッ化ポリエチレンであってもよい。
第1封止部材214は、第1保護部材212と太陽電池セル210との間に配置される。第1封止部材214は、太陽電池セル210への水分の浸入等を防ぐとともに、太陽電池モジュール200全体の強度を向上させる保護材である。第1封止部材214は、太陽光を十分に透過可能な透明性を有する透明樹脂である。第1封止部材214は、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)や、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、または、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材料によって形成される。ここでは、第1封止部材214は、EVAであるとする。
第2保護部材216は、太陽電池セル210の他方の面側に配置される。前述のごとく、第2保護部材216が配置されている方が裏面側であり、北の方角に向けられる。第2保護部材216は、第1保護部材212と同様に構成される。第2封止部材218は、第2保護部材216と太陽電池セル210との間に配置される。第2封止部材218は、第1封止部材214と同様に構成される。このように、太陽電池セル210では、第1保護部材212、第1封止部材214、太陽電池セル210、第2封止部材218、第2保護部材216の順に配置される。
第1保護部材側入射光230は、表面側から太陽電池モジュール200に入射される光である。第1保護部材側入射光230の一部は、太陽電池セル210に取り込まれる。一方、第1太陽電池セル210aと第2太陽電池セル210bとの間を通過する第1保護部材側入射光230は、第2保護部材216から外部に出て行ってしまい、透過光となる。一方、第2保護部材側入射光232は、裏面側から太陽電池モジュール200に入射される光である。ここで、第2保護部材側入射光232の平均的な光量は、第1保護部材側入射光230の平均的な光量と同等である。これは、第1保護部材側入射光230の所定期間における積算量は、第2保護部材側入射光232における積算量と同等であることに相当する。また、所定期間は、一定量以上の光量があり、かつ一定の天候状態を保つ時間帯であり、例えば、太陽が昇っている時間帯である。第2保護部材側入射光232についても第1保護部材側入射光230と同様に、一部が太陽電池セル210に取り込まれ、第1太陽電池セル210aと第2太陽電池セル210bとの間を通過する残りは、第1保護部材212から外部に出て行く。
このような構成の太陽電池セル210において、発電効率を高めるためには、透過光の量を低減する必要がある。透過光の量を低減するためには、封止部材において入射光を反射させることが有効である。しかしながら、例えば、第1保護部材側入射光230の透過を抑制するために、第2封止部材218に反射板を含ませると、この反射板によって第2保護部材側入射光232が、太陽電池セル210に到達する前に反射されてしまう。その結果、太陽電池セル210に入射される第2保護部材側入射光232の光量も低下される。これより、透過光の量を低減するとともに、太陽電池セル210に入射される第1保護部材側入射光230、第2保護部材側入射光232の量の低減を抑制する必要がある。
図2Bに示すように、本実施の形態に係る太陽電池モジュール100は、太陽電池セル10と総称される第1太陽電池セル10a、第2太陽電池セル10b、第1保護部材12、第1封止部材14、第2保護部材16、および、第2封止部材18を含む。また、第1封止部材14は入射光散乱粒子20を含み、第2封止部材18は入射光散乱粒子22を含む。さらに、第1太陽電池セル10aは、第1表面側電極40aおよび第1裏面側電極42aを含み、第2太陽電池セル10bは、第2表面側電極40bおよび第2裏面側電極42bを含む。第1表面側電極40aおよび第2表面側電極40bは、表面側電極40と総称され、第1裏面側電極42aおよび第2裏面側電極42bは、裏面側電極42と総称される。
ここで、太陽電池セル10は太陽電池セル210に対応し、第1保護部材12は第1保護部材212に対応し、第1封止部材14は第1封止部材214に対応し、第2保護部材16は第2保護部材216に対応し、第2封止部材18は第2封止部材218に対応する。また、表面側電極40は表面側電極240に対応し、裏面側電極42は裏面側電極242に対応する。以下では、図2Aとの差異を中心に説明する。
第1封止部材14は、第1封止部材214と同様に構成されているが、内部に入射光散乱粒子20が分散して含まれる。また、第2封止部材18は、第2封止部材218と同様に構成されるが、内部に入射光散乱粒子22が分散して含まれる。ここで、分散とは、第1封止部材14、第2封止部材18の全体に一様に含まれていることに相当し、それはランダムに含まれているともいえる。また、入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22は、例えば、シリカ粒子である。第1封止部材214に含まれる入射光散乱粒子20の密度と、第2封止部材218に含まれる入射光散乱粒子22の密度とは、同等である。そのため、第1封止部材214と第2封止部材218とには同一のシートを使用可能である。
このように、入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22が含まれることによって、第1封止部材14および第2封止部材18は、入射光の一部を透過させるとともに、入射光の他の一部を散乱させる。例えば、図2Bに示すように、第1保護部材側入射光30の一部は、第1封止部材14および第2封止部材18を透過して第2保護部材16から外部に出て行って透過光34となり、第1保護部材側入射光30の他の一部は、第1封止部材14および第2封止部材18で散乱して散乱光(反射光)36および82となる。同様に、第2保護部材側入射光32の一部は、第1封止部材14および第2封止部材18を透過して第1保護部材12から外部に出て行って透過光80となり、第2保護部材側入射光32の他の一部は、第1封止部材14および第2封止部材18で散乱して散乱光(反射光)36および82となる。つまり、図2Aの構成では、第1太陽電池セル210aと第2太陽電池セル210bとの間の光を発電に利用不可能であったのに対して、図2Bの構成では、第1太陽電池セル10aと第2太陽電池セル10bとの間の光を発電に利用可能である。以下では、図2Bの構成に適したシリカ粒子の粒径と粒子個数密度とをシミュレーション計算により導出する。
図3は、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100における粒子個数密度と太陽電池セル光吸収率との関係を示す図である。図3において、横軸は、粒子個数密度N[個/mm3]を示し、縦軸は、太陽電池セル光吸収率[%]を示す。なお、粒子個数密度は、1立方ミリメートルあたりに含まれるシリカ粒子の個数であり、シリカ粒子個数密度ともいえる。また、シリカ粒子の大きさであるシリカ粒子の粒径dは、パラメータとしてd=0.15μmから10μmの間で変化させている。
ここでは、ミー散乱と光線追跡法とを合わせたシミュレーション計算を実行する。シミュレーション計算において、第1保護部材12の厚さは3.2mm、第1封止部材14の厚さは0.6mm、太陽電池セル10の厚さは0.115mm、第2封止部材18の厚さは0.6mm、第2保護部材16の厚さは3.2mmであるとする。第1封止部材14、第2封止部材18に含まれた入射光散乱粒子20、入射光散乱粒子22の光散乱強度分布はミー散乱である。また、太陽電池セル10の両面に設けられた表面側電極40、裏面側電極42は銀で形成されている。さらに、第1保護部材側入射光30と第2保護部材側入射光32との光量の比は、「1:1」であるとする。
図3において、丸印(○)で示された線50(d=10μm)は、シリカ粒子の粒径が10μmである場合に、粒子個数密度を変化させたときの太陽電池セル光吸収率を計算した結果である。太陽電池セル光吸収率がピークとなるときの粒子個数密度が、最適粒子個数密度Noptとして規定されており、これは、発電量が最大となる点である。また、図3には、シリカ粒子の個数が「0」である場合、つまり第1封止部材14および第2封止部材18に入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22が含まれない場合の太陽電池セル光吸収率が、太陽電池セル光吸収率しきい値(破線90)として示される。線50(d=10μm)が、シリカ粒子の個数「0」以外において、太陽電池セル光吸収率しきい値(破線90)と交差する場合の粒子個数密度は、許容粒子個数密度Nplusとして規定される。これは、シリカ粒子混入によって太陽電池セル光吸収率が増加する粒子個数密度の最大値である。
最適粒子個数密度Noptより小さい範囲では、粒子個数密度を大きくするほど、太陽電池セル光吸収率が増加する。一方、最適粒子個数密度Nopt以上であり、かつ許容粒子個数密度Nplus以下の範囲では、粒子個数密度を大きくするほど、太陽電池セル光吸収率が減少するが、シリカ粒子を混入しない場合と比較して太陽電池セル光吸収率は増加している。さらに、許容粒子個数密度Nplus以下の範囲では、粒子個数密度を大きくするほど、太陽電池セル光吸収率が減少する。これは発電効率が悪化することに相当する。このような傾向は、三角印(△)で示される線52(d=3μm)、四角印(□)で示される線54(d=1μm)、バツ印(×)で示される線56(d=0.3μm)、ダイアモンド印(◇)で示される線58(d=0.1μm)においても同様であるが、シリカ粒子の粒径に応じて、最適粒子個数密度Nopt、許容粒子個数密度Nplusは異なる。
図4は、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100におけるシリカ粒子の粒径と粒子個数密度との関係を示す図である。図4において、横軸は、シリカ粒子の粒径d[μm]を示し、縦軸は、粒子個数密度N[個/mm]を示す。最適粒子個数密度線60は、図3のように計算した最適粒子個数密度Noptのシリカ粒子の粒径に対する変化を示す。最適粒子個数密度線60に一致するように、シリカ粒子の粒径と粒子個数密度とを決定すると、発電効率が最大になる。最適粒子個数密度線60において、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とには、logN=−2.2×logd+7.1の関係が成立する。一方、許容粒子個数密度線92は、図3のように計算した許容粒子個数密度Nplusのシリカ粒子の粒径に対する変化を示す。許容粒子個数密度線92をもとに、シリカ粒子の粒径と粒子個数密度とを決定すると、発電効率が向上する。許容粒子個数密度線92において、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とには、logN=−2.1×logd+7.5の関係が成立する。さらに、粒子体積占有率100%線62は、シリカ粒子を100%混入させた場合を示しており、シリカ粒子を混入できる最大値であるといえる。
下降領域66は、シリカ粒子の粒径d=0.15〜10μmにおいて、太陽電池セル光吸収率が、第1保護部材側入射光30、第2保護部材側入射光32の増加によって下降する領域である。これは、シリカ粒子が多く含まれすぎており、第1保護部材側入射光30、第2保護部材側入射光32が太陽電池セル10に到達しにくくなっているためである。一方、上昇領域64は、シリカ粒子の粒径d=0.15〜10μmにおいて、太陽電池セル光吸収率が、第1保護部材側入射光30、第2保護部材側入射光32の増加に関係なく上昇する領域である。上昇領域64において、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とには、logN<−2.1×logd+7.5の関係が成立する。
これまでの計算結果をまとめると、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とが、logN≦−2.1×logd+7.5の関係を有するように、シリカ粒子の粒径と粒子個数密度とが決定されるべきである。また、その際のシリカ粒子の粒径dは、0.15[μm]以上、10[μm]以下である。
図5は、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100における最適粒子個数密度時でのシリカ粒子の粒径と太陽電池セル光吸収率の関係を示す図である。図5において、横軸は、シリカ粒子の粒径d[μm]を示し、縦軸は、太陽電池セル光吸収率[%]を示す。シリカ粒子を第1封止部材14および第2封止部材18に混入しなければ、太陽電池セル光吸収率は、81.8%である。一方、粒径d=10μmのシリカ粒子を混入すると、太陽電池セル光吸収率は、83.4%になる。このように、シリカ粒子の混入によって、太陽電池セル光吸収率が約1.5%改善する。また、シリカ粒子の粒径dは、0.15[μm]以上、10[μm]以下の範囲において、混入されるシリカ粒子の粒径は大きい方が好ましい。
ここで、図6A、図6Bおよび図6Cを用いて、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100における第1封止部材14および第2封止部材18での入射光と透過光との関係について説明する。図6Aは、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100における第1封止部材14中および第2封止部材18中で散乱される光を示す図であり、シミュレーション計算において使用された第1封止部材14および第2封止部材18に含まれる入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22の構成を示している。これまでは、入射光散乱粒子20、入射光散乱粒子22であるシリカ粒子は、球形であると想定している。一方、実際のシリカ粒子は、球形から歪んだ形状になっている場合がある。ここでは、このような形状の違いを検討する。前述のごとく、シミュレーション計算では、シリカ粒子においてミー散乱がなされていることを利用していたので、第1封止部材14および第2封止部材18中のシリカ粒子において散乱される光は、図6Aの矢印のように示される。このような散乱によれば、第1封止部材14および第2封止部材18に入射される光線と、第1封止部材14および第2封止部材18から放射される光線の関係は、図6Bのように示される。図6Bは、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100における第1封止部材14および第2封止部材18での入射光と透過光との関係を示す図である。図6Bにおいて、第1封止部材14および第2封止部材18に向かう矢印が、第1封止部材14および第2封止部材18に入射される光線を示す。また、第1封止部材14および第2封止部材18から出て行く矢印が、第1封止部材14および第2封止部材18から放射される光線を示す。
一方、シリカ粒子の形状が立方体であり、かつシリカ粒子が第1封止部材14および第2封止部材18にランダムに配置されている場合を想定する。その際、第1封止部材14および第2封止部材18に入射される光線と、第1封止部材14および第2封止部材18から放射される光線の関係は、図6Cのように示される。図6Cは、図2Bに示す実施の形態1に係る太陽電池モジュール100における第1封止部材14(シリカ粒子がランダム配置の場合)および第2封止部材18(シリカ粒子がランダム配置の場合)での入射光と透過光との関係を示す図である。図示のごとく、図6Cにおける関係は、図6Bにおける関係と同様である。つまり、シリカ粒子が規則性なく配置されていれば、シリカ粒子の形状が球形でなくても、球形が配置されているものと同等の光の散乱挙動が示される。なお、入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22を混入させる第1封止部材14および第2封止部材18の製造プロセスにおいて、シリカ粒子の配置に規則性を設けることは、一般的に困難である。
このように、本実施の形態に係る太陽電池モジュール100によれば、両面で光を入射可能である太陽電池セル10の両面面側に配置された第1封止部材14および第2封止部材18に、シリカ粒子を分散して含めるので、シリカ粒子の光散乱現象を発現させることができる。また、シリカ粒子の光散乱現象が発現するので、第2保護部材側入射光32の減衰を抑制しながら、隣接した太陽電池セル10の間に入射した第1保護部材側入射光30を太陽電池セル10へ導光できる。また、シリカ粒子の光散乱現象が発現するので、第1保護部材側入射光30の減衰を抑制しながら、隣接した太陽電池セル10の間に入射した第2保護部材側入射光32を太陽電池セル10へ導光できる。また、入射される光の減衰が抑制され、隣接した太陽電池セル10の間に入射した光が太陽電池セル10へ導光されるので、発電効率を向上できる。
また、太陽電池モジュール100の両面側から入射した光に対して、発電効率が向上するので、両面側から入射される光の積算量が近い環境下であっても、太陽電池モジュール100を設置できる。また、両面側から入射される光の積算量が近い環境下に適するので、表面と裏面とが東向きと西向きになるように太陽電池モジュール100を設置できる。
また、第1封止部材14および第2封止部材18には、シリカ粒子が分散して含まれるので、シリカ粒子を局所的に集めるといった手順を不要にできる。また、第1封止部材14および第2封止部材18には、シリカ散乱粒子が分散して含まれるので、シリカ粒子が含まれた第1封止部材14および第2封止部材18のシートを製造に使用できる。これにより、製造工程を簡易にできる。また、製造工程が簡易になるので、発電効率を向上させながら、製造難度の増加を抑制できる。また、第1封止部材14と第2封止部材18とに対して共通のシートを使用できる。また、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とが、logN≦−2.1×logd+7.5の関係を有するようにシリカ粒子を混入されるので、発電効率を向上できる。また、シリカ粒子の粒径dは、0.15[μm]以上、10[μm]以下であるので、発電効率を向上できる。
本実施の形態の概要は、次の通りである。本実施の形態に係る太陽電池モジュール100は、両面で光を入射可能であり、かつ両面に表面側電極40、裏面側電極42が配置された太陽電池セル10と、太陽電池セル10の一方の面側に配置された第1保護部材12と、第1保護部材12と太陽電池セル10との間に配置された第1封止部材14と、太陽電池セル10の他方の面側に配置された第2保護部材16と、第2保護部材16と太陽電池セル10との間に配置された第2封止部材18とを備える。そして、第1封止部材14には入射光散乱粒子20が分散して含まれ、と第2封止部材18には入射光散乱粒子22が分散して含まれる。
第1保護部材12から入射される光の所定期間における積算量は、第2保護部材16から入射される光の所定期間における積算量と同等であってもよい。
所定期間は、一定量以上の光量があり、かつ一定の天候状態を保つ時間帯であってもよい。
入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22は、シリカ粒子であり、シリカ粒子の粒径d[μm]とシリカ粒子個数密度N[個/mm]とが、logN≦−2.1×logd+7.5の関係を有してもよい。
シリカ粒子の粒径dは、0.15[μm]以上、10[μm]以下であってもよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2も、実施の形態1と同様に、複数の太陽電池セル10を備えるとともに、第1封止部材14および第2封止部材18に入射光散乱粒子を混入させた太陽電池モジュールに関する。実施の形態1では、1日のうちの天候変化を考慮していない。一方、実施の形態2では、1日のうちの天候変化を考慮する。実施の形態2に係る太陽電池モジュール100の構成は、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図7は、実施の形態2に係る太陽電池モジュール100に対して考慮する天候の組合せを示す図である。図7において、縦方向には、午前中における天候の候補が示されている。これは、太陽電池モジュール100における表面、つまり東向きの面で受ける日射量の条件に相当する。ここで、午前の日射量は、波長λ=280nm〜4000nmにおいて0.2〜1[kW/m]である。天候の候補は、晴天天候状態:1.0[kW/m]、雲がかかっている晴れ天候状態:0.7[kW/m]、雨天候状態:0.5[kW/m]、雷を伴う激しい雨天候状態:0.2[kW/m]である。横方向には、午後中における天候の候補が示されている。これは、太陽電池モジュール100における裏面、つまり西向きの面で受ける日射量の条件に相当する。午後における天候の候補は、午前と同様である。このように、午前の4パターン、午後の4パターンの組合せが検討の対象になる。
図8Aおよび図8Bは、実施の形態2に係る太陽電池モジュール100の特性を示す図である。図8Aは、天候変化を考慮したシミュレーション計算による太陽電池モジュール100におけるシリカ粒子の粒径と粒子個数密度との関係を示す。これは、図4に対応する。最適粒子個数密度線60では、シリカ粒子の粒径d=0.15〜10μmにおいて、太陽電池セル光吸収率が最も高くなる範囲は、logN=−2.2×logd+7.1と示される。一方、許容粒子個数密度線92では、シリカ粒子の粒径d=0.15〜10μmにおいて、太陽電池セル光吸収率が最も高くなる範囲は、logN=−2.1×logd+7.5と示される。また、シリカ粒子の粒径d=0.15〜10μmにおいて、第1保護部材側入射光30、第2保護部材側入射光32の増加に関係なく太陽電池セル光吸収率が上昇する範囲は、logN<−2.1×logd+7.5と示される。そのため、天候変化を考慮しても、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とが、logN≦−2.1×logd+7.5の関係を有するように、シリカ粒子の粒径と粒子個数密度とが決定されるべきである。
図8Bは、天候変化を考慮したシミュレーション計算による太陽電池モジュール100における最適粒子個数密度時でのシリカ粒子の粒径と太陽電池セル光吸収率の関係を示す。図8Bはは、図5に対応する。シリカ粒子を第1封止部材14および第2封止部材18に混入しなければ、太陽電池セル光吸収率の中央値は、81.7%(天候変化81.0〜82.4%)である。一方、粒径d=10μmのシリカ粒子を混入すると、太陽電池セル光吸収率の中央値は、83.4%(天候変化82.9〜83.9%)になる。このように、シリカ粒子の混入によって、太陽電池セル光吸収率が約1.7%改善する。天候変化を考慮しても、図5と同様の結果になり、logN≦−2.1×logd+7.5の関係で、第1封止部材14、第2封止部材18にシリカ粒子を混入すると、太陽電池セル光吸収率(発電率)は上昇する。
本実施の形態における太陽電池モジュール100(実施例)によれば、天候の変化がある場合においても、シリカ粒子の粒径d[μm]と粒子個数密度N[個/mm]とが、logN≦−2.1×logd+7.5の関係を有するようにシリカ粒子を混入すると、発電効率を向上できる。また、天候の変化がある場合においても、シリカ粒子の粒径dを0.15[μm]以上、10[μm]以下にすれば、発電効率を向上できる。また、天候の変化を考慮したので、実環境に適用可能である。
(変形例)
以上、本発明に係る太陽電池モジュールについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1、2において、入射光散乱粒子20および入射光散乱粒子22として、シリカ粒子が使用されたが、これに限らず、例えばシリカ粒子以外の粒子が使用されてもよい。この変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 太陽電池セル
12 第1保護部材
14 第1封止部材
16 第2保護部材
18 第2封止部材
20、22 入射光散乱粒子
30 第1保護部材側入射光
32 第2保護部材側入射光
34、80 透過光
36、82 散乱光
40 表面側電極(電極)
42 裏面側電極(電極)
100 太陽電池モジュール

Claims (5)

  1. 両面で光を入射可能であり、かつ前記両面に電極が配置された太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルの一方の面側に配置された第1保護部材と、
    前記第1保護部材と前記太陽電池セルとの間に配置され、且つ、前記太陽電池セルを覆う第1封止部材と、
    前記太陽電池セルの他方の面側に配置された第2保護部材と、
    前記第2保護部材と前記太陽電池セルとの間に配置され、且つ、前記太陽電池セルを覆う第2封止部材とを備え、
    前記第1封止部材と前記第2封止部材とには、全体にわたって入射光散乱粒子が分散して含まれることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記第1保護部材から入射される光の所定期間における積算量は、前記第2保護部材から入射される光の前記所定期間における積算量と同等であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記所定期間は、一定量以上の光量があり、かつ一定の天候状態を保つ時間帯であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 両面で光を入射可能であり、かつ前記両面に電極が配置された太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルの一方の面側に配置された第1保護部材と、
    前記第1保護部材と前記太陽電池セルとの間に配置された第1封止部材と、
    前記太陽電池セルの他方の面側に配置された第2保護部材と、
    前記第2保護部材と前記太陽電池セルとの間に配置された第2封止部材とを備え、
    前記第1封止部材と前記第2封止部材とには、入射光散乱粒子が分散して含まれ、
    前記入射光散乱粒子は、シリカ粒子であり、
    前記シリカ粒子の粒径d[μm]とシリカ粒子個数密度N[個/mm]とが、
    logN≦−2.1×logd+7.5
    の関係を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 前記シリカ粒子の粒径dは、0.15[μm]以上、10[μm]以下であることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール。
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