JP6582425B2 - 温度調節システム及び温度調節方法 - Google Patents

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Description

本願により開示される実施形態は温度調節システム及び温度調節方法等に関連する。
レーザビームのような電磁ビームは、例えば、長距離にわたる電話及びインターネット通信のための光ファイバシステムにおいて、ディジタルデータを伝送するために高い頻度で使用される。従って、光学技術は現代の電気通信及びデータ通信において重要な役割を果たしている。そのようなシステムで使用される光学素子の具体例は、発光ダイオードやレーザのような光源又は電磁放射源、導波管、光ファイバ、レンズ及びその他の光学素子、フォトダイオードその他の光学センサ、光学的センシング用の半導体、光変調器等を含む。
光学素子を利用するシステムは、所望のタスクを行うために、特定の波長で電磁ビームを正確に制御していることをしばしば前提とする。電磁ビームの波長は、システムにおける変動(例えば、電磁エネルギ、電圧、電流、温度等に関する変動)により乱されてしまう可能性がある。このような変動は、電磁ビームの波長を変えてしまい、システムを動作不能にしてしまうことが懸念される。
本願で説明される内容は、上記の何らかの問題点を解決する実施形態や、上記のような環境でしか動作しない実施形態に限定されない。むしろ、上記の背景技術の説明は、本願で説明される実施形態が使用されてもよい技術分野の一例を説明しているに過ぎない。
一つの側面における実施形態の課題は、光学システムを利用するシステムの動作の安定化を図ることである。
一実施形態による温度調節システムは、
温度変化に対して正に比例する第1の電流を生成するように形成される第1の電流源と、
温度変化に対して負に比例する第2の電流を生成するように形成される第2の電流源と、
第1の中間電流を生成するために前記第1の電流に第1の増幅率を適用するように形成される第1の増幅器と、
第2の中間電流を生成するために前記第2の電流に第2の増幅率を適用するように形成される第2の増幅器と、
前記第1及び第2の中間電流に基づいて熱を生成するように形成される抵抗素子と、
第1のデバイスのそばで前記抵抗素子の周囲の領域に熱が与えられた後に、前記抵抗素子の周囲の初期温度が維持されるように、前記第1及び第2の増幅率を調節して前記抵抗素子により生成される熱を調節するように形成されるコントローラと、
を有する温度調節システムである。
温度調節システムの一例を示す図。 温度調節システムの別の例を示す。 温度調節システムの別の例を示す。 デバイスの温度を調節する方法例についてのフローチャートを示す図。 本願により形成される温度調節システムを担うシリコンダイを示す図。 デバイスの温度を調節する別の方法例についてのフローチャートを示す図。
<実施形態の概要>
一実施形態によれば、デバイスの温度を調節するように形成される温度調節システムが提供される。「デバイス」は「装置」等と言及されてもよい。システムは、第1及び第2の電流をそれぞれ生成するように形成される第1及び第2の温度依存電流源を含んでもよい。また、システムは、第1の中間電流を生成するために第1の電流に第1の増幅率を適用するように形成される第1の増幅器と、第2の中間電流を生成するために第2の電流に第2の増幅率を適用するように形成される第2の増幅器とを含む。また、システムは、第1及び第2の中間電流に基づいて熱を生成するように形成されるヒータを含み、ヒータは、生成される熱がデバイスに影響を及ぼすように配置される。更に、システムは第1及び第2の増幅率を調節するように形成されるコントローラを含み、第1及び第2の電流源の温度変化に起因する第1及び第2の電流の変化が、近似的に等しいデバイス温度を維持するためにヒータにより生成される熱の変化となるようにする。
実施形態の課題及び効果は、少なくとも、特許請求の範囲に明確に規定される要素、特徴及び組み合わせにより実現及び達成される。
上記の一般的な説明及び以下の具体的な説明は何れも模範的又は例示的な例に関連し、特許請求の範囲に記載される内容を限定するように解釈されるべきではないことが、理解されるべきである。
<図面>
具体的な実施形態は添付図面を利用することにより更に具体的に詳細に記述及び説明される。
図1は温度調節システムの一例を示す。
図2Aは温度調節システムの別の例を示す。
図2Bは温度調節システムの別の例を示す。
図3はデバイスの温度を調節する方法例についてのフローチャートを示す。
図4は本願により形成された温度調節システムを担うシリコンダイを示す。
図5はデバイスの温度を調節する別の方法例についてのフローチャートを示す。
<実施形態の詳細な説明>
一実施形態によれば、温度依存性のデバイスの温度を調節するように形成される温度調節システムが開示される。温度依存性のデバイスは出力を生成するように形成され、その出力の値はデバイスの温度に依存している。
温度調節システムは、温度に依存し、かつ、温度変化に対して正方向に比例する第1の電流を生成するように形成される第1の電流源と、温度に依存し、かつ、温度変化に対して負方向に比例する第2の電流を生成するように形成される第2の電流源とを含んでもよい。第1及び第2の電流は、温度調節システムにおいて加算され、デバイスの温度に影響を与える熱を生成するヒータに提供される。温度調節システムはコントローラを含み、コントローラは、第1及び第2の電流に適用される増幅率を制御してヒータに適用される電流を制御し、そして、生成される熱及びデバイスの温度を制御するように形成される。
コントローラは第1及び第2の電流に適用される増幅率を選択するように形成され、デバイスの近くにある他のデバイスにより、デバイスに熱が加えられる場合でさえ、デバイスの温度を一定に又は近似的に等しく維持するために、ヒータにより生成される熱量が効果的であるように、第1及び第2の電流に適用される増幅率を選択する。特に、コントローラは、デバイスの温度に依存するデバイスの所望出力値に基づいて選択される温度でデバイスを維持するように形成される。
以下、添付図面を参照しながら実施形態が説明される。
図1は、本願により説明される少なくとも1つの実施形態により形成される例示的な温度調節システム100(以下、「システム100」のように言及される場合がある)を示す。システム100は、第1の電流源110と、第2の電流源112と、第1の増幅器120と、第2の増幅器122と、第3の増幅器130と、ヒータ140と、コントローラ150と、センサ152とを含む。図1はデバイス160も示しており、そのデバイス160の温度を調節するように、システム100は形成される。
第1の電流源110は、第1の電流を生成し、第1の電流を第1の増幅器120に提供するように形成されてもよい。第1の電流源110は、第1の電流が温度変化に対して正方向に比例するような(positively proportional)温度依存性を有していてもよい。「正方向に比例する」とは、0又は正の比例係数で実質的に比例することを意味する。例えば、第1の電流は、第1の電流源110の温度が上昇するにつれて増加し、第1の電流源110の温度が下降するにつれて減少してもよい。一実施形態において、第1の電流源110は、バイポーラトランジスタ又は相補型金属酸化物半導体(CMOS)トランジスタを含んでいてもよい。代替的又は追加的に、第1の電流源110は、他の受動的又は能動的な回路装置との組み合わせ形態又は単独形態により、同種又は異種の複数のトランジスタの組み合わせを含んでもよい。
第2の電流源112は、第2の電流を生成し、第2の電流を第2の増幅器122に提供するように形成されてもよい。第2の電流源112は、第2の電流が温度変化に対して負方向に比例するような(negatively proportional)温度依存性を有していてもよい。「負方向に比例する」とは、0又は負の比例係数で実質的に比例することを意味する。例えば、第2の電流は、第2の電流源112の温度が上昇するにつれて減少し、第2の電流源112の温度が下降するにつれて増加してもよい。一実施形態において、第2の電流源112は、バイポーラトランジスタ又は相補型金属酸化物半導体(CMOS)トランジスタを含んでいてもよい。代替的又は追加的に、第2の電流源112は、他の受動的又は能動的な回路装置との組み合わせ形態又は単独形態により、同種又は異種の複数のトランジスタの組み合わせを含んでもよい。
第1の増幅器120は、第1の電流源110からの第1の電流を受信し、第1の電流に第1の増幅率を適用して第1の中間電流を生成するように形成されてもよい。第1の中間電流は第3の増幅器130に与えられてもよい。
第1の増幅器120により適用される第1の増幅率は、1であってもよいし、1未満であってもよいし或いは1より大きくてもよい。第1の増幅器120が第1の電流に適用する第1の増幅率を変更できるように、第1の増幅器120は可変増幅器として形成されてもよい。従って、第1の中間電流の大きさは、第1の増幅器120により適用される第1の増幅率に依存して変動する。第1の増幅器120の第1の増幅率の大きさは、コントローラ150により制御されてもよい。
第2の増幅器122は、第2の電流源112からの第2の電流を受信し、第2の電流に第2の増幅率を適用して第2の中間電流を生成するように形成されてもよい。第2の中間電流は第3の増幅器130に与えられてもよい。従って、第3の増幅器130は、第1及び第2の中間電流の合計を受信してもよい。「合計」は「加算」又は「和」等と言及されてもよい。
第2の増幅器122により適用される第2の増幅率は、1であってもよいし、1未満であってもよいし或いは1より大きくてもよい。第2の増幅器122が第2の電流に適用する第2の増幅率を変更できるように、第2の増幅器122は可変増幅器として形成されてもよい。従って、第2の中間電流の大きさは、第2の増幅器122により適用される第2の増幅率に依存して変動する。第2の増幅器122の第2の増幅率の大きさは、コントローラ150により制御されてもよい。
第3の増幅器130は、第1及び第2の増幅器120及び122からの第1及び第2の中間電流の和を受信するように形成されてもよい。第3の増幅器130は、第1及び第2の中間電流の和に第3の増幅率を適用して熱電流を生成するように形成されてもよい。熱電流はヒータ140に提供されてもよい。
第3の増幅器130により適用される第3の増幅率は、1であってもよいし、1未満であってもよいし或いは1より大きくてもよい。第3の増幅器130が、第1及び第2の中間電流の和に適用する第3の増幅率を変更できるように、第3の増幅器130は可変増幅器として形成されてもよい。従って、熱電流の大きさは、第3の増幅器130により適用される第3の増幅率に依存して変動する。第3の増幅器130の第3の増幅率の大きさは、コントローラ150により制御されてもよい。
ヒータ140は、熱電流を受信し、熱電流に基づいて熱を生成するように形成されてもよい。例えば、熱電流が増加する場合にはヒータ140が熱を多く生成するように形成され、熱電流が減少する場合にはヒータ140が熱を少なく生成するように形成されてもよい。
ヒータ140により生成される熱がデバイス160の温度に影響を及ぼすように、ヒータ140はデバイス160の近くに配置されてもよい。従って、ヒータ140が熱を多く発生する場合、デバイス160の温度は上昇する可能性があり、ヒータ140が熱を少なく発生する場合、デバイス160の温度は減少する可能性がある。一実施形態では、デバイス160の温度がヒータ140付近の温度に等しくなるような位置関係又は近似的に等しくなるような位置関係で、ヒータ140及びデバイス160が配置されていてもよい。代替的又は追加的に、デバイス160の温度がヒータ140付近の温度に近似的に等しくないようにする位置関係で、ヒータ140及びデバイス160が配置されていてもよい。例えば、ヒータ140付近の温度が、デバイス160の温度と、1%、5%、10%、15%、20%又は他のパーセンテージだけ異なるように、ヒータ140及びデバイス160の間に1つ以上の異なるタイプの材料が存在してもよい。従って、ヒータ140の温度及びデバイス160の温度は、近似的に等しい場合でも等しくない場合でも、相互に関連付けられる。
一実施形態では、第1の電流源110及び第2の電流源112は、ヒータ140により生成される熱が第1及び第2の電流源110及び120の温度に影響を及ぼすように、ヒータ140の近くに配置されてもよい。第1及び第2の電流源110及び112の温度に影響を及ぼすことにより、ヒータ140は、第1及び第2の電流源110及び112によりそれぞれ生成される第1及び第2の電流の大きさに影響を及ぼしてもよい。デバイス160の近くに存在しかつデバイス160の温度に影響を及ぼす熱を生成する他のデバイスが、第1及び第2の電流源110及び112の温度にも影響を及ぼすように、第1及び第2の電流源110及び112はデバイス160の近くに配置されていてもよい。
デバイス160は、温度に依存する値の出力を生成するように形成される任意のタイプの装置を含んでよい。例えば、デバイス160は光学装置を含み、デバイスの出力は電磁ビームを含んでもよい。電磁ビームの値は、温度に依存する電磁ビーム波長(の値)
を含んでもよい。例えば、デバイス160の温度が上昇する場合には電磁ビームの波長が増加し、デバイス160の温度が下降する場合には電磁ビームの波長が減少するかもしれない。
別の例として、デバイス160は、電圧である出力を有する電圧源を含んでもよい。デバイス160により出力される電圧の値は、電圧の大きさ(の値)を含んでもよい。温度の上昇とともに電圧の大きさが増加し、温度の下降とともに電圧の大きさが減少するように、デバイス160は形成されていてもよい。
センサ152は、デバイス160の出力値を検出し、検出された出力値をコントローラ150に提供するように形成されてもよい。例えば、デバイス160が光学装置であった場合、センサ152は、光学装置により出力される電磁ビームの波長を検出するように形成されたフォトダイオードを含んでもよい。
コントローラ150は、検出された出力値をセンサ152から受信するように形成される。コントローラ150は、第1、第2、第3の増幅器120、122、130についての第1、第2、第3の増幅率を決定するように形成されてもよい。第1、第2、第3の増幅率を調節することにより、コントローラ150は、熱電流を調節し、ヒータ140により生成される熱を調節する。ヒータ140により生成される熱を調節することにより、コントローラ150はデバイス160の温度を制御する。デバイス160の温度を制御することにより、コントローラ150は、デバイス160の出力値を制御してもよい。
一実施形態において、コントローラ150は、デバイス160が所望値の出力を有する結果をもたらす第1、第2、第3の増幅率の大きさを選択するように形成されてもよい。コントローラは、先に、第1、第2、第3の増幅率の大きさを選択し、検出された出力値をセンサ152から受信してもよい。検出された出力値に基づいて、コントローラ150は、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさを調節してデバイス160の温度を調節し、これにより、デバイス160の出力値を、特定の値(例えば、所望値)に等しくなるように又は近似的に等しくなるように調節してもよい。デバイス160の出力値が特定の値に等しい又は近似的に等しい結果をもたらすデバイス160の温度は、デバイス160の所望値として決定されてもよい。
デバイス160の近傍にある他のデバイス(図示せず)からデバイス160に及ぶ熱量が変化した後に、コントローラ150は、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさを再び調節してヒータ140により生成される熱を調節し、これにより、デバイス160の所望の温度を維持してもよい。例えば、デバイス160の出力値がデバイス160の所望出力値に等しく又は1%、2%、5%、10%又は他のパーセンテージの範囲内で維持されるように、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上を調節し直してデバイス160の所望の温度を維持しようとしてもよい。第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上を調整してデバイス160の所望の温度を維持することにより、コントローラ150は、ヒータ140の周囲の温度を維持してもよい。
他のデバイスからデバイス160に熱が加えられた後、コントローラ150により選択される第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさは、ヒータ140からデバイス160に加えられる熱の更なる変化が、ヒータ140により生成される熱をシステム100に自動的に(例えば、コントローラ150からの入力なしに)調整させるように、選択される。例えば、第1及び第2の電流源110及び112の温度変化に起因する第1及び第2の電流の変化が、ヒータ140により生成される熱の変化となり、デバイス160の温度を所望の温度に近似的に維持するように、コントローラ150は第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上を調整するように形成されてもよい。
システム100は、温度依存性を有する第1及び第2の電流源110及び112に基づいて、ヒータ140により生成される熱を自動的に調節するように動作してもよい。その場合、第1及び第2の電流源110及び112は温度に依存するので、他のデバイスからデバイス160に加えられる熱の変化は、第1及び第2の電流源110及び112に加わる熱にも影響する。第1及び第2の電流源110及び112に加えられる熱の変化は、第1及び第2の電流の大きさの変化に帰結する。第1及び第2の電流の大きさの変化は熱電流を変化させ、ヒータ140が生成する熱量を調節する。ヒータ140により生成される熱を調節することにより、デバイス160の温度は所望の温度に近似的に維持される。その結果、システム100は、コントローラ150による増幅率の如何なる調節も(更には)行うことなく自動的に、デバイス160に加わる熱の更なる変化を補償する。その結果、デバイス160からの出力値やデバイス160の温度に関する他のフィードバック情報等のようなセンサ152からの情報を当てにすることなく、システム100はデバイス160に加わる熱の更なる変化を引き起こす。
様々な形態でデバイス160に熱が加えられた後に、コントローラ150は、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の調整の仕方を決定するように形成されてもよい。一実施形態において、コントローラ150は、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさについての調整量を計算してもよい。その調整量の計算は、デバイス160に他のデバイスから熱が加えられる前に2つ以上の増幅率の間に成立する関係に基づいていてもよい。一実施形態において、2つ以上の増幅率の間の関係は、他のデバイスによる熱の変化が生じる前に所望の温度において第1及び第2の電流源110及び112によりそれぞれ生成される第1及び第2の電流と、デバイス160の所望の温度とに基づいていてもよい。
代替的又は追加的に、コントローラ150は、センサ152からのフィードバックを利用して、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさの調整の仕方を決定してもよい。これら及び他の実施形態において、コントローラ150は、第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさについての可能な範囲にわたって掃引を行い、デバイス160の検出された出力値と、デバイス160の所望の出力値とを比較してもよい。第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上についての選択される大きさは、所望値に等しい又は近似的に等しい検出値をもたらす結果となり、その選択される大きさは、デバイス160の所望の温度を維持するために使用される第1、第2、第3の増幅率のうちの1つ以上の大きさとして決定される。これら及び他の実施形態において、コントローラ150は、他のデバイスによるデバイス160に対する熱変化が生じる前に成立する2つ以上の増幅率の間の関係を維持しながら、第1、第2、第3の増幅率のうちの2つ以上の大きさについての可能な範囲にわたって掃引を行ってもよい。例えば、コントローラ150は、デバイス160に対する熱変化が生じる前にデバイス160が所望値の出力を有する結果となる2つ以上の増幅率の間の関係を維持しながら、第1、第2、第3の増幅率のうちの2つ以上の大きさについての可能な範囲にわたって掃引を行ってもよい。本願による開示範囲を超えることなく、システム100に対する変形、追加又は省略等がなされてもよい。
図2Aは、本願により説明される少なくとも1つの実施形態により形成される他の温度調節システム200A(「システム200A」と言及される)の具体例を示す。システム200Aは、第1の電流源210と、第2の電流源212と、第1の増幅器220と、第2の増幅器222と、第3の増幅器230と、抵抗素子240と、コントローラ250と、フォトダイオード252と、光変調器260とを含む。
第1の電流源210は、温度に依存する第1の電流Iを生成するように形成され、一例として第1の電流は次式により表現されてもよい:
(ΔT)=Iop+KΔT
ここで、Iopは初期温度における第1の電流源210からの電流であり、Kは第1の電流源210の温度変化に対する正の比例係数であり、ΔTは初期温度からの温度変化である。
第2の電流源212は、温度に依存する第2の電流Iを生成するように形成され、一例として第2の電流は次式により表現されてもよい:
(ΔT)=Ion+KΔT
ここで、Ionは初期温度における第2の電流源212からの電流であり、Kは第2の電流源212の温度変化に対する負の比例係数であり、ΔTは初期温度からの温度変化である。
第1及び第2の電流源210及び212は、第1及び第2の電流I及びIをそれぞれ第1及び第2の増幅器220及び222に提供する。
第1の増幅器220は、第1の増幅率Gを第1の電流Iに適用し、Gに等しい第1の中間電流Ipintを生成するように形成される可変増幅器を含む。第1の増幅率Gの大きさはコントローラ250により制御されてもよい。
第2の増幅器222は、第2の増幅率Gを第2の電流Iに適用し、Gに等しい第2の中間電流Inintを生成するように形成される可変増幅器を含む。第2の増幅率Gの大きさはコントローラ250により制御されてもよい。
第1及び第2の中間電流Ipint及びInintは、G+Gに等しい第3の中間電流Isumを生成するように合計される。第3の中間電流Isumも温度依存性を有する。第3の中間電流Isumは第3の増幅器230に与えられる。第3の増幅器230は、第3の増幅率Gを第3の中間電流Isumに適用し、Gsumに等しい熱電流Iを生成するように形成される可変増幅器を含む。第3の増幅率Gの大きさはコントローラ250により制御されてもよい。熱電流Iは抵抗素子240に提供される。一例として熱電流Iは次式により表現されてもよい。
(ΔT)=G(G(Iop+KΔT)+G(Ion+KΔT))
抵抗素子240は、温度依存性を有する抵抗Rを有し、一例として温度依存性は次式により表現されてもよい:
R(ΔT)=R+KΔT
ここで、Rは初期温度における抵抗素子240の抵抗であり、Kは抵抗素子240の温度係数であり、ΔTは初期温度からの温度変化である。これら及び他の実施形態において、抵抗素子240は、第3の増幅器230から出力される熱電流Iが(抵抗素子240に)提供される場合に、熱を生成する抵抗器又はその他の抵抗素子を含んでもよい。
抵抗素子240に流れる熱電流Iは、I ×Rの電力をもたらす。熱電流Ihにより生じる電力は、抵抗素子240の周辺領域の温度T影響を及ぼし、一例として、抵抗素子240の周辺領域の温度Tは次式のように表現されてもよい:
T=I (ΔT)×R(ΔT)×K
ここで、Kは抵抗素子240を包囲する媒体又は媒質の熱抵抗である。展開すると、抵抗素子240の周辺の温度Tの数式は、次式のように表現される:
T=G ×(G(Iop+KΔT)+G(Ion+KΔT))×(R+KΔT)×K
温度Tが初期温度である場合、温度変化ΔTはゼロであると仮定してよい。この場合、温度Tは次式のように表現される:
T=G ×(Gop+Gon×R×K
温度Tが初期温度に等しくない温度であり、温度変化ΔTの二次以上の高次成分が無視される場合、温度Tは次式のように表現される:
T=(G ×(Gop+Gon×R×K)+((G ×K×(Gop+Gon))×((Gop+Gon)×K)×((G+G)×R))ΔT
光変調器260は、抵抗素子240の周辺領域の中に配置され、抵抗素子240により生成される熱の影響を受ける。抵抗素子240の周囲の温度Tの数式は、光変調器260の温度を表現する、と仮定されてもよい。
光変調器260は、特定の波長の電磁ビームを出力するように形成されてもよい。電磁ビームの波長は、光変調器260の温度に依存してもよい。
フォトダイオード252は、光変調器260からの電磁ビームの一部を受けるように配置され、電磁ビームの波長を表現する電流及び/又は電圧を生成するように形成されてもよい。フォトダイオード252は、生成された電流及び/又は電圧をコントローラ250に提供するように形成される。
コントローラ250は、電磁ビームの波長を表現する電流及び/又は電圧をセンサ152(フォトダイオード252)から受信するように形成されてもよい。コントローラ250は、第1、第2、第3の増幅器220、222、230の第1、第2、第3の増幅率G、G、Gの大きさをそれぞれ決定するように形成されてもよい。第1、第2、第3の増幅率の大きさを調節することにより、コントローラ250は、熱電流を調節し、抵抗素子240により生成される熱を調節してもよい。抵抗素子240により生成される熱を調節することにより、コントローラ250は、光変調器260の温度を制御してもよい。光変調器260の温度を制御することにより、コントローラ250は、光変調器260の出力値を制御してもよい。一実施形態では、第1及び第2の電流源210及び212の温度変化に起因する第1及び第2の電流I及びIの変化が、抵抗素子240により生成される熱の変化をもたらす結果となるように、コントローラ250は、第1、第2、第3の増幅率G、G、Gのうちの1つ以上の大きさを調整するように形成されてもよい。たとえ他のデバイスにより熱が光変調器260に加えられる場合でさえ、抵抗素子240により生成される熱の変化は、光変調器260の近似的に同じ温度を維持する結果をもたらす。
以下、システム200Aの動作例を説明する。システム200A及び光変調器260は初期温度にあると仮定する。最初の校正段階(又はキャリブレーション段階)の際に、コントローラ250は、第1及び第2の増幅率Gp及びGnを選択し、第1及び第2の増幅率Gp及びGnをそれぞれ第1及び第2の増幅器220及び222に通知する。コントローラ250は、システム200Aにより使用された以前(又は過去)の増幅率、他の計算結果又は他の要因に基づいて、第1及び第2の増幅率G及びGをランダムに選択してもよい。
第1及び第2の増幅器220及び222は、第1及び第2の電流源210及び212により生成される第1及び第2の電流I及びIにそれぞれ第1及び第2の増幅率G及びGを適用し、第1及び第2の中間電流G及びGを生成する。第1及び第2の中間電流G及びGは、電流Isumを形成するように合成されて第3の増幅器230に提供される。
コントローラ250は、初期の第3の増幅率Gを選択し、初期の第3の増幅率Gを第3の増幅器230に与えてもよい。初期の第3の増幅率Gは、システム200Aにより使用された以前の増幅率、他の計算結果又は他の要因に基づいて、ランダムに選択されてもよい。第3の増幅器230は、第3の増幅率GをIsumに適用し、抵抗素子240に提供される熱電流Iを生成してもよい。抵抗素子240は、光変調器260の温度を変える電力を生成してもよい。
光変調器260は、初期の波長(初期波長)を有する電磁ビームを生成してもよい。フォトダイオード252は、その電磁ビームを受信し、電磁ビームの波長を表現する電流及び/又は電圧をコントローラ250に送出してもよい。コントローラ250は、電磁ビームの波長を確認し、確認された波長を所望の波長と比較してもよい。この場合における「確認」は「判定」、「判別」、「決定」等と言及されてもよい。所望の波長は、光変調器260が動作しているシステムに基づいて又はその他の要因に基づいて決定されてもよい。
確認された波長が所望の波長に等しくない場合、コントローラ250は、熱電流Iを増やす又は減らすように第3の増幅率Gを調節し、これにより光変調器260の温度を調節してもよい。コントローラ250は、電磁ビームの波長を監視して第3の増幅率Gtを調整することを、電磁ビームの波長が所望の波長に等しくなる又は近似的に等しくなるまで継続してもよい。所望の波長に等しい又は近似的に等しい電磁ビームの波長をもたらす結果となる第3の増幅率Gは、「最終的な第3の増幅率G」のように言及されてもよい。電磁ビームの波長が所望の波長に等しくなった場合又は近似的に等しくなった場合、システム200Aの最初の校正段階は完了してもよい。
最初の校正段階の後(例えば、電磁ビームの波長が所望の波長に等しい又は近似的に等しくなった後)、光変調器260の温度は、「所望の温度」のように言及され、一例として次式により表現されてもよい:
T=G ×(Gop+Gon×R×K
上記の数式によれば、最初の校正段階の最中に、第1及び第2の増幅率G及びGは一定のままである一方、第3の増幅率Gtが変動する可能性がある。
一実施形態では、初期に選択された第1及び第2の増幅率G及びGを利用すると、熱電流Iを調整して電磁ビームの波長を所望の波長に等しくする又は近似的に等しくするために十分な増幅範囲を、第3の増幅器230が有していないかもしれない。これら及び他の実施形態において、コントローラ250は、電磁ビームの波長が所望の波長に等しくなる又は近似的に等しくなる結果をもたらす第1、第2、第3の増幅率Gp、Gn、Gtの組み合わせが決定されるまで、第1及び第2の増幅率Gp及びGnを調節して第3の増幅率Gtを所望値を目指して調節することを実行する。
最初の校正段階の後、光変調器260の近くにある1つ以上の装置により光変調器260に加えられる熱は増加又は減少し、光変調器260の温度を所望温度から変化させる結果を招く。光変調器260付近の装置は、光変調器260を温める主要な作用を有する何らかの装置であってよい。代替的又は追加的に、そのような装置は動作中に熱を発するかもしれない。これら及び他の実施形態において、熱の発生は、装置の主要な動作ではなく、装置の主要な動作の副産物であってもよい。例えば、装置は、プロセッサ、アナログディジタル変換器、ディジタルアナログ変換器、増幅器、他の何らかのディジタル又はアナログ装置であってもよいし、或いは、動作中に発熱する様々な装置の何らかの組み合わせであってもよい。光変調器260に加えられる熱は、第1及び第2の電源210及び212の温度に影響を及ぼし、第1及び第2の電流I及びIを変化させる。
光変調器260の温度が所望温度から変化した後、システム200Aは、光変調器260の温度を所望温度に戻すための第2の校正段階を実行してもよい。一実施形態において、第2の校正段階は、温度が変化して所望温度とは異なる温度で安定した後に実行されてもよい。一実施形態において、コントローラ250は、光変調器260の温度変化に起因する所望温度に等しくない又は近似的に等しくない電磁ビームの波長に基づいて、第2の校正段階を開始することを決定してもよい。
第2の校正段階において、コントローラ250は、第3の増幅率Gを、第1の(最初の)校正段階の際に決定した最終的な第3の増幅率Gの大きさに維持してもよい。コントローラ250は、電磁ビームの波長が再び所望の波長に等しくなる又は近似的に等しくなるように、第1及び第2の増幅率G及びGを調整してもよい。
光変調器260に対する追加的な温度変化が、抵抗素子240により生成される熱の変化を招き、光変調器260の温度を所望温度に維持するように、コントローラ250は、第1及び第2の増幅率G及びGについての調整の仕方を選択してもよい。例えば、他の装置により生じた第1及び第2の電流源210及び212の温度変化に起因する第1及び第2の電流I及びIの変化が、熱電流Iを変化させるように、第1及び第2の増幅率G及びGについての調節の仕方が決定されてもよい。抵抗素子240により生成される熱が、他の装置により加えられる熱変化を補償して光変調器260の温度を所望温度に維持するような形態で、熱電流Iが変動してもよい。
上述したように、熱が他の装置により加えられた後の光変調器260の温度Tは、次のように表現される:
T=(G ×(Gop+Gon×R×K)+((G ×K×(Gop+Gon))×((Gop+Gon)×K)×((G+G)×R))ΔT
第2の校正段階の際に、コントローラ250は、ΔTの一次の項がゼロになるように、第1及び第2の増幅率G及びGを調節するように形成されてもよい。ΔTの一次の項をゼロにすることにより、上述したように、コントローラ250は、システム200Aに、温度の更なる変化を自動的に補償させてもよい。例えば、無視することが可能である理由によりΔTの高次項をゼロに設定しながら、ΔTの一次の項をゼロにできるならば、温度Tの数式は、次式により記述できる。
T=(G ×(Gop+Gon×R×K
その結果、温度Tは温度変化に依存しなくなり、第1の校正段階の際に決定された所望温度についての数式に等しくなる。従って、光変調器260の温度を所望温度に維持するために、コントローラ250は、第1の校正段階の際に決定された第1及び第2の増幅率G及びGの間の関係を維持するように、第1及び第2の増幅率G及びGについての調節の仕方を選択してもよい。特に、光変調器260の所望温度についての数式における(Gop+Gon)の項が一定のまま残るように、コントローラ250はその関係を維持してもよい。
第2の校正段階の際に(Gop+Gon)の項を一定に維持し、第3の増幅率Gを調節しないことにより、第2の校正段階の後の温度は、所望温度を維持する。その結果、電磁ビームの波長は所望の波長に等しい又は近似的に等しくなる。更に、コントローラ250が、第1、第2、第3の増幅率G、G、G又はシステム200Aの他の要素を調節せずに、システム200Aは、他のデバイスにより加わる熱の変化に基づいて抵抗素子240により生成される熱を調節し、光変調器260を所望温度に維持し続けるように形成されてもよい。
一実施形態では、第1の校正段階の際に選択された第1、第2、第3の増幅率G、G、Gは、ΔTの一次の項をゼロにするように、第2及び第3の増幅率G及びGを調節することを許容しないかもしれない。これら及び他の実施形態では、異なる「最終的な第3の増幅率G」を選択するために、異なる増幅率G及びGとともに第1の校正段階が再び実行され、その後に、第1及び第2の増幅率G及びGを調節する第2の校正段階が続いてもよい。
一実施形態において、コントローラ250は、上記の方式を用いて調節の仕方を計算することにより、第2及び第3の増幅率G及びGについての調節の仕方を決定してもよい。代替的に、コントローラ250は、フォトダイオード252からの波長情報を監視しながら、(Gop+Gon)の項を一定に維持する方式で、第2及び第3の増幅率G及びGを掃引することにより、第2及び第3の増幅率G及びGについての調節の仕方を決定してもよい。電磁ビームの波長が所望の波長であることを、フォトダイオード252からの波長情報が示している場合、その時点の第2及び第3の増幅率G及びGは、ΔTの一次の項をゼロにするような第2及び第3の増幅率G及びGである。本願の開示範囲から逸脱することなく、システム200Aに対する変形、付加又は削除等がなされてもよい。
図2Bは、本願により説明される少なくとも1つの実施形態により形成される他の温度調節システム200B(「システム200B」と言及される)の具体例を示す。システム200Bは、システム200Aと、第4の増幅器232と、第2の抵抗素子242と、第2の光変調器262と、第2のフォトダイオード254とを含む。
第4の増幅器232、第2の抵抗素子242、第2の光変調器262、第2のフォトダイオード254は、第3の増幅器230、抵抗素子240、光変調器260、フォトダイオード252のような図2Aのシステム200Aにおける要素にそれぞれ類似している。
第4の増幅器232は、第4の増幅率を第3の電流Isumに適用し、第2の抵抗素子242に提供される第2の熱電流を生成するように形成されてもよい。コントローラ250は、第4の増幅器232により第3の電流Isumに適用される第4の増幅率を調節するように形成されてもよい。第2の抵抗素子242は、熱電流を受けて、第2の光変調器262を熱するために使用される熱を生成してもよい。第1の校正段階の際に、コントローラ250は、第2の光変調器262から出力される電磁ビームの波長に関する波長情報(第2のダイオード254からの波長情報)に基づいて、第4の増幅率を調節するように形成されてもよい。第2の校正段階の際には、コントローラ250は、フォトダイオード252又はフォトダイオード254の何れかからの波長情報を利用して、或いは、フォトダイオード252又は別のフォトダイオード254に基づく数式を利用して、第1及び第2の増幅率を調節してもよい。
図3は本願により説明される少なくとも1つの実施形態によるデバイスの温度を調節する方法例についてのフローチャートを示す。一実施形態において、方法300は、図1、図2A、図2B、図4に示す温度調節システム100、200A、200B、410のような温度調節システムにより実行されてもよい。複数の個別的なブロックにより示されているが、所望の実施形態に依存して、個々のブロックは更なるブロックに分割されてもよいし、複数のブロックがより少数のブロックに統合されてもよいし、1つ以上のブロックが省略されてもよい。
方法300はブロック302から始まり、ブロック302では第1及び第2の増幅率が選択される。第1及び第2の増幅率は、温度依存性を有する2つの電流源によりそれぞれ生成される第1及び第2の電流に適用される増幅率である。第1及び第2の増幅率は、ランダムに選択されてもよいし、或いは、方法300を実行する温度調節システムにより使用された過去の増幅率に基づいていてもよい。第1及び第2の増幅率は、第1及び第2の中間電流を生成するために第1及び第2の電流に適用される。
ブロック304において、第3の増幅率が調節される。第3の増幅率は、第1及び第2の中間電流の合計に適用される増幅率である。第1及び第2の中間電流の増幅された合計は、デバイスの温度に依存する値の出力を生成するデバイスの温度を調節するための熱を生成するように使用される。
ブロック306において、デバイスの出力が特定の値に等しい又は近似的に等しいかどうかが判断される。特定の値はデバイスの出力についての所望値であってもよい。デバイスの出力が所望値に等しい又は近似的に等しい場合、方法300はブロック308に進む。デバイスの出力が所望値に等しくなく、近似的にも等しくない場合、方法300はブロック304に戻る。
ブロック308において、デバイスの温度は変わったか否かが判断される。一実施形態において、デバイスの温度が変動しかつ安定したか否かが判断されてもよい。一実施形態において、デバイスの出力値の変化に基づいて、デバイスの温度が変わったか否かが判断されてもよい。デバイスの温度が変わっている場合、方法300はブロック310に進む。デバイスの温度が変わってない場合、方法300はブロック308に戻る。
ブロック310において、第1及び第2の増幅率が調節される。一実施形態において、ブロック302において選択された第1及び第2の増幅率の関係と、第1及び第2の増幅率が適用される第1及び第2の電流とに基づいて、第1及び第2の増幅率が調節されてもよい。
当業者は、本願により開示される上記及び他のプロセス並びに方法に関し、プロセス及び方法で実行される機能は異なる順序で実行されてもよいことを認めるであろう。説明されたステップ及び処理は単なる例示として与えられているに過ぎず、開示される実施形態の本質から逸脱することなく、ステップ及び処理のうちの一部は選択的であってもよいし、より少数のステップ及び処理に統合されてもよいし、ステップ及び処理を追加するように拡張されてもよい。
例えば、方法300は、デバイスの出力が特定の値に等しい又は近似的に等しくなるように、第1及び第2の増幅率が調節されているか否かを判断するステップを更に含んでもよい。デバイスの出力が特定の値に等しい又は近似的に等しくなるように、第1及び第2の増幅率が調整されていない場合、方法300はブロック302を再び開始してもよい。
図4は本願で説明される少なくとも1つの実施形態に従って形成される温度調節システムを担うシリコンダイ400を示す。シリコンダイ400はシリコンダイ上に形成される第1のデバイス420及び第2のデバイス430を含む。第1のデバイス420は、温度に依存する値を有する出力を生成するように形成されるデバイスであってもよい。第2のデバイス430は、シリコンダイ400を含むシステムの動作に関連する動作を行うデバイスであってもよい。第2のデバイス430は、第1のデバイス420の温度に影響を及ぼす熱をその動作中に発生するかもしれない。
第1のデバイス420の出力が特定の値に等しくなる又は近似的に等しくなるように、温度調節システム410は、第1のデバイス420の温度を所望温度に調整するように形成され、特定の値は、例えば、シリコンダイ400を含むシステムの動作に対する所望値であってもよい。温度調節システム410は、システム内の設定(例えば、増幅率の設定)を調節することにより、第1の校正段階の際に、第1のデバイス420の温度を所望温度に調節してもよい。第2のデバイス430の動作が第1のデバイス420の温度に影響を及ぼす期間の後、温度調節システム410は、システム内の設定(例えば、増幅率の設定)を調節することにより、第2の校正段階の際に、温度を所望温度に調節してもよい。温度調節システム410は、第2の校正段階の後、第2のデバイス430による変化に起因する第1のデバイス420の更なる温度変化を、システム内の設定を調整することなく、自動的に補償するように形成されていてもよい。
一実施形態において、温度調節システム410の機能は、温度調節システム410に含まれるプロセッサ412及びメモリ414により実行又は制御されてもよい。プロセッサ412は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでいてもよいし、或いは、プログラム命令を解釈及び/又は実行する及び/又はデータを処理するように形成される他の任意のディジタル又はアナログ回路を含んでいてもよい。一実施形態において、プロセッサ412は、プログラム命令を解釈及び/又は実行し、及び/又は関連するメモリに保存されているデータを処理する。図1には単独のプロセッサ412が示されているが、温度調節システム410は複数のプロセッサ412を含んでいてもよい。
メモリ414は或る時間期間の間にプログラム命令及び/又はデータを保持するように形成される適切な如何なるコンピュータ可読媒体(コンピュータにより読み取られることが可能な媒体)を含んでもよい。限定ではない具体例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、有形の及び/又は一時的ではないコンピュータ可読記憶媒体を含み、例えば、半導体メモリ装置、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的に消去可能プログラム可能なリードオンリメモリ(EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)又は他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ又は他の磁気ストレージ装置、フラッシュメモリ装置(例えば、ソリッドステートメモリデバイス)を含んでもよく、或いは、コンピュータにより実行可能な命令又はデータ構造の形式で所望のプログラムコードを担う又は保存するために使用されかつプロセッサ412によりアクセスされる他の任意の記憶媒体を含んでもよい。上記に列挙したものの組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。コンピュータにより実行可能な命令は、例えば、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ又は特定用途処理装置(例えば、プロセッサ412)が所定の機能又は機能群を実行することを引き起こす命令及びデータを含む。
本願の開示範囲から逸脱することなく、シリコンダイ400に対する変形、付加又は省略等がなされてもよい。例えば、一実施形態において、シリコンダイ400は、意図されている動作の副産物(又は結果)として熱を生成する複数の他の装置を含んでもよい。別の例として、温度調節システム410は、プロセッサ412及びメモリ414を含まず、温度調節システム410の機能がアナログ回路により実現されてもよい。代替的又は追加的に、温度調節システム410の機能は、アナログ及びディジタル回路及び/又は他のハードウェアの組み合わせを利用して実行されてもよい。例えば、ハードウェアは、温度調節システム410の機能を発揮するように命令を実行するように形成される特定用途向け集積回路(ASIC)又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含んでいてもよい。
図5は本願により開示される少なくとも1つの実施形態により行われる別のデバイス温度調節方法例についてのフローチャートを示す。一実施形態において、方法500は、図1、図2A、図2B、図4にそれぞれ示される温度調節システム100、200A、200B、410のような温度調節システムにより実行されてもよい。複数の個別的なブロックにより示されているが、所望の実施形態に依存して、個々のブロックは更なるブロックに分割されてもよいし、複数のブロックがより少数のブロックに統合されてもよいし、1つ以上のブロックが省略されてもよい。
方法500はブロック502から始まり、ブロック502では、温度依存性を有する第1の電流源から提供される第1の電流に、第1の増幅率が適用され、第1の中間電流を生成する。一実施形態において、第1の電流源は、第1の電流が温度変化に対して実質的に正の比例係数に従って変化するような温度依存性を示してもよい。
ブロック504においては、温度依存性を有する第2の電流源から提供される第2の電流に、第2の増幅率が適用され、第2の中間電流を生成する。一実施形態において、第2の電流源は、第2の電流が温度変化に対して実質的に負の比例係数に従って変化するような温度依存性を示してもよい。
ブロック506において、ヒータを用いて第1及び第2の中間電流に基づいて、熱が生成される。生成される熱は、第1のデバイスの温度を初期の温度に調整するためのものである。
ブロック508において、少なくとも1つの第2のデバイスにより、第1のデバイスに追加的な熱が加えられた後、追加的な熱による第1及び第2の電流源の温度変化に起因する第1及び第2の電流の変化が、ヒータにより生成される熱の変化となってデバイスの初期温度を近似的に維持するように、第1及び第2の増幅率が調節される。
一実施形態において、方法500は、追加的な熱が第1のデバイスに加わる前に、第1のデバイスの出力に基づいて、第1の増幅率及び第2の増幅率を調節するステップを更に含んでいてもよい。これら及び他の実施形態において、第1のデバイスが特定の値で出力を生成するようになるまで、第1の増幅率及び第2の増幅率は、ヒータにより生成される熱を調節するように調節されてもよい。ヒータにより生成される熱が、第1のデバイスが初期温度にある状態をもたらす結果となる場合、第1のデバイスは、特定値で出力を生成する。
一実施形態において、方法500は、少なくとも1つの第2のデバイスにより追加的な熱が第1のデバイスに加えられた後に、デバイスの初期温度を近似的に維持するように第1及び第2の増幅率を調整する調整量を算出するステップを更に含んでもよい。これら及び他の実施形態において、少なくとも第2のデバイスにより追加的な熱が第1のデバイスに加わる前に成立している第1及び第2の増幅率の間の関係を維持することに基づいて、第1及び第2の増幅率の調整量が算出されてもよい。
以上の内容は構造的な特徴及び/又は方法的な処理に特化した言葉で説明されてきたが、本願により説明される対象は、上述した具体的な特徴や処理に必ずしも限定されないことが、理解されるべきである。むしろ、説明された上記の具体的な特徴や処理は、本願による実施形態の具体的な例として開示されているに過ぎない。
本願に登場する全ての具体例及び条件を付する言葉は、本願による説明内容、及び、技術進歩に発明者等が貢献した概念を読者が理解することを促すように教示的な観点から解釈されるべきである。本願による実施形態は詳細に説明されているが、様々な変形、様々な置換及び様々な代替等が、開示の範囲及び精神から逸脱することなくなされてよいことが、理解されるべきである。
100 システム
110 第1の電流源
112 第2の電流源
120 第1の増幅器
122 第2の増幅器
130 第3の増幅器
140 ヒータ
150 コントローラ
152 センサ
160 デバイス

Claims (20)

  1. 温度変化に対して正に比例する第1の電流を生成するように形成される第1の電流源と、
    温度変化に対して負に比例する第2の電流を生成するように形成される第2の電流源と、
    第1の中間電流を生成するために前記第1の電流に第1の増幅率を適用するように形成される第1の増幅器と、
    第2の中間電流を生成するために前記第2の電流に第2の増幅率を適用するように形成される第2の増幅器と、
    前記第1の中間電流と前記第2の中間電流との和に基づいて熱を生成するように形成される抵抗素子であり、前記生成された熱が第1のデバイスに作用する位置に配置される前記抵抗素子と、
    前記第1のデバイスのそばで前記抵抗素子の周囲の領域に更なる熱が与えられたことによる前記第1の電流源及び前記第2の電流源の温度変化に起因した前記第1の電流及び前記第2の電流の変化が、前記抵抗素子により生成される熱の変化となって前記第1のデバイスの温度を所望の温度に維持するように、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を調節するように形成されるコントローラと、
    を有する温度調節システム。
  2. 前記第1の中間電流と前記第2の中間電流との和に第3の増幅率を適用して熱電流を生成するように形成される第3の増幅器を更に有し、前記抵抗素子は前記熱電流に基づいて熱を生成するように形成される、請求項1に記載の温度調節システム。
  3. 前記コントローラは、前記抵抗素子により生成される熱を調節するために、前記第3の増幅器の前記第3の増幅率を調節するように更に形成される、請求項2に記載の温度調節システム。
  4. 前記コントローラは、前記第1のデバイスのそばで前記抵抗素子の周囲の領域に前記更なる熱が与えられた後に、前記所望の温度を維持するように前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を計算するように更に形成される、請求項1に記載の温度調節システム。
  5. 前記コントローラは、前記第1のデバイスのそばで前記抵抗素子の周囲の領域に前記更なる熱が与えられる前に成立する前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率の間の関係を維持することに基づいて、前記所望の温度を維持するための前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率に対する調整量を算出するように更に形成される、請求項4に記載の温度調節システム。
  6. 前記抵抗素子の周囲の領域に前記更なる熱が与えられる前に成立する前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率の間の関係は、前記所望の温度における前記第1の電流及び前記第2の電流に基づいている、請求項5に記載の温度調節システム。
  7. 当該温度調節システムは、出力を生成するように形成される前記第1のデバイスを含むシステムに含まれており、該出力の値は前記第1のデバイスの温度に依存し、当該温度調節システムは前記第1のデバイスの出力の値を検出するように形成されるセンサを更に有し、前記コントローラは、前記センサによって検出される値が特定の値に近似的に等しくなるまで、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を調節するように更に形成される、請求項1に記載の温度調節システム。
  8. 前記第1のデバイスは光学デバイスであり、前記出力は電磁ビームであり、前記出力の値は前記電磁ビームの波長を示す、請求項7に記載のシステム。
  9. 出力を生成するように形成されるデバイスであって、前記出力の値は前記デバイスの温度に依存する、デバイスと、
    前記デバイスの温度を調節するように形成される温度調節システムと、
    を有するシステムであって、前記温度調節システムは、
    温度依存性を有し、第1の電流を生成するように形成される第1の電流源と、
    前記第1の電流源の温度依存性と対称的である温度依存性を有し、第2の電流を生成するように形成される第2の電流源と、
    第1の中間電流を生成するために前記第1の電流に第1の増幅率を適用するように形成される第1の増幅器と、
    第2の中間電流を生成するために前記第2の電流に第2の増幅率を適用するように形成される第2の増幅器と、
    生成される熱が前記デバイスの出力の値に影響を及ぼすように、前記第1の中間電流と前記第2の中間電流との和に基づいて熱を生成するように形成されるヒータと、
    前記第1の電流源及び前記第2の電流源の温度変化に起因する前記第1の電流及び前記第2の電流の変化が、前記ヒータにより生成される熱の変化となって前記デバイスの温度を近似的に等しく維持するように、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を調節するように形成されるコントローラと、
    を有するシステム。
  10. 前記第1の電流は温度変化に対して正に比例し、前記第2の電流は温度変化に対して負に比例する、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記温度調節システムは、前記第1の中間電流と前記第2の中間電流との和に第3の増幅率を適用して熱電流を生成するように形成される第3の増幅器を更に有し、前記ヒータは前記熱電流に基づいて熱を生成するように形成される、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記コントローラは、前記ヒータの周囲の温度を調節するために、前記第3の増幅器の前記第3の増幅率を調節するように更に形成される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記温度調節システムは、前記デバイスの出力の値を検出するように更に形成されるセンサを更に含み、前記コントローラは、前記センサにより検出される値が特定の値に近似的に等しくなるまで、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を調節するように形成される、請求項9に記載のシステム。
  14. 前記コントローラは、前記デバイスの周囲の領域に対して第2のデバイスにより熱が与えられた後に、前記デバイスの温度を近似的に等しく維持するための前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率に対する調整量を算出するように更に形成される、請求項9に記載のシステム。
  15. 前記コントローラは、前記デバイスの周囲の領域に対して前記第2のデバイスにより熱が与えられる前に成立する前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率の間の関係を維持することに基づいて、前記デバイスの温度を近似的に等しく維持するための前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率に対する調整量を算出するように形成される、請求項14に記載のシステム。
  16. デバイスの温度を調節する方法であって、
    温度依存性を有する第1の電流源から提供される第1の電流に第1の増幅率を適用して第1の中間電流を生成するステップと、
    前記第1の電流源の温度依存性と対称的である温度依存性を有する第2の電流源から提供される第2の電流に第2の増幅率を適用して第2の中間電流を生成するステップと、
    ヒータを利用して、前記第1の中間電流と前記第2の中間電流との和に基づいて、第1のデバイスの温度を所望の温度に調整するように、熱を生成するステップと、
    少なくとも1つの第2のデバイスにより前記第1のデバイスに追加的な熱が加えられた後に、前記追加的な熱による前記第1の電流源及び前記第2の電流源の温度変化に起因する前記第1の電流及び前記第2の電流の変化が、前記ヒータにより生成される熱の変化となって前記第1のデバイスの前記所望の温度を近似的に維持するように、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を調節するステップと、
    を有する方法。
  17. 前記第1の電流は温度変化に対して正に比例し、前記第2の電流は温度変化に対して負に比例する、請求項16に記載の方法。
  18. 当該方法は、温度依存性を有する前記第1のデバイスの出力に基づいて、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率を調節するステップを更に有し、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率は、前記第1のデバイスが特定の値で出力を生成するまで、前記ヒータにより生成される熱を調節するために調節され、前記第1のデバイスは、前記ヒータにより生成される熱が、前記第1のデバイスを前記所望の温度にする場合に、前記特定の値で前記出力を生成する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの第2のデバイスにより追加的な熱が前記第1のデバイスに加えられた後に、前記第1のデバイスの前記所望の温度を近似的に維持するための前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率に対する調整量を算出するステップを更に有する請求項16に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの第2のデバイスにより追加的な熱が前記第1のデバイスに加えられる前に成立する前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率の間に成立する関係を維持することに基づいて、前記第1の増幅率及び前記第2の増幅率に対する調整量が算出される、請求項19に記載の方法。
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