JP6582162B2 - ハーフシューズ及びハーフシューズの製造方法 - Google Patents

ハーフシューズ及びハーフシューズの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、つま先を覆い甲と踵の上にストラップ或いはゴム紐をかけて留めるタイプの新体操等の体操時に履く専用のシューズ、所謂ハーフシューズ、特に運動性能やホールド特性及び履き心地並びに耐久性の改善を図ったハーフシューズ、及びハーフシューズの製造方法に関する。
従来、例えば新体操の体操演技や練習時に履くハーフシューズは、特許文献1に開示されているようにシューズ本体たる袋本体をパイル地や繊維等の編み物で構成したものが使用されているものであった。しかし、このものにあっては、袋本体がパイル地や繊維等の編み物で構成されているので、板張りのフローリングで新体操の演技や練習等を行うと、素材の特性上、滑り易くバランスを崩してしまう虞があった。特に、ジャンプや回転を行うと転倒のリスクもあり、安定性及び安全性の面で問題があった。しかも、使用する素材の特性上、フローリングとの摩擦により擦り切れ易く、耐久性にも問題があった。
また、人口皮革製のハーフシューズも提供されているが、この提供されている人口皮革製のハーフシューズは、硬めで足への装着感やフィット感に劣るものであった。特に、つま先部分がハーフシューズの先端部分に馴染まず、着用者に痛みを与え、演技や練習に悪影響を及ぼす虞さえあった。
このようなシューズの不具合を解消する目的で、特許文献2に開示されているように、袋本体に柔らかく伸張性のある天然牛革を用いることにより、フローリングとの適度な摩擦力により安定性及び安全性が確保され、また耐久性の面での向上を図れるものが提案されている。しかし、この天然牛革製のシューズにあっては、ゴム紐の取り付け部分が着用者の甲に直接触れる構造になっているので、着用者が違和感を覚えたり、長時間の着用により痛みを覚えたり皮膚を傷めてしまう虞があった。
さらには、足の半分以上をシューズで覆っているため、つま先を伸ばしたところ、きれいに見えにくいところがあり、原点の対象であった。
登録実用新案第3136899号公報 特許第4643756号公報
上述したようにパイル地や繊維等の編み物で袋本体が構成されているハーフシューズにあっては、滑り易くバランスを崩してしまう虞があり、安定性及び安全性の面で問題があった。しかも、使用される素材の特性上、耐久性の面でも問題があった。また、従来の人工皮革製のハーフシューズにあっては、その硬さにより着用感やフィット感に難があり、演技や練習に悪影響を及ぼす虞があった。
また従来のシューズは床ではとても機能するシューズだが、大会で使用するフロアマットでは、滑りにくくなるため、回転数が減りやすく、なおかつシューズが脱げる恐れがあった。
さらには、柔らかく伸張性のある天然牛革で袋本体が構成されている近時提案されているハーフシューズにあっては、適度な摩擦力により安定性及び安全性が確保され、また耐久性の面での向上を図れる。しかし、このハーフシューズにあっては、ゴム紐の取り付け部分に起因する着用の違和感や痛みにより、或いは甲の皮膚を傷めることにより、着用者に余計な負荷をかけ、演技や練習に影響を及ぼす虞があるものであった。加えて、このハーフシューズにあっては、その袋本体の平面形状が略楕円状に形成されているため、使用される革の特性から袋本体が着用者の足を包み込むと、足の親指側は小指側に比べて押圧力が強く作用し内股となる方向に力が作用する。これにより、ハーフシューズの着用者は演技や練習の際、新体操演技の減点項目の一つである内股にならないよう余計に注意を払う必要があった。さらに、革製のシューズにあっては、洗濯が難しく消臭性や乾燥性の面で問題があるものであった。
そこで本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、上述不具合を解消し、天然皮革の柔らかく伸張性に起因する機能を充分活かし、耐久性、運動特性、ホールド性及び着用感に優れたハーフシューズの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、演技・競技・練習等への高い安定性及び安全性に寄与できるハーフシューズの製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、衛生面でも優れたハーフシューズの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の通りに構成することを特徴とする。
足のつま先部を覆う上面部と下面部からなる靴製のハーフシューズであって、平面から見た形状が山の形を呈していて、上面部は少なくとも足のつま先から付け根まで覆い下面部は足のつま先から湧泉まで覆い、両端部には足のかかとを巻回する弾性体が連結されていることを特徴とするハーフシューズ。
前記下面部の床を接する面には革の性質を生かし、裏表の両方を使用した第一下面部素材起毛の無いつるつる部分が使用されていることを特徴とする請求項1に記載のハーフシューズ。
前記下面部のフロアマットに接する面には革の性質を生かし、裏表の両方を使用した革の起毛の無いつるつるした部が使用されていることを特徴とする請求項1に記載のハーフシューズ。
柔らかく伸張性を有する天然皮革または当該天然皮革と同等の柔らかさ及び伸張性を有する素材からなる上面部は少なくとも足のつま先から付け根まで覆い、この上面部より横幅が小さく、柔らかく伸張性を有する天然皮革または当該天然皮革と同等の柔らかさ及び伸張性を有する素材からなる下面部は足のつま先から湧泉まで覆い、この上面部と下面部の内側に取着され、伸縮性を有しデオドラント機能を有する素材からなる中敷部と、上記上面部と上記下面部の一端部側にて開口部するよう夫々の縁部を縫い合わせることにより構成される袋状のシューズ本体と、このシューズ本体の上面部側の開口部に縫い付けられる環状の第一の弾性体と、この第一の弾性体の開口部に位置する部位全体を被覆するよう上記上面部にギャザー寄せにて縫い付けられる被覆部と、上記シューズ本体の下面部側の開口部にギャザー寄せにて縫い付けられる環状の第二の弾性体とを特徴とするハーフシューズに使われる第一下面部素材の牛革は、起毛の無いつるつる部分を第一下面部の下部となるよう構成し、なおかつゴム紐(第一の弾性体)とゴム紐(第二の弾性体)の出来上がりの長さが等しくなっていることを特徴とするハーフシューズ。
ハーフシューズに使われる第二下面部素材の牛革は、起毛の部分を第二下面部の下部となるよう構成した請求項4に記載したハーフシューズ。
上記構成によれば、天然皮革の柔らかく伸張性に起因する機能を損なうことなくその機能を充分活かせ、演技・競技・練習等への高い安定性及び安全性並びにホールド性能の向上に寄与できる。また、高い耐久性を提供できるものである。さらに、シューズ着用の違和感や痛み或いは甲の皮膚を傷めるという従来の問題も解消できる。さらに、着用者の足が内股となる方向に力が生じることもないので、着用者に余計な負荷をかけることもなくなり、結果的に着用者は演技・競技・練習等に集中できるものである。さらに、消臭性や乾燥性にも優れるという衛生面での実用的に優れた効果を奏するものである。
上記構成によれば、足のつま先から湧泉のところまでの浅いシューズがゆえにつま先が伸ばしやすく、よりきれいに見える形状で、大会ではプラス加点の対象となること特徴する。
上記構成によれば、従来のシューズに比べ、ゴム紐の位置、長さが違うため、同じ長さにしたことにより強度が増しゴム紐が足から外れにくく、安定した履き心地になることを特徴とする。
上記構成によれば、下面部の下部となる部分はの革の性質を生かし、裏表の両方を使用した特殊なシューズで第一下面部素材起毛のない部分を下面部底になるように作るシューズはフロアマットでの競技がしやすく、回転数が増し、安定感と摩擦抵抗を抑え向上に寄与でき、第二下面部素材起毛の部分を下面部底になるように作るシューズは床での練習をする上で、フロアマットでの効果が、床でも同じ効果が発揮できることを特徴とするハーフシューズである。
また、同じ革の裏表を使用しているがゆえに履き心地、高い安定性及び安全性並びにホールド性能の向上に寄与できる。また、高い耐久性を提供できるものである。
さらに、上記構成によれば、専用の製造装置や設備を用意することなく本発明を実現できるので、経済的且つ有用なものである。
本発明によれば、天然皮革またはこれと同等な素材の柔らかく伸張性に起因する機能を充分活かすことができ、運動特性及びホールド性や着用感に優れ、フローリングでの練習や演技・競技等への高い安定性及び安全性に寄与できるものである。また、耐久性にも優れ経済的効果も奏するものである。さらに、消臭性や乾燥性にも優れ衛生的であり、使い勝手の良いものである。
本発明の一実施形態に係るハーフシューズの平面図。 同実施形態に係るハーフシューズの図1とは異なる状態(被覆部を取り除いた状態)の平面図。 同実施形態に係わり、ハーフシューズの底面図。 同実施形態に係わり、ハーフシューズの側面図。 同実施形態に係わり、ハーフシューズの下面部120の概略図。 同実施形態に係わり、ハーブシューズの下面部121の概略図。 同実施形態に係わり、ハーブシューズの上面部の概略図。 同実施形態の変形例に係わるハーフシューズの底面図。 同実施形態に係わり、ハーフシューズの製造工程の流れを概略的に示す図。 同実施形態に係わり、図9とは異なる工程順にてハーフシューズの製造工程の流れを概略的に示す図。
以下本発明の一実施形態につき、図1乃至図6を参照して説明する。
本実施形態に係わるハーフシューズは、つま先を覆い甲と踵の上に弾性体たるゴム紐をかけて留めるタイプの新体操等の体操時に履く専用のシューズである。
本ハーフシューズは、シューズ本体100が柔らかく伸張性を有する天然皮革製の上面部110の平面から見た形状が山の形をしていて、上面部は少なくとも足のつま先から付け根まで覆い、柔らかく伸張性を有する天然皮革製の下面部120、121は足のつま先から湧泉まで覆った、夫々の一端部側110a,120aにて開口部130を形成するよう夫々の縁部110b,120bを縫い代2.5mmで縫い合わせることにより袋状に構成されている。シューズ本体100の平面形状は、シューズ本体100の親指側の半分と小指側の半分は非対称の形状であり、シューズ本体100が足の指全体を柔らかく包み込よりもW110>W120となるよう大きく形成されている。また、縫い代を2.5mmとしたのは、縫い目による着用者の足、特につま先に対する負荷軽減を現状極力考慮した好適なものである。但し、縫い代はこの2.5mmに厳格に限定される訳ではなく、多少の数値の幅を持たせてシューズ本体100を製作できることは勿論である。
上面部110及び下面部120、121には天然皮革として柔らかく伸張性のある天然牛革を使用しているが、現状、足への馴染み易さ、シューズ本体100の形成のし易さ及び縫い易さの面で好適であるので当該厚さとしたものであり、同等の機能を有するものであれば、当該厚さに限定されるものではない。一般的に用いられている厚さでも同等の機能を有するのであれば充分である。また、天然牛革と同等の機能を有する人口素材を用いてもよいものであるが、現状、コスト面やつま先部分の縫い目の柔らかさでは天然牛革が優位で実用的である。天然の豚革や鹿革を用いることも考えられるが、天然豚革は厚さがあるため、薄く柔らかくするための加工が必要であり、実用的観点から本実施形態に用いるようなシューズには向いていない。天然鹿革は柔らかさはあるが、破れ易く耐久性に難があり高価でもある。従って、現状では耐久性に優れコスト面で安価で、且つ加工の仕方によりその性能が変わるというメリットを有する天然牛革が好適である。
さらに、天然牛革の表側を上面部110の上部とし、上面部110の上部側は見映えも良く且つ汚れが付着し難く、汚れが付着したとしても容易に取り除くことができるという機能を呈するよう構成してある。また、天然牛革を下面部120,121は足のつま先から湧泉まで覆った下部となるようにし、つま先を伸ばしやすい形状が施されかつ120フロアマット、121床とそれぞれが回転しやすく、滑り止めとして機能を呈するよう構成してある。
上面部110と下面部120,121の内部には、伸縮性を有しデオドラント成分が線状に配合された布地からなる消臭機能及び乾燥機能を有する中敷部140がゴム糊接着剤により取着されている。
また、シューズ本体100の上面部110側の開口部130には、カバー160がギャザー寄せにて縫い目162を介して縫い付けられている。このカバー160は、伸張性に優れるツーウェイ生地よりなり、デザインが施されている。また、このカバー160は、後述する環状のゴム紐(第一の弾性体)170の開口部130に位置する部位全体を被覆するよう構成されている。
環状のゴム紐170は、シューズ本体100の上面部110側の開口部130の一部にギャザー寄せにて縫い付けられている。而して、開口部130に位置する部位全体は上述した通りカバー160により被覆されるよう構成してある。なお、このゴム紐170は、図2に示すようにギャザー寄せにて縫い目172,174を介して縫い付けられるよう構成しても良いものである。
また、シューズ本体100の下面部120側の開口部130の内側には、環状のゴム紐(第二の弾性体)180がギャザー寄せにて縫い目182,184を介して縫い付けられることにより設けられている。
さらに、シューズ本体100の中敷部140の上面部側には、消臭機能を有するタグ190が取着されている。このタグ190は、長手方向の両端部分が中敷部140に縫い付けられることで取着されている。
上記構成につき、本ハーフシューズの製造方法の一例を図9及び図8を参照して説明する。
先ず、中敷部140を上面部110と下面部120,121の内部側にゴム糊で接着する続いて、上面部110側の開口部130を形成する部位に、カバー160をギャザー寄せにて縫い目162を介してミシンにて縫い付ける(図9のステップS720)。この後、ゴム紐170を上面部110側の開口部130を形成する部位にギャザー寄せにてミシンで縫い付けられる(図9のステップS730)。而して、上面部110と下面部120,121を、夫々の一端部側110a,120aにて開口部130を形成するよう夫々の縁部110b,120bをミシンにて縫い代2.5mmで縫い合わせ袋状にすることでシューズ本体100を作製する(図9のステップS740)。出来上がったシューズ本体100は、その下面部120側の開口部130に、ゴム紐180をギャザー寄せにてミシンにて縫い目182,184を設けることより縫い付ける(図9のステップS750)。最後に中敷部140の上部にタグ190を、その両端部にて縫い付ける(図9のステップS760)。これにより、本実施形態のハーフシューズが完成する。
上記ハーフシューズの製造工程は、カバー160とゴム紐170の開口部140への取着する工程の順序を、カバー160を取着した後にゴム紐170を取着するようにした。図8に示すように、ゴム紐170を取着した後にカバー160を取着するようにしてもよい。
即ち、先ず、中敷部140を上面部110と下面部120,121の内部側にゴム糊で接着する続いて、上面部110側の開口部130を形成する部位に、ゴム紐170をギャザー寄せにて縫い目172,174を介してミシンにて縫い付ける(図8のステップS830)。この後、ゴム紐170の開口部130に縫い付けられた部位には、当該部位全体を被覆するようカバー160を上面部110にミシンにて縫い目162を設けることによりギャザー寄せにて縫い付ける(図8のステップS840)。而して、上面部110と下面部120を、夫々の一端部側110a,120aにて開口部130を形成するよう夫々の縁部110b,120bをミシンにて縫い代2.5mmで縫い合わせ袋状にすることでシューズ本体100を作製する(図8のステップS850)。出来上がったシューズ本体100は、その下面部120側の開口部130に、ゴム紐180をギャザー寄せにてミシンにて縫い目182,184を設けることより縫い付ける(図8のステップS860)。最後に中敷部140の上部にタグ190を、その両端部にて縫い付ける(図8のステップS870)。これにより、本実施形態のハーフシューズが完成する。
上記実施形態によれば、柔らかな伸張性のある天然牛革で袋状のシューズ本体100を構成し、ゴム紐170,180をギャザー寄せにてシューズ本体100に縫い付け且つ上面部110側の開口部130に縫い付けられるゴム紐170はカバー160にて全体が覆われるようにしたので、天然牛皮の機能を充分活かせ、運動特性及びホールド性や着用感に優れ、演技・競技・練習等への高い安定性及び安全性に寄与できるとともに、高い耐久性を提供できるものである。また、シューズ着用の違和感や痛み或いは甲の皮膚を傷めるという従来の問題を解消できるものである。また、シューズ本体100の親指側の半分と小指側の半分は非対称の形状であり、シューズ本体100が足の指全体を柔らかく包み込むように親指側の方が小指側に比べて大きく形成してあるので、従来のように着用者の足に内股となる方向に力が生じることもなく、着用者に余計な負荷をかけることもなくなるものである。結果的にシューズの着用者が演技・競技・練習等に集中できるものである。しかも、カバー160にはデザインが施されているので、美観もよくなり種々の工業的デザインを施したシューズを提供できるものである。また、上面部110と下面部120,121に取着された中敷部140により、臭いや汗等の水分が吸収されるので、消臭性や乾燥性にも優れるという衛生面での優れた実用的効果を奏するものである。しかもシューズ本体100の上面側と下面側は中敷部140との二重構造により、摩擦や汗等の影響にも強く、熱溶着により取着していた従来タイプの中敷に比べ剥がれ難くなり、且つ中敷が足に密着して滑り難いという効果を奏するものである。さらに柔らかく伸張性を有する素材を使用することにより、足に近い形を作ることができ足に対する適切なホールドを保持でき、且つ着用感やフィット感にも優れるものである。また、縫い目がつま先に当ったとしても天然牛革の特性により従来に比して不必要な圧迫感や押圧感はなく、ソフトな感触を得られるものでもある。そして、天然皮革の表側を上面部110の上部としたので、上面部110の上部側は見映えも良く汚れが付着し難く、汚れが付着したとしても容易に取り除くことができものである。また、天然皮革の裏側を下面部120,121の下部となるようにしたので、滑り止めとして機能するものあり、実用的効果を奏するものである。さらに、ゴム紐180は開口部130の内側に位置するよう下面部120,121の上部側にギャザー寄せにて取着され且つカバー160が開口部130にギャザー寄せで取着されているので、着用者の足裏及び足首に適度な摩擦力が生じ、シューズ本体100が体操演技中に於いて不用意に脱げることをも防止できるものでもある。斯様な効果は、専用の製造装置や設備を用意することなく本ハーフシューズを実現できるので、経済的且つ有用なものである。
なお、上記実施形態にあっては、ゴム紐180を下面部120の開口部130の内側に縫い付けたが、図9の変形例に示すように、ゴム紐180を下面部120,121の下部側(開口部130の外側)に縫い目182,184,186,188を介して縫い付けるよう構成してもよい。このように構成することにより、より足の裏側に対しゴム紐180が直接触れることがなくなり、負荷をより軽減できるものである。
また、ハーフシューズの製造方法は、上述図7及び図8に示す工程の順序に限定されることなく、下面部120に中敷部140を取着した後にタグ190を設けるようにしてもよい。また、ゴム紐170,180を開口部130にギャザー寄せにて縫い付けた後、ゴム紐170にカバー160を取り付けるようにしてもよい。本発明はその要旨を逸脱しない限り種々の変形が可能なことは勿論である。
100 …シューズ本体
110 …上面部
110b…縁部
120 …下面部
121 …下面部
120b…縁部
121b…縁部
130 …開口部
140 …中敷部
160 …カバー(被覆部)
170 …ゴム紐(第一の弾性体)
180 …ゴム紐(第二の弾性体)
190 …タグ

Claims (2)

  1. 柔らかく伸張性を有する天然皮革または当該天然皮革と同等の柔らかさ及び伸長性を有する素材からなる上面部は少なくとも足のつま先から付け根まで覆い、柔らかく伸張性を有する天然皮革または当該天然皮革と同等の柔らかさ及び伸張性を有する素材からなる下面部は足のつま先から湧泉まで覆い、この上面部と下面部の内側に取着され、伸張性を有しデオドラント機能を有する素材からなる中敷部と、上記上面部と上記下面部の一端部側にて開口部するよう夫々の縁部を縫い付けられる環状のゴム紐(第一弾性体)と、この第一の弾性体の開口部に位置する部位全体を被覆するよう上記上面部にギャザー寄せにて縫い付けられている被覆部と、上記シューズ本体の下面部側の開口部にギャザー寄せにて縫い付けられている環状のゴム紐(第二弾性体)とを特徴とするハーフシューズに使われる第一下面部素材の牛革は、革の性質を生かし、裏表の両方を使用した特殊なシューズで起毛の無いつるつる部分を第一下面部の下部となるよう構成し、なおかつゴム紐(第一弾性体)とゴム紐(第二弾性体)の出来上がりのゴム紐の長さが等しくなっていることを特徴とするハーフシューズの製造方法。
  2. ハーフシューズに使われる第二下面部素材の牛革は、起毛の部分を第二下面部の下部となるよう構成した請求項1に記載のハーフシューズの製造方法。
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