JP6580011B2 - 信号線ノイズ耐性評価方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器の信号線ノイズ耐性評価方法及びその装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2005−311383号公報(特許文献1)がある。この公報には「半導体集積回路内部および外部の電源配線のインピーダンス情報を抽出する工程と、前記の等価回路作成工程と、外部からノイズ波形を供給し、前記半導体集積回路へのノイズの影響を解析する解析工程とを含む」と記載されている。
また、特開2011−257898号公報(特許文献2)には、「定義された構成モデルの構成要素の部品情報である属性情報と該定義された構成モデルの構成要素間の接続関係を示す接続情報とに基づき、該定義された構成モデルの構成要素の離散型シミュレーションを行う離散事象シミュレーション部と、前記離散事象シミュレーション部のシミュレーション結果と前記属性情報の中のソフトエラー率データとに基づいて、該定義された構成モデルのソフトエラー率を算出するソフトエラー率計算処理部と、を備えたシミュレーション装置」と記載されている。
また、特開2012−37321号公報(特許文献3)には、「電磁界シミュレーションによる電界磁界の時系列データと、複素ウェーブレット基底関数におけるパラメータと、ウェーブレット基底関数に基づいた有限インパルス応答演算によって、時系列データを、電界磁界の時間周波数領域データに変換し表示する」と記載されている。
また、特開2015−224995号公報(特許文献4)には、「Sパラメータ測定部、評価指数算出部、ノイズ入力時の電圧波形のFFT周波数スペクトルを取得し、FFT周波数スペクトルと評価指数との積により積周波数スペクトルを算出する積周波数スペクトル算出部、電圧のピークからノイズ耐性を評価する周波数を抽出する周波数抽出部を備える」と記載されている。
特開2005−311383号公報 特開2011−257898号公報 特開2012−37321号公報 特開2015−224995号公報
Plane-Wave Coupling to a Twisted-Wire Pair above Ground, S. A. Pignari; G. Spadacini, IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility, Year: 2011, Volume: 53, Issue: 2, Pages: 508 - 523 APD Measurement for Evaluating Disturbances Related to the Performance of Digital Communication Systems, Kaoru Gotoh; Yasushi Matsumoto; Yukio Yamanaka; Takashi Shinozuka, IEICE Transactions on Communications Vol.E88-B No.8 pp.3235-3241
鉄道車両やハイブリッド自動車などでは、大電力インバータとネットワーク化された電子機器を搭載している。これらの機器では、インバーターノイズ等がネットワーク化された電子機器間のネットワーク配線に混入し、電子機器の誤動作の原因となる。
電子機器間のネットワークの信頼性確保しつつ設計工数を削減する為には、設計段階シミュレーション評価により、設計フィードバックを減らす必要がある。さらに、信号線配線の固定が困難であることから経路ばらつきを考慮した誤動作の予測が必須である。
一方,特許文献1には半導体集積回路内部および外部の電源配線のインピーダンス情報を抽出する工程と、前記の等価回路作成工程と、外部からノイズ波形を供給し、前記半導体集積回路へのノイズの影響を解析する解析工程とを含む技術が記載されている。しかし、この先行技術は半導体集積回路及びプリント基板において電源回路の等価回路を作成し外部ノイズ波形を与えることで電源ノイズの解析を行う方法を示しており,信号配線にのる電磁ノイズやその経路ばらつきの影響解析やノイズ耐性評価には適用できない。
また,特許文献2には、部品情報と接続情報とに基づき、該定義された構成モデルの構成要素の離散型シミュレーションを行う離散事象シミュレーション部と、前記離散事象シミュレーション部のシミュレーション結果と前記属性情報の中のソフトエラー率データとに基づいて、該定義された構成モデルのソフトエラー率を算出するソフトエラー率計算処理部とを備えたシミュレーション装置を含む技術が記載されている。しかし、この先行技術は半導体集積回路及びプリント基板において環境中性子線が原因となる外部ノイズによる主にメモリ回路に生じるソフトエラー率の解析を行う方法を示しており,信号配線にのる電磁ノイズやその経路ばらつきの影響解析やノイズ耐性評価には適用できない。
また,特許文献3には電磁界シミュレーションによる電界磁界の時系列データなどから電界磁界の時間周波数領域データに変換し表示する手法が示されている。しかし、この先行技術は電磁界シミュレーションの電界磁界の時間周波数領域データを変換解析する方法を示しており,信号配線にのるノイズやその経路ばらつきの影響解析やノイズ耐性評価には適用できない。
同様に,特許文献4にはSパラメータ測定、ノイズ入力時電圧波形のFFT周波数スペクトルからノイズ耐性を評価する周波数を抽出する手法が示されている。しかし、この先行技術はノイズ耐性評価対象となる周波数を抽出する方法を示しており,信号配線にのるノイズやその経路ばらつきの影響解析やノイズ耐性評価には適用できない。
そこで本発明では,信号線形状及び又は信号線形状ばらつき及び又は信号線ノイズに対するエラー領域情報から信号線ばらつきを考慮したエラー率を計算する信号線ノイズ耐性評価方法及びその装置を提供する。
上記した課題を解決するために、本発明では、コンピュータシステムを用いて電子制御装置間を接続する信号伝送線路のノイズ耐性を評価する信号線ノイズ耐性評価方法において、コンピュータシステムの入力部から信号伝送線路の形状に関する情報、信号電送線路の経路に関する情報、信号伝送線路以外のオブジェクト情報、信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報、信号伝送線路に接続される電子制御装置のノイズマージン情報を含む情報を入力し、コンピュータシステムで、入力した信号伝送経路形状に関する情報、信号伝送線路経路に関する情報、信号伝送線路以外のオブジェクト情報を用いて信号伝送線路の近傍の電界と磁界を計算し、コンピュータシステムで、計算した信号伝送線路の近傍の電界と磁界の情報と入力した信号伝送経路形状に関する情報、信号伝送線路経路に関する情報、信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報を用いて信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算し、コンピュータシステムで、計算した信号伝送線路に発生するノイズの波形情報と入力した電子制御装置のノイズマージン情報とを用いて電子制御装置のエラー率を求めるようにした。
また、上記した課題を解決するために、本発明では、電子制御装置間を接続する信号伝送線路のノイズ耐性を評価する信号線ノイズ耐性評価装置を、信号伝送線路の形状に関する情報、信号電送線路の経路に関する情報、信号伝送線路以外のオブジェクト情報、信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報、信号伝送線路に接続される電子制御装置のノイズマージン情報を含む情報を入力する入力部と、入力部に入力した信号伝送線路の形状に関する情報、信号電送線路の経路に関する情報、信号伝送線路以外のオブジェクト情報、信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報、信号伝送線路に接続される電子制御装置のノイズマージン情報を含む情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶した信号伝送経路形状に関する情報、信号伝送線路経路に関する情報、信号伝送線路以外のオブジェクト情報を用いて信号伝送線路の近傍の電界と磁界を計算する信号伝送経路近傍電界磁界計算部と、信号伝送経路近傍電界磁界計算部で計算した信号伝送線路の近傍の電界と磁界の情報と記憶部に記憶した信号伝送経路形状に関する情報、信号伝送線路経路に関する情報、信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報を用いて信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算するノイズ波形計算部と、ノイズ波形計算部で計算した信号伝送線路に発生するノイズの波形情報と入力した電子制御装置のノイズマージン情報とを用いて電子制御装置のエラー率を求めるエラー率算出部とを備えて構成した。
本発明によれば、信号線ノイズ耐性評価方法及びその装置において、信号線ばらつきを考慮したエラー率を計算することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る信号線ノイズ耐性評価装置の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る信号線ノイズ耐性評価装置で評価する評価対象の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る信号線ノイズ耐性評価方法の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例1における信号伝送経路形状、経路、ばらつき情報入力画面の一例を示す入力画面である。ノイズ電圧計算法の説明図である。 本発明の実施例1における電子回路装置ノイズマージン情報入力画面の一例を示す入力画面である。 本発明の実施例1における信号伝送経路に発生するノイズを求める手順を説明する図である。 本発明の実施例1において、信号伝送経路にノイズがのったとき、各ノイズ波形においてエラーが生じ始めるぎりぎりの振幅を実測した求めたAPDグラフとそれから求めたエラー判定線とを記載したグラフである。 本発明の実施例1において、信号伝送経路にノイズがのったとき、エラーが生じないぎりぎりの振幅のノイズのAPDグラフとエラー判定線とを記載したグラフである。 本発明の実施例1に係る信号線ノイズ耐性評価方法の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る信号線ノイズ耐性評価装置のエラー率計算部の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る信号線ノイズ耐性評価装置の出力部の画面を示す図である。 本発明の実施例2に係る信号線ノイズ耐性評価装置の概略の構成を示すブロック図である。
本発明は、コンピュータシステムを用いて信号伝送路のEMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)耐性を評価する信号伝送路評価支援方法及びその装置に冠するものであって、コンピュータシステムの演算装置に、信号伝送線路の形状データ、信号伝送線路経路データ、信号伝送線路形状ばらつきデータ、信号伝送線路に接続される通信装置のノイズ入力に対するマージン情報を入力し、信号伝送線路経路データ等から信号伝送線路経路近傍の電界磁界を計算し、信号伝送線路形状のバラツキを乱数で計算し信号伝送経路近傍電界磁界から通信装置入力におけるノイズ波形を計算し、信号伝送線路に接続される通信装置のノイズ入力に対するマージンとノイズ波形を比較しエラー発生判定を行い、複数回の試行結果からエラー率計算を行い、この算出したエラー率に関する情報を出力するようにしたものである。
本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は原則として省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
図2に、本実施例で評価の対象とする回路の構成の一例を示す。図2に示した構成は、2つのECU(Electrical Control Unit:電子制御装置)11と12との間を接続するCAN(Controller Area Network)配線13の近くに、モータなどの駆動機器25を駆動制御する回路が配置された構成を模式的に示している。
モータなどの駆動機器25は、電源21に接続されて駆動されるが、駆動機器25と電源21との間には、電源21からの配線22で接続されるSiC(Silicon Cabide)などのパワーデバイス23と、パワーデバイス23からの出力に基づいて駆動機器25を駆動制御するインバータ24が配置されている。
このような構成において、パワーデバイス23は高速にスイッチングを行うために、パワーデバイス23や電源21と接続する配線22から高周波の電磁ノイズが発生する。パワーデバイス23の周囲を電磁シールド26で覆うことによりパワーデバイス23から発生した電磁ノイズが周囲に影響を及ぼすことを防ぐことができる。
しかし、電磁シールド26で覆いきれない部分の配線22から発生する電磁ノイズ30は完全に遮断することが難しく、一部はCAN配線13に載ってしまう。このCAN配線13に載ったノイズ信号は、ECU11または12を制御する信号に重なり、ECU11または12を誤作動させてしまう恐れがある。
本発明では、ECU11,12などの電子制御装置を接続するCAN配線13のノイズ耐性を評価する装置及び評価方法に関するものである。本実施例では、信号伝送線路(CAN配線13)に接続される電子制御装置として、通信装置の場合について説明する。
図1に本発明の第一の実施例にかかる信号線ノイズ耐性評価装置100の概略の構成を示すブロック図を示す。
本実施例に係る信号線ノイズ耐性評価装置100は、入力部110と記憶部120、エラー率演算部130及び結果表示部140を備えて構成される。
入力部110は、信号伝送線の種類を入力する信号伝送線種類入力部111、信号伝送線路の形状を入力する形状入力部112、信号伝送線路の経路を入力する経路入力部113、信号伝送線路以外のオブジェクト情報を入力するオブジェクト情報入力部114、信号伝送線路の形状ばらつきを入力する形状ばらつき入力部115、信号伝送線路に接続される電子制御装置である通信装置のノイズマージン情報を入力するノイズマージン情報入力部116、及び、その他パラメータを入力するパラメータ入力部117を備えている。
記憶部120は、信号伝送線種類入力部111から入力された信号伝送線の種類の情報を記憶する信号線種類記憶部121、形状入力部112から入力された信号伝送線路の形状情報を記憶する信号伝送経路形状情報記憶部122、経路入力部113から入力された信号伝送線路の経路情報を記憶する信号伝送線路経路情報記憶部123、オブジェクト情報入力部114から入力された信号伝送線路以外のオブジェクト情報を記憶するオブジェクト情報記憶部124、経路形状ばらつき入力部115から入力された信号伝送線路の形状ばらつき情報を記憶する信号伝送線路ばらつき情報記憶部125、ノイズマージン情報入力部116から入力された信号伝送線路に接続される通信装置ノイズマージン情報を記憶するノイズマージン情報記憶部126、及び、パラメータ入力部117から入力されたその他のパラメータの情報を記憶するパラメータ情報記憶部127を備えている。
エラー率演算部130は、入力部110から入力されて記憶部120に記憶された信号伝達線種類情報、信号伝送経路形状情報、信号伝送線路経路情報、信号伝送線路以外のオブジェクト情報を用いて信号伝送線路近傍電界磁界を計算する信号伝送線路近傍電界磁界計算部131と、信号伝送線路近傍電界磁界計算部131で計算した信号伝送線路近傍電界磁界の計算結果を記憶する信号伝送線路近傍電界磁界記憶部132と、信号伝送線路近傍電界磁界記憶部132に記憶された信号伝送経路近傍電界磁界の情報と通信装置マージン情報記憶部125に記憶された信号伝送線路に接続される通信装置のノイズマージンの情報からエラー率を計算するエラー率計算部133を備えている。
結果表示部133は、エラー率計算部133で計算して求めたエラー率を画面上に表示する。
このような構成を備えた信号線ノイズ耐性評価装置100を用いて、評価対象の信号線のノイズ耐性を評価する方法について、図3に示したフローチャートを用いて説明する。
本実施例による信号線ノイズ耐性評価装置100を用いた評価対象の信号線のノイズ耐性を評価する方法は、まず、計算条件入力ステップS300で、入力部110の信号伝送線種類入力部111、形状入力部112、経路入力部113、形状ばらつき入力部115、ノイズマージン情報入力部116から、計算の条件となるデータを入力する。次に、信号伝送経路近傍電界磁界計算ステップS301で、記憶部120の信号伝送経路形状情報記憶部122に記憶された信号伝送線路の形状情報、及び信号伝送線路経路情報記憶部123に記憶された信号伝送線路の経路情報を用いて信号伝送経路近傍の電界及び又は磁界を計算する。次に、計算終了判定ステップS302で計算が終了したかを判定する。
計算終了判定ステップS302で計算が終了していない(No)と判定したときには、ノイズ波形計算ステップS303で、信号伝送線路ばらつき情報記憶部125に記憶された信号伝送線路の形状ばらつき情報と乱数から信号伝送経路形状を計算してステップS301で求めた信号伝送経路近傍電界磁界から通信装置入力におけるノイズ波形を計算する。次に、エラー発生判定ステップS304で、通信装置ノイズマージン情報記憶部126に記憶された信号伝送線路に接続される通信装置のノイズマージンとノイズ波形計算ステップS303で求めたノイズ波形を比較しエラー発生判定を行う。
このステップS303とS304とを繰り返して実行し、計算終了判定ステップS302で計算が終了した(Yes)と判定した場合には、エラー率計算ステップS305においてエラー発生判定ステップS304で判定されたエラーからエラー率を計算し、結果表示ステップS306で計算した結果を表示する。
次に、図3に示したフローチャートについて、その詳細を説明する。
計算条件入力ステップS300では、信号伝送経路の形状、経路、ばらつき、通信装置ノイズマージン情報等の情報を、入力部110として図4や図5に示すようなインターフェイス(GUI:Graphic User Interface)401,501を用いてユーザーに入力させる。即ち、図4のインターフェイス画面401には、入力部110としての線の種類入力部111、形状入力部112、経路入力部113、オブジェクト情報入力部114、形状ばらつき入力部115、が表示されている例を示しており、図5のインターフェイス画面501には、ノイズマージン情報入力部116が表示されている例を示している。
図4は、信号伝送経路としてツイストペアケーブルを用いた場合の一例であり、信号伝送経路の種類に合わせて表示内容を変更する必要がある。
図5は、通信装置ノイズマージン情報として非特許文献2に記載のAPD (Amplitude Probability Distribution:振幅確率分布)を用いた場合の一例であり、通信内容等の種類に合わせて使用するエラー判定方法や通信装置ノイズマージン情報を変更する必要がある。
必要な入力情報は、信号伝送線種類入力部111から入力する信号伝送経路の種類、形状入力部112から入力する信号伝送経路の標準的な形状を特定できる形状情報、経路入力部113から入力する信号伝送経路の標準的な経路、形状ばらつき入力部115から入力する信号伝送経路の任意の場所における標準的な形状・経路からのばらつきを特定できる情報、ノイズマージン情報入力部116から入力する通信装置ノイズマージン情報、その他パラメータ入力部117から入力するその他必要な情報である。
信号伝送経路近傍電界磁界計算ステップS301は、信号伝送経路以外のオブジェクト情報とステップS300で入力された信号伝送経路形状、経路、ばらつきなどから信号伝送経路近傍の電界磁界を計算する。計算手法に特に限定はなく一般的な電磁界シミュレーション手法が利用できる。
計算終了判定ステップS302は、試行回数やエラー率の収束などから計算終了を判定する。計算手法に特に限定はなく一般的な終了判定手法が利用できる。
ノイズ波形計算ステップS303におけるノイズ波形の計算は、一般的な電磁界シミュレーション手法により計算することも可能であるが、本実施例では、より高速なノイズ波形計算手法を用いる例について説明する。
電磁界中の信号伝送線路に生じる励起電圧は、非特許文献1に示すように、電磁界や信号伝送線路形状を限定することにより等価回路で表すことができる。本実施例では、信号伝送線路をツイストペアケーブルに限定している。この場合、非特許文献1に記載されているように、図6に示した信号伝送線610を等価回路で近似できる程度のサイズの複数の微小区画601に分割し、各分割した微小区画601ごとに、対応する等価回路602を作成する。
微小区画601の等価回路602の回路定数603:Vs及びcmは、微小区画601の信号伝送経路形状とステップS301で求めた微小区画近傍の電界及び又は磁界603から計算できる。全微小区画の電界及び磁界を求めた後、それらを積分604することで、信号伝送線路全体を等価回路605で生じるノイズ波形として計算することが出来る。
エラー発生判定ステップS304は、手法に限定はなく各種手法が利用できるが、APDを用いた判定方法の一実施例を説明する。図7のグラフ700で、曲線701で括ったデータは、ある通信装置において、通信中に様々な波形(sin波、方形波、三角波等)のノイズが与えられたとき、各波形においてエラーが生じ始めるぎりぎりの振幅におけるAPDグラフを実測したものである。
図7の点線で示した702はエラー判定基準を示し、曲線701で括ったデータ夫々のエラーの直接原因となっていると推定される部分をつなぎ合わせて作成した線分である。すなわちエラー判定基準線702より右側(接触も含む)にAPDグラフの一部がある場合、該当グラフのノイズは、エラーを生じさせると考えられる。
図8のグラフ800に示した曲線801で括ったデータは、図7で測定したものと同じ通信装置において、エラーが生じないぎりぎりの振幅のノイズのAPDグラフである。エラー判定基準線702の左側に全APDグラフがある事からエラーを生じないと推定できる。このようにエラー判定基準線702の線分を実測などで決定すれば、任意のノイズ波形においてエラーが生じるか判定することが出来る。
エラー率計算ステップS305と結果表示ステップS306は、とくに限定はなく一般的な手法が利用できる。例えば、エラー率計算ステップS305においては、全試行回数に対するエラー発生回数の割合をエラー率として求めればよい。
次に、図3で説明した処理フローの具体例として、図6に示した信号伝送線610を複数の微小区画601に分割して等価回路602を作成し、信号伝送線路全体のノイズ波形を求めてエラー発生を判定する処理の流れについて、図9Aを用いて説明する。また、エラー率計算部133の構成を、図9Bに示す。
図9Aに示したフロー図は、基本的には図3で説明したフローと同じであるが、図3のフローでS302における計算終了の判定を、図9Aに示したフローではエラー判定の試行回数で判断するようにした。
先ず、S900において、計算条件とエラー判定条件とを入力する。計算条件としては、S300の場合と同様に、信号伝送経路の形状、経路、ばらつき、通信装置ノイズマージン情報等の情報であり、それぞれ入力部110の信号伝送線種類入力部111、形状入力部112、経路入力部113、形状ばらつき入力部115、ノイズマージン情報入力部116から入力する。
次に、信号伝送経路近傍電界磁界計算ステップS901で、記憶部120の信号伝送経路形状情報記憶部122に記憶された信号伝送線路の形状情報、及び信号伝送線路経路情報記憶部123に記憶された信号伝送線路の経路情報を用いて信号伝送経路近傍の電界及び又は磁界を計算する。
次に、図6に示したように、信号伝送線610を等価回路で近似できる程度のサイズの複数の微小区画601に分割し(S902)、計算の試行回数Tを0に設定する(S903)。
次に、計算の試行回数Tが予め設定した最大試行回数よりも小さいかを判定し(S904)、計算の試行回数Tが予め設定した最大試行回数よりも小さい場合(Yes)には、S902で分割した微小区画に番号Mとして0を設定する(S905)。
次に、微小区画の番号MがS902で分割した区画601の数よりも小さいかをチェックし(S906),微小区画の番号MがS902で分割した区画601の数よりも小さい場合(Yes)には、微小区画Mの電界・磁界を、S901で求めた信号伝送経路における電界及び又は磁界の情報を用いて計算する(S907)。
次に、図6で説明したように、微小区画Mの等価回路602を求め、微小区画Mの信号伝送経路形状とS907で求めた微小区画Mの電界・磁界の情報603を用いて等価回路の回路定数604を求め、微小区画Mの電流源・電圧源の周波数特性を計算する(S908)。
次に、算出した微小区画Mの電流源・電圧源の周波数特性を積算し(S909),微小区画の番号MをM+1と置き換える(S910)。次に、S906に戻って、新たな微小区画番号MがS902で分割した区画601の数よりも小さいかをチェックし、微小区画の番号MがS902で分割した区画601の数よりも小さい場合(Yes)には、S907からS910を実行する。
一方、微小区画の番号MがS902で分割した区画601の数よりも小さくない場合(No)には、S902で分割した微小区画の全領域に亘る電流源・電圧源の周波数特性を求めてそれらを積算したことになり、この積算して求めた結果を逆フーリエ変換して、微小区画の全領域に対応する信号伝送線路の端部のノイズ波形を計算する(S911)。
このS900からS911までの処理は、図9Bに示したエラー率計算部133のノイズ波形算出部1331で実行する。
次に、このノイズ波形算出部1331で計算して求めたノイズ波形をS900で入力したエラー判定基準と比較して、エラーの判定を行う(S912)。具体的には、図7及び図8を用いて説明したように、グラフにノイズ波形をプロットしてエラー判定基準線702と重なる部分または交差する部分があるかをチェックし、エラー判定基準線702と重なる部分または交差する部分がある場合にはエラーが発生すると判定する。
このS912のエラー判定の処理は、図9Bのエラー判定部で実行する。
次に、試行回数TをT+1と置き換え(S913),S904に戻って新たなTが予め設定した最大試行回数よりも小さいかをチェックし、小さい場合(Yes)には、S905からS813までを繰り返す。
一方、Tが予め設定した最大試行回数よりも小さくない場合(No)には、エラー率を計算する(S914)。具体的には、最大試行回数に対するS912でエラーが発生すると判定された回数の割合をエラー率として求める。
このエラー率の計算は、図9Bのエラー率算出部1333で実行する。
最後に、求めたエラー率の情報と、エラーが発生すると判定されたときの信号伝送路の形状情報を結果表示部140に表示する(S915)。
図10に、結果表示部140の結果を表示する画面1010の一例を示す。画面1010上には、磁界を発生する回路1011(例えば、バッテリー配線)と、エラーの発生を評価した信号伝送経路の存在範囲1012が表示され、この信号伝送経路の存在範囲1012の内部でエラーが発生すると判定されたときの信号伝送路の形状1021,1022,1023・・・が表示される。
このようにノイズによるエラーの評価結果をビジュアルに表示することにより、ノイズ対策を行い易くなる。
図11に本発明の第二の実施例における信号線ノイズ耐性評価装置1100の概略の構成を示すブロック図を示す。
本実施例に係る信号線ノイズ耐性評価装置1100は、実施例1の場合と同様に、入力部1110と記憶部1120、エラー率演算部1130及び結果表示部1140を備えて構成される。
入力部1110は、信号伝送線路の近傍の電界及び磁界を入力する信号伝送線路近傍電界磁界入力部1111、信号伝送線の種類を入力する信号伝送線種類入力部1112、信号伝送線路の形状を入力する形状入力部1113、信号伝送線路の経路を入力する経路入力部1114、信号伝送線路の形状ばらつきを入力する形状ばらつき入力部1115、信号伝送線路に接続される通信装置のノイズマージン情報を入力する通信装置ノイズマージン情報入力部1116、その他のパラメータを入力するその他パラメータ入力部1117を備えている。
記憶部1120は、信号伝送線路近傍電界磁界入力部1111から入力された信号伝送線路の近傍の電界及び磁界の情報を記憶する信号伝送線路近傍電界磁界情報記憶部1121、信号伝送線種類入力部1112から入力された信号伝送線の種類の情報を記憶する信号線種類記憶部1122、形状入力部1113から入力された信号伝送線路の形状情報を記憶する信号伝送線路形状記憶部1123、経路入力部1114から入力された信号伝送線路の経路情報を記憶する信号伝送線路経路情報記憶部1124、形状ばらつき入力部1115から入力された信号伝送線路の形状ばらつき情報を記憶する信号伝送線路形状ばらつき情報記憶部1125、通信装置ノイズマージン情報入力部1116から入力された信号伝送線路に接続される通信装置のノイズマージン情報を記憶する通信装置ノイズマージン情報記憶部1126、その他パラメータ入力部1117から入力されたその他のパラメータを記憶するその他パラメータ記憶部1127を備えている。
エラー率計算部1130は、入力部1110から入力されて記憶部1120に記憶された信号伝送線路近傍電界磁界情報、信号伝達線種類情報、信号伝送経路形状情報、信号伝送線路経路情報、信号伝送経路ばらつき情報、通信装置のノイズマージンの情報。その他のパラメータの情報からエラー率を計算する。
結果表示部1140は、エラー率計算部1130で計算して求めたエラー率を画面上に表示する。
実施例1で説明した信号線ノイズ耐性評価装置100との違いは、信号伝送経路近傍電界磁界の計算を外部のシミュレーション装置で行い、その結果を入力部1110の信号伝送線路近傍電界磁界入力部1111から入力し記憶部1120の信号伝送線路近傍電界磁界情報記憶部1121に記憶して、エラー率計算部1130でエラー率の計算を行う事にある。
以上のことから、本実施例に示す構成によれば、信号線ばらつきを考慮したエラー率を計算することができる。なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100,1100・・・信号線ノイズ耐性評価装置 110,1110・・・入力部 120,1120・・・記憶部 130・・・エラー率演算部 131・・・信号伝送経路近傍電界磁界計算部 132・・・信号伝送経路近傍電界磁界記憶部 133,1130・・・エラー率計算部 140,1140・・・結果表示部

Claims (10)

  1. コンピュータシステムを用いて電子制御装置間を接続する信号伝送線路のノイズ耐性を評価する方法であって、
    前記コンピュータシステムの入力部から前記信号伝送線路の形状に関する情報、前記信号電送線路の経路に関する情報、前記信号伝送線路以外のオブジェクト情報、前記信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報、前記信号伝送線路に接続される電子制御装置のノイズマージン情報を含む情報を入力し、
    前記コンピュータシステムで、前記入力した信号伝送経路形状に関する情報、前記信号伝送線路経路に関する情報、前記信号伝送線路以外のオブジェクト情報を用いて前記信号伝送線路の近傍の電界と磁界を計算し、
    前記コンピュータシステムで、前記計算した前記信号伝送線路の近傍の電界と磁界の情報と前記入力した信号伝送経路形状に関する情報、前記信号伝送線路経路に関する情報、前記信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報を用いて前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算し、
    前記コンピュータシステムで、前記計算した前記信号伝送線路に発生するノイズの波形情報と前記入力した前記電子制御装置のノイズマージン情報とを用いて前記電子制御装置のエラー率を求める
    ことを特徴とする信号線ノイズ耐性評価方法。
  2. 請求項1記載の信号線ノイズ耐性評価方法であって、前記エラー率を求めることを、前記計算した前記信号伝送線路に発生するノイズの波形情報と前記入力した前記電子制御装置のノイズマージン情報とを用いて前記電子制御装置のエラーを判定し、前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算することと前記電子制御装置のエラーを判定することを前記信号伝送経路形状を変化させながら繰り返し実行して前記電子制御装置のエラー率を計算することを特徴とする信号線ノイズ耐性評価方法。
  3. 請求項1記載の信号線ノイズ耐性評価方法であって、前記計算して求める前記信号伝送線路に発生するノイズの波形は、前記信号伝送線路の端部で前記電子制御装置の入力部のノイズ波形であることを特徴とする信号線ノイズ耐性評価方法。
  4. 請求項2記載の信号線ノイズ耐性評価方法であって、前記計算した前記電子制御装置のエラー率の情報と前記エラーと判定されたノイズを発生させた前記信号伝送線路の経路情報とを画面上に出力することを更に含むことを特徴とする信号線ノイズ耐性評価方法。
  5. 請求項1記載の信号線ノイズ耐性評価方法であって、前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算することを、前記信号伝送線路を微小な区画に分割し、前記計算した前記信号伝送線路の近傍の電界と磁界の情報を用いて前記分割した夫々の微小な区画ごとの電界と磁界を求め、前記求めた夫々の微小区画ごとの電界と磁界の情報を用いて前記微小区画ごとの等価回路の周波数特性を求め、前記求めた前記微小区画ごとの等価回路の周波数特性を積算した結果に基づいて前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算することを特徴とする信号線ノイズ耐性評価方法。
  6. 電子制御装置間を接続する信号伝送線路のノイズ耐性を評価する信号線ノイズ耐性評価装置であって、
    前記信号伝送線路の形状に関する情報、前記信号電送線路の経路に関する情報、前記信号伝送線路以外のオブジェクト情報、前記信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報、前記信号伝送線路に接続される電子制御装置のノイズマージン情報を含む情報を入力する入力部と、
    前記入力部に入力した前記信号伝送線路の形状に関する情報、前記信号電送線路の経路に関する情報、前記信号伝送線路以外のオブジェクト情報、前記信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報、前記信号伝送線路に接続される電子制御装置のノイズマージン情報を含む情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した信号伝送経路形状に関する情報、前記信号伝送線路経路に関する情報、前記信号伝送線路以外のオブジェクト情報を用いて前記信号伝送線路の近傍の電界と磁界を計算する信号伝送経路近傍電界磁界計算部と、
    前記信号伝送経路近傍電界磁界計算部で計算した前記信号伝送線路の近傍の電界と磁界の情報と前記記憶部に記憶した信号伝送経路形状に関する情報、前記信号伝送線路経路に関する情報、前記信号伝送線路の形状ばらつきに関する情報を用いて前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算するノイズ波形計算部と、
    前記ノイズ波形計算部で計算した前記信号伝送線路に発生するノイズの波形情報と前記入力した前記電子制御装置のノイズマージン情報とを用いて前記電子制御装置のエラー率を求めるエラー率算出部と
    を備えたことを特徴とする信号線ノイズ耐性評価装置。
  7. 請求項6記載の信号線ノイズ耐性評価装置であって、前記エラー率算出部は、前記ノイズ波形計算部で計算した前記信号伝送線路に発生するノイズの波形情報と前記記憶部に記憶した前記電子制御装置のノイズマージン情報とを用いて前記電子制御装置のエラーを判定するエラー判定部と、前記ノイズ波形計算部で前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算することと前記エラー判定部で前記電子制御装置のエラーを判定することとを前記信号伝送経路形状を変化させながら繰り返し実行した結果を用いて前記電子制御装置のエラー率を計算するエラー率算出部とを供えることを特徴とする信号線ノイズ耐性評価装置。
  8. 請求項6記載の信号線ノイズ耐性評価装置であって、前記ノイズ波形計算部で計算して求める前記信号伝送線路に発生するノイズの波形は、前記信号伝送線路の端部で前記電子制御装置の入力部のノイズ波形であることを特徴とする信号線ノイズ耐性評価装置。
  9. 請求項7記載の信号線ノイズ耐性評価装置であって、前記エラー率算出部で計算した前記電子制御装置のエラー率の情報と前記エラー判定部でエラーと判定されたノイズを発生させた前記信号伝送線路の経路情報とを画面上に出力する出力部を更に備えることを特徴とする信号線ノイズ耐性評価装置。
  10. 請求項6記載の信号線ノイズ耐性評価装置であって、前記ノイズ波形計算部は、前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算することを、前記信号伝送線路を微小な区画に分割し、前記計算した前記信号伝送線路の近傍の電界と磁界の情報を用いて前記分割した夫々の微小な区画ごとの電界と磁界を求め、前記求めた夫々の微小区画ごとの電界と磁界の情報を用いて前記微小区画ごとの等価回路の周波数特性を求め、前記求めた前記微小区画ごとの等価回路の周波数特性を積算した結果に基づいて前記信号伝送線路に発生するノイズの波形を計算することを特徴とする信号線ノイズ耐性評価装置。
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