JP6579232B2 - 基地局及びその制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、無線通信システム、基地局、通信方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、2つのeNB(eNode B)とUE(User Equipment)との間でパケットデータを送受信する、Dual Connectivityと称されるEUTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network。UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークが検討されている。
図1に、Dual Connectivityを実現する無線通信システムの構成の一例を示す。
図1に示す無線通信システムは、UE10と、MeNodeB(Master eNode B。以下、MeNBと表記する)20と、SeNodeB(Secondary eNode B。以下、SeNBと表記する)30と、MME(Mobility Management Entity)40と、S-GW(Serving Gateway)50と、を有している。
MeNB20は、配下のセル(MCG:Master Cell Group)を運用する第2の基地局である。
SeNB30は、配下のセル(SCG:Secondary Cell Group)を運用する第1の基地局である。なお、SeNB30の配下のセルは、MeNB20の配下のセルのカバーエリア内に位置している。
UE10は、2つのMeNB20およびSeNB30からDL(DownLink)のパケットデータを受信する端末である。なお、UE10は、UL(UpLink)のパケットデータについては、MeNB20のみに送信するか、または、SeNB30のみに送信するか、または、2つのMeNB20およびSeNB30に送信する。
MME40は、CN(Core Network)に配置されたコアネットワーク装置であり、C(Control)-planeの伝送やUE10の移動管理を行う。
S-GW50は、CNに配置されたコアネットワーク装置であり、U(User)-planeのパケットデータの伝送を行う。
なお、MeNB20とSeNB30とはX2 Interfaceを介して接続されている。また、MME40およびS-GW50とMeNB20およびSeNB30とはS1 Interfaceを介して接続されている。
図1に示す無線通信システムは、UE10と、MeNodeB(Master eNode B。以下、MeNBと表記する)20と、SeNodeB(Secondary eNode B。以下、SeNBと表記する)30と、MME(Mobility Management Entity)40と、S-GW(Serving Gateway)50と、を有している。
MeNB20は、配下のセル(MCG:Master Cell Group)を運用する第2の基地局である。
SeNB30は、配下のセル(SCG:Secondary Cell Group)を運用する第1の基地局である。なお、SeNB30の配下のセルは、MeNB20の配下のセルのカバーエリア内に位置している。
UE10は、2つのMeNB20およびSeNB30からDL(DownLink)のパケットデータを受信する端末である。なお、UE10は、UL(UpLink)のパケットデータについては、MeNB20のみに送信するか、または、SeNB30のみに送信するか、または、2つのMeNB20およびSeNB30に送信する。
MME40は、CN(Core Network)に配置されたコアネットワーク装置であり、C(Control)-planeの伝送やUE10の移動管理を行う。
S-GW50は、CNに配置されたコアネットワーク装置であり、U(User)-planeのパケットデータの伝送を行う。
なお、MeNB20とSeNB30とはX2 Interfaceを介して接続されている。また、MME40およびS-GW50とMeNB20およびSeNB30とはS1 Interfaceを介して接続されている。
図2に、Dual ConnectivityにおけるC-planeの接続構成の一例を示す。
C-planeは、図2に示すように接続されている。Dual Connectivityの接続状態にあるUE10のConnectionは、MeNB20とMME40間のS1-MMEのみとなる。また、UE10のRRC(Radio Resource Control) Connectionも、MeNB20との間の無線区間に存在するのみである。即ち、少なくともUE10とSeNB30との間の無線区間にはRRC Connectionは存在しない。ただし、SeNB30は、UE10へのRRCメッセージに関連する信号情報を作成して、その作成した信号情報をMeNB20経由でUE10に送信することはある。
また、Dual ConnectivityにおけるU-planeの接続構成の一例としては、Split bearer option構成が挙げられる。
図3に、Split bearer option構成の場合のU-planeの接続構成の一例を示し、図4に、Split bearer option構成の場合のRadio Protocolの接続構成の一例を示す。
図3および図4に示すように、Split bearer option構成の場合、U-planeのDLのパケットデータは、S-GW50からMeNB20にのみ送信され、S-GW50からSeNB30には送信されない。なお、図3および図4の構成において、MeNB20からUE10へのベアラは、MCG bearerと称され、SeNB30からUE10へのベアラは、SCG bearerと称される。
図4に示すように、UE10、MeNB20、およびSeNB30は、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、およびMAC(Medium Access Control)レイヤからなるレイヤ構成を取っている。なお、RLCレイヤの仕様は非特許文献1(3GPP TS 36.322 V12.0.0)に記述されている。
MeNB20では、S-GW50から受信したU-planeのDLのパケットデータは、PDCPレイヤにて受け付けられる。ここで、MeNB20の一方のPDCPレイヤ(図4中右側のレイヤ)は、ある一部のパケットデータ(PDCP PDU(Protocol Data Unit))については自配下のセル経由でUE10に送信し、ある一部のパケットデータ(PDCP PDU)についてはSeNB30経由でUE10に送信することができる。即ち、MeNB20のPDCPレイヤでは、U-planeのパケットデータを分離する(Splitする)ことができる。
C-planeは、図2に示すように接続されている。Dual Connectivityの接続状態にあるUE10のConnectionは、MeNB20とMME40間のS1-MMEのみとなる。また、UE10のRRC(Radio Resource Control) Connectionも、MeNB20との間の無線区間に存在するのみである。即ち、少なくともUE10とSeNB30との間の無線区間にはRRC Connectionは存在しない。ただし、SeNB30は、UE10へのRRCメッセージに関連する信号情報を作成して、その作成した信号情報をMeNB20経由でUE10に送信することはある。
また、Dual ConnectivityにおけるU-planeの接続構成の一例としては、Split bearer option構成が挙げられる。
図3に、Split bearer option構成の場合のU-planeの接続構成の一例を示し、図4に、Split bearer option構成の場合のRadio Protocolの接続構成の一例を示す。
図3および図4に示すように、Split bearer option構成の場合、U-planeのDLのパケットデータは、S-GW50からMeNB20にのみ送信され、S-GW50からSeNB30には送信されない。なお、図3および図4の構成において、MeNB20からUE10へのベアラは、MCG bearerと称され、SeNB30からUE10へのベアラは、SCG bearerと称される。
図4に示すように、UE10、MeNB20、およびSeNB30は、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、およびMAC(Medium Access Control)レイヤからなるレイヤ構成を取っている。なお、RLCレイヤの仕様は非特許文献1(3GPP TS 36.322 V12.0.0)に記述されている。
MeNB20では、S-GW50から受信したU-planeのDLのパケットデータは、PDCPレイヤにて受け付けられる。ここで、MeNB20の一方のPDCPレイヤ(図4中右側のレイヤ)は、ある一部のパケットデータ(PDCP PDU(Protocol Data Unit))については自配下のセル経由でUE10に送信し、ある一部のパケットデータ(PDCP PDU)についてはSeNB30経由でUE10に送信することができる。即ち、MeNB20のPDCPレイヤでは、U-planeのパケットデータを分離する(Splitする)ことができる。
3GPP TS 36.322 V12.0.0 (2014-06)
しかし、例えば、Split bearer option構成のように、第2の基地局(MeNB)が、CNから受信した下りデータを、自局(自局のセル)と第1の基地局(SeNB)とを経由して端末(UE)に送信可能な構成である場合、以下のような問題がある。
第2の基地局は、CNから受信した下りデータを、第1の基地局を経由して端末に送信する場合、第1の基地局に対し、下りデータを送信して、その下りデータを端末に送信するよう指示する。
しかし、その後に、第2の基地局が、例えば、何らかの内部事情(内部エラーなど)によって、第1の基地局に対し、第1の基地局に送信済みの下りデータの廃棄(discard)を指示しなければならない状況になる場合がある。
しかし、3GPPでは、データを廃棄するという概念自体は存在するものの、データを廃棄するための具体的な手段は存在しない。そのため、第1の基地局で下りデータの廃棄を実現することができないという問題があった。
そこで、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、上述した課題を解決することができる無線通信システム、基地局、通信方法を提供することにある。なお、この目的は、本明細書に開示されている実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意すべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第2の基地局は、CNから受信した下りデータを、第1の基地局を経由して端末に送信する場合、第1の基地局に対し、下りデータを送信して、その下りデータを端末に送信するよう指示する。
しかし、その後に、第2の基地局が、例えば、何らかの内部事情(内部エラーなど)によって、第1の基地局に対し、第1の基地局に送信済みの下りデータの廃棄(discard)を指示しなければならない状況になる場合がある。
しかし、3GPPでは、データを廃棄するという概念自体は存在するものの、データを廃棄するための具体的な手段は存在しない。そのため、第1の基地局で下りデータの廃棄を実現することができないという問題があった。
そこで、本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、上述した課題を解決することができる無線通信システム、基地局、通信方法を提供することにある。なお、この目的は、本明細書に開示されている実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意すべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
本発明の無線通信システムは、
第1の基地局と、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と前記第1の基地局とを経由して端末に送信可能な第2の基地局と、を有し、
前記第2の基地局は、
前記第1の基地局に対し、前記第1の基地局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信し、
前記第1の基地局は、
前記情報により特定される下りデータのうち前記端末に未送信の下りデータを廃棄する。
第1の基地局と、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と前記第1の基地局とを経由して端末に送信可能な第2の基地局と、を有し、
前記第2の基地局は、
前記第1の基地局に対し、前記第1の基地局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信し、
前記第1の基地局は、
前記情報により特定される下りデータのうち前記端末に未送信の下りデータを廃棄する。
本発明の第1の基地局は、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局であって、
前記他の基地局に対し、前記他の基地局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する通信部を有する。
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局であって、
前記他の基地局に対し、前記他の基地局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する通信部を有する。
本発明の第2の基地局は、
他の基地局がコアネットワークから受信した下りデータを、該他の基地局から受信し、端末に送信可能な基地局であって、
前記他の基地局が自局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を、前記他の基地局から受信する通信部と、
前記情報により特定される下りデータのうち前記端末に未送信の下りデータを廃棄する制御部と、を有する。
他の基地局がコアネットワークから受信した下りデータを、該他の基地局から受信し、端末に送信可能な基地局であって、
前記他の基地局が自局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を、前記他の基地局から受信する通信部と、
前記情報により特定される下りデータのうち前記端末に未送信の下りデータを廃棄する制御部と、を有する。
本発明の第1の通信方法は、
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局による通信方法であって、
前記他の基地局に対し、前記他の基地局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する。
コアネットワークから受信した下りデータを、自局と他の基地局とを経由して端末に送信可能な基地局による通信方法であって、
前記他の基地局に対し、前記他の基地局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する。
本発明の第2の通信方法は、
他の基地局がコアネットワークから受信した下りデータを、該他の基地局から受信し、端末に送信可能な基地局による通信方法であって、
前記他の基地局が自局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を、前記他の基地局から受信し、
前記情報により特定される下りデータのうち前記端末に未送信の下りデータを廃棄する。
他の基地局がコアネットワークから受信した下りデータを、該他の基地局から受信し、端末に送信可能な基地局による通信方法であって、
前記他の基地局が自局に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、該情報により特定される下りデータを廃棄する指示を、前記他の基地局から受信し、
前記情報により特定される下りデータのうち前記端末に未送信の下りデータを廃棄する。
本発明によれば、第1の基地局において、コアネットワークから第2の基地局経由で受信した下りデータの廃棄を実現することができるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
(1−1)第1の実施形態の概要
本実施形態は、無線通信システムの全体構成自体は図1と同様であるが、MeNB20およびSeNB30に新たな機能を追加している。
そこで、以下、MeNB20およびSeNB30の構成について詳細に説明する。
SeNB30は、第1の基地局である。
MeNB20は、第2の基地局であり、Dual Connectivityを設定し、CNから受信した下りデータを、MeNB20(MeNB20のセル)とSeNB30とを経由してUE10に送信可能である。
図5に、本実施形態におけるMeNB20の構成の一例を示す。
図5に示すように、本実施形態におけるMeNB20は、通信部21を有している。
通信部21は、SeNB30に対し、SeNB30に送信した下りデータのうち廃棄(discard)する下りデータを特定する情報とともに、その情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する。なお、後述するように、下りデータを廃棄する指示として、新たに情報要素(後述の例では、図8に示す情報要素であるDiscard)を設けても良い。また、MeNB20からSeMB30に送信する情報自体が、下りデータを廃棄する指示であっても良い。
なお、MeNB20は、通信部21による通信処理以外の処理を行う制御部を有しているが、この制御部は図5からは省略されている。
図6に、本実施形態におけるSeNB30の構成の一例を示す。
図6に示すように、本実施形態におけるSeNB30は、通信部31および制御部32を有している。
通信部31は、MeNB20から、MeNB20がSeNB30に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、その情報により特定される下りデータを廃棄する指示を受信する。
制御部32は、通信部31による通信処理以外の処理を行う部分である。
例えば、制御部32は、MeNB20からの上記情報により特定された下りデータのうち、UE10には未送信で送信バッファ内に残っている下りデータを廃棄する。
また、通信部31は、制御部32が廃棄した下りデータを識別する情報をMeNB20に送信する。なお、通信部31がMeNB20に送信する、制御部32が廃棄した下りデータを識別する情報とは、制御部32が廃棄した下りデータを個々に示す情報であっても良いし、廃棄した下りデータを個々に示さず、通信部31がMeNB20から受信した情報に記載された廃棄すべき下りデータを全て廃棄した旨を示す情報であっても良い。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、SeNB30に対し、SeNB30に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、その情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する。これを受けて、SeNB30は、上記の情報により特定される下りデータのうちUE10に未送信の下りデータを廃棄する。
したがって、SeNB30は、廃棄する下りデータを特定し廃棄することができるため、下りデータの廃棄を実現することができるという効果が得られる。
(1)第1の実施形態
(1−1)第1の実施形態の概要
本実施形態は、無線通信システムの全体構成自体は図1と同様であるが、MeNB20およびSeNB30に新たな機能を追加している。
そこで、以下、MeNB20およびSeNB30の構成について詳細に説明する。
SeNB30は、第1の基地局である。
MeNB20は、第2の基地局であり、Dual Connectivityを設定し、CNから受信した下りデータを、MeNB20(MeNB20のセル)とSeNB30とを経由してUE10に送信可能である。
図5に、本実施形態におけるMeNB20の構成の一例を示す。
図5に示すように、本実施形態におけるMeNB20は、通信部21を有している。
通信部21は、SeNB30に対し、SeNB30に送信した下りデータのうち廃棄(discard)する下りデータを特定する情報とともに、その情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する。なお、後述するように、下りデータを廃棄する指示として、新たに情報要素(後述の例では、図8に示す情報要素であるDiscard)を設けても良い。また、MeNB20からSeMB30に送信する情報自体が、下りデータを廃棄する指示であっても良い。
なお、MeNB20は、通信部21による通信処理以外の処理を行う制御部を有しているが、この制御部は図5からは省略されている。
図6に、本実施形態におけるSeNB30の構成の一例を示す。
図6に示すように、本実施形態におけるSeNB30は、通信部31および制御部32を有している。
通信部31は、MeNB20から、MeNB20がSeNB30に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、その情報により特定される下りデータを廃棄する指示を受信する。
制御部32は、通信部31による通信処理以外の処理を行う部分である。
例えば、制御部32は、MeNB20からの上記情報により特定された下りデータのうち、UE10には未送信で送信バッファ内に残っている下りデータを廃棄する。
また、通信部31は、制御部32が廃棄した下りデータを識別する情報をMeNB20に送信する。なお、通信部31がMeNB20に送信する、制御部32が廃棄した下りデータを識別する情報とは、制御部32が廃棄した下りデータを個々に示す情報であっても良いし、廃棄した下りデータを個々に示さず、通信部31がMeNB20から受信した情報に記載された廃棄すべき下りデータを全て廃棄した旨を示す情報であっても良い。
上述したように本実施形態においては、MeNB20は、SeNB30に対し、SeNB30に送信した下りデータのうち廃棄する下りデータを特定する情報とともに、その情報により特定される下りデータを廃棄する指示を送信する。これを受けて、SeNB30は、上記の情報により特定される下りデータのうちUE10に未送信の下りデータを廃棄する。
したがって、SeNB30は、廃棄する下りデータを特定し廃棄することができるため、下りデータの廃棄を実現することができるという効果が得られる。
(1−2)第1の実施形態の詳細
(1−2−1)廃棄指示を送信するケース
MeNB20がSeNB30へ下りデータの廃棄指示を送信するのは、例えば、以下のケースである。
・MeNB20がSeNB30に送信したPDCP PDU(下りデータ)に対するAcknowledgeを一定時間が経過しても受信していない場合
・MeNB20に内部エラーが発生した場合
・MeNB20がSeNB30にPDCP PDUを送信した直後、又は、PDCP PDUを送信してから第一の期間以内に、CNのMME40からE-RAB(EUTRAN-Radio Access Bearer)解放指示を受信した場合
・MeNB20がSeNB30にPDCP PDUを送信した直後、又は、PDCP PDUを送信してから第二の期間以内に、MeNB20とCNのMME40やS-GW50との間に何かのエラー(リンクエラー、MeNB20がMME40からResetを受信するというエラー)が発生した場合
なお、第一の期間及び第二の期間は、タイマーを用いて測定される期間であっても良い。
(1−2−1)廃棄指示を送信するケース
MeNB20がSeNB30へ下りデータの廃棄指示を送信するのは、例えば、以下のケースである。
・MeNB20がSeNB30に送信したPDCP PDU(下りデータ)に対するAcknowledgeを一定時間が経過しても受信していない場合
・MeNB20に内部エラーが発生した場合
・MeNB20がSeNB30にPDCP PDUを送信した直後、又は、PDCP PDUを送信してから第一の期間以内に、CNのMME40からE-RAB(EUTRAN-Radio Access Bearer)解放指示を受信した場合
・MeNB20がSeNB30にPDCP PDUを送信した直後、又は、PDCP PDUを送信してから第二の期間以内に、MeNB20とCNのMME40やS-GW50との間に何かのエラー(リンクエラー、MeNB20がMME40からResetを受信するというエラー)が発生した場合
なお、第一の期間及び第二の期間は、タイマーを用いて測定される期間であっても良い。
(1−2−2)廃棄指示の内容
MeNB20がSeNB30へ送信する、下りデータの廃棄指示の内容としては、例えば、以下の(A)〜(D)の4通りがある。
(A)すべてのPDCP PDUの廃棄指示
MeNB20は、SeNB30に対し、SeNB30に既に送信したPDCP PDUのすべてを廃棄することを指示することができる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、PDCP PDU#3、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5を既に送信していたとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、PDCP PDUをSequence Number(シーケンス番号)等で指定せず、1ビットの廃棄指示だけを送信する。
すると、SeNB30は、PDCP PDU#3、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5のうち送信バッファ内に残るPDCP PDUのすべてを廃棄する。
SeNB30は、廃棄したPDCP PDUのSequence NumberをMeNB20に返信する。
これにより、MeNB20は、SeNB30が廃棄したPDCP PDUのSequence Numberを知ることができる。そのため、MeNB20は、SeNB30が廃棄したPDCP PDUを、若番のPDCP PDUから順番に、自セルからUE10に再送することができる。
上記の例であれば、例えば、SeNB30がMeNB20から廃棄指示を受信した時に既にPDCP PDU#3をUE10に送信し、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5がまだ送信バッファ内に残っていたとする。この場合、SeNB30は、PDCP PDU#4とPDCP PDU#5を廃棄し、廃棄したPDCP PDU#4とPDCP PDU#5のSequence NumberをMeNB20に返信する。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定して、E-RABごとに行う。
MeNB20がSeNB30へ送信する、下りデータの廃棄指示の内容としては、例えば、以下の(A)〜(D)の4通りがある。
(A)すべてのPDCP PDUの廃棄指示
MeNB20は、SeNB30に対し、SeNB30に既に送信したPDCP PDUのすべてを廃棄することを指示することができる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、PDCP PDU#3、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5を既に送信していたとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、PDCP PDUをSequence Number(シーケンス番号)等で指定せず、1ビットの廃棄指示だけを送信する。
すると、SeNB30は、PDCP PDU#3、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5のうち送信バッファ内に残るPDCP PDUのすべてを廃棄する。
SeNB30は、廃棄したPDCP PDUのSequence NumberをMeNB20に返信する。
これにより、MeNB20は、SeNB30が廃棄したPDCP PDUのSequence Numberを知ることができる。そのため、MeNB20は、SeNB30が廃棄したPDCP PDUを、若番のPDCP PDUから順番に、自セルからUE10に再送することができる。
上記の例であれば、例えば、SeNB30がMeNB20から廃棄指示を受信した時に既にPDCP PDU#3をUE10に送信し、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5がまだ送信バッファ内に残っていたとする。この場合、SeNB30は、PDCP PDU#4とPDCP PDU#5を廃棄し、廃棄したPDCP PDU#4とPDCP PDU#5のSequence NumberをMeNB20に返信する。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定して、E-RABごとに行う。
(B)Sequence Numberを用いる廃棄指示
MeNB20は、SeNB30に対し、あるSequence NumberのPDCP PDUを廃棄することを指示することができる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、既にPDCP PDU#3、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5を既に送信していたとする。また、MeNB20が、SeNB30からPDCP PDU#3、PDCP PDU#5のAcknowledgeを受信したが、PDCP PDU#4のAcknowledgeは受信していなかったとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、PDCP PDU#4のSequence Numberを指定した上で、廃棄指示を送信する。
すると、SeNB30は、指定されたPDCP PDU#4が送信バッファ内に残っていれば、PDCP PDU#4を廃棄する。
SeNB30は、廃棄したPDCP PDU#4のSequence NumberをMeNB20に返信する。
これにより、MeNB20は、SeNB30がPDCP PDU#4を廃棄したことを知ることができるため、自セルからUE10にPDCP PDU#4を再送することができる。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定して、E-RABごとに行う。
また、MeNB20による上記の廃棄指示においては、個々のSequence Numberを指定してもよいし、Sequence Numberの範囲(開始番号と終了番号)を指定してもよいし、あるSequence Number(開始番号)を指定することによりそれ以降のすべてのSequence Numberを指定してもよい。なお、Sequence Numberの範囲は、上述の通り開始番号と終了番号により特定しても良いし、開始番号と該開始番号から廃棄すべきPDCP PDUの数(Range)により特定しても良い。開始番号と該開始番号から廃棄すべきPDCP PDUの数とは、例えば、開始番号がPDCP PDU#3を示す情報で、該開始番号から廃棄すべきPDCP PDUの数が10を示す情報である。この場合、PDCP PDU#3から数えて10個目のPDCP PDUまでを廃棄する。
また、個別のSequence Numberを指定する情報と、Sequence Numberの範囲を指定する情報を1つのフォーマットに組み合わせても良い。
MeNB20は、SeNB30に対し、あるSequence NumberのPDCP PDUを廃棄することを指示することができる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、既にPDCP PDU#3、PDCP PDU#4、PDCP PDU#5を既に送信していたとする。また、MeNB20が、SeNB30からPDCP PDU#3、PDCP PDU#5のAcknowledgeを受信したが、PDCP PDU#4のAcknowledgeは受信していなかったとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、PDCP PDU#4のSequence Numberを指定した上で、廃棄指示を送信する。
すると、SeNB30は、指定されたPDCP PDU#4が送信バッファ内に残っていれば、PDCP PDU#4を廃棄する。
SeNB30は、廃棄したPDCP PDU#4のSequence NumberをMeNB20に返信する。
これにより、MeNB20は、SeNB30がPDCP PDU#4を廃棄したことを知ることができるため、自セルからUE10にPDCP PDU#4を再送することができる。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定して、E-RABごとに行う。
また、MeNB20による上記の廃棄指示においては、個々のSequence Numberを指定してもよいし、Sequence Numberの範囲(開始番号と終了番号)を指定してもよいし、あるSequence Number(開始番号)を指定することによりそれ以降のすべてのSequence Numberを指定してもよい。なお、Sequence Numberの範囲は、上述の通り開始番号と終了番号により特定しても良いし、開始番号と該開始番号から廃棄すべきPDCP PDUの数(Range)により特定しても良い。開始番号と該開始番号から廃棄すべきPDCP PDUの数とは、例えば、開始番号がPDCP PDU#3を示す情報で、該開始番号から廃棄すべきPDCP PDUの数が10を示す情報である。この場合、PDCP PDU#3から数えて10個目のPDCP PDUまでを廃棄する。
また、個別のSequence Numberを指定する情報と、Sequence Numberの範囲を指定する情報を1つのフォーマットに組み合わせても良い。
(C)QoS(Quality of Service)またはQCI(QoS Class Identifier)を用いる廃棄指示
MeNB20は、SeNB30に対し、あるQoSまたはQCIのPDCP-PDUを廃棄することを指示することができる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、E-RAB#1のPDCP-PDU#100、PDCP-PDU#101、PDCP-PDU#102と、E-RAB#2のPDCP-PDU#200、PDCP-PDU#201、PDCP-PDU#202と、E-RAB#3のPDCP-PDU#300、PDCP-PDU#301、PDCP-PDU#303と、を既に送信していたとする。また、E-RAB#1とE-RAB#2はQCI#6であり、E-RAB#3はQCI#1であったとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、PDCP-PDUのQCIとしてQCI#6を指定した上で、廃棄指示を送信する。
すると、SeNB30は、QCI#6であるE-RAB#1とE-RAB#2のPDCP-PDUのうち送信バッファ内に残るPDCP PDUを廃棄するが、QCI#1であるE-RAB#3のPDCP-PDUは廃棄しない。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定せず、すべてのE-RABを対象にして行う。
MeNB20は、SeNB30に対し、あるQoSまたはQCIのPDCP-PDUを廃棄することを指示することができる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、E-RAB#1のPDCP-PDU#100、PDCP-PDU#101、PDCP-PDU#102と、E-RAB#2のPDCP-PDU#200、PDCP-PDU#201、PDCP-PDU#202と、E-RAB#3のPDCP-PDU#300、PDCP-PDU#301、PDCP-PDU#303と、を既に送信していたとする。また、E-RAB#1とE-RAB#2はQCI#6であり、E-RAB#3はQCI#1であったとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、PDCP-PDUのQCIとしてQCI#6を指定した上で、廃棄指示を送信する。
すると、SeNB30は、QCI#6であるE-RAB#1とE-RAB#2のPDCP-PDUのうち送信バッファ内に残るPDCP PDUを廃棄するが、QCI#1であるE-RAB#3のPDCP-PDUは廃棄しない。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定せず、すべてのE-RABを対象にして行う。
(D)GBR(Guarantee Bit Rate)またはNon-GBRを用いる廃棄指示
MeNB20は、上記の(C)のQoSまたはQCIの代わりに、GBRまたはNon-GBRの表現で廃棄指示を行うこともできる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、E-RAB#1のPDCP-PDU#100、PDCP-PDU#101、PDCP-PDU#102と、E-RAB#2のPDCP-PDU#200、PDCP-PDU#201、PDCP-PDU#202と、E-RAB#3のPDCP-PDU#300、PDCP-PDU#301、PDCP-PDU#303と、を既に送信していたとする。また、E-RAB#1とE-RAB#2はNon-GBRであり、E-RAB#3はGBRであったとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、Non-GBRを指定した上で、廃棄指示を送信する。
すると、SeNB30は、Non-GBRであるE-RAB#1とE-RAB#2のPDCP-PDUのうち送信バッファ内に残るPDCP PDUを廃棄するが、GBRであるE-RAB#3のPDCP-PDUは廃棄しない。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定せず、すべてのE-RABを対象にして行う。
このように、上記の(C)と(D)では、E-RABの個別指定は行わないため、1つの信号メッセージで廃棄指示を行うことができるので、迅速な指示が可能である。また、SeNB30も、1つの信号メッセージでE-RAB#1とE-RAB#2のPDCP-PDUのうち送信バッファ内に残るPDCP-PDUを廃棄することができるので、E-RAB#3のPDCP-PDUの送信に全く影響を与えることがない。
MeNB20は、上記の(C)のQoSまたはQCIの代わりに、GBRまたはNon-GBRの表現で廃棄指示を行うこともできる。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、E-RAB#1のPDCP-PDU#100、PDCP-PDU#101、PDCP-PDU#102と、E-RAB#2のPDCP-PDU#200、PDCP-PDU#201、PDCP-PDU#202と、E-RAB#3のPDCP-PDU#300、PDCP-PDU#301、PDCP-PDU#303と、を既に送信していたとする。また、E-RAB#1とE-RAB#2はNon-GBRであり、E-RAB#3はGBRであったとする。
この状況で、その後にMeNB20は、SeNB30に対し、Non-GBRを指定した上で、廃棄指示を送信する。
すると、SeNB30は、Non-GBRであるE-RAB#1とE-RAB#2のPDCP-PDUのうち送信バッファ内に残るPDCP PDUを廃棄するが、GBRであるE-RAB#3のPDCP-PDUは廃棄しない。
なお、MeNB20による上記の廃棄指示は、E-RABを個別指定せず、すべてのE-RABを対象にして行う。
このように、上記の(C)と(D)では、E-RABの個別指定は行わないため、1つの信号メッセージで廃棄指示を行うことができるので、迅速な指示が可能である。また、SeNB30も、1つの信号メッセージでE-RAB#1とE-RAB#2のPDCP-PDUのうち送信バッファ内に残るPDCP-PDUを廃棄することができるので、E-RAB#3のPDCP-PDUの送信に全く影響を与えることがない。
(1−2−3)廃棄指示のための信号メッセージ
MeNB20は、SeNB30に対し、信号メッセージを用いて廃棄指示を送信することができる。信号メッセージとしては、以下の(a)、(b)の2通りが考えられる。
(a)DL USER DATA
図7に示すように、MeNB20は、SeNB30に対し、DL USER DATAを用いて廃棄指示を送信することができる。
図8に、DL USER DATAのフォーマットの例を示す。
図8の例では、Octet1におけるDiscardは、0であれば廃棄しないことを、1であれば廃棄することを示す。
また、Octet1におけるSNは、0であればSequence Numberが無効であることを、1であればSequence Numberが有効であることを示す。Octet1におけるDiscardが1で、SNが1であれば、Octet2におけるSequence Numberで指定されたPDCP PDUの廃棄を指示することを意味する。なお、Discardが0であれば(廃棄しないことを示していれば)、SNは空欄でも良い。また、Discardが0であり(廃棄しないことを示しており)、SNが1であれば(Sequence Numberが有効であることを示していれば)、Discardが示す情報を優先的に適用し、Octet2におけるSequence Numberで指定されたPDCP PDUを廃棄しなくても良い。
また、Octet1におけるQCI-bitは、0であればQCIが無効であることを、1であればQCIが有効であることを示す。Octet1におけるDiscardが1で、QCI-bitが1であれば、Octet3におけるQCIで指定されたPDCP PDUの廃棄を指示することを意味する。
また、Octet1におけるGBR/Non-GBRは、0であればGBRを、1であればNon-GBRを示す。Octet1におけるDiscardが1であれば、GBR/Non-GBRで指定されたPDCP PDUの廃棄を指示することを意味する。
なお、Octet1におけるDiscardは、1であれば廃棄しないことを、0であれば廃棄することを示しても良い。
また、Octet1におけるSNは、1であればSequence Numberが無効であることを、0であればSequence Numberが有効であることを示しても良い。
また、Octet1におけるQCI-bitは、1であればQCIが無効であることを、0であればQCIが有効であることを示しても良い。
また、Octet1におけるGBR/Non-GBRは、1であればGBRを、0であればNon-GBRを示しても良い。
MeNB20は、SeNB30に対し、信号メッセージを用いて廃棄指示を送信することができる。信号メッセージとしては、以下の(a)、(b)の2通りが考えられる。
(a)DL USER DATA
図7に示すように、MeNB20は、SeNB30に対し、DL USER DATAを用いて廃棄指示を送信することができる。
図8に、DL USER DATAのフォーマットの例を示す。
図8の例では、Octet1におけるDiscardは、0であれば廃棄しないことを、1であれば廃棄することを示す。
また、Octet1におけるSNは、0であればSequence Numberが無効であることを、1であればSequence Numberが有効であることを示す。Octet1におけるDiscardが1で、SNが1であれば、Octet2におけるSequence Numberで指定されたPDCP PDUの廃棄を指示することを意味する。なお、Discardが0であれば(廃棄しないことを示していれば)、SNは空欄でも良い。また、Discardが0であり(廃棄しないことを示しており)、SNが1であれば(Sequence Numberが有効であることを示していれば)、Discardが示す情報を優先的に適用し、Octet2におけるSequence Numberで指定されたPDCP PDUを廃棄しなくても良い。
また、Octet1におけるQCI-bitは、0であればQCIが無効であることを、1であればQCIが有効であることを示す。Octet1におけるDiscardが1で、QCI-bitが1であれば、Octet3におけるQCIで指定されたPDCP PDUの廃棄を指示することを意味する。
また、Octet1におけるGBR/Non-GBRは、0であればGBRを、1であればNon-GBRを示す。Octet1におけるDiscardが1であれば、GBR/Non-GBRで指定されたPDCP PDUの廃棄を指示することを意味する。
なお、Octet1におけるDiscardは、1であれば廃棄しないことを、0であれば廃棄することを示しても良い。
また、Octet1におけるSNは、1であればSequence Numberが無効であることを、0であればSequence Numberが有効であることを示しても良い。
また、Octet1におけるQCI-bitは、1であればQCIが無効であることを、0であればQCIが有効であることを示しても良い。
また、Octet1におけるGBR/Non-GBRは、1であればGBRを、0であればNon-GBRを示しても良い。
(b)Discard Indication
図9に示すように、MeNB20は、SeNB30に対し、Discard Indicationを用いて廃棄指示を送信することができる。
図10〜図13に、Discard Indicationのフォーマットの例を示す。
図10の例は、図8の例と同様である。
図11の例は、E-RABを個別指定して、廃棄するPDCP PDUをSequence Numberで指定する例である。図11の例は、Octet2において、廃棄するPDCP PDUのSequence Numberを個々に指定している。
図12の例は、E-RABを個別指定して、廃棄するPDCP PDUをSequence Numberで指定する例である。図12の例は、Sequence Numberを範囲で指定するため、Octet2で開始番号が、Octet3で終了番号が指定される。なお、図12の例は、Discard Indicationの送信自体が廃棄指示を意味するものになっており、そのため、Octet1にDiscardは存在しない。
図13の例は、E-RABを個別指定せず、廃棄するPDCP PDUを、QCIまたはGBR/Non-GBRで指定する例である。
図9に示すように、MeNB20は、SeNB30に対し、Discard Indicationを用いて廃棄指示を送信することができる。
図10〜図13に、Discard Indicationのフォーマットの例を示す。
図10の例は、図8の例と同様である。
図11の例は、E-RABを個別指定して、廃棄するPDCP PDUをSequence Numberで指定する例である。図11の例は、Octet2において、廃棄するPDCP PDUのSequence Numberを個々に指定している。
図12の例は、E-RABを個別指定して、廃棄するPDCP PDUをSequence Numberで指定する例である。図12の例は、Sequence Numberを範囲で指定するため、Octet2で開始番号が、Octet3で終了番号が指定される。なお、図12の例は、Discard Indicationの送信自体が廃棄指示を意味するものになっており、そのため、Octet1にDiscardは存在しない。
図13の例は、E-RABを個別指定せず、廃棄するPDCP PDUを、QCIまたはGBR/Non-GBRで指定する例である。
(1−2−3)廃棄結果の通知のための信号メッセージ
図14に示すように、SeNB30は、MeNB20に対し、廃棄したPDCP PDUのSequence NumberをDL DATA DELIVERY STATUSにて通知することができる。
図15に、DL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの例を示す。
図15の例では、Octet1におけるDiscard Resultは、0であれば無効であることを、1であれば有効であることを示す。Octet1におけるDiscard Resultが1であれば、Octet2〜N+2に示されるSequence Numberで識別されるPDCP PDUが廃棄されたことを意味する。もしくは、Octet1におけるDiscard Resultが0であれば、Octet2〜N+2に示されるSequence Numberで識別されるPDCP PDUが廃棄されなかったことを意味する。本実施形態の効果の1つは、SeNB30から送信不要になるPDCP PDUを無線上に送信しないで済むため、SeNB30の無線リソースを節約できることである。
図14に示すように、SeNB30は、MeNB20に対し、廃棄したPDCP PDUのSequence NumberをDL DATA DELIVERY STATUSにて通知することができる。
図15に、DL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの例を示す。
図15の例では、Octet1におけるDiscard Resultは、0であれば無効であることを、1であれば有効であることを示す。Octet1におけるDiscard Resultが1であれば、Octet2〜N+2に示されるSequence Numberで識別されるPDCP PDUが廃棄されたことを意味する。もしくは、Octet1におけるDiscard Resultが0であれば、Octet2〜N+2に示されるSequence Numberで識別されるPDCP PDUが廃棄されなかったことを意味する。本実施形態の効果の1つは、SeNB30から送信不要になるPDCP PDUを無線上に送信しないで済むため、SeNB30の無線リソースを節約できることである。
(2)第2の実施形態
第1の実施形態は、MeNB20が、SeNB30に対し、廃棄指示を直接送信していた。
これに対して本実施形態は、廃棄指示を、まず、MeNB20がUE10に送信し、UE10がSeNB30に送信する。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、PDCP PDU#4を既に送信しており、このPDCP PDU#4を廃棄してもらいたいとする。
この場合、MeNB20が、UE10に対し、その旨を通知し、UE10が、SeNB30に対し、PDCP PDU#4の廃棄指示を送信する。
あるいは、MeNB20が、UE10に対し、自セルからPDCP PDU#4を送信するとともに、SeNB30へPDCP PDU#4の廃棄指示を送信するよう指示し、UE10が、SeNB30に対し、PDCP PDU#4の廃棄指示を送信する。
なお、本実施形態の場合、UE10は、MeNB20およびSeNB30と通信を行う通信部と、この通信部による通信処理以外の処理を行う制御部と、を有することとなる。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。何らかの理由でMeNB20及びSeNB30の両者から同一の情報が送信される場合が想定される。UEが同一の情報を両基地局から受信した場合、情報が重複してしまうという問題が生じる。この問題に対し、本実施形態では、MeNB20からUE10に対して送信された廃棄指示を、UE10がSeNB30に送信することで、SeNB30が廃棄するべき下りデータを廃棄することができる。
第1の実施形態は、MeNB20が、SeNB30に対し、廃棄指示を直接送信していた。
これに対して本実施形態は、廃棄指示を、まず、MeNB20がUE10に送信し、UE10がSeNB30に送信する。
例えば、MeNB20が、SeNB30に対し、PDCP PDU#4を既に送信しており、このPDCP PDU#4を廃棄してもらいたいとする。
この場合、MeNB20が、UE10に対し、その旨を通知し、UE10が、SeNB30に対し、PDCP PDU#4の廃棄指示を送信する。
あるいは、MeNB20が、UE10に対し、自セルからPDCP PDU#4を送信するとともに、SeNB30へPDCP PDU#4の廃棄指示を送信するよう指示し、UE10が、SeNB30に対し、PDCP PDU#4の廃棄指示を送信する。
なお、本実施形態の場合、UE10は、MeNB20およびSeNB30と通信を行う通信部と、この通信部による通信処理以外の処理を行う制御部と、を有することとなる。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。何らかの理由でMeNB20及びSeNB30の両者から同一の情報が送信される場合が想定される。UEが同一の情報を両基地局から受信した場合、情報が重複してしまうという問題が生じる。この問題に対し、本実施形態では、MeNB20からUE10に対して送信された廃棄指示を、UE10がSeNB30に送信することで、SeNB30が廃棄するべき下りデータを廃棄することができる。
(3)第3の実施形態
本実施形態では、MeNB20が、UE10に対し、自セルから例えばPDCP PDU#4を送信し、UE10が、MeNB20からPDCP PDU#4を受信した直後、又は、PDCP PDU#4を受信してから第三の期間内に、SeNB30から同じPDCP PDUであるPDCP PDU#4を受信した場合、UE10はSeNB30から受信したPDCP PDU#4を廃棄する。即ち、UE10はMeNB20とSeNB30の両方から同じPDCP PDUを受信する場合、UE10は、後で受信したPDCP PDUを廃棄する。なお、UE10は、先に受信したPDCP PDUを廃棄しても良い。
図16に、本実施形態におけるUE10の構成の一例を示す。
図16に示すように、本実施形態におけるUE10は、通信部101および制御部102を有している。
通信部101は、MeNB20およびSeNB30と通信を行う。
通信部101が、MeNB20からPDCP PDU#4を受信した直後、又は、PDCP PDU#4を受信してから第三の期間内に、SeNB30から同じPDCP PDUであるPDCP PDU#4を受信した場合、制御部102は、SeNB30から受信したPDCP PDU#4を廃棄する。
また、UE10は、PDCP PDUを廃棄した場合、廃棄したPDCP PDUのSequence NumberをMeNB20又はSeNB30に通知しても良い。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。例えば、UEがMeNBから情報を受信した後に、SeNBからも同一の情報を受信した場合、UEは先にMeNBから受信した情報に基づき動作を行い、さらに、後にSeNBから受信した情報に基づき動作を行うことが考えられる。同一の情報に基づき動作を行うことは、UEに処理エラーを引き起こす原因の1つとなり、好ましくない。本実施形態では、UE10が同一情報を廃棄することで、情報の重複を防ぐことができる。
本実施形態では、MeNB20が、UE10に対し、自セルから例えばPDCP PDU#4を送信し、UE10が、MeNB20からPDCP PDU#4を受信した直後、又は、PDCP PDU#4を受信してから第三の期間内に、SeNB30から同じPDCP PDUであるPDCP PDU#4を受信した場合、UE10はSeNB30から受信したPDCP PDU#4を廃棄する。即ち、UE10はMeNB20とSeNB30の両方から同じPDCP PDUを受信する場合、UE10は、後で受信したPDCP PDUを廃棄する。なお、UE10は、先に受信したPDCP PDUを廃棄しても良い。
図16に、本実施形態におけるUE10の構成の一例を示す。
図16に示すように、本実施形態におけるUE10は、通信部101および制御部102を有している。
通信部101は、MeNB20およびSeNB30と通信を行う。
通信部101が、MeNB20からPDCP PDU#4を受信した直後、又は、PDCP PDU#4を受信してから第三の期間内に、SeNB30から同じPDCP PDUであるPDCP PDU#4を受信した場合、制御部102は、SeNB30から受信したPDCP PDU#4を廃棄する。
また、UE10は、PDCP PDUを廃棄した場合、廃棄したPDCP PDUのSequence NumberをMeNB20又はSeNB30に通知しても良い。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。例えば、UEがMeNBから情報を受信した後に、SeNBからも同一の情報を受信した場合、UEは先にMeNBから受信した情報に基づき動作を行い、さらに、後にSeNBから受信した情報に基づき動作を行うことが考えられる。同一の情報に基づき動作を行うことは、UEに処理エラーを引き起こす原因の1つとなり、好ましくない。本実施形態では、UE10が同一情報を廃棄することで、情報の重複を防ぐことができる。
(4)第4の実施形態
本実施形態では、SeNB30が、MeNB20に対し、SeNB30が廃棄した下りデータを識別する情報を送信する。
図17に、本実施形態におけるSeNB30の構成の一例を示す。
図17に示すように、本実施形態におけるSeNB30は、通信部320と制御部330を有している。
通信部320は、MeNB20と通信を行う。
例えば、通信部320は、制御部330が廃棄した下りデータを識別する情報をMeNB20に送信する。なお、通信部320は、当該廃棄した下りデータを識別する情報を、上述したDL DATA DELIVERY STATUS(図14、図15参照)にて通知しても良い。
制御部330は、下りデータの廃棄を行う。制御部330が下りデータを廃棄するケースは、例えば、SeNB30に内部エラーが発生した場合である。
なお、MeNB20は、SeNB30が有する通信部320から、制御部330が廃棄した下りデータを識別する情報を受信することができるものとする。
また、MeNB20は、当該情報をSeNB30から受信した場合、当該情報により特定されるPDCP PDUをSeNB30に送信しても良いし、当該情報により特定されるPDCP PDUをMeNB20からUEに送信しても良い。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。例えば、関連技術では、SeNBが意図的にPDCP PDUを廃棄(discard)したことを、SeNBからMeNBに対して通知する手段がなかった。そのため、MeNBは、SeNBが意図的にPDCP PDUを廃棄したのか、又は、SeNBがUEにPDCP PDUを送信したが、UEからSeNBにAckが送信されていないだけなのか、又は、SeNBがPDCP PDUを紛失(lost)してしまったのかを知ることができなかった。本実施形態では、SeNB30はMeNB20に対し、SeNB30が意図的に廃棄した下りデータを識別する情報を送信することができる。そのため、当該情報を受信したMeNB20は、SeNB30が意図的に廃棄した下りデータのSequence Numberを知ることができる。
本実施形態では、SeNB30が、MeNB20に対し、SeNB30が廃棄した下りデータを識別する情報を送信する。
図17に、本実施形態におけるSeNB30の構成の一例を示す。
図17に示すように、本実施形態におけるSeNB30は、通信部320と制御部330を有している。
通信部320は、MeNB20と通信を行う。
例えば、通信部320は、制御部330が廃棄した下りデータを識別する情報をMeNB20に送信する。なお、通信部320は、当該廃棄した下りデータを識別する情報を、上述したDL DATA DELIVERY STATUS(図14、図15参照)にて通知しても良い。
制御部330は、下りデータの廃棄を行う。制御部330が下りデータを廃棄するケースは、例えば、SeNB30に内部エラーが発生した場合である。
なお、MeNB20は、SeNB30が有する通信部320から、制御部330が廃棄した下りデータを識別する情報を受信することができるものとする。
また、MeNB20は、当該情報をSeNB30から受信した場合、当該情報により特定されるPDCP PDUをSeNB30に送信しても良いし、当該情報により特定されるPDCP PDUをMeNB20からUEに送信しても良い。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。例えば、関連技術では、SeNBが意図的にPDCP PDUを廃棄(discard)したことを、SeNBからMeNBに対して通知する手段がなかった。そのため、MeNBは、SeNBが意図的にPDCP PDUを廃棄したのか、又は、SeNBがUEにPDCP PDUを送信したが、UEからSeNBにAckが送信されていないだけなのか、又は、SeNBがPDCP PDUを紛失(lost)してしまったのかを知ることができなかった。本実施形態では、SeNB30はMeNB20に対し、SeNB30が意図的に廃棄した下りデータを識別する情報を送信することができる。そのため、当該情報を受信したMeNB20は、SeNB30が意図的に廃棄した下りデータのSequence Numberを知ることができる。
(5)第5の実施形態
本実施形態では、SeNB30が、MeNB20に対し、SeNB30が紛失した下りデータを識別する情報を送信する際に、当該紛失した下りデータが連続したデータであるか、非連続のデータであるかを区別した上で、紛失した下りデータを識別する情報を送信する。
図18に、本実施形態におけるSeNB30の構成の一例を示す。
図18に示すように、本実施形態におけるSeNB30は、通信部360と制御部370を有している。
通信部360は、MeNB20と通信を行う。
例えば、通信部360は、SeNB30が紛失(lost)した下りデータを識別する情報をMeNB20に送信する。
SeNB30は、MeNB20に対し、当該SeNB30が紛失した下りデータを識別する情報を、図14に示すように、DL DATA DELIVERY STATUSにて通知することができる。
図19に、DL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの一例を示す。
図19の例では、Octet1におけるLost Packet Reportが1であれば、Octet2〜N+2に示されるX2-U Sequence Number#1からX2-U Sequence Number#Nに記載のSequence Numberで識別されるPDCP PDUが紛失されたこと、及びNumber of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUが、紛失されたことを意味する。
ここで、一つのX2-U Sequence Number#N(Nは自然数)は、一つのPDCP PDUを示す。つまり、X2-U Sequence Number#Nは個々のPDCP PDUを識別することができる。そのため、X2-U Sequence Number#Nを用いて紛失したPDCP PDUを特定することで、非連続のSequence Numberで識別されるPDCP PDUを特定することができる。
一方、Number of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range及びEnd of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUは、連続したPDCP PDUである。
例えば、PDCP PDU#3、PDCP PDU#7、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12のPDCP PDUをSeNB30が紛失した場合、SeNB30は、PDCP PDU#3、PDCP PDU#7、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12を紛失したことを示す情報それぞれを、X2-U Sequence Number#Nに記載してMeNB20に送信しても良い。又は、SeNB30は、PDCP PDU#3、PDCP PDU#7を紛失したことを示す情報それぞれを、X2-U Sequence Number#Nに記載し、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12を紛失したことを示す情報をNumber of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeに記載してMeNB20に送信しても良い。
図20に、DL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの一例を示す。
Octet1におけるSN Typeは、SeNB30が紛失したPDCP PDUのSequence Numberが連続しているか否かを示す。
例えば、Octet1におけるSN Typeが1であれば、PDCP PDUのSequence Numberが連続したPDCP PDUが紛失されたことを示し、SN Typeが0であれば、PDCP PDUのSequence Numberが連続していないPDCP PDUが紛失されたことを示しても良い。
SN Typeが、SeNB30が紛失したPDCP PDUのSequence Numberが連続していることを示す場合、Number of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUが、紛失されたことを意味する。
一方、SN Typeが、SeNB30が紛失したPDCP PDUのSequence Numberが連続していないことを示す場合、X2-U Sequence Number#1からX2-U Sequence Number#Nに記載のSequence Numberで識別されるPDCP PDUが、紛失されたことを意味する。
なお、図21に示したDL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの一例のように、さらにdiscard resultを設けても良い。
Octet1におけるdiscard resultが1であれば、図21に示したDL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットは、X2-U Sequence Number#1からX2-U Sequence Number#Nに記載のSequence Numberで識別されるPDCP PDUや、Number of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUが、廃棄(discard)されたことを示す。
制御部370は、通信部360による通信処理以外の処理を行う部分である。
なお、MeNB20は、SeNB30が有する通信部360から送信される情報を受信することができるものとする。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。3GPPにて検討されているDL DATA DELIVERY STATUS(PDU TYPE 1) Formatでは、連続したSequence Numberを有するPDCP PDUが紛失されたことしか表現できない。そのため、例えば、SeNBがPDCP PDU#3、PDCP PDU#7、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12のPDCP PDUをSeNBが紛失したことを示す情報をMeNBに送信する場合、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12は1つのフォーマットで表現することができるが、PDCP PDU#3およびPDCP PDU#7はSequence Numberが連続していないため、それぞれ別のフォーマットにて表現しなければならない。そのため、SeNBはMeNBに対し、PDCP PDU#3を紛失したことを示す情報と、PDCP PDU#7を紛失したことを示す情報と、PDCP PDU#10からPDCP PDU#12までを紛失したことを示す情報とを送信しなければならず、MeNBとSeNBとの間で信号数が増加してしまう、という問題が生じるおそれがあった。この問題は、紛失するPDCP PDUが多くなればなるほど深刻な問題となり、信号数が増えるが故に発生するX2インターフェース上の信号負荷という観点で解決すべき事項である。この問題に対し、本実施形態では、SeNB30が、連続したSequence Numberを有するPDCP PDUや、連続していない(非連続の)Sequence Numberを有するPDCP PDUがSeNB30により紛失、又は廃棄されたことを示す情報を、1つのフォーマットでSeNB30からMeNB20に送信することができる。
本実施形態では、SeNB30が、MeNB20に対し、SeNB30が紛失した下りデータを識別する情報を送信する際に、当該紛失した下りデータが連続したデータであるか、非連続のデータであるかを区別した上で、紛失した下りデータを識別する情報を送信する。
図18に、本実施形態におけるSeNB30の構成の一例を示す。
図18に示すように、本実施形態におけるSeNB30は、通信部360と制御部370を有している。
通信部360は、MeNB20と通信を行う。
例えば、通信部360は、SeNB30が紛失(lost)した下りデータを識別する情報をMeNB20に送信する。
SeNB30は、MeNB20に対し、当該SeNB30が紛失した下りデータを識別する情報を、図14に示すように、DL DATA DELIVERY STATUSにて通知することができる。
図19に、DL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの一例を示す。
図19の例では、Octet1におけるLost Packet Reportが1であれば、Octet2〜N+2に示されるX2-U Sequence Number#1からX2-U Sequence Number#Nに記載のSequence Numberで識別されるPDCP PDUが紛失されたこと、及びNumber of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUが、紛失されたことを意味する。
ここで、一つのX2-U Sequence Number#N(Nは自然数)は、一つのPDCP PDUを示す。つまり、X2-U Sequence Number#Nは個々のPDCP PDUを識別することができる。そのため、X2-U Sequence Number#Nを用いて紛失したPDCP PDUを特定することで、非連続のSequence Numberで識別されるPDCP PDUを特定することができる。
一方、Number of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range及びEnd of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUは、連続したPDCP PDUである。
例えば、PDCP PDU#3、PDCP PDU#7、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12のPDCP PDUをSeNB30が紛失した場合、SeNB30は、PDCP PDU#3、PDCP PDU#7、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12を紛失したことを示す情報それぞれを、X2-U Sequence Number#Nに記載してMeNB20に送信しても良い。又は、SeNB30は、PDCP PDU#3、PDCP PDU#7を紛失したことを示す情報それぞれを、X2-U Sequence Number#Nに記載し、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12を紛失したことを示す情報をNumber of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeに記載してMeNB20に送信しても良い。
図20に、DL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの一例を示す。
Octet1におけるSN Typeは、SeNB30が紛失したPDCP PDUのSequence Numberが連続しているか否かを示す。
例えば、Octet1におけるSN Typeが1であれば、PDCP PDUのSequence Numberが連続したPDCP PDUが紛失されたことを示し、SN Typeが0であれば、PDCP PDUのSequence Numberが連続していないPDCP PDUが紛失されたことを示しても良い。
SN Typeが、SeNB30が紛失したPDCP PDUのSequence Numberが連続していることを示す場合、Number of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUが、紛失されたことを意味する。
一方、SN Typeが、SeNB30が紛失したPDCP PDUのSequence Numberが連続していないことを示す場合、X2-U Sequence Number#1からX2-U Sequence Number#Nに記載のSequence Numberで識別されるPDCP PDUが、紛失されたことを意味する。
なお、図21に示したDL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットの一例のように、さらにdiscard resultを設けても良い。
Octet1におけるdiscard resultが1であれば、図21に示したDL DATA DELIVERY STATUSのフォーマットは、X2-U Sequence Number#1からX2-U Sequence Number#Nに記載のSequence Numberで識別されるPDCP PDUや、Number of lost X2-U Sequence Number ranges reported、Start of lost X2-U Sequence Number range、End of lost X2-U Sequence Number rangeで識別されるPDCP PDUが、廃棄(discard)されたことを示す。
制御部370は、通信部360による通信処理以外の処理を行う部分である。
なお、MeNB20は、SeNB30が有する通信部360から送信される情報を受信することができるものとする。
本実施形態では、次の課題を解決することができる。3GPPにて検討されているDL DATA DELIVERY STATUS(PDU TYPE 1) Formatでは、連続したSequence Numberを有するPDCP PDUが紛失されたことしか表現できない。そのため、例えば、SeNBがPDCP PDU#3、PDCP PDU#7、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12のPDCP PDUをSeNBが紛失したことを示す情報をMeNBに送信する場合、PDCP PDU#10、PDCP PDU#11、PDCP PDU#12は1つのフォーマットで表現することができるが、PDCP PDU#3およびPDCP PDU#7はSequence Numberが連続していないため、それぞれ別のフォーマットにて表現しなければならない。そのため、SeNBはMeNBに対し、PDCP PDU#3を紛失したことを示す情報と、PDCP PDU#7を紛失したことを示す情報と、PDCP PDU#10からPDCP PDU#12までを紛失したことを示す情報とを送信しなければならず、MeNBとSeNBとの間で信号数が増加してしまう、という問題が生じるおそれがあった。この問題は、紛失するPDCP PDUが多くなればなるほど深刻な問題となり、信号数が増えるが故に発生するX2インターフェース上の信号負荷という観点で解決すべき事項である。この問題に対し、本実施形態では、SeNB30が、連続したSequence Numberを有するPDCP PDUや、連続していない(非連続の)Sequence Numberを有するPDCP PDUがSeNB30により紛失、又は廃棄されたことを示す情報を、1つのフォーマットでSeNB30からMeNB20に送信することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、上述の各実施形態に記載のMeNB20による廃棄指示を送信する動作は、E-RABを個別した上で行っても良いし、PDCP PDUを運ぶU-planeプロトコル自体がE-RAB個別になっているという前提のもと、E-RABを個別指定せずに行っても良い。
また、本明細書および特許請求の範囲において使用されるPDCP PDUのSequence Numberとの用語は、その時々において、PDCP PDU内にあるSequence NumberやPDCP PDUを運ぶX2 インターフェース上のU-PlaneのSequence Numberを意味しても良い。
また、本明細書および特許請求の範囲において使用される廃棄との用語は、その時々において、破棄を意味しても良い。
また、上述の各実施形態に記載のMeNB20による廃棄指示を送信する動作は、E-RABを個別した上で行っても良いし、PDCP PDUを運ぶU-planeプロトコル自体がE-RAB個別になっているという前提のもと、E-RABを個別指定せずに行っても良い。
また、本明細書および特許請求の範囲において使用されるPDCP PDUのSequence Numberとの用語は、その時々において、PDCP PDU内にあるSequence NumberやPDCP PDUを運ぶX2 インターフェース上のU-PlaneのSequence Numberを意味しても良い。
また、本明細書および特許請求の範囲において使用される廃棄との用語は、その時々において、破棄を意味しても良い。
この出願は、2014年11月7日に出願された日本出願特願2014−227379を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 UE
20 MeNB
21 通信部
30 SeNB
31 通信部
32 制御部
40 MME
50 S-GW
101 通信部
102 制御部
320 通信部
330 制御部
360 通信部
370 制御部
20 MeNB
21 通信部
30 SeNB
31 通信部
32 制御部
40 MME
50 S-GW
101 通信部
102 制御部
320 通信部
330 制御部
360 通信部
370 制御部
Claims (6)
- 他の基地局に対し、第一の情報と第二の情報とを送信する通信部を有し、
前記第一の情報は、廃棄する下りデータのうち廃棄を開始するSequence Numberを示し、
前記第二の情報は、前記第一の情報が示すSequence Numberから数えた、廃棄する下りデータの数を示し、
前記通信部は、端末とMCGベアラを介して通信する、
基地局。 - 前記通信部は、前記他の基地局に、前記第一の情報と前記第二の情報とを含む第三の情報を送信する、
請求項1に記載の基地局。 - 前記第三の情報は、DL USER DATAである、
請求項2に記載の基地局。 - 基地局の制御方法であって、
前記基地局は、他の基地局に対し、第一の情報と第二の情報とを送信し、
前記第一の情報は、廃棄する下りデータのうち廃棄を開始するSequence Numberを示し、
前記第二の情報は、前記第一の情報が示すSequence Numberから数えた、廃棄する下りデータの数を示し、
前記基地局は、端末とMCGベアラを介して通信する、
基地局の制御方法。 - 前記基地局は、前記他の基地局に、前記第一の情報と前記第二の情報とを含む第三の情報を送信する、
請求項4に記載の基地局の制御方法。 - 前記第三の情報は、DL USER DATAである、
請求項5に記載の基地局の制御方法。
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