JP6578157B2 - 樹脂モールドコア、リアクトル - Google Patents
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(1)圧粉磁心からなるコア部材。
(2)前記コア部材を被覆する第1の樹脂体。
(3)前記コア部材は、機械的強度に異方性を有するプレス成形された圧粉磁心であること。
(4)前記機械的強度が弱い方向は、前記プレス成形された方向と直交する方向であること。
(5)前記第1の樹脂体には、前記機械的強度の弱い方向と平行な前記コア部材の縁を露出させる露出部が設けられていること。
(6)前記コア部材は、他のコア部材と接続される、前記露出部から露出した接続面を有していること。
(7)前記露出部は、前記第1の樹脂体の端部において、前記接続面の周りに設けられた堀部であること。
(8)前記堀部は、前記接続面の全周囲にわたって設けられていること。
(9)前記堀部は、前記接続面の直交方向に深さを有し、前記堀部の深さは、前記第1の樹脂体が熱膨張した時の最大長より深いこと。
(1)圧粉磁心からなるコア。
(2)前記コアを被覆する樹脂部材。
(3)前記コアは、前記樹脂モールドコアのコア部材を有していること。
(4)前記樹脂部材は、前記樹脂モールドコアの第1の樹脂体を有していること。
(5)前記コア部材と前記第1の樹脂体とを備える前記樹脂モールドコアを有していること。
また、本発明のリアクトルにおいて、次の構成を有していてもよい。
(6)前記樹脂部材は、前記第1の樹脂体と、前記コア部材と接続される前記他のコア部材を被覆する第2の樹脂体とからなり、前記第1の樹脂体および前記第2の樹脂体の一方には、爪部が設けられ、他方には、前記爪部が嵌められる切欠き部が設けられていること。
[1−1.概略構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。
次に、本実施形態のリアクトルの各構成について、詳細に説明する。
環状コア1は、磁性体であり、圧粉磁心からなる。圧粉磁心は、表面にシリコーン樹脂などによる絶縁被膜を有する磁性粉末を金型に充填し、加圧することで成形される。磁性粉末の種類や粒径は公知のものを用いることができる。磁性粉末の種類としては、純鉄系、Fe−Si系、センダスト、アモルファスなどが挙げられる。絶縁被膜は公知の樹脂を用いて形成することができる。
樹脂部材2は、環状コア1の外周を樹脂により被覆している部材である。従って、樹脂部材2は、環状コア1の形状に倣って環状に形成されている。樹脂部材2の一部の外周にはコイル5が巻回されており、樹脂部材2は、環状コア1とコイル5とを絶縁する。
図1および図2に示すように、連結部21c、22aには、長板状の固定金具31、32が埋め込まれている。すなわち、固定金具31、32の中央部分が例えばモールド成形法により連結部21c、22aに埋め込まれ、固定金具31、32の両端部が連結部21c、22aの表面から突出している。固定金具31、32の先端のボルト挿入穴31a、31b、32a、32bにそれぞれボルトを挿入して締結し、リアクトルをケースに固定する。
コイル5は、絶縁被覆を有する導線である。本実施形態では、コイル5は、平角線のエッジワイズコイルである。但し、コイル5の線材や巻き方は平角線のエッジワイズコイルに限定されず、他の形態であっても良い。
本実施形態の樹脂体21の作用について、従来技術と対比しつつ説明する。本実施形態の樹脂体21も従来技術の樹脂体も周囲の温度環境によって、熱収縮する。例えば、樹脂体21が金型で成形された後、樹脂体21が冷えることにより、樹脂体21自体が収縮する。
(1)本実施形態の樹脂モールドコアは、圧粉磁心からなるU字型コア11と、U字型コア11を被覆する樹脂体21と、を備え、樹脂体21には、U字型コア11の縁を露出させる露出部を設けるようにした。
本発明は、第1の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、第1の実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
11、12 U字型コア
11a 接続面
13 I字型コア
14 スペーサ
15 接着部
16 堀部
2 樹脂部材
21 樹脂体
21a 連結部
21b フック
21c 端面
21d 爪部
21e 開口部
22 樹脂体
22a、22b 直線部
22c 連結部
22d 切欠き部
31 固定金具
31a、31b ボルト挿入穴
32 固定金具
32a、32b ボルト挿入穴
5 コイル
51a、51b コイル
52a、52b 端部
Claims (5)
- 圧粉磁心からなるコア部材と、
前記コア部材を被覆する第1の樹脂体と、
を備え、
前記コア部材は、機械的強度に異方性を有するプレス成形された圧粉磁心であり、
前記機械的強度が弱い方向は、前記プレス成形された方向と直交する方向であり、
前記第1の樹脂体には、前記機械的強度の弱い方向と平行な前記コア部材の縁を露出させる露出部が設けられ、
前記コア部材は、他のコア部材と接続される、前記露出部から露出した接続面を有し、
前記露出部は、前記第1の樹脂体の端部において、前記接続面の周りに設けられた堀部であること、
を特徴とする樹脂モールドコア。 - 前記堀部は、前記接続面の全周囲にわたって設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載の樹脂モールドコア。 - 前記堀部は、前記接続面の直交方向に深さを有し、
前記堀部の深さは、前記第1の樹脂体が熱膨張した時の最大長より深いこと、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂モールドコア。 - 圧粉磁心からなるコアと、
前記コアを被覆する樹脂部材と、
を備え、
前記コアは、請求項1記載のコア部材を有し、
前記樹脂部材は、請求項1記載の第1の樹脂体を有し、
前記コア部材と前記第1の樹脂体とを備える請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の樹脂モールドコアを有すること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記樹脂部材は、前記第1の樹脂体と、前記コア部材と接続される前記他のコア部材を被覆する第2の樹脂体とからなり、
前記第1の樹脂体および前記第2の樹脂体の一方には、爪部が設けられ、他方には、前記爪部が嵌められる切欠き部が設けられていること、
を特徴とする請求項4に記載のリアクトル。
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JP2015168158A JP6578157B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 樹脂モールドコア、リアクトル |
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JP2015168158A JP6578157B2 (ja) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | 樹脂モールドコア、リアクトル |
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2015
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