JP6577421B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
眼間距離によって生じる視点位置の違いを考慮して三次元表示を行う装着型の表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示す技術では、左右の各眼に対して積層画像を表示し、視点位置にしたがって積層画像のずれが変化することで運動視差が生じ、それにより眼間距離によって生じる視点位置の違いを補正する。
特開2000−261832号公報
特許文献1に記載の技術では、あらかじめ積層画像を表示する積層ディスプレイの各層に分配した画像を生成しておく必要があり、画像の画素ごとの被写体の奥行きが既知であれば、分配した画像を計算して生成することが可能である。しかしながら、実写画像を表示する場合、一般には奥行きは既知ではなく、高解像度かつ正確な距離情報の取得や算出も容易ではないので、リアルタイムかつ低遅延な撮像表示は困難であるという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、複雑な奥行きを推定する演算を行うことなく、眼間距離が異なるいずれの観察者に対してもより適切な奥行きを有する画像を表示することを可能とする技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、観察者の眼球の1つに対応付けて予め定められる複数の異なる撮像位置の各々から同方向に向かって撮像された複数の二次元の画像を混合して表示する表示部と、前記複数の異なる撮像位置で定められる範囲で動き得る前記眼球の任意の視点位置において、当該眼球の瞳孔で知覚される前記混合された二次元の画像の各々の輝度を、各々の前記二次元の画像に対応する前記撮像位置から前記視点位置までの距離に応じた低い輝度とする階調付与部とを備える表示装置である。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記階調付与部は、前記眼球の視点位置が、前記予め定められる複数の異なる撮像位置のいずれか1つの前記撮像位置に対応する場合、当該撮像位置に対応する前記二次元の画像の輝度を最高輝度とし、前記眼球の任意の視点位置における前記複数の二次元の画像の各々の輝度を、各々に対応する前記撮像位置から前記視点位置までの距離に応じて、前記最高輝度から線形的に減少させた低い輝度とする。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記階調付与部は、前記眼球の任意の視点位置における前記複数の二次元の画像の各々の輝度を、当該眼球の瞳孔で知覚される前記混合された二次元の画像の輝度の合計が一定となる輝度とする。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記階調付与部は、前記眼球の任意の視点位置における前記複数の二次元の画像の各々の輝度を、前記撮像位置の各々から前記視点位置までの距離に基づいて取得される重みづけを加えた輝度とする。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記複数の異なる撮像位置の間隔は、前記眼球の直径程度の距離または、直径以下の距離である。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記複数の異なる撮像位置の各々に配置され、前記二次元の画像を撮像する複数の撮像部を備え、前記表示部は、前記複数の撮像部が撮像した前記二次元の画像の各々を混合して表示する。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記表示部は、前記複数の二次元の画像を表示する複数の液晶パネルと、前記液晶パネルに表示される前記複数の二次元の画像を混合する混合部とを有しており、前記液晶パネルに光を照射するバックライトと、レンズと、を備え、前記階調付与部は、前記バックライトが照射する光に階調を加えて輝度を減少させ、前記レンズは、前記階調が加えられた面が、前記視点位置で結像するように配置される。
本発明の一態様は、上記の表示装置であって、前記表示部は、各々の層が、前記複数の異なる視点位置からの二次元の画像の各々を表示する液晶パネルの積層体である。
本発明により、複雑な奥行きを推定する演算を行うことなく、眼間距離が異なるいずれの観察者に対してもより適切な奥行きを有する画像を表示することが可能となる。
本発明の第1実施形態による表示装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態による階調を加える流れを示す図である。 本発明の第2実施形態による表示装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に他のカメラの配置例を示す図(その1)である。 第2実施形態に他のカメラの配置例を示す図(その2)である。 第2実施形態に他のカメラの配置例を示す図(その3)である。 本発明の第3実施形態による表示装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態による表示装置1の構成と、表示装置1と観察者の左右のいずれか一方の眼球100の位置関係を示す図である。以下の説明において、観察者の眼球100の瞳孔101の位置を視点位置といい、視点位置には、瞳孔101の位置または瞳孔101の近傍を含むものとする。表示装置1は、例えば、ヘッドマウントディスプレイやビデオシースルー型ヘッドマウントディスプレイであり、複数のバックライト10(10−1及び10−2)、複数のグラデーションフィルム11(11−1及び11−2)、複数のレンズ12(12−1及び12−2)、複数の液晶パネル13(13−1及び13−2)及びハーフミラー14を備える。
バックライト10−1及び10−2の各々は、光を照射する。グラデーションフィルム11−1は、バックライト10−1から照射された光の輝度を強度変調して階調を加える階調付与部であり、バックライト10−1の照射面に近接して配置される。グラデーションフィルム11−2は、バックライト10−2から照射された光の輝度を強度変調して階調を加える階調付与部であり、バックライト10−2の照射面に近接して配置される。
レンズ12−1は、グラデーションフィルム11−1と、液晶パネル13−1との間に配置される。レンズ12−2は、グラデーションフィルム11−2と、液晶パネル13−2との間に配置される。また、レンズ12−1は、グラデーションフィルム11−1の像を眼球100の視点位置に結像するのに充分な焦点距離を有するレンズである。レンズ12−2は、グラデーションフィルム11−2の像を眼球100の視点位置に結像するのに充分な焦点距離を有するレンズである。
液晶パネル13−1は、外部からの信号を受けて二次元の画像を表示する表示部であり、レンズ12−1と、ハーフミラー14との間に、レンズ12−1の前面に近接するように配置される。液晶パネル13−2は、外部からの信号を受けて二次元の画像を表示する表示部であり、レンズ12−2と、ハーフミラー14との間に、レンズ12−2の前面に近接するように配置される。ここで、液晶パネル13−1及び13−2が表示する二次元の画像は、眼球100の1つに対して予め定められる複数の異なる撮像位置から同方向に向かって三次元形状の被写体を撮像して得られる複数の二次元の画像である。例えば、図2に示す場合、複数の異なる撮像位置とは、眼球100の左端と右端との距離、すなわち眼球100の直径程度の間隔を有する2点であり、2つの二次元の画像が撮像によって予め得られる。
ハーフミラー14(混合部の一例)は、液晶パネル13−1及び13−2と共に表示部を構成し、バックライト10−1、グラデーションフィルム11−1、レンズ12−1、及び液晶パネル13−1の光学系(以下、「第1の光学系40−1」という。)からの光を眼球100側に透過させる。また、ハーフミラー14は、バックライト10−2、グラデーションフィルム11−2、レンズ12−2、及び液晶パネル13−2の光学系(以下、「第2の光学系40−2」という。)からの光を眼球100側に反射し、液晶パネル13−1及び13−2の各々が表示する二次元の画像を混合して表示する。
表示装置1の構成により、バックライト10−1から照射された光の輝度が、グラデーションフィルム11−1により強度変調され、輝度が強度変調された光が、レンズ12−1と液晶パネル13−1とハーフミラー14を透過する。これにより、グラデーションフィルム11−1の像が、眼球100の視点位置で結像する。液晶パネル13−1に、例えば、ある二次元の画像が表示されている場合、眼球100の視点位置で結像するグラデーションフィルム11−1の像の輝度で当該二次元の画像を観察者は知覚する。
また、バックライト10−2から照射された光の輝度が、グラデーションフィルム11−2により強度変調され、輝度が強度変調された光が、レンズ12−2と液晶パネル13−2とを透過し、ハーフミラー14により反射される。これにより、グラデーションフィルム11−2の像が、眼球100の視点位置で結像する。液晶パネル13−2に、例えば、ある二次元の画像が表示されている場合、眼球100の視点位置で結像するグラデーションフィルム11−2の像の輝度で当該画像を観察者は知覚する。すなわち、観察者は、左右のいずれか一方の眼球100により、第1の光学系40−1により表示される画像と、第2の光学系40−2により表示される画像とが混合した画像を知覚することになる。
図2は、表示装置1におけるグラデーションフィルム11−1,11−2の透過率の変化特性により、液晶パネル13−1,13−2に表示される二次元の画像の混合比が変化する状態を示す図である。図2は、例えば、観察者の上方からみた図であり、図面の上方向が、観察者の右方向に対応する。グラデーションフィルム11−1及び11−2として、透過率が線形に変化するものが適用される。グラデーションフィルム11−1は、観察者からみて左端の透過率が最大透過率(例えば、100%)で、右方向に向けて透過率が減少していき、左端の透過率が最小透過率(例えば、0%)となるように配置される。グラデーションフィルム11−2は、観察者からみて末端の透過率が最大透過率(例えば、100%)で、前方に向けて透過率が減少していき、観察者からみて先端の透過率が最小透過率(例えば、0%)となるように配置される。
グラデーションフィルム11−1の像が、レンズ12−1によって眼球100の視点位置で結像される場合、左右が入れ替わる。すなわち、眼球100の視点位置で結像されるグラデーションフィルム11−1の像の輝度は、右端が最大透過率、すなわち最高輝度となり、左端が最小透過率、すなわち最低輝度となる実線で示される線形変化を示す。これに対して、ハーフミラー14による反射され、レンズ12−2によって眼球100の視点位置で結像されるグラデーションフィルム11−2の像の輝度は、左端が最大透過率、すなわち最高輝度となり、右端が最小透過率、すなわち最低輝度となる破線で示される線形変化を示す。
上述したように、グラデーションフィルム11−1の像は、レンズ12−1により眼球100の視点位置に結像される。すなわち、眼球100の視点位置で結像した1点の位置にグラデーションフィルム11−1の1点が対応することになる。グラデーションフィルム11−1の当該1点を透過したバックライト10−1が照射した光は、例えば、二次元の画像Aを表示する液晶パネル13−1全体を照明し、液晶パネル13−1とハーフミラー14を透過して瞳孔101に入射する。観察者は、グラデーションフィルム11−1の当該1点における透過率に比例する輝度、すなわち眼球100の右端の近傍で最高輝度となり、左側に向けて線形的に輝度が減少して、眼球100の左端の近傍で最低輝度へと変化する輝度のいずれかの値の輝度で、画像Aの全体を見ることになる。つまり、観察者の眼球100が、右側(図2の上方向)に動くと、画像Aが明るく見え、左側(図2の下方向)に動くと、画像Aが暗く見えることになる。
同様に、眼球100の視点位置で結像した1点の位置にグラデーションフィルム11−2の1点が対応することになる。グラデーションフィルム11−2の当該1点を透過したバックライト10−2が照射した光は、例えば、二次元の画像Bを表示する液晶パネル13−2全体を照明し、液晶パネル13−2を透過して、ハーフミラー14に反射されて、瞳孔101に入射する。観察者は、グラデーションフィルム11−2の当該1点における透過率に比例する輝度、すなわち眼球100の左端の近傍で最高輝度となり、右側に向けて線形的に輝度が減少して、眼球100の右端の近傍で最低輝度へと変化する輝度のいずれかの値の輝度で、画像Bの全体をみることになる。つまり、観察者の眼球100が左側(図2の下方向)に動くと、画像Bが明るく見え、右側(図2の上方向)に動くと、画像Bが暗く見えることになる。
グラデーションフィルム11−1,11−2による輝度の線形変化の特性は、ハーフミラー14により混合されることで、眼球100の視点位置で混合される画像Aと画像Bの輝度の合計値が常に一定になるような特性とされる。例えば、図2に示す瞳孔101の位置の場合、画像Aと画像Bの輝度は、同じレベルになり、画像Aと画像Bとが半分ずつ、すなわち混合比50%で混合されて表示されることになる。
上記の第1実施形態の構成により、表示部である、液晶パネル13−1,13−2とハーフミラー14とにより、観察者の眼球100に対応付けて予め定められる2点の撮像位置、すなわち眼球100の直径程度の間隔がある2点から同方向に向かって撮像された二次元の画像を混合して表示する。階調付与部であるグラデーションフィルム11−1,11−2は、バックライト10−1,10−2が照射する光の輝度を強度変調して階調を加える。レンズ12−1,12−2は、眼球100の視点位置でグラデーションフィルム11−1,11−2の像を結像する。これにより、観察者の視点位置において、混合された二次元の画像の各々の輝度が、当該二次元の画像が撮像された撮像位置から視点位置までの距離に応じて低い輝度となる。これにより、観察者の眼球100が、右方向に移動すると、液晶パネル13−1が表示する画像Aが明るく見え、左方向に移動すると、液晶パネル13−2が表示する画像Bが明るく見えることになる。すなわち、複雑な奥行きを推定する演算を行うことなく、眼間距離が異なるいずれの観察者に対してもより適切な奥行きを有する画像を表示することが可能となる。
また、上記の第1実施形態では、グラデーションフィルム11−1,11−2が付与する階調により、輝度が線形的に変化するようにしている。参考文献1(特開2015−121748号公報)の段落[0024]に示されているように、画像のずれ幅が小さい画像を加重平均することにより、中間の視点位置の画像を知覚させることができることが知られている。すなわち、上述した撮像位置で撮像された画像、すなわち、撮像位置を視点位置とした場合に撮像された画像の割合が100%になる画像を複数混合することにより、これらの撮像位置の間の任意の視点位置のより適切な画像を観察者に知覚させることができる。第1実施形態による構成においても、異なる2つの撮像位置で撮像された二次元の画像を、一方の二次元の画像に対応する撮像位置に視点位置が存在する場合、当該一方の二次元の画像の輝度が最高輝度となり、他方の二次元の画像の輝度が最低輝度となるようにしている。したがって、2つの撮像位置の間の任意の位置に視点位置がある場合、当該視点位置におけるより適切な画像を観察者に知覚させることができる。
また、上記の第1実施形態の構成では、特別な手法により撮像された二次元の画像を用いるのではなく、一般的な撮像手法により複数の異なる撮像位置から撮像された二次元の画像を複数使用している。そのため、リアルタイムかつ低遅延で、当該異なる撮像位置の間にある任意の視点位置での画像を観察者に知覚させることができる。
なお、上記の第1実施形態では、液晶パネル13−1,13−2を観察者の眼球100が直視する構成であるが、レンズ12−1,12−2とハーフミラー14の間、または、ハーフミラー14と眼球100の間にレンズを配置し、第1の光学系40−1と第2の光学系40−2において光学系の距離を圧縮するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、ハーフミラー14により2つの二次元の画像を重畳しているが、2つ以上の液晶パネルを積層するテンソルディスプレイなどを上述した表示部に対応する構成として適用して、視点位置による混合比を変えるようにしてもよい。
また、第1実施形態では、2つのバックライト10−1,10−2を用いているが、グラデーションフィルム11−1,11−2として、透過率が偏光により異なるものを適用し、ゲストホスト型液晶のように特定の偏光で画像を表示し、直交する偏光を透過するような液晶パネルを配置して、バックライトを1つにする構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、図3から図6を参照しつつ、本発明の第2実施形態による表示装置1aについて説明する。第2実施形態による表示装置1aは、例えば、ヘッドマウントディスプレイやビデオシースルー型ヘッドマウントディスプレイであり、第1実施形態の表示装置1の2つを、観察者の左右の両眼用に備える構成となっている。また、第2実施形態による表示装置1aは、更に、二次元の画像を撮像する撮像部であるカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lを備える構成となっている。以下の説明では、第1実施形態の表示装置1の各構成に付した符号に、右眼用の構成は、例えば、表示装置1Rや、ハーフミラー14Rのように「R」の符号を加えて示し、左眼用の構成は、例えば、表示装置1Lや、ハーフミラー14Lのように「L」の符号を加えて示す。すなわち、第2実施形態による表示装置1aは、表示装置1R、表示装置1L、及びカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lを備えることになる。また、以下の説明において、観察者の眼球については、右眼球100R、左眼球100Lとして示し、観察者の瞳孔については、右眼の瞳孔を瞳孔101R、左眼の瞳孔を瞳孔101Lとして示す。
カメラ20−1Rとカメラ20−2Rは、それぞれ、右眼用の表示装置1Rの液晶パネル13−1Rと液晶パネル13−2Rとに接続される。カメラ20−1Lとカメラ20−2Lは、それぞれ、左眼用の表示装置1Lの液晶パネル13−1Lと液晶パネル13−2Lとに接続される。カメラ20−1Rとカメラ20−2Rは、それぞれ、観察者の右眼球100Rの左端と右端との距離、すなわち右眼球100Rの直径程度の間隔を有する撮像位置に、同方向を撮像するように配置される。カメラ20−1Lとカメラ20−2Lは、それぞれ、観察者の左眼球100Lの左端と右端との距離、すなわち左眼球100Lの直径程度の間隔を有する撮像位置に、同方向を撮像するように配置される。
また、カメラ20−1Rとカメラ20−2Rの中央の点と、カメラ20−1Lとカメラ20−2Lの中央の点との間隔が、一般的な、観察者の眼間距離程度となるように配置される。また、カメラ20−1Rとカメラ20−2Rが撮像を行う方向と、カメラ20−1Lとカメラ20−2Lが撮像を行う方向とについても同方向であり、これらのカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lによって三次元形状の被写体が撮像され、液晶パネル13−1R,13−2R,13−1L,13−2Lに表示されることで、両眼視差が生じ、観察者は、当該被写体の立体像を知覚することになる。これらのカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lが配置される撮像位置は、観察者が表示装置1aを利用する際の観察者の前方の方向を撮像する位置であってもよいし、カメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lの位置関係として、上述した位置関係が維持されているのであれば、任意の方向を撮像する位置であってもよい。
カメラ20−1R,20−2Rによって撮像された二次元の画像の各々は、液晶パネル13−1R,13−2Rに画像AR,画像BRとして表示される。第1実施形態で説明したように、グラデーションフィルム11−1R,11−2Rにより輝度が強度変調された光により、右眼球100Rの視点位置で画像ARと画像BRとが混合されて表示されることになる。すなわち、観察者が右眼球100Rを右側に動かすと、カメラ20−1Rで撮像された画像ARの輝度が線形的な変化で高くなり、画像ARが明るく見えるようになる。観察者が右眼球100Rを左側に動かすと、カメラ20−2Rで撮像された画像BRの輝度が線形的な変化で高くなり、画像BRが明るく見えるようになる。
右眼球100Rの視点位置が、右眼球100Rに対応する2点の撮像位置の間の任意の位置となった場合、画像ARについては、右眼球100Rの右端の撮像位置から視点位置までの距離に応じて減少した輝度で表示される。画像BRについては、右眼球100Rの左端の撮像位置から視点位置までの距離に応じて減少した輝度で表示され、これらの画像ARと画像BRとが混合された画像を観察者は右眼の瞳孔101Rを通じて知覚することになる。左眼についても同様であり、左眼球100Lの視点位置が、左眼球100Lに対応する2点の撮像位置の間の任意の位置となった場合、画像ALについては、左眼球100Lの右端の撮像位置から視点位置までの距離に応じて減少した輝度で表示される。画像BLについては、左眼球100Lの左端の撮像位置から視点位置までの距離に応じて減少した輝度で表示され、これらの画像ALと画像BLとが混合された画像を観察者は左眼の瞳孔101Lを通じて知覚することになる。
上記の第2実施形態のように構成することで、右眼の瞳孔101Rと左眼の瞳孔101Lの距離である眼間距離が異なる大人と子供でも、右眼球100Rと左眼球100Lの各々の視点位置に応じた比率で混合される二次元の画像を見ることができる。そのため、複雑な奥行きを推定する演算を行うことなく、眼間距離が異なるいずれの観察者に対してもより適切な奥行きを有する画像を表示することが可能となる。
また、上記の第2実施形態のように、混合する二次元の画像に対応して配置される複数の撮像部を用いることにより、リアルタイムビデオシースルー表示を容易に実現することもできる。また、右眼球100R、左眼球100Lの各々において、1つの眼球に対して複数の撮像部が配置される撮像位置と、眼球の位置とを適切な位置関係とすることで、眼間距離の個人差や輻輳による眼球の内転や外転による瞳孔間距離の変化を補正し、あたかも実物を見ているかのような自然な奥行き感で画像を表示することができる。
なお、撮像部の配置として、例えば、図4に示すように、右眼球100Rと左眼球100Lの両方で、1台のカメラ20−2を共有するような構成にしてもよく、この構成の場合、カメラ20−2が撮像した二次元の画像が、液晶パネル13−2Rと液晶パネル13−1Lの両方に表示されることになる。
また、撮像部の配置として、例えば、図5に示すように、1つの眼球100に対して、3つのカメラ20−1,20−2,20−3を眼球100の右端、中央、左端の間隔で配置するようしてもよい。この場合、第1実施形態の表示装置1において、3つ目の光学系である第3の光学系40−3を備えて、図5のグラフに示すように、各々のカメラ20−1,20−2,20−3が撮像した二次元の画像の各々が、カメラ20−1,20−2,20−3が配置された撮像位置から視点位置までの距離に応じた比率で混在するようにグラデーションフィルム11−1,11−2,11−3の階調を定めることになる。
図5のように直線的に配置するカメラ20−1,20−2,20−3を増やすと、撮像位置が、眼球100の直径以下の間隔となり、より狭い撮像位置ごとの二次元の画像を撮像することができるため、画像の差を小さくすることが可能となる。それにより、広い奥行き範囲に分布する被写体であっても二重像を知覚させることなく表示することができる。
また、撮像部の配置として、図6(A)及び図6(B)に示すように、1つの眼球100に対して4つのカメラ20−1,20−2,20−3,20−4を二次元的に配置してもよい。図6のように二次元的にカメラ20−1,20−2,20−3,20−4を配置する場合、特に、撮像する位置を視域の中心を基準に点対称に配置することにより、左右に限らず、上下を含む任意の方向に視点位置が動いたとしても、それに応じた被写体の自然な変化を知覚することが可能となる。
撮像部、すなわちカメラが複数存在する場合、任意に定められる視点位置に対して、当該視点位置に近いカメラをn(n≧2)個選択して、下記の式(1)で示される加重akで加算するようにしてもよい。式(1)においてrnは、各カメラの撮像位置から視点位置までの距離を示す変数である。
Figure 0006577421
式(1)に示すような加算は、例えば、第1実施形態の表示装置1において、第1の光学系40−1、第2の光学系40−2に相当する光学系を増やし、各々の光学系の液晶パネル13−1,13−2,・・・に表示される二次元の画像が任意の視点位置に応じて混合されるようにグラデーションフィルム11−1,11−2,・・・の透過率の面内分布を変えることで実現することができる。
(第3実施形態)
次に、図7を参照しつつ本発明の第3実施形態による表示装置1bについて説明する。表示装置1bは、例えば、ビデオシースルー型のヘッドマウントディスプレイであり、観察者の頭部にベルト等で固定される。表示装置1bは、外部からの光を遮断する筐体50と、筐体50の内部に配置される液晶パネル13T−1,13T−2、偏光板15T−1,15T−2、バックライト10、及び筐体50の壁面に取り付けられるカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lを備える。ここで、第3実施形態におけるカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lが取り付けられる撮像位置について説明する。右眼球100Rの場合、右眼球100Rの右端と左端を視線方向に延長した線と、筐体50の壁面とが交わる2点が撮像位置として定められ、各々に、カメラ20−1Rとカメラ20−2Rが取り付けられる。左眼球100Lの場合、左眼球100Lの右端と左端を視線方向に延長した線と、筐体50の壁面とが交わる2点が撮像位置として定められ、各々に、カメラ20−1Lとカメラ20−2Lが取り付けられる。右眼球100Rと左眼球100Lの眼間距離は、一般的な、観察者の眼間距離程度の距離とする。これにより、観察者の視線の先にある三次元形状の被写体を、観察者は、液晶パネル13T−1,13T−2、偏光板15T−1,15T−2を通して知覚することになる。
バックライト10は、観察者の瞳孔101−R,101−Lが存在する方向に光を照射する。液晶パネル13T−1,13T−2は、例えば、ツイストネマチック(TN:Twisted Nematic)液晶が適用され、上方向からみて液晶分子のチルト角が反平行となり、二次元の画像の比率が100%に近いとき観察者の視線と液晶分子の配向ベクトルが直交するように配置する。液晶パネル13T−1と液晶パネル13T−2により、液晶パネルの積層体が構成され、この液晶パネルの積層体を2枚の偏光板15T−1,15T−2で挟み込む構成となっている。偏光板15T−1と偏光板15T−2は、偏光方向が直交する方向で配置する。なお、一般のディスプレイは、2枚の偏光板で1枚の液晶パネルを挟み込む構成となっているが、このように2枚の液晶パネルを2枚の偏光板で挟み込むことで、いわゆるテンソルディスプレイを構成する。
例えば、液晶パネル13T−1は、カメラ20−1R,20−1Lの各々の撮像位置に対応する液晶パネル13T−1上の位置に、カメラ20−1R,20−1Lの各々が撮像した二次元の画像を表示する。液晶パネル13T−2は、カメラ20−2R,20−2Lの各々の撮像位置に対応する液晶パネル13T−2上の位置に、カメラ20−2R,20−2Lが撮像した二次元の画像を表示する。これにより、視点位置が各々の撮像位置に一致する場合、各々の撮像位置に対応するカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lが撮像した二次元の画像の混合比が100%となり、視点位置が各々の撮像位置から離れるにつれて、液晶パネル13T−1,13T−2の視野角特性により、表示する二次元の画像の輝度が変化し、各々の二次元の画像の混合比率が変化することになる。なお、液晶パネル13T−1,13T−2として、輝度について線形変化する視野角特性のものが適用され、その結果として、図7のグラフに示すように右眼球100R及び左眼球100Lの各々における2つの二次元の画像の混合比が線形変化する。
上記の第3実施形態の構成により、撮像部であるカメラ20−1R,20−2R及びカメラ20−1L,20−2Lのそれぞれを、右眼球100Rと左眼球100Lの左右端に基づいて定められる筐体50の壁面上の撮像位置に配置する。表示部を構成する偏光板15T−1,15T−2、及び液晶パネル13T−1,13T−2において、液晶パネル13T−1は、カメラ20−1R,20−1Lが撮像した二次元の画像を各々の撮像位置に対応する位置に表示する。また、液晶パネル13T−2は、カメラ20−2R,20−2Lが撮像した二次元の画像を各々の撮像位置に対応する位置に表示する。第1及び第2実施形態では、グラデーションフィルム11−1,11−2,11−1R,11−2R,11−1L,11−2Lを階調付与部として適用することで、輝度を変化させて複数の二次元の画像を混合していた。これに対して、第3実施形態では、液晶パネル13T−1,13T−2における視野角特性が階調付与部に相当し、視野角特性により、液晶パネル13T−1,13T−2が表示する二次元の画像が輝度の違いを有するように混合されることになる。そのため、右眼の瞳孔101Rと左眼の瞳孔101Lの距離である眼間距離が異なる大人と子供でも、左右の瞳孔101R,101Lの各々が存在する位置に応じた比率で混合される二次元の画像を見ることが可能となる。これにより、複雑な奥行きを推定する演算を行うことなく、眼間距離が異なるいずれの観察者に対してもより適切な奥行き、すなわち実物体の奥行きと等しい奥行きを観察者に知覚させる画像を表示することが可能となる。
また、上記の第3実施形態では、液晶パネル13T−1,13T−2の視野角特性を利用して混合比率を変えているため、液晶パネル13T−1,13T−2にカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lの画像を直接表示してもおおむね所望の比率で混合された画像を観察者は知覚することができる。
なお、上記の第3実施形態では、2つの液晶パネル13T−1,13T−2を備える構成としているが、3つ以上の液晶パネルを備える構成としてもよい。
また、上記の第3実施形態の構成において、偏光板15T−2と左右の眼球100R,100Lの間にレンズを備える構成としてもよい。当該レンズを備えることで、表示装置1bの筐体50の奥行きを短くすることができる。
また、第2実施形態及び第3実施形態において、カメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lの位置関係を維持して、遠隔地に配置し、観察者の頭部の動きに合わせてカメラ20−1R,20−2R,20−1L,20−2Lの方向を制御し、通信回線により、画像を転送して液晶パネル13−1R,13−2R,13−1L,13−2L,13T−1,13T−2に表示するようにしてもよい。このようにすることで、観察者は、あたかも遠隔地にいるかのような体験をすることが可能となる。
なお、上記各実施形態において、複数の異なる撮像位置とは、眼球100の左端と右端との距離、すなわち眼球100の直径程度の間隔を有する2点であると説明したが、具体的には以下のように決定されてもよい。例えば、表示装置が複数人によって使用されることを想定した場合、使用者の中で最大の眼間距離をもつと想定される者の眼球位置と、使用者の中で最小の眼間距離をもつと想定される者の眼球位置とに基づいて撮像位置が決定されてもよい。この場合、表示装置の使用時において、最大の眼間距離をもつ使用者の眼球が最大限外転したときの瞳孔の位置と、最小の眼間距離をもつ使用者の眼球が最大限内転したときの瞳孔の位置とを両端としてカメラが設置されてもよい。また、表示装置が特定の一人によって使用されることを想定した場合、その一人の使用者の眼球位置に基づいて撮像位置が決定されてもよい。この場合、表示装置の使用時において、当該使用者の眼球が最大限外転したときの瞳孔の位置と、最大限内転したときの瞳孔の位置とを両端としてカメラが設置されてもよい。さらに、特定の一人の使用者が特定の表示を凝視するような用途に表示装置が用いられることを想定した場合(すなわち使用者眼球が回転しない場合)、当該使用者の瞳孔の左右端を両端としてカメラが設置されてもよい。なお、装着時のずれを考慮して、カメラの間隔は多少広めに設定されてもよい。
また、上記各実施形態に記載した「同方向」の意味は、必ずしも完全に同一の方向を意味するものではなく、若干のずれが含まれてもよいことを意味する。より具体的には、上記の「同方向」は、左右眼に対応して撮像する2個のカメラの光軸が平行に配置される場合、他のカメラの光軸も平行に配置されることを意味する。また、左右眼に対応して撮像する2個のカメラの光軸が特定の1点に収束するように配置される場合、他のカメラの光軸もその一点に収束するように配置されることを意味する。なお、各カメラによって「同方向」から撮像された被写体の画像とは、光軸の方向がおおむね同一の方向となるように配置されたカメラの画像が、射影変換やシフト等の処理によって補正された画像であってもよい。
上述した実施形態における表示装置1,1a,1bをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…表示装置, 10−1〜10−2…バックライト, 11−1〜11−2…グラデーションフィルム, 12−1〜12−2…レンズ, 13−1〜13−2…液晶パネル,14…ハーフミラー, 40−1…第1の光学系, 40−2…第2の光学系, 100 眼球, 101…瞳孔

Claims (7)

  1. 観察者の右の眼球に対応付けて予め定められる複数の異なる撮像位置の各々から同方向に向かって撮像された複数の二次元の画像を混合して表示する第1表示部と、
    前記観察者の左の眼球に対応付けて予め定められる複数の異なる撮像位置の各々から同方向に向かって撮像された複数の二次元の画像を混合して表示する第2表示部と、
    前記複数の異なる撮像位置で定められる範囲で動き得る前記眼球の任意の視点位置において、当該眼球の瞳孔で知覚される前記混合された二次元の画像の各々の輝度を、各々の前記二次元の画像に対応する前記撮像位置から前記視点位置までの距離に応じた低い輝度とする階調付与部と、
    を備え
    前記第1表示部と前記第2表示部とは前記観察者の眼間距離程度に離間して配置され、
    前記第1表示部及び前記第2表示部は、前記複数の二次元の画像を表示する複数の液晶パネルと、前記液晶パネルに表示される前記複数の二次元の画像を混合する混合部とを有しており、前記液晶パネルに光を照射するバックライトと、レンズと、を備え、
    前記階調付与部は、前記バックライトが照射する光に階調を加えて輝度を減少させ、
    前記レンズは、前記階調が加えられた面が、前記視点位置で結像するように配置される、
    表示装置。
  2. 観察者の右の眼球に対応付けて予め定められる複数の異なる撮像位置の各々から同方向に向かって撮像された複数の二次元の画像を混合して表示する第1表示部と、
    前記観察者の左の眼球に対応付けて予め定められる複数の異なる撮像位置の各々から同方向に向かって撮像された複数の二次元の画像を混合して表示する第2表示部と、
    前記複数の異なる撮像位置で定められる範囲で動き得る前記眼球の任意の視点位置において、当該眼球の瞳孔で知覚される前記混合された二次元の画像の各々の輝度を、各々の前記二次元の画像に対応する前記撮像位置から前記視点位置までの距離に応じた低い輝度とする階調付与部と、
    を備え、
    前記第1表示部と前記第2表示部とは前記観察者の眼間距離程度に離間して配置され、
    前記第1表示部及び第2表示部は、各々の層が、前記複数の異なる撮像位置からの二次元の画像の各々を表示する液晶パネルの積層体である、
    表示装置。
  3. 前記階調付与部は、前記眼球の視点位置が、前記予め定められる複数の異なる撮像位置のいずれか1つの前記撮像位置に対応する場合、当該撮像位置に対応する前記二次元の画像の輝度を最高輝度とし、前記眼球の任意の視点位置における前記複数の二次元の画像の各々の輝度を、各々に対応する前記撮像位置から前記視点位置までの距離に応じて、前記最高輝度から線形的に減少させた低い輝度とする、
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記階調付与部は、眼球の任意の視点位置における前記複数の二次元の画像の各々の輝度を、当該眼球の瞳孔で知覚される前記混合された二次元の画像の輝度の合計が一定となる輝度とする、
    請求項に記載の表示装置。
  5. 前記階調付与部は、前記眼球の任意の視点位置における前記複数の二次元の画像の各々の輝度を、前記撮像位置の各々から前記視点位置までの距離に基づいて取得される重みづけを加えた輝度とする、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記複数の異なる撮像位置の間隔は、前記眼球の直径程度の距離または、直径以下の距離である、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記複数の異なる撮像位置の各々に配置され、前記二次元の画像を撮像する複数の撮像部を備え、
    前記第1表示部及び第2表示部は、前記複数の撮像部が撮像した前記二次元の画像の各々を混合して表示する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置。
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