JP6576814B2 - 位置決め装置及び位置決め方法 - Google Patents

位置決め装置及び位置決め方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6576814B2
JP6576814B2 JP2015243646A JP2015243646A JP6576814B2 JP 6576814 B2 JP6576814 B2 JP 6576814B2 JP 2015243646 A JP2015243646 A JP 2015243646A JP 2015243646 A JP2015243646 A JP 2015243646A JP 6576814 B2 JP6576814 B2 JP 6576814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning
contact
jig
specific part
plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015243646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017110950A (ja
Inventor
亜美 郡
亜美 郡
富男 中島
富男 中島
廣瀬 尚哉
尚哉 廣瀬
翔太 村山
翔太 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
IHI Inspection and Instrumentation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Inspection and Instrumentation Co Ltd filed Critical IHI Inspection and Instrumentation Co Ltd
Priority to JP2015243646A priority Critical patent/JP6576814B2/ja
Publication of JP2017110950A publication Critical patent/JP2017110950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6576814B2 publication Critical patent/JP6576814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、位置決め装置及び位置決め方法に関し、特に、ワークの曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で位置決めするための位置決め装置及び位置決め方法に関する。
例えば、金属材料等からなる測定対象物にX線を照射し、回折されたX線を検出して残留応力を算出するX線回折装置がある(例えば、特許文献1参照)。かかるX線回折装置を用いて測定対象物の残留応力を高精度に算出するためには、測定対象物にX線を所定の照射角度で照射する必要がある。この場合、測定対象物の測定部位が平面上にあれば、傾斜計を用いて測定部位を含む平面に対するX線回折装置の傾斜角度を正確に測定し、X線の照射角度を容易かつ高精度に設定することができる。
しかしながら、測定部位が曲面上にある場合、曲面上の測定部位における接平面に対するX線回折装置の傾斜角度を測定する必要がある。この場合、曲面の接平面を正確に求める必要があるため、X線の照射角度を容易かつ高精度に設定することは難しい。
ところで、加工対象物の曲面に対する法線方向を決定するために、ドリルの加工方向を曲面の法線方向に案内する治具が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された治具は、ドリルを案内するガイド孔を有するガイド部材と、ガイド部材を保持し、曲面に接触する2つの接触点を有する当接部とを備える。ガイド孔は、2つの接触点を結んだ線分に直交し、線分の中点を通る軸に沿って設けられる。加工に際しては、2つの接触点を曲面に当接させてガイド孔を曲面の法線方向に設定し、このガイド孔にドリルを案内させることにより、曲面に直交するドリル孔を形成することが可能となる。
特開2014−238295号公報 特開2009−50946号公報
しかしながら、上述した特許文献2に記載された治具では、ワーク表面の曲面に対する法線方向を決定することができるだけである。それに対して、特許文献1に記載されたようなX線回折装置では、例えば、測定部位における接平面に対してX線の照射角度を35°に設定しなければならない。したがって、特許文献2に記載された治具を特許文献1に記載されたようなX線回折装置に適用しても、曲面に対するX線の照射角度を高精度に設定することはできない。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、ワークの曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で容易かつ高精度に位置決めすることができる、位置決め装置及び位置決め方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で位置決めする位置決め装置において、前記特定部位に当接可能な接平面を有する当接部と、前記接平面に対して所定の姿勢に設定された位置決め面を有する位置決め部と、を有する位置決め治具を備え、前記特定部位に前記接平面を当接させた状態で前記位置決め面に前記対象物を宛がうことにより前記対象物を位置決めするようにした、ことを特徴とする位置決め装置が提供される。
前記位置決め治具は、前記接平面に光を透過可能な貫通孔を有していてもよい。
また、前記位置決め部は、前記当接部を挟んで一方の側に形成された第一位置決め面と、前記当接部を挟んで他方の側に形成された第二位置決め面と、を備え、前記第一位置決め面又は前記第二位置決め面の何れか一方は前記対象物の角部に当接可能な屈曲部を有し、前記第一位置決め面又は前記第二位置決め面の何れか他方は前記対象物の下面に接触可能な平面部のみを有していてもよい。
また、前記位置決め装置は、前記位置決め治具の前記接平面が前記特定部位に当接した状態を保持する治具保持手段を備えていてもよい。
また、前記対象物は、例えば、前記特定部位に対して所定の照射角度でX線を照射し、前記特定部位による回折X線を検出するX線回折装置である。
また、本発明によれば、曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で位置決めする位置決め方法において、前記特定部位に当接可能な接平面を有する当接部と、前記接平面に対して所定の姿勢に設定された位置決め面を有する位置決め部と、を備えた位置決め治具を用い、前記特定部位に前記接平面を当接させ、前記位置決め面に前記対象物を宛がった後、前記対象物を固定し、前記位置決め治具を取り除く、ことを特徴とする位置決め方法が提供される。
前記位置決め治具の当接時に、前記当接部の内側から光を照射して前記接平面と前記特定部位との間から漏洩する光量を確認しながら、前記位置決め治具の姿勢を調整するようにしてもよい。
上述した本発明に係る位置決め装置及び位置決め方法によれば、測定部位に当接される当接部と対象物の姿勢を規定する位置決め部とを有する位置決め治具を用いることにより、測定部位に当接部を当接させた状態で位置決め部に対象物を宛がうことにより対象物を位置決めすることができる。したがって、本発明によれば、ワークの曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で容易かつ高精度に位置決めすることができる。
本発明の一実施形態に係る位置決め装置を示す斜視図である。 治具位置決め工程を示す斜視図である。 図2に示した工程の側面断面図である。 対象物位置決め工程を示す側面断面図であり、(A)は位置決め治具に対象物を宛がった状態、(B)は位置決め治具を取り除いた状態、を示している。 位置決め治具のワーク当接状態を示す拡大断面図であり、(A)はワークの曲面の法線と当接部材の軸線とが一致している状態、(B)はワークの曲面の法線と当接部材の軸線とが一致していない状態、を示している。 位置決め治具の変形例を示す図であり、(A)は側面図、(B)は正面図、である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図6(B)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係る位置決め装置を示す斜視図である。図2は、治具位置決めを示す斜視図である。図3は、図2に示した工程の側面断面図である。図4は、対象物位置決め工程を示す側面断面図であり、(A)は位置決め治具に対象物を宛がった状態、(B)は位置決め治具を取り除いた状態、を示している。図5は、位置決め治具のワーク当接状態を示す拡大断面図であり、(A)はワークの曲面の法線と当接部材の軸線とが一致している状態、(B)はワークの曲面の法線と当接部材の軸線とが一致していない状態、を示している。
本発明の一実施形態に係る位置決め装置1は、図1〜図4(B)に示したように、曲面上の特定部位pに対して対象物5を所定の姿勢で位置決めする位置決め装置であって、特定部位pに当接可能な接平面21aを有する当接部21と、接平面21aに対して所定の姿勢に設定された位置決め面22aを有する位置決め部22と、を有する位置決め治具2と、位置決め治具2の接平面21aが特定部位pに当接した状態を保持する治具保持手段3と、を備え、特定部位pに接平面21aを当接させた状態で位置決め面22aに対象物5を宛がうことにより対象物5を位置決めするようにしたものである。ここで、「姿勢」とは、接平面21aに対する傾きを意味している。
特定部位pは、例えば、配管等の曲面を有するワークW上の部位である。また、対象物5は、例えば、特定部位pに対して所定の照射角度ψでX線を照射し、特定部位pによる回折X線を検出するX線回折装置である。したがって、特定部位pは、例えば、X線回折装置により残留応力を測定する測定部位に相当する。
対象物5(X線回折装置)は、例えば、図2に示したように、X線を出力するX線源51と、ワークWの特定部位pによって回折された回折X線の位置を検出するイメージングプレート52と、を備えている。X線源51及びイメージングプレート52は、筐体53に収納される。筐体53は、例えば、X線源51の前面に配置されるとともにX線源51から出力されるX線の光軸54と直交する基準面55と、基準面55に対してX線の照射方向と反対方向に略垂直に配置された側面56と、基準面55に隣接し基準面55及び側面56に対して略垂直に配置された段差面57と、を備えている。
かかるX線回折装置(対象物5)は、例えば、金属材料からなる配管等の対象物であるワークWの曲面上の特定部位pに対してX線を所定の照射角度ψで照射し、特定部位pによる回折X線の位置をイメージングプレート52によって検出し、その検出位置に基づき、ワークWの特定部位pにおける残留応力を算出する。この場合、残留応力を高精度に算出するためには、X線源51と特定部位pとの間の距離を高精度に設定するとともに、特定部位pの法線nに対するX線の照射角度ψを所定の許容範囲、例えば、ψ=35°±2°の範囲に設定する必要がある。
そこで、本実施形態では、当接部21と位置決め部22とを有する位置決め治具2を用いて、対象物5(X線回折装置)の位置決めを行っている。位置決め治具2は、上述したように、ワークWに当接される当接部21と、対象物5(X線回折装置)に宛がわれる位置決め部22と、を有している。
当接部21は、例えば、図1及び図3に示したように、筒形状の本体部211と、本体部211の先端に配置され接平面21aを形成する縮径部212と、を備えている。接平面21aは、縮径部212に先端に形成された端面によって構成される。ここでは、本体部211が円筒形状を有し、縮径部212が略中空円錐台形状を有しているが、かかる形状に限定されるものではない。本体部211は、例えば、中空多角柱形状であってもよいし、楕円筒形状であってもよい。また、縮径部212は、例えば、徐々に縮径する形状であってもよいし、階段状に細くなる形状であってもよい。
接平面21aは、曲面に当接される部分であることから、ワークWに対して十分小さい外形を有していることが好ましい。例えば、接平面21aは、特定部位pの接平面21aに対応する部分が局所的に平面とみなせる程度の大きさであってもよいし、接平面21aを特定部位pに当接させたときの隙間が1mm以下となる程度の大きさであってもよい。なお、接平面21aは、当接部21の軸線23に直交するように形成される。
位置決め部22は、例えば、板部材を屈曲して形成した部品であり、当接部21の本体部211に固定される接続部221と、接続部221に連接して形成された位置決め面22aと、を備えている。接続部221は、例えば、略長方形を有する板部材の略中央部を略コ字形状に屈曲した部分である。接続部221は、略中央部に当接部21の本体部211の中空部と連通する開口部221aを有し、開口部221aの外周に沿って配置されるボルトやリベット等の締結具221bによって、当接部21の本体部211に固定される。なお、位置決め部22は、溶接や接着剤等により本体部211に固定してもよいし、本体部211と一体に形成してもよい。
位置決め面22aは、図1及び図3に示したように、接平面21aに対して照射角度ψ(傾斜角度)を有するように屈曲された平面により形成される。ここで、位置決め面22aは、対象物5(X線回折装置)の姿勢を安定させるために、接続部221の両側に形成することが好ましい。具体的には、位置決め部22は、当接部21を挟んで一方の側に形成された第一位置決め面22a1と、当接部21を挟んで他方の側に形成された第二位置決め面22a2と、を備えている。図示したように、第一位置決め面22a1は対象物5の角部(基準面55と側面56との境界部)に当接可能な屈曲部22bを有し、第二位置決め面22a2は対象物5の下面(基準面55)に接触可能な平面部のみを有している。
また、位置決め部22を形成する板部材は、図3に示したように、傾斜方向上方側の端部が本体部211の軸心方向に対して内径側に傾斜した傾斜部22cを有している。傾斜部22cは、対象物5の段差面57に当接可能に形成される。かかる形状の位置決め部22によれば、位置決め面22aにより対象物5の傾きを規定することができ、屈曲部22bにより対象物5の横幅方向(左右方向)の位置を規定することができ、傾斜部22cにより対象物5の長さ方向(高さ方向)の位置を規定することができる。なお、傾斜部22cは、例えば、板部材を屈曲させて位置決め部22を形成した後、上端側の角部を切り落とすことにより形成される。
また、図3に示したように、位置決め治具2は、接平面21aに光を透過可能な貫通孔21bを有していてもよい。貫通孔21bは、接平面21aに形成された開口部と、本体部211の内部の空洞と、接続部221に形成された開口部221aと、により構成される。位置決め治具2に貫通孔21bを形成することにより、例えば、図5(A)に示したように、当接部21がワークWの特定部位pに正しく当接した場合には貫通孔21bから漏洩する光量が少ない。一方、例えば、図5(B)に示したように、当接部21がワークWの特定部位pに対して斜めに当接した場合には貫通孔21bから漏洩する光量が多くなる。
したがって、貫通孔21bを有する位置決め治具2を用いることにより、位置決め治具2の当接時に、当接部21の内側から光を照射して接平面21aと特定部位pとの間から漏洩する光量を確認しながら、位置決め治具2の姿勢を調整することができる。
また、図1に示したように、位置決め装置1は、位置決め治具2の接平面21aが特定部位pに当接した状態を保持する治具保持手段3を備えている。治具保持手段3は、例えば、アーム31と、アーム31の端部に自在継手32を介して連結されるハンド33と、を備えている。アーム31は、互いに直交する矢印x,y,z方向に移動可能に構成されている。
また、ハンド33は、自在継手32を中心として、互いに直交する3つの回転軸回りの矢印α,β,γ方向に回転可能である。ハンド33は、例えば、断面コ字形状を有し、その内側の一端に配置される弾性部材331と、弾性部材331の対面に螺合されるボルト332と、を備えている。この弾性部材331とボルト332とにより、位置決め治具2の当接部21(具体的には、本体部211)を挟持する。弾性部材331は、当接部21の本体部211の側面を拘束する略V字形状の溝を有していてもよい。
図示しないが、アーム31の他端は、例えば、床面や机上に載置又は固定された支持部材に接続されている。治具保持手段3は、図示した構成に限定されるものではなく、例えば、6軸ロボットアームのように、ハンド33を矢印x,y,z方向及び矢印α,β,γ方向に移動できるものであればよい。また、ハンド33は、バネ部材を用いて位置決め治具2の当接部21を把持するものであってもよい。
次に、図1〜図5(B)を参照しつつ、位置決め治具2を用いた位置決め方法について説明する。本発明の一実施形態に係る位置決め方法は、曲面上の特定部位pに対して対象物5を所定の姿勢で位置決めする位置決め方法であって、特定部位pに当接可能な接平面21aを有する当接部21と、接平面21aに対して所定の姿勢に設定された位置決め面22aを有する位置決め部22と、を備えた位置決め治具2を用い、特定部位pに接平面21aを当接させた状態で位置決め治具2を固定し、位置決め面22aに対象物5を宛がった状態で対象物5を固定し、位置決め治具2を特定部位pから取り除くようにしている。
本実施形態において、特定部位pに接平面21aを当接させた状態で位置決め治具2を固定する工程を治具位置決め工程と称し、位置決め面22aに対象物5を宛がった状態で対象物5を固定し位置決め治具2を特定部位pから取り除く工程を対象物位置決め工程と称するものとする。
治具位置決め工程では、例えば、図2に示したように、位置決め治具2をワークWの表面に当接させた状態で治具保持手段3により位置決めする。このとき、当接部21の内側から光を照射して接平面21aと特定部位pとの間から漏洩する光量を確認しながら、位置決め治具2の姿勢を調整するようにしてもよい。図5(A)及び(B)に示したように、接平面21aと特定部位pとの間から漏洩する光量を確認することにより、位置決め治具2をワークWの表面に正しく当接させることができる。
対象物位置決め工程では、例えば、図4(A)に示したように、位置決め治具2に対象物5を当接させた状態で位置決めする。具体的には、位置決め治具2の位置決め面22aに対象物5の基準面55を当接させ、第一位置決め面22a1に形成された屈曲部22bに対象物5の角部(基準面55と側面56との境界部)を当接させ、本体部211に形成された傾斜部22cに対象物5の段差面57を当接させる。
対象物5は、その状態で、図示しない固定治具に固定される。固定治具は、例えば、テーブル上に配置され昇降軸を備えた台座と、昇降軸に昇降可能に配置され屈曲可能に構成されたアームと、を有している。また、固定治具は、床上に配置され昇降軸を備えた三脚と、昇降軸に昇降可能に配置され屈曲可能に構成されたアームと、を有していてもよい。
このように、上述した位置決め治具2を用いることにより、位置決め面22aにより対象物5の傾きを規定することができ、屈曲部22bにより対象物5の横幅方向(左右方向)の位置を規定することができ、傾斜部22cにより対象物5の長さ方向(高さ方向)の位置を規定することができる。
対象物5を固定治具に固定した後、図5(B)に示したように、位置決め治具2をワークWから取り除く。具体的には、対象物5の角部(基準面55と側面56との境界部)に当接している屈曲部22bを対象物5から離隔する方向に引く抜くことにより、位置決め治具2を取り除く。このとき、治具保持手段3を外してから位置決め治具2を取り除くようにしてもよいし、治具保持手段3ごと位置決め治具2を取り除くようにしてもよい。
上述した位置決め治具2は、第一位置決め面22a1に屈曲部22bを有しているが、第二位置決め面22a2に屈曲部が形成されておらず、平面部のみが形成されていることから、第一位置決め面22a1を対象物5から引き離す方向にスライドさせることにより、容易に位置決め治具2をワークWから取り除くことができる。
以上の工程により、ワークWが曲面を有している場合であっても、ワークWに対して対象物5を所定の姿勢に容易に位置決めすることができる。特に、対象物5がX線回折装置の場合には、測定対象物にX線を所定の照射角度で照射することができ、測定対象物の残留応力を高精度に算出することができる。
次に、位置決め治具2の変形例について、図6(A)及び(B)を参照しつつ説明する。ここで、図6は、位置決め治具の変形例を示す図であり、(A)は側面図、(B)は正面図、である。上述した実施形態に係る位置決め治具2と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図6に示した位置決め治具2は、当接部21の本体部211に接続される接続部221を略平面状に形成したものである。接続部221は、略長方形の板部材により形成され、横幅方向の一端を屈曲させた屈曲部22bを有し、残りの平面部が位置決め面22aを形成している。位置決め面22aを形成する平面部には、開口部221aが形成されていてもよい。
かかる位置決め治具2では、図6(A)に示したように、接続部221を形成する平面部を照射角度ψだけ傾斜させて接続部221に固定している。なお、ここでは、本体部211と接続部221とを接続するボルトやリベット等の締結具については図を省略してある。また、かかる位置決め治具2では、接続部221を形成する平面部の上端部が対象物5の段差面57に当接する傾斜部22cを構成している。
かかる位置決め治具2では、接続部221を屈曲させて位置決め面22aを形成する必要がなく、位置決め面22aの面出しを容易に行うことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、例えば、対象物5は、X線回折装置以外の計測装置であってもよい、ワークWを加工する工具であってもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 位置決め装置
2 位置決め治具
3 治具保持手段
5 対象物
21 当接部
21a 接平面
21b 貫通孔
22 位置決め部
22a 位置決め面
22a1 第一位置決め面
22a2 第二位置決め面
22b 屈曲部
22c 傾斜部
23 軸線
31 アーム
32 自在継手
33 ハンド
51 X線源
52 イメージングプレート
53 筐体
54 光軸
55 基準面
56 側面
57 段差面
211 本体部
212 縮径部
221 接続部
221a 開口部
221b 締結具
331 弾性部材
332 ボルト


Claims (7)

  1. 曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で位置決めする位置決め装置において、
    前記特定部位に当接可能な接平面を有する当接部と、前記接平面に対して所定の姿勢に設定された位置決め面を有する位置決め部と、を有する位置決め治具を備え、
    前記特定部位に前記接平面を当接させた状態で前記位置決め面に前記対象物を宛がうことにより前記対象物を位置決めするようにした、
    ことを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記位置決め治具は、前記接平面に光を透過可能な貫通孔を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 前記位置決め部は、前記当接部を挟んで一方の側に形成された第一位置決め面と、前記当接部を挟んで他方の側に形成された第二位置決め面と、を備え、前記第一位置決め面又は前記第二位置決め面の何れか一方は前記対象物の角部に当接可能な屈曲部を有し、前記第一位置決め面又は前記第二位置決め面の何れか他方は前記対象物の下面に接触可能な平面部のみを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  4. 前記位置決め治具の前記接平面が前記特定部位に当接した状態を保持する治具保持手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  5. 前記対象物は、前記特定部位に対して所定の照射角度でX線を照射し、前記特定部位による回折X線を検出するX線回折装置である、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置決め装置。
  6. 曲面上の特定部位に対して対象物を所定の姿勢で位置決めする位置決め方法において、
    前記特定部位に当接可能な接平面を有する当接部と、前記接平面に対して所定の姿勢に設定された位置決め面を有する位置決め部と、を備えた位置決め治具を用い、
    前記特定部位に前記接平面を当接させた状態で前記位置決め治具を固定し、前記位置決め面に前記対象物を宛がった状態で前記対象物を固定し、前記位置決め治具を前記特定部位から取り除く、
    ことを特徴とする位置決め方法。
  7. 前記位置決め治具の当接時に、前記当接部の内側から光を照射して前記接平面と前記特定部位との間から漏洩する光量を確認しながら、前記位置決め治具の姿勢を調整する、ことを特徴とする請求項6に記載の位置決め方法。


JP2015243646A 2015-12-14 2015-12-14 位置決め装置及び位置決め方法 Active JP6576814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015243646A JP6576814B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 位置決め装置及び位置決め方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015243646A JP6576814B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 位置決め装置及び位置決め方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017110950A JP2017110950A (ja) 2017-06-22
JP6576814B2 true JP6576814B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=59081577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015243646A Active JP6576814B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 位置決め装置及び位置決め方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6576814B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7178779B2 (ja) * 2017-12-20 2022-11-28 株式会社クボタ 位置決め治具及び位置決め方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4614074Y1 (ja) * 1966-10-27 1971-05-18
JPH0622240Y2 (ja) * 1988-02-02 1994-06-08 新日本製鐵株式会社 携帯用x線回折装置
JPH0684333U (ja) * 1993-05-20 1994-12-02 バブコック日立株式会社 ゴニオメータの位置決め装置
US7646847B2 (en) * 2008-05-01 2010-01-12 Bruker Axs Inc. Handheld two-dimensional X-ray diffractometer
JP2012122737A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd X線回折装置
JP5915943B2 (ja) * 2013-06-06 2016-05-11 パルステック工業株式会社 回折環形成システム及びx線回折測定システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017110950A (ja) 2017-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5643082B2 (ja) 作業の良否判定システム及び良否判定方法
JP2012106303A (ja) 薄板ワークの固定装置およびそれを用いた薄板ワークの加工装置
JP5856212B2 (ja) 工作機械の工具に対してワークを回転可能に支持する治具及び加工システム
JP2011240426A (ja) 罫書き工具
US20170151670A1 (en) Tool calibration apparatus of robot manipulator
KR102471348B1 (ko) 피스에 대한 리벳팅 작동 장치의 위치를 체크 및 수정하기 위한 장치를 포함하는 피스에 리벳을 적용하기 위한 장치
JP6576814B2 (ja) 位置決め装置及び位置決め方法
US20190337082A1 (en) Arc-point adjustment rod attachment structure, articulated welding robot, and welding device
JP6087483B1 (ja) レーザ加工機、補正値算出装置及びプログラム
JP2006297559A (ja) キャリブレーションシステムおよびロボットのキャリブレーション方法
JP4820643B2 (ja) 溶接トーチの矯正装置
US20160008980A1 (en) Inspection system for inspecting object using force sensor
JP2007175734A5 (ja)
US7262385B2 (en) Material processing device
CN105479469B (zh) 用于自动机械的正交定位装置、系统和方法
KR101564026B1 (ko) 계측타겟 고정 지그
JP6528392B2 (ja) 加工装置
JP7544511B2 (ja) 角度キャリブレーション方法
WO2017088112A1 (zh) 一种机器人示教定位装置及方法
TWM558991U (zh) 連接驗證工具
US10393494B2 (en) Straightness checking method
JP2013126670A (ja) レーザー加工ロボットシステム
JP6015400B2 (ja) 溶接部材の溶接位置決め方法及び該溶接位置決め方法に用いる溶接部材調整装置並びに溶接部材の溶接位置決め装置
JP2007075956A (ja) 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法
JP2017001155A (ja) ワーク保持機構、加工装置、及びワークの加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6576814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250