JP6572967B2 - プログラム取得方法、情報処理端末、及びプログラム - Google Patents

プログラム取得方法、情報処理端末、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、プログラム取得方法、情報処理端末、及びプログラムに関する。
スマートフォン等の情報処理端末に対して、当該情報処理端末のユーザの状況(居場所や時間等)に対応したアプリケーションが、自動的に配信される仕組みが有る。例えば、ユーザの状況が、所定の状況になったことが検知されると、当該所定の状況に対応するアプリケーションが、当該ユーザの情報処理端末に配信される。換言すれば、斯かるアプリケーションは、所定の状況下においてのみ利用が許可される。
国際公開第2010/109776号 特開2014−112321号公報 国際公開第2010/079772号
しかしながら、所定の状況になってからアプリケーションの配信が開始されたのでは、ユーザは、所定の状況下において直ちにアプリケーションを利用することが困難である。また、所定の状況において、情報処理端末がネットワークに接続できない場合、ユーザは、所定の状況であるにも拘わらず、アプリケーションを入手することができない。
そこで、一側面では、所定の状況下で利用が許可されるプログラムの利用を円滑化することを目的とする。
一つの案では、情報処理端末は、当該情報処理端末に関して検知される状況について、所定のプログラムの利用が許可される第1の状況への適合の度合いを算出し、前記適合の度合いが、前記第1の状況に該当することを示す第1の値から所定の範囲内になると、前記適合の度合いが前記第1の値を示す前に前記所定のプログラムを取得して記憶部に記憶し、前記所定のプログラムを取得後に前記適合の度合いが前記第1の値を示すまで前記所定のプログラムの利用を制限し、前記適合の度合いが前記第1の値を示すと、前記記憶部に記憶された前記所定のプログラムの利用を許可する、処理を実行する。
一態様によれば、所定の状況下で利用が許可されるプログラムの利用を円滑化することができる。
本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアプリ管理サーバ及びユーザ端末の機能構成例を示す図である。 ルール記述の受信に応じてユーザ端末が実行する処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ルール記述の構成例を示す図である。 要素確率評価部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 センサ値から要素確率への第1の変換例を説明するための図である。 センサ値から要素確率への第2の変換例を説明するための図である。 ルール確率評価部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ルール確率の算出例を示す図である。 アプリ制御部によるルール確率の受信に応じて実行される処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 Webアプリに関する制御の一例を説明するための図である。 第一のルール記述に関してユーザ端末が実行する処理内容を説明するための図である。 第二のルール記述に関してユーザ端末が実行する処理内容を説明するための図である。 第三のルール記述に関してユーザ端末が実行する処理内容を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。図1において、アプリ管理サーバ20は、無線LAN(Local Area Network)や移動体通信網等の無線通信、又は有線LANやシリアル通信等の有線通信等を介して1以上のユーザ端末10と通信可能である。なお、説明の便宜上、図1に示されるシステム構成は、或る企業内(以下、「企業A」という。)において構築されていることとする。
ユーザ端末10は、ユーザによって直接操作される端末である。ユーザ端末10の一例として、スマートフォン及びタブレット端末等のスマート端末が挙げられる。但し、PC(Personal Computer)等、他の種類の情報処理端末であって、無線又は有線通信が可能な情報処理端末が、ユーザ端末10として利用されてもよい。
アプリ管理サーバ20は、各ユーザ端末10のユーザのコンテキストに対応したWebアプリケーションプログラム(以下、「Webアプリ」という。)を、各ユーザ端末10に配信するコンピュータである。コンテキストとは、例えば、現在の所在地、現在の日時、現在の天候等、ユーザが置かれた状況を示す概念である。なお、ユーザ端末10は、ユーザによって携帯される。したがって、ユーザのコンテキストは、ユーザ端末10に関するコンテキストであるといえる。
なお、Webアプリとは、HTML(HyperText Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、及びJavaScript(登録商標)等を構成要素とするアプリケーションプログラムである。例えば、本実施の形態におけるWebアプリは、Packaged Web Apps形式(http://www.w3.org/TR/widgets/参照)のWebアプリであってもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。図2において、ユーザ端末10は、CPU101、メモリ102、補助記憶装置103、タッチパネル104、無線通信装置105、及びセンサ群106等を有する。
補助記憶装置103は、ユーザ端末10にインストールされたプログラム等を記憶する。メモリ102は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置103からプログラムを読み出して記憶する。CPU101は、メモリ102に記憶されたプログラムに従ってユーザ端末10に係る機能を実現する。
タッチパネル104は、入力機能と表示機能との双方を備えた電子部品であり、情報の表示や、ユーザからの入力の受け付け等を行う。タッチパネル104は、表示装置111及び入力装置112等を含む。
表示装置111は、液晶ディスプレイ等であり、タッチパネル104の表示機能を担う。入力装置112は、表示装置111に対する接触物の接触を検出するセンサを含む電子部品である。接触物の接触の検出方式は、静電方式、抵抗膜方式、又は光学方式等、公知の方式のいずれであってもよい。なお、接触物とは、タッチパネル104の接触面(表面)に接触する物体をいう。斯かる物体の一例として、ユーザの指や専用又は一般のペン等が挙げられる。無線通信装置105は、無線通信を行うために必要とされる電子部品である。
センサ群106は、1以上の種類のセンサの集合である。例えば、GPS(Global Positioning System)センサ、時間センサ(タイマー)、NFC(Near field communication)センサ等が、センサ群106を構成してもよい。本実施の形態において、センサ群106は、ユーザ端末10のユーザのコンテキストを把握するために用いられる。
図3は、本発明の実施の形態におけるアプリ管理サーバ及びユーザ端末の機能構成例を示す図である。図3において、アプリ管理サーバ20は、ルール配信部21及びアプリ配信部22等を有する。これら各部は、アプリ管理サーバ20にインストールされた1以上のプログラムが、アプリ管理サーバ20のCPUに実行させる処理により実現される。アプリ管理サーバ20は、また、ルール記憶部23及びアプリ記憶部24等を利用する。これら各記憶部は、アプリ管理サーバ20が有する補助記憶装置、又はアプリ管理サーバ20にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
ルール配信部21は、ルール記憶部23に記憶されているルール記述を、各ユーザ端末10に配信する。ルール記述とは、ルールが記述されているデータをいう。ルールとは、Webアプリの実行条件を含む情報をいう。Webアプリの実行条件とは、当該Webアプリの実行(又は利用)が許可されるために満たされるべき条件をいう。実行条件は、コンテキストに基づいて設定される。すなわち、実行条件は、Webアプリの実行が許可されるコンテキストを示す情報である。複数の状態又は状況の組み合わせによって、実行条件が形成されてもよい。実行条件の一例として、以下の例1〜例3が挙げられる。
例1)10:00〜11:00の間だけ実行可能
例2)10:00〜11:00の間で、かつ、武蔵中原駅構内で実行可能
例3)10:00〜11:00の間、又は、武蔵な原駅構内で実行可能
ルール記憶部23は、Webアプリごとにルール記述を記憶する。但し、同じコンテキストに対して複数のWebアプリの実行が許可される場合、これらの複数のWebアプリの集合(以下、「アプリセット」という。)に対して1つのルール記述が設定されてもよい。ルール記述の配信は、例えば、ルール記憶部23に対するルールの登録に応じて行われる。
アプリ配信部22は、ルール記述における実行条件を満たしたユーザ端末10に対して、当該ルール記述に係るWebアプリを配信する。アプリ記憶部24は、配信候補のWebアプリを記憶する。
一方、ユーザ端末10は、ルール受信部11、要素確率評価部12、ルール確率評価部13、アプリ制御部14、アプリ取得部15、及びアプリ実行部16等を有する。これら各部は、ユーザ端末10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU101に実行させる処理により実現される。ユーザ端末10は、また、アプリ記憶部121を有する。アプリ記憶部121は、例えば、補助記憶装置103を用いて実現可能である。
ルール受信部11は、アプリ管理サーバ20から配信されるルール記述を受信する。ルール受信部11は、受信したルール記述を、ルール確率評価部13に設定する。
要素確率評価部12は、センサ群106を構成するセンサごとに存在する。要素確率評価部12は、当該要素確率評価部12が対応するセンサによって検知される値について、ルール記述に含まれる実行条件の構成要素(以下、「条件要素」という。)のうち、当該センサに対応する条件要素への適合の度合い(以下、「要素確率」という。)を評価する。条件要素とは、実行条件を構成する1つの状況に対応する条件をいう。例えば、上記の例2の実行条件では、「10:00〜11:00の間」と、「武蔵中原駅構内」とのそれぞれが、条件要素に該当する。前者の条件要素は時間に対する条件あり、後者の条件要素は所在位置に対する条件ある。したがって、この場合、前者の条件要素に関する要素確率は、時計であるセンサに対応する要素確率評価部12によって評価される。後者の条件要素に関する要素確率は、GPSセンサに対応する要素確率評価部12によって評価される。
要素確率は、0.0〜1.0(0%〜100%)の間で、ユーザ端末10に関する現在の状況が、当該条件要素を充足する状況にどの程度適合しているのか、又はどの程度近似しているのかを示す情報である。
ルール確率評価部13は、ルール記述ごとに、当該ルール記述の実行条件が満たされる確率を評価する。ルール記述の実行条件が満たされる確率(以下、「ルール確率」という。)率は、当該実行条件を構成する条件要素ごとの要素確率に基づいて評価される。すなわち、ルール確率は、0.0〜1.0(0%〜100%)の間で、ユーザ端末10に関する現在の状況が、実行条件を充足する状況にどの程度適合しているのか、又はどの程度近似しているのかを示す情報である。
アプリ制御部14は、Webアプリの取得時期と起動時期とを判断する。例えば、アプリ制御部14は、ルール確率評価部13によって評価されるルール確率が閾値以上となると、当該ルール確率に係るWebアプリの取得を、アプリ取得部15に指示する。また、アプリ制御部14は、ルール確率評価部13によって評価されるルール確率が1.0(100%)になると、当該ルール確率に係るWebアプリの起動を、アプリ実行部16に指示する。
アプリ取得部15は、アプリ制御部14から取得を指示されたWebアプリを、アプリ管理サーバ20から取得(ダウンロード)する。取得されたWebアプリは、アプリ記憶部121に記憶される。この際、取得されたWebアプリは、ユーザによる利用が制限された状態(以下、「利用制限状態」という。)でアプリ記憶部121に記憶される。アプリ取得部15によってWebアプリが取得された時点においては、Webアプリの実行条件は満たされていないため、当該実行条件が満たされるまで、当該Webアプリの利用が許可されるのは適切ではないからである。利用制限状態の実現方法は、所定のものに限定されない。例えば、ユーザからWebアプリの存在が隠蔽されてもよい。Webアプリの存在の隠蔽は、Webアプリのアイコンがホーム画面に表示されないことによって実現されてもよい。また、Webアプリへのアクセスが行われてもWebアプリを解読できないように、Webアプリが暗号化されてアプリ記憶部121に記憶されてもよい。又は、Webアプリのアイコンがホーム画面に表示されるか否かを問わず、Webアプリの起動が許可されないようにしてもよい。また、Webアプリの一部の機能の利用が制限されてもよい。
アプリ実行部16は、アプリ制御部14から取得を指示されたWebアプリを起動する。
以下、ユーザ端末10が実行する処理手順について説明する。図4は、ルール記述の受信に応じてユーザ端末が実行する処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、ルール受信部11は、アプリ管理サーバ20のルール配信部21によって配信されたルール記述を受信する。一度に複数のルール記述が受信されてもよい。ルール受信部11は、受信したルール記述を、ルール確率評価部13に設定する。
続いて、ルール確率評価部13は、設定されたルール確率を解析し、ルール記述から条件要素と、条件要素間の論理演算子とを抽出する(S102)。
図5は、ルール記述の構成例を示す図である。図5には、一つのルール記述の例が示されている。図5において、ルール記述は、ルールID、アプリID、及び実行条件等を含む。ルールIDは、ルール記述ごとの識別情報である。アプリIDは、Webアプリごと、又はアプリセットごとの識別情報である。実行条件は、当該ルール記述におけるアプリIDに係るWebアプリに対する実行条件である。
図5において、実行条件は、「AND(A,B)」と記載されている。ここで、ANDは、引数(ANDに続く括弧内にカンマ区切りで示されている値)に指定される条件要素間の論理関係を示す論理演算子である。当該括弧内には、3つ以上の引数(条件要素)が列挙されてもよい。AND演算子の引数である「A」及び「B」のそれぞれは、条件要素である。なお、「A」及び「B」は、実際には具体的な条件が指定されるが、図5において、各条件要素は、便宜上、符号化されて表現されている。例えば、「A」は、「10:00〜11:00」であり、「B」は、「武蔵中原駅構内」であってもよい。
したがって、ステップS102では、条件要素として、「A」及び「B」が抽出され、論理演算子として「AND」が抽出される。なお、論理演算子としては、例えば、AND、OR、NOT、及びSEQ等が使用可能であってもよい。本実施の形態において、各論理演算子の意味は、例えば、以下の通りである。
AND演算子は、引数の全ての条件要素の要素確率の平均値(1/nΣS)を示す。
OR演算子は、引数の全ての条件要素の要素確率の最大値(max{S,S,・・・S})を示す。
NOT演算子は、引数の条件要素の要素確率を1から差し引いた値(1−S)を示す。なお、NOT演算子の引数は、1つである。
SEQ演算子は、引数の全ての条件要素の要素確率が引数の順番で満たされる過程における、全ての要素確率の平均値(1/nΣS)を示す。すなわち、SEQ演算子は、条件要素が満たされる順番に対して制約が有る点において、AND演算子と異なる。例えば、SEQ(A,B,C)の場合、A、B、Cの順で、条件要素が満たされる(要素確率が1.0となる)ことが必要とされる。仮に、Aの要素確率が、0.0である状態において、B又はCの要素確率が1.0となった場合、当該SEQ演算子の値は、0.0となる。また、Aの要素確率が1.0になった後であって、Bの要素確率が1.0になる前に、Cの要素確率が1.0となった場合も、当該SEQ演算子の値は、0.0となる。
なお、上記において、nは、引数の数である。Sは、i番目の引数に係る条件要素の要素確率である。
なお、上記各論理演算子の意味は、適宜変更されてもよい。また、他の論理演算子が追加されてもよい。
続いて、ルール確率評価部13は、抽出された条件要素ごとに、当該条件要素に対応する要素確率評価部12に当該条件要素とルールIDとを設定する(S103)条件要素を設定された要素確率評価部12は、例えば、メモリ102に、ルールIDに関連付けて条件要素を記憶する。
続いて、条件要素を設定された各要素確率評価部12が実行する処理手順について説明する。図6は、要素確率評価部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、要素確率評価部12は、センサ群106のうち、自らに対応するセンサによって検知、検出、測定、又は計測された値(以下、「センサ値」という)を取得する。続いて、要素確率評価部12は、取得されたセンサ値を、自らに設定されている条件要素に基づいて要素確率に変換する(S202)。センサ値の要素確率への変換は、例えば、要素確率評価部12ごとに予め実装されている評価関数に基づいて行われる。例えば、時間に対する条件要素であれば、図7に示されるような評価関数によって、要素確率への変換が行われてもよい。
図7は、センサ値から要素確率への第1の変換例を説明するための図である。図7には、条件要素が10:00〜11:00である場合の評価関数の一例が示されている。すなわち、図7に示されている曲線は、当該評価関数を示す曲線である。
図7の例では、10時に近づくにしたがって、要素確率が上昇し、10:00〜11:00の期間において、要素確率は1.0となり、11:00を経過すると、要素確率は下降し始めるような評価関数が示されている。なお、時間の場合、変化の方向は一方向であるため、11:00の直後が、当該要素条件への適合の度合いが最も低いともいえる。したがって、11:00の直後において、要素確率が0.0になるような評価関数が用いられてもよい。なお、時間のように、一定かつ一方向に変化する事象については、或る状況に対する適合の度合いは正確に把握可能である。
また、場所、温度、湿度等、変化の速度が比較的ゆっくりである事象についても、図7と同様の考え方で評価関数が生成されてもよい。すなわち、要素条件に指定されている範囲に近付けば近づくほど、要素確率が1.0に近くなるような評価関数によって、センサ値が要素確率に変換されてもよい。
一方、NFCタグに記憶されている値のように、離散的な値をセンサ値とするセンサに対応する要素確率評価部12は、例えば、各センサ値間の遷移確率に基づいて、当該センサ値を要素確率に変換してもよい。
図8は、センサ値から要素確率への第2の変換例を説明するための図である。図8において、各円内の値(A、B、C)は、例えば、3つのNFCタグのそれぞれに記憶されている値(センサ値)である。図8では、Aが検知された後にBが検知される確率が0.8であり、Aが検知された後にCが検知される確率が0.2であることが示されている。また、Bが検知された後にCが検知される確率が0.9であり、Bが検知された後にAが検知される確率が0.1であることが示されている。
このような遷移確率は、各NFCタグが配置されている位置から、他のNFCタグが配置されている位置にユーザが移動する確率であってもよい。すなわち、NFCタグに関するセンサ値は、当該NFCタグの配置位置を識別する情報として解釈されてもよい。例えば、Cに係るNFCタグがユーザの職場に設置されており、Bに係るNFCタグが職場の正門に設置されており、Aが職場の最寄り駅に設置されているとする。この場合、ユーザが、地点Aに到達した場合、地点Cに向かう可能性が発生する。図8では、当該可能性は、0.2の要素確率として示されている。また、ユーザが、Bに到達した場合、地点Cに向かう可能性は高くなる。図8では、当該可能性は、0.9の要素確率として示されている。
図8に示されるような評価関数を有し、要素条件としてCが設定されている要素確率評価部12は、例えば、センサ値としてAが取得された場合は、要素確率として、0.2を出力する。
続いて、要素確率評価部12は、ステップS202において得られた最新の要素確率が、前回のセンサ値の取得時において得られた要素確率と異なるか否かを判定する(S203)。最新の要素確率が、前回の要素確率と異なる場合(S203でYes)、要素確率評価部12は、最新の要素確率と、当該要素確率に係る条件要素に対応するルールIDとをルール確率評価部13に送信する(S204)。一方、最新の要素確率が、前回の要素確率と同じである場合(S203でNo)、ステップS204は実行されなくてもよい。
続いて、要素確率評価部12は、要素確率の評価を終了すべきか否かを判定する(S205)。要素確率評価部12は、要素確率の評価を継続すべきであると判定した場合(S205でNo)、センサ値の取得を待機して(S206)、ステップS201以降を繰り返す。センサ値の取得の待機は、例えば、一定時間の待機であってもよいし、NFCタグが検知されるまでといったように、センサからセンサ値が入力されるまでの待機であってもよい。
一方、要素確率評価部12は、要素確率の評価を終了すべきであると判定した場合(S205でYes)、図6の処理を終了する。例えば、当該要素確率評価部12に設定されている条件要素が無効となったことがルール確率評価部13から通知された場合や、ユーザによる操作によって強制的に評価の中止が指示された場合等に、要素確率評価部12は、要素確率の評価を終了すべきであると判定する。
なお、一つの要素確率評価部12に対して複数の条件要素が設定された場合、例えば、ステップS202においては、条件要素ごとに要素確率への変換が実行される。また、ステップS203の判定は、条件要素別に実行される。
続いて、各要素確率評価部12から要素確率を受信するルール確率評価部13が実行する処理手順について説明する。図9は、ルール確率評価部が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ルール確率評価部13は、各要素確率評価部12からの要素確率の受信を待機している(S301)。いずれかの要素確率評価部12から送信された要素確率及びルールIDが受信されると(S301でYes)、ルール確率評価部13は、当該ルールIDに対応付けて当該要素確率を、例えば、メモリ102に記憶する(S302)。すなわち、ルールIDごとに、当該ルールIDに係る各条件要素の要素確率が記憶される。
続いて、ルール確率評価部13は、ステップS301において受信された要素確率(以下、「対象要素確率」という。)に係る条件要素が属するルール記述(以下、「対象ルール記述」という。)のルール確率を評価する(S303)。例えば、対象ルール記述を構成する条件要素が1つである場合、対象要素確率がそのままルール確率とされる。一方、対象ルール記述を構成する条件要素が複数である場合、対象要素確率と、当該ルールを構成するその他の条件要素に対する要素確率(以下、「関連要素確率」という。)とが、対象ルール記述の実行条件に当てはめられることにより、ルール確率が算出される。関連要素確率は、ステップS301において受信されたルールIDに対応付けられてメモリ102に記憶されているはずである。但し、一度も受信されていない関連要素確率の値は0.0とされる。
図10は、ルール確率の算出例を示す図である。図10には、具体的な実行条件ごとに、具体的な要素確率と、ルール確率の算出結果とが示されている。
(1)は、ルール記述が、AND(A,B,C)であって、Aの要素確率が0.9、Bの要素確率が0.5、Cの要素確率が0.7である場合のルール確率の算出結果を示す。AND演算子は、全ての要素確率の平均であるため、この場合、(0.9+0.5+0.7)÷3=0.7が、ルール確率となる。
(2)は、ルール記述が、OR(A,B,C)であって、Aの要素確率が0.9、Bの要素確率が0.5、Cの要素確率が0.7である場合のルール確率の算出結果を示す。OR演算子は、全ての要素確率の中の最大値であるため、この場合、0.9が、ルール確率となる。
(3)は、ルール記述が、NOT(A)であって、Aの要素確率が0.9である場合のルール確率の算出結果を示す。この場合、1−0.9=0.1が、ルール確率となる。
(4)は、ルール記述が、SEQ(A,B,C)であって、Aの要素確率が1.0、Bの要素確率が1.0、Cの要素確率が0.5である場合のルール確率の算出結果を示す。但し、A、Bの順に、要素確率が1.0になったこととする。この場合、(1.0+1.0+0.5)÷3=0.83が、ルール確率となる。
(5)は、ルール記述が、AND(A,OR(D,E),C)であって、Aの要素確率が0.9、Cの要素確率が0.7、Dの要素確率が0.6、Eの要素確率が0.3である場合のルール確率の算出結果を示す。この場合、D及びEのうちの最大値は、0.6である。したがって、OR(D,E)の値は、0.6である。よって、この場合、(0.9+0.6+0.7)÷3=0.73が、ルール確率となる。
続いて、ルール確率評価部13は、ステップS303における評価結果(ルール確率)が、対象ルール記述に関する前回の評価結果(ルール確率)と異なるか否かを判定する(S304)。対象ルール記述に関する評価結果が前回と異なる場合、ルール確率評価部13は、ステップS303における評価結果であるルール確率と、対象ルール記述のアプリIDとをアプリ制御部14に送信し(S305)、ステップS301以降を繰り返す。一方、対象ルール記述に関する評価結果が前回と同じである場合(S304でNo)、ステップS305は実行されずに、ステップS301以降が繰り返されてもよい。
続いて、ルール確率評価部13から送信されたルール確率がアプリ制御部14によって受信されることにより実行される処理手順について説明する。図11は、アプリ制御部によるルール確率の受信に応じて実行される処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
アプリ制御部14は、ルール確率評価部13から送信されたルール確率を受信すると、当該ルール確率が、閾値以上であるか否かを判定する(S401)。閾値は、全ルール記述に対して共通の値であってもよいし、ルール記述ごとに異なる値であってもよい。閾値がルール記述ごとに異なる場合、ルール記述に閾値が含まれてもよい。この場合、図9のステップS305において、ルール確率及びアプリIDと共に、対象ルール記述に含まれている閾値が、アプリ制御部14に送信されてもよい。
ルール確率が閾値以上である場合(S401でYes)、すなわち、ルール確率が、1.0から所定の範囲内である場合、アプリ制御部14は、ルール確率と共に受信されたアプリIDを含む、Webアプリの取得要求を、アプリ取得部15に送信する。
アプリ取得部15は、Webアプリの取得要求に応じ、当該取得要求に含まれているアプリID(以下、「対象アプリID」という。)に対応するWebアプリ(以下、「対象アプリ」という。)を、取得済みか否かを判定する(S402)。斯かる判定は、当該アプリIDに対応するWebアプリがアプリ記憶部121に記憶されているか否かに基づいて行うことができる。
対象アプリがアプリ記憶部121にされていない場合(S402でNo)、アプリ取得部15は、対象アプリIDを含む、Webアプリの配信要求をアプリ管理サーバ20に送信する(S403)。アプリ管理サーバ20のアプリ配信部22は、当該配信要求に含まれているアプリIDに対応する対象アプリをアプリ記憶部24から取得し、対象アプリをアプリ取得部15に返信する。アプリ取得部15は、返信された対象アプリを受信し、対象アプリを対象アプリIDに対応付けてアプリ記憶部121に記憶する(S404)。この際、アプリ取得部15は、対象アプリを暗号化して、アプリ記憶部121に記憶してもよい。なお、対象アプリがアプリ記憶部121にされている場合(S402でYes)、ステップS403及びS404は実行されずに、ステップS405に進む。
続いて、アプリ制御部14は、ルール確率が1.0であるか否かを判定する(S405)。ルール確率が1.0未満である場合(S405でNo)、アプリ制御部14は、対象アプリを利用制限状態にする(S406)。例えば、対象アプリが起動されている場合、アプリ制御部14は、対象アプリの停止をアプリ実行部16に要求する。アプリ実行部16は、当該要求に応じ、対象アプリを強制的に停止させる(対象アプリの利用を不許可にする)。また、アプリ制御部14は、ホーム画面において、対象アプリのアイコンを非表示とする。
ルール確率が1.0である場合(S405でYes)、アプリ制御部14は、対象アプリの利用制限状態を解除する(S407)。例えば、対象アプリのアイコンがホーム画面に表示される。続いて、対象アプリのアイコンがユーザによって操作されると、アプリ実行部16は、対象アプリを起動させる(対象アプリの利用を許可する)(S408)。但し、対象アプリの起動は、ステップS407に続いて自動的に行われてもよい。
一方、ルール確率が閾値未満である場合(S401でNo)、すなわち、ルール確率が1.0から所定の範囲外である場合、アプリ制御部14は、対象アプリIDと共に、ルール確率が閾値以下であることを示す情報をアプリ取得部15に送信する。アプリ取得部15は、当該情報を受信すると、対象アプリIDに対応するWebアプリ(すなわち、対象アプリ)が、アプリ記憶部121に記憶されているか否かを判定する(S409)。対象アプリがアプリ記憶部121に記憶されている場合(S409でYes)、アプリ取得部15は、アプリ記憶部121の記憶容量の残量が不足しているか否かを判定する(S410)。例えば、当該残量が所定値以下であるか否かが判定される。当該残量が所定値以下である場合(S410でYes)、アプリ取得部15は、対象アプリをアプリ記憶部121から削除する(S411)。対象アプリがアプリ記憶部121に記憶されていない場合(S409でNo)、又は記憶容量が不足していない場合(S410でNo)、ステップS411は実行されない。但し、対象アプリがアプリ記憶部121に記憶されていれば、アプリ記憶部121の記憶容量の残量に拘わらず、ステップS411が実行されてもよい。
図11において説明した処理手順に基づいて実現されるWebアプリに関する制御の一例について説明する。図12は、Webアプリに関する制御の一例を説明するための図である。図12では、説明の便宜上、10:00〜11:00を実行条件とするルール記述に基づくWebアプリの制御例が示されている。また、対象アプリは、配信されていない状態であるとする。
9:30において、ルール確率が閾値以上になると、図4のステップS403及びS404が実行され、対象アプリが取得される。但し、この時点においてルール確率は、1.0未満であるため、対象アプリは利用制限状態とされる。10:00において、ルール確率が1.0になると、図11のステップS407及びS408が実行され、対象アプリの利用制限状態が解除され、対象アプリが起動される。その後、11:00までは、ルール確率が1.0であるため、ユーザは、対象アプリを利用することができる。
11:00を経過して、ルール確率が1.0未満になると、図11のステップS406が実行され、対象アプリは利用制限状態となる。ルール確率が更に低下して、閾値未満になると、アプリ記憶部121の記憶容量の残量に応じて、図11のステップS411が実行される。その結果、対象アプリはアプリ記憶部121から削除される。
続いて、具体的なルール記述ごとに、ユーザ端末10が実行する処理内容について説明する。図13は、第一のルール記述に関してユーザ端末が実行する処理内容を説明するための図である。
アプリ管理サーバ20において、10:00〜11:00にWebアプリa1の実行を許可することを示すルール記述r1が、ルール記憶部23に登録されると、ルール配信部21は、ルール記述r1を、各ユーザ端末10に配信する(S501)。なお、特定のユーザ端末10に対してのみ有効なルール記述r1が登録されてもよい。この場合、ルール配信部21は、当該特定のユーザ端末10に対してルール記述r1を配信すればよい。
ユーザ端末10のルール受信部11は、ルール記述r1を受信すると、ルール記述r1をルール確率評価部13に設定する(S502)。ルール確率評価部13は、ルール記述r1の条件要素である「10:00〜11:00」を、時間センサ106aに対応する要素確率評価部12aに設定する(S503a)。なお、時間センサ106aは、センサ群106を構成する一つのセンサである。例えば、時間センサ106aは、時計でもよい。「10:00〜11:00」が条件要素として設定された要素確率評価部12aは、例えば、10:00に近付くほど要素確率が高くなる評価関数に基づいて、定期的に要素確率を評価し、評価結果をルール確率評価部13に通知する(S504a)。ルール確率評価部13は、当該要素確率をルール確率として、アプリ制御部14に通知する(S505)。アプリ制御部14は、ルール確率評価部13から定期的に通知されるルール確率が閾値以上になると、ルール記述r1に含まれているアプリIDに係るWebアプリの取得をアプリ取得部15に要求する(S506)。アプリ取得部15は、当該要求に応じ、当該アプリIDに係るWebアプリa1を、アプリ管理サーバ20のアプリ配信部22から取得し(S507)、取得されたWebアプリa1をアプリ記憶部121に記憶する。この時点において、Webアプリa1は、利用制限状態とされる。
その後、時刻が10:00になり、ルール確率が1.0になると、アプリ制御部14は、Webアプリa1の利用制限状態を解除し、アプリ実行部16に対してWebアプリa1の起動を要求する(S508)。アプリ実行部16は、当該要求に応じ、Webアプリa1をアプリ記憶部121から読み込んで起動する(S509)。
時刻が11:00を経過し、ルール確率が1.0未満になると、アプリ制御部14は、Webアプリa1の停止をアプリ実行部16に要求する(S510)。アプリ実行部16は、当該要求に応じ、Webアプリa1を強制的に停止させる。この際、Webアプリa1は、利用制限状態とされる。また、ルール確率が閾値未満になると、アプリ制御部14は、必要に応じて、Webアプリa1の削除をアプリ取得部15に要求する(S511)。アプリ取得部15は、Webアプリa1を、アプリ記憶部121から削除する(S512)。
図14は、第二のルール記述に関してユーザ端末が実行する処理内容を説明するための図である。図14中、図13と同一部分又は同一ステップには同一符号を付し、その説明は適宜省略する。
図14では、10:00〜11:00において渋谷駅でWebアプリa2の実行を許可することを示すルール記述r2が、ルール記憶部23に登録された例が示されている。
この場合、ルール確率評価部13は、ルール記述r2の第1の条件要素である「10:00〜11:00」を、要素確率評価部12aに設定する(S503a)。また、ルール確率評価部13は、ルール記述r2の第2の条件要素である「渋谷駅」を、GPSセンサ106bに対応する要素確率評価部12bに設定する(S503b)。なお、GPSセンサ106bは、センサ群106を構成する一つのセンサであり、GPSによって計測される緯度及び経度を出力する。
要素確率評価部12aは、図13と同様に、要素確率をルール確率評価部13に通知する(S504a)。要素確率評価部12bは、例えば、「渋谷駅」を、緯度及び経度に基づく範囲情報に変換し、GPSセンサ106bによって検知される緯度及び経度が、当該範囲情報の示す範囲に近付けば近付くほど要素確率が高くなる評価関数に基づいて、要素確率を評価し、評価結果をルール確率評価部13に通知する(S504b)。なお、要素確率評価部12aが要素確率を通知するタイミングと、要素確率評価部12bが要素確率を通知するタイミングとは、相互に異なっていてもよい。
ルール確率評価部13は、いずれかの要素確率評価部12から要素確率が通知されるたびに、2つの要素確率と、論理演算子ANDとに基づいて、ルール確率を評価する。本実施の形態において論理演算子ANDは、全要素確率の平均を示す。したがって、ルール確率は、2つの要素確率の平均値をルール確率とし、当該ルール確率をアプリ制御部14に通知する(S505)。
その他の事項については、図13と同様でよい。
図15は、第三のルール記述に関してユーザ端末が実行する処理内容を説明するための図である。図15中、図13と同一部分又は同一ステップには同一符号を付し、その説明は適宜省略する。
図15では、NFCタグの値として「C」が検知されたら、Webアプリa3の実行を許可することを示すルール記述r3が、ルール記憶部23に登録された例が示されている。
この場合、ルール確率評価部13は、ルール記述r3の条件要素である「NFC=C」を、NFCセンサ106cに対応する要素確率評価部12cに設定する(S503c)。NFCセンサ106cは、センサ群106を構成する一つのセンサであり、NFCタグから読み取られた値を出力する。
要素確率評価部12cは、図8に示した遷移モデルに基づいて、要素確率を評価し、評価結果をルール確率評価部13に通知する(S504c)。ルール確率評価部13は、当該要素確率をルール確率としてアプリ制御部14に通知する(S505)。
その他の事項は、図13と同様でよい。
上述したように、本実施の形態によれば、Webアプリの実行条件が充足される前に、当該Webアプリがユーザ端末に配信される。したがって、当該実行条件の充足時には、ユーザは、直ちに当該Webアプリを利用することが可能となる。したがって、所定の状況下で利用が許可されるWebアプリの利用を円滑化することができる。
また、実行条件の充足前に配信されたWebアプリは、実行条件が充足するまで利用制限状態とされる。したがって、コンテキストに応じてWebアプリの利用を許可するといった仕組みが、Webアプリの事前配信によって没却されてしまうのを回避することができる。
また、Webアプリの事前配信のタイミングは、実行条件に基づいて判定される。したがって、管理者等が、実行条件とは別に配信条件等を設定する必要性を低減することができ、管理者等の作業負担の増加を抑制することができる。
更に、実行条件に基づいて判定される、Webアプリの事前配信のタイミングは、ユーザ端末10ごとに異なる。すなわち、ルール確率が閾値以上となるタイミングは、ユーザ端末10ごとに異なる。したがって、多数のユーザ端末10が、一斉にWebアプリの配信を要求することによる、アプリ管理サーバ20の負荷の急激な増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態において、Webアプリは、所定のプログラムの一例である。すなわち、本実施の形態は、Webアプリ以外のプログラムに関して適用されてもよい。また、ユーザ端末10は、情報処理端末の一例である。ルール確率評価部13は、算出部の一例である。アプリ取得部15は、取得部の一例である。アプリ制御部14は、制限部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 ユーザ端末
11 ルール受信部
12 要素確率評価部
13 ルール確率評価部
14 アプリ制御部
15 アプリ取得部
16 アプリ実行部
20 アプリ管理サーバ
21 ルール配信部
22 アプリ配信部
23 ルール記憶部
24 アプリ記憶部
101 CPU
102 メモリ
103 補助記憶装置
104 タッチパネル
105 無線通信装置
106 センサ群
106a 時間センサ
106b GPSセンサ
106c NFCセンサ
111 表示装置
112 入力装置
121 アプリ記憶部

Claims (5)

  1. 情報処理端末が、
    当該情報処理端末に関して検知される状況について、所定のプログラムの利用が許可される第1の状況への適合の度合いを算出し、
    前記適合の度合いが、前記第1の状況に該当することを示す第1の値から所定の範囲内になると、前記適合の度合いが前記第1の値を示す前に前記所定のプログラムを取得して記憶部に記憶し、
    前記所定のプログラムを取得後に前記適合の度合いが前記第1の値を示すまで前記所定のプログラムの利用を制限し、前記適合の度合いが前記第1の値を示すと、前記記憶部に記憶された前記所定のプログラムの利用を許可する、
    処理を実行することを特徴とするプログラム取得方法。
  2. 前記適合の度合いが前記第1の値を示す間に利用許可された前記所定のプログラムを、前記適合の度合いが前記第1の値を示さなくなった場合に利用不許可にする、
    処理を前記情報処理端末が実行することを特徴とする請求項1記載のプログラム取得方法。
  3. 前記適合の度合いが、前記所定の範囲外になると、前記所定のプログラムを前記記憶部から削除する、
    処理を前記情報処理端末が実行することを特徴とする請求項1又は2記載のプログラム取得方法。
  4. 情報処理端末であって、
    当該情報処理端末に関して検知される状況について、所定のプログラムの利用が許可される第1の状況への適合の度合いを算出する算出部と、
    前記適合の度合いが、前記第1の状況に該当することを示す第1の値から所定の範囲内になると、前記適合の度合いが前記第1の値を示す前に前記所定のプログラムを取得して記憶部に記憶する取得部と、
    前記所定のプログラムを取得後に前記適合の度合いが前記第1の値を示すまで前記所定のプログラムの利用を制限し、前記適合の度合いが前記第1の値を示すと、前記記憶部に記憶された前記所定のプログラムの利用を許可する制限部と、
    を有することを特徴とする情報処理端末。
  5. 情報処理端末に、
    当該情報処理端末に関して検知される状況について、所定のプログラムの利用が許可される第1の状況への適合の度合いを算出し、
    前記適合の度合いが、前記第1の状況に該当することを示す第1の値から所定の範囲内になると、前記適合の度合いが前記第1の値を示す前に前記所定のプログラムを取得して記憶部に記憶し、
    前記所定のプログラムを取得後に前記適合の度合いが前記第1の値を示すまで前記所定のプログラムの利用を制限し、前記適合の度合いが前記第1の値を示すと、前記記憶部に記憶された前記所定のプログラムの利用を許可する、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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