JP6572115B2 - パーキング機構の制御装置及びパーキング機構の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明はパーキング機構の制御装置及びパーキング機構の制御方法に関するものである。
従来、油圧シリンダに供給される作動油圧を制御することで、パーキングポールを移動させるパーキング装置が特許文献1に開示されている。また、特許文献1のパーキング装置は、保持用ソレノイドのコイルへの電流供給を制御することでローラと凹部との係合状態を切り替えて、パーキングロッドの移動を防止するロック機構を備えている。
特開2008−128444号公報
ところで、パーキング装置において、作動油圧を給排するアクチュエータが故障すると、意図しない車両の減速、または車両の発進を招くおそれがある。従って、アクチュエータの故障を監視することが望まれる。
また、故障を監視するために、例えばアクチュエータに自己診断機能を設けた2重の監視システムとすることも考えられるが、システムが大型化し、またコストが増加する。
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、システムの大型化及びコスト増加を抑制すると共に、パーキング装置の故障を容易な構成によって判定することを目的とする。
本発明のある態様に係るパーキング機構の制御装置は、作動油圧がかかる受圧面を有し、溝が形成され、作動油圧に応じてパーキングロッドと一体的に移動するパークピストンと、係合部を溝に係合することでパークピストンの移動を規制可能なロック機構とを備えたパーキング機構を制御する制御装置であって、係合部を溝に挿入した状態で、作動油圧を増減することで、パーキング機構の異常判定を行う制御部を備える。
本発明の別の態様に係るパーキング機構の制御方法は、作動油圧がかかる受圧面を有し、溝が形成され、作動油圧に応じてパーキングロッドと一体的に移動するパークピストンと、係合部を前記溝に係合することでパークピストンの移動を規制可能なロック機構とを備えたパーキング機構を制御する制御装置であって、係合部を溝に挿入した状態で、作動油圧を増減することで、パーキング機構の異常判定を行う。
これらの態様によると、システムの大型化、及びコスト増加を抑制しつつ、パーキング機構の故障判定を行うことができる。
本実施形態のパーキング機構を示す構成図である。 本実施形態の故障判定制御を説明するフローチャートである。 第1室に油圧を供給した場合における爪部と第1係合溝との関係を示す図である。 第1室から油圧を排出した場合における爪部と第1係合溝との関係を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態の構成を図1を用いて説明する。図1は、本実施形態のパーキング機構を示す構成図である。ここでは、車両に搭載されるパーキング機構を一例として説明する。
パーキング機構100は、パーキングギヤ1と、パーキングポール2と、パークピストン3と、チャンバ4と、パーキングロッド5と、油圧制御弁6と、ロック機構7と、アクチュエータ8と、コントローラ9とを備える。
パーキングギヤ1は、出力軸(図示せず)の外周に固定され、出力軸と共に回転または停止する。
パーキングポール2は、後述するパーキングロッド5のカム部50に当接し、パーキングロッド5の動きに応じて揺動し、パーキングギヤ1との係合状態が変更される。
パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合すると、パーキングギヤ1が機械的にロックされ、出力軸もロックされる。これにより、車両の移動が規制される。パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合が解除されると、パーキングギヤ1及び出力軸のロックが解除され、パーキングギヤ1及び出力軸が回転可能となる。これにより、車両の移動規制が解除される。
パークピストン3は、ピストン部30と、ロッド部31とを備える。パークピストン3は、チャンバ4によって、ロッド部31の軸方向に移動可能となるように支持される。
ピストン部30は、チャンバ4内に設けられ、チャンバ4内を第1室43と第2室44とに区画する。ピストン部30は、チャンバ4内を摺動可能である。ピストン部30の外周壁には全周に渡り凹部31aが形成され、凹部31aにシール部材31bが設けられる。このシール部材31bにより、第1室43と第2室44とは隔離される。ピストン部30は、第2室44側に延設されるストッパー31cを備える。ストッパー31cは、後述するチャンバ4の底部40に当接すると、底部40側へのパークピストン3の移動を規制する。
ロッド部31は、チャンバ4を貫通し、チャンバ4から突出するロッド部31の一方の端部は、センサホルダ10に接続され、もう一方の端部は、ボルト11などを用いてパーキングロッド5に接続される。ロッド部31にはピストン部30が取り付けられ、ロッド部31とピストン部30とは一体となってロッド部31の軸方向に移動する。すなわち、ロッド部31の軸方向と、パークピストン3の移動方向とは一致する。ロッド部31には、後述するロック機構7の爪部71が係合可能な係合溝32が、軸方向に所定の間隔を設けて2箇所形成される。
係合溝32は、例えばピストン部30よりも第2室44側に位置するロッド部31に形成される。係合溝32は、パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合する出力軸ロック時にロック機構7の爪部71が挿入される第1係合溝32aと、パーキングポール2がパーキングギヤ1に係合しない出力軸解除時にロック機構7の爪部71が挿入される第2係合溝32bとによって構成される。すなわち、所定の間隔は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態を切り替えるパークピストン3の移動量に対応して設定される。
第1係合溝32aには、爪部71が第1係合溝32aに挿入された場合に、軸方向にパークピストン3が所定量だけ移動可能な余裕代が設けられる。例えば、爪部71が第1係合溝32aを形成する壁面32cに当接して係合した場合、逆側の壁面32dと爪部71との間に、所定量の隙間が形成される。第2係合溝32bにも、同様に軸方向にパークピストン3が所定量だけ移動可能な余裕代が設けられる。所定量は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態に影響を与えない範囲で設定される。つまり、爪部71が第1係合溝32a、または第2係合溝32bに挿入された状態でパークピストン3が軸方向に移動しても、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態は変わらない。
本実施形態において、爪部71と係合溝32とが係合するとは、爪部71が、係合溝32を形成するロッド部31の軸方向における壁面に当接した状態のことである。そのため、爪部71が係合溝32に挿入された状態は、爪部71が係合溝32に係合可能な状態である、とも言える。
チャンバ4は、底部40を有する筒部41の開口側に蓋部42を設けて構成され、蓋部42によって開口側が閉塞されている。チャンバ4内には、蓋部42とピストン部30との間に第1室43が形成され、ピストン部30と底部40との間に第2室44が形成される。底部40には貫通孔45aが形成され、蓋部42には貫通孔45bが形成され、貫通孔45a、45bにロッド部31が挿入される。蓋部42の外周壁には全周に渡り凹部46aが形成され、蓋部42の貫通孔45bを形成する内周壁には全周に渡り凹部46bが形成される。凹部46aにはシール部材47aが設けられ、凹部46bにはシール部材47bが設けられる。これにより、第1室43の液密性が保たれる。
第1室43には、油圧制御弁6によって油圧が給排され、第1室43内の油圧が増減する。第1室43に供給された油圧は、ピストン部30に作用し、ピストン部30を底部40側に押す力を発生させる。第1室43を形成するピストン部30の壁は、受圧面として機能する。
第2室44には、ピストン部30のストッパー31cよりも径方向内側に圧縮バネ48が設けられる。圧縮バネ48の一方の端部はチャンバ4の底部40に当接し、もう一方の端部はピストン部30に当接する。圧縮バネ48により、ピストン部30には、ピストン部30を蓋部42側に押す付勢力が発生する。圧縮バネ48とパークピストン3のロッド部31との間には、隙間が形成され、この隙間に後述するロック機構7の第1レバー70aが挿入される。
パーキングロッド5は、一方の端部側でパークピストン3のロッド部31に接続される。パーキングロッド5は、パークピストン3と一体となってロッド部31の軸方向に移動する。パーキングロッド5には、もう一方の端部にカム部50が取り付けられる。
カム部50は、先端となるにつれて径が小さくなる。カム部50には、パーキングポール2をパーキングギヤ1に係合させる係合面50aと、パーキングポール2をパーキングギヤ1に係合させない解除面50bとが形成される。解除面50bは、係合面50aよりもカム部50の先端側に形成される。カム部50は、パーキングポール2に当接し、パークピストン3の動きに応じてパーキングポール2を移動させ、パーキングポール2とパーキングギヤ1とを係合し、または係合を解除する。
ここでは、カム部50とパーキングポール2との当接位置を解除面50bから係合面50aに変更し、パーキングポール2とパーキングギヤ1とを係合するようにパークピストン3及びパーキングロッド5が移動することを前進すると言う。また、カム部50とパーキングポール2との当接位置を係合面50aから解除面50bに変更し、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合を解除するようにパークピストン3及びパーキングロッド5が移動することを後退すると言う。
ロック機構7は、レバー部70と、爪部71とを備える。ロック機構7は、チャンバ4の底部40付近において、チャンバ4に回動可能に支持され、アクチュエータ8の動作に応じて回転軸73を中心に回動する。
レバー部70は、チャンバ4の底部40を貫通して第2室44内まで延びる第1レバー70aと、第1レバー70aに直交する第2レバー70bとを備えたL字状部分を有する形状に形成される。第2レバー70bは、バネ72によって後述するアクチュエータ8側に付勢される。バネ72は、爪部71が係合溝32に挿入されるように、すなわち図1においてロック機構7に反時計回りのモーメントが発生するようにロック機構7に付勢力を付与している。
爪部71は、第2室44内に延設された第1レバー70aの端部からロッド部31側に向けて延設される。爪部71は、ロッド部31に形成された係合溝32に係合可能となるように形成される。爪部71は、第2室44内に設けられる。つまり、パークピストン3(ロッド部31)の軸方向に対して直交する方向から見た場合に、爪部71と係合溝32とが係合する場合の係合位置が圧縮バネ48と重なるようにロック機構7が設けられる。
以下において、爪部71が係合溝32に挿入されている状態をロック状態と言い、爪部71が係合溝32に挿入されていない状態、すなわち爪部71が係合溝32から抜かれた状態を解除状態と言う。ロック機構7は、アクチュエータ8によって回転軸73を中心に回動し、爪部71が係合溝32に挿抜される。
アクチュエータ8は、パークピストン3に対して並列に配置される。アクチュエータ8は、パークピストン3(ロッド部31)の軸方向に対して直交する方向から見た場合に、アクチュエータ8と第2室44に配置される圧縮バネ48とが重なるように配置される。アクチュエータ8は、ロック機構7がロック状態にある場合に、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接し、第2レバー70bがロッド部31の軸方向と直交するように配置される。つまり、ロック機構7がロック状態にある場合には、ロック機構7は所定状態で支持される。ロック機構7の支持は、例えばアクチュエータ8の軸部80、別に設けたストッパー等により行われる。アクチュエータ8は、ソレノイド式のアクチュエータであり、コイル(図示せず)への通電状態を切り替えることで、軸部80を出没させる。
アクチュエータ8のコイルに通電していない場合には、バネ72による付勢力がロック機構7の第2レバー70bを介して軸部80に伝達され、軸部80はアクチュエータ8のケース81内に押し込められ、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接する。アクチュエータ8のコイルに通電すると、バネ72による付勢力に抗して軸部80がアクチュエータ8のケース81外に突出し、第2レバー70b(ロック機構7)を図1において時計回りに回動させる。アクチュエータ8のコイルに通電した状態から、コイルへの通電を終了すると、バネ72による付勢力によって第2レバー70b(ロック機構7)は図1において反時計回りに回動し、軸部80はケース81内に押し込められ、第2レバー70bがアクチュエータ8の端面8aに当接する。
なお、アクチュエータ8は、油圧の増減によって軸部80を移動させる油圧式のアクチュエータであってもよい。
油圧制御弁6は、コントローラ9からの指示信号に基づいてソレノイド6aが駆動することで第1室43から油圧を給排する。
コントローラ9は、位置センサ101からの信号に基づいてパークピストン3の位置、またはパークピストン3のストローク量(移動量)を検出する。すなわち、コントローラ9は、位置センサ101からの信号に基づいてパーキングポール2とパーキングギヤ1の係合状態を検出することができる。また、コントローラ9は、シフトレバーの位置を検出するシフトデバイス102からの信号に基づいてソレノイド6aへの供給電流を制御して、第1室43への油圧の給排を制御し、パークピストン3及びパーキングロッド5を前進、または後退させ、パーキングポール2とパーキングギヤ1とを係合し、または係合を解除する。さらに、コントローラ9は、シフトデバイス102からの信号及び位置センサ101からの信号に基づいてアクチュエータ8を制御し、ロック機構7を回動させる。
コントローラ9は、CPU、ROM、RAMなどから構成される。コントローラ9では、ROMに記憶されたプログラムをCPUが読み出すことで、コントローラ9の各機能が発揮される。
このようなパーキング機構100において、シフトレバーがPレンジ以外の場合には、油圧制御弁6によって第1室43に油圧が供給され、パークピストン3及びパーキングロッド5が後退した位置で保持される。また、ロック機構7は爪部71が第2係合溝32bに挿入されたロック状態となっている。これにより、パーキング機構100は、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合が解除された状態に保持される。
シフトレバーがPレンジの場合には、油圧制御弁6によって第1室43の油圧が排出され、パークピストン3及びパーキングロッド5が前進した位置で保持される。また、ロック機構7は爪部71が第1係合溝32aに挿入されたロック状態となっている。これにより、パーキング機構100は、パーキングポール2とパーキングギヤ1とが係合した状態に保持される。
シフトレバーがPレンジとPレンジ以外のレンジとの間で変更された場合には、アクチュエータ8によってロック機構7を回動させて、ロック機構7をロック状態から解除状態に変更する。また、油圧制御弁6によって第1室43に油圧を供給し、または油圧を排出する。これにより、パークピストン3及びパーキングロッド5が前進、または後退し、パーキングポール2とパーキングギヤ1との係合状態が変更される。
次に本実施形態の故障判定制御について図2のフローチャートを用いて説明する。故障判定制御は、シフトレバーがPレンジ、またはPレンジ以外のレンジに保持されている状態で実行される。ここでは、シフトレバーがPレンジに保持されている場合を一例として説明する。
ステップS100では、コントローラ9は、第1室43に油圧を供給するように油圧制御弁6への指示信号を出力する。これにより、第1室43に油圧が供給されると、圧縮バネ48の付勢力に抗してパークピストン3及びパーキングロッド5が後退する。しかし、ロック機構7の爪部71が第1係合溝32aに挿入されたロック状態となっているので、図3Aに示すように爪部71が前進側の第1係合溝32aの壁面32cに係合(当接)し、パークピストン3及びパーキングロッド5の後退が規制される。そのため、第1室43に油圧を供給するように油圧制御弁6への指示信号が出力されても、パーキングポール2はパーキングギヤ1に係合した状態に保持される。
ステップS101では、コントローラ9は、位置センサ101によって現在のパークピストン3の位置を検出する。
ステップS102では、コントローラ9は、第1室43から油圧を排出するように油圧制御弁6への指示信号を出力する。これにより、第1室43から油圧が排出されると、圧縮バネ48の付勢力によってパークピストン3及びパーキングロッド5が前進する。しかし、ロック機構7の爪部71が第1係合溝32aに挿入されたロック状態となっているので、図3Bに示すように爪部71が後退側の第1係合溝32aの壁面32dに係合(当接)し、パークピストン3及びパーキングロッド5の前進が規制される。そのため、第1室43から油圧を排出するように油圧制御弁6への指示信号が出力されても、パーキングポール2はパーキングギヤ1に係合した状態に保持される。
ステップS103では、コントローラ9は、位置センサ101によって現在のパークピストン3の位置を検出する。
ステップS104では、コントローラ9は、第1室43へ油圧を給排した場合のパークピストン3のストローク量を、ステップS101及びステップS103によって検出したパークピストン3の位置に基づいて算出する。
ステップS105では、コントローラ9は、算出したストローク量と所定ストローク範囲とを比較し、ストローク量が所定ストローク範囲内であるかどうか判定する。なお、所定ストローク範囲は、所定量にバラツキ分を加味した値として予め設定される。ストローク量が所定ストローク範囲内である場合、つまり油圧制御弁6による第1室43への油圧の給排により、爪部71が所定量だけ移動したと判断できる場合には、処理はステップS106に進み、ストローク量が所定ストローク範囲よりも小さい、または大きい場合には、処理はステップS107に進む。
ステップS106では、コントローラ9は、油圧制御弁6及び位置センサ101が正常であると判定する。
ステップS107では、コントローラ9は、油圧制御弁6、または位置センサ101に不具合が発生し異常であると判定する。なお、油圧制御弁6、または位置センサ101に不具合が発生し異常であると判定された場合には、警告灯を点灯させるなどの処理が行われる。
シフトレバーがPレンジ以外のレンジに保持されている場合においても、上記するように油圧制御弁6により第1室43へ油圧を給排することで、故障判定制御を実行し、油圧制御弁6、または位置センサ101の故障判定(異常判定)を行うことができる。
本発明の実施形態の効果について説明する。
ロック機構7の爪部71が係合溝32に挿入された状態で、第1室43に油圧を給排し、パークピストン3を軸方向に移動させることで、パーキング機構100の故障判定を行う。これにより、新たに故障診断機構を設けることなく、パーキング機構100の故障判定を行うことができ、パーキング機構100の大型化及びコスト増加を抑制すると共に、パーキング機構100の故障判定を行うことができる(請求項1、4に対応する効果)。
第1室43に供給される油圧によって発生する力とは逆方向に、付勢力を発生させる圧縮バネ48を設けることで、第1室43への油圧の給排によって、ロッド部31が移動し、爪部71が係合溝32を構成する軸方向の壁面に当接する。すなわち、第1室43への油圧の給排によって、ロック状態で、ロッド部31を最大量移動させることができる。
ロッド部31の移動量が少ない状態で、パーキング機構100の故障判定を行うと、故障検出精度が低くなるおそれがある。本実施形態では、圧縮バネ48を設け、第1室43への油圧の給排によって、ロック状態で、ロッド部31を最大量移動させることができるので、故障検出精度を向上させることができる(請求項2に対応する効果)。
位置センサ101の出力信号に基づいて、パークピストン3のストローク量を算出し、ストローク量に基づいて油圧制御弁6、または位置センサ101の故障判定を行う。このように、従来より設けられている位置センサ101の出力信号に基づいて故障判定を行うので、新たな構成を追加することなく、パーキング機構100の故障判定を行うことができる。従って、パーキング機構100の大型化及びコスト増加を抑制すると共に、パーキング機構100の故障判定を行うことができる(請求項3に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、パーキングロッド5とパークピストン3とを別部材で構成したが、これらを1つの部材で構成してもよい。すなわち、パーキングロッド5とパークピストン3とが一体的に移動するとは、1つの部材がパーキングロッド5とパークピストン3との機能を有し、その部材が移動することを含んでいる。
1 :パーキングギヤ
2 :パーキングポール
3 :パークピストン
5 :パーキングロッド
6 :油圧制御弁(制御弁)
7 :ロック機構
8 :アクチュエータ
9 :コントローラ(制御部)
32 :係合溝
43 :第1室
44 :第2室
48 :圧縮バネ(付勢手段)
70 :レバー部
71 :爪部(係合部)
100 :パーキング機構
101 :位置センサ(センサ)
102 :シフトデバイス

Claims (4)

  1. 作動油圧がかかる受圧面を有し、溝が形成され、前記作動油圧に応じてパーキングロッドと一体的に移動するパークピストンと、
    係合部を前記溝に係合することで前記パークピストンの移動を規制可能なロック機構とを備えたパーキング機構を制御する制御装置であって、
    前記係合部を前記溝に挿入した状態で、前記作動油圧を増減することで、前記パーキング機構の異常判定を行う制御部を備える、
    ことを特徴とするパーキング機構の制御装置。
  2. 請求項1に記載のパーキング機構の制御装置であって、
    前記作動油圧による力とは逆方向に前記パークピストンを付勢する付勢手段と、
    前記作動油圧を給排する制御弁とを備え、
    前記制御部は、前記制御弁により前記作動油圧を増減して前記異常判定を行う、
    ことを特徴とするパーキング機構の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のパーキング機構の制御装置であって、
    前記パークピストンの位置を検出するセンサとを備え、
    前記制御部は、前記センサの出力信号に基づいて前記作動油圧を増減した際の前記パークピストンのストローク量を算出し、前記ストローク量に基づいて前記異常判定を行う、
    ことを特徴とするパーキング機構の制御装置。
  4. 作動油圧がかかる受圧面を有し、溝が形成され、前記作動油圧に応じてパーキングロッドと一体的に移動するパークピストンと、
    係合部を前記溝に係合することで前記パークピストンの移動を規制可能なロック機構とを備えたパーキング機構を制御する制御方法であって、
    前記係合部を前記溝に挿入した状態で、前記作動油圧を増減することで、前記パーキング機構の異常判定を行う、
    ことを特徴とするパーキング機構の制御方法。
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