JP6570235B2 - ランプ用カバー、照明ランプ及び照明装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、口金ケースの開放周縁部に取り付けられて内部に折曲げ状の蛍光管を収容させた断面略U字状の電球用バルブにおいて、全体が着色剤を含有させた合成樹脂により形成されると共に、成形時に形成されるゲート跡を内部側に配置し外部側は平滑外表面とし、開放周縁部の外面にはツメ部が設けられ、このツメ部が前記口金ケースの開放周縁部の内部に設けた凹部と嵌合する構成としたことを特徴とする電球用バルブの構成が開示されている。
以下の実施の形態では、説明の便宜のため、光が照射される方向側(照射方向)を上側(上方)、その反対側を下側(下方)として説明する。
また、そして、明細書に記載の構成について、その材質、形状、大きさは、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本実施の形態に係る照明ランプ500の正面図である。図2は、本実施の形態に係る照明ランプ500の斜視図であり、(a)は金属筐体200からカバー100を分離した状態の斜視図、(b)は金属筐体200とカバー100との取付部分であるカバー取付機構510の部分拡大斜視図である。図1及び図2を用いて、本実施の形態に係る照明ランプ500及びカバー取付機構510の構成について説明する。
図1に示すように、照明ランプ500は、カバー100(ランプ用カバー)、金属筐体200(筐体)、樹脂筐体300、口金部400を備える。金属筐体200(筐体)は、ランプ本体部の一例である。照明ランプ500は、例えば、電球形LEDランプである。本実施の形態では、カバー100(ランプ用カバー)、金属筐体200(筐体)、樹脂筐体300、口金部400は、軸対称の形状で、各構成要素の中心軸が照明ランプ500の中心軸Xと重なるように組立てられているが、各構成要素の形状はこれに限定されない。
金属筐体200は、図2(a)に示すように、光源基板250(LED基板)を取り付ける。光源基板250には、光源としてLED251が実装される。
なお、本実施の形態では、照明ランプ500は、光源として固体発光素子であるLED(発光ダイオード)251を備えているものとして説明する。LED以外の固体発光素子としては、レーザーダイオード、有機EL(Electro・Luminescence)等が光源として使用できる。また、照明ランプ500が白熱灯、蛍光灯、ミニハロゲンランプ等の他の光源を備えている場合でも、本実施の形態は適用可能である。
筒状の樹脂筐体300は、内部に筒状の空洞が形成されている。
樹脂筐体300の筒状の空洞には、LED251を点灯させるために、点灯回路基板にいくつかの電子部品が実装された点灯装置(図示しない)等が収納されている。
樹脂筐体300の口金部400側の端部は、図1に示すように金属筐体200の下方(口金側)の端部から露出する。
樹脂筐体300の口金部400側の端部は、金属筐体200の下方(口金側)の端部から露出するように一体的に形成されている。
点灯装置(図示しない)は、口金部400から供給される外部供給電力からLED251を点灯させる点灯電力に変換するとともに、点灯電力を光源基板250に供給する。
次に、図2(b)を用いて、カバー取付機構510の構成の概要について説明する。図2(b)に示すように、照明ランプ500は、カバー100を金属筐体200に取り付けるカバー取付機構510を備える。
カバー取付機構510は、取付溝220が形成された部分(カバー取付部220a)を有する金属筐体200と、取付溝220に挿入される取付筒部120を備えるカバー100とから構成される。取付筒部120は取付部の一例である。
取付溝220の外周壁である溝外周壁221には、係合凹部222(凹部)が形成される。カバー取付部220aは、取付溝220が形成された部分である。
カバー100は、取付筒部120の外周面である筒部外周面121から突き出した係合凸部130(凸部)を備える。
カバー100は、取付筒部120の端部に、筒部外周面121から外側に突き出した鍔形状の固定部140を備える。
取付筒部120が取付溝220に挿入されると、係合凸部130は取付溝220に形成された係合凹部222と係合する。また、固定部140は、取付溝220の底部である溝底部223に固定される。
次に、図3及び図4を用いて、金属筐体200の構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係る金属筐体200の斜視図である。図4は、本実施の形態に係る金属筐体200を示す図であり、(a)は金属筐体200の平面図、(b)は(a)の金属筐体200のA−A断面図、(c)は(a)の金属筐体200のB−B断面図である。
本実施の形態では、金属筐体200は、例えば、アルミニウム等の金属材料で形成されている。
ここで、金属筐体200は、熱伝導性と機械的強度に優れていればよく、金属材料以外の材料を用いて形成されてもよい。
例えば、セラミック材料に熱伝導性フィラーを混合した材料等を用いてもよい。
金属筐体200は、例えば、型抜き製法等により、一体成形されている。
金属筐体200は、光源取付部210、取付溝220が形成されてなるカバー取付部220a、フィン部230を備える。
フィン部230は、光源基板250に実装されて光源取付部210に取り付けられる、LED251が発する動作熱を放散させ、LED251の動作温度を抑制してLED251等の電子部品の劣化を防止する。
光源取付部210は、光源基板250と当接する円形の光源取付面213を有する。
本実施の形態では、光源基板250は、LED251が実装される実装面と対向する裏面が接着剤などにより光源取付面213に接着されるとともに、ネジ(図示しない)によって光源取付部210にネジ止めされる。
接着やネジ止めは、光源基板250の保持固定以外に、光源基板250(の裏面)を光源取付面213に対して熱的に強固に結合させて、LED251が発する動作熱を効率的に放散させる効果を奏する。
本実施の形態では、光源基板250をネジ止めするためのネジは、ネジ孔212を介して、空洞227に配置された樹脂筐体300にネジ止めされるが、これ以外に、例えば、光源取付部210にネジ止めされる構成でもよい。
光源基板250は、中心部にリード線などを通す基板孔252を備える。
また、同一径上の周縁近傍に、ネジ止めのための2つの基板ネジ孔253を備える。
本実施の形態では、光源基板250には、周縁近傍に、面実装のパッケージ部品である14個のLED251が実装される。詳しくは、LED251は、2つの基板ネジ孔を結ぶ径の両側に、7個ずつ配置される。
なお、光源基板250の形状、LED251の配置、個数などは、製品仕様に基づいて適宜変更することが可能である。
溝外周壁221の上縁部の近傍には、溝外周壁221に沿って環状に外側方向に凹んだ係合凹部222が形成される。係合凹部222は、カバー100の取付筒部120に形成された係合凸部130と係合する。
また、金属筐体200の形状も、円錐台形状に限らない。光源取付面213の周りに環状の取付溝220が形成されている形状であれば、円柱形、楕円柱形、角柱形等、他の形状でもよい。
次に、図5〜図7を用いて、カバー100の構成について説明する。
図5は、本実施の形態に係るカバー100を示す図であり、(a)はカバー100の斜視図、(b)はカバー100の正面図である。図6は、本実施の形態に係るカバー100を示す図であり、(a)はカバー100の底面図、(b)は(a)のカバー100のB−B断面図である。
光透過部110は、光透過性(透光性)を有する樹脂材料によって形成される。光透過性(透光性)とは、透明あるいは半透明であることを意味する。
光透過性(透光性)を有する樹脂材料として、例えば、ポリカーボネート(PC)やアクリル等の材料が製品仕様に応じて選択されて用いられる。
本実施の形態では、光透過部110は、樹脂を所定の板厚を有する球形に成形し、下側の一部を開口させた、カバー100の中心軸Oに対して軸対称の形状である。
光透過部110は、LED251が発する光を、球形の内部から外部に透過させる。
光透過部110は、製品仕様に応じて、光を拡散、集光、反射させる光を制御する機能を備えてもよい。これらの機能については、光透過部110の基材である樹脂を成形する際に拡散層(あるいは拡散面)、レンズ、反射層(あるいは反射面)等を形成して基材自体が当該機能を直接有するようにしてもよいし、基材の表面に当該機能を有する光学フィルム等の別の部材を貼合する等の方法で実現してもよい。
光透過部110の形状は、球形に限らず、光源取付部210を覆うことができる形状であれば、半球形、長球形、直方体形、ドーム型などでもよい。すなわち、光透過部110の形状は、カバー100の中心軸Oあるいは中心軸Oを含む面に対して対称となる形状であればよい。
取付筒部120は、光透過部110と一体的に形成される。
本実施の形態では、取付筒部120は光透過部110と同じ樹脂材料を用いて一体成形されている。
取付筒部120は、金属筐体200の取付溝220に取り付けられて光透過部110を保持できれば、光を透過しない材料を用いて形成されてもよい。
取付筒部120は、光を透過しない材料として、樹脂材料以外の材料を用いて形成されてもよい。
取付筒部120の周面のうち、外周面を筒部外周面121とし、内周面を筒部内周面122とする。
これは、筒部外周面121の同一周上に均等な間隔をもって4つの係合凸部130を設けることにより、取付筒部120と取付溝220との保持力の強さを、取付筒部120の周に渡って均等とすることができるからである。これにより、照明ランプ500に使用年数が経過した場合でも、がたつき等が生じにくい、安定した照明ランプ500を得ることができる。また、4つの場合、筒部外周面121の直交する2本の径のそれぞれの両端に係合凸部130を設ければよく、カバー100の製造作業が容易となる。
係合凸部130は、取付筒部120の挿入方向及び挿入方向と反対の方向(すなわち、図6(b)の上下方向)に撓むように寸法が決定されて形成される。
図6(a)(b)に示すように、筒部外周面121から係合凸部130の凸部先端131までの長さ寸法が、筒部外周面121から固定部140の外周先端141までの長さよりも長くなるように形成されている。
このとき、板幅L11は、筒部外周面121の径L10の1/25〜1/18の長さが好ましい。板幅L11は、径L10の1/30〜1/15の長さでもよい。特に、板幅L11が、筒部外周面121の径L10の1/22〜1/20の長さであることが最も好ましい。
切り欠き150aの形状において、周方向の幅をL20、奥行きをL21とする。このとき、周方向の幅L20は、係合凸部130の周方向の幅L11と同程度か、やや狭いことが好ましい。また、奥行きL21は、固定部の奥行きL2以下でありL2/2以上であることが好ましい(図6(a)参照)。
なお、切り欠き150aの形状は、半円状でなくてもよく、三角形状、多角形状、だるま形状などでもよい。
なお、切り欠き部150は、必ずしも外周縁部145の径の両端に位置するように設けられていなくてもよい。例えば、3つ、5つ、7つ、9つ等、奇数個の切り欠き部150を備えている場合は、外周縁部145上にできるだけ均等の間隔で設けられていればよい。
次に、図7、図8を用いて、カバー100のカバー100と金属筐体200との取付構造について説明する。
図7は、本実施の形態に係るカバー100と金属筐体200との組み立て状態を示す断面図である。図8は、本実施の形態に係る取付筒部120と取付溝220との取付構造を示す断面部分拡大図であり、(a)は取付過程を示す図であり、(b)は取付後を示す図である。図8(a)(b)は、図7のD部を拡大した模式図である。ここでは、カバー100には切り欠き部150が設けられていない状態とする。
L2<L13であることを前提として、L2はL1の2/3〜1倍、L13はL1の4/5〜6/5倍であることが好ましい。特に、L2はL1の2/3倍、L13はL1の14/15倍であるのが最も好ましい。つまり、L1:L2:L13は、約1.5:1:1.4であることが最も好ましい。
図8(a)(b)に示すように、取付筒部120を取付溝220に挿入する前に、取付溝220の溝底部223に粘性を有する接着剤などの接着部材260を予め滴下しておく。接着部材260は、例えば、シリコン系接着剤である。この状態で、取付筒部120を取付溝220に挿入する。
取付溝220の幅L7は、固定部140の径方向の厚み(L1+L2)よりもやや長い程度であり、固定部140を取付溝220に挿入すると、固定部140の外周側と内周側とに若干の隙間が生じる程度の長さである。図8(b)に示すように、外周側と内周側とに生じる若干の隙間を空隙229とする。
係合凹部222の奥行きL8は、凸部先端131と固定部140の外周先端141との差L3よりも長いものとする。
係合凸部130が係合凹部222の位置にくるまで取付筒部120が挿入されると、係合凸部130は係合凹部222に嵌り、係合凸部130の撓みが解除され、係合凸部130と係合凹部222とが係合する(図8(b)参照)。
図8(b)に示すように、接着部材260は、固定部140の固定部底面142により押し出されて、固定部140の内周側及び外周側の空隙229を上方に移動する。このとき、固定部140には、固定部底面142と、外側の端面143と、内側の面144とに接着部材260が付着する。そして、固定部140は、固定部底面142と、外側の端面143と、内側の面144とに付着した接着部材260を介して、溝外周壁221と、溝内周壁224と、溝底部223とに固定される。
係合凸部130と係合凹部222との機械的な保持力は以下のような範囲であることが好ましい。固定された金属筐体200からカバー100を取り外す場合の保持力は、カバー100の重さの2倍以上まで保持できることが好ましい。また、固定されたカバー100から金属筐体200を取り外す場合の保持力は、金属筐体200の重さの3倍以下であることが好ましい。
つまり、保持力は、カバー100の重さの2倍以上、金属筐体200の重さの3倍以下であることが好ましい。
しかし、係合凹部222は、外周壁に1周でなくてもよい。例えば、係合凸部130に対応する位置に形成されていてもかまわない。また、係合凸部130は、平板片でなく、筒部外周面121に沿って1周形成してもよい。
次に、本実施の形態における、カバーの製造方法について説明する。
図9は、本実施の形態に係るカバー100の成形方法を説明するための図である。
上述の通り、本実施の形態では、カバー100は樹脂材料で形成されている。
キャビティ601(空洞部分)に充填された樹脂材料が冷却して安定固化すると、固化した成形品(すなわちカバー100)はゲート402付近で切断される。これにより、成形用金型600においてゲート402が配置された部分のカバー100には、溶融状態の樹脂材料が注入された痕跡であるゲート跡403が形成される(残る)。以下の説明において、「カバー100の所定部分にゲート402が配置される」と記載した場合には、「カバー100の所定部分にゲート跡403が形成される」ことを意味するものとする。
係合凸部130は、カバー100の取付筒部120に形成されており、光学性能に殆ど影響を与えない部分である。
本実施の形態では、ゲート402(ゲート跡403)はカバー100の光透過部110には配置されないため、光学性能を考慮した、カバー100のゲート402(ゲート跡403)付近に発生する残留応力の軽減に必要な成形上の調整が不要となる。また、光学性能に配慮した、カバー100のゲート402(ゲート跡403)付近に発生する歪、反りなどの変形を除去する仕上げ作業が不要となる。
このように、ゲート402が配置(ゲート跡403が形成)された係合凸部130は、照明ランプ500として組立てられると光学特性及び意匠性に影響しない部分に形成されるため、照明ランプ500としての組み立て性と係合作用が考慮されていれば良い。
このように、本実施の形態では、カバーを形成する樹脂材料を成形するために用いるゲート402(注入口)(ゲート跡403)を、照明ランプ500の外観部分以外の部分に配置したので、光学特性と意匠性に優れたカバー100、及び、照明ランプ500を提供することができる。
この他、オーバーラップゲート方式、スポークゲート方式、トンネルゲート方式などを用いることもできる。
上述した、照明ランプ500の口金部400に嵌合するソケット及び1つあるいは複数の照明ランプ500を収容する照明器具とが組み合わされて、照明装置800が構成される。
図10は、本実施の形態に係る照明装置800を示す図である。図10は、本実施の形態に係る照明ランプ500が取り付けられた照明装置800の主要な構成を示す断面図である。
照明ランプ500は、このような天井取り付け型の照明装置の他に、例えば、壁に設置される照明装置や卓上に載置される照明装置などにも適用することができる。
このように、カバーを形成する樹脂材料を成形するために用いるゲート(注入口)を、照明ランプの光透過部分以外の部分に配置することによって、照明ランプから照射される光の均一性を損なうことがない、高品位な照明ランプ用のカバーを提供することができる。また、光学特性と意匠性に優れた高品位な照明ランプが照明器具本体に取り付けられたので、光学特性と意匠性に優れた高品位な照明装置を提供することができる。
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図11は、本実施の形態に係る照明装置800aを示す図である。図11は、本実施の形態に係る照明ランプ500aが取り付けられた照明装置800aの主要な構成を示す断面図である。
図11において、図10で説明した構成部と同様の機能を有する構成部には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
ライン102は、室内にいる人が照射側から視認できる限界の視線を示しており、ライン101は、室内にいる人が照射側から視認できる範囲と視認できない範囲との境界である。ライン101より照射側のカバー100aの領域を領域1011とし、ライン101より挿入側のカバー100aの領域を領域1012とする。
実施の形態3では、主に、実施の形態1,2と異なる部分を中心に説明する。
図12は、本実施の形態に係る照明ランプ500のカバー100を説明する図であって、(a)は照明ランプ500に装着されるカバー100の正面図であり、(b)は照明ランプ500に装着されるカバー100の天面図である。
頂部1021以外の箇所であれば、光透過部110でもよいし、取付筒部120の一部でもよい。
カバー100の頂部1021(図11における点線で囲まれた領域)には、使用者が製品を識別するために用いる重要な情報、例えば、照明ランプの型名や製造者などの情報が表示される表示部が設けられる。
よって、この頂部1021にゲート跡を残さないようにすることにより、利用者が光ムラを感知し難くすることができる。
表示される情報は、製品の仕様に応じて決定される。
情報が表示される頂部1021の領域の形状は限定されない(正方形、長方形、円形、楕円形等)。
照明ランプ500の型名や製造者などの情報は、正確に表示されることが望ましい。すなわち、情報は欠落することなく表示されることが望ましく、情報の表示は、かすれたり、ゆがんだりすることなく、高い品位であることが望ましい。
情報が正確に表示されるためには、表示させる頂部1021の表面が凹凸などがなく滑らかであることが望ましい。
このため、表示の品位を考慮した、カバー100のゲート付近に発生する残留応力の軽減に必要な成形上の調整が不要となる。また、表示の品位に配慮した、カバー100のゲート付近に発生する歪、反りなどの変形を除去する仕上げ作業が不要となる。そして、頂部1021は、使用者が製品を識別するために用いる重要な情報を高い品位で表示させることができる表示部として用いることができる。この結果、カバー100および照明ランプ500は、製造品質および製造効率の向上と製造コストの削減もできる。
なお、本発明は、上記したそれぞれの実施の形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上記した内容に限定されない。つまり、本発明の範囲は上記したそれぞれの実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が含まれるものである。
Claims (8)
- ランプ本体部に取り付けられるランプ用カバーにおいて、
樹脂材料を用いて頂部を有するように形成され、前記ランプ本体部が備える光源取付部に配置された光源を覆う光制御部と、
樹脂材料を用いて前記光制御部の前記頂部を除く領域と一体成形された筒形状であり、前記光源を囲む環状の溝部であって、内周側の内周壁と外周側の外周壁と前記内周壁と前記外周壁との間の溝底部とを備えた溝部に挿入される取付部と
を備え、
前記取付部は、
前記取付部の外周面から前記溝部の前記外周壁に向かって突設し、前記溝部の前記外周壁に形成された凹部と係合する凸部を備え、
前記光制御部は、
前記凸部の先端から注入された前記樹脂材料によって成形されたランプ用カバー。 - ランプ本体部に取り付けられるランプ用カバーにおいて、
樹脂材料を用いて頂部を有するように形成され、前記ランプ本体部が備える光源取付部に配置された光源を覆う光制御部と、
樹脂材料を用いて前記光制御部の前記頂部を除く領域と一体成形された筒形状であり、前記光源を囲む環状の溝部であって、内周側の内周壁と外周側の外周壁と前記内周壁と前記外周壁との間の溝底部とを備えた溝部に挿入される取付部と
を備え、
前記取付部は、
前記取付部の外周面の端部から前記溝部の前記外周壁に向かって突き出すように形成され、前記溝部の前記溝底部に固定される固定部を備え、
前記光制御部は、
前記固定部の先端から注入された前記樹脂材料によって成形されたランプ用カバー。 - 前記樹脂材料が注入された痕跡であるゲート跡が前記凸部に形成された請求項1に記載のランプ用カバー。
- 前記樹脂材料が注入された痕跡であるゲート跡が前記固定部に形成された請求項2に記載のランプ用カバー。
- 前記樹脂材料は光透過性の材料であり、前記光制御部は光透過部である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のランプ用カバー。
- 前記頂部は、情報を表示する表示領域を備えた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のランプ用カバー。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のランプ用カバーと、
前記ランプ本体部と
を備えた照明ランプ。 - 請求項7に記載の照明ランプと、
前記照明ランプを取り付けるソケットを有する器具本体と
を備えた照明装置。
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