JP2019518310A - 全内部反射光ガイドの役割を果たす光学素子を備える電球 - Google Patents
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Abstract
電球1が開示されている。前記電球1は、前記電球1を電球ソケットに機械的に及び電気的に接続するためのコネクタ2と、前記コネクタ2から電力を受け取るよう電気的に接続される光源4であって、前記電球1の中心軸Aに沿って前記コネクタ2から離れている光源4と、前記中心軸Aに沿って、前記コネクタ2と前記光源4との間に配設される内部構造物5とを有し、前記中心軸Aに沿って前記コネクタ2から前記内部構造物5の方へ軸方向が規定される。前記電球1は、前記光源4及び前記内部構造物5を収容する内部空洞8を具備する光透過性光学素子7を更に有し、前記光学素子7は、それによって、前記電球1の外側輪郭を形成する。前記光学素子7は、前記内部構造物5が前記軸方向に対して或る角度で見られるときに、前記或る角度が所定のしきい値角度よりも小さいときに、前記光学素子7が、前記内部構造物5を目に見えないようにする全内部反射光ガイドの役割を果たすように、前記内部構造物5から光学的に分離される。
Description
本発明は、TIR(全内部反射)光ガイドの役割を果たす光学素子を備える電球に関する。
視覚的美観は、電球を含む幅広い製品の消費者の購入決定に影響を及ぼす。幾つかの電球構成要素は、見て美しいやり方で全体的な電球のデザインに組み込むことが困難である。ヒートシンクが、代表例であり、この問題に対処するために、ヒートシンクは、時として、それらを目立たなくするよう透明な材料で作成される。ガラスヒートシンクを有する照明デバイスの例が、US 2015/0292725A1において開示されている。しかしながら、最も一般的なヒートシンク材料は、透明ではなく、高価になりがちであり、又はガラスのような、相対的に劣っている熱伝導体であり、それ故、多くのアプリケーション、例えば、高ルーメン電球に適さないものである。
他のタイプの電球構成要素は、ビジュアルデザインと、技術的性能と、コスト要件との矛盾からもたらされる同様の困難を呈する。技術的性能と、コストと、美観との間の魅力的なトレードオフを示す電球の開発を目的とした更なる努力が必要である。
上述のことに鑑み、第1の態様によれば、電球であって、前記電球を電球ソケットに機械的に及び電気的に接続するためのコネクタと、前記コネクタから電力を受け取るよう電気的に接続される光源であって、前記電球の中心軸に沿って前記コネクタから離れている光源と、前記中心軸に沿って、前記コネクタと前記光源との間に配設される内部構造物とを有し、前記中心軸に沿って前記コネクタから前記内部構造物の方へ軸方向が規定される電球が提供される。前記電球は、前記光源及び前記内部構造物を収容する内部空洞を具備する光透過性光学素子を更に有し、前記光学素子は、それによって、前記電球の外側輪郭を形成する。前記光学素子は、前記内部構造物が前記軸方向に対して或る角度で見られるときに、前記或る角度が所定のしきい値角度よりも小さいときに、前記光学素子が、前記内部構造物を目に見えないようにするTIR光ガイドの役割を果たすように、前記内部構造物から光学的に分離される。
前記内部構造物に反射し、周囲の前記光学素子に入る光線は、その後、前記光学素子と、前記電球を取り囲む空気との間の境界面に当たるとき、当たる場所において前記境界面に対する前記光線の角度が、前記光線がTIRを受けないような角度である場合にしか、前記光学素子を離れない。前記光学素子内へ後方反射される光線は、前記光線が、前記空気/光学素子境界面に、前記光線が脱出することができるような角度で当たるまで、前記光学素子内を伝搬し続ける。前記光学素子は、電球の形状をしていることから、前記空気/光学素子境界面の法線は、場所によって異なり、本発明は、このことは、「隠蔽効果」を供給するようにTIRを制御するのに用いられ得るという認識に基づいている。より正確には、前記光学素子の前記外面の形状を適切に適合させることによって、前記内部構造物が幾つかの視点からは確実に目に見えないようにすることが可能である。前記光学素子が、前記内部構造物を少なくとも部分的には隠すことから、前記内部構造物の設計においては、美観は考慮に入れられる必要がない。これは、技術的性能と、コストと、美観との間の魅力的なトレードオフを示す電球の提供を容易にする。例えば、前記内部構造物に、技術的性能を最適化する若しくは製造し易い形状を与えることが、たとえその形状が視覚的に魅力的ではなくても、全く問題ではなくなり得る、且つ/又は技術的若しくは経済的な観点からは最良の選択肢である材料で前記内部構造物を作成することが、たとえその材料がビジュアルデザインの観点からは劣っている選択肢であっても、全く問題ではなくなり得る。
前記電球は、前記電球が、前記中心軸が垂線に平行であり、前記コネクタが底部にあるように配置され、主に下方から見られるアプリケーションにとりわけ適している。なぜなら、その場合、観察者は、通常、前記内部構造物を見れないからである。このようなアプリケーションの例は、前記電球が天井に取り付けられる照明器具に取り付けられるものである。
前記内部構造物は、前記コネクタの遠位に配設される端部を備える長い形をしていてもよく、前記光源は、遠位端部に取り付けられてもよい。このような形状を有する内部構造物は、光の空間分布を改善するように前記光源を配置することを容易にする。
前記内部構造物は、前記光源に給電するためのドライバが、前記内部構造物内に配設され得るように、中空であってもよい。前記ドライバをこのようにして配設することは、前記電球をコンパクトにすると共に、前記電球の審美的に魅力的な外観にも寄与する。
前記内部構造物は、前記光源によって発生される熱を放散するために前記光源に熱的に接続されるヒートシンクであってもよい。効率的な熱管理は、多くの電球、とりわけ、高ルーメン電球にとって重要であり、ヒートシンクは、前記電球の信頼性及び性能が高いレベルで維持されるように十分な冷却を確実なものにする。
前記ヒートシンクは、前記光学素子が熱を吸収及び放散するのに役立ち得るように、前記光学素子に熱的に接続されてもよい。これは、効率的な冷却を促進する。
前記内部構造物と、前記光学素子とは、空隙によって光学的に分離され得る。これは、製造の観点から、簡単で安価な解決策である。更に、前記内部構造物がヒートシンクである場合には、前記内部構造物と前記光学素子とを光学的に分離するこのやり方は特に有利である。なぜなら、その場合、熱は、前記ヒートシンクから薄い前記空隙を通って前記光学素子に効率的に拡散することができ、前記光学素子から周囲の空気に放散されるからである。
前記光学素子は、前記コネクタの近位に開口端部を有してもよく、前記コネクタの遠位に閉じた端部を有してもよく、前記光学素子は、前記閉じた端部及び前記開口端部に向かって徐々に細くなる。このような光学素子は、適切な光学的隠蔽効果を供給し得ると同時に、商業的に需要がある電球形状、例えば、キャンドル電球又はP電球の形状を有し得る。
前記光学素子は、前記内部構造物に面する面を有してもよい。その面の一部に面構造が設けられてもよい。その面の一部に面構造を設けることは、その一部に当たる光はTIRを受けないこと、又は少なくとも、その一部において生じるTIRが少なくなることを意味する。実用的意義は、前記構造は、前記光学素子の外面に投影され、拡大され、このことは、観察者に見えるだろう拡大画像を前記外面に投影するために用いられ得るというものである。
前記光学素子は、例えば、ガラス又はプラスチックで作成され得る。これらの材料は、安価であり、商業上容易に入手可能である。更に、製造の観点からは、これらの材料で作成される光学素子は、所望のしきい値角度を供給するように成形し易い。
前記光源は、固体光源であってもよい。このような光源は、エネルギ効率が良く、信頼性が高く、長い稼働寿命を有する。
前記コネクタは、ねじ込みソケット(Edison screw socket)に接続可能であってもよい。このようなコネクタは、前記電球を広範囲のアプリケーションに適したものにする。
本発明は、請求項において列挙されている特徴の全てのあり得る組み合わせに関することに注意されたい。
ここで、本発明のこの及び他の態様を、本発明の実施例を示している添付の図面を参照して、より詳細に記載する。
本発明の第1実施例による電球の分解図である。
図1の電球の側面図である。
理論計算に基づくグラフである。
理論計算に基づくグラフである。
本発明の第2実施例による電球の側面図である。
本発明の第3実施例による電球の側面図である。
電球の水平断面図を示す。
電球の水平断面図を示す。
これらの図において図示されているような層及び領域のサイズは、説明のために誇張されており、従って、本発明の実施例の一般的な構造を説明するために与えられている。同様の参照符号は、全体を通して同様の要素を指す。
以下、本発明の現在好ましい実施例が示されている添付図面を参照して、本発明をより十分に説明する。しかしながら、本発明は、多様な形態で実施されることができ、本明細書に記載されている実施例に限定されると解釈されるべきでない。もっと正確に言えば、これらの実施例は、完全及び完璧を期すために示されており、当業者に本発明の範囲を十分に伝える。
図1及び2は、中心軸Aを有する電球1を示している。電球1によって発せられる光の分布は、中心軸Aを中心としてほぼ回転対称である。電球1は、機械的に及び電気的に電球を電球ソケットに接続するためのコネクタ2を更に有する。コネクタ2は、電球1の端部を形成する。図示されている例においては、コネクタ2は、ねじ込みソケットであるが、他の例においては、コネクタ2は、バヨネットコネクタ又は何らかの他のタイプのコネクタであってもよい。電球1は、中心軸Aが垂線に平行であり、コネクタ2が底部にあるように配置されている。
コネクタ2には、ドライバ3が電気的に接続される。ドライバ3は、ドライバ3に電気的に接続される光源4に給電するための電気回路を有する。図示されている例においては、光源4は、回路基板4bに取り付けられる幾つかのLED(発光ダイオード)4aを含む固体光源である。回路基板4bは、プリント回路基板であるが、配線回路基板などの他のタイプの回路基板も考えられる。LED4aは、例えば、半導体LED、有機LED又はポリマLEDであってもよい。LED4aの全てが、同じ色の光、例えば、白色光を発するよう構成されてもよく、又は異なるLEDは、異なる色の光を発するよう構成されてもよい。他の例においては、光源4は1つのLED4aしか持たないかもしれないことに留意されるべきである。
光源4は、熱を光源4から遠くへ伝達する又は拡散させるよう適合されるヒートシンク5と熱的接触をしている。ヒートシンク5は、電球1の内部構造を形成する。ヒートシンク5は、一般に、金属、例えば、アルミニウムで作成される。図示されている例においては、ヒートシンク5は、中空の管状である。ヒートシンク5は、中心軸Aに沿って配設され、ヒートシンク5の2つの端部のうちの一方の端部は、コネクタ2の近位にあり、他方の端部は、コネクタ2の遠位にある。光源4は、遠位端部の平坦部に配設され、故に、ヒートシンク5は、コネクタ2と光源4との間に配設される。図示されている例においては、LED4aは、中心軸Aを中心とする円状に配設される。LED4aの全体的な照明方向は、軸方向にある、即ち、中心軸Aに沿って、ヒートシンク5から離れる方向である。軸方向は、同様な意味合いで、中心軸Aに沿ってコネクタ2からヒートシンク5の方へ向けられている方向と説明され得る。
ドライバ3は、中空ヒートシンク5の内部空間内に配設される。ドライバ3とヒートシンク5との間には絶縁体6が配設され、絶縁体6は、ドライバ3をヒートシンク5から電気的に絶縁する。絶縁体6は、中空の管状であり、一般に、熱可塑性プラスチック(thermal plastics)などのプラスチックで作成される。
電球1は、電球1の外側輪郭を形成する光学素子7を更に有する。図示されている例においては、光学素子7の全体的な形状は、炎の先端部、電球1を例えばシャンデリアにおけるキャンドル電球として特に適したものとするものと同様である。具体的には、光学素子7は、コネクタ2の近位に開口端部を有し、コネクタ2の遠位に閉じた端部を有する。光学素子7は、その端部間で最も広く、前記端部に向かって徐々に狭くなる。光学素子7は、光透過性材料、例えば、ポリカーボネートなどのプラスチック材料、又はガラスで作成される。光学素子7は固体である。
ドライバ3、絶縁体6及びヒートシンク5は、光学素子7の内部空洞8内に収容される。ヒートシンク5は、内部空洞8の面に面する。空隙9は、ヒートシンク5を光学素子7から光学的に分離する。即ち、光は、直接、光学素子7からヒートシンク5に渡ることはできず、空隙9を介してしか、光学素子7からヒートシンク5に渡ることはできず、逆の場合も同じである。空隙9の厚さは、一般に、1mmより小さく、例えば0.1mmであるが、空隙9は、TIRが生じ得る限り、更に小さくてもよい。熱は、空隙9を通過することができ、故に、ヒートシンク5及び光学素子7は熱的接触をしている。従って、光源4によって発生される熱は、ヒートシンク5によって吸収され、次いで、光学素子7の方へ伝達又は拡散され、最終的に、周囲の空気へ放散され得る。熱が光学素子7から周囲の空気へ放散されるメカニズムは、対流及び熱放射である。
光学素子7は、TIRによってヒートシンク5を或る特定の角度からは見ることができないようにする光ガイドの役割を果たすよう適合されており、ここで、図2を参照して、光線追跡手法を用いて、この「隠蔽効果」について説明する。この説明のために、光学素子7の内面、即ち、ヒートシンク5に面する面は垂直に真っ直ぐであると仮定される。実際には、例えば、抜き勾配又は光学素子7は、特に強い隠蔽効果を供給するよう適合されるために、これは必ずしも真実ではない。また、光学素子7は屈折率が1.59であるポリカーボネートで作成されると仮定される。更に、説明を簡単にするために、図2において概略的に図示されている第1及び第2光線L1、L2は、外部から電球1に向かって来るものと考えられる。観察者が実際に見る光線は、当然ながら、電球1から離れる方向に進むものであり、従って、第1及び第2光線L1、L2は、単に、光学素子7が或る特定の角度では見えないようヒートシンク5隠すメカニズムを理解するための説明の助けの役割を果たすものである。
第1光線L1は、点P1において光学素子7の外面に当たる。点P1における面接線は、T1で示されており、接線角度、即ち、面接線T1が垂線となす角度は、Φ1で示されている。点P1における面法線N1は、面接線T1に対して垂直である。第1光線L1の入射角、即ち、第1光線L1が面法線N1となす角度はθ1で示されている。第1光線L1の入射角θ1が42.5°であると仮定すると、第1光線L1は、光学素子7に入る際に屈折され、光学素子7の内面に、その面の法線、即ち、水平方向に対して41°で当たるだろうことが計算され得る。これは、TIRのための臨界角(arcsin (1/1.59) = 38.97°)よりも大きく、故に、第1光線L1はTIRを受ける。
第2光線L2は、光学素子7の外面上の点P1よりわずかに下に位置する点P2において、光学素子7の外面に当たる。点P2における面接線及び面法線は、各々、T2及びN2で示されている。光学素子7の外面は、点P2における接線角度Φ2が点P1における接線角度Φ1よりも小さくなるように湾曲している。第2光線L2の入射角θ2が50.3°であると仮定すると、第2光線L2は、光学素子7に入る際に屈折され、光学素子7の内面に、その面の法線、即ち、水平方向に対して36.8°で当たるだろうことが計算され得る。この角度は、TIRのための臨界角(即ち、38.97°、上記参照)よりも小さいことから、第2光線L2は、空隙に入り、ヒートシンク5に当たる。
この光線追跡演習が実際に示唆していることは、(i)垂線に対して観察角度(viewing angle)αから点P1を見る観察者は、ヒートシンク5を見ることができず、(ii)同じ観察角度αから点P2を見る観察者は、ヒートシンク5を見ることができるということである。このことは、垂線に対してしきい値角度よりも小さい角度で下方からヒートシンク5を見る観察者にはヒートシンク5が見えないようなしきい値角度が存在することを示唆している。しきい値角度は、光学素子7が特定の形状を具備していることに起因するという意味において予め規定される。例えば、しきい値角度は、光学素子7に大きな水平幅/直径を与えることによって、大きくされ得る。
図3及び4は、「隠蔽効果」の更なる説明のためのグラフである。グラフは、ポリカーボネートのための計算に基づいている。図3は、臨界接線角度対観察角度を示している。臨界接戦角度は、或る特定の観察角度を前提として、光学素子上の、接線角度が臨界接線角度よりも大きい場所を見る観察者はヒートシンクを見ることができないような角度である。逆に、接線角度が臨界接線角度よりも小さい場合には、観察者はヒートシンクを見ることができる。図4は、臨界入射角対観察角度を示している。臨界入射角は、或る特定の観察角度を前提として、光学素子上の、入射角が臨界入射角よりも小さい場所を見る観察者はヒートシンクを見ることができないような角度である。逆に、入射角が臨界入射角よりも大きい場合には、観察者はヒートシンクを見ることができる。
図5は、電球1'であって、この電球1'の光学素子7'の形状が異なるという点を除いて、図1及び2のものと同様である電球1'を示している。具体的には、図5において図示されている電球1'は、P型電球(P-type light bulb)、より正確には、P45電球である。また、このPのような形状並びに図1及び2のキャンドルのような形状以外の多くの他の形状の光学素子ももちろん可能である。
図6は、電球1''であって、図6においては、光学素子7''の、ヒートシンク5に面する面が、面構造10を具備する部分を持つという点を除いて、図1及び2のものと同様である電球1''を示している。面構造10は、TIR境界面を壊し、例えば、表面粗さ、ステッカ、レーザーマーキング、又は塗料、とりわけ、白色塗料であり得る。面構造10は、例えば、観察者には光学素子7''の外面上の投影像11のように見える画像又はロゴを表し得る。
図7及び8を参照して、面構造10の「画像化効果(imaging effect)」の背後にあるメカニズムを更に説明する。しかしながら、説明を簡単にするために、これは、例示によって、より正確には、光学素子の一部がヒートシンクと光学的接触をするときに何が起こるかを説明することによって、なされる。
図7及び8は、各々、電球、及び電球を側方から見る観察者が何を見るかを図示するよう意図されている4本の光線の水平断面図を示している。まず図7を参照すると、第1光線L1'は2回の屈折後に電球を離れる。第2光線L2'及び第3光線L3'は、電球の内面においてTIRを受ける。第4光線L4'は、外面において屈折した後に、ヒートシンクに当たり、観察者には破線から来るかのように見える。内面におけるTIRのために、観察者は、(外側バルブのレンズ効果の結果としての)拡大されたヒートシンクを見ない。しかしながら、ヒートシンクと光学面との間で光学的接触がなされる場合には(又は例えば、表面粗さ又は白色塗料のために、TIRが局所的に失敗させられる場合には)、ヒートシンク(又は表面粗さを有する部分)が拡大されたように見えるだろう。図8における破線は、この効果及び観察者が何を見るかを図示している。
当業者は、本発明が、決して、上記の実施例に限定されないことを理解する。逆に、添付の請求項の範囲内で多くの修正及び変更が可能である。例えば、光学素子は、当然ながら、LEDドライバ又はLED支持体などのヒートシンク以外の内部要素を隠すため用いられてもよい。したがって、本発明は、ヒートシンクを備える電球だけでなく、ヒートシンクを備えない電球にも関する。
更に、当業者は、請求項記載の発明の実施において、図面、明細及び添付の請求項の研究から、開示されている実施例に対する変形を、理解し、達成することができる。請求項において、「有する」という用語は、他の要素又はステップを除外せず、単数形表記は、複数の存在を除外しない。単に、特定の手段が、互いに異なる従属請求項において挙げられているという事実は、これらの手段の組み合わせが有利になるように用いられることができないことを示すものではない。
Claims (11)
- 電球であり、
前記電球を電球ソケットに機械的に及び電気的に接続するためのコネクタと、
前記コネクタから電力を受け取るよう電気的に接続される光源であって、前記電球の中心軸に沿って前記コネクタから離れている光源と、
前記中心軸に沿って、前記コネクタと前記光源との間に配設される内部構造物とを有し、前記中心軸に沿って前記コネクタから前記内部構造物の方へ軸方向が規定される電球であって、前記光源及び前記内部構造物を収容する内部空洞を具備し、それによって、前記電球の外側輪郭を形成する光透過性光学素子を更に有し、前記光学素子は、前記内部構造物が前記軸方向に対して或る角度で見られるときに、前記或る角度が所定のしきい値角度よりも小さいときに、前記光学素子が、前記内部構造物を目に見えないようにする全内部反射光ガイドの役割を果たすように、前記内部構造物から光学的に分離される電球。 - 前記内部構造物が、前記コネクタの遠位に配設される端部を備える長い形をしており、前記光源が、遠位端部に取り付けられる請求項1に記載の電球。
- 前記内部構造物が、中空であり、前記光源に給電するためのドライバが、前記内部構造物内に配設される請求項1又は2に記載の電球。
- 前記内部構造物が、前記光源によって発生される熱を放散するために前記光源に熱的に接続されるヒートシンクである請求項1に記載の電球。
- 前記ヒートシンクが、前記光学素子に熱的に接続される請求項4に記載の電球。
- 前記内部構造物と、前記光学素子とが、空隙によって光学的に分離されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電球。
- 前記光学素子が、前記コネクタの近位に開口端部を有し、前記コネクタの遠位に閉じた端部を有し、前記光学素子が、前記閉じた端部及び前記開口端部に向かって徐々に細くなる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電球。
- 前記光学素子が、前記内部構造物に面する面を有し、前記面の一部に面構造が設けられる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電球。
- 前記光学素子が、ガラス又はプラスチックで作成される請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電球。
- 前記光源が、固体光源である請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電球。
- 前記コネクタが、ねじ込みソケットに接続可能である請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電球。
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