JP6569976B2 - 通信装置、通信方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、通信方法およびプログラムに関する。
免許不要で通信可能な周波数帯域であるアンライセンス周波数帯(Unlicensed Band)では、他の通信装置等との干渉を避けて通信を行う必要がある。このため、通信装置がアンライセンス周波数帯を用いて通信を行う際、使用する周波数帯を他の装置が使用中か否か予め確認するといった方法が用いられている。さらに、ある装置による通信が終了した際に複数の装置が同時に通信を開始する通信の衝突(Collision)が生じるのを避けるため、他の装置の通信終了を検出してから自らの装置が通信を開始するまでにランダム時間長の待ち時間を設ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−355324号公報
複数のオペレータ(移動体通信事業者)がRAN(Radio Access Network)を共有するマルチオペレータRAN(Multi-Operator RAN)では、複数のオペレータがスモールセル(Small Cell)基地局装置を共用することが検討されている。
複数のオペレータがスモールセル基地局装置を共用する場合、個々のオペレータが通信開始を試行する機会が、当該オペレータ単独でスモールセル基地局装置を用いる場合よりも減少してしまう可能性がある。ここでいう通信開始の試行とは、待ち時間の後に、使用周波数帯が空いていれば(他の装置が使用していなければ)通信を開始することである。
単独のオペレータがスモールセル基地局装置を占用する場合には、使用周波数帯での他の装置の通信が終了した際に毎回、通信開始を試行することができる。これに対し、複数のオペレータがスモールセル基地局装置を共用する場合、個々のオペレータは、基地局装置を共用するオペレータの数だけ通信開始を試行する機会が減少する可能性がある。通信開始を試行する機会の減少により、個々のオペレータから見てマルチオペレータ基地局装置ではマルチオペレータに対応していない基地局装置よりもスループットが低下する。
本発明は、マルチオペレータ基地局装置など複数のユーザ(例えばオペレータ)が共有する通信装置における1ユーザあたりのスループットの低下を防止または低減することができる通信装置、通信方法およびプログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、通信装置は、複数のユーザの信号を送信可能な送信部と、前記送信部の送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、通信方法は、通信装置の通信方法であって、複数のユーザの信号を送信する送信ステップと、前記送信部の送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定ステップと、を含む。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、複数のユーザの信号を送信する送信ステップと、前記送信部の送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数のユーザが共有する通信装置における1ユーザあたりのスループットの低下を防止または低減することができる。
第1の実施形態における通信システムの装置構成を示す概略構成図。 同実施形態におけるマルチオペレータ基地局装置の機能構成を示す概略ブロック図。 同実施形態における単独オペレータ基地局装置が信号を送信するタイミングの例を示す説明図。 同実施形態におけるマルチオペレータ基地局装置が信号を送信するタイミングの例を示す説明図。 同実施形態におけるマルチオペレータ基地局装置が信号を送信するタイミングのもう1つの例を示す説明図。 第2の実施形態における通信システムの装置構成を示す概略構成図。 同実施形態における単独オペレータ基地局装置が信号を送信するタイミングの例を示す説明図。 同実施形態におけるマルチオペレータ基地局装置が信号を送信するタイミングの例を示す説明図。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における通信システムの装置構成を示す概略構成図である。同図に示すように通信システム1は、マルチオペレータ基地局装置11と、単独オペレータ基地局装置12と、アクセスポイント装置13とを備える。マルチオペレータ基地局装置11は、第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32及び第3コアネットワーク33に通信接続している。単独オペレータ基地局装置12は、第4コアネットワーク34に通信接続している。アクセスポイント装置13はインターネット35に通信接続している。
また、領域A11、A12、A13は、それぞれマルチオペレータ基地局装置11、単独オペレータ基地局装置12、アクセスポイント装置13の通信エリアを示している。また、基地局装置と端末装置との通信接続関係を矢印で示している。第1端末装置21、第2端末装置22及び第3端末装置23は、いずれもマルチオペレータ基地局装置11に通信接続している。また、第4端末装置24は、単独オペレータ基地局装置12に通信接続している。第5端末装置25は、アクセスポイント装置13に通信接続している。
マルチオペレータ基地局装置11は、オペレータA、B、Cが共有する基地局装置である。ここでいうオペレータは、移動体通信事業者(Mobile Network Operator;MNO)のことである。なお、以下では、マルチオペレータ基地局装置11のユーザがオペレータである場合を例に説明するが、これに限らない。マルチオペレータ基地局装置11のユーザの一部又は全部が、オペレータ以外のユーザであってもよい。
第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32、第3コアネットワーク33は、それぞれオペレータA、B、Cのコアネットワークである。マルチオペレータ基地局装置11は、例えばS1インタフェースを介して第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32、第3コアネットワーク33に通信接続する。
また、マルチオペレータ基地局装置11は、例えば5ギガヘルツ(GHz)帯などアンライセンス周波数帯(Unlicensed Band)を用いて第1端末装置21、第2端末装置22及び第3端末装置23と通信を行う。ここでいうアンライセンス周波数帯とは、免許不要で通信可能な周波数帯である。以下では、マルチオペレータ基地局装置11が用いる周波数帯を周波数帯fu1と表記する。第1端末装置21、第2端末装置22、第3端末装置23は、それぞれオペレータA、B、Cによる通信サービスの提供を受ける端末装置である。第1端末装置21は、マルチオペレータ基地局装置11を介して第1コアネットワーク31に通信接続する。第2端末装置22は、マルチオペレータ基地局装置11を介して第2コアネットワーク32に通信接続する。第3端末装置23は、マルチオペレータ基地局装置11を介して第3コアネットワーク33に通信接続する。
但し、マルチオペレータ基地局装置11を使用するオペレータの数は3に限らず複数であればよい。また、オペレータA、B、Cによる通信サービスの提供を受ける端末装置は、いずれも複数あってもよい。
また、本実施形態では、マルチオペレータ基地局装置11がLTE(Long Term Evolution、LTEは登録商標)基地局装置(eNodeB)である場合を例に説明するが、これに限らない。マルチオペレータ基地局装置11は、複数のユーザ(例えば複数のオペレータ)が使用する通信装置であり、かつ、他の通信装置と同じ周波数帯を使用して当該通信装置と通信タイミングの調整が必要であればよい。
単独オペレータ基地局装置12は、オペレータDが単独で使用する基地局装置である。第4コアネットワーク34は、オペレータDのコアネットワークである。
また、単独オペレータ基地局装置12は、マルチオペレータ基地局装置11と同じ周波数帯fu1を用いて第4端末装置24と通信を行う。第4端末装置24は、オペレータDによる通信サービスの提供を受ける端末装置である。第4端末装置24は、単独オペレータ基地局装置12を介して第4コアネットワーク34に通信接続する。オペレータDによる通信サービスの提供を受ける端末装置が複数あってもよい。
アクセスポイント装置13は、マルチオペレータ基地局装置11と同じ周波数帯fu1を用いて第5端末装置25と通信を行う。本実施形態では、アクセスポイント装置13がWi−Fi(登録商標)にて通信を行う場合を例に説明する。但し、アクセスポイント装置13は、周波数帯fu1を用いて通信を行うものであればよく、特定の通信方式の通信装置に限定されない。
第5端末装置25は、アクセスポイント装置13と通信可能な端末装置であり、アクセスポイント装置13を介してインターネット35に通信接続する。なお、アクセスポイント装置13に接続可能な端末装置が複数あってもよい。
図2は、マルチオペレータ基地局装置11の機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すようにマルチオペレータ基地局装置11は、無線送信部111と、無線受信部112と、干渉検出部113と、制御部190とを備える。制御部190は、コアネットワーク選択通信部191と、送信パケット生成部192と、送信タイミング調整部193と、干渉監視部194と、受信処理部195とを備える。
無線送信部111、無線受信部112は、それぞれ周波数帯fu1にて無線信号を送信、受信する。無線送信部111と無線受信部112とが1つの機能部として構成されていてもよい。
干渉検出部113は、周波数帯fu1を使用している通信装置の干渉を検出する。ここでいう干渉は、同じ周波数帯を使用する通信装置の一方が電波を送信することにより、他方の通信装置が通信を行えない状態である。本実施形態では、干渉検出部113は、アクセスポイント装置13が周波数帯fu1にて送信する電波、および、単独オペレータ基地局装置12が周波数帯fu1にて送信する電波を検出する。
制御部190は、マルチオペレータ基地局装置11の各部を制御して各種処理を行う。 コアネットワーク選択通信部191は、通信するコアネットワークを選択し、選択したコアネットワークと通信する。例えば、第1端末装置21が無線送信部111と通信している場合、コアネットワーク選択通信部191は、第1コアネットワーク31と通信する。これにより、第1端末装置21は、マルチオペレータ基地局装置11を介して第1コアネットワーク31に接続する。また、第2端末装置22が無線送信部111と通信している場合、コアネットワーク選択通信部191は、第2コアネットワーク32と通信する。これにより、第2端末装置22は、マルチオペレータ基地局装置11を介して第2コアネットワーク32に接続する。また、第3端末装置23が無線送信部111と通信している場合、コアネットワーク選択通信部191は、第3コアネットワーク33と通信する。これにより、第3端末装置23は、マルチオペレータ基地局装置11を介して第3コアネットワーク33に接続する。
送信パケット生成部192は、マルチオペレータ基地局装置11が通信中のオペレータ数(マルチオペレータ基地局装置11が通信中のコアネットワークの数)に応じた最大連続送信時間を決定し、通信中のオペレータのパケット(マルチオペレータ基地局装置11が通信中のコアネットワークからの信号を格納したパケット)を生成する。ここでいう最大連続送信時間は、通信装置が送信を開始してから終了するまでの時間(したがって、通信装置が送信を継続する時間)として許容される最大時間である。マルチオペレータ基地局装置11のパケット送信時間は、送信パケット生成部192が決定した最大連続送信時間内となる。
送信タイミング調整部193は、送信パケット生成部192が生成したパケットを無線送信部111が無線信号にて送信するタイミングを調整する。送信タイミング調整部193は、周波数帯fu1にて他の通信装置が電波を送信していないことを干渉監視部194が検出してからバックオフ時間経過後のタイミングで、無線送信部111に信号の送信を開始させる。ここでいうバックオフ時間は、通信の衝突(Collision)を避けるために設けられる待ち時間である。バックオフ時間は、例えば予め設定されている最大バックオフ時間の範囲内でランダムな時間長に設定される。送信パケット生成部192、送信タイミング調整部193のいずれも時間設定部の例に該当する。
干渉監視部194は、他の装置が周波数帯fu1にて通信中か否かを、干渉検出部113の受信信号の強度に基づいて判定する。あるいは、干渉監視部194が、他の装置が周波数帯fu1にて通信中か否かを、干渉検出部113の受信信号を復調した信号に基づいて判定するようにしてもよい。
受信処理部195は、無線受信部112が受信した信号を処理する。具体的には、受信処理部195は、無線受信部112が受信した信号を復調し、復調した信号から伝送信号を抽出し、得られた伝送信号をコアネットワーク向けのパケットに格納してコアネットワーク選択通信部191へ出力する。コアネットワーク選択通信部191は、当該パケットをコアネットワークへ送信する。
図3は、単独オペレータ基地局装置12が信号を送信するタイミングの例を示す説明図である。同図の横軸は時刻を示す。図3の例では、アクセスポイント装置13が通信を行っている間、単独オペレータ基地局装置12はキャリアセンシングしており、周波数帯fu1の空きを検出した後、バックオフ時間(時間T11)の経過を待つ。バックオフ時間経過後も周波数帯fu1が空いていることを検出した単独オペレータ基地局装置12は、時間T12の間連続して信号を送信している。
ここでいうキャリアセンシングとは、通信に用いる周波数帯にて他の通信装置が通信を行っているか否か監視することである。また、ここでいう空きとは、他の装置が通信を行っていないことである。通信中の装置が通信を終了することで空きの状態になる。
なお、バックオフ時間は、ある定められた範囲(最大バックオフ時間)内のランダム値をとる。衝突が多くなるほど最大バックオフ時間を大きくしてもよい。
また、通信装置は最大連続送信時間の範囲内で連続して通信を行う。上記のように、最大連続送信時間は、通信装置が連続して(したがって、周波数帯の占有を継続して)信号を送信することができる最大時間である。通信データが無くなれば、通信装置は最大連続送信時間の経過を待たずにその時点で信号の送信を終了する。
図4は、マルチオペレータ基地局装置11が信号を送信するタイミングの例を示す説明図である。同図の横軸は時刻を示す。図4の例では、アクセスポイント装置13が通信を行っている間、マルチオペレータ基地局装置11の干渉監視部194がキャリアセンシングしており、周波数帯fu1の空きを検出した後、バックオフ時間(時間T21)の経過を待つ。バックオフ時間経過後も周波数帯fu1が空いていることを干渉監視部194が検出すると、無線送信部111が、制御部190の制御に従って時間T22の間に3オペレータ分の信号をまとめて連続送信している。
なお、図4では周波数帯fu1オペレータA、B、Cの順で送信しているが、この順序に限らない。またオペレータA、B、Cの信号の送信時間の比率は同じであってもよいし異なっていてもよい。例えば、送信パケット生成部192が、各オペレータの信号の優先度に応じて最大連続送信時間を変更するようにしてもよい。ここでいうオペレータの信号とは、当該オペレータのコアネットワークから得られた信号である。
なお、無線送信部111が、周波数分割にてデータを送信するようにしてもよい。この場合、無線送信部111は、同一の時間に複数のオペレータの信号を送信し得る。
マルチオペレータ基地局装置11の最大連続送信時間をTfmとした場合、マルチオペレータ基地局装置11は、最大でTfmまで連続して信号を送信することが可能である。通信データが無くなった場合、マルチオペレータ基地局装置11は、最大連続送信時間Tfmの経過を待たずにその時点で送信を完了する。
送信パケット生成部192は、最大連続送信時間Tfmを式(1)にて算出し、算出した最大連続送信時間Tfmの範囲内で送信可能なパケットを生成する。
Tfm = Tfs × 通信中のオペレータ数 ・・・ (1)
ここで、Tfsは、オペレータが単独の場合の最大連続送信時間(例えば、単独オペレータ基地局装置12における最大連続送信時間)を示す。また、通信中のオペレータ数は、例えばLTE RRC connected(LTEは登録商標)状態のオペレータ数とすることができる。例えばオペレータAのみが通信中である場合、通信中のオペレータ数は1であり、Tfm=Tfsとなる。また、Tfm = Tfs × 通信中のオペレータ数 × α (αは、α≧0の重み係数。例えばα=0.8またはα=1.2等の値をとる)のように、送信パケット生成部192が、オペレータ数に重み付けをするようにしてもよい。例えば、マルチオペレータ基地局装置では、各オペレータのパケット配置を柔軟に配置できるため、単純にオペレータ数の倍数にすると単体の基地局装置よりも有利になる可能性がある。この場合には、α=0.8など、1より小さい係数で重み付けをして最大連続送信時間を調整することが可能である。逆に、マルチオペレータ基地局装置では、最初に送信されるオペレータ信号以外のオペレータのバックオフ時間は省略できるため、その分だけ最大連続送信時間を長くすることも考えられる。その場合には、α=1.2など、1より大きい係数で重み付けをして最大連続送信時間を調整することが可能となる。なお、上記では、通信中のオペレータ数としているが、単純にオペレータ数(マルチオペレータ基地局装置11を共用するオペレータの数)としてもよい。この場合、送信パケット生成部192が、最大連続送信時間Tfmを定数として予め記憶しておくようにしてもよい。
以上のように、送信パケット生成部192は、オペレータ数に応じて最大連続送信時間を設定する。これにより、マルチオペレータ基地局装置11における1オペレータあたりのスループットの低下を防止または低減することができる。
ここで、単独のオペレータが使用する単独オペレータ基地局装置12では、使用周波数帯(周波数帯fu1)での他の装置の通信が終了した際に毎回、通信開始を試行することができる。一方、複数のオペレータが基地局装置を共用するマルチオペレータ基地局装置11では、仮に、複数のオペレータの通信データが存在していたとすると、オペレータの送信毎にバックオフ時間を設けた場合、個々のオペレータから見ると、各オペレータが単独で基地局装置を設けた場合と比較して、基地局装置を共用するオペレータの数だけ通信開始を試行する機会が減少する。通信開始を試行する機会の減少により、個々のオペレータから見てマルチオペレータ基地局装置ではマルチオペレータに対応していない基地局装置よりもスループットが低下する。
これに対し、図4を参照して説明したように、送信パケット生成部192がオペレータ数に応じて最大連続送信時間を設定し、一回の送信で複数のオペレータの通信データをまとめて送信するようにすることで、各オペレータは、オペレータ単独で基地局装置を設けた場合と同様、使用周波数帯(周波数帯fu1)での他の装置の通信が終了した際に毎回、通信開始を試行するのと実質的に同じだけの通信機会を各オペレータは獲得できるようになる。この点で、マルチオペレータ基地局装置11によれば、マルチオペレータ基地局装置11における1オペレータあたりのスループットの低下を防止または低減することができる。
図5は、マルチオペレータ基地局装置11が信号を送信するタイミングのもう1つの例を示す説明図である。同図の横軸は時刻を示す。図5の例では、アクセスポイント装置13が通信を行っている間、マルチオペレータ基地局装置11はキャリアセンシングしており、周波数帯fu1の空きを検出した後、バックオフ時間(時間T31)の経過を待つ。バックオフ時間経過後も周波数帯fu1が空いていることを干渉監視部194が検出すると、無線送信部111が、制御部190の制御に従って時間T32の間に、3オペレータ中の1オペレータ(図5の例ではオペレータA)の信号を連続送信する。この場合の最大連続送信時間は、単独オペレータ基地局装置12の場合と同様にTfsである。なお、最大連続送信時間の範囲内であれば、無線送信部111が3オペレータ分または2オペレータ分の信号をまとめて連続送信するようにしてもよい。
送信タイミング調整部193は、式(2)に基づいて最大バックオフ時間Tbmを設定し、設定した最大バックオフ時間Tbmの範囲内でバックオフ時間(時間T31)をランダムに設定する。
Tbm = Tbs / 通信中のオペレータ数 ・・・ (2)
図4の場合と同様、通信中のオペレータ数に代えて、単純にオペレータ数(マルチオペレータ基地局装置11を共用するオペレータの数)としてもよい。この場合、送信タイミング調整部193が、最大バックオフ時間Tbmを定数として予め記憶しておくようにしてもよい。
また、図5ではオペレータAの信号に続いてオペレータB、Cの信号御送信できた例を示している。オペレータB、Cの信号についても、送信タイミング調整部193は、オペレータAの信号の場合と同じく最大バックオフ時間Tbmの範囲内でバックオフ時間(時間T33、T35)を設定している。また、無線送信部111は、オペレータAの信号の場合と同じく最大連続送信時間Tfsの範囲内で、時間T34、T36の間に、それぞれ1オペレータ分の信号を送信している。他の装置に設定されるバックオフ時間との関係次第で、オペレータAの信号の送信とオペレータBの信号の送信との間や、オペレータBの信号の送信とオペレータCの信号の送信との間に、他の装置による信号の送信が含まれる場合がある。
また、Tbm = Tbs / オペレータ数 × β (β:重み係数) のように、送信タイミング調整部193がオペレータ数に重み付けをするようにしてもよい。
なお、オペレータA、B、Cの信号を送信する際の最大バックオフ時間の比率は同じであってもよいし異なっていてもよい。例えば、送信タイミング調整部193が、各オペレータの信号の優先度に応じて、オペレータ毎に最大バックオフ時間を変更してもよい。
以上のように、送信タイミング調整部193は、オペレータ数に応じて最大バックオフ時間を設定する。これにより、マルチオペレータ基地局装置11における1オペレータあたりのスループットの低下を防止または低減することができる。特に、送信タイミング調整部193がマルチオペレータ基地局装置11の最大バックオフ時間を単独オペレータ基地局装置12の場合より小さくすることで、マルチオペレータ基地局装置11が信号を送信できる確率が上昇し、1オペレータあたりのスループットを向上させることができる。
なお、図5の例では、どのオペレータの信号を送信するかは、マルチオペレータ基地局装置11自身が決定するか、あるいは各オペレータのコアネットワークからの指示に基づき決定する。これに対し、マルチオペレータ基地局装置11がオペレータの数だけタイマーを備え、送信タイミング調整部193がオペレータ毎に独立にバックオフ時間を設定して信号の送出権を競わせるようにしてもよい。
例えば、オペレータA、B、Cの3オペレータの信号それぞれに対して、送信タイミング調整部193がバックオフ時間を設定しタイマーに割り当てる。タイマー満了時に干渉監視部194が周波数帯fu1の空きを検出した場合に、当該タイマーに対応するオペレータの信号が送信権を得る。なお、この場合、干渉監視部194は、他の装置が周波数帯fu1で通信を行っているか否かの判定に加えて、マルチオペレータ基地局装置11内の他のオペレータの信号の送信の有無も判定する。
なお、送信タイミング調整部193が、オペレータの信号毎にバックオフ時間を設定し、最小のバックオフ時間を採用するようにしてもよい。例えば、送信タイミング調整部193が、オペレータA、B、Cの信号のバックオフ時間Tbs_a、Tbs_b、Tbs_cを計算し、min(Tbs_a,Tbs_b,Tbs_c)をバックオフ時間として設定するようにしてもよい。この場合、設定されたバックオフ時間が最小のオペレータの信号が、他の装置と送信権を争う。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態における通信システムの装置構成を示す概略構成図である。同図に示すように通信システム2は、マルチオペレータ基地局装置11と、単独オペレータ基地局装置12と、アクセスポイント装置13と、第1マクロ基地局装置41と、第2マクロ基地局装置42と、第3マクロ基地局装置43と、第4マクロ基地局装置44とを備える。マルチオペレータ基地局装置11は、第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32及び第3コアネットワーク33に通信接続している。単独オペレータ基地局装置12は、第4コアネットワーク34に通信接続している。アクセスポイント装置13はインターネット35に通信接続している。第1マクロ基地局装置41、第2マクロ基地局装置42、第3マクロ基地局装置43、第4マクロ基地局装置44は、それぞれ、第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32、第3コアネットワーク33、第4コアネットワーク34に通信接続している。第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32、第3コアネットワーク33は、それぞれオペレータA、オペレータB、オペレータCのコアネットワークである。マルチオペレータ基地局装置11は、例えばS1インタフェースを介して第1コアネットワーク31、第2コアネットワーク32、第3コアネットワーク33に通信接続する。あるいは、マルチオペレータ基地局装置11が、コアネットワークを介さずに、X2インタフェース等で第1マクロ基地局装置41、第2マクロ基地局装置42及び第3マクロ基地局装置43のいずれかまたは複数に直接通信接続するようにしてもよい。領域A11、A12、A13は、図1の場合と同様である。また、基地局装置と端末装置との通信接続関係を矢印で示している点も図1の場合と同様である。
マルチオペレータ基地局装置11は、オペレータA、B及びCの3オペレータが共有する基地局装置(例えばスモールセル基地局装置)であり、LAA(License Assisted Access)のセカンダリセル(Secondary Cell;SCELL)を形成する。具体的には、第1マクロ基地局装置41がオペレータAのプライマリセル(Primary Cell;PCELL)を形成し、マルチオペレータ基地局装置11は、当該プライマリセルに対応してオペレータAのセカンダリセルを形成する。ここでいうプライマリセルは、制御情報の通信が行われるセルである。セカンダリセルは、プライマリセルで通信される制御情報を利用してデータ通信が行われるセルである。例えば、プライマリセル、セカンダリセルは、それぞれLTE−A(LTEは登録商標)のプライマリセル、セカンダリセルである。
同様に、第2マクロ基地局装置42、第3マクロ基地局装置43が、それぞれオペレータB、Cのプライマリセルを形成し、マルチオペレータ基地局装置11は、当該プライマリセルに対応してオペレータB、Cのセカンダリセルを形成する。
なお、マルチオペレータ基地局装置11は、例えば5ギガヘルツ(GHz)帯などアンライセンス周波数帯(Unlicensed Band)を用いてセカンダリセルを形成する。
以下では、マルチオペレータ基地局装置11が用いる周波数帯を周波数帯fu1と表記する。また、第1マクロ基地局装置41、第2マクロ基地局装置42、第3マクロ基地局装置43、第4マクロ基地局装置44が用いる周波数帯を、それぞれ周波数帯fla、flb、flc、fldと表記する。
第1端末装置21、第2端末装置22、第3端末装置23は、それぞれオペレータA、B、Cによる通信サービスの提供を受ける端末装置である。第1端末装置21は、第1マクロ基地局装置41及びマルチオペレータ基地局装置11を介して第1コアネットワーク31に通信接続する。第2端末装置22は、第2マクロ基地局装置42及びマルチオペレータ基地局装置11を介して第2コアネットワーク32に通信接続する。第3端末装置23は、第3マクロ基地局装置43及びマルチオペレータ基地局装置11を介して第3コアネットワーク33に通信接続する。
但し、マルチオペレータ基地局装置11を使用するオペレータの数は3に限らず複数であればよい。また、オペレータA、B、Cによる通信サービスの提供を受ける端末装置は、いずれも複数あってもよい。
また、本実施形態では、マルチオペレータ基地局装置11がLTE(Long Term Evolution、LTEは登録商標)基地局装置(eNodeB)である場合を例に説明するが、これに限らない。マルチオペレータ基地局装置11は、複数のユーザ(例えば複数のオペレータ)が使用する通信装置であり、かつ、他の通信装置と同じ周波数帯を使用してセカンダリセルを形成し、当該通信装置と通信タイミングの調整が必要なものであればよい。
単独オペレータ基地局装置12は、オペレータDが単独で使用する基地局装置である。第4マクロ基地局装置44がオペレータDのプライマリセルを形成し、単独オペレータ基地局装置12は、当該プライマリセルに対応してオペレータDのセカンダリセルを形成する。第4端末装置24は、第4マクロ基地局装置44及び単独オペレータ基地局装置12を介して第4コアネットワーク34に通信接続する。
第4コアネットワーク34は、オペレータDのコアネットワークである。なお、オペレータDは、オペレータA、B又はCのいずれかであってもよいし、オペレータA、B、Cのいずれとも異なるオペレータであってもよい。なお、オペレータDによる通信サービスの提供を受ける端末装置が複数あってもよい。単独オペレータ基地局装置12は、マルチオペレータ基地局装置11と同じ周波数帯fu1を用いてセカンダリセルを形成する。
アクセスポイント装置13は、第1の実施形態の場合と同様、マルチオペレータ基地局装置11と同じ周波数帯fu1を用いて第5端末装置25と通信を行う。第1の実施形態の場合と同様、アクセスポイント装置13は特定の通信方式の通信装置に限定されない。
第5端末装置25は、アクセスポイント装置13と通信可能な端末装置であり、アクセスポイント装置13を介してインターネット35に通信接続する。なお、アクセスポイント装置13に接続可能な端末装置が複数あってもよい。
なお、マルチオペレータ基地局装置11、単独オペレータ基地局装置12のいずれについても、プライマリセルとセカンダリセルとを同一の基地局装置が形成するようにしてもよい。例えば、マルチオペレータ基地局装置11が、オペレータAのプライマリセルとセカンダリセルとを形成するようにしてもよい。
マルチオペレータ基地局装置11の機能構成は、図2に示す構成と同様とすることができる。なお、第2の実施形態におけるマルチオペレータ基地局装置11の各部の機能は、以下の点以外は第1の実施形態の場合と同様である。
マルチオペレータ基地局装置11は、プライマリセルでのタイミングに同期してセカンダリセルでの通信を行う。そのために、送信タイミング調整部193は、信号の送信開始タイミングを、プライマリセルでのタイミングに合わせる調整を行う。また、無線送信部111は、バックオフ時間経過から信号送信開始タイミングまでの間、帯域を確保するためのダミー信号を送信する。ダミー信号は帯域確保用の信号の例に該当する。
また、マルチオペレータ基地局装置11がセカンダリセル専用の通信装置として使用される場合、制御部190はプライマリセルの機能を有していなくてよい。特に、制御部190は、制御情報を生成して無線送信部111に送信させる機能を有していなくてよい。一方、マルチオペレータ基地局装置11がプライマリセルとセカンダリセルとの両方を形成する場合、マルチオペレータ基地局装置11はプライマリセルでの信号の送受信を行う機能部を備える。
図7は、単独オペレータ基地局装置12が信号を送信するタイミングの例を示す説明図である。同図の横軸は時刻を示す。図7の例では、第4マクロ基地局装置44が、周波数帯fldのプライマリセルにて連続的に信号を送信している。時間T44は、サブフレーム時間間隔(サブフレームの送信を開始してから次のサブフレームの送信を開始するまでの時間)を示している。
また、アクセスポイント装置13が通信を行っている間、単独オペレータ基地局装置12はキャリアセンシングしており、周波数帯fu1の空きを検出した後、最大バックオフ時間の範囲内でランダムに設定されたバックオフ時間(時間T41)の経過を待つ。バックオフ時間経過後も周波数帯fu1が空いていることを検出した単独オペレータ基地局装置12は、最大連続送信時間の範囲内である時間T42の間連続して、周波数帯fu1のセカンダリセルにて信号を送信している。単独オペレータ基地局装置12は、プライマリセルでのサブフレームタイミングに同期して通信を行うために、バックオフ時間が経過してからプライマリセルでのサブフレームタイミングまでの時間T43の間、ダミー信号を送信して帯域を確保している。
図8は、マルチオペレータ基地局装置11が信号を送信するタイミングの例を示す説明図である。同図の横軸は時刻を示す。図8の例では、第1マクロ基地局装置41、第2マクロ基地局装置42、第3マクロ基地局装置43が、それぞれ周波数帯fla、flb、flcのプライマリセルにて連続的に信号を送信している。時間T56は、第1マクロ基地局装置41のサブフレーム時間間隔を示す。また、図8では、第1マクロ基地局装置41、第2マクロ基地局装置42、第3マクロ基地局装置43それぞれのサブフレーム送信開始タイミングが示されている。
また、アクセスポイント装置13が通信を行っている間、マルチオペレータ基地局装置11の干渉監視部194がキャリアセンシングしており、周波数帯fu1の空きを検出した後、最大バックオフ時間の範囲内でランダムに設定されたバックオフ時間(時間T51)の経過を待つ。バックオフ時間経過後も周波数帯fu1が空いていることを干渉監視部194が検出すると、無線送信部111が、制御部190の制御に従って時間T52の間に、周波数帯fu1のセカンダリセルにて3オペレータ分の信号を送信している。無線送信部111は、プライマリセルでのサブフレームタイミングに同期して通信を行うために、バックオフ時間が経過してからプライマリセルでのサブフレームタイミングまでの時間T53の間、ダミー信号を送信して帯域を確保している。
また、無線送信部111は、オペレータAの信号送信を終了してから第2マクロ基地局装置42でのサブフレーム送信開始タイミングまでの時間T54の間、ダミー信号を送信して帯域を確保している。また、無線送信部111は、オペレータBの信号送信を終了してから第3マクロ基地局装置43でのサブフレーム送信開始タイミングまでの時間T55の間、ダミー信号を送信して帯域を確保している。
なお、無線送信部111が、ダミー信号としてそれぞれのオペレータに対するトレーニング信号等を送信するようにしてもよい。なお、図8では周波数帯fu1オペレータA、B、Cの順で送信しているが、この順序に限らない。
マルチオペレータ基地局装置11の最大連続送信時間をTfmとした場合、マルチオペレータ基地局装置11は、最大でTfmまで連続して信号を送信することが可能である。通信データが無くなった場合、マルチオペレータ基地局装置11は、最大連続送信時間Tfmの経過を待たずにその時点で送信を完了する。
送信パケット生成部192は、最大連続送信時間Tfmを上記式(1)にて算出し、算出した最大連続送信時間Tfmの範囲内で送信可能なパケットを生成する。図8の例では、送信パケット生成部192は、各オペレータの信号を2サブフレーム時間のあいだ送信するように調整している。これにより、送信パケット生成部192は、マルチオペレータ基地局装置11が周波数帯fu1を占有する時間T52が、最大連続送信時間Tfm内になるように調整している。なお、Tfm = Tfs × 通信中のオペレータ数 × α (αは重み係数)のように、送信パケット生成部192が、オペレータ数に重み付けをするようにしてもよい。
なお、上記では、通信中のオペレータ数としているが、単純にオペレータ数(マルチオペレータ基地局装置11を共用するオペレータの数)としてもよい。この場合、送信パケット生成部192が、最大連続送信時間Tfmを定数として予め記憶しておくようにしてもよい。
なお、プライマリセルとの同期を取るタイミングはサブフレームの送信開始タイミングに限らない。例えば、プライマリセルのフレーム送信開始タイミングなど、サブフレーム送信開始タイミング以外のタイミングにてセカンダリセルでの信号の送信を開始し、それまでダミーの信号を送信するようにしてもよい。以下の説明でも同様である。
以上のように、マルチオペレータ基地局装置11がプライマリセルに同期してセカンダリセルの信号を送信する場合も、送信パケット生成部192は、オペレータ数に応じて最大連続送信時間を設定する。
これにより、マルチオペレータ基地局装置11における1オペレータあたりのスループットの低下を防止または低減することができる。また、バックオフ時間が経過してから実質的に送信を開始するまでの間(図8の例ではプライマリセルでのサブフレーム送信開始タイミングまでの間)、無線送信部111がダミー信号を送信する。これにより、マルチオペレータ基地局装置11では、周波数帯fu1を確保しつつプライマリセルとの同期を取ることができる。
なお、第2の実施形態でも、図5を参照して説明したのと同様に、送信タイミング調整部193が上記の式(2)に基づいて最大バックオフ時間Tbmを設定するようにしてもよい。この場合、バックオフ時間の経過後、プライマリセルのサブフレームタイミングを待って送信を開始する場合、図8を参照して説明したように無線送信部111がダミー信号を送信して帯域を確保するようにしてもよい。
以上のように、マルチオペレータ基地局装置11がプライマリセルに同期してセカンダリセルの信号を送信する場合も、送信タイミング調整部193は、オペレータ数に応じて最大バックオフ時間を設定する。
これにより、マルチオペレータ基地局装置11における1オペレータあたりのスループットの低下を防止または低減することができる。特に、送信タイミング調整部193がマルチオペレータ基地局装置11の最大バックオフ時間を単独オペレータ基地局装置12の場合より小さくすることで、マルチオペレータ基地局装置11が信号を送信できる確率が上昇し、1オペレータあたりのスループットを向上させることができる。
なお、第2の実施形態でも、第1の実施形態の場合と同様、マルチオペレータ基地局装置11がオペレータの数だけタイマーを備え、送信タイミング調整部193がオペレータ毎に独立にバックオフ時間を設定して信号の送出権を競わせるようにしてもよい。また、第2の実施形態でも、第1の実施形態の場合と同様、送信タイミング調整部193が、オペレータの信号毎にバックオフ時間を設定し、最小のバックオフ時間を採用するようにしてもよい。第1の実施形態の場合と同様、設定されたバックオフ時間が最小のオペレータの信号が、他の装置と送信権を争う。これらの場合も、無線送信部111がダミー信号を送信することで、バックオフ時間の経過からプライマリセルでのサブフレーム送信開始タイミングまでの間、帯域を確保することができる。
なお、第2の実施形態でセカンダリセルのサブフレームタイミングをプライマリセルのサブフレームタイミングに合わせる必要がない場合、マルチオペレータ基地局装置11の動作を第1の実施形態の場合と同様とすることができる。
なお、制御部190の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1…通信システム 11…マルチオペレータ基地局装置 12…単独オペレータ基地局装置 13…アクセスポイント装置 21…第1端末装置 22…第2端末装置 23…第3端末装置 24…第4端末装置 25…第5端末装置 31…第1コアネットワーク 32…第2コアネットワーク 33…第3コアネットワーク 34…第4コアネットワーク 35…インターネット 41…第1マクロ基地局装置 42…第2マクロ基地局装置
43…第3マクロ基地局装置 44…第4マクロ基地局装置 111…無線送信部 112…無線受信部 113…干渉検出部 190…制御部 191…コアネットワーク選択通信部 192…送信パケット生成部 193…送信タイミング調整部 194…干渉監視部 195…受信処理部

Claims (6)

  1. 複数のユーザの信号を送信可能な送信部と、
    前記送信部の送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定部と、
    干渉監視部と、
    を備え、
    前記時間設定部は、
    前記送信部の送信に関する時間として、前記送信部が送信を継続することが許容される最大時間である最大連続送信時間を前記ユーザの数に応じて設定し、
    前記送信部の送信に関する時間として、前記送信部が用いる周波数帯を他の通信装置が使用していないことを前記干渉監視部が検出してから前記送信部が信号の送信を開始するまでの待ち時間であるバックオフ時間を前記ユーザの数に応じて設定する、
    通信装置。
  2. 前記送信部は、プライマリセルでの通信のタイミングに同期してセカンダリセルにて信号を送信し、前記バックオフ時間の経過からプライマリセルに同期しての通信開始のタイミングまでの間帯域確保用の信号を送信する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 複数のユーザの信号を送信可能な送信部と、
    前記送信部の送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定部、
    を備え、
    前記時間設定部は、前記送信部の送信に関する時間として、前記送信部が送信を継続することが許容される最大時間である最大連続送信時間を、単独ユーザの最大連続送信時間×通信中のユーザ数×第1の重み係数により設定する、
    通信装置。
  4. 複数のユーザの信号を送信可能な送信部と、
    前記送信部の送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定部、
    を備え、
    前記時間設定部は、前記送信部の送信に関する時間として、前記送信部が用いる周波数帯を他の通信装置が使用していないことを干渉監視部が検出してから前記送信部が信号の送信を開始するまでの待ち時間であるバックオフ時間を、最大バックオフ時間の範囲内で設定し、前記最大バックオフ時間は、単独ユーザの最大バックオフ時間/ユーザ数×第2の重み係数により算出される
    通信装置。
  5. 通信装置に用いられる通信方法であって、コンピュータが、
    複数のユーザの信号を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップでの送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定ステップと、
    干渉監視ステップと、
    を有し、
    前記時間設定ステップにおいて、
    前記送信ステップでの送信に関する時間として、前記送信ステップにおいて送信を継続することが許容される最大時間である最大連続送信時間を前記ユーザの数に応じて設定し、
    前記送信ステップでの送信に関する時間として、前記送信ステップにおいて用いる周波数帯を他の通信装置が使用していないことを前記干渉監視ステップにおいて検出されてから前記送信ステップにおける信号の送信を開始するまでの待ち時間であるバックオフ時間を前記ユーザの数に応じて設定する、
    通信方法。
  6. コンピュータに、
    複数のユーザの信号を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップでの送信に関する時間を前記ユーザの数に応じて設定する時間設定ステップと、
    干渉監視ステップと、
    を実行させ、
    前記時間設定ステップにおいて、
    前記送信ステップでの送信に関する時間として、前記送信ステップにおいて送信を継続することが許容される最大時間である最大連続送信時間を前記ユーザの数に応じて設定し、
    前記送信ステップでの送信に関する時間として、前記送信ステップにおいて用いる周波数帯を他の通信装置が使用していないことを前記干渉監視ステップにおいて検出されてから前記送信ステップにおける信号の送信を開始するまでの待ち時間であるバックオフ時間を前記ユーザの数に応じて設定するためのプログラム。
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