JP6595497B2 - ユーザ端末、無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

ユーザ端末、無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
UMTS(universal mobile telecommunication system)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEからのさらなる広帯域化および高速化を目的として、LTEアドバンストが仕様化され、さらに、たとえばFRA(future radio access)と呼ばれるLTEの後継システムが検討されている。
Rel.8から12のLTEでは、事業者に免許された周波数帯、すなわちライセンスバンドにおいて排他的な運用がなされることを想定して仕様化が行われた。ライセンスバンドとしては、たとえば800MHz、2GHzまたは1.7GHzなどが使用される。
Rel.13以降のLTEでは、免許不要の周波数帯、すなわちアンライセンスバンドにおける運用もターゲットとして検討されている。アンライセンスバンドとしては、たとえばWi−Fiと同じ2.4GHzまたは5GHz帯などが使用される。Rel.13 LTEでは、ライセンスバンドとアンライセンスバンドの間でのキャリアアグリゲーション(LAA:license-assisted access)を検討対象としているが、将来的にデュアルコネクティビティやアンライセンスバンドのスタンドアローンも検討対象となる可能性がある。
アンライセンスバンドでは、他事業者のLTE、Wi−Fiまたはその他のシステムとの共存のため、干渉制御機能が必要となると考えられる。干渉制御機能として、Wi−Fiでは、LBT(listen before talk)またはCCA(clear-channel assessment)と呼ばれる機能が実装されている。
アンライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LAA)において、アンライセンスバンドで上りリンク通信を実現する方法は規定されていない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、アンライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LAA)において、アンライセンスバンドで上りリンク通信を適切に行うことができるユーザ端末、無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明のユーザ端末は、LBT(listen before talk)が設定された第1の周波数キャリアまたはLBTが設定されない第2の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部を有し、前記制御部が、ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス受信以降の手順を前記第2の周波数キャリアで行うよう制御するとともに、前記ランダムアクセス確立後、前記第1の周波数キャリアで上りリンク送信を行うよう制御し、前記制御部が、所定の周波数キャリアにおけるLBTの実行可否を含むケーパビリティ情報を報告するよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、アンライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LAA)において、アンライセンスバンドで上りリンク通信を適切に行うことができる。
Wi−FiにおけるLBTを説明する図である。 ランダムアクセス手順を説明する図である。 第2の態様におけるランダムアクセス手順を説明する図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、上りリンク信号を送信する周波数キャリアがアンライセンスバンドである場合を例として説明するが、本発明の適用対象はアンライセンスバンドに限られない。本実施の形態では、LBTが設定されない周波数キャリアをライセンスバンド、LBTが設定される周波数キャリアをアンライセンスバンドとして説明するが、これに限られない。すなわち、本実施の形態は、LBTが設定される周波数キャリアであれば、ライセンスバンドまたはアンライセンスバンドにかかわらず適用できる。
アンライセンスバンドにおける干渉制御機能として、Wi−Fiでは、LBT(listen before talk)またはCCA(clear-channel assessment)が実装されている。Wi−FiにおけるLBTまたはCCAの一例を、図1を参照して説明する。通信端末は、送信開始直前に、送信予定の周波数で他の装置が信号を送信しているか否かを、一定時間、受信および検出する。他の装置の信号が検出された場合は、通信端末は、送信を中止し、一定時間経過後、他の装置の信号が検出されず送信が可能と判断されたタイミングで、送信を実行する。
LAAシステムにおいても、Wi−Fiシステムと同様に、リスニング結果に応じて送信の送信有無を制御することが考えられる。ここで、LBT期間中の受信信号強度が所定のしきい値より高い場合、チャネルはビジー状態(LBTbusy)とみなされる。LBT期間中の受信信号強度が所定のしきい値より低い場合、チャネルはアイドル状態(LBTidle)とみなされる。
LTEシステムでは、初期接続、同期確立または通信再開などに際し、上りリンクで物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)を送信してランダムアクセスを行う。ランダムアクセスは、衝突型(contention-based)および非衝突型(non-contention-based)の2種類のタイプに分けられる。
衝突型ランダムアクセスでは、ユーザ端末は、セル内に用意された複数のランダムアクセスプリアンブルからランダムに選択したプリアンブルをPRACHで送信する。この場合、ユーザ端末間で同一のランダムアクセスプリアンブルを使用することにより、衝突が発生する可能性がある。
非衝突型ランダムアクセスでは、ユーザ端末は、あらかじめネットワークから割り当てられた端末固有のランダムアクセスプリアンブルをPRACHで送信する。この場合、ユーザ端末間で異なるランダムアクセスプリアンブルが割り当てられているため、衝突が発生することはない。
衝突型ランダムアクセスは、初期接続、上りリンクの通信開始または再開などに際して行われる。非衝突型ランダムアクセスは、ハンドオーバ、下りリンクの通信開始または再開などに際して行われる。
図2は、ランダムアクセスの概要を示している。衝突型ランダムアクセスは、Step1からStep4で構成される。非衝突型ランダムアクセスは、Step0からStep2で構成される。
衝突型ランダムアクセスの場合、ユーザ端末は、ランダムアクセスプリアンブルを当該セルに設定されているPRACHリソースで送信する(メッセージ1)。無線基地局は、ランダムアクセスプリアンブルを検出すると、その応答情報であるランダムアクセスレスポンス(RAR:random access response)を送信する(メッセージ2)。ユーザ端末は、ランダムアクセスプリアンブル送信後、所定の区間で、ランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)の受信を試みる。ユーザ端末は、メッセージ2の受信に失敗した場合は、PRACHの送信電力を上げてメッセージ1を再度送信する。
ランダムアクセスレスポンスを受信したユーザ端末は、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクスケジューリンググラントによって指定された物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)でデータ信号を送信する(メッセージ3)。メッセージ3を受信した無線基地局は、衝突解決メッセージをユーザ端末に送信する(メッセージ4)。ユーザ端末は、メッセージ1から4によって同期を確保し、無線基地局を識別すると、衝突型ランダムアクセス処理を完了し接続を確立する。
非衝突型ランダムアクセスの場合、無線基地局は、ユーザ端末に対してPRACHの送信を指示する物理下り制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)を送信する(メッセージ0)。ユーザ端末は、当該PDCCHにより指示されたタイミングでランダムアクセスプリアンブル(PRACH)を送信する(メッセージ1)。無線基地局は、ランダムアクセスプリアンブルを検出すると、その応答情報であるランダムアクセスレスポンス(RAR)を送信する(メッセージ2)。ユーザ端末は、メッセージ2の受信をもって非衝突型ランダムアクセス処理を完了する。なお、衝突型ランダムアクセス処理と同様に、ユーザ端末がメッセージ2の受信に失敗した場合には、ユーザ端末はPRACHの送信電力を上げてメッセージ1を再度送信する。
しかしながら、LAAのアンライセンスバンドでは、上述の従来のランダムアクセスを行うことが難しい。オーバーヘッドになるため、PRACHは10msまたは20msに一度など、限られたリソースのみで送信可能とするのが一般的である。したがって、PRACH送信が可能なリソース(サブフレーム)は、限定される。アンライセンスバンドにおいて、LBTbusyとなると、次の送信機会までが遠く、遅延の影響でスループットが劣化してしまう。
アンライセンスバンドにおいて、衝突型ランダムアクセスの場合にはメッセージ1,2,3,4、非衝突型ランダムアクセスの場合にはメッセージ0,1,2のやり取りのたびにLBTが必要となる。やり取りの途中でLBTbusyとなるとランダムアクセス失敗となり、ランダムアクセスを最初からやり直すことが必要となる。
このように、LAAのアンライセンスバンドで上りリンク通信をどのように実現するか、という課題がある。
これに対して、本発明者らは、LAAのアンライセンスバンドで上りリンク通信を実現するための構成を見出した。具体的には、LAAのアンライセンスバンドで上りリンク通信を実現するために、アンライセンスバンドCCでランダムアクセスを行わない態様(第1の態様)およびアンライセンスバンドCCでもランダムアクセスを行う態様(第2の態様)を見出した。
(第1の態様)
第1の態様では、LAAのアンライセンスバンドで上りリンク通信を実現するために、アンライセンスバンドコンポーネントキャリア(CC:component carrier)では、ランダムアクセスを行わない。すなわち、第1の態様では、ライセンスバンドCCでのみランダムアクセスを行う。
アンライセンスバンドCCは、ライセンスバンドCCと同一TAG(timing advance group)に含めることができる。無線基地局は、ユーザ端末の各TAGに、少なくとも1つのライセンスバンドCCが含まれるように設定することができる。ユーザ端末は、TAG内のすべてのCC間で上りリンクの送信タイミングが同一であると想定する。したがって、TAG内のいずれかのCCでランダムアクセスを行えば、同一TAG内のすべてのCCで上りリンクタイミング同期が確立できたとみなすことができるので、他のCCではランダムアクセスを行わなくてもよい。結果として、ユーザ端末は、TAG内のライセンスバンドCCでランダムアクセス手順を実行して上りリンク同期を確立した場合、アンライセンスバンドCCで上りリンク送信を行うことができる。
ユーザ端末は、同一TAGに設定されたすべてのCCで、上りリンクの送信タイミングが同一であるとみなすとともに、下りリンクでの受信タイミングが同一であると想定する。ユーザ端末は、TAG内の特定のセルをタイミング参照セル(Timing reference cell)とみなし、下りリンクでの受信タイミングを検出する。さらにユーザ端末は、その下りリンク受信タイミングを基準として、ランダムアクセス手順開始時点、すなわちランダムアクセスプリアンブルの送信タイミングを決定する。無線基地局は、ユーザ端末が送信したランダムアクセスプリアンブルの受信タイミングをもとに、ユーザ端末に対してタイミングアドバンス(TA)コマンドを送信し、ユーザ端末の送信タイミングを制御する。なお、ユーザ端末は、タイミング参照セルの下りリンク受信タイミングがずれた場合に、そのずれに合わせて自律的に送信タイミングを補正する制御を行ってもよい。
前述のように、無線基地局がユーザ端末に対して、ライセンスバンドCCおよびアンライセンスバンドCCが同一TAGに含まれるように設定(configure)することにより、ランダムアクセス手順をライセンスバンドで行うことができる。しかしながら、下りリンクで受信タイミングを参照するタイミング参照セルがライセンスバンドCCに設定されない場合がある。この場合、LBTbusyによって下りリンク参照信号を適切に受信できず、下りリンクのタイミングを正しく検出することができないという課題が発生する。以下、このような課題が発生するケースについて説明する。
従来、プライマリセル(PCell)が含まれるTAG(PTAG)ではPCellが、プライマリセカンダリセル(PSCell)が含まれるTAG(PSTAG)ではPSCellが、タイミング参照セルであった。したがって、PTAGおよびPSTAGでは、ライセンスバンドCCをPCellまたはPSCellに設定することで、タイミング参照セルをライセンスバンドCCとすることができ、ランダムアクセス手順による上りリンク同期を確立することが容易であった。PCellとは、キャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティを行う場合にRRC接続やハンドオーバを管理するセルであり、ユーザ端末からのデータやフィードバック信号を受信するために上りリンク伝送も必要となるセルである。PSCellとは、PCellと同等の機能を有するSCellを指す。
しかしながら、従来では、PCellとPSCellのどちらも含まれないTAG(STAG)では、ユーザ端末が任意のセルをタイミング参照セルとできた。したがって、STAGでは、少なくとも1つのライセンスバンドCCを設定(configure)し、ランダムアクセス手順を行うセルをライセンスバンドCCに限定したとしても、ユーザ端末がアンライセンスバンドCCをタイミング参照セルに選んでしまい、正しく上りリンク同期が確立できなくなる可能性が生じる。
そこで、ユーザ端末は、ライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCを区別するための制御情報を受け取ってもよい。このような制御情報の通知方法としては、たとえば、報知情報やRRCシグナリングなど、上位レイヤシグナリングを用いることが想定される。具体的な制御情報の内容としては、各CCがライセンスバンドCCであるかアンライセンスバンドCCであるかの情報などが想定される。このように、ユーザ端末がライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとを区別できるようにすることで、ユーザ端末がSTAG内のライセンスバンドCCをタイミング参照セルに選ぶことができ、上りリンク同期確立の信頼性を高めることができる。また、タイミング参照セルは、上りリンク同期確立後の同期追従にも用いられる。ライセンスバンドCCでは、アンライセンスバンドCCのようなLBTbusyが発生せず、常に下りリンク参照信号を受信できるため、通信中の同期追従性能を高めることもできる。
また、ライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとでは、LBTbusyの有無の違いにより、測定(measurement)の手順や要求精度、あるいはチャネル品質(CSI:channel state information)測定の手順や要求精度が異なることも想定される。前述のように、ユーザ端末に対してライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとを区別するための制御情報を通知することにより、ユーザ端末は、ライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとで、それぞれに適した測定やCSI測定を行うことができる。
このように、ユーザ端末は、前述のライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとを区別するための制御情報を受信した場合、各TAGのタイミング制御のためのタイミング参照セルを、任意のライセンスバンドCCに設定するものとしてもよい。
当該TAGでは、MAC CE(MAC control element)によるTAコマンドもライセンスバンドCCから送信されるものとしてもよい。換言すれば、ユーザ端末は、当該TAGにおけるアンライセンスバンドCCでは、MAC CEでTAコマンドを受信しないものとしてもよい。
当該TAGでは、ユーザ端末自律のタイミング制御も、ライセンスバンドCCの下りリンク受信タイミングに基づいて行ってもよい。
ライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとを明示する制御情報ではなく、各CCにおいてLBTの設定有無を明示する制御情報を通知してもよい。ここで、LBTの設定有りとは、無線基地局またはユーザ端末がLBTを行うCCであることを指す。この場合、ユーザ端末は、LBTが設定されたCCとLBTが設定されないCCとを、報知情報やRRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングで設定されてもよい。これにより、必ずしもライセンスバンドではLBTを行い、アンライセンスバンドではLBTを行わないとは限らない柔軟な運用が可能となる。たとえば、異なる無線アクセスシステム(RAT)間で周波数を共用する共用バンドを用いる場合、ライセンスバンドでありながらLBTが必要となる可能性がある。このような場合に、LBTが設定されたCCとしてユーザ端末に通知することで、アンライセンスバンドCCと同様に適切な制御を行うことができる。
この場合、無線基地局は、少なくとも1つのLBTが設定されないCCとLBTが設定されたCCが同一TAGになるようユーザ端末に設定する。さらに、無線基地局は、ユーザ端末がランダムアクセス手順を行うCCをLBTが設定されないCCに限定する。ユーザ端末は、LBTが設定されないCCをタイミング参照セルに設定するとともに、当該LBTが設定されないCCでランダムアクセス手順を行うことによりで、上りリンク同期の信頼性を高めることができる。ユーザ端末は、あらかじめ所定の周波数帯で、LBTを行うことができるかどうかのケーパビリティシグナリング(capability signaling)をネットワークに報告してもよい。
(第2の態様)
第2の態様では、LAAのアンライセンスバンドで上りリンク通信を実現するために、アンライセンスバンドCCでも、ランダムアクセスを行う。すなわち、第2の態様では、ライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCの両方で、ランダムアクセスを行う。
以下の説明では、衝突型ランダムアクセスを対象とする。従来、非衝突型ランダムアクセスであれば、クロスキャリアスケジューリングの仕組みを使うことで、無線基地局は、メッセージ0,2,4をライセンスバンドCCで送ることができる。たとえば、メッセージ0でメッセージ1を送信するSCellを指定し、メッセージ2はPCell(共通サーチスペース)から送信することができる。しかし、非衝突型ランダムアクセスは、PDCCHトリガのため、LBTbusyでメッセージ1が送信されないケースが発生するおそれがある。このように、非衝突型ランダムアクセスでは、ランダムアクセス確立までに要する遅延が大きくなるおそれがある。
具体的には、ユーザ端末は、衝突型ランダムアクセス手順において、メッセージ1だけアンライセンスバンドCCで送信する(図3参照)。すなわち、メッセージ2,3,4は、ライセンスバンドCCで送信される。ユーザ端末の判断により送信を決定するメッセージ1だけアンライセンスバンドCCで送信することにより、上りリンク同期を実現できるうえに、メッセージ2,3,4はライセンスバンドCCで送信されるので、LBTbusyで送信に失敗し、ランダムアクセス手順がやり直しとなることを回避できる。ランダムアクセス確立後、アンライセンスバンドCCにおける上りリンク送信を開始する。
この方法によると、アンライセンスバンドCCにおいて、LBT結果の影響を最小化してランダムアクセス手順を完了することが可能となる。メッセージ1は、ユーザ端末が自身のタイミングで送信するため、LBTbusyにより送信不可となるケースが生じても、無線基地局にとっては遅延とみなされない。ユーザ端末がLBTidleと判断し、PRACHを送信したタイミングでランダムアクセス手順が起動し、それ以降はLBT結果に左右されずにランダムアクセス手順を完了することが可能となる。
具体的には、あらかじめアンライセンスバンドCCで衝突型PRACHを送信可能なリソースを、上位レイヤシグナリングにより設定することができる。ユーザ端末は、PRACHの送信が必要な場合、まずLBTを行い、LBTidleならばメッセージ1を送信し、LBTbusyならばメッセージ1の送信を延期する。ユーザ端末は、メッセージ1送信後、所定の時間区間で、共通サーチスペースにおいてメッセージ2の受信を試みる。共通サーチスペースは、ライセンスバンドCCのPCellまたはPSCellに含まれる。ユーザ端末は、メッセージ2の受信に成功したら、その指示に従ってメッセージ3を送信する。それ以降の手順は、通常のランダムアクセスと同じである。ただし、メッセージ2、3、4は、たとえばPCellとして設定されたライセンスバンドCCで行うものとする。
第1の態様と同様に、ライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCとを区別する制御情報、もしくはLBTを設定するCCとLBTを設定しないCCの情報を、ユーザ端末にシグナリングしていてもよい。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述のランダムアクセス手順を実行する無線通信方法が適用される。
図4は、本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略構成図である。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーションとデュアルコネクティビティの両方、またはいずれか一方を適用できる。また、この無線通信システムは、アンライセンスバンドを利用可能な無線基地局を有している。
図4に示すように、無線通信システム1は、複数の無線基地局10(11および12)と、各無線基地局10によって形成されるセル内にあり、各無線基地局10と通信可能に構成された複数のユーザ端末20と、を備えている。無線基地局10は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。
図4において、無線基地局11は、たとえば相対的に広いカバレッジを有するマクロ基地局で構成され、マクロセルC1を形成する。無線基地局12は、局所的なカバレッジを有するスモール基地局で構成され、スモールセルC2を形成する。なお、無線基地局11および12の数は、図4に示す数に限られない。
たとえば、マクロセルC1をライセンスバンドで運用し、スモールセルC2をアンライセンスバンドで運用する形態であってもよい。または、スモールセルC2の一部をアンライセンスバンドで運用し、残りのスモールセルC2をライセンスバンドで運用する形態であってもよい。無線基地局11および12は、基地局間インタフェース(たとえば、光ファイバ、X2インタフェース)を介して互いに接続される。
ユーザ端末20は、無線基地局11および無線基地局12の双方に接続可能である。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1およびスモールセルC2を、キャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティにより同時に使用することが想定される。たとえば、ライセンスバンドを利用する無線基地局11からユーザ端末20に対して、アンライセンスバンドを利用する無線基地局12に関するアシスト情報(たとえば、下りリンク信号構成)を送信できる。また、ライセンスバンドおよびアンライセンスバンドでキャリアアグリゲーションする場合、1つの無線基地局(たとえば、無線基地局11)が、ライセンスバンドセルおよびアンライセンスバンドセルのスケジュールを制御する構成としてもよい。
ユーザ端末20は、無線基地局11に接続せず、無線基地局12に接続する構成としてもよい。たとえば、アンライセンスバンドを利用する無線基地局12が、ユーザ端末20とスタンドアローンで接続する構成としてもよい。この場合、無線基地局12が、アンライセンスバンドセルのスケジュールを制御する。
上位局装置30には、たとえば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)、下り制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel、EPDCCH:enhanced physical downlink control channel)、報知チャネル(PBCH:physical broadcast channel)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(system information block)が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI:downlink control information)が伝送される。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)、上り制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。
図5は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。図5に示すように、無線基地局10は、MIMO(multiple-input and multiple-output)伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部および受信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、インタフェース部106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30からインタフェース部106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCP(packet data convergence protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(medium access control)再送制御、たとえば、HARQ(hybrid automatic repeat request)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:inverse fast fourier transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナごとにプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。送受信部103には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置を適用できる。
上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:fast fourier transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:inverse discrete fourier transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、インタフェース部106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
インタフェース部106は、基地局間インタフェース(たとえば、光ファイバ、X2インタフェース)を介して隣接無線基地局と信号を送受信(バックホールシグナリング)する。あるいは、インタフェース部106は、所定のインタフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。
図6は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。図6に示すように、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104は、制御部301と、下り制御信号生成部302と、下りデータ信号生成部303と、マッピング部304と、デマッピング部305と、チャネル推定部306と、上り制御信号復号部307と、上りデータ信号復号部308と、判定部309と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部301は、PDSCHで送信される下りユーザデータ、PDCCHと拡張PDCCH(EPDCCH)の両方、またはいずれか一方で伝送される下り制御情報、下り参照信号などのスケジューリングを制御する。また、制御部301は、PRACHで伝送されるRAプリアンブル、PUSCHで伝送される上りデータ、PUCCHまたはPUSCHで伝送される上り制御情報、上り参照信号のスケジューリングの制御(割り当て制御)も行う。上りリンク信号(上り制御信号、上りユーザデータ)の割り当て制御に関する情報は、下り制御信号(DCI)を用いてユーザ端末20に通知される。
制御部301は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて、下りリンク信号および上りリンク信号に対する無線リソースの割り当てを制御する。つまり、制御部301は、スケジューラとしての機能を有している。制御部301には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路または制御装置を適用できる。
制御部301は、ライセンスバンドまたはアンライセンスバンドにおける信号の送受信を制御する。制御部301は、送受信部103が、ランダムアクセス手順においてアンライセンスバンドで送信されたPRACHを受信した場合に、ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス送信以降の手順をライセンスバンドで行うよう制御してもよい。
下り制御信号生成部302は、制御部301により割り当てが決定された下り制御信号(PDCCH信号とEPDCCH信号の両方、またはいずれか一方)を生成する。具体的に、下り制御信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下りリンク信号の割り当て情報を通知する下りリンクアサインメントと、上りリンク信号の割り当て情報を通知する上りリンクグラントを生成する。下り制御信号生成部302には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器または信号生成回路を適用できる。
下りデータ信号生成部303は、制御部301によりリソースへの割り当てが決定された下りデータ信号(PDSCH信号)を生成する。下りデータ信号生成部303により生成されるデータ信号には、各ユーザ端末20からのCSI等に基づいて決定された符号化率、変調方式に従って符号化処理、変調処理が行われる。
マッピング部304は、制御部301からの指示に基づいて、下り制御信号生成部302で生成された下り制御信号と、下りデータ信号生成部303で生成された下りデータ信号の無線リソースへの割り当てを制御する。マッピング部304には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッピング回路またはマッパーを適用できる。
デマッピング部305は、ユーザ端末20から送信された上りリンク信号をデマッピングして、上りリンク信号を分離する。チャネル推定部306は、デマッピング部305で分離された受信信号に含まれる参照信号からチャネル状態を推定し、推定したチャネル状態を上り制御信号復号部307、上りデータ信号復号部308に出力する。
上り制御信号復号部307は、上り制御チャネル(PRACH,PUCCH)でユーザ端末から送信されたフィードバック信号(送達確認信号等)を復号し、制御部301へ出力する。上りデータ信号復号部308は、上り共有チャネル(PUSCH)でユーザ端末から送信された上りデータ信号を復号し、判定部309へ出力する。判定部309は、上りデータ信号復号部308の復号結果に基づいて、再送制御判定(A/N判定)を行うとともに結果を制御部301に出力する。
図7は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。図7に示すように、ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(送信部および受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などがなされる。この下りリンクのデータのうち、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。送受信部203には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置を適用できる。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(HARQ)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT)処理、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図8は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図8に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、上り制御信号生成部402と、上りデータ信号生成部403と、マッピング部404と、デマッピング部405と、チャネル推定部406と、下り制御信号復号部407と、下りデータ信号復号部408と、判定部409と、を少なくとも含んで構成されている。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH信号)や、受信したPDSCH信号に対する再送制御判定結果に基づいて、上り制御信号(A/N信号等)や上りデータ信号の生成を制御する。無線基地局から受信した下り制御信号は下り制御信号復号部407から出力され、再送制御判定結果は、判定部409から出力される。制御部401には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路または制御装置が適用される。
制御部401は、ライセンスバンドまたはアンライセンスバンドにおける信号の送受信を制御する。制御部401は、ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス受信以降の手順をライセンスバンドで行うよう制御するとともに、ランダムアクセス確立後、アンライセンスバンドで上りリンク送信を行うよう制御してもよい。制御部401は、ランダムアクセス手順において物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)のみアンライセンスバンドで送信するよう制御してもよい。制御部401は、ライセンスバンドCCおよびアンライセンスバンドCCを含むタイミングアドバンスグループ(TAG)内の、ライセンスバンドCCでランダムアクセス手順を実行するよう制御するとともに、ランダムアクセス確立後、アンライセンスバンドCCで上りリンク送信を行うよう制御してもよい。
上り制御信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上り制御信号(送達確認信号やチャネル状態情報(CSI)等のフィードバック信号)を生成する。上りデータ信号生成部403は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。なお、制御部401は、無線基地局から通知される下り制御信号に上りリンクグラントが含まれている場合に、上りデータ信号生成部403に上りデータ信号の生成を指示する。上り制御信号生成部402には、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器または信号生成回路を適用できる。
マッピング部404は、制御部401からの指示に基づいて、上り制御信号(送達確認信号等)と、上りデータ信号の無線リソース(PUCCH、PUSCH)への割り当てを制御する。
デマッピング部405は、無線基地局10から送信された下りリンク信号をデマッピングして、下りリンク信号を分離する。チャネル推定部406は、デマッピング部405で分離された受信信号に含まれる参照信号からチャネル状態を推定し、推定したチャネル状態を下り制御信号復号部407、下りデータ信号復号部408に出力する。
下り制御信号復号部407は、下り制御チャネル(PDCCH)で送信された下り制御信号(PDCCH信号)を復号し、スケジューリング情報(上りリソースへの割り当て情報)を制御部401へ出力する。また、下り制御信号に送達確認信号をフィードバックするセルに関する情報や、RF調整の適用有無に関する情報が含まれている場合も、制御部401へ出力する。
下りデータ信号復号部408は、下り共有チャネル(PDSCH)で送信された下りデータ信号を復号し、判定部409へ出力する。判定部409は、下りデータ信号復号部408の復号結果に基づいて、再送制御判定(A/N判定)を行うとともに、結果を制御部401に出力する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
本出願は、2014年11月6日出願の特願2014−225846に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (9)

  1. LBT(listen before talk)が設定された第1の周波数キャリアまたはLBTが設定されない第2の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部を有し、
    前記制御部が、ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス受信以降の手順を前記第2の周波数キャリアで行うよう制御するとともに、前記ランダムアクセス確立後、前記第1の周波数キャリアで上りリンク送信を行うよう制御し、
    前記制御部が、所定の周波数キャリアにおけるLBTの実行可否を含むケーパビリティ情報を報告するよう制御することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部が、前記ランダムアクセス手順において物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)のみ前記第1の周波数キャリアで送信するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記PRACHが、衝突型PRACHであることを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記制御部が、前記第1の周波数キャリアのコンポーネントキャリアおよび前記第2の周波数キャリアのコンポーネントキャリアを含むタイミングアドバンスグループ(TAG)内の、前記第2の周波数キャリアのコンポーネントキャリアで前記ランダムアクセス手順を実行するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記第1の周波数キャリアのコンポーネントキャリアと前記第2の周波数キャリアのコンポーネントキャリアとを区別する制御情報を受信する受信部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のユーザ端末。
  6. 前記制御部が、タイミング参照セルを前記第2の周波数キャリアのコンポーネントキャリアに設定するよう制御することを特徴とする請求項4に記載のユーザ端末。
  7. LBT(listen before talk)が設定された第1の周波数キャリアまたはLBTが設定されない第2の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部と、送受信部と、を有し、
    前記送受信部が、ランダムアクセス手順において前記第1の周波数キャリアで送信されたPRACHを受信した場合に、前記制御部が、前記ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス送信以降の手順を前記第2の周波数キャリアで行うよう制御し、
    前記送受信部が、所定の周波数キャリアにおけるLBTの実行可否を含むケーパビリティ情報の報告を受けることを特徴とする無線基地局。
  8. LBT(listen before talk)が設定された第1の周波数キャリアおよびLBTが設定されない第2の周波数キャリアを用いて通信を行う無線基地局とユーザ端末とを有する無線通信システムであって、
    前記ユーザ端末は、前記第1の周波数キャリアまたは前記第2の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部を有し、
    前記制御部が、ランダムアクセス手順において物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を前記第1の周波数キャリアで送信し、ランダムアクセスレスポンス受信以降の手順を前記第2の周波数キャリアで行うよう制御するとともに、前記ランダムアクセス確立後、前記第1の周波数キャリアで上りリンク送信を行うよう制御し、
    前記制御部が、所定の周波数キャリアにおけるLBTの実行可否を含むケーパビリティ情報を報告するよう制御し、
    前記無線基地局は、前記第1の周波数キャリアまたは前記第2の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する制御部と、送受信部と、を有し、
    前記送受信部が、前記ランダムアクセス手順において前記第1の周波数キャリアで送信された前記PRACHを受信した場合に、前記制御部が、前記ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス送信以降の手順を前記第2の周波数キャリアで行うよう制御し、
    前記送受信部が、前記ケーパビリティ情報の報告を受けることを特徴とする無線通信システム。
  9. LBT(listen before talk)が設定された第1の周波数キャリアまたはLBTが設定されない第2の周波数キャリアを用いて無線基地局と通信可能なユーザ端末の無線通信方法であって、
    前記第1の周波数キャリアまたは前記第2の周波数キャリアにおける信号の送受信を制御する工程を有し、
    前記工程において、ランダムアクセス手順においてランダムアクセスレスポンス受信以降の手順を前記第2の周波数キャリアで行うよう制御するとともに、前記ランダムアクセス確立後、前記第1の周波数キャリアで上りリンク送信を行うよう制御し、
    前記工程において、所定の周波数キャリアにおけるLBTの実行可否を含むケーパビリティ情報を報告するよう制御することを特徴とする無線通信方法。
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