JP6569277B2 - 認識用画像生成装置、物体検出装置及び認識用画像生成方法 - Google Patents

認識用画像生成装置、物体検出装置及び認識用画像生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、認識用画像生成装置、物体検出装置及び認識用画像生成方法に関する。
自車前方を監視する狭角カメラ及び広角カメラを備える車両前方監視装置が知られている(特許文献1参照)。車両前方監視装置は、物体相対距離に応じて狭角画像情報及び広角画像情報の何れか一方を処理用画像情報として選択し、処理用画像情報から自車前方に存在する物体を検出している。
一方、特許文献2には、レーダ及び画像処理装置により目標属性を検出或いは計測し、これに基づくニューラルネットによる目標判別装置を選択することで、高い精度の判別を可能とする自動目標識別装置が記載されている。
特開2011−121398号公報 特開平9−282460号公報
特許文献1では、処理用画像情報が狭角と広角の間で切り替わると、狭角画像と広角画像では、同一物体であっても、画像上の大きさや画素数が異なるため、それぞれ別々の検出処理となる。このため、処理用画像情報が切り替わった後、すぐには物体を検出できず、検出される物体の情報の遷移に遅れが生じたり、物体検出の精度が異なるため、検出位置にジャンプが発生するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の画像の切替による遅れ又は検出位置のジャンプを抑制する認識用画像生成装置、物体検出装置及び認識用画像生成方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係わる認識用画像生成装置は、自車の周囲を撮像して広角画像を取得し、広角画像上の消失点の位置を算出して、狭角画像の中心が広角画像上の消失点と一致するように、狭角画像取得部の撮像方向を制御する。広角画像に含まれ且つ広角画像よりも狭い画角で自車の周囲を撮像して1又は2以上の狭角画像を取得する。広角画像上の消失点を原点として、広角画像及び狭角画像に対して、対数極座標変換をそれぞれ行い、広角対数極画像及び狭角対数極画像を取得する。広角対数極画像及び狭角対数極画像を合成して合成画像を生成する。
認識用画像生成装置、物体検出装置及び認識用画像生成方法によれば、処理対象となる画像が単一の合成画像となるため、複数の画像の切替による遅れ、及び検出位置のジャンプを抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係わる認識用画像生成装置2及び物体検出装置1aの構成を示すブロック図である。 図2は、消失点算出部14による消失点の位置算出方法の一例を説明するための図である。 図3は、パンチルト制御部15の動作を説明する図である。 図4は、座標変換部(16、17)の動作を説明する図である。図4(a)は広角画像Wdに対してxy軸を重畳した図であり、図4(b)は対数極座標変換を行った後の広角画像、即ち広角対数極画像を示す図であり、図4(c)は図4(b)から車道部分を切り出した図である。 図5は、画像合成部18の動作を説明する図であり、図5(a)は広角画像Wdを示し、図5(b)は、広角画像に含まれ且つ広角画像よりも狭い画角で撮像された狭角画像Naを示し、図5(c)は、図5(a)の広角画像Wdと図5(b)の狭角画像Naに対して対数極座標変換を行った対数極画像(TWd、TNa)を合成した合成画像Cpを示す図である。 図6(a)は、図5(c)と同じ合成画像Cpを示し、図6(b)は、物体検出部20が使用する基本的な他車パターンの例を示す。 図7(a)及び図7(b)は、3つの狭角カメラ12の画角(Nag1〜Nag3)と、合成画像に含まれる3つの狭角対数極画像(TNa1〜TNa3)との対応関係を示すブロック図である。 図8は、車道の形状が直線路22aである場合の合成画像を示すブロック図である。 図9は、車道の形状が左カーブ22bである場合の合成画像を示すブロック図である。 図10は、車道の形状が右カーブ22cである場合の合成画像を示すブロック図である。 図11(a)は、自車21が走行する車道22aの前方に他車23が存在する様子を示し、図11(b)は、2つの狭角対数極画像(TNa2、TNa3)と広角対数極画像TWdとを合成した合成画像を示す。 図12は、第1実施形態に係わる認識用画像生成方法及び物体検出方法の一例を示すフローチャートである。 図13は、第2実施形態に係わる認識用画像生成装置2及び物体検出装置1bの構成を示すブロック図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。同一部材には同一符号を付して再度の説明を省略する。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係わる認識用画像生成装置2及び物体検出装置1aの構成を説明する。物体検出装置1aは、自車に搭載されたカメラが撮像した画像に基づいて、自車の周囲に存在する物体を検出する装置である。物体検出装置1aは、自車周囲を撮像し、所定の座標変換を行って得られた複数の画像を合成した合成画像(認識用画像)を生成する認識用画像生成装置2と、認識用画像生成装置2により生成された合成画像に対して所定の画像処理を施すことにより、合成画像の中から物体を検出する物体検出部20と、カメラが撮像した画像から、自車が走行する車道の形状を判断する車道形状判断部19とを備える。
認識用画像生成装置2は、広角カメラ11と、1又は2以上の狭角カメラ12と、消失点算出部14と、パンチルト制御部15と、座標変換部(16、17)と、画像合成部18とを備える。広角カメラ11は、自車の周囲を撮像して、広角画像を取得する広角画像取得部の一例である。1又は2以上の狭角カメラ12は、広角画像に含まれ且つ広角画像よりも狭い画角で自車の周囲を撮像して、1又は2以上の狭角画像を取得する狭角画像取得部の一例である。消失点算出部14は、広角画像上の消失点の位置を算出する。パンチルト制御部15は、狭角画像の中心が広角画像上の消失点と一致するように、狭角カメラ12の撮像方向を制御する撮像方向制御部の一例である。座標変換部16は、広角画像に対して対数極座標変換(log-polar transform)を行い、広角対数極画像を取得する。座標変換部17は、狭角画像に対して対数極座標変換を行い、狭角対数極画像を取得する。画像合成部18は、広角対数極画像及び狭角対数極画像を合成して、合成画像を生成する。
広角カメラ11及び狭角カメラ12は、自車に搭載され、その撮像方向は、たとえば、自車の前方と一致している。もちろん、自車の周囲を撮像することができれば、撮像方向は前方からずれていても構わない。狭角カメラ12は、垂直方向及び水平方向に首振り機能を有するステージ13の上に設置されている。これより、狭角カメラ12は、パン及びチルトの各動作を個別に行うことができる。パン及びチルトの各動作は、パンチルト制御部15により制御される。図1には、1組の狭角カメラ12及びステージ13を示したが、狭角カメラ12及びステージ13は2組以上であっても構わない。
図2を参照して、消失点算出部14による消失点Vpの位置の算出方法を説明する。消失点算出部14は、既知の方法を用いて、消失点Vpの位置を算出することができる。たとえば、投票による方法(Voting Based Method)がある。この方法では、広角画像Wdを複数の区域に分割し、各区域から見た消失点の方角Pdを投票する。図2に、方角Pdを示す矢印を区域に重ねて表示する。複数の方角Pdは特定の位置で交差する。最も多くの方角Pdが交わる位置に消失点Vpがあると判断する。
図3を参照して、パンチルト制御部15の動作を説明する。パンチルト制御部15は、消失点算出部14により算出された消失点Vpの位置、即ち広角画像Wd上の座標(x、y)情報を取得する。パンチルト制御部15は、予め、広角画像Wd上の座標(x、y)と狭角カメラ12のパン角及びチルト角との対応関係を記述したルックアップテーブル(Ta)を用意している。ルックアップテーブル(Ta)には、狭角画像Naの中心Ceが広角画像Wd上の消失点Vpと一致するような、狭角カメラ12のパン角及びチルト角と消失点Vpの座標(x、y)との対応関係が記述されている。
パンチルト制御部15は、消失点算出部14から取得した消失点Vpの座標(x、y)から、ルックアップテーブル(Ta)を用いて、狭角カメラ12のパン角及びチルト角の情報を取得する。パンチルト制御部15は、取得したパン角及びチルト角の情報に従って、ステージ13を駆動し、狭角カメラ12の撮像方向、即ちパン角及びチルト角を制御する。パン角及びチルト角が制御された狭角カメラ12により撮像された狭角画像Naの例を図3に示す。狭角画像Naの中心Ceは消失点Vpの位置と一致している。
図4を参照して、座標変換部16、17の動作を説明する。図4(a)は広角画像Wdに対してxy軸を重畳した図であり、図4(b)は対数極座標変換を行った後の広角画像、即ち広角対数極画像を示す図であり、図4(c)は図4(b)から車道部分を切り出した図である。座標変換部16は、広角画像Wdに対して対数極座標変換を行い、広角対数極画像を取得する。図4(a)に示すように、広角画像Wdに重畳するxy軸の原点は、消失点Vpと一致している。広角画像Wd上の全ての画素(x、y)は、原点から始まるベクトルの長さ(ρ)及び当該ベクトルのX軸からの回転角度で定義することができる。対数極空間座標(u、v)と(ρ、θ)の関係は次の通りである。
u=logρ
v=θ
対数極座標変換を行った後の画像を対数極画像(log-polar image)と呼ぶ。対数極画像において、物体の形状を維持したまま、カメラから物体までの距離によらず物体の大きさを均一に表示させることができる。広角画像Wdの領域Gaは、広角対数極画像の領域Gbに変換される。図4(c)は広角対数極画像の領域Gbを切り出した画像である。領域Ga及び領域Gbは、広角カメラ11と消失点Vpとの間に位置する領域である。
図4には広角画像Wdの例を示したが、同様な方法にて、座標変換部17は、狭角画像Naに対して対数極座標変換を行い、狭角対数極画像TNaを取得することができる。狭角画像Naにおける座標の原点は画像の中心Ceであり、上述のように、狭角画像Naの中心Ceは消失点Vpの位置と一致している。
図5を参照して、座標変換部16、17及び画像合成部18の動作を説明する。図5(a)は広角画像Wdを示し、図5(b)は、画像の中心Ceと消失点Vpが広角画像に含まれ且つ広角画像よりも狭い画角で撮像された狭角画像Naを示し、図5(c)は、図5(a)の広角画像Wdと図5(b)の狭角画像Naに対して、対数極座標変換をそれぞれ行った対数極画像(TWd、TNa)を合成した合成画像Cpを示す。
座標変換部16は、図5(a)の広角画像Wdに含まれる車道のうち、図5(b)の狭角画像Naを除いた手前側の領域を切り出して、広角対数極画像(TWd)を生成している。一方、座標変換部17は、図5(b)の狭角画像Naの全体で、狭角対数極画像(TNa)を生成している。図5(a)の広角画像Wd上で、消失点から狭角カメラ12の撮像範囲の間に存在する車道全体に相当する領域である。
画像合成部18は、広角対数極画像(TWd)と1又は2以上の狭角対数極画像(TNa)とを合成する。図5に示す例では、広角対数極画像(TWd)の消失点側端部と、狭角対数極画像(TNa)のカメラ側端部とを連結する、すなわち、両者を鎖状につなぐ。これにより、複数の対数極画像をつなぎ合わせた単一の合成画像(Cp)が生成される。
図6(a)に示すように、合成画像Cpにおける他車の形状は、広角画像Wd及び狭角画像Naにおけるそれと比べてそれほど変形していない。つまり、対数極座標変換によって物体の形状は崩れない。カメラに近づいてくる他車、及びカメラから遠ざかる他車の何れも、合成画像Cpの直線上において移動している。よって、形状の崩れは少ない。また、自車からの距離によらず、大きさが一定である。合成画像Cpにおいて、物体の大きさを揃えることができる。図6(b)に示すように、他車の回転角度が、車道の中央(Bp2)、右側(Bp1)、左側(Bp3)に応じて変化しているだけである。よって、マッチング用の画像パターンとして、少ない画像パターンを用意すれば済む。また、比較的に単純或いは粗野な物体検出アルゴリズム、たとえば、エイダブースト(AdaBoost)、ニューラルネットワーク(neural network, NN)を合成画像Cpに対して適用しても、精度良く物体(たとえば、他車)を検出することができる。よって、画像処理の負担を軽減して、高速化を実現できる。また、無関係な領域からの誤検出を抑制できる。
(変形例)
上記した第1実施形態では、狭角カメラ12が1つである場合について、説明した。この場合、図3、図5及び図6に示したように、狭角画像(Na)及び狭角対数極画像(TNa)も1つずつとなる。変形例では、3つの狭角カメラ12を用いて、3つの狭角画像(Na)及び3つの狭角対数極画像(TNa)を取得し、広角対数極画像(TWd)と3つの狭角対数極画像(TNa)を1つの合成画像に合成する例を説明する。
図7(a)は、3つの狭角カメラの画角(Nag1〜Nag3)を示し、図7(b)は、合成画像における3つの狭角対数極画像(TNa1〜TNa3)を示す。中央の狭角カメラの画角(Nag1)は狭角対数極画像(TNa1)に対応し、右側の狭角カメラの画角(Nag2)は狭角対数極画像(TNa2)に対応し、左側の狭角カメラの画角(Nag3)は狭角対数極画像(TNa3)に対応する。3つの狭角カメラの画角(Nag1〜Nag3)の何れも、広角カメラの画角Wagに含まれ、画角Wagよりも狭い。3つの狭角カメラ12は、水平方向に隣接する3つの狭角画像を取得する。3つの狭角画像のうち、中央に位置する狭角画像の画像中心が広角画像上の消失点と一致するように、パンチルト制御部15は、中央の狭角カメラ12の撮像方向を制御する。パンチルト制御部15は、右側及び左側の狭角カメラの撮像方向も制御する。ただし、3つの狭角画像が水平方向に隣接する限りにおいて、右側及び左側に位置する狭角画像の画像中心は、広角画像上の消失点から水平方向にずれてもいても構わない。
図7(b)に示すように、合成画像上において、3つの狭角対数極画像(TNa1〜TNa3)は、v軸方向に隣接してその一部が重複している。このように、3つの狭角対数極画像(TNa1〜TNa3)が隣接して合成されることにより、自車21から遠く離れた領域を水平方向に幅広く捉えることができる。よって、遠方における物体検出の精度が向上する。
次に、車道形状判断部19が検出した車道の形状に応じて、対数極座標変換の対象とする狭角画像を変化させる例を、図8〜図10を参照して説明する。図8は、車道形状判断部19が車道の形状を直線路22aと判断した場合を示す。この場合、座標変換部17は、3つの狭角画像のうち中央に位置する狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、狭角対数極画像(TNa1)を取得する。このときの狭角カメラ12の画角(Nag1)と狭角対数極画像(TNa1)との関係を図8に示す。画像合成部18は、狭角対数極画像(TNa1)と広角対数極画像(TWd)とを合成する。
図9は、車道形状判断部19が車道の形状を左カーブ22bと判断した場合を示す。この場合、座標変換部17は、3つの狭角画像のうち左カーブ22b側に位置する2つの狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、狭角対数極画像(TNa1、TNa3)を取得する。このときの画角(Nag1、Nag3)と狭角対数極画像(TNa1、TNa3)との関係を図9に示す。画像合成部18は、2つの狭角対数極画像(TNa1、TNa3)と広角対数極画像(TWd)とを合成する。
図10は、車道形状判断部19が車道の形状を右カーブ22cと判断した場合を示す。この場合、座標変換部17は、3つの狭角画像のうち右カーブ22c側に位置する2つの狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、狭角対数極画像(TNa1、TNa2)を取得する。このときの画角(Nag1、Nag2)と狭角対数極画像(TNa1、TNa2)との関係を図10に示す。画像合成部18は、2つの狭角対数極画像(TNa1、TNa2)と広角対数極画像(TWd)とを合成する。
図12を参照して、第1実施形態に係わる認識用画像生成方法及び物体検出方法の一例を説明する。
先ず、ステップS01において、図1の認識用画像生成装置2は、自車21に搭載された広角カメラ11を用いて、自車21の周囲を撮像して広角画像Wdを取得する。ステップS03に進み、消失点算出部14は、投票による方法(Voting Based Method)を用いて、広角画像Wd上の消失点Vpの位置を算出する。
ステップS05に進み、パンチルト制御部15は、狭角画像Naの中心Ceが広角画像Wd上の消失点Vpと一致するように、自車21に搭載された狭角カメラ12の撮像方向を制御する。具体的には、パンチルト制御部15は、消失点Vpの座標(x、y)から、ルックアップテーブル(Ta)を用いて、狭角カメラ12のパン角及びチルト角の情報を取得する。そして、パンチルト制御部15は、取得したパン角及びチルト角の情報に従って、ステージ13を駆動し、狭角カメラ12の撮像方向、即ちパン角及びチルト角を制御する。
ステップS07に進み、図1の認識用画像生成装置2は、3つの狭角カメラ12を用いて、広角画像Wdに含まれ且つ広角画像Wdよりも狭い画角(Nag1、Nag2、Nag3)で自車の周囲を撮像して、水平方向に隣接する3つの狭角画像を取得する。
次に、ステップS09に進み、座標変換部(16、17)は、広角画像及び狭角画像に対して、対数極座標変換をそれぞれ行い、広角対数極画像及び狭角対数極画像を取得する。ここで、座標変換部17は、図8〜10を参照して説明したように、車道形状判断部19の判断結果に基づいて、座標変換の対象とする狭角画像を選択してもよい。
ステップS11に進み、画像合成部18は、広角対数極画像及び狭角対数極画像を合成して、合成画像を生成する。ステップS01〜S11までが図1の認識用画像生成装置2の動作例である。
ステップS13に進み、物体検出部20は、たとえば、エイダブースト(AdaBoost)、ニューラルネットワーク(neural network, NN)を合成画像Cpに対して適用して、自車21の周囲に存在する他車を検出する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
広角対数極画像TWdと狭角対数極画像TNaを合成した単一の合成画像Cpが画像処理の対象となるため、広角画像Wdと狭角画像Naの切替による遅れ、或いは検出位置のジャンプを抑制することができる。
パンチルト制御部15は、3つの狭角画像のうち中央に位置する狭角画像の中心が広角画像上の消失点Vpと一致するように、狭角カメラ12の撮像方向を制御する。これにより、水平方向に隣接する少なくとも3つの狭角画像から、広い範囲を拡大した3つの狭角対数極画像(TNa1、TNa2、TNa3)を得ることができる。また、3つの狭角対数極画像(TNa1、TNa2、TNa3)と広角対数極画像TWdとを1つの合成画像に合成することができる。
消失点Vpを中心とする対数極座標変換を行っても、合成画像Cp上における物体の形状に大きな変化は生じないため、単純な学習検出器による画像処理によって、合成画像Cpから物体を検出することができる。また、車道の形状が直線路22aである場合、車線は中央の狭角画像に写る。座標変換の対象として中央の狭角画像を選択することにより、画像処理の負担を軽減して、画像処理を高速化できる。また、無関係な領域からの誤検出を抑制できる。
車道の形状がカーブ路(22b、22c)である場合、車線は中央及びカーブ側の狭角画像に写る。座標変換の対象としてカーブ側の狭角画像を選択することにより、画像処理の負担を軽減して、画像処理を高速化できる。また、無関係な領域からの誤検出を抑制できる。
(第2実施形態)
図13を参照して、第2実施形態に係わる認識用画像生成装置2及び物体検出装置1bの構成を説明する。第2実施形態に係わる物体検出装置1bは、車道形状判断部19の代わりに、他車判断部31を備えている点で、図1の物体検出装置1aと相違している。その他の構成は図1と同じであり、説明を省略する。
他車判断部31は、広角画像または狭角画像から、自車21の前方であって、且つ自車21からしきい距離未満の位置に他車が存在するか否かを判断する。他車判断部31は、広角画像または狭角画像に対して既存の画像処理を施すことにより、自車21の前方に存在する他車及び他車までの距離を検出すればよい。自車21からしきい距離内に他車が存在すると他車判断部31が判断した場合、座標変換部17は、3つの狭角画像のうち中央に位置する狭角画像を除く他の2つの狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、2つの狭角対数極画像(TNa2、TNa3)を取得する。
図11(a)は、自車21が走行する車道22aの前方に他車23が存在する様子を示す。他車23は、画角Wagを有する広角カメラ11により撮像された広角画像、或いは、画角(Nag2、Nag3)を有する左右の狭角カメラ12により撮像された狭角画像から、検出される。図11(b)は、2つの狭角対数極画像(TNa2、TNa3)と広角対数極画像TWdとを合成した合成画像を示す。画像合成部18は、2つの狭角対数極画像(TNa2、TNa3)と広角対数極画像TWdを合成して、合成画像を生成する。
3つの狭角画像のうち中央に位置する狭角画像に写る中央の長距離領域は、狭角画像を包含する広角画像にも写る。このため、広角画像から物体を検出できれば、中央に位置する狭角画像から得られる情報の有用性が低くなる。一方、左右の狭角対数極画像(TNa2、TNa3)からは、中央に位置する狭角画像に写る物体の後ろに隠れた他の物体を検出することができるので、左右の狭角対数極画像(TNa2、TNa3)から得られる情報の有用性は高い。そこで、中央に位置する狭角画像を座標変換の対象から除外し、左右の狭角対数極画像(TNa2、TNa3)に対して対数極座標変換を行って合成画像を生成する。これにより、画像処理の負担を軽減して、画像処理を高速化できる。
なお、物体検出装置(1a、1b)に含まれる画像処理機能に係わる構成要素及びパンチルト制御部15は、図12に示す手順を記述したコンピュータプログラムを汎用のマイクロコンピュータにインストールし、マイクロコンピュータがコンピュータプログラムを実行することにより、実現される。画像処理機能に係わる構成要素には、消失点算出部14、座標変換部16、座標変換部17、画像合成部18、車道形状判断部19、物体検出部20、及び他車判断部31が含まれる。或いは、画像処理機能及びパンチルト制御部15として専用に設計された電子回路または半導体集積回路(ASIC)を用いて実現してもよい。
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
1a、1b 物体検出装置
2 認識用画像生成装置
11 広角カメラ(広角画像取得部)
12 狭角カメラ(狭角画像取得部)
14 消失点算出部
15 パンチルト制御部(撮像方向制御部)
16、17 座標変換部
18 画像合成部
19 車道形状判断部
20 物体検出部
21 自車
22a 直線路
22b、22c カーブ路
23 他車
31 他車判断部
Cp 合成画像
Na 狭角画像
TNa、TWd 対数極画像
Vp 消失点
Wd 広角画像

Claims (6)

  1. 自車に搭載され、前記自車の周囲を撮像して、広角画像を取得する広角画像取得部と、
    前記自車に搭載され、前記広角画像に含まれ且つ前記広角画像よりも狭い画角で前記自車の周囲を撮像して、1又は2以上の狭角画像を取得する狭角画像取得部と、
    前記広角画像上の消失点の位置を算出する消失点算出部と、
    前記狭角画像の中心が前記広角画像上の消失点と一致するように、前記狭角画像取得部の撮像方向を制御する撮像方向制御部と、
    前記広角画像上の消失点を原点として、前記広角画像及び前記狭角画像に対して、対数極座標変換をそれぞれ行い、広角対数極画像及び狭角対数極画像を取得する座標変換部と、
    前記広角対数極画像及び前記狭角対数極画像を合成して、合成画像を生成する画像合成部と
    を備えることを特徴とする認識用画像生成装置。
  2. 前記狭角画像取得部は、水平方向に隣接する少なくとも3つの前記狭角画像を取得し、
    前記撮像方向制御部は、前記3つの狭角画像のうち中央に位置する前記狭角画像の中心が前記広角画像上の消失点と一致するように、前記狭角画像取得部の撮像方向を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の認識用画像生成装置。
  3. 請求項2に記載の認識用画像生成装置を備える物体検出装置であって、
    前記広角画像または前記狭角画像から、前記自車が走行する車道の形状を判断する車道形状判断部と、
    前記画像合成部により合成された前記合成画像の中から物体を検出する物体検出部と、を更に備え、
    前記車道形状判断部が前記車道の形状を直線路と判断した場合、前記座標変換部は、前記3つの狭角画像のうち中央に位置する狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、前記狭角対数極画像を取得する
    ことを特徴とする物体検出装置。
  4. 請求項2に記載の認識用画像生成装置を備える物体検出装置であって、
    前記広角画像または前記狭角画像から、前記自車が走行する車道の形状を判断する車道形状判断部と、
    前記画像合成部により合成された前記合成画像の中から物体を検出する物体検出部と、を更に備え、
    前記車道形状判断部が前記車道の形状をカーブ路と判断した場合、前記座標変換部は、前記3つの狭角画像のうちカーブ側に位置する2つの狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、前記狭角対数極画像を取得する
    ことを特徴とする物体検出装置。
  5. 請求項2に記載の認識用画像生成装置を備える物体検出装置であって、
    前記広角画像または前記狭角画像から、前記自車の前方に他車が存在するか否かを判断する他車判断部と、
    前記画像合成部により合成された前記合成画像の中から物体を検出する物体検出部と、を更に備え、
    前記自車の前方に他車が存在すると前記他車判断部が判断した場合、前記座標変換部は、前記3つの狭角画像のうち中央に位置する狭角画像を除く他の2つの狭角画像に対して、対数極座標変換を行い、前記狭角対数極画像を取得する
    ことを特徴とする物体検出装置。
  6. 自車に搭載された広角画像取得部を用いて、前記自車の周囲を撮像して、広角画像を取得し、
    前記広角画像上の消失点の位置を算出し、
    狭角画像の中心が前記広角画像上の消失点と一致するように、自車に搭載された狭角画像取得部の撮像方向を制御し、
    前記狭角画像取得部を用いて、前記広角画像に含まれ且つ前記広角画像よりも狭い画角で前記自車の周囲を撮像して、1又は2以上の前記狭角画像を取得し、
    前記広角画像上の消失点を原点として、前記広角画像及び前記狭角画像に対して、対数極座標変換をそれぞれ行い、広角対数極画像及び狭角対数極画像を取得し、
    前記広角対数極画像及び前記狭角対数極画像を合成して、合成画像を生成する
    ことを特徴とする認識用画像生成方法。
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