JP6567456B2 - レベル差補正装置、レベル差補正プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のマイクロホンで集音された音響信号のレベル差補正装置、レベル差補正方法、レベル差補正プログラム、およびその記録媒体に関する。
従来技術として、非特許文献1に記載の技術が知られている。図9は非特許文献1で開示されたレベル差補正装置の構成である。レベル差補正装置900は、複数のマイクロホンで集音した複数の音響信号のレベル差補正を行う。レベル差補正装置900は、時間平均パワー計算部920〜920、平均値計算部935、パワー比計算部930〜930、ゲイン調整部140〜140を備える。時間平均パワー計算部920〜920は、音響信号ごとの時間平均パワーである時間平均パワーを求める。平均値計算部935は、すべての時間平均パワーの平均である全チャネル平均パワーを求める。パワー比計算部930〜930は、全チャネル平均パワーに対する比を、時間平均パワーごとに求め、パワー比とする。ゲイン調整部140〜140は、パワー比に基づいて音響信号ごとのゲインを調整する。
Thanh Phong HUA, Akihiko SUGIYAMA, Gerard FAUCON,"A NEW SELF-CALIBRATION TECHNIQUE FOR ADAPTIVE MICROPHONE ARRAYS",IWAENC 2005 Proceedings, pp.237-240, [平成28年3月29日検索]、インターネット<http://www.iwaenc.org/proceedings/2005/papers/S04-13.pdf>.
レベル差補正装置900では、マイクロホンの取り付け方法により周波数特性のバラツキが出る場合に、レベル差の補正に誤差が生じてしまうという問題があった。図10に、マイクロホンの取り付け方による特性の違いを示す。図10(A)は、筐体10の前面20にマイクロホン40を、背面30にマイクロホン50を取り付けた様子を示す図である。図10(B)は、前面のマイクロホンと背面のマイクロホンが同じ音源からの音を集音した際の周波数特性を示す図である。数百Hzまでの低周波領域では、取り付け位置にかかわらず同じ特性を示しているが、高周波領域では取り付け位置によって特性が大きく異なっていることが分かる。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、マイクロホンの取り付け方法による周波数特性のバラツキが生じる場合でも、安定したレベル差補正を実現することを目的とする。
本発明のレベル差補正装置は、複数のマイクロホンで集音した複数の音響信号のレベル差補正を行う。本発明のレベル差補正装置は、ローパスフィルタ、低周波時間平均パワー計算部、パワー比計算部、ゲイン調整部を備える。ローパスフィルタは、音響信号ごとに所定の低周波の信号のみを通過させ、複数の低周波音響信号を出力する。低周波時間平均パワー計算部は、低周波音響信号ごとの時間平均パワーである低周波時間平均パワーを求める。パワー比計算部は、低周波時間平均パワーからあらかじめ定めた手段で求めた基準パワーに対する比を、低周波時間平均パワーごとに求め、パワー比とする。ゲイン調整部は、パワー比に基づいて音響信号ごとのゲインを調整する。
本発明のレベル差補正装置によれば、「所定の低周波」をマイクロホンの取り付け方法による周波数特性の違いが無視できる範囲に定めることができる。したがって、マイクロホンの取り付け方法による周波数特性のバラツキが生じる場合でも、周波数特性のバラツキがない低周波音響信号を用いてゲインを調整するので、安定したレベル差補正を実現できる。
実施例1のレベル差補正装置の構成例を示す図。 実施例1のレベル差補正装置の処理フローの例を示す図。 実施例2のレベル差補正装置の構成例を示す図。 実施例2のレベル差補正装置の処理フローの例を示す図。 実施例3のレベル差補正装置の構成例を示す図。 実施例3のレベル差補正装置の処理フローの例を示す図。 実施例4のレベル差補正装置の構成例を示す図。 実施例4のレベル差補正装置の処理フローの例を示す図。 非特許文献1で開示されたレベル差補正装置の構成を示す図。 マイクロホンの取り付け方による特性の違いを示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
図1に実施例1のレベル差補正装置の構成例を、図2に実施例1のレベル差補正装置の処理フローの例を示す。レベル差補正装置100は、N個のマイクロホンで集音した複数の音響信号のレベル差補正を行う。ただし、Nは2以上の整数である。また、nは1以上N以下の整数とする。レベル差補正装置100は、少なくともローパスフィルタ110〜110、低周波時間平均パワー計算部120〜120、パワー比計算部130〜130、ゲイン調整部140〜140を備える。なお、パワー比計算部とゲイン調整部は、処理によってはN−1個あればよい。しかし、パワー比計算部130、ゲイン調整部140、基準パワー計算部135も備えてもよい。詳細は後述する。また、実施例2以降の説明のため、レベル差補正装置100に含まれる構成部全体を、ゲイン調整手段150と呼ぶことにする。
ローパスフィルタ110〜110は、音響信号ごとに所定の低周波の信号のみを通過させ、N個の低周波音響信号を出力する(S110)。例えば、図10に示した周波数特性の場合であれば、「所定の低周波」を300Hz以下にすればマイクロホンの取り付け位置が前面か背面かによる周波数特性のバラツキがない周波数領域だけにできる。周波数特性のバラツキがない範囲は、実際のマイクロホンやマイクロホンを取り付ける筐体などによって異なるので、適宜定めればよい。また、音声信号がほとんど含まれない程度の低い周波数領域にすれば、マイクロホンの近くでしゃべったときの距離減衰によりレベル差が生じる場合であっても、距離減衰の影響を受ける音声信号を含まない低周波音響信号を出力できる。低周波時間平均パワー計算部120〜120は、低周波音響信号ごとの時間平均パワーである低周波時間平均パワーを求める(S120)。
パワー比計算部130〜130は、低周波時間平均パワーからあらかじめ定めた手段で求めた基準パワーに対する比を、低周波時間平均パワーごとに求め、パワー比とする(S130)。例えば、「あらかじめ定めた手段で求めた基準パワー」を第1チャネルの低周波時間平均パワーとすれば、第1チャネルのパワー比は1であり、第1チャネルの音響信号のゲインを調整する必要はないので、パワー比計算部130、ゲイン調整部140、基準パワー計算部135は不要である。ゲイン調整部140〜140は、パワー比に基づいて音響信号ごとのゲインを調整する(S140)。
上述のとおり、パワー比計算部130、ゲイン調整部140、基準パワー計算部135を備えても構わない。例えば、「あらかじめ定めた手段で求めた基準パワー」を、基準パワー計算部135が求めた、すべての低周波時間平均パワーの平均としてもよい。この場合は、パワー比計算部130〜130は、低周波時間平均パワーから基準パワー計算部135で求めた基準パワーに対する比を、低周波時間平均パワーごとに求め、パワー比とする(S130)。ゲイン調整部140〜140は、パワー比に基づいて音響信号ごとのゲインを調整する(S140)。なお、基準パワー計算部135が求める「あらかじめ定めた手段で求めた基準パワー」は、すべての低周波時間平均パワーの平均に限定する必要はなく、例えば、選定したいくつかの低周波時間平均パワーの平均としてもよいし、すべての低周波時間平均パワーの中でn番目に大きい低周波時間平均パワーとしてもよい。
レベル差補正装置100によれば、「所定の低周波」をマイクロホンの取り付け方法による周波数特性の違いが無視できる範囲に定めることができる。したがって、マイクロホンの取り付け方法による周波数特性のバラツキが生じる場合でも、周波数特性のバラツキがない低周波音響信号を用いてゲインを調整するので、安定したレベル差補正を実現できる。また、「所定の低周波」を音声信号がほとんど含まれない範囲に定めれば、音声がマイクロホン近くで入力され、マイクロホン間で距離減衰が生じる場合でも、安定したレベル差補正を実現できる。
図3に実施例2のレベル差補正装置の構成例を、図4に実施例2のレベル差補正装置の処理フローの例を示す。レベル差補正装置200は、ゲイン調整手段150に加え、定常信号検出手段250を備える。ゲイン調整手段150は、実施例1のレベル差補正装置100と同じである。定常信号検出手段250は、音響時間平均パワー計算部210、ノイズパワー推定部220、定常信号閾値設定部230、定常信号閾値比較部240を備える。
音響時間平均パワー計算部210は、音響信号に基づいて求めた時間平均パワーを音響時間平均パワーとする。「音響信号に基づいて求めた時間平均パワー」とは、例えば、チャネル1の音響信号のみの時間平均パワーとしてもよいし、すべての音響信号の時間平均パワーの平均としてもよいし、あらかじめ定めたいくつかのチャネルの音響信号の時間平均パワーの平均としてもよい。
ノイズパワー推定部220は、音響時間平均パワーからノイズパワーを推定する(S220)。ノイズパワー推定部220は、音響時間平均パワーP(t)のディップホールドを実施してノイズパワーN(t)を推定すればよい。ここで、tは離散時刻を示している。例えば、次式を用いて行われる。
N(t)=α・N(t−1)+(1−α)P(t) for N(t−1)<P(t)
N(t)=β・N(t−1)+(1−β)P(t) for N(t−1)≧P(t)
ただし、0≦β<α≦1
定常信号閾値設定部は、ノイズパワーに基づく閾値である定常信号閾値を設定する(S230)。例えば、ノイズパワー推定部220が推定したノイズパワーN(t)にあらかじめ定めた1以上の定数を乗算して定常信号閾値とすればよい。
定常信号閾値比較部240は、音響時間平均パワーと定常信号閾値とを比較して定常信号検出結果を出力する(S240)。レベル差補正装置200は、音響時間平均パワーが定常信号閾値未満であることを定常信号検出結果が示すとき(S240がYesのとき)の音響信号に基づいて、ゲイン調整部140〜140が音響信号ごとのゲインを調整する(S150)。なお、ステップS150にはステップS110〜S140が含まれるが、S240がNoのときに必ず行わない処理は、ステップS140のみであり、従前のゲインの調整が維持される。ステップS210〜S240と並行して、ステップS110〜S130は処理しておいてもよいし、ステップS110だけを処理しておいてもよい。例えば、ステップS110だけを並行して処理しておく場合、ステップS240の結果によってステップS120の処理を行うか否かが判断される。そして、S120の処理を行わないとき(S240がNoのとき)は、低周波時間平均パワー計算部120〜120は、最後に処理を行ったときの低周波時間平均パワーを引き続き出力すれば、従前のゲインの調整が維持される。つまり、S240がYesだったときの音響信号に基づいたゲインの調整が維持される。
レベル差補正装置200によれば、定常信号検出手段250が時間的に変化の少ない区間を検出し、その区間のときだけ音響信号ごとのゲインの調整を行う。したがって、音声信号のような時間的な変化の大きい信号が含まれている区間をゲインの調整に用いなくなる。つまり、ローパスフィルタ110〜110の「所定の低周波」をマイクロホンの取り付け方法による周波数特性の違いが無視できる範囲に定めたときでも、マイクロホンに接近して発話するなどしてマイクロホン間に距離減衰が生じても、ゲインの調整には影響を与えないという効果も得られる。よって、安定したレベル差補正を実現できる。
図5に実施例3のレベル差補正装置の構成例を、図6に実施例3のレベル差補正装置の処理フローの例を示す。レベル差補正装置300は、ゲイン調整手段150に加え、スペクトル形状類似度計算手段350を備える。ゲイン調整手段150は、実施例1のレベル差補正装置100と同じである。スペクトル形状類似度計算手段350は、周波数変換部310〜310、スペクトル計算部320〜320、相関計算部330、相関閾値比較部340を備える。
周波数変換部310〜310は、音響信号ごとに周波数変換を行い、周波数音響信号を出力する(S310)。例えば、FFT(高速フーリエ変換)などによって周波数領域に変換すればよい。スペクトル計算部320〜320は、周波数音響信号ごとにパワースペクトルを求める(S320)。
相関計算部330は、パワースペクトル間の相互相関値を求める(S330)。相関閾値比較部340は、相互相関値とあらかじめ定めた相関閾値とを比較して相関結果を出力する(S340)。レベル差補正装置300は、相互相関値が相関閾値を超えていることを相関結果が示すとき(S340がYesのとき)の音響信号に基づいて、ゲイン調整部140〜140が音響信号ごとのゲインを調整する(S150)。なお、ステップS150にはステップS110〜S140が含まれるが、S340がNoのときに必ず行わない処理は、ステップS140のみであり、従前のゲインの調整が維持される。ステップS310〜S340と並行して、ステップS110〜S130は処理しておいてもよいし、ステップS110だけを処理しておいてもよい。例えば、ステップS110だけを並行して処理しておく場合、ステップS340の結果によってステップS120の処理を行うか否かが判断される。そして、S120の処理を行わないとき(S340がNoのとき)は、低周波時間平均パワー計算部120〜120は、最後に処理を行ったときの低周波時間平均パワーを引き続き出力すれば、従前のゲインの調整が維持される。つまり、S340がYesだったときの音響信号に基づいたゲインの調整が維持される。
発話時に息がマイクロホンに直接あたったときや、屋外で利用しているときに風がマイクロホンにあたったときなど、マイクロホン間に相関のない大きなレベルのノイズが混入することがある。レベル差補正装置300によれば、音響信号間のスペクトル形状が似ているときだけゲインの調整を行う。よって、相関のない大きなレベルのノイズが混入したときの音響信号をゲインの調整に利用しない。したがって、安定したレベル差補正を実現できる。
図7に実施例4のレベル差補正装置の構成例を、図8に実施例4のレベル差補正装置の処理フローの例を示す。レベル差補正装置400は、ゲイン調整手段150に加え、定常信号検出手段250とスペクトル形状類似度計算手段350を備える。ゲイン調整手段150は実施例1のレベル差補正装置100と同じ、定常信号検出手段250は実施例2と同じ、スペクトル形状類似度計算手段350は実施例3と同じである。定常信号検出手段250は、音響時間平均パワー計算部210、ノイズパワー推定部220、定常信号閾値設定部230、定常信号閾値比較部240を備える。スペクトル形状類似度計算手段350は、周波数変換部310〜310、スペクトル計算部320〜320、相関計算部330、相関閾値比較部340を備える。各構成の処理(S110〜S140,S210〜S240,S310〜S340)は実施例1〜3と同じなので説明は省略する。
そして、レベル差補正装置400は、音響時間平均パワーが定常信号閾値未満であることを定常信号検出結果が示し(S240がYesであり)、かつ、相互相関値が相関閾値を超えていることを相関結果が示すとき(S340がYesのとき)の音響信号に基づいて、ゲイン調整部140〜140が音響信号ごとのゲインを調整する(S150)。図8では、ステップS240がYesの場合にステップS340も実行し、ステップS340がYesの場合にステップS150に進むフローを示している。しかし、ステップS340を先に実行し、Yesの場合にステップS240に進んでもよい。
レベル差補正装置400によれば、実施例1〜3に示したすべての効果を得ることができる。つまり、マイクロホンの取り付け方法による周波数特性の違いが生じるとき、マイクロホンに接近して発話するなどしてマイクロホン間に距離減衰が生じるとき、相関のない大きなレベルのノイズが混入したときであっても、安定したレベル差補正を実現できる。
[プログラム、記録媒体]
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
100,200,300,400,900 レベル差補正装置
110 ローパスフィルタ 120 低周波時間平均パワー計算部
130 パワー比計算部 135 基準パワー計算部
140 ゲイン調整部 150 ゲイン調整手段
210 音響時間平均パワー計算部 220 ノイズパワー推定部
230 定常信号閾値設定部 240 定常信号閾値比較部
250 定常信号検出手段 310 周波数変換部
320 スペクトル計算部 330 相関計算部
340 相関閾値比較部 350 スペクトル形状類似度計算手段
920 時間平均パワー計算部 930 パワー比計算部
935 平均値計算部

Claims (5)

  1. 複数のマイクロホンで集音した複数の音響信号のレベル差補正を行うレベル差補正装置であって、
    前記音響信号ごとに300Hz以下の所定の低周波の信号のみを通過させ、複数の低周波音響信号を出力するローパスフィルタと、
    前記低周波音響信号ごとの時間平均パワーである低周波時間平均パワーを求める低周波時間平均パワー計算部と、
    前記低周波時間平均パワーからあらかじめ定めた手段で求めた基準パワーに対する比を、前記低周波時間平均パワーごとに求め、パワー比とするパワー比計算部と、
    前記パワー比に基づいて前記音響信号ごとのゲインを調整するゲイン調整部と、
    前記音響信号に基づいて求めた時間平均パワーを音響時間平均パワーとする音響時間平均パワー計算部と、
    前記音響時間平均パワーからノイズパワーを推定するノイズパワー推定部と、
    前記ノイズパワーに基づく閾値である定常信号閾値を設定する定常信号閾値設定部と、
    前記音響時間平均パワーと前記定常信号閾値とを比較して時間的に変化の少ない区間を定常信号検出結果として出力する定常信号閾値比較部
    備え、
    前記音響時間平均パワーが前記定常信号閾値未満であることを前記定常信号検出結果が示すときの前記音響信号に基づいて、前記ゲイン調整部が前記音響信号ごとのゲインを調整する
    ことを特徴とするレベル差補正装置。
  2. 複数のマイクロホンで集音した複数の音響信号のレベル差補正を行うレベル差補正装置であって、
    前記音響信号ごとに300Hz以下の所定の低周波の信号のみを通過させ、複数の低周波音響信号を出力するローパスフィルタと、
    前記低周波音響信号ごとの時間平均パワーである低周波時間平均パワーを求める低周波時間平均パワー計算部と、
    前記低周波時間平均パワーからあらかじめ定めた手段で求めた基準パワーに対する比を、前記低周波時間平均パワーごとに求め、パワー比とするパワー比計算部と、
    前記パワー比に基づいて前記音響信号ごとのゲインを調整するゲイン調整部と、
    前記音響信号ごとに周波数変換を行い、周波数音響信号を出力する周波数変換部と、
    前記周波数音響信号ごとにパワースペクトルを求めるスペクトル計算部と、
    前記パワースペクトル間の相互相関値を求める相関計算部と、
    前記相互相関値とあらかじめ定めた相関閾値とを比較して相関結果を出力する相関閾値比較部
    備え、
    前記相互相関値が前記相関閾値を超えていることを前記相関結果が示すときの前記音響信号に基づいて、前記ゲイン調整部が前記音響信号ごとのゲインを調整する
    ことを特徴とするレベル差補正装置。
  3. 複数のマイクロホンで集音した複数の音響信号のレベル差補正を行うレベル差補正装置であって、
    前記音響信号ごとに300Hz以下の所定の低周波の信号のみを通過させ、複数の低周波音響信号を出力するローパスフィルタと、
    前記低周波音響信号ごとの時間平均パワーである低周波時間平均パワーを求める低周波時間平均パワー計算部と、
    前記低周波時間平均パワーからあらかじめ定めた手段で求めた基準パワーに対する比を、前記低周波時間平均パワーごとに求め、パワー比とするパワー比計算部と、
    前記パワー比に基づいて前記音響信号ごとのゲインを調整するゲイン調整部と、
    前記音響信号からあらかじめ定めた手段で求めた時間平均パワーを音響時間平均パワーとする音響時間平均パワー計算部と、
    前記音響時間平均パワーからノイズパワーを推定するノイズパワー推定部と、
    前記ノイズパワーに基づく閾値である定常信号閾値を設定する定常信号閾値設定部と、
    前記音響時間平均パワーと前記定常信号閾値とを比較して時間的に変化の少ない区間を定常信号検出結果として出力する定常信号閾値比較部と、
    前記音響信号ごとに周波数変換を行い、周波数音響信号を出力する周波数変換部と、
    前記周波数音響信号ごとにパワースペクトルを求めるスペクトル計算部と、
    前記パワースペクトル間の相互相関値を求める相関計算部と、
    前記相互相関値とあらかじめ定めた相関閾値とを比較して相関結果を出力する相関閾値比較部
    備え、
    前記音響時間平均パワーが前記定常信号閾値未満であることを前記定常信号検出結果が示し、かつ、前記相互相関値が前記相関閾値を超えていることを前記相関結果が示すときの前記音響信号に基づいて、前記ゲイン調整部が前記音響信号ごとのゲインを調整する
    ことを特徴とするレベル差補正装置。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載のレベル差補正装置としてコンピュータを機能させるためのレベル差補正プログラム。
  5. 請求項記載のレベル差補正プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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