JP6567271B2 - 給湯装置 - Google Patents
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一方、ヒーターの加熱がないとその分だけドレンの気化期間が長くなるため、例えば寒冷地で使用される場合や冬季の場合などの低温環境下では貯留容器や気化用布に保持されるドレンが凝固し、当該ドレンの気化が不十分となる傾向にある。これに対し本発明の給湯装置では、気化用布の下端部が浸される水溶液は水の凝固点よりも低い凝固点を有しているため、低温環境下あっても気化用布に吸水されたドレンが凝固することが抑制される。
このように、低温環境下あっても比較的長い期間をかけてドレンを気化できるようにしたことにより、エネルギー効率が低減することを抑制しつつもドレンを気化させ得る給湯装置が実現される。
本発明の第1実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の給湯装置1は収容ケース10を有する。収容ケース10の下部には給気口11(11A,11B)が設けられ、当該収容ケース10の上部には排気口12が設けられ、当該収容ケース10の内部には排気口12と連通する燃焼室20が設けられる。
給湯処理部40は、給水流量センサ35から水流値を検出すると、前回の給水温情報、リモコンに設定され出湯設定温情報、給水流量センサ35からの水流値情報から、リモコンに設定され出湯設定温の湯となるべきガス比例弁33の開度を演算・制御し(フィードフォワード制御)、給湯サーミスタ38の出湯温度情報とリモコンに設定され出湯設定温情報が一致するようにガス比例弁33の開度を制御する(フィードバック制御)とともに、給水温情報を更新する。
このとき給湯処理部40は、バーナ22に供給されるガス量と燃焼室20内に供給される大気量とが所定の関係に保たれるように燃焼用ファン21の回転数を調整する。
このようにして給湯処理部40は、水栓の使用があった場合には給湯設定温度の湯を給湯配管36に供給する。
これを実現するために本実施形態では、気化用ファン55専用の給気口11Aと燃焼用ファン21専用の給気口11Bとを別々に設け、燃焼用ファン21駆動時に負圧となる部分(燃焼用ファン21周囲領域)にファン側領域AR1および排気側領域AR2が含まれないように仕切りを設けている。すなわち、収容ケース10と燃焼室20との空間を、気化用布52が配置される第1領域AR10と、燃焼用ファン21が配置される第2領域AR20とに仕切る仕切部57,58が設けられる。また、第1領域AR10には、気化用布52に収容ケース外部の大気を送るための給気口11Aが連通され、第2領域AR20には、燃焼用ファン21に収容ケース外部の大気を送るための給気口11Bが連通される。
さらに、第1領域AR10における貯留容器53と収納ケース部位との間には仕切部59が設けられ、第1領域AR10におけるファン側領域AR1と排気側領域AR2とが独立するようにしている。
一方、ヒーターの加熱がないとその分だけドレンの気化期間が長くなるため、例えば寒冷地で使用される場合や冬季の場合などの低温環境下では貯留容器53や気化用布52に保持されるドレンが凝固し、当該ドレンの気化が不十分となる傾向にある。これに対し、気化用布52の下端部が浸される水溶液は水の凝固点よりも低い凝固点を有しているため、低温環境下あっても気化用布52に吸水されたドレンが凝固することが抑制される。
このように給湯装置1は、低温環境下あっても比較的長い期間をかけてドレンを気化できるようにしたことにより、エネルギー効率が低減することを抑制しつつもドレンを気化させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については特に説明する場合を除き同一の参照符号を付し、また重複する説明については省略する。
なお、例えば酸化マグネシウム(MgO)等の中和剤をドレン受け部51内に入れ、当該中和剤がグリコールエーテル系と併用使用されても良い。
燃焼用ファン21が駆動されている場合には燃焼室20内で燃焼熱が生じるため、当該燃焼用ファン21が駆動されず燃焼室20内で燃焼熱が生じない場合に比べて、気化用布52に吸水されるドレンの気化量が多くなる傾向にある。
したがって、燃焼用ファン21が駆動されている場合に送風力を高めることで、収容ケース10の内部などに気化状態のドレンが溜まることを回避することができる。
なお、上記第1実施形態に排気口70を設けた場合において、貯留容器53内の水位が規定水位以上であっても気化用ファン55を駆動しないようにファン制御器56が制御しても良い。
すなわち、燃焼用ファン21が停止状態にあり、かつ、貯留容器53内の水位が規定水位以上である場合には気化用ファン55を駆動させ、当該燃焼用ファン21が駆動状態、又は、貯留容器53内の水位が規定水位未満である場合には気化用ファン55を停止させる。このようにファン制御器56が制御した場合には、気化用ファン55の駆動期間をより短くできるため、その分だけ気化用ファン55のエネルギー消費を抑えることができる。
すなわち、水位センサ54代えて、貯留容器53に貯められる水溶液に対する溶質の濃度を測定する濃度センサを貯留容器53内に設ける。また、ファン制御器は、濃度センサに基づいて貯留容器53に貯められる水溶液に対する溶質の濃度を検出し、当該検出濃度が規定濃度以下である場合に気化用ファン55を駆動させ、当該検出濃度が規定濃度を越える場合に気化用ファン55を停止させる。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、伝熱管23Aの入力端(給水管34)と、伝熱管24Aの入力端(連結用配管)とを連結し、前記連結部に開度調節弁を設けると共に、通常は前記開度調節弁を閉状態とし、水位センサ54からの情報に基づいて開度を調節するようにしても良い。例えば貯留容器53に貯められる水量が少ない場合には、開度調節弁を閉状態として高効率で給湯を行い(潜熱熱交に全水量を通水して多量のドレンが発生する給湯を行い)、貯留容器53に貯められる水量が多くなるにつれて前記開度調節弁を開状態に少しずつ移行し(潜熱熱交をバイパスする水量を増やすことで効率が下がり、ドレン発生量が減少し)、貯留容器53に貯められる水量が貯留限界に近づくと前記開度調節弁を全開状態にする(効率がさらに下がり、ドレン発生量が発生しなくなる)ようにしても良い。特に水位センサ54として、水面の高さを超音波や光を当てて測定する光電式を用いた場合には、水面の高さを無段階に検出でき、前記水位の無段階検出値に基づいて前記開度調節弁を無段階に制御できるので、好適である。
10……収容ケース
20,60……燃焼室
23……顕熱熱交換機
24……潜熱熱交換器
40……給湯処理部
50……気化ユニット
51……ドレン受け部
52……気化用布
53……貯留容器
54……水位センサ
55……気化用ファン
56……ファン制御器
57〜59……仕切部
70……排気口
Claims (9)
- 水の凝固点よりも低い凝固点を有する水溶液が貯められる貯留容器と、
潜熱熱交換器が設けられる燃焼室と、前記燃焼室を収容する収容ケースとの間に配置され、前記貯留容器に貯められる前記水溶液に下端部が浸された状態で吊り下げられ、前記潜熱熱交換器で発生するドレンが上端部に導かれる気化用布と、
単位風量あたりのエネルギー消費量が前記燃焼室内に大気を送る燃焼用ファンにおける単位風量あたりのエネルギー消費量よりも少ない気化用ファンと、
前記貯留容器内の水位が規定水位以上である場合に前記気化用ファンを駆動させ、前記貯留容器内の水位が規定水位を未満である場合に前記気化用ファンを停止させるファン制御器と、
前記気化用布に対向する前記燃焼室の壁部位に設けられる排気口と、
を備え、
前記燃焼用ファンによって前記燃焼室内に送られる大気の一部が前記排気口を介して前記気化用布に導かれ、
前記ファン制御器は、
前記燃焼用ファンが停止状態にあり、かつ、前記貯留容器内の水位が規定水位以上である場合に前記気化用ファンを駆動させ、前記燃焼用ファンが駆動状態、又は、前記貯留容器内の水位が規定水位を未満である場合には前記気化用ファンを停止させる
ことを特徴とする給湯装置。 - 前記水溶液の溶質は、エチレングリコールを主成分とする
ことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。 - 前記ドレンを中和する中和器を備えていない
ことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯装置。 - 水の凝固点よりも低い凝固点を有する水溶液が貯められる貯留容器と、
前記貯留容器に貯められる前記水溶液に下端部が浸された状態で吊り下げられ、潜熱熱交換器で発生する酸性のドレンが上端部に導かれる気化用布と、
前記気化用布に導かれる大気を送るファンと
を備え、
前記酸性のドレンを中和する中和器を備えず、
前記水溶液は、前記酸性のドレンよりも低い凝固点を有しており、前記酸性のドレンが混合されてもなお、気化性能を維持し、
前記水溶液の溶質は、エチレングリコール系及びプロピレングリコール系を含むグリコールエーテル系を主成分とする
ことを特徴とする給湯装置。 - 前記水溶液の溶質は、エチレングリコールを主成分とする
ことを特徴とする請求項4に記載の給湯装置。 - 前記気化用布は、前記潜熱熱交換器が設けられる燃焼室と、前記燃焼室を収容する収容ケースとの間に配置される
ことを特徴とする請求項4または5に記載の給湯装置。 - 単位風量あたりのエネルギー消費量が前記燃焼室内に大気を送る燃焼用ファンにおける単位風量あたりのエネルギー消費量よりも少ない気化用ファン
を備え、
前記気化用ファンによって前記気化用布に大気が送られる
ことを特徴とする請求項6に記載の給湯装置。 - 前記貯留容器内の水位が規定水位以上である場合に前記気化用ファンを駆動させ、前記貯留容器内の水位が規定水位を未満である場合に前記気化用ファンを停止させるファン制御器
を備えることを特徴とする請求項7に記載の給湯装置。 - 前記気化用布に対向する前記燃焼室の壁部位に設けられる排気口
を備え、
前記燃焼用ファンによって前記燃焼室内に送られる大気の一部が前記排気口を介して前記気化用布に導かれる
ことを特徴とする請求項8に記載の給湯装置。
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