JP6567008B2 - 膜モジュールの運転方法 - Google Patents
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Description
膜エレメントは、一端から他端にわたり貫通するとともに内周面を一次側とした複数の貫通流路を有し、貫通流路が上下方向となるようにケーシング内に設けられ、
ケーシングの上部に、膜エレメントの上端部が露出するとともに貫通流路と連通する上部一次側室が形成され、
ケーシングの下部に、膜エレメントの下端部が露出するとともに貫通流路と連通する下部一次側室が形成され、
原水を膜エレメントでろ過することにより処理水を得る膜モジュールの運転方法であって、
膜ろ過工程と逆圧洗浄工程と堆積物排出工程とを有し、
膜ろ過工程を行った後に逆圧洗浄工程を開始し、逆圧洗浄工程を開始してから所定時間経過すると堆積物排出工程を逆圧洗浄工程と重複して行い、堆積物排出工程を終了した後に逆圧洗浄工程を終了し、
膜ろ過工程において、原水が、下部一次側室内に供給され、デッドエンドろ過方式で膜モジュールの一次側から二次側へ透過して、処理水として膜モジュールの二次側から外部へ取り出され、
逆圧洗浄工程において、逆洗用流体が、膜モジュールの二次側から膜エレメントに供給され、膜エレメントを透過し、貫通流路を通って下部一次側室内から外部へ排出され、
堆積物排出工程において、逆洗用流体が貫通流路を通って下部一次側室内に供給されるとともに上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と、逆圧洗浄工程を行っている際に逆洗用流体から発生して上部一次側室内に滞留したガスとが、逆洗用流体とともに上部一次側室内から外部へ排出されるものである。
逆圧洗浄工程を行っている状態で所定時間経過すると、堆積物排出工程を逆圧洗浄工程と重複して行う。これにより、逆洗用流体が貫通流路を通って下部一次側室内に供給されるとともに上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と、逆圧洗浄工程を行っている際に逆洗用流体から発生して上部一次側室内に滞留したガスとが、逆洗用流体とともに上部一次側室内から外部へ排出される。これにより、上部一次側室内の堆積物が通過抵抗の大きい貫通流路を上から下へ通過しなくても、堆積物を確実且つ十分に膜モジュールの外部へ排出して、上部一次側室内に残留する堆積物の量を大幅に減少させることができる。
膜エレメントは、一端から他端にわたり貫通するとともに内周面を一次側とした複数の貫通流路を有し、貫通流路が上下方向となるようにケーシング内に設けられ、
ケーシングの上部に、膜エレメントの上端部が露出するとともに貫通流路と連通する上部一次側室が形成され、
ケーシングの下部に、膜エレメントの下端部が露出するとともに貫通流路と連通する下部一次側室が形成され、
原水を膜エレメントでろ過することにより処理水を得る膜モジュールの運転方法であって、
膜ろ過工程と一部にフラッシング工程を含む逆圧洗浄工程と堆積物排出工程とをこの順序で行い、
膜ろ過工程において、原水が、下部一次側室内に供給され、デッドエンドろ過方式で膜モジュールの一次側から二次側へ透過して、処理水として膜モジュールの二次側から外部へ取り出され、
逆圧洗浄工程において、逆洗用流体が、膜モジュールの二次側から膜エレメントに供給され、膜エレメントを透過し、貫通流路を通って下部一次側室内から外部へ排出され、
フラッシング工程において、逆圧洗浄工程を行いながら、加圧ガスが上部一次側室に供給され、逆洗用流体と加圧ガスが膜エレメントの貫通流路を通って下部一次側室内から排出され、
堆積物排出工程において、逆洗用流体が上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と、フラッシング工程を行ったことにより上部一次側室内に滞留したガスとが、逆洗用流体とともに上部一次側室内から外部へ排出されるものである。
堆積物排出工程において、逆洗用流体が上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と上部一次側室内に滞留したガスとが逆洗用流体とともに加圧ガス流入口から上部一次側室の外部へ排出されるものである。
第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、1は例えば浄水処理等に使用される膜モジュールである。膜モジュール1は、ケーシング2と、ケーシング2内に収納された膜エレメント3を有している。ケーシング2は、円筒状の胴体部6と、胴体部6の上端に着脱自在に取り付けられた上部キャップ7と、胴体部6の下端に着脱自在に取り付けられた下部キャップ8とを有している。
(第2の実施の形態)
先述した第1の実施の形態では、図5に示すように、堆積物排出工程において、流体の一例として、逆洗水W1を利用して上部一次側室16内の堆積物40を排出しているが、以下に説明する第2の実施の形態では、図8に示すように、流体の一例として、原水W2を利用して上部一次側室16内の堆積物40を排出する。
(第3の実施の形態)
先述した第2の実施の形態では、図8に示すように、堆積物排出工程において、流体の一例として、原水W2を利用して上部一次側室16内の堆積物40を排出しているが、以下に説明する第3の実施の形態では、図9に示すように、流体の一例として、洗浄水W4を利用して上部一次側室16内の堆積物40を排出する。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であり、図10に示すように、上部一次側室16の側面すなわち上部キャップ7の側面に、堆積物40を逆洗水W1(流体の一例)とともに上部一次側室16の外部へ排出する排出開口部56が設けられている。排出開口部56には堆積物排出管路30が接続され、堆積物排出管路30には第6の弁36が設けられている。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態は、図11に示すように、上部一次側室16の側面すなわち上部キャップ7の側面に、堆積物40を排出させるための洗浄水W4(流体の一例)を上部一次側室16内に供給する供給開口部60と、堆積物40を洗浄水W4とともに上部一次側室16の外部へ排出する排出開口部61とが設けられている。
(第6の実施の形態)
先述した各実施の形態では、図6に示すように、膜ろ過工程45を行った後に、逆圧洗浄工程46を行い、逆圧洗浄工程46の後に堆積物排出工程47を行っているが、以下に説明する第6の実施の形態では、図12に示すように、膜ろ過工程45を行った後、堆積物排出工程47の全部を逆圧洗浄工程46と重複して行っている。
(第7の実施の形態)
上記第6の実施の形態では、図12に示すように、堆積物排出工程47の全部を逆圧洗浄工程46と重複して行っているが、以下に説明する第7の実施の形態では、図14に示すように、堆積物排出工程47の一部を逆圧洗浄工程46と重複して行っている。
2 ケーシング
3 膜エレメント
11 貫通流路
16 上部一次側室
17 下部一次側室
40 堆積物
45 膜ろ過工程
46 逆圧洗浄工程
47 堆積物排出工程
56 排出開口部
60 供給開口部
61 排出開口部
G2 加圧ガス(流体)
W1 逆洗水(逆洗用流体)
W2 原水(流体)
W3 処理水(流体)
W4 洗浄水(流体)
Claims (4)
- 柱状の多孔質体からなる膜エレメントがケーシング内に収納され、
膜エレメントは、一端から他端にわたり貫通するとともに内周面を一次側とした複数の貫通流路を有し、貫通流路が上下方向となるようにケーシング内に設けられ、
ケーシングの上部に、膜エレメントの上端部が露出するとともに貫通流路と連通する上部一次側室が形成され、
ケーシングの下部に、膜エレメントの下端部が露出するとともに貫通流路と連通する下部一次側室が形成され、
原水を膜エレメントでろ過することにより処理水を得る膜モジュールの運転方法であって、
膜ろ過工程と逆圧洗浄工程と堆積物排出工程とを有し、
膜ろ過工程を行った後に逆圧洗浄工程を開始し、逆圧洗浄工程を開始してから所定時間経過すると堆積物排出工程を逆圧洗浄工程と重複して行い、堆積物排出工程を終了した後に逆圧洗浄工程を終了し、
膜ろ過工程において、原水が、下部一次側室内に供給され、デッドエンドろ過方式で膜モジュールの一次側から二次側へ透過して、処理水として膜モジュールの二次側から外部へ取り出され、
逆圧洗浄工程において、逆洗用流体が、膜モジュールの二次側から膜エレメントに供給され、膜エレメントを透過し、貫通流路を通って下部一次側室内から外部へ排出され、
堆積物排出工程において、逆洗用流体が貫通流路を通って下部一次側室内に供給されるとともに上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と、逆圧洗浄工程を行っている際に逆洗用流体から発生して上部一次側室内に滞留したガスとが、逆洗用流体とともに上部一次側室内から外部へ排出されることを特徴とする膜モジュールの運転方法。 - 柱状の多孔質体からなる膜エレメントがケーシング内に収納され、
膜エレメントは、一端から他端にわたり貫通するとともに内周面を一次側とした複数の貫通流路を有し、貫通流路が上下方向となるようにケーシング内に設けられ、
ケーシングの上部に、膜エレメントの上端部が露出するとともに貫通流路と連通する上部一次側室が形成され、
ケーシングの下部に、膜エレメントの下端部が露出するとともに貫通流路と連通する下部一次側室が形成され、
原水を膜エレメントでろ過することにより処理水を得る膜モジュールの運転方法であって、
膜ろ過工程と一部にフラッシング工程を含む逆圧洗浄工程と堆積物排出工程とをこの順序で行い、
膜ろ過工程において、原水が、下部一次側室内に供給され、デッドエンドろ過方式で膜モジュールの一次側から二次側へ透過して、処理水として膜モジュールの二次側から外部へ取り出され、
逆圧洗浄工程において、逆洗用流体が、膜モジュールの二次側から膜エレメントに供給され、膜エレメントを透過し、貫通流路を通って下部一次側室内から外部へ排出され、
フラッシング工程において、逆圧洗浄工程を行いながら、加圧ガスが上部一次側室に供給され、逆洗用流体と加圧ガスが膜エレメントの貫通流路を通って下部一次側室内から排出され、
堆積物排出工程において、逆洗用流体が上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と、フラッシング工程を行ったことにより上部一次側室内に滞留したガスとが、逆洗用流体とともに上部一次側室内から外部へ排出されることを特徴とする膜モジュールの運転方法。 - フラッシング工程において、加圧ガスを加圧ガス流入口から上部一次側室に供給し、
堆積物排出工程において、逆洗用流体が上部一次側室内に供給され、上部一次側室内の堆積物と上部一次側室内に滞留したガスとが逆洗用流体とともに加圧ガス流入口から上部一次側室の外部へ排出されることを特徴とする請求項2に記載の膜モジュールの運転方法。 - 堆積物排出工程において、逆洗用流体が、膜モジュールの二次側から膜エレメントを透過して上部一次側室内に供給され、又は膜モジュールの外部から直接上部一次側室内に供給されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の膜モジュールの運転方法。
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