JP6567007B2 - バッテリー及びその熱管理装置、並びにこのバッテリーを有するuav - Google Patents

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Description

本発明はエネルギー保存装置に関し、特にバッテリー及びその熱管理装置、並びにこのバッテリーを有するUAV(Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機)に関する。
UAVの電源バッテリーを使用するとき、その高効率の放電は、発熱量が大きいことにより温度上昇の問題が深刻になっている。また、UAVの電源バッテリーについては、通常、複数の電池セルが直列・並列接続されており、バッテリー内部の熱量が発散しにくく、内部の温度が不均一であり、局所的な温度上昇が高すぎるため、更にセル減衰を加速させ、バッテリー寿命を短くし、安全性にも影響を与える。そのため、熱管理装置を追加して温度上昇及び電池セルの温度の不均一の問題を解決する必要がある。
従来のUAV用電源バッテリーの構造は、複数の電池セルが直接積層された後、熱収縮性テープにより被覆されたものであり、熱管理装置を有していない。
現在、車用電源バッテリーは熱管理装置を有している。例えば、テスラーの液冷式熱管理装置の構造については、冷却ダクトがバッテリーの間に配置され、冷却液は50%の水と50%のエチレングリコールとの混合物であり、ダクトの内部を流動して、バッテリーで生じる熱量を除去する。
ゼネラルモーターズのボルト車も近似の液冷式熱管理装置を使用している。個別バッテリーの間において金属フィン(厚さが1mmである)は間隔をおいて配置され、フィンには流路溝が設けられている。冷却液は流路溝内において流動して熱量を除去する。
日産リーフが用いている受動式バッテリー熱管理装置は、バッテリー自体の熱発生率を低減し、例えば、バッテリー電極を最適化して内部抵抗を低減し、バッテリーの厚さ(単体厚さが7.1mmである)を薄くしてバッテリー内部の熱量を蓄積しにくくさせる。
しかし、従来のUAV用電源バッテリーは熱管理装置を有していない。従来の車載電源バッテリーの液冷式熱管理装置は冷却ダクト、冷却液及び管理システムを含み、そのシステムが比較的複雑であり、製品コスト及びメンテナンスコストが増加している。冷却液を循環する必要があるため、動力システムを備える必要があり、更なる電力消費を増加させる。また、液冷式熱管理装置は、重量が重く、体積が大きく、製品の電力消費と使用上の制限を増加させている。
従来の車載受動式バッテリー熱管理装置は、バッテリーに対する要求が極めて高いため、バッテリーの選択が大きく制限されている。かつ、用いられている薄いバッテリーは、電極の厚さが薄いため、レート特性が悪く、熱管理装置全体のコストが高くなっている。
よって、本発明は、全ての航空機用電源バッテリーに装着可能であり、バッテリーの温度上昇が激しいことと電池セルの温度が不均一である問題、及びバッテリーの重量、体積、電力消費が大きく、コストが高い問題を解決するバッテリーの熱管理装置を提供する必要がある。
バッテリーの熱管理装置であって、
キャビティを有する熱伝導ケースと、
前記キャビティ内に取り付けられる少なくとも1つの熱伝導フレームと、
を含み、
前記熱伝導フレームと前記キャビティの内壁とは伝熱するように連結して、前記熱伝導フレームの熱量を前記熱伝導ケースに伝導でき、前記熱伝導フレームは、前記キャビティを区切って電池セルを収納するための複数の電池セル区画を形成し、前記熱伝導フレームは前記電池セルと接触でき、前記電池セルで生じる熱量を伝導する。
従来のバッテリーの放熱技術と比べて、上述のバッテリーの熱管理装置は少なくとも以下の利点を有する。
(1)上述の熱管理装置は、電池セル区画を有する熱伝導ケースを含み、この電池セル区画の内壁が電池セル区画内に収納されている電池セルと熱伝導接触することができ、これによって電池セルで生じる熱量を電池セル区画の内壁まで伝導し、更に電池セル区画の内壁により熱伝導ケースの外表面まで伝導し、熱回路構造を形成して、バッテリーの温度上昇を効果的に低減させ、バッテリーの耐用年数を長くする。
(2)上述の熱管理装置の熱伝導ケースにおける電池セル区画の内壁は隣接する2つの電池セルと同時に熱伝導接触することができ、これによって隣接する2つの電池セルの熱伝達を平衡にして、隣接する2つの電池セルの間の温度差を無くすことができる。
(3)上述の熱管理装置は熱伝導ケース及び電池セル区画の内壁によって自己熱伝導し、動力システムを備える必要がないため、更なる電力消費の増加を回避し、且つ上述の熱管理装置について体積が小さく、重量が軽く、コストを低くしている。
(4)上述の熱管理装置は主に電池セルの外部に対して放熱し、バッテリーの性能を制限せず、バッテリーの選択に対する制限が少ない。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは複数の板体を含み、前記複数の板体が共に前記キャビティを囲んで形成する。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースはU型構造であり、前記複数の板体は底板及びそれぞれ前記底板の対向両端から前記底板の同じ側に向かって垂直に伸びる2つの側板を含み、前記熱伝導フレームの両端がそれぞれ前記2つの側板と当接する。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは2つあり、且つ上下のスナップフィットにより、前記少なくとも1つの熱伝導フレームを2つの前記熱伝導ケースの間に囲む。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは、前記複数の板体を接合してなる箱形構造であり、前記箱形構造が1つの開口を有している。
1つの実施例において、前記板体の厚さは0.05〜5ミリメートルである。
1つの実施例において、前記複数の板体は、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、表面が凹凸溝状である板体の少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースの材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、及びカーボンナノチューブの少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、絶縁熱伝導層を更に含み、前記絶縁熱伝導層は、前記電池セルと接触するための前記熱伝導フレームの表面に設けられる。
1つの実施例において、前記絶縁熱伝導層は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、及び熱伝導めっき誘電体層の少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記熱伝導フレームと前記キャビティの内壁との連結位置にはそれぞれ当接面が設けられて、前記熱伝導フレームと前記キャビティの内壁との連結位置で面接触する。
1つの実施例において、熱伝導層を更に含み、前記熱伝導層は、前記熱伝導フレームの当接面と前記キャビティの内壁の当接面との間に挟持される。
1つの実施例において、前記熱伝導層は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、及び熱伝導めっき誘電体層の少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記熱伝導層は前記熱伝導フレーム、又は前記キャビティの内壁に固定設置される。
1つの実施例において、前記熱伝導フレームは複数の板体を含み、且つ、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、表面が凹凸溝状である板体の少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記板体の厚さは0.05〜1ミリメートルである。
1つの実施例において、前記板体の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、及びカーボンナノチューブの少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記熱伝導フレームは、前記電池セルと面接触するための主板体、及びそれぞれ前記主板体の対向両端から前記主板体の同じ側に向かって垂直に伸びる2つの当接板を含む。
1つの実施例において、前記熱伝導フレームは、複数の前記電池セルと面接触するための主板体、及び複数の前記キャビティの内壁と接触するための当接板を含む。前記電池セルを収納するための前記電池セル区画を形成するように、前記複数の主板体は間隔を開けて対向して設けられる。各前記当接板の対向両側縁はそれぞれ隣接する2つの前記主板体の対向する一端部と連結することで、前記複数の主板体を1つの左右に順次折れ曲がる折畳み構造になるように連結する。
1つの実施例において、前記主板体のサイズと前記電池セルに対応するサイズとはほぼ等しいことで、前記当接板と前記電池セルとを面接触させる。
1つの実施例において、前記熱伝導フレームは枠体であり、且つ前記熱伝導フレームは1つの前記電池セル区画を形成する。
1つの実施例において、前記枠体のサイズと前記電池セルに対応するサイズとはほぼ等しいことで、前記電池セルと前記枠体の全部の側壁を面接触させる。
バッテリーであって、
上述の熱管理装置と、
それぞれ前記複数の電池セル区画に収納される複数の電池セルと、
を含み、
前記複数の電池セルで生じる熱量はそれぞれ前記複数の熱伝導フレームを介して前記熱伝導ケースに伝導され、且つ前記熱伝導ケースで熱交換する。
1つの実施例において、前記複数の電池セルは順に配置され、且つそれぞれ前記複数の熱伝導フレームにより区切られる。
UAVであって、
バッテリー室が設置される機体と、
前記バッテリー室内に設置される上述のバッテリーと、
を含む。
1つの実施例において、バッテリー位置決め機構を更に含み、前記バッテリーは前記バッテリー位置決め機構によって前記バッテリー室内に着脱可能に固定される。
1つの実施例において、前記バッテリー位置決め機構は、前記バッテリーの筐体の外部に設けられている凹部と、前記凹部と互いに合わせるスナップフィット部材と、前記バッテリー室にヒンジ連結されているプルロッドとを含む。前記プルロッドは、外押えアームと、付勢アームとを含み、この外押えアームは、前記バッテリーが前記バッテリー室内に挿入されるとき前記バッテリーと当接し、この付勢アームは、前記プルロッドと前記バッテリー室のヒンジポイントの周りを回って回動させるように前記外押えアームを押して、前記バッテリーを前記バッテリー室の外部に押し出すことができる。
1つの実施例において、前記スナップフィット部材は、接続ロッド及び前記接続ロッドの一端に設けられる球状のスナップヘッド部を含む。前記接続ロッドは、前記バッテリー室に回動可能に設けられ、前記接続ロッドと前記バッテリー室の間に弾性復帰部材が設けられ、前記弾性復帰部材は前記接続ロッドに弾性作用力を提供して、前記スナップヘッド部と前記凹部とを互いに係合させる。前記スナップヘッド部は、前記バッテリーが予め設定された大きさ以上の作用力を受けると前記凹部の内部から自動的に滑り出される。
1つの実施例において、前記スナップフィット部材は、接続ロッドと前記接続ロッドの一端に設けられている係止フックとを含む。前記接続ロッドの一端は前記バッテリー室の外部に突出し、前記接続ロッドの中部は前記バッテリー室と回動可能に連結され、且つ前記接続ロッドと前記バッテリー室の間に弾性復帰部材が設けられている。前記弾性復帰部材は前記接続ロッドに弾性作用力を提供して、前記係止フックと前記凹部とを互いに係合させ、前記係止フックから離れる前記接続ロッドの一端を押圧して、前記係止フックと前記凹部とを分離させる。
バッテリーの熱管理装置であって、熱伝導ケースを含み、前記熱伝導ケース内に電池セルを収納するための複数の電池セル区画が設けられ、各前記電池セル区画の少なくとも1つの内壁は前記電池セルと接触することができ、前記電池セルで生じる熱量を伝導する。
1つの実施例において、各前記電池セル区画の少なくとも1つの内壁は前記電池セルと面接触することに用いられる。
1つの実施例において、各前記電池セル区画は対向して設けられている2組の内壁を含み、且つ少なくとも1組の前記内壁の間の距離が前記電池セルに対応するサイズと等しいことによって、前記電池セルを少なくとも1組の前記内壁の間に挟持する。
1つの実施例において、前記複数の電池セル区画は積層配置される。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースの材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、及びカーボンナノチューブの少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記電池セルと接触するための前記電池セル区画の内壁に絶縁熱伝導層が設けられる。
1つの実施例において、前記絶縁熱伝導層は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、及び熱伝導めっき誘電体層の少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記電池セル区画の内壁は、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、又は表面が凹凸溝状である板体である。
1つの実施例において、前記電池セル区画は、接合して組み立てる構造であり、接合箇所には熱伝導層が設けられている。
1つの実施例において、前記熱伝導層は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、及び熱伝導めっき誘電体層の少なくとも1つを含む。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは、両端が開口する筒体構造であり、前記電池セル区画は、両端がそれぞれ前記熱伝導ケースの両端の開口まで伸びている貫通溝である。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは1つの開口を有する箱形構造であり、前記電池セル区画は一端が前記熱伝導ケースの開口まで伸び、他端が前記熱伝導ケースの底部まで伸びている凹溝である。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは、第1の熱伝導ケース及び第2の熱伝導ケースを含み、前記電池セル区画は、前記第1の熱伝導ケース及び前記第2の熱伝導ケースを接合してなる。
1つの実施例において、前記第1の熱伝導ケースは、第1の底板及び複数の第1の側板を含み、前記複数の第1の側板が平行に間隔をおいて設けられ、且つ前記第1の底板に直交して固定される。
1つの実施例において、前記第2の熱伝導ケースは、第2の底板及び複数の第2の側板を含み、前記複数の第2の側板が平行に間隔をおいて設けられ、且つ前記第2の底板に直交して固定される。
1つの実施例において、前記第1の側板は少なくとも3つであり、そのうちの2つの前記第1の側板はそれぞれ前記第1の底板の両端に設けられ、前記複数の第2の側板は前記第2の底板の中部に設けられ、且つ前記複数の第1の側板と交互に間隔をおいて設けられる。
1つの実施例において、前記第1の側板は少なくとも3つであり、そのうちの2つの前記第1の側板はそれぞれ前記第1の底板の両端に設けられ、前記第2の熱伝導ケースは前記複数の第1の側板と連結する平板である。
1つの実施例において、前記複数の第1の側板は前記第1の底板の中部に設けられ、前記第2の熱伝導ケースはU型構造であり、且つ前記U型構造の両端がそれぞれ前記第1の底板の両端と連結され、前記複数の第1の側板は前記U型構造の底部と連結されている。
バッテリーであって、
上述の熱管理装置と、
それぞれ前記複数の電池セル区画に収納される複数の電池セルと、
を含み、
前記複数の電池セルで生じる熱量は前記電池セル区画の内壁を介して前記熱伝導ケースの外表面まで伝導され、且つ前記熱伝導ケースで熱交換する。
UAVであって、
バッテリー室が設けられている機体と、
前記バッテリー室内に設けられている上述のバッテリーと、
を含む。
1つの実施例において、バッテリー位置決め機構を更に含み、前記バッテリーは前記バッテリー位置決め機構によって前記バッテリー室内に着脱可能に固定される。
1つの実施例において、前記バッテリー位置決め機構は、前記バッテリーの筐体の外部に設けられている凹部と、前記凹部と互いに合わせるスナップフィット部材と、前記バッテリー室にヒンジ連結されているプルロッドとを含む。前記プルロッドは、外押えアームと、付勢アームとを含み、この外押えアームは、前記バッテリーが前記バッテリー室内に挿入されるとき前記バッテリーと当接し、この付勢アームは、前記プルロッドと前記バッテリー室のヒンジポイントの周りを回って回動させるように前記外押えアームを押して、前記バッテリーを前記バッテリー室の外部に押し出すことができる。
1つの実施例において、前記係止部材は、接続ロッド及び前記接続ロッドの一端に設けられる球状のスナップヘッド部を含む。前記接続ロッドは、前記バッテリー室に回動可能に設けられ、前記接続ロッドと前記バッテリー室の間に弾性復帰部材が設けられ、前記弾性復帰部材は前記接続ロッドに弾性作用力を提供して、前記スナップヘッド部と前記凹部とを互いに係合させる。前記スナップヘッド部は、前記バッテリーが予め設定された大きさ以上の作用力を受けると前記凹部の内部から自動的に滑り出される。
1つの実施例において、前記スナップフィット部材は、接続ロッドと前記接続ロッドの一端に設けられている係止フックとを含む。前記接続ロッドの一端は前記バッテリー室の外部に突出し、前記接続ロッドの中部は前記バッテリー室と回動可能に連結され、且つ前記接続ロッドと前記バッテリー室の間に弾性復帰部材が設けられている。前記弾性復帰部材は前記接続ロッドに弾性作用力を提供して、前記係止フックと前記凹部とを互いに係合させ、前記係止フックから離れる前記接続ロッドの一端を押圧して、前記係止フックと前記凹部とを分離させる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバッテリーの立体図である。 図2は、図1に示されたバッテリーの軸方向断面図である。 図3は、本発明の第2の実施形態に係るバッテリーの分解図である。 図4は、本発明の第3の実施形態に係るバッテリーの組立図である。 図5は、図4に示されたバッテリーの立体図である。 図6は、図4に示されたバッテリーにおける熱伝導フレームの1つの実施例に係る立体図である。 図7は、図4に示されたバッテリーにおける熱伝導フレームの別の実施例に係る立体図である。 図8は、図4に示されたバッテリーにおける熱伝導フレームの別の実施例に係る立体図である。 図9は、本発明の実施形態に係るUAVにバッテリーを挿抜する状態を示す図である。 図10は、図1に示されたUAVのバッテリー室が位置している局部の断面図である。
以下は、本発明の実施形態に係る添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術的解決手段を明確かつ詳細に説明する。当然ながら、ここで説明する実施形態は本発明の実施形態の全てではなく一部にすぎない。当業者が創造的な作業なしに本発明の実施形態に基づいて得られる他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるべきである。
なお、要素が別の要素「に固定」されると記載されている場合、それは直接に別の要素上にあってもよく、または介在する要素が存在してもよい。要素が別の要素に「接続」されていると記載されている場合、それは別の要素に直接接続されてもよく、または介在する要素が存在してもよい。本明細書で用いられている「垂直」、「水平」、「左」、「右」などのような用語は、単に説明の目的のものである。
他に定義されていない限り、本明細書で使用される全ての専門用語および科学技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明することを目的として用いられ、限定することを意図するものではない。用語「および/または」は、本明細書で列挙された関連項目の一つまたはそれ以上の任意のおよび全ての組み合わせを含む。
本発明の実施形態はバッテリーの熱管理装置を提供する。この熱管理装置は熱伝導ケースを含み、前記熱伝導ケース内には電池セルを収納するための複数の電池セル区画が設けられ、電池セル区画の少なくとも1つの内壁は前記電池セルと接触することによって、前記電池セルで生じる熱量を伝導する。
ここで、熱回路を形成するように、前記電池セルの熱量を前記電池セル区画の内壁まで伝導して、前記電池セル区画の内壁により前記熱伝導ケースのカバー部まで伝導する。かつ、各電池セル区画の内壁は同時に、隣接する2つの電池セルで生じる熱量を伝導することができ、これによって熱平衡の目的を実現する。
1つの実施例において、前記熱管理装置は一体成形されてもよい。例えば、電池セル区画は直接熱伝導ケースに成形されてもよい。
1つの実施例において、前記熱管理装置は組合せて形成されてもよい。例えば、前記熱管理装置は、熱伝導ケース及び複数の熱伝導フレームを含み、前記複数の熱伝導フレームが前記熱伝導ケース内に取り付けられ、且つ前記熱伝導ケースと一緒に前記複数の電池セル区画を形成する。
1つの実施例において、前記電池セル区画の具体的な構造は2つの開口を有する貫通溝、又は1つの開口を有する凹溝であってもよい。
1つの実施例において、前記電池セル区画の内壁の具体的な構造は様々な形式の板状構造であってもよく、例えば、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、表面が凹凸溝状である板体であってもよい。
1つの実施例において、前記熱伝導ケースは、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、カーボンナノチューブのような熱伝導性能が比較的良好な材料からなってもよい。
1つの実施例において、前記電池セル区画の内壁と前記電池セルとは面接触することで、前記電池セル区画の内壁と前記電池セルとの間の熱伝導効率を向上させる。
1つの実施例において、前記電池セルと接触するための前記電池セル区画の内壁には絶縁熱伝導層が設けられることで、前記電池セル区画の内壁と前記電池セルとの間の熱伝導効率を向上させる。前記絶縁熱伝導層は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、熱伝導めっき誘電体層のような熱伝導性能が比較的良好な材料からなってもよい。
1つの実施例において、前記電池セル区画は、接合して組み立てられる構造であり、接合箇所には熱伝導層が設けられている。熱伝導層は、前記電池セル区画の内壁における絶縁熱伝導層の材料と同じ材料からなってもよい。
上述のバッテリーの熱管理装置に基づいて、本発明の実施形態はバッテリーを更に提供する。このバッテリーは幾つかの電動装置の電源とされてもよく、例えば、UAVの電源バッテリーとされてもよい。
以下では、図面を参照しながら、本発明の幾つかの実施形態を詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係るバッテリー100は、熱管理装置101及び電池セル103を含む。前記熱管理装置101は、熱伝導ケース110を含み、熱伝導ケース110内に電池セル103を収納するための複数の電池セル区画120が設けられ、電池セル区画120の少なくとも1つの内壁が電池セル103と接触することで、電池セル103で生じる熱量を伝達することができる。
前記熱伝導ケース110の具体的な構造は異なる要求に応じて設計されてもよい。例えば、図示の実施例において、前記熱伝導ケース110は両端が開口する筒体構造であり、電池セル区画120は両端が熱伝導ケース110の両端開口まで伸びている貫通溝である。
他の実施例において、熱伝導ケース110は1つの開口を有する箱形構造であり、電池セル区画120は一端が熱伝導ケース110の開口まで伸び、他端が熱伝導ケース110の底部まで伸びている凹溝である。
前記熱伝導ケース110の材料としては、熱伝導性能が比較的良好な材料を採用してもよい。例えば、熱伝導ケース110の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、カーボンナノチューブであってもよい。
前記複数の電池セル区画120の配置方式は異なる要求に応じて配置されてもよい。例えば、図示の実施例において、複数の電池セル区画120は積層配置される。具体的には、複数の電池セル区画120は上下に平行に積層配置される。
各前記電池セル区画120と前記電池セル103との接触方式は異なる要求に応じて設計されてもよい。好ましくは、各電池セル区画120の少なくとも1つの内壁は電池セル103と面接触することに用いられる。例えば、図示の実施例において、各電池セル区画120は対向して設けられている2組の内壁を含み、且つ少なくとも1組の内壁の間の距離が電池セル103に対応するサイズと等しいことによって、電池セル103を少なくとも1組の内壁の間に挟持する。
更に、電池セル103と接触するための電池セル区画120の内壁上に絶縁熱伝導層130が設けられている。絶縁熱伝導層130は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、熱伝導めっき誘電体層のような熱伝導性が比較的良好な材料からなってもよい。
電池セル区画120の内壁は形状が異なる板体であってもよい。例えば、電池セル区画120の内壁は、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、表面が凹凸溝状である板体などであってもよい。
図3に示すように、本発明の第2の実施形態に係るバッテリー200は、基本的に第1の実施形態に係るバッテリー100と同様であるが、その相違点は下記の通りである。バッテリー200は、第1の熱伝導ケース210及び第2の熱伝導ケース220を含み、電池セル区画は接合して組み立てられる構造であってもよく、具体的に、電池セル区画は第1の熱伝導ケース210及び第2の熱伝導ケース220を接合してなる。
第1の熱伝導ケース210は、第1の底板211及び複数の第1の側板213を含み、複数の第1の側板213が平行に間隔をおいて設けられ、且つ第1の底板211上に直交して固定される。具体的には、図示の実施例において、第1の側板213は少なくとも3つであり、そのうちの2つの前記第1の側板213はそれぞれ第1の底板211の両端に設けられている。
第2の熱伝導ケース220は、第2の底板221及び複数の第2の側板223を含み、複数の第2の側板223が平行に間隔をおいて設けられ、且つ第2の底板221上に直交して固定される。具体的には、図示の実施例において、複数の第2の側板223は前記第2の底板221の中部に設けられている。
前記第1の熱伝導ケース210及び第2の熱伝導ケース220が組みつけられたとき、第1の熱伝導ケース210の第1の底板211と第2の熱伝導ケース220の第2の底板221とは対向して設けられ、第1の熱伝導ケース210の複数の第1の側板213と第2の熱伝導ケース220の複数の第2の側板223とは交互に間隔をおいて設けられ、これによって一緒に複数の前記電池セル区画を形成する。
なお、上述の第1の熱伝導ケース210と第2の熱伝導ケース220の具体的な構造は上述の構造に限定されない。例えば、他の実施例において、第1の熱伝導ケース210は第1の底板211及び複数の第1の側板213を含み、複数の第1の側板213が平行に間隔をおいて設けられ、且つ第1の底板211上に直交して固定される。具体的には、第1の側板213は少なくとも3つであり、そのうちの2つの前記第1の側板213はそれぞれ第1の底板211の両端に設けられている。前記第2の熱伝導ケース220は、前記複数の第1の側板213と連結する平板である。
又は、他の実施例において、第1の熱伝導ケース210は、第1の底板211及び複数の第1の側板213を含み、複数の第1の側板213が平行に間隔をおいて設けられ、且つ第1の底板211の中部に直交して固定される。第2の熱伝導ケース220はU型構造であり、且つこのU型構造の両端がそれぞれ第1の熱伝導ケース210の第1の底板211の両端と連結し、第1の熱伝導ケース210の複数の第1の側板213が第2の熱伝導ケース220の底部と連結する。
更に、第1の熱伝導ケース210と第2の熱伝導ケース220の接合箇所には熱伝導層230が設けられて、電池セル区画の熱伝導効率を更に向上させてもよい。具体的には、図示の実施例において、第1の熱伝導ケース210の複数の第1の側板213と第2の熱伝導ケース220の底板221の接合箇所、及び第2の熱伝導ケース220の複数の第2の側板223と第1の熱伝導ケース210の底板211の接合箇所にはいずれもこの熱伝導層230が設けられている。
熱伝導層230は、熱伝導性能が比較的良好な材料からなってもよい。例えば、熱伝導層230は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、熱伝導めっき誘電体層などであってもよい。
図4及び図5に示すように、本発明の第3の実施形態に係るバッテリー300は熱管理装置301及び電池セル303を含み、前記熱管理装置301が熱伝導ケース310及び少なくとも1つの熱伝導フレーム320を含む。
前記熱伝導ケース310はキャビティ311を有する。前記少なくとも1つの熱伝導フレーム320はキャビティ311内に取り付けられている。熱伝導フレーム320と熱伝導ケース310のキャビティ311の内壁とは伝熱するように連結して、熱伝導フレーム320の熱量を熱伝導ケース310に伝導でき、熱伝導フレーム320は、キャビティ311を区切って電池セル303を収納するための複数の電池セル区画330を形成し、熱伝導フレーム320は電池セル303と接触でき、電池セル303で生じる熱量を伝導する。
熱伝導ケース310の具体的な構造は異なる要求に応じて設計されてもよい。例えば、熱伝導ケース310は複数の板体を含み、前記複数の板体が共に前記キャビティ311を囲んで形成する。
具体的には、図示の実施例において、熱伝導ケース310はU型構造であり、複数の板体は底板312及びそれぞれ底板312の対向両端から底板312の同じ側に向かって垂直に伸びる2つの側板313を含み、熱伝導フレーム320の両端がそれぞれ2つの側板313と当接する。
具体的には、熱伝導ケース310は2つであり、且つ上下のスナップフィットにより、前記少なくとも1つの熱伝導フレーム320を2つの熱伝導ケース310の間に囲む。
他の実施例において、熱伝導ケース310は、複数の板体を接合してなる箱形構造であってもよく、前記箱形構造が開口を有する。
前記熱伝導ケース310の板体の厚さは実際の要求に応じて設計されてもよい。好ましくは、前記熱伝導ケース310の板体の厚さは、0.05〜5ミリメートルであってもよく、例えば、0.05ミリメートル、0.15ミリメートル、0.25ミリメートル、0.35ミリメートル、0.45ミリメートル、0.55ミリメートル、0.65ミリメートル、0.70ミリメートル、0.75ミリメートル、0.85ミリメートル、0.95ミリメートル、1.05ミリメートル、1.55ミリメートル、2.05ミリメートル、2.55ミリメートル、3.05ミリメートル、3.55ミリメートル、4.05ミリメートル、4.55ミリメートル、5.0ミリメートルであってもよい。
前記熱伝導ケース310の板体の具体的な形状は異なる要求に応じて設計されてもよい。例えば、前記板体は、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、表面が凹凸溝状である板体などであってもよい。
前記熱伝導ケース310の材料としては、異なる熱伝導性能が比較的良好な材料を採用してもよい。例えば、前記熱伝導ケース310の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、カーボンナノチューブなどであってもよい。
前記熱伝導フレーム320の具体的な構造は異なる要求に応じて設計されてもよい。例えば、前記熱伝導フレーム320は複数の板体を含んでもよい。
図6に示すように、1つの実施例において、前記熱伝導フレーム320は、電池セル303と面接触するための主板体321、及びそれぞれ主板体321の対向両端から主板体321の同じ側に向かって垂直に伸びる2つの当接板323を含む。
更に、主板体321のサイズと電池セル303に対応するサイズとはほぼ等しいことで、当接板323と電池セル303とを面接触させる。当接板323と電池セル303とが面接触するため、電池セル303と電池セル区画330との接触面積が増加して、熱管理装置301の放熱効率が更に向上される。
図7に示すように、他の1つの実施例において、前記熱伝導フレーム320は、電池セル303と面接触するための複数の主板体321、及びキャビティ311の内壁と接触するための複数の当接板323を含む。電池セル303を収納するための電池セル区画330を形成するように、複数の主板体321は対向して間隔をおいて設けられている。各当接板323の対向両側縁はそれぞれ隣接する2つの主板体321の対向の端部と連結されることで、複数の主板体321を1つの左右に順次折れ曲がる折畳み構造になるように連結する。
更に、主板体321のサイズと電池セル303に対応するサイズとはほぼ等しいことで、当接板323と電池セル303とが面接触する。当接板323と電池セル303とが面接触するため、電池セル303と電池セル区画330との接触面積が増加して、熱管理装置301の放熱効率が更に向上される。
図8に示すように、他の1つの実施例において、前記熱伝導フレーム320は枠体であり、且つ各熱伝導フレーム320が1つの電池セル区画330を形成する。具体的には、前記枠体は、2つの主板体321及び2つの当接板323により囲まれて形成されている。
更に、前記枠体のサイズと電池セル303に対応するサイズとはほぼ等しいことで、電池セル303と前記枠体の側壁とはいずれも面接触している。電池セル303と前記枠体の側壁とはいずれも面接触しているため、電池セル303と電池セル区画330との接触面積がより大きく、熱管理装置301の放熱効率を更に向上させる。
前記熱伝導フレーム320の板体の厚さは実際の要求に応じて設計されてもよい。好ましくは、前記熱伝導フレーム320の板体の厚さは、0.05〜1ミリメートルであってもよく、例えば、0.05ミリメートル、0.10ミリメートル、0.15ミリメートル、0.20ミリメートル、0.25ミリメートル、0.30ミリメートル、0.35ミリメートル、0.40ミリメートル、0.45ミリメートル、0.50ミリメートル、0.55ミリメートル、0.60ミリメートル、0.65ミリメートル、0.70ミリメートル、0.75ミリメートル、0.80ミリメートル、0.85ミリメートル、0.90ミリメートル、0.95ミリメートル、1.0ミリメートルであってもよい。
前記熱伝導フレーム320の板体の材料としては、熱伝導性能が比較的良好な材料を採用してもよい。例えば、前記熱伝導フレーム320の板体の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、グラフェン、カーボンナノチューブなどであってもよい。
前記熱伝導フレーム320の板体は形状が異なる板体であってもよい。例えば、この板体は、メッシュを有する板体、中実板体、中空板体、表面がハニカム状である板体、中空管を接合してなる板体、表面が凹凸溝状である板体などであってもよい。
更に、前記熱管理装置301は絶縁熱伝導層130を更に含み、絶縁熱伝導層130は熱伝導フレーム320の電池セル303と接触するための表面上に設けられて、前記熱管理装置301の放熱効率を更に向上させる。
前記絶縁熱伝導層130は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、熱伝導めっき誘電体層のような放熱性能が比較的良好な材料からなってもよい。
前記熱伝導フレーム320と前記熱伝導ケース310の接触方式は異なる方式であってもよく、例えば、多点接触、線接触、面接触であってもよい。図示の実施例において、熱伝導フレーム320と熱伝導ケース310のキャビティ311の内壁との連結位置にはそれぞれ当接面が設けられて、熱伝導フレーム320とキャビティ311の内壁との連結位置に面接触を形成する。具体的には、前記熱伝導フレーム320の当接面は熱伝導フレーム320の当接板323に設けられ、前記熱伝導ケース310の当接面は前記熱伝導ケース310の側板313に設けられている。
更に、前記熱管理装置301は熱伝導層を更に含み、熱伝導層が熱伝導フレーム320とキャビティ311の内壁の当接面の間に挟持される。
前記熱伝導層は、熱伝導シリカゲル層、熱伝導テープ、熱伝導シリコーングリース層、熱伝導めっき誘電体層のような放熱性能が比較的良好な材料からなってもよい。
前記熱伝導層の設置態様は異なる要求に応じて設計されてもよい。例えば、熱伝導層は、熱伝導フレーム320上に固定設置されてもよく、又は前記熱伝導ケース310のキャビティ311の内壁に固定設置されてもよく、これによって熱管理装置301の組立を容易にする。
複数の電池セル303はそれぞれ複数の電池セル区画330内に収納される。電池セル303で生じる熱量は、熱伝導フレーム320を介して熱伝導ケース310まで伝導され、且つ熱伝導ケース310で熱交換する。
前記電池セル303の設置態様は異なる要求に応じて配置されてもよい。例えば、図示の実施例において、複数の電池セル303は順に配置され、且つ前記熱伝導フレーム320により区切られる。
従来のバッテリーの放熱技術と比べて、上述のバッテリーの熱管理装置は少なくとも以下の利点を有する。
(1)上述の熱管理装置は、電池セル区画を有する熱伝導ケースを含み、この電池セル区画の内壁が電池セル区画内に収納される電池セルと熱伝導接触することができ、これによって電池セルで生じる熱量を電池セル区画の内壁まで伝導し、更に電池セル区画の内壁により熱伝導ケースの外表面まで伝導し、熱回路構造を形成して、バッテリーの温度上昇を効果的に低減させ、バッテリーの耐用年数を長くする。
(2)上述の熱管理装置の熱伝導ケースにおける電池セル区画の内壁は隣接する2つの電池セルと同時に熱伝導接触することができ、これによって隣接する2つの電池セルの熱伝達を平衡にして、隣接する2つの電池セルの間の温度差を無くすことができる。
(3)上述の熱管理装置は熱伝導ケース及び電池セル区画の内壁によって自己熱伝導し、動力システムを備える必要がないため、更なる電力消費の増加を回避し、且つ上述の熱管理装置について体積が小さく、重量が軽く、コストが低くなる。
(4)上述の熱管理装置は主に電池セルの外部に対して放熱し、バッテリーの性能を制限せず、バッテリーの選択に対する制限が少ない。
図9及び図10に示すように、上述のバッテリー100(200、300)に基づいて、本発明の実施形態はUAV 10を更に提供する。このUAV 10は、機体11及び前記バッテリー100(200、300)を含む。前記機体11にはバッテリー室13が設置される。前記バッテリー100(200、300)はバッテリー室13内に設置される。
前記バッテリー100(200、300)は、前記機体11のバッテリー室13内に着脱可能に取り付けられている。例えば、1つの実施例において、前記UAV 10はバッテリー位置決め機構15を更に含み、バッテリー100(200、300)がバッテリー位置決め機構15によってバッテリー室13内に着脱可能に固定される。
バッテリー位置決め機構15の具体的な構造は異なる要求に応じて設計されてもよい。例えば、バッテリー位置決め機構15は、バッテリー100(200、300)の筐体外部に設けられている凹部15a、凹部15aと互いに合わせるスナップフィット部材、及びバッテリー室13にヒンジ連結されているプルロッド15bを含む。プルロッド15bは、外押えアーム151と、付勢アーム153とを含み、この外押えアーム151は、バッテリー100(200、300)がバッテリー室13内に挿入されるときバッテリー100(200、300)と当接し、この付勢アーム153は、前記プルロッド15bと前記バッテリー室13のヒンジポイントの周りを回って回動させるように前記外押えアーム151を押して、前記バッテリー100(200、300)を前記バッテリー室13の外部に押し出すことができる。
スナップフィット部材はバッテリー100(200、300)の筐体の外部における凹部15aと自動アンロックしてもよい。例えば、1つの実施例において、スナップフィット部材は、接続ロッド及び接続ロッドの一端に設けられる球状のスナップヘッド部を含む。接続ロッドは、バッテリー室13上に回動可能に設けられ、接続ロッドとバッテリー室13の間に弾性復帰部材が設けられ、弾性復帰部材は接続ロッドに弾性作用力を提供して、スナップヘッド部と凹部15aとを互いに係合させる。スナップヘッド部は、バッテリー100(200、300)が予め設定された大きさ以上の作用力を受けるとき凹部15aの内部から自動的に滑り出されることができる。
スナップフィット部材はバッテリー100(200、300)の筐体の外部上における凹部15aと手動アンロックしてもよい。例えば、1つの実施例において、スナップフィット部材は、接続ロッド及び接続ロッドの一端に設けられている係止フックを含む。接続ロッドの一端はバッテリー室13の外部に突出し、接続ロッドの中部はバッテリー室13と回動可能に連結され、且つ接続ロッドとバッテリー室13との間に弾性復帰部材が設けられている。弾性復帰部材は接続ロッドに弾性作用力を提供して、係止フックと凹部15aとを互いに係合させ、係止フックから離れる接続ロッドの一端を押圧して、係止フックと凹部15aとを分離させる。
以上の説明は本発明に係る実施形態にすぎず、本発明の特許保護範囲を限定するものではない。本発明の明細書及び添付図面によって作成したすべての同等構造又は同等フローの変更を、直接又は間接的に他の関連する技術分野に実施することは、いずれも同じ理由により本発明の特許保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (8)

  1. バッテリーの熱管理装置であって、熱伝導ケースを含み、前記熱伝導ケース内に電池セルを収納するための複数の電池セル区画が設けられ、前記電池セル区画のそれぞれの少なくとも1つの内壁は前記電池セルと接触することができ、前記電池セルで生じる熱量を前記電池セル区画の内壁を介して前記熱伝導ケースの外表面まで伝導し、
    前記熱伝導ケースは、第1の熱伝導ケース及び第2の熱伝導ケースを含み、前記電池セル区画は、前記第1の熱伝導ケース及び前記第2の熱伝導ケースを接合してなり、
    前記第1の熱伝導ケースは、第1の底板及び複数の第1の側板を含み、前記複数の第1の側板が平行に間隔をおいて設けられ、且つ前記第1の底板に直交して固定され、
    前記第2の熱伝導ケースは、第2の底板及び複数の第2の側板を含み、前記複数の第2の側板が平行に間隔をおいて設けられ、且つ前記第2の底板に直交して固定され、
    前記複数の第1の側板と前記第2の底板との接合箇所、及び、前記複数の第2の側板と前記第1の底板との接合箇所に、それぞれ熱伝導層が設けられている、
    バッテリーの熱管理装置。
  2. 前記複数の電池セル区画のそれぞれの少なくとも1つの内壁は前記電池セルと面接触することに用いられる、
    請求項に記載のバッテリーの熱管理装置。
  3. 前記複数の電池セル区画のそれぞれは対向して設けられる2組の内壁を含み、且つ少なくとも1組の前記内壁の間の距離が前記電池セルに対応するサイズと等しいことによって、前記電池セルを少なくとも1組の前記内壁の間に挟持する、
    請求項に記載のバッテリーの熱管理装置。
  4. 前記複数の電池セル区画は積層配置される、
    請求項に記載のバッテリーの熱管理装置。
  5. 前記電池セルと接触するための前記電池セル区画の内壁には絶縁熱伝導層が設けられる、
    請求項からのいずれか一項に記載のバッテリーの熱管理装置。
  6. 前記電池セル区画は、接合して組み立てる構造であり、接合箇所には熱伝導層が設けられている、
    請求項からのいずれか一項に記載のバッテリーの熱管理装置。
  7. バッテリーであって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のバッテリーの熱管理装置と、
    それぞれ前記複数の電池セル区画に収納される複数の電池セルと、
    を含み、
    前記複数の電池セルで生じる熱量は前記熱伝導ケースの外表面まで伝導され、且つ前記熱伝導ケースで熱交換する、
    バッテリー。
  8. UAVであって、
    バッテリー室が設置される機体と、
    前記バッテリー室内に設置される請求項に記載のバッテリーと、
    を含む、
    UAV。
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