JP6567003B2 - 粉体分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紛体を混入された流体の流れから紛体粒子を分離して捕集するために用いられる粉体分離装置に関する。
気体に紛体を混合してなる流体の流れ(以下、固気二相流と呼ぶ)から紛体粒子を分離して捕集するための紛体分離装置として、固気二相流を旋回流となしてその旋回状態となった固気二相流から紛体粒子を分離して紛体粒子を捕集するサイクロン装置が知られている。
こうしたサイクロン装置に対して、より紛体粒子の捕集能を向上させる試みがなされている。例えば、流体の一例に該当する空気について粉体粒子を空気内に分散させた状態にて紛体を含んだ空気から紛体粒子を分離して捕集するためのサイクロン装置として、サイクロン胴体部となる分離器本体の接線方向に2次空気を導入することが提案されている(例えば、特許文献1)。このようなサイクロン装置では、サイクロン胴体部内において、固気二相流となる粉体を含んだ空気の流れが2次空気によって強く旋回し、紛体粒子に大きな遠心力が働いて、旋回する空気から粉体粒子が効率的に分離される。
特開2004―283677号公報
特許文献1のサイクロン装置によれば、ある程度の大きさの粒子径と重量とを有する紛体粒子を遠心力によって固気二相流から分離することができる。しかしながら、このようなサイクロン装置では、紛体粒子がサイクロン胴体部の底方向に向かうにつれサイクロン胴体部の中央位置に近づくうえに、サイクロン胴体部である分離器本体の中央位置にて分離器本体の中心軸に沿った上昇流が生じてしまうことから、軽量な紛体粒子が上昇流で巻き上げられて捕集効率を上げることが難しいという問題があった。
本発明は、分離器本体内の旋回流の中心に上昇流を生じていても固気二相流が旋回流から上昇流に移動する途中で固気二相流から軽量な紛体粒子を効果的に分離して捕集することが可能な粉体分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、(1)円筒状の形状を有し且つ上面部の中央位置と周面部の所定位置に開口部を有する分離器本体と該分離器本体の上面部の開口部に接続され分離器本体の内部に下端側が突出することを避けるように配置された排出管と前記分離器本体の周面部の開口部に接続された導入管とを備えて、
導入管から導入され直径が0.01μm以上1mm以下の粉体粒子を含む流体により分離器本体内に形成される固気二相流を旋回流となすとともに固気二相流からコリオリの力の作用により粉体粒子を分離し且つ前記旋回流の中央に形成される上昇流を排出管に導く分離部と、該分離部で分離され分離器本体に滞留する粉体を回収する回収部とを備えた粉体分離装置であって、
分離器本体には、該分離器本体の下端側に底面部が形成されており、
分離部から回収部に向けて分離部内の流体を誘導する回収誘導部と回収部から分離部に向けて回収部内の流体を誘導する排出誘導部とを有する誘導部が設けられており、
排出誘導部は、底面部内の所定部分で該底面部の中心位置を含む部分に形成された排気口を備えており、該排気口は分離部内及び回収部内にそれぞれ開口しており、
回収誘導部は、底面部内の所定部分で前記排気口の形成部分から外れた部分に形成された回収口を備えており、該回収口は分離部内及び回収部内にそれぞれ開口しており、
回収口は、底面部の中心位置から外向き方向に沿った方向を長手方向とするスリット状の構造を有する、ことを特徴とする粉体分離装置、
(2)排出管の端面が、分離器本体の上面部の開口部に位置している、上記(1)に記載の粉体分離装置、
(3)分離部の底面部の直下に回収部が直接連結されている、上記(1)または(2)に記載の粉体分離装置、
(4)排出誘導部は、排気口に一端側を連結された排気誘導用配管を備えており、該排気誘導用配管の一端は分離器本体の底面部の排気口に位置しており、
回収誘導部は、回収口に一端側を連結された回収誘導用配管を備えており、
排気誘導用配管の他端側と回収誘導用配管の他端側がそれぞれ回収部の所定位置に連結されることで分離部と回収部が繋がっている、上記(1)または(2)に記載の粉体分離装置、を要旨とする。
本発明によれば、分離器本体内に形成された旋回流の中心で上昇流を生じていても固気二相流が旋回流から旋回流の中央に形成される上昇流へ移動する途中で固気二相流から軽量な紛体粒子を効果的に分離して捕集することが可能な粉体分離装置が提供される。
図1Aは、本発明の第1実施形態の粉体分離装置の実施例の一つを模式的に示す概略模式正面図である。図1Bは、本発明の第1実施形態の粉体分離装置の実施例の一つを模式的に示す概略模式上面図である。図1Cは、図1BのB−B線断面の概略状態を模式的に示す概略模式断面図である。図1Dは、図1AのA−A線断面の概略状態を模式的に示す概略模式断面図である。 図2Aは、本発明の第2実施形態の粉体分離装置の実施例の一つを模式的に示す概略模式上面図であり、図2Bは、本発明の第2実施形態の粉体分離装置の他の実施例の一つを模式的に示す概略模式上面図である。 図3は、本発明の粉体分離装置の稼働状態を模式的に説明するための概略模式図である。 図4Aおよび図4Bは、それぞれ本発明の粉体分離装置の実施例の一つにおける排気口と回収口の一実施例を模式的に示す概略模式図である。 図5は、本発明の粉体分離装置の実施例の一つを利用した紛体処理システムを説明するための概略模式図である。
本発明の第1の実施形態における粉体分離装置の例について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1等に例示されるように、第1実施形態の粉体分離装置1a(1)は、分離部2と回収部3と誘導部4a(4)を備える。
(分離部2)
分離部2は、分離器本体5と導入管6と排出管7を備えて構成される。また、分離部2は、導入管6から分離器本体5の内の空間部15に導入された固気二相流を構成する流体を旋回流となして旋回流状態から上昇流に移動する途中で固気二相流から紛体粒子を分離するとともに固気二相流から紛体粒子を分離された流体を上昇流となして排出管7に導くためのものである。
固気二相流とは、気体に紛体粒子を分散してなる流体の流れを示しているが、この流れを構成する気体は、一種類で構成されてもよいし、複数種類で構成されてもよく、たとえば、空気などを例示することができる。また、この流れを構成する紛体を形成する紛体粒子の種類は、特に限定されるものではないが、シリカ、炭酸カルシウム微粒子、鉄系ヒュームなどを例示することができる。紛体粒子の寸法は、特に限定されるものではないが、紛体分離装置1は、紛体粒子として直径が概ね0.01μm以上1mm以下の範囲にあるものが使用される場合に好適に利用される。なお、本明細書において、流体は、気体又は気体に紛体粒子を分散してなる流体を示す。
(分離器本体5)
分離器本体5は、筒状に形成されており、図1Aから図1Dの例では、円筒状に形成されている。また、分離器本体5は、その内部に空間部15を形成するとともに、上端側に上面部10を有し、下端側に底面部11を有し、分離器本体5の中心軸Mの周りを取り巻くように周面部16を有している。上面部10には、その中央位置に開口部12が形成されており、周面部16には、その上端側の所定位置に開口部13が形成されている。上面部10の中央位置は、上面部10の領域についての中心となる位置として特定することができる。なお、図1A、図1C中、筒状の分離器本体5の中心軸Mを一点鎖線で示す。このことは、図2A、図2B、図3についても同様である。
分離器本体5は、その中心軸M方向に沿った方向が上下方向(図1Aにおいて矢印Gに沿った方向)となるように位置決めされている。なお、分離器本体5の中心軸Mは、上面部10の中央位置(図1Bにおいて、符号Cで示す)と底面部11の中央位置(図1Dにおいて、符号Dで示す)を結ぶ線上に定められる。なお、図1B中、筒状の分離器本体5の上面部10の中央位置Cは、分離器本体5の中央位置を通過する互いに直交する二本の一点鎖線C1、C2の交差位置で特定されている。また、図1D中、筒状の分離器本体5の底面部の11の中央位置Dは、分離器本体5の中央位置を通過する互いに直交する二本の一点鎖線D1、D2の交差位置で特定されている。このような底面部の11の中央位置Cの特定については、図4A、図4Bについても同様である。
なお、図1Aから図1Dの例は分離器本体5の形状の一例であり、分離器本体5の形状は、導入管6から導入される固気二相流を、分離器本体5の中心軸Mのまわりを旋回する旋回流となすことができるような形状であればよい。
(導入管6)
導入管6は、分離器本体5の周面部16の上端側の所定位置に気密的に取り付けられている。分離器本体5の空間部15は、導入管6を介して粉体分離装置1の外部と連通している。分離器本体5に連結された導入管6は、分離器本体5との連結端部側とは逆側の端部を導入口6aとなしており、導入口6aから固気二相流を形成する流体が導入されることで、導入口6aから分離器本体5内の空間部15に向かう固気二相流が形成される。なお、気密的に取り付けられているとは、その取り付け位置で気体の漏れが発生しないように取り付けられていることを意味する。
導入管6は、分離器本体5の周面部16の内壁面14の接線のうち周面部16の開口部13の前端位置Eにおける内壁面14の接線方向に対して平行な方向に固気二相流が形成されるように配置されることが、より効率的に旋回流を形成することができて好適である。なお、周面部16の開口部13の前端位置Eとは、導入管6における固気二相流の進行方向に沿った方向を前方向とした場合に、開口部13の最前部の位置を示すものとする。
また、導入管6の伸びる方向は、分離器本体5の中心軸Mに平行な法線ベクトルを有する平面と平行する方向となっていることが好ましい。
導入管6の伸びる方向に対して直交する平面で導入管6を切断した場合に認められる導入管6の断面形状は、円形状でもよいし、楕円形上でもよいし、矩形状などの多角形状でもよい。図1の例では、導入管6の断面形状は円形状である。
(排出管7)
排出管7は、分離器本体5の上面部10側の開口部12に気密的に接続される。排出管7は、旋回流の中央に形成された上昇流を構成する流体を紛体分離装置1の外部に排出する。
排出管7の端面のうち分離器本体5側に向けられたほうの端面は、分離器本体5の上面部10の開口部12に位置している。すなわち、排出管7の下端側が分離器本体5内部に突出することを避けるように排出管7が設けられている。排出管7の下端側が分離器本体5内部の空間部15内に位置することを避ける(進出した状態となることを避ける)ことで、導入管6から分離器本体5の空間部15に向けて固気二相流が形成されて旋回流をなす際に、排出管7の立体障害によって旋回流の形成が乱される虞をなくすることができ、より安定的に、固気二相流を、分離器本体5の中心軸Mのまわりで旋回する旋回流とすることができるようになるとともに、旋回流の中央で上昇流を形成することができるようになる。
(誘導部4)
誘導部4a(4)は、分離器本体5内の流体を分離部2から回収部3に向けて誘導する回収誘導部23と、回収部3内の流体を回収部3から分離部2に向けて誘導する排出誘導部24とを有する。
図1の例に示す誘導部4は、分離器本体5の底面部11の所定位置に形成された回収口9と排気口8を備える。誘導部4は排気口8と回収口9を通じて分離部2と回収部3を互いに連通させる構造を有する。図1の例では、回収口9が、分離部2内で分離された紛体粒子を伴って分離部2内の流体を分離器本体5の底面部11から回収部3に向けて誘導する回収誘導部23であり、排気口8が、回収部3から分離部2に向け回収部3内の流体を誘導する排出誘導部24である。
(排気口8と回収口9)
誘導部4a(4)を構成する回収口9と排気口8は、それぞれ底面部11を貫通する孔である。誘導部4a(4)を構成する排気口8は、分離器本体5の底面部11の中心位置を含む所定部分として底面部11内の部分に形成されている。回収口9は、排気口8の形成部分からずれた所定部分として底面部11内の部分に形成されている。図3に示すように、このような構成を備えた誘導部4によれば、次のように紛体を回収部3に回収することができる。分離部2内においては、旋回流W2から上昇流W3に移動する途中で、固気二相流から紛体粒子が分離される。ところで、誘導部4では、排気口8の直上又は直上付近の気圧が負圧となることから、排気口8の直下又は直下付近で、流体を引き上げる流れW5を生じさせる。また、回収部3は、誘導部4の他では回収部3の外部に連通することを避けた構造となっており、回収口9は、上昇流W3の下側位置を避けつつ旋回流W2の下側に形成されているため、誘導部4では、排気口8の位置で流体を引き上げる流れW5を形成すると、排気口8の位置とは異なる位置に形成された回収口9を通って分離部2内の流体の一部を回収部3に誘導する流体の流れW4が形成される。この流体の流れW4により分離部2内の流体が紛体粒子Pを伴って回収部3に誘導される。そして、紛体粒子Pは回収部3に誘導されると、回収部3内において紛体粒子Pが蓄積され、流体の流れW4から固気二相流に含まれていた紛体が分離される。また誘導部4では、上述したように排気口8の直下又は直下付近で、流体を引き上げる流れW5が生じている。この流れW5により、回収部3内で紛体粒子Pを分離された流体が、排気口8の直下又は直下付近で分離部2に向けて誘導される。
(排気口8と回収口9の形成パターン)
排気口8は、底面部11の中央に1か所形成されていることが好適である。回収口9は、図1の例では、排気口8から離間した箇所に1か所形成された孔構造から構成されているが、この例に限定されず、排気口8から離間した箇所に複数か所形成された孔構造の群から形成されていてもよい。回収口9が複数個所形成された孔構造の群から形成されている場合、回収口9は、底面部11の中央位置を中心として、回転対称性を有するように配置されている孔構造の群から形成されていることが好ましい。例えば、回収口9が、4つ形成されている孔構造の群から構成されている場合には、図4Aに示すように、90°回転対称性を有するように4つの孔構造17、17、17、17を配置された状態にて形成されていることが好適である。このように配置されていると、流体の一部が回収口9を介して回収部3に誘導される流体の流れを形成して分離部2内の紛体を回収部3に誘導した際に、回収部3内においても流体の流れをより効率的に旋回流の状態とすることができるとともに、排気口8の下方に流体の上昇流を生じさせることができて排気口8を介して流体を分離部2に誘導することがより容易になるとともに、回収部3内での流体の流れに乱れが生じにくくなる。
(排気口8と回収口9の別形態)
排気口8と回収口9は、図1に示すように、離間した位置すなわち、互いに独立した位置に離れて形成されているが、第1の実施形態の紛体分離装置1aにおいては、図4Bに示すように、底面部11の中央に形成された中央孔構造26に4つのスリット状の孔構造25、25、25、25が繋がった形状の併合孔部22が形成されていてもよい。この場合、併合孔部22は、排気口8と回収口9とがつながった構造部である。また、併合孔部22のうち排気口8に対応する部分が、排出誘導部24に対応し、併合孔部22のうち回収口9に対応する部分が、回収誘導部23に対応する。なお、図4B中において、排出誘導部24と回収誘導部23との境界位置が位置Jである。すなわち、図4Bの例では、孔26の中心から孔構造25に向かった所定の位置Jまでの部分が排気口8に対応する排出誘導部24にあたり、併合孔部22のうち排気口8に対応する部分を除いた部分が回収口9に対応する回収誘導部23にあたる。ここに図4Bは、第1の実施形態の紛体分離装置1aにおいて併合孔部22が形成されている場合の例を示す。そして、この例では、併合孔部22の中央位置から外方向に向かった所定位置Jまでの部分で、回収部3から分離部2に向かう流体の流れが生じ、所定位置Jで流体の流れの速さがゼロになり、所定位置Jから外側端までの部分で、分離部2から回収部3に向かうように流体の流れが生じる。
(排気口8と回収口9の形状および寸法)
排気口8と回収口9の形状および寸法は特に限定されるものではないが、排気口8については、回収部3から分離部2に向けて回収部3内の流体を誘導することが可能な形状および寸法であればよい。この点で、排気口8は、底面部11の中心を対称点とした点対称な輪郭形状を呈していることが好適であり、図1の例に示すように円形状であることがより好ましい。図1の例では、回収口8は、円形状に形成されている。円形状であれば、回収部3から分離部2に向かう流体の流れの乱れが生じる虞を抑制することができる。
回収口9については、底面部11の中心位置から外向き方向(図3において矢印T)に沿った方向を長手方向とするスリット状に形成されていることが好ましい。分離器本体5内部の空間部15における旋回流W2の流速に応じて紛体粒子Pの位置が分離器本体5の内壁面14まで到達している場合や紛体粒子Pが中心軸Mと内壁面14の間の位置に存在している場合など、紛体粒子Pの位置にばらつきがある。この点、回収口8がスリット状となっていることで、紛体粒子Pの位置が分離器本体5の内壁面14近くまで到達している場合には回収口9のうち最も外側の部分で紛体粒子Pを回収部3に誘導することができ、紛体粒子Pの位置が分離器本体5の内壁面14よりもやや中心軸M寄りの位置にある場合には回収口8のうちやや中央寄りの部分で紛体粒子Pを回収部3に誘導することができ、より効率的に紛体を回収部3に誘導することができる。
(回収部3)
回収部3は、分離部2で固気二相流から分離された紛体粒子を回収する部分である。回収部3は、誘導部4につながる部分とは異なる部分で回収部3の外側と連通することを避けた構造となっていることが好ましい。第1実施形態の粉体分離装置1aの例においては、分離部2の底面部11の直下に回収部3が気密的に直接連結されている。回収部3の形状は、紛体粒子を回収し貯留することができる形状に形成されている。また、第1実施形態の粉体分離装置1aにおいては、回収口9を通って分離部2から回収部3に紛体粒子Pとともに送られた流体が回収部3内において旋回状態となるような形状であることが好ましい。この場合、回収部3内で、紛体粒子Pを排気口8からできるだけ離れた位置にコリオリの力の作用により蓄積することができるようになるとともに、回収部3内で旋回する流体の中央に(排気口8の直下又はその近傍に)上昇流を生じさせることができるようになり、その上昇流によって回収部3内の流体を排気口8から分離部2に移動させ分離部2の上昇流に合流させて排出管7から紛体分離装置1aの外に向けてスムーズに排出させることができるようになる。
本発明の粉体分離装置は、次の第2実施形態に例示する粉体分離装置1b(1)であってもよい。なお、第2実施形態で例示される粉体分離装置1bを説明するにあたり、第1実施形態の粉体分離装置1aと同じ機能を有する部分や構成については同じ符号を用いて説明する。
[第2実施形態]
第2実施形態の粉体分離装置1bは、図2A、図2Bに示すように、分離部2と回収部3と誘導部4b(4)を有している。分離部2は、第1実施形態の粉体分離装置1aと同様に構成されており、分離器本体5と導入管6と排出管7を備えている。第2実施形態において、回収部3が分離部2の底面部11の直下において直接連結されずに後述する排気誘導用配管18と回収誘導用配管19を介して分離部2に繋がっている他は、第2の実施形態の粉体分離装置1bは第1実施形態の粉体分離装置と同様に構成される。
(誘導部4b)
誘導部4b(4)は、第1実施形態の粉体分離装置1aと同様に回収誘導部23と排出誘導部24を備えており、排気口8と回収口9を備えている。ただし、第2実施形態の粉体分離装置1bにおいては、誘導部4bは、排気口8と回収口9のほかに、排気誘導用配管18と回収誘導用配管19が備えられている。
排気誘導用配管18は、排気口8に一端側を連結されており、回収誘導用配管19は、回収口9に一端側を連結されている。排気誘導用配管18の他端側と回収誘導用配管19の他端側については、それぞれ回収部3の所定位置に連結されている。具体的には、図2A、図2Bの例に示すように、回収誘導用配管19は、回収部3の上面側の中央位置にて回収部3に対して気密に連結されている。また、排気誘導用配管18は、図2Aに示すように回収部3の上面側における回収部3の上面内の中央位置を避けた位置にて、又は、図2Bに示すように回収部3の側周面の上端側の所定位置にて、回収部3に対して気密に連結されている。また、この場合、回収部3は、分離部2を構成する分離器本体5と同様に筒状に形成されていることが好ましく、円筒状であることがより好ましい。この場合、例えば図2Bの例において回収部3の内部に矢印Sで示すように、回収部3内で更に分離器本体5内と同様の旋回流を形成することができ、回収部3内でより確実に紛体を回収することができるようになる。
なお、第2実施形態における誘導部4bでは、排気口8と回収口9は互いに独立している。回収誘導部23は、回収口9と回収誘導用配管19で構成された部分であり、排出誘導部24は、排気口8と排気誘導用配管18で構成された部分である。
誘導部4bには、排気誘導用配管18及び/又は回収誘導用配管19にバルブ21が設けられて、分離部2と回収部3との間で生じる流体の移動の速さが制御されてもよい。図2の例では、排気誘導用配管18にバルブ21が設けられている。
第2実施形態の紛体分離装置1bにおいては、誘導部4bで次のように紛体が回収部3に誘導される。紛体分離装置1bにおいては、誘導部4bを構成する排出口8の位置での負圧により、排気口8ではその直下又は直下付近の流体が分離部2に向かう方向に引き上げられ、また、これにともない、回収口9では回収部3に向かう流体の流れを生じる。したがって、紛体分離装置1bでは、誘導部4bを構成する回収口9で回収口9から回収誘導用配管19側に誘導する流体の流れ及び回収誘導用配管19からさらに回収部3に向かう流体の流れが生じている。また、このとき、紛体分離装置1bでは、分離部2内の流体の一部が回収口9から回収誘導用配管19側に誘導され、流体が分離部2で分離された紛体粒子を伴いつつ回収口2から回収誘導用配管19側に誘導される。さらに、回収誘導用配管19では、上述したように回収部3に向かう流体の流れが生じており、回収誘導用配管19に誘導された流体は、紛体粒子を伴って、回収誘導用配管19から回収部3へとさらに誘導される。こうして、誘導部4bは、分離部2で分離された紛体粒子を分離部2から回収部3に向けて誘導する。
このように、第2実施形態の回収部3内では、第1実施形態の回収部3内と同様の流体の流れが形成される。このため、第2実施形態の紛体分離装置1bにおいては、回収部3内では、分離部2内と同様の作用により、回収部3内に誘導された流体から紛体粒子が分離され回収部3内に蓄積される。その後、さらに誘導部4bによって分離部2から回収部3に流体が誘導される。
[粉体分離装置による紛体粒子の分離]
本発明における粉体分離装置を用いた紛体粒子の分離を実施する方法について、図3、図5を用いてさらに説明する。ここでは、第1実施形態の粉体分離装置を用いて紛体粒子を分離する場合を例として採り上げて説明する。
図3には、粉体分離装置1が稼働状態にある場合における固気二相流などの流体の動きを模式的に説明するための説明図が示されており、図5には、第1実施形態の粉体分離装置1aを用いた紛体処理システム100の概略を模式的に説明するための模式図が示される。
紛体処理システム100において、粉体分離装置1には、排出管7が誘引ブロワ20に接続されており、誘引ブロワ20の駆動によって分離器本体5内の流体が吸引される。誘引ブロワ20を駆動状態としたまま、固気二相流を構成する流体Rが導入管6内に送り込まれると、誘引ブロワ20の駆動に伴う分離器本体5内の流体の吸引力の作用で導入管6から分離器本体5内に向かう流体Rの流れW1が形成される。流れW1により分離器本体5内に固気二相流が形成されるが、分離器本体5内の円筒状の形状により、固気二相流は、分離器本体5内の中心軸Mのまわりに旋回する渦巻き状の流れ(旋回流W2)をなす。旋回流W2は、分離器本体5内を旋回しつつ上面部10から底面部11側に移行する。また、このとき、中心軸Mの位置又はその付近の気圧よりも外側の気圧に対して中心軸Mの位置又はその付近の気圧が低くなっている(負圧を生じている)ことから、旋回流W2は上面部10から底面部11側に移行するとともに分離器本体5の中心へ向かう流れとなる。そして旋回流W2となった固気二相流が底面部11側に移行すると固気二相流を構成する流体が旋回流W2の中央に集まり上昇する流れとなる。すなわち、この旋回流W2の中央で下から上方向に排気管17へと向かう流体の流れ(上昇流W3)が形成される。なお、旋回流W2の中央は、分離器本体5内の中心軸Mの位置又はその付近である。
粉体分離装置1では、旋回流W2が上昇流W3に移動するまでの途中において、固気二相流に含まれていた粉体粒子Pにコリオリの力が働き、これにより旋回流W2の流れから粉体粒子Pが分離されて分離器本体5の中に滞留する。
分離器本体5の中に滞留する粉体粒子Pは、その周囲の渦巻き状の流れの作用を受けて旋回しながら移動する。
図3に示すように、誘導部4は、排気口8と回収口9を備えている。排気口8は分離器本体5内の中央に形成されており、回収口9は、排気口8の位置からずれた位置に形成されている。
分離器本体5内では旋回流W2の中央付近に生じた負圧に伴い、排気口8の位置において回収部3内側の圧力よりも分離器本体5内側の圧力が低くなっている(負圧となっている)ため、誘導部4では、排気口8の直下又は直下付近で回収部3から分離部2に向けて引き上げられる流体の流れ(流れW5)が生じる。ところで、図3、図5の例では、粉体分離装置1の稼働中、回収部3は、誘導部4の他では回収部3の外部に連通することを避けた構造となっている。また、回収口9は、排気口8の位置からずれた位置に形成されており、すなわち上昇流W3の下側位置を避けつつ旋回流W2の下側の位置に形成される。このため、誘導部4では、排気口8の位置で流体を引き上げる流れW5を形成すると、排気口8の位置とは異なる位置に形成された回収口9を通って分離部2内の流体の一部を分離部2から回収部3に誘導する流体の流れW4が形成されるようになる。
コリオリの力により旋回流W2の流れから分離され分離器本体5の中に滞留する紛体粒子Pは、その周囲の渦巻き状の流れの作用を受けて旋回しながら移動することから、やがて誘導部4を構成する回収誘導部23をなす回収口9の直上又は直上付近に到達する。そして回収口9の直上又は直上付近に到達すると流れW4の作用により、紛体Pの周囲の流体、すなわち回収誘導部23をなす回収口9の直上又は直上付近の流体が紛体粒子Pを伴って、回収口9を通って回収部3へと誘導される。
回収部3では、回収誘導部23をなす回収口9を通って回収部3へと誘導された固気二相流は分離器本体5内と同様の作用により旋回流となり、排気口8へ向かう過程でコリオリの力により粉体粒子Pは、固気二相流から分離され回収部3内に滞留し、回収部3内に蓄積される。
そして、排気口8の直上又は直上付近では回収部3から分離部2に向かう流体の流れ(流れW5)が生じていることから、この流れW5の作用により、粉体粒子Pを分離された流体が排気口8を通って回収部3内から分離部2に向けて誘導される。
排気口8を通って分離部2へと誘導された流体は、分離部2内の上昇流W3に合流して排出管7に導かれ、さらに排出管7から粉体分離装置1の外部へと導かれる。
紛体分離装置として、図1に示す構造の装置を準備した。分離部の分離器本体は内径(直径)が190mm、分離部の分離器本体の内部における高さが230mm、排気管、導入管は内径が50mm、回収部は、内径は分離部と同じで、回収部内部における高さが100mmであった。
誘導部は、分離部の底面部における中央に形成された円形状の排気口、排気口から離れた位置に形成された回収口とで構成されている。なお、回収口は底面部の半径方向に沿って方向を長手方向とするスリット状に形成された。
粉体分離装置の排出管に対して誘引ブロワが接続され、誘引ブロワの駆動によって分離器本体内の流体が吸引されるように構成された。誘引ブロワの駆動によって紛体分離装置が稼働状態となり、紛体分離装置への固気二相流の流入が可能となる。
紛体分離装置を稼働状態とし、気体と紛体粒子の組み合わせとして空気と鉄系ヒューム(粒子径1.5μm、嵩密度0.267g/cm)を紛体分離装置に対して導入口から流入させて分離器本体中に固気二相流を形成した(固気二相流の流入速度は、17.5m/s)。また、このとき、分離器本体内の固気二相流は、旋回流をなし、さらに、旋回流の中央に上昇流が形成された。
固気二相流の形成は、鉄系ヒューム50gが紛体分離装置の分離部に流入されるまで継続された。3分間紛体分離装置を稼働状態とすることで、鉄系ヒューム50gが分離部に流入された。
紛体分離装置を稼働状態にして鉄系ヒューム50gを空気とともに分離部に流入することに並行して、分離部における固気二相流からの紛体の分離及び回収部における紛体粒子(鉄系ヒューム)の回収が行われるとともに、排出管からの流体の排気が継続的に実施された。
3分間紛体分離装置を稼働状態としたあと、紛体分離装置の稼働を停止し、回収部に蓄積された鉄系ヒュームの総重量(紛体粒子の総重量)を測定することで鉄系ヒュームの回収量を測定した。そして、この鉄系ヒュームの回収量と分離部に流入させた量との比率を算出することで紛体粒子回収率(%)を得た。結果、紛体粒子回収率は、約100%であった。なお、回収部に蓄積された紛体の重量は、電子はかり(株式会社エー・アンド・ディー製、EK12−KA)で測定された。
1、1a、1b 紛体分離装置
2 分離部
3 回収部
4、4a、4b 誘導部
5 分離器本体
6 導入管
7 排出管
8 排気口
9 回収口
10 上面部
11 底面部
12 上面部の開口部
13 周面部の開口部
14 分離器本体の内壁面
15 分離器本体内の空間部
16 周面部
17 孔構造
18 排気誘導用配管
19 回収誘導用配管
20 誘引ブロワ
21 バルブ
22 併合孔部
23 回収誘導部
24 排出誘導部
25 孔構造
26 中央孔構造
100 紛体処理システム

Claims (4)

  1. 円筒状の形状を有し且つ上面部の中央位置と周面部の所定位置に開口部を有する分離器本体と該分離器本体の上面部の開口部に接続され分離器本体の内部に下端側が突出することを避けるように配置された排出管と前記分離器本体の周面部の開口部に接続された導入管とを備えて、
    導入管から導入され直径が0.01μm以上1mm以下の粉体粒子を含む流体により分離器本体内に形成される固気二相流を旋回流となすとともに固気二相流からコリオリの力の作用により粉体粒子を分離し且つ前記旋回流の中央に形成される上昇流を排出管に導く分離部と、該分離部で分離され分離器本体に滞留する粉体を回収する回収部とを備えた粉体分離装置であって、
    分離器本体には、該分離器本体の下端側に底面部が形成されており、
    分離部から回収部に向けて分離部内の流体を誘導する回収誘導部と回収部から分離部に向けて回収部内の流体を誘導する排出誘導部とを有する誘導部が設けられており、
    排出誘導部は、底面部内の所定部分で該底面部の中心位置を含む部分に形成された排気口を備えており、該排気口は分離部内及び回収部内にそれぞれ開口しており、
    回収誘導部は、底面部内の所定部分で前記排気口の形成部分から外れた部分に形成された回収口を備えており、該回収口は分離部内及び回収部内にそれぞれ開口しており、
    回収口は、底面部の中心位置から外向き方向に沿った方向を長手方向とするスリット状の構造を有する、ことを特徴とする粉体分離装置。
  2. 排出管の端面が、分離器本体の上面部の開口部に位置している、請求項1に記載の粉体分離装置。
  3. 分離部の底面部の直下に回収部が直接連結されている、請求項1または2に記載の粉体分離装置。
  4. 排出誘導部は、排気口に一端側を連結された排気誘導用配管を備えており、該排気誘導用配管の一端は分離器本体の底面部の排気口に位置しており、
    回収誘導部は、回収口に一端側を連結された回収誘導用配管を備えており、
    排気誘導用配管の他端側と回収誘導用配管の他端側がそれぞれ回収部の所定位置に連結されることで分離部と回収部が繋がっている、請求項1または2に記載の粉体分離装置。
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