JP6565881B2 - 無線タグ通信システム - Google Patents

無線タグ通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6565881B2
JP6565881B2 JP2016233305A JP2016233305A JP6565881B2 JP 6565881 B2 JP6565881 B2 JP 6565881B2 JP 2016233305 A JP2016233305 A JP 2016233305A JP 2016233305 A JP2016233305 A JP 2016233305A JP 6565881 B2 JP6565881 B2 JP 6565881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
radio wave
writer
reader
wave intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016233305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018093309A (ja
Inventor
静也 上邨
静也 上邨
忠晴 楠美
忠晴 楠美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2016233305A priority Critical patent/JP6565881B2/ja
Publication of JP2018093309A publication Critical patent/JP2018093309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6565881B2 publication Critical patent/JP6565881B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、タグとリーダーライターとを備えた無線タグ通信システムに関し、特に搬送波信号の周波数及び電波強度を制御するための技術に関する。
無線タグ通信システムでは、リーダーライターが、送信対象とするデータに応じて変調した搬送波信号をタグに送信する。一方、タグでは、リーダーライターからの搬送波信号を受信して復調してデータを保持する。また、タグは、リーダーライターに対し、保持しているデータに応じて変調した副搬送波信号を送信する。一方、リーダーライターでは、タグからの副搬送波信号を受信して復調し、タグで保持しているデータを読み取る。
ところで、上記のような無線タグ通信システムでは、タグへの搬送波信号の周波数が当該タグの共振周波数からずれていた場合、リーダーライターとタグとの間の通信可能な距離が低下する。しかしながら、リーダーライターとタグの間の通信距離を伸ばすために、リーダーライターの搬送波信号の電波強度(出力)を大きくすると、この搬送波信号によって周辺機器に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、従来の無線タグ通信システムでは、例えば下記特許文献1に示されるように、リーダーライターの搬送波信号の周波数を可変させつつ、搬送波信号の電波強度を検知する。そして、通信に適した電波強度及び周波数を求めて、この求めた周波数を搬送波信号の周波数に用いることにより、搬送波信号の電波強度を必要以上に大きくしない技術が提案されている。
特開2007−212698号公報
しかしながら、上記のような従来の無線タグ通信システムでは、通信に適した電波強度及び周波数を求めるために、リーダーライターとタグとの間でデータ通信を開始する毎に、搬送波信号の周波数を、互いに異なる数多くの周波数に変更する必要がある。このため、この従来の無線タグ通信システムでは、データ通信を行う毎に、データ通信を開始するまでに時間を要した。また、外来ノイズが生じているときに、搬送波信号の周波数を変更すると、電波強度の選択(ひいては、搬送波信号の周波数の選択)を適切に行えないことがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、外来ノイズの影響を受けることなく電波強度を適切に決定しつつ、データ通信を開始するまでに要する時間を短縮することを目的とする。
本発明の一局面に係る無線タグ通信システムは、タグと、前記タグとの間でデータ通信を行うリーダーライターとを備えた無線タグ通信システムであって、前記タグは、当該タグの共振周波数を予め記憶したメモリーを備え、前記リーダーライターは、前記タグに送信する搬送波信号を生成する搬送波生成部と、前記搬送波生成部によって生成された搬送波信号の周波数を設定する周波数設定部と、前記周波数設定部によって周波数が変更された搬送波信号の電波強度を設定する電波強度設定部と、前記電波強度設定部によって電波強度が設定された前記搬送波信号を前記タグに送信するアンテナと、前記周波数設定部及び前記電波強度設定部を制御する制御部と、前記タグとの間が予め設定されている距離である場合に前記タグとの通信に用いる搬送波信号の共振周波数と、当該共振周波数で前記タグとデータ通信が可能な最低限の電波強度との関係を記憶している記憶部と、を備え、前記制御部は、前記タグとの通信開始時に前記搬送波信号を前記アンテナから前記タグに送信させ、前記タグは、当該搬送波信号を前記リーダーライターから受信したときに、前記メモリーに記憶されている当該タグの共振周波数を読み出して、前記リーダーライターに副搬送波として送信し、前記リーダーライターの前記制御部は、前記タグから送信されてきた前記副搬送波が示す共振周波数に対応する前記最低限の電波強度を前記記憶部から読み出し、前記周波数設定部が前記搬送波信号の周波数を、前記副搬送波が示す共振周波数に設定し、前記電波強度設定部が当該搬送波信号の電波強度を、前記読み出した前記最低限の電波強度に設定する。
本発明によれば、外来ノイズの影響を受けることなく電波強度を適切に決定しつつ、データ通信を開始するまでに要する時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る無線タグ通信システムの要部構成を示すブロック図である。 図1に示したリーダーライターでの動作の流れを示すフローチャートである。 図1に示した記憶部に記憶されている情報の具体例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる無線タグ通信システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線タグ通信システムの要部構成を示すブロック図である。本実施形態の無線タグ通信システム1は、リーダーライター2と、パッシブ型又はアクティブ型のタグ3とを備えている。リーダーライター2は、タグ3との間でデータ通信を行う。
具体的にいえば、無線タグ通信システム1では、リーダーライター2は送信対象とするデータに応じて搬送波信号を変調して、この変調された搬送波信号をタグ3に送信し、また、タグ3から受信した副搬送波信号を復調して、データを生成し外部に出力する。
タグ3では、リーダーライター2への送信対象とするデータに応じた副搬送波信号を生成する。タグ3は、この生成した副搬送波信号をリーダーライター2に送信する。
図1に示すように、リーダーライター2は、通信制御ユニット4、搬送波生成部5、増幅器6、周波数設定部7、電波強度設定部8、アンテナ9、包絡線検波部10、オペアンプ11、及び各コンデンサC1、C2等を備えて構成されている。
通信制御ユニット4は、制御部41と、記憶部42とを備えている。通信制御ユニット4は、タグ3との通信に必要な制御を行う。なお、リーダーライター2とタグ3との距離は予め決められた固定値である。
制御部41は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU、ASIC等のプロセッサーを用いて構成されており、リーダーライター2の全体的な動作制御を司る。
記憶部42は、RAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。記憶部42は、タグ3との間の距離が上記予め定められた固定値である場合においてタグ3との送信に用いる搬送波信号の共振周波数と、当該共振周波数でタグ3とデータ通信が可能な最低限の電波強度との関係を記憶している。また、記憶部42には、制御部41によりタグ3から取得された、タグ3のメモリー31に記憶されているタグ3の共振周波数(後述)が書き込まれる。
また、復調回路12は、包絡線検波部10、オペアンプ11、及びコンデンサC2を備える。復調回路12は、タグ3からの副搬送波信号を復調する。
搬送波生成部5は、制御部41からの指示信号に基づいて、規定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波信号を発振して増幅器6に出力する。
増幅器6は、制御部41からの指示信号に基づいて、搬送波生成部5からの搬送波信号を振幅変調して出力する。増幅器6では、制御部41からの指示信号に基づいて、増幅率を制御し、周波数設定部7に出力される搬送波信号を変調する。
周波数設定部7は、制御部41から入力される指示信号に従って増幅器6からの搬送波信号の周波数を変更して出力する。
電波強度設定部8は、制御部41から指示信号を入力したときに、その入力した指示信号に従って周波数設定部7からの搬送波信号の電波強度を変更して出力する。
アンテナ9は、搬送波信号を送受信する。アンテナ9は、電波強度設定部8から出力された搬送波信号を送信するとともに、タグ3から送信されてきた副搬送波信号を受信する。
電波強度設定部8によって電波強度が設定された搬送波信号、及びアンテナ9で受信された副搬送波信号は、コンデンサC1を介して包絡線検波部10に入力される。包絡線検波部10は、倍電圧回路で構成され、搬送波信号及び副搬送波信号を受信し、この受信した受信信号の包絡線を抽出し、この包絡線に対応するアナログ信号を出力する。
包絡線検波部10から出力された包絡線に対応するアナログ信号の高周波成分(包絡線の立ち上がり及び立下りに対応する信号)は、コンデンサC2を通じてオペアンプ11に加えられる。オペアンプ11の一対の入力端子には、その包絡線の立ち上がり及び立下りに対応する信号及び分圧によるDCオフセット電圧vfが加えられ、オペアンプ11の出力端子からは、包絡線に対応するデジタル信号が出力される。
タグ3は、メモリー31と、交信制御部32と、アンテナ33とを備える。
メモリー31には、リーダーライター2との通信に用いるタグ3の共振周波数を予め記憶している。更に、メモリー31には、リーダーライター2からの搬送波信号を復調して得られたデータが記憶される。
交信制御部32は、リーダーライター2との間での交信を制御する。アンテナ33は、リーダーライター2との間で搬送波及び副搬送波の送受信による情報送受信を行う。
タグ3の共振周波数は、例えばタグ3の製品出荷時などにおいて、このタグ3単体で測定された値であり、メモリー31に予め書き込まれる。本実施形態の無線タグ通信システム1では、リーダーライター2及びタグ3が規定の距離(上記予め定められた固定値)で設置された場合に、リーダーライター2からタグ3に対して、最初のデータ通信が行われる前に、メモリー31に予め書き込まれた共振周波数がリーダーライター2に読み取られて、当該リーダーライター2から送信される搬送波信号に適用される。
つまり、本実施形態の無線タグ通信システム1では、リーダーライター2において、タグ3に対する最初のデータ通信(送信対象とするデータを示す搬送波及び副搬送波をタグ3との間で送受信すること)を行う前に、制御部41は、電波強度設定部8により電波強度が最大電波強度とされた搬送波信号をタグ3に送信することにより、タグ3のメモリー31に記憶されている当該タグ3の共振周波数を読み取る。また、制御部41は、読み取ったタグ3の共振周波数に対応付けて記憶されている、当該共振周波数での通信に用いることが可能な最低限の電波強度を読み出し、かつ、周波数設定部7によりタグへの搬送波信号の周波数を上記共振周波数に変更させた後、電波強度設定部8により上記搬送波信号の電波強度を、上記読み出した最低限の電波強度に変更させる(詳細は後述)。
以下、上記のように構成された無線タグ通信システム1での動作について具体的に説明する。図2は、図1に示したリーダーライターでの動作の流れを示すフローチャートである。図3は、図1に示した記憶部に記憶されている情報の具体例を示す図である。尚、以下の説明では、リーダーライター2での動作について主に説明する。また、以下の説明では、リーダーライター2とタグ3との距離が予め決められた固定値で設置された状況下における処理を説明する。
リーダーライター2では、タグ3との間で最初のデータ通信(送信対象とするデータを示す搬送波及び副搬送波をタグ3との間で送受信すること)を行う前に、まず、制御部41は、記憶部42にタグ3の共振周波数が記憶されているか否かについて判別する(S1)。
ここで、制御部41が、タグ3の共振周波数が記憶部42に記憶されていると判断した場合(S1でYES)、制御部41は、タグ3との間でデータ通信が既に行われていると判断する。そして、制御部41は、タグ3への送信対象とするデータに応じて、搬送波信号を変調させ、記憶部42に記憶されているタグ3の共振周波数、かつ、この共振周波数での最低限の電波強度に設定した搬送波信号を用いて(S6)、タグ3へのデータ通信を行う(S7)。
一方、制御部41は、タグ3の共振周波数が記憶されていないと判断した場合(S1でNO)、タグ3のメモリー31に予め記憶されている当該タグ3の共振周波数を取得するための処理を開始させる。
具体的には、制御部41は、増幅器6の指示信号を出力して、搬送波生成部5により生成された搬送波の増幅率を変更させることにより、タグ3に対して、メモリー31に記憶されている当該タグ3の共振周波数をリーダーライター2側に通知するように要求するコマンド(データ)に応じた搬送波信号に変調させる。
更に、制御部41は、電波強度設定部8に対して、タグ3へ送信される搬送波信号の電波強度を最大電波強度に変更する指示信号を出力する。この指示信号に従って、電波強度設定部8は、周波数設定部7からの搬送波信号の電波強度を、最大電波強度に設定する(S2)。そして、最大電波強度に設定された搬送波信号が、アンテナ9からタグ3に送信される。また、このように、タグ3に対しては、最大電波強度にした搬送波信号を送信しているので、リーダーライター2は、タグ3との間で確実にデータ送信(つまり、タグ3の共振周波数の読み取り動作)を確実に行うことが可能である。
なお、上記S2においては、制御部41は、電波強度設定部8により、タグ3へ送信される搬送波信号の電波強度を最大電波強度に設定させているが、必ずしも最大強度に限られず、最大強度ではない他の予め定められた電波強度に設定するようにしてもよい。
その後、上記搬送波信号がタグ3のアンテナ33で受信されると、交信制御部32は、メモリー31に記憶されているタグ3の共振周波数を読み出す。更に交信制御部32は、読み出した当該共振周波数を含んだ副搬送波信号を生成する。この生成された副搬送波は、アンテナ33からリーダーライター2に送信される。
そして、リーダーライター2では、アンテナ9がタグ3からの副搬送波信号を受信すると、受信された副搬送波信号は復調回路12で復調されて、副搬送波信号が示すデータ、すなわち、上記共振周波数が抽出される。この抽出された共振周波数は記憶部42に記憶される(S3)。
続いて、制御部41は、タグ3との通信に用いる搬送波信号の周波数を、上記記憶部42に記憶した共振周波数に変更する(S4)。すなわち、制御部41は、周波数設定部7に対して、指示信号を出力することにより、タグ3との通信に用いる搬送波信号の周波数を、周波数設定部7に、記憶部42に記憶した上記共振周波数に変更させる。
次に、制御部41は、上記共振周波数に対応付けられた最低限の電波強度を記憶部42から読み出して取得する(S5)。記憶部42には、図3に示すように、リーダーライター2とタグ3との間の距離(タグ3との間の予め設定されている距離)が予め定められた固定値(例えば5mm)である場合における、タグ3の共振周波数と、この共振周波数でリーダーライター2がタグ3とデータ通信を行うことができる最低限の電波強度との関係が記憶されている。例えば、制御部41は、読み取ったタグ3の共振周波数が例えばf7であるときには、記憶部42から上記最低限の電波強度α7を取得する。
続いて、制御部41は、電波強度設定部8により、タグ3への搬送波信号の電波強度を、上記取得した最低限の電波強度に変更させる(S6)。すなわち、制御部41は、電波強度設定部8に対して、指示信号を出力することにより、タグ3との通信に用いる搬送波信号の電波強度を、上記取得した最低限の電波強度に変更させる。これにより、リーダーライター2とタグ3との間での通信が確保され、かつ、搬送波信号の電波強度が必要以上に大きくならないようにできるので、電波強度の過大のために搬送波信号によって周辺機器に悪影響が生じることを極力抑えることが可能になる。
続いて、制御部41は、上記共振周波数及び電波強度からなる搬送波を用いてタグ3へのデータ送信を開始する(S7)。制御部41は、タグ3に送信するデータを含ませて搬送波信号を変調させた後、アンテナ9を介してその変調後の搬送波信号をタグ3に送信する。
なお、上述したように、S1において、タグ3の共振周波数が記憶部42に記憶されている場合(S1でYES)、制御部41は、当該共振周波数と、この共振周波数に対応付けられている最低限の電波強度からなる搬送波信号を用いてタグ3へのデータ通信を行うため、リーダーライター2が、例えばタグ3との間で2回目以降のデータ通信を行う場合等には、タグ3との間での共振周波数を取得するための上記S2〜S5の処理を行うことなく、タグ3に対するデータ通信を即座に開始することができる。
このように、本実施形態に係る無線タグ通信システム1では、タグ3は、リーダーライター2との通信に用いる共振周波数を予め記憶したメモリー31を備えている。リーダーライター2の制御部41は、タグ3との最初のデータ通信を行う前に、電波強度設定部8でタグ3への搬送波信号の電波強度を、最大電波強度に変更させてタグ3に送信することにより、タグ3のメモリー31に記憶されている当該タグ3の共振周波数を取得する。そして、制御部41は、周波数設定部7によりタグ3との通信に用いる搬送波信号の周波数を、当該取得したタグ3の共振周波数に設定させ、電波強度設定部8により当該搬送波信号の電波強度を、当共振周波数に対応付けられた最低限の電波強度に設定させる。
このため、本実施形態に係る無線タグ通信システム1では、上記従来例と異なり、リーダーライター2はタグ3とのデータ通信を行う毎に、数多くの周波数に変更して搬送波信号を送信して電波強度を検知する必要がない。このため、本実施形態に係る無線タグ通信システム1では、タグ3とのデータ通信を確立するまでに要する時間を短縮できる。また、本実施形態に係る無線タグ通信システム1では、上記取得したタグ3の共振周波数を搬送波信号の周波数に用いて、この共振周波数で通信が可能な最低強度の電波強度を搬送波信号に用いる電波強度とするので、通信に用いる共振周波数及び電波強度を決定するためにタグ3との間で多くの通信を行う必要がない。このため、外来ノイズが生じているときでも、その外来ノイズの影響を受けることなく、電波強度を適切に決定することが可能になる。
なお、本実施形態では、5mmの距離がタグ3との間の予め設定されている距離として用いられているとともに、記憶部42がこのタグ3との間の予め設定されている距離が5mmである場合でのタグ3への搬送波信号の周波数と、タグ3とデータ通信を行うことができる最低限の電波強度との関係(図3)を予め記憶している構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、通信制御ユニット4に予めタグ3との距離が設定されるとともに、記憶部42がこの予め設定されているタグ3との間の距離と、タグ3への搬送波信号の周波数と、タグ3とデータ通信を行うことができる最低限の電波強度との関係を記憶部42に予め記憶するものであれば何等限定されない。
具体的には、データ通信を行う前に、例えばリーダーライター2とタグ3との離間距離を検知して、この検知した離間距離をタグ3との間の予め設定されている距離として通信制御ユニット4に予め設定するとともに、記憶部42に対して、この設定したタグ3との間の予め設定されている距離である場合でのタグ3への搬送波信号の周波数と、タグ3とデータ通信を行うことができる最低限の電波強度との関係を予め記憶させる構成でもよい。
また、上記の説明では、制御部41は、タグ3との最初のデータ通信を行う前に、タグ3のメモリー31から当該タグ3の共振周波数をリーダーライター2が取得する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばタグ3とのデータ通信を行う毎、あるいは最初のデータ通信を行った時から所定時間を経過した後にデータ通信を行う時点などで、タグ3の共振周波数をリーダーライター2が取得する構成としてもよい。
本発明の他の実施形態に係る無線タグ通信システム1は、不図示の画像形成システムに適用可能である。前記画像形成システムは、トナーコンテナ及び画像形成装置を備える。
前記画像形成装置は、トナーコンテナ保持部と、画像形成部と、給紙部と、搬送部と、定着部と、排出部と、を備える。前記トナーコンテナ保持部は、前記トナーコンテナを保持する筐体と、リーダーライター2と、を備える。リーダーライター2は、タグ3と通信を行うことで前記トナーコンテナの識別情報、トナー収容量やトナーコンテナの利用状況等の情報を取得する。前記画像形成部は、画像を担持する像担持体(感光体ドラム)と、前記像担持体の表面を均一に帯電させる帯電装置と、前記均一に帯電された前記像担持体の表面にレーザー光で静電潜像を形成する露光装置と、トナーを前記像担持体表面に移動させることで前記静電潜像にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体表面上に担持された前記トナー像をシート又はベルトに転写する転写装置と、を備える。前記給紙部は、シートを収容し、前記搬送部に給紙する。前記搬送部は、前記給紙部から給紙されたシートを前記画像形成部に搬送する。前記定着部は、前記シートに転写されたトナー像をシートに加熱及び加圧することで定着させる。前記排出部は、前記画像形成装置の外側に設けられ、トナーが定着されたシートを保持する。
前記トナーコンテナは、タグ3と、画像を形成するトナーを収容する筐体と、を備える。タグ3は、トナーコンテナの識別情報、トナー収容量やトナーコンテナの利用状況等の情報を保持する。
上記構成を採用する前記画像形成システムは、外来ノイズの影響を受けることなく電波強度を適切に決定しつつ、データ通信を開始するまでに要する時間を短縮することができるため、トナーコンテナを装着した後、迅速に画像形成可能な状態にすることができる。
また、図1乃至図3を用いて説明した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 無線タグ通信システム
2 リーダーライター
5 搬送波生成部
6 増幅器
7 周波数設定部
8 電波強度設定部
41 制御部
42 記憶部
3 タグ
31 メモリー

Claims (2)

  1. タグと、前記タグとの間でデータ通信を行うリーダーライターとを備えた無線タグ通信システムであって、
    前記タグは、
    当該タグの共振周波数を予め記憶したメモリーを備え、
    前記リーダーライターは、
    前記タグに送信する搬送波信号を生成する搬送波生成部と、
    前記搬送波生成部によって生成された搬送波信号の周波数を設定する周波数設定部と、
    前記周波数設定部によって周波数が変更された搬送波信号の電波強度を設定する電波強度設定部と、
    前記電波強度設定部によって電波強度が設定された前記搬送波信号を前記タグに送信するアンテナと、
    前記周波数設定部及び前記電波強度設定部を制御する制御部と、
    前記タグとの間が予め設定されている距離である場合に前記タグとの通信に用いる搬送波信号の共振周波数と、当該共振周波数で前記タグとデータ通信が可能な最低限の電波強度との関係を記憶している記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記タグとの通信開始時に前記搬送波信号を前記アンテナから前記タグに送信させ、
    前記タグは、当該搬送波信号を前記リーダーライターから受信したときに、前記メモリーに記憶されている当該タグの共振周波数を読み出して、前記リーダーライターに副搬送波として送信し、
    前記リーダーライターの前記制御部は、前記タグから送信されてきた前記副搬送波が示す共振周波数に対応する前記最低限の電波強度を前記記憶部から読み出し、前記周波数設定部が前記搬送波信号の周波数を、前記副搬送波が示す共振周波数に設定し、前記電波強度設定部が当該搬送波信号の電波強度を、前記読み出した前記最低限の電波強度に設定する無線タグ通信システム。
  2. 前記制御部は、前記タグとの通信開始時に、前記電波強度設定部により電波強度を最大電波強度に設定した前記搬送波信号を前記アンテナから前記タグに送信させ、
    前記タグは、前記最大電波強度からなる前記搬送波信号を前記リーダーライターから受信したときに、前記メモリーに記憶されている当該タグの共振周波数を読み出して、前記リーダーライターに副搬送波として送信する請求項1に記載の無線タグ通信システム。
JP2016233305A 2016-11-30 2016-11-30 無線タグ通信システム Expired - Fee Related JP6565881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016233305A JP6565881B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 無線タグ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016233305A JP6565881B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 無線タグ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018093309A JP2018093309A (ja) 2018-06-14
JP6565881B2 true JP6565881B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=62566456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016233305A Expired - Fee Related JP6565881B2 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 無線タグ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6565881B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4148616B1 (de) 2021-09-10 2023-08-16 Sick Ag Kommunizieren mit einem rfid-transponder

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018093309A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10117184B2 (en) Power supplying apparatus capable of executing wireless power supply to power receiving apparatus and wireless communication with the same
JP6381305B2 (ja) 電子機器
US20150171635A1 (en) Electronic apparatus and method
JP4786361B2 (ja) 画像形成装置
US8106767B2 (en) Wireless tag communication system and image forming apparatus
JP6565881B2 (ja) 無線タグ通信システム
JP5887286B2 (ja) 画像形成装置
WO2018135092A1 (ja) 給電装置およびその制御方法
JP2018148617A (ja) 給電装置、その制御方法及びプログラム
JP6406451B2 (ja) 通信装置、電子機器、電波設定方法
CN107306318A (zh) 移动终端、信息处理系统以及控制方法
JP2008225196A (ja) 画像形成装置
JP2003122230A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
CN107710145B (zh) 移动终端装置
JP5487158B2 (ja) 画像形成装置
US20160351328A1 (en) Coupling enhancement intermediary coil for tag communication standardization
JP2010049454A (ja) 無線タグ通信装置、無線タグ通信システム及び画像形成装置
US9971292B2 (en) Image forming apparatus that updates information
JP6493347B2 (ja) 画像形成装置、通信方法
JP5268501B2 (ja) 無線タグ通信システム及び画像形成装置
US10404887B2 (en) Readout controlling device and image forming apparatus
JP2019142072A (ja) 電子機器、画像形成装置及びプログラム
JP6589849B2 (ja) リーダーライター、及び画像形成装置
JP2007147998A (ja) 画像形成装置
US11748742B2 (en) Information processing device and information processing system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6565881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees