JP6565016B2 - 老化予測装置及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1には、関連する技術として、体幹部脂肪量と下肢脂肪量とに基づいてプロポーション年齢を求める技術が記載されている。
しかしながら、このような指標については、昨今、現状よりも将来について推定する要望が高くなってきた。
体脂肪率指標及び筋発達度指標に基づいて、抗加齢指標を推定する抗加齢指標推定手段と、
前記抗加齢指標推定手段により推定した前記抗加齢指標に基づいて、老化速度を推定する老化速度推定手段と、
を備えることを特徴とする。
前記抗加齢指標推定手段が、
前記体脂肪率指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段と、
前記筋発達度指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段と、
前記第一の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記体脂肪率指標による抗加齢指標と、前記第二の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記筋発達度指標による抗加齢指標とに基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段とを有する、
ことを特徴とする。
前記抗加齢指標推定手段が、
前記体脂肪率指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段と、
前記第一の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記体脂肪率指標による抗加齢指標に基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段とを有する、
ことを特徴とする。
前記抗加齢指標推定手段が、
前記筋発達度指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段と、
前記第二の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記筋発達度指標による抗加齢指標に基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段とを有する、
ことを特徴とする。
現在の見た目年齢を推定する現在見た目年齢推定手段と、
予測する時期を取得する予測時期取得手段と、
前記現在見た目年齢推定手段により推定した前記現在の見た目年齢と、前記予測時期取得手段により取得した前記予測する時期と、前記老化速度推定手段により推定した前記老化速度とに基づいて、将来の見た目年齢を推定する将来見た目年齢推定手段と、
を更に備えることを特徴とする。
実年齢を取得する実年齢取得手段と、
前記現在見た目年齢推定手段により推定した前記現在の見た目年齢と前記実年齢取得手段により取得した前記実年齢とを比較し、現在の見た目年齢の状態を判定する現在見た目年齢状態判定手段と、
前記将来見た目年齢推定手段により推定した前記将来の見た目年齢と前記実年齢取得手段により取得した前記実年齢とを比較し、将来の見た目年齢の状態を判定する将来見た目年齢状態判定手段と、
前記現在見た目年齢状態判定手段により判定した前記現在の見た目年齢の状態と前記将来見た目年齢状態判定手段により判定した将来の見た目年齢の状態とに基づいて、見た目年齢に対する総合的な判定をする見た目年齢総合判定手段と、
を更に備えることを特徴とする。
前記体脂肪率指標を推定する体脂肪率指標推定手段と、
前記筋発達度指標を推定する筋発達度指標推定手段と、
を更に備えることを特徴とする。
コンピュータを、
体脂肪率指標及び筋発達度指標に基づいて、抗加齢指標を推定する抗加齢指標推定手段、
前記抗加齢指標推定手段により推定した前記抗加齢指標に基づいて、老化速度を推定する老化速度推定手段、
として機能させる。
前記コンピュータを、
前記抗加齢指標推定手段が、
前記体脂肪率指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段、
前記筋発達度指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段、
前記第一の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記体脂肪率指標による抗加齢指標と、前記第二の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記筋発達度指標による抗加齢指標とに基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段、
として機能させる。
まず、図3及び図4を用いて、本発明に係わる老化予測装置の具体的な構成について説明する。
なお、ここで、交流定電流は、基準周波数(例えば、50kHz)、高周波数(例えば、250kHz)、低周波数(例えば、5kHz)のそれぞれについて流され、それぞれについての電圧が測定されるものである。
A.各種の演算式
a.体幹部脂肪量、下肢脂肪量、体脂肪率その他の体組成指標を求めるための男女別演算式・・・例えば、体幹部脂肪量=f(生体インピーダンス、体重、身長)、下肢脂肪量=f(生体インピーダンス、体重、身長)、体脂肪率=f(生体インピーダンス、体重、身長)、
b.現在の見た目年齢を求めるための男女別演算式・・・例えば、現在の見た目年齢=体幹部脂肪量÷下肢脂肪量、
c.体脂肪率指標を求めるための男女別演算式・・・例えば、体脂肪率指標=係数×(身長2÷体重÷生体インピーダンス)、
d.筋発達度指標を求めるための男女別演算式・・・例えば、筋発達度指標=高周波数測定による生体インピーダンス÷低周波数測定による生体インピーダンス、
e.体脂肪率指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式・・・例えば、体脂肪率指標による抗加齢指標=(体脂肪率指標−平均値)÷標準偏差値、
f.筋発達度指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式・・・例えば、筋発達度指標による抗加齢指標=(筋発達度指標−平均値)÷標準偏差値、
g.老化速度を求めるための男女別演算式・・・例えば、老化速度=1+総合抗加齢指標÷3、
h.将来の見た目年齢を求めるための演算式・・・例えば、将来の見た目年齢=現在の見た目年齢+老化速度×予測する時期、
B.各種のデータテーブル
i.体脂肪率指標の統計結果を示すデータテーブル・・・例えば、図7、
j.筋発達度指標の統計結果を示すデータテーブル・・・例えば、図8、
k.総合抗加齢指標を求めるための男女別データテーブル・・・例えば、図9、図14、図15、
m.総合判定をするためのデータテーブル・・・例えば、図10。
また、図14に示す総合抗加齢指標を求めるための男女別データテーブルでは、総合抗加齢指標を示す欄のh1〜h7は、h1→h7になるほど低値となり、更に、老化速度を求めるための男女別演算式に代入して求めた際に、図11に示す将来の見た目年齢と現在の見た目年齢との関係グラフにおける直線の傾きを示すものとなるような値が設定されている。
また、図15に示す総合抗加齢指標を求めるための男女別データテーブルでは、総合抗加齢指標を示す欄のi1〜i7は、i1→i7になるほど低値となり、更に、老化速度を求めるための男女別演算式に代入して求めた際に、図11に示す将来の見た目年齢と現在の見た目年齢との関係グラフにおける直線の傾きを示すものとなるような値が設定されている。
(i)計測プログラム及び体脂肪率指標を求めるための男女別演算式を予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、体脂肪率指標を推定する体脂肪率指標推定手段を構成する。
(ii)計測プログラム及び筋発達度指標を求めるための男女別演算式を予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、筋発達度指標を推定する筋発達度指標推定手段を構成する。
(iii)計測プログラム、体脂肪率指標の統計結果を示すデータテーブル及び体脂肪率指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式を予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段を構成する。
(iv)計測プログラム、筋発達度指標の統計結果を示すデータテーブル及び筋発達度指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式を予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段を構成する。
(v)計測プログラム及び総合抗加齢指標を求めるための男女別データテーブルを予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段を構成する。
(vi)第一の個別抗加齢指標推定手段と第二の個別抗加齢指標推定手段と総合抗加齢指標推定手段とにより、又は、第一の個別抗加齢指標推定手段と総合抗加齢指標推定手段とにより、又は、第二の個別抗加齢指標推定手段と総合抗加齢指標推定手段とにより、抗加齢指標を推定する抗加齢指標推定手段を構成する。
(vii)計測プログラム及び老化速度を求めるための男女別演算式を予め記憶する記憶部112と計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、老化速度を推定する老化速度推定手段を構成する。
(viii)計測プログラム及び現在の見た目年齢を求めるための男女別演算式を予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、現在の見た目年齢を推定する現在見た目年齢推定手段を構成する。
(ix)予測する時期を取得する入力部と、計測プログラムを予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、予測する時期を取得する予測時期取得手段を構成する。
(x)計測プログラム及び将来の見た目年齢を求めるための演算式を予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、将来の見た目年齢を推定する将来見た目年齢推定手段を構成する。
(xi)年齢を取得する入力部と、計測プログラムを予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、実年齢を取得する実年齢取得手段を構成する。
(xii)計測プログラムを予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、現在の見た目年齢の状態を判定する現在見た目年齢状態判定手段を構成する。
(xiii)計測プログラムを予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、将来の見た目年齢の状態を判定する将来見た目年齢状態判定手段を構成する。
(xiv)計測プログラム及び総合判定をするためのデータテーブルを予め記憶する記憶部112と、計測プログラムを実行する演算・制御部114とにより、見た目年齢に対する総合的な判定をする見た目年齢総合判定手段を構成する。
なお、演算・制御部114では、計測プログラムの処理の実行段階で求められた各結果情報を記憶部112に記憶させるものである。
図5は、本発明に係わる老化予測装置の計測プログラムによる現在の見た目を判定するまでの処理のフローチャートである。
なお、ここで、全身および各身体部位のそれぞれについての生体インピーダンスは、基準周波数(例えば、50kHz)の交流定電流を流した際、高周波数(例えば、250kHz)の交流定電流を流した際、低周波数(例えば、5kHz)の交流定電流を流した際のそれぞれに対して求められるものである。
(1)全身の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第1足通電用電極106a及び第1手通電用電極106cを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1足測定用電極105a及び第1手測定用電極105cを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより全身の生体インピーダンスを求める。
(2)両手間の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第1手通電用電極106c及び第2手通電用電極106dを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1手測定用電極105c及び第2手測定用電極105dを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより両手間の生体インピーダンスを求める。
(3)右腕の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第2手通電用電極106d及び第2足通電用電極106bを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1手測定用電極105c及び第2手測定用電極105dを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより右腕の生体インピーダンスを求める。
(4)左腕の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第1手通電用電極106c及び第1足通電用電極106aを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1手測定用電極105c及び第2手測定用電極105dを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより左腕の生体インピーダンスを求める。
(5)右脚の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて、第2手通電用電極106d及び第2足通電用電極106bを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1足測定用電極105a及び第2足測定用電極105bを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより右脚の生体インピーダンスを求める。
(6)左脚の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第1手通電用電極106c及び第1足通電用電極106aを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1足測定用電極105a及び第2足測定用電極105bを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより左脚の生体インピーダンスを求める。
(7)両足間の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第1足通電用電極106a及び第2足通電用電極106bを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第1足測定用電極105a及び第2足測定用電極105bを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより両足間の生体インピーダンスを求める。
(8)体幹の生体インピーダンスを測定する場合には、第2切替部107bを用いて第1手通電用電極106c及び第1足通電用電極106aを選択して切り替え、一方、第1切替部107aを用いて第2手測定用電極105d及び第2足測定用電極105bを選択して切り替え、生体インピーダンス測定部104から流した交流定電流と測定した電圧とにより体幹の生体インピーダンスを求める。
次いで、記憶部に予め記憶された下肢脂肪量を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた両足間の生体インピーダンス及び体重と、入力された身長とを代入して下肢脂肪量を求める。
次いで、記憶部に予め記憶された現在の見た目年齢を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた体幹部脂肪量及び下肢脂肪量を代入して現在の見た目年齢を求める。
次いで、記憶部112に予め記憶された筋発達度指標を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた高周波数測定による両足間の生体インピーダンス及び低周波数測定による両足間の生体インピーダンスを代入して筋発達度指標を求める。
次いで、記憶部に予め記憶された筋発達度指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた筋発達度指標と、記憶部に予め記憶された筋発達度指標の統計結果を示すデータテーブルにおける平均値及び標準偏差値(ステップS1で取得した同じ性別に該当するもの)と、を代入して筋発達度指標による抗加齢指標を求める。
上述した実施例では、ステップS10において、体脂肪率指標と筋発達度指標とを求め、ステップS11において、体脂肪率指標による抗加齢指標と筋発達度指標による抗加齢指標とを求め、ステップS12において、体脂肪率指標による抗加齢指標と筋発達度指標による抗加齢指標とに対応する総合抗加齢指標を特定し、ステップS13において、総合抗加齢指標に基づいて老化速度を求めている。すなわち、老化速度を求めるにあたって、体脂肪率指標及び筋発達度指標に基づいて行っているが、体脂肪率指標又は筋発達度指標のいずれかに基づいて行っても同様に実施可能である。
ステップS10において、記憶部112に予め記憶された体脂肪率指標を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた基準周波数測定による両足間の生体インピーダンス及び体重と、入力された身長と、を代入して体脂肪率指標を求める。又は、記憶部112に予め記憶された筋発達度指標を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた高周波数測定による両足間の生体インピーダンス及び低周波数測定による両足間の生体インピーダンスを代入して筋発達度指標を求める。
次いで、ステップS11において、記憶部112に予め記憶された体脂肪率指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた体脂肪率指標と、記憶部に予め記憶された体脂肪率指標の統計結果を示すデータテーブルにおける平均値及び標準偏差値(ステップS1で取得した同じ性別に該当するもの)と、を代入して体脂肪率指標による抗加齢指標を求める。又は、記憶部に予め記憶された筋発達度指標による抗加齢指標を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、求めた筋発達度指標と、記憶部に予め記憶された筋発達度指標の統計結果を示すデータテーブルにおける平均値及び標準偏差値(ステップS1で取得した同じ性別に該当するもの)と、を代入して筋発達度指標による抗加齢指標を求める。
次いで、ステップS12において、記憶部に予め記憶された図14に示す総合抗加齢指標を求めるための男女別データテーブル(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に基づいて、求めた体脂肪率指標による抗加齢指標に対応する総合抗加齢指標を特定する。又は、記憶部に予め記憶された図15に示す総合抗加齢指標を求めるための男女別データテーブル(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に基づいて、求めた筋発達度指標による抗加齢指標に対応する総合抗加齢指標を特定する。
次いで、ステップS13において、記憶部に予め記憶された老化速度を求めるための男女別演算式(ステップS4で判定した性別に該当するもの)に、特定した体脂肪率指標による抗加齢指標に対応する総合抗加齢指標を代入して老化速度を求める。又は、特定した筋発達度指標による抗加齢指標に対応する総合抗加齢指標を代入して老化速度を求める。
例えば、体脂肪率指標を求めるための男女別演算式として、例示した演算式「係数×(身長2÷体重÷生体インピーダンス)」の「身長」に代えて「脚の長さ」としたり、「体重」に代えて「下肢重量」としたり、「生体インピーダンス」に代えて「生体インピーダンスのレジスタンス成分」としたりしてもよい。また、「生体インピーダンス」は、「両足間の生体インピーダンス」であっても、「片脚の生体インピーダンス」であってもよい。
また、筋発達度指標を求めるための男女別演算式として、例示した演算式「筋発達度指標=高周波数測定による生体インピーダンス÷低周波数測定による生体インピーダンス」に代え、「筋発達度指標=生体インピーダンスのリアクタンス成分÷生体インピーダンスのレジスタンス成分」としたり、「筋発達度指標=高周波数測定による生体インピーダンスのレジスタンス成分÷低周波数測定による生体インピーダンスのレジスタンス成分」としたりしてもよい。
また、「筋発達度指標=第1周波数測定による生体インピーダンス÷第2周波数測定による生体インピーダンス」(ただし、第1周波数と第2周波数とは異なる。)としてもよい。なお、この場合には、生体インピーダンス測定部104から、第1周波数(例えば、250kHz)と第2周波数(例えば、200kHz)との交流定電流が流され、それぞれについての電圧が測定される。
演算・制御部114において、入力部111、重量測定部102、生体インピーダンス測定部104から得られた各種情報に基づいて、用いる演算式におけるパラメータを求め、用いる演算式に代入することで、同様に実施可能である。
また、計測プログラムは、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話などの携帯端末、パーソナルコンピュータ、生体測定装置その他の外部装置に記憶され、外部装置又は演算・制御部114により実行されるものであっても実施可能である。
また、計測プログラムは、ウェブサイトを通じてダウンロードされ、外部装置又は演算・制御部114により実行されるものであっても実施可能である。
101・・・電源部
102・・・重量測定部
103・・・重量センサ
104・・・生体インピーダンス測定部
105a・・・第1足測定用電極
105b・・・第2足測定用電極
105c・・・第1手測定用電極
105d・・・第2手測定用電極
106a・・・第1足通電用電極
106b・・・第2足通電用電極
106c・・・第1手通電用電極
106d・・・第2手通電用電極
107a・・・第1切替部
107b・・・第2切替部
109・・・計時部
110・・・表示部
111・・・入力部
112・・・記憶部
113・・・通信部
114・・・演算・制御部
120・・・本体
121・・・把持部
Claims (9)
- 体脂肪率指標及び筋発達度指標に基づいて、抗加齢指標を推定する抗加齢指標推定手段と、
前記抗加齢指標推定手段により推定した前記抗加齢指標に基づいて、老化速度を推定する老化速度推定手段と、
を備えることを特徴とする老化予測装置。 - 前記抗加齢指標推定手段が、
前記体脂肪率指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段と、
前記筋発達度指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段と、
前記第一の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記体脂肪率指標による抗加齢指標と、前記第二の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記筋発達度指標による抗加齢指標とに基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段とを有する、
ことを特徴とする請求項1記載の老化予測装置。 - 前記抗加齢指標推定手段が、
前記体脂肪率指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段と、
前記第一の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記体脂肪率指標による抗加齢指標に基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段とを有する、
ことを特徴とする請求項1記載の老化予測装置。 - 前記抗加齢指標推定手段が、
前記筋発達度指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段と、
前記第二の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記筋発達度指標による抗加齢指標に基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段とを有する、
ことを特徴とする請求項1記載の老化予測装置。 - 現在の見た目年齢を推定する現在見た目年齢推定手段と、
予測する時期を取得する予測時期取得手段と、
前記現在見た目年齢推定手段により推定した前記現在の見た目年齢と、前記予測時期取得手段により取得した前記予測する時期と、前記老化速度推定手段により推定した前記老化速度とに基づいて、将来の見た目年齢を推定する将来見た目年齢推定手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の老化予測装置。 - 実年齢を取得する実年齢取得手段と、
前記現在見た目年齢推定手段により推定した前記現在の見た目年齢と前記実年齢取得手段により取得した前記実年齢とを比較し、現在の見た目年齢の状態を判定する現在見た目年齢状態判定手段と、
前記将来見た目年齢推定手段により推定した前記将来の見た目年齢と前記実年齢取得手段により取得した前記実年齢とを比較し、将来の見た目年齢の状態を判定する将来見た目年齢状態判定手段と、
前記現在見た目年齢状態判定手段により判定した前記現在の見た目年齢の状態と前記将来見た目年齢状態判定手段により判定した将来の見た目年齢の状態とに基づいて、見た目年齢に対する総合的な判定をする見た目年齢総合判定手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項5記載の老化予測装置。 - 前記体脂肪率指標を推定する体脂肪率指標推定手段と、
前記筋発達度指標を推定する筋発達度指標推定手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の老化予測装置。 - コンピュータを、
体脂肪率指標及び筋発達度指標に基づいて、抗加齢指標を推定する抗加齢指標推定手段、
前記抗加齢指標推定手段により推定した前記抗加齢指標に基づいて、老化速度を推定する老化速度推定手段、
として機能させるためのプログラム。 - 前記コンピュータを、
前記抗加齢指標推定手段が、
前記体脂肪率指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、体脂肪率指標による抗加齢指標を推定する第一の個別抗加齢指標推定手段、
前記筋発達度指標と、同性別の平均及び標準偏差とに基づいて、前記抗加齢指標として、筋発達度指標による抗加齢指標を推定する第二の個別抗加齢指標推定手段、
前記第一の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記体脂肪率指標による抗加齢指標と、前記第二の個別抗加齢指標推定手段により推定した前記筋発達度指標による抗加齢指標とに基づいて、総合抗加齢指標を推定する総合抗加齢指標推定手段、
として機能させることを特徴とする請求項8記載のプログラム。
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