JP6563897B2 - 核融合炉 - Google Patents

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Description

本開示は、一般的には核融合炉に関し、より具体的には、プラズマに浸った支持構造物の能動的な冷却(active cooling)に関する。
核融合動力は、2つ以上の原子核が非常に高速で衝突して結合し、新たな種類の原子核を形成する核融合プロセスによって生成される動力である。核融合炉は、プラズマを閉じ込めて制御することによって、核融合動力を生成する装置である。典型的な核融合炉は、大きく複雑で乗り物に搭載することができない。核融合炉の部品は、動作中に熱くなる場合がある。特定の状況で、これらの部品が、核融合炉の適切な機能を維持するために冷やさなければならない場合がある。
本開示の実施形態によれば、プラズマに浸っている構造物の積極的な冷却の従来の技術に関連した不都合な点や問題点が削減したり取り除くこが可能となる。
いくつかの実施形態において、核融合炉が開示される。核融合炉は、第1の端部と、第2の端部と、格納容器の第1の端部と第2の端部の間に実質的に等距離にある中間点を有する格納容器を含む。核融合炉は、格納容器に懸架され格納容器の中間点から反対方向に位置する2つの内部磁場コイルと、格納容器の中間点の各側に位置する1つ以上の閉じ込め磁場コイルと、格納容器の中間点のそれぞれ反対側に位置する2つのミラーコイルと、各内部磁場コイルの中にある1つ以上の冷却ラインとを有する。冷却ラインは冷却材を搬送し、内部磁場コイルから熱を取り除くように動作可能である。1つ以上の閉じ込め磁場コイルと2つのミラー磁場コイルは、内部磁場コイルと同軸である。磁場コイルは電源が供給された場合に、格納容器の内部にプラズマを閉じ込めるよう磁場を形成するように動作可能である。
本開示の特定の実施形態の1つ以上の技術的な利益をもたらすことができる。例えば、本開示の特定の実施形態において、冷却システムは、中央コイル、内部コイル、閉じ込めコイル、ミラーコイル等の核融合炉の部品に対して能動的な冷却を提供することができる。
いくつかの実施形態において、能動的な冷却により冷却する部品の熱状態の定期的なフィードバックを可能とし、それにより重要な熱モニタリングフィードバックシステムを提供することが可能となる。別の例では、本開示のいくつかの実施形態において、真空状態を中断することなく磁場コイルを冷却することが可能となる。さらに、本開示のいくつかの実施形態では、コイルが連続的に熱を冷却材に放出する定常状態に磁場コイルを冷却することが可能となる。少しの量の熱が定常的に取り除かれる場合がある定常状態にある冷却は、動作に必要な熱動作条件を有利に維持することが可能となる。
特定の実施形態は、上述の利点の一部またはすべてを含む場合もあり、あるいはそれを全く含まない場合もあり得る。1つまたは他の技術的利点は、添付される図面、詳細な説明、および特許請求の範囲から当業者にとっては直ちに明らかになろう。
本開示のさらに完全な理解及びさらなる特徴および利点のために図面と関連して以下の詳細な発明に言及する。
特定の実施形態による、核融合炉の例示的な用途を示す図である。 特定の実施形態による、核融合炉を用いる例示的な航空機システムを示す図である。 特定の実施形態による、例示的な核融合炉を示す図である。 特定の実施形態による、例示的な核融合炉を示す図である。 コイルの簡略化した図、ならびに、特定の実施形態による、図3Aおよび図3Bの核融合炉のコイルに通電する例示的なシステムを示す図である。 特定の実施形態による、図3Aおよび図3Bの核融合炉内のプラズマを示す図である。 特定の実施形態による、図3Aおよび図3Bの核融合炉の磁場を示す図である。 特定の実施形態による、図3Aおよび図3Bの核融合炉の内部コイルを示す図である。 特定の実施形態による、図3Aおよび図3Bの核融合炉の格納容器の破断図である。 特定の実施形態による、冷却システムの環境的視点を示す図である。 特定の実施形態による磁場コイル内の冷却ラインの配置を示す図である。 特定の実施形態による磁場コイル内の冷却ラインの配置を示す図である。 特定の実施形態による別の磁場コイル内の冷却ラインの配置を示す図である。 特定の実施形態による冷却材循環システムに連結された冷却ラインを有する磁場コイルを示す図である。 特定の実施形態による、例示的なコンピュータシステムを示す図である。
本発明の実施形態およびその利点は、いくつかの図面において同様の参照番号が類似または対応する部分を示している図1から図13を参照して最も良く理解される
核融合炉は、核融合プロセスで用いられるプラズマを閉じ込めて制御することによって動力を生成する。通常、核融合炉は極めて大型で複雑な装置である。それらが極端に大きなサイズであるために、通常の核融合炉を車両に搭載することはできない。その結果、通常の核融合炉の有用性が制限される。
本開示の教示が認識するように、トラック、列車、航空機、船舶、潜水艦、宇宙船などの車両に搭載するのに十分なほど小さい小型核融合炉を提供することが望ましい。例えば、非集中型動力システムを提供することができる、トラックに搭載される小型核融合炉を提供することが望ましい場合があり得る。別の例として、航空機の航続距離および飛行時間を大きく広げる、航空機用の小型核融合炉を提供することが望ましい場合があり得る。さらに、発電所および淡水化プラントで用いることができる核融合炉を提供することが望ましい場合があり得る。以下では、コンパクトな核融合炉に関連するこれらのまたは別の望ましい利点を提供する、閉じ込めリニアリングカスプ核融合炉について説明する。
図1は、特定の実施形態による、核融合炉110の用途を示す。一例として、核融合炉110のいくつかの実施形態は、航空機101の1つ以上のエンジン(例えば、タービン)に熱を供給するために、航空機101によって利用される。航空機で1つ以上の核融合炉110を用いる特定の例は、図2を参照して以下でさらに詳細に説明する。別の例では、核融合炉110のいくつかの実施形態は、電気および推進力を供給するために、船舶102によって利用される。図1には船舶102として空母を示しているが、任意の種類の船舶(例えば、貨物船、クルーズ船など)が核融合炉110のいくつかの実施形態を用いてもよい。別の例として、核融合炉110のいくつかの実施形態は、非集中型動力を提供するために、または電気を必要とする遠隔領域に電力を供給するために、フラットベッドトラック103に搭載することができる。別の例として、核融合炉110のいくつかの実施形態は、送電網に電気を提供するために、発電所104によって用いることができる。図1には、核融合炉110の特定の用途を示しているが、本開示は図示した用途に限定されない。例えば、核融合炉110は、列車、淡水化プラント、宇宙船、潜水艦などの他の用途で用いることができる。
一般に、核融合炉110は、核融合プロセスで用いられるプラズマを閉じ込めて制御することによって動力を生成する装置である。核融合炉110は、核融合プロセスから、動力の様々な形態に変換することができる大量の熱を生成する。例えば、核融合炉110によって生成された熱は、タービンおよび発電機を駆動するための蒸気を生成するために用いることができ、それによって、電気を生成することができる。別の例として、図2を参照してさらに以下で説明するように、核融合炉110によって生成された熱は、燃焼器の代わりに航空機のターボファンまたはファンジェットエンジンのタービンによって直接用いることができる。
核融合炉110は、任意の所望の用途のための任意の所望の出力を有するように、規模を拡大・縮小することができる。例えば、核融合炉110の一実施形態は、約10m×7mとすることができ、約100MWの総熱出力を有することができる。他の実施形態では、核融合炉110は、用途に応じてより大きくまたはより小さくすることができ、より大きいまたはより小さい熱出力を有することができる。例えば、核融合炉110は、200MW以上の総熱出力を有するために、規模を拡大することができる。
図2は、特定の実施形態による、1つ以上の核融合炉110を用いる例示的な航空機システム200を示す。航空機システム200は、1つ以上の核融合炉110、燃料処理装置210、1つ以上の補助動力部(APU)220、ならびに1つ以上のターボファン230を含む。核融合炉110は、1つ以上の熱伝達ラインを用いてターボファン230に(例えば、直接または燃料処理装置210を経由して)熱い冷却材240を供給する。いくつかの実施形態では、熱い冷却材240は、FLiBe(すなわち、フッ化リチウム(LiF)およびフッ化ベリリウム(BeF)の混合物)またはLiPbである。いくつかの実施形態では、熱い冷却材240は、さらにAPU220に供給される。ターボファン230によって用いられると、戻り冷却材250は核融合炉110に戻されて加熱され、再び用いられる。いくつかの実施形態では、戻り冷却材250は、核融合炉110に直接供給される。いくつかの実施形態では、戻り冷却材250は、さらにAPU220から核融合炉110に供給することができる。
一般に、航空機システム200は、熱い冷却材240を介してターボファン230に熱を提供するために、1つ以上の核融合炉110を用いる。通常、ターボファンは吸気を加熱するためにジェット燃料を燃焼させる燃焼器を用い、それによって推力を生成する。しかし、航空機システム200では、ターボファン230の燃焼器は、吸気を加熱するために1つ以上の核融合炉110によって提供される熱い冷却材240を用いる熱交換器と置き換えられている。これは、通常のターボファンに勝る多くの利点を提供することができる。
例えば、ターボファン230がジェット燃料を燃焼させる燃焼器なしで動作することを可能にすることにより、航空機101の航続距離を大きく延長することができる。さらに、ジェット燃料の必要性を極めて低減または除去することによって、航空機101の運転費を著しく低減することができる。
図3Aおよび図3Bは、特定の実施形態による、図1の例示的な用途で用いることができる核融合炉110を示す。一般に、核融合炉110は、内部カスプ磁場コイルを用いて生成されたプラズマが拡がるのを防止するために、閉じ込め磁場コイル150が用いられる閉じ込めリニアリングカスプ核融合炉である。いくつかの実施形態では、核融合炉110は、図示するように格納容器120の中心を通る中心線115を有する格納容器120を含む。いくつかの実施形態では、格納容器120は、真空チャンバを含み、図7を参照して後述するような断面を有する。核融合炉100は、内部コイル140(例えば、内部コイル140aおよび140(別名「カスプ」コイル))、閉じ込めコイル150、およびミラーコイル160(例えば、ミラーコイル160aおよび160b)を含む。内部コイル140は、任意の適切な方法によって格納容器120内に懸架され、中心線115上に中心がある。閉じ込めコイル150もまた、中心線115上に中心があり、格納容器120の内部にあってもよく、あるいは外部にあってもよい。例えば、閉じ込めコイル150は、いくつかの実施形態では、格納容器120内に懸架することができる。他の実施形態では、閉じ込めコイル150は、図3Aおよび図3Bに示すように格納容器120の外部にあってもよい。
一般に、核融合炉100は、核融合プロセスのための格納容器120内にプラズマ310を制御し閉じ込めることによって動力を供給する。内部コイル140、閉じ込めコイル150、およびミラーコイル160が通電され、プラズマ310を図3Bおよび図5に示す形状などの形状に閉じ込める磁場を形成する。それから、重水素および三重水素ガスなどの特定のガスが反応して、プラズマ310および格納容器120の壁を加熱する高エネルギー粒子を生成する。それから、発生した熱は、例えば、車両に動力を供給するために使用することができる。FLiBeまたはLiPbなどの液体金属冷却材は、核融合炉110の壁から航空機のエンジンへ熱を運ぶことができる。いくつかの実施形態では、ガスタービンエンジンの燃焼器を、核融合炉110から発生した熱を利用する熱交換器に置き換えることができる。いくつかの実施形態では、磁気流体力学(MHD)プロセスにより、核融合炉110から電力を抽出することもできる。
核融合炉110は、閉じ込めリニアリングカスプ核融合装置である。いくつかの実施形態では、主要なプラズマ閉じ込めは、いずれかの側に軸方向に配置された2つのスピンドルカスプ(例えば、内部コイル140)を有する中央リニアリングカスプ(例えば、中央コイル130)によって達成される。それから、これらの閉じ込め領域は、ミラーコイル160によって提供される同軸ミラー磁場内に(例えば、閉じ込めコイル150により)閉じ込めされる。
核融合炉110の磁場は、様々なサイズおよび電流の同軸上に配置された磁場コイルによって提供される。中央領域のリングカスプ損失は、スピンドルカスプ内への再循環により緩和される。再循環する流れは、閉じ込めコイル150により提供される閉じ込め磁場によって、安定かつ小型化される。主要な閉じ込め領域からの外方向拡散損失および軸方向損失は、閉じ込めコイル150により提供される閉じ込め磁場の強いミラー磁場によって緩和される。核融合エネルギー生成装置として機能するために、熱が閉じ込められたプラズマ310に付加され、核融合反応が生じて熱を生成する。この熱は収集されて、有用な熱、仕事、および/または電力を生成することができる。
核融合炉110は、既存のシステムを上回る改良であるが、それは部分的には、全体的なMHD安定性を確保することができ、さらにヌルラインに沿って移動する粒子の散乱により、連続する閉じ込め領域による損失がより多く分離されるからである。この特徴は、中心線に沿って移動する粒子が直ちにシステムの外に通過することは起こりにくいが、システムを離れる多数の散乱事象が起こることを意味する。これは、装置内の粒子の寿命を増加させ、有用な核融合動力を生成する核融合炉の能力を向上させる。
核融合炉110は新規な磁場構成を有しており、それは全体的なMHD安定性を示し、開いた磁力線により粒子損失を最小にし、利用可能な磁場エネルギーのすべてを使用し、大幅に簡素化された工学的設計を有している。磁場の効率的な使用は、開示する実施形態が、通常のシステムよりも一桁小さくすることができ、発電プラントの資本コストを大幅に低減できることを意味する。さらに、コストを低減することによって、各設計サイクルが通常のシステムよりもずっと速く完了することができるように、コンセプトをより速く展開することができる。一般に、開示した実施形態は、既存のシステムよりも、はるかに物理リスクが少なく、より簡素で、より安定した設計を有する。
格納容器120は、核融合反応を収容するための任意の適切なチャンバまたは装置である。いくつかの実施形態では、格納容器120は、略円筒形の真空チャンバである。他の実施形態では、格納容器120は、円筒形以外の形状であってもよい。いくつかの実施形態では、図示するように、格納容器120は、格納容器120の中心軸を通る中心線115を有する。いくつかの実施形態では、格納容器120は、第1の端部320および第1の端部320に対向する第2の端部330を有する。いくつかの実施形態では、格納容器120は、第1の端部320と第2の端部330との間で実質的に等距離である中間点340を有する。格納容器120の特定の実施形態の断面については、図8を参照して後で説明する。
核融合炉110のいくつかの実施形態は、中央コイル130を含むことができる。中央コイル130は、一般に格納容器120の中間点340に近接して配置される。いくつかの実施形態では、中央コイル130は、中心線115上に中心があり、内部コイル140と同軸である。中央コイル130は、格納容器120の内部にあってもよいし、外部にあってもよく、中間点340に対して任意の適切な軸方向位置に配置されてもよく、任意の適切な半径を有してもよく、任意の適切な電流を流してもよく、任意の適切なアンペアターンを有していてもよい。
内部コイル140は、格納容器120内に懸架され、あるいは配置された任意の適切な磁場コイルである。いくつかの実施形態では、内部コイル140は、超電導磁場コイルである。いくつかの実施形態では、図3Bに示すように、内部コイル140はトロイダル形状である。いくつかの実施形態では、内部コイル140は、中心線115上に中心がある。いくつかの実施形態では、内部コイル140は、2つのコイル、すなわち、格納容器120の中間点340と第1の端部320との間に配置された第1の内部コイル140aと、格納容器120の中間点340と第2の端部330との間に配置された第2の内部コイル140bと、を含む。内部コイル140は、中間点340に対して任意の適切な軸方向位置に配置されてもよく、任意の適切な半径を有してもよく、任意の適切な電流を流してもよく、任意の適切なアンペアターンを有していてもよい。内部コイル140の特定の実施形態については、図7を参照して後でより詳細に説明する。
閉じ込めコイル150は、任意の適切な磁場コイルであり、一般に内部コイル140よりも大きな直径を有する。いくつかの実施形態では、閉じ込めコイル150は、中心線115上に中心があり、内部コイル140と同軸である。一般に、閉じ込めコイル150は、内部コイル140を閉じ込めして、磁気圏内部の内部コイル140の本来の磁力線を閉じるように動作する。これらの磁力線を閉じることによって、開いた磁力線の範囲を低減し、再循環により損失を低減することができる。また閉じ込めコイル150は、プラズマ310が拡がることを防止する磁壁を維持することによって、核融合炉110のMHD安定性を保持している。閉じ込めコイル150は、正方形または円形などの任意の適切な断面を有する。いくつかの実施形態では、閉じ込めコイル150は、格納容器120内に懸架される。他の実施形態では、図3Aおよび図3Bに示すように、閉じ込めコイル150は、格納容器120の外部にあってもよい。閉じ込めコイル150は、中間点340に対して任意の適切な軸方向位置に配置されてもよく、任意の適切な半径を有してもよく、任意の適切な電流を流してもよく、任意の適切なアンペアターンを有していてもよい。
核融合炉110は、任意の数の、任意の配置の閉じ込めコイル150を含むことができる。いくつかの実施形態では、閉じ込めコイル150は、格納容器120の中間点340の各側に位置する少なくとも1つの閉じ込めコイル150を含む。例えば、核融合炉110は、2つ閉じ込めコイル150、すなわち、格納容器120の中間点340と第1の端部320との間に位置する第1の閉じ込めコイル150と、格納容器120の中間点340と第2の端部330との間に位置する第2の閉じ込めコイル150と、を含むことができる。いくつかの実施形態では、核融合炉110は、合計で2つ、4つ、6つ、8つまたは任意の他の偶数個の閉じ込めコイル150を含む。特定の実施形態では、核融合炉110は、内部コイル140aと格納容器120の第1の端部320との間に位置する2つの閉じ込めコイル150の第1セットと、内部コイル140bと格納容器120の第2の端部330との間に位置する2つの閉じ込めコイル150の第2のセットと、を含む。特定の数の、特定の配置の閉じ込めコイル150を開示しているが、任意の適切な数の、任意の適切な配置の閉じ込めコイル150を核融合炉110が利用することができる。
ミラーコイル160は、一般に格納容器120の端部(すなわち、第1の端部320および第2の端部330)に近接して配置された磁場コイルである。いくつかの実施形態では、ミラーコイル160は、中心線115上に中心があり、内部コイル140と同軸である。一般に、ミラーコイル160は、軸方向カスプ損失を減少させ、他の既存の再循環方式では満たされない条件である平均最小−βをすべての再循環磁力線が満足するようにするのに役立つ。いくつかの実施形態では、ミラーコイル160は、2つのミラーコイル160、すなわち、格納容器120の第1の端部320に近接して位置する第1のミラーコイル160aと、格納容器120の第2の端部330に近接して位置する第2のミラーコイル160bと、を含む。ミラーコイル160は、格納容器120の内部にあってもよいし、外部にあってもよく、中間点340に対して任意の適切な軸方向位置に配置されてもよく、任意の適切な半径を有してもよく、任意の適切な電流を流してもよく、任意の適切なアンペアターンを有していてもよい。
いくつかの実施形態では、コイル130、140、150、および160は、一定の制約に従って設計または選択される。例えば、コイル130、140、150、および160は、以下を含む制約に従って設計することができる。すなわち、高い必要な電流(いくつかの実施形態では約10メガアンペアターンの最大値)、定常連続動作、真空設計(プラズマ衝突から保護されている)、トロイダル形状、脱ガス制限150C焼き出しと互換性のある材料、熱蓄積、およびショット間の冷却である。
核融合炉110は、1つ以上の熱入射装置170を含むことができる。熱入射装置170は、一般的に、プラズマ310を加熱するために任意の適切な熱を核融合炉110に加えることができるように動作可能である。いくつかの実施形態では、例えば、熱入射装置170は、核融合炉110内のプラズマ310を加熱するために、中性のビームを追加するために使用することができる。
動作中、核融合炉110は、少なくとも内部コイル140、閉じ込めコイル150、およびミラーコイル160を用いて核融合プロセスのためのプラズマ310の形状を制御することにより、核融合動力を生成する。内部コイル140および閉じ込めコイル150が通電され、図3Bおよび図5に示すような形状にプラズマ310を閉じ込める磁場を形成する。それから、重水素および三重水素などのガスが反応して、プラズマ310および格納容器120の壁を加熱する高エネルギー粒子を生成することができる。それから、発生した熱を動力に用いることができる。例えば、液体金属冷却材は、核融合炉の壁から航空機のエンジンに熱を運ぶことができる。いくつかの実施形態では、MHDにより核融合炉110から電力を抽出することもできる。
プラズマ310の体積を拡大し、より良好な最小−βジオメトリを形成するために、内部コイルの数を増やして、カスプを形成することができる。核融合炉110のいくつかの実施形態では、外部「ソレノイド」磁場(すなわち、閉じ込めコイル150によって提供される磁場)によって閉じ込めを得るために、内部コイル140、中央コイル130、およびミラーコイル160の和は奇数である。これによって、リングカスプ磁場を形成し、閉じ込めするセパラトリックスを破壊することを回避する。交互に分極する2つの内部コイル140および中央コイル130は、カスプ内の最小β特性を有する磁気ウエルおよび準球状のコアプラズマ体積を与える。2つの軸方向「ミラー」コイル(すなわち、ミラーコイル160)を追加することは、軸方向カスプ損失を減少させ、より重要なことには、他の既存の再循環方式では満たされない条件である平均最小−βをすべての再循環磁力線が満足するようにするのに役立つ。いくつかの実施形態では、ウエル内により多くのプラズマ体積を生成するために、内部コイル140の追加のペアを加えることができる。しかし、このような追加は、核融合炉110のコストおよび複雑さを増大させ、プラズマ310内部のコイルのための追加のサポートを必要とする場合がある。
核融合炉110の図示した実施形態では、内部コイル140だけがプラズマ310内にある。いくつかの実施形態では、内部コイル140は、図7に示す支持体750などの1つ以上の支持体により格納容器120内に懸架されている。支持体は、中央コアプラズマウエルの外側にあるが、依然として高いプラズマ束を受ける可能性がある。あるいは、いくつかの実施形態の内部コイル140は、浮揚することができ、これによって、プラズマ310内に支持構造を設けることのリスクおよび複雑さが取り除かれるであろう。
図4は、核融合炉110のコイルの簡略化した図、およびコイルに通電する例示的なシステムを示す。この実施形態では、磁場の幾何学的形状は、単純な磁石技術により生成することができる磁場によって適切なイオン磁化を達成するのに必要な最小サイズになるように、サイズが決められる。適切なイオン磁化は、再循環領域の幅に対して、設計平均イオンエネルギーにおいて、約5イオンジャイロ半径であると考えられた。100eVプラズマ温度の設計エネルギーでは13イオン拡散ジャンプがあり、最大の20KeVプラズマエネルギーでは6.5イオンジャンプがある。これは、カスプにおいて2.2Tの合理的な磁場を維持し、適度な装置サイズを維持するための最低値である。
図4に示すように、核融合炉110の特定の実施形態は、2つのミラーコイル160、すなわち、格納容器の第1の端部320に近接して位置する第1のミラーコイル160aと、格納容器120の第2の端部330に近接して位置する第2の磁場コイル160bと、を含む。また核融合炉110の特定の実施形態は、格納容器120の中間点340に近接して位置する中央コイル130を含む。また核融合炉110の特定の実施形態は、2つの内部コイル140、すなわち、中央コイル130と格納容器120の第1の端部320との間に位置する第1の内部コイル140aと、中央コイル130と格納容器120の第2の端部330との間に位置する第2の内部コイル140bと、を含む。さらに、核融合炉110の特定の実施形態は、2つ以上の閉じ込めコイル150を含むことができる。例えば、核融合炉110は、第1の内部コイル140aと格納容器120の第1の端部320との間に位置する2つの閉じ込めコイル150の第1セットと、第2の内部コイル140bと格納容器120の第2の端部330との間に位置する2つの閉じ込めコイル150の第2のセットと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、核融合炉110は、任意の偶数個の閉じ込めコイル150を含むことができる。いくつかの実施形態では、閉じ込めコイル150は、図4に示した位置ではなく、中心線115に沿った任意の適切な位置に配置することができる。一般的には、内部コイル140、さらにミラーコイル160および閉じ込めコイル150は、プラズマ310の所望の形状を得るための正確な形状に磁場を維持するために、中心線115に沿った任意の適切な位置に配置することができる。
いくつかの実施形態では、図4に示すように、コイル130、140、150、および160に電流が供給される。この図では、各コイルは、中心線115に沿って分割されており、各端部に「X」または「O」のいずれかを付した矩形で表されている。「X」は紙面に流れ込む電流を表し、「O」は紙面から流れ出る電流を表す。この命名法を用いると、図4は、核融合炉110のこの実施形態では、閉じ込めコイル150、中央コイル130、およびミラーコイル160を同じ方向に(すなわち、コイルの上部では紙面の中に)電流が流れ、内部コイル140を反対方向に(すなわち、コイルの底部では紙面の中に)電流が流れることを示している。
いくつかの実施形態では、核融合炉110の幾何学的形状は、コイルの相対電流に敏感であり得るが、この問題は制御を可能にするために適切に分離することができる。まず、コイルの対向するペアへの電流は、軸方向に非対称性が存在しないことを保証するために、直列に駆動することができる。いくつかの実施形態における磁場は、中央の3つのコイル(例えば、内部コイル140および中央コイル130)に最も敏感である。内部コイル140の電流を固定すると、中央磁気ウエルの形状を微調整するために、中央コイル130の電流を調整することができる。磁束の増加が球を軸方向の形状に「圧迫する」ので、中央コイル130の電流を増加させることにより、この領域を軸方向に向いた「バーベル」形状に変更することができる。あるいは、中央コイル130の電流を減少させることができ、その結果、中間点340においてリング状の磁気ウエルを得ることができる。中央コイル130の半径は、リングカスプのヌルラインが、内部コイル140にどのくらい近いかを設定するが、このヌルラインを中央コイル130と内部コイル140との間の隙間の中央に近づけて閉じ込めを改善させるように、選択することができる。
内部コイル140の半径は、中央ウエルの点カスプとリングカスプとの間の相対的な場の強度のバランスを設定するのに役立つ。ベースラインサイズは、これらの磁場の値がほぼ等しくなるように選択することができる。この領域の相対的な磁束を増加させることによりリングカスプ損失を低減することが好ましいが、バランス手法がより望ましい場合がある。
いくつかの実施形態では、磁界がミラーコイル160および閉じ込めコイル150にそれほど敏感ではないが、その寸法は、プラズマ310の所望の形状が得られるように選択するべきである。いくつかの実施形態では、ミラーコイル160は、より複雑な磁石を必要とせずに、できるだけ強くなるように選択することができ、ミラーコイル160の半径は、装置の中央への良好な診断アクセスを維持するように選択することができる。いくつかの実施形態は、ミラーコイル160を縮小することで利益を得ることができ、それによって、低減された軸方向診断アクセスを犠牲にするけれども、より少ない電流でより高いミラー比を達成することができる。
一般に、閉じ込めコイル150は、核融合炉110内の他のコイルよりも、より弱い磁場を有する。したがって、閉じ込めコイル150の位置決めは、他のコイルほど重大ではない。いくつかの実施形態では、閉じ込めコイル150の位置は、診断のためにコアへの連続するアクセスが維持されるように規定される。いくつかの実施形態では、内部コイル140をサポートするために、偶数個の閉じ込めコイル150を選択することができる。閉じ込めコイル150の直径は、一般的に内部コイル140の直径よりも大きく、製造および円筒形の格納容器120への共通の取り付けを容易にするために、すべて同じであってもよい。いくつかの実施形態では、閉じ込めコイル150をプラズマ境界に内向きに移動させることができるが、これは核融合炉110の製造可能性および熱伝達特性に影響を及ぼすことがある。
いくつかの実施形態では、核融合炉110は、中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150、およびミラーコイル160に通電するための様々なシステムを含む。例えば、中央コイルシステム410、閉じ込めコイルシステム420、ミラーコイルシステム430、および内部コイルシステム440は、いくつかの実施形態において利用することができる。コイルシステム410〜440およびコイル130〜160は、図4に示すように結合することができる。コイルシステム410〜440は、コイル130〜160を流れる任意の適切な量の電流を駆動するための任意の適切なシステムであってもよい。中央コイルシステム410は中央コイル130を駆動するために利用することができ、閉じ込めコイルシステム420は閉じ込めコイル150を駆動するために利用することができ、ミラーコイルシステム430はミラーコイル160を駆動するために利用することができ、内部コイルシステム440は内部コイル140を駆動するために利用することができる。他の実施形態では、図4に示したものよりもより多くのまたはより少ないコイルシステムを利用することができる。一般的に、コイルシステム410〜440はバッテリバンクなどの任意の適切な電源を含むことができる。
図5は、中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150、およびミラーコイル160により成形されて閉じ込められた、格納容器120内のプラズマ310を示す。図示するように、外部ミラー磁場がミラーコイル160によって提供される。リングカスプ流れは、ミラー内部に収容される。閉じ込めコイル150によって提供されたトラップされ磁化されたシース510は、プラズマ310の脱離を防止する。トラップされ磁化されたシース510は、プラズマ310を再循環させる磁気壁であり、プラズマ310が外向きに拡がるのを防止する。したがって、再循環の流れは、より強い磁場中に留まるように強制される。これは、小型で効率的な円筒形状における完全な安定性を提供する。さらに、核融合炉110から出て行くプラズマによる唯一の損失は、中心線115に沿った核融合炉110の端部の2つの小さな点カスプにおいて生じる。これは、プラズマが他の場所において脱離し出て行く典型的な設計に対する改良である。
核融合炉110の特定の実施形態の損失も、図5に示してある。上述したように、核融合炉110から出て行くプラズマによる唯一の損失は、中心線115に沿った核融合炉110の端部の2つの小さな点カスプにおいて生じる。他の損失は、内部コイル140および軸方向カスプ損失による拡散損失を含む場合がある。さらに、内部コイル140が1つ以上の支持体(例えば、「ストーク」)で格納容器120内に懸架される実施形態では、核融合炉110は、支持体によるリングカスプ損失を含む場合がある。
いくつかの実施形態では、内部コイル140は、拡散損失を低減するように設計することができる。例えば、核融合炉110の特定の実施形態は、磁場の形状に適合するように構成された内部コイル140を含むことができる。これによって、磁力線に追従するプラズマ310が内部コイル140に接触するのを回避することができ、それによって、損失を低減または除去することができる。共形な形状を示す内部コイル140の例示的な実施形態については、図7を参照して後で説明する。
図6は、核融合炉110の特定の実施形態の磁場を示す。一般に、核融合炉110は、高いベータ動作に必要となる中央ウエルを有し、かつ、より高いプラズマ密度を達成するように設計される。図6に示すように、磁場は3枚の磁気ウエルを含むことができる。中央の磁気ウエルは、高ベータを伴って拡がることができ、すべての3つの磁気ウエルで核融合が生ずる。別の望ましい特徴は、リングカスプ損失を抑制することである。図6に示すように、リングカスプが相互に接続されて、再循環する。さらに、すべての領域で良好なMHD安定性が要求される。図6に示すように、2つの磁場だけの浸透が必要であり、MHD交換はあらゆる所で満足される。
いくつかの実施形態では、電流を減少させ、例えばより弱いカスプを生成し、リングと点カスプとのバランスを変化させることにより、コイルを再配置することなく、磁場を変更することができる。また電流の極性も、ミラー型磁場と、さらに閉じ込めミラーとを形成するために、逆転させることができる。さらに、コイルの物理的位置を変更することができる。
図7は、核融合炉110の内部コイル140の例示的な実施形態を示す。この実施形態では、内部コイル140は、コイル巻線710、内側シールド720、層730、および外側シールド740を含む。いくつかの実施形態では、内部コイル140は、1つ以上の支持体750で格納容器120内に懸架されてもよい。コイル巻線710は、幅715を有することができ、内側シールド720によって全体的または部分的に覆われてもよい。内側シールド720は、厚さ725を有することができ、層730によって全体的または部分的に覆われてもよい。層730は、厚さ735を有することができ、外側シールド740により全体的または部分的に覆われてもよい。外側シールドは、厚さ745を有することができ、格納容器120内の磁場と共形な形状を有してもよい。いくつかの実施形態では、内部コイル140は、約1.04mの全体の直径を有することができる。
コイル巻線710は、超電導コイルを形成し、典型的には閉じ込めコイル150、中央コイル130、およびミラーコイル160と反対方向の電流を運ぶ。いくつかの実施形態では、コイル巻線の幅715は約20cmである。コイル巻線710は、内側シールド720によって囲まれてもよい。内側シールド720は、構造的な支持を提供し、残留中性子束を減少させ、不純物に起因するガンマ線をシールドする。内側シールド720は、タングステン、あるいは中性子およびガンマ線を停止させることができる他の任意の材料から作製することができる。いくつかの実施形態では、内側シールド720の厚さ725は約11.5cmである。
いくつかの実施形態では、内側シールド720は、層730に囲まれている。層730は、リチウム(例えば、リチウム−6)で形成され、約5mmの厚さ735を有することができる。層730は、外側シールド740によって囲まれてもよい。外側シールド740は、FLiBeで作製することができ、約30cmの厚さ745を有することができる。いくつかの実施形態では、損失を低減するために、外側シールドは、格納容器120内の磁界と共形であってもよい。例えば、外側シールド740は、トロイドを形成することができる。
図8は、核融合炉110の特定の実施形態の格納容器120の破断図である。いくつかの実施形態では、格納容器120は、1つ以上の内側ブランケット部分810と、外側ブランケット820と、上述した1つ以上の層730と、を含む。図示した実施形態では、格納容器120は、3の層730によって分離された3つの内側ブランケット部分810を含む。他の実施形態は、任意の個数または構成の、内側ブランケット部分810、層730、および外側ブランケット820を有することができる。いくつかの実施形態では、格納容器120は、多くの場所で約80cmの総厚さ125を有することができる。他の実施形態では、格納容器120は、多くの場所で約1.50mの総厚さ125を有することができる。しかし、厚さ125は、格納容器120内の磁場の形状に応じて、格納容器120の長さ全体にわたって変化することができる(すなわち、格納容器120の内部形状は、図3bに示すように磁場に適合することができ、したがって均一な厚さ125でなくてもよい)。
いくつかの実施形態では、内側ブランケット部分810は、約70cmの複合厚さ815を有する。他の実施形態では、内側ブランケット部分810は、約126cmの複合厚さ815を有する。いくつかの実施形態では、内側ブランケット部分は、Be、FLiBeなどの材料で形成される。
外側ブランケット820は、放射線被曝によって放射性となる傾向がない任意の低放射化材料である。例えば、外側ブランケット820は、鉄または鋼とすることができる。いくつかの実施形態では、外側ブランケット820は、約10cmの厚さ825を有することができる。
図9は、特定の実施形態による冷却システム200の環境的視点を示した図である。冷却システムは、磁場コイル910から熱を取り除くように動作可能である。いくつかの実施形態では、冷却システム200は、冷却ライン920と冷却材930と冷却材循環システム940を含む。
中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150やミラーコイル160等の磁場を生成する核融合炉110のコイルは、一般に、熱的に制御される必要がある場合がる。例えば、コイルは、プラズマが放出する熱や放射熱により熱せられる。真空環境では、放射冷却は効率的ではなく、プラズマ環境が比較的乱されないままであれば、伝熱冷却パスも効率的ではない。徐々に熱が上がり、限界に達したときに突然停止する電磁的に支持された他の内部コイルシステムでは、複雑な絶縁されたデューワ(dewer)が必要となる。このようなアプローチは、いくつかの開示された実施形態と比較して、とても複雑で高価である。本開示のいくつかの実施形態は、1つ以上の中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150、ミラーコイル160から熱を取り除く冷却システム200を提供する。
いくつかの実施形態において、冷却システム200は、核融合炉110の中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150、ミラーコイル160の能動的冷却を提供する。いくつかの実施形態において、能動的冷却は、冷却される部品の熱状態を定常的にフィードバック可能にし、重要な熱モニタリングフィードバックシステムを提供する。本開示のいくつかの実施形態では、真空状態を中断することなく、またはコイルが連続的に熱を冷却材に放出する定常状態に磁場コイルを冷却することが可能となる。
磁場コイル910は、核融合炉110のいずれかのコイルの場合がある。例えば、磁場コイル910は、核融合炉110の中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150またはミラーコイル160の場合がある。いくつかの実施形態において、磁場コイル910が、内部コイル140である場合は、磁場コイル910は、1つ以上の支持脚部950により支持される場合がある。いくつかの実施例において、支持脚部950は、冷却ライン920や核融合炉110の他の部品を通す内部室を持つ場合もある。脚部950の特定の実施形態は、米国特許出願に詳細に記載されている。
動作中、磁場コイル910はプラズマの放出する熱または放射熱によって熱せされる。いくつかの実施形態において、冷却システム200は、磁場コイル910を特定の温度または特定の所定の温度範囲内に保つように動作し、核融合炉110内の磁場コイル910の適切な動作が維持される。
冷却システム200は、冷却ライン920を含む場合がある。冷却ライン920は適切な構造を持つ。例えば、冷却ライン920は、水路または管である場合がある。冷却システム920は、冷却材循環システム940に連結され得る。いくつかの実施形態では、冷却ライン920は、磁場コイル910の内側に設置され得る。いくつかの実施形態において、冷却ライン920は、磁場コイル910の内部へ冷却材930を運ぶ。冷却ライン920は支持脚部950およびブラケット960を介して、冷却材循環システム940に連結され得る。
冷却ライン920は、適切な材料から形成され得る。いくつかの実施形態において、冷却ライン920は、金属壁の管または水路であり得る。いくつかの実施形態において、冷却ライン920は、圧縮取付具と金属壁の管と取付具を使用して真空から分離され得る。
いくつかの実施形態において、冷却ライン920は、磁場コイル910の内部に位置する場合がある。本開示では、磁場コイル910が内部に適切な数の冷却ライン920を持ち得る。冷却ライン920は適切な配置において、磁場コイル910の中に位置し得る。一例とし、図11に後述されるように、冷却ライン920は磁場コイル910の中に位置し、磁場コイル910の内部に形成されるケーブルの巻きコイルの手前に挿入される。別の例では、冷却ライン920は磁場コイル910の内部を形成するワイヤに巻き付けられ、冷却ライン920は、コイルのワイヤの中間に位置することになる。冷却ライン920の磁場コイル910内のワイヤに対する相対的な配置は、冷却システム200の特定の応用例により変化し得る。
いくつかの実施形態において、冷却ライン920は磁場コイル910の内部に配置されない場合もあり、代わりに1つ以上の冷却システム920は、磁場コイル910の内部へ冷却材930を運ぶことができる。このような実施形態では、磁場コイル910の内部に形成されたワイヤは、冷却材930に浸かっている場合がある。冷却材930は、1つ以上の冷却ライン920に連結された冷却材循環システム940を使って磁場コイル930の内部を通り移動する。一例として、第1の冷却ライン920が、新鮮な冷却材を磁場コイル910の内部に搬送するときに、第2の冷却ライン920は磁場コイル910の内部から以前搬送された冷却材930を取り除き、これにより磁場コイル910の内部に冷却材の一定の流れを提供することが可能となり得る。
冷却材930は、いかなる適切な物質でも良く、核融合炉110内の冷却システム200の特定の応用例により変化し得る。一例として、冷却材930は、液体窒素、液体ヘリウム、ヘリウムガス、FLiBe等である。いくつかの実施形態において、冷却材930は磁場コイル910を形成する材料に部分的に基づいて選択され得る。例えば、磁場コイル910の外側(shell)を形成する材料の超伝導の性質を維持するために、少なくとも部分的には基づいて選択され得る。いくつかの実施形態においては、磁場コイル910の外側を形成する材質の超伝導の性質を維持する冷却材930を使うことにより、定常状態で超伝導を使うことを有利的に可能とし、少量の熱が定常的に取り除かれ、動作に必要な熱条件を維持することが可能となり得る。
冷却ライン930は、冷却材循環システム940に連結され得る。本開示は、冷却ライン920を通して冷却材930の移動させる適切な部品の適切な配置を含み得る冷却材循環システム940について詳細に意図する。いくつかの実施形態において、冷却材循環システム940は、熱が取り除かれる核融合炉110の真空の外の装置に能動的に冷却材930を循環させるポンプを含むことがあり得る。いくつかの実施形態において、冷却材循環システム940は、タンク(reservoir)を含む場合がある。そのような実施形態では、冷却材930は、タンクに受動的に循環され、その結果、温度が制御され得る。
一般に、例えば(プラズマ310に浸っている)磁場コイル910等の核融合炉110の部品の動作温度は、内部の冷却ラインまたは内部に配置される水路(channel)により安定に保たれる。内部冷却は、中央コイル130、内部コイル140、閉じ込めコイル150やミラーコイル160等の磁場コイル910を冷却し、結果として、もっと効率的な動作を維持し得る。いくつかの実施形態において、内部冷却は、少量の熱を定常的に取り除くことにより定常状態を使って超伝導を有利的に可能とし、動作に必要な熱条件を維持し得る。
図10Aおよび図10Bは、特定の実施形態による磁場コイル910内の冷却ライン920の配置を示す図である。図10Aは、磁場コイル910内の冷却ライン920の配置例を示す。いくつかの実施形態において、また図10Aに示されるように、磁場コイル910の内部を形成するケーブル(wire)1070は、円形の断面を有する場合がある。いくつかの実施形態において、磁場コイル910の内部にあるケーブル1070は、ぎっしり詰まっており、伝導を介して熱がケーブル1070を通って冷却ライン920へ流れる場合がある。そして、熱は、冷却材930により磁場コイル910の内部から取り除かれ得る。図10Aはケーブル1070に対して特別な方法で配置された冷却ライン920を示しており、本開示は、冷却ライン920が磁場コイル920の中に適切な位置に配置され得る点について詳しく意図する。一例として、冷却ライン920は磁場コイル910の中のケーブル1070に配置されおり、冷却ライン920はケーブル1070のコイル内部に配置され得る。
図10Bは、磁場コイル910内の冷却ライン920の別の配置例を示す。いくつかの実施形態において、図10Bで示されるように、磁場コイル910の内部のケーブル1070は、四角い断面になるような方法で配置され得る。冷却ライン920は、図10Aに関して示されたように、磁場コイル910から熱を取り除くように動作可能であり得る。図10Bは、ケーブル1070に対して特定の方法で位置する冷却ライン920を示し、本開示は、磁場コイル910内の適切な位置に配置され得る冷却ライン920について詳細に意図する。
図11は、特定の実施形態による、磁場コイル910内の冷却ライン920の配置を示す。いくつかの実施形態において、図3に示させれているように、磁場コイル910の組み立ての間、冷却ライン920は、コイルアセンブリの中に配置され、ケーブルのコイルの前に挿入される。冷却ライン920の配置の後で、巻き線コイルが冷却ライン920の上部に配置され、磁場コイル920の残った部品も組み立てられ得る。
図12は、特定の実施形態による、冷却材循環システム940に連結された冷却ライン920とともに磁場コイル910を示す。図9に関連して上述したように、冷却材循環システム940は、熱を取り除く真空の外にある装置へ冷却ライン920を介して冷却材930を能動的に循環するポンプを含む場合がある。いくつかの実施形態において冷却材移送システム940は、タンクを含む場合がある。そのような実施形態において、冷却材930は、受動的にタンクに循環させられ、結果として温度制御を可能とする。
特定の実施形態において、図12に示されたように、冷却ライン920は、冷却材循環システム940に連結される場合がある。新鮮な冷却材930が第1の脚部950aを介し冷却ライン920を通して磁場コイル910の内部へ入る場合がある。冷却材930は、磁場コイル930の内部に冷却ライン920を通して移動するので、冷却材は、磁場コイル910の内部から熱を吸収し、運び去る場合がある。磁場コイル910の内部から取り除かれた熱を運ぶ冷却材930は、第2の脚部950bを介し冷却ライン920を通して流れ得る。いくつかの実施形態において、冷却材930により磁場コイル910の内部から取り除かれた熱は、適切な方法で、冷却材循環システム940により冷却材930から取り除かれる場合がある。熱が取り除かれた後、冷却材930は、第1の脚部950aを開始、磁場コイル910を通して循環し得る。
図12は冷却ライン920aおよび冷却ライン920bが別々の支持脚部950aおよび950bから磁場コイル910の中へ入る点が示されているが、本開示は、冷却ライン920のいかなる適切な配置に関しても意図している。一例として、磁場コイル910に冷却材を運ぶ冷却ライン920と磁場コイル910の内部から冷却材を取り除く冷却ライン920は、ともに同じ支持脚部950を通して移動しても良い。
図13は、例示的なコンピュータシステム1300を示す。特定の実施形態では、1つ以上のコンピュータシステム1300は、コンピュータ化された制御を必要とする任意の態様のために、核融合炉110によって利用される。特定の実施形態は、1つ以上のコンピュータシステム1300の1つ以上の部分を含む。本明細書では、コンピュータシステムへの言及は、コンピューティングデバイスを包含することができ、また適切な場合には、その逆も可能である。さらに、コンピュータシステムへの言及は、適切な場合には、1つ以上のコンピュータシステムを包含することができる。
本開示は、任意の好適な数のコンピュータシステム1300を想定している。本開示は、任意の好適な物理的形式をとるコンピュータシステム1300を想定している。例としては、これらに限定されないが、コンピュータシステム1300は、組込みコンピュータシステム、システムオンチップ(SOC)、シングルボードコンピュータ(SBC)(例えば、コンピュータオンモジュール(COM)もしくはシステムオンモジュール(SOM)など)、デスクトップコンピュータシステム、ラップトップもしくはノートブックコンピュータシステム、対話型キオスク、メインフレーム、コンピュータシステムのメッシュ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、サーバ、タブレットコンピュータシステム、またはこれらの2つ以上の組み合わせであってもよい。必要に応じて、コンピュータシステム1300は、1つ以上のコンピュータシステム1300を含むことができ、それは一体型もしくは分散型であってもよく、複数の位置にまたがってもよく、複数のマシンにまたがってもよく、複数のデータセンターにまたがってもよく、あるいはクラウドに存在してもよく、それは1つ以上のネットワークにおける1つ以上のクラウドコンポーネントを含むことができる。必要に応じて、1つ以上のコンピュータシステム1300は、本明細書で記載または図示した1つ以上の方法の1つ以上のステップを、実質的に空間的または時間的制約なく実行することができる。例としては、これらに限定されないが、1つ以上のコンピュータシステム1300は、本明細書に記載または図示した1つ以上の方法の1つ以上のステップを、リアルタイムで、またはバッチモードで実行することができる。1つ以上のコンピュータシステム1300は、本明細書に記載または図示した1つ以上の方法の1つ以上のステップを、異なる時間に、または異なる場所で実行することができる。
特定の実施形態では、コンピュータシステム1300は、プロセッサ1302、メモリ1304、記憶装置1306、入出力(I/O)インターフェース1308、通信インターフェース1310、およびバス1312を含む。本開示は、特定の配置における特定の数の特定のコンポーネントを有する特定のコンピュータシステムについて記載および図示しているが、本開示は、任意の好適な構成における任意の好適な数の任意の好適なコンポーネントを有する任意の好適なコンピュータシステムを想定している。
特定の実施形態では、プロセッサ1302は、コンピュータプログラムを構成するものなどの命令を実行するためのハードウェアを含む。例としては、これらに限定されないが、命令を実行するために、プロセッサ1302は、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ1304、または記憶装置1306から命令を読み出し(またはフェッチし)、それらをデコードして実行し、それから内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ1304、または記憶装置1306に1つ以上の結果を書き込むことができる。特定の実施形態では、プロセッサ1302は、データ、命令、またはアドレスのための1つ以上の内部キャッシュを含むことができる。本開示は、必要に応じて、任意の好適な数の任意の好適な内部キャッシュを含むプロセッサ1302を想定している。例としては、これらに限定されないが、プロセッサ1302は、1つ以上の命令キャッシュ、1つ以上のデータキャッシュ、ならびに1つ以上のトランスレーション・ルックアサイド・バッファ(TLB)を含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ1304または記憶装置1306内の命令の複製であってもよく、命令キャッシュは、プロセッサ1302によるそれらの命令の読み出しを高速化することができる。データキャッシュ内のデータは、動作するプロセッサ1302で実行する命令についてのメモリ1304または記憶装置1306内のデータ、プロセッサ1302で実行するその後の命令によるアクセスのために、またはメモリ1304もしくは記憶装置1306への書込みのためにプロセッサ1302で実行された前の命令の結果、あるいは他の適切なデータの複製であってもよい。データキャッシュは、プロセッサ1302による読み出しまたは書込み動作を高速化することができる。TLBは、プロセッサ1302の仮想アドレス変換を高速化することができる。特定の実施形態では、プロセッサ1302は、データ、命令、またはアドレスのための1つ以上の内部レジスタを含むことができる。本開示は、必要に応じて、任意の好適な数の任意の好適な内部レジスタを含むプロセッサ1302を想定している。必要に応じて、プロセッサ1302は、1つ以上の算術論理演算ユニット(ALU)を含んでもよいし、マルチコアプロセッサであってもよいし、あるいは1つ以上のプロセッサ1302を含んでもよい。本開示は特定のプロセッサを記載および図示しているが、本開示は任意の好適なプロセッサを想定している。
特定の実施形態では、メモリ1304は、プロセッサ1302が実行する命令またはプロセッサ1302が動作するデータを記憶するための主メモリを含む。例としては、これらに限定されないが、コンピュータシステム1300は、記憶装置1306または別のソース(例えば、別のコンピュータシステム1300など)からメモリ1304へ命令をロードすることができる。それからプロセッサ1302は、命令をメモリ1304から内部レジスタまたは内部キャッシュへロードすることができる。命令を実行するために、プロセッサ1302は、内部レジスタまたは内部キャッシュから命令を読み出し、それらをデコードすることができる。命令の実行中または実行後に、プロセッサ1302は、1つ以上の結果(これは中間的または最終的な結果であり得る)を内部レジスタまたは内部キャッシュに書き込むことができる。それからプロセッサ1302は、それらの結果の1つまたは複数をメモリ1304に書き込む。特定の実施形態では、プロセッサ1302は、1つもしくは複数の内部レジスタまたは内部キャッシュあるいはメモリ1304にある命令のみを実行し(記憶装置1306などとは対照的に)、1つもしくは複数の内部レジスタまたは内部キャッシュあるいはメモリ1304にあるデータのみについて動作する(記憶装置1306などとは対照的に)。1つ以上のメモリバス(各々がアドレスバスおよびデータバスを含むことができる)は、プロセッサ1302をメモリ1304に結合することができる。バス1312は、後述するように、1つ以上のメモリバスを含んでもよい。特定の実施の形態では、1つ以上のメモリ管理ユニット(MMU)は、プロセッサ1302とメモリ1304との間にあり、プロセッサ1302により要求されるメモリ1304へのアクセスを容易にする。特定の実施形態では、メモリ1304は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。このRAMは、必要に応じて、揮発性メモリであってもよい。必要に応じて、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM)であってもよい。さらに、必要に応じて、このRAMは、シングルポートまたはマルチポートRAMであってもよい。本開示は、任意の好適なRAMを想定している。メモリ1304は、必要に応じて、1つ以上のメモリ1304を含んでもよい。本開示は、特定のメモリを記載および図示しているが、本開示は、任意の好適なメモリを想定している。
特定の実施形態では、記憶装置1306は、データまたは命令のための大容量記憶装置を含む。例としては、これらに限定されないが、記憶装置1306は、ハードディスクドライブ(HDD)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、あるいはこれらの2つ以上の組み合わせを含んでもよい。記憶装置1306は、必要に応じて、取り外し可能な媒体または取り外しできない(すなわち固定された)媒体を含んでもよい。記憶装置1306は、必要に応じて、コンピュータシステム1300の内部または外部にあってもよい。特定の実施形態では、記憶装置1306は、不揮発性のソリッドステートメモリである。特定の実施形態では、記憶装置1306は、読み出し専用メモリ(ROM)を含む。必要に応じて、このROMは、マスクプログラムされたROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能なPROM(EPROM)、電気的に消去可能なPROM(EEPROM)、電気的に変更可能なROM(EAROM)、またはフラッシュメモリ、あるいはこれらの2つ以上の組み合わせであってもよい。本開示は、任意の好適な物理的形式をとる大容量記憶装置1306を想定している。記憶装置1306は、必要に応じて、プロセッサ1302と記憶装置1306との間の通信を容易にする1つ以上の記憶装置制御ユニットを含んでもよい。必要に応じて、記憶装置1306は、1つ以上の記憶装置1306を含んでもよい。本開示は、特定の記憶装置を記載および図示しているが、本開示は、任意の好適な記憶装置を想定している。
特定の実施の形態では、I/Oインターフェース1308は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含み、コンピュータシステム1300と1つ以上のI/O装置との間の通信のための1つ以上のインターフェースを提供する。コンピュータシステム1300は、必要に応じて、これらのI/O装置の1つまたは複数を含んでもよい。これらのI/O装置の1つまたは複数は、人とコンピュータシステム1300との間の通信を可能にする。例としては、これらに限定されないが、I/O装置は、キーボード、キーパッド、マイクロフォン、モニタ、マウス、プリンタ、スキャナ、スピーカ、スチルカメラ、スタイラス、タブレット、タッチスクリーン、トラックボール、ビデオカメラ、別の好適なI/O装置、またはこれらの2つ以上の組み合わせを含んでもよい。I/O装置は、1つ以上のセンサを含んでもよい。本開示は、任意の好適なI/O装置および任意の好適なI/Oインターフェース1308を想定している。必要に応じて、I/Oインターフェース1308は、プロセッサ1302がこれらのI/O装置の1つまたは複数を駆動できるようにする1つ以上の装置またはソフトウェアドライバを含むことができる。I/Oインターフェース1308は、必要に応じて、1つ以上のI/Oインターフェース1308を含んでもよい。本開示は、特定のI/Oインターフェースを記載および図示しているが、本開示は、任意の好適なI/Oインターフェースを想定している。
特定の実施形態では、通信インターフェース1310は、コンピュータシステム1300と1つもしくは複数の他のコンピュータシステム1300または1つもしくは複数のネットワークとの間の通信(例えば、パケットベースの通信など)のための、1つ以上のインターフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、または両方を含む。例としては、これらに限定されないが、通信インターフェース1310は、イーサネットまたは他の有線ベースのネットワークと通信するためのネットワーク・インターフェース・コントローラ(NIC)またはネットワークアダプタ、あるいはWI−FIネットワークなどの無線ネットワークと通信するための無線NIC(WNIC)または無線アダプタを含んでもよい。本開示は、任意の好適なネットワークおよびそのための任意の好適な通信インターフェース1310を想定している。例としては、これらに限定されないが、コンピュータシステム1300は、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、またはインターネットの1つもしくは複数の部分、あるいはこれらの2つ以上の組み合わせと通信することができる。これらのネットワークの1つ以上の1つ以上の部分は、有線または無線であってもよい。例として、コンピュータシステム1300は、無線PAN(WPAN)(例えば、ブルートゥースWPANなど)、WI−FIネットワーク、WI−MAXネットワーク、携帯電話ネットワーク(例えば、移動通信用グローバルシステム(GSM)ネットワークなど)、または他の好適な無線ネットワーク、あるいはこれらの2つ以上の組み合わせと通信することができる。コンピュータシステム1300は、必要に応じて、これらのいかなるネットワークについても、任意の好適な通信インターフェース1310を含むことができる。通信インターフェース1310は、必要に応じて、1つ以上の通信インターフェース1310を含んでもよい。本開示は、特定の通信インターフェースを記載および図示しているが、本開示は、任意の好適な通信インターフェースを想定している。
特定の実施形態では、バス1312は、コンピュータシステム1300の構成要素を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。例としては、これらに限定されないが、バス1312は、アクセラレーテッドグラフィックスポート
(AGP)または他のグラフィックスバス、拡張業界標準アーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイドバス(FSB)、ハイパートランスポート(HT)インターコネクト、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、インフィニバンドインターコネクト、ローピンカウント(LPC)バス、メモリバス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)バス、PCIエクスプレス(PCIe)バス、シリアル・アドバンスド・テクノロジー・アタッチメント(SATA)バス、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション・ローカル(VLB)バス、または別の好適なバス、あるいはこれらの2つ以上の組み合わせを含んでもよい。
バス1312は、必要に応じて、1つ以上のバス1312を含んでもよい。本開示は特定のバスを記載および図示しているが、本開示は任意の好適なバスまたはインターコネクトを想定している。
ここで、1つ以上のコンピュータ可読非一時的記憶媒体は、必要に応じて、1つもしくは複数の半導体ベースのまたは他の集積回路(IC)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハードディスクドライブ(HDD)、ハイブリッドハードドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピーディスク、フロッピーディスクドライブ(FDD)、磁気テープ、ソリッドステートドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュアデジタルカードまたはドライブ、他の任意の好適なコンピュータ可読非一時的記憶媒体、あるいはこれらの2つ以上の任意の好適な組み合わせを含むことができる。コンピュータ可読非一時的記憶媒体は、必要に応じて、揮発性、不揮発性、または揮発性および不揮発性の組み合わせであってもよい。
本明細書では、特に明示的に示されるか、あるいは特に文脈により示される場合を除き、「または」は包括的であって、排他的なものではない。したがって、本明細書では、特に明示的に示されるか、あるいは特に文脈により示される場合を除き、「AまたはB」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、特に明示的に示されるか、あるいは特に文脈により示される場合を除き、「および」は共同的なものである。したがって、本明細書では、特に明示的に示されるか、あるいは特に文脈により示される場合を除き、「AおよびB」は「共同でAおよびB」を意味する。
本開示の範囲は、当業者が理解するであろう、本明細書に記載または図示した例示的な実施形態に対するあらゆる変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。本開示の範囲は、本明細書に記載または図示した例示的な実施形態に限定されるものではない。さらに、本開示は、本明細書において、特定の構成要素、要素、機能、動作、またはステップを含むものとして各実施形態を記載および図示しているが、これらの実施形態のいずれも、本明細書のいずれかの箇所に記載または図示した構成要素、要素、機能、動作、またはステップのいずれかの任意の組み合わせまたは順列を含むことができ、当業者はこれらを理解するであろう。さらに、特定の機能を実行するように、適応し、配置され、可能であり、構成され、可能とされ、動作可能であり、または動作する、装置またはシステムまたは装置もしくはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲の参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適応し、配置され、可能であり、構成され、可能とされ、動作可能であり、または動作する限り、その特定の機能が活性化されているか、オンになっているか、またはロック解除されているかに関わらず、その装置、システム、または構成要素を包含する。
本発明をいくつかの実施形態とともに説明したが、あらゆる変更、変形、置換、改変、修正が当業者により提案される場合があり、本発明は、添付の請求の範囲の範囲内で変更、変形、置換、改変、修正を完全に包含することを意図している。

Claims (20)

  1. 核融合炉であって、前記核融合炉は、
    格納容器であって、前記格納容器の中心軸を通る中心線と、第1の端部および前記第1の端部に対向する第2の端部と、前記格納容器の前記第1の端部と前記第2の端部との間で実質的に等距離である中間点と、を含む格納容器と、
    前記格納容器内に懸架され、前記中心線上に中心がある2つの内部磁場コイルであって、前記2つの内部磁場コイルがトロイダル形状を有し、前記格納容器の前記中間点と前記第1の端部との間に位置する1つの第1の内部磁場コイルと、前記格納容器の前記中間点と前記第2の端部との間に位置する1つの第2の内部磁場コイル、を含み、前記内部磁場コイルのそれぞれは、複数の点カスプと複数のリングカスプとの間の相対的な場の強度をバランスさせるように構成された半径を持つ、2つの内部磁場コイルと、
    前記中心線上に中心がある複数の閉じ込め磁場コイルであって、前記内部磁場コイルより大きい直径を有し、前記格納容器の前記中間点と前記第1の端部との間に位置する少なくとも2つの第1の閉じ込め磁場コイルと、前記格納容器の前記中間点と前記第2の端部との間に位置する少なくとも2つの第2の閉じ込め磁場コイルと、を含む、複数の閉じ込め磁場コイルと、
    前記中心線上に中心があり、前記格納容器の前記中間点に近接して位置する中央磁場コイルと、
    前記中心線上に中心がある2つのミラー磁場コイルであって、前記格納容器の前記第1の端部に近接して位置する第1のミラー磁場コイルと、前記格納容器の前記第2の端部に近接して位置する第2のミラー磁場コイルと、を含む、2つのミラー磁場コイルと、
    前記複数の内部磁場コイル、前記複数の閉じ込め磁場コイル、前記中央磁場コイルおよび前記複数のミラー磁場コイルの1つ以上から熱を取り除く冷却システムであって、取り除かれる熱の量が、定常状態を維持するのに十分である、冷却システムと、
    を含み、
    前記磁場コイルは、電流が供給された場合に、前記格納容器内にプラズマを閉じ込める磁場を形成するように動作可能であり、前記中央磁場コイルは、前記格納容器の内部の外側に配置され、
    前記複数の点カスプは、前記第1の端部に近接して配置された第1の点カスプと前記第2の端部に近接して配置された第2の点カスプとを含み、
    前記複数のリングカスプは、前記第1の内部磁場コイルと前記第2の内部磁場コイルとの間に配置された第1のリングカスプと、前記第1の内部磁場コイルと前記第1の端部との間に配置された第2のリングカスプと、前記第2の内部磁場コイルと前記第2の端部との間に配置された第3のリングカスプとを含む、核融合炉。
  2. 前記冷却システムは、前記複数の内部磁場コイル、前記複数の閉じ込め磁場コイル、前記中央磁場コイルおよび前記複数のミラー磁場コイルのそれぞれの内に1つ以上の冷却ラインを含み、前記冷却ラインは、冷却材を搬送することにより前記磁場コイルから熱を取り除くように動作可能である、請求項1に記載の核融合炉。
  3. 前記冷却ラインは、冷却材を循環させるシステムに連結され、1つ以上のブラケットおよび1つ以上の支持脚部を介して、前記複数の内部磁場コイル、前記複数の閉じ込め磁場コイル、前記中央磁場コイルおよび前記複数のミラー磁場コイルの内部から延びる、請求項2に記載の核融合炉。
  4. 前記冷却ラインを介して冷却材を循環する前記冷却システムは、熱が取り除かれる真空の外にある装置に前記冷却ラインを通して冷却材を能動的に循環させるポンプを含む、請求項2に記載の核融合炉。
  5. 前記冷却システムは、前記磁場コイルの内部を介する冷却材循環システムを含み、
    前記磁場コイルの内部にあるケーブルは冷却材に浸っていて、
    前記冷却材は、冷却材循環システムを使って、前記複数の内部磁場コイル、前記複数の閉じ込め磁場コイル、前記中央磁場コイルおよび前記複数のミラー磁場コイルの内部を通して、循環される、請求項1に記載の核融合炉。
  6. 前記冷却材が、液体窒素、ヘリウムおよびFLiBeのうちの1つを含む、請求項2に記載の核融合炉。
  7. 核融合炉であって、前記核融合炉は、
    格納容器であって、第1の端部および前記第1の端部に対向する第2の端部と、前記格納容器の前記第1の端部と前記第2の端部との間で実質的に等距離である中間点と、を含む格納容器と、
    前記格納容器内に懸架された2つの内部磁場コイルであって、各内部磁場コイルは、他の内部磁場コイルの前記格納容器の中間点の反対側に配置され、前記内部磁場コイルのそれぞれは、複数の点カスプと複数のリングカスプとの間の相対的な場の強度をバランスさせるように構成された半径を持つ、2つの内部磁場コイルと、
    前記格納容器の前記中間点の各側に配置され、各々が前記内部磁場コイルと同軸である1つ以上の閉じ込め磁場コイルと、
    前記内部磁場コイルと同軸である2つのミラー磁場コイルであって、各ミラー磁場コイルが、他のミラー磁場コイルの前記格納容器の中間点の反対側に配置される、2つのミラー磁場コイルと、
    前記格納容器の中心軸と同軸であり、前記格納容器の前記中間点に近接して位置する、中央磁場コイルと、 前記格納容器の中にプラズマを閉じ込める磁場を形成するように前記磁場コイルに電流を供給するように構成された1つ以上のコイルシステムと、
    前記核融合炉が、さらに、各前記複数の内部磁場コイルの内部の1つ以上の冷却ラインであって、前記冷却ラインは、冷却材を搬送することにより前記内部磁場コイルから熱を取り除くように動作可能である、1つ以上の冷却ラインと、
    を含み、
    前記中央磁場コイルは、前記格納容器の内部の外側に配置され、
    前記複数の点カスプは、前記第1の端部に近接して配置された第1の点カスプと前記第2の端部に近接して配置された第2の点カスプとを含み、
    前記2つの内部磁場コイルは、第1の内部磁場コイルと第2の内部磁場コイルとを含み、
    前記複数のリングカスプは、前記第1の内部磁場コイルと前記第2の内部磁場コイルとの間に配置された第1のリングカスプと、前記第1の内部磁場コイルと前記第1の端部との間に配置された第2のリングカスプと、前記第2の内部磁場コイルと前記第2の端部との間に配置された第3のリングカスプとを含む、核融合炉。
  8. 前記冷却ラインは、1つ以上のブラケットおよび1つ以上の支持脚部を介して前記内部磁場コイルの内部から延びて、前記冷却ラインを通して冷却材を搬送する、請求項7に記載の核融合炉。
  9. 前記冷却材は前記内部磁場コイルから熱を取り去るときに、前記内部磁場コイルを形成する1つ以上の材質の超電導の性質を維持する、請求項7に記載の核融合炉。
  10. 前記1つ以上の冷却ラインが圧縮取付具または金属壁の管及び取付具の1つ以上により、真空から分離されている、請求項7に記載の核融合炉。
  11. 前記2つのミラー磁場コイルは、前記中央磁場コイルの反対側に配置された第1のミラー磁場コイルと第2のミラー磁場コイルを含む、請求項1に記載の核融合炉。
  12. 前記1つ以上のコイルシステムは、前記中央磁場コイルを介して第1の向きに流れる第1の電流を供給するように構成された中央コイルシステムと、前記2つの内部磁場コイルのそれぞれを介して第2の向きに流れる第2の電流を供給するように構成された内部コイルシステムと、前記複数の閉じ込め磁場コイルのそれぞれを介して前記第1の向きに流れる第3の電流を供給するように構成された閉じ込めコイルシステムと、前記2つのミラー磁場コイルのそれぞれを介して前記第1の向きに流れる第4の電流を供給するように構成されたミラーコイルシステムと、含む、請求項1に記載の核融合炉。
  13. 前記2つの内部磁場コイルのそれぞれが、前記内部磁場コイルを囲む少なくとも第1のシールディングを含み、前記2つの内部磁場コイルのそれぞれが、少なくとの1つの支持体によって前記格納容器内に懸架される、請求項1に記載の核融合炉。
  14. 前記1つ以上のコイルシステムは、前記中央磁場コイルを介して第1の向きに流れる第1の電流を供給するように構成された中央コイルシステムと、前記2つの内部磁場コイルのそれぞれを介して第2の向きに流れる第2の電流を供給するように構成された内部コイルシステムと、前記複数の閉じ込め磁場コイルのそれぞれを介して前記第1の向きに流れる第3の電流を供給するように構成された閉じ込めコイルシステムと、前記2つのミラー磁場コイルのそれぞれを介して前記第1の向きに流れる第4の電流を供給するように構成されたミラーコイルシステムと、含む、請求項7記載の核融合炉。
  15. 前記2つの内部磁場コイルのそれぞれが、前記内部磁場コイルを囲む少なくとも第1のシールディングを含み、前記2つの内部磁場コイルのそれぞれがすくなくとも1つの支持体によって前記格納容器内に懸架される、請求項7に記載の核融合炉。
  16. 核融合炉であって、前記核融合炉は、
    格納容器内に懸架された2つの内部磁場コイルと、
    前記2つの内部磁場コイルと同軸で、前記格納容器の中間点に隣接して配置された中央磁場コイルと、
    前記内部磁場コイルと同軸であり、前記格納容器内のプラズマが拡がることを防止する磁壁を維持することにより、前記核融合炉の電磁流体力学(MHD)を維持するように動作可能であり、前記内部磁場コイルのそれぞれは、複数の点カスプと複数のリングカスプとの間の相対的な場の強度をバランスさせるように構成された半径を持つ、複数の閉じ込め磁場コイルと、
    前記内部磁場コイルと同軸である2つのミラー磁場コイルと、
    前記内部磁場コイル内の1つ以上の冷却ラインであって、前記冷却ラインは、冷却材を搬送するように動作し、前記冷却ラインを介して前記内部磁場コイルから熱を取り除く冷却材循環システムに連結された、1つ以上の冷却ラインと、
    を含み、
    前記中央磁場コイルは、前記格納容器の内部の外側に配置され、
    前記複数の点カスプは、前記格納容器の第1の端部に近接して配置された第1の点カスプと前記格納容器の第2の端部に近接して配置された第2の点カスプとを含み、
    前記2つの内部磁場コイルは、第1の内部磁場コイルと第2の内部磁場コイルとを含み、
    前記複数のリングカスプは、前記第1の内部磁場コイルと前記第2の内部磁場コイルとの間に配置された第1のリングカスプと、前記第1の内部磁場コイルと前記格納容器の前記第1の端部との間に配置された第2のリングカスプと、前記第2の内部磁場コイルと前記格納容器の前記第2の端部との間に配置された第3のリングカスプとを含む、核融合炉。
  17. 前記冷却ラインを介する冷却材循環システムが、熱を取り除く真空の外にある装置に前記冷却ラインを介して前記冷却材を能動的に循環させるポンプを含む、請求項15に記載の核融合炉。
  18. 前記冷却材が、液体窒素、ヘリウムまたはFLiBeの1つを含む、請求項16に記載の核融合炉。
  19. 前記冷却ラインを介して取り除かれる熱の量が、各前記内部磁場コイル内の定常状態を維持するのに十分な量である、請求項16に記載の核融合炉。
  20. 前記冷却ラインが圧縮取付具、金属壁の管、または水路により真空から分離されている、請求項16に記載の核融合炉。
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