JP6563506B2 - 表示装置、テレビジョン受像機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

表示装置、テレビジョン受像機、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は表示装置、テレビジョン受像機、プログラム及び記録媒体に関し、より詳細には、識別用画像が含まれる映像を表示する表示装置、テレビジョン受像機、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、テレビの放送番組では、QR(Quick Responce)コード(登録商標)等の二次元コードが使用されることがある。そのような場合、ユーザはテレビの表示画面に表示されたQRコード(登録商標)をスマートフォン等で読み取り、QRコード(登録商標)に対応するURL(Uniform Resource Locator)のサイトにアクセスすれば、放送番組に関する情報又は商品を得ることができる。
最近では、このような二次元コードを使用した放送番組を視聴する際の工夫がなされている。例えば、特許文献1には、放送映像から二次元コードを認識して、当該ニ次元コードをURLに変換し、WEBブラウザによりURLにアクセスしてWEBページを表示する表示装置が開示されている。
日本国公開特許公報「特開2015−32039号公報(2015年2月16日公開)」
ところで、最近では、放送番組を視聴しながら、同一画面上で別の放送番組を見たいという要望から、子画面を用いて親画面上に他の放送番組の映像を表示したり、二画面表示を用いて2つの放送番組の映像を表示したりする技術が提案されている。そうした場合、表示している映像のいずれかに二次元コード等の識別用画像が含まれていると、子画面表示又は二画面表示に応じて識別用画像も縮小して表示されることになる。
特許文献1に開示されているように、表示装置上で識別用画像に対応するURLにアクセスするのではなく、ユーザのスマートフォン等で識別用画像に対応するURLにアクセスしたい場合には、縮小して表示された識別用画像をスマートフォン等で読み取る必要がある。しかしながら、縮尺によっては縮小した識別用画像をスマートフォン等で読み込みできなくなってしまうという第1の問題がある。
上記第1の問題は、表示パネルのサイズが小さい場合にも起こり得る。表示パネルのサイズが小さいと、表示パネルのサイズに応じて映像を縮小して表示することになるので、縮尺によっては縮小した識別用画像をスマートフォン等で読み込む(識別する)ことができなくなってしまう可能性がある。
本発明の第1〜8の態様は、上記第1の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、映像に含まれる識別用画像をそのまま表示すると、小さく表示されてしまうような場合であっても、問題なく当該識別用画像の識別ができる表示装置、テレビジョン受像機、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
また、ニ次元コード等の識別用画像によって指定されるURLのサイトには、一定期間のみ開設されているものがある。そうした場合、放送番組を視聴するタイミングによっては、サイトの有効期限が切れているためにサイトにアクセスできず、ユーザが混乱する可能性があるという第2の問題がある。また、放送番組を視聴するタイミングによっては、表示された識別用画像から得られる情報がもはやユーザにとって無用なことがある。
本発明の第9〜19の態様は、上記第2の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、映像に含まれる無効な識別用画像によってユーザが混乱するのを防止できる表示装置、テレビジョン受像機、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記第1の問題点を解決するために、本発明の第1の態様に係る表示装置は、映像内に含まれている識別用画像を取得する取得部と、上記識別用画像を表示画面に表示する表示処理部と、を備え、上記表示画面に上記映像を全画面表示する場合の上記識別用画像の第1のサイズよりも小さい第2のサイズで上記識別用画像を表示する場合には、当該第2のサイズよりも拡大した識別用画像を上記表示画面に別途表示する。
また、上記第1の問題点を解決するために、本発明の第2の態様に係る表示装置は、映像内に含まれている識別用画像を取得する取得部と、上記識別用画像を表示画面に表示する表示処理部と、を備え、上記表示画面に上記映像を全画面表示する場合の上記識別用画像の第1のサイズよりも小さい第2のサイズで上記識別用画像を表示する場合には、当該第1のサイズで上記識別用画像を上記表示画面に表示する。
また、上記第1の問題点を解決するために、本発明の第3〜8の態様に係る表示装置は、表示画面に表示するための映像内に含まれている識別用画像を上記表示画面に表示する場合の上記識別用画像のサイズ又は上記識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように上記識別用画像を上記表示画面に表示する表示処理部と、を備える。
また、上記第2の問題点を解決するために、本発明の第9、12〜19、の態様に係る表示装置は、表示画面に表示するための映像内に含まれた、データが埋め込まれた識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像に埋め込まれた上記データを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示する表示処理部を備える。
また、上記第2の問題点を解決するために、本発明の第10、14〜19の態様に係る表示装置は、表示画面に表示するための映像内に含まれた、データが埋め込まれた識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像が無効である旨を示すコーションを上記表示画面に表示する表示処理部を備える。
また、上記第2の問題点を解決するために、本発明の第11、13〜19の態様に係る表示装置は、表示画面に表示するための映像内に含まれた、データが埋め込まれた識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示する表示処理部を備える。
本発明の第1〜8の態様によれば、映像に含まれる識別用画像をそのまま表示すると、小さく表示されてしまうような場合であっても、問題なく当該識別用画像を識別することができる。また、本発明の第9〜19の態様によれば、映像に含まれた無効な識別用画像によってユーザが混乱するのを防止できる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置に表示するための映像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置に映像を表示する場合の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、映像内の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位を調整して識別用画像を表示する場合の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置における処理手順を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、映像内の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位を調整して識別用画像を表示する場合の表示画面の他の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置に映像を二画面表示する場合の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置に映像を子画面表示する場合の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、二画面表示時に映像内の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位を調整して識別用画像を表示する場合の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、二画面表示時に映像内の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位を調整して識別用画像を表示する場合の表示画面の他の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置において、子画面表示時に映像内の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位を調整して識別用画像を表示する場合の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る表示装置における表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る表示装置の処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態3に係る表示装置における表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る表示装置の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る表示装置の処理手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態5に係る表示装置の表示画面の一表示例を示す図である。 本発明の実施形態5に係る表示装置の処理手順を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
(表示装置の構成)
本実施形態に係る表示装置は、テレビ放送映像等の映像を表示するものである。本実施形態に係る表示装置は、例えばテレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ、又はテレビジョン機能付きパーソナルコンピュータ等の表示装置として実現できる。以下では、本実施形態に係る表示装置の詳細な構成について、図1に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る表示装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、表示装置1は、制御部11、メモリ17、表示部18、チューナ部19、外部通信部20及び外部機器接続部21を有している。
制御部11は、表示装置1の各部の動作及び処理を制御するものであり、表示処理部14、検出部15及び判定部16を有している。
表示処理部14は、映像内に含まれている識別用画像を取得する取得部(図示せず)を備えている。表示処理部14は、取得した識別用画像を、映像と共に表示部18の表示画面に表示する。
表示処理部14は、後述するチューナ部19が受信した放送波から取得したテレビ放送映像、又は後述する外部通信部20が通信ネットワーク23を介して取得した(例えば、ストリーミング配信された)コンテンツ映像等、表示処理部14に供給された映像を表示部18に表示させるための処理を行う。表示処理部14は、後述する判定部16からの指示に基づき、映像内の識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示部18に表示させる処理も行う。
なお、本明細書において、識別用画像とは、バーコード等の一次元コード、QRコード(登録商標)等の二次元コード、及び電子透かし等、情報が埋め込まれた画像を意味する。なお、電子透かしとは、動画像及び静止画像等のコンテンツに埋め込まれた情報であり、ユーザが視認できないものである。また、構成単位とは、例えばバーコードの場合はバー(棒)であり、QRコード(登録商標)の場合はセルである。
検出部15は、表示部18の表示画面に表示するための映像内に含まれている識別用画像を検出する。具体的には、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像を取得して、画像認識処理により映像内に識別用画像が含まれているか否かを検出する。より具体的には、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像をフレームごとに解析し、フレーム画像に含まれている識別用画像を認識する。
なお、検出部15による検出方法は画像認識処理に限定されない。例えば、放送波から取得したメタ情報には、テレビ放送映像に含まれる識別用画像の情報が含まれている場合がある。この場合、検出部15は、放送波から取得したメタ情報を参照して、映像内に識別用画像が含まれているか否かを検出することができる。
検出部15は、映像内に識別用画像が含まれていることを検出すると、当該識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回るか否かを判定するように判定部16に指示する。
判定部16は、検出部15が検出した識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズを算出し、算出したサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する。判定部16による具体的な判定方法については、後述する。判定部16は、算出したサイズが所定の大きさを下回ると判定すると、当該識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示するよう表示処理部14に指示する。
なお、検出部15が検出した識別用画像の映像内における位置情報は、判定部16を介して表示処理部14に送られる。そのため、表示処理部14は、当該位置情報に基づき識別用画像を特定し、当該識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズを調整して表示部18に表示させる。
メモリ17は、1又は複数のプログラム、及び表示装置1の設定データ等を格納している。メモリ17に格納されている1又は複数のプログラムには、表示装置1を動作させるOS(Operating System)及びミドルウェア等も含まれている。
表示部18は、表示処理部14の制御により、供給された映像を表示画面に表示する。表示部18の例としては、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイ等が挙げられる。
チューナ部19は、地上デジタル放送及び衛星放送等の放送波を受信するためのチューナである。チューナ部19には、放送波を受信するアンテナ22に接続されている。
外部通信部20は、表示装置1が、外部装置と通信を行なうためのものである。外部通信部20は、インターネット等の通信ネットワーク23と接続可能に構成されている。なお、図示していないが、外部通信部20と通信ネットワーク23との間には、LAN(Local Area Network)又はルータ等の通信を行なうために必要な構成が適宜設けられている。
外部機器接続部21は、表示装置1に接続する外部機器24のインターフェースである。外部機器24としては、例えばHDD(ハードディスクドライブ)又はメモリデバイス等が挙げられる。
(判定部による判定)
上述したように、判定部16は、検出部15が検出した識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズを算出し、算出したサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する。この判定方法について、図2及び図3を参照して以下に説明する。図2は、表示画面に表示するための映像の一例を示しており、図3は、表示画面に映像を表示する場合の表示画面の一表示例を示している。これらの図では、識別用画像としてQRコード(登録商標)が示されている。
<画像サイズの判定>
まず、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する方法について説明する。
判定部16は、以下の式(1)及び(2)に基づき、表示するための映像において、識別用画像が占める割合を算出する。WRqrは、表示するための映像において、識別用画像の横のサイズが占める割合であり、HRqrは、表示するための映像において、識別用画像の縦のサイズが占める割合であり、図2に示す映像において、識別用画像50aが占める割合に相当する。
WRqr=Wqr÷W・・・(1)
HRqr=Hqr÷H・・・(2)
ここで、Wは、表示するための映像の横のサイズ(ピクセル)であり、Hは、表示するための映像の縦のサイズ(ピクセル)であり、図2に示す映像のサイズに相当する。W,Hは、データ放送等の規格で定められている値である。
Wqrは、識別用画像の横の表示サイズ(ピクセル)であり、Hqrは、識別用画像の縦の表示サイズ(ピクセル)であり、図2に示す映像内の識別用画像50aのサイズに相当する。Wqr,Hqrは、W,Hのサイズの映像におけるサイズであり、放送局等から指定されているものである。
なお、識別用画像がデータ放送から取得した映像内に含まれている場合、W,Hは、データ放送の規格で定められており、判定部16は、Wqr,Hqrをメタ情報から取得し、これらからWRqr,HRqrを算出すればよい。また、識別用画像が画像として映像内に含まれている場合、判定部16は、W,Hを当該映像の符号化データから取得し、Wqr,Hqrを映像の画像認識で取得し、これらからWRqr,HRqrを算出すればよい。
続いて、判定部16は、以下の式(3)〜(6)に基づき、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズを算出する。Swpは、識別用画像の横のサイズ(ピクセル)であり、Shpは、識別用画像の縦のサイズ(ピクセル)である。また、Swiは、識別用画像の横のサイズ(センチメートル)であり、Shiは、識別用画像の縦のサイズ(センチメートル)である。Swp,Shp,Swi,Shiは、図3に示す表示画面40に表示された識別用画像50bのサイズに相当する。
Swp=RS×Wp×WRqr・・・(3)
Shp=RS×Hp×HRqr・・・(4)
Swi=RS×Wi×WRqr・・・(5)
Shi=RS×Hi×HRqr・・・(6)
Wpは、表示画面の横の解像度(ピクセル)であり、Hpは、表示画面の縦の解像度(ピクセル)であり、図3に示す表示装置1の表示画面の解像度に相当する。また、Wiは、表示画面の横のサイズ(センチメートル)であり、Hiは、表示画面の縦のサイズ(センチメートル)であり、図3に示す表示装置1の表示画面のサイズに相当する。
RSは、映像を一画面表示する場合に対する倍率である。例えば、二画面表示をしている場合は、一画面表示する場合に対して映像を半分の大きさに縮小して表示するため、RS=0.5となる。
判定部16は、Swp及びShp、ならびにSwi及びShiのそれぞれが、それぞれに対応する所定の大きさを下回るか否かを判定する。所定の大きさとは、表示画面上に表示された識別用画像をスマートフォン等で読み込む(識別する)ために必要な識別用画像のサイズの最小値である。この最小値は、予め定められており、判定部16は、Swpが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像のサイズ(ピクセル)の最小値MINwpを下回るか否かを判定すると共に、Shpが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像のサイズ(ピクセル)の最小値MINhpを下回るか否かを判定する。
同時に、判定部16は、Swiが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像のサイズ(センチメートル)の最小値MINwiを下回るか否かを判定すると共に、Shiが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像のサイズ(センチメートル)の最小値MINhiを下回るか否かを判定する。
判定部16は、Swp、Shp、Swi及びShiのうち、それぞれに対応する所定の大きさを下回るものが1つでもあると、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示するよう表示処理部14に指示する。
<画像の構成単位のサイズの判定>
次に、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する方法について説明する。
判定部16は、式(1)及び(2)に基づき、表示するための映像において、識別用画像が占める割合を算出した後、以下の式(7)〜(10)に基づき、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像を構成する構成単位のサイズを算出する。Uwpは、識別用画像を構成する構成単位の横のサイズ(ピクセル)であり、Uhpは、識別用画像を構成する構成単位の縦のサイズ(ピクセル)である。また、Uwiは、識別用画像を構成する構成単位の横のサイズ(センチメートル)であり、Uhiは、識別用画像を構成する構成単位の縦のサイズ(センチメートル)である。Uwp,Uhp,Uwi,Uhiは、図3に示す表示画面40に表示された識別用画像50bを構成する構成単位のサイズに相当する。
Uwp=RS×Wp×WRqr÷Wuqr・・・(7)
Uhp=RS×Hp×HRqr÷Huqr・・・(8)
Uwi=RS×Wi×WRqr÷Wuqr・・・(9)
Uhi=RS×Hi×HRqr÷Huqr・・・(10)
ここで、Wuqrは、識別用画像を構成する構成単位の横方向の数であり、Huqrは、識別用画像を構成する構成単位の縦方向の数であり、図2に示す映像内の識別用画像50aを構成する構成単位の数に相当する。Wuqr,Huqrは、メタ情報から識別用画像に関する情報を取得し、当該識別用画像を構成する構成単位の数を特定してもよいし、識別用画像が含まれる映像を取得して、画像認識処理により当該識別用画像を構成する構成単位の数を特定してもよい。
判定部16は、Uwp及びUhp、あるいはUwi及びUhiそれぞれが、それぞれに対応する所定の大きさを下回るか否かを判定する。所定の大きさとは、表示画面上に表示された識別用画像をスマートフォン等で読み込む(識別する)ために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズの最小値である。この最小値は、予め定められており、判定部16は、Uwpが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズ(ピクセル)の最小値MINuwpを下回るか否かを判定すると共に、Uhpが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズ(ピクセル)の最小値MINuhpを下回るか否かを判定する。
同時に、判定部16は、Uwiが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズ(センチメートル)の最小値MINuwiを下回るか否かを判定すると共に、Uhiが、表示画面上に表示された識別用画像を識別するために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズ(センチメートル)の最小値MINuhiを下回るか否かを判定する。
判定部16は、Uwp、Uhp、Uwi及びUhiのうち、それぞれに対応する所定の大きさを下回るものが1つでもあると、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示するよう表示処理部14に指示する。
(表示処理部による調整)
表示処理部14は、判定部16からの指示を受け、映像内の識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を調整して表示部18に表示させる処理を行う。この処理について、図4を参照して以下に説明する。図4は、識別用画像を調整して表示画面に表示する場合の表示画面の一表示例を示している。
<画像のサイズに基づく調整>
まず、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズが所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示する処理について説明する。
表示処理部14は、以下の式(11)〜(14)を満たす調整値を算出する。Cwp,Chp,Cwi,Chiは、それぞれ識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズが所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像に対する倍率(調整値)である。Cwp,Cwiは、それぞれSwp,Swiがそれぞれに対応する所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像に対する横方向の倍率であり、Chp,Chiは、それぞれSwi,Shiがそれぞれに対応する所定の大きさを下回らないように必要な、映像内の識別用画像に対する縦方向の倍率である。
MINwp=Cwp×Swp・・・(11)
MINhp=Chp×Shp・・・(12)
MINwi=Cwi×Swi・・・(13)
MINhi=Chi×Shi・・・(14)
表示処理部14は、Cwp,Chp,Cwi,Chiのうち最も大きい値の調整値を特定し、映像を表示部18に表示させる際に、映像内の識別用画像を当該調整値だけ拡大したものを表示部18に表示させる。より具体的には、表示処理部14は、映像内の識別用画像を当該調整値だけ拡大したものをRSの分だけ縮小して表示部18に表示させる。換言すれば、表示処理部14は、映像を表示部18に表示させる際に、映像内の識別用画像を表示画面に表示する場合のサイズが、調整値(Cwp,Chp,Cwi,Chiのうち最も大きい値)×RS倍となるように識別用画像を表示部18に表示させる。
このため、RSの値によっては表示する識別用画像のサイズが、映像を全画面表示する場合の識別用画像のサイズよりも縮小されることもあるが、当該識別用画像のサイズは、所定の大きさを下回らないように表示されることになる。
<画像の構成単位のサイズに基づく調整>
次に、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示する処理について説明する。
表示処理部14は、以下の式(15)〜(18)を満たす調整値を算出する。Cuwp,Cuhp,Cuwi,Cuhiは、それぞれ識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像に対する倍率(調整値)である。Cuwp,Cuwiは、それぞれUwp,Uhpがそれぞれに対応する所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像に対する横方向の倍率であり、Cuhp,Cuhiは、それぞれUhp,Uhiがそれぞれに対応する所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像に対する縦方向の倍率である。
MINuwp=Cuwp×Uwp・・・(15)
MINuhp=Cuhp×Uhp・・・(16)
MINuwi=Cuwi×Uwi・・・(17)
MINuhi=Cuhi×Uhi・・・(18)
表示処理部14は、Cuwp,Cuhp,Cuwi,Cuhiのうち最も大きい値の調整値を特定し、映像を表示部18に表示させる際に、映像内の識別用画像を当該調整値だけ拡大したものを表示部18に表示させる。より具体的には、表示処理部14は、映像内の識別用画像を当該調整値だけ拡大したものをRSの分だけ縮小して表示部18に表示させる。換言すれば、表示処理部14は、映像を表示部18に表示させる際に、識別用画像のサイズが、調整値(Cuwp,Cuhp,Cuwi,Cuhiのうち最も大きい値)×RS倍となるように識別用画像を表示部18に表示させる。
このため、RSの値によっては表示する識別用画像のサイズが、映像を全画面表示する場合の識別用画像のサイズよりも縮小されることもあるが、当該識別用画像を構成する構成単位のサイズは、所定の大きさを下回らないように表示されることになる。
(表示処理の手順)
以下では、映像内の識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を調整して表示画面に表示するまでの処理について、再び図2〜図4を参照して図5に沿って説明する。図5は、表示装置1における処理手順を示すフロー図である。
はじめに、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像内に含まれている識別用画像を検出する。より具体的には、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像内に識別用画像が含まれているか否かを検出する(ステップS11;以下、ステップは「S」と略記する)。検出部15が何も検出しない、すなわち映像内に識別用画像が含まれていない場合には(S12:NO)、S11に戻り、S11の処理を繰り返し行う。
一方、図2に示すように、検出部15が映像内に識別用画像50aが含まれていることを検出すると(S12:YES)、次に判定部16が、検出部15が検出した識別用画像を、図3に示すように表示画面40に表示する場合の識別用画像50bのサイズ又は識別用画像50bを構成する構成単位のサイズを算出する(S13)。そして、判定部16は、算出したサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する(S14)。
判定部16が、算出したサイズが所定の大きさを下回らないと判定すると(S14:NO)、判定部16は、表示処理部14に何の指示も与えない。したがって、表示処理部14は、表示処理部14に供給された映像をそのまま表示部18に表示させる。
一方、判定部16が、算出したサイズが所定の大きさを下回ると判定すると(S14:YES)、判定部16は、識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示するよう表示処理部14に指示する(S15)。
表示処理部14は、判定部16からの指示を受け、識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像に対する倍率(調整値)を特定する。そして、表示処理部14は、映像を表示部18に表示させる際に、映像内の識別用画像50aを当該調整値だけ拡大したものを表示部18に表示させる。これにより、表示部18の表示画面40には、図4に示すように、映像内の識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回らないように調整された識別用画像50cが表示される。
これにより、表示画面40上に表示する場合に小さく表示されてしまい、識別することができないような識別用画像は、識別可能な大きさに調整されて表示される。このため、本実施形態に係る表示装置1では、識別用画像が小さく表示されて識別できない事態を防ぐことができる。このように、本実施形態に係る表示装置1では、映像に含まれる識別用画像をそのまま表示すると、小さく表示されてしまうような場合であっても、何ら問題なく当該識別用画像の識別を行うことができる。
(判定例)
以下には、判定部16による具体的な判定例を示す。
<判定例1>
まず、識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bのサイズを用いて判定を行う場合を示す。
映像のサイズがW=1080、H=1920であり、識別用画像50aのサイズがWqr=87.5、Hqr=87.5であり、表示画面40の解像度がWp=1080、Hp=1920、Wi=48.5、Hi=87.8であり、映像を一画面表示(すなわち、RS=1)する場合を想定する。
この場合の表示するための映像において、識別用画像50aが占める割合は、
WRqr=87.5÷1080≒0.081
HRqr=87.5÷1920≒0.045
続いて、識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bのサイズは、
Swp=1×1080×0.081≒87.5
Shp=1×1920×0.045≒87.5
Swi=1×48.5×0.081≒4.0
Shi=1×87.8×0.045≒4.0
となる。
ここで、表示画面40上に表示された識別用画像50bを識別するために必要な識別用画像のサイズの最小値がMINwp=87.5、MINhp=87.5、MINwi=4.0、MINhi=4.0とすると、
MINwp≦Swp
MINhp≦Shp
MINwi≦Swi
MINhi≦Shi
となるので、判定部16は、算出したサイズが所定の大きさを下回らないと判定する。この場合、判定部16は、表示処理部14に何の指示も与えない。したがって、表示処理部14は、表示処理部14に供給された映像をそのまま表示部18に表示させる。
<判定例2>
次に、識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bを構成する構成単位のサイズを用いて判定を行う場合を示す。
識別用画像50aの構成単位(セル)の数がWuqr=21、Huqr=21である場合の識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bを構成する構成単位のサイズは、
Uwp=1×1080×0.081÷21≒4.17
Uhp=1×1920×0.045÷21≒4.17
Uwi=1×48.5×0.081÷21≒0.19
Uhi=1×87.8×0.045÷21≒0.19
となる。
ここで、表示画面40上に表示された識別用画像50bを識別するために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズの最小値がMINuwp=4、MINuhp=4、MINuwi=0.025、MINuhi=0.025とすると、
MINuwp≦Uwp
MINuhp≦Uhp
MINuwi≦Uwi
MINuhi≦Uhi
となるので、判定部16は、算出したサイズが所定の大きさを下回らないと判定する。この場合、判定部16は、表示処理部14に何の指示も与えない。したがって、表示処理部14は、表示処理部14に供給された映像をそのまま表示部18に表示させる。
<判定例3>
一方、識別用画像50aの構成単位(セル)の数がWuqr=177、Huqr=177である場合の識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bを構成する構成単位のサイズは、
Uwp=1×1080×0.081÷177≒0.49
Uhp=1×1920×0.045÷177≒0.49
Uwi=1×48.5×0.081÷177≒0.023
Uhi=1×87.8×0.045÷177≒0.023
となる。
ここで、表示画面40上に表示された識別用画像50bを識別するために必要な識別用画像を構成する構成単位のサイズの最小値がMINuwp=4、MINuhp=4、MINuwi=0.025、MINuhi=0.025とすると、
MINuwp>Uwp
MINuhp>Uhp
MINuwi>Uwi
MINuhi>Uhi
となるので、判定部16は、算出したサイズが所定の大きさを下回ると判定する。この場合、判定部16は、識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bを構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示するよう表示処理部14に指示する。
表示処理部14は、識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像50bを構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回らないようにするために必要な、映像内の識別用画像50aに対する倍率(調整値)を算出する。
この場合、
MINuwp=Cuwp×Uwp
MINuhp=Cuhp×Uhp
MINuwi=Cuwi×Uwi
MINuhi=Cuhi×Uhi
を満たす調整値は、
Cuwp=8.16
Cuhp=8.16
Cuwi=1.09
Cuhi=1.09
となる。そこで、表示処理部14は、映像を表示部18に表示させる際に、Cuwp,Cuhp,Cuwi,Cuhiのうち最も大きい値の調整値(8.16)だけ映像内の識別用画像50aを拡大したものを表示部18に表示させる。これにより、表示部18の表示画面40には、映像内の識別用画像50aを表示画面40に表示する場合の識別用画像のサイズがMINuwp、MINuhp、MINuwi及びMINuhiを下回らないように調整された識別用画像50cが表示される。
(識別用画像の表示方法)
表示処理部14が、映像内の識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像の表示方法に特に限定はない。
例えば、図4に示したように、表示処理部14は、表示画面40に表示するための映像内における識別用画像50aの位置に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示してもよい。すなわち、表示画面40に表示するための映像内における識別用画像50aに重畳して、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示してもよい。
あるいは、表示処理部14は、表示画面内における映像を表示する領域の外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像を表示してもよい。この表示方法の例を図6に示す。本図では、識別用画像としてQRコード(登録商標)が示されている。
図6に示すように、表示画面40内における映像を表示する領域の外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示することも可能である。すなわち、表示画面40内における映像を表示する領域に重畳しないように、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示することも可能である。本図に示すように、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを、映像を表示する領域の外部に表示するために、映像自体を縮小して表示してもよい。
なお、映像内における識別用画像50aの位置に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示する場合には、表示している映像は本来の映像とは異なる旨のコメントを表示画面40上に表示してもよい。また、表示画面40内における映像を表示する領域の外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示する場合には、識別用画像50cを所定の大きさを下回らないように調整した旨のコメントを表示画面40上に表示してもよい。
また、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cの表示を取り止めるか否か、すなわち本来の映像の表示に戻すか否かをユーザが適宜選択可能に構成されていてもよい。
(検出部による検出タイミング)
表示装置1では、二画面表示を用いて2つの映像を表示したり、PinP(Picture in Pincture)表示等のように子画面を用いて親画面上に他の映像を表示したりすることができる。
図7は、二画面表示しているときの表示画面の一表示例を示しており、表示画面40には、第1画面45aと第2画面45bとが二画面表示されている。また、図8は、子画面表示しているときの表示画面の一表示例を示しており、表示画面40には、親画面55aが表示されており、その上に子画面55bが表示されている。これらの図では、識別用画像としてQRコード(登録商標)が示されている。
このような二画面表示及び子画面表示等の場合、図7及び図8に示すように、表示している映像のいずれかに識別用画像50bが含まれていると、二画面表示又は子画面表示に応じて識別用画像も縮小して表示されることになる。そこで、検出部15は、二画面表示及び子画面表示等、映像を表示画面に表示する場合の映像のサイズが所定のサイズよりも小さい場合に、当該映像内に識別用画像が含まれているか否かを検出するように構成されていてもよい。なお、所定のサイズは、例えば映像を表示部18に全画面表示する場合のサイズとすることができる。
これにより、二画面表示及び子画面表示等を行っているときには検出部15による識別用画像の検出が行われるので、表示処理部14により、検出部15が検出した識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像が表示画面に表示される。このため、二画面表示及び子画面表示等を行っているときに識別用画像が縮小して表示されていても、問題なく識別用画像の識別ができる。
<二画面表示>
以下では、映像を表示画面に表示する場合の映像のサイズが所定のサイズよりも小さい場合として、二画面表示を行っている場合を例に挙げて説明する。例えば、所定のサイズを表示部18に全画面表示する場合の映像のサイズと仮定すると、二画面表示の場合、表示画面40に表示している第1画面45a及び第2画面45bは何れも表示部18に全画面表示する場合のサイズよりも小さい。そこで、検出部15は、第1画面45a及び第2画面45bに表示するためのそれぞれの映像の少なくとも何れか含まれている識別用画像の検出を行う。より具体的には、検出部15は、第1画面45a及び第2画面45bに表示するためのそれぞれの映像の少なくとも何れかに識別用画像が含まれているか否かの検出を行う。
検出部15が、第1画面45a及び第2画面45bに表示するためのそれぞれの映像の少なくとも何れかに識別用画像が含まれていることを検出すると、判定部16は、検出部15が検出した識別用画像を第1画面45a又は第2画面45bに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する。
例えば、第1画面45aに表示するための映像に含まれている識別用画像に関しては、判定部16は、第1画面45aに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズに基づき判定を行い、第2画面45bに表示するための映像に含まれている識別用画像に関しては、判定部16は、第2画面45bに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズに基づき判定を行う。また、第1画面45a及び第2画面45bに表示するためのそれぞれの映像の何れにも識別用画像が含まれている場合は、判定部16は、各識別用画像に関して判定を行う。
そして、第1画面45a又は第2画面45bに識別用画像を表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回ると判定部16が判定すると、表示処理部14は、当該識別用画像を第1画面45a又は第2画面45bに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示部18に表示させる。
二画面表示しているときにおいて、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像の表示例を図9及び図10に示す。これらの図では、識別用画像としてQRコード(登録商標)が示されている。
図9に示すように、表示処理部14は、表示画面40に表示するための第1画面45a内における識別用画像の位置に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示してもよい。あるいは、図10に示すように、表示処理部14は、表示画面40内における第1画面45a及び第2画面45bの外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示してもよい。図10に示すように、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを第1画面45a及び第2画面45bの外部に表示するために、第1画面45a及び第2画面45b自体を移動させたり、縮小させたりしてもよい。
なお、表示画面40内における第1画面45a及び第2画面45bの外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示する場合、当該識別用画像50cを表示する位置に特に限定はないが、第1画面45a及び第2画面45bのうち対応する画面近傍に表示することが好ましい。対応する画面とは、識別用画像50cの表示元となっている画面である。これにより、表示されている識別用画像50cが何れの画面に表示されている識別用画像を調整したものであるのかユーザは簡単に見分けることができる。
したがって例えば、表示処理部14は、表示画面40に識別用画像を含む映像を全画面表示する場合の識別用画像の第1のサイズよりも小さい第2のサイズで識別用画像を表示する場合には、当該第2のサイズよりも拡大した識別用画像を表示画面40に別途表示する構成としてもよい。
あるいは、表示処理部14は、表示画面40に識別用画像を含む映像を全画面表示する場合の識別用画像の第1のサイズよりも小さい第2のサイズで識別用画像を表示する場合には、当該第1のサイズで識別用画像を表示してもよい。
〔第2の実施形態〕
<子画面表示>
上述したように、映像を表示画面に表示する場合の映像のサイズが所定のサイズよりも小さい場合として、子画面表示を行っている場合も想定される。以下では、子画面表示を行っている場合について説明する。
例えば、所定のサイズを表示部18に全画面表示する場合の映像のサイズと仮定すると、子画面表示の場合、表示画面40に表示している親画面55a及び子画面55bのうち、子画面55bは表示部18に全画面表示する場合のサイズよりも小さい。そこで、検出部15は、子画面55bに表示するための映像に含まれている識別用画像の検出を行う。より具体的には、検出部15は、子画面55bに表示するための映像に識別用画像が含まれているか否かの検出を行う。
検出部15が、子画面55bに表示するための映像に識別用画像が含まれていることを検出すると、判定部16は、検出部15が検出した識別用画像を子画面55bに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回るか否かを判定する。
そして、子画面55bに識別用画像を表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが所定の大きさを下回ると判定部16が判定すると、表示処理部14は、当該識別用画像を子画面55bに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像を表示部18に表示させる。
子画面表示しているときにおいて、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像の表示例を図11に示す。本図では、識別用画像としてQRコード(登録商標)が示されている。
図11に示すように、表示処理部14は、表示画面40内における親画面55a及び子画面55bの外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示してもよい。図11に示すように、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを親画面55a及び子画面55bの外部に表示するために、親画面55a及び子画面55b自体を縮小させてもよい。
なお、以上では、表示画面40内における親画面55a及び子画面55bの外部に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示する例を示したが、本実施形態はこれに限定されるわけではない。例えば、子画面55b内に所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示するだけの領域があるのであれば、表示処理部14は、子画面55b内における識別用画像の位置に、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像50cを表示してもよい。
また、以上では、検出部15は、映像のサイズが所定のサイズよりも小さい子画面55bに表示するための映像内に識別用画像が含まれるか否かの検出を行っているが、本実施形態はこれに限定されるわけではない。例えば、検出部15による検出は、親画面55a及び子画面55bそれぞれに表示する映像に関して行ってもよい。
この場合は、二画面表示の場合と同じであり、親画面55aに表示するための映像に含まれている識別用画像に関しては、判定部16は、親画面55aに表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズに基づき判定を行う。また、親画面55a及び子画面55bに表示するためのそれぞれの映像の何れにも識別用画像が含まれている場合は、判定部16は、各識別用画像に関して判定を行う。
〔第3の実施形態〕
本発明に係る表示装置は、実施形態1に示したものに限定されるものではなく、例えば以下に説明するような構成としてもよい。なお、以下に示す表示装置の構成は、基本的には実施形態1の構成と共通することから、以下では、第1の実施形態に係る表示装置と異なる点を中心として説明する。
本実施形態において、表示処理部14は、後述するチューナ部19が受信した放送波から取得したテレビ放送映像、又は後述する外部通信部20が通信ネットワーク23を介して取得した(例えば、ストリーミング配信された)コンテンツ映像等、表示処理部14に供給された映像を表示部18に表示させるための処理を行う。表示処理部14は、後述する判定部16からの指示に基づき、識別不可能化画像を表示部18に表示させる処理も行う。
なお、本実施形態において、識別用画像とは、バーコード等の一次元コード、QRコード(登録商標)等の二次元コード、及び電子透かし等、データが埋め込まれた画像を意味する。なお、電子透かしとは、動画像及び静止画像等のコンテンツに埋め込まれた情報であり、ユーザが視認できないものである。ここで、識別用画像に埋め込まれたデータとは、例えば後述する外部通信部20が通信ネットワーク23を介して外部の情報にアクセスするためのデータである。
また、識別不可能化画像とは、識別用画像を隠す目隠し画像等、識別用画像に埋め込まれたデータを抽出できないようにするための画像である。この識別不可能化画像により、識別用画像は識別不可能となる。表示処理部14は、識別不可能化画像を識別用画像の上に重畳した映像を表示部18に表示させてもよいし、識別用画像を識別不可能化画像に置き換えた映像を表示部18に表示させてもよく、ユーザが識別用画像の代わりに識別不可能化画像を視認できれば識別不可能化画像の表示方法に特に限定はない。
検出部15は、表示部18の表示画面に表示するための映像内に識別用画像が含まれているか否を検出する。具体的には、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像を取得して、画像認識処理により映像内に識別用画像が含まれているか否かを検出する。より具体的には、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像をフレームごとに解析し、フレーム画像に含まれている識別用画像を認識する。
また、検出部15は、映像内に識別用画像が含まれていることを検出すると、当該識別用画像が有効であるか否かを判定するように判定部16に指示する。
判定部16は、検出部15が検出した識別用画像が有効であるか否かを判定する。判定部16による具体的な判定方法については、後述する。判定部16は、当該識別用画像が有効でないと判定すると、識別用画像に埋め込まれたデータを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示するように表示処理部14に指示する。
なお、検出部15が検出した識別用画像の映像内における位置情報は、判定部16を介して表示処理部14に送られるため、表示処理部14は、当該位置情報に基づき、映像内における識別用画像の位置に、当該識別用画像に埋め込まれたデータを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示部18に表示させる。
(判定部による判定)
また、判定部16は、以下に示す(1)〜(4)のいずれかの方法で識別用画像が有効であるか否かを判定している。
(1)表示画面に表示するための映像が録画された映像である場合には、判定部16は、当該映像内に含まれる識別用画像が有効でないと判定する。具体的には、判定部16は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像が録画された映像であるか否かを判定する。
例えば、判定部16は、メモリ17又は外部機器接続部21から供給された映像を表示処理部14が表示部18に表示させる場合は、当該映像は録画された映像であると判定することができる。そして、判定部16は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像が録画された映像であると判定した場合には、当該映像内に含まれる識別用画像は無効であると判定する。
(2)識別用画像が特定のリンク先を示すリンク先情報を含んでおり、当該識別用画像に含まれる上記のリンク先情報が示すリンク先にアクセスできない場合には、判定部16は、当該識別用画像が有効でないと判定する。具体的には、判定部16は、識別用画像に含まれるリンク先情報が示すリンク先にアクセスができるか否かを判定する。
例えば、判定部16は、識別用画像からリンク先情報を読み出し、外部通信部20に上記のリンク先情報が示すリンク先にアクセスさせることにより、当該リンク先にアクセスできるか否かを判定することができる。そして、判定部16は、識別用画像に含まれるリンク先情報が示すリンク先にアクセスができないと判定した場合には、当該識別用画像は無効であると判定する。
(3)識別用画像が特定のリンク先へのアクセス期限を示すアクセス情報を含んでおり、当該識別用画像に含まれる上記のアクセス情報が示すアクセス期限を過ぎていると判定した場合に、判定部16は、当該識別用画像が有効でないと判定する。具体的には、判定部16は、識別用画像に含まれるアクセス情報が示すアクセス期限を過ぎているか否かを判定する。
例えば、判定部16は、識別用画像からアクセス情報を読み出し、当該アクセス情報が示すアクセス期限が過ぎているか否かを判定することができる。そして、判定部16は、識別用画像に含まれるアクセス情報が示すアクセス期限を過ぎていると判定した場合には、当該識別用画像は無効であると判定する。
(4)識別用画像がパレンタル情報を含んでおり、当該識別用画像に含まれるパレンタル情報が、予めユーザによって表示装置1に設定されている閲覧条件を満たしていない場合に、判定部16は、当該識別用画像が有効でないと判定する。なお、パレンタル情報とは、識別用画像に対応するリンク先のコンテンツの内容に応じた情報であり、コンテンツの対象年齢及びジャンル等の情報である。また、閲覧条件とは、ユーザに悪影響を及ぼす虞のあるコンテンツの閲覧を制限するために、表示装置1に設定されている閲覧条件(例えば、年齢制限及びジャンル制限等の閲覧制限の条件)である。例えば、対象年齢が一定年齢以上のコンテンツ又は特定のジャンルのコンテンツの閲覧を制限する閲覧条件である。この閲覧条件は、例えばメモリ17に格納されており、ユーザごとに設定されていてもよい。
例えば、判定部16は、識別用画像からパレンタル情報を読み出し、当該パレンタル情報とメモリ17に格納されている閲覧条件とを比較することにより、パレンタル情報が閲覧条件を満たしているか否かを判定することができる。そして、判定部16は、識別用画像に含まれるパレンタル情報が、表示装置1に記憶されている閲覧条件を満たしていないと判定した場合には、当該識別用画像は無効であると判定する。
なお、アクセス情報及びパレンタル情報は、放送局が予め識別用画像に埋め込んでいてもよいが、表示装置1が、識別用画像に含まれるリンク先情報が示すリンク先へのアクセス期限情報を識別用画像に埋め込む構成、及び識別用画像に対応するリンク先のコンテンツの内容に応じたパレンタル情報を識別用画像に埋め込む構成も可能である。
例えば、表示装置1が映像を取得した時点(放送波からテレビ放送映像を取得した時点、通信ネットワーク23を介して映像コンテンツを取得した時点等)で、表示装置1が当該映像内の識別用画像にアクセス情報及びパレンタル情報を埋め込んでもよい。なお、アクセス情報及びパレンタル情報は、例えばHTMLソース内にコメントとして記述することができる。
このように、映像が録画映像であったり、識別用画像に埋め込まれたデータのリンク先にアクセス不可能又はリンク先の有効期限が切れていたり、識別用画像に含まれるパレンタル情報がユーザの閲覧条件を満たしていなかったりする等、識別用画像に埋め込まれたデータを利用することができない場合に、判定部16は、当該識別用画像が有効でないと判定することができる。例えば、識別用画像に埋め込まれたデータが通信ネットワーク23を介して外部の情報にアクセスするためのデータである場合、当該データを用いて外部の情報にアクセスできないと、判定部16は、当該識別用画像が有効でないと判定する。
(表示装置の処理)
表示装置1の表示画面の一表示例を図12に示す。図12の(a)に示すように、表示装置1では、表示画面40に、識別用画像としてQRコード50が含まれている映像を表示する場合がある。このとき、ユーザがQRコード50をスマートフォン等で読み取れば、例えば図12の(b)に示すように、QRコード50に対応するURLのサイトが提供する表示画像がスマートフォン等に表示され、QRコード50に対応するURLのサイトにアクセスできるように構成されている。
このようなQRコード50は、対応するURLのサイトの有効期限が切れている等、映像を視聴するタイミングによっては、有効ではない可能性がある。そこで、表示装置1では、表示画面40に表示するための映像内に含まれるQRコード50が有効であるか否かに応じて、映像内のQRコード50に埋め込まれたデータを抽出できないようにするための識別不可能化画像(図示せず)を表示画面40に表示する。この処理について、図13及び図14に基づいて具体的に説明する。ここで、図13は、本実施形態に係る表示装置の処理手順を示すフロー図であり、図14は、本実施形態に係る表示装置の表示画面の一表示例を示す図である。なお、以下では、識別不可能化画像として、QRコード50を隠す目隠し画像を表示する例を挙げて説明する。
はじめに、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像内にQRコード50が含まれているか否かを検出する(ステップS21;以下、ステップは「S」と略記する)。例えば、検出部15は、表示処理部14が表示部18に表示させるための映像をフレームごとに画像認識処理をしたり、放送波から取得したメタ情報を参照したりして、当該映像内にQRコード50が含まれているか否かを検出する。検出部15が何も検出しない、すなわち映像内にQRコード50が含まれていない場合には(S22:NO)、S21に戻り、S21の処理を繰り返し行う。
一方、検出部15がQRコード50を検出すると(S22:YES)、次に判定部16がQRコード50の有効性を判定する(S23)。例えば、判定部16は、表示画面40に表示するための映像が録画された映像であるか否か、リンク先情報が示すリンク先にアクセスできるか否か、QRコード50に含まれるアクセス情報又はパレンタル情報等に応じて、当該映像に含まれるQRコード50が有効であるか否かを判定する。
判定部16がQRコード50は無効であると判定すると(S24:NO)、判定部16は、QRコード50に埋め込まれたデータを抽出できないようにするために当該QRコード50を隠す目隠し画像を表示するように表示処理部14に指示する。表示処理部14は、判定部16からの指示に基づき、映像内のQRコード50を隠す目隠し画像を表示部18に表示させる。そして、表示部18は、図4に示すように、映像内のQRコード50を隠す目隠し画像51を表示画面40に表示する(S26)。
一方、判定部16がQRコード50は有効であると判定した場合には(S24:YES)、判定部16は、表示処理部14に何の指示も与えない。したがって、この場合には、表示処理部14は、表示処理部14に供給された映像をそのまま表示部18に表示させる(S25)。
以上のように、本実施形態によれば、映像内のQRコード50が有効でない、すなわちQRコード50が無効である場合には、QRコード50は目隠し画像51によって隠されて表示画面40に表示される。これにより、映像内のQRコード50は、目隠し画像51によって識別不可能となる。そのため、ユーザが無効なQRコード50の読み取りを行う事態を防ぐことができる。したがって、本実施形態によれば、映像に含まれる無効なQRコード50によってユーザが混乱するのを防止できる。
なお、図14では、目隠し画像51は、QRコード50全体を塗りつぶしたようなベタ塗りの画像としている。しかしながら、目隠し画像は、識別用画像を隠すことができる画像であれば、特に限定されるものではない。さらに、以上では、識別不可能化画像として目隠し画像を例に挙げているが、識別不可能化画像は目隠し画像に限定されない。識別不可能化画像は、識別用画像が識別不可能となっていることが分かるような画像であれば、いかなる画像であってもよい。
また、以上では、識別用画像がQRコードである場合を例に挙げているが、識別用画像はQRコードに限定されず、他の種類の識別用画像であってもよい。
なお、QRコード等の識別用画像内にアクセス情報及びパレンタル情報の少なくとも何れかを埋め込み、当該アクセス情報及びパレンタル情報の少なくとも何れかが埋め込まれた識別用画像を含む映像を放送波又はインターネット回線を通じて送信する送信装置も本明細書に記載された発明に含まれる。また、このような送信装置では、アクセス情報及びパレンタル情報を、例えばHTMLソース内にコメントとして記述する構成とすることができる。
〔第4の実施形態〕
上述したように、実施形態1では、無効な識別用画像に埋め込まれたデータを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示する構成を示したが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、識別用画像が無効である旨のコーションを表示画面に表示してもよい。この構成について以下に説明する。
(表示装置の処理)
本実施形態では、表示処理部14は、判定部16からの指示に基づき、映像内の識別用画像が無効である旨を示すコーションを表示部18に表示させる。表示部18は表示処理部14からの指示を受けると、映像内の識別用画像が無効である旨を示すコーションを表示画面に表示する。
この処理について、図15及び図16に基づいて具体的に説明する。ここで、図15は、本実施形態に係る表示装置の表示画面の一表示例を示す図であり、図16は、本実施形態に係る表示装置1の処理手順を示すフロー図である。
はじめに、S31〜S33までの処理は、実施形態1の図5におけるS11〜S13と同じであるので、ここではその説明を省略する。以下では、S34以降の処理について説明する。
判定部16がQRコード50は無効であると判定すると(S34:NO)、判定部16は、QRコード50が無効である旨を示すコーションを表示するように表示処理部14に指示する。表示処理部14は、判定部16からの指示に基づき、映像内のQRコード50が無効である旨のコーションを表示部18に表示させる。そして、表示部18は、図15に示すように、映像内のQRコード50が無効である旨を示すコーション55を表示画面40に表示する(S36)。本図では、映像内のQRコード50が無効である旨を示すコーションとして、「QRコードは無効です。」というコーション55を表示している。
一方、判定部16がQRコード50は有効であると判定した場合には(S34:YES)、判定部16は、表示処理部14に何の指示も与えない。したがって、この場合には、表示処理部14は、表示処理部14に供給された映像をそのまま表示部18に表示させる(S35)。
以上のように、本実施形態によれば、映像内のQRコード50が有効でない、すなわちQRコード50が無効である場合には、QRコード50が無効である旨のコーション55が表示画面40に表示される。そのため、ユーザは、表示画面上に表示されたコーション55を見れば、当該QRコード50が無効であることが一目で分かる。したがって、本実施形態によれば、映像に含まれる無効なQRコード50によってユーザが混乱するのを防止できる。
なお、図15では、コーションとして「QRコードは無効です。」というコーション55を表示している。しかしながら、コーションは、識別用画像が無効であるとユーザが認識できるような内容であれば、特に限定されるものではない。
また、以上では、識別用画像がQRコードである場合を例に挙げているが、識別用画像はQRコードに限定されず、他の種類の識別用画像であってもよい。
〔第5の実施形態〕
上述したように、第3の実施形態では、無効な識別用画像に埋め込まれたデータを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示する構成を示し、第4の実施形態では、識別用画像が無効である旨のコーションを表示画面に表示する構成を示したが、本発明はこれらに限定されるわけではない。例えば、無効な識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示してもよい。この構成について以下に説明する。なお、代替の識別用画像とは、識別用画像に埋め込まれている情報とは異なる代替の情報が埋め込まれた識別用画像を意味する。代替の情報とは、例えば代替のリンク先を示すリンク先情報等である。
(表示装置の処理)
本実施形態では、表示処理部14は、判定部16からの指示に基づき、映像内の識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示部18に表示させる。表示部18は表示処理部14からの指示を受けると、映像内の識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示する。ここで、「映像内の識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示する」とは、
・代替の識別用画像を識別用画像の上に重畳した映像を表示すること
・識別用画像を代替の識別用画像に置き換えた映像を表示すること
を少なくとも含む。
すなわち、表示処理部14は、代替の識別用画像を識別用画像の上に重畳した映像を表示部18に表示させてもよいし、識別用画像を代替の識別用画像に置き換えた映像を表示部18に表示させてもよく、ユーザが識別用画像の代わりに代替の識別用画像を視認できれば代替の識別用画像の表示方法に特に限定はない。
この処理について、図17及び図18に基づいて具体的に説明する。ここで、図17は、本実施形態に係る表示装置の表示画面の一表示例を示す図であり、図18は、本実施形態に係る表示装置1の処理手順を示すフロー図である。
はじめに、S41〜S43までの処理は、実施形態1の図5におけるS11〜S13と同じであるので、ここではその説明を省略する。以下では、S44以降の処理について説明する。
判定部16がQRコード50は無効であると判定すると(S44:NO)、判定部16は、QRコード50の代わりに代替の識別用画像を表示するように表示処理部14に指示する。表示処理部14は、判定部16からの指示に基づき、映像内のQRコード50の代わりに代替のQRコードを表示部18に表示させる。そして、表示部18は、図17の(a)に示すように、映像内のQRコード50の代わりに代替のQRコード60を表示画面に表示する(S46)。
このとき、ユーザがQRコード60をスマートフォン等で読み取れば、例えば図17の(b)に示すように、QRコード60に対応する代替のサイトが提供する表示画像が表示され、代替のサイトにアクセスできるように構成されている。本図では、QRコード60に対応するURLのサイトは、QRコード50に対応するURLが無効である旨を示す代替サイトとなっている。
一方、判定部16がQRコード50は有効であると判定した場合には(S44:YES)、判定部16は、表示処理部14に何の指示も与えない。したがって、この場合には、表示処理部14は、表示処理部14に供給された映像をそのまま表示部18に表示させる(S45)。
以上のように、本実施形態によれば、映像内のQRコードが有効でない、すなわちQRコード50が無効である場合には、QRコード50の代わりに代替のQRコード60が表示画面40に表示される。例えば、図17の(b)に示したように、QRコード60に対応するURLのサイトを、QRコード50に対応するURLが無効である旨を示す代替サイトにすることにより、QRコード50に対応するURLが無効であることをユーザが認識できる。このように、ユーザは、代替のQRコード60を介して、当該QRコード50が無効であることを認識することができる。したがって、本実施形態によれば、映像に含まれる無効なQRコード50によってユーザが混乱するのを防止できる。
なお、以上では、識別用画像及び代替の識別用画像がQRコードである場合を例に挙げているが、識別用画像及び代替の識別用画像はQRコードに限定されず、他の種類の識別用画像であってもよい。
〔ソフトウェアによる実施例〕
表示装置1の制御部11は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、表示装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
(まとめ)
本発明の態様1に係る表示装置1は、映像内に含まれている識別用画像を取得する取得部と、上記識別用画像を表示画面に表示する表示処理部14と、を備え、上記表示画面に上記映像を全画面表示する場合の上記識別用画像の第1のサイズよりも小さい第2のサイズで上記識別用画像を表示する場合には、当該第2のサイズよりも拡大した識別用画像を上記表示画面に別途表示する。
上記の構成によれば、識別することのできないような識別用画像が表示画面に表示される場合には、表示画面には更に拡大された識別用画像も表示されるため、何ら問題なく識別用画像の識別を行うことができる。
また、本発明の態様2に係る表示装置1は、映像内に含まれている識別用画像を取得する取得部と、上記識別用画像を表示画面に表示する表示処理部14と、を備え、上記表示画面に上記映像を全画面表示する場合の上記識別用画像の第1のサイズよりも小さい第2のサイズで上記識別用画像を表示する場合には、当該第1のサイズで上記識別用画像を上記表示画面に表示する。
上記の構成によれば、表示画面には拡大された識別用画像が表示されるため、何ら問題なく識別用画像の識別を行うことができる。
本発明の態様3に係る表示装置1は、表示画面に表示するための映像内に含まれている識別用画像を上記表示画面に表示する場合の上記識別用画像のサイズ又は上記識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように上記識別用画像を上記表示画面に表示する表示処理部14を備える。
上記の構成によれば、表示画面に表示する場合に小さく表示されてしまい、識別することができないような識別用画像は、識別可能な大きさに調整されて表示される。このため、本発明の一態様に係る表示装置1では、識別用画像が小さく表示されて識別できない事態を防ぐことができる。このように、本発明の一態様に係る表示装置1では、映像に含まれる識別用画像をそのまま表示すると、小さく表示されてしまうような場合であっても、何ら問題なく当該識別用画像の識別を行うことができる。
また、本発明の態様4に係る表示装置1は、上記態様3において、上記表示処理部14は、上記表示画面に表示するための上記映像内における上記識別用画像の位置に、上記所定の大きさを下回らないように上記識別用画像を表示する。
上記の構成によれば、表示画面に表示するための映像内における識別用画像に重畳して、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像を表示することが可能である。
また、本発明の態様5に係る表示装置1は、上記態様3において、上記表示処理部14は、上記表示画面内における上記映像を表示する領域の外部に、上記所定の大きさを下回らないように上記識別用画像を表示する。
上記の構成によれば、表示画面内における映像を表示する領域に重畳させないために、所定の大きさを下回らないように調整した識別用画像を表示することが可能である。
また、本発明の態様6に係る表示装置1は、上記態様3から5の何れかの態様において、上記表示画面に表示するための上記映像内に含まれている上記識別用画像を検出する検出部15をさらに備え、上記表示処理部14は、上記検出部15が検出した上記識別用画像が上記所定の大きさを下回らないように上記表示画面に表示してもよい。
また、本発明の態様7に係る表示装置1は、上記態様6において、上記検出部15は、上記映像を上記表示画面に表示する場合の上記映像のサイズが所定のサイズよりも小さい場合に、当該映像内に含まれている上記識別用画像を検出する。
上記の構成によれば、二画面表示及び子画面表示等を行っているときには検出部15による識別用画像の検出が行われるので、表示処理部14により、検出部15が検出した識別用画像を表示画面に表示する場合の識別用画像のサイズ又は識別用画像を構成する構成単位のサイズが、所定の大きさを下回らないように識別用画像が表示画面に表示される。このため、二画面表示及び子画面表示等を行っているときに識別用画像が縮小して表示されていても、問題なく識別用画像の識別ができる。
また、本発明の態様8に係る表示装置1は、上記態様3から7の何れかの態様において、上記識別用画像は、二次元コードである。
上記の構成によれば、映像に含まれるQRコード等をそのまま表示すると、小さく表示されてしまうような場合であっても、何ら問題なくQRコード等の識別を行うことができる。
また、本発明の態様9に係る表示装置1は、表示画面40に表示するための映像内に含まれる識別用画像(QRコード50)が有効でない場合に、上記識別用画像に埋め込まれた上記データを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示する表示処理部14を備える。
上記の構成によれば、映像内の識別用画像が有効でない場合には、識別用画像は識別不可能化画像によって識別不可能となる。そのため、ユーザが無効なQRコード50の読み取りを行う事態を防ぐことができる。したがって、本発明の一態様によれば、映像に含まれる無効なQRコード50によってユーザが混乱するのを防止できる。
また、本発明の態様10に係る表示装置1は、表示画面40に表示するための映像内に含まれる識別用画像(QRコード50)が有効でない場合に、上記識別用画像が無効である旨を示すコーション55を表示画面40に表示する表示処理部14を備える。
上記の構成によれば、映像内の識別用画像が有効でない場合には、識別用画像が無効である旨のコーション55が表示画面40に表示される。そのため、ユーザは、表示画面上に表示されたコーション55を見れば、当該識別用画像が無効であることが一目で分かる。したがって、本発明の一態様によれば、映像に含まれる無効な識別用画像によってユーザが混乱するのを防止できる。
また、本発明の態様11に係る表示装置1は、表示画面40に表示するための映像内に含まれる識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示する表示処理部14を備える。
上記の構成によれば、映像内の識別用画像が有効でない場合には、識別用画像の代わりに代替の識別用画像が表示される。代替の識別用画像に、例えば識別用画像が無効である旨を示す代替のリンク先を示すリンク先情報等を埋め込んでおけば、ユーザは、代替の識別用画像を介して、当該識別用画像が無効であることを認識することができる。したがって、本発明に一態様によれば、映像に含まれる無効な識別用画像によってユーザが混乱するのを防止できる。
また、本発明の態様12に係る表示装置1は、上記態様9において、上記表示処理部14は、上記識別不可能化画像を上記識別用画像の上に重畳した上記映像を表示してもよいし、上記識別用画像を上記識別不可能化画像に置き換えた上記映像を表示してもよい。
また、本発明の態様13に係る表示装置1は、上記態様9において、上記表示処理部14は、上記代替の識別用画像を上記識別用画像の上に重畳した上記映像を表示してもよいし、上記識別用画像を上記代替の識別用画像に置き換えた上記映像を表示してもよい。
また、本発明の態様14に係る表示装置1は、上記態様9から13の何れかの態様において、上記識別用画像は、特定のリンク先を示すリンク先情報を含んでおり、上記識別用画像に含まれる上記リンク先情報が示すリンク先にアクセスできない場合に、上記識別用画像が有効でないと判定する。
上記の構成によれば、識別用画像に対応するリンク先にアクセス不可能なときにリンク切れと判定し、識別用画像が有効でないと判定することができる。
また、本発明の態様15に係る表示装置1は、上記態様9から13の何れかの態様において、上記識別用画像は、特定のリンク先へのアクセス期限を示すアクセス情報を含んでおり、上記識別用画像が有効でないと判定すると、上記識別用画像が有効でないと判定する。
上記の構成によれば、識別用画像に対応するリンク先へのアクセス期限が過ぎているときにリンク切れと判定し、識別用画像が有効でないと判定することができる。
また、本発明の態様16に係る表示装置1は、上記態様9から13の何れかの態様において、上記表示画面40に表示するための上記映像が録画された映像である場合に、上記識別用画像が有効でないと判定する。
上記の構成によれば、表示画面40に表示するための映像が録画された映像であるときに、識別用画像が有効でないと判定することができる。
また、本発明の態様17に係る表示装置1は、上記態様9から13の何れかの態様において、上記識別用画像は、特定のリンク先を示すリンク先情報と、当該リンク先のコンテンツの内容に応じたパレンタル情報と、を含んでおり、上記識別用画像に含まれる上記パレンタル情報が、予めユーザに設定された閲覧条件を満たしていないと判定すると、上記識別用画像が有効でないと判定する。
上記の構成によれば、識別用画像に対応するリンク先のコンテンツのパレンタル情報が、ユーザによって予め設定された閲覧条件を満たしていないときに、識別用画像が有効でないと判定する。識別用画像が有効でないと判定することができる。
また、本発明の態様18に係る表示装置1は、上記態様9から17の何れかの態様において、上記表示画面40に表示するための上記映像に上記識別用画像が含まれているか否かを検出する検出部15と、上記識別用画像が有効であるか否かを判定する判定部16と、を備えていてもよい。
また、本発明の態様19に係る表示装置1は、上記態様9から18の何れかの態様において、上記識別用画像は、二次元コードである。
上記の構成によれば、映像に含まれる無効なQRコードによってユーザが混乱するのを防止できる。
また、各態様に係る表示装置1を備えるテレビジョン受像機も、本発明の範疇に入る。
また、本発明の各態様に係る表示装置1は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示装置1として動作させることにより上記表示装置1をコンピュータにて実現させる表示装置1のプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 表示装置
11 制御部
14 表示処理部
15 検出部
16 判定部
50 QRコード
50a 識別用画像
50b 識別用画像
50c 識別用画像
51 目隠し画像
55 コーション
60 代替のQRコード

Claims (16)

  1. 表示画面に表示するための映像内に含まれた、データが埋め込まれた識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像に埋め込まれた上記データを抽出できないようにするための識別不可能化画像を表示する表示処理部を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 表示画面に表示するための映像内に含まれた、データが埋め込まれた識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像が無効である旨を示すコーションを上記表示画面に表示する表示処理部と、
    上記表示画面に表示するための上記映像内に含まれている上記識別用画像を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  3. 表示画面に表示するための映像内に含まれた、データが埋め込まれた識別用画像が有効でない場合に、上記識別用画像の代わりに代替の識別用画像を表示する表示処理部と、
    上記表示画面に表示するための上記映像内に含まれている上記識別用画像を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 上記表示処理部は、上記識別不可能化画像を上記識別用画像の上に重畳した上記映像を表示することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  5. 上記表示処理部は、上記識別用画像を上記識別不可能化画像に置き換えた上記映像を表示することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  6. 上記表示処理部は、上記代替の識別用画像を上記識別用画像の上に重畳した上記映像を表示することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  7. 上記表示処理部は、上記識別用画像を上記代替の識別用画像に置き換えた上記映像を表示することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  8. 上記識別用画像は、特定のリンク先を示すリンク先情報を含んでおり、
    上記識別用画像に含まれる上記リンク先情報が示すリンク先にアクセスできない場合に、上記識別用画像が有効でないと判定することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 上記識別用画像は、特定のリンク先へのアクセス期限を示すアクセス情報を含んでおり、
    上記識別用画像に含まれる上記アクセス情報が示すアクセス期限を過ぎていると判定すると、上記識別用画像が有効でないと判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 上記表示画面に表示するための上記映像が録画された映像である場合に、上記識別用画像が有効でないと判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 上記識別用画像は、特定のリンク先を示すリンク先情報と、当該リンク先のコンテンツの内容に応じたパレンタル情報と、を含んでおり、
    上記識別用画像に含まれる上記パレンタル情報が、予めユーザに設定された閲覧条件を満たしていない場合に、上記識別用画像が有効でないと判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 上記識別用画像が有効であるか否かを判定する判定部を備えることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の表示装置。
  13. 上記識別用画像は、ニ次元コードであることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の表示装置。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載の表示装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機。
  15. 請求項1〜13の何れか1項に記載の表示装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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