JP6561515B2 - 音声通知装置および音声通知方法 - Google Patents

音声通知装置および音声通知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6561515B2
JP6561515B2 JP2015054694A JP2015054694A JP6561515B2 JP 6561515 B2 JP6561515 B2 JP 6561515B2 JP 2015054694 A JP2015054694 A JP 2015054694A JP 2015054694 A JP2015054694 A JP 2015054694A JP 6561515 B2 JP6561515 B2 JP 6561515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
specific
situation
voice
specific situation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015054694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016176970A (ja
Inventor
浩也 滝川
浩也 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015054694A priority Critical patent/JP6561515B2/ja
Publication of JP2016176970A publication Critical patent/JP2016176970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6561515B2 publication Critical patent/JP6561515B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、車両の運転者に音声によって情報を通知する音声通知装置および音声通知方法に関する。
近年の車両では、カーナビゲーションシステムの道案内に代表されるように、音声によって様々な情報を運転者に通知している。また、音声で通知する技術として、コンピューターシステムの状況等に応じて音韻や韻律といった音声態様を変える技術が提案されている(特許文献1)。例えば、データの転送速度が速ければ軽快な音声態様とし、遅ければ重苦しい音声態様とすることで、データの転送速度の状況をユーザーに伝えることができる。こうした音声態様の変更は、その音声態様が表す状況が終了するまで維持される。
上記の提案の技術を車両における音声通知に応用する場合、車両に関する特定の状況を検出したら、その特定の状況に対応した音声態様に変更することで運転者に特定の状況を伝えることが考えられる。例えば、ガソリン残量が低下している状況では、ガソリン残量の低下に応じた元気のない音声態様に変更する。そして、給油されるまでの間は、カーナビゲーションシステムの情報通知を元気のない音声態様で行うことで、運転者に早めの給油を促すことができる。
特開平9−81174号公報
しかし、特定の状況が解消される前であっても、運転者がその特定の状況に対処しようとしている場合があり、こうした場合にまで特定の状況が伝えられると運転者が煩わしさを感じることがあるという問題があった。
この発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、特定の状況に応じて音声態様を変更して、運転者の状況把握を容易としながらも、運転者に煩わしさを感じさせない音声通知を可能とする技術の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために本発明の音声通知装置および音声通知方法は、特定の状況と判断したら、情報を通知する音声態様を、特定の状況に対応した特定音声態様に切り換える。また、運転者の所定の動作に基づいて、運転者が特定の状況を把握したか否かを判断する。そして、音声態様の設定を特定音声態様に切り換えた後、特定の状況が解消される前に特定の状況が運転者に把握されると、特定音声態様から他の音声態様に切り換える。
このような本発明の音声通知装置および音声通知方法によれば、特定の状況が発生したら、音声態様の設定を特定音声態様に切り換え、特定の状況が解消されるまで特定音声態様が維持されることで、特定の状況であることを運転者に伝え続けて確実に把握させることができる。そして、特定の状況が解消される前であっても、運転者が特定の状況を把握したと判断された場合には、特定音声態様から他の音声態様に切り換えられることによって、既に特定の状況を把握している運転者には、特定の状況を何度も伝えることが無いので、煩わしく感じさせてしまうことを回避できる。
本実施例の音声通知装置10の構成を示すブロック図である。 本実施例の音声通知装置10で実行される音声態様切換処理を示すフローチャートである。 情報の通知に用いる音声態様が切り換わる様子を模式的に示すタイムチャートである。 特定の状況と、その特定の状況に対処するための関連動作との対応を例示する説明図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために実施例について説明する。
A−1.装置構成 :
図1には、本実施例の音声通知装置10の構成が示されている。音声通知装置10は、車両の運転者に音声で情報を通知するとともに、その際の音声態様を切り換えることが可能な装置であり、通知情報取得部11と、音声出力部12と、状況判断部13と、音声態様切換部14と、動作取得部15と、把握判断部16とを備える。
尚、これら6つの「部」11〜16は、音声通知装置10の機能に着目して概念的に分類したものであり、それぞれが必ずしも物理的に独立して存在している必要はない。これら6つの「部」はCPUで実行されるコンピュータープログラムとして実現することもできるし、LSIやメモリーを含む電子回路として実現することもできるし、各種の機器として実現することもできるし、これらを組み合わせることによって実現することもできる。また、これら6つの「部」は、必ずしも車両に設ける必要はなく、一部の機能を車両の外部(例えば図示しないサーバー)に設けて、車両と外部との間で情報を通信することで、これらの機能を実現してもよい。
通知情報取得部11は、車両の運転者に通知する各種の情報を取得する。取得する情報としては、例えば、車両を目的地まで案内するための情報や、車両の状態を知らせる情報などが挙げられる。
音声出力部12は、車両内部に搭載されたスピーカー1と接続されており、通知情報取得部11で取得された情報を示す音声のデータ信号をスピーカー1に出力することで、スピーカー1から音声を出力させる。音声のデータ信号は、取得した情報に基づいてその都度合成してもよいし、情報ごとに予め用意しておいてもよい。
状況判断部13は、車両のガソリンタンク2と接続されており、ガソリン残量が所定の閾値以下である状況を、特定の状況と判断する。
また、ガソリンタンク2は、通知情報取得部11とも接続されており、通知情報取得部11は、ガソリン残量が低下した情報を、車両の状態を知らせる情報として取得する。
音声態様切換部14は、情報の通知に用いる音声の態様を切り換えることが可能であり、特定の状況であると判断された場合には、通常用いられる音声態様(以下、通常音声態様)から特定の状況に対応する音声態様(以下、特定音声態様)に切り換える。ここで、「音声態様を切り換える」とは、音声の音韻や韻律を変更することで、聞き手が受ける印象を異ならせることである。本実施例では、ガソリン残量が閾値以下である状況(以下、ガソリン不足)を特定の状況としているので、特定音声態様として、聞き手(運転者)にガソリン不足を印象付けるために、通常音声態様に比べて元気がない口調が設定されている。尚、本実施例の特定音声態様は、通常音声態様に対してガソリン不足を印象付けられれば口調を変更することに限られず、音程を下げたり、ゆっくり話すようにしたりしてもよい。
また、音声態様切換部14は、特定の状況でなくなれば、音声態様の設定を特定音声態様から通常音声態様または他の音声態様に切り換える。尚、音声態様切換部14が本発明の「切換部」に対応する。
動作取得部15は、特定の状況を把握したことを示すために運転者が操作可能な応答ボタン3と接続されており、応答ボタン3が押下されたことを取得する。尚、応答ボタン3の代わりに図示しないマイクと接続しておき、運転者が「わかった」などと声に出して応答したことを取得してもよい。
また、動作取得部15は、カーナビ4と接続されており、運転者が目的地を設定する入力操作を取得する。尚、動作取得部15が本発明の「目的地取得部」に対応する。
また、カーナビ4は、通知情報取得部11とも接続されており、通知情報取得部11は、車両を目的地まで案内する情報をカーナビ4から取得する。
把握判断部16は、動作取得部15で取得された運転者の動作に基づいて、特定の状況であること(ここでは、ガソリン不足)を運転者が把握したか否かを判断する。
音声態様切換部14は、特定の状況を運転者が把握したと判断された場合に、音声態様の設定を特定音声態様から通常音声態様または他の音声態様に切り換える。
音声通知装置10では、上述した各部のうち、通知情報取得部11および音声出力部12が主体となって、各種の情報を取得し、その情報を示す音声を出力する処理を実行する。また、状況判断部13と、音声態様切換部14と、動作取得部15と、把握判断部16とが主体となって、音声態様を切り換える処理(音声態様切換処理)を実行する。以下では、音声態様切換処理について説明する。
A−2.音声態様切換処理 :
図2には、音声通知装置10で実行される音声態様切換処理のフローチャートが示されている。音声態様切換処理(S100)を開始すると、先ず始めに、ガソリン残量が閾値以下であるか否かを判断する(S101)。ガソリン残量が閾値よりも多ければ(S101:no)、閾値以下となるまで待機する。そして、ガソリン残量が閾値以下になった場合には(S101:yes)、音声態様の設定を通常音声態様から特定音声態様に切り換える(S102)。
特定音声態様に切り換えると、ガソリン不足を運転者が把握したか否かを判断するために以下の処理を行う。先ず、応答ボタン3が押下されたか否かを判断する(S103)。前述したように応答ボタン3は、特定の状況(ここではガソリン不足)を把握したことを示すために運転者が押下するボタンであり、応答ボタン3が押下された場合には(S103:yes)、運転者がガソリン不足を把握したと直接的に判断できる。こうしてガソリン不足が運転者に把握されたと判断したら、音声態様の設定を特定音声態様から通常音声態様に切り換える(S104)。尚、ここでは、特定音声態様から通常音声態様に切り換えるが、特定音声態様とは異なる音声態様であれば通常音声態様以外の音声態様に切り換えてもよい。
これに対して、応答ボタン3が押下されない場合には(S103:no)、次に、ガソリンスタンドが車両の目的地としてカーナビ4に設定されたか否かを判断する(S105)。目的地にガソリンスタンドが設定された場合は(S105:yes)、運転者が給油しようとしている(特定の状況に対処しようとしている)ことから、運転者がガソリン不足を把握したと間接的に判断できる。そこで、上述の直接的に判断した場合と同様に、音声態様の設定を特定音声態様から通常音声態様に切り換える(S104)。
尚、運転者がガソリン不足を把握したという間接的な判断は、目的地にガソリンスタンドが設定されたことに代えて、ガソリンスタンドの場所がカーナビ4で検索されたことに基づいて判断してもよい。また、燃料消費を抑制するエコモードに設定されたことや、車両の走行速度を落としたり、加減速を緩やかにしたり、といったような運転操作の変化に基づいて、運転者がガソリン不足を把握したと判断してもよい。
こうして運転者がガソリン不足を把握したことに基づいて通常音声態様に切り換えたら(S104)、その後、給油されたか否かを判断する(S106)。ガソリン不足を運転者が把握したものの、未だ給油されていない場合は(S106:no)、給油されるまで待機する。そして、給油されたら(S106:yes)、音声態様切換処理(S100)の先頭に戻って、再びガソリン残量が閾値以下になるまで待機する(S101)。
他方、S105の処理において、目的地にガソリンスタンドが設定されていない場合には(S105:no)、次に、給油されたか否かを判断する(S107)。給油された場合には(S107:yes)、ガソリン不足が解消されて特定の状況ではなくなるので、音声態様の設定を特定音声態様から通常音声態様に切り換えて(S108)、S101の処理に戻る。
これに対して、未だ給油されていなければ(S107:no)、S103の処理に戻って、上述した一連の処理(S103,S105,S107)を繰り返す。
図3には、上述した音声態様切換処理(S100)に従って、情報の通知に用いる音声態様が切り換わる様子が模式的にタイムチャートで示されている。図3では、カーナビ4で車両を目的地まで案内する情報a〜dを音声で通知する例を示している。これら情報a〜dとしては、「およそ300メートル先、右方向です。」、「しばらく道なりです。」、「目的地周辺です。」等を例示することができる。
図3(a)に示されるように、情報aを通知する時点で、音声態様の設定は、初期設定の通常音声態様になっており、情報aを示す音声は、通常音声態様で出力される。これにより、情報aが運転者に伝わる。
その後、特定の状況(ガソリン不足)が発生したことにより、音声態様の設定が通常音声態様から特定音声態様に切り換わる。
そして情報bを通知するのは、特定の状況が発生した後であり、情報bを示す音声は、特定音声態様で出力される。これにより、言葉によって情報bが運転者に伝わるだけでなく、通常音声態様に対する特定音声態様の印象の違い(元気のない印象)によって、特定の状況(ガソリン不足)を運転者に伝えることができる。
尚、特定の状況が発生した時点で、「ガソリンが残りわずかです。」などと特定の状況であることを示す音声を、特定の状況を印象付ける特定音声態様で出力してもよく、こうすれば、言葉と音声態様との両方によって特定の状況を、より確実に運転者に伝えることができる。
また、情報cを通知する際にも未だ特定の状況が継続しているので、情報cを示す音声が特定音声態様で出力される。これにより、情報cが運転者に伝わるとともに、情報bの場合と同様に、特定の状況であることを運転者に伝えることができる。
その後、運転者が給油したら、特定の状況(ガソリン不足)が解消されるので、音声態様の設定が特定音声態様から通常音声態様に切り換わる。そして、情報dは給油後に取得されるので、情報dを示す音声は、通常音声態様で出力される。これにより情報dが運転者に伝わる。
このように、特定の状況が発生したら音声態様の設定を特定音声態様に切り換え、特定の状況が解消されるまで維持することで、運転者に特定の状況であることを伝え続けて、特定の状況の早めの解消(ここでは給油)を促すことができる。
一方、図3(b)に示した例では、情報a〜情報dの通知や、特定の状況の発生および解消のタイミングは、図3(a)と同様であるものの、情報bを通知した後に、運転者が特定の状況を把握したと判断されており、その時点で、音声態様の設定が特定音声態様から通常音声態様に戻される。そのため、情報cを示す音声は、特定音声態様ではなく、通常音声態様で出力される。これにより、特定の状況を運転者に伝えることなく、情報cが運転者に伝わる。
以上に説明したように、本実施例の音声通知装置10では、特定の状況の発生によって音声態様の設定を特定音声態様に切り換えた後、特定の状況が解消された場合だけでなく、特定の状況が解消される前であっても運転者によって特定の状況が把握されたと判断した場合にも、特定音声態様から通常音声態様に戻すようになっている。これにより、特定の状況への対処を運転者に促すことを可能としながら、特定の状況であることを既に把握している(特定の状況に対処しようとしている)運転者には、特定の状況を何度も伝えることがないので、煩わしく感じさせてしまうことを回避することができる。
また、本実施例の音声通知装置10では、運転者がガソリンスタンドを車両の目的地に設定したことに基づいて、特定の状況(ガソリン不足)が運転者に把握されたと間接的に判断するようになっている。このように、運転者が特定の状況の把握を示すためだけに専用の操作(応答ボタン3の押下)を行わなくても、特定の状況に対処するための関連動作を行えば、その動作から特定の状況の把握を察して特定音声態様から通常音声態様に戻るので、運転者の利便性を高めることができ、その結果、運転者に煩わしさを感じさせることを更に抑制することが可能となる。
尚、本実施例では、特定の状況が運転者に把握されたことの判断として、応答ボタン3の押下に基づく直接的な判断と、カーナビ4での目的地の設定に基づく間接的な判断との両方を備えているが、少なくとも一方を備えていればよい。そして、運転者によるカーナビ4の操作を流用して間接的な判断だけを行うこととすれば、応答ボタン3を省略することができる。
B.変形例 :
上述の実施例では、音声態様を切り換える特定の状況がガソリン不足である場合について説明したが、特定の状況はこれに限られず、車両の走行に関する様々な状況を対象にすることができる。そして、特定の状況が異なれば、運転者が特定の状況を把握したことを、運転者のどのような動作に基づいて間接的に判断するかも異なる。以下では、変形例として、上述した実施例とは異なる特定の状況と、その特定の状況が把握されたことの間接的な判断とについて説明する。
図4には、特定の状況と、その特定の状況に対処するための関連動作との対応が例示されている。先ず、特定の状況が、車両に故障が発生した状況(以下、車両の故障)である場合について説明する。車両に何らかの故障が発生したという情報を車両から取得した際に切り換える特定音声態様としては、車両の故障を運転者に印象付けられる音声態様であればよく、例えば、通常音声態様に比べて元気がない口調にしたり、ノイズが混ざった音声にしたりすることが考えられる。
そして、運転者によって特定の状況が把握されたことの間接的な判断は、例えば、修理工場やディーラーといった車両の点検・修理が可能な場所を車両の目的地に設定したり、車両を路肩に寄せたり、ロードサービスや親などの特定の者に電話したり、車両のボンネットを開けたりといった車両の故障に対処するための関連動作に基づいて行うことができる。
尚、これらの運転者の動作のうち1つの動作に基づいて判断してもよく、2つ以上の動作に基づいて複合的に判断してもよい。
次に、特定の状況が、車両が踏切から所定距離内に入ったという状況(以下、踏切エリア内)である場合について説明する。踏切エリア内では、踏切エリアの外に比べて、車両の走行に関して危険性の高まる状況であるから、カーナビ4から踏切エリア内であるという情報を取得した際に切り換える特定音声態様としては、運転者に危険性が高いことを印象付けるために、通常音声態様に比べて緊張感のある口調などを設定すればよい。
そして、運転者によって特定の状況が把握されたことの間接的な判断は、例えば、踏切で一時停止するために車両の走行速度を落とすことや、電車の接近を音で確認するために窓を少し開けたり、オーディオの音量を下げたりといった、踏切エリア内での安全を確保するための関連動作に基づいて行うことができる。
尚、踏切エリア内に類似する状況の例として、緊急車両が接近している状況が挙げられる。
次に、特定の状況が、事故が多発している場所を走行している状況(以下、事故多発エリア内)である場合について説明する。カーナビ4や道路インフラなどから事故多発エリア内であるという情報を取得した際に切り換える特定音声態様としては、上記の踏切エリア内の場合と同様に、運転者に危険性が高いことを印象付ける音声態様を設定すればよい。
そして、運転者によって特定の状況が把握されたことの間接的な判断は、例えば、運転者が走行速度を落としたり、周囲を注意深く見たりといった事故多発エリア内での安全を確保するための関連動作に基づいて行うことができる。運転者が周囲を注意深く見ているという情報を取得するには、図示しない視線検出装置によって運転者の視線を検出すればよい。
尚、事故多発エリア内に類似する状況の例として、小学校の付近などで子供の飛び出しに特に注意を要する場所を走行している状況が挙げられる。
次に、特定の状況が、天候に関連して車両の走行で危険性が高まる場所を走行している状況(以下、天候警戒エリア内)である場合について説明する。気象予報機関などから天候警戒エリア内であるという情報を取得した際に切り換える特定音声態様としては、前述の踏切エリア内や事故多発エリア内の場合と同様に、運転者に危険性が高いことを印象付ける音声態様であればよい。
そして、例えば、天候警戒エリア内が、局地的な豪雨が予想されるエリア内である場合は、ワイパーを作動させたり、ワイパースピードを上げたり、車両の走行速度を落としたり、加減速を緩やかにしたりといったことに基づいて、運転者によって特定の状況が把握されたと間接的に判断することができる。
また、天候警戒エリア内としては、他にも路面の積雪や凍結が予測されるエリア内である場合が考えられる。この場合には、タイヤのスリップを抑制するスノーモードが設定されたことや、タイヤチェーンが装着されたことに基づいて、運転者によって特定の状況が把握されたと間接的に判断することができる。尚、実際に路面が凍結している状況を特定の状況としてもよく、この場合は、気象予報機関からの情報ではなく、道路や車両に設けられた図示しない路面センサーから情報を取得して、特定の状況か否かを判断すればよい。
以上、本実施例および変形例について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施をすることができる。
例えば、前述した実施例や変形例では、特定の状況が、ガソリン不足や車両の故障などの運転者にとってネガティブな状況であった。しかし、特定の状況は、運転者にとってポジティブな状況であってもよく、その場合の特定音声態様は、ポジティブな状況を印象付けるように、通常音声態様に比べて明るい口調や楽しい口調を設定すればよい。
1…スピーカー、 2…ガソリンタンク、 3…応答ボタン、
4…カーナビ、 10…音声通知装置、 11…通信情報取得部、
12…音声出力部、 13…状況判断部、 14…音声態様切換部、
15…動作取得部、 16…把握判断部。

Claims (5)

  1. 車両の運転者に音声で情報を通知する音声通知装置(10)であって、
    前記車両の走行に関する特定の状況か否かを判断する状況判断部(13)と、
    前記情報を通知する音声態様を切り換えることが可能であり、前記特定の状況になると、該特定の状況に対応する特定音声態様に切り換える切換部(14)と、
    前記運転者の所定の動作に基づいて、該運転者が前記特定の状況を把握したか否かを判断する把握判断部(16)と
    を備え、
    前記切換部は、前記特定音声態様に切り換えた後、前記特定の状況が解消される前に該特定の状況が前記運転者に把握されると、前記特定音声態様から他の音声態様に切り換える
    音声通知装置。
  2. 請求項1に記載の音声通知装置であって、
    前記把握判断部は、前記特定の状況への対処として予め定められた動作を前記運転者が行うと、該運転者が該特定の状況を把握したと判断する
    音声通知装置。
  3. 請求項2に記載の音声通知装置であって、
    前記運転者によって設定された前記車両の目的地を取得する目的地取得部(15)を備え、
    前記把握判断部は、前記特定の状況に対処するための所定の場所が前記目的地に設定されると、前記運転者が該特定の状況を把握したと判断する
    音声通知装置。
  4. 請求項2に記載の音声通知装置であって、
    前記特定の状況は、前記車両の走行に関して危険性の高まる状況であり、
    前記把握判断部は、前記特定の状況における安全を確保する所定の動作を前記運転者が行うと、該運転者が該特定の状況を把握したと判断する
    音声通知装置。
  5. 車両の運転者に音声で情報を通知する音声通知方法であって、
    前記車両の走行に関する特定の状況か否かを判断する工程(S101)と、
    前記特定の状況になると、前記情報を通知する音声態様を、該特定の状況に対応する特定音声態様に切り換える工程(S102)と、
    前記運転者の所定の動作に基づいて、該運転者が前記特定の状況を把握したか否かを判断する工程(S103,S105)と、
    前記特定音声態様に切り換わった後、前記特定の状況が解消される前に該特定の状況が前記運転者に把握されると、前記特定音声態様から他の音声態様に切り換える工程(S104)と
    を備える音声通知方法。
JP2015054694A 2015-03-18 2015-03-18 音声通知装置および音声通知方法 Expired - Fee Related JP6561515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015054694A JP6561515B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 音声通知装置および音声通知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015054694A JP6561515B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 音声通知装置および音声通知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016176970A JP2016176970A (ja) 2016-10-06
JP6561515B2 true JP6561515B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=57070013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015054694A Expired - Fee Related JP6561515B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 音声通知装置および音声通知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6561515B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6852656B2 (ja) * 2017-11-15 2021-03-31 オムロン株式会社 警報制御装置、警報制御方法、および警報制御のためのプログラム
CN115520205B (zh) * 2022-09-28 2023-05-19 润芯微科技(江苏)有限公司 一种基于驾驶状态调整语音交互的方法、系统以及装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4295130B2 (ja) * 2004-02-24 2009-07-15 株式会社日立製作所 交通情報システム
WO2008084580A1 (ja) * 2007-01-11 2008-07-17 Mitsubishi Electric Corporation ナビゲーション装置
JP2011169846A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Clarion Co Ltd 地図表示装置
JP2015158573A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 株式会社デンソーアイティーラボラトリ 車両用音声応答システム、及び音声応答プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016176970A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6387452B2 (ja) 運転行為ガイダンス情報の生成方法、装置及びシステム
CN111137284B (zh) 一种基于驾驶分心状态的预警方法及预警装置
US7532130B2 (en) Method and system for sending telemetric information between vehicles
US20100250045A1 (en) Vehicle operation diagnosis device, vehicle operation diagnosis method, and computer program
JP2018180843A (ja) 車両のデータ記憶装置
US7821381B2 (en) System for sending events between vehicles
JP2017178267A (ja) 運転支援方法およびそれを利用した運転支援装置、自動運転制御装置、車両、プログラム
WO2015130970A1 (en) Systems for providing intelligent vehicular systems and services
JP2008176357A (ja) 異常診断システム及び診断情報管理装置
JP2005508061A (ja) 出力される情報が運転様式に依存して生成される自動車内の情報システム
JP2008213629A (ja) 車載表示制御装置
CN103342113A (zh) 车辆报警方法
JP4636094B2 (ja) 車車間通信装置
KR20100117861A (ko) V2v 통신을 이용한 차량 주변 정보를 제공하는 차재용 텔레매틱스 장치 및 그 방법
JP2019147535A (ja) 自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システム
KR20070031559A (ko) 차선이탈경보시스템용 힐스 장치 및 그의 시험 방법
KR20160144285A (ko) 차량의 과속 제한 방법 및 장치
CN109532668B (zh) 一种道路限高杆安全提示系统及方法
JP2018005797A (ja) 運転支援方法およびそれを利用した運転支援装置、運転支援システム、自動運転制御装置、車両、プログラム
CN112017438B (zh) 一种行车决策生成方法及系统
US20190375408A1 (en) Method and device for operating an automated vehicle at an intersection
KR20190134906A (ko) 사용자의 운전 스타일을 반영한 자율 주행 장치 및 방법
JP6561515B2 (ja) 音声通知装置および音声通知方法
US20170334292A1 (en) Information providing apparatus for vehicle
US20080243326A1 (en) Information Output System for a Vehicle and Associated Information Output Method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6561515

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees