JP6558134B2 - 通信機器、及び、通信機器のためのコンピュータプログラム - Google Patents

通信機器、及び、通信機器のためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本明細書で開示される技術は、アクセスポイントとの無線接続を確立可能な通信機器に関する。
特許文献1に開示されているプリンタは、プリンタに備えられているプリンタ用無線タグのタグアンテナと、操作端末に備えられている第1アンテナと、の間の無線通信であるタグ通信を行うことにより、操作端末からアクセスポイントとの無線接続のために用いられるアクセスポイント情報を受信する。プリンタは、受信済みのアクセスポイント情報をプリンタのメモリに記憶させて、アクセスポイントと無線接続を行う。
特開2013−201687号公報
特許文献1の技術では、プリンタは、操作端末とのタグ通信が行われる毎に、操作端末から新たなアクセスポイント情報を受信し、当該新たなアクセスポイント情報をメモリに記憶させる。即ち、特許文献1の技術では、上記のタグ通信が行われる毎に、プリンタのメモリ内のアクセスポイント情報が変わり得る。従って、プリンタは、メモリ内のアクセスポイント情報を変更すべきではない状況であっても、アクセスポイント情報が変更され得る。
本明細書では、アクセスポイント情報が登録されるべきでない状況で、アクセスポイント情報が登録されることを抑制し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される通信機器は、第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、第2のインターフェースを介してアクセスポイントとの無線接続を確立するためのアクセスポイント情報が登録されるべき第1の登録領域を備える機器メモリと、機器制御部と、を備える。機器制御部は、アクセスポイント情報が第1の登録領域に登録されていない状態で、第1のインターフェースが、第1の端末装置から、アクセスポイント情報を通信機器に送信することに関係する第1種の信号を受信する場合に、第1のインターフェースが第1の端末装置から受信する第1のアクセスポイント情報を登録領域に登録する登録部を備える。登録部は、第1のアクセスポイント情報が第1の登録領域に登録された後に、第1のインターフェースが第2の端末装置から第1種の信号を受信する場合に、第2の端末装置に登録されている第2のアクセスポイント情報を、第1のアクセスポイント情報に代えて第1の登録領域に登録せず、第1の登録領域に登録されている第1のアクセスポイント情報の登録を維持する。
上記の構成によると、通信機器は、第1のアクセスポイント情報が登録領域に登録される場合に、第1のアクセスポイント情報を用いて、第2のインターフェースを介してアクセスポイントとの無線接続を確立し得る。そして、通信機器は、第1のアクセスポイント情報が登録領域に登録された後に、第1のインターフェースが第2の端末装置から第1種の信号を受信しても、第2の端末装置に登録されている第2のアクセスポイント情報を第1のアクセスポイント情報に代えて登録領域に登録せず、登録されている第1のアクセスポイント情報の登録を維持する。従って、アクセスポイント情報が登録されるべきでない状況で、アクセスポイント情報が登録されることを抑制し得る。
なお、上記の通信機器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 NFCインターフェースのプロセッサの処理のフローチャートを示す。 制御部のCPUの処理のフローチャートを示す。 プリンタとアクセスポイントとの間でWi−Fi接続が確立されるケースA1のシーケンス図を示す。 プリンタが印刷を実行するケースA2のシーケンス図を示す。 第2実施例のNFCインターフェースのプロセッサの処理のフローチャートを示す。 第2及び第3実施例の制御部のCPUの処理のフローチャートを示す。 第2実施例のシーケンス図を示す。 第3実施例のNFCインターフェースのプロセッサの処理のフローチャートを示す。 第3実施例のシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
通信システム2は、プリンタ10と、携帯端末80、90と、AP(Access Pointの略)100、110と、を備える。プリンタ10と携帯端末80、90とは、Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「Wi−Fi通信」と呼ぶ)と、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)と、を実行可能である。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、PC(Personal Computerの略)等の周辺機器であって、印刷機能を実行可能な周辺機器である。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、有線インターフェース20と、Wi−Fiインターフェース22と、NFCインターフェース24と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する場合がある。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。
有線I/F20は、有線通信を実行するためのI/Fである。有線I/F20に図示しない通信ケーブルが接続されると、有線I/F20は、リンクダウン状態からリンクアップ状態に移行する。一方、有線I/F20から通信ケーブルが取り外されると、有線I/F20は、リンクアップ状態からリンクダウン状態に移行する。
Wi−FiI/F22は、Wi−Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した無線通信方式であり、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信方式である。Wi−FiI/F22は、特に、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。
NFCI/F24は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するための無線I/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。
NFCI/F24は、プロセッサ25と、I/Fメモリ26と、バッファ27と、NFCアンテナ28と、を備える。プロセッサ25は、制御部30と通信可能であり、I/Fメモリ26内の図示しないプログラムに従って各種処理を実行する。
I/Fメモリ26は、不揮発性のメモリであって、外部に送信するための情報を記憶するためのメモリである。I/Fメモリ26には、WFD接続情報40a、及び、所属ネットワーク情報42b(又は42c)が記憶される。図1では、I/Fメモリ26に禁止情報44が記憶されている様子が図示されているが、本実施例では、禁止情報44はI/Fメモリ26に記憶されない。以下ではネットワークのことを「NW」と記載する場合がある。
WFD接続情報40aは、WFDNWの親局(即ち、G/O(Group Owner))として動作するプリンタ10とのWi−Fi接続を確立するための情報であり、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWで利用される各種情報(即ち、SSID(Service Set Identifierの略)、パスワード、認証方式、暗号化方式)を含む。
所属NW情報は、APNW情報42bと、有線NW情報42cと、のどちらかである。APNW情報42bは、AP(例えばAP100)を介してプリンタ10とのWi−Fi通信を実行するために利用される情報であり、APによって形成されるAPNWで利用されるプリンタ10の各種情報(即ち、プリンタ10のMACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、UUID(Universary Unique Identifierの略))を含む。
有線NW情報42cは、有線I/F20がリンクアップする場合に、I/Fメモリ26に記憶される。有線NW情報42cは、有線NWを介してプリンタ10との有線通信を実行するために利用される情報であり、有線NWで利用されるプリンタ10の各種情報(即ち、プリンタ10のMACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、UUID)を含む。
図1の例では、プリンタ10は、AP100との間でWi−Fi接続を確立している。また、プリンタ10の有線I/F20はリンクアップしていない。従って、図1の例では、I/Fメモリ26に記憶される所属NW情報は、APNW情報42bである。以下、プリンタ10とAP100との間でWi−Fi接続が確立されている例(即ち図1の例)に従って、プリンタ10の構成の説明を続ける。
バッファ27は、揮発性のメモリであって、外部からNFCI/F24を介して受信される情報を一時的に記憶するためのメモリである。NFCアンテナ28は、他の機器とのNFC通信時に、各種のデータを受信又は送信するためのアンテナである。
なお、NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイス(NFC Forum Device)と呼ばれるI/Fと、NFCタグ(NFC Tag)と呼ばれるI/Fと、が知られている。本実施例では、NFCI/F24は、NFCタグである。NFCタグであるNFCI/F24は、NFC方式のICタグとして機能する。
NFCタグには、Type4及びType3を含む複数の種類が存在する。種類毎に、電波の変調方式及び通信のルールが異なっている。具体的には、Type4は、ISO/IEC14443の国際規格で定義されている通信Typeであり、Type3は、ISO/IEC18092の国際規格で定義されている通信Typeである。Type4とType3の相違を簡潔に説明する。例えば、端末装置は、Type4のNFCタグにWriteコマンドとReadコマンドとのいずれかを送信すべき場合に、各コマンドのいずれかを送信する前に、各コマンドに対するNFCタグの能力を確認するためのSelect Requestを送信する。端末装置は、NFCタグから送信すべきコマンドに対して処理可能であることを示す信号を受信すると、送信すべきコマンドを送信するが、NFCタグから送信すべきコマンドに対して処理不可能であることを示す信号を受信すると、送信すべきコマンドを送信しない。これに対し、端末装置は、Type3のNFCタグに各コマンドを送信すべき場合に、Select Requestを送信することなく、各コマンドを送信する。本実施例のNFCI/F24は、Type4のNFCタグである。
一方、NFCフォーラムデバイスは、P2P(Peer To Peerの略)モード、R/W(Reader/Writerの略)モード、及び、CE(Card Emulationの略)モードのうちのいずれかのモードで、選択的に動作可能なI/Fである。
ここで、Wi−FiI/F22とNFCI/F24との間の相違点を説明しておく。Wi−FiI/F22を介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F24を介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、Wi−FiI/F22を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFCI/F24を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−FiI/F22を介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFCI/F24を介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メインメモリ34と、を備える。CPU32は、メインメモリ34に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メインメモリ34は、RAM,ROM等によって構成されており、上記のプログラムの他に、種々の情報を記憶する。また、メインメモリ34は、WFD情報登録領域34aと、AP情報登録領域34bと、有線情報登録領域34cと、を備える。
WFD情報登録領域34aは、プリンタ10が親局(即ちG/O)として動作するWFDNWに関係する情報を登録するための領域である。具体的には、WFD情報登録領域34aには、WFD接続情報40aとWFDNW情報42aとが登録される。WFDNW情報42aは、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWを利用してプリンタ10と無線通信を実行するために利用される情報である。具体的には、WFDNW情報42aは、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWで利用されるプリンタ10の各種情報(即ち、プリンタ10のMACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、UUID)を含む。
AP情報登録領域34bは、プリンタ10がWi−Fi接続を確立しているAP100によって形成されるAPNWに関係する情報を登録するための領域である。具体的には、AP情報登録領域34bには、AP接続情報40bとAPNW情報42bとが登録される。AP接続情報40bは、AP100とのWi−Fi接続を確立するために利用される各種情報(即ち、APNWのSSID、パスワード、APNWのBSSID(Basic Service Set Identifierの略。具体的にはAP100のMACアドレス「M100」))を含む。
有線情報登録領域34cは、有線NW情報42cを登録するための領域である。図1の例では、有線I/F20はリンクアップしておらず、有線情報登録領域34c内に有線NW情報42cは登録されていない。そのため、図1では、有線情報登録領域34c内の有線NW情報42cを破線で図示している。
(携帯端末80、90の構成)
携帯端末80は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA,ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末80は、プリンタ10のWi−FiI/F22と同様のWi−FiI/Fを備える。また、携帯端末80は、NFCI/Fを備える。携帯端末80のNFCI/Fは、上記のNFCフォーラムデバイスである。携帯端末80のNFCI/Fは、R/Wモード及びP2Pモードが有効化され、CEモードが無効化された状態で動作している。携帯端末80は、さらに、図示しない操作部、表示部、制御部等を備える。図1の例では、携帯端末80は、AP100とWi−Fi接続を確立している。携帯端末90は、携帯端末80と同様の構成を備える。なお、携帯端末80は、AP100とWi−Fi接続を確立しており、携帯端末90は、AP110とWi−Fi接続を確立している。
(AP100、110の構成)
AP100、110は、Wi−FiNW(即ちAPNW)の親局として動作して、APNWを形成する。プリンタ10及び携帯端末80は、AP100によって形成されるAPNWに子局(具体的にはステーション)として所属する。AP100は、プリンタ10と携帯端末80との間のWi−Fi通信を中継する。携帯端末90は、AP110によって形成されるAPNWに子局として所属する。AP100によって形成されるAPNWのBSSID(即ち、AP100のMACアドレス)は、「M100」である。AP110が形成するAPNWのBSSID(即ち、AP110のMACアドレス)は、「M110」である。
(プリンタ10の電源ON時の処理)
プリンタ10の電源がONされる場合に、NFCI/F24のプロセッサ25は、図2の処理を開始し、制御部30のCPU32は、図3の処理を開始する。制御部30のCPU32は、図3の処理とは別に、さらに、有線I/F20の状態に応じた処理(図示しない)を実行する。図2、図3の処理を説明する前に、この処理について先に説明しておく。
(有線I/Fの状態に応じた処理)
メインメモリ34のAP情報登録領域34bにAP接続情報40b及びAPNW情報42bが登録されているか否かに関わらず、有線I/F20がリンクダウン状態からリンクアップ状態に移行すると、CPU32は、有線NW情報42c(図1参照)をメインメモリ34の有線情報登録領域34cに登録する。さらに、CPU32は、有線NW情報42cをNFCI/F24に供給する。これにより、NFCI/F24のI/Fメモリ26に有線NW情報42cが所属NW情報として記憶される。その後、有線I/F20がリンクアップ状態からリンクダウン状態に移行すると、CPU32は、有線NW情報42cをメインメモリ34の有線情報登録領域34cから削除し、さらに、削除指示をNFCI/F24に供給して、I/Fメモリ26から有線NW情報42cを削除する。
(NFCI/F24のプロセッサ25の処理;図2)
次いで、図2を参照して、プリンタ10の電源がONされる際に、NFCI/F24のプロセッサ25によって実行される処理について説明する。S10では、プロセッサ25は、携帯端末(例えば携帯端末80)とのNFC接続が確立することを監視する。
携帯端末(例えば携帯端末80)のユーザは、プリンタ10に印刷を実行させることを希望する場合には、所定の印刷指示を携帯端末に入力した後に、プリンタ10に携帯端末を近づける。また、携帯端末のユーザは、携帯端末自身が参加しているAPNWにプリンタ10も参加することを希望する場合には、AP接続情報をプリンタ10に送信するための所定の送信指示を携帯端末に入力した後に、プリンタ10に携帯端末を近づける。以下では、プリンタ10に近づけられる携帯端末のことを「対象端末」と呼ぶ。対象端末のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離(例えば10cm)未満になると、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される。対象端末とのNFC接続が確立すると、プロセッサ25は、S10でYESと判断し、S12の監視に進む。
S12では、プロセッサ25は、対象端末から、Select Requestを受信することを監視する。対象端末のユーザが、上記の所定の印刷指示を実行した場合、または上記の所定の送信指示を実行した場合には、対象端末は、まず、Select Requestをプリンタ10に送信する。この場合、プロセッサ25は、対象端末からSelect Requestを受信し、S12でYESと判断して、S14に進む。
S14では、プロセッサ25は、Readコマンド及びWriteコマンドの両方に対して処理を実行可能であることを示すOK信号を対象端末に送信する。対象端末は、OK信号を受信すると、上記の印刷指示が入力されている場合には、Readコマンドをプリンタ10に送信し、上記所定の送信指示が入力されている場合には、対象端末に記憶されているAP接続情報を含むWriteコマンドをプリンタ10に送信する。
S16では、プロセッサ25は、対象端末から、プリンタ10のI/Fメモリ26に記憶されている情報の送信を要求するReadコマンドを受信するか、AP接続情報を含むWriteコマンドを受信するか、を監視する。ここで、Writeコマンドが受信される場合、S16でYESと判断し、プロセッサ25は、受信済みのAP接続情報をNFCI/F24のバッファ27に一時記憶させる。
S18では、プロセッサ25は、S16でバッファ27に記憶されたAP接続情報を、I/Fメモリ26に記憶させることなく、制御部30に供給する。S18が終了すると、S10に戻る。
本実施例とは異なり、NFCI/Fのプロセッサが、AP情報登録領域に登録される前のAP接続情報をI/Fメモリに記憶させる構成を採用する場合がある。その場合、AP情報登録領域に登録させるためのAP接続情報が他の端末装置によって読み出されるおそれがある。これに対し、本実施例では、上記の通り、プロセッサ25は、AP情報登録領域34bに登録させるためのAP接続情報をI/Fメモリ26に記憶させることなく、制御部30に供給する(S18)。そのため、AP情報登録領域34bに登録させるためのAP接続情報が他の端末装置によって読み出される事態の発生を抑制することができる。
一方、S14でReadコマンドが受信される場合、プロセッサ25は、S14でNOと判断し、S26に進む。S26では、プロセッサ25は、I/Fメモリ26からWFD接続情報40a及び所属NW情報42b(又は42c)を読み出して、これらの情報40a、42b(又は42c)を対象端末に送信する。なお、S26が実行される際に、I/Fメモリ26に所属NW情報42b(又は42c)が記憶されていない場合には、プロセッサ25は、I/Fメモリ26内のWFD接続情報40aのみを対象端末に送信する。S26が終了すると、S10に戻る。
(制御部30のCPU32の処理;図3)
次いで、図3を参照して、制御部30のCPU32の処理について説明する。S30では、CPU32は、プリンタ10の動作状態をWFD方式のデバイス状態からG/O状態に移行させる。これにより、CPU32は、WFDNWのG/Oとして動作し、プリンタ10が親局として動作するWFDNWを形成する。
次いで、S32では、CPU32は、WFD接続情報40a及びWFDNW情報42aをWFD情報登録領域34a(図1参照)に登録する。WFD接続情報は、以下のように準備される。CPU32は、例えば、ランダムに文字列を選択することによって、SSID及びパスワードを生成する。CPU32は、予め決められている認証方式及び暗号化方式をメインメモリ34から取得することによって、これらの情報を準備する。WFDNW情報は、以下のように準備される。CPU32は、予め決められているプリンタ10のMACアドレス、サブネットマスク、及び、UUIDをメインメモリ34から取得することによって、これらの情報を準備する。CPU32は、例えば、予め決められている数値範囲から1個の数値を決定することによって、プリンタ10のIPアドレスを準備する。
次いで、S34では、CPU32は、NFCI/F24にWFD接続情報40aを供給する。これにより、I/Fメモリ26にWFD接続情報40aが記憶される。S34を終えると、CPU32は、S36、S44の監視を開始する。
S36では、CPU32は、対象端末からWi−FiI/F22を介してWi−Fi接続要求を受信することを監視する。対象端末は、プリンタ10からWFD接続情報40aを受信する場合(図2のS26参照)に、WFD接続情報40a内のSSIDを含むWi−Fi接続要求(具体的にはProbe Request)をプリンタ10に送信し得る。CPU32は、対象端末からWi−Fi接続要求を受信すると、S36でYESと判断し、S38に進む。
S38では、CPU32は、Wi−Fi接続処理を実行して、対象端末とのWi−Fi接続を確立する。具体的には、CPU32は、Wi−Fi接続要求(即ちProbe Request)を受信すると、応答信号(即ちProbe Response)を対象端末に送信する。次いで、CPU32は、対象端末からAuthentication Request及びAssociation Requestを受信し、応答信号を対象端末に送信する。そして、CPU32は、4-way handshakeを対象端末と実行する。上記の各プロセスが終了すると、対象端末とのWi−Fi接続が確立される。CPU32は、対象端末のMACアドレスを管理リスト(図示省略)に記述する。これにより、CPU32は、S30で形成されたWFDNWに対象端末を子局(即ちクライアント)として参加させることができる。
S40では、CPU32は、WFDNWを利用して、対象端末からWi−FiI/F22を介して印刷データを受信し、印刷データを印刷実行部16に供給して、印刷データによって表わされる画像の印刷を印刷実行部16に実行させることにより、印刷データに従って印刷を実行する。
S42では、CPU32は、管理リストから対象端末のMACアドレスを削除することにより、対象端末とのWi−Fi接続を切断する。S42が終了すると、S36及びS44の監視に戻る。
上記の通り、本実施例では、プリンタ10は、WFD接続情報がWFD情報登録領域34aに登録された後に、WFD接続情報をI/Fメモリ26に記憶させるので、NFC通信を利用してWFD接続情報を対象端末に送信することができる(図2のS26参照)。従って、プリンタ10は、対象端末とのWi−Fi接続を適切に確立し得る。
なお、対象端末が既にプリンタ10と同じNWに所属済みである場合には、CPU32は、上記のWi−Fi接続要求を対象端末から受信しない(S36でNO)。図3では図示していないが、例えば、プリンタ10が既にAP100とのWi−Fi接続を確立していれば、対象端末は、プリンタ10からWFD接続情報40aとともにAPNW情報42bを受信する(図2のS26)。対象端末は、APNW情報42bに含まれる情報を用いて、プリンタ10との間で、AP100を介したWi−Fi通信を試行する。通信が成功すれば、対象端末とプリンタ10とは同じAPNWに所属していることが確認される。その場合、対象端末は、上記のWi−Fi接続要求をプリンタ10に送信することなく、AP100を介して印刷データをプリンタ10に送信する。また、例えば、プリンタ10の有線I/F20がリンクアップしていれば、対象端末は、プリンタ10からWFD接続情報40aとともに有線NW情報42cを受信する。対象端末は、有線NW情報42cに含まれる情報を用いてAP100を介したWi−Fi通信を行うことで、AP100が接続されている可能性のある有線LANを介して、プリンタ10との通信を試行する。通信が成功すれば、対象端末とプリンタ10とはともに有線NWに所属していることが確認される。その場合、対象端末は、上記のWi−Fi接続要求をプリンタ10に送信することなく、有線NWを利用して印刷データをプリンタ10に送信する。
また、S44では、CPU32は、NFCI/F24からAP接続情報を取得することを監視する。上記の通り、NFCI/F24のプロセッサ25は、対象端末からAP接続情報を受信すると、AP接続情報を制御部30に供給する(図2のS16でYES、S18参照)。この場合、CPU32は、NFCI/F24からAP接続情報を取得し、S44でYESと判断し、S46に進む。
S46では、CPU32は、AP接続情報が取得(S44でYES)される前に、AP情報登録領域34bに既にAP接続情報40b(図1参照)が登録済みであるか否かを判断する。AP情報登録領域34bにAP接続情報40bが登録されている場合には、CPU32は、S46でYESと判断し、S56において、表示部14に所定のエラーメッセージを表示させるエラー処理を行う。S56が終了すると、S36及びS44の監視に戻る。一方、AP情報登録領域34bにAP接続情報40bが登録されていない場合には、CPU32は、S46でNOと判断し、S48に進む。
S48では、CPU32は、AP接続情報が取得(S44でYES)される前に、有線情報登録領域34cに既に有線NW情報42c(図1参照)が登録済みであるか否かを判断する。有線情報登録領域34cに有線NW情報42cが登録されている場合には、CPU32は、S48でYESと判断し、S56において、エラー処理を行う。一方、有線情報登録領域34cに有線NW情報42cが登録されていない場合には、CPU32は、S48でNOと判断し、S49に進む。
S49では、CPU32は、Wi−FiI/F22を介して、Wi−Fi接続要求をAP(例えばAP100)に送信する。具体的には、CPU32は、S44で取得されたAP接続情報内のSSIDを含むWi−Fi接続要求(Probe Request)をAPに送信する。以下では、Wi−Fi接続要求内のSSIDを利用しているAP、即ち、Wi−Fi接続要求の送信先のAPのことを、「対象AP」と呼ぶ。
S50では、CPU32は、Wi−Fi接続処理を実行して、対象APとのWi−Fi接続を確立する。具体的には、CPU32は、Authentication Request及びAssociation Requestを送信し、さらに、4-way handshakeを対象APと実行する。これにより、プリンタ10は、対象APによって形成されているAPNWに子局として参加することができる。CPU32は、さらに、対象APからAPNW情報を受信する。
S52では、CPU32は、S44で取得されたAP接続情報40bをAP情報登録領域34bに登録する。S54では、CPU32は、S50で受信されたAPNW情報をAP情報登録領域34bに登録する。S55では、CPU32は、S50で受信されたAPNW情報をNFCI/F24に供給する。これにより、NFCI/F24のI/Fメモリ26において、所属NW情報としてAPNW情報42bが記憶される。S55が終了すると、S36、S44の監視に戻る。
上記の通り、本実施例では、CPU32は、AP接続情報がAP情報登録領域34bに登録されておらず(S46でNO)、かつ、有線I/F20がリンクアップしていない場合(S48でNO)に、受信されたAP接続情報をAP情報登録領域34bに登録する(S52)。一方、CPU32は、AP接続情報がAP情報登録領域34bに登録されておらず(S46でNO)、有線I/F20がリンクアップしている場合(S48でYES)には、受信されたAP接続情報をAP情報登録領域34bに登録しない(S56)。即ち、本実施例では、プリンタ10は、有線I/F20がリンクアップしているか否かに応じて、受信されたAP接続情報をAP情報登録領域34bに登録するか否かを適切に切り替えることができる。一方、通信による処理負荷を抑えるために、有線I/F20とWi−FiI/F22との一方を利用している期間は他方を利用できないようにプリンタ10が構成されている場合、有線I/F20がリンクアップしているときに、APとのWi−Fi接続を行うためのAP接続情報の登録を許容すると、有線NWが切断されてしまう恐れがある。従って、本実施例では、上記の状況の発生を抑制することができる。
(具体的なケース)
続いて、図4、図5を参照して、図2、図3のフローチャートによって実現される具体的なケースA1、A2を説明する。
(ケースA1;図4)
ケースA1は、プリンタ10とAP100との間でWi−Fi接続が確立されるケースを示す。なお、ケースA1の開始時点では、プリンタ10のAP情報登録領域34bにはAP接続情報40bは登録されておらず、有線情報登録領域34cにも有線NW情報42cは登録されていない(即ち、有線I/F20はリンクアップしていない)。また、ケースA1の開始時点で、携帯端末80はAP100とWi−Fi接続を確立しており、携帯端末90はAP110とWi−FI接続を確立している(図1参照)。
A01では、携帯端末80のユーザは、プリンタ10にAP接続情報を送信するための所定の送信指示を携帯端末80に入力する。次いで、A02では、携帯端末80のユーザは、携帯端末80をプリンタ10に近づける。
T10では、携帯端末80のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離(例えば10cm)未満になることにより、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される(図2のS10でYES)。
プリンタ10は、T12において、携帯端末80からSelect Requestを受信し(S12でYES)、T14において、OK信号を携帯端末80に送信する(S14)。次いで、プリンタ10は、T16において、携帯端末80からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信し(S16でYES)、T18において、AP接続情報がAP情報登録領域34bに登録されていないと判断する(図3のS46、S48でNO)。
次いで、プリンタ10は、T20において、Wi−Fi接続要求をAP100に送信し(S49)、T22において、AP100とのWi−Fi接続を確立する(S50)。これにより、プリンタ10は、AP100によって形成されているAPNWに参加する。次いで、プリンタ10は、T24においてAP100からAPNW情報を受信し、T26、T28において、AP接続情報、APNW情報をAP情報登録領域34bに登録する(S52、S54)。次いで、T29において、プリンタ10は、APNW情報をNFCI/F24に供給する(S55)。これにより、プリンタ10のI/Fメモリ26にAPNW情報(図1の符号42b参照)が記憶される。
その後、A03において、携帯端末90のユーザが、送信指示を携帯端末90に入力する。次いで、A04では、携帯端末90のユーザは、携帯端末90をプリンタ10に近づける。
T30では、携帯端末90のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離未満になることにより、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される(図2のS10でYES)。
プリンタ10は、T32において、携帯端末90からSelect Requestを受信し(S12でYES)、T34において、OK信号を携帯端末90に送信する(S14)。次いで、プリンタ10は、T36において、携帯端末90からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信し(S16でYES)、T38において、AP接続情報が既にAP情報登録領域34bに登録されていると判断する(図3のS46でYES)。T40では、プリンタ10は、携帯端末90から受信されたAP接続情報を、既にAP情報登録領域34bに登録されているAP接続情報に代えて、新たに登録(即ち上書き)しない。次いで、T42に示すように、プリンタ10は、AP110に対してWi−Fi接続要求も送信しない。T44では、プリンタ10は、Wi−Fi設定の処理をエラー終了する(S56)。
(ケースA2;図5)
ケースA2は、プリンタ10が、携帯端末80から印刷データを受信して印刷を実行するケースを示す。なお、図5のケースA2は、ケースA1の終了後のケースである。即ち、ケースA2の開始時点で、プリンタ10はAP100との間でWi−Fi接続を確立している。
A11では、携帯端末80のユーザは、所定の印刷指示を携帯端末80に入力する。次いで、A12では、携帯端末80のユーザは、携帯端末80をプリンタ10に近づける。
T50では、携帯端末80のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間にNFC接続が確立される(図2のS10でYES)。
プリンタ10は、T52において、Select Requestを受信し(S12でYES)、T54において、OK信号を携帯端末80に送信する(S14)。次いで、プリンタ10は、T56において、携帯端末80から、I/Fメモリ26内の情報の送信を要求するためのReadコマンドを受信し(S16でNO)、T58において、I/Fメモリ26内に記憶されているWFD接続情報及びAPNW情報を携帯端末80に送信する。
携帯端末80は、WFD接続情報及びAPNW情報(T58)を受信すると、受信されたAPNW情報を用いて、プリンタ10との間で、AP100を介したWi−Fi通信を試行する。この場合、Wi−Fi通信は成功する。そのため、携帯端末80は、携帯端末80とプリンタ10とがともにAP100が形成するAPNWに所属することを確認することができる。
プリンタ10は、T60、T62において、携帯端末80から、AP100を介して、印刷データを受信する。この場合、プリンタ10は、携帯端末80から、WFD接続情報を含むWi−Fi接続要求を受信しない。プリンタ10は、T64において、受信された印刷データに従って印刷を実行する。
その後、A13において、携帯端末90のユーザは、印刷指示を携帯端末90に入力する。次いで、A14では、携帯端末90のユーザは、携帯端末90をプリンタ10に近づける。
その後、プリンタ10は、携帯端末90との間で、上記のT50〜T58と同様の処理を実行する。
携帯端末90は、WFD接続情報及びAPNW情報(T58)を受信すると、受信されたAPNW情報を用いて、プリンタ10との間で、AP110を介したWi−Fi通信を試行する。この場合、Wi−Fi通信は失敗する。そのため、携帯端末90は、携帯端末90とプリンタ10とが共通のAPNWに所属していないことを確認することができる。
プリンタ10は、T70において、携帯端末90から、WFD接続情報内のSSIDを含むWi−Fi接続要求を受信し(図3のS36でYES)、T72において、携帯端末90との間でWi−Fi接続を確立する(S38)。次いで、T74において、プリンタ10は、携帯端末90から印刷データを受信すると、T76において、受信された印刷データに従って印刷を実行する(S40)。次いで、プリンタ10は、T78において、携帯端末90とのWi−Fi接続を切断する(S42)。
(本実施例の効果)
本実施例では、図4の例に示すように、プリンタ10は、携帯端末80からAP接続情報を受信すると、当該AP接続情報を用いて、AP100とのWi−Fi接続を確立することができる(T22)。そして、プリンタ10は、携帯端末80から受信されたAP接続情報がAP情報登録領域34bに登録された後に、携帯端末90から、別のAP接続情報を含むWriteコマンドを受信しても、携帯端末90から受信されたAP接続情報を、既にAP情報登録領域34bに登録されているAP接続情報に代えて、新たに登録(即ち上書き)せず(T40)、既にAP情報登録領域34bに登録されているAP接続情報の登録を維持する。従って、本実施例では、AP接続情報が登録されるべきでない状況で、AP接続情報が登録されることを抑制することができる。なお、プリンタ10が既にAP情報登録領域34bに登録されているAP接続情報に代えて、新たなAP接続情報を登録しないことは、新たなAP接続情報の登録を禁止しているともいえる。
また、本実施例では、図5の例に示すように、プリンタ10は、AP100との間でWi−Fi接続が確立された後は、WFD接続情報に加え、所属NW情報を携帯端末80(90)に送信することができる(T58)。APNW情報を受信した携帯端末80(90)は、APNW情報を用いて、プリンタ10との間で、Wi−Fi通信を試行することにより、携帯端末80(90)が、プリンタ10と同様にAP100が形成するAPNWに所属しているか否かを確認することができる。図5の例では、携帯端末80はAP100が形成するAPNWに所属していることを確認することができる。そのため、プリンタ10と携帯端末80は、WFD接続情報を用いてWi−Fi接続を確立せずに済む。
(対応関係)
プリンタ10、携帯端末80、携帯端末90が、それぞれ、「通信機器」、「第1の端末装置」、「第2の端末装置」の一例である。また、NFCI/F24、Wi−FiI/F22、有線I/F20が、それぞれ、「第1のインターフェース」、「第2のインターフェース」、「第3のインターフェース」の一例である。NFC方式が「第1の通信方式」の一例である。Wi−Fi方式が「第2の通信方式」の一例である。制御部30、メインメモリ34、AP情報登録領域34b、WFD情報登録領域34aが、それぞれ、「機器制御部」、「機器メモリ」、「第1の登録領域」、「第2の登録領域」の一例である。プロセッサ25、I/Fメモリ26、バッファ27が、それぞれ、「インターフェース制御部」、「第1のインターフェースメモリ」、「第2のインターフェースメモリ」の一例である。図4の携帯端末80から受信されるAP接続情報、携帯端末90から受信されるAP接続情報が、それぞれ、「第1のアクセスポイント情報」、「第2のアクセスポイント情報」の一例である。WFD接続情報40aが「親局情報」の一例である。APNW情報42bが「無線通信情報」の一例である。図5の例の携帯端末80、90が「第3の端末装置」の一例である。Writeコマンドが「第1種の信号」の一例である。Readコマンドが「第3種の信号」の一例である。
図3のS52、S56が「登録部」が実行する処理の一例である。S32が「第2の記憶制御部」が実行する処理の一例である。S34が「第3の記憶制御部」が実行する処理の一例である。S49、S50が「確立部」が実行する処理の一例である。S55が「第4の記憶制御部」が実行する処理の一例である。
図2のS16が、「第1の受信部」、「第2の受信部」が実行する処理の一例である。S18が、「第1の供給部」、「第2の供給部」、「第3の供給部」が実行する処理の一例である。S24が、「第4の受信部」が実行する処理の一例である。S26が、「第3の送信部」が実行する処理の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、図1に示すように、I/Fメモリ26内に禁止情報44がさらに記憶されている点が第1実施例とは異なる。禁止情報44は、NFCI/F24から制御部30への情報の供給を禁止するための情報である。また、NFCI/F24のプロセッサ25が実行する処理(図6)、及び、制御部30のCPU32が実行する処理(図7)の内容の一部も、第1実施例とは異なる。以下に説明する。
(NFCI/F24のプロセッサ25の処理;図6)
図6を参照して、プロセッサ25によって実行される処理について説明する。S70では、プロセッサ25は、対象端末との間でNFC接続が確立することを監視する。S70の内容は図2のS10と同じである。S70でYESの場合、プロセッサ25は、S72の監視を行う。S72は、図2のS12と同じである。S72でYESの場合、S74に進む。
S74では、プロセッサ25は、I/Fメモリ26に禁止情報44(図1参照)が記憶されているか否かを判断する。I/Fメモリ26に禁止情報44が既に記憶されている場合、プロセッサ25は、S74でYESと判断し、S82に進む。S82では、プロセッサ25は、Readコマンドに対して処理を実行可能であり、Writeコマンドに対して処理を実行可能ではないことを示す特定の信号を対象端末に送信する。S82が終了すると、S70に戻る。一方、I/Fメモリ26に禁止情報44が記憶されていない場合、プロセッサ25は、S74でNOと判断し、S76に進む。
S76では、プロセッサ25は、OK信号を対象端末に送信する。続くS78、S80、S88は、それぞれ、図2のS16、S18、S26と同じである。S80又はS88が終了すると、S70に戻る。
(制御部30のCPU32の処理;図7)
次いで、図7を参照して、制御部30のCPU32の処理について説明する。S100、S102、S104は、それぞれ、図3のS30、S32、S34と同じである。S104を終えると、プロセッサ25は、S106、S114の監視を行う。S106、S114は、それぞれ、図3のS36、S44と同じである。S106でYESの場合、S108に進み、S114でYESの場合、S116に進む。
S108、S110、S112は、それぞれ、図3のS38、S40、S42と同じである。S112が終了すると、S106、S114の監視に戻る。
S116、S120、S122、S124、S125は、それぞれ、図3のS49、S50、S52、S54、S55と同様である。本実施例では、S125が終了すると、S126に進む。
S126では、CPU32は、NFCI/F24に禁止コマンドを供給する。NFCI/F24のプロセッサ25は、制御部30から禁止コマンドを取得すると、I/Fメモリ26に、禁止情報を記憶させる。S126が終了すると、S106、S114の監視に戻る。
(具体的なケース(ケースB1);図8)
続いて、図8を参照して、図6、図7のフローチャートによって実現される具体的なケースB1を説明する。ケースB1は、プリンタ10とAP100との間でWi−Fi接続が確立されるケースを示す。なお、プリンタ10が、携帯端末80から印刷データを受信して印刷を実行するケースB2(図示しない)については、図5のケースA2と同様であるため、説明を省略する。
なお、ケースB1の開始時点でも、ケースA1(図4)の開始時点と同様に、プリンタ10のAP情報登録領域34bにはAP接続情報40bは登録されておらず、有線情報登録領域34cにも有線NW情報42cは登録されていない(即ち、有線I/F20はリンクアップしていない)。即ち、I/Fメモリ26には禁止情報は記憶されていない。
A21では、携帯端末80のユーザは、所定の送信指示を携帯端末80に入力する。次いで、A22では、携帯端末80のユーザは、携帯端末80をプリンタ10に近づける。
T80では、携帯端末80のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離未満になることにより、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される(図6のS70でYES)。
プリンタ10は、T82において、携帯端末80からSelect Requestを受信する(S72でYES)と、T84において、I/Fメモリ26に禁止情報が記憶されていないと判断する(S74でNO)。次いで、プリンタ10は、T86において、OK信号を携帯端末80に送信する(S76)。次いで、プリンタ10は、T88において、携帯端末80からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信し(S78でYES)、T90において、Wi−Fi接続要求をAP100に送信する(図7のS116)。
次いで、プリンタ10は、T92において、AP100との間でWi−Fi接続を確立する(S120)。これにより、プリンタ10は、AP100が形成するAPNWに参加する。次いで、プリンタ10は、T94においてAP100からAPNW情報を受信し、T96、T98において、AP接続情報とAPNW情報とをAP情報登録領域34bに登録する(S122、S124)。次いで、T100において、プリンタ10は、APNW情報をNFCI/F24に供給する(S125)。これにより、プリンタ10のI/Fメモリ26にAPNW情報42b(図1参照)が記憶される。さらに、プリンタ10は、T102において、禁止コマンドをNFCI/F24に供給する(S126)。これにより、プリンタ10のI/Fメモリ26に禁止情報44(図1参照)が記憶される。
その後、A23において、携帯端末90のユーザが、送信指示を携帯端末90に入力する。次いで、A24では、携帯端末90のユーザは、携帯端末90をプリンタ10に近づける。
T110では、携帯端末90のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離未満になることにより、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される(図6のS70でYES)。
プリンタ10は、T112において、携帯端末90からSelect Requestを受信する(S72でYES)と、T114において、I/Fメモリ26に禁止情報44が記憶されていると判断する(S74でYES)。次いで、プリンタ10は、T116において、特定の信号を携帯端末90に送信する(S82)。
この場合、プリンタ10は、AP接続情報を含むWriteコマンドを携帯端末90から受信しない(T118)。プリンタ10は、T120において、Wi−Fi設定処理をエラー終了する。
(本実施例の効果)
上記の通り、本実施例では、プロセッサ25は、禁止情報44がI/Fメモリ26に記憶された後は、対象端末からWriteコマンドを受信しない(図6のS74〜S82参照)。即ち、プロセッサ25は、禁止情報44がI/Fメモリ26に記憶された後は、対象端末から新たなAP接続情報を受信しない。そのため、本実施例では、プリンタ10は、禁止情報がI/Fメモリ26に記憶された後に、AP情報登録領域34bに登録されたAP接続情報が新たなAP接続情報に代わることを適切に抑制することができる。なお、禁止情報44がI/Fメモリ26に記憶されることで、対象端末からWriteコマンドを受信しないことにより、新たなAP接続情報を受信しない行為は、新たなAP接続情報の登録を禁止しているともいえる。
(対応関係)
Select Request、Writeコマンドが、それぞれ、「第1種の信号」、「第2種の信号」の一例である。OK信号、特定の信号が、それぞれ、「第1の応答信号」、「第2の応答信号」の一例である。図7のS126が、「第1の記憶制御部」が実行する処理の一例である。図6のS72でYESの場合の処理が、「第1の受信部」、「第3の受信部」が実行する処理の一例である。S76が「第1の送信部」が実行する処理の一例である。S78が「第2の受信部」が実行する処理の一例である。S80が「供給部」が実行する処理の一例である。S82が「第2の送信部」が実行する処理の一例である。
(第3実施例)
第3実施例は、第2実施例の変形例である。そのため、第1、第2実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、NFCI/F24が、Type3のNFCタグである点が、第1、第2実施例とは異なる。本実施例でも、第2実施例と同様に、I/Fメモリ26内に禁止情報44が記憶される。本実施例では、NFCI/F24のプロセッサ25が実行する処理(図9)の一部が、第2実施例とは異なる。なお、制御部30のCPU32が実行する処理の内容は、第2実施例(図7)とほぼ同様であるため、説明を省略する。
(NFCI/F24のプロセッサ25の処理;図9)
図9を参照して、本実施例のプロセッサ25の処理について説明する。S130では、プロセッサ25は、対象端末との間でNFC接続が確立することを監視する。S130の内容も、図2のS10と同じである。S130でYESの場合、プロセッサ25は、S132の監視を行う。即ち、プロセッサ25は、対象端末から、AP接続情報を含むWriteコマンドと、Readコマンドとのうちのどちらかを受信することを監視する。
上記の通り、本実施例のNFCI/F24は、Type3のNFCタグである。そのため、対象端末のユーザが上記の送信指示を実行した場合には、対象端末は、Select Requestをプリンタ10に送信することなく、AP接続情報を含むWriteコマンドをプリンタ10に送信する。この場合、プロセッサ25は、対象端末からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信し、S132でYESと判断して、S134に進む。
一方、対象端末のユーザが上記の印刷指示を実行した場合には、対象端末は、Select Requestをプリンタ10に送信することなく、Readコマンドをプリンタ10に送信する。この場合、プロセッサ25は、対象端末からReadコマンドを受信し、S132でNOと判断して、S146に進む。
S134では、プロセッサ25は、I/Fメモリ26に禁止情報が記憶されているか否かを判断する。I/Fメモリ26に禁止情報44が既に記憶されている場合、プロセッサ25は、S134でYESと判断する。S134でYESの場合、プロセッサ25は、AP接続情報を制御部30に供給することなく、S130の処理に戻る。一方、I/Fメモリ26に禁止情報が記憶されていない場合、プロセッサ25は、S134でNOと判断し、S136に進む。
S136では、プロセッサ25は、受信済みのAP接続情報を制御部30に供給する。S136が終了すると、S130の監視に戻る。
一方、S146では、プロセッサ25は、I/Fメモリ26に記憶されているWFD接続情報40a及び所属NW情報42b(又は42c)を対象端末に送信する。S146の内容は、図2のS26と同様であるため、詳しい説明を省略する。S146が終了すると、S10の監視に戻る。
(具体的なケース(ケースC1);図10)
続いて、図10を参照して、図9、図7のフローチャートによって実現される具体的なケースC1を説明する。ケースC1も、プリンタ10とAP100との間でWi−Fi接続が確立されるケースを示す。なお、プリンタ10が、携帯端末80から印刷データを受信して印刷を実行するケースC2(図示しない)については、図5のケースA2と同様であるため、詳しい説明を省略する。
なお、ケースC1の開始時点でも、ケースA1(図4)の開始時点と同様に、プリンタ10のAP情報登録領域34bにはAP接続情報40bは登録されておらず、有線情報登録領域34cにも有線NW情報42cは登録されていない(即ち、有線I/F20はリンクアップしていない)。即ち、I/Fメモリ26には禁止情報は記憶されていない。
A31では、携帯端末80のユーザは、所定の送信指示を携帯端末80に入力する。次いで、A32では、携帯端末80のユーザは、携帯端末80をプリンタ10に近づける。
T130では、携帯端末80のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離未満になることにより、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される(図9のS130でYES)。
プリンタ10は、T132において、携帯端末80からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信すると(S132でYES)、T134において、I/Fメモリ26に禁止情報が記憶されていないと判断する(S134でNO)。次いで、プリンタ10は、T136において、Wi−Fi接続要求をAP100に送信し(図7のS116)、T138において、AP100との間でWi−Fi接続を確立する(S120)。これにより、プリンタ10は、AP100が形成するAPNWに参加する。次いで、プリンタ10は、T140において、AP100からAPNW情報を受信する。そして、プリンタ10は、T142、T144において、AP接続情報とAPNW情報とをAP情報登録領域34bに登録する(S122、S124)。次いで、プリンタ10は、T146において、APNW情報をNFCI/F24に供給する(S125)。これにより、プリンタ10のI/Fメモリ26にAPNW情報42b(図1参照)が記憶される。さらに、プリンタ10は、T148において、禁止コマンドをNFCI/F24に供給する(S126)。これにより、プリンタ10のI/Fメモリ26に禁止情報44(図1参照)が記憶される。
その後、A33において、携帯端末90のユーザが、送信指示を携帯端末90に入力する。次いで、A24では、携帯端末90のユーザは、携帯端末90をプリンタ10に近づける。
T160では、携帯端末90のNFCI/Fとプリンタ10のNFCI/F24との間の距離が所定の距離未満になることにより、これらのI/Fの間にNFC接続が確立される(図9のS130でYES)。
プリンタ10は、T162において、携帯端末90からAP接続情報を含むWriteコマンド(T162)を受信し(S132でYES)、T164において、I/Fメモリ26に禁止情報44が既に記憶されていると判断する(S134でYES)。この場合、プロセッサ25は、AP接続情報を制御部30に送信しない。プリンタ10は、T166において、Wi−Fi接続処理をエラー終了する。
(本実施例の効果)
上記の通り、本実施例では、プロセッサ25は、禁止情報44がI/Fメモリ26に記憶された後は、対象端末からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信する場合であっても、受信されたAP接続情報を制御部30に供給しない(図9のS132〜S136参照)。即ち、プロセッサ25は、禁止情報44がI/Fメモリ26に記憶された後は、対象端末から新たなAP接続情報を受信しても、制御部30には供給しない。そのため、本実施例では、プリンタ10は、禁止情報がI/Fメモリ26に記憶された後に、AP情報登録領域34bに登録されたAP接続情報が新たなAP接続情報に代わることを適切に抑制することができる。なお、禁止情報44がI/Fメモリ26に記憶されることで、対象端末から新たなAP接続情報を受信しても制御部30には供給しないことにより、新たなAP接続情報を登録しない行為は、新たなAP接続情報の登録を禁止しているともいえる。
(対応関係)
Writeコマンドが「第1種の信号」の一例である。図7のS126が、「第1の記憶制御部」が実行する処理の一例である。図9のS132でYESの場合の処理が、「第1の受信部」、「第2の受信部」が実行する処理の一例である。S136が「供給部」が実行する処理の一例である。
以上、本明細書で開示する技術の具体例を説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、プロセッサ25は、対象端末から受信され、バッファ27に一時的に記憶されたAP接続情報を、I/Fメモリ26に記憶させることなく、制御部30に供給する(図2のS18、図6のS80、図9のS136参照)。これに限られず、プロセッサ25は、対象端末から受信され、バッファ27に一時的に記憶されたAP接続情報を、I/Fメモリ26に記憶させた後で、制御部30に供給するようにしてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、CPU32は、WFD接続情報40a、及び、所属NW情報42b(又は42c)をNFCI/F24に供給し、I/Fメモリ26に記憶させる(図3のS34、図7のS104参照)。プロセッサ25は、対象端末からReadコマンドを受信すると、I/Fメモリ26に記憶されているWFD接続情報40a及び所属NW情報を対象端末に送信する(図2のS26、図6のS88、図9のS146参照)。これに限られず、CPU32は、WFD接続情報40a及び所属NW情報をNFCI/F24に供給しなくてもよい。即ち、I/Fメモリ26にWFD接続情報40a等を記憶させなくてもよい。この場合、プロセッサ25は、対象端末からReadコマンドを受信すると、Readコマンドを受信したことを示す所定の通知を制御部30に供給してもよい。CPU32は、NFCI/F24から所定の通知を取得すると、メインメモリ34内のWFD接続情報40a及び所属NW情報を、NFCI/F24に供給してもよい。プロセッサ25は、制御部30からWFD接続情報40a等を取得すると、取得されたWFD接続情報40a等を対象端末に送信してもよい。本変形例によると、プリンタ10は、WFD接続情報40a等をI/Fメモリ26に記憶させることなく、WFD接続情報40a等を対象端末に送信することができる。
(変形例3)上記の各実施例では、有線I/F20がリンクダウンすると、CPU32は、I/Fメモリ26に記憶されている有線NW情報42cをI/Fメモリ26から削除する。これに限られず、CPU32は、有線I/F20がリンクダウンしても、I/Fメモリ26に記憶されている有線NW情報42cをI/Fメモリ26から削除しないようにしてもよい。
(変形例4)上記の各実施例では、CPU32は、対象APとの間でWi−Fi接続を確立すると、対象APからAPNW情報を受信する(図3のS50、図7のS120参照)。CPU32は、受信されたAPNW情報をAP情報登録領域34bに登録する(図3のS54、図7のS124参照)。これに代えて、CPU32は、APNW情報は、対象APから受信しなくてもよい。例えば、CPU32は、APNW情報のうちの少なくとも一部として、メインメモリ34に予め記憶されている情報(例えば、サブネットマスク等)を用いてもよい。
(変形例5)上記の各実施例では、通信システム2が、印刷機能を実行可能なプリンタ10を備える例について説明した。通信システムに備えられる通信機器は、プリンタには限られず、印刷機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能等の各種を実行可能な多機能機であってもよい。また、スキャナ機能のみを実行可能なスキャナであってもよい。これらの各装置も「通信機器」の一例である。
(変形例6)上記の各実施例では、CPU32は、プリンタ10の電源がONされる場合に、WFD接続情報とWFDNW情報を準備し、WFD情報登録領域34aに登録する(図3のS32、図7のS102)。さらに、CPU32は、WFD接続情報をI/Fメモリに記憶させる(図3のS34、図7のS104)。これに限られず、CPU32は、所定の期間毎に、WFD接続情報とWFDNW情報を更新してもよい。また、CPU32は、WFDNWにおけるWi−Fi接続が切断される毎に、WFD接続情報とWFDNW情報を更新してもよい。それらの場合、CPU32は、新たなWFD接続情報と新たなWFDNW情報が準備される毎に、新たなWFD接続情報と新たなWFDNW情報をWFD情報登録領域34aに登録してもよい。さらに、CPU32は、新たなWFD接続情報をI/Fメモリに記憶させてもよい。
(変形例7)上記の第1実施例では、NFCI/F24はType4のNFCタグである。これに代えて、第1実施例において、NFCI/F24としてType3のNFCタグを用いてもよい。その場合、プロセッサ25は、対象端末との間でNFC接続が確立された場合に、対象端末からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信することと、対象端末からReadコマンドを受信することと、を監視するようにしてもよい。
(変形例8)上記の各実施例では、NFCI/F24はNFCタグである。これに限られず、NFCI/F24は、NFCフォーラムデバイスであってもよい。その場合、NFCI/F24は、CEモードが有効化され、P2Pモード及びR/Wモードが無効化された状態で動作すればよい。この変形例のNFCI/F24も「第1のインターフェース」の一例である。
(変形例9)また、プリンタ10及び携帯端末80、90は、NFCI/Fに代えて、Bluetooth方式に従った無線通信(以下では「BT通信」と呼ぶ)を実行するためのBluetoothI/Fであってもよい。この変形例のBluetoothI/Fも「第1のインターフェース」の一例である。
(変形例10)実施例では、有線I/F20がリンクアップしている場合には、対象端末からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信しない。これに限られず、有線I/F20がリンクアップしている場合には、対象端末からAP接続情報を含むWriteコマンドを受信してもよい。
(変形例11)上記の各実施例では、図2、図3、図6、図7、図9の各処理がソフトウェア(即ちプログラム)によって実現されるが、図2、図3、図6、図7、図9の各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、20:有線I/F、22:Wi−FiI/F、24:NFCI/F、25:プロセッサ、26:I/Fメモリ、27:バッファ、30:制御部、32:CPU、34:メインメモリ、34a:WFD情報登録領域、34b:AP情報登録領域、34c:有線情報登録領域、40a:WFD接続情報、40b:AP接続情報、42a:WFDNW情報、42b:APNW情報、42c:有線NW情報、44:禁止情報、80、90:携帯端末、100、110:AP

Claims (13)

  1. 通信機器であって、
    第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、
    前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、
    前記第2のインターフェースを介してアクセスポイントとの無線接続を確立するためのアクセスポイント情報が登録されるべき第1の登録領域を備える機器メモリと、
    機器制御部と、を備え、
    前記機器制御部は、前記アクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録されていない状態で、前記第1のインターフェースが、第1の端末装置から、前記アクセスポイント情報を前記通信機器に送信することに関係する第1種の信号を受信する場合に、前記第1のインターフェースが前記第1の端末装置から受信する第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録する登録部であって、前記第1のアクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録された後に、前記第1のインターフェースが第2の端末装置から前記第1種の信号を受信する場合に、前記第2の端末装置に登録されている第2のアクセスポイント情報を、前記第1のアクセスポイント情報に代えて前記第1の登録領域に登録せず、前記第1の登録領域に登録されている前記第1のアクセスポイント情報の登録を維持する、前記登録部を備える、
    通信機器。
  2. 前記第1のインターフェースは、インターフェース制御部を備え、
    前記インターフェース制御部は、
    前記アクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録されていない状態で、前記第1の端末装置から、前記第1のアクセスポイント情報を含む前記第1種の信号を受信する第1の受信部と、
    前記第1の端末装置から前記第1種の信号が受信される場合に、前記第1種の信号内の前記第1のアクセスポイント情報を前記機器制御部に供給する第1の供給部と、
    前記第1のアクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録された後に、前記第2の端末装置から、前記第2のアクセスポイント情報を含む前記第1種の信号を受信する第2の受信部と、
    前記第2の端末装置から前記第1種の信号が受信される場合に、前記第1種の信号内の前記第2のアクセスポイント情報を前記機器制御部に供給する第2の供給部と、を備え、
    前記登録部は、
    前記第1のインターフェースから前記第1のアクセスポイント情報が供給される場合に、前記第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録し、
    前記第1のアクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録された後に、前記第1のインターフェースから前記第2のアクセスポイント情報が供給される場合に、前記第2のアクセスポイント情報を、前記第1のアクセスポイント情報に代えて前記第1の登録領域に登録せず、前記第1の登録領域に登録されている前記第1のアクセスポイント情報の登録を維持する、請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記第1のインターフェースは、インターフェースメモリと、インターフェース制御部と、を備え、
    前記機器制御部は、さらに、前記第1のアクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録されている場合に、前記第1のインターフェースから前記機器制御部への情報の供給を禁止するための禁止情報を前記インターフェースメモリに記憶させる第1の記憶制御部を備え、
    前記登録部は、
    前記禁止情報が前記インターフェースメモリに記憶されていない場合、前記第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録し、
    前記禁止情報が前記インターフェースメモリに記憶されている場合、前記第2のアクセスポイント情報を前記第1のアクセスポイント情報に代えて前記第1の登録領域に登録せず、前記第1の登録領域に登録されている前記第1のアクセスポイント情報の登録を維持する、請求項1に記載の通信機器。
  4. 前記インターフェース制御部は、
    前記禁止情報が前記インターフェースメモリに記憶される前に、前記第1の端末装置から、前記第1のアクセスポイント情報を含まない前記第1種の信号を受信する第1の受信部と、
    前記第1の端末装置から前記第1種の信号が受信される場合に、前記第1のアクセスポイント情報を含む第2種の信号に基づく処理を実行可能であることを示す第1の応答信号を前記第1の端末装置に送信する第1の送信部と、
    前記第1の応答信号を前記第1の端末装置に送信することに応じて、前記第1の端末装置から、前記第1のアクセスポイント情報を含む前記第2種の信号を受信する第2の受信部と、
    前記第1の端末装置から前記第2種の信号が受信される場合に、前記第2種の信号内の前記第1のアクセスポイント情報を前記機器制御部に供給する供給部と、
    前記禁止情報が前記インターフェースメモリに記憶された後に、前記第2の端末装置から、前記第2のアクセスポイント情報を含まない前記第1種の信号を受信する第3の受信部と、
    前記第2の端末装置から前記第1種の信号が受信される場合に、前記第2のアクセスポイント情報を含む前記第2種の信号に基づく処理を実行可能でないことを示す第2の応答信号を前記第2の端末装置に送信する第2の送信部と、を備え、
    前記登録部は、前記第1のインターフェースから前記第1のアクセスポイント情報が供給される場合に、前記第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録する、請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記インターフェース制御部は、
    前記禁止情報が前記インターフェースメモリに記憶される前に、前記第1の端末装置から、前記第1のアクセスポイント情報を含む前記第1種の信号を受信する第1の受信部と、
    前記第1の端末装置から前記第1種の信号が受信される場合に、前記第1種の信号内の前記第1のアクセスポイント情報を前記機器制御部に供給する供給部と、
    前記禁止情報が前記インターフェースメモリに記憶された後に、前記第2の端末装置から、前記第2のアクセスポイント情報を含む前記第1種の信号を受信する第2の受信部と、を備え、
    前記供給部は、前記第2の端末装置から前記第1種の信号が受信されても、前記第1種の信号内の前記第2のアクセスポイント情報を前記機器制御部に供給せず、
    前記登録部は、前記第1のインターフェースから前記第1のアクセスポイント情報が供給される場合に、前記第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録する、請求項3に記載の通信機器。
  6. 前記第1のインターフェースは、インターフェース制御部を備え、
    前記機器メモリは、さらに、前記通信機器が無線ネットワークの親局として動作し、前記第2のインターフェースを介した前記通信機器との無線接続を確立するための親局情報を登録する第2の登録領域を備え、
    前記機器制御部は、さらに、前記親局情報を前記第2の登録領域に記憶させる第2の記憶制御部を備え、
    前記インターフェース制御部は、
    第3の端末装置から、記通信機器内の前記親局情報を読み出すことに関係する第3種の信号を受信する第4の受信部と、
    前記親局情報が前記機器メモリに記憶された後に、前記第3の端末装置から前記第3種の信号が受信される場合に、前記親局情報を前記第3の端末装置に送信する第3の送信部と、を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信機器。
  7. 前記第1のインターフェースは、さらに、インターフェースメモリを備え、
    前記機器制御部は、さらに、前記親局情報を前記インターフェースメモリに記憶させる第3の記憶制御部を備え、
    前記第3の送信部は、前記親局情報が前記インターフェースメモリに記憶された後に、前記第3の端末装置から前記第3種の信号が受信される場合に、前記インターフェースメモリから前記親局情報を読み出して、前記親局情報を前記第3の端末装置に送信する、請求項6に記載の通信機器。
  8. 前記機器制御部は、さらに、
    前記第1のアクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録された後に、前記第1のアクセスポイント情報を用いて、前記第2のインターフェースを介して特定のアクセスポイントとの無線接続を確立する確立部と、
    前記特定のアクセスポイントを介して前記通信機器との無線通信を実行するための無線通信情報を前記インターフェースメモリに記憶させる第4の記憶制御部と、を備え、
    前記第3の送信部は、前記親局情報と前記無線通信情報との双方が前記インターフェースメモリに記憶された後に、前記第3の端末装置から前記第3種の信号が受信される場合に、前記インターフェースメモリから前記親局情報と前記無線通信情報との双方を読み出して、前記親局情報と前記無線通信情報の双方を前記第3の端末装置に送信する、請求項7に記載の通信機器。
  9. 前記第1のインターフェースは、インターフェースメモリと、インターフェース制御部と、を備え、
    前記インターフェースメモリは、外部に送信されるべき情報を記憶するための第1のインターフェースメモリと、外部から受信される情報を記憶するための第2のインターフェースメモリと、を備え、
    前記インターフェース制御部は、前記第1の端末装置から受信されて前記第2のインターフェースメモリに記憶される前記第1のアクセスポイント情報を、前記第1のインターフェースメモリに記憶させずに、前記機器制御部に供給する第3の供給部を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信機器。
  10. 前記第1のインターフェースは、インターフェースメモリと、インターフェース制御部と、を備え、
    前記インターフェースメモリは、外部に送信されるべき情報を記憶するための第1のインターフェースメモリと、外部から受信される情報を記憶するための第2のインターフェースメモリと、を備え、
    前記機器制御部は、さらに、無線ネットワークの親局として動作する前記通信機器との無線接続を確立するための親局情報を前記第1のインターフェースメモリに記憶させる第3の記憶制御部を備え、
    前記インターフェース制御部は、
    第3の端末装置から、前記第1のインターフェースメモリ内の前記親局情報を読み出すことに関係する第3種の信号を受信する第4の受信部と、
    前記親局情報が前記第1のインターフェースメモリに記憶された後に、前記第3の端末装置から前記第3種の信号が受信される場合に、前記第1のインターフェースメモリから前記親局情報を読み出して、前記親局情報を前記第3の端末装置に送信する第3の送信部と、
    前記第1の端末装置から受信されて前記第2のインターフェースメモリに記憶される前記第1のアクセスポイント情報を、前記第1のインターフェースメモリに記憶させずに、前記機器制御部に供給する第3の供給部と、を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信機器。
  11. 前記通信機器は、さらに、有線通信を実行するための第3のインターフェースを備え、
    前記登録部は、
    前記アクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録されておらず、かつ、前記第3のインターフェースがリンクアップしていない状態で、前記第1のインターフェースが前記第1の端末装置から前記第1種の信号を受信する場合に、前記第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録し、
    前記アクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録されておらず、かつ、前記第3のインターフェースがリンクアップしている状態で、前記第1のインターフェースが前記第1の端末装置から前記第1種の信号を受信する場合に、前記第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録しない、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信機器。
  12. 前記第1の通信方式は、NFC(Near Field Communicationの略)規格に従ったNFC方式であり、
    前記第1のインターフェースは、前記NFC規格のNFCタグである、請求項1から11のいずれか一項に記載の通信機器。
  13. 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信機器は、
    第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、
    前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、
    前記第2のインターフェースを介してアクセスポイントとの無線接続を確立するためのアクセスポイント情報が登録されるべき第1の登録領域を備える機器メモリと、
    コンピュータと、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、前記アクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録されていない状態で、前記第1のインターフェースが、第1の端末装置から、前記アクセスポイント情報を前記通信機器に送信することに関係する第1種の信号を受信する場合に、前記第1のインターフェースが前記第1の端末装置から受信する第1のアクセスポイント情報を前記第1の登録領域に登録する登録処理であって、前記第1のアクセスポイント情報が前記第1の登録領域に登録された後に、前記第1のインターフェースが第2の端末装置から前記第1種の信号を受信する場合に、前記第2の端末装置に登録されている第2のアクセスポイント情報を、前記第1のアクセスポイント情報に代えて前記第1の登録領域に登録せず、前記第1の登録領域に登録されている前記第1のアクセスポイント情報の登録を維持する、前記登録処理、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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