JP6557679B2 - スプロケットおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はスプロケットおよびその製造方法に関し、より具体的には、外周面に肉盛層が形成されたスプロケットおよびその製造方法に関するものである。
履帯式足回りにおいて履帯に駆動力を伝達するスプロケットは、土砂の存在する環境下において履帯のブシュと噛み合いつつ回転する。そのため、ブシュに対して噛み合うスプロケットの外周面には高い耐摩耗性が求められる。耐摩耗性の向上策として、スプロケットの外周面には、肉盛層が形成される場合がある。肉盛層としては、たとえば鋼からなる母材中に硬質粒子が分散したものを採用することができる。肉盛層は、たとえば肉盛溶接により形成することができる。肉盛溶接によりスプロケットの外周面に肉盛層を形成する場合、肉盛層を構成するビードが周方向に垂直な方向(スプロケットの歯幅方向)に延びるように形成することが提案されている(たとえば、特開2000−343219号公報(特許文献1)、特開2008−763号公報(特許文献2)および特開平8−47774号公報(特許文献3)参照)。
特開2000−343219号公報 特開2008−763号公報 特開平8−47774号公報
スプロケットは、外周面に形成された突出部においてブシュと噛み合って履帯を回転させる。そのため、スプロケットの突出部には当該突出部を周方向に搖動させる力がはたらく。この力は、上記特許文献1のようにビードが周方向に垂直な方向に延びるように形成された場合、隣り合うビードの界面に垂直な方向に作用する。金属組織が不連続な当該界面にこのような力がはたらくことにより、当該界面に沿って亀裂が発生し、伸展するおそれがある。このような亀裂が発生し、伸展すると、肉盛層の剥離が発生し、スプロケットの耐摩耗性が低下する。
本発明は、肉盛層における亀裂の発生、伸展を抑制し、スプロケットの耐摩耗性を向上させることを目的の1つとする。
本発明に従ったスプロケットは、円環状の形状を有し、外周面に履帯に駆動力を伝達するための複数の突出部が形成されたスプロケットである。このスプロケットは、第1金属からなるベース部と、上記外周面の少なくとも一部を構成するようにベース部を覆い、第2金属を含む肉盛層と、を備える。肉盛層は、隣接する一対の突出部間を繋ぐように周方向において金属組織が連続して形成される。
本発明のスプロケットにおいては、肉盛層が、隣接する一対の突出部間を繋ぐように周方向において金属組織が連続して形成される。そのため、突出部を周方向に搖動させる力がはたらくことによって肉盛層に亀裂が発生することを抑制し、スプロケットの耐摩耗性を向上させることができる。このように、本発明のスプロケットによれば、肉盛層における亀裂の発生、伸展を抑制し、スプロケットの耐摩耗性を向上させることができる。
上記スプロケットにおいて、上記肉盛層は、周方向に交差する方向において金属組織が連続して形成されてもよい。周方向だけでなく、周方向に交差する方向においても金属組織が連続するように肉盛層を形成することにより、種々の方向の力に対して亀裂の発生および伸展を抑制することができる。
上記スプロケットにおいて、上記肉盛層は、上記第2金属からなる母相と、当該母相中に分散する硬質粒子と、を含んでいてもよい。このようにすることにより、耐摩耗性に優れた肉盛層を容易に形成することができる。
上記スプロケットにおいて、上記肉盛層の表面から上記硬質粒子の平均粒径以内の領域である肉盛層表層領域内に位置する上記硬質粒子は、肉盛層に埋め込まれた状態で並んで配置されてもよい。このようにすることにより、肉盛層の表面から硬質粒子が大きく突出して配置されることが抑制される。その結果、スプロケットの使用中における硬質粒子の脱落が抑制される。なお、硬質粒子の平均粒径は、肉盛層の表面に垂直な断面を光学顕微鏡にて観察し、観察される硬質粒子10個の直径の平均値を計算することにより得ることができる。
上記スプロケットにおいて、上記肉盛層表層領域内に位置する上記硬質粒子は、上記肉盛層の表面に接するように配置されてもよい。これにより、肉盛層の表面から露出する硬質粒子の領域がわずかとなり、硬質粒子の脱落が抑制される。
上記スプロケットにおいて、上記肉盛層表層領域内に位置する上記硬質粒子の、上記肉盛層の表面から露出する領域に対応する中心角は鋭角(90°未満)であってもよい。これにより、肉盛層の表面から露出する硬質粒子の領域がわずかとなり、硬質粒子の脱落が抑制される。
上記スプロケットにおいて、上記肉盛層は、肉盛層とベース部との界面を含む領域において、ベース部に向けて突出する突出部を含んでいてもよい。これにより、ベース部から肉盛層が剥離することが抑制される。
上記スプロケットにおいて、上記突出部には、硬質粒子の少なくとも一部が進入していてもよい。これにより、ベース部から肉盛層が剥離することが、より確実に抑制される。
本発明に従ったスプロケットの製造方法は、円環状の形状を有し、外周面に履帯に駆動力を伝達するための複数の突出部が形成されたスプロケットの製造方法である。このスプロケットの製造方法は、第1金属からなるベース部材を準備する工程と、ベース部材の表面に接触して当該表面の少なくとも一部を覆うように第2金属を含む肉盛層を形成する工程と、肉盛層が外周面を構成し、当該外周面に径方向外側に突出する上記複数の突出部が形成され、かつ肉盛層が加工されるように、肉盛層が形成されたベース部材を熱間鍛造する工程と、を備える。
本発明のスプロケットの製造方法では、肉盛層が加工されるように肉盛層が形成されたベース部材が熱間鍛造される。そのため、肉盛層を構成する金属が再結晶し、肉盛層内の金属組織が連続的なものとなる。本発明のスプロケットの製造方法によれば、肉盛層内の金属組織を連続的なものとすることにより、上記本発明のスプロケットを容易に製造することができる。
上記スプロケットの製造方法においては、上記肉盛層を形成する工程では、上記第2金属からなる母相と、当該母相中に分散する硬質粒子と、を含む肉盛層が形成されてもよい。このようにすることにより、耐摩耗性に優れた肉盛層を容易に形成することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明のスプロケットおよびその製造方法によれば、肉盛層における亀裂の発生、伸展を抑制し、スプロケットの耐摩耗性を向上させることができる。
履帯式走行装置の構造を示す概略図である。 スプロケットおよびブシュの動作を説明するための概略図である。 ブシュの構造を示す概略斜視図である。 スプロケットとブシュとの接触状態を示す概略断面図である。 図4の線分V−Vに沿う概略断面図である。 肉盛層の表面付近の構造を示す概略断面図である。 肉盛層とベース部との界面付近の構造を示す概略断面図である。 スプロケットの製造方法の概略を示すフローチャートである。 スプロケットの製造方法を説明するための概略斜視図である。 スプロケットの製造方法を説明するための概略斜視図である。 肉盛層の形成方法を説明するための概略断面図である。 スプロケットの製造方法を説明するための概略斜視図である。 スプロケットの製造方法を説明するための概略斜視図である。 肉盛層の表面付近の光学顕微鏡写真である(実施例)。 肉盛層の表面付近の光学顕微鏡写真である(比較例)。 肉盛層とベース部との界面付近の光学顕微鏡写真である(実施例)。 肉盛層とベース部との界面付近の光学顕微鏡写真である(比較例)。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
図1〜図5を参照して、本発明の一実施の形態におけるスプロケットについて説明する。図1は、履帯式走行装置の構造を示す概略図である。図2は、スプロケットおよびブシュの動作を説明するための概略図である。図3は、ブシュの構造を示す概略斜視図である。図4および図5は、スプロケットとブシュとの接触状態を示す概略断面図である。
図1を参照して、本実施の形態における履帯式走行装置1は、たとえばブルドーザなどの作業機械の走行装置であって、履帯2と、トラックフレーム3と、アイドラ4と、スプロケット5と、複数の(ここでは7つの)下転輪10と、複数の(ここでは2つの)上転輪11とを備えている。
履帯2は、無端状に連結された複数の履帯リンク9と、各履帯リンク9に対して固定された履板6とを含んでいる。履帯リンク9は、外リンク7と内リンク8とを含んでいる。外リンク7と内リンク8とは、交互に連結されている。
トラックフレーム3には、アイドラ4と、複数の下転輪10と、複数の上転輪11とが、それぞれの軸周りに回転可能に取り付けられている。スプロケット5は、トラックフレーム3の一方の端部側に配置されている。スプロケット5は、エンジンなどの動力源に接続されており、当該動力源によって駆動されることにより、軸周りに回転する。スプロケット5の外周面には、径方向外側に突出する複数の突出部51が配置されている。突出部51は、履帯2と噛み合う。そのため、スプロケット5の回転は履帯2に伝達される。履帯2は、スプロケット5の回転により駆動されて周方向に回転する。
トラックフレーム3の他方の端部(スプロケット5が配置される側とは反対側の端部)には、アイドラ4が取り付けられている。また、スプロケット5とアイドラ4とに挟まれたトラックフレーム3の領域には、接地側に複数の下転輪10が取り付けられ、接地側とは反対側に複数の上転輪11が取り付けられている。アイドラ4、下転輪10および上転輪11は、外周面において履帯2の内周面に接触している。その結果、スプロケット5の回転により駆動される履帯2は、アイドラ4、スプロケット5、下転輪10および上転輪11に案内されつつ、周方向に回転する。
図2を参照して、隣り合う外リンク7と内リンク8とは、連結ピン12およびブシュ13により連結されている。各内リンク8には、履帯2の回転面に垂直な方向に貫通する貫通孔15が2つずつ形成されている。この2つの貫通孔15のうち一方の貫通孔15は長手方向の一方の端部に形成され、他方の貫通孔15は他方の端部に形成されている。各外リンク7には、履帯2の回転面に垂直な方向に貫通する貫通孔15が2つずつ形成されている。この2つの貫通孔15のうち一方の貫通孔15は長手方向の一方の端部に形成され、他方の貫通孔15は他方の端部に形成されている。
図3を参照して、ブシュ13は中空円筒状の形状を有している。ブシュ13の両端部には、外径の小さい小径部139が形成されている。ブシュ13の内周面133は長手方向において一定の直径を有している。小径部139において、ブシュ13の肉厚が小さくなっている。
図2および図3を参照して、一対の外リンク7は、それぞれ履帯2の回転面に垂直な方向から見て、それぞれの2つの貫通孔15が重なるように配置される。一対の内リンク8は、それぞれ履帯2の回転面に垂直な方向から見て、それぞれの2つの貫通孔15が重なるように配置される。隣り合う外リンク7と内リンク8とは、履帯2の回転面に垂直な方向から見て、それぞれの1つの貫通孔15が重なるように配置される。ブシュ13は、一対の内リンク8に挟まれ、両端の小径部139が内リンク8の貫通孔15に挿入されるように配置される。連結ピン12は、隣り合う外リンク7および内リンク8の、履帯2の回転面に垂直な方向から見て重なる貫通孔15、およびブシュ13の内周面133に取り囲まれる空間を貫通するように配置される。連結ピン12は、ブシュ13を長手方向に貫通するように配置される。
スプロケット5は、その外周面53が、履帯2を構成するブシュ13の外周面131と噛み合いつつ周方向に回転する。そのため、スプロケット5の外周面53には、高い耐摩耗性が要求される。スプロケット5は、他の部品であるブシュ13と接触領域である外周面53において接触しつつブシュ13に対して相対的に摺動する機械部品である。
図4および図5を参照して、スプロケット5は、円環状の形状を有している。スプロケット5の外周面53には、履帯2のブシュ13に駆動力を伝達するための複数の突出部51が形成されている。スプロケット5は、第1金属からなるベース部50と、接触領域である外周面53を構成するようにベース部50を覆う肉盛層52と、を備える。肉盛層52は、第2金属を含む。肉盛層52は、隣接する一対の突出部51間を繋ぐように周方向において金属組織が連続して形成されている。ベース部50を構成する第1金属としては、たとえばJIS規格に規定される機械構造用炭素鋼または機械構造用合金鋼(たとえばS45C、SCM435のほか、同等量の炭素を含むSMn鋼、SCr鋼、SCM鋼など)などの鋼を採用することができる。
また、肉盛層52の表面である外周面53は平滑化されている。ここで、肉盛層52の表面である外周面53が平滑化されている状態とは、肉盛層52の表面から、液体状態である肉盛層52形成時の表面張力等の影響を受けた表面形状が除去された状態をいう。本実施の形態において、肉盛層52の表面である外周面53は鍛造面である。液体状態である肉盛層52形成時の表面張力等の影響を受けた肉盛層52の表面である外周面53が鍛造によって平滑化されている。
ブシュ13は、ベース部134と、接触領域である外周面131を構成するようにベース部134を覆う肉盛層132と、を備える。
本実施の形態におけるスプロケット5では、肉盛層52が、隣接する一対の突出部51間を繋ぐように周方向において金属組織が連続して形成される。そのため、突出部51を周方向に搖動させる力がはたらくことによって肉盛層52に亀裂が発生することを抑制し、スプロケット5の耐摩耗性を向上させることができる。このように、本実施の形態のスプロケット5によれば、肉盛層52における亀裂の発生、伸展を抑制し、スプロケット5の耐摩耗性を向上させることができる。ここで、周方向において第2金属の金属組織が連続している状態とは、周方向において金属のミクロ組織が連続している状態を意味する。肉盛層52は、周方向に交差する方向においても金属組織が連続して形成されていてもよい。これにより、種々の方向の力に対して亀裂の発生および伸展を抑制することができる。
次に、スプロケット5が有する肉盛層の構造について説明する。図6は、肉盛層の表面付近の構造を示す概略断面図である。図7は、肉盛層とベース部との界面付近の構造を示す概略断面図である。図6および図7を参照して、スプロケット5が有する肉盛層90(肉盛層52)は、第2金属からなる母相95と、母相95中に分散する硬質粒子91と、を含んでいる。母相95を構成する第2金属は、たとえば溶接ワイヤに由来する金属とベース部100(ベース部50)を構成する金属(第1金属)とが混合されたものとすることができる。硬質粒子91としては、母相95よりも硬度が高い粒子、たとえば超硬合金からなる粒子を採用することができる。肉盛層90は、ベース部100よりも耐摩耗性が高い。
図6を参照して、肉盛層90の表面90Aは鍛造面となっている。肉盛層90の表面90Aから硬質粒子91の平均粒径以内の領域である肉盛層表層領域90B内に位置する硬質粒子91は、肉盛層90に埋め込まれた状態で並んで配置される。これにより、肉盛層90の表面90Aから硬質粒子91が大きく突出して配置されることが抑制される。その結果、スプロケット5の使用中における硬質粒子91の脱落が抑制され、スプロケット5の耐摩耗性が向上する。
肉盛層表層領域90B内に位置する硬質粒子91は、図6に示すように肉盛層90の表面90Aに接するように配置されていてもよい。これにより、肉盛層90の表面90Aから露出する硬質粒子91の領域がわずかとなり、硬質粒子91の脱落が抑制される。
図6に示すように、肉盛層表層領域90B内に位置する硬質粒子91の、肉盛層90の表面90Aから露出する領域に対応する中心角θは鋭角(90°未満)であってもよい。これにより、肉盛層90の表面90Aから露出する硬質粒子91の領域がわずかとなり、硬質粒子91の脱落が抑制される。
図7を参照して、肉盛層90は、肉盛層90とベース部100との界面を含む領域において、ベース部100に向けて突出する突出部99を含む。突出部99によるアンカー効果により、ベース部100から肉盛層90が剥離することが抑制される。突出部99には、硬質粒子91の少なくとも一部が進入している。これにより、ベース部100から肉盛層90が剥離することがより確実に抑制される。突出部99に進入している硬質粒子91とベース部100との間には肉盛層90の母相95が介在している。突出部99に進入している硬質粒子91とベース部100とは、接触していない。硬質粒子91の中心は、突出部99の外部に位置している(硬質粒子91の体積の1/2未満の領域が突出部99内に進入している。)。各突出部99内には、1つの硬質粒子91が進入している。各突出部99の深さは、当該突出部99に進入する硬質粒子91の半径よりも小さい。
次に、図8〜図13を参照して、本実施の形態におけるスプロケット5の製造方法について説明する。図8は、スプロケットの製造方法の概略を示すフローチャートである。図9、図10、図12および図13は、スプロケットの製造方法を説明するための概略斜視図である。図11は、肉盛層の形成方法を説明するための概略断面図である。
図8を参照して、本実施の形態におけるスプロケット5の製造方法では、まず工程(S10)としてベース部材準備工程が実施される。この工程(S10)では、図9を参照して、スプロケット5のベース部50となるべきベース部材61が準備される。ベース部材61は、ベース部50を構成する金属からなる。ベース部材61は円筒形状を有している。ベース部材61は、一対の端面61Bと、一対の端面61B同士を接続する側面61Aとを含む。
次に、工程(S20)として肉盛層形成工程が実施される。この工程(S20)では、図9および図10を参照して、工程(S10)において準備されたベース部材61の側面61Aの一部を覆うように肉盛層63が形成される。肉盛層63は、ベース部材61の長手方向全域にわたって形成される。肉盛層63は、ベース部材61の周方向の一部(周方向のおよそ半分)に形成される。肉盛層63は、ベース部材61の長手方向に延在するビード62が、周方向に隙間なく並べて配置された構造を有している。ビード62は、スプロケット5の周方向に対応する方向に延在するように形成される。
肉盛層63の形成は、たとえば以下のように炭酸ガスアーク溶接法を利用した肉盛溶接により実施することができる。まず、肉盛層形成装置について説明する。図11を参照して、肉盛層形成装置は、溶接トーチ70と、硬質粒子供給ノズル80とを備えている。溶接トーチ70は、中空円筒形状を有する溶接ノズル71と、溶接ノズル71の内部に配置され、電源(図示しない)に接続されたコンタクトチップ72とを含む。コンタクトチップ72に接触しつつ、溶接ワイヤ73が溶接ノズル71の先端側へと連続的に供給される。溶接ワイヤとしては、たとえばJIS規格YGW12を採用することができる。溶接ノズル71とコンタクトチップ72との隙間は、シールドガスの流路となっている。当該流路を流れるシールドガスは、溶接ノズル71の先端から吐出される。硬質粒子供給ノズル80は、中空円筒状の形状を有している。硬質粒子供給ノズル80内には硬質粒子91が供給され、硬質粒子供給ノズル80の先端から硬質粒子91が吐出される。
上記肉盛層形成装置を用いて肉盛層63を以下の手順で形成することができる。ベース部材61を一方の電極とし、溶接ワイヤ73を他方の電極としてベース部材61と溶接ワイヤ73との間に電圧を印加すると、溶接ワイヤ73とベース部材61との間にアーク74が形成される。アーク74は、溶接ノズル71の先端から矢印βに沿って吐出されるシールドガスによって、周囲の空気から遮断される。シールドガスとしては、たとえば二酸化炭素を採用することができる。アーク74の熱により、ベース部材61の一部および溶接ワイヤ73の先端が溶融する。溶接ワイヤ73の先端が溶融して形成された液滴は、ベース部材61の溶融した領域へと移行する。これにより、溶融したベース部材61と溶接ワイヤ73とが混ざり合った液体領域である溶融池92が形成される。溶融池92には、硬質粒子供給ノズル80から吐出された硬質粒子91が供給される。
肉盛溶接装置を構成する溶接トーチ70および硬質粒子供給ノズル80がベース部材61に対して矢印αの向きに相対的に移動すると、溶融池92が形成される位置が順次移動し、先に形成された溶融池92は凝固して、ビード62となる。ビード62は、溶融池92が凝固して形成された母相95と、母相95中に分散する硬質粒子91とを含む。複数のビード62が幅方向に隣り合うように隙間なく形成され、ベース部材61の側面61Aの所望の領域が複数のビード62により覆われることにより、肉盛層63の形成が完了する(図10参照)。なお、肉盛溶接は、たとえば溶接電流230A、溶接電圧17V、硬質粒子の供給量110g/min、ビード余盛高さ4mmの条件で実施することができる。溶接ワイヤとしては、JIS規格YGW11を採用してもよい。硬質粒子としては、WC、WC系の粒子を採用してもよい。
次に、工程(S30)として熱間鍛造工程が実施される。この工程(S30)では、工程(S20)において肉盛層63が形成されたベース部材61が熱間鍛造される。図10および図12を参照して、肉盛層63が形成されたベース部材61が熱間鍛造可能な温度に加熱された上で、所望のスプロケット5の形状に対応するキャビティを有する金型内に配置され、鍛造される。本実施の形態では、円環状のスプロケット5が複数の円弧状の部品に分割されたものが熱間鍛造によって作製され、後工程においてこれらが組み合わされて円環状のスプロケット5が得られる。熱間鍛造により、工程(S20)において形成された肉盛層63が加工される。肉盛層63がスプロケット5の外周面を覆うようにベース部材61が熱間鍛造される。これにより、肉盛層63を構成する第2金属が再結晶し、隣り合うビード62間の界面であった領域においても金属のミクロ組織が連続したものとなる。その結果、鍛造後の肉盛層52においては、スプロケット5の周方向だけでなく周方向に交差する方向(たとえば周方向に垂直な方向)においても、金属のミクロ組織が連続したものとなる。また、液体時の表面張力等の影響を受けた表面形状が除去された表面が平滑な肉盛層52が得られる。熱間鍛造の結果、図12に示すようにバリ59が形成される。図12および図13を参照して、その後、打ち抜きが実施されることにより、バリ59が除去されてスプロケット5の一部を構成する部品が得られる(図13参照)。
図11および図6を参照して、肉盛層63が形成されたベース部材61が熱間鍛造されることにより、肉盛層63の形成時において肉盛層63(ビード62)の表面から突出していた硬質粒子91は、肉盛層63(ビード62)の内部へと押し込まれる。その結果、スプロケット5では、肉盛層表層領域90B内に位置する硬質粒子91は、肉盛層90に埋め込まれた状態で並んで配置される。肉盛層表層領域90B内に位置する硬質粒子91は、肉盛層90の表面90Aに接するように配置される。肉盛層表層領域90B内に位置する硬質粒子91の、肉盛層90の表面90Aから露出する領域に対応する中心角θは鋭角(90°未満)となる。これにより、スプロケット5の使用中における硬質粒子91の脱落が抑制され、スプロケット5の耐摩耗性が向上する。
図11および図7を参照して、肉盛層63が形成されたベース部材61が熱間鍛造されることにより、肉盛層63(ビード62)の形成時において肉盛層63(ビード62)とベース部材61との界面付近に位置していた硬質粒子91の影響によって肉盛層90に突出部99が形成される。突出部99には、硬質粒子91の少なくとも一部が進入した状態となる。上記プロセスにより、表面90Aに接するように硬質粒子91が配置された耐摩耗性に優れた肉盛層90の表層領域と、肉盛層90のベース部100からの剥離を抑制する突出部99とが同時に形成される。
図8を参照して、次に工程(S40)として熱処理工程が実施される。この工程(S40)では、工程(S30)において熱間鍛造されて得られたスプロケット5(スプロケット5を構成する部品)に対して、熱処理が実施される。工程(S40)において実施される熱処理は、たとえば焼入および焼戻である。これにより、スプロケット5のベース部50に対し、所望の硬度および靱性を付与することができる。その後、スプロケット5を支持体(図示しない)に取り付け可能とするために、肉盛層90が形成されなかった領域に対して寸法精度の向上、取り付け孔の形成等を目的とする機械加工が実施され、本実施の形態のスプロケット5(スプロケット5を構成する部品)が完成する。
上記実施の形態において説明した製造方法と同様に、ベース部材上に肉盛層を肉盛溶接により形成し、当該肉盛層が加工されるようにベース部材を熱間鍛造することにより試験片を作製した(実施例)。比較のため、熱間鍛造後に肉盛層を形成した試験片も作製した(比較例)。実施例および比較例において、熱間鍛造に用いた金型は同一形状を有するものである。作製した試験片を切断し、肉盛層の状態を光学顕微鏡により観察した。
図14は、実施例の肉盛層の表面付近を撮影した光学顕微鏡写真である。図15は、比較例の肉盛層の表面付近を撮影した光学顕微鏡写真である。図15に示すように、肉盛溶接により形成され、その後鍛造による加工を受けていない比較例の肉盛層では、硬質粒子91が肉盛層の表面90Aから大きく突出している。図14を参照して、肉盛層の形成後に鍛造による加工を受けた実施例の肉盛層では、表層領域に位置する硬質粒子91が、肉盛層(母相95)に埋め込まれた状態で並んで配置されている。硬質粒子91が肉盛層の表面90Aに接するように並んでいる。硬質粒子91の、肉盛層90の表面90Aから露出する領域に対応する中心角θは鋭角(90°未満)となっている。これは、肉盛層が鍛造により加工される際に、肉盛層の表面90Aから突出していた硬質粒子91が相対的に硬度の低い母相95内に押し込まれるためであると考えられる。
図16は、実施例の肉盛層とベース部との界面付近を撮影した光学顕微鏡写真である。図17は、比較例の肉盛層とベース部との界面付近を撮影した光学顕微鏡写真である。図17に示すように、肉盛溶接により肉盛層が形成され、その後肉盛層が鍛造による加工を受けていない比較例では、肉盛層(母相95)とベース部100との界面は平坦な状態となっている。図16を参照して、肉盛層の形成後に鍛造による加工を受けた実施例では、肉盛層(母相95)とベース部100との界面を含む領域に、肉盛層(母相95)がベース部100に向けて突出する突出部99が形成されている。この突出部99には、硬質粒子91の一部が進入している。突出部99は、肉盛層が鍛造により加工される際に、ベース部材との界面付近に存在していた硬質粒子91の影響により形成されたものと考えられる。突出部99の形成に寄与した硬質粒子91は、当該突出部99の内部に、少なくともその一部が進入した状態となる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、請求の範囲によって規定され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のスプロケットおよびその製造方法は、耐摩耗性の向上が求められるスプロケットおよびその製造方法に、特に有利に適用され得る。
1 履帯式走行装置、2 履帯、3 トラックフレーム、4 アイドラ、5 スプロケット、6 履板、7 外リンク、8 内リンク、9 履帯リンク、10 下転輪、11 上転輪、12 連結ピン、13 ブシュ、15 貫通孔、50 ベース部、51 突出部、52 肉盛層、53 外周面、59 バリ、61 ベース部材、61A 側面、61B 端面、62 ビード、63 肉盛層、70 溶接トーチ、71 溶接ノズル、72 コンタクトチップ、73 溶接ワイヤ、74 アーク、80 硬質粒子供給ノズル、90 肉盛層、90A 表面、90B 肉盛層表層領域、91 硬質粒子、92 溶融池、95 母相、99 突出部、100 ベース部、131 外周面、132 肉盛層、133 内周面、134 ベース部、139 小径部。

Claims (10)

  1. 円環状の形状を有し、外周面に履帯に駆動力を伝達するための複数の突出部が形成されたスプロケットであって、
    第1金属からなるベース部と、
    前記外周面の少なくとも一部を構成するように前記ベース部を覆い、第2金属を含む肉盛層と、を備え、
    前記肉盛層は、隣接する一対の突出部間を繋ぐように周方向において金属組織が連続して形成される、スプロケット。
  2. 前記肉盛層は、周方向に交差する方向において金属組織が連続して形成される、請求項1に記載のスプロケット。
  3. 前記肉盛層は、
    前記第2金属からなる母相と、
    前記母相中に分散する硬質粒子と、を含む、請求項1または2に記載のスプロケット。
  4. 前記肉盛層の表面から前記硬質粒子の平均粒径以内の領域である肉盛層表層領域内に位置する前記硬質粒子は、前記肉盛層に埋め込まれた状態で並んで配置される、請求項3に記載のスプロケット。
  5. 前記肉盛層表層領域内に位置する前記硬質粒子は、前記肉盛層の前記表面に接するように配置される、請求項4に記載のスプロケット。
  6. 前記肉盛層表層領域内に位置する前記硬質粒子の、前記肉盛層の前記表面から露出する領域に対応する中心角は鋭角である、請求項4に記載のスプロケット。
  7. 前記肉盛層は、前記肉盛層と前記ベース部との界面を含む領域において、前記ベース部に向けて突出する突出部を含む、請求項3〜6のいずれか1項に記載のスプロケット。
  8. 前記突出部には、前記硬質粒子の少なくとも一部が進入している、請求項7に記載のスプロケット。
  9. 円環状の形状を有し、外周面に履帯に駆動力を伝達するための複数の突出部が形成されたスプロケットの製造方法であって、
    第1金属からなるベース部材を準備する工程と、
    前記ベース部材の表面に接触して前記表面の少なくとも一部を覆うように第2金属を含む肉盛層を形成する工程と、
    前記肉盛層が前記外周面を構成し、前記外周面に径方向外側に突出する複数の前記突出部が形成され、かつ前記肉盛層が加工されるように、前記肉盛層が形成された前記ベース部材を熱間鍛造する工程と、を備える、スプロケットの製造方法。
  10. 前記肉盛層を形成する工程では、前記第2金属からなる母相と、前記母相中に分散する硬質粒子と、を含む前記肉盛層が形成される、請求項9に記載のスプロケットの製造方法。
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