JP6556606B2 - 光ピックアップ、及び光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップ、及び光ディスク装置に関する。
ディスク状の情報記録媒体に情報を記録し、または記録された情報を再生する光ディスク装置では、光ディスクを高速に回転させることによってデータ転送速度の高速化が図られている。そして、光ディスク装置には、対物レンズの焦点位置をディスク上のトラックに追従させて正確に情報を記録または再生するために、対物レンズをフォーカシング方向とトラッキング方向へ駆動する対物レンズ駆動装置が搭載されている。また、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)とブルーレイディスク(BD)に対応するために、CDとDVDで1つの対物レンズ、BDでもう1つの対物レンズを設置し、対物レンズを2つ搭載する対物レンズ駆動装置が開発されている。この対物レンズ駆動装置において、2つの対物レンズを保持するホルダは、光ディスクと平行を保つためにチルト方向を回転制御する駆動装置を搭載している。
一般的な対物レンズ駆動装置は、ヨークと永久磁石からなる磁気回路と対物レンズとフォーカシングコイルとトラッキングコイル、チルトコイルを取り付けたレンズホルダと、一端がこのレンズホルダの外縁部に固定されて他端が固定部に固定された直線状の支持部材とから構成される。このうち、対物レンズとレンズホルダとフォーカシングコイルとトラッキングコイルとチルトコイルが支持部材によって固定部に対して動作可能に支持された可動部となる。
一方、光ディスク装置は、薄型化が進み、ハーフハイトタイプ(約41mm)、スリムタイプ(約13mm)、ウルトラスリム(約9mm)とラインナップされているが、薄型化のためには、前記光ピックアップも厚みを低減することが好ましく、光ピックアップに搭載される対物レンズアクチュエータも厚みを低減することが好ましい。
光ピックアップの対物レンズ駆動装置としては、特許文献1に第1の対物レンズと第2の対物レンズを用いてブルーレイディスク又はHD DVDと、DVD及びCDに対してそれぞれ情報の記録又は再生をすることが記載され、レンズホルダにフォーカシングコイルとトラッキングコイルを備えることが記載されている。
また、特許文献2では、対物レンズのホルダに、フォーカシングコイル、トラッキングコイル、チルトコイルが搭載されていることが記載されている。
特開2007―102919号公報 特開2011―28812号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、ホルダに並べてセットされた2つの対物レンズが光ディスクと平行を維持するために必要な姿勢制御に関する記載がなく、また、光ピックアップの厚みを低減することに関する記載がない。
また、特許文献2では、前述の2つの対物レンズを設置したホルダの姿勢制御に関して、チルトコイルが記載されているが、光ピックアップの薄型化に関して記載がない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、光ディスク装置全体の厚さを薄くするために、光ディスク装置に搭載されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置の厚さを薄くするための構造を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の光ピックアップは、対物レンズ駆動装置を備え、当該対物レンズ駆動装置は、トラッキングコイルと、2つの対物レンズと、2つのフォーカシングコイルと、を有し、これらトラッキングコイル、2つの対物レンズ、及び2つのフォーカシングコイルは、ホルダに収容されている。そして、少なくとも1つのフォーカシングコイルの一側面は、フォーカシング方向から見て、2つの対物レンズの間に存在している。
また、本発明は、上記光ピックアップを搭載する光ディスク装置をも提供するものである。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本発明の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本発明の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味においても限定するものではないことを理解する必要がある。
本発明の構造によれば、光ディスク装置に搭載されている光ピックアップの対物レンズ駆動装置の厚さを薄くすることができるようになる。よって、光ディスク装置全体の厚さを薄くすることができるようになる。
本発明の実施形態による光ディスク装置と光ピックアップの概略平面図である。 図1のA−A断面の構成を示す図である。 本発明の実施形態による光ピックアップ3の概略内部構成を示す平面図である。 本発明の実施形態による対物レンズ駆動装置9の外観を示す斜視図である。 対物レンズ駆動装置9のホルダ22に取り付けられるフォーカシングコイル23及び24と、トラッキングコイル25及び26の配置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、ホルダ22内の対物レンズ20及び21とフォーカシングコイル23及び24の位置関係を示す側面図及び下面図である。 図6(a)に示したホルダ22のB−B断面を示す図である。図7は、ストッパ43及び44とホルダ22との関係を示している。 本発明の第1の実施形態による対物レンズ駆動装置9の回路構成及び動作を説明するための図である。 本発明の実施形態による光ピックアップ3を適用した光ディスク装置1の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における、ホルダ22内の対物レンズ20及び21とフォーカシングコイル23及び24の位置関係を示す図である。 従来の(比較例による)対物レンズ駆動装置9のホルダ22に取り付けられるフォーカシングコイル204と、トラッキングコイル209及び210と、チルトコイル205及び206の配置を示す斜視図である。 比較例における、ホルダ22内の対物レンズ200及び201とフォーカシングコイル204とチルトコイル205及び206との位置関係を示す側面図及び下面図である。 図12(a)に示したホルダ211のC−C断面を示す図である。 比較例による対物レンズ駆動装置の回路構成及び動作を説明するための図である。
本発明の実施形態は、記録媒体である光ディスクに対し情報を記録または再生するための光ピックアップ及びそれを搭載した光ディスク装置に関する。特に、本実施形態は、光ピックアップの対物レンズ駆動装置において、従来1つであったフォーカシングコイルを2つに分割し、それを適切に配置することにより、チルトコイルを削減して光ピックアップの薄型化を実現するものである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
本実施形態では、当業者が本発明を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本発明の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
(1)第1の実施形態
<光ディスク装置の概略内部構成>
図1は、本発明の実施形態による光ピックアップ3を搭載した光ディスク装置1の概略内部構成を示す平面図である。
光ディスク装置1は、外形略箱状の筺体4内に、載置された光ディスク2をディスク回転方向7に回転させるためのスピンドルモータ5と、光ディスクに対してデータを記録し、記録されたデータを読み出すための光ピックアップ3と、光ピックアップ3の上に配置されるメカカバー6と、を収容している。図1において、X軸方向はタンジェンシャル方向を示し、Y軸方向はトラッキング方向を示し、Z軸方向はフォーカシング方向を示している。また、θx(X軸周り)はチルト方向を示している。
図2は、図1におけるA−A断面を示す図である。図2に示されるように、光ピックアップ3は、メカカバー6の開口部6’から対物レンズ駆動装置9の対物レンズが覗くように構成され、かつ、Y軸方向(トラッキング方向)に移動できるように構成されている。光ピックアップ3のY軸方向の移動は、主軸11及び副軸12に沿って実現される。また、光ピックアップ3は、ピックアップケース8に形成された凹部に対物レンズ駆動装置9を収容している。対物レンズ駆動装置9は、固定部材10によってピックアップケース8に固定されている。
<光ピックアップの概略内部構成>
図3は、本発明の実施形態による光ピックアップ3の概略内部構成を示す平面図である。
光ピックアップ3は、一対の案内軸である主軸11、副軸12によって、移動可能に支持される。ステッピングモータ13を回転駆動させることにより、リードスクリュー14が回転し、リードスクリュー14に係合される係合部材15に連結された光ピックアップ3が主軸11及び副軸12に沿って光ディスク2の半径方向(Y軸方向)に移動する。
光ピックアップ3は、光ディスク2上の情報記録面に対して情報の記録または再生を行うためのレーザ光41を発振するレーザ素子16と光ディスク2からの戻りのレーザ光42を検出するレーザ受光素子17と、レーザ光を光ディスク2に集光するCD/DVD用およびBD用の2個の対物レンズ20及び21を駆動させる対物レンズ駆動装置9と、レーザ素子16とレーザ受光素子17との間のレーザ光の光路40を形成するプリズム、ミラー等を有する光学ユニット18と、光ピックアップ3の動作を制御する制御回路(図示せず)を有している。2つの対物レンズ20及び21は、ホルダ22に設置されている。
上述した光ピックアップ3を搭載した光ディスク装置1において、再生または記録動作を行う際に、光ディスク2は光ディスク回転方向7に回転する。光ピックアップ3は、光ディスク2を回転させた状態において、レーザ素子16からレーザ光41を発振し、対物レンズ20、21を介して光ディスク2上に情報の記録を行い、または、レーザ素子16からのレーザ光は対物レンズ20及び21を介して光ディスク2上の記録面に反射させて、その戻りのレーザ光42をレーザ受光素子17より受光して光ディスク2の情報を再生する。
<対物レンズ駆動装置の外観構成>
図4は、本発明の実施形態による対物レンズ駆動装置9の外観を示す斜視図である。また、図5は、対物レンズ駆動装置9のホルダ22に取り付けられるフォーカシングコイル23及び24と、トラッキングコイル25及び26の配置を示す斜視図である。
対物レンズ駆動装置9は、対物レンズ20及び21と、フォーカシングコイル23及び24と、トラッキングコイル25、26、27、及び28を支持するホルダ22と、ホルダ22を弾性支持する支持部材65及び66と、支持部材65及び66と接続し、ホルダ22をピックアップケース8に固定する固定部材10と、フォーカシングコイル23及び24およびトラッキングコイル25及び26に対向する位置に一定の間隔を介して固定される永久磁石30及び35と、この永久磁石30及び35を支持し、ピックアップケース8に固定するヨーク50及び51と、によって構成される。
対物レンズ20及び21を搭載するホルダ22の光ディスク2に対する位置は、図4に示すZ軸及びY軸方向に制御される。上述のように、Z軸方向及びY軸方向はそれぞれ、フォーカシング方向及びトラッキング方向を表している。さらに、ホルダ22の光ディスク2に対する角度θxは、X軸を回転軸とする回転方向に制御されチルト方向を表している。ホルダ22に搭載されるコイルの機能として、フォーカシングコイル23及び24は、Z軸方向(フォーカシング方向)に駆動力を発生する。また、トラッキングコイル25及び26は、Y軸方向(トラッキング)に駆動力を発生する。さらに、フォーカシングコイル23及び24は、X軸を回転軸とするチルト方向に駆動力を発生する機能を有している。
また、ホルダ22には、対物レンズ20及び21のフォーカシング方向(Z軸方向)の可動量の上限を規定する(上方向の移動量を規制する)ためのストッパ43及び44が設けられている。
なお、上述した構成において、各構成要素の材料として、対物レンズ20及び21は、例えば、ガラスまたはプラスチック、フォーカシングコイル23及び24やトラッキングコイル25及び26は銅によって構成される。また、例えば、ホルダ22および固定部材10はプラスチック、支持部材65及び66は銅合金、ヨーク50及び51は鉄合金、ピックアップケース8はマグネシウムダイカストまたはアルミニウムダイカストなどで構成される。
<ホルダ内における、対物レンズとフォーカシングコイルの位置関係>
図6は、本発明の第1の実施形態における、ホルダ22内の対物レンズ20及び21とフォーカシングコイル23及び24の位置関係を示す側面図及び下面図である。図6(a)は図5で示したホルダ22の側面図であり、図6(b)は光ディスク側から見た下面図である。
本発明の実施形態では、従来例(フォーカシングコイルが1つのみ設けられ、これが2つの対物レンズを囲むように配置されている:後出の比較例を示す図12参照)とは異なり、2つのフォーカシングコイル23及び24が配置される。そして、これらのフォーカシングコイル23及び24が従来のチルトコイルを兼ねている。よって、本発明の実施形態の構成によれば、チルトコイルを別途設ける必要がなくなり、対物レンズ駆動装置9の構成をより簡素化することができるようになる。この構成の簡素化が対物レンズ駆動装置9の薄型化に寄与するものである。
また、図6(b)に示されるように、フォーカシング方向から見て、フォーカシングコイル23の一部38(フォーカシングコイル23のトラッキング方向に垂直な1つの側面部)が、2つある対物レンズのうち1つの対物レンズ20ともう一方の対物レンズ21との間に存在する。別の言い方をすれば、フォーカシングコイル23及び24の何れか一方(例えば、図6ではフォーカシングコイル23)は、一方の対物レンズ(例えば、図6では対物レンズ20)を囲むように設置される。なおかつ、フォーカシングコイル23の一部38は、フォーカシング方向とトラッキング方向の両方に垂直な方向(X軸方向)から見ても、対物レンズ20と対物レンズ21の間を通過している。
図6(a)に示されるように、フォーカシングコイル23及び24は、高さ方向の位置について、対物レンズ20及び21の厚さの範囲内に配置される。このため、対物レンズ20及び21にレーザ光を導くための反射ミラー36及び37の高さ方向Haの位置としては、図6(a)の側面図に示すように、一部がホルダ22に重なる配置が可能となり、対物レンズ駆動装置9を薄くすることが可能となる。よって、光ピックアップ3を薄くすることが可能となる。また、トラッキングコイル25、26、27、及び28は、ホルダ22の中央部に配置されている。
なお、図6(a)には、フォーカシング方向のフォーカシングコイル23及び24の配置について、フォーカシングコイル23及び24の全体が対物レンズ20及び21の厚さの範囲内含まれるように示されているが、フォーカシングコイル23及び24の厚さ(フォーカシング方向の高さ)の少なくとも一部が対物レンズ20及び21の厚さの範囲内に含まれるようにしても良い。
図7は、図6(a)に示したホルダ22のB−B断面を示す図である。図7は、ストッパ43及び44とホルダ22との関係を示している。
図7に示されるように、ストッパ43及び44は、ホルダ22の下部に形成されており、ホルダ22から永久磁石30或いは35に向かって突出して形状をなしている。電磁力によりホルダ22がフォーカシング方向(Z軸方向)に駆動する場合、紙面上方向(矢印Aの方向)の最大駆動量を規定するために、ストッパ43及び44がそれぞれ永久磁石30及び35に当接する構造となっている。図7(b)は、ホルダ22がZ軸方向に移動し、ストッパ43及び44が永久磁石30及び35に当接した状態を示している。なお、ストッパ43及び44を設けることにより、フォーカシングコイル23及び24の高さ位置を対物レンズ20及び21の厚さ範囲内に設定することを可能とし、対物レンズ駆動装置9の薄型化に寄与する構成となっている。このことについては、比較例とともに後述する。
<対物レンズ駆動装置の回路構成及び動作>
図8は、本発明の第1の実施形態による対物レンズ駆動装置9の回路構成及び動作を説明するための図である。図8には、フォーカシングコイル23及び24並びにトラッキングコイル25及び26と対物レンズ駆動回路64との接続関係を示す回路構成が示されている。
対物レンズ駆動装置9は、フォーカシングコイル23及び24とトラッキングコイル25及び26を有するアクチュエータ部と、対物レンズ駆動回路64と、によって構成される。対物レンズ駆動回路64は、フォーカシングコイル23及び24に流す電流値を調整し、対物レンズ20及び21をフォーカス方向(Z軸方向)に駆動するフォーカス方向(Z方向)駆動回路61と、フォーカシングコイル23及び24に流す電流値を調整し、ホルダ22をチルト方向(X軸周りの回転方向)に駆動するチルト方向(X軸周りの回転)駆動回路62と、トラッキングコイルに流す電流値を調整し、ホルダ22をトラッキング方向(Y方向)に駆動するトラッキング方向(Y方向)駆動回路63と、を備えている。
フォーカス方向駆動回路61は、フォーカシングコイル23及び24と接続されている。フォーカス方向駆動回路61は、図4に示した永久磁石30及び35とヨーク50及び51とによって電磁アクチュエータを形成しており、ホルダ22をZ軸方向に駆動制御し、対物レンズを通過するレーザ光の焦点(フォーカス)を調整する。
チルト方向駆動回路62は、フォーカシングコイル23及び24と接続されている。チルト方向駆動回路62は、フォーカシングコイル23とフォーカシングコイル24に印加する電流を別々に調整する。このようにすることにより、発生させる電磁力を個々に変化させ、ホルダ22のX軸周りの回転角度(チルト量)を調整し、光ディスクに対して平行を保つようにする。
トラッキング方向駆動回路63は、トラッキングコイル25及び26と接続されている。トラッキング方向駆動回路63は、図4に示した永久磁石30及び35とヨーク50及び51とによって電磁アクチュエータを形成しており、光ディスクのトラック方向(Y軸方向)の位置を正確に制御する。
例えば、フォーカス方向へ対物レンズ20及び21を所望距離分だけ移動するために必要な電流値をAとし、ホルダ22をチルト方向に所望角度分だけ回転させるために必要な電流値をそれぞれα1及びα2とする。この場合、フォーカス方向駆動回路61及びチルト方向駆動回路62によってフォーカシングコイル23に印加する電流値は、A+α1となる。同様に、フォーカシングコイル24に印加する電流値は、A+α2となる。
このように、フォーカシングコイル23及び24が、フォーカス方向に対物レンズを移動させるためのフォーカシングコイルと、ホルダをチルト方向に回転させるためのチルトコイルを兼ねている。よって、本来、ホルダ22の厚み方向に設置するチルトコイルを削減することができるため、ホルダ22(対物レンズ駆動装置9)の厚さを薄くすることが可能となる。
<光ディスク装置の回路構成>
図9は、本発明の実施形態による光ピックアップ3を適用した光ディスク装置1の回路構成を示すブロック図である。
図9に示されるように、光ディスク装置1は、光ディスク2を回転させるスピンドルモータ5と、光ディスク2の情報を再生または記録する光ピックアップ3と、これらを制御する信号処理回路700と、スピンドルモータ5の回転を制御するディスク回転制御回路703と、送り制御回路705と、サーボ信号検出回路707と、再生信号検出回路708と、を備えている。
光ピックアップ3は、対物レンズ駆動装置9と、レーザダイオード709(レーザ素子16に対応)や光検出器712(レーザ受光素子17に対応)などの光学部品と、レーザ駆動回路710と、を備えている。レーザ駆動回路710は、レーザ素子16に接続されている。
ディスク回転制御回路703は、信号処理回路700からの指令を受けて、光ディスク2を搭載したスピンドルモータ5を回転する。送り制御回路705は、信号処理回路700からの指令を受けて、ステッピングモータ13を駆動して光ピックアップ3を光ディスク2の半径方向(Y方向)の所定位置に移動させる。
レーザ駆動回路710は、信号処理回路700からの指令を受けてレーザダイオード709を発光させる。レーザダイオード709で発光されたレーザ光は、対物レンズ711(対物レンズ20及び21に対応)によって光ディスク2上に集光される。
集光されたレーザ光は、光ディスク2で反射し、対物レンズ711を通過して光検出器712に入射する。光検出器712で得られた検出信号は、サーボ信号検出回路707及び再生信号検出回路708に送られる。
サーボ信号検出回路707は、検出信号に基づいてサーボ信号を生成し、当該サーボ信号を対物レンズ駆動装置9内の対物レンズ駆動回路64に送信する。対物レンズ駆動回路64は、対物レンズ駆動装置9のアクチュエータ部へ駆動電力を供給し、対物レンズ711を位置決め制御する。
再生信号検出回路708は、検出信号から再生信号を生成し、光ディスク2の情報を再生する。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態では、ホルダ22内における対物レンズ21とフォーカシングコイル24の位置関係が第1の実施形態の場合とは異なっている。他の構成は第1の実施形態と同様なので説明は省略する。
<ホルダ内における、対物レンズとフォーカシングコイルの位置関係>
図10は、本発明の第2の実施形態における、ホルダ22内の対物レンズ20及び21とフォーカシングコイル23及び24の位置関係を示す図である。図10(a)は図5で示したホルダ22の側面図であり、図10(b)は光ディスク2側から見た下面図である。図6に示したホルダ22と同じ機能を有する部材には同じ番号を付与している。
図6に示したホルダ22との違いは、フォーカシングコイル24が対物レンズ21の周囲に設置されていることである。2つのフォーカシングコイル23及び24において、両方ともコイルの一部38及び39(フォーカシングコイルのトラッキング方向に垂直な一側面)が2つの対物レンズの間を通過していることである。つまり図10(b)に示すように、フォーカシングコイル23及び24はそれぞれ、対物レンズ20及び21の周りを取り囲むように設置されている。また、対物レンズ20と対物レンズ21の間に所定の距離を設けることにより、フォーカシングコイル23及び24の配置スペースが確保され、配置しやすくなる。その一方で、2つの対物レンズの位置に距離があるほど、2つの対物レンズの位置が近い場合(第1の実施形態の配置構成)に比べて、DVD/CD用レンズとBD用レンズとの間でレンズを切り替えるときの位置関係の調整量が多くなり、切り替え時のトラッキング制御に時間が掛かることがある。従って、第1の実施形態及び第2の実施形態の配置構成の何れを選択するかは、どちらの利点を取るかによるものである。
なお、フォーカシングコイル24の高さ方向(Z軸方向)の位置は、フォーカシングコイル23と同様に、対物レンズ21の高さ(厚さ)の範囲に収まるように設置されている。
(3)比較例
<ホルダ部内の構成>
図11は、従来の(比較例による)対物レンズ駆動装置9のホルダ22に取り付けられるフォーカシングコイル204と、トラッキングコイル209及び210と、チルトコイル205及び206の配置を示す斜視図である。
本発明の実施形態と比較例との違いは、比較例では、フォーカシングコイル204が1つのみ設置されていること、チルト方向の駆動制御のために、独立したチルトコイル205及び206が2個設置されていること、対物レンズ200及び201のフォーカシング方向(Z軸方向)の可動量を規定するためのカバー300が設けられていることである。
ホルダ211には、ホルダ全体(対物レンズ200及び201)のフォーカシング方向(Z軸方向)の可動量の最大を規定するために、ざぐり212、213、及び214が形成されている。ホルダ211が上方向(Z軸方向)に移動すると、カバー300の突出部301、302、及び303がそれぞれ、ざぐり214、213、及び212の底面に当接する。このようにすることで、ホルダ211のフォーカシング方向の紙面上側の移動量を制限している。ざぐり212、213、及び214がホルダ211に形成されているため、フォーカシングコイル204は、対物レンズ200及び201の厚さの範囲にはなく、それらの下方に配置されている。また、チルトコイル205及び206は、ホルダ211の下部に設置されている。
図12は、比較例における、ホルダ22内の対物レンズ200及び201とフォーカシングコイル204とチルトコイル205及び206との位置関係を示す側面図及び下面図である。図12(a)は図11で示したホルダ211の側面図であり、図12(b)は光ディスク側から見た下面図である。比較例では、図12に示されるように、カバー300の突出部を収容するざぐり212、213及び214がホルダ211に形成されているため、ざぐり212、213、及び214と、フォーカシングコイル204並びにチルトコイル205及び206とが干渉しないようにしなければならない。このため、比較例では、フォーカシングコイル204の高さ位置に関しては、対物レンズ200及び201の厚さ範囲内に収めることができない構造となっている。また、比較例では、1つのフォーカシングコイル204のみで対物レンズのフォーカス制御を実現している。このため、フォーカシングコイル204とは別個に2つのチルトコイル205及び206を設けなければならない。
図13は、図12(a)に示したホルダ211のC−C断面を示す図である。ホルダ211は、電磁力によって、フォーカシング方向に移動する。そして、図13(b)に示すように、ざぐり212、213、及び214の底面にカバー300の突出部303、302、及び301が当接する。この動作により、ホルダ211の移動量が規定される。
<ホルダの厚さについて>
ホルダ22の厚みについて説明する。比較例では、対物レンズ200及び201と、フォーカシングコイル204と、チルトコイル205及び206を上下(Z方向)に直列に配置している。このため、対物レンズ200及び201の最上部からの必要高さは、図12に示すようにチルトコイル205及び206の最下部までで、Hbとなる。また、上述のように、ホルダ22の上方向(Z軸方向)の移動量をカバー300によって所定量以下に規制するためにざぐり212、213、及び214を設けている。フォーカシングコイル204とざぐり212、213、及び214との干渉を回避するためには、フォーカシングコイル204の高さ位置を対物レンズ200及び201の厚さ範囲内にすることができない。よって、比較例ではホルダの厚さを削減するには限界がある。
一方、本発明の第1及び第2の実施形態では、フォーカシングコイル23及び24の高さは、対物レンズ20及び21の高さに含まれている。このように構成できるのは、ホルダを覆うカバー(比較例のカバー300に対応)によってホルダ22の上方向(Z軸方向)の移動量を規定するのではなく、ホルダ22の底面にストッパ43及び44を設け、これを永久磁石30及び35に当接させることにより上方向の移動量を規定しているからである。このようにフォーカシングコイル23及び24の高さ位置を対物レンズ20及び21の厚さ範囲内に設定することができるため、この分のスペースを削減できるようになる。
また、本実施形態では、フォーカシングコイル23及び24がチルト方向の制御機能を有するため、チルトコイルが不要となり、さらに高さを低減することができる。本発明の実施形態における対物レンズ最上部からの必要高さは、図6に示すようにHaである。
以上より、Ha<Hbとなり、本発明の実施形態によれば、比較例よりもホルダの高さを低減することができ、そのために、反射ミラー36及び37もより対物レンズ近傍に配置でき、よって、光ピックアップの厚みを低減することが可能である。そのため、HbからHaを差し引いた高さ分、光ディスク装置の厚みも薄くすることができる。
<対物レンズ駆動装置の回路構成及び動作>
図14は、比較例による対物レンズ駆動装置の回路構成及び動作を説明するための図である。図14には、フォーカシングコイル204並びにトラッキングコイル205及び206と対物レンズ駆動回路604との接続関係を示す回路構成が示されている。
フォーカス方向(Z方向)駆動回路601は、フォーカシングコイル204と接続されている。フォーカス方向駆動回路601は、永久磁石310及び311(図13参照)とヨーク312及び313(図13参照)と共に電磁アクチュエータを形成しており、ホルダ211をZ軸方向に駆動制御し、対物レンズを通過するレーザ光の焦点(フォーカス)を調整する。
チルト方向(X軸周りの回転)駆動回路602は、チルトコイル205及び206と接続されている。チルト方向駆動回路602は、チルトコイル205及び206に印加する電流を別々に調整する。これにより、チルト方向駆動回路602は、発生させる電磁力を個々に変化させ、ホルダ211のX軸周りの回転角度θx(チルト量)を調整し、光ディスクに対して平行を保つようにする。
トラッキング方向(Y方向)駆動回路603は、トラッキングコイル202及び203と接続されている。トラッキング方向駆動回路603は、永久磁石310及び311(図13参照)とヨーク312及び313(図13参照)と共に電磁アクチュエータを形成しており、光ディスクのトラック方向(X軸方向)の位置を制御する。
本発明の実施形態では、フォーカシングコイル23及び24がフォーカス方向駆動回路61とチルト方向駆動回路62に接続され、フォーカシングコイル23及び24がフォーカスとチルトの位置変化に対応している。これに対し、比較例では、フォーカシングコイル204はフォーカス駆動回路601に、チルトコイル205及び206はチルト方向駆動回路602にそれぞれ独立して接続されており、フォーカスとチルトの位置調整を別のコイルで行っている。
(4)実施形態のまとめ
本実施形態では、光ディスクの半径方向であるトラッキング方向(Y軸方向)に光ピックアップを動作させるトラッキングコイルと、レーザ光を光ディスクに集光するための2つの対物レンズと、光ディスクの面に垂直なフォーカシング方向に対物レンズを動作させる2つのフォーカシングコイルと、を有する光ピックアップにおいて、少なくとも1つのフォーカシングコイルの一側面(フォーカシングコイルの一部38に相当(図6及び10参照))がフォーカシング方向から見て、2つの対物レンズの間に存在するように、フォーカシングコイルが配置される。このようにすることにより、フォーカシングコイルがチルトコイルを兼ねるように構成することができ、チルトコイルを削減できる。よって、光ピックアップの厚さを薄くすることが可能となる。なお、この場合、フォーカシング方向駆動回路とチルト方向駆動回路はそれぞれ、制御量に対応する電流をフォーカシングコイルに印加するように動作する。
また、少なくとも1つのフォーカシングコイルの一側面(フォーカシングコイルの一部38)は、タンジェンシャル方向(X軸方向)から見て、2つの対物レンズの間を通過する構造となっている。換言すれば、フォーカシングコイルのフォーカシング方向(Z軸方向)の配置に関し、2つのフォーカシングコイルそれぞれの少なくとも一部が対物レンズの厚さの範囲内にある配置となっている。つまり、フォーカシングコイルのZ軸方向の高さと対物レンズの厚さに重複部分が存在する。従来は、フォーカシングコイル(比較例のフォーカシングコイル204参照)をZ軸方向において対物レンズと被らないように対物レンズの下方位置に配置していたが、フォーカシングコイルが対物レンズと高さ方向において被るようにしたので、光ピックアップ(対物レンズ駆動装置のホルダ)の厚さを薄くすることができるようになった。このような配置を可能にした理由の1つは、例えば、ホルダがその底面部付近から突出するストッパ部を有し、このストッパ部が光ピックアップの永久磁石に当接することにより、ホルダ(対物レンズ)のフォーカシング方向の移動量を規定(規制)するようにしたからである。
第1の実施形態では、図6に示されるように、2つのフォーカシングコイルのうち1つは、Z軸方向から見て、2つの対物レンズのうち1つの周りを囲むように配置されている。また、もう1つの対物レンズは、Z軸方向から見て、2つのフォーカシングコイルに挟まれるように配置されている。また、第2の実施形態では、2つのフォーカシングコイルのそれぞれは、Z軸方向から見て、2つの対物レンズのうち1つの周りを囲むように配置されている。
本実施形態では、第1及び第2の実施形態による光ピックアップを搭載した光ディスク装置が提供されている。光ピックアップの高さ(厚さ)を低減することができるため、光ディスク装置の厚さも薄くすることが可能となる。
なお、上述の実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
加えて、本技術分野の通常の知識を有する者には、本発明のその他の実装がここに開示された本発明の明細書及び実施形態の考察から明らかになる。記述された実施形態の多様な態様及び/又はコンポーネントは、単独又は如何なる組み合わせでも使用することが出来る。明細書と具体例は典型的なものに過ぎず、本発明の範囲と精神は後続する請求範囲で示される。
1 光ディスク装置、2 光ディスク、3 光ピックアップ、4 筺体、5 スピンドルモータ、6 メカカバー、7 ディスク回転方向、8 ピックアップケース、9 対物レンズ駆動装置、10 固定部材、11 主軸、12 副軸、13 ステッピングモータ、14 リードスクリュー、15 係合部材、16 レーザ素子、17 レーザ受光素子、18 光学ユニット、20及び21 対物レンズ、22 ホルダ、23及び24 フォーカシングコイル、25乃至28 トラッキングコイル、30及び35 永久磁石、36及び37 反射ミラー、38及び39 フォーカシングコイルの一部、40 レーザ光路、41 レーザ光(発振)、42 レーザ光(戻り)、43及び44 ストッパ、50及び51 ヨーク、61 フォーカス方向(Z方向)駆動回路、62 チルト方向(X軸周りの回転)駆動回路、63 トラッキング方向(Y方向)駆動回路、64 対物レンズ駆動回路、65及び66 支持部材、200及び201 対物レンズ、202及び203 トラッキングコイル、204 フォーカシングコイル、205及び206 チルトコイル、207及び208 反射ミラー、209及び210 トラッキングコイル、211 ホルダ、212乃至214 ざぐり、300 カバー、301乃至303 突出部、310及び311 永久磁石、312及び313 ヨーク、601 フォーカス方向(Z方向)駆動回路、602 チルト方向(X軸周りの回転)駆動回路、603 トラッキング方向(Y方向)駆動回路、604 対物レンズ制御回路、700 信号処理回路、701 フィードモータ、702 スピンドルモータ、703 ディスク回転制御回路、704 光ピックアップ、705 送り制御装置、706 対物レンズ駆動回路、707 サーボ信号検出回路、708 再生信号検出回路、709 レーザダイオード、710 レーザ駆動回路、711 対物レンズ、712 光検出器、X タンジェンシャル方向、Y トラッキング方向、Z フォーカシング方向、θx チルト方向

Claims (8)

  1. 光ディスク装置に搭載され、対物レンズ駆動装置を有する光ピックアップであって、
    前記対物レンズ駆動装置は、
    光ディスクの半径方向であるトラッキング方向に前記光ピックアップを動作させるトラッキングコイルと、
    レーザ光を前記光ディスクに集光するための2つの対物レンズと、
    前記光ディスクの面に垂直なフォーカシング方向に前記対物レンズを動作させる2つのフォーカシングコイルと、を有し、
    前記トラッキングコイル、前記2つの対物レンズ、及び前記2つのフォーカシングコイルは、ホルダに収容されており、
    少なくとも1つの前記フォーカシングコイルの一側面は、前記フォーカシング方向から見て、前記2つの対物レンズの間に存在
    前記フォーカシングコイルの前記フォーカシング方向の配置に関し、前記2つのフォーカシングコイルそれぞれの少なくとも一部が前記対物レンズの厚さの範囲内にある、光ピックアップ。
  2. 光ディスク装置に搭載され、対物レンズ駆動装置を有する光ピックアップであって、
    前記対物レンズ駆動装置は、
    光ディスクの半径方向であるトラッキング方向に前記光ピックアップを動作させるトラッキングコイルと、
    レーザ光を前記光ディスクに集光するための2つの対物レンズと、
    前記光ディスクの面に垂直なフォーカシング方向に前記対物レンズを動作させる2つのフォーカシングコイルと、を有し、
    前記トラッキングコイル、前記2つの対物レンズ、及び前記2つのフォーカシングコイルは、ホルダに収容されており、
    少なくとも1つの前記フォーカシングコイルの一側面は、前記フォーカシング方向から見て、前記2つの対物レンズの間に存在し、
    前記2つのフォーカシングコイルは、前記光ピックアップのチルト量を調整するためのチルトコイルを兼ねており、当該チルトコイルが削減されている、光ピックアップ。
  3. 光ディスク装置に搭載され、対物レンズ駆動装置を有する光ピックアップであって、
    前記対物レンズ駆動装置は、
    光ディスクの半径方向であるトラッキング方向に前記光ピックアップを動作させるトラッキングコイルと、
    レーザ光を前記光ディスクに集光するための2つの対物レンズと、
    前記光ディスクの面に垂直なフォーカシング方向に前記対物レンズを動作させる2つのフォーカシングコイルと、を有し、
    前記トラッキングコイル、前記2つの対物レンズ、及び前記2つのフォーカシングコイルは、ホルダに収容されており、
    少なくとも1つの前記フォーカシングコイルの一側面は、前記フォーカシング方向から見て、前記2つの対物レンズの間に存在し、
    前記2つのフォーカシングコイルのうち1つは、前記フォーカシング方向から見て、前記2つの対物レンズのうち1つの周りを囲むように配置され、
    もう1つの前記対物レンズは、前記フォーカシング方向から見て、前記2つのフォーカシングコイルに挟まれるように配置されている、光ピックアップ。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、
    前記少なくとも1つの前記フォーカシングコイルの前記一側面は、前記フォーカシング方向及び前記トラッキング方向の両方に垂直なタンジェンシャル方向から見て、前記2つの対物レンズの間を通過する、光ピックアップ。
  5. 請求項において、
    前記ホルダは、当該ホルダの底面部付近から突出するストッパ部を有し、
    前記ストッパ部が前記光ピックアップの永久磁石に当接することにより、前記ホルダの前記フォーカシング方向の移動量を規定する、光ピックアップ。
  6. 請求項において、
    前記2つのフォーカシングコイルに電流を印加して、前記対物レンズのフォーカス調整を行うフォーカシング方向駆動回路と、
    前記2つのフォーカシングコイルに電流を印加して、前記2つの対物レンズを前記光ディスクに対して平行に保持するチルト方向駆動回路と、
    前記トラッキングコイルに電流を印加して、前記光ディスクのトラック方向の位置を制御するトラッキング方向駆動回路と、を有し、
    前記2つのフォーカシングコイルが、前記フォーカシング方向とチルト方向の両方向の動作を制御する、光ピックアップ。
  7. 請求項1または2において、
    前記2つのフォーカシングコイルのそれぞれは、前記フォーカシング方向から見て、前記2つの対物レンズのうち1つの周りを囲むように配置されている、光ピックアップ。
  8. 請求項1から3の何れか1項に記載の光ピックアップと、
    各指令を出力する信号処理回路と、
    前記信号処理回路からの指令を受けて、前記光ディスクを回転させるためのスピンドルモータの回転を制御するディスク回転制御回路と、
    前記信号処理回路からの指令を受けて、前記光ピックアップの前記光ディスクの半径方向の位置を制御する送り制御回路と、
    サーボ信号検出回路と、
    再生信号検出回路と、
    を有する、光ディスク装置。
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