JP6556169B2 - 機械エネルギーと電気エネルギーとの間の変換を行うための電気機械変換器装置 - Google Patents

機械エネルギーと電気エネルギーとの間の変換を行うための電気機械変換器装置 Download PDF

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Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は、一般的には電気機械変換器に関し、より具体的には機械エネルギーを電気エネルギーに変換する、および/または電気エネルギーを機械エネルギーに変換するための電気機械変換器に関する。
2.関連技術の説明
電気機械変換器は、機械エネルギーと電気エネルギーの間のエネルギーの変換に一般に利用されている。例えば、外部の系が作り出す機械運動を電気機械変換器の可動部に連結すれば、変換器の端子間に電位差が生ずる。あるいは、電気機械変換器が端子経由で適切な電流を受け取ると、これに応答して可動部を運動させるようにしてもよい。この運動は、例えば、直線運動、回転運動、あるいは往復運動であってもよい。
「Stirling Cycle Transducer for Converting between Thermal Energy and Mechanical Energy」と題する2011年1月13日付発行のSteiner Thomas W.らによるPCT国際特許公報WO2011/003207は、往復運動を起こすように構成されていてもよいスターリングサイクル変換器を開示する。1つの実施形態において、往復運動は、約200μmの振幅と500Hzの周波数を有していてもよい。従来の電気機械変換器では、これらの駆動条件下では効率的な動作ができないかもしれない。
発明の概要
1つの開示された態様によれば、機械エネルギーと電気エネルギーとの間の変換を行うための電気機械変換器装置が提供される。当該装置は、ハウジングと、該ハウジング内に実質的に不動化された固定部(static portion)とを含む。該固定部は、磁束を発生させるように動作可能な磁束発生器と、磁束発生器が発生させる磁束を第1の磁気回路と第2の磁気回路の少なくとも1つを通って連結するように動作可能な1対の磁極片と、電流を通電するように動作可能であり、かつ第1と第2の磁気回路の少なくとも1つと電磁的に相互作用するように配置されている少なくとも1つのコイルとを含む。該固定部は、ハウジングに熱的に連結されて、該固定部とハウジングとの間に低熱抵抗の通路を提供して、変換器の動作中に発生した熱の除去を許容する。また、当該装置は可動部を含み、該可動部は、第1の磁気回路を完成し、かつ第1のギャップによって1対の磁極片から分離されている第1の閉鎖片と、第2の磁気回路を完成し、かつ第2のギャップによって1対の磁極片から分離されている第2の閉鎖片とを含む。第1と第2の閉鎖片は、機械的に連結され、かつ均衡位置の周りで1対の磁極片に対する往復運動を許容するように支持されている。往復運動は、第1と第2のギャップを変化させるように動作可能であり、これにより、第1と第2のギャップのうちの一方における増加が第1と第2のギャップのうちの他方において対応する減少を起こし、該第1と第2のギャップの変動が、第1と第2の磁気回路の各々における磁気抵抗を変動させる。
固定部は、磁束発生器と、1対の磁極片と、少なくとも1つのコイルとを支持する固定フレームを含んでいてもよく、該固定フレームは、ハウジングに堅固に接続されている。
固定フレームは、固定部とハウジングとの間の熱抵抗を低減させるためにハウジングの近傍に配置されている拡張された表面積、高熱伝導性材料から作られた少なくとも一部分、およびハウジングに堅固に接続されている固定フレームの表面を経由する熱伝達の熱抵抗を低減させるために配置されるサーマルコンパウンドの少なくとも1つを含んでいてもよい。
磁極片は、固定フレームから電気的に絶縁されていてもよい。
上記少なくとも1つのコイルは、外部の電気エネルギー源から電流を受け取るように、かつ第1と第2の磁気回路において磁束発生器が発生させる磁束と相互作用する電磁誘導による磁束を発生させるように動作可能にして、第1と第2の磁気回路の各々において磁束を変化させて固定部と可動部との間で発生する力が生じるようにしてもよい。
可動部は、往復運動を駆動するための外部機械力を受け取るように動作可能に構成されていてもよく、また、往復運動に起因する第1と第2の磁気回路の各々における抵抗の変動が、それぞれの第1と第2の磁気回路を通過する磁束を変化させて、少なくとも1つのコイルにおいて電磁誘導による電位を生じさせるようにしてもよい。
第1と第2のギャップは、約0.25mmの往復運動の振幅を容易にすることができる寸法に規定されていてもよい。
装置は、少なくとも1つのコイルと直列の少なくとも1つのコンデンサであって、該少なくとも1つのコイルの反応性インピーダンス成分を実質的にキャンセルするように動作可能な反応性インピーダンス成分を提供する該少なくとも1つのコンデンサ、および、制御信号に応答して可変インピーダンス成分を提供する能動負荷回路であって、該制御信号が該インピーダンス成分に該少なくとも1つのコイルの反応性インピーダンス成分を実質的にキャンセルさせるように生成される能動負荷回路のうち1つを含んでいてもよい。
第1と第2の閉鎖片は、往復運動を許容するように動作可能な柔軟な懸架装置によって支持されていてもよい。
柔軟な懸架装置は、第1と第2のギャップの変動を促進する方向に揃えられた単一の自由度に、閉鎖片の往復運動を実質的に制約するように構成されていてもよい。
柔軟な懸架装置は、第1の柔軟な懸架装置を含んでいてもよく、また、単一の自由度以外の自由度における閉鎖片の運動を抑制しつつ、往復運動を許容するように構成されている第2の柔軟な懸架装置をさらに含んでいてもよい。
第1の柔軟な懸架装置は、管状バネを含んでいてもよく、また、第2の柔軟な懸架装置は、屈曲部を含んでいてもよい。
管状バネは、同心円状の配置の、機械的に連結されて折り畳まれた管状バネを形成する第1の円筒形壁と第2の円筒形壁とを含んでいてもよく、該第1と第2の円筒形壁の少なくとも1つは、該壁の間の機械的連結の近傍で外向きに裾広がりであってもよい。
柔軟な懸架装置は、約500Hzの周波数における往復運動を促進するように構成されていてもよい。
上記の電気機械変換器のうち2つを含む電気機械変換器装置を共通軸線上で背中合わせの構成に配置して、これにより、動作中のそれぞれの電気機械変換器の各々の往復運動に起因する慣性力を実質的にキャンセルするようにしてもよい。
上記装置は、少なくとも1つの電気機械変換器の少なくとも1つのコイルと直列の少なくとも1つのコンデンサを含んでいてもよく、また、該少なくとも1つのコンデンサの静電容量は、それぞれの電気機械変換器の可動部間の差を電気的に補償するように選択されていてもよく、そして、該差は、機械的剛性と質量体のうち1つを含んでいてもよい。
上記装置は、少なくとも1つの電気機械変換器の少なくとも1つのコイルと直列の能動負荷回路を含んでいてもよく、該能動負荷回路は、制御信号に応答して可変インピーダンスを提供し、該制御信号は、それぞれの電気機械変換器の可動部間の差を能動負荷に電気的に補償させるように生成され、該差は、機械的剛性と質量体のうち1つを含むものである。
上記装置は、少なくとも1つの電気機械変換器の可動部に連結されている調整質量体(tuning mass)を含んでいてもよく、該調整質量体は、電気機械変換器のそれぞれの往復運動に起因する慣性力と釣り合うように選択されている。
磁束発生器は、永久磁石を含んでいてもよい。
永久磁石は、アレイ状に配置されている複数の電気的に絶縁された磁性要素を含んでいてもよい。
1対の磁極片は、磁束発生器のいずれの側に配置されていてもよく、かつ、少なくとも1つのコイルは、磁束発生器の一方の側上の1対の磁極片の間の第1のコイルと、磁束発生器の反対側上の1対の磁極片の間の第2のコイルとを含んでいてもよい。
第1と第2のコイルは、直列に接続されていてもよい。
磁極片と閉鎖片の少なくとも1つは、アモルファス電磁鋼、層間に絶縁を有する電磁鋼のスタック積層体、およびフェライト材のいずれか1つを含んでいてもよい。
閉鎖片は、可動フレームに堅固に取付られ、かつ可動フレームから電気的に絶縁されていてもよく、また、該可動フレームは、可動部とハウジングとの間の熱抵抗を低減させるためにハウジングの近傍に配置されている拡張された表面積、高熱伝導性材料から作られた少なくとも一部分、および閉鎖片から可動フレームへの熱伝達の熱抵抗を低減させるために配置されるサーマルコンパウンドの少なくとも1つを含んでいてもよい。
閉鎖片は、鳩尾形(dovetail、蟻ほぞ)の形状の取付面を有していてもよく、また、可動フレームは、鳩尾形状の取付面に係合するように構成して、閉鎖片を可動フレームに堅固に取り付けるようにしてもよい。
鳩尾形状の取付面は、閉鎖片の領域の遠位側に配置されて、これを通って変換器の動作中に磁束の実質的な部分が流れるようにしてもよい。
前記装置は、閉鎖片の鳩尾形状の取付面に可動フレームの対応する鳩尾形状の表面との係合を促すように動作可能なクランプを含んでいてもよく、これにより、対応する鳩尾形の表面間の係合に起因する摩擦力が、往復運動中に閉鎖片が受ける力を超えるようにしてもよい。
ハウジングは、密封ハウジングを含んでいてもよい。
密封ハウジングは、水素およびヘリウムの少なくとも1つを含む気体、および低減動作圧力の気体の少なくとも1つを封入していてもよい。
他の開示された態様によれば、機械エネルギーと電気エネルギーとの間の変換を行う装置が提供され、当該装置は、中心軸線の周りに配置されている複数の上記規定の電気機械変換器を含むものであって、少なくとも1つのコイルが、複数の電気機械変換器の各々に共通であり、かつ該複数の電気機械変換器の各々に関連する第1と第2の磁気回路の少なくとも1つと電磁的に相互作用するように配置されている。
複数の電気機械変換器は、中心軸線の周りにデルタ構成に配置されている3つの電気機械変換器を含んでいてもよい。
上記装置は、中心軸線に沿って配置されている共通シャフトを含んでいてもよく、また、電気機械変換器の各々の閉鎖片は、共通シャフトに連結されていてもよい。
複数の電気機械変換器の各々の固定部は、それぞれの磁束発生器と、数対の磁極片と、少なくとも1つのコイルとを取り付けるための共通フレームを含んでいてもよい。
複数の電気機械変換器の各々の可動部は、それぞれの閉鎖片を取り付けるための共通の可動フレームを含んでいてもよい。
本発明の他の態様と特徴は、添付の図面と関連させた本発明の具体的な実施形態についての以下の説明を検討することによって、当業者に明らかになるであろう。
図面の簡単な説明
図面には、本発明の実施形態が示される。
図1は、第1の実施形態に従った電気機械変換器装置の斜視図である。 図2は、図1に示す装置の固定部の斜視図である。 図3は、図1に示す装置の可動部の斜視図である。 図4は、図1に示す装置の断面斜視図である。 図5は、図1に示す装置の電気機械変換器の一要素の斜視図である。 図6は、図5の6−6線に沿って切断した電気機械変換器の要素の部分断面図である。 図7は、通電されていない状態の発生器モードにおいて動作する場合の、図5に示す電気機械変換器の一要素の動作状態を示す一連の図である。 図8は、外部電流によって駆動されるモーターモードにおいて動作する場合の、図5に示す電気機械変換器の一要素の動作状態を示す一連の図である。 図9は、他の実施形態に従った図1に示す装置を実施するための電気回路の配線図である。 図10は、他の実施形態に従ったエネルギー変換系を部分的に切り取った平面図である。
詳細な説明
図1を参照して、第1の実施形態に従った電気機械変換器装置を100にて一般的に示す。装置100は、機械エネルギーと電気エネルギーとの間で変換を行うように動作し、かつハウジング102を含んでいる。この実施形態において、ハウジング102はベース104とカバー106とを含んでいる。また、装置100は、固定部108と可動部110も含んでいる。固定部108はハウジング102内に実質的に不動化されており、この実施形態においては、可動部110が固定部内にネスト状に(nested、入れ子状に組まれて)示されている。この実施形態において、装置100は、複数の電気機械変換器の要素を含み、そのうち第1と第2の要素112および114は、図1に明確に視認できる。また、装置100は、図1において第1と第2の要素112および114の概して後方に配置されている第3の電気機械変換器の要素も含んでいる。
固定部108は、可動部110から分離されて図2に示されている。図2を参照すると、固定部108は、図1に示す電気機械変換器の要素112および114の各々の固定部を含んでいる。これら固定部は、変換器の要素112の磁極片126および128と、変換器の要素114の磁極片130および132と、第3の電気機械変換器の要素の磁極片134および136とを含んでいる。磁極片126、128、130、132、134および136は、固定フレーム120内で支持されている。固定フレーム120は、例えば、固定フレームをハウジングのベース104に堅固に接続することによって、ハウジング102内に実質的に不動化されている。また、固定部108は、ハウジング102に熱的に接続されて、固定部とハウジングとの間に低熱抵抗の通路を提供し、変換器の動作中に生成された熱の除去を許容する。また、固定部108は、1対のコイル190および192も含んでいる。1つの実施形態において、コイル190および192は、直列に接続されていてもよい。他の実施形態において、コイル190および192は、並列に接続されていてもよく、独立して接続されていてもよく、あるいはコイルのいずれか一方が省略されていてもよい。また、コイル190および192は、埋め込み用コンパウンド内に封入されて、機械的堅牢性を提供したり、固定フレーム120への熱伝導および該固定フレームからハウジング102を通る熱伝導を向上させたりするようにしてもよい。
可動部110は、固定部108から分離されて図3に示されている。図3を参照すると、可動部110は、図1に示す電気機械変換器の要素の各々の可動部を含み、該可動部は、共通の可動フレーム140内に支持されている。この実施形態において、可動フレームは、複数の柱143による間隙を介する上方部141および下方部142を含んでいる。電気機械変換器の要素の可動部は、変換器の要素112の閉鎖片144および145と、変換器の要素114の閉鎖片146および147と、図3において閉鎖片148の部分だけが視認できる第3の電気機械変換器の要素の閉鎖片とを含む。また、可動部110は、ハウジング102のカバー106の近傍に配置されている拡張された表面積149も含み、これにより、(図1に示す)カバー106への熱伝達のための広い表面積を提供する。
装置100の可動部110は、図4の断面斜視図における固定部108内にネスト状に示されている。図4を参照すると、可動フレーム140は、均衡位置で可動フレームを支持し、かつ概して共通軸線152に揃えられた方向において均衡位置の周りに往復運動を許容する、柔軟な懸架装置によって支持されている。この実施形態において、柔軟な懸架装置は、第1の柔軟な懸架装置150と、下方の屈曲部154と上方の屈曲部156とを含む第2の柔軟な懸架装置とを含んでいる。
図に示す実施形態において、第1の柔軟な懸架装置150は、共通軸線152に沿った往復運動を許容するように弾性的に変形するように構成されている管状バネを用いて実現されている。管状バネは、ベース104に機械的に連結された端部160を有する第1の円筒形壁158と、第1の円筒形壁に対して同心円状の配置の、第1の円筒形壁に164にて機械的に連結された第2の円筒形壁162とを含み、折り畳まれた管状バネを形成する。第1の円筒形壁158は、機械的連結164の近傍で外向きに裾広がりになっており、管状バネにおける応力を軽減する。第2の円筒形壁162は、第2の円筒形壁の端部168にてシャフト166に機械的に連結されている。次にシャフトが、可動フレーム140に機械的に連結され、往復運動を駆動するための外部機械力の入力を提供したり、あるいは、装置100の動作の構成に従って機械エネルギーの出力を提供したりする。図に示す実施形態において、シャフト166は、環状ディスク171を経由して可動フレーム140に機械的に連結されている。シャフト166は、締め具170を用いて環状ディスク171に連結されているが、他の実施形態においては、シャフトは、可動フレーム140に溶接されていてもよく、あるいはその他の方法で連結されていてもよい。次に環状ディスク171が、可動フレーム140に連結され、このようにして、管状バネがベース104と可動フレーム140との間で最終的に連結されて、第1の柔軟な懸架装置150を提供する。第1の柔軟な懸架装置150の管状バネの実装は、管状バネの第1の円筒形壁158と第2の円筒形壁162のコンプライアンス(外力に対する弾力性)に起因する往復運動を提供しつつ、均衡位置にて可動フレーム140を支持するための比較的剛性の懸架を提供するという利点を有する。1つの実施形態において、柔軟な懸架装置は、約500Hzの周波数で可動フレーム140の往復運動を促進するように構成されている。例えば、装置100は、一体化された(combined)柔軟な懸架装置、可動フレーム140、およびシャフト166上の有効負荷質量の機械的共振が、特定の動作周波数の領域にあるように選択することによって、特定の周波数で動作するように構成されていてもよい。
図に示す実施形態において、第2の柔軟な懸架装置154、156は、可動フレーム140の往復運動を共通軸線152に概して揃えられた単一の自由度に実質的に拘束しつつ、該単一の自由度以外の自由度における運動を防止するように機能する。第2の柔軟な懸架装置154、156は、複数の屈曲部を含み、そのうち2つの下方の屈曲部154と2つの上方の屈曲部156が図4において視認できる。屈曲部154は、ベース104の部分172と可動フレーム140の部分174の間で連結されている。屈曲部156は、可動フレーム140と固定フレーム120の延長部159の間で連結されている。屈曲部154および156は、共通軸線152の方向において第1の柔軟な懸架装置150よりもはるかに高いコンプライアンスを提供しつつ、他の方向における運動を拒絶するように構成されている。このように、第2の柔軟な懸架装置154、156は、さもなければ第1の柔軟な懸架装置150によって許容され得る、可動フレーム140のねじれ等の他の角度の運動を抑制するように作用する。
第1、第2、および第3の電気機械変換器の要素のいずれかを実現するための磁性および電気的成分が、図5の196にて斜視図で示されている。変換器の要素112、114と第3の変換器の要素とは、図5に示す変換器の要素196と実質的に同一である。図5を参照すると、電気機械変換器の要素196は、磁束発生器184と1対の磁極片130および132とを含む固定部182を含んでいる。また、電気機械変換器の要素196の固定部182は、1対のコイル190および192も含んでおり、そのうちコイル192の部分だけが図5に示されている。
1つの実施形態において、磁束発生器184は、焼結された高温のネオジム/鉄/ホウ素磁石等の永久磁石を含んでいてもよい。図に示す実施形態において、磁束発生器184は、アレイ状に互いに結合されて磁束発生器184を形成する、複数の個別に絶縁されたネオジム/鉄/ホウ素磁石208を含んでいる。他の実施形態においては、磁束発生器184は、単一の(unitary)磁石を用いて実現されていてもよい。
1つの実施形態において、磁極片130および132は、互いから絶縁されている電磁鋼の積層体210を使用して作られており、渦電流損失を軽減する。積層体210は、クランプされて、スタックされた積層体に予め圧力を加えるようにしてもよい。他の実施形態において、磁極片130および132は、例えば、アモルファス電磁鋼またはフェライト材から作られていてもよい。また、図5に示す実施形態において、各々の磁極片130および132は、磁極片を固定フレーム120にしっかりと固定するための絶縁された締め具(図示せず)を受け取るための、各々の磁極片の表面を貫通する孔216も含んでいてもよい。また、締め具は、積層体210に予め圧力を加えるための前負荷を提供していてもよい。1つの実施形態においては、磁極片130および132もまた、固定フレーム120から電気的に絶縁されて磁極片と固定フレームとの間の渦電流を除去する。
また、電気機械変換器の要素196は、可動部194も含んでいる。可動部194は、第1のギャップ200によって1対の磁極片130および132から分離されている第1の閉鎖片146と、第2のギャップ202によって1対の磁極片から分離されている第2の閉鎖片147とを含んでいる。
図5に示す実施形態において、閉鎖片146および147は、概して鳩尾形状の側面212および214を有している。可動フレーム140(図3に示す)において、閉鎖片146および147を堅固に取り付けるために鳩尾形の取付面を使用する取付けの実施形態が、図6に260にて示されている。図6を参照すると、可動フレーム140の部分は、閉鎖片146の鳩尾形状の側面212に対応する鳩尾形状の取付面264を含む取付面を有する凹部262を含んでいる。取付け時の形態260は、また、閉鎖片146の鳩尾形状の側面214に対応する鳩尾形状の取付面270を有するクランプ268も含んでいる。Dupont(商標)Nomex(商標)等の絶縁シート266、マイカまたは紙を閉鎖片146、凹部262の取付面、およびクランプ268の間に配置することにより閉鎖片を可動フレーム140から電気的に絶縁して、アルミニウム等の導電性金属から作られていてもよい閉鎖片とフレーム140との間の渦電流を除去してもよい。この実施形態において、クランプ268は、可動フレーム140におけるネジ切りされた孔276内で受けられる、ネジ切りされた締め具272を受けるための貫通孔274を含んでいる。締め具272が締められるとき、クランプ268の鳩尾形状の取付面270は、表面214に係合し、かつ閉鎖片146の側面212が取付面264と接触するように強制すると同時に、閉鎖片146を凹部262のベース278に向けて押し付ける。クランプ268は、クランプが完全に係合するときには、凹部262のベース278とクランプとの間にギャップ280を提供するように構成されているので、閉鎖片146が凹部内に固定される前にクランプが底から飛び出さない。このように、クランプ268は、閉鎖片146の鳩尾形状の取付面212および214が可動フレーム140の対応する鳩尾形状の表面264、およびクランプ268の鳩尾形状の表面270に係合するように促すように動作可能である。1つの実施形態において、対応する鳩尾形の表面間の係合に起因する摩擦力が、可動フレーム140の往復運動中に第1の閉鎖片が受ける力を超える。有利には、鳩尾形状の取付面212、214は、閉鎖片146の領域の遠位に配置されて、これを通って装置100の動作中に磁束の実質的な部分が流れるので、流束密度は、閉鎖片146の最も高い圧力がかかる領域において低くなる。
他の実施形態において、クランプ268は他の締め付け機構によって代替されていてもよく、例えば、閉鎖片146の背面を押して鳩尾形状の切欠きに対して閉鎖片を押し付ける1以上のネジ等であってもよい。
図5に示す実施形態において、閉鎖片146および147は、互いから絶縁されている電磁鋼の積層体218を使用して作られており、渦電流損失を軽減する。積層体218は、予め圧力がかけられていてもよい。他の実施形態において、閉鎖片146および147は、例えば、アモルファス電磁鋼またはフェライト材から作られていてもよい。
磁束発生器184は、磁束を発生させるように動作可能であり、磁極片130および132は、磁束発生器が発生させる磁束を第1の磁気回路204および/または第2の磁気回路206を通って連結するように動作可能である。第1の磁気回路204は、磁束発生器184が発生させる磁束を磁極片132を通って、ギャップ200を通って、第1の閉鎖片146を通って、かつ該ギャップと磁極片130とを通って磁束発生器に戻るように連結する。第2の磁気回路206は、磁束発生器184が発生させる磁束を磁極片132を通って、ギャップ202を通って、第2の閉鎖片147を通って、かつ該ギャップと磁極片130とを通って磁束発生器に戻るように連結する。このように、第1の閉鎖片146は第1の磁気回路204を完成し、第2の閉鎖片147は第2の磁気回路206を完成する。この実施形態において、磁極片130および132と閉鎖片146および147とは、磁束の連結に実質的に同じ面積を提供する。第1のギャップ200と第2のギャップ202の抵抗は、それぞれのギャップの大きさに依存する。コイル190および192内を流れる電流がないとき、および第1と第2のギャップとが同一のときは、実質的に同一の平均流束密度が第1と第2の磁気回路204および206の各々を通って流れ得る。
第1と第2の閉鎖片146および147は、機械的に連結され、かつ可動フレーム140によって(図4に最もよく示すように)支持されて、均衡位置の周りに1対の磁極片130および132に対する往復運動を許容する。再び図5を参照すると、往復運動は、第1と第2のギャップ200および202を変化させるように動作可能であり、これにより、第1と第2のギャップのうちの一方の増加が第1と第2のギャップのうちの他方における対応する減少を生じさせるようにする。第1と第2のギャップ200および202の変動は、第1と第2の磁気回路204および206の各々における対応する磁気抵抗の変動を生じさせる。コイル190および192が電流を供給されているとき、追加の磁束が生成され、これが第1と第2の磁気回路204および206における磁束発生器184が生成する磁束と相互作用する。
装置100は、シャフト166にて外部機械力の入力を受け取り、コイル190および192に渡って生ずる電位差を発生させることによって、機械エネルギーの電気エネルギーへの変換を行うための発生器モードにおいて作用するように構成されていてもよい。図7を参照すると、(図5に示す)電気機械変換器の一要素196は、発生器モードにおける動作に関わる3つの異なる動作状態220、222および223によって図式的に説明される。図7には動作上の「状態」が3つだけ示されているが、実際には外部機械力は概して経時的な正弦波変化であり得、それゆえ電気機械変換器の要素196の可動部194は、状態と状態の間で継続的に運動し得ることが理解されるべきである。したがって、図式化された動作状態220、222および223は、3つの異なる時間における電気機械変換器の要素196の状態を表している。
第1の動作状態220において、可動部194が、固定部182に対して柔軟な懸架装置によって均衡位置に配置されていることと、第1と第2のギャップ200および202が実質的に同一であることとが示されている。これらの条件下において、第1の磁気回路204と第2の磁気回路206の各々における磁気抵抗は、実質的に同一であり、かつ(磁力線232によって示される)磁束発生器184が発生させる磁束は、それぞれの磁気回路を通って実質的に類似の部分に分かれる。したがって、第1と第2の磁気回路の間に実質的に等しく磁束が分布し、それぞれの閉鎖片146および147と磁極片130および132のそれぞれの間のギャップ200および202の各々に渡って力が発生する。可動部194に外部機械力が加えられていないとき、それぞれの閉鎖片146および147と磁極片130および132の間の力は、実質的に類似である。ただし、第1と第2の磁気回路204および206の間の抵抗における、たとえごく僅かな差でも、抵抗の小さい方の磁気回路において力の発生を増加させ、これにより対応するギャップを減少させて、その抵抗をさらに減少させる傾向を有する。図に示す実施形態において、柔軟な懸架装置は、均衡位置からの偏位に対して、磁気回路204および206の間の何らかの磁束の差が発生させる力よりも大きい復元力を提供するように構成されているので、これにより、第1と第2のギャップ200および202のいずれかが閉じるのを防ぐ。
第2の動作状態222において、シャフト166を経由して可動部194にかかる外力は、第1のギャップ200を増加させつつ第2のギャップ202を減少させ、第1と第2の磁気回路の各々における抵抗を変動させる。この抵抗の変化は、それぞれの第1と第2の磁気回路204および206を通過する磁束に、対応する変化を生じさせ、そして時間に対する磁束の変化は、状態220から状態222に移行中のコイル190および192において、電磁誘導による電位を生じさせる。
第3の動作状態223において、可動部194が、第1のギャップ200が減少しつつ第2のギャップ202が対応する増加をするように移動されるので、これにより、第1の磁気回路204における磁気抵抗の対応する減少と、第2の磁気回路206における磁気抵抗の増加を生じさせる。この抵抗の変化は、それぞれの第1と第2の磁気回路204および206を通過する、対応する磁束を変化させる。状態220から223への移行は、状態220から222への移行の間に誘導された電位と逆の極性のコイル190および192に電位をもたらす。
外力の概して正弦波的な時間変化のために、コイル190および192にもたらされた電位は、同一の周波数であるが外力に対して位相が変化した、概して正弦波的な波形を有する。コイルが外部の電気的負荷に接続されているとき、誘導された電位は、コイル190および192を通る電流をもたらす。
また、代替的に、装置100は、外部電源からの交流電流をコイル190および192を通って接続することによって、電気エネルギーから機械エネルギーへの変換を行うための往復モータとして作用するように構成してもよく、これにより、シャフト166の往復運動を生じさせる。図8を参照して、(図5に示す)電気機械変換器の一要素196は、モータモードにおける動作に関わる3つの異なる動作状態240、242および244によって図式的に説明される。
第1の動作状態240において、コイル190および192を通って流れる電流はなく、柔軟な懸架装置が、均衡位置からの偏位(deflection)に対して、磁気回路204および206が発生させる力よりも大きい復元力を提供するので、これにより第1と第2のギャップ200および202のいずれかが閉じるのを防ぐ。正弦波的電流源のために、動作状態240は、電流のゼロ交差状態に相当し得る。
第2の動作状態242において、紙面から出る方向にコイル190および192を通って流れる電流は、磁極片132、閉鎖片147、磁極片130および閉鎖片146を通って流れる、電気的誘導による磁束を生じさせる。電気的誘導による磁束は、磁束発生器184が発生させる磁束と相互作用する。電気的誘導による磁束は、第1の磁気回路204における磁束発生器184に起因する磁束と反対の方向であり、それゆえ、第1の磁気回路の磁束を減少させる。同様に、電気的誘導による磁束は、第2の磁気回路206における磁束発生器184に起因する磁束と同じ方向であり、それゆえ、第2の磁気回路における磁束を増大させる。コイル190および192を通って流れる電流に起因して磁束にもたらされる変化は、矢印228によって示される方向において、可動部に発生する力を生じさせるようにする。
第3の動作状態244において、紙面に向かう方向にコイル190および192を通って流れる電流は、磁極片130、閉鎖片146、磁極片132および閉鎖片147を通って流れる、電気的誘導による磁束を生じさせる。電気的誘導による磁束は、第1の磁気回路204における磁束発生器184に起因する磁束と同じ方向であり、それゆえ、第1の磁気回路の磁束を増大させる。同様に、電気的誘導による磁束は、第2の磁気回路206における磁束発生器184に起因する磁束と反対方向であり、それゆえ、第2の磁気回路における磁束を減少させる。コイル190および192を通って流れる電流に起因して磁束にもたらされる変化は、矢印230によって示される方向において、可動部に発生する力を生じさせるようにする。動作状態242および244における電流に起因する力は、柔軟な懸架装置と外部の機械的負荷とによって許容されるような可動部194の変位をもたらす。
コイル190および192における電流が正弦波的時間変化を有するときは、可動部に発生する力も概して経時的な正弦波変化であり得る。変位の振幅は、電流に比例し、1つの実施形態においては、約0.25mmの範囲であってもよい。
装置100がモータまたは発生器のいずれとして構成されるかによって、第1の磁気回路204および第2の磁気回路206内の磁束は、時間とともに変化し、ヒステリシス、1対の磁極片130および132や閉鎖片146および147内の渦電流、漏れ磁束、および周辺を囲む構造へのその他の異常損失に起因する損失を生ずる。これらの損失は、磁性体や周りを囲む材料の加熱を引き起こす。同様に、コイル190および192を通る電流は、コイルのジュール加熱を起こし、コイルの温度を上昇させる。したがって、効率的な動作のためには、装置100の動作温度を制限することが必要である。追加的に、磁束発生器184の磁石208は、より高温ではより少ない磁束を発生させ、そして、高温になりすぎるならば、磁石が消磁されるようにしてもよい。再び図2を参照すると、図に示す実施形態において、固定部108の固定フレーム120は、磁極片126、128、130、132、134および136やコイル190および192と熱連通状態にあり、これにより、固定フレームに熱伝達のための低熱抵抗の通路を提供する。また、固定フレーム120は、ハウジング102のカバー106の近傍に配置されている、拡張された表面積122も含んでおり、これにより、(図1に示す)カバー106への熱伝達のための広い表面積を提供する。1つの実施形態において、表面積122とカバー106との間のギャップは約1mmである。カバー106は、装置100の周囲環境に熱を消散させるための広い表面積を有する。このように、固定部108は、有意の熱生成源を表す磁極片126、128、130、132、134および136と、コイル190および192とを支持し、これにより、装置100の動作中に生成される熱の除去を簡素化する。さらに、コイルがハウジング102内で実質的に不動化されているため、コイル190および192への接続は、装置100の動作寿命を制限し得る疲労を起こさない。また、磁束発生器184は、往復運動の高加速度にもさらされない。一般に、不動化することにより、デリケートな構成要素の損傷や、疲労、機械損失、あるいは共鳴系の品質係数Qの低下を防止する。
図3を参照すると、この実施形態において、閉鎖片144、145、146、147および第3の電気機械変換器の要素に関わる閉鎖片は、可動部110の可動フレーム140に担持されて、往復運動に起因する加速を受ける。図4に示す可動部110と固定部108のネスト状構成は、変換器の要素の閉鎖片から、可動フレーム140および固定フレーム120の両方への熱伝達と、各電気機械変換器の要素に関連する第1と第2のギャップを経由する磁極片126、128、130、132、134および136への熱伝達とを許容する。また、可動部110の拡張された表面積149は、カバー106への直接的な熱伝達も許容する。
いくつかの実施形態において、カバー106は、ハウジング102の内部容積を密閉するように構成されて、装置100の動作のために、気圧を大気圧未満に保つ。ハウジング102の内部容積における希薄(rarified)環境は、可動部110の往復運動による風損を低減させるのに効果的である。また、水素はあらゆる気体の中で最も低い粘性を有するので、低粘性の水素を密封容積中で使用することも、風損を低減させるのに効果的である。また、密封内部容積は、環境が希薄化されているか否かに関わらず音の伝達も減少させる。追加的に、例えば、水素もしくはヘリウム、または水素とヘリウムとの混合物のように、空気よりも高導電性の気体で満たされた密封内部容積は、熱伝達を補助し得る。1つの実施形態において、ハウジング内の気体は、約1x10−3大気の圧力を有し得る。
他の実施形態に従う電気回路は、図9において300および310にて一般的に示される。300に示す実施形態において、コイル190および192は直列接続され、かつ関連する、概して実質的に同一となり得るインダクタンス値LおよびLを有する。回路300は、1対の端子302および303を含むが、これは装置100を発生器として動作する場合は外部負荷への接続のためのものであり、また、モータとして動作する場合は外部電源への接続のためのものである。また、回路300は、第1のコイル190と直列の第1の系統のコンデンサ304と、第2のコイル192と直列の第2の系統のコンデンサ305とを含んでいる。310に示す回路の実施形態において、1対の端子302および303は、外部負荷または外部電源に接続するために設けられており、コイル190およびコンデンサ304が、コイル192およびコンデンサ305に並列に接続されている。
回路の実施形態300および310において、静電容量CおよびCが選択され、装置の動作周波数におけるコイルの反応性インピーダンス成分を実質的にキャンセルするように動作可能な反応性インピーダンス成分を提供する。例えば、発生器モードにおいて、第1と第2の磁気回路204および206において変化する磁束は、コイル190および192に誘導電位を生じさせる。負荷が1対の端子302、303に接続されているとき、誘導子LおよびLを通る電流の変化は、負荷端子において発生した電圧を制限する電圧低下(L+L)di/dtを起こし、これにより、該負荷に伝達され得る電流を制限する。静電容量CおよびCは、したがって、動作周波数におけるインダクタンスの影響をキャンセルするように選択されてもよく、そしてこれにより、電流が流れているときでさえ、完全な電位が端子302、303において生成されることを許容する。また、追加的に、コンデンサ304および305を含むことにより、電流と誘導電位とを実質的に同相にさせることができる。
図1〜図4に示す実施形態において、装置100は、デルタ構成に配置されている3つの電気機械変換器の要素196を含んでいる。図2を参照すると、固定部108は、中心軸線124の周りの共通の固定フレーム120内に取付られた1対の磁極片126および128と、130および132と、134および136とを含む。図3を参照すると、可動部110は、同様に、中心軸線151を有する共通の可動フレーム140上に取り付けられた対応する閉鎖片(そのうち閉鎖片144、145および146、147および148が図3に部分的に視認できる)を含んでいる。(図2に示す)コイル190および192の各々は、全ての電気機械変換器の要素に共通であり、かつ電気機械変換器の各々に関連する第1と第2の磁気回路の少なくとも1つと電磁的に相互作用するように配置されている。図4を参照すると、図に示す実施形態において、電気機械変換器の要素の閉鎖片の各々は、可動フレーム140経由で共通シャフト166に連結されている。モータ動作モードにおいて、各電気機械変換器の要素が発生させる力は、可動フレーム140を通って共通シャフト166に連結されている。装置100の発生器動作モードにおいて、シャフト166にかかる外力は、可動フレーム140を通って各電気機械変換器の要素196に連結されている。可動部110は、固定部108内にネスト状に取り付けられているので、これにより、軸線151および124が実質的に揃えられて、往復運動が実質的に(図4に示す)共通軸線152に沿って起こる。
有利には、3つの電気機械変換器の要素を含む、装置100のデルタ構成は、単独の電気機械変換器の要素が提供し得るものよりもより大きなエネルギー変換容量を提供する。さらに、デルタ構成の対称性は、設計の電磁的かつ機械的な制約の範囲内で、ハウジングの内部容積の効率的な利用を提供し、固定部108と可動部110の独立かつ安定した3点支持を許容し、かつシャフト166と管状バネ(即ち、図4における第1の柔軟な懸架装置150)とを収納する。他の実施形態において、装置100は、1つの電気機械変換器の要素196、2つの電気機械変換器の要素、または3を超える電気機械変換器の要素を含むように構成されていてもよい。
1つの実施形態において、装置100は、熱音響変換器と共に使用されてもよい。熱音響変換器は、熱エネルギーが受け取られて、変換器が熱エネルギーを機械エネルギーに変換する熱機関として動作するように構成されていてもよく、これが電気エネルギーを発生させるための装置100のシャフト166の駆動に使用されてもよい。代替的に、装置100は、機械エネルギーを熱ポンプとして動作する熱音響変換器に提供するための往復モータとして構成して、機械エネルギーを低温から高温への熱エネルギー移行に変換してもよい。
本発明の他の実施形態に従うエネルギー変換系が、図10において360にて示されている。図10を参照すると、エネルギー変換系360は、熱音響変換器装置362と、共通軸線368に沿って配置されている2つの背中合わせの電気機械変換器装置364および366とを含んでいる。該背中合わせの電気機械変換器装置364および366は、上記の説明と図1〜図4に示すような装置100の実施形態に従って構成されていてもよい。
熱音響変換器装置362は、2つの背中合わせの移動させ得るダイアフラム370および372を含んでおり、これらのダイアフラムは、該ダイアフラムとそれぞれの両側のチャンバ376および378の間に延びる共通の中央チャンバ374を規定する。該共通のチャンバ374は、共通のチャンバの周辺に配置され、かつ共通のチャンバと(図示しない)熱変換器との間の流体連通を提供するように動作可能なマニホールド380を含んでいる。また、チャンバ376および378の各々も、熱変換器との流体連通を提供するためのそれぞれのマニホールド382および384を含んでいる。熱音響変換器装置362は、共同で権利を有する、Steinerらによって2012年9月19日に出願された、「THERMOACOUSTIC TRANSDUCER APPARATUS INCLUDING A TRANSMISSION DUCT」と題する米国仮特許出願番号第61/702,918号に詳細に説明されており、その記載は、参照することにより全体が本明細書に組み込まれる。
電気機械変換器装置364の部分は、部分的に切り取った図に示されており、シャフト166と(図4にも示される)管状バネの円筒形壁158および162とを含んでいる。シャフト166と円筒形壁158とは、ダイアフラム370に連結されている。これにより、管状バネは、シャフト166のための均衡位置を規定し、ダイアフラム370と(図4に示す)可動フレーム140の両方に連結される。電気機械変換器装置366は、ダイアフラム372に関して同様に構成されている。動作中は、それぞれの電気機械変換器364および366の各々の往復運動による慣性は実質的にキャンセルするので、これにより、系360の振動と可聴雑音とを軽減する。
図9に示す直列のコンデンサ304および305を含む電気機械変換器364および366の実施形態において、コンデンサの静電容量は、それぞれの電気機械変換器の可動部間の機械的剛性の差を電気的に補償するように選択されて、より精密にそれぞれの慣性力をキャンセルするようにしてもよい。具体的には、静電容量CおよびCが、電流に電位をもたらすかまたは電位を弱めるかのいずれかの位相を持たせるように選択されていてもよい。電流が電位を弱める場合には、電流が発生させる力もまた電位を弱め、柔軟な懸架装置の剛性に加える追加の剛性成分を提供する。電流が電位をもたらす場合には、電流が発生させる力もまた電位をもたらし、可動部110に「質量」を効果的に加える。そうして、静電容量CおよびCへの変化が、それぞれの電気機械変換器の間のわずかな差を補償するように利用されてもよく、これにより、慣性力がキャンセルされ、ひいては振動と可聴雑音の発生が軽減される。
他の実施形態において、静電容量304および305は、制御信号に応答して変化するインピーダンス成分を効果的に提供する能動負荷回路(図示せず)に置き換えられていてもよい。能動負荷回路の1つの例は、電圧に対して電流の位相を変化させるように動作可能な力率改善(PFC)回路である。能動負荷は、制御信号を利用して、電子的にコンデンサとして振る舞うように構成されていてもよく、その有効静電容量は電子的に制御され得る。また、能動負荷が電子的に制御されて、その有効負荷抵抗を変化させるようにしてもよく、そうして、変換器のストロークの制御に使用され得る。それぞれの電気機械変換器に別々の能動負荷を含むことにより、2つの変換器のストロークの調整を容易にし、ひいては振動と可聴雑音の軽減のための追加の制御を提供する。
代替的または追加的に、他の実施形態において、調整質量体が、電気機械変換器364および366の少なくとも1つの可動部に連結されて、電気機械変換器のそれぞれの往復運動に起因する慣性力と釣り合うようにしてもよい。例えば、図4を参照すると、質量体は締め具170によってシャフト166に保持される座金の形態であってもよい。代替的に、質量体は、製造工程において導入される任意の非対称をさらに補償するための軸線外の位置に導入されていてもよい。1つの実施形態において、質量体は、慣性力の粗調整による釣り合いを提供するように選択されつつ、質量体によって補償されずに残る慣性力があれば上述のような静電容量CおよびCを変化させることによってキャンセルされるようにしてもよい。
開示された実施形態において、電気機械変換器装置100の固定部108は、コイルを固定位置に保持するので、これにより、コイル190および192への接続を簡素化させ、可動コイルの実装において起こり得る接続不良の可能性を低減する。また、固定部108は、固定部とハウジングとの間の低熱抵抗の通路を経由する、装置の有意に熱を発生させる構成要素の熱的連結を容易にし、動作中に発生した熱の効果的な除去を許容する。
具体的な実施形態が説明されかつ図示されたが、このような実施形態は、本発明の例示にすぎないと考えるべきであり、添付の特許請求の範囲に従って解釈される本発明を限定すると考えるべきではない。

Claims (34)

  1. 機械エネルギーと電気エネルギーとの間の変換を行うための電気機械変換器装置であって、当該電気機械変換器装置は、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に実質的に不動化された固定部とを含み、前記固定部が、
    磁束を発生させるように動作可能な磁束発生器と、
    前記磁束発生器が発生させる磁束を第1の磁気回路と第2の磁気回路の少なくとも1つを通って連結するように動作可能な1対の磁極片と、
    電流を通電するように動作可能であり、かつ前記第1と第2の磁気回路の少なくとも1つと電磁的に相互作用するように配置されている少なくとも1つのコイルとを有するものであって、
    前記固定部が、前記ハウジングに熱的に連結されて、前記固定部と前記ハウジングとの間に低熱抵抗の通路を提供して、前記変換器の動作の間に発生した熱の除去を許容するようになっており、
    当該電気機械変換器装置は、
    可動部を含み、前記可動部は、
    前記第1の磁気回路を完成し、かつ第1のギャップによって前記1対の磁極片から分離されている第1の閉鎖片と、
    前記第2の磁気回路を完成し、かつ第2のギャップによって前記1対の磁極片から分離されている第2の閉鎖片とを有し、
    前記第1と第2の閉鎖片は、機械的に連結されており、かつ均衡位置の周りで前記1対の磁極片に対する往復運動を許容するように支持されており、前記往復運動は、前記第1と第2のギャップを変化させるように動作可能であり、これにより、前記第1と第2のギャップのうちの一方における増加が前記第1と第2のギャップのうちの他方において対応する減少を起こし、前記第1と第2のギャップの変動が、前記第1と第2の磁気回路の各々における磁気抵抗を変動させる
    前記電気機械変換器装置。
  2. 前記固定部が、前記磁束発生器と、前記1対の磁極片と、前記少なくとも1つのコイルとを支持する固定フレームを有し、前記固定フレームが、前記ハウジングに堅固に接続されている請求項1に記載の前記装置。
  3. 前記固定フレームが、
    前記固定部と前記ハウジングとの間の熱抵抗を低減させるために前記ハウジングの近傍に配置されている、拡張された表面積、
    高熱伝導性材料から作られた少なくとも一部分、および
    前記ハウジングに堅固に接続されている前記固定フレームの表面を経由する熱伝達の熱抵抗を低減させるために配置されるサーマルコンパウンド
    のうち少なくとも1つを有する請求項2に記載の前記装置。
  4. 前記磁極片が、前記固定フレームから電気的に絶縁されている請求項に記載の前記装置。
  5. 前記少なくとも1つのコイルが、外部の電気エネルギー源から電流を受け取るように、かつ前記第1と第2の磁気回路において前記磁束発生器が発生させる前記磁束と相互作用する電磁誘導による磁束を発生させるように動作可能にして、前記第1と第2の磁気回路の各々において磁束を変化させて前記固定部と前記可動部との間で発生する力が生じるものである請求項1〜4のいずれか1つに記載の前記装置。
  6. 前記可動部が、前記往復運動を駆動するための外部機械力を受け取るように動作可能に構成されており、かつ、前記往復運動に起因する前記第1と第2の磁気回路の各々における抵抗の変動が、それぞれの前記第1と第2の磁気回路を通過する前記磁束を変化させて、前記少なくとも1つのコイルにおいて電磁誘導による電位を生じさせるものである請求項1〜5のいずれか1つに記載の前記装置。
  7. 前記第1と第2のギャップが、約0.25mmの往復運動の振幅を容易にする寸法に規定されている請求項1〜6のいずれか1つに記載の前記装置。
  8. 前記少なくとも1つのコイルと直列の少なくとも1つのコンデンサであって、前記少なくとも1つのコイルの反応性インピーダンス成分を実質的にキャンセルするように動作可能な反応性インピーダンス成分を提供する、前記少なくとも1つのコンデンサ、および
    制御信号に応答して可変インピーダンス成分を提供する能動負荷回路であって、前記制御信号が、前記インピーダンス成分に前記少なくとも1つのコイルの前記反応性インピーダンス成分を実質的にキャンセルさせるように生成される、前記能動負荷回路
    のうち1つをさらに有する請求項1〜7のいずれか1つに記載の前記装置。
  9. 前記第1と第2の閉鎖片が、前記往復運動を許容するように動作可能な柔軟な懸架装置によって支持されている請求項1〜8のいずれか1つに記載の前記装置。
  10. 前記柔軟な懸架装置は、前記第1と第2のギャップの変動を促進する方向に揃えられた単一の自由度に、前記閉鎖片の前記往復運動を実質的に制約するように構成されている請求項9に記載の前記装置。
  11. 前記柔軟な懸架装置は、第1の柔軟な懸架装置を有し、かつ、前記単一の自由度以外の自由度における前記閉鎖片の運動を抑制しつつ、前記往復運動を許容するように構成されている第2の柔軟な懸架装置をさらに有する請求項10に記載の前記装置。
  12. 前記第1の柔軟な懸架装置が管状バネを有し、かつ前記第2の柔軟な懸架装置が屈曲部を有する請求項11に記載の前記装置。
  13. 前記管状バネが、同心円状の配置の、機械的に連結されて折り畳まれた管状バネを形成する第1の円筒形壁と第2の円筒形壁とを有しており、前記第1と第2の円筒形壁の少なくとも1つは、前記壁の間の前記機械的連結の近傍で外向きに裾広がりである請求項12に記載の前記装置。
  14. 前記柔軟な懸架装置が、約500Hzの周波数における往復運動を促進するように構成されている請求項9〜13のいずれか1つに記載の前記装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1つに記載の前記電気機械変換器の2つを含む電気機械変換器装置であって、共通軸線上で背中合わせの構成で配置されており、これにより、動作中のそれぞれの前記電気機械変換器の各々の往復運動に起因する慣性力を実質的にキャンセルするものである前記電気機械変換器装置。
  16. 少なくとも1つの前記電気機械変換器の前記少なくとも1つのコイルと直列の少なくとも1つのコンデンサをさらに有しており、かつ前記少なくとも1つのコンデンサの静電容量が、それぞれの前記電気機械変換器の前記可動部間の差を電気的に補償するように選択されているものであって、前記差が、機械的剛性と質量体のうち1つを有する請求項15に記載の前記装置。
  17. 少なくとも1つの前記電気機械変換器の前記少なくとも1つのコイルと直列の能動負荷回路をさらに有し、前記能動負荷回路が、制御信号に応答して可変インピーダンスを提供するものであって、かつ前記制御信号がそれぞれの前記電気機械変換器の前記可動部間の差を前記能動負荷に電気的に補償させるように生成されるものであって、前記差が、機械的剛性と質量体のうち1つを有する請求項15に記載の前記装置。
  18. 少なくとも1つの前記電気機械変換器の前記可動部に連結されている調整質量体をさらに有し、前記調整質量体が、前記電気機械変換器のそれぞれの前記往復運動に起因する慣性力と釣り合うように選択されている請求項15〜17のいずれか1つに記載の前記装置。
  19. 前記磁束発生器が、永久磁石を有する請求項1〜18のいずれか1つに記載の前記装置。
  20. 前記永久磁石が、アレイ状に配置されている複数の電気的に絶縁された磁性要素を有する請求項19に記載の前記装置。
  21. 前記1対の磁極片が前記磁束発生器のいずれかの側に配置され、かつ前記少なくとも1つのコイルが、
    前記磁束発生器の一方の側上の前記1対の磁極片の間の第1のコイルと、
    前記磁束発生器の反対側上の前記1対の磁極片の間の第2のコイルと
    を有している請求項1〜20のいずれか1つに記載の前記装置。
  22. 前記第1と第2のコイルが直列に接続されている請求項21に記載の前記装置。
  23. 前記磁極片および前記閉鎖片の少なくとも1つが、
    アモルファス電磁鋼、
    層間に絶縁を有する電磁鋼のスタック積層体、および
    フェライト材
    のいずれか1つを有する請求項1〜22のいずれか1つに記載の前記装置。
  24. 前記閉鎖片は、可動フレームに堅固に取付られ、かつ前記可動フレームから電気的に絶縁されており、かつ前記可動フレームが、
    前記可動部と前記ハウジングとの間の熱抵抗を低減させるために前記ハウジングの近傍に配置されている拡張された表面積、
    高熱伝導性材料から作られた少なくとも一部分、および
    前記閉鎖片から前記可動フレームへの熱伝達の熱抵抗を低減させるために配置されるサーマルコンパウンド
    の少なくとも1つを有する請求項1〜23のいずれか1つに記載の前記装置。
  25. 前記閉鎖片は、鳩尾形状の取付面を有しており、かつ前記可動フレームが、前記鳩尾形状の取付面に係合するように構成されて、前記閉鎖片を前記可動フレームに堅固に取り付けるものである請求項24に記載の前記装置。
  26. 前記鳩尾形状の取付面は、前記閉鎖片の領域の遠位側に配置されて、これを通って前記変換器の動作中に前記磁束の実質的な部分が流れるものである請求項25に記載の前記装置。
  27. 前記閉鎖片の前記鳩尾形状の取付面に前記可動フレームの対応する鳩尾形状の表面との係合を促すように動作可能なクランプをさらに有するものあって、これにより、対応する前記鳩尾形状の表面間の係合に起因する摩擦力が、往復運動中に前記閉鎖片が受ける力を超えるものである請求項25に記載の前記装置。
  28. 前記ハウジングが、密封ハウジングを有する請求項1〜27のいずれか1つに記載の前記装置。
  29. 前記密封ハウジングが、
    水素およびヘリウムの少なくとも1つを有する気体、および
    低減動作圧力の気体
    の少なくとも1つを封入している請求項28に記載の前記装置。
  30. 機械エネルギーと電気エネルギーとの間の変換を行う装置であって、当該装置が、
    中心軸線の周りに配置されている、複数の、請求項1〜29のいずれか1つに規定する前記電気機械変換器を有するものであって、
    前記少なくとも1つのコイルが、前記複数の前記電気機械変換器の各々に共通であり、かつ前記複数の電気機械変換器の各々に関連する前記第1と第2の磁気回路の少なくとも1つと電磁的に相互作用するよう配置されているものである
    前記装置。
  31. 前記複数の電気機械変換器が、中心軸線の周りにデルタ構成に配置されている3つの電気機械変換器を有する請求項30に記載の前記装置。
  32. 前記中心軸線に沿って配置されている共通シャフトをさらに有するものであって、かつ前記電気機械変換器の各々の前記閉鎖片が前記共通シャフトに連結されている請求項30〜31のいずれか1つに記載の前記装置。
  33. 前記複数の前記電気機械変換器の各々の前記固定部が、それぞれの前記磁束発生器と、数対の磁極片と、前記少なくとも1つのコイルとを取り付けるための共通フレームを有する請求項30〜32のいずれか1つに記載の前記装置。
  34. 前記複数の前記電気機械変換器の各々の前記可動部が、それぞれの前記閉鎖片を取り付けるための共通の可動フレームを有する請求項30〜33のいずれか1つに記載の前記装置。
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