JP6555077B2 - 金属材料の余寿命予測方法 - Google Patents
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Description
(A)前記高温環境下で使用されている金属材料に対応する金属材料を基準材として、該基準材について、前記組織パラメータの種類ごとに、組織パラメータと余寿命に関する余寿命情報との関係を得るステップ
(B)前記高温環境下で使用されている前記金属材料を試験材として、該試験材について、前記複数種の組織パラメータの中から選択された1種の組織パラメータを得るステップ
(C)前記(B)のステップで得た前記1種の組織パラメータおよび前記(A)のステップで得た前記組織パラメータと余寿命情報との関係から、前記試験材の余寿命を予測するステップ
前記(A)のステップで得られる前記組織パラメータと余寿命情報との関係は、下記の(a1)のステップで得られる組織パラメータとクリープ歪み量との関係、および下記の(a2)のステップで得られるクリープ歪み量と余寿命との関係を含み、
前記(C)のステップは、下記の(c1)および(c2)のステップを有してもよい。
(a1)前記基準材について、前記複数種の組織パラメータごとに、組織パラメータとクリープ歪み量との関係を得るステップ
(a2)前記基準材について、クリープ歪み量と余寿命との関係を得るステップ
(c1)前記(B)のステップで得た前記1種の組織パラメータおよび前記(a1)のステップで得た該1種の組織パラメータとクリープ歪み量との関係から、前記試験材のクリープ歪み量を得るステップ
(c2)前記(c1)のステップで得た前記試験材のクリープ歪み量および前記(a2)のステップで得た前記クリープ歪み量と余寿命との関係から、前記試験材の余寿命を予測するステップ
前記(B)のステップにおいて前記1種の組織パラメータとして転位密度が選択された場合に前記(c1)のステップで得られるクリープ歪み量は、前記(B)のステップにおいて転位密度以外の組織パラメータが前記1種の組織パラメータとして選択された場合に前記(c1)のステップで得られるクリープ歪み量よりも小さくてもよい。
本発明の一実施形態に係る余寿命予測方法(以下、単に予測方法という。)は、高温環境下において使用されている材料の余寿命を予測する際に好適に用いられる。なお、本発明において予測される余寿命には、後述する寿命消費率(寿命比)が含まれる。本実施形態において高温環境とは、例えば、通常の火力発電ボイラーまたは石油精製機器等の使用温度である500℃以上の環境を意味する。
ステップA:基準材について、組織パラメータの種類ごとに、組織パラメータと余寿命に関する情報(以下、余寿命情報という。)との関係を得る。
ステップB:試験材について、複数種の組織パラメータの中から選択された1種の組織パラメータを得る。
ステップC:ステップBで得た1種の組織パラメータおよびステップAで得た組織パラメータと余寿命情報との関係から、試験材の余寿命を予測する。
以下、上記のステップA〜Cについて具体的に説明する。
本実施形態では、ステップAは、下記のステップa1,a2を有する。また、ステップAで得られる組織パラメータと余寿命情報との関係には、下記のステップa1で得られる組織パラメータとクリープ歪み量との関係、および下記のステップa2で得られるクリープ歪み量と余寿命との関係が含まれる。
ステップa1:基準材について、複数種の組織パラメータごとに、組織パラメータとクリープ歪み量との関係を得る。
ステップa2:基準材について、クリープ歪み量と余寿命との関係を得る。
ステップBにおいては、試験材について、ミクロ組織の状態に関する複数種の組織パラメータ(転位密度、粒内歪みおよび粒界歪み)の中から選択された1種の組織パラメータが求められる。本実施形態では、上記1種の組織パラメータとして粒内歪みが選択された場合には、粒内歪みを表す値としてβ方向強度偏差が求められ、上記1種の組織パラメータとして粒界歪みが選択された場合には、粒界歪みを表す値としてGROD値が求められる。以下、ステップCの詳細な説明とともに、ステップBにおける組織パラメータの選択方法の一例を説明する。
本実施形態では、ステップCは、下記のステップc1,c2を有する。
ステップc1:ステップBで得た1種の組織パラメータおよびステップa1で得た組織パラメータとクリープ歪み量との関係から、試験材のクリープ歪み量を得る。
ステップc2:ステップc1で得た試験材のクリープ歪み量およびステップa2で得たクリープ歪み量と余寿命との関係から、試験材の余寿命を予測する。
以上のように、本実施形態に係る予測方法では、転位密度の変化量が大きいクリープ変形の初期段階においては、転位密度に基づいてクリープ歪み量を求める。また、粒内歪みの変化量が大きいクリープ変形の中期段階においては、粒内歪みに基づいてクリープ歪み量を求める。さらに、粒界歪みの変化量が大きいクリープ変形の後期段階においては、粒界歪みに基づいてクリープ歪み量を求める。
上述の実施形態では、組織パラメータとして転位密度を求める場合について説明したが、転位密度の代わりに、転位密度を表す値(測定パラメータ)として、弾性ひずみエネルギーまたは陽電子消滅寿命を求めてもよい。なお、弾性ひずみエネルギーおよび陽電子消滅寿命は、公知の測定方法によって求めることができるので、測定方法の説明は省略する。
本実施形態に係る予測方法では、後述するように、組織パラメータ(本実施形態では、転位密度)の測定方法ごとに、試験材の余寿命の予測値を示すガウス関数(以下、基準ガウス関数ともいう。)を求める。さらに、転位密度の測定方法ごとに求めた複数の基準ガウス関数を確率の乗法定理で乗算してガウス関数(以下、乗算ガウス関数ともいう。)を求める。そして、求めた乗算ガウス関数に基づいて試験材の余寿命を求める。
まず、基準ガウス関数の導出方法について説明する。本実施形態では、例えば、下記のステップQ1〜Q7の処理を実行することによって、転位密度の測定方法ごとに、基準ガウス関数を求める。以下、各ステップについて説明する。
ステップQ1では、詳細を後述するように、複数の基準材のクリープ試験を行い、下記の表1に示すように、該クリープ試験後の複数の基準材についてそれぞれ、転位密度、余寿命およびクリープ歪みを求める。転位密度は、X線回折法および陽電子消滅法によって求める。なお、表1においては、説明を簡単にするために、転位密度等を、アルファベット文字を用いて示している。
本実施形態に係る予測方法のステップQ2は、下記のステップq21およびq22を含む。
ステップq21では、ステップQ1で求めたクリープ歪みおよび転位密度に基づいて、転位密度の測定方法ごとに、例えば、図1に示したような、転位密度とクリープ歪みとの関係を示すマスターカーブ(以下、第1マスターカーブという。)を求める。本実施形態では、X線回折法によって求めた転位密度とクリープ歪みとの関係を示す第1マスターカーブ、および陽電子消滅法によって求めた転位密度とクリープ歪みとの関係を示す第1マスターカーブがそれぞれ作成される。
ステップq22では、ステップQ1で求めたクリープ歪みおよび余寿命に基づいて、図4に示したような、クリープ歪みと余寿命との関係を示すマスターカーブ(以下、第2マスターカーブという。)を求める。第2マスターカーブは、例えば、最小二乗法を用いて作成することができる。
本実施形態に係る予測方法のステップQ3は、下記のステップq31およびq32を含む。
ステップq31では、ステップQ1で求めた転位密度とステップq21で測定方法ごとに求めた第1マスターカーブ(図1参照)とに基づいて、測定方法ごとに、複数の基準材のクリープ歪み(以下、第1予測クリープ歪みという。)を求める。表1を参照して、本実施形態では、転位密度Anに基づいて各基準材の第1予測クリープ歪みASnを求めるとともに、転位密度Bnに基づいて各基準材の第1予測クリープ歪みBSnを求める。
ステップq32では、ステップq31で測定方法ごとに求めた第1予測クリープ歪みとステップq22で求めた第2マスターカーブ(図4参照)とに基づいて、測定方法ごとに、複数の基準材の余寿命(以下、第1予測余寿命という。)を求める。表1を参照して、本実施形態では、第1予測クリープ歪みASnに基づいて第1予測余寿命Atnを求めるとともに、第1予測クリープ歪みBSnに基づいて第1予測余寿命Btnを求める。
ステップQ4では、測定方法ごとに、ステップQ1で求めた複数の基準材の余寿命に対する、ステップQ3で求めた複数の基準材の第1予測余寿命の標準偏差を求める。すなわち、ステップQ4においては、複数の基準材の余寿命の実測値に対する、マスターカーブから決定される第1予測余寿命のばらつきの程度を、上記標準偏差として求めている。表1を参照して、例えば、ステップQ1において余寿命rtnが測定され、ステップQ3において第1予測寿命Atn,Btnが求められている場合には、ステップQ4では、余寿命rtnに対する第1予測寿命Atn,Btnの標準偏差AD,BDを求める。
ステップQ5では、ステップQ1と同じ測定方法で試験材の組織パラメータ(本実施形態では、転位密度)を求める。本実施形態では、X線回折法および陽電子消滅法によって試験材の転位密度を求める。
本実施形態に係る予測方法のステップQ6は、下記のステップq61およびq62を含む。
ステップq61では、上述のステップQ5で求めた試験材の転位密度とステップq21で測定方法ごとに求めた第1マスターカーブ(図1参照)とに基づいて、測定方法ごとに、試験材のクリープ歪み(以下、第2予測クリープ歪みという。)を求める。本実施形態では、X線回折法によって求めた転位密度に基づいて、上記第1マスターカーブから決定されるクリープ歪みを、第2予測クリープ歪みとして求める。同様に、陽電子消滅法に基づいて求めた転位密度に基づいて、上記第1マスターカーブから決定されるクリープ歪みを、第2予測クリープ歪みとして求める。すなわち、ステップq61では、測定方法ごとに、試験材の第2予測クリープ歪みが求められる。
ステップq62では、ステップq61で測定方法ごとに求めた試験材の第2予測クリープ歪みとステップq22で求めた第2マスターカーブ(図4参照)とに基づいて、測定方法ごとに、試験材の余寿命(以下、第2予測余寿命という。)を求める。
ステップQ7では、ステップQ6で測定方法ごとに求めた第2予測余寿命を平均値としかつステップQ4で測定方法ごとに求めた標準偏差(表1の標準偏差AD,BDを参照。)を標準偏差とするガウス関数を、基準ガウス関数として、測定方法ごとに求める。すなわち、ステップQ7では、測定方法ごとに、試験材の余寿命の予測値を示す基準ガウス関数が求められる。
本実施形態では、上述のようにして求めた複数の基準ガウス関数を用いて、下記のステップS1およびS2の処理を実行することによって、試験材(金属材料)の余寿命を予測する。
ステップS1では、ステップQ7で求めた複数の基準ガウス関数を、確率の乗法定理で乗算することによってガウス関数(以下、乗算ガウス関数という。)を求める。図6は、基準ガウス関数および乗算ガウス関数を表す正規分布図の一例を示す図である。図6には、X線回折法によって求めた転位密度に基づく基準ガウス関数と、陽電子消滅法によって求めた転位密度に基づく基準ガウス関数と、これらの基準ガウス関数を乗算することによって得られる乗算ガウス関数とが示されている。
ステップS2では、ステップS1で求めた乗算ガウス関数に基づいて、試験材の余寿命を予測する。図6を参照して、本実施形態では、例えば、乗算ガウス関数の半値幅FWHMによって規定される寿命消費率の範囲ts〜tfを、試験材の寿命消費率(余寿命)として予測する。
以上のように、本実施形態では、まず、組織パラメータの測定方法ごとに、試験材の余寿命の予測値を示す複数の基準ガウス関数が求められる。そして、複数の基準ガウス関数を乗算して得られる乗算ガウス関数に基づいて、試験材の余寿命が予測される。すなわち、本実施形態では、異なる複数の余寿命予測方法を複合して、試験材の余寿命を予測する。この場合、複数の基準ガウス関数のうちのいずれかの基準ガウス関数が示す余寿命の予測値に大きな誤差が生じていたとしても、その誤差の影響を低減することができる。また、図6に示すように、乗算ガウス関数の標準偏差は、各基準ガウス関数の標準偏差よりも小さくなる。このため、乗算ガウス関数に基づいて余寿命を予測することによって、予測結果のバラツキを小さくすることができる。以上の結果、金属材料の余寿命の高精度な予測が可能になる。
上述の第1予測方法では、測定パラメータ(転位密度)からクリープ歪みを求めた後、該クリープ歪みに基づいて余寿命を求めている。しかしながら、測定パラメータから余寿命を直接求めてもよい。以下、測定パラメータから余寿命を直接求める場合の予測方法について簡単に説明する。
まず、基準ガウス関数の導出方法について説明する。なお、上述の第1予測方法と本実施形態に係る予測方法とでは、ステップQ1、Q2、Q3およびQ6の処理が異なる。したがって、以下においては、主に、ステップQ1、Q2、Q3およびQ6の処理について説明する。
本実施形態に係る予測方法のステップQ1では、下記の表2に示すように、クリープ試験後の複数の基準材についてそれぞれ、転位密度および余寿命を求める。
ステップQ2では、ステップQ1で求めた余寿命および転位密度に基づいて、測定方法ごとに、転位密度と余寿命との関係を示すマスターカーブを求める。
ステップQ3では、ステップQ1で求めた転位密度とステップQ2で測定方法ごとに求めたマスターカーブとに基づいて、測定方法ごとに、複数の基準材の余寿命(以下、第1予測余寿命という。)を求める。表2を参照して、本実施形態では、転位密度Anに基づいて各基準材の第1予測余寿命Atnを求めるとともに、転位密度Bnに基づいて各基準材の第1予測余寿命Btnを求める。
表2を参照して、ステップQ4では、上述の第1予測方法の場合と同様に、測定方法ごとに、ステップQ1で求めた複数の基準材の余寿命に対する、ステップQ3で求めた複数の基準材の第1予測余寿命の標準偏差を求める。
ステップQ5では、上述の第1予測方法の場合と同様に、ステップQ1と同じ測定方法で試験材の転位密度を求める。本実施形態では、X線回折法および陽電子消滅法によって試験材の転位密度を求める。
ステップQ6では、ステップQ5で求めた転位密度とステップQ2で測定方法ごとに作成したマスターカーブとに基づいて、測定方法ごとに、試験材の余寿命(以下、第2予測余寿命という。)を求める。
ステップQ7では、上述の第1予測方法の場合と同様に、ステップQ6で測定方法ごとに求めた第2予測余寿命を平均値としかつステップQ4で測定方法ごとに求めた標準偏差(表2参照)を標準偏差とするガウス関数を、基準ガウス関数として、測定方法ごとに求める。
本実施形態においても、上述の第1予測方法の場合と同様に、上述のようにして求めた複数の基準ガウス関数を用いて、上述のステップS1およびS2の処理を実行することによって、試験材の余寿命を予測する。
以上のように、本実施形態においても、組織パラメータの測定方法ごとに、試験材の余寿命の予測値を示す複数の基準ガウス関数が求められる。そして、複数の基準ガウス関数を乗算して得られる乗算ガウス関数に基づいて、試験材の余寿命が予測される。すなわち、本実施形態においても、異なる複数の余寿命予測方法を複合して、試験材の余寿命を予測する。この場合、複数の基準ガウス関数のうちのいずれかの基準ガウス関数が示す余寿命の予測値に大きな誤差が生じていたとしても、その誤差の影響を低減することができる。また、上述の第1予測方法の場合と同様に、予測結果のバラツキを小さくすることができる。
上述の実施形態では、乗算ガウス関数の半値幅に基づいて試験材の余寿命を予測しているが、余寿命の予測方法は上述の例に限定されない。例えば、乗算ガウス関数の平均値に基づいて試験材の余寿命を予測してもよく、乗算ガウス関数の標準偏差に基づいて試験材の余寿命を予測してもよい。
以下、上述の第1予測方法によって試験材の寿命消費率を実際に予測した場合の一例を、数値とともに説明する。なお、以下の説明では、クリープ歪み量および寿命消費率を百分率で表す。この予測例では、基準材および試験材として、Ni基合金を用いた。また、この予測例では、X線回折法および陽電子消滅法によって、転位密度を求めた。
詳細な説明は省略するが、粒内歪みを表す値として、β方向強度偏差および残留応力の2つの値を用いる場合についても、上述の寿命予測例と同様のステップを実行することによって、試験材の余寿命を予測することができる。
Claims (8)
- ミクロ組織の状態に関する複数種の組織パラメータに基づいて、高温環境下で使用されている金属材料の余寿命を予測する余寿命予測方法であって、下記の(A)から(C)のステップを備える、金属材料の余寿命予測方法。
(A)前記高温環境下で使用されている金属材料に対応する金属材料を基準材として、該基準材について、前記組織パラメータの種類ごとに、組織パラメータと余寿命に関する余寿命情報との関係を得るステップ
(B)前記高温環境下で使用されている前記金属材料を試験材として、該試験材について、前記複数種の組織パラメータの中から選択された1種の組織パラメータを得るステップ
(C)前記(B)のステップで得た前記1種の組織パラメータおよび前記(A)のステップで得た前記組織パラメータと余寿命情報との関係から、前記試験材の余寿命を予測するステップ - 前記複数種の組織パラメータは、転位密度を含む、請求項1に記載の金属材料の余寿命予測方法。
- 前記複数種の組織パラメータは、粒内歪みをさらに含む、請求項2に記載の金属材料の余寿命予測方法。
- 前記複数種の組織パラメータは、粒界歪みをさらに含む、請求項3に記載の金属材料の余寿命予測方法。
- 前記(B)のステップでは、前記試験材の転位密度が所定の閾値以下の場合には該転位密度が前記1種の組織パラメータとして選択され、前記試験材の転位密度が前記所定の閾値を超えている場合には、転位密度以外の組織パラメータが前記1種の組織パラメータとして選択される、請求項2から4のいずれかに記載の金属材料の余寿命予測方法。
- 前記(A)のステップは、下記の(a1)および(a2)のステップを有し、
前記(A)のステップで得られる前記組織パラメータと余寿命情報との関係は、下記の(a1)のステップで得られる組織パラメータとクリープ歪み量との関係、および下記の(a2)のステップで得られるクリープ歪み量と余寿命との関係を含み、
前記(C)のステップは、下記の(c1)および(c2)のステップを有する、請求項1から5のいずれかに記載の金属材料の余寿命予測方法。
(a1)前記基準材について、前記複数種の組織パラメータごとに、組織パラメータとクリープ歪み量との関係を得るステップ
(a2)前記基準材について、クリープ歪み量と余寿命との関係を得るステップ
(c1)前記(B)のステップで得た前記1種の組織パラメータおよび前記(a1)のステップで得た該1種の組織パラメータとクリープ歪み量との関係から、前記試験材のクリープ歪み量を得るステップ
(c2)前記(c1)のステップで得た前記試験材のクリープ歪み量および前記(a2)のステップで得た前記クリープ歪み量と余寿命との関係から、前記試験材の余寿命を予測するステップ - 前記複数種の組織パラメータは、転位密度を含み、
前記(B)のステップにおいて前記1種の組織パラメータとして転位密度が選択された場合に前記(c1)のステップで得られるクリープ歪み量は、前記(B)のステップにおいて転位密度以外の組織パラメータが前記1種の組織パラメータとして選択された場合に前記(c1)のステップで得られるクリープ歪み量よりも小さい、請求項6に記載の金属材料の余寿命予測方法。 - 前記(A)のステップでは、前記組織パラメータと余寿命情報との関係として、前記組織パラメータと余寿命との関係を求める、請求項1から5のいずれかに記載の金属材料の余寿命予測方法。
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