JP6554798B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関する。
キャリア(無線チャネル)を共用する複数の無線端末の夫々がセンサで得られたデータを或る宛先ホストへ送信する通信システムがある。各無線端末に省電力の厳しい要求が課せられる場合には、複数の無線端末と宛先ホストとの間に中継網として複数の無線中継器で形成された無線網が設けられる。中継網を設けることで、各無線端末からの電波の到達範囲を中継網がない場合に比べて小さくすることができる。各無線端末から送信されたデータは、1又は2以上の無線中継器を経由して宛先ホストへ到達する。
特開2009−177292号公報
無線中継器にも省電力に対する要求,すなわち消費電力の低減が要求されることがある。無線端末及び無線中継器の夫々における電力消費の要因の一つとして、自身が受信を要しない無線フレームの受信処理を行うことが挙げられる。
複数の無線端末間でキャリアが共用される場合、各無線中継器は、当該キャリアのキャリアセンスを行い、検出された無線フレーム中のデータを受信する処理を行う。このため、無線中継器も無線端末とキャリアを共用する。この場合、無線端末及び無線中継器の夫々から送信された電波が届く範囲に存在する無線端末及び無線中継器は、無線フレームが自身宛でなくても電力を消費して受信処理を行う。このように、無用の受信処理によって無駄に電力を消費する場合があった。
本発明は、無用の受信処理を回避して消費電力削減を図ることが可能な技術を提供することを目的とする。
一態様では、無線通信システムは、第1の装置種別に属する複数のセンサと、前記複数のセンサと無線通信可能であって第2の装置種別に属する中継装置と、前記中継装置と無線通信可能であって第3の装置種別に属する通信装置とを備える。上記複数のセンサの各々は、無線送信を行う際に、データに宛先の装置の種別に対応する識別情報を付加した無線信号を生成して送信する処理を行い、無線受信を行う際に、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されている場合は、無線処理によって得られたデータを上位の処理部に引渡し、第2又は第3の装置種別に対応する情報が付加されている場合は、無線処理によって得られたデータを上位の処理部に引渡さない処理を行う無線処理部を備える。上記中継装置は、受信した無線信号に前記第2の装置種別に対応する識別情報が含まれる場合には、受信した無線信号に含まれるデータを上位の処理装置に提供する無線処理部、を備える。
1つの側面として、無用の受信処理を回避して消費電力削減を図ることができる。
図1は、実施形態に係る通信システム(ネットワークシステム)の構成例を示す。 図2は、無線端末(センサノード)及び無線中継器(中継ノード)の夫々から送信される無線フレームのフォーマット例を示す図である。 図3は、センサノード及び中継ノードの夫々として動作可能な無線通信装置10の構成例を示す。 図4は、無線通信装置における無線フレームの受信時におけるMCU30の処理例を示すフローチャートである。 図5は、無線フレームの受信時におけるRF LSIの処理例を示すフローチャートである。 図6は、無線フレームの受信時におけるRF LSIの処理例を示すフローチャートである。 図7は、無線フレームの送信時におけるMCUの処理例を示すフローチャートである。 図8は、無線フレームの送信時におけるMCUの処理例を示すフローチャートである。 図9は、無線フレームの送信時におけるRF LSIの処理例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態の作用効果の説明図である。 図11は、実施形態の作用効果の説明図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、実施形態の構成に限定されない。
〔システム構成〕
図1は、実施形態に係る通信システム(ネットワークシステム)の構成例を示す。図1において、通信システムは、センサにより得られたデータを夫々送信する複数の無線端末1(以下「センサノード1」とも表記)と、各センサノード1からのデータを収集するコンピュータ(宛先ホスト)が配置されたデータセンタ2とを含む。複数のセンサノード1は、「複数のセンサ」の一例であり、中継ノード3は、「中継装置」の一例であり、データセンタ2の宛先ホストは、「通信装置」の一例である。
複数のセンサノード1とデータセンタ2とは、中継網で接続される。中継網は、複数の無線中継器(以下、「中継ノード」と表記)3で形成された無線網(無線ネットワーク)3Aと、無線網3Aとデータセンタ2とを接続する有線網(有線ネットワーク)4とを含む。有線網4として、例えばLocal Area Network(LAN)、或いはインターネットのような公衆網を適用することができる。以下の説明において、センサノード1と中継ノード3を区別しない場合に、「ノード」との表記を用いることもある。
無線網3Aは2以上の中継ノード3で形成することができる。図1の例では、無線網3Aは、複数の中継ノード3の例示として、中継ノード3a〜3eがメッシュ状に接続されている(なお、中継ノード3a〜3eを区別しない場合には、「中継ノード3」と表記する)。但し、中継ノード3間のネットワークトポロジはメッシュに限定されない。例えば、複数の中継ノード3が直列に接続されていても良い。複数の中継ノード3の一つ(図1では中継ノード3e)は、図示しない回線インタフェース(回線I/F)を有し、回線I/Fを介して有線網4に接続される。
各センサノード1は、特定の中継ノード3に対してスター型に接続される。図1の例で
は、複数のセンサノード1が中継ノード3aに対してスター型に接続されている。なお、図1では図示を省略しているが、残りの中継ノード3b〜3eの夫々においても、複数のセンサノード1がスター型に接続される。
各センサノード1から送信されるデータセンタ2向けのデータは、中継ノード3aで受信される。各中継ノード3は、センサノード1からのデータを纏めてデータセンタ2向けに送信する。中継ノード3は、最終的に中継ノード3eへ転送される。中継ノード3eは、データを有線網4へ送出する。データは、有線網4を経てデータセンタ2で受信される。データは、中継ノード3eに到達する前に1以上の中継ノード3を経由することもある。
センサノード1及び中継ノード3の夫々は、間欠受信を行う。センサノード1及び中継ノード3の夫々は、無線信号を送受信する無線装置を含む。無線装置は、例えば、図3に示すRF LSI20である。無線装置は、所定間隔(監視間隔)で省電力モードを解除してキャリア(無線信号)の検出を試行する。試行において無線信号が検出された場合には、無線装置は、無線信号中のデータの受信処理を行う。キャリアが検出されない場合、及び受信処理が終了した場合には、無線装置が省電力モードへ移行する。このように、無線装置は、キャリア検出のために常時アクティブ状態になっていないので、消費電力が削減される。
なお、センサノード1の間欠受信の監視間隔と、中継ノード3の監視間隔とは異なっている。一般に、センサノード1から中継ノード3への方向(上り方向)のデータ送信頻度が中継ノード3からセンサノード1への方向(下り方向)のデータ送信頻度より大きい。このため、中継ノード3の監視間隔はセンサノード1の監視間隔より短い。
センサノード1と中継ノード3とはキャリアを共用する。このため、或るセンサノード1から或る中継ノード3向けに送信された無線信号は、電波が好適に届く限り、他のセンサノード1及び他の中継ノード3で検出される。また、或る中継ノード3から或るセンサノード1向けに送信された無線信号も、電波が好適に届く限り、他のセンサノード1及び中継ノード3で検出される。
センサノード1と中継ノード3とを区別するために、センサノード1及び中継ノード3が夫々備える無線装置(RF LSI20)には、相互に異なる装置種別情報(「デバイスアドレス(DEV_ADDR)」と呼ぶ)が設定される。実施形態の例では、各センサノード1に対し、デバイスアドレス“3”が設定されている。また、各中継ノード3に対し、デバイスアドレス“2”が設定されている。デバイスアドレスは、センサノード間、中継ノード間で夫々共通である。デバイスアドレスは、「装置種別に対応する識別情報(装置種別を示す情報)」の一例であり、デバイスアドレス“3”は、「第1の装置種別に対応する識別情報」「第1の装置種別を示す情報」の一例であり、デバイスアドレス“2”は、「第2の装置種別に対応する識別情報」、「第2の装置種別を示す情報」の一例である。なお、データセンタ2は、中継ノード3と無線通信を実施しても良い。また、データセンタ2の宛先ホストに、第3の装置種別情報に該当するデバイスアドレスが割り当てられても良い。
<無線フレーム>
図2は、センサノード1及び中継ノード3の夫々から送信される無線フレーム(無線信号)のフォーマット例を示す図である。図2に例示する無線フレーム5は、所定の時間長(無線フレーム5の送信時間)内で同一内容を有するサブフレーム6が繰り返されるフォーマットを有する。但し、サブフレーム6が繰り返されるフォーマットを用いることは必須要件ではなく、1つのサブフレーム6が無線フレーム5として扱われても良い。
サブフレーム6は、プリアンブル,同期ワード(Sync Word:SW),レングス(Length),送信デバイスアドレスの順で並んだ各フィールドと、送信デバイスアドレスの 後続する、Media Access Control(MAC)フレームとを含む。MACフレームは、MACヘッダ,ペイロード(データ部分),Cyclic Redundancy Check(CRC:巡回冗長符
号)部を有する。MACヘッダ及びペイロードは、サブフレーム6のペイロードとして扱われる。
MACフレームのペイロードには、宛先へ向けたデータが格納される。CRC部はMACフレームのエラーチェックに使用される。MACヘッダは、残送信フレーム数,連続送信長,受信可能デバイスアドレス,要求送信電力(要求Tx Power),宛先MACアドレス,送信元MACアドレスを夫々格納するフィールドを含む。
“レングス”のフィールドには、サブフレーム6のフレーム長(サイズ:バイト又はビット数)を示す情報が格納される。但し、フレーム長に“レングス”及びCRC部のサイズは含まれない。“残送信フレーム数”のフィールドには、サブフレーム6が所定回数繰り返されるフォーマットにおいて、受信されたサブフレーム6の後に続く残りのサブフレーム6の繰り返し回数を示す情報が格納される。
“連続送信長”のフィールドには、自ノード(センサノード1,中継ノード3)が無線フレーム5を受信する場合に無線フレーム5の送信元に要求する無線フレーム5の連続送信長(送信時間)を示す情報が格納される。連続送信長は、例えば、100msec単位で指定される。
“受信可能デバイスアドレス”のフィールドには、送信元のノード(センサノード1,中継ノード3)のRFチップ(RF LSI)に設定された装置種別を特定する識別子(デバイスアドレス)が格納される。受信可能デバイスアドレスは、送信元が受信可能な装置種別の宣言として使用される。
例えば、中継ノード3は、センサノード1及び他の中継ノードから無線フレームを受信する場合には、受信可能デバイスアドレスとして“2”及び“3”(センサノード1及び中継ノード3のデバイスアドレス)が設定される。一方、センサノード1は、中継ノード3からの無線フレームを受信し他のセンサノード1からの無線フレームを受信しない場合には、受信可能デバイスアドレスとして“2”(中継ノード3のデバイスアドレス)が設定される。
要求送信電力のフィールドには、無線フレームの送信元のノード(センサノード1,中継ノード3)に要求する無線フレームの送信電力を示す情報が格納される。センサノード1及び中継ノード3の夫々は、無線送信を行う毎に、上記MACヘッダを含む無線フレームを送信する。これによって、他のノードに、自ノードが受信可能な装置種別を報知又は通知することができる。
<無線通信装置>
図3は、センサノード1及び中継ノード3の夫々として動作可能な無線通信装置10の構成例を示す。無線通信装置10は、無線処理を行うRF LSI20(以下、「LSI20」と表記)と、LSI20の動作制御及び受信データの処理を主に行うMCU30とを含む。LSI20及びMCU30は、共に、省電力モード(スリープモード)とアクティブモードとの間を遷移する。省電力モード時の消費電力はアクティブモード時の消費電力より少ない。
LSI20は、アンテナ21と接続されたRF処理部22と、RF処理部22と接続された受信検出部23と、受信検出部23と接続された同期ワード識別部24と、同期ワード識別部24に接続された受信通知部25とを含む。さらに、LSI20は、同期ワード識別部24に接続された受信部26と、受信部26に接続されたバッファ26Aと、受信部26と接続された制御部27とを含む。さらに、LSI20は、制御部27に接続されたタイマ28と、制御部27に接続された送信部29とを含み、送信部29は、RF処理部22に接続されている。
LSI20は、「無線装置」、「無線処理部」の一例である。なお、LSI20の少なくとも制御部27で実行される処理の一部または全部は、プロセッサがプログラムを実行することによってなされるようにしても良い。
MCU30は、LSI20と電気的に接続されており、Read Only Memory(ROM)31と、Random Access Memory(RAM)32とを含む。MCU30は、「制御装置」、「処理装置」、「上位の処理部」、「上位の処理装置」の一例である。ROM31及びRAM32は、「記憶装置」、「メモリ」、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」の一例である。RAM32は「記憶装置」の一例である。
MCU30は、ROM31及びRAM32に加えて、或いは、ROM31の代わりに他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでいても良い。記憶媒体は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),Solid State Drive(SSD),フラッシュメモリ,Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM)の少なくとも1つから選択可能である。
MCU30には、外部ホスト41が接続されている。外部ホスト41には、センサ42が接続されている。センサ42は、所定の物性ないし事象を検知する。センサ42の種別や検知対象は問わない。但し、センサ42は、無線通信装置10がセンサノード1であるときの構成要素であり、無線通信装置10が中継ノード3である場合には、センサ42は省略される。なお、中継ノード3eとして使用される無線通信装置10は、MCU30からデータを受け取って有線網4に送出するための回線I/F(図示せず)を備える。回線I/Fは、例えば、LANカードやネットワークインタフェースカード(NIC)を適用可能である。
外部ホスト41は、例えば、Central Processing Unit(CPU)のようなプロセッサ
及びメモリを含んだコンピュータである。外部ホスト41は、MCU30が扱うレイヤより上位のレイヤ(例えばアプリケーション層)を扱う。外部ホスト41が有するプロセッサは、オペレーティングシステム(OS)や様々なアプリケーションプログラムを実行する。これによって、外部ホスト41は、様々な処理を行う。例えば、外部ホスト41は、無線通信装置10がセンサノードであれば、センサ42で検知された事象や物性を示すデータを作成してMCU30に送る。或いは、無線通信装置10が中継ノード3であれば、外部ホスト41は、センサノード1から受信されたデータをMCU30から受け取り、データの集計や加工のような所定のアプリケーション層の処理を行う。
LSI20は、無線フレーム5の送受信処理を行う機能を実行するLSIチップである。上述したデバイスアドレスは、LSI20に対して設定される(割り当てられる)。LSI20は、Field Programmable Gate Array(FPGA)のようなプログラマブルロジ
ックデバイス(PLD)を含むことができる。或いは、LSI20は、Digital Signal Processor(DSP),CPU,MCUのようなプロセッサ及びメモリを含んでいても良い。
RF処理部22は、アンテナ21から受信される無線信号(無線フレーム5)の受信処理、及びアンテナ21からの無線信号(無線フレーム5)の送信処理を行う。
受信検出部23は、キャリアセンスを行い、RF処理部22で受信された無線フレーム5を検出する。具体的には、受信検出部23は、アンテナ21で受信される電波の受信強度(Received Signal Strength Indicator(RSSI):受信信号強度)が閾値を超えたときに受信を検出する。キャリアセンスは、予め設定された監視間隔で実施される。
同期ワード識別部24は、受信検出部23でキャリアが検出されたときに、キャリア中の同期ワードを待機する。同期ワード識別部24は、同期ワードの待ちタイマを有する。同期ワード識別部24は、待ちタイマが満了する前に同期ワードが受信された場合には、当該同期ワードがLSI20に予め保存されている同期ワードと一致するか否かを判定する。すなわち、同期ワード識別部24は、同期ワードのチェックを行う。
受信通知部25は、同期ワード識別部24にて同期ワードが一致した(同期ワードチェック結果がOKである)ときに、MCU30に割り込みによる受信通知を送り、MCU30の省電力モードを解除する(アクティブモードに遷移させる)。
受信部26は、同期ワード識別部24にて同期ワードが一致した場合にペイロードを受信してバッファ26Aに記憶する。バッファ26Aは、例えば、ペイロードが到着順に蓄積されるキュー(FIFO(First-In First-Out))を含む。
制御部27は、LSI20の各部の動作を制御する。例えば、制御部27は、タイマ28を用いたキャリアセンスの間隔(監視間隔)の設定、同期ワード識別部24が有する同期ワードの待ちタイマの計時時間の設定、無線フレーム5の組み立てを行う。また、制御部27は、MCU30からの指示に従って、連続送信長の設定,送信電力の設定などを行う。送信部29は、無線フレーム5の送信処理を行う。タイマ28は、監視間隔を管理するタイマである。
MCU30は、ROM31に記憶されたプログラムをRAM32にロードして実行することにより、様々な処理を行う。例えば、MCU30は、間欠受信の間隔をLSI20に設定する処理を行う。また、MCU30は、LSI20で受信されたデータに対する処理を実行する。MCU30は、MAC層に対する処理を行い、受信されたMACフレームのMACヘッダの解析を行う。これにより、MCU30は、残送信フレーム数に基づくLSI20の省電力モードの維持制御や、連続送信長(サブフレーム6の繰り返し回数)の設定,要求送信電力に基づく送信電力制御をLSI20に指示する。
<無線通信装置における処理例>
<<無線フレーム受信時におけるMCUの処理>>
図4は、無線通信装置10における無線フレーム5の受信時におけるMCU30の処理例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、例えば、MCU30の電源オンのような所定のトリガによって開始される。最初の01では、MCU30は、初期化処理を実行する。
次の02では、MCU30は、LSI20の間欠受信の間隔(監視間隔)の設定を行う。MCU30は、LSI20の制御部27に、間隔の値を含む設定指示を送る。LSI20では、制御部27が設定指示に従った間隔の設定を行う。間隔は、無線フレーム5の送信元から通知された連続送信長(サブフレーム6の繰り返し回数)を考慮して決定することができる。
次の03では、MCU30は、省電力モードへ移行する。即ち、LSI20からの割り込みによる受信通知を待機する状態となる(04及び05)。省電力モードにおいて、MCU30は、受信通知の待機を除いて、動作ないし処理が停止された(電源オフの)状態となる。
05にて受信通知が受信されると(05のYes)、MCU30は、省電力モードを解除してアクティブモードに移行する(06)。MCU30は、バッファ26Aからペイロード(MACフレーム:MACヘッダ及びそのペイロード)を取り出す(07)。次の08では、MCU30は、ペイロードからMACヘッダを抽出する(08)。
次の09では、MCU30は以下の処理を行う。すなわち、MCU30は、MACヘッダから残送信フレーム数を抽出する。MCU30は、残送信フレーム数を用いて無線フレーム5の終期(終了時期)を計算する。終了時期の計算は、例えば、以下のようにして算出することができる。残送信フレーム数と、サブフレーム6のフレーム長(レングスフィールドの値)とから残りの無線フレームのサイズ(ビット又はバイト数)を計算する。MCU30は、通信速度(LSI20において既知)を用いて残りの無線フレーム5のサイズ(残りのサブフレーム6の合計サイズ)を時間に換算する。なお、レングスフィールドの値は、例えば、受信通知部25からの受信通知に含めてMCUに通知しても良く、MACフレームとともにバッファ26Aに格納され、MCU30に取り出されるようにしても良い。
MCU30は、計算結果(無線フレーム5の終了時期)を制御部27に通知する。制御部27は、例えば、無線フレーム5の終了時期より後で、最初に発生するCSタイミングでタイマ28が満了するようにタイマ28の設定を行う。換言すれば、制御部27は、少なくとも無線フレーム5の終了までキャリアセンスのタイミングが生じないようにタイマ28をセットする。
次の10では、MCU30は、MACヘッダ中の送信元アドレス(送信元MACアドレス)と、要求送信電力及び受信可能デバイスアドレスとを対応付けてRAM32に記憶する。このとき、MCU30は、MACヘッダ中の連続送信長をさらに紐づけて記憶することができる。
次の11では、MCU30は、MACフレームのペイロードを上位へ通知する。即ち、MACフレームのペイロードを外部ホスト41へ送る。外部ホスト41は、ペイロード中のデータを用いてアプリケーション層の処理を行う。11の処理が終了すると、処理が04に戻り、再び省電力モードに移行する。
<<無線フレーム受信時におけるLSIの処理>>
図5及び図6は、無線フレーム5の受信時におけるLSI20の処理例を示すフローチャートである。図5に示す処理は、例えば、LSI20の電源オンのような所定のトリガによって開始される。最初の21では、LSI20は、初期化処理を実行する。
初期化が終了すると、LSI20は、MCU30からの間欠受信の間隔の設定指示を待機する(21,22)。MCU30からの設定指示が入力されると、LSI20は、間欠受信の間隔設定を行う(24)。すなわち、制御部27は、MCU30からの設定指示を受け取り、設定指示によって指定された間隔をタイマ28に設定する。これによって、タイマ28が満了する毎に、受信検出部23にてキャリアセンスが実施される。キャリアセンスは、「無線フレームの検出の試行」の一例である。
間隔の設定が終了すると、LSI20は省電力モードに移行し、キャリアセンス(CS
)タイミングを待つ状態となる。すなわち、LSI20は、タイマ28の満了を待つ状態となる。LSI20の省電力モードでは、制御部27がタイマ28の満了を待機する機能を除いて、動作ないし処理が停止された(電源オフの)状態となる。
タイマ28の満了、すなわちCSタイミングになると(106のYes)、LSI20は、省電力モードからアクティブモードに移行し、受信検出部23がキャリアセンスを実施する(27)。即ち、受信検出部23は、アンテナ21で受信される受信信号強度(RSSI)を測定し、RSSIが所定の閾値を超えるか否かを判定する(28)。RSSIが閾値を超えない場合には(28のNo)、キャリアが検出されなかったものとして、処理が25に戻り、LSI20は省電力モードとなり、次のCSタイミングまで待機する。
これに対し、RSSIが閾値を超える場合には(28のYes)、処理が29に進む。29では、同期ワード識別部24が、同期ワードの待ちタイマをセットし、同期ワードの受信を待機する(30)。待ちタイマの満了前に同期ワードが受信された場合には(30のYes)、処理が31に進む。これに対し、待ちタイマが満了した場合には(29のYes)、LSI20は、省電力モードに移行して次のCSタイミングを待つ(25)。
31では、同期ワード識別部24が、同期ワードのチェックを行う。すなわち、同期ワード識別部24は、受信された同期ワードと予めLSI20に保存されている同期ワードとを比較して両者が一致するか否かを判定する。このとき、同期ワードが一致しない場合には(31のNo)、処理が25に戻る。
これに対し、同期ワードが一致する場合には(31のYes)、受信部26が同期ワードに続くペイロード(MACフレーム)のMACヘッダに設定された送信先デバイスアドレスをチェックする(32)。すなわち、受信部26は、送信先デバイスアドレスが自ノードのデバイスアドレスと一致するか否かを判定する。
送信先デバイスアドレスが自ノードのデバイスアドレスと一致しない場合には(33のNo)、MACフレームは受信されず、処理が25に戻る。これに対し、送信先デバイスアドレスが自ノードのデバイスアドレスと一致する場合には(33のYes)、処理が34に進む。
34では、受信部26は、CRCチェックを行い(34)、CRCチェック結果がOKの場合には(35のYes)、ペイロード(MACフレーム)をバッファ26Aに格納する(36)。これに対し、CRCチェックがNGの場合には(35のNo)、ペイロードの格納は行われず、LSI20は、次のCSタイミングを待機する状態となる(25)。
ペイロードが正常にバッファ26Aに格納された場合には、受信通知部25が割り込みによって受信通知(MACフレームの受信完了を示す)をMCU30に送る(37)。これによって、MCU30は、図4の06以降の処理を行う。その後、処理が25に戻る。
<<無線フレームの送信時におけるMCUの処理>>
図7及び図8は、無線フレーム5の送信時におけるMCU30の処理例を示すフローチャートである。最初の101では、MCU30は、初期化処理を実行する。初期化が終了すると、MCU30は、送信契機(トリガ)を待つ(102,103)。送信契機は適宜決定可能である。例えば、上位層(外部ホスト41)からの割り込み通知を送信契機とすることができる。割り込み通知は、定期的であっても不定期であっても良い。或いは、送信契機がタイマで管理され、タイマ満了毎に送信契機が発生するようにしても良い。
MCU30は、送信契機になると(103のYes)、省電力モードを解除してアクテ
ィブモードに移行する(104)。すると、MCU30は、MACフレームの編集を開始する。
MACフレームのペイロード(送信対象のデータ)は、例えば、上位層(外部ホスト41)から供給される。MCU30は、MACフレームの送信先として、宛先ノード(例えば、データセンタ2内の宛先ホスト)を決定する(105)。宛先ノードは、次に、MCU30は、宛先ノードに対応する中継ノード3を決定する(106)。次に、MCU30は、決定した中継ノード3から事前に受信された当該中継ノード3への送信用パラメータをRAM32から抽出する(107)。送信用パラメータは、送信先からの要求送信電力を含む。
このとき、対応する送信用パラメータがRAM32に存在すれば(108のYes)、MCU30は、対応する送信用パラメータ(送信先からの要求送信電力)をLSI20に通知し(109)、処理を111に進める。これに対し、対応する送信用パラメータがRAM32に存在しなければ(108のYes)、MCU30は、デフォルトの(例えば、出荷時にROM31に格納された)中継ノード3への送信用パラメータをLSI20に通知し、(110)、処理を111に進める。
111では、MCU30は、自ノードのパラメータをMACヘッダに格納する。すなわち、MCU30は、自ノードの残送信フレーム数,連続送信長,受信可能デバイスアドレス,要求送信電力がMACヘッダに設定される。また、宛先アドレス,送信元アドレスがMACヘッダに設定される。センサノード1から中継ノード3へ無線フレームが送信される場合、宛先アドレスとして中継ノード3のMACアドレスが宛先アドレスに設定され、送信元アドレスとしてセンサノード1のMACアドレスが送信元アドレスに設定される。
なお、自ノードのパラメータは、予めROM31に格納しておくことができる。或いは、外部ホスト41などの外部装置から受信された自ノードのパラメータをRAM32にて保存しておくことができる。
その後、MCU30は、送信処理を行う(112)。すなわち、MACフレームをLSI20に送り出す。このとき、MCU30は、自ノードの連続送信長に対応する数のMACフレームを送り出す。各MACフレームの残送信フレーム数は、先頭のMACフレームが最大値を有し、最後のMACフレームが零を示すように、最大値から1つずつ減算して設定される。その後、処理が102に戻り、MCU30は、省電力モードに移行して、送信契機を待機する。
図9は、無線フレーム5の送信時におけるLSI20の処理例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、例えば、MCU30の101の処理に合わせて開始される。最初の201では、LSI20は、初期化処理を行う。初期化が終わると、LSI20は、MCU30から送信用パラメータが通知されるのを待機する(202,203)。
送信用パラメータが通知されると、LSI20は、送信用パラメータを用いて中継ノード3へ向けて無線フレーム5を送信するための設定を行う(204)。このとき、無線フレーム5の送信電力の設定が行われる。MCU30から通知された送信用パラメータに中継ノード3からの要求送信電力が含まれていれば、送信電力はその値に設定される。その後、LSI20は、送信契機を待つ(205,206)。すなわち、LSI20は、MCU30からのMACフレームの到着を待つ。
LSI20は、MACフレームが到着すると、送信契機の発生と判定し(206のYes)、送信処理を行う(207)。即ち、LSI20では、例えば送信部29が、MCU
30から到着する各MACフレームにプリアンブル,同期ワード,レングス,送信先デバイスアドレス及びCRC部を付与する処理を行い、各サブフレーム6を組み立てる。このとき、LSI20は、送信先デバイスアドレスとして、無線フレーム5の受信先のデバイスアドレスを設定する。
送信部29は、サブフレーム6をつなげて無線フレーム5のフォーマットに成形し、RF処理部22に送る。RF処理部22は、無線フレーム5を無線信号に変換してアンテナ21から放射する。このとき、無線信号は204の処理で設定された送信電力で送信される。207の処理が終了すると、処理が202に戻る。
<実施形態の作用効果>
以上説明した実施形態では、以下のような作用効果が得られる。各センサノード1がデフォルトの送信電力で無線フレーム5を中継ノード3へ送信する場合には、図1の一点鎖線の円で示すような電波の到達範囲Aとなることが起こり得る。この場合、本来の送信先である中継ノード3aに加えて、中継ノード3aの周辺に位置する中継ノード3b及び中継ノード3dにもセンサノード1からの電波が到達する。このため、中継ノード3b及び中継ノード3dのLSI20及びMCU30が省電力モードを解除して無線フレーム5中のMACフレームの受信やMACフレームの処理を行うことが起こり得る。しかし、これらの処理は無用の処理であり、中継ノード3b及び中継ノード3dの電力が無駄に消費されてしまう。
これに対し、実施形態では、各中継ノード3、例えば中継ノード3aが、配下の各センサノード1(中継ノード3に無線接続された各センサノード1)に対する無線フレーム5の送信によって要求送信電力を通知することができる。要求送信電力として、中継ノード3aでは閾値以上のRSSIを得られるが、中継ノード3b及び中継ノード3dに電波が届かないかRSSIが閾値を下回る送信電力が要求される。
中継ノード3aの配下の各センサノード1は、要求送信電力に従って無線フレーム5の送信電力を低下させる。これによって、電波の到達範囲が図1に示す到達範囲Bのように狭められる。従って、各センサノード1からの電波が中継ノード3b及び中継ノード3dで検出されなくなる。このため、中継ノード3b及び中継ノード3dでの無用の処理が回避される。すなわち、中継ノード3b及び中継ノード3dの消費電力を削減することができる。
また、実施形態では、無線フレーム5の各サブフレーム6に送信先デバイスアドレスが設定される(207)。各センサノード1は、中継ノード3向けの無線フレーム5を送信する場合には、送信先デバイスアドレスに中継ノード3のデバイスアドレス“2”を設定する。各中継ノード3は、センサノード1向けの無線フレーム5を送信する場合には、送信先デバイスアドレスにセンサノード1のデバイスアドレス“3”を設定する。
図6に示した32及び33の処理によって、無線フレーム5を受信したLSI20は、送信先デバイスアドレスのチェックを行い、自ノードのデバイスアドレスと一致しない場合には、無線フレーム5の受信を止める。これによって、無用の無線フレーム5の受信時にMCU30に受信通知が送られ、MCU30がアクティブモードに移行するのを回避することができる。従って、MCU30の消費電力が削減される。
上記によって、或るセンサノード1が中継ノード3a向けに送信した無線フレーム5を他のセンサノード1が検出した場合に受信通知によって当該他のセンサノード1のMCU30がアクティブモードにならないので消費電力が増加するのを回避することができる。また、或る中継ノード3が送信したセンサノード1向けの無線フレーム5を他の中継ノー
ド3が検出した場合に受信通知によって当該他の中継ノード3のMCU30がアクティブモードにならないので消費電力が増加するのを回避することができる。また、或る中継ノード3が送信した他の中継ノード3向けの無線フレーム5をセンサノード1が検出した場合に受信通知によって当該センサノード1のMCU30がアクティブモードにならないので消費電力が増加するのを回避することもできる。
また、実施形態では、無線フレーム5は、送信時間内にサブフレーム6が繰り返されるフォーマットを有する。実施形態に示す例では、無線フレーム5中のサブフレーム6が連続して繰り返される。図10は、当該フォーマットの利点を説明する図である。図10に示すように、無線フレーム5の受信側のノード(センサノード1,中継ノード3)のLSI20は、キャリアセンス(CS)によって、無線フレーム5中の何れかのサブフレーム6を検出する。このとき、LSI20は、同期ワードのチェックがOKであれば、ペイロード(MACフレーム)の受信を行う。
ここで、無線フレーム5の送信時間内に、サブフレーム6の同期ワード及びMACフレームと同サイズの同期ワード及びMACフレームを1つずつ送信すると仮定する。この場合、同期ワード及びMACフレームは、送信時間の最後尾に置かれ、その前に長いプリアンブルが置かれることになる。これでは、プリアンブルが検出されてから同期ワードが受信されるまでの時間が長くなり、LSI20がアクティブモードで電力を消費する時間が長くなる。
実施形態では、同内容の同期ワード及びMACフレーム(残送信フレーム数のみ異なる)を含むサブフレーム6が繰り返されるので、LSI20がプリアンブルを検出してから同期ワードを受信してチェック結果を得るまでの時間を短縮化できる。これによって、LSI20のアクティブ状態の時間を減らし、消費電力を削減することができる。
図11は、図4の09の処理の利点の説明図である。図11に示すように、受信側のノード(センサノード1,中継ノード3)が無線フレーム5の或るサブフレーム6を検出し、当該サブフレーム6中のMACフレームの受信処理を行ったと仮定する。図11の例では、MACフレームの受信時点でサブフレーム6が10回繰り返される。その後、受信側のノードは、残りのサブフレーム6を検出してMACフレームを受信しても、得られるMACフレームのペイロードは既に受信済である。このため、同一の無線フレーム5からの再度のMACフレームの受信処理は無用である。
上記に鑑み、図4の09の処理では、サブフレーム6の残りの繰り返し回数を用いて無線フレーム5の終了時期を求め、この間は、キャリアセンスのタイミングが到来してもLSI20の省電力モードが解除されないようにタイマ28が設定される。これによって、LSI20の省電力モードが維持され、無線フレーム5の再度の検出が回避される。このようにして、受信側のノードのLSI20及びMCU30の消費電力削減を図ることができる。
また、実施形態では、無線フレーム5の受信側のノードが送信側のノードから通知された連続送信長に基づいて監視間隔を調整することができる。これによって、センサノード1の監視間隔と中継ノード3の監視間隔との差を吸収することができる。
なお、実施形態では、センサ42で検知された事象や物性に基づくデータをデータセンタ2へ向けて送信する無線端末(センサノード)1について説明した。但し、無線端末1がセンサを備えること、センサの検知結果に基づくデータを送信することは必須要件ではない。すなわち、無線端末1がデータセンタ2(宛先ノード)向けのデータを送信する通信システムであっても良い。
以上説明した実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
1・・・無線端末(センサノード)
2・・・データセンタ
3・・・無線中継器(中継ノード)
20・・・RF LSI
30・・・MCU

Claims (11)

  1. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の中継装置とのうちの前記複数の中継装置がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、
    第1の装置種別に属し、第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行う前記複数の無線端末と、
    前記複数の無線端末と無線通信可能であって、第2の装置種別に属し、前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行う前記複数の中継装置と、
    前記中継装置と無線通信可能であって第3の装置種別に属する通信装置とを備え、
    前記複数の無線端末の各々は、
    無線フレームを送信する無線送信を行う際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行い、前記第1の間欠受信において検出した無線フレームに前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されている場合は、前記検出した無線フレームの無線処理によって得られたサブフレームを第1のプロセッサに引渡し、前記検出した無線フレームに前記第2又は第3の装置種別に対応する情報が付加されている場合は、前記検出した無線フレームの無線処理によって得られるサブフレームを前記第1のプロセッサに引渡さない処理を行う第1の集積回路を備え、
    前記複数の中継装置の夫々は、
    前記第2の間欠受信において検出した無線フレームに前記第2の装置種別に対応する識別情報が含まれる場合には、当該無線フレームに含まれるサブフレームを第2のプロセッサに提供する第2の集積回路を備えた
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記複数の無線端末のうちの特定の無線端末から前記複数の中継装置のいずれか一つに対する無線送信を行う際には、前記複数の中継装置のいずれか一つのアドレスが宛先アド
    レスとして設定され、送信元の該特定の無線端末のアドレスが送信元アドレスとして設定され、前記複数の無線端末の装置種別に対応する識別情報を含むデータに、前記複数の中継装置の装置種別に対応する識別情報を付加した無線フレームを送信し、
    前記複数の中継装置の夫々の前記第2の集積回路は、付加された前記中継装置の装置種別に対応する識別情報の検出に応じて、到来した無線フレームに含まれる前記サブフレームを前記第2のプロセッサに引渡し、前記第2のプロセッサから前記特定の無線端末宛のデータを与えられると、前記データに含まれる前記複数の無線端末の装置種別に対応する識別情報を与えられた該データに付加し無線フレームを送信する、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記宛先アドレス,前記送信元アドレス,前記複数の無線端末の装置種別に対応する識別情報,前記複数の中継装置の装置種別に対応する情報が、無線フレームの送信毎に送信される請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、
    第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する複数の無線端末であって、第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行う前記複数の無線端末と、
    第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末との無線通信で受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器であって、前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行う前記複数の無線中継器とを含み、
    前記複数の無線端末の夫々は、無線フレームを検出する集積回路と、前記集積回路で検出された無線フレーム中のデータを処理するプロセッサとを含み、
    前記集積回路は、無線フレームを送信する無線送信を行う際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行うとともに、前記第1の間欠受信において検出した無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信して前記プロセッサに供給し、前記検出した無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避する
    無線通信システム。
  5. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、
    第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する複数の無線端末であって、第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行う前記複数の無線端末と、
    第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器であって、前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する間隔の第2の間欠受信を行う前記複数の無線中継器とを含み、
    前記複数の無線中継器の夫々は、無線フレームを検出する集積回路と、前記集積回路で検出された無線フレーム中のデータを処理するプロセッサとを含み、
    前記集積回路は、無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加された
    サブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行うとともに、前記第2の間欠受信において検出した無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信して前記プロセッサに供給し、前記検出した無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避する
    無線通信システム。
  6. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する前記複数の無線端末と、第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器とを含み、前記複数の無線端末が第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行うとともに、前記複数の無線中継器が前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行う無線通信システムにおける前記複数の無線端末の一つとして動作可能な無線端末であって、
    無線フレームを検出する集積回路と、
    前記集積回路で検出された無線フレーム中のデータを処理するプロセッサとを含み、
    前記集積回路は、無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行うとともに、前記第1の間欠受信において検出した無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信して前記プロセッサに供給し、前記検出した無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避する
    無線端末。
  7. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する前記複数の無線端末と、第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器とを含み、前記複数の無線端末が第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行うとともに、前記複数の無線中継器が前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行う無線通信システムにおける前記複数の無線中継器の一つとして動作可能な無線中継器であって、
    無線フレームを検出する集積回路と、
    前記集積回路で検出された無線フレーム中のデータを処理するプロセッサとを含み、
    前記集積回路は、無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行うとともに、前記第2の間欠受信において検出
    した無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信して前記プロセッサに供給し、前記検出した無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避する
    無線中継器。
  8. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する前記複数の無線端末と、第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器とを含む通信システムにおいて、
    前記複数の無線端末が第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行うとともに、前記複数の無線中継器が前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行い、
    前記複数の無線端末の夫々が、
    無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行い、
    前記第1の間欠受信において無線フレームを検出し、
    検出した無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信し、
    検出した無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避する
    ことを含む無線端末のデータ受信方法。
  9. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する前記複数の無線端末と、前記第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器とを含む通信システムにおいて、
    前記複数の無線端末が第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行うとともに、前記複数の無線中継器が前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行い、
    前記複数の無線中継器の夫々が、
    無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行い、
    前記第2の間欠受信において無線フレームを検出し、
    検出した無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信し、
    検出した無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避する
    ことを含む無線中継器のデータ受信方法。
  10. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する前記複数の無線端末と、第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器とを含み、前記複数の無線端末が第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行うとともに、前記複数の無線中継器が前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第2の間欠受信を行う無線通信システムにおける各無線端末に含まれるコンピュータに、
    無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行うステップと、
    前記第1の間欠受信において無線フレームを検出するステップと、
    自無線端末で検出された無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信するステップと、
    検出された無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避するステップと
    を実行させるプログラム。
  11. 異なる周期で間欠受信を行う複数の無線端末と複数の無線中継器とのうちの前記複数の無線中継器がデータを2回以上中継するためにメッシュ状に接続されたネットワークを構成する無線通信システムであって、第1の装置種別を有し、データを宛先へ送信する前記複数の無線端末と、前記第1の装置種別と異なる第2の装置種別を有し、各無線端末から受信される前記データを宛先へ中継する前記複数の無線中継器とを含み、前記複数の無線端末が第1の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する第1の間欠受信を行うとともに、前記複数の無線中継器が前記第1の間欠受信の前記第1の周期の間欠受信間隔と異なる第2の周期の間欠受信間隔で無線フレームを受信する間隔の第2の間欠受信を行う通信システムにおける各無線中継器に含まれるコンピュータに、
    無線フレームを送信する際に、送信対象の無線フレームの受信先が前記第1の装置種別に属するときは、前記第1の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第1の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信し、前記送信対象の無線フレームの受信先が前記第2の装置種別に属するときは、前記第2の装置種別に対応する識別情報が付加されたサブフレームを前記第2の周期の間欠受信間隔以上繰り返す無線フレームを送信する処理を行うステップと、
    前記第2の間欠受信において無線フレームを検出するステップと、
    検出された無線フレーム中に前記第2の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータを受信するステップと、
    検出された無線フレーム中に前記第1の装置種別を示す情報が含まれているときには当該無線フレーム中のデータ受信を回避するステップと、
    を実行させるプログラム。
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