JP6553658B2 - 並進式結合部材を備えた蓋を備える化粧ポット - Google Patents

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Description

本出願は、ポットの分野、特に化粧ポットの分野に関する。
従来、化粧品ポットは、一般的にガラスまたはプラスチックのベース、すなわち、ネック部がその上に載せられた容器を備え、このネック部の直径のサイズは、開口部を広くするために、ベースの断面寸法に近いものである。ベースは、一般的にはネック部上にねじ込まれる蓋によって閉じられる。蓋は、さらに、一般的には、含まれた製品を良好に保つように閉じるための密封をもたらす役割を有するシールが装備される。
しかし、ネック上に存在するねじ山形態のねじ山により、特定の高さにわたってベースの他の部分から離れたネック部およびさらに比較的高い高さの蓋が必要とされ、換言すれば、ねじ山形態の存在が、ネック部の高さおよび蓋の厚さの寸法に関して制約を課しているという事実において欠点が存在する。
さらに、特にねじ込むための停止部を有さない丸いポットの場合、ポットを閉じるユーザは、蓋のベース上への締め付けがいつ終わるかを決定することが難しい。過剰な締め付けは、経時的に、シールの破壊を誘発する。不十分な締め付けは、シールが適切な密封をもたらさないことを意味する。いずれの場合も、空気がポットに入る恐れがあり、または処方物、すなわち、ポット内に含まれた生成物の揮発性生成物が、ポットから逃げる恐れがあり、それにより、処方物が経時的に劣化するというリスクが生じる。
ベースおよび蓋が同一の輪郭を有する非円形の形状のポットの場合、ポットは、しばしば、停止部を有し、この停止部は、ベースと蓋の間に常に一致形状を有するように、ベースに対する蓋の角度進行を限定する。停止部の存在は、こうして、過剰ねじ込みを防止し、したがってシールが破壊された場合に密封の損失を補償する。
たとえば、キャップを容器上にクリップ留めすることによって閉じ、弾性リング上に作用する少なくとも1つのボタンを押し込むことによって開放することを可能にする、通常はマニキュア液用のボトルを記載する米国特許出願公開第2004/0067091号明細書が、知られている。ばねデバイスが、さらに、ボトルの流体密封閉鎖をもたらしてこれが含む製品のいかなる漏出も回避することを可能にする。しかし、そのようなキャップは、特にかさばり、特にデバイスをその中に収容するために比較的高い高さを引き起こすという欠点を有する。さらに、そのような実施形態は、ネック部の直径が小さいボトルに適しているが、かなり大きい直径を有するネック部のポットに適用することは難しくなり得る。
米国特許出願公開第2004/0067091号明細書
前述の欠点の少なくとも一部を解決するために、本出願は、ポットを開閉するために使用が簡単である蓋であって、閉鎖の確実性を確保することを可能し、さらに他の利点も導く、蓋を備えたポットを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、第1の態様によれば、ベースと、ベースを閉じるための蓋とを備える化粧ポットであって、
蓋は、結合プレートと呼ばれる内側部分と、キャップと呼ばれる外側部分とを備え、結合プレートおよびキャップは、互いに対して回転可能に装着され、それにより、蓋は、静止位置と、結合プレートおよびキャップが静止位置に対して互いに対して回転される開放位置とをとるように構成され、
−キャップは、少なくとも1つの突出活性ゾーンを形成するプロファイルによって画定された径方向カムを備え、
−結合プレートは、
・支持体と、
・支持体上に装着され、支持体に対して並進式に移動可能であり、爪およびカムフォロワを備える少なくとも1つの結合部材であって、カムフォロワは、キャップの径方向カムと接触しており、少なくとも1つの結合部材は、少なくとも、蓋が静止位置にあるときに第1の位置、また、蓋が開放位置にあるときに第2の位置をとるように構成され、第2の位置は、結合部材のカムフォロワが径方向カムの少なくとも1つの突出活性ゾーンと共働し、第2の位置にある少なくとも1つの結合部材が、第1の位置に対して並進される、位置である、少なくとも1つの結合部材と、
・少なくとも1つの結合部材および支持体にリンクされ、少なくとも1つの結合部材を第1の位置に自動的に戻すように構成された少なくとも1つの結合戻り部材と、を備え、
ベースは、少なくとも1つの周囲くぼみが設けられたネック部を備え、蓋の少なくとも1つの結合部材の爪は、蓋が静止位置にあり、ポットが閉じられたとき、ベースのネック部の少なくとも1つのくぼみ内に係合されることを特徴とする、化粧ポットが、提供される。
ここでは、少なくとも1つの長手方向停止部を、すなわちポットに対して縦方向に形成するように構成されたくぼみが考えられ、それにより、内側および外側の部分を互いに対して枢動させ、フックを形成する結合部材の爪を自由にするために、すなわち爪がくぼみから自由になることができるように爪をネック部から離すために蓋を回転させなければ、蓋を引っ張ってポットを開くことは不可能である。
結合プレートに対するキャップの回転は、爪の移動を誘発し、それによってたとえば爪をベースのネック部内に形成されたくぼみから係合解除することを可能にする。相対回転が蓋の内側および外側部分に対して加えられないとすると、蓋は静止位置にあり、そのさまざまな構成要素には力は加えられない。蓋の磨耗は、こうして抑えられる。
ポットの開放は、外側キャップおよび内側プレートの相対回転によって達成されるが、内側プレートとポットベースのネック部との間のあらゆる相対回転は、極めて限定され、またはさらには回避され、それにより、存在し得るシールは、主に圧縮式に作動して、ねじ込み式蓋の場合によくあるせん断力を最小限に抑える。
シールは、接着材料から、すなわち小さいすべり品質を有して作製され得る。密封は、それによって、効率的に達成することが容易であり、材料および/または実施形態の幅広い選択が、シールをもたらすために可能である。
さらに、ポットは、ねじ山形態をネック部上に有さないことが可能であるため、審美的なものになる。ねじ山形態の存在によって課されたネック部の高さおよび蓋の厚さに対する寸法的制約は、それによって回避され得る。
そのような蓋もまた、蓋を分解する手段をとらなければ、場合によっては少なくとも1つの爪を除いて、その機構部分がユーザに見えないという事実により、審美的なものになる。そのような隠された機構は、洗練された形状を有する蓋を得ることを可能にする。
蓋は、さらに、容積の高い変動性を可能にし、それによって、特に高さに関して含む機構のかさばりによって制約されることなく、種々のサイズを生み出すことが可能になる。
蓋は、したがって、たとえばいかなる既存のポットにも容易に適用可能であり、また、後で、同じ製品または異なる容量を有する別のポットに再適用されてもよい。これは、たとえば、蓋をカスタマイズすることを可能にし、同じ製品のポットであるか、異なる製品のポットであるかに関係なく、どのような容量であっても、種々のポットの一連の使用において蓋を保つことができる。
さらに、ねじ込み式蓋とは対照的に、ネック部はここでは、必ずしも円形断面のものではない。蓋が合致するおよび/または適用された形状を有する限り、任意の特定の形状、楕円形、長楕円形、正方形、多角形、または他の形状を有するネック部を有することが可能である。
キャップの径方向カムの場所において、「突出活性ゾーン」は、ここでは、カムフォロワをたとえば径方向に外方向に押し遣ることを可能にするカムの部分を示す。突出活性ゾーンは、たとえば、円の伸開線の出っ張りまたはセグメントの形状を有する。好ましくは、カムプロファイルは、規則的な輪郭を有して、がたつきのない、キャップに対する結合プレートのより穏やかな回転運動をもたらす。
カムは、蓋の中心に向かって位置する。これは、蓋の周囲とカムが位置付けられるゾーンとの間にレバーアーム効果を生み出す。この理由のため、プレートに対するキャップの相対回転を誘発するためにポットのベースと蓋の間にユーザが加えなければならないトルクは、小さくなる。どのような場合であっても、トルクは、従来のねじ込み式蓋、すなわち、ユーザによって加えられるトルクが、蓋とネック部の間の蓋の周囲に局所化された摩擦力に打ち勝たねばならない場合のトルクより低い。
第2の位置にある少なくとも1つの結合部材は、したがって、第1の位置に対して、カムの回転の中心に対して径方向に並進される。カムによって誘発されたそのような移動は、蓋の使用においてポットの容易な開放をより確実にすることを可能にする。
したがって、少なくとも摩擦の効果により、結合プレートは、キャップが回転されるとき、少なくとも1つの爪がネック部の少なくとも1つのくぼみから係合解除するまで、ネック上に配向されて保持される。
ポットは、こうして密閉して閉じられ、特にそのような蓋がポットを、場合によっては約4分の1回転(90°)より小さいまたはこれと等しい、またはさらに好ましくは約45°、またはこれよりさらに小さい、たとえば約15°または約10°の移動によって開放することができるという事実により、簡単かつ迅速な操作によって開放され得る。
開いた後、ポットは、蓋のクリップ留めによって再度容易に閉じられる。換言すれば、ポットは、蓋を元の位置に戻し、結合部材がネック部のリムを通過し、リム下でくぼみ内に係合するよう蓋を押し込むだけで閉じられる。
有利な配置によれば、蓋は、位置戻り部材を備え、位置戻り部材は、結合プレートの支持体にリンクされ、さらに、キャップにリンクされ、それにより、位置戻り部材は、蓋が静止位置にあるときに「中立」と称される構成にあり、蓋が開放位置にあるときに変形された構成にあり、それにより、位置戻り部材は、蓋を静止位置に自動的に戻すために、蓋が開放位置にあるときに結合プレートに対するキャップの反回転を誘発する。
そのような位置戻り部材は、カムと共働して、蓋の静止位置への戻りを容易にする。より詳細には、カムは、好ましくは、静止位置が下側部分に対する上側部分の安定した均衡の位置になり、開放位置が、好ましくは、蓋が、蓋のさまざまな構成要素の機械力が最小限である静止位置に自然に戻りやすくなるような不安定な位置であるように構成される。位置戻り部材の存在は、この態様が、蓋が静止位置に常に戻るよう促すように強化されることを可能にする。
しかし、構造の別の実施形態によれば、開放位置もまた、蓋が開放位置にとどまることができるような安定した位置になるように構成される蓋を企図することが可能である。たとえば、カムの少なくとも1つの突出活性ゾーンは、安定した開放位置を形成するように構成される。たとえば、少なくとも1つの突出活性ゾーンは、このために、平坦にされた頂点を含む。さらに、開放位置において増大した抵抗点を作り出す、活性ゾーンの局所変形が、もたらされ得る。
この場合、ポットは、蓋をベース上に置き、これをベースに対して、開放に導く方向とは反対方向に回転させることによって閉じられる。
好都合な例の実施形態によれば、位置戻り部材は、ブレードである。ブレードは、たとえば、結合プレートの支持体内に形成されたスロット内に保持され、キャップ内に形成されたスロット内にも保持される。たとえば、結合プレートのスロットおよびキャップのスロットは、蓋が静止位置にあるとき、互いに対して位置合わせされ、または少なくとも、蓋が静止位置にあるときに、位置戻り部材が中立位置にある、すなわち変形されないように構成される。位置戻り部材はまた、キャップと蓋の結合プレートの間の回転移動抑制体として作用する。
そのような位置戻り部材は、したがって、特に、製造することが容易であり、蓋の他の構成要素に組み付けることが容易である。
有利な例の実施形態によれば、径方向カムは、外側プロファイルを備えたカムである。
そのようなカムは、したがって、たとえば、少なくとも1つの結合部材を外方向に押し遣ることを可能にし、それによってたとえば爪がベースのネック部の外側に配置された状態でベース上の蓋をつかむことが容易になり、その結果、たとえば衛生状態をより良好にするために、ベース内に含まれた製品と爪が接触することを回避することができる。
しかし、ベースのネック部の内側に配置されるように構成された、または他の方向に、すなわちポットの中心に向かって押されるように適合された爪もまた、ポットの寸法が、たとえば蓋のそのような構成をより好都合にする場合に企図され得る。この目的を達成するために、内側プロファイルを備えた径方向カムが、そのため好まれ得る。
特に有利な例によれば、径方向カムの少なくとも1つの突出活性ゾーンは、対称平面を有し、それにより、蓋のキャップおよび結合プレートは、互いに対して、時計回り方向に、または反時計回り方向に同じようにして回転するように構成される。
そのような蓋は、したがって、内側部分を外側部分に対して、一方の方向または他方の方向に同じようにして回転させることを可能にすることにより、操作を左利きまたは右利きのユーザにとって同様に容易な操作を可能にする。
好適な例の実施形態によれば、蓋は、並進式に移動可能であり、爪と、キャップの径方向カムと接触するカムフォロワとを各々が備える、少なくとも2つの結合部材を備え、カムは、少なくとも2つの突出活性ゾーンを備え、各々の結合部材は、蓋が静止位置にあるときの第1の位置と、蓋が開放位置にあるときの第2の位置とをとるように構成され、各々の結合部材の第2の位置は、各々の結合部材のカムフォロワが径方向カムの対応する突出活性ゾーンと共働し、第2の位置にある各々の結合部材が、蓋が開放位置にあるときに第1の位置に対して並進される、位置である。
通常、カムは、結合部材と同じ数の突出活性ゾーンを有し、各々の結合部材は、爪およびカムフォロワを備える。結合部材のすべては、蓋がこれらの少なくとも2つを有するとき、好ましくは、同一である。
さらに、カムは、各々の突出活性ゾーンが、結合プレートに対するキャップの各々の回転角度に対する同じ半径を有するように構成され、それにより、所与の回転角度に対して、各々の対応する結合部材は、同じ距離だけ同時に移動される。これにより、蓋が使用されるとき、ポットの明確に定められた、容易な開放をもたらすことが可能になる。
突出活性ゾーンは、結合部材のように、好ましくは、互いに対して定間隔を有して配設される。したがって、蓋が2つの結合部材および2つの突出活性ゾーンをカム上に備える場合では、これらは、好ましくは、対角線上にある。または、蓋が4つの結合部材および4つの突出活性ゾーンをカム上に備える場合では、これらは、好ましくは、90°ごとに配設される。
しかし、そのそれぞれの配設は、蓋またはこれが設けられるポットの形状が必要とする場合、各々の結合部材が突出活性ゾーンと同期される限り、不定間隔になることができる。
特に好都合な配置によれば、蓋が少なくとも2つの結合部材および少なくとも2つの対応する突出活性ゾーンをカム上に備えるとき、蓋は、同時に少なくとも2つの結合部材の各々を第1の位置に自動的に戻すように構成された単一の結合戻り部材を備える。
単一の結合戻り部材の存在は、結合部材の各々の移動の同期を確実にすることをより可能にする。これは、さらに、構成要素の数を最小限にすることによって蓋を製作することを容易にする。
ただし、さまざまな結合部材は、互いから独立したままである。しかし、たとえば、ある結合部材がロックされる場合、これは、他の結合部材の適切な作動に対する妨害にはならない。換言すれば、単一の結合部材の存在は、すべての戻り移動が同期化される場合であっても、これらの結合部材が独立的に戻ることを可能にする。
そのような結合戻り部材は、たとえば、環状またはリングであり、たとえば、ポリマーまたはエラストマーのものであり、またはたとえば金属ばね、ブレードばね、または引張ばねである。環状形の結合戻り部材は、たとえば、蓋の結合プレートの支持体内および各々の結合部材内のくりぬかれた溝によって共同的に形成されたチャネル内に配設され、それによって好ましくは、蓋が静止位置にあるときに規則的な円を形成する。したがって、蓋が開放位置にあるとき、弾性の戻り部材は、次いで、変形され、反応として、結合部材をその第1の位置に戻し、そして蓋を静止位置に戻しやすくする。
さらに、ベースネック部の少なくとも1つのくぼみは、連続的または非連続的であると考えられる。
たとえば、ベースは、少なくとも1つの結合部材が、蓋がベース上にある状態で第1の位置にあるとき、蓋の結合プレートをベースに対して配向して保つように構成された少なくとも1つのリブを備える。
ネック部もまた円形である円形輪郭を有するポットの場合、ポートベースに対する蓋の回転割り出しは、通常、必要ではない。くぼみは、そのため、連続的になることができ、したがって、ネック部の周りすべてにチャネルを形成する。少なくとも1つの結合部材は、そのため、任意の場所にある、単一であるくぼみ内に係合することができる。
しかし、たとえば、ポットが非円形の輪郭を有し、好ましくは(ネック部が円形である場合であっても)ベースに対する蓋の位置割り出しを伴う場合、くぼみは、非連続的であると考えられる。すなわち、ネック部は、そのため、配向停止部として働くたとえば少なくとも1つのリブ、すなわち1つまたは複数のリブを備える。そのようなリブは、したがって、ベースに対する蓋の回転を抑制するのに適している。したがって、蓋がベースに対して回転されてポットを開くとき、少なくとも1つのリブは、その回転をロックし、したがってキャップを結合プレートに対して枢動させる。少なくとも1つのリブはまた、たとえば、ベースおよびリブが、互いに対する特定の位置合わせに適合しなければならない場合、ベースに対する蓋の位置決めを容易にすることもできる。閉鎖時、結合部材が少なくとも1つのくぼみに入るようにネック部上に蓋を係合した後、ユーザは、次いで、結合部材とリブの衝突によって引き起こされる抵抗が感じられるまで、蓋の回転を続ける。蓋の解放時、これは、その静止位置に戻され、この位置では、蓋をベースに対して適切な位置に置く。しかし、単一のリブの場合、非連続的なものである1つだけのくぼみが存在することが注記され得る。このため、たとえば、いくつかの結合部材を同じくぼみ内に係合させることが可能である。
したがって、ベースは、必要な場合、いくつかのくぼみおよびいくつかのリブ、たとえば、結合部材と同じ数のくぼみを備えることができ、そのくぼみは、リブによって互いから分離される。
可能な例の実施形態によれば、各々のリブは、ネック部の周囲リムと同一平面であり、それにより、第2の位置にある結合部材は、このとき同時に、リブおよび周囲リム上を通過してそのくぼみから係合解除する能力を有する。
別の可能な例の実施形態によれば、各々のリブは、ネック部の周囲リムに対して後退される。この場合、少なくとも1つの結合部材は、最初に、周囲リムの下方に係合して、リブに面し、次いでその後、蓋が回転される間、くぼみのより奥に係合すると考えられる。
有利な実施形態によれば、くぼみの各々の幅は、作動あそびまで低減されたあそびの量を有して結合部材の爪を受け入れるように調整される。換言すれば、少なくとも1つのくぼみは、対応する結合部材の爪の幅とほぼ等しい幅を有する。「幅」は、ここでは、ネック部の円周に沿った寸法を示す。そのような実施形態では、蓋は、限定された数の角度位置、たとえば、1つの位置、または、ネック部が4つのくぼみを含む場合を考える4つの位置でベース上に配置される。4つの位置は、蓋が、たとえば正方形である場合のポットの面と一致するように配置されることを可能にする。単一の位置は、ポットベースおよび蓋が、非対称または任意の形状の断面を有し、ポット上の蓋の単一の角度位置が、ポットベースと蓋の間の形状の一致を可能にする場合に対応する。さらに、ネック部は、前述のような円形断面、またはベースの断面に対応する他の断面を有することができる。したがって、たとえば、正方形の全体断面のポットの場合、ネック部は、ほぼ正方向形の形状を有すると考えられる。この場合、くぼみは、好ましくは、正方形の側部の各々の中央に向かって形成される。
本発明は、限定するものではない説明的例によって与えられた以下の詳細な説明を、添付の図を参照して読み取ることによって良好に理解され、その利点は、より明確になるであろう。
互いに位置合わせされたベースおよび蓋を備える、正方形輪郭を有する化粧ポットの第1の例の実施形態の図である。 円形状のネック部を備える、本発明の第1の実施形態による図1のポットのベースの図である。 本発明の第1の実施形態による図1の蓋の結合プレートの図である。 図3の結合プレートの、上からの分解図である。 図3の結合プレートの、下からの分解図である。 本発明の第1の実施形態による結合部材の第1の例の実施形態の図である。 本発明の第1の実施形態による、図3および図4の結合プレートと共働するように適合される、図1の蓋のキャップの内側、または下からの図である。 キャップの径方向カムの代替の実施形態の図である。 図1のポットの対角線上の断面斜視図である。 図8の平面IX−IX上の蓋の断面図である。 互いに対して位置合わせされたベースおよび蓋を備える、正方形輪郭を有する化粧ポットの第2の例の実施形態の図である。 正方形形状のネック部を備える、本発明の第2の実施形態による図10のポットのベースの図である。 開いている、図10のポットの斜視図である。 本発明の第2の実施形態による、互いから分離された図10の蓋の結合プレートおよびキャップの図である。 図10のポットの蓋の分解図である。 本発明の第2の実施形態による結合部材の図である。 図10のポットの蓋の図17に概略的に示す平面XVI上の断面図である。 静止位置にある図10のポットの蓋の下からの図である。 開放位置にある図10のポットの蓋の下からの図である。
前述の図に表された同一の部材は、同一の番号参照によって特定される。
本説明は、正方形輪郭のポットを参照して与えられるが、当然ながら、円形または任意の輪郭のポットにも有効である。
実際のところ、従来的には、化粧ポット1は、丸い、または図1に表されるもののようにほぼ正方形の輪郭を有する。
ポット1は、ベース2と、ポット1を開閉することを可能にする蓋3とを備える。
図2に見ることができるように、ベース2は、容器200と、容器200の上に載るネック部201とを備える。ネック部は、容器200内に含まれる製品へのアクセスを可能にする開口部を画定する。ネック部および開口部の寸法は、ベースの断面寸法に近いものである。どのような場合でも、ポットの開口部は、片手の少なくとも1つの指が通過することを可能にするのに十分な幅のものであり、すなわち、これは、約25ミリメートルより大きいまたはこれに等しい横断方向の断面寸法を有する。
ネック部201は、ここでは、1つのくぼみ202と、1つの周囲リム204とを備える。好ましくは、リム204の上側部分は、丸められまたは斜めにされて、部材がネック部に対して縦方向に移動される場合に斜面効果を作り出す。この例の実施形態では、ネック部201は、円形断面であるが、これは、たとえば図10から図18を参照してこれ以後説明される別の形のものでもよい。ネック部201は、したがって、ここではねじ山またはねじ斜面を有さず、従来のネック部と比較して、より低い高さを有する。たとえば、例として、本発明による正方形ポットは、約6.3mm高さのネック部、および約3.5mmの高さおよび約15mmの深さのくぼみを有する約95mmの高さを有する。同じサイズの従来のポットの場合、ネック部の高さは、約10.3mm程度になると考えられる。しかし、これらの値は、例としてのみ与えられる。
ベース2は、さらに、任意選択のリブ203を備える。存在する場合、そのようなリブ203は、くぼみ202を局所的に遮断する。換言すれば、くぼみ202は、そのため非連続なものであり、少なくとも1つの部分を有する。そのようなリブ203は、くぼみ202内に取り付けられ、その中を通過する部材を横方向に保持し、そして配向停止部を形成することができる。これ自体は、リム204に対して、またはリム204と同一平面になるようにくぼみの深さに等しい厚さだけ後退され得る。ベース2は、さらに、たとえばネック部201周りに定間隔に分散されたいくつかのリブ203を備えると考えられる。リブまたは複数のリブ203の使用は、これ以後、説明される。
ベースは、任意の適切な材料、特にガラスまたはプラスチック材料から形成される。これは、透明または不透明になることができる。これは、従来のポットの場合のように化粧品を含む装着されたタブを受け入れるように提供され得る。
図3から図6に示すように、蓋3は、本発明の第1の例の実施形態による、図3に表される結合プレート4を備え、結合プレート4は、本発明の第1の例の実施形態による、図6に表されるキャップ5によって覆われる。
キャップ5および結合プレート4は、共働して、使用中のポット1の容易な開放および確実な閉鎖を可能にする。
このために、結合プレート4は、支持体400を備える。
ポット1の外側形状がどのようなものであっても、支持体400は、好ましくは、キャップ5に対する回転を促すために、回転体の壁輪郭400aを有する。したがって、支持体400は、ここでは、全体的に円筒形状を有する。
支持体400はまた、キャップ5に向かって配向されるように設けられた上側面401aと称される面と、上側面401aに対してほぼ平行であり、ベース2に向かって配向されるように設けられた、下側面401bと称される面(これらの面は、たとえば図4aおよび4bに見ることができる)とを備える閉鎖プレート401を備える。
支持体400は、任意の適切な材料、特に金属から機械加工することによって、またはプラスチックで成形することによって、たとえば、上側面401aをほぼ平面にして形成される。
上側面401aと同じ側に、支持体400は、ここでは、上側面401aに対して起伏して形成された中央スタッド403を備える。中央スタッド403は、全体的に円筒形状のものであり、それにより、中央スタッド403の外側輪郭表面403aは、支持体400の輪郭壁400aの少なくとも1つの円筒部分に対してほぼ平行である。換言すれば、中央スタッド403は、有利には、支持体400の上側面401a上の中心に置かれ、中央スタッド403の輪郭表面403aおよび支持体400の輪郭壁400aは、ここでは、2つの同軸円筒形であり、このとき、中央スタッド403の輪郭表面403aは、支持体400の輪郭壁400aの半径より小さい半径を有している。中央スタッド403は、有利には、キャップ5の回転のための枢軸を形成するように構成され、これはこれ以後説明される。
中央スタッド403は、ここではスロット404を備える。スロット404は、ここでは、2つの部分から形成される。ここではU字形状(またはC字形状)の第1の部分405は、均一な幅のものであり、第2の部分406は、ここでは、第1の部分405から広くなり始めながら広げられたより幅広い形態のものである。スロット404は、弾性の位置戻り部材407を受け入れるために設けられ、この位置戻り部材407は、キャップ5が結合プレート4に対して回転されるとき、キャップ5を結合プレート4に対して静止位置に戻すように働く。位置戻り部材407は、たとえば、ここではブレードばねである。さらに、スロット404は、ここでは、中央スタッド403の輪郭表面403aによって表された円筒の幾何学的中央軸である中央スタッド403の中央軸を介して通過するように中央スタッド403に対して配置される。ブレードばね407は、好ましくは、均一の厚さおよび高さのものである。これは、たとえば、スロット404内に挿入され、それによってたとえば接着剤などの他の締め付けまたは組み立て手段に依存することを回避することが可能になる。ブレードばね407は、さらに、ここでは、スロット404の第1の部分405に相補的な形状、すなわちU字形状(またはC字形状の)の第1の湾曲した部分と、ここでは直線である第2の部分とから構成される。したがって、ブレードばね407は、スロット404の第1の部分405によって中央スタッド403内に埋め込まれ、その第2の部分は、スロット404の第2の部分406内で移動することができる。中央スタッド403に対する、したがって支持体400に対するブレードばね407のより良好な支持およびより良好な安定性を確実にするために、スロット404の第1の部分405の幅は、好ましくは、ブレードばね407の厚さに等しい。最後に、ブレードばね407は、好ましくは、これが中央スタッド403の輪郭表面403aを超えて延びるような長さのものであり、それによって、ブレードばね407が、ここではキャップ5のスロット506と同時に共働して、位置戻り部材の役割を果たすことを可能にし、これは以下に詳述される。さらに、この例の実施形態では、ばねブレード407の自由端部、すなわち中央スタッド403を超えて延びるものは、2つの結合部材410の中間内に位置する。しかし、これは、図13に示されるように結合部材に面して位置することができる。
上側面401aと同じ側に、支持体400は、ここでは輪郭壁400aと並置する隆起した部分408を備える。
さらに上側面401aの同じ側に、支持体400は、さらに、環状溝409を備える。
環状溝409は、隆起した部分408からくりぬかれる。溝409は、ここでは、チャネル形状であり、通常、中心が支持体400のものと同一である円を描く。
ベース2の蓋3を把持するために、結合プレート4は、少なくとも1つの結合部材410を備える。この例の実施形態では、これは、支持体400の周囲において、互いから等しい距離を離して、すなわちここでは90°ごとに配置された4つの同一の結合部材410を備える。
これを達成するために、プレートは、たとえば、1つの結合部材410ごとに1つの空間415、すなわちここでは4つの空間415を含む。したがって、ここでは、空間415は、互いから等しい距離を離して配置され、すべて同一である。
各々の空間415は、ここでは、輪郭壁400a内および隆起した部分408内、したがって溝409内に非連続部を作り出す。隆起した部分および溝は、こうしてここでは、すべて同一である4つの部分を含む。
結合部材の各々は、摺動式にこれを径方向に案内する空間415の1つ内に収容される。
図5がより詳細に示すように、各々の結合部材410は、爪411およびカムフォロワ412を備える。この例の実施形態では、爪411およびカムフォロワ412は、結合部材410の背部壁413の同じ面から延び、結合部材410が支持体400上に装着された後、支持体400の中心に向かって配向される。結合部材410は、したがって、C字形状である。
爪411は、したがって、リム204の下方のくぼみ202内に係合することによってベース2のネック部201を把持するように構成される。爪411は、ここでは、支持体400の中心に向かって湾曲した別個のリムの形態を有する。さらに、爪411は、ここでは先端面取り部411aを有し、この先端面取り部411aは、リム204の丸い形態と共働して、たとえば蓋がポットを閉じるためにクリップ留めされたとき、くぼみ202内の爪の係合時に爪411によってリム204周りを通過することを容易にする。最後に、爪411は、ここでは、ネック部201の円形周囲に一致するように丸くされ、この円形周囲と共に共働するために設けられた自由端部を有する。
爪411と、カムフォロワ412と、背部壁413とを備える各々の結合部材410は、好ましくは、一体型として、たとえば金属から、またはプラスチック材料の成形によって形成される。
カムフォロワ412は、ここでは、支持体400の上側面401aに対して平行な平面内においてローブ形状にされ、均一な厚さのものである。
通常、カムフォロワ412が、上側面401aに対して平行な平面内で丸くされ、上側面401aに対して直交するカムフォロワ412の中央平面に対して対称的である形状を有することが好ましく、それによって結合プレート4に対するキャップ5の回転方向がどのようなものでも定まった運動を確実にする。
カムフォロワ412と背部壁413との間には、溝414がここでは形成される。結合部材410の各々の溝414は、環状溝409の部分と位置合わせして位置付けられるように構成され、それによって、結合部材410が空間415内の所定位置にあるとき、連続的な溝を形成する。環状溝409の幅は、ここでは、結合部材410の溝414のものより大きい。これは、ポットの第1の静止位置と第2の開放位置の間の結合部材410の移動の振幅によって増大される溝414の幅と少なくともほぼ等しい。この移動の振幅は、キャップ5のカムプロファイル504によって決定され、これは、これ以後説明される。これは、たとえば、結合戻り部材416が圧迫またはせん断にさらされることを回避することを可能にする。
図3に示されるように、結合戻り部材416が、環状溝409および結合部材410の溝414の部分内に配設される。結合戻り部材416は、径方向のあそびを有さずに溝414内に係合される。弾性的に変形することにより、これは、外側に向かって大きくなる幅を有する溝409の部分内で移動することができる。結合戻り部材416は、したがって、各々の結合部材410および支持体400にリンクされ、これらを互いに対して適所に保持することを可能にする。結合戻り部材416は、ここでは、結合部材410をプレート4の中心に向かって戻す。各々の結合部材410の背部壁413は、このとき、空間415内の閉鎖プレート401の周囲を支承するようになる。さらに、たとえば、ここでは弾性リングである結合戻り部材416が、溝409の少なくとも1つの部分上に、たとえば内側に向かって結合されると考えられ、それによって結合戻り部材416の適所における良好な維持、したがって部材410の戻りを促進し、容易にする。
それによって、作動の2つの位置が、結合部材410に対して定められる。ポットの静止または閉鎖位置と称される第1の位置では、結合戻り部材416は、溝409の部分の小さい直径の縁を支承し、結合部材410を、プレート4の中心に向かって移動された位置に保持する。ポットの開放位置と称される第2の位置では、結合部材410は、プレートの中心から離れるように移動される。これを行う際、これらは、結合戻り部材416を溝409の部分の大きい直径縁に向かって駆動することによってこれを伸張させる。結合部材410の爪411、溝414および溝409の部分は、第1の位置にある爪の自由端部が、ベースのリム204の最大直径である直径を有する想像上の円の内側に位置し、前記位置では、爪の自由端部は、その想像上の円の外側に位置するように構成される。
結合戻り部材416は、たとえば、ここでは弾性リング、たとえばゴム製のリングであるが、任意の他の弾性戻り手段が企図されてもよい。たとえば、結合戻り部材416は、溝414および溝409の部分内に配設された1つまたは複数のブレードばねを備えることができ、またはたとえば、結合部材410を中央スタッド403にリンクし、結合部材410をプレートの中心に向かって自動的に戻すように構成された引張ばねを備えることができる。
結合プレート4は、さらに、ここでは、内側面401bと同じ側に、閉鎖プレート401の下方に結合される閉塞プレート419(たとえば図4a、4b、および8に見ることができる)を備える。
閉塞プレート419は、さらに、圧縮可能な平坦なシール420によって全体的に覆われ、この平坦なシールは、10分の数ミリメートルの厚さを有し、閉塞プレート419とベース2のネック部201のリム204との間の周囲に圧縮されるように設けられる。平坦なシール420は、任意の適切な弾性的に圧縮可能な材料、特にポリエチレン、SEBS、エラストマー、または任意の他の等価の材料から形成される。結合プレートとネック部の間にはほとんどまたは全く相対回転が存在しないため、平坦なシール420はせん断で作用されず、またはほとんど作用されず、高い摩擦係数を有する比較的接着性の材料を選択することが可能である。
そのような圧縮可能な平坦なシール420の代わりに、懸架式に装着され、低減された厚さのシールによって飾られた閉塞プレート419が、企図されてよく、これは、たとえば、仏国特許出願公開第2969127号明細書に説明される。
図6は、本発明の第1の例の実施形態によるキャップ5を提示する。キャップ5は、ここでは本体500から構成される。本体500は、上側面501(図1に見ることができる)と、上側面501の裏にある底部503と、輪郭壁502とを備える。
上側面501は、ここでは、たとえばポット1が閉じられたときにユーザに見えるように設けられた外側面を構成する。上側面501は、たとえば、カスタマイズ可能であり、これは、たとえばニスの形態の装飾を受け入れるように構成される。図示されない任意選択によれば、上側面は、装飾を構成するために上に置かれた透かし細工の1つまたは複数の追加の層によって、またはたとえば、象眼の追加の層によって形成される。これは、プラスチック、木材、ガラス、または他の材料から製造され得る。上側面501は、たとえば平坦、またはドーム形状である。
輪郭壁502は、底部503に隣接したところから延びる。
これは、有利にはベース2の外側輪郭と同じ形状を有する外側輪郭表面500aと、内側輪郭表面503aとを備える。さらに、外側輪郭表面500aは、上側面501の周囲に配置され、これは、上側面501の縁に接線方向である。底部503は、好ましくは、内側輪郭表面503aおよび外側輪郭表面500aに対してほぼ直角である。内側輪郭表面503aは、好ましくは少なくとも部分的に円形形状、すなわち、少なくとも部分的に円筒を形成するものであり、キャップ5が結合プレート4に対して枢動することができるように支持体400の直径にほぼ等しい直径を有する。
キャップ5の外側輪郭表面500aの形状とは関係なく、内側輪郭表面503aをキャップ5に対して中心に置くことが好ましい。換言すれば、ここでは、内側輪郭表面503aによって形成された円筒形の中央軸は、好ましくは、キャップ5の幾何学的中心Cが通過する。
キャップ5は、さらに、径方向カム504を備える。径方向カム504は、ここでは、底部503上の追加の厚さの起伏部によって形成される。径方向カム504は、ここでは、支承面504cと、外側輪郭表面504aと、内側輪郭表面504bとを有する。この例の実施形態では、支承面504cは、外側輪郭表面504aおよび内側輪郭表面504bに対してほぼ直角であり、底部503に対してほぼ平行である。内側輪郭表面504bは、好ましくは、内側輪郭表面503aに対して平行な円筒包絡線を画定する。さらに、内側輪郭表面504bの直径は、支持体400の中央スタッド403の直径とほぼ等しく、その結果、キャップ5が結合プレート4に対して枢動できるように、スタッド403を内側輪郭表面504bによって画定された空洞内に収容することができる。
外側輪郭表面504aは、少なくとも1つの突出活性ゾーン505を形成するプロファイルを画定する。したがって、径方向カム504は、外側プロファイルを有する径方向カムである。ここでは、これは、1つの結合部材410ごとに1つの突出活性ゾーン505の4つの突出活性ゾーン505を備える。
各々の突出活性ゾーン505は、ここでは、径方向カム504の半径が、外側輪郭表面504aとキャップ5の中心Cとの間の、最小である距離に等しい2つの連続する位置間の径方向カム504の角度部分によって画定される。換言すれば、突出活性ゾーン505は、外側輪郭表面504aとキャップ5の中心Cの間の、最小距離d’より大きい距離dを有し、この距離は、その後増大し、角度部分に沿って少なくとも1つの位置まで低減し、この位置から距離dは、再度増大し始める。
この例の実施形態では、径方向カム504は特にキャップ5内の中心に置かれるため、これは、外側輪郭表面504aとキャップ5の中心Cの間の距離dが最小であり、さらにここではその距離d’と等しい4つの位置を有する。これらの連続する位置の2つの間では、外側輪郭表面504aとキャップ5の中心Cとの間の距離dは、最大d”に到達するまで大きくなり、それによって突出活性ゾーン505の頂点を画定することを可能にする。各々の突出活性ゾーン505は、したがって、外側輪郭表面504aとキャップ5の中心Cの間の距離が最大である(したがって、距離d”にこのように等しい)半径にある位置に対応する頂点を有する。好ましくは、外側輪郭表面504aとキャップ5の中心Cとの間の距離dは、これが中心Cに対する距離d’の位置に到達するまで、突出活性ゾーン505の頂点のそれぞれの両側で同じようにして変化する。換言すれば、各々の突出活性ゾーン505は、ここでは、対称平面を含む。
この例の実施形態では、径方向カム504は、したがって、丸くされたブランチを備えたほぼ十字の形状を有し、またはこれは、規則的プロファイルの4つのローブを有する。径方向カム504は、たとえば、ここでは、8つの対称平面を有する。換言すれば、すべての突出活性ゾーン505は、同一である。
したがって、距離d’は、結合部材410の第1の位置を画定し、距離d”は、最大遠隔のその位置を画定する。したがって、これらの2つの位置間に、ポットの開放を可能にする位置を構成することが可能である。実際、この位置を第1の位置の近くにすることが、好ましい。これは、特に、カムの磨耗の場合の保護手段を構成することを可能にする。
たとえば、ポットの開放に、すなわち爪をくぼみから取り除くために必要な距離の変動は、約1.5mmに対応する。
キャップ5は、さらに、スロット506を備える。スロット506は、ここでは、径方向カム504を形成する追加の厚さの起伏部内にくりぬかれる。スロット506は、ここでは、内側輪郭表面504bに隣接するその端部に単一の入口を備える。すなわち、これは、その他方の端部では行き止まりである。スロット506は、ここでは、さらに、その入口に広げられた形状を有する。図示されない別の例の実施形態によれば、これは、外側輪郭表面504aに隣接するその他方の端部に、広げられたまたは広げられない別の入口を備え、すなわち、これは、径方向カム504を形成する追加の厚さを通り抜けることができる。スロット506の寸法は、スロットがブレードばね407の自由端部を受け入れるように提供される。さらに、図6の例の実施形態では、スロット506は、径方向カム504の突出活性ゾーン505の対称平面内に形成される。図13の例の実施形態では、対照的に、これは、2つの突出活性ゾーン間に形成される。
したがって、キャップ5および結合プレート4が、組み立てられたとき(たとえば、図8および図9によって示されるように)、結合プレート4の支持体400の輪郭壁400aは、キャップ5の内側輪郭表面503aに面し、各々の結合部材410のカムフォロワ412は、径方向カム504の外側輪郭表面504aと接触している。プレート4の中央スタッド403の輪郭表面403aを超えて延びるブレードばね407の自由端部は、キャップ5のスロット506内に同時に挿入されて、ここでは位置戻り部材の役割を提供する。
蓋3は、次いで、「静止」位置および「開放」位置をとるように構成される。
キャップ5と結合プレート4の間の組み立ては、任意の適切な手段によって、たとえば結合プレート4をキャップ5の内側に保持するサークリップによって、またはたとえば結合プレート4をキャップ5内にスナップ係合することによって達成される。
静止位置では、結合プレート4のキャップ5は、各々の結合部材410のカムフォロワ412が、たとえば図9によって示されるように、2つの連続する突出活性ゾーン505間に配置される、すなわちキャップ5の中心Cから距離d’にある径方向カム504の外側輪郭表面504a上の位置に面するように互いに対して配向される。各々の結合部材410は、このとき、第1の位置と称される位置にある。爪411の端部は、そのため、ベース2のリム204の最大直径である直径を有する想像上の円の内側に位置付けられる。蓋は、たとえば図8によって示されるようにこれがベース2上にあるとき、またはこれがポットのベース2から、プレート4とキャップ5の間にいかなる回転力も加えずに取り外されたとき、この静止位置を占有する。
結合戻り部材416ならびに結合プレート4に対するキャップ5の位置戻り部材407は、次いで、「静止」構成とも称される、最小変形の中立構成にある。さらに、キャップ5のスロット506は、ここでは、位置戻り部材407が変形されないように、ここでは部分406であるスロット404の少なくとも一部と位置合わせされる。
静止位置から開放位置を達成するために、キャップ5は、結合プレート4に対して回転される。各々のカムフォロワ412は、これが、ポット1を開放することができる、中心Cに対する所定の距離を達成するまで、対応する突出活性ゾーン505に沿って移動する。所定の距離は、キャップ5と結合プレート4の間の所定の回転角度に対応する。所定の距離は、たとえば、d’とd”の間に含まれる全体距離dである。
この例の実施形態では、距離d”は、静止位置に対する45°の回転に対応する。したがって、d’とd”の間に含まれる距離dに関しては、回転角度は、たとえば0°から45°の間に含まれる。したがって、所定距離は、結合プレート4に対して、約40°、またはさらに約30°、またはたとえば約15°または10°の回転をキャップ5に加えることが必要であるように固定され得る。各々の結合部材410は、次いで、後退運動を有し、すなわち、これは、中心Cに対して離れ、径方向に並進する。各々の結合部材410の溝414は、漸進的に移動して結合戻り部材416を変形させ、それと同時に、位置戻り部材407は、これがスロット404内およびスロット506内の両方に挿入されたままであるという事実により、曲がることによって変形される。スロットの広げられた形状は、したがって、大きすぎる局所的な変形を回避することを可能にする。そのような変形は、たとえば、ブレードの可逆式の変形を引き起こすことができる。
作動位置において、各々の結合部材410は、次いで、第1の位置に対して並進された第2の位置に到達し、ここでは、爪411は、先に述べられた想像上の円の外側に位置付けられ、結合戻り部材416および位置戻り部材407は、蓋を自動的に静止位置に戻しやすくなる。
そのような蓋3は、したがって、少なくとも1つの周囲くぼみ202を有するネック部201を備える、化粧品を含むように提供されたいかなるベース2にも容易に適合可能である。
蓋3が、ポット1が閉じられるようにベース2上に組み付けられたとき、蓋3の各々の結合部材410の爪411は、蓋3が静止位置にあるとき、ベース2のネック部201の少なくとも1つのくぼみ202内に係合される。
ポット1を開放することは、蓋3をベース2に対して回転させることである。蓋3を枢動させることは、ここでは、キャップ5の結合プレート4に対する枢動を生じさせ、その結果、各々の結合部材410を並進させ、ここでは各々の爪411をネック部201の外側輪郭表面から離すことによって、各々の爪411をそのくぼみ202から取り除く。各々のカムフォロワ412が、結合プレート4に対するキャップ5の所定の回転角度に対応する、中心Cに対する所定の距離を達成するとすぐに、各々の爪は、次いで、リム204の周りを通過することができる。
この開位置を達成するために、結合プレート4は、ブレーキがかけられる、または簡単な摩擦によって、もしくはネック部201に対する接着によって、または爪411の1つがくぼみ202のリブ203に対して停止されるという事実によって設けられる場合、その他によって回転保持されることが好ましい。
設けられる場合の便宜上、リブ203は、好ましくは、リム204に対するくぼみ202の深さにほぼ等しい厚さのものであり、それにより、爪411は、リム204の下方から係合解除することができない限り、リブ203の上方を通過することはできない。
この例の実施形態では、ベース2は、リブ203を備える。しかし、図示されない他の例によれば、ベース2は、4つのリブを備えることができ、それにより、以上で説明した蓋3の各々の爪411は、リブを蓋の回転方向に支承する。この最後の構成では、2つの連続するリブは、たとえば、爪が各々の方向に角度的にロックされるために、爪の幅と等しい距離だけ互いから離間される。図示されない別の例によれば、ベースは、少なくとも1つのリブを備え、このリブは、ネック部の円周に沿って、2つの結合部材間、またはその結合部材の2つの側部間に画定された空間に等しい距離にわたって延び、それにより、結合プレートは、そのために、各々の回転方向の配向でロックされる。蓋が単一の爪411のみを備える場合では、くぼみ202は、たとえば、蓋が静止位置にあるときに爪411が中に係合する凹部によってネック部201上に画定され得る。蓋が少なくとも2つの爪411を備える別の場合では、少なくとも1つのリブ203は、たとえば、2つの連続する爪411間を延びる。当然ながら、これらの異なる構成を組み合わせることが可能である。
以上で説明されたようなそのようなポット1は、たとえば、蓋3をベース2上にクリップ留めすることによって、すなわち爪がネック部のリム204を通過するようにして蓋をベース上に押し込むことによって容易に閉じられる。ネック部の丸められた形態および爪の先端面取り部411aは、この作動を容易にする。リムを通過した後、爪は、結合戻り部材416の作用下でポットのそれらの閉位置をとる。この移動には、通常、ポットが適切に閉じられたことをユーザに知らせるスナップ音が伴われる。
例として、図7は、蓋のキャップのカムの変形の実施形態を提示する。
この変形形態では、前述に類似する部分は、1000増加させて同じ参照番号を含む。この例では、径方向カム1504は、1505a、1505b、1505cおよび1505dとして特定された4つの突出活性ゾーンを含む。ここでは、突出活性ゾーンは、互いとは異なる。突出活性ゾーン1505a、1505b、1505cおよび1505d各々は、ここでは、中心に対する一定の距離d”によって定められた、中立ゾーンを形成する平坦にされた頂点と、中立ゾーンのそれぞれ両側の、中心からの距離dが可変であり、d”より小さいまたはこれと等しい、並進ゾーンとを備える。各々の並進ゾーンは、したがって、ここでは爪の閉鎖または静止位置に対応する最小半径d’を有し、一方で距離d”は、ポットの開放位置に対応する。好ましくは、並進ゾーンと中立ゾーンの間の少なくとも1つの接合部では、径方向カムは、非連続部を含み、この非連続部は、こうして接合ゾーンを形成し、プロファイルのスロープ内に中断部を画定する。さらに、ここでは、突出活性ゾーン1505bおよび1505dは、起伏した非連続部を有し、突出活性ゾーン1505cは、起伏した2つの非連続部を有する。しかし、非連続部は、対照的に、凹状形態のものになることができる。起伏した非連続部は、結合プレートに対するキャップの回転における増大された抵抗点を作り出す。爪が起伏した非連続部を超えた後(または凹状形態の非連続部内に落下した後)、キャップは、結合プレートに対する安定した角度位置にあるままになり、爪は、その開放位置にとどまる。この例の実施形態では、突出活性ゾーン1505bおよび1505cならびに突出活性ゾーン1505cおよび1505dによって形成された中立ゾーンの両側に起伏した非連続部が存在する。これは、プレートに対してキャップに加えられる回転の方向がどのようなものであっても、同じ効果を生み出すことができるだけでなく、起伏した非連続部の1つの磨耗の場合にもその効果を守ることができる。
ポットを閉じるために、ユーザは、ネック部の上側表面に接着するプレートと共に蓋をベース上に置き、蓋を回転させて、爪が増大された抵抗点上を反対方向に通過するように、開放を生じさせたものとは反対方向の、プレートに対するキャップの回転を誘発する。ばねブレードは、キャップをその静止位置にもっていくように寄与する。偶発的に、蓋が、ポット上に配置されていないときに静止位置に戻る場合、ポットは、以上で説明されたのと同じやり方で、すなわちクリップ留めすることによって閉じられる。
図10から図18は、本発明の第2の実施形態によるポットを提示する。
これらの図では、第1の実施形態を参照して提示されたものに類似する部分は、「ダッシュ」によって付加された同じ参照番号を含み、したがって再度説明されない。
この実施形態によるポットは、したがって、先行するものとは、特に以下の特徴によって異なる。
図11および図12によって示されるように、ベース2’のネック部201’は、ここでは、広い開口部を有する全体的に正方形の形状のものである。例示される実施形態では、ベースは、たとえば、第1の実施形態とは対照的に、いかなる上側ショルダも有さないものと考えられる。すなわち、ネック部201’は、このとき、ベースから前方へ直接延びて位置し、これは、それ自体正方形の形状を有する。例示として、表されたポットは、約70ミリメートルの側部、約55ミリメートルの側部を有する開口部を備えた正方形のベースと、平均約7.5ミリメートルの壁厚さと、約3ミリメートルの高さを有するネック部とを有する。しかし、これは、限定するものではなく、正方形開口部であるが、より小さい寸法の開口部、したがってベースの上側表面上のショルダが存在する正方形ポットを製造することも確実に可能である。例としてここで重要なことは、ネック部および開口部が円形でないことである。
ネック部201’は、ここでは、配向停止部を形成し、ネック部201’の周囲に沿って延びるリブ203’によって分離された4つのくぼみ202’を備え、それにより、各々のくぼみ202’は、ほぼ正方形形状のネック部201’の側部に対してほぼ中心に置かれ、たとえば図15に提示される結合部材410’の高さにほぼ等しい長さを有する。
その結果、図13に示されるように、蓋3’が、ベース2’のほぼ正方形形状に対応する、ほぼ正方形形状であるだけでなく、結合プレート4’も、さらに、ここではほぼ正方形形状のものである。
結合プレート4’とキャップ5’の間の枢動は、次いで、ここでは、径方向カム504’の内側輪郭表面504b’と共働する中央スタッド403’の外側輪郭表面403a’によって、さらに、丸められたコーナを含む外側輪郭壁400a’および強化部507’が設けられたキャップ5’の輪郭壁502’の内側輪郭表面503a’の部分によって形成される。
結合部材410’の各々は、結合プレート4’の1つの側部のほぼ中央に配置される。
したがって、径方向カム504’は、ここでは、その4つの突出活性ゾーン505’の各々が、キャップ5’のコーナに面するようにキャップ5’内に配向される。
さらに、ここでは、例として、ブレードばね407’の自由端部、すなわち中央スタッド403’を超えて延びるものは、結合部材410’の1つに面して位置し、したがって、径方向カム504’内に形成されたスロット506’は、2つの突出活性ゾーン505の間に配置される。
図15は、第2の例の実施形態による結合部材410’を提示する。これは、溝414’が、カムフォロワ412と背部壁413の間に配置され、環状溝’409の部分の連続として位置付けられるように構成されているが、ここでは背部壁413’からさらに離れるという点で、先行するものとは異なる。さらに、爪411の自由端部は、ここでは直線であり、設けられるネック部201’の周囲と一致し、この周囲に面して配置されるように設けられる。
特に図13および図14によって示されるように、プレート4’は、ここでは、任意選択の小さいプレート424’を備え、これによって結合部材410’および結合戻り部材416’が、プレート4’およびキャップ5’が組み立てられたときに支持体400’上に適所に保持されることを可能にする。
図14および図16は、ここでは、蓋3’がさらに、たとえば2つの膜間に保持された波形ワッシャを備える閉塞プレートの戻りばね418’を備えることを示す。閉塞プレートの戻りばね418’は、たとえば、(たとえば膜の形態のシールで覆われると考えられ得る)閉塞プレート419’と閉鎖プレート401’の間に挟まれる。場合により、たとえば図14に見ることができるが図16には図示されない中間プレート421’が、閉塞プレートの戻りばね418’と閉鎖プレート401’の間に加えられると考えられる。
したがって、ポットが閉じられた後、閉塞プレート419’がネック部201’のリム204’を、通常はシールがその周囲においてリム204’と閉塞プレート419’の間に圧迫された状態で支承する間、閉塞プレートの戻りばね418’は、閉鎖プレート401’を押し戻す傾向があり、すなわち、閉鎖プレート401’を閉塞プレート419’に対して、したがってリム204’から離す傾向があり、その結果、爪411’がくぼみ202’内に係合されるとき、各々の結合部材410’の爪411’にリム204’の下方を支承させる。
最後に、図17および18は、蓋3’がそれぞれ静止位置にあるかまたは開放位置にあるかにしたがって、結合プレート4’およびキャップ5’のそれぞれの位置を下からの図で示す。
ほぼ正方形形状のキャップ5’のコーナ内、特に、ここでは強化部507’内に存在するめくらねじ穴509’は、したがって、たとえば、プレート4’をキャップ5’に組み付けるためにねじを受け入れるように構成される。これを達成するために、プレート4’は、ここでは、たとえばねじ穴509’内に収容されるように設けられたねじによって通過されるように構成された穴423’を備えるフランジ422’を備える。
さらに、図13および図17および18によって明らかになるように、結合プレートのためのハウジングを画定する内側輪郭表面503a’は、ここでは回転柱の形状を有さない。その形状は、閉塞プレートが、ポットの静止または閉鎖位置に対応する中央位置の両側で約15°の角度で揺動することができるように提供される。ポットの閉鎖位置では、キャップ5’の輪郭は、ベースのものと位置合わせされる。閉塞プレートの外側輪郭にほぼ合致する形状のネック部の輪郭は、この特徴を考慮に入れる。
ポットの開放および閉鎖は、ポットを開く際、リブ203’が結合部材410’の爪411’をキャップの回転時に保持する事実を除いて、第1の実施形態に関して説明されたものと同じ作動手順にしたがって行われる。また、閉鎖時、ユーザは、結合部材410’の爪411’がくぼみ202’に入るように、キャップをベースと一致する角度に置かなければならない。また、この実施形態に対して、図7を参照して以上で説明されたものと同じ径方向カムの構造の変形形態を提供することも可能である。さらに、この実施形態は、ネック部のいかなる非円形形状にも適用される。
当然ながら、本発明は、先行する説明または添付の図に限定されず、当業者の能力内のあらゆる変形形態を包含する。

Claims (9)

  1. ベース(2)と、ベース(2)を閉じるための蓋(3)とを備える化粧ポットであって、
    蓋(3)が、結合プレート(4)と呼ばれる内側部分と、キャップ(5)と呼ばれる外側部分とを備え、結合プレート(4)およびキャップ(5)は、互いに対して回転可能に装着され、それにより、蓋(3)は、静止位置と、結合プレート(4)およびキャップ(5)が静止位置に対して互いに対して回転される、開放位置とをとるように構成され、
    キャップ(5)が、少なくとも1つの突出活性ゾーン(505)を形成するプロファイルによって画定された、径方向カム(504)を備え、
    結合部材(4)が、
    支持体(400)と、
    支持体(400)上に装着され、支持体(400)に対して並進式に移動可能であり、爪(411)およびカムフォロワ(412)を備える少なくとも1つの結合部材(410)であって、カムフォロワ(412)が、キャップ(5)の径方向カム(504)と接触しており、少なくとも1つの結合部材(410)が、少なくとも、蓋(3)が静止位置にあるときに第1の位置、また、蓋(3)が開放位置にあるときに第2の位置をとるように構成され、第2の位置は、結合部材(410)のカムフォロワ(412)が径方向カム(504)の少なくとも1つの突出活性ゾーン(505)と共働し、第2の位置にある少なくとも1つの結合部材(410)が第1の位置に対して並進される、位置である、少なくとも1つの結合部材(410)と、
    少なくとも1つの結合部材(410)および支持体(400)にリンクされ、少なくとも1つの結合部材(410)を第1の位置に自動的に戻すように構成された、少なくとも1つの結合戻り部材(416)、とを備え、
    ベース(2)が、少なくとも1つの周囲くぼみ(202)が設けられたネック部(201)を備え、蓋(3)の少なくとも1つの結合部材(410)の爪(411)が、蓋(3)が静止位置にあり、ポット(1)が閉じられたとき、ベース(2)のネック部(201)の少なくとも1つのくぼみ(202)内に係合されることを特徴とする、化粧ポット。
  2. 蓋(3)が、位置戻り部材(407)を備え、位置戻り部材(407)が、結合プレート(4)の支持体(400)にリンクされ、さらに、キャップ(5)にリンクされ、それにより、位置戻り部材(407)は、蓋(3)が静止位置にあるときに中立構成にあり、蓋(3)が開放位置にあるときに変形された構成にあり、それにより、位置戻り部材(407)は、蓋(3)を静止位置に自動的に戻すために、蓋(3)が開放位置にあるときに結合プレート(4)に対するキャップ(5)の反回転を誘発することを特徴とする、請求項1に記載のポット。
  3. 位置戻り部材(407)が、結合プレート(4)の支持体(400)内に形成されたスロット(404)内に保持され、キャップ(5)内に形成されたスロット(506)内にも保持されたブレードであることを特徴とする、請求項2に記載のポット。
  4. 径方向カム(504)が、外側プロファイルを備えたカムであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のポット。
  5. 径方向カム(504)の少なくとも1つの突出活性ゾーン(505)が、対称平面を有し、それにより、蓋(3)のキャップ(5)および結合プレート(4)は、互いに対して、時計回り方向に、または反時計回り方向に回転するように構成されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のポット。
  6. 蓋(3)が、並進式に移動可能であり、爪(411)と、キャップ(5)の径方向カム(504)と接触するカムフォロワ(412)とを各々が備える少なくとも2つの結合部材(410)を備え、カム(504)が少なくとも2つの突出活性ゾーン(505)を備え、各々の結合部材(410)が、蓋(3)が静止位置にあるときに第1の位置、また、蓋(3)が開放位置にあるときに第2の位置をとるように構成され、各々の結合部材(410)の第2の位置は、各々の結合部材(410)のカムフォロワ(412)が径方向カム(504)の対応する突出活性ゾーン(505)と共働し、第2の位置にある各々の結合部材(410)が、蓋(3)が開放位置にあるときに第1の位置に対して並進される位置であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のポット。
  7. 蓋(3)が、少なくとも2つの結合部材(410)の各々を同時に自動的に第1の位置(3)に戻すように構成された単一の結合戻り部材(416)を備えることを特徴とする、請求項6に記載のポット。
  8. ベース(2)が、蓋(3)の結合プレート(4)を、少なくとも1つの結合部材(410)が第1の位置にあるときにベース(2)に対して配向して保つように構成された少なくとも1つのリブ(203)を備えることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のポット。
  9. 少なくとも1つの突出活性ゾーン(505)が、安定した作動位置を形成するように構成されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のポット。
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