JP6551666B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents
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Description
このため、作業ステージ上で行うドライブシャフトの組付作業(工程)では、トランスミッション内部のオイルが外部へ流出しないよう、エンジンアッセンブリが搭載された治具を、ワーク傾動機構を用いて傾け、オイル面をシャフト組付孔から退避させてから、キャップをシャフト組付孔から取り外して、開口したシャフト組付孔にドライブシャフト端を差し込むことが行われている。
ところで、チェーンコンベアを用いたワーク搬送装置は、大規模な設備がラインに求められる。このため、近時では、これに代わり、省スペース、さらには簡素な設備ですむ台車式の構造、例えば特許文献1に示されるような無人搬送車で誘導される作業台車にワークをセットして、作業ステージへ搬送するという簡素なシステムが検討されている。
そこで、本発明の目的は、無人搬送車で作業台車を作業ステーションへ誘導する構造の長所を確保しつつ、コスト的な負担を抑えた構造で、作業ステージ上におけるワークの傾動作業を可能としたワーク搬送装置を提供する。
図1は、例えば自動車(車両)のエンジンアッセンブリライン(パワーユニットライン)を示している。同エンジンアッセンブリラインは、例えば直線状の台車路1、同台車路1を挟んで両側に設置された作業ステージ3a,3bを有している。作業ステージ3a,3bは、例えば図2に示されるように脚部4aとフロア部材4bとを組み合わせた架台から構成されている。作業ステージ3a,3bのステージ面上には、台車路1に沿って所定の組付作業を行う作業域、ここではシャフトドライブを組付ける作業から各種サスペンション部材を組付ける作業までの複数の作業域が順に設定されている。これにより、作業ステージ3a,3b間に、一方の端をライン入口aとし、他方端をライン出口bとした組立ラインを構成している。ライン入口aには、台車定量送り装置5が設けられている。
ワーク搬送装置9の各部を説明すると、作業台車13は、いずれも図2〜図4に示されるように下部側に、車輪部17を有した角型の基台部19を有している。基台部19は、組立ラインを通行可能な幅寸法で、組立ライン方向に延びた長方形の枠部21と、同枠部21の上面を覆う作業フロア23とを有している。そして、枠部21の下部の前後両側にそれぞれキャスタ式の車輪部17が設けられ、作業フロア23のフロア面を作業ステージ3a,3bのステージ面と同等の高さにしている。これにより、作業台車13は組立ライン上を面一のまま通行可能になる。この作業台車13が組立ライン上を円滑に通行されるよう、組立ラインの地面には作業台車13の車輪部17を案内する一対のガイドレール部18が設けられている。なお、枠部21の通行方向前部には、無人搬送車連結用の係脱部、例えば係脱孔部19a(図2、図3しか図示せず)が設けられている。
すなわち、駆動ロッド部35aは、作業域A上の特定の位置、ここでは作業域Aに作業台車13が配置されたとき、前側の支柱部25と対応する作業ステージ3aのステージ位置を特定位置として、そのステージ位置の直下の空間部分に、上方向へ突き出し可能に収められている。具体的には駆動ロッド部35aは、例えば直径数センチ程度のロッド部材で構成されて、上下方向沿いに配置される。この駆動ロッド部35aが、例えば、駆動ロッド部35a下端から延びるラック39aと同ラック39aと噛み合うピニオン39bと有したラックピニオン機構39を介して、作業ステージ3a下に設置したギヤードモータ41(駆動源)の出力軸に接続されている。つまり、駆動ロッド部35aは、ラックピニオン機構39、ギヤードモータ41で構成される駆動機構42により、図示しない操作部からの操作によって、下側(ステージ面直下)の待機位置(図3〜図5)から、駆動ロッド部35aの直上のステージ部分に設けたロッド通孔3dを通じ、作業域Aのステージ面の直上位置、例えばステージ面から十数センチ上方の突出位置(図6)まで突き出る構成としている。
また、図5にも示されるように従動ロッド部35bが配置される支柱部25の下端部には、同従動ロッド部35bの下端部の周囲をU字状に覆うカバー板51(本願のロッドカバーに相当)が設けられている。そして、このカバー板51にて、従動ロッド部35bの下端面と作業ステージ3aの上面との間の隙間δ(図3〜図5)を周囲から覆い隠している。むろんカバー板51は、上端が隙間δから上側に配置され、下端が作業域Aのステージ面と同等の位置に配置される大きさをもつ。図5中の符号51aは、カバー板51を支柱部25に固定する固定具を示している。
一方、無人搬送車7は、図2にも示されるように例えば前後部に操舵輪61a,駆動輪61bを有し、さらに走行方向前部に作業台車13の係脱孔部19aと係脱可能な突没ピン部63を有する扁平箱形の本体65と、同本体65内に内蔵された各種機器とを有して構成される。内蔵機器は、操舵輪61aを操舵する機構67aや駆動輪61bを駆動するモータ機構67bや電源部となるバッテリ67cや突没ピン部63を突没駆動する駆動機構67dなどで構成される。いずれの機器も外部からの遠隔操作により制御されるものである。
さらにヒンジ機構部33(支点部)およびカムフォロア部47は、治具台26の全周に設けたカバー部材53により周囲から遮られるので、外部からの異物の侵入が防げる。しかも、作業台車13の見栄えもよい。
7 無人搬送車
11 エンジンアッセンブリ(ワーク)
13 作業台車
15 ワーク傾動機構
17 車輪部
19 基台部
25 支柱部(フレーム)
26 治具台
33 ヒンジ機構部(支点)
35a 駆動ロッド部
35b 従動ロッド部
43 開放部
47 カムフォロア部
51 カバー板(ロッドカバー)
53 カバー部材(治具カバー)
Claims (3)
- 無人搬送車により誘導されてワークを作業ステージへ導く作業台車と、前記作業ステージの所定のステージ位置において前記ワークを傾動させるワーク傾動機構とを備え、
前記作業台車は、
左右両側に車輪部が配置された基台部と、
前記基台部の上方に設けられ、前記ワークを傾動可能にセットする、一端側を支点に他端側を他端側を上方向へ傾動可能とした治具台と、
前記基台部の下側に形成された、前記無人搬送車を前記作業台車の誘導のため通行可能とする開放部とを有し、
前記ワーク傾動機構は、
前記作業ステージの所定ステージ位置の下側に収められた、作業ステージ下から作業ステージ上方へ突き出し可能な駆動ロッド部と、
前記作業台車の側部に設けられて前記治具台の他端側から前記作業ステージまでに配置され、前記作業ステージの所定ステージ位置において前記上方へ突き出る駆動ロッド部を受けて前記治具台を傾かせる従動ロッド部とを有する
ことを特徴とするワーク搬送装置。 - 作業台車は、前記治具台を前記基台部に支持するフレームを有し、
前記従動ロッド部は、前記フレームに沿わせて配置され、
前記フレームには、前記従動ロッド部の下端面と前記作業ステージの上面との間の隙間を周囲から覆い隠すロッドカバーが設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。 - 前記従動ロッド部は、上端部に前記治具台を下面側から突き上げるカムフォロア部を有し、
前記治具台の全周部には、前記カムフォロア部および前記治具台の支点を周囲から覆い隠す治具カバーが設けられる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワーク搬送装置。
Priority Applications (1)
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JP2015148514A JP6551666B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | ワーク搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015148514A JP6551666B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | ワーク搬送装置 |
Publications (2)
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JP6551666B2 true JP6551666B2 (ja) | 2019-07-31 |
Family
ID=57949268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015148514A Active JP6551666B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | ワーク搬送装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6551666B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN114473417B (zh) * | 2022-02-17 | 2024-09-13 | 立海科技(江西)有限公司 | 一种汽车装配用轮胎堆放装置 |
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- 2015-07-28 JP JP2015148514A patent/JP6551666B2/ja active Active
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