JP6551273B2 - スイッチトリラクタンスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチトリラクタンスモータに関する。
特許文献1には、エンジンの駆動時に発生する周期的なトルク変動を抑制するように、モータに逆トルクを発生させることが開示されている。
特開2000−352332号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、フィードバック制御によりモータが出力する逆トルクを決定するため、高周波領域のトルク変動に対して応答性が十分でない虞がある。そのため、エンジン駆動時のトルク変動を十分に抑制できない虞がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、エンジン駆動時のトルク変動を抑制させることができるスイッチトリラクタンスモータを提供することを目的とする。
本発明は、エンジンのクランクシャフトに接続されたスイッチトリラクタンスモータにおいて、前記エンジンで燃料を爆発させるタイミングに通過するロータの凸極およびステータの歯の周方向長さが、他の前記ロータの凸極および前記ステータの歯よりも長いことを特徴とする。
本発明では、ロータの凸極およびステータの歯の周方向長さが他の凸極や歯よりも長いため、磁束密度が大きくなり磁気飽和しにくくなる。そのため、エンジンの燃料を爆発させるタイミングにおいて、大きな発電トルクを発生されることができる。これにより、燃料の爆発に起因するピストンの慣性力やコンロッドの遠心力により発生するトルク変動を、スイッチトリラクタンスモータの発電トルクによって効果的に抑制させることができる。
図1は、スイッチトリラクタンスモータが搭載された車両例を模式的に示す図である。 図2は、エンジンおよびスイッチトリラクタンスモータを模式的に示す図である。 図3は、図2のB−B断面を示す断面図である。 図4は、爆発によるENGトルクの変動を説明するための図である。 図5は、図2のA−A断面を示す断面図である。 図6は、ティース幅と磁束密度との関係を示す図である。 図7は、トルク発生原理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータについて具体的に説明する。
図1は、スイッチトリラクタンスモータが搭載された車両例を模式的に示す図である。図1に示すように、車両Veは、エンジン(ENG)1と、スイッチトリラクタンスモータ2と、インバータ(INV)3と、バッテリ(BAT)4と、電動機5と、減速機6と、駆動輪7とを備えている。車両Veは、シリーズ式のハイブリッド車両である。
エンジン1が出力した機械的な動力は、スイッチトリラクタンスモータ(以下「SRM」という)2によって電力に変換される。SRM2は、発電機として機能するものである。そのSRM2で発電された電力は、インバータ3を介してバッテリ4に充電され、もしくはインバータ3を介して電動機5へ供給される。そして、電動機5は、その電力によって駆動する。電動機5から出力された動力は、減速機6を介して駆動輪7に伝達される。
図2は、エンジン1およびSRM2を模式的に示す図である。図2に示すように、SRM2は、エンジン1のクランクシャフト10に接続されている。そのSRM2は、クランクシャフト10と一体回転するロータ21と、図示しないケースなどに固定されたステータ22と、ステータ22を励磁させるコイル23とを有する。また、SRM2は、三相交流式に構成されている。コイル23は、三相コイルを含み、インバータ3に接続されている。
クランクシャフト10は、クランクピン10aと、クランクアーム10bと、クランクジャーナル10cとにより構成されている。クランクピン10aは、コンロッド11に取り付けられている。クランクアーム10bは、クランクピン10aとクランクジャーナル10cとを繋いでいる。クランクジャーナル10cは、クランクシャフト10自体を支えている。コンロッド11は、クランクシャフト10とピストン12とを接続させている。ピストン12は、ピストンピン12a(図3に示す)によってコンロッド11と接続されており、シリンダ13の内部に設けられている。図2に示すエンジン1は、直列2気筒に構成されている。シリンダ13(気筒)内の燃料が爆発することによりクランクシャフト10に回転力(トルク)が発生する。なお、中心Oは、クランクシャフト10の回転中心を表す。
ここで、図3,4を参照して、シリンダ13内で燃料が爆発した際にエンジン1に作用する力について説明する。図3は、図2のB−B断面を示す断面図である。図4は、爆発によるENGトルクの変動を説明するための図である。
図3に示すように、シリンダ13内の燃料を爆発させた際、その爆発エネルギーによってピストン12は下方に移動(ストローク)させられる。この場合、ピストン12には、下向きの加速度が生じるため、その加速度により上向きの慣性力が生じる。そして、クランクシャフト10には、ENGトルク(図3では中心Oに対して時計回り方向の回転力)が発生する。この場合、コンロッド11には、中心Oに対する遠心力が発生する。シリンダ13内の燃料を爆発させた際、ENGトルクの他に、ピストン12の慣性力とコンロッド11の遠心力とがクランクシャフト10に作用する。その慣性力と遠心力によってENGトルクが変動することになる。
図4に示すように、燃料が爆発する際、クランクシャフト10には特に大きなトルクが発生する。エンジン1では、シリンダ13内の燃料を周期的に爆発させるため、クランクシャフト10には、その爆発タイミングで大きなトルクが周期的に発生することになる。そのため、燃料が爆発するタイミングにおいて、ピストン12の慣性力とコンロッド11の遠心力とは大きくなり、ENGトルクの変動が大きくなる。このENGトルクの変動を抑制するために、ENGトルクとは反対方向のトルク(逆トルク)をSRM2で発生させるように構成されている。SRM2はクランクシャフト10に直結されているため、SRM2のロータ21で発生した逆トルクは、クランクシャフト10に直接的に作用する。
図5は、図2のA−A断面を示す断面図である。図5に示すように、ロータ21は、ステータ22の径方向内側に配置されて、環状の外周部に凸極211が複数設けられている。ステータ22は、環状の内周部に凸極としてのティース221を複数備えている。図5に示すSRM2は、六極のステータ22と四極のロータ21とを有する。また、三相交流式のSRM2では、一対のティース221,221によって1つの相を成す。そのため、ステータ22には、三相のうち1つの相をなす一対のティース221,221が、径方向で対向する位置となるように三組設けられている。各ティース221には、コイル23が巻き付けられている。
具体的には、燃料が爆発するタイミングにおいて、励磁対象となるティース221と、そのティース221の径方向内側を通過する凸極211とが、他のティース221および凸極211よりも周方向長さが長く構成されている。図5に示すように、ロータ21の凸極211は、周方向長さが異なる第1凸極211Aと第2凸極211Bを含む。第1凸極211Aの周方向長さは、第2凸極211Bよりも長い。さらに、ステータ22のティース221も、周方向長さが異なる第1ティース221Aと第2ティース221Bとを含む。第1ティース221Aの周方向長さは、第2ティース221Bよりも長い。つまり、SRM2では、励磁電流が印加された第1ティース221Aの径方向内側を第1凸極211Aが通過するタイミングと、エンジン1の燃料を爆発させるタイミングとが同期されている。
例えば、ロータ21はクランクシャフト10と同一方向(図5では中心Oに対して反時計回り)に回転するため、エンジン1の駆動状態において、第1ティース221Aが励磁されているタイミングで、第1ティース221Aの径方向内側を第1凸極211Aは通過する。この場合、第1凸極211Aは、第1ティース221Aによる磁界内を通過するため、第1ティース221A側に吸引させる磁気吸引力を受けるとともに、発電トルク(逆トルク)が作用する。発電トルクは、ロータ21の回転方向(クランクシャフト10の回転方向)に対して反対方向のトルク(逆トルク)である。そして、エンジン1で燃料が爆発するタイミングでは大きなENGトルクが発生し、それに起因するENGトルクの変動が大きくなるので、その変動を抑制するための発電トルク(逆トルク)も大きなトルクが必要になる。そのため、SRM2では、燃料の爆発タイミングに合わせて大きな発電トルクが発生するように、第1凸極211Aおよび第1ティース221Aの周方向幅が広く形成されている。これは、第1凸極211Aの周方向幅が広く、かつ第1ティース221Aが発生する磁束密度が大きいほど、大きな発電トルク(逆トルク)を発生するためには有利だからである。
図6は、ティース幅と磁束密度との関係を示す図である。図6に示すように、ステータ22のティース221は、ティース幅が広い(周方向長さが長い)ほうが狭い場合(周方向長さが短い場合)よりも磁気飽和しにくい。つまり、ティース221を励磁させる励磁電流として大きな電流が印加された場合、ティース幅が広いほどティース221は磁気飽和しにくいため、そのティース221で発生する磁束密度は大きくなる。そのため、燃料の爆発タイミングで励磁対象となる第1ティース221Aは、第2ティース221Bよりも磁束密度が大きくなるように構成されている。また、ロータ21で発生する発電トルクの大きさは、図7に示すように、ステータ22により発生する磁界の強さ(磁束)に比例する。
図7は、トルク発生原理を説明するための図である。また、図7には、燃料の爆発タイミングにおいて、第1ティース221Aが励磁されている場合を示す。なお、図7に示すロータ21は、正方向(反時計回り)に回転している。
図7に示すように、励磁された第1ティース221Aによって磁界(多数本の磁力線)が発生する。その磁界内を第1凸極211Aが通過する際、第1凸極211Aは周方向に広い範囲で複数の磁力線を横切るようにして第1ティース221Aの径方向内側を通過(回転)する。これにより、第1凸極211Aには、第1ティース221A側に吸引される力(磁気吸引力)が作用する。その磁気吸引力を径方向成分と周方向成分とに分解すると、径方向成分がラジアル力であり、周方向成分が回転力(トルク)となる。そのため、ロータ21には発電トルク(ロータ21の回転方向に対して反対方向のトルク)が発生する。ここで重要なのは、SRM2で発生する発電トルクの大きさは、凸極211とティース221との間で発生する吸引力の大きさに比例するとともに、その吸引力の大きさは、凸極211が単位時間当たりに通過する磁力線の本数とに比例するということである。つまり、図7に示すように、第1ティース221Aにより発生する磁力線の本数が多いと、第1凸極211Aに作用する発電トルクは大きくなる。
さらに、SRM2は、上述した図5に示すように、燃料の爆発により大きなENGトルクが発生するときに、周方向幅の広い第1凸極211Aが、同じく周方向幅の広い第1ティース221Aと重なり合って大きな磁気吸引力が発生するように、クランクシャフト10のクランク角に対するロータ21の位相が決定されている。
以上説明した通り、SRM2では、エンジン1で燃料を爆発させるタイミングに通過する凸極211とティース221との周方向長さが、他の凸極211およびティース221よりも長い。そのため、SRM2で発生する発電トルクが大きくなり、燃料の爆発タイミングにおいて、エンジン1のトルク変動を効果的に抑制できる。これにより、ENGトルクの変動に起因するSRM2の揺れ(振動)を抑制することができる。
また、上述したSRM2の変形例として、ピストン12の慣性力やコンロッド11の遠心力の方向に対向してロータ21およびステータ22の位相を配置することができる。この変形例では、ピストン12の慣性力やコンロッド11の遠心力の大きさが最大となる位相において、SRM2により発電トルク(逆トルク)を発生させるとき、ロータ21(第1凸極211A)とステータ22(第1ティース221A)との間に大きな磁気吸引力が発生する。その磁気吸引力の向きと、ピストン12の慣性力やコンロッド11の遠心力の向きを対向させることにより、ENGトルクの変動を発電トルクによって効果的に低減させることができる。例えば、上述した図3および図5を参照すると、ピストン12の慣性力と反対向きに磁気吸引力が作用するように、ステータ22の位相を配置させている。言い換えれば、クランクシャフト10の中心Oに対して、ピストン12の上死点と対称の位置に第1ティース221Aを配置する。さらに、燃料の爆発により大きなENGトルクが発生するときに、上述した反対向きの磁気吸引力の大きさが大きくなるように、クランクシャフト10に対するロータ21の位相を決定する。
1 エンジン(ENG)
2 スイッチトリラクタンスモータ
21 ロータ
22 ステータ
211 凸極
211A 第1凸極
221 ティース
221A 第1ティース

Claims (1)

  1. エンジンのクランクシャフトに接続されたスイッチトリラクタンスモータであって
    前記エンジンで燃料を爆発させるタイミングにおいて、励磁対象となるステータの歯と、当該歯の径方向内側を通過するロータの凸極が、他の前記ステータの歯および前記ロータの凸極よりも周方向長さがく構成されている
    ことを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ。
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