JP6549825B2 - フロアパネル - Google Patents

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Description

本発明は、サーバー等の発熱するIT機器を収納するデータセンター等の部屋の床部に敷設されるフリーアクセスフロア用のフロアパネルに関するものである。
近年、高度情報化社会の到来に伴ってIT機器で多量のデータが取り扱われるようになり、多数のIT機器をデータセンター、サーバールーム等に設置して一括管理することが多くなっている。
例えば、データセンターには、サーバーやネットワーク機器などのIT機器や、IT機器が積み重ねられたIT機器搭載ラックが多数設置されていた。
IT機器は、電力を消費する過程で発熱するため、信頼性や動作保障のためにはデータセンター内の室温を一定温度以下に維持する必要があった。
このため、IT機器が設置されたデータセンター内にはパッケージ空調機が設置され、パッケージ空調機によりデータセンター内の室温を一定温度以下に保持することにより、IT機器の故障や誤動作を防止するようにされていた(例えば、特許文献1参照)。
図13から図15は、従来技術に係るフリーアクセスフロア用のフロアパネル10を説明するために示す図である。
図13に示すように、データセンター1内には、複数のサーバー2を複数の棚の上に搭載した複数のサーバーラック3が、複数の列に並んで設置され、二重床を形成するフリーアクセスフロア4上に配置されていた。サーバーラック3は、前面(吸気面)から冷風を吸込み、背面(排気面)から温風を排気するように構成されていた。
また、複数のサーバーラック3は、隣接する列の吸気面と吸気面、排気面と排気面が互いに対向するようにそれぞれ配置され、吸気面に挟まれた通路(コールドアイル1a)には、床下空間から冷風が供給され、排気面に挟まれた通路(ホットアイル1b)には、サーバーラック3の排気面から温度が上がった温風が排出されるようになっていた。
コールドアイル1aの床面には、空気を通すための複数の通気孔が形成された孔開きパネル9(グリル)が敷設されていた。また、ホットアイル1b、サーバーラック3、及びパッケージ空調機5の下の床面には、床下空間から配線ケーブル(電源ケーブル、通信ケーブル)を取出すための配線取出口10a(図14参照)が形成され、空気を通すための通気孔が形成されていないフロアパネル10が敷設されていた。
そして、パッケージ空調機5により冷却された空気(冷風)は、床下空間、及び孔開きパネル9の通気孔を通過して、コールドアイル1aに吹き出され、さらにサーバーラック3の前面から吸い込まれて、サーバー2が冷却されていた。
また、サーバー2を冷却した冷風は、サーバーラック3の背面から温風となってホットアイル1bに排出されていた。そして、その温風はホットアイル1bの空間において上昇し、データセンター1の天井空間を通って、パッケージ空調機5に戻されていた。
このような、データセンター1の室内空気の循環により、サーバーラック3内の棚の上に搭載されたサーバー2の冷却が行われていた。
また、コールドアイル1aに供給された冷たい空気と、ホットアイル1bに排気された温かい空気が混ざり合うことがないように、コールドアイル1aの空間はキャッピング6(天井板)により覆われていた。
このように、キャッピング6により、コールドアイル1aの空間と、ホットアイル1bや上方の空間との間を区画することにより、データセンター1内の空調効率が悪化することを防止していた。
また、上記のように、フロアパネル10には、床下空間から配線ケーブルを取出すための配線取出口10aが形成されていた(図14参照)。そのため、配線取出口10aを通過する配線ケーブル13の周りから空気が漏れて、冷たい空気と温かい空気が混ざり合い、空調効率が悪化するのを防止するために、配線取出口10aをカバー部材12で覆うようになっていた(例えば、特許文献2の図2等を参照)。
カバー部材12は、配線取出口10aを覆うように、フロアパネル10の上面10b側に固定され、その中央部にはブラシ状のブラシ部12aが形成されていた。そして、ブラシ部12aのブラシを掻き分けることにより、配線ケーブル13を床下空間から床上空間に通すことができるようになっていた(図15参照)。
特開2009−264598号公報 特表2014−504136号公報
しかしながら、従来技術のフロアパネル10においては、配線取出口10aを覆うカバー部材12のブラシ部12aが、毛などの細い繊維をブラシ状に並べて形成されていたため気密性が悪く、データセンター1内の空調効率が悪化するという問題があった。
すなわち、カバー部材12のブラシ部12aを構成する細い繊維間を通って空気が漏れることにより、配線取出口10aを通って、床上空間から床下空間に温風が漏れたり、床下空間から床上空間に冷風が漏れたりすることを防止できていなかった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、空調を必要とする部屋内の空調効率が悪化することを防止することができるフロアパネルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるフロアパネルは、
上下方向に貫通する配線取出口と、
上下方向の両端部に開口部を有する略筒状のカバー部材とを備え、
前記カバー部材の一方の開口部にはその周縁部に沿って貼付部が設けられ、
前記貼付部は、前記一方の開口部を軸として前記カバー部材の外側に折り曲げられ、前記配線取出口の周縁部に沿うように前記配線取出口の内側面に取り付けられ、
前記カバー部材の他方の開口部が閉じることができるように形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記カバー部材は、不燃性又は難燃性を有する布状の素材により形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記配線取出口を閉口する場合には、前記フロアパネルの上面側に前記配線取出口を閉口するように載置され、前記配線取出口を開口する場合には、前記配線取出口から取り外される板状の蓋部材を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記配線取出口を閉口する場合には、ネジ締結により前記配線取出口を閉口するように固定され、前記配線取出口を開口する場合には、前記配線取出口から取り外される板状の蓋部材を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記配線取出口を閉口する場合には、複数のネジ部材を用いたネジ締結により前記配線取出口を閉口するように固定され、前記配線取出口を開口する場合には、前記複数のネジ部材の内、1つのネジ部材だけは取り外さず、他の全てのネジ部材を取り外し、前記1つのネジ部材を軸として、前記配線取出口が開口するように回転される板状の蓋部材を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記カバー部材は、前記パネル本体部に着脱可能に取付けられたことを特徴とするものである。
このような本発明のフロアパネルによれば、
上下方向に貫通する配線取出口と、
上下方向の両端部に開口部を有する略筒状のカバー部材とを備え、
前記カバー部材の一方の開口部にはその周縁部に沿って貼付部が設けられ、
前記貼付部は、前記一方の開口部を軸として前記カバー部材の外側に折り曲げられ、前記配線取出口の周縁部に沿うように前記配線取出口の内側面に取り付けられ、
前記カバー部材の他方の開口部が閉じることができるように形成されたことにより、
空調を必要とする部屋内の空調効率が悪化することを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るフロアパネル30の概略斜視図である。 図1に示すフロアパネル30の上面図である。 図1に示すフロアパネル30の底面図である。 図1に示すフロアパネル30の一部を省略して示す側面図である。 図3に示すフロアパネル30の一部を省略して示すA−A線矢視断面図である。 図3に示すフロアパネル30のA−A線矢視断面図における、カバー部材38の貼付部38eと、リブ31bの側面の接着部分の周辺を拡大して示す図である。 図1に示すカバー部材38が、フロアパネル30のリブ31bに固定されていない場合における、カバー部材38の斜視図である。 図1に示すフロアパネル30の配線取出口30bを、蓋部材37により閉口した場合の概略斜視図である。 図8に示すフロアパネル30の状態から、蓋部材37を取り外し、カバー部材38を床上空間に引っ張り出した場合の概略斜視図である。 図9に示すフロアパネル30の状態から、配線取出口30bに配線ケーブル39を通して、カバー部材38を床下方向に押し込んだ場合の概略斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル50の、配線取出口30bに配線ケーブル39を通して、カバー部材58を床下方向に押し込んだ場合の概略斜視図である。 図11に示すカバー部材58がフロアパネル50のリブ31bに固定されていない場合における、カバー部材58の斜視図である。 従来技術に係るフロアパネル10が使用されるデータセンター1の概略図である。 図13に示すフロアパネル10の配線取出口10aをカバー部材12により覆う直前の斜視図である。 図14に示すフロアパネル10の配線取出口10aをカバー部材12により覆い、配線取出口10aに配線ケーブル13を通した場合の斜視図である。
以下、本発明に係るフロアパネルを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図10は、本発明の第1の実施の形態に係るフロアパネル30について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル30は、図1から図6に示すように、略箱状のパネル本体部31と、その上面に貼り付けられたタイル32を備えて構成されている。
パネル本体部31は、その材質にアルミニウム合金を用いたダイカスト製品であって、その略正方形の上面を形成する平板部31aと、この平板部31aの裏面側に一体的に形成された複数のリブ31bを備えて構成されている(図3、図5参照)。
パネル本体部31の複数のリブ31bのそれぞれは、平板部31aの裏面側から床下方向(図5中下側方向)に突出すると共に、平板部31aの水平面に沿って縦横両方向(図3中上下方向及び左右方向)に長さが伸びるように格子状に形成されている。パネル本体部31は、このような複数のリブ31bが形成されていることにより、その強度が向上するようになっている。
また、パネル本体部31の平板部31aの上面には、塩化ビニル系のPタイル等のタイル32が貼り付けられ、この貼り付けられた状態で、フロアパネル30の各辺を形成するそれぞれの外周部分のタイル32とパネル本体部31の平板部31aが、共に機械切削加工されている。このため、フロアパネル30の各辺の外周部分は、その寸法精度が高く(例えば、±0、1mm以下)形成されている。
このように、フロアパネル30の各辺の外周部分は、その寸法精度が高く形成されているため、互いに隣り合うフロアパネル30の間に殆ど隙間(目地)がないように、複数のフロアパネル30を敷設することができるようになっている。
したがって、互いに隣り合うフロアパネル30の間の隙間(目地)を通って、床上空間から床下空間に温風が漏れたり、床下空間から床上空間に冷風が漏れたりすることがほとんどないようになっている。
また、サーバー2等のIT機器(図13参照)に接続するための配線ケーブル(電源ケーブル、通信ケーブル)を床下空間から取り出すために、フロアパネル30には、パネル本体部31及びタイル32のそれぞれを厚さ方向に貫通すると共に、その水平開口形状が略正方形の配線取出口30bが形成されている(図1,図2参照)。
また、図1及び図2に示すように、配線取出口30bの周縁部に沿うように、タイル32の上面32aから、後述する板状の蓋部材37の厚さ寸法と略同じ高さ寸法だけ床下方向(図5中、下側方向)に凹んだ段差面30cが形成されている。また、段差面30cの四隅には、それぞれメネジ孔30dが形成されている(図2参照)。
また、図5に示すように、パネル本体部31の複数のリブ31bの高さ寸法(同図中、上下方向の寸法)、及びその厚さ寸法は全て略同じ寸法ではなく、それらの高さ寸法及び厚さ寸法が大きいリブ31bと小さいリブ31bが形成されている。
そして、図3に示すように、配線取出口30bは、パネル本体部31の複数のリブ31bの中で、その高さ寸法(図5中、上下方向の寸法)、及びその厚さ寸法の最も大きいリブ31bの側面に沿うように貫通している。
また、その高さ寸法及び厚さ寸法の最も大きいリブ31bにおける、配線取出口30bの各辺に沿ったその側面には、カバー部材38が着脱可能に取り付けられている(図6参照)。
カバー部材38は、配線取出口30bに配線ケーブル39を通す場合(図10参照)に、配線取出口30bを通って、床上空間から床下空間に温風が漏れたり、床下空間から床上空間に冷風が漏れたりしないようにするために設けられている。
リブ31bに取り付けられる前のカバー部材38は、その上端をつまんで持ち上げると、図7に示すように、略角筒状に形成されている。このカバー部材38の上端部には、同図中上側に開口する開口部38aが形成されると共に、その開口部38aの周縁に沿うように、中に紐38bを通すための紐通し部38iが形成されている。
また、紐38bの両端部が紐通し部38iの外側に突出するように、紐38bが紐通し部38iに通され、その紐38bの両端部は、紐留め部38c(コードストッパー)により結ばれている。そして、巾着袋の口を締めるように、例えば、紐38bの両端部を引っ張ることにより、カバー部材38の開口部38aが閉じるように構成されている。
また、前記背景技術の説明で述べたデータセンター1内のサーバー2(図13参照)等のIT機器は、前述のように電力を消費する過程で発熱するので、火災を防止するために、カバー部材38は不燃性又は難燃性を有する布により形成されている。
図7に示すように、カバー部材38の開口部38aと反対側端部の開口部38d側(図中下端部側)には、長方形状の面を有する貼付部38eが、開口部38dの周縁部38jに沿って形成されている。また、カバー部材38の貼付部38eの図中下側の面には、その略全面にマジックテープ38f(図6参照)が貼り付けられている。
また、図6に示すように、カバー部材38が取り付けられる、前記高さ寸法及び厚さ寸法の最も大きいリブ31bにおける、配線取出口30bの各辺に沿ったその側面の同図中上側にも、マジックテープ31dが貼り付けられている。
そして、カバー部材38の貼付部38eにおける、マジックテープ38fが貼り付けられている面(図7中下側の面)と、図6中のリブ31bのマジックテープ31dが貼り付けられた側面とが対向するように、貼付部38eが開口部38dの周縁部38jを軸として折り曲げられる。そして、リブ31bの側面に貼り付けられたマジックテープ31dと、貼付部38eに貼り付けられたマジックテープ38fとが互いに接着するようになっている。
このように、カバー部材38は、マジックテープ31d,38fを用いることにより、開口部38dの周縁部38jがフロアパネル30の配線取出口30bの周縁部に沿うように、パネル本体部31のリブ31bの側面に着脱可能に取り付けられている。
フロアパネル30は、サーバー2等のIT機器(図13参照)に接続するための配線ケーブル39(図10参照)を配線取出口30bに通していない場合は、図8に示すように、蓋部材37により配線取出口30bを閉口している。
図9に示すように、平板状の蓋部材37の四隅には、その厚さ方向に貫通する貫通孔37aがそれぞれ形成されている。また、蓋部材37は、その上面がタイル32の上面32aと同一平面を形成(図8参照)すると共に、蓋部材37の下面の外周部分が、フロアパネル30の段差面30c(図1参照)の上面に接触するように、段差面30c上に載置されている。
そして、蓋部材37の四隅に形成された貫通孔37aに、それぞれネジ部材36を挿通して、ネジ部材36が段差面30cの四隅にそれぞれ形成されたメネジ孔30dにネジ締結されることにより、蓋部材37は配線取出口30bを閉口するようにフロアパネル30に固定されている。
このように、蓋部材37が配線取出口30bを閉口することにより、例えば、データセンター1内にサーバーラック3等(図13参照)を搬入する場合に、配線取出口30bに作業者の足が入り込んで作業に支障を来たすのを防止することができる。
また、配線ケーブル39を配線取出口30bに通していない場合は、図8に示すように、蓋部材37により配線取出口30bを閉口することにより、配線取出口30bを通って、床上空間から床下空間に温風が漏れたり、床下空間から床上空間に冷風が漏れたりしないようにすることができる。
ここで、サーバー2等のIT機器(図13参照)に接続するための配線ケーブル39(図10参照)を、フロアパネル30の配線取出口30bに通す場合の手順の一例を以下に説明する。
まず、図8に示すように配線取出口30bが蓋部材37により閉口された状態から、図9に示すように、蓋部材37をフロアパネル30から取り外した後、パネル本体部31のリブ31bの側面に取付けられたカバー部材38を、床下空間から配線取出口30bを通して床上空間に引っ張り出す。
その後に、配線ケーブル39を、カバー部材38及び配線取出口30bを通って床下空間から床上空間に取り出し、カバー部材38の開口部38aを、巾着袋の口を閉じるように、紐38bの両端部を紐留め部38cと共に引っ張って閉じる。
そして、図9に示すように床上空間に引っ張り出されて、開口部38aが閉じられたカバー部材38を、図10に示すように、配線取出口30bに通して床下方向(図中下側方向)に押し戻すようになっている。
このようなカバー部材38は、気密性の高い布により形成されていると共に、配線ケーブル39を通した後にその開口部38aを、巾着袋の口を閉じるように、紐38bにより締め付けるようになっているため、配線ケーブル39の周りから空気が漏れないようにして開口部38a(図7参照)を閉じることができる。
すなわち、フロアパネル30の配線取出口30bを通って、床上空間から床下空間に温風が漏れたり、床下空間から床上空間に冷風が漏れたりすることがないようにすることができる。
したがって、フロアパネル30の配線取出口30bを通って、冷たい空気と温かい空気が混ざることにより、データセンター1内の空調効率が悪化することを防止することができる。
図11及び図12は、本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル50について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル50は、図11に示すように、配線取出口30bを閉口する蓋部材57の四隅の内の、互いに対角線上に位置する2箇所にのみ、その厚さ方向に貫通する貫通孔57aが形成されている点において、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30と異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30には、図9に示すように、蓋部材37の四隅にそれぞれ貫通孔37aが形成されており、4つのネジ部材36を貫通孔37aに挿通して、ネジ部材36が段差面30c(図2参照)の四隅にそれぞれ形成されたメネジ孔30dにネジ締結していた。
一方、フロアパネル50には、前述のように、蓋部材57の四隅の内の、互いに対角線上に位置する2箇所にのみ貫通孔57aが形成されており、2つのネジ部材36を貫通孔57aに挿通して、ネジ部材36が段差面30c(図2参照)の隅部にそれぞれ形成された2つのメネジ孔30dにネジ締結されている。
このように、配線ケーブル39を配線取出口30bに通していない場合には、2つのネジ部材36により蓋部材57をフロアパネル50に固定して、配線取出口30bを閉口するようになっている。
そして、配線取出口30bが蓋部材57により閉口された状態から、配線ケーブル39を配線取出口30bに通すために、配線取出口30bを開口させる場合には、図11に示すように、2つのネジ部材36の内の一方のネジ部材36のみを外して、他方のネジ部材36は外さずに、それを軸として蓋部材57を略180度回転させる。
このように、配線取出口30bを開口させる場合に、フロアパネル50から蓋部材57を完全に取り外した状態にしないで、1つのネジ部材36によりフロアパネル50と蓋部材57が連結された状態にすることにより、蓋部材57が紛失することを防止することができる。
また、本実施の形態に係るフロアパネル50は、図12に示すように、カバー部材58が、巻きスカート状の形状から角筒状の形状に簡単に形成できるように構成されている点において、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30と異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30においては、カバー部材38は、図7に示すように、外周方向(紐通し部38iの長さ方向と平行な方向)の端部同士を縫い付けることにより、外周方向が無端状の筒状に形成されていた。このため、図12に示すカバー部材58のように、巻きスカート状の形状から筒状の形状に簡単に形成することができるように構成されていなかった。
一方、カバー部材58の外周方向の端部58g,58h(図12参照)の領域部分には、それぞれマジックテープ58k,58lが貼り付けられており、マジックテープ58k,58l同士を互いに接着させることにより、端部58gと端部58hが互いに連結されるようになっている。
カバー部材58の外周方向の長さ寸法は、その端部58gと端部58hのそれぞれの領域部分を互いに重ね合わせ、それぞれの領域部分に貼り付けられたマジックテープ58k,58l同士を互いに接着させるために、カバー部材38の外周方向の長さ寸法よりも少し長く形成されている。
すなわち、カバー部材58をカバー部材38と同じ筒状の形状(図7参照)になるように外周方向に巻いた場合に、端部58の領域部分が、カバー部材58の外周方向において余り、その余った部分(端部58の領域部分)を、端部58hの領域部分と互いに重ね合わすことができるようになっている。
また、マジックテープ58kは、カバー部材58の端部58gの領域部分における、内周側(カバー部材58をカバー部材38と同じ筒状の形状にした場合の内周側)に貼り付けられている。また、マジックテープ58lは、カバー部材58の端部58hの領域部分における、外周側(カバー部材58をカバー部材38と同じ筒状の形状にした場合の外周側)に貼り付けられている。
そして、端部58gの領域部分の内周側と、端部58hの領域部分の外周側が接触するように、カバー部材58を巻いて筒状の形状にした場合に、マジックテープ58k,58l同士が互いに接着し、端部58gと端部58hが互いに連結されるようになっている。
このように、マジックテープ58k,58lを用いて端部58gと端部58hを連結することにより、図12に示すように、カバー部材58を、巻きスカート状の形状から筒状の形状(図7参照)に簡単に形成することができる。
このため、フロアパネル50の配線取出口30bに配線ケーブル39を通した後でも、カバー部材58の貼付部58e(図12参照)をフロアパネル50のパネル本体部31のリブ31bの側面に簡単に取り付けることができる(図6参照)。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30と同様である。
このような本実施の形態に係るフロアパネル50によっても、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係るフロアパネル50は、上記のように、配線ケーブル39を通すために配線取出口30bの蓋部材57を回転させて開口させた後で、その蓋部材57が紛失することを防止することができる。
また、本実施の形態に係るフロアパネル50は、上記のように、配線取出口30bに配線ケーブル39を通した後でも、カバー部材58の貼付部58eをフロアパネル50のパネル本体部31のリブ31bの側面に簡単に取り付けることができる。
なお、本発明は、前記第1,第2の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フロアパネルの種々の変更が可能である。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30は、図2及び図3に示すように、配線取出口30bの水平開口形状が略正方形に形成されていたが、このような形状に限定される必要はなく、例えば、配線取出口30bの水平開口形状が長方形や円形等の、他のどのような形状に形成されていてもよい。
また、前記第1、第2の実施の形態に係るフロアパネル30,50において、カバー部材38,58の貼付部38e,58eと、パネル本体部31のリブ31bの側面はマジックテープ38f,58fと、マジックテープ31dにより互いに着脱可能に接着されていたが、例えば、両面テープ等の他の部材や方法により着脱可能に接着されていてもよい。
また、前記第1、第2の実施の形態に係るフロアパネル30,50において、カバー部材38,58は、火災防止のために、不燃性又は難燃性を有する布により形成されていたが、気密性の高い素材であれば、布は糸を織って作る布の他、いわゆる不織布を用いてもよく、又、どのような素材を用いて形成されていてもよい。
また、前記第1,第2の実施の形態に係るフロアパネル30,50のパネル本体部31には、平板部31aの裏面側から床下方向に突出する複数のリブ31bが補強用に形成されていたが、このような構成に限定される必要はなく、パネル本体部31に補強用のリブ31bが形成されていない構成のものであってもよい。
パネル本体部31にリブ31bが形成されていないフロアパネルの場合は、例えば、パネル本体部31の平板部31aの裏面にマジックテープが貼り付けられて、平板部31aの裏面に、カバー部材38,58が着脱自在に取り付けられるように構成されていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30において、図10に示すように、カバー部材38の開口部38aを紐38bの両端部を引っ張ることにより閉じた後に、カバー部材38を配線取出口30bに通して床下方向に押し込んでいたが、カバー部材38がIT機器の搬入作業等の障害にならないのであれば、カバー部材38を床下方向に押し込まないで、床上に出したままであってもよい。
また、前記第1,第2の実施の形態に係るフロアパネル30,50はデータセンター1の床に用いられていたが、データセンター1以外の空調を必要とする部屋の床に用いてもよい。
また、前記第1,第2の実施の形態に係るフロアパネル30,50は、アルミニウム合金を用いて形成されていたが、アルミニウム合金に限定される必要はなく、鋼板材等の他の材質を用いて形成されていてもよい。
また、前記第1,第2の実施の形態に係るフロアパネル30,50において、配線取出口30bは、パネル本体部31のリブ31bの側面に沿うように貫通されていたが、リブ31bの側面に沿うように形成されていなくてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル30において、蓋部材37の貫通孔37aにネジ部材36を挿通して、ネジ部材36が段差面30cに形成されたメネジ孔30dにネジ締結されることにより、蓋部材37は配線取出口30bを閉口するようにフロアパネル30に固定されていたが、蓋部材37は、ネジ締結によりフロアパネル30に固定されることなく、段差面30c上に載置されているだけでもよい。
また、前記第2の実施の形態に係るフロアパネル50において、カバー部材58の外周方向の端部58g,58hの領域部分には、マジックテープ58k,58lが貼り付けられており、マジックテープ58k,58l同士を互いに接着させることにより、端部58gと端部58hが互いに着脱可能に連結されるようになっていたが、例えば、両面テープ等の他の部材や方法により着脱可能に連結されていてもよい。
1 データセンター
1a コールドアイル
1b ホットアイル
2 サーバー
3 サーバーラック
4 フリーアクセスフロア
5 パッケージ空調機
6 キャッピング
9 孔開きパネル
10 フロアパネル
10a 配線取出口
10b 上面
12 カバー部材
12a ブラシ部
13 配線ケーブル
30 フロアパネル
30b 配線取出口
30c 段差面
30d メネジ孔
31 パネル本体部
31a 平板部
31b リブ
31d マジックテープ
32 タイル
32a 上面
36 ネジ部材
37 蓋部材
37a 貫通孔
38 カバー部材
38a 開口部
38b 紐
38c 紐留め部
38d 開口部
38e 貼付部
38f マジックテープ
38i 紐通し部
38j 周縁部
39 配線ケーブル
50 フロアパネル
57 蓋部材
57a 貫通孔
58 カバー部材
58a 開口部
58b 紐
58c 紐留め部
58d 開口部
58e 貼付部
58f マジックテープ
58g 端部
58h 端部
58i 紐通し部
58j 周縁部
58k マジックテープ
58l マジックテープ

Claims (6)

  1. 上下方向に貫通する配線取出口と、
    上下方向の両端部に開口部を有する略筒状のカバー部材とを備え、
    前記カバー部材の一方の開口部にはその周縁部に沿って貼付部が設けられ、
    前記貼付部は、前記一方の開口部を軸として前記カバー部材の外側に折り曲げられ、前記配線取出口の周縁部に沿うように前記配線取出口の内側面に取り付けられ、
    前記カバー部材の他方の開口部が閉じることができるように形成された
    ことを特徴とするフロアパネル。
  2. 前記カバー部材は、不燃性又は難燃性を有する布状の素材により形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
  3. 前記配線取出口を閉口する場合には、前記フロアパネルの上面側に前記配線取出口を閉口するように載置され、前記配線取出口を開口する場合には、前記配線取出口から取り外される板状の蓋部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフロアパネル。
  4. 前記配線取出口を閉口する場合には、ネジ締結により前記配線取出口を閉口するように固定され、前記配線取出口を開口する場合には、前記配線取出口から取り外される板状の蓋部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフロアパネル。
  5. 前記配線取出口を閉口する場合には、複数のネジ部材を用いたネジ締結により前記配線取出口を閉口するように固定され、前記配線取出口を開口する場合には、前記複数のネジ部材の内、1つのネジ部材だけは取り外さず、他の全てのネジ部材を取り外し、前記1つのネジ部材を軸として、前記配線取出口が開口するように回転される板状の蓋部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフロアパネル。
  6. 前記カバー部材は、前記パネル本体部に着脱可能に取付けられた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のフロアパネル。
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