JP6549045B2 - コネクタ及びコネクタを備える電動ポンプ - Google Patents

コネクタ及びコネクタを備える電動ポンプ Download PDF

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Description

本明細書に開示する技術は、コネクタに関する。特に、液体と接触する環境下で使用されるコネクタに関する。
特許文献1には、燃料ポンプに搭載され、燃料と接触する環境下で使用されるコネクタが開示されている。このコネクタは、基部と、端子とを備える。基部は、コネクタに接続される他のコネクタと、隙間を有して対向する対向面を有する。端子は、対向面から突出している。燃料の液位がコネクタよりも高い位置にある場合、対向面と他のコネクタとの隙間に燃料が浸入する。対向面は、外周縁に向かうにつれて下方に傾斜している。この構成では、燃料の液位が降下して、コネクタが燃料から露出すると、燃料は対向面を傾斜方向に流れて、対向面と他のコネクタとの隙間から排出される。
特開2012−55054号公報
対向面と他のコネクタとの隙間は、対向面の最上部位では比較的に狭く、対向面の傾斜に沿って大きくなる。特許文献1のコネクタは、対向面の傾斜を利用して燃料をコネクタ外部に排出する構成であるため、対向面の最下部位側における対向面と他のコネクタとの隙間は、燃料の表面張力による液膜が形成されないように、比較的に大きく形成する必要がある。これに対して、対向面の最上部位側の隙間は、最下部位側の隙間に比べて狭い。このため、対向面の最上部位側の隙間では、燃料の液膜が形成される場合がある。この場合、最上部位側に残存する液膜の燃料によって、端子が腐食する可能性がある。
本明細書では、コネクタと他のコネクタとの間の隙間に、燃料などの液体が残存することを抑制する技術を開示する。
本明細書が開示するコネクタは、液体と接触する環境下で使用される。このコネクタは、基部と、端子と、位置決め部とを備える。基部は、コネクタに接続される他のコネクタと対向する対向面を有する。端子は、対向面から突出している。位置決め部は、他のコネクタに当接して他のコネクタが対向面と第1隙間を有して対向するように位置決めする。対向面は、他のコネクタと対向する対向領域と、対向領域の外側に位置する外縁領域とを有する。第1隙間は、液体が第1隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されている。外縁領域は、第1隙間から離間するのに従って、下方に傾斜する傾斜部分を有する。
上記のコネクタでは、液位が、第1隙間よりも上方の位置から、第1隙間よりも僅かに下方の位置(別言すれば、対向面の対向領域よりも僅かに下方の位置)まで下がると、第1隙間に表面張力により液膜が形成される。また、上記のコネクタでは、対向面の外縁領域が、第1隙間から離間するのに従って下方に傾斜する傾斜部分を有する。液位が下がって、液体が傾斜部分の最上部位(別言すれば、第1隙間に最も近接している部位)を通過すると、傾斜部分上を流れる液体が、表面張力によって、第1隙間内の液膜を第1隙間外に引っ張る。この結果、第1隙間内に液膜を形成する液体を、第1隙間から傾斜部分側に引っ張り出すことができる。これにより、第1隙間内に液体が残存することを抑制することができる。なお、本明細書における「下方」とは、コネクタ使用時における鉛直下方のことを意味する。
また、本明細書は、液体と接触する環境下で使用される、新規な別のコネクタを開示する。このコネクタは、基部と、側壁部と、端子と、位置決め部とを備える。基部は、コネクタに接続される他のコネクタと対向する対向面を有する。側壁部は、対向面から突出する。端子は、対向面から側壁部に沿って突出する。位置決め部は、他のコネクタに当接して他のコネクタが対向面と第1隙間を有して対向するように位置決めする。第1隙間は、液体が第1隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されている。側壁部は、側壁部の内周面と外周面とを連通する連通孔を有する。連通孔の内面は、最下部において、第1隙間から離間するのに従って、下方に傾斜している。
上記のコネクタでは、内面の最下部は、第1隙間から離間するのに従って、下方に傾斜している。このため、液位が下がって、液体が内面の最下部の最上部位(別言すれば、内面の内周面側の部位であり、第1隙間に最も近接している部位)を通過すると、内面の最下部の最上部位を通過する液体が、第1隙間内の液膜を引っ張って、第1隙間外に排出する。この結果、第1隙間内に液体が残存することを抑制することができる。
さらに、本明細書は、液体と接触する環境下で使用される、新規な別のコネクタを開示する。このコネクタは、基部と、端子と、位置決め部とを備える。基部は、対向面と、側面とを有する。対向面は、コネクタに接続される他のコネクタと対向している。側面は、対向面の外縁から下方に延びており、対向面と略直交している。端子は、対向面から突出する。位置決め部は、他のコネクタに当接して他のコネクタが対向面と第1隙間を有して対向するように位置決めする。第1隙間は、液体が第1隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されている。対向面の外縁は、前記液膜が、表面張力により第1隙間の外縁を越えて対向面の外縁に到達する位置に配置されている。
上記のコネクタでは、基部が、対向面の外縁から下方に延びる側面を有しており、この側面は、対向面と略直交している。また、対向面の外縁は、第1隙間内の液膜が、表面張力により第1隙間の外縁を越えて対向面の外縁に到達する位置に配置されている。このため、液位が下がって、液体が基部の側面の最上部位(別言すれば、第1隙間に最も近接している部位)を通過すると、側面の最上部位を通過する液体が、第1隙間の外縁を越えて形成されている液膜と接触する。これにより、液膜は、側面の最上部位を通過する液体に引っ張られて第1隙間外に排出される。この結果、第1隙間内に液体が残存することを抑制することができる。
また、本明細書は、上記の課題を解決できる新規な電動ポンプを開示する。この電動ポンプは、上記のコネクタのいずれかと、ステータと、ロータと、インペラと、ポンプ室とを備える。ステータには、コネクタが他のコネクタと接続されることにより電力が供給される。ロータは、ステータへの電力供給に伴い回転する。インペラは、ロータの回転に伴い回転する。ポンプ室は、インペラを収容しており、液体を内部に吸入して外部に吐出する。
実施例1の燃料ポンプの縦断面図。 燃料ポンプの平面図。 コネクタを吐出ポート側とは反対側から見たときの正面図。 コネクタに外部コネクタを接続したときの燃料ポンプの平面図。 図4のV-V線断面図(但し、断面の奥に配置されている部材は省略している)。 図4のV-V線断面図であり、燃料の液位が一旦側壁部の上方まで上昇した後で、傾斜面の位置P1の僅かに下方まで下がったときの様子を示す図。 図4のV-V線断面図であり、傾斜面の位置P1を通過する液滴が隙間内の液膜を吸収して成長した様子を示す図。 実施例3のコネクタの断面図(図5に対応する図)。 実施例3のコネクタの断面図であり、燃料の液位が一旦隙間の上方まで上昇した後で、位置P2の僅かに下方まで下がったときの様子を示す図。 実施例4のコネクタの断面図(図5に対応する図)。 実施例4のコネクタの断面図であり、燃料の液位が一旦側壁部の上方まで上昇した後で、位置P3の僅かに下方まで下がったときの様子を示す図。 変形例1の燃料ポンプの平面図。 コネクタを吐出ポート側とは反対側から見たときの正面図。 変形例1のコネクタの断面図(図5に対応する図)。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)実施例のコネクタでは、水平面に対する傾斜部分の傾きの大きさは、水平面に対する対向領域の傾きの大きさよりも大きくてもよい。この構成によると、第1隙間内の液膜を、傾斜部分に沿って適切に移動させることができる。
(特徴2)実施例のコネクタでは、対向面が、対向領域において、他のコネクタの対向面と対向する面に対して平行に配置されていてもよい。この構成によると、対向面と他のコネクタの面との間の隙間の一部だけが狭いことに起因して、隙間の一部にだけ表面張力による液膜が残存してしまう事態を回避することができる。
(特徴3)実施例のコネクタでは、連通孔の内面の最下部の内周面側の端部が、第1隙間の下面と略同一の高さに位置していてもよい。内周面側の端部は、第1隙間内の液膜が、表面張力により第1隙間の外縁を越えて内周面側の端部に到達する位置に配置されていてもよい。この構成によると、内面の最下部の内周面側の端部を通過する液体が、第1隙間の外縁を越えて形成される液膜と確実に接触することができる。このため、液膜を第1隙間から確実に排出させることができる。
(特徴4)実施例のコネクタでは、側壁部の内周面と、他のコネクタの外周面とが、少なくとも一部において第2隙間を有して対向していてもよい。第2隙間は、液体が第2隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されていてもよい。第2隙間は、第1隙間から内面の最下部まで延びていてもよい。この構成によると、内面の最下部の内周面側の端部を通過する液体は、第2隙間内の液膜と接触する。第2隙間は、第1隙間と連通しているため、第1隙間内の液膜は、第2隙間内の液膜と共に排出される。このため、第1隙間内に液体が残存することを抑制することができる。
以下、実施例1に係るコネクタ50(図2、図3参照)を説明する。本実施例に係るコネクタ50は、自動車等の車両用の燃料ポンプ10に用いられる。燃料ポンプ10は、燃料タンク(図示省略)内に配置され、燃料タンク内の燃料を車両のエンジンへ供給する。まず、燃料ポンプ10の構成について説明する。
図1に示すように、燃料ポンプ10は、モータ部20とポンプ部40を備えており、モータ部20とポンプ部40がハウジング14内に収容されている。ハウジング14は略円筒状に形成されている。ハウジング14の上側にはモータ部20が配置され、ハウジング14の下側にはポンプ部40が収容されている。ハウジング14の上端には、モータカバー16が固定されている。モータカバー16には、吐出ポート18と、コネクタ50が設けられている。吐出ポート18は、上方に向かって開口している。コネクタ50は、3個の端子56(56a,56b,56c)(図2参照、後述)を有する。コネクタ50には、電源供給用の外部コネクタ80(図4、図5参照)が接続される。これにより、端子56に電力が供給される。なお、本明細書における「上側」、「下側」とは、燃料ポンプ10が燃料タンク内に配置されたときの鉛直上方側、鉛直下方側をそれぞれ意味する。
モータ部20は、ロータ22と、ロータ22の外周側に配置されたステータ32を有している。ロータ22は、シャフト24と、バックヨーク(図示省略)と、永久磁石(図示省略)によって構成されている。シャフト24は、ハウジング14に対して、軸受26、28によって回転可能に支持されている。ステータ32は、ハウジング14の内周面に固定されている。ステータ32は、複数のスロットが形成されたヨークを有している。各スロットには、コイルが巻回されている。各コイルには、コネクタ50の各端子56a〜56cが接続されている。
ポンプ部40は、略円板状のインペラ44と、インペラ44を収容するポンプケーシング(38、42)を備えている。インペラ44の中心には貫通孔が形成されており、その貫通孔にはシャフト24が相対回転不能に嵌合する。このため、シャフト24が回転するとインペラ44も回転する。ポンプケーシング(38、42)は、その内部にインペラ44を収容した状態で、ハウジング14の下端に固定されている。ポンプケーシング(38、42)は、吐出側ケーシング38と吸入側ケーシング42とから構成される。吐出側ケーシング38には、ポンプケーシングの内部と外部(モータ部20の内部空間)とを連通させる吐出口(図示省略)が形成されている。吸入側ケーシング42には、ポンプケーシングの内部と外部(燃料ポンプ10の外部)とを連通させる吸入口46が形成されている。
上述した燃料ポンプ10において、コネクタ50に外部コネクタ80を接続して端子56を介してステータ32のコイルに電力が供給されると、ロータ22が回転する。ロータ22の回転に伴ってインペラ44が回転すると、吸入側ケーシング42の吸入口46からポンプケーシング内に燃料が吸い込まれる。ポンプケーシング(38、42)内に吸い込まれた燃料は、ポンプ流路を上流側から下流側に昇圧されながら流れる。ポンプ流路で昇圧された燃料は、吐出口を通ってモータ部20のハウジング14内に送り出される。ハウジング14内に送り出された燃料は、ハウジング14内を上方に向けて流れ、モータカバー16の吐出ポート18から吐出される。
次に、図2〜図5を参照してコネクタ50について説明する。上述したように、コネクタ50はモータカバー16に設けられており、コネクタ50には外部から外部コネクタ80が接続される(図4、図5参照)。図2、図3、図5に示すように、コネクタ50は、基部52と、3個の端子56(56a,56b,56c)と、側壁部70と、2個の位置決め部58(58a,58b)とを備える。
基部52は、その表面の一部に対向面54を有する。対向面54は、図2の一点鎖線で囲まれた範囲に形成されている。図5に示すように、対向面54は、水平面上(即ち、端子56の軸線と略直交する平面上)に位置する水平面62と、水平面62と位置Pで接続されている傾斜面64とを有する。3個の端子56は、対向面54上に間隔を空けて配置されており、対向面54から上方に突出している。
側壁部70は、対向面54から端子56に沿って上方に突出している。側壁部70は、3個の端子群56の外周を一巡する部分72と、隣り合う端子同士(即ち、端子56aと端子56b、及び端子56bと端子56c)の間を分断する部分74とを有する。対向面54と部分72によって囲まれた空間は、部分74によって3個の空間S1,S2,S3に区画されており、各空間S1〜S3に各端子56a〜56cが配置されている。空間S1の内部と空間S3の内部は、互いに略同一の構成を有する。側壁部70は、外部コネクタ80をコネクタ50に接続する際にガイドの役割を果たす。
図3に示すように、部分72には、3個の連通孔76(76a,76b,76c)と、係合部78が形成されている。連通孔76及び係合部78は、部分72の内周面70aと外周面70b(図5参照)とを連通している。連通孔76は、部分72のうち、燃料ポンプ10の外周縁に位置する部分(別言すれば、吐出ポート18とは反対側からコネクタ50を正面視したときに視認できる部分72)に形成されている。各空間S1〜S3は、各連通孔76a〜76cを介してコネクタ50の外部と連通している。連通孔76a,76cは、四角形形状であり、互いに略同一の構成を有する。連通孔76a,76cは、面72c,面72d,傾斜面64,面72eによって形成されている。連通孔76bは、四角形形状であり、面73c,面73d,傾斜面64,面73eによって形成されている。係合部78は、連通孔76bの上方に配置されており、連通孔76bとつながっている。係合部78は、四角形形状であり、その水平方向の幅は、連通孔76bの水平方向の幅よりも狭い。このため、連通孔76bの面73cは、係合部78とつながっている部分には形成されていない。係合部78は、外部コネクタ80と係合することにより外部コネクタ80がコネクタ50から抜けることを防止する役割を果たす。
図5に示すように、面72cは、内周面70aから外周面70bに向かって傾斜している。具体的には、図5に示される断面において、面72cと内周面70aとがなす角のうち、部分72内に位置する角が鋭角となり、面72cと外周面72bとがなす角のうち、部分72内に位置する角が鈍角となるように傾斜している。なお、面72d,面72e、及び面73c〜73eについても同様に傾斜している。
2個の位置決め部58a,58bは、互いに略同一の構成を有しており、空間S1,空間S3にそれぞれ配置されている。図5に示すように、位置決め部58は、対向面54から僅かに上方に突出している。位置決め部58の上面は平坦であり、水平面上に位置している。図5に示すように、外部コネクタ80は、平坦な先端面80aを有する。このため、コネクタ50に外部コネクタ80を挿入していくと、先端面80aが位置決め部58の上面に当接すると共に、外部コネクタ80が係合部78と係合する。これにより、コネクタ50に外部コネクタ80が接続される。このとき、対向面54と先端面80aとの間には、微小な隙間66が形成される。また、外部コネクタ80の外周面80b全体と側壁部70の内周面70a全体との間にも微小な隙間68が形成される。隙間66は、隙間68と連通している。隙間66の間隔(即ち、位置決め部58の高さ)は、燃料が隙間66内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する程度に設定されている。同様に、隙間68の間隔も、燃料が隙間68内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する程度に設定されている。ここで、隙間66、68内における液膜の形成は、燃料の組成、隙間66、68を形成する部材の材料及び表面粗さ等に応じて隙間66、68内の間隔を適宜制御することにより実現できる。なお、隙間66が「第1隙間」の一例に相当し、隙間68が「第2隙間」の一例に相当する。
上述したように、対向面54は、水平面62と傾斜面64を有する。傾斜面64は、隙間66から離間するにつれて下方に傾斜しており、燃料ポンプ10の外周縁近傍まで延びている。コネクタ50を上方から平面視すると、傾斜面64の位置P(即ち、傾斜面64のうち隙間66に最も近接している位置であり、かつ、最も上方の位置)は、側壁部70の内周面70aの位置と一致している。一方、傾斜面64の最も下方の位置は、側壁部70の外周面70bよりも外周側に位置している。即ち、コネクタ50を上方から平面視したときの傾斜面64の傾斜方向の長さは、側壁部70の厚みよりも大きい。以下では、水平面62のうち、外部コネクタ80の先端面80aと隙間66を有して対向する領域を特に「対向領域」と称する。対向面54は、対向領域において外部コネクタ80の先端面80aと平行に対向している。また、図5から明らかなように、水平方向を基準としたときの傾斜面64の傾きの大きさは、水平方向を基準としたときの対向領域の傾きの大きさよりも大きい。なお、対向領域の外側に位置する対向面54が「外縁領域」の一例に相当し、傾斜面64が「傾斜部分」の一例に相当する。
次に、図5〜図7を参照して、実施例1に係るコネクタ50の作用効果を説明する。図6は、燃料の液位が一旦側壁部70の上方まで上昇した後で、水平面62より僅かに下方の位置まで下がったときの様子を示す(但し、液位の図示は省略している)。このとき、燃料は側壁部70の上方から隙間68及び隙間66に浸入し、結果として、隙間68内の全域に液膜94が、隙間66内の全域に液膜92が形成される。隙間68と隙間66は連通しているため、液膜94と液膜92は連続している。液位が下がって、燃料が傾斜面64の位置Pを通過すると、位置Pを通過する液滴90が、隙間66内の液膜92と接触する(図6参照)。傾斜面64は、隙間66から離間するのに従って、下方に傾斜している。このため、位置Pを通過する液滴90に働く重力は、傾斜面64の傾斜方向に平行な成分を有する。従って、隙間66内の液膜92には、液滴90側に引っ張られる力が作用し、液膜92は液滴90側に移動する。液膜92が液滴90側に移動すると、液膜92と連続している液膜94も液滴90側に移動する。この結果、液滴90は、液膜92及び液膜94に相当する燃料の量だけ成長し(図7参照)、最終的には、自らの重さによって傾斜面64を下方に滑り落ちる。これにより、図5に示すような状態となり、隙間66及び隙間68に燃料が残存することを抑制することができる。このため、端子56が、残存した燃料と接触することに起因して腐食することを抑制することができる。
また、燃料の組成や傾斜面の表面性状によっては、液位が下がって、燃料が傾斜面64の位置Pを通過すると、傾斜面64上を流れる燃料が、表面張力によって隙間66内の液膜を隙間66外に引っ張ることもあり得る。この場合も、隙間66内の液膜92及び隙間68内の液膜94を、隙間66から傾斜面64側に引っ張り出すことができる。
また、実施例1に係るコネクタ50では、水平方向を基準としたときの傾斜面64の傾きの大きさは、水平方向を基準としたときの対向領域の傾きの大きさよりも大きい。この構成によると、隙間66内の液膜92を、傾斜面64に沿って適切に移動させることができる。
また、実施例1に係るコネクタ50では、対向面54が、対向領域において外部コネクタ80の先端面80aと平行に対向している。この構成によると、隙間66の間隔が、位置によらず一定となる。このため、隙間66内の一部だけが狭いことに起因して、当該一部にだけ表面張力による液膜が残存してしまう事態を回避することができる。
実施例2では、実施例1のコネクタ50が上下逆にして使用される。即ち、コネクタ50は、連通孔76を形成する面のうち、面72cが最も下方に位置するように配置される。この構成において、一旦隙間66の上方まで上昇した燃料の液位が、隙間66よりも僅かに下方の位置(別言すれば、外部コネクタ80の先端面80aよりも僅かに下方の位置)まで下がると、隙間66には液膜92が形成される。その後、液位がさらに下がると、隙間68にも液膜94が形成される。そして、液位が下がって、側壁部70の連通孔76を形成する面72cの最も内周面側の位置(別言すれば、面72cのうち隙間68に最も近接している位置であり、かつ、最も上方の位置)を通過すると、当該位置を通過する液滴が、隙間68内の液膜94と接触する。実施例2におけるコネクタ50の配置方向では、面72cは、隙間68から離間するにつれて下方に傾斜している。このため、面72cの最も内周面側の位置を通過する液滴に働く重力は、面72cの傾斜方向に平行な成分を有する。従って、隙間68内の液膜94は、この液滴側に移動し、それに伴い、隙間66内の液膜92も液滴側に移動する。この結果、液滴が面72c上で成長して、最終的には面72cを下方に滑り落ちる。又は、液位が下がって、燃料が面72cの最も内周面側の位置を通過すると、面72c上を流れる燃料が、表面張力によって隙間68内の液膜94を隙間68外に引っ張ることもあり得る。この場合も、隙間66内の液膜92及び隙間68内の液膜94を、隙間68から面72c側に引っ張り出すことができる。
この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。なお、実施例2では、外部コネクタ80の外周面80b全体と側壁部70の内周面70a全体との間に隙間68が形成されたが、この構成に限られない。例えば、外部コネクタ80の外周面80bと側壁部70の内周面70aとの間の隙間の間隔は位置によって異なっており、隙間68は、当該隙間の一部であってもよい。この場合、隙間68は、隙間66から面72cの最も内周面側の位置まで延びていることが好ましい。この構成によると、隙間66内の液膜は、隙間68の当該一部内の液膜と連続することになるため、隙間66内の液膜を適切に排出することができる。
次に、図8、図9を参照して実施例3について説明する。実施例3では、コネクタの配置方向は実施例2と同様であるが、側壁部170の構成が実施例2の側壁部70と異なっている。具体的には、図8に示すように、側壁部170の面172cが、傾斜面64により近接した位置に形成されている。具体的には、面172cの最も内周面側の位置P2が、隙間66の下面(即ち、外部コネクタ80の先端面80a)と略同一の高さに位置している。面172cの位置P2は、隙間66内の液膜92が、表面張力により隙間66の面172c側の外縁を越えて位置P2に到達する位置に配置されている。この構成において、一旦隙間66の上方まで上昇した燃料の液位が、隙間66よりも僅かに下方の位置まで下がり、面172cの位置P2を通過すると、位置P2を通過する液滴90は、隙間66内の液膜92と接触する。又は、液位が下がって、燃料が面172cの位置P2を通過すると、面172c上を流れる燃料が、表面張力によって隙間66内の液膜92を隙間66外に引っ張ることもあり得る。この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。特に、実施例3では、図9に示すように、液膜92が、隙間66の面172c側の外縁を越えて位置P2に到達する構成となっている。このため、液膜92は液滴90と確実に接触し、隙間66内に燃料が残存することをより確実に抑制できる。
次に、図10、図11を参照して実施例4について説明する。実施例4では、コネクタの配置方向は実施例1と同様であるが、基部252の構成が実施例1の基部52と異なっている。具体的には、図10に示すように、基部252は、外部コネクタ80の先端面80aと対向する対向面254と、対向面254の外縁の位置P3から下方に延びており、対向面254と略直交する側面255を有する。対向面254の外縁の位置P3(別言すれば、側面255のうち隙間66に最も近接している位置であり、かつ、最も上方の位置)は、隙間66内の液膜92が、表面張力により隙間66の側面255側の外縁を越えて位置P3に到達する位置に配置されている。この構成において、一旦側壁部70の上方まで上昇した燃料の液位が、隙間66よりも僅かに下方の位置まで下がり、位置P3を通過すると、位置P3を通過する液滴90は、隙間66内の液膜92と確実に接触し(図11参照)、液膜92及び液膜94は液滴90側に移動する。又は、液位が下がって、燃料が位置P3を通過すると、側面255上を流れる燃料が、表面張力によって隙間66内の液膜92を隙間66外に引っ張ることもあり得る。この構成によっても、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
(変形例1)
次に、図12〜図14を参照して、変形例1に係るコネクタ150について説明する。コネクタ150の配置方向は実施例1と同様であるが、側壁部370の構成が実施例1の側壁部70と異なっている。具体的には、図12、図13に示すように、側壁部370は、端子56bの外周の一部にしか配置されていない。このため、図14に示すように、端子56aを含む断面では、隙間66のみが形成され、隙間68は形成されない。この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。なお、変形例1では、側壁部370の部分74と外部コネクタ80の外周面80bとの間に隙間が形成されてもよい。この場合、当該隙間は、燃料が当該隙間内に表面張力により液膜を形成する間隔に設定されていてもよい。このとき、当該隙間は、隙間66と連続していることが好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記の実施例及び変形例ではコネクタは燃料ポンプ10の構成要素であったが、この構成に限られない。コネクタは他の電動ポンプ(例えば、冷却水ポンプ)の構成要素であってもよい。また、電動ポンプ以外の用途に使用される装置の構成要素であってもよい。即ち、本明細書に開示するコネクタは、コネクタの端子が液体に接触し、液位が変動する環境下で使用されるいかなるコネクタに適用されてもよい。
また、上記の実施例及び変形例では、対向面54は、対向領域において外部コネクタ80の先端面80aと平行に対向していたが、この構成に限られない。例えば、対向面54は、対向領域において、傾斜面64側に向かうにつれて下方に傾斜する構成であってもよい。この場合、水平方向を基準としたときの傾斜面64の傾きの大きさは、対向領域の傾きの大きさよりも大きいことが好ましい。
また、実施例1及び変形例1において、側壁部は形成されなくてもよい。また、実施例1、実施例4、変形例1のコネクタにおいては、隙間66内の液膜は、傾斜面64を伝ってコネクタの外部に排出される。このため、連通孔76を形成する面のうち、傾斜面64以外の面72c,面72d,面72eは傾斜していなくてもよい。
また、上記の実施例及び変形例では、コネクタは、傾斜面64又は面72cが最も下方に位置する方向に配置されたが、この構成に限られない。例えば、コネクタは、連通孔76を形成する面のうち、面72dが最も下方に位置するように配置されてもよいし、面72eが最も下方に位置するように配置されてもよい。この構成によっても、隙間66内の液膜92は、面72d又は面72eを伝って下方に滑り落ちるため、隙間66内に燃料が残存することを抑制できる。また、連通孔76の形状は四角形に限られず、円形、楕円形、多角形形状であってもよい。
本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
50:コネクタ
54:対向面
56a,56b,56c:端子
58a,58b:位置決め部
62:水平面
64:傾斜面
66,68:隙間
80:外部コネクタ
92,94:液膜

Claims (8)

  1. 液体と接触する環境下で使用されるコネクタであって、
    前記コネクタに接続される他のコネクタと対向する対向面を有する基部と、
    前記対向面から突出する端子と、
    前記他のコネクタに当接して前記他のコネクタが前記対向面と第1隙間を有して対向するように位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記対向面は、前記他のコネクタと対向する対向領域と、対向領域の外側に位置する外縁領域とを有し、
    前記第1隙間は、前記液体が前記第1隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されており、
    前記外縁領域は、前記第1隙間から離間するのに従って、下方に傾斜する傾斜部分を有する、コネクタ。
  2. 水平面に対する前記傾斜部分の傾きの大きさは、前記水平面に対する前記対向領域の傾きの大きさよりも大きい、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記対向面は、前記対向領域において前記他のコネクタの前記対向面と対向する面に対して平行に配置されている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 液体と接触する環境下で使用されるコネクタであって、
    前記コネクタに接続される他のコネクタと対向する対向面を有する基部と、
    前記対向面から突出する側壁部と、
    前記対向面から前記側壁部に沿って突出する端子と、
    前記他のコネクタに当接して前記他のコネクタが前記対向面と第1隙間を有して対向するように位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記第1隙間は、前記液体が前記第1隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されており、
    前記側壁部は、前記側壁部の内周面と外周面とを連通する連通孔を有し、
    前記連通孔の内面は、最下部において、前記第1隙間から離間するのに従って、下方に傾斜する、コネクタ。
  5. 前記内面の前記最下部の前記内周面側の端部は、前記第1隙間の下面と略同一の高さに位置しており、
    前記内周面側の前記端部は、前記第1隙間の前記液膜が、表面張力により前記第1隙間の外縁を越えて前記内周面側の前記端部に到達する位置に配置されている、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記側壁部の前記内周面と前記他のコネクタの外周面とは、少なくとも一部において、第2隙間を有して対向しており、
    前記第2隙間は、前記液体が前記第2隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されており、
    前記第2隙間は、前記第1隙間から前記内面の最下部まで延びている、請求項4に記載のコネクタ。
  7. 液体と接触する環境下で使用されるコネクタであって、
    前記コネクタに接続される他のコネクタと対向する対向面と、前記対向面の外縁から下方に延びており、前記対向面と略直交する側面とを有する基部と、
    前記対向面から突出する端子と、
    前記他のコネクタに当接して前記他のコネクタが前記対向面と第1隙間を有して対向するように位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記第1隙間は、前記液体が前記第1隙間内の全域に亘って表面張力により液膜を形成する間隔に設定されており、
    前記対向面の外縁は、前記液膜が、表面張力により前記第1隙間の外縁を越えて前記対向面の外縁に到達する位置に配置されている、コネクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のコネクタと、
    前記コネクタが前記他のコネクタと接続されることにより電力が供給されるステータと、
    前記ステータへの電力供給に伴い回転するロータと、
    前記ロータの回転に伴い回転するインペラと、
    前記インペラを収容しており、液体を内部に吸入して外部に吐出するポンプ室と、を備える電動ポンプ。

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