JP6548364B2 - 発光装置、照明ランプおよび照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、発光装置、照明ランプおよび照明装置に関する。
従来、導光板の入射端部からレーザ光を入射して、導光板の光取り出し面から光を出射する発光装置が知られている。例えば、以下の特許文献1に記載の発光装置では、導光板の入射端部に対向して配置されたレーザ光源が、導光板にレーザ光を入射している。
特開2006−73202号公報(第5〜6頁、図2)
しかしながら、特許文献1に記載の発光装置では、導光板の入射端部に対向して配置されたレーザ光源のみから、レーザ光を入射しているため、光取り出し面から所望とする照度の光が得られない場合がある。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、高照度の発光装置、照明ランプおよび照明装置を得ることを目的とするものである。
この発明の発光装置は、第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、第1レーザ光とは異なる波長の第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、第1レーザ光源から出射された第1レーザ光と、第2レーザ光源から出射された第2レーザ光とを合波する合波部と、合波部が合波した第1レーザ光および第2レーザ光が入射され、互いに対向する第1面と第2面との間で、第1レーザ光および第2レーザ光を伝搬する第1導光部と、第1面側に設けられ、第2面側に、第1レーザ光および第2レーザ光を反射する反射部と、第2レーザ光源から出射された第2レーザ光が入射され、第2レーザ光を伝搬する第2導光部と、第2導光部を伝搬する第2レーザ光を、合波部を構成するダイクロイックミラー部に向けて反射するミラー部と、有し、第2導光部は、第1導光部の第1面側で、第1導光部と平行に配置され、第1導光部と第2導光部とは一体的に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、合波部で合波された第1レーザ光と第2レーザ光とが、第1導光部に入射されているため、高照度の発光装置、照明ランプおよび照明装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る照明ランプを備えた照明装置の斜視図である。 図1に記載の照明ランプの斜視図である。 図2のA−A断面を概略的に記載した概略断面図である。 図3の断面図の両端を拡大した拡大図である。 図4のC−C断面を概略的に記載した概略断面図である。 図5のD−D断面を概略的に記載した概略断面図である。 図1に記載の照明装置のブロック図である。 図4に示す光源ユニットおよび波長変換部の特性の一例を示すグラフである。 図7に記載のブロック図の変形例1である。 図1に記載の照明装置の変形例1である。 図10に記載の照明装置の照明ランプの部分のE−E断面を概略的に記載した概略断面図である。 この発明の実施の形態2に係る照明ランプの断面(図4のC−C断面)を概略的に記載した概略断面図である。 図12に記載の照明ランプのブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る照明ランプの断面(図5のD−D断面)を概略的に記載した概略断面図である。 この発明の実施の形態4に係る発光装置の断面を概略的に記載した概略断面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その大きさおよび配置は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る発光装置7が収納された照明ランプ1を備える照明装置600の斜視図である。この実施の形態に係る発光装置7、照明ランプ1および照明装置600は、照度が高い光を得ることができる。
[照明装置]
照明装置600は、固定具(図示せず)を介して、例えば、天井に取り付けられる。照明装置600は、着脱自在の照明ランプ1と、照明ランプ1に給電して照明ランプ1を点灯させる照明器具500とを備えている。照明ランプ1が点灯することによって床面、室内空間などに光が照射される。
照明器具500は、器具本体140と、照明ランプ1の上側に配設された反射板115とを備えている。また、照明器具500は、照明ランプ1の両端に設けられた口金5(図2を参照)と電気的に接続される一対のソケット100を備えている。ソケット100は、照明ランプ1を機械的に支持する役割も有している。また、器具本体140には、AC−DC変換部130が収納されている。AC−DC変換部130は、スイッチ(図示せず)をONの状態に切り替えると、ソケット100を介して照明ランプ1に給電し、スイッチをOFFの状態に切り替えると、照明ランプ1への給電を停止するものである。
[照明ランプ]
図2は、図1に記載の照明ランプ1の斜視図である。照明ランプ1は、例えば、円筒形状の外郭であるカバー4と、カバー4の両端に取り付けられた一対の口金5と、カバー4内に収納された発光装置7(図3を参照)とを備えている。照明ランプ1は、長尺で外形が円筒形状である直管タイプのものである。
[カバー]
カバー4は、周壁が長手方向(矢印Y方向)に平行に延びるように形成された筒状部材である。カバー4は、その内部に発光装置7を収納している。カバー4は、透光性を有し、発光装置7から出射された光を外部に透過させるものである。カバー4は、例えば、樹脂材料を押出成形することで得られる。カバー4を構成する樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)またはアクリル(PMMA)などが使用される。
カバー4は、照明ランプ1の設計仕様に応じて拡散、反射、演色などの光学的な機能をもたせることができる。例えば、カバー4は、光を拡散透過する乳白色管となるように、拡散材を混ぜ込んだ樹脂材料で形成される。なお、カバー4を構成する材料としては、樹脂材料に限定されるものではなく、例えば、ガラス管若しくは樹脂にガラスなどが混在したハイブリットタイプなどを採用してもよい。
カバー4は、少なくとも一部に光が出射する領域を有する構成であってもよい。例えば、カバー4は、照明ランプ1の出射側が透光樹脂で構成され、他の部分は白色高反射樹脂で構成される。また、カバー4は、断面形状が多角形の角筒または半円筒のような他の筒状の管であってもよい。また、カバー4は、照明ランプ1の出射側のみを覆う板状の部材であってもよい。
[口金]
口金5は、カバー4の両端に取り付けられている。口金5は、図1に示すソケット100の両側に挿入されるものである。口金5がソケット100に挿入されると、照明ランプ1は、照明器具500に機械的に支持され、且つ照明器具500と電気的に接続される。なお、口金5は、例えばG13タイプなどの口金を採用することができるが、それに限定されるものではなく、他の種類の口金を採用してもよい。
図2に示すように、口金5は、導電性を有する給電端子51と、給電端子51が埋め込まれた絶縁性の口金筐体50とを備えている。給電端子51と口金筐体50は、例えばインサート成形などで一体的に形成される。
給電端子51は、例えば、導電性を有する金属で構成され、口金筐体50は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料で構成される。給電端子51には、例えば、酸化を防止するためのメッキ処理等が施されている。なお、口金筐体50と給電端子51との絶縁が確保されている場合には、口金筐体50は金属で構成されてもよい。
[照明ランプの内部構成]
次に、図3〜図6を用いて、照明ランプ1の内部構成について説明する。図3は、図2のA−A断面を概略的に記載した概略断面図であり、図4は、図3の断面図の両端を拡大した拡大図であり、図5は、図4のC−C断面を概略的に記載した概略断面図であり、図6は、図5のD−D断面を概略的に記載した概略断面図である。照明ランプ1は、カバー4と口金5とで覆われた内部空間に、放熱ユニット6と発光装置7とを収容している。
[発光装置]
発光装置7は、光源ユニット10と光学ユニット20とを有する。光源ユニット10は、第1光源ユニット11と第2光源ユニット12とを含み、光学ユニット20は、第1光学ユニット21と第2光学ユニット22とを含む。
[第1光源ユニット]
第1光源ユニット11は、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)の一方の端部側(図3の右側)から、第1光学ユニット21に向けて、光を出射するものである。第1光源ユニット11は、例えば、カバー4の一方の端部側に設置された口金5に取り付けられている。このため、口金5をカバー4に取り付けるのみで、第1光源ユニット11の位置決めが行われる。第1光源ユニット11から出射された光は、第1光学ユニット21に入射される。
第1光源ユニット11は、基板113に設置されたレーザ光源パッケージ110およびDC−DC変換部114を有する。基板113は、例えば、リジット基板またはフレキシブル基板等で構成される。基板113は、例えば、ハンダ付けなどの方法によって、口金5の給電端子51に接続され、口金5と電気的および機械的に接続される。
基板113には、図示を省略してある電極パッドおよび配線パターンなどが形成されている。電極パッド及び配線パターンを構成する材料としては、例えば銅、アルミニウムなどの電気抵抗の小さい金属が採用される。基板113上には、例えば、白色のレジストが塗布されて、レジスト膜部が形成される。レジスト膜部は、配線パターン等の保護を行うとともに、配線間の絶縁性を向上させる。また、レジスト膜部は、光を反射する機能も有する。なお、基板113に、光を反射するための反射シートが貼り付けてあってもよい。
DC−DC変換部114は、レーザ光源パッケージ110に駆動電力を供給するものである。DC−DC変換部114は、例えば、基板113に実装された電子部品を含む電気回路である。口金5の給電端子51を介して、基板113に電力が供給されると、DC−DC変換部114は、レーザ光源パッケージ110に駆動電力を供給する。
レーザ光源パッケージ110は、レーザ光を出射するレーザ光源である。レーザ光源パッケージ110は、例えば、基板113の電極パッド上にリード端子110Bをハンダ付けするなどの方法で固定される。レーザ光源パッケージ110は、第1光学ユニット21の入射端部31の形状に合わせて、列状に複数配置される。レーザ光源パッケージ110は、第1光学ユニット21の入射端部31との間に間隙を設けて設置されている。したがって、レーザ光源パッケージ110の熱が、第1光学ユニット21に伝わらないように構成されている。この実施の形態の例では、1列の直線状に配置されたレーザ光源パッケージ110が、第1光学ユニット21の入射端部31にレーザ光を入射している。
レーザ光源パッケージ110は、レーザ光を出射するレーザ光源111とレーザ光を集光する集光レンズ112とを有する。レーザ光源111は、DC−DC変換部114から駆動電力の供給を受けてレーザ光を出射する。この実施の形態のレーザ光源111は、例えば、400〜480nm程度の青色帯域のレーザ光を出射するものであるが、他の波長域のレーザ光を出射するものであってもよい。集光レンズ112で集光されたレーザ光は、レーザ光源パッケージ110から第1光学ユニット21の入射端部31に向けて出射される。なお、この実施の形態の例では、レーザ光源パッケージ110は、レーザ光を集光する集光レンズ112を有するものとして説明を行ったが、後述する第1光学ユニット21がレーザ放射角に最適化した設計であれば、集光レンズ112を省略してもよい。例えば、レーザ光源パッケージ110と第1光学ユニット21の入射端部31とが近接している場合には、集光レンズ112を省略することができる。
なお、例示したような、1個の半導体チップをパッケージ化したレーザ光源パッケージ110の代わりに、チップオンボード(COB)などのように半導体チップを直接基板113に実装する構成でもよく、あるいは、複数の半導体チップをパッケージ化した半導体レーザアレイを、直接、基板113に実装する構成であってもよい。また、レーザ光源パッケージ110の個数、配置、種類は、照明ランプ1の用途などに応じて適宜変更することができる。また、レーザ光源パッケージ110を用いる代わりに、LED光源パッケージ等の他の光源を用いる構成であってもよい。
[第1光学ユニット]
第1光学ユニット21は、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)に沿って延びる長尺の板状部材である。平板状の第1光学ユニット21は、長手方向の一方の端部側(図3の右側)に入射端部31を有する。第1光学ユニット21は、入射端部31からレーザ光を入射して、出射光を照明ランプ1の出射側に出射する。
第1光学ユニット21は、第1導光部30、反射部32および波長変換部34を含む。第1導光部30を挟んで両面に、反射部32と波長変換部34とが対向して配置されている。詳しくは、第1導光部30の第1面33A側に反射部32が配置され、第1導光部30の第1面33Aに対向する第2面33B側に波長変換部34が配置されている。後述するように、第2光学ユニット22から出射された光を第1光学ユニット21に入射させるための経路(ミラー部222とダイクロイックミラー部31Aとの間)には、反射部32が配置されない。この実施の形態に係る第1光学ユニット21は、反射部32、第1導光部30および波長変換部34が一体的に積層された積層部材である。なお、第1光学ユニット21は、それぞれが別個に構成された、第1導光部30、反射部32および波長変換部34が、一体的に積層されたものであってもよい。さらに、波長変換部34は、第1導光部30と離間して配置されていてもよい。
なお、第1光学ユニット21の長手方向に沿って延びる両端部には、そこから光が漏れ出さないように、反射要素がさらに設けられていてもよい。また、第1導光部30と波長変換部34との間には、反射の繰り返し回数を増やして光をさらに均一にするように、反射要素がさらに設けられていてもよい。これらの反射要素は、例えば、該当箇所にアルミニウム等の蒸着膜を形成することで設けられる。
第1導光部30は、例えば、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)またはガラス等の透光性を有する材質で形成された板状の部材である。第1導光部30の長手方向の一方の端部には、入射端部31が形成されている。
入射端部31は、例えば、誘電体多層膜がコーティングされてなる、ダイクロイックミラー部31Aが形成された合波部を兼ねている。ダイクロイックミラー部31Aは、特定の波長を反射し、それ以外の波長は透過する機能を有するものである。この実施の形態に係るダイクロイックミラー部31Aは、第1光源ユニット11から出射された光を透過し、後述する第2光源ユニット12から出射された光を反射して、これらの光を第1導光部30に入射させるものである。合波部を兼ねた入射端部31は、第1導光部30の第1面33A側が、第2面33B側よりも、第1光源ユニット11側に突出するように形成されている。
入射端部31から入射された光は、第1導光部30の長手方向に沿って伝搬される。すなわち、入射端部31から入射された光は、第1導光部30の放熱ユニット6側の第1面33Aと第1面33Aに対向する第2面33Bとの間で反射を繰り返しながら、第1導光部30の長手方向に伝搬する。
反射部32は、例えば、第1導光部30の第1面33A側に形成された凸形状の構造パターンである。第1導光部30の長手方向に伝搬された光が、凸形状の反射部32に入射すると、その曲面によって反射される。このときに、第1導光部30の界面における全反射条件を満たさなくなる光が生じ、その光が第1導光部30の第2面33Bに向かって進行する。反射部32で反射された光は、第2面33Bを通過して、波長変換部34に入射される。
第1導光部30の第1面33A側に形成された反射部32の構造パターンは、第1光源ユニット11に対する位置に応じて配置密度が変化している。例えば、第1光源ユニット11に対する位置に応じて、反射部32の構造パターンの単位面積当たりの数または大きさ等を変化させたり、形状を変化させたりして、第1導光部30の第2面33Bから出射される光の長手方向(Y方向)の光量分布を均一化させている。なお、反射部32の構造パターンは、凸形状に限定されない。すなわち、反射部32の構造パターンは、プリズム形状、ランダムな凹凸パターン形状などであってもよい。反射部32の構造パターンは、形状に応じて、プレス成形、パンチング、切削、サンドブラスト等の方法を適宜選択して形成することができる。また、第1導光部30の第1面33A側に、拡散機能を有する反射部32を形成してもよい。
また、光の光量分布を均一化するように、第1光学ユニット21の厚寸分布を調整してあってもよい。また、第1導光部30の全反射条件を調整して、光の光量分布を均一化するように、第1導光部30は、異なる屈折率を有する複数の層で形成されてもよい。第1導光部30の複数の層は、例えば、異なる材質で形成され、または、同一の材質の基板に、ゲルマニウム(Ge)またはリン(P)等が添加されることによって形成される。なお、反射部32は、第1導光部30を伝搬するレーザ光のみではなく、波長変換部34が発した光を反射する。
第1導光部30の第2面33B側には、波長変換部34が配置されている。波長変換部34は、第2面33Bから出射されたレーザ光の波長を変換するものである。波長変換部34は、例えば、蛍光体を含んで構成された蛍光部であり、第2面33Bから出射されたレーザ光を受けて、レーザ光と異なる波長で発光するとともに、レーザ光を透過させる。
波長変換部34に入射された光は、波長変換部34の蛍光体に照射されて、黄色光に変換されるとともに、適度に散乱を繰り返しながら波長変換部34を通過する。その結果、青色のレーザ光と黄色の蛍光とが混ざって所望の色温度の光(例えば、白色)を得ることができる。すなわち、波長変換部34は、青色帯域の波長を有するレーザ光と、青色帯域の波長を有するレーザ光に励起されて波長変換部34から発せられる黄色の蛍光とが混合された光を出射する。このときに、青色のレーザ光のスペックルノイズは、波長変換部34内で散乱することによってコヒーレンスが低減しているため、波長変換部34が出射した光のスペックルノイズが低減されている。
波長変換部34は、例えば、YAG系、シリケート系、カズン系、サイアロン系、チオガレート系、などの蛍光体を、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂に混合して形成されている。この実施の形態の例では、波長変換部34は、第1導光部30の第2面33Bに塗布されて形成された蛍光体層である。波長変換部34には、蛍光体が均一に分散されている。波長変換部34の蛍光体は、青色のレーザ光によって励起されて、黄色の波長の光を発する。青色のレーザ光と黄色の蛍光が混合されて、波長変換部34から出射された白色の光は、カバー4によって拡散されて、照明ランプ1から出射される。
[第2光源ユニット]
第2光源ユニット12は、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)の他方の端部側(図3の左側)から、第2光学ユニット22に向けて、光を出射するものである。第2光源ユニット12は、例えば、カバー4の他方の端部側に設置された口金5に取り付けられている。このため、口金5をカバー4に取り付けるのみで、第2光源ユニット12の位置決めが行われる。第2光源ユニット12から出射された光は、第2光学ユニット22に入射される。
第2光源ユニット12は、基板123に設置されたレーザ光源パッケージ120およびDC−DC変換部124を有する。基板123は、例えば、リジット基板またはフレキシブル基板等で構成される。基板123は、例えば、ハンダ付けなどの方法によって、口金5の給電端子51に接続され、口金5と電気的および機械的に接続される。
基板123には、図示を省略してある電極パッドおよび配線パターンなどが形成されている。電極パッド及び配線パターンを構成する材料としては、例えば銅、アルミニウムなどの電気抵抗の小さい金属が採用される。基板123上には、例えば、白色のレジストが塗布されて、レジスト膜部が形成される。レジスト膜部は、配線パターン等の保護を行うとともに、配線間の絶縁性を向上させる。また、レジスト膜部は、光を反射する機能も有する。なお、基板123に、光を反射するための反射シートが貼り付けてあってもよい。
DC−DC変換部124は、レーザ光源パッケージ120に駆動電力を供給するものである。DC−DC変換部124は、例えば、基板123に実装された電子部品を含む電気回路である。口金5の給電端子51を介して、基板123に電力が供給されると、DC−DC変換部124は、レーザ光源パッケージ120に駆動電力を供給する。
レーザ光源パッケージ120は、レーザ光を出射するレーザ光源である。レーザ光源パッケージ120は、例えば、基板123の電極パッド上にリード端子120Bをハンダ付けするなどの方法で固定される。複数のレーザ光源パッケージ120は、第2光学ユニット22の入射端部221の形状に合わせて、列状に配置される。レーザ光源パッケージ120は、第2光学ユニット22の入射端部221との間に間隙を設けて設置されている。したがって、レーザ光源パッケージ120の熱が、第2光学ユニット22に伝わらないように構成されている。この実施の形態の例では、1列の直線状に配置されたレーザ光源パッケージ120が、第2光学ユニット22の入射端部221にレーザ光を入射している。
レーザ光源パッケージ120は、レーザ光を出射するレーザ光源121とレーザ光を集光する集光レンズ122とを有する。レーザ光源121は、DC−DC変換部124から駆動電力の供給を受けてレーザ光を出射する。この実施の形態のレーザ光源121は、例えば、400〜480nm程度の青色帯域のレーザ光を出射するものであるが、他の波長域のレーザ光を出射するものであってもよい。集光レンズ122で集光されたレーザ光は、レーザ光源パッケージ120から第2光学ユニット22の入射端部221に向けて出射される。なお、この実施の形態の例では、レーザ光源パッケージ120は、レーザ光を集光する集光レンズ122を有するものとして説明を行ったが、後述する第2光学ユニット22がレーザ放射角に最適化した設計であれば、集光レンズ122を省略してもよい。例えば、レーザ光源パッケージ120と第2光学ユニット22の入射端部221とが近接している場合には、集光レンズ122を省略することができる。
なお、例示したような、1個の半導体チップをパッケージ化したレーザ光源パッケージ120の代わりに、チップオンボード(COB)などのように半導体チップを直接基板123に実装する構成でもよく、あるいは、複数の半導体チップをパッケージ化した半導体レーザアレイを用いる構成であってもよい。また、レーザ光源パッケージ120の個数、配置、種類は、照明ランプ1の用途などに応じて適宜変更することができる。また、レーザ光源パッケージ120を用いる代わりに、LED光源パッケージ等の他の光源を用いる構成であってもよい。
[第2光学ユニット]
第2光学ユニット22は、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)に沿って延びる長尺の板状部材である。第2光学ユニット22は、第1光学ユニット21の第1面33A側に、第1光学ユニット21と平行に、配置されている。第2光学ユニット22は第2導光部220を有する。第1光学ユニット21と第2光学ユニット22との間には、例えば、第1光学ユニット21の第1導光部30および第2光学ユニット22の第2導光部220よりも、屈折率が低い樹脂層が形成されており、第1光学ユニット21および第2光学ユニット22は、一体的に形成されている。
平板状の第2光学ユニット22は、長手方向の他方の端部側(図3の左側)に入射端部221を有する。第2光学ユニット22は、入射端部221からレーザ光を入射して、第1光学ユニット21のダイクロイックミラー部31Aに向けて、レーザ光を伝搬させるものである。
第2光学ユニット22は、第2光源ユニット12側の他方の端部側に入射端部221を有し、一方の端部側(図3の右側)にミラー部222を有する。入射端部221およびミラー部222は、第2導光部220に形成されている。
第2導光部220は、例えば、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)またはガラス等の透光性を有する材質で形成された板状の部材である。第2導光部220の他方の端部に形成された入射端部221は、第2光源ユニット12からの光を効率よく入射できるように、例えば、平面または曲面で形成されている。ここで、曲面は、テクスチャーパタン状に形成された面を含む。第2導光部220の一方の端部に形成されたミラー部222は、例えば、第2導光部220に、アルミニウム等の蒸着膜を形成することによって形成される。ミラー部222は、第1光学ユニット21側が、第1光源ユニット11側に突出して傾斜するように配置されている。
入射端部221から入射された光は、第2導光部220の長手方向に沿って伝搬される。すなわち、入射端部221から入射された光は、第2導光部220の放熱ユニット6側の第1面220Aと第1面220Aに対向する第2面220Bとの間で反射を繰り返しながら、第2導光部220の長手方向に伝搬する。第2導光部220の他方の端部側に伝搬された光は、ミラー部222で反射されて、第1光学ユニット21のダイクロイックミラー部31Aに入射される。この実施の形態の例では、ミラー部222で反射された光が、ダイクロイックミラー部31Aに入射されるように、ミラー部222とダイクロイックミラー部31Aとの間には、反射部32が配置されないように構成されている。なお、反射部32が、ミラー部222で反射された光を透過するように構成されている場合には、反射部32は、ミラー部222とダイクロイックミラー部31Aとの間に延びて、ミラー部222とダイクロイックミラー部31Aとの間に配置されていてもよい。
[光学ユニットの保持構造]
第1光学ユニット21および第2光学ユニット22は、カバー4の内部に形成された支持部43によってカバー4に保持されている。支持部43は、カバー4の内面41の2箇所に形成された溝である。支持部43を構成する溝は、カバー4の長手方向に沿って形成されており、第1光学ユニット21の長手方向に平行な端部が挿入される。
第1光学ユニット21および第2光学ユニット22の長手方向に平行な端部が、支持部43に挿入されると、長手方向以外の動きが規制され、カバー4内で確実に支持される。また、支持部43には、第1光学ユニット21および第2光学ユニット22の長手方向に沿った位置を位置決めする位置決め部(図示を省略)が形成されている。例えば、第1光学ユニット21および第2光学ユニット22が位置決め部に位置決めされて、その後に、第1光学ユニット21および第2光学ユニット22がカバー4に接着されることによって、第1光学ユニット21の長手方向の位置が規制される。
第1光学ユニット21および第2光学ユニット22は、好適には、カバー4の中心を含む位置に配置されているため、第1光学ユニット21および第2光学ユニット22を大型化することができる。また、第1光学ユニット21とカバー4の光出射面との間の間隔を離すことができるので、大きな拡散効果を得ることができる。さらに、第1光学ユニット21は平板形状であり、カバー4の光出射面は円筒形状である。第1光学ユニット21の短手方向に沿って、光が強く照射される中央位置では、第1光学ユニット21とカバー4の出射面との間隔が大きくなっているため、大きな拡散効果を得ることができる。その結果、カバー4の外面40から均一な光を出射させることができる。
[放熱ユニット]
放熱ユニット(ヒートシンク)6は、一対の口金5の間に配置され、照明ランプ1の長手方向に沿って延びている。放熱ユニット6は、凹凸形状のフィン61を有し、表面積が大きく形成されている。放熱ユニット6の両端には、ねじ取付け部60が形成されている。また、口金5には、ねじ取付け部(貫通孔)52が形成されている。放熱ユニット6のねじ取付け部60と口金5のねじ取付け部52とを合わせるように位置決めした状態で、ねじ8によってねじ止めされる。例えば、口金5と放熱ユニット6とがねじ止めされた後に、口金5とカバー4との間に接着部材9が充填される。なお、放熱ユニット6は、第2光学ユニット22の第2面220B側で、第2光学ユニット22と間隙を設けて設置されており、放熱ユニット6の熱が、第2光学ユニット22に直接的に伝わらないようになっている。
放熱ユニット6は、カバー4の一端側から他端側に延びて、口金5に取り付けられているため、カバー4およびカバー4に設置された第1光学ユニット21の変形が抑制されている。また、放熱ユニット6が大型化されているため、第1光源ユニット11の発熱を好適に抑えることができる。
レーザ光源111から発生した動作熱は、基板113を介して放熱ユニット6に伝わり、カバー4および口金5から、照明ランプ1の外側に放出される。なお、放熱を促進するように、基板113に放熱板を兼ねたホルダ110Aを基板113から起立させて取り付けてあってもよい。ホルダ110Aは、熱伝導性を有する材料で形成されるものであり、鉄、アルミニウム、またはこれらを含む合金等の金属材料で形成される。ホルダ110Aは、例えば、金属材料を押出成形して得られる。ホルダ110Aは、熱伝導性を有するセラミックまたは熱伝導性のフィラーなどを混ぜ込んだ高熱伝導樹脂等で構成されてもよい。また、基板113と放熱ユニット6との間の熱伝導性を高めるために、基板113と放熱ユニット6との間に、例えば、熱伝導性樹脂を充填してあってもよい。
また、レーザ光源121から発生した動作熱は、基板123を介して放熱ユニット6に伝わり、カバー4および口金5から、照明ランプ1の外側に放出される。なお、放熱を促進するように、基板123に放熱板を兼ねたホルダ120Aを基板123から起立させて取り付けてあってもよい。ホルダ120Aは、熱伝導性を有する材料で形成されるものであり、鉄、アルミニウム、またはこれらを含む合金等の金属材料で形成される。ホルダ120Aは、例えば、金属材料を押出成形して得られる。ホルダ120Aは、熱伝導性を有するセラミックまたは熱伝導性のフィラーなどを混ぜ込んだ高熱伝導樹脂等で構成されてもよい。また、基板123と放熱ユニット6との間の熱伝導性を高めるために、基板123と放熱ユニット6との間に、例えば、熱伝導性樹脂を充填してあってもよい。
放熱ユニット6は、熱伝導性を有する材料で形成されるものであり、例えば、鉄、アルミニウム、またはこれらを含む合金等の金属材料で形成される。放熱ユニット6は、例えば、金属材料を押出成形して得られる。また、放熱ユニット6は、熱伝導性を有するセラミックまたは熱伝導性のフィラーなどを混ぜ込んだ高熱伝導樹脂等で構成されてもよい。
なお、放熱ユニット6の主面62には、反射シートが貼り付けられ、または、反射塗料が塗布されており、反射面が形成されている。放熱ユニット6側に出射された光は、放熱ユニット6の主面46で反射されて、第1光学ユニット21に入射される。または、放熱ユニット6の主面62には、絶縁層および回路パターンが形成され、レーザ光源パッケージ、DC−DC変換部などが実装される。
放熱ユニット6、ホルダ110A及びホルダ120Aは、コの字状に一体成形されてもよい。このようにすることで、レーザ光源111およびレーザ光源121の動作熱は、より効率的に放熱ユニット6に伝達されるので、レーザ光源111およびレーザ光源121の動作温度を抑制することができ、照明ランプ1の信頼性を向上させることができる。
図7は、図1に記載の照明装置600のブロック図である。交流電源から入力された交流電圧は、器具本体140のAC−DC変換部130に入力される。AC−DC変換部130は、電気回路で構成されており、入力された交流電圧を整流して、直流電圧に変換する。AC−DC変換部130で変換された直流電圧は、ソケット100に取り付けられた照明ランプ1の口金5の給電端子51を介して、DC−DC変換部114およびDC−DC変換部124に入力される。DC−DC変換部114およびDC−DC変換部124は、例えば、DC−DC変換を行う電気回路であり、レーザ光源111およびレーザ光源121を駆動する直流電力を出力する。
[蛍光体発光]
図8は、図4に示す第1光源ユニット11、第2光源ユニット12および波長変換部34の特性の一例を示すグラフである。波長変換部34は、励起スペクトルBおよび蛍光スペクトルCを有する第1蛍光体と、励起スペクトルEおよび蛍光スペクトルFを有する第2蛍光体と、を含んでいる。第1光源ユニット11が出射した青色のレーザ光の波長Aは、波長変換部34の蛍光体の励起スペクトルBのピークに近いため、効率良く波長変換部34の蛍光体を励起することができる。また、第2光源ユニット12が出射した青色のレーザ光の波長Dは、波長変換部34の蛍光体の励起スペクトルEのピークに近いため、効率良く波長変換部34の蛍光体を励起することができる。また、第1光源ユニット11および第2光源ユニット12が出射するレーザ光は、単一波長の光であるため、蛍光体が発する蛍光の波長と混合させて、所望の色温度の光を得ることができる。
[実施の形態1に係る照明ランプの効果]
上記のように、第1光源ユニット11が出射したレーザ光は、ダイクロイックミラー部31Aで第2光源ユニット12が出射したレーザ光と合波される。すなわち、第2光源ユニット12が出射したレーザ光は、第2導光部220を伝搬して、ミラー部222に入射する。ミラー部222に入射したレーザ光は、ダイクロイックミラー部31Aに向けて反射する。ダイクロイックミラー部31Aで合波されたレーザ光は、第1導光部30を伝搬しながら、反射部32で反射され、第2面33Bから均一に出射される。第2面33Bから出射された光は、波長変換部34に入射される。波長変換部34に入射された光は、その全てが波長変換部34の蛍光体に照射されて、黄色光に変換されるのではなく、適度に散乱を繰り返しながら波長変換部34を通過する。その結果、青色のレーザ光と黄色の蛍光とが混ざって所望の色温度の光が得られる。
上記のように、この実施の形態では、ダイクロイックミラー部31Aが透過した第1レーザ光に加えて、ダイクロイックミラー部31Aが反射した第2レーザ光が、第1導光部30に入射されているため、高照度の発光装置7、照明ランプ1および照明装置600を得ることができる。
さらに、この実施の形態では、波長変換部34は、励起スペクトルBおよび蛍光スペクトルCを有する第1蛍光体と、励起スペクトルEおよび蛍光スペクトルFを有する第2蛍光体と、を含んでいる。また、波長変換部34には、第1光源ユニット11が出射した波長Aの青色のレーザ光と、第2光源ユニット12が出射した波長Dの青色のレーザ光とが入射されている。その結果、この実施の形態では、第1光源ユニット11が出射したレーザ光と、第2光源ユニット12が出射したレーザ光と、第1蛍光体が発する蛍光と、第2蛍光体が発する蛍光とを組み合わせて、所望の色温度の光を得ることができる。
さらに、この実施の形態では、第1光学ユニット21と第2光学ユニット22とが平行に配置されている。そして、第1光源ユニット11は、第1光学ユニット21の第1導光部30に光を伝搬させるように配置されており、第2光源ユニット12は、第2光学ユニット22の第2導光部220に光を伝搬させるように配置されている。このため、この実施の形態では、設置スペースが限られたカバー4内に、適用することができる高照度の発光装置7が得られる。
[照明ランプの変形例1]
図9は、図7に記載のブロック図の変形例1である。図9に示す変形例では、交流電源から入力された交流電圧は、ソケット100に取り付けられた照明ランプ1の口金5の給電端子51を介して、AC−DC変換部114AおよびAC−DC変換部124Aに入力される。照明ランプ1のAC−DC変換部114AおよびAC−DC変換部124Aは、例えば、AC−DC変換を行う電気回路であり、レーザ光源111およびレーザ光源121を駆動する直流電力を出力する。このように、この変形例1では、照明ランプ1に、AC−DC変換部114AおよびAC−DC変換部124Aが配置される構成であるため、図1に示す器具本体140のAC−DC変換部130を省略することができる。すなわち、器具本体140の施工性を向上させることができる。
[照明装置の変形例1]
図10は、図1に記載の照明装置600の変形例1である。図11は、図10に記載の照明装置600Aの照明ランプ1Aの部分のE−E断面を概略的に記載した概略断面図である。図1に示す例では、照明器具500に着脱可能な直管タイプの照明ランプ1を取り付けた例について説明したが、この変形例1の照明ランプ1Aは、照明器具500Aと一体的に形成された直付型タイプのものである。照明ランプ1のカバー4Aは、光出射側の面が緩やかな曲線状に形成されている。カバー4Aの断面形状は、概略蒲鉾形状に形成されている。カバー4Aの内部には、光源ユニット10、光学ユニット20および放熱ユニット6等が収容されている。なお、照明装置および照明ランプの形状は、上記の形状に限定されるものではなく、適宜選択されることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1と比較して、レーザ光源パッケージ110、レーザ光源パッケージ120、およびDC−DC変換部114の配置が異なるのみである。以下の説明では、実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
図12は、この実施の形態に係る照明ランプ1Bの断面(図4のC−C断面)を概略的に記載した概略断面図である。図13は、図12に記載の照明ランプ1Bのブロック図である。
図12に示すように、この実施の形態では、一端側の口金5に取り付けられたレーザ光源パッケージ110と他端の口金5に取り付けられたレーザ光源パッケージ120とが、光軸をずらすように配置されている。すなわち、隣り合うレーザ光源パッケージ110の光軸の間に、レーザ光源パッケージ120の光軸が配置されるように、レーザ光源パッケージ110およびレーザ光源パッケージ120が配置されている。このため、この実施の形態では、例えば、レーザ光源パッケージ110の個数を減らしつつ、均一性が高い出射光を得ることができる。または、隣り合うレーザ光源パッケージ110の間の間隔を狭めて配置することによって、均一性が高い出射光を得ることができる。
また、この実施の形態では、一端側の口金5側にのみ、DC−DC変換部124が設置されている。この実施の形態では、図13に示すように、一端側の口金5に取り付けられたレーザ光源111および他端の口金5に取り付けられたレーザ光源121は、1つのDC−DC変換部124から駆動電力の供給を受けてレーザ光を出射する。このように構成することによって、DC−DC変換部124の個数を減らすことができ、組立工数も削減できるため、照明ランプの材料コスト及び製造コストを低減させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、平板状の第1光学ユニット21および第2光学ユニット22であったが、この実施の形態に係る第1光学ユニット21Aおよび第2光学ユニット22Aは、曲げ形状を有するものである。以下の説明では、実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
図14は、この実施の形態に係る照明ランプ1の断面(図5のD−D断面)を概略的に記載した概略断面図である。この実施の形態では、第1光学ユニット21Aおよび第2光学ユニット22Aは、曲面を有するように形成されている。すなわち、この実施の形態に係る第1光学ユニット21Aおよび第2光学ユニット22Aは、第1光学ユニット21Aおよび第2光学ユニット22Aの短手方向の中央部が、第1光学ユニット21Aの光出射方向に、突出するように湾曲された形状を有する。
この実施の形態の第1光学ユニット21Aおよび第2光学ユニット22Aは、湾曲形状を有しているため、第1光学ユニット21Aおよび第2光学ユニット22Aを大型に形成することができる。また、この実施の形態の第1光学ユニット21Aでは、第1光学ユニット21Aの湾曲形状表面から出射した出射光が、カバー4の内面41を均一に照射するため、照明ランプ1は均一な光を照射することができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、照明ランプ1の長手方向(矢印Y方向)の一方の端部側(図3の右側)にのみ、ミラー部222およびダイクロイックミラー部31Aが配置されていた。それと比較して、この実施の形態では、照明ランプ1の長手方向に沿って両側に、ミラー部222およびダイクロイックミラー部31Aが配置されるものである。以下の説明では、実施の形態1と重複する部分については、説明を省略する。
図15は、この発明の実施の形態4に係る発光装置7Aの断面を概略的に記載した概略断面図である。この実施の形態に係る第1光学ユニット21は、その長手方向に沿って両側に、ダイクロイックミラー部31Aを有する。第1光源ユニット11は、第1光学ユニット21の長手方向に沿った両側に配置されており、ダイクロイックミラー部31Aに光を入射する。
一方の端部側(図15の右側)のダイクロイックミラー部31Aには、第2光源ユニット12から出射されて、第2光学ユニット22のミラー部222で反射されたレーザ光が入射されている。他方の端部側(図15の左側)のダイクロイックミラー部31Aには、第2光源ユニット12から出射されて、第3光学ユニット22Bのミラー部222Aで反射されたレーザ光が入射されている。
第2光学ユニット22および第3光学ユニット22Bは、第1光学ユニット21の第1面33A側に配置されている。第2光学ユニット22と第3光学ユニット22Bとの間には、間隙が形成されており、そこに、第2光源ユニット12が設置されている。なお、第2光源ユニット12は、例えば、放熱ユニット6の主面62に形成された回路パターンに接続されており、回路パターンを介して電力を受けることができる。
第2光学ユニット22に入射されたレーザ光は、他方の端部側に伝搬され、ミラー部222で反射されて、第1光学ユニット21の他方の端部側のダイクロイックミラー部31Aに入射される。第3光学ユニット22Bに入射されたレーザ光は、一方の端部側に伝搬され、ミラー部222Aで反射されて、第1光学ユニット21の一方の端部側のダイクロイックミラー部31Aに入射される。
上記のように、この実施の形態に係る発光装置7Aでは、第1導光部30の長手方向に沿った両側に、ダイクロイックミラー部31Aが配置されており、第1導光部30の長手方向に沿った両側から、光が入射される。その結果、この実施の形態によれば、高照度の発光装置7Aを得ることができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、上記の実施の形態の説明では、長手方向に細長いタイプの照明ランプについての説明を行ったが、この発明の照明ランプは、例えば、正方形または円形等の他の形状の照明ランプであってもよい。例えば、正方形または円形の照明ランプであった場合には、その周方向の全面に光源ユニットを配置して、周方向の全面から光を入射してもよい。
また、レーザ光源パッケージのうちの少なくとも1つは、レーザ光を導光部の入射端部に異なる角度で入射するように設置されてもよい。例えば、隣り合うレーザ光源パッケージが、レーザ光を導光部の入射端部に、異なる角度で入射するように設置されていてもよい。このように、レーザ光源パッケージを設置することによって、光学ユニットは均一な光を出射することができる。
また、上記の説明では、波長変換部は、黄色蛍光体を含み、黄色蛍光を発する例について説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、波長変換部は、緑色蛍光体と赤色蛍光体とを含み、緑色蛍光および赤色蛍光が混ぜ合わされた黄色蛍光を発する。または、波長変換部は、複数の波長の蛍光を組み合わせて、黄色蛍光を発する。
また、上記の説明では、青色のレーザ光と黄色の蛍光とを組み合わせて、白色の光を得る構成について説明したが、レーザ光と波長変換部の発する波長変換された光とを組み合わせて、所望の色の光を得ることができる。
1 照明ランプ、1A 照明ランプ、1B 照明ランプ、4 カバー、4A カバー、5 口金、6 放熱ユニット、7 発光装置、7A 発光装置、8 ねじ、9 接着部材、10 光源ユニット、11 第1光源ユニット、12 第2光源ユニット、20 光学ユニット、21 第1光学ユニット、21A 第1光学ユニット、22 第2光学ユニット、22A 第2光学ユニット、22B 第3光学ユニット、30 第1導光部、31 入射端部、31A ダイクロイックミラー部、32 反射部、33A 第1面、33B 第2面、34 波長変換部、40 外面、41 内面、43 支持部、46 主面、50 口金筐体、51 給電端子、52 ねじ取付け部、60 ねじ取付け部、61 フィン、62 主面、100 ソケット、110 レーザ光源パッケージ、110A ホルダ、110B リード端子、111 レーザ光源、112 集光レンズ、113 基板、114 DC−DC変換部、114A AC−DC変換部、115 反射板、120 レーザ光源パッケージ、120A ホルダ、120B リード端子、121 レーザ光源、122 集光レンズ、123 基板、124 DC−DC変換部、124A AC−DC変換部、130 AC−DC変換部、140 器具本体、220 第2導光部、220A 第1面、220B 第2面、221 入射端部、222 ミラー部、222A ミラー部、500 照明器具、500A 照明器具、600 照明装置、600A 照明装置、A 第1光源ユニット波長、B 励起スペクトル、C 蛍光スペクトル、D 第2光源ユニット波長、E 励起スペクトル、F 蛍光スペクトル。

Claims (8)

  1. 第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、
    前記第1レーザ光とは異なる波長の第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、
    前記第1レーザ光源から出射された前記第1レーザ光と、前記第2レーザ光源から出射された前記第2レーザ光とを合波する合波部と、
    前記合波部が合波した前記第1レーザ光および前記第2レーザ光が入射され、互いに対向する第1面と第2面との間で、前記第1レーザ光および前記第2レーザ光を伝搬する第1導光部と、
    前記第1面側に設けられ、前記第2面側に、前記第1レーザ光および前記第2レーザ光を反射する反射部と、
    前記第2レーザ光源から出射された前記第2レーザ光が入射され、前記第2レーザ光を伝搬する第2導光部と、
    前記第2導光部を伝搬する前記第2レーザ光を、前記合波部を構成するダイクロイックミラー部に向けて反射するミラー部と、有し、
    前記第2導光部は、前記第1導光部の前記第1面側で、前記第1導光部と平行に配置され、
    前記第1導光部と前記第2導光部とは一体的に形成されていることを特徴とする発光装置。
  2. 第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、
    前記第1レーザ光とは異なる波長の第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、
    前記第1レーザ光源から出射された前記第1レーザ光と、前記第2レーザ光源から出射された前記第2レーザ光とを合波する合波部と、
    前記合波部が合波した前記第1レーザ光および前記第2レーザ光が入射され、互いに対向する第1面と第2面との間で、前記第1レーザ光および前記第2レーザ光を伝搬する第1導光部と、
    前記第1面側に設けられ、前記第2面側に、前記第1レーザ光および前記第2レーザ光を反射する反射部と、
    前記第2レーザ光源から出射された前記第2レーザ光が入射され、前記第2レーザ光を伝搬する第2導光部と、
    前記第2導光部を伝搬する前記第2レーザ光を、前記合波部を構成するダイクロイックミラー部に向けて反射するミラー部と、有し、
    前記ダイクロイックミラー部は、前記第2導光部側が前記第1レーザ光源側に突出して傾斜するように配置され、
    前記ミラー部は、前記第1導光部側が前記第1レーザ光源側に突出して傾斜するように配置されたことを特徴とする発光装置。
  3. 前記第2面側に設けられ、前記反射部側から入射された第1レーザ光および第2レーザ光の波長を変換する波長変換部をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記波長変換部は、第1蛍光体と、前記第1蛍光体とは励起スペクトルおよび蛍光スペクトルが異なる第2蛍光体と、を含んだ蛍光部であることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 請求項または請求項に記載の発光装置を備える照明ランプであって、
    前記波長変換部で変換された光を透過させるカバーを有することを特徴とする照明ランプ。
  6. 前記カバーは、円筒状に形成されたことを特徴とする請求項記載の照明ランプ。
  7. 当該照明ランプは、長尺で、外形が円筒形状である直管型照明ランプであることを特徴とする請求項または請求項に記載の照明ランプ。
  8. 請求項〜請求項の何れか1項に記載の照明ランプを備えることを特徴とする照明装置。
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