JP6547050B1 - 体臭成分減少剤及びそれを用いた体臭抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、新規の体臭成分減少剤を提供することを目的とする。【解決手段】上記課題を解決するための本発明の技術的特徴は以下のとおりである。1.チモキノンを含有する植物抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤。2.前記植物抽出物は、ブラッククミン抽出物である上記1.に記載の体臭成分減少剤。3.チモキノンを有効成分とする体臭成分減少剤。4.前記体臭成分は、酪酸、及びイソ吉草酸から選ばれる少なくとも1種である上記1.〜上記3.のいずれか1項に記載の体臭成分減少剤。5.ブラッククミン抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤。6.前記体臭成分は、酪酸、イソ吉草酸、ジアセチル、及びアンモニアから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする体臭成分減少剤。【選択図】なし

Description

本発明は、体臭成分減少剤に関するものである。本発明は、化粧料等に広く利用される。
人の体臭は、汗の臭いを始め、頭皮臭、足臭等の体全体に及び、特に腋臭は人に嫌悪感を抱かせる臭いとされており、近年その効果的、かつ持続的な予防・改善方法の提供が広く望まれている。
人の体臭は、アポクリン腺から分泌された汗が皮脂と混ざり、それが皮膚常在菌により分解されることにより生じるとされている。腋臭のもととなる汗が分泌されるアポクリン腺は、エクリン腺とは異なり腋窩や乳輪,陰部等に多く存在するが、それらの部位に局在するものではなく、体幹部に広く存在しており(非特許文献1参照)、清潔志向が進む近年においては、かかる腋臭を持続的に除去することが課題となっている。
また、体臭の原因となる物質の種類も、脂肪酸(非特許文献2参照)や男性ホルモンの誘導体(非特許文献3,4参照)の他、多岐にわたることが知られている。特に、腋臭の原因となる物質としては、酪酸、カプロン酸等であることが知られている。
しかしながら、皮膚常在菌のうち体臭の発生に主に関連する細菌(体臭関連細菌)に対する抗菌作用及び不快に感じる体臭に対する消臭作用を有し、安価であり、安全性の高い抗菌剤及び消臭剤に対する消費者の要望は強く、さらなる新しい体臭関連細菌に対する抗菌剤及び不快に感じる体臭に対する消臭剤の開発及び提供が強く求められているのが現状である。
また、足は身体の他の部分に比較してはるかに多くの汗をかくと言われており、脱落した角質等を養分として細菌が繁殖し易いため、靴の中で悪臭を発することがある。特に女性用ブーツなどの通気性の悪い靴では、その傾向がさらに強くなる。この臭気の主成分は、低級脂肪酸であるイソ吉草酸である。
さらに、近年、主に中高年以降の男女にみられる特有の体臭の存在が注目を集めている。この体臭には、主に30−40代の男性に多くみられ、ジアセチルを原因とするものと、更に高齢の世代に多くみられ、ノネナールを原因とするものとに大別され、ジアセチルを原因とする臭気は俗にミドル脂臭といわれ、ノネナールを原因とする臭気は俗に加齢臭といわれる。これらを消臭する方法についての研究が行われており、例えば、ノネナールの臭気を軽減又は消臭する消臭剤としてε−ポリリジン又はその塩を有効成分として含有する消臭剤が開示されている(特許文献1参照)。
また、体臭には、発汗による汗の臭いや加齢臭等、各種のものがあるが、体臭の1つに疲労臭がある。本来、体内のアンモニアは、尿と一緒に排泄されるが、その他に汗に溶け込んだりまたは皮膚ガスとして放出もされる。身体の疲労等により、その肝機能が弱まり機能が十分に(正しく)働かず、皮膚ガスや汗によって体外に放出される割合が増加することがある。すなわち、疲労臭は、本来身体の中で処理されるべきアンモニアが、疲労等によって、処理が弱まり体外に放出される量が増加し、該アンモニアが原因となって発生する臭いである(特許文献2)。
皮膚常在菌には、様々な種類が存在する。一部の皮膚常在菌は体臭に関連する。そこでこれらの細菌に対して効果を発揮する抗菌剤は活発に探索されている。しかし、化粧料または医薬部外品などの皮膚外用組成物として一般に使用可能な形態では、既存の抗菌剤が効きにくい細菌もおり、そのような細菌には、例えば、コリネバクテリウム属が含まれる。コリネバクテリウム属は、生物学的分類上、放線菌に分類される真正細菌の一種であり、皮膚常在菌の中でも不快な臭気を持つ低級脂肪酸(イソ吉草酸)の代謝量が多い細菌であり、この細菌の繁殖は不快臭の原因となりやすい。そのため、体臭を抑制するためには、コリネバクテリウム属の繁殖を抑制または殺菌することが有効である。コリネバクテリウム属の中でも体臭菌としては、コリネバクテリウム・キセロシス(Corynebacterium xerosis)が知られている。
さらに、とりわけ体臭の中でも鼻をつくような独特な臭いである腋臭は、腋窩部のアポクリン汗腺から分泌されるアポクリン汗が皮表に存在するコリネバクテリウム属菌だけではなく、ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌等)によって分解されることによって発生する。したがって、そのため、体臭を抑制するためには、これらのブドウ球菌の繁殖を抑制または殺菌することが有効である。
一方、ブラッククミンに含まれる成分の一つであるチモキノン等において、口臭の原因成分であるメチルメルカプタンを抑制する作用を有することが知られている(特許文献3)。
特開2014−151137号公報 特開2012−144458号公報 特開2011−168554号公報
しかしながら、上記特許文献3には、チモキノン等が口臭成分であるメチルメルカプタンを抑制することは知られているが、体臭成分である、酪酸、イソ吉草酸、アンモニア、及びノネナール等を減少させることは知られていない。
さらに、チモキノンを含有する植物抽出物が、体臭原因菌であるコリネバクテリウム属、及びブドウ球菌の繁殖を抑制することは知られていない。
本発明者は、ブラッククミン及びその含有成分であるチモキノン等が、体臭成分である、酪酸、イソ吉草酸、アンモニア、及びノネナールを減少させる機能を有することを見出し、さらに体臭原因菌であるコリネバクテリウム属、及びブドウ球菌の繁殖を抑制すること見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、新規の体臭成分減少剤及び体臭原因菌増殖抑制剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の技術的特徴は以下のとおりである。
1.チモキノンを含有する植物抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤。
2.前記植物抽出物は、ブラッククミン抽出物である上記1.に記載の体臭成分減少剤。
3.チモキノンを有効成分とする体臭成分減少剤。
4.前記体臭成分は、酪酸、イソ吉草酸、及びノネナールから選ばれる少なくとも1種である上記1.〜上記3.のいずれか1項に記載の体臭成分減少剤。
5.ブラッククミン抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤。
6.前記体臭成分は、酪酸、イソ吉草酸、アンモニア及びノネナールから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする体臭成分減少剤。
7.チモキノンを含有する植物抽出物を有効成分とする体臭原因菌増殖抑制剤。
8.前記植物抽出物は、ブラッククミン抽出物である上記7.に記載の体臭原因菌増殖抑制剤。
9.上記体臭原因菌は、コリネバクテリウム属、黄色ブドウ球菌、及び表皮ブドウ球菌から選ばれる少なくとも1種である上記7.又は8.に記載の体臭原因菌増殖抑制剤。
10.上記コリネバクテリウム属は、コリネバクテリウム・キセロシス(Corynebacterium xerosis)である上記9.に記載の体臭原因菌増殖抑制剤。
11.上記10.〜上記11.いずれか1項に記載の剤を有効成分とする体臭抑制剤。
本発明の体臭成分減少剤は、体臭成分の原因となっている成分を減少させることができる。したがって、これらの成分に起因する体臭において、消臭剤としての効果を有する。特にチモキノン及びチモキノンを含有する植物抽出物においては、体臭の原因となっている成分のうち、酪酸、イソ吉草酸、及びノネナールを減少させる作用がある。これにより、チモキノン及びチモキノンを含有する植物抽出物は、腋臭等原因成分である酪酸は、腋臭等原因成分であり、及びイソ吉草酸は足臭の原因となっている成分であるため、特にこれら特化した消臭剤として使用することができる。
さらに、ブラッククミン抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤は、酪酸、イソ吉草酸、及びノネナールだけではなく、疲労臭の原因となっているアンモニアに対しても減少作用を有する。これにより、脇臭、足臭のみならず、疲労臭に対する消臭剤としても有用である。
また、本発明は、低級脂肪酸(イソ吉草酸)等の体臭を発生させる原因菌の増殖を抑える作用を有する。これにより、これらの成分に起因する体臭において、消臭剤としての効果を有する。
特に、チモキノン及びチモキノンを含有する植物抽出物においては、体臭の原因となっている菌のうち、コリネバクテリウム属、黄色ブドウ球菌、及び表皮ブドウ球菌の増殖を抑制させる作用がある。低級脂肪酸(イソ吉草酸)等の体臭に起因する体臭を抑制する消臭剤としての効果を有する。また、コリネバクテリウム属のうち特に、コリネバクテリウム・キセロシス(Corynebacterium xerosis)の増殖を抑制することができる。
以上により、チモキノン及びブラッククミン抽出物は体臭抑制剤として有用である。
ブラッククミン抽出物における体臭成分(酢酸)減少作用を示すグラフである。 ブラッククミン抽出物における体臭成分(酪酸)減少作用を示すグラフである。 ブラッククミン抽出物における体臭成分(イソ吉草酸)減少作用を示すグラフである。 ブラッククミン抽出物における体臭成分(アンモニア)減少作用を示すグラフである。 ブラッククミン抽出物における体臭成分(ジアセチル)減少作用を示すグラフである。 チモキノンにおける体臭成分(酪酸)減少作用を示すグラフである。 チモキノンにおける体臭成分(イソ吉草酸)減少作用を示すグラフである ブラッククミン抽出物における部位別年齢別ニオイ比較 (総点)を示すグラフである。 ブラッククミン抽出物における部位別年齢別ニオイ比較 (汗臭)を示すグラフである。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の体臭成分減少剤は、チモキノン、あるいはチモキノンを含有する植物抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
チモキノンとは、下記化学式(1)にて示される化合物である。
チモキノンを含有する植物の種類は特に限定されないが、例えば、シソ科ヤグルマハッカ属のタイマツバナMonarda didyma、Monarda media、Monarda menthifolia、シソ科イブキタチジャコウソウ属のThymus pulegioides、Thymus serpyllum、Thymus vulgaris、キク科ヒヨドリバナ属のEupatorium cannabinum、ヒノキ科ビャクシン属のJuniperus communis、キンポウゲ科クロタネソウ属のニオイクロタネソウNigella sativa等が挙げられるが、特にニオイクロタネソウNigella sativa(ブラッククミンともいう)が好ましい。高濃度にチモキノンを含有し、容易に高濃度の抽出物を得ることができるからである。
本発明において使用されるニオイクロタネソウ(Nigella sativaあるいはブラッククミン、以下単に「ブラッククミン」という。)は、種子にチモキノンなどの揮発性成分の含有量が高く、種子を用いることが好ましい。
本発明の原料としてブラッククミン抽出物を用いる場合、その抽出方法は特に限定されないが、超臨界抽出及び溶媒抽出等が挙げられる。これらのうち超臨界抽出が好ましい。より高濃度のチモキノンが得られるからである。
ブラッククミンの抽出物は超臨界抽出法により抽出物を得る場合、超臨界抽出に使用される溶媒としては、臨界温度が600K以下の溶媒が好ましく、例えば、二酸化炭素、飽和炭化水素(好ましくは炭素数1〜4の飽和炭化水素)、低級アルコール(好ましくは炭素数1〜4の1価アルコール)が挙げられる。斯かる溶媒は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。2種以上の溶媒を混合して使用する場合、少なくとも1種の溶媒が超臨界状態になっていればよい。
臨界温度が比較的低く、取り扱い性にも優れることから、超臨界抽出に使用される溶媒としては、二酸化炭素が好ましい。
二酸化炭素を使用した超臨界抽出では、抽出の後に圧力を低下させることにより、二酸化炭素から抽出物を分離することができる。なお、二酸化炭素に加えて又は二酸化炭素に代えて低級アルコール等の他の溶媒を使用する場合は、抽出の後に圧力を低下させることにより二酸化炭素を分離した後、必要に応じて、減圧等により上記他の溶媒を除去してもよい。
また、抽出法として溶媒抽出を行う場合、抽出物を得るための抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級エステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、それらの一種又は二種以上を用いることができる。
好ましい抽出方法の例としては、濃度0〜100%(v/v)の含水エタノール又は含水メタノールを用い、室温で、又は加温して1〜10時間抽出を行った後、ろ過する方法等が挙げられる。
本発明の体臭成分減少剤は、上記チモキノンを含有する植物抽出物をそのまま用いても良いし、チモキノン自体を用いても良い。本発明として、チモキノン自体を用いる場合、市販品を用いても良いし、上記チモキノンを含有する植物抽出物から精製しても良い。
上記チモキノン及びチモキノンを含有する植物抽出物は、体臭の成分ある酪酸、イソ吉草酸、及びノネナールを減少させることができる。
また、本発明の体臭成分減少剤は、ブラッククミン抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
上記ブラッククミン抽出物は、上述した方法で製造することができる。
上記ブラッククミン抽出物は、チモキノンを含有しているため、酪酸、イソ吉草酸、及びノネナールを減少させることができるとともに、チモキノンでは減少させる作用が期待できないジアセチル、酢酸、及びアンモニア等の成分についての減少作用を有する。
上記のチモキノン、チモキノンを含有する植物抽出物、及びブラッククミン抽出物は、これを有効成分として、常法に従い、体臭成分減少剤に使用される種々の形態の基剤に配合し、製剤化することにより体臭成分減少剤を得ることができるが、更に他の薬効剤等と組み合わせることにより、よりこれらの効果を相乗的に高めた体臭成分減少剤を得ることができる。
また、上記チモキノンを含有する植物抽出物、及びブラッククミン抽出物は、体臭原因菌増殖抑制剤として機能する。
特に不快な臭気を持つ低級脂肪酸(イソ吉草酸)等の原因菌であるコリネバクテリウム属、及びブドウ球菌の増殖抑制剤として機能する。コリネバクテリウム属のうち、特に、コリネバクテリウム・キセロシス(Corynebacterium xerosis)の増殖を抑制することができる。
本発明の体臭成分減少剤及び体臭原因菌増殖抑制剤(以下「体臭成分減少剤等」とする。)は、皮膚外用剤(化粧品、医薬品および医薬部外品を含む)として用いても、体臭成分減少作用、体臭原因菌増殖抑制作用を期待することができる。
本発明の体臭成分減少剤等を配合しうる皮膚外用剤の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け・日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。また、本発明の体臭成分減少剤等を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
上記形態の皮膚外用剤には、本発明による体臭成分減少剤等の他に、その体臭成分減少作用、体臭原因菌増殖抑制作用を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシフェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロテノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロテノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例
1.ブラッククミン抽出物の作製
本実施例では、ブラッククミンの種子を粉砕し、超臨界抽出によって抽出しブラッククミン抽出物を得た。
上記抽出液の含有成分をHPLC分析したところ、チモキノンが3.7wt%以上含有されていた。
2.本実施例においてチモキノンは、「SIGMA-ALDRICH」を使用した。
試験例1:ブラッククミン抽出物における体臭成分減少作用の評価
室内温度を24-26℃に設定し、室内温度を安定にさせた後、におい袋3L(近江オドエアーサービス社製)に悪臭物質を規定量注入し、直後ににおい袋が満タンになるまで空気を充填したのち、におい袋を密封し10分間放置した(におい袋A)。これとは別に新しいにおい袋に検体を規定量注入した(におい袋B)。
次いでにおい袋Aとにおい袋Bをチューブ間でつなぎ、におい袋A中の気体をすべてにおい袋Bに移し換え、直ちに密封して10分間放置したのち、専用の気体検知管(ガステック社製)を用いて下記の悪臭物質の残留濃度を測定した。尚、試験は各検体ともn=3とし、次式により消臭率を求め平均値を算出した。またブランクにおいては検体注入なしで同様の操作を行い、臭気物質残留濃度の測定を行った。尚、本試験で使用した悪臭物質減少率の算出方法、悪臭物質、検体及び検地管は以下のとおりである。
悪臭物質減少率(%) = {(ブランク値) - (検体値)} /(ブランク値) X 100
[悪臭物質と規定量]
a. 酢酸 (和光純薬、特級、100倍希釈後、10μL使用)
b. n-酪酸 (東京化成、特級、10倍希釈後、10μL使用)
c. イソ吉草酸 (東京化成、特級、10倍希釈後、10μL使用)
d. アンモニア (キシダ化成、特級、10倍希釈後、5μL使用)
e. ジアセチル (東京化成、原液、1μL使用)
[検体と規定量]
実施例1のブラッククミン抽出物 (チモキノン 3.7%含有)
[気体検知管]
ガステック社製 気体検知管 No. 81L酢酸 / 酢酸に使用
ガステック社製 気体検知管 No. 81 酢酸 / n-酪酸、イソ吉草酸に使用
ガステック社製 気体検知管 No. 3L アンモニア / アンモニアに使用
ガステック社製 気体検知管 No. 92 アセトアルデヒド / ジアセチルに使用
試験例1における結果及び実施例の効果
試験例1における結果を下記表1及び図1(酢酸)、図2(酪酸)、図3(イソ吉草酸)、図4(ジアセチル)図5(アンモニア)に示す。
上記表1及び図1から図5に示されるように、体臭の原因物質である酢酸 酪酸、イソ吉草酸、及びアンモニアを減少させる作用を有することが確認された。
したがって、ブラッククミン抽出物は、体臭成分減少剤として有用であり、その体臭物質として特に酢酸、酪酸、イソ吉草酸、及びアンモニアの減少剤として有用であることが確認された。
試験例2:チモキノンにおける体臭成分減少作用の評価
上記試験においてn-酪酸、イソ吉草酸およびアンモニアについて非常に高い悪臭抑制率を認めたため、この3種の悪臭に対してブラッククミン抽出物の活性成分のひとつであるチモキノンを用いて、チモキノンの悪臭抑制効果を調査した。試験方法、悪臭物質減少率の算出方法、並びに本試験で使用した悪臭物質、検体、及び気体検知管は以下のとおりである。
[試験方法及び悪臭物質減少率の算出方法]
試験例1と同じ方法にて行った。
[悪臭物質と規定量]
a. n-酪酸 (東京化成、特級、10倍希釈後、10μL使用)
b. イソ吉草酸 (東京化成、特級、10倍希釈後、10μL使用)
c. アンモニア (キシダ化成、特級、10倍希釈後、5μL使用)
[検体と規定量]
チモキノン (SIGMA-ALDRICH)
チモキノンを3.7%含有するよう無水エタノールで調整し、0.5mL使用
[気体検知管]
ガステック社製 気体検知管 No. 81 酢酸 / n-酪酸、イソ吉草酸に使用
ガステック社製 気体検知管 No. 3L アンモニア / アンモニアに使用
試験例2における結果及び実施例の効果
試験例2における結果を下記表2及び図6(酢酸)、図7(酪酸)、図8(イソ吉草酸)に示す。尚、アンモニアに関してチモキノン溶液では、消臭効果が全く認められなかったため下記表2からは外した。
上記表2及び図6〜8に示されるように、体臭の原因物質である酢酸 酪酸、イソ吉草酸を減少させる作用を有することが確認された。
したがって、チモキノンは、体臭成分減少剤として有用であり、その体臭物質として特に酢酸 酪酸、イソ吉草酸の減少剤として有用であることが確認された。
試験例3:ブラッククミン抽出物におけるノネナール減少作用の評価
室内温度を24 -26 ℃に安定させた後、におい袋3 L(近江オドエアーサービス社製)に設定したガス濃度となるように2-ノネナール、検体のそれぞれを規定量添加し、におい袋が満タンになるまで空気を充填した。これを静置し、30分ごとの袋内のガスをDNPHカートリッジに300 ml捕集した。ガスを捕集したDNPHカートリッジにアセトニトリル5 ml通してDNPH誘導体を溶出させた。この溶出液を高速液体クロマトグラフィー法で測定し、袋内の2-ノネナール濃度を算出した。 高速液体クロマトグラフの分析条件並びに検体の規定量は以下に示した。また、検体を入れずに同様の操作をしたものを空試験とした。
<高速液体クロマトグラフ分析条件>
使用装置:LC-20AD(島津製作所社製)
検出器:紫外線吸光高度検出器
カラム:RP-Amide、Φ4.6 mm×25 cm(シグマ アルドリッチ ジャパン株式会社製)
カラム温度:40 ℃
移動相:アセトニトリル及び水の混液( 80 :20 )
移動相流量:1.5 ml/min
測定波長:360 nm
<検体と規定量>
本実施例のブラッククミン抽出物0.5 ml
<2-ノネナールの減少率の規定>
上述のようにして測定した測定値に基づいて、下記の計算式よりn-ノネナールの減少率を算出した。
2-ノネナール減少率(%)={(ブランク値)−(検体値)}/ (ブランク値)×100
ブランク値は検体を添加する前の初測定値とし、検体値は試験開始後30 分ごとの2-ノネナール濃度とする。その結果における時間経過に伴う2-ノネナールの減少率は以下表3に示す。
試験例3における実施例の効果
表3に示すように、ブランクと比較すると、ブラッククミン抽出物を添加した検体は経過時間ごとに2-ノネナールの減少率は高い傾向を示していることが分かった。
したがって、ブラッククミン抽出物は加齢臭の原因成分である2-ノネナールの減少剤として有用であることが確認された。
試験例4:ブラッククミン抽出物における体臭原因菌増殖抑制作用の評価
1.体臭原因菌増殖抑制作用の評価方法の概要
検体として本実施例のブラッククミン抽出物をDMSOで50%に希釈したものを用いた。
検体を下記の方法にて添加した寒天平板培地(以下「感受性測定用平板」という。)に下記の方法で調製した試験菌液を途抹し培養後、菌の発育が阻止された最低濃度をもって最小発育阻止濃度とし、その最小発育阻止濃度を体臭原因菌増殖抑制作用の評価の指標とした(即ち、最小発育阻止濃度が低いと、増殖を抑制する作用を有する。)。
2.試験菌
試験菌は以下のとおりである。
試験菌(1)Corynebacterium xerosis(コリネバクテリウム・キセロス)
試験菌(2)Staphylococcus aureus subsp.aureus NBRC 12732(黄色ブドウ球菌)
試験菌(3)Staphylococcus epidermidis NBRC 12993(表皮ブドウ球菌)
3.試験菌液
試験菌液は以下の方法で作製した。
試験菌(1)について
前培養:ソイビーン・カゼイン・ダイジェストカンテン培地にて30℃±1℃、2日間
菌液調製溶液:ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト培地
菌数:10/ml
試験菌(2)及び(3)について
前培養:Mueller Hinton Broth (difco)、37℃±1℃、18~20時間
菌液調製溶液:Mueller Hinton Broth
菌数:10/ml
4.感受性測定用培地
試験菌(1)ソイビーン・カゼイン・ダイジェストカンテン培地
試験菌(2)及び(3)Mueller Hinton Agar (difco)
5.感受性測定用平板
検体原液(ブラッククミン抽出物濃度500mg/gのDMSO溶液)と、検体原液をさらにDMSOで250mg/ml、及びその2倍希釈した溶液とを調製した(以下これらをサンプル溶液という)。次に、滅菌溶解後50℃に保った感受性測定用培地にサンプル溶液を1/99量添加し、十分に混合後、シャーレに分注、固化させた。
6.試験方法
試験菌溶液を感受性測定用平板にプラスチック製ループ(内径役1mm)で2cm程度の画線途抹し、所定の時間培養後、菌の発育が阻止された最低濃度をもって最小発育阻止濃度とした。
7.感受性測定用平板培養条件
試験菌(1)30℃±1℃、4日間
試験菌(2)及び(3)37℃±1℃、18から20時間
試験例4における実施例の効果
上記試験例4の評価結果を下記表4に示す。
下記表4に示されるように、コリネバクテリウム属、黄色ブドウ球菌、及び表皮ブドウ球菌の発育を阻止する機能を有することが確認された。これにより、ブラッククミン抽出物は、体臭原因菌の増殖抑制剤として有用であることが確認された。
試験例5
試験例Kunkun Body(登録商標)を使用したヒトでのブラッククミン抽出物の体臭軽減作用
あらかじめヘルシンキ宣言にもとづき試験の主旨を十分理解し、文書で同意を得た23歳から57歳の男性16名を被験者とした。被験者の内訳は、20歳代、30歳代、40歳、50歳代それぞれ4名ずつ計16名で構成した。すべての被験者は、1週目前夜から毎日 朝・晩の1日2回、連続して5日間ブラセボローションを耳のうしろ、ワキ、足の裏に塗布し、測定は、朝、昼、夕刻の1日3回、月曜日から金曜日までの連続5日間、プラセボローション塗布部位のニオイをKunkun body(登録商標)にて計測した。
第二週目前夜から ブラッククミン抽出物(ニゲラサチバ種子油)1%を配合したサンプルローションの塗布を開始し、1日 朝、晩の2回、連続5日間塗布してもらい、日に3回のニオイ測定をKunkun body(登録商標)を用いて、プラセボ同様に行った。
測定条件は室温25±4℃、湿度60±10%に調整した部屋にて15分間馴化後に行い、2週間行った。
尚、下記の表にあるローションを処方しプラセボおよびサンプル検体とした。
結果及び試験例5における実施例の効果
プラセボローションおよびブラッククミン抽出物(ニゲラサチバ種子油)を1%配合したサンプルローションを塗布した時のニオイ測定結果は、下記の表6のとおりになる。
上記表6に基づいて、部位別年齢別ニオイ比較 (総点)を図8に示す。
図8によれば、耳の後ろのニオイについて、20歳代については、プラセボ塗布時よりも若干スコアが上がっているものの、30歳代、40歳代、50歳代ではいずれもニオイが減少傾向にあることがわかる。また、わきについては、40歳代でプラセボ塗布時よりもわずかに増加しているものの、20歳代、30歳代、50歳代でニオイが減少している。
足の裏についてはいずれの年代もプラセボ塗布時よりもブラッククミン抽出物(ニゲラサチバ種子油)配合ローション塗布時のほうが、ニオイの減少が確認された。
また、上記表6に基づいて、部位別年齢別ニオイ比較 (汗臭)を図9に示す。
いずれも40歳代でわきと足の裏についてプラセボ塗布時よりもニオイスコアが高くなっているが、それ以外の年代では概ねニオイの強さの減少が確認された。
これらのことから、ブラッククミン抽出物は、体臭を抑制する作用を有することが確認された。
実施例の効果
上記試験例1及び2によれば、アンモニアに対する消臭作用は、ブラッククミン抽出物においては、効果があることが確認されたが、チモキノンにおいては確認されなかった。したがって、アンモニアにおける消臭作用は、ブラッククミン抽出物自体が体臭成分の一つであるアンモニアの減少剤として有効であることが確認された。
これに対し、n-酪酸およびイソ吉草酸の体臭成分減少作用は、ブラッククミン抽出物、及びチモキノンの両方で効果があったので、これらの成分はチモキノンに由来しており、これにより、ブラッククミン抽出物に限定されず、チモキノン自体や、チモキノンを含有する他の植物抽出物においてもこれら成分の減少剤として有用であることが確認された。
さらに、試験例3によればブラッククミン抽出物は加齢臭の原因成分であるノネナール減少剤としても有用であることが確認された。
そして、試験例4によれば、体臭の原因菌であるコリネバクテリウム、黄色ブドウ球菌、及び表皮ブドウ球菌の増殖抑制剤としても有用であることが確認された。
さらに、試験例5によれば、ブラッククミン抽出物は、体臭抑制剤として機能することが確認された。
以下により、本発明の体臭成分減少剤等(ブラッククミン抽出物)の配合例を挙げるが、下記配合例は本発明を限定するものではない。また、下記以外にも、靴底中敷材や、被服用の繊維、下着用繊維、制汗剤、紙おむつ等に配合することもできる。
配合例1:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
体臭成分減少剤 1.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例2:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
PEG−60硬化ヒマシ油 0.5
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/
オクチルドデシル) 1.5
体臭成分減少剤 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例3:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット
2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサ抽出物 1.0
体臭成分減少剤 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例4:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
体臭成分減少剤 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例14:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
体臭成分減少剤 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
以上、説明したように、本発明は新規な体臭成分減少剤等を提供することができる。


Claims (4)

  1. ブラッククミン抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤であって
    上記体臭成分は疲労臭成分であることを特徴とする体臭成分減少剤。
  2. 前記疲労臭成分は、アンモニアであることを特徴とする請求項1に記載の体臭成分減少剤。
  3. ブラッククミン抽出物を有効成分とする体臭成分減少剤であって
    上記体臭成分は加齢臭成分であることを特徴とする体臭成分減少剤。
  4. 前記加齢臭成分はノネナールであることを特徴とする請求項3に記載の体臭成分減少剤。
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