JP6546615B2 - ノミ捕獲装置 - Google Patents

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この発明は、誘引灯を利用したノミ捕獲装置に関する。
地震などの災害により従来屋内で飼っていたペット等が屋外で生活するようになり、そのまま従来の習性で屋内に入り住民の住居空間を出入するような現象が現われた。ところが、ペットの屋外での生活で全身にノミを付着しそのまま屋内に出入りするため住民の生活空間の屋内にノミをばらまくという非衛生的な現象が出てくる。そして、住民の身体の至る所をノミに刺される被害が発生して日常の生活に支障が出る状態が発生した。
特開2002−209496号
かかるノミ被害を防止するためにノミ捕獲装置やノミ駆除用の薬剤などが開発されている。特にノミ捕獲装置は誘引灯、例えば、ランプの点灯によりノミを誘引してそのままランプ周辺に配設した粘着シートや薬剤などで捕獲したり殺虫するものであった(例えば、特許文献1参照)。
しかし、最近、ノミは単なる誘引灯のみでは集まってこないことが分かってきた。
すなわち、これらの捕獲装置ではノミの習性を充分に学習したものではなく、単に光を照射すればノミが興味を持って集まってくるという単純な発想のもとで開発されたものであった。従って、ノミはたとえ誘引灯を視認しても集まる確率は低く数匹の捕獲成果しか出ないのが現状であった。
この発明では、まず誘引灯による放射を数種類の輝度に区分してノミの注意を引く光放射形態とすると共にその周辺に粘着シートを敷設してノミの捕獲効率を格段に向上することのできるノミ捕獲装置に関する。
この発明は、上部閉塞のドーム状の誘引ケース頂部に誘引灯を配設し、誘引ケース外周面における輝度を数種類の輝度に区分してノミの注意を引く光放射形態とし、しかも、ノミの目線となる地上面の放射領域を最も輝度が高くその上方に行くに従って輝度の低い淡い光となるように誘引ケース上半部の外周壁は誘引灯の光を全周にわたってさえぎる遮光壁とし、その下半部の外周壁は誘引灯からの間接光を誘引ケース周辺に放射する透孔窓とし、さらには、該透孔窓の開口孔は誘引灯から透孔窓の上縁線に至る放射仮想線の延長線と地上面との交差する範囲外から誘引灯直接光が外部から視認できない横長孔で誘引ケースの全周壁にわたって形成し、更には、誘引ケースの外周地上面に誘引ケースを囲繞するように粘着シートを敷設し、誘引灯に誘われて集まるノミの脚部を粘着シートに粘着することによりノミを捕獲するように構成したノミ捕獲装置を提供するものである。
また、遮光壁は透明の誘引ケースの外周壁面に淡い光を透光可能な遮光シートを張設したことに特徴を有する。
また、誘引ケースの外周壁を形成する素材に予め光を遮光する遮光機能を保有させたことに特徴を有する。
また、誘引灯は誘引ケースの部近傍に配設し誘引ケース内の上方から下方に向かって照射するように構成したことに特徴を有する。
請求項1の発明によれば、上部閉塞のドーム状の誘引ケース頂部に誘引灯を配設し、誘引ケース外周面における輝度を数種類の輝度に区分してノミの注意を引く光放射形態とし、しかも、ノミの目線となる地上面の放射領域を最も輝度が高くその上方に行くに従って輝度の低い淡い光となるように誘引ケース上半部の外周壁は誘引灯の光を全周にわたってさえぎる遮光壁とし、その下半部の外周壁は誘引灯からの間接光を誘引ケース周辺に放射する透孔窓とし、さらには、該透孔窓の開口孔は誘引灯から透孔窓の上縁線に至る放射仮想線の延長線と地上面との交差する範囲外から誘引灯直接光が外部から視認できない横長孔で誘引ケースの全周壁にわたって形成し、更には、誘引ケースの外周地上面に誘引ケースを囲繞するように粘着シートを敷設し、誘引灯に誘われて集まるノミの脚部を粘着シートに粘着することによりノミを捕獲するように構成したので、ノミは誘引灯を単なる発光物体と認識するのではなく誘引ケース外方において上下に異なる放射輝度を認識しノミの目線に対応する位置レベルで放射輝度が最も高いのでこの光とその上方の輝度の低い淡い光との輝度コントラストに敏感に反応して誘引灯に向かって移動するものと考えられる。その結果、誘引灯の周辺にはノミの移動経路を想定した位置に粘着シートが敷設されているので粘着シートにノミの脚部が粘着されて容易にノミの捕獲が可能となる効果がある。
従来の他社製の誘引灯では5時間経過後の結果として約10匹位のノミしか捕獲されていないのに対し本発明の装置では同時間で約100匹以上のノミの捕獲成果が上がっている。
これはノミの誘引灯に対する視覚認知の習性として従来の捕獲装置のように単に光を照射するだけでは不十分であり、誘引光に輝度の変化をつけて特にノミの目線位置のレベルでの輝度は誘引灯からの間接的な光を誘引ケース外方から直接に認識可能に構成し、その上方の輝度を低くして誘引ケース外周面における輝度にコントラストをつけてノミの関心をより引くようにしたので捕獲率が飛躍的に向上した。
また、誘引灯の輝度が誘引ケース外周の上下で異なり、特に上半部の輝度は遮光されてほとんど透光しない淡い光となり、下半部の輝度は誘引灯からの間接光が透孔窓から外部に放射され、上半部と下半部との輝度コントラスト及び、透孔窓からの誘引灯の間接光による放射によってノミの目線で印象的に写り関心を引き付けるものと推測されてノミの誘引効果を向上する効果がある。
また、ノミの目線は限りなく地上面に近く透孔窓の横長孔から放射される誘引灯の間接光がノミの誘引関心を引くと共に、誘引ケースはドーム状で誘引灯から放射される光が全方向に放射されていかなる位置に存在するノミでも確実に誘引することができる効果がある。
請求項2、3の発明によれば、遮光壁は透明の誘引ケースの外周壁面に淡い光を透光可能な遮光シートを張設したり、誘引ケースの外周壁を形成する素材に予め光を遮光する遮光機能を保有させたことにより、誘引ケースの遮光壁には充分な誘引光が外部に放射されず淡い光でノミの警戒心を高めることなくノミの関心を引き付けることができる効果があるものと推定される。
請求項の発明によれば、誘引灯は誘引ケースの部近傍に配設し誘引ケース内の上方から下方に向かって照射するように構成したことにより、誘引ケースの遮光壁や透孔窓から漏れる光は一旦誘引ケース内を照射した光であるため直接に誘引灯から照射された直接光とならずノミに不要な警戒心を抱かせることが少なくなりノミの誘引を容易に実現することができ誘引光としての機能を充分に発揮すること
本発明のノミ捕獲装置を示す断面図。 本発明のノミ捕獲装置を示す正面図。 本発明のノミ捕獲装置を示す平面図。 本発明のノミ捕獲装置を示す斜視図。 本発明のノミ捕獲装置を示す説明図。 本発明のノミ捕獲装置の誘引光を示す説明図。 他の粘着シートの斜視図。 方形状の箱型の誘引ケースを示す斜視図。 六角形の誘引ケースを示す斜視図。 円錐形の誘引ケースを示す斜視図。 円柱の誘引ケースを示す斜視図。 円孔の透孔窓を備えたノミ捕獲装置を示す斜視図。 複数の小孔を備えたノミ捕獲装置を示す斜視図。 メッシュの透孔窓を備えたノミ捕獲装置を示す斜視図。 組み立て式の誘引ケースを示す展開図。 ガラスコップの誘引ケースを示す斜視図。 他のノミ捕獲装置を示す斜視図。
この発明は、上部閉塞のドーム状の誘引ケース頂部に誘引灯を配設し、誘引ケース外周面における輝度を数種類の輝度に区分してノミの注意を引く光放射形態とし、しかも、ノミの目線となる地上面の放射領域を最も輝度が高くその上方に行くに従って輝度の低い淡い光となるように誘引ケース上半部の外周壁は誘引灯の光を全周にわたってさえぎる遮光壁とし、その下半部の外周壁は誘引灯からの間接光を誘引ケース周辺に放射する透孔窓とし、さらには、該透孔窓の開口孔は誘引灯から透孔窓の上縁線に至る放射仮想線の延長線と地上面との交差する範囲外から誘引灯直接光が外部から視認できない横長孔で誘引ケースの全周壁にわたって形成し、更には、誘引ケースの外周地上面に誘引ケースを囲繞するように粘着シートを敷設し、誘引灯に誘われて集まるノミの脚部を粘着シートに粘着することによりノミを捕獲するように構成したノミ捕獲装置に関する。
また、誘引ケース外周面における輝度は上下二段の異なる輝度形態となるように誘引ケース上半部の外周壁は誘引灯の光をさえぎる遮光壁としその下半部の周壁は誘引灯の光を間接的に誘引ケース周辺に放射する透孔窓としている。
更に、誘引ケースはドーム状で下半部の周壁に形成した透孔窓は誘引ケースの高さの約3分の1から5分の1の高さの横長孔で誘引ケースの全周壁にわたって形成し、遮光壁は透明の誘引ケースの外周壁面淡い光を透光可能な遮光シートの張設により実現しており、また、誘引ケースの外周壁を形成する素材に予め光を遮光する遮光機能を保有させてもよい。
更に、誘引灯は誘引ケースの部近傍に配設し誘引ケース内の上方から下方に向かって照射するように構成している。
この発明の実施例を図面に基づき詳説すると、図1は本発明のノミ捕獲装置の断面図、図2は本発明のノミ捕獲装置の正面図、図3は本発明のノミ捕獲装置の平面図、図4は本発明のノミ捕獲装置の斜視図、図5は本発明のノミ捕獲装置の説明図を示している。
図1から図5に示すように、ノミ捕獲装置Kは、ドーム状の誘引ケース2とその外周方の地上面に誘引ケース2を囲繞する状態で敷設した粘着シート3よりなる。
誘引ケース2の上部2aは半円弧形状としその下方は底面部2cで閉塞したり、開放状としたりしており、全体的にいわゆるドーム形状として底部を地上面に載置するのに安定性が良い。
しかも、誘引ケース2を構成する素材はガラスやプラスチックを用いており基本的には透明の透孔可能な素材としている。
誘引ケース2の天井部2bの近傍には誘引灯4を配設している。誘引灯4は、誘引ケース2内部を上方から下方に向けて照射可能に豆ランプ4aを使用している。豆ランプ4aには別途設けた乾電池4bや家庭内の交流電源コンセントを電源部(図17参照)として通電可能に構成している。図中符号4cは豆ランプ4aと乾電池4bとを電気的に接続する配線である。なお、誘引灯4としては節電と寿命を考えてLEDランプを用いることができるが、LEDランプ(0.2W、寿命40,000h)の光波長と光色がノミの誘引に効果的であることも判明した。
誘引ケース2外周面からは内部の誘引灯4からの照射光Lが透過放射されることになるが本発明では誘引ケース2外周面における放射輝度を一定の分布位置において数種類に区分している。すなわち、誘引ケース2の頂上部から略5分の4の位置h3(図2参照)までの外周壁10には遮光壁とし誘引ケース2内の誘引灯4のランプの光が直接に外方に放射されないように遮光シート11を張設している。
遮光シート11は全くの非透光性素材ではなくて誘引ケース2内部が点灯していることが認識できるような素材で構成されていればよく、例えば、緑色、暗黒色、又はそれに近い高濃度色彩の樹脂薄膜シートを用いる。従って、遮光シート11から遺漏する光は淡い光でぼんやりとした光の輪郭が不明確な程度の輝度としている。
また、誘引ケース2の底部から略5分の1の位置h2までの外周壁10には誘引灯4の光を誘引ケース2外に放射できるように透孔窓5を形成している。すなわち、誘引ケース2内で誘引灯4のランプにより放射された光は誘引ケース2内下方を照らしながら透孔窓5から誘引ケース2外にも放射される。この誘引ケース2外への放射光は誘引ケース2外においては誘引灯4のランプからの直接光として視認できるものではなく間接光として視認される光となっている。
透孔窓5は必要に応じて誘引ケース2の高さh1(図2参照)の約3分の1から5分の1の高さh2に設けた横長孔とし誘引ケース2の全周壁にわたって形成しておくことができる。
図中、12は、透孔窓としての横長孔の間に介設した支柱である。
かかる誘引ケース2の外周壁10から放射される光は誘引光であり、ノミFを誘引するための光となっている。しかも、誘引ケース2の外周壁10においては頂部から略5分の4までの外周壁10は遮光壁となって淡い光L2しか視認できないが、その下方の底部から略5分の1までの外周壁10からは透孔窓5を介して誘引灯4のランプからの間接光L1が誘引ケース2外方に放射されている。
このように放射形態を誘引ケース2の外壁面の上方と下方とで異なるように構成し、ノミFの目線となる地上面Gの放射領域を輝度が高くなるようにし、その上方に行くに従って輝度の低い淡い光L2となるように構成している。このように誘引ケース2の外壁面での輝度に異なる一定の変化を設けたことによりノミFの注意をよりひきやすくなったと推測される。
特に誘引光が透孔窓5から放射されるに際しては、図6に示すように誘引灯4の豆ランプ4aから透孔窓5の上縁線に至る放射仮想線の延長線と地上面との交差する円形範囲がランプからの直接光L1の照射範囲となり、この部分が最も照度が高い照射範囲と認識できる。かかる円形照射範囲の外周方はかかる直接照射光L1からの間接光L1’として漸次光の照度は減殺していく。特に、かかる間接光がノミFにとって警戒心を生起せず誘引効果をより向上することができることが判明した。
かかる誘引ケース2の外周壁10から放射される輝度の変化と共に透孔窓5から照射され直接光L1と派生光等の微妙な誘引光の照度変化がノミの関心を有効に喚起するものと推測される。
このように構成された誘引ケース2の外周方の地上面Gには誘引ケース2を囲繞する状態で粘着シート3を敷設している。
すなわち、図5に示すように、誘引光に誘引されたノミFは誘引ケース2方向に歩行し或いは飛翔して近づく。しかし、誘引ケース2の外周地上面には光誘引によるノミFの移動経路を予め想定しており、その移動経路には粘着シート3が敷設されている。
粘着シート3は、ガムテープ様の粘着剤が塗布されたシートであり、誘引ケース2の周りを囲繞するようにドーナツ状に形成している。しかし、形状はかかるドーナツ形状に限らず図7に示すように誘引ケース2の周囲に方形の粘着シート3を多数並べてもかまわない。
このように粘着シート3を敷設しておくことにより誘引灯4に誘われて集まるノミFの脚部を粘着シート3に粘着することによりノミFを捕獲することができる。
[変形例]
上記した本発明のノミ捕獲装置の実施例には各種の変形例が考えられる。
すなわち、誘引ケース2については上記実施例はドーム状で下半部の周壁に形成した透孔窓5は誘引ケース2の下端部から全高の3分の1から5分の1の高さ位置に横長孔5aを誘引ケースの全周壁わたって形成しているが、誘引ケース2は方形状の箱型22A(図8参照)や多角形の箱型(例えば、六角形の箱型22B(図9参照)や八角形の箱型)や円錐形22C(図10参照)や円柱22D(図11参照)の形状であっても構わない。
要は、内部が中空であってその天井部2b近傍に誘引ランプが点灯し、誘引ケース2の下部から約3分の1から5分の1の高さ位置に横長孔5aを形成し、この横長孔5aから誘引ランプの光がケース周辺に放射されて地上面Gのノミの目線で視認されればよい。
また、横長孔5aは至る場所に生息するノミでも視認できるように誘引ケース2の周辺に開口するように配設されていれば良くその形状やサイズについて各種変形が考えられる。
例えば、図12に示すように、誘引ケース2の外周壁10に円形の孔5bを併設してもよく、また、図13に示すように、誘引ケース2の外周壁10に多数の小孔群を帯状5cに形成してもよい。また、図14に示すように、誘引ケース2の外周壁10に透孔窓5をメッシュで横長孔5dに形成することもできる。
また、誘引ケース2の材質は、前述した通りガラスやプラスチックを使用するが、図15に示すように、展開したシート状の紙21で立体的な誘引ケース22となるように組立自在に構成することもできる。なお、図中において誘引灯4の電源部の電池や配線は作図を省略している。
すなわち、やや厚手の紙に予め組立てのための押圧折れ線21aを形成しておき使用者が自分で立体的な誘引ケース22に容易に組立て可能にしている。
かかる形態の組み立て式の誘引ケース22とすることにより、本発明のノミ捕獲装置を市場で販売する際にはシート状に展開された誘引ケースとなる紙シートと、誘引ランプと、その周辺に敷設する粘着シートとをセットとして販売すれば流通市場での取扱いにも便利で使用者も購入しやすく販路拡大に貢献できる。
また、本発明のノミ捕獲装置は通常店頭での販売においては誘引ケースを組立て式にするか当初より立体的な誘引ケースとするかは別として、セットとして販売する形態にする場合は、誘引ケースと、誘引ランプと、その周辺に敷設する粘着シートとをワンセットとして梱包して流通市場に置き、粘着シートは消耗品として使用の度に新たに購入するようにしておく。このような販売形態とすることにより本件発明のノミ捕獲装置を粘着シート
の取替のみで長期間ノミ捕獲に使用できるため経済的である。
この発明は上記のように構成されており、使用に際してはノミの生息しそうな場所を選択しその場所の略中心位置に本発明のノミ捕獲装置を設定する。すなわち、まず誘引ケース中の誘引灯を点灯して該ケースを所定場所の地上面に載置し、次いでその周辺に粘着シートを敷設しておく。
所定時間、例えば夜間の半日そのまま放置しておくとノミは誘引灯におびき寄せられて誘引灯からの数段の照度の異なる光に近づいていき最終的にはその移動経路において粘着シートに脚部を粘着されて捕獲されることになる。
参考のために、誘引灯としてのライトを直接に点灯しその下方や近傍に粘着シートを配設した従来のノミ捕獲装置と本発明のノミ捕獲装置(図16に示す飲料用のガラスコップ22Eを伏せた状態とし天井部分に懐中電灯用の豆ランプ4aを設けると共にガラスコップ22Eの外周壁10に緑色シールよりなる遮光壁11と透孔窓5としてシール非貼着部分を形成している。さらに外周壁10の表面にも粘着剤を塗布するようにした。その周辺の地上面には、粘着シートを敷設した装置とした。誘引灯4は、交流電源に接続して変換した直流電流にて点灯している。ノミ捕獲率の差異を検証した実験データを以下に記載する。
(1)実験について
・実験日時 2016年9月15日 午後7時から9月17日午後7時まで
・実験場所 発明者の自宅 (熊本県上益城郡御船町)
六畳居間に衝立を隔てて左右それぞれに各装置を設置した。
・室内温度 26℃〜34℃
・室内照明 無照明状態
・従来のノミ捕獲装置については、特許第4633944号参照

Figure 0006546615
従来捕獲装置と本捕獲装置との蚤捕獲数を比較すると本捕獲装置を使用することによりノミの捕獲数が大きく向上していることが明らかとなる。例えば、避難所の一室に本捕獲装置を設置して使用することで、ペットが室外から持ち込んだ複数の蚤を捕獲することができる。同室内の蚤の数を減らすことで、避難中の飼い主が自身のペットと触れ合う際にノミに噛まれる可能性を低減することができる。
以上、上述した実施例を通して本発明を説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、上述した各種効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施例に記載されたものに限定されるものではない。
K ノミ捕獲装置
L 照射光
G 地上面

2、22 誘引ケース
2a 上部
2b 天井部
2c 底面部

3 粘着シート
4 誘引灯
5 透孔窓
5a 横長孔

10 外周壁
11 遮光シート
12 支柱

Claims (4)

  1. 上部閉塞のドーム状の誘引ケース頂部に誘引灯を配設し、誘引ケース外周面における輝度を数種類の輝度に区分してノミの注意を引く光放射形態とし、しかも、ノミの目線となる地上面の放射領域を最も輝度が高くその上方に行くに従って輝度の低い淡い光となるように誘引ケース上半部の外周壁は誘引灯の光を全周にわたってさえぎる遮光壁とし、その下半部の外周壁は誘引灯からの間接光を誘引ケース周辺に放射する透孔窓とし、さらには、該透孔窓の開口孔は誘引灯から透孔窓の上縁線に至る放射仮想線の延長線と地上面との交差する範囲外から誘引灯直接光が外部から視認できない横長孔で誘引ケースの全周壁にわたって形成し、更には、誘引ケースの外周地上面に誘引ケースを囲繞するように粘着シートを敷設し、誘引灯に誘われて集まるノミの脚部を粘着シートに粘着することによりノミを捕獲するように構成したノミ捕獲装置。
  2. 遮光壁は透明の誘引ケースの外周壁面に淡い光を透孔可能な遮光シートを張設したことを特徴とする請求項1に記載のノミ捕獲装置。
  3. 誘引ケースの外周壁を形成する素材に予め光を遮光する遮光機能を保有させたことを特徴とする請求項1に記載のノミ捕獲装置。
  4. 誘引灯を誘引ケースの頂部近傍に配設し誘引ケース内の上方から下方に向かって照射するように構成したことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のノミ捕獲装置。
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