JP6545453B2 - タッチパネル装置及びタッチパネルの座標補正方法 - Google Patents

タッチパネル装置及びタッチパネルの座標補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネル装置及びタッチパネルの座標補正方法に関する。
タブレット型端末装置及び携帯型ゲーム機などの携帯型電子機器の普及に伴い、表示画面内の入力座標を検出するタッチパネルが広く用いられている。4線式や5線式などの抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、入力座標は、タッチパネルの入力面内の押下点に対応する抵抗膜の電位に基づいて検出される。
しかし、検出された入力座標は、抵抗膜内の等電位線が、例えば抵抗膜の端部に設けられた電極の抵抗値の影響によって湾曲するように歪むため、押下点の真の座標との間に誤差がある。入力座標の誤差は、抵抗値が低い電極を採用すれば低減され得るが、電極に接続されたトランジスタなどの電子部品に過電流が流れるために故障の危険が生ずる。さらに、高耐圧の電子部品を採用することもできるが、タッチパネル装置のコストが増加してしまう。
これに対し、例えば特許文献1〜3には、タッチパネルの入力座標を補正する手法が開示されている。
特開2009−48277号公報 特開2005−134992号公報 特表2007−503037号公報
しかし、特許文献1に開示された手法によると、タッチパネルの入力座標を、1次の多項式を用いて補正するため、例えば、外形が異形(円形など)の4線式や5線式のタッチパネルのように、等電位線が湾曲するように歪む場合、入力座標を高精度に補正できないという問題がある。なお、特許文献2には、1次及び2次の多項式を用いてタッチパネルの入力座標を補正する手法が開示されているが、複数段階にわたる複雑な近似処理が行われるため、多くの処理時間を要するだけでなく、大容量メモリなどの大規模なハードウェアも必要となる。
そこで本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、タッチパネルの座標を高精度に補正することができるタッチパネル装置及びタッチパネルの座標補正方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載のタッチパネル装置は、互いに対向する一対の抵抗膜を備えたタッチパネルの入力面に電位勾配を発生させる制御部と、前記入力面内の押下により前記一対の抵抗膜同士が接触した点の座標を前記電位勾配に基づき検出する検出部と、前記検出部により検出された座標を補正座標に補正する補正部とを有し、前記補正部は、前記入力面内に配列された所定の複数の基準点が押下されたとき、前記検出部により検出された前記複数の基準点の各座標を通る複数の曲線を2次以上の多項式でそれぞれ近似し、前記入力面内の任意の点が押下されたとき、前記入力面を前記複数の曲線で分割して得られる複数の領域のうち、前記検出部により検出された前記任意の点の座標が含まれる領域を、該座標を前記2次以上の多項式に代入して得られる別の座標に基づき特定し、前記検出部により検出された前記任意の点の座標から、前記複数の曲線のうち、該特定された領域を規定する各曲線までの距離を前記2次以上の多項式により算出し、前記入力面内における前記特定された領域の位置及び前記各曲線までの距離に基づいて前記補正座標を算出する。
本明細書に記載のタッチパネルの座標補正方法は、互いに対向する一対の抵抗膜を備えたタッチパネルの入力面に電位勾配を発生させ、前記入力面内の押下により前記一対の抵抗膜同士が接触した点の座標を前記電位勾配に基づき検出し、検出された座標を補正座標に補正するタッチパネルの座標補正方法において、前記入力面内に配列された所定の複数の基準点が押下されたとき、検出された前記複数の基準点の各座標を通る複数の曲線を2次以上の多項式でそれぞれ近似し、前記入力面内の任意の点が押下されたとき、前記入力面を前記複数の曲線で分割して得られる複数の領域のうち、検出された前記任意の点の座標が含まれる領域を、該座標を前記2次以上の多項式に代入して得られる別の座標に基づき特定し、検出された前記任意の点の座標から、前記複数の曲線のうち、該特定された領域を規定する各曲線までの距離を前記2次以上の多項式により算出し、前記入力面内における前記特定された領域の位置及び前記各曲線までの距離に基づいて前記補正座標を算出する方法である。
本発明によれば、タッチパネルの座標を高精度に補正することができる。
タッチパネル装置の一例を示す構成図である。 4線式タッチパネルの一例を示す構成図である。 5線式タッチパネルの一例を示す構成図である。 5線式タッチパネルの場合の低抵抗時及び高抵抗時における格子状の座標パタンの歪み特性を示す図である。 比較例による補正後の格子状の座標パタンを示す図である。 曲線の近似処理の一例を示すフローチャートである。 補正点の一例を示す図である。 補正点の座標を通る複数の曲線の一例を示す図である。 座標の補正処理の一例を示すフローチャートである。 実施例により補正後の格子状の座標パタンを示す図である。 実施例及び比較例における配線抵抗値に対する補正座標の誤差を示すグラフである。 実施例及び比較例における補正点数に対する補正座標の誤差を示すグラフである。 4線式タッチパネルの格子状の座標パタンの歪み特性を示す図である。
図1は、タッチパネル装置の一例を示す構成図である。タッチパネル装置は、タッチパネル100A,100Bと、ディスプレイ101と、制御装置6とを備える。タッチパネル100A,100Bは、例えば4線式または5線式のタッチパネルである。
ディスプレイ101は、例えば液晶モニタであり、表示面が、正面視でタッチパネル100A,100Bの入力面に重複するように設けられている。
制御装置6は、DSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサ4と、プロセッサ4を駆動するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)50と、ワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)51と、係数保持メモリ52とを有する。プロセッサ4は、タッチパネル100A,100B及びディスプレイ101に接続され、また、バス60を介してROM50、RAM51、及び係数保持メモリ52と接続されている。
プロセッサ4は、電源投入時、ROM50からプログラムを読み込むと、機能として、制御部40、検出部41、補正部42、及び表示部43が形成される。制御部40は、例えば、タッチパネル100A,100Bを駆動するスイッチを制御する。検出部41は、タッチパネル100A,100Bの入力面内の押下された点の座標を検出する。検出部41は、後述するように、該押下点の電位に基づいて座標を算出する。
補正部42は、検出部41により検出された座標を補正座標に補正する。タッチパネル100A,100Bの抵抗膜の等電位線は、例えば導電膜の端部に設けられた電極の抵抗値の影響よって湾曲するように歪むため、検出部41により検出された座標は、押下点の真の座標との間に誤差がある。補正部42は、後述する補正処理において算出した近似式の係数を係数保持メモリ52に書き込む。係数保持メモリ52としては、例えばフラッシュメモリが挙げられる。
表示部43は、ディスプレイ101の表示処理を行う。表示部43は、例えば、近似式の係数の算出処理において、タッチパネル100A,100Bの入力面内に配列された基準点である補正点の位置をディスプレイ101に表示する。
次に、タッチパネル100A,100Bの構成を説明する。先に4線式タッチパネル100Aの構成を述べ、次に5線式タッチパネル100Bの構成を述べる。
図2は、4線式タッチパネル100Aの一例を示す構成図である。4線式タッチパネル100Aは、互いに対向する抵抗膜10A,20A、電極11A,12A,21A,22A、スイッチ31A,32A,34A,35Aを備えている。なお、図2において、電極21Aに平行な方向をX方向とし、電極11Aに平行な方向をY方向とする。
抵抗膜10A,20Aは、一例として矩形形状を有しているが、他形状を有してもよい。スイッチ31A,32A,34A,35Aとしては、トランジスタを挙げるが、これに限定されない。スイッチ31A,32A,34A,35Aは、ベースが制御部40に接続されており、制御部40によりオンオフ制御される。
抵抗膜10AのX方向の両端には、電極11A及び12Aがそれぞれ設けられている。電極11A及び12Aは、例えば酸化インジウムスズ(ITO)の薄膜により形成されている。
電極11Aには、スイッチ31Aのコレクタ及び検出部41が接続されている。スイッチ31Aのエミッタは接地されている。電極12Aには、スイッチ32Aのコレクタが接続されており、スイッチ32Aのエミッタには、電源電圧Vccが印加されている。
抵抗膜20AのY方向の両端には、電極21A及び22Aがそれぞれ設けられている。電極22Aには、スイッチ35Aのコレクタが接続されており、スイッチ35Aのエミッタには、電源電圧Vccが印加されている。電極21Aには、検出部41及びスイッチ34Aのコレクタが接続されている。スイッチ34Aのエミッタは接地されている。
抵抗膜10A,20Aは、不図示のドットスペーサーを挟んで対向するように重ね合わされている。抵抗膜10A,20Aは、ドットスペーサーの厚みで規定される間隔だけ離れており、タッチペンなどによる押圧により接触する。検出部41は、入力面S内の押圧点PのX座標及びY座標を、押圧点Pの電圧及び押圧点Pに接触する抵抗膜20A内の接触点P’の電圧からそれぞれ検出する。
制御部40は、押圧点PのX座標を検出するとき、スイッチ31A,32Aをオンし、スイッチ34A,35Aをオフする。これにより、抵抗膜10Aの電極11A,12A間に電源電圧Vccが印加されるので、X方向に電位勾配Vxが発生する。このとき、検出部41には、抵抗膜20Aを介して押圧点Pの電圧が入力される。
また、制御部40は、押圧点PのY座標を検出するとき、スイッチ34A,35Aをオンし、スイッチ31A,32Aをオフする。これにより、抵抗膜20Aの電極21A,22A間に電源電圧Vccが印加されるので、Y方向に電位勾配Vyが発生する。このとき、検出部41には、抵抗膜10Aを介して接触点P’の電圧が入力される。
検出部41は、押圧点Pの電圧及び接触点P’の電圧をデジタル値に変換し、変換で得た値に基づいて押圧点Pの座標を検出する。なお、制御部40は、押圧点PのX座標を検出する状態と、押圧点PのY座標を検出する状態とを交互に繰り返す。
図3は、5線式タッチパネル100Bの一例を示す構成図である。5線式タッチパネル100Bは、互いに対向する抵抗膜10B,20B、電極11B,22B〜25B、及びスイッチ32B〜37Bを備えている。図3において、電極23Bから電極24Bに延びる方向をX方向とし、電極23Bから電極22Bに延びる方向をY方向とする。
抵抗膜10B,20Bは、一例として矩形形状を有しているが、他形状を有してもよい。スイッチ32B〜37Bとしては、トランジスタを挙げるが、これに限定されない。抵抗膜10Bの外周には、電極11Bが設けられている。電極11Bは、検出部41に接続されている。スイッチ32B〜37Bは、ベースが制御部40に接続されており、制御部40によりオンオフ制御される。
抵抗膜20Bの4角には、電極22B〜25Bが設けられている。電極22Bは、スイッチ32B及び33Bのコレクタに接続されている。スイッチ32Bのエミッタには、電源電圧Vccが印加されている。スイッチ33Bのエミッタは、接地されている。電極23Bはスイッチ34Bのコレクタに接続されている。スイッチ34Bのエミッタは、接地されている。
電極24Bは、スイッチ35B及び36Bのコレクタに接続されている。スイッチ35Bのエミッタには、電源電圧Vccが印加されている。スイッチ36Bのエミッタは、接地されている。電極25Bは、スイッチ37Bのコレクタに接続されている。スイッチ37Bのエミッタには、電源電圧Vccが印加されている。
抵抗膜10B,20Bは、不図示のドットスペーサーを挟んで対向するように重ね合わされている。抵抗膜10B,20Bは、ドットスペーサーの厚みで規定される間隔だけ離れており、タッチペンなどによる押圧により接触する。検出部41は、入力面S内の押圧点PのX座標及びY座標を、押圧点Pに接触する抵抗膜20B内の接触点P’の電圧から検出する。
制御部40は、押圧点PのX座標を検出するとき、スイッチ34B,35B,33B,37Bをオンし、スイッチ36B,32Bをオフする。これにより、抵抗膜20Bの電極24B,25B及び電極22B,23B間に電源電圧Vccが印加されるので、X方向に電位勾配Vxが発生する。このとき、検出部41には、抵抗膜10Bの電極11Bを介して押圧点Pの電圧が入力される。
また、制御部40は、押圧点PのY座標を検出するとき、スイッチ32B,34B,36B,37Bをオンし、スイッチ33B,35Bをオフする。これにより、抵抗膜20Bの電極22B,25B及び電極23B,24B間に電源電圧Vccが印加されるので、Y方向に電位勾配Vyが発生する。このとき、検出部41には、抵抗膜10Bの電極11Bを介して押圧点Pの電圧が入力される。
検出部41は、押圧点Pの電圧をデジタル値に変換し、変換で得た値に基づいて押圧点Pの座標を検出する。なお、制御部40は、押圧点PのX座標を検出する状態と、押圧点PのY座標を検出する状態とを交互に繰り返す。
このようにして検出された押下点の座標は、上述したように誤差を含む。座標の誤差は、電極11A,12A,21A,22A,22B〜25B(つまり、X方向及びY方向の各2辺)の配線抵抗が高いほど大きくなる。
図4(a)及び図4(b)には、5線式タッチパネル100Bの場合の低抵抗時及び高抵抗時における格子状の座標パタンの歪み特性がそれぞれ示されている。すなわち、図4(a)及び図4(b)は、押下点の真の座標を入力面S内の格子パタンとした場合の座標の検出結果(シミュレーション結果)を示す。このため、格子の歪みが大きい箇所ほど、検出された座標の誤差が大きいことになる。
図4(a)に示されるように、電極22B〜25Bの抵抗値が低い場合、座標の誤差は小さい。しかし、この場合、電極22B〜25Bに接続されたスイッチ32B〜37Bなどの電子部品に過電流が流れるために故障の危険が生ずる。さらに、高耐圧の電子部品を採用することもできるが、タッチパネル装置のコストが増加してしまう。
したがって、補正部42は、検出部41で検出された座標を補正座標に補正する。このとき、配線抵抗は、インキの体積抵抗値や製造条件(特に印刷条件)の変動によりばらつくため、ばらつきの影響を受けにくい補正手法が望ましい。
図5には、比較例による補正後の格子状の座標パタンが示されている。本比較例は、上記の特許文献1に開示された手法と類似の手法により補正処理を行った例である。また、本比較例は、5線式タッチパネル100Bにおいて、入力面S内の所定の9個の補正点A〜I(3×3に配置)を用いた補正処理を行った場合(つまり9点補正)の座標パタンのシミュレーション結果を示す。
特許文献1に開示された手法によると、押下点の座標を、1次の多項式を用いて補正するため、例えば5線式のタッチパネル100Bのように、等電位線が湾曲するように歪む場合、座標を高精度に補正できない。このため、外周部の座標には十分な補正が行われず、例えば補正点A―B間やB−C間に見られるような湾曲部分が存在する。
もっとも、補正点数を増やすことにより、入力面Sのサイズによっては湾曲の程度を低減することは可能であるが、タッチパネル装置の製造工程において、補正点を押下する調整作業の時間が増加するという問題がある。したがって、少ない補正点数で高精度な座標の補正が可能な手法が望ましい。
そこで、実施例に係るタッチパネル装置は、以下に述べるように、座標の湾曲特性を2次以上の多項式で近似することにより、高精度な補正処理を行う。さらに、実施例に係るタッチパネル装置は、特許文献2に開示された手法とは異なり、複数段階にわたる複雑な近似処理を行わないので、大規模なハードウェアを必要とせず、短時間で補正処理を行うことができる。
図6は、曲線の近似処理の一例を示すフローチャートである。なお、本例では、便宜上、20点補正(5×4)の場合を挙げるが、以下に述べる処理は、9点補正の場合でも、20点以上の補正でも同様に行われる。
表示部43は、ディスプレイ101に補正点を表示する(ステップSt1)。図7には、補正点の一例が示されている。ディスプレイ101の表示面(X−Y平面)には、等間隔で縦横に配列された20個の補正点P11〜P54が表示される。補正点P11〜P54は、入力面S内に配列された所定の複数の基準点に対応する。補正点P11,P14,P51,P54は、矩形の表示面の角部に配置されている。なお、補正部42は、各補正点P11〜P54の真の座標を予め保持している。
次に、検出部41は、各補正点P11〜P54にタッチ入力が有った場合(ステップSt2のYes)、図2及び図3を参照して述べた手法により座標を検出する(ステップSt3)。一方、タッチ入力がない場合(ステップSt2のNo)、再びステップSt1の処理が行われる。
次に、補正部42は、検出部41により検出された各補正点P11〜P54の座標を通る複数の曲線の近似式の係数を算出する(ステップSt4)。図8には、補正点P11〜P54の座標を通る複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4の一例が示されている。なお、図8は、5線式タッチパネル100Bの場合の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4の例を示す。
符号P11’〜P54’は、検出部41により検出された補正点P11〜P54のX−Y平面内の座標をそれぞれ示す。補正点P11〜P54の座標は、図4(a)及び図4(b)と同様に、歪んだ格子状のパタンを示す。
補正部42は、配列された補正点P11〜P54の行と列ごとに、各座標P11’〜P54’を通る曲線を2次の多項式で近似する。例えば、曲線Lx1は、1列目の補正点P11〜P14の座標P11’〜P14’を通り、曲線Lx2は、2列目の補正点P21〜P24の座標P21’〜P24’を通る。また、曲線Ly1は、1行目の補正点P11〜P51の座標P11’〜P51’を通り、曲線Ly2は、2行目の補正点P12〜P52の座標P12’〜P52’を通る。
=a+by+c(r=1,2,・・・,q) ・・・(1)
=a+bx+c(n=1,2,・・・,m) ・・・(2)
より具体的には、補正部42は、検出部41により検出された座標を(x,y)とすると、Y方向に延びる曲線Lx1〜Lx5を上記の式(1)で近似し、X方向に延びる曲線Ly1〜Ly4を上記の式(2)で近似する。変数xは、曲線Lx1〜Lx5のX座標を示し、変数yは、曲線Ly1〜Ly4のY座標を示す。
また、数値qは、X方向に配置された補正点数、つまり補正点P11〜P54の列数であり、本例ではq=5である。一方、数値mは、Y方向に配置された補正点数、つまり補正点P11〜P54の行数であり、本例ではm=4である。したがって、整数rは、曲線Lx1〜Lx5の識別番号であり、整数nは、曲線Ly1〜Ly4の識別番号である。
補正部42は、検出部41により検出された座標P11’〜P54’から式(1)の係数a,b,c及び式(2)の係数a,b,cを算出する。すなわち、補正部42は、入力面S内に配列された所定の複数の補正点P11〜P54が押下されたとき、検出部41により検出された各座標P11’〜P54’を通る複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4を2次の多項式でそれぞれ近似する。もっとも、近似式としては、2次の多項式に限定されず、2次以上(3次、4次など)の多項式が用いられてもよい。
次に、補正部42は、算出した係数a,b,c,a,b,cを係数保持メモリ52に書き込む(ステップSt5)。本実施例の補正点P11〜P54は、行数が5で列数が4であるため、3×(5+4)=27個の係数が係数保持メモリ52に保持される。このようにして、曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4の近似処理は行われる。なお、近似処理は、例えばタッチパネル装置の製造における調整工程で実行される。
補正部42は、近似処理算出した係数a,b,c,a,b,cを用いて座標を補正する。以下に、座標の補正処理を説明する。
図9は、座標の補正処理の一例を示すフローチャートである。入力面S内の任意の点のタッチ入力があった場合(ステップSt21のYes)、検出部41は、当該押圧点の座標を検出する(ステップSt22)。一方、タッチ入力がない場合(ステップSt21のNo)、処理は終了する。
次に、補正部42は、係数保持メモリ52から係数a,b,c,a,b,cを読み出す(ステップSt23)。次に、補正部42は、図8に示されるように、入力面Sを複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4で分割して得られる複数の領域のうち、検出部41により検出された座標Pd(x,y)を含む領域Zを特定する(ステップSt24)。すなわち、補正部42は、入力面S内の任意の点が押下されたとき、検出部41により検出された座標が含まれる領域Zを特定する。
本例において、押圧点の座標Pd(x,y)は、補正点P22,P23,P32,P33の座標P22’,P23’,P32’,P33’に囲まれる領域Zに含まれる。領域Zの特定手段に限定はないが、例えば、押圧点の座標Pd(x,y)を上記の近似式(1).(2)に代入することにより領域Zを特定することができる。
より具体的には、補正部42は、押圧点のY座標を近似式(1)に代入して得られるX座標xから、X方向において座標Pdに最も近い2つの曲線Lx1〜Lx5を特定する。また、補正部42は、押圧点のX座標を近似式(2)に代入して得られるY座標yから、Y方向において座標Pdに最も近い2つの曲線Ly1〜Ly4を特定する。本例において、補正部42は、座標Pdに近い曲線Lx2,Lx3,Ly2,Ly3を特定する。言い換えれば、補正部42は、近似式(1),(2)の整数r,nの値を特定する。
このように、補正部42は、入力面S内の任意の点が押下されたとき、検出部41により検出された座標Pdから近似式(1),(2)を用いて算出した座標x,yに基づいて、検出部41により検出された座標Pdが含まれる領域Zを特定する。
次に、補正部42は、特定した領域Zを規定する曲線Lx2,Lx3,Ly2,Ly3の近似式の係数a,b,c,a,b,cを選択する(ステップSt25)。これにより、補正部42は、補正座標の算出に用いる近似式を確定させる。
次に、補正部42は、検出部41により検出された任意の点の座標Pdから、複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4のうち、該特定された領域Zを規定する各曲線Lx2,Ly2までの距離Δx,Δyを近似式により算出する(ステップSt26)。図8の符号Gは、特定された領域Zの拡大図を示す。本例において、補正部42は、領域Zを規定する各曲線Lx2,Lx3,Ly2,Ly3のうち、原点に近い曲線Lx2,Ly2について距離Δx,Δyを算出するが、全ての曲線Lx2,Lx3,Ly2,Ly3について算出してもよい。
Δx=x−x ・・・(3)
Δy=y−y ・・・(4)
より具体的には、補正部42は、上記の式(3),(4)から距離Δx,Δyを算出する。ここで、X座標x及びY座標yは、ステップSt25で選択した係数を適用した曲線Ly2,Lx2の近似式(1),(2)から算出される。
次に、補正部42は、入力面S内における特定された領域Zの位置及び各曲線までの距離Δx,Δyに基づいて補正座標(Xc,Yc)を算出する(ステップSt27)。補正部42は、入力面Sの縦横の画素数(ピクセル数)PXLを用いて補正座標(Xc,Yc)を算出する。なお、画素数PXLは、入力面Sの座標検出の分解能の指標である。
PXL_x=PXL/(q−1) ・・・(5)
PXL_y=PXL/(m−1) ・・・(6)
X方向及びY方向における1つの領域当たりの画素数PXL_x,PXL_yは、上記の式(5),(6)によりそれぞれ算出される。図8の例では、補正点P11〜P54の列数q=5であるため、X方向における1つの領域当たりの画素数PXL_xはPXL/4である。一方、補正点P11〜P54の行数m=4であるため、Y方向における1つの領域当たりの画素数PXL_yは、PXL/3である。
補正部42は、上記の画素数PXL_x,PXL_yから、ステップSt25で算出した距離Δx,Δyに相当する画素数PXL_dx,PXL_dyを算出する。図8の符号Gを参照すると理解されるように、X方向の距離Δxに相当する画素数PXL_dxは、押圧点の座標Pdを通る領域ZのX方向の幅Xaに対する距離Δxの比から算出される。一方、Y方向の距離Δyに相当する画素数PXL_dyは、押圧点の座標Pdを通る領域ZのY方向の高さYaに対する距離Δyの比から算出される。
PXL_dx=PXL_x・(Δx/Xa) ・・・(7)
PXL_dy=PXL_y・(Δy/Ya) ・・・(8)
したがって、補正部42は、画素数PXL_dx,PXL_dyを上記の式(7),(8)からそれぞれ算出する。ここで、幅Xa及び高さYaは、特定された領域Zに応じて決定される整数r,nから、近似式(1),(2)を用いてそれぞれ算出される。本例では、幅Xaは、押圧点の座標Pdを挟んだ曲線Lx2,Lx3間の距離であり、高さYaは、押圧点の座標Pdを挟んだ曲線Ly2,Ly3間の距離である。
Xa=xr+1−x ・・・(9)
Ya=yn+1−y ・・・(10)
したがって、幅Xa及び高さYaは、上記の式(9),(10)からそれぞれ算出される。
PXL_dx={PXL/(q−1)}・{(x−x)/(xr+1−x)}・・・(11)
PXL_dy={PXL/(m−1)}・{(y−y)/(yn+1−y)}・・・(12)
よって、画素数PXL_dx,PXL_dyは、式(7),(8)に、式(5),(6),(9),(10)を代入することで、上記の式(11),(12)で表される。もっとも、画素数PXL_dx,PXL_dyの算出手法は、上記に限定されない。例えば、幅Xaは、距離Δxに、押下点の座標Pdと曲線Lx3の距離を加算することで算出してもよいし、高さYaは、距離Δyに、押下点の座標Pdと曲線Ly3の距離を加算することで算出してもよい。
補正部42は、このようにして算出した画素数PXL_dx,PXL_dyに、入力面S内の領域Zの位置に応じたオフセット画素数PXL_fx,PXL_fyを加算することで、補正座標(Xc,Yc)を算出する。オフセット画素数PXL_fx,PXL_fyは、それぞれ、X−Y平面の原点に相当する入力面Sの角部から領域Z(本例では座標P22’)までのX方向及びY方向の距離である。
PXL_fx=PXL・{(r−1)/(q−1)} ・・・(13)
PXL_fy=PXL・{(n−1)/(m−1)} ・・・(14)
オフセット画素数PXL_fx,PXL_fyは、領域Zに応じて決定される整数r,nに基づき、上記の式(13),(14)からそれぞれ算出される。図8の例ではr=2、n=2であるため、PXL_fx=PXL/4、PXL_fy=PXL/3である。
(Xc,Yc)=(PXL_fx+PXL_dx,PXL_fy+PXL_dy)
・・・(15)
補正部42は、オフセット画素数PXL_fx,PXL_fyと画素数PXL_dx,PXL_dyを算出した後、補正座標(Xc,Yc)を上記の式(15)により算出する。このように、補正部42は、入力面S内における特定された領域Zの位置(r,n)及び各曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4までの距離Δx、Δyに基づいて補正座標(Xc,Yc)を算出する。このため、補正部42は、特許文献2とは異なり、複数段階にわたる複雑な近似処理を行うことなく、補正座標(Xc,Yc)を算出できる。
なお、式(15)は、曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4で分割された各領域内において、座標、つまり電位分布が均一であることを前提とする。しかし、電位分布が不均一の場合でも、式(15)に補正用の変数を適用することにより、高精度に補正座標(Xc,Yc)を算出することができる。
再び図9を参照すると、補正部42は、算出した補正座標(Xc,Yc)を、例えば、プロセッサ4または他のプロセッサにより実行されるアプリケーションに出力する(ステップSt28)。このようにして、座標Pdの補正処理は行われる。
このように、実施例に係るタッチパネル装置は、2次の多項式により曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4を近似するため、比較例(特許文献1の開示手法)より高精度に座標を補正できる。
図10には、実施例により補正後の格子状の座標パタンが示されている。図10は、5線式タッチパネル100Bにおいて9点補正を行った場合の座標パタンを示す。
図5に示された比較例と比較すると理解されるように、本実施例における格子状の座標パタンには湾曲部分が見られない。つまり、本実施例の座標補正方法によると、補正座標の誤差が比較例より低減される。
また、図11は、実施例及び比較例における配線抵抗値に対する補正座標の誤差を示すグラフである。図11において、横軸は、電極22B〜25Bの配線抵抗値の基準値に対する倍数(1倍、1.5倍、2倍)を示し、縦軸は、5線式タッチパネル100Bにおける真の座標に対する補正座標の誤差(%)を示す。
比較例における誤差は、上述したように、配線抵抗値が大きいほど増加する傾向を示す。これに対し、実施例における誤差は、配線抵抗値が大きくなっても増加が抑制されている。このため、実施例によると、配線抵抗値が、インキの体積抵抗値や製造条件(特に印刷条件)の変動によりばらつく場合でも、補正座標の誤差を低減できる。
また、図12は、実施例及び比較例における補正点数に対する補正座標の誤差を示すグラフである。図12において、横軸は、補正点数(9個、20個)を示し、縦軸は、5線式タッチパネル100Bにおける真の座標に対する補正座標の誤差(%)を示す。
比較例における誤差は、上述したように、補正点数が減ると誤差が増加する傾向を示す。これに対し、実施例における誤差は、補正点数が減っても低く抑えられている。すなわち、実施例によると、補正点数による補正の精度への影響が低減される。
これまで5線式タッチパネル100Bに関する実施例を挙げて説明したが、4線式タッチパネル100Aに関しても、上記の補正手法を用いることで同様の作用効果が得られる。図13には、4線式タッチパネル100Aの格子状の座標パタンの歪み特性が示されている。ここで、4線式タッチパネル100Aの入力面Sの形状は、一例として円形としている。
図4(a)及び図4(b)の5線式タッチパネル100Bの歪み特性と比較すると理解されるように、4線式タッチパネル100Aの格子状の座標パタンは、曲線の形態が複雑化している。このため、補正部42は、当該曲線を例えば4次以上の多項式で近似することで、5線式タッチパネル100Bの場合と同様に、高精度な補正を行うことができる。なお、実施例に係る座標補正方法は、4線式タッチパネル100A及び5線式タッチパネル100Bに限定されず、他方式のタッチパネルに適用されてもよい。
これまで述べたように、本発明に係るタッチパネル装置は、タッチパネル100A,100Bの入力面S内の押下された点の座標を検出する検出部41と、検出部41により検出された座標を補正座標(Xc,Yc)に補正する補正部42とを有する。補正部42は、入力面S内に配列された所定の複数の補正点P11〜P54が押下されたとき、検出部41により検出された各座標P11’〜P54’を通る複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4を2次以上の多項式でそれぞれ近似する。
また、補正部42は、入力面S内の任意の点が押下されたとき、入力面Sを複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4で分割して得られる複数の領域のうち、検出部41により検出された座標Pdが含まれる領域Zを特定する。さらに、補正部42は、検出部41により検出された任意の点の座標Pdから、複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4のうち、該特定された領域Zを規定する各曲線Lx2,Ly2までの距離Δx,Δyを2次以上の多項式により算出する。そして、補正部42は、入力面S内における特定された領域Zの位置(r,n)及び各曲線Lx2,Ly2までの距離Δx,Δyに基づいて補正座標(Xc,Yc)を算出する。
本発明に係るタッチパネル装置によると、補正点P11〜P54の座標P11’〜P54’を通る複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4を、2次以上の多項式を用い近似するため、高精度に補正座標(Xc,Yc)を算出できる。
また、補正部42は、入力面S内における特定された領域Zの位置(r,n)及び各曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4までの距離Δx、Δyに基づいて補正座標(Xc,Yc)を算出する。このため、本発明に係るタッチパネル装置によると、特許文献2とは異なり、複数段階にわたる複雑な近似処理を行うことなく、補正座標(Xc,Yc)を算出できる。
また、本発明に係るタッチパネルの座標補正方法は、タッチパネル100A,100Bの入力面S内の押下された点の座標を検出し、検出された座標を補正座標(Xc,Yc)に補正する方法において、以下の工程を含む。
工程(1):入力面S内に配列された所定の複数の補正点P11〜P54が押下されたとき、検出された複数の補正点P11〜P54の各座標P11’〜P54’を通る複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4を2次以上の多項式でそれぞれ近似する。
工程(2):入力面S内の任意の点が押下されたとき、入力面Sを複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4で分割して得られる複数の領域のうち、検出された任意の点の座標Pdが含まれる領域Zを特定する。
工程(3):検出された任意の点の座標Pdから、複数の曲線Lx1〜Lx5,Ly1〜Ly4のうち、該特定された領域Zを規定する各曲線Lx2,Ly2までの距離Δx,Δyを2次以上の多項式により算出する。
工程(4):入力面S内における特定された領域Zの位置(r,n)及び各曲線Lx2,Ly2までの距離Δx、Δyに基づいて補正座標(Xc,Yc)を算出する。
本発明に係るタッチパネルの座標補正方法は、上記のタッチパネル装置と同様の構成を含むため、上記の内容と同様の作用効果を奏する。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
41 検出部
42 補正部
100A,100B タッチパネル
入力面 S

Claims (2)

  1. 互いに対向する一対の抵抗膜を備えたタッチパネルの入力面に電位勾配を発生させる制御部と、
    前記入力面内の押下により前記一対の抵抗膜同士が接触した点の座標を前記電位勾配に基づき検出する検出部と、
    前記検出部により検出された座標を補正座標に補正する補正部とを有し、
    前記補正部は、
    前記入力面内に配列された所定の複数の基準点が押下されたとき、前記検出部により検出された前記複数の基準点の各座標を通る複数の曲線を2次以上の多項式でそれぞれ近似し、
    前記入力面内の任意の点が押下されたとき、前記入力面を前記複数の曲線で分割して得られる複数の領域のうち、前記検出部により検出された前記任意の点の座標が含まれる領域を、該座標を前記2次以上の多項式に代入して得られる別の座標に基づき特定し、
    前記検出部により検出された前記任意の点の座標から、前記複数の曲線のうち、該特定された領域を規定する各曲線までの距離を前記2次以上の多項式により算出し、
    前記入力面内における前記特定された領域の位置及び前記各曲線までの距離に基づいて前記補正座標を算出することを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 互いに対向する一対の抵抗膜を備えたタッチパネルの入力面に電位勾配を発生させ、前記入力面内の押下により前記一対の抵抗膜同士が接触した点の座標を前記電位勾配に基づき検出し、検出された座標を補正座標に補正するタッチパネルの座標補正方法において、
    前記入力面内に配列された所定の複数の基準点が押下されたとき、検出された前記複数の基準点の各座標を通る複数の曲線を2次以上の多項式でそれぞれ近似し、
    前記入力面内の任意の点が押下されたとき、前記入力面を前記複数の曲線で分割して得られる複数の領域のうち、検出された前記任意の点の座標が含まれる領域を、該座標を前記2次以上の多項式に代入して得られる別の座標に基づき特定し、
    検出された前記任意の点の座標から、前記複数の曲線のうち、該特定された領域を規定する各曲線までの距離を前記2次以上の多項式により算出し、
    前記入力面内における前記特定された領域の位置及び前記各曲線までの距離に基づいて前記補正座標を算出することを特徴とするタッチパネルの座標補正方法。
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