JP6543323B2 - 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法 - Google Patents

研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6543323B2
JP6543323B2 JP2017239289A JP2017239289A JP6543323B2 JP 6543323 B2 JP6543323 B2 JP 6543323B2 JP 2017239289 A JP2017239289 A JP 2017239289A JP 2017239289 A JP2017239289 A JP 2017239289A JP 6543323 B2 JP6543323 B2 JP 6543323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polishing
composition
polishing composition
corrosion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017239289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018093204A (ja
Inventor
ワン、ルーリング
ミシュラ、アビウダヤ
マフリカー、ディパック
ウェン、リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Planar Solutions LLC
Original Assignee
Fujifilm Planar Solutions LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Planar Solutions LLC filed Critical Fujifilm Planar Solutions LLC
Publication of JP2018093204A publication Critical patent/JP2018093204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6543323B2 publication Critical patent/JP6543323B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3205Deposition of non-insulating-, e.g. conductive- or resistive-, layers on insulating layers; After-treatment of these layers
    • H01L21/321After treatment
    • H01L21/32115Planarisation
    • H01L21/3212Planarisation by chemical mechanical polishing [CMP]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09GPOLISHING COMPOSITIONS; SKI WAXES
    • C09G1/00Polishing compositions
    • C09G1/02Polishing compositions containing abrasives or grinding agents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)

Description

本開示は研磨用組成物及びそれを使って半導体基板を研磨するための方法に関する。より具体的には、本開示は研磨用組成物並びに複数の誘電体膜及び金属膜を含有する半導体基板において様々な速度及び選択性でコバルト膜を研磨するための方法に関する。
半導体産業は、プロセス、材料及び集積化の革新によるデバイスの更なる小型化によってチップ性能を改良することが絶えず強いられている。初期の材料革新には、相互接続構造における導電性材料としてのアルミニウムに代わる銅の導入、Cu導電性材料を非導電性/絶縁性誘電体材料から分離するためのタンタル(Ta)(接着)/窒化タンタル(TaN)(バリア)の使用を含んでいた。銅(Cu)は、その抵抗率が低く、エレクトロマイグレーションに対する耐性が優れていることから、相互接続材料として選ばれた。しかし、チップシュリンクの特徴として、これらの多層Cu/バリア/誘電体スタックは、バックエンド工程(BEOL)において有効な相互接続抵抗率を維持するために、より薄く、且つよりコンフォーマルである必要がある。しかし、Cu及びTa/TaNバリア膜スキームでは、抵抗率及び堆積の自由度が問題になる。寸法が小さくなり、製造ノードが進歩することで、抵抗率は指数的に悪化しているので、(フロントエンド工程(FEOL)における)トランジスタ回路速度の改良が、導電性Cu/バリア配線(BEOL)から生じる遅延によって半減されている。コバルト(Co)はバリア層及び導電層の両方の最有力候補として浮上した。さらに、コバルトは、タングステン(W)金属コンタクト、プラグ、ビア、及びゲート材料等といった複数の用途において、W金属の代替物としても検討されている。
化学機械研磨/平坦化(CMP)は、BEOL及びFEOLにおいて金属及び誘電体を研磨し平坦化するために使用される半導体作製プロセス技術である。例えばCu CMPの場合、導電性Cu層は、バリア層又は絶縁性誘電体層のどちらかが露出されるまで研磨され平坦化される。CMPプロセスは、ウェハーを把持してそれを研磨パッドに押しつける研磨ツール上で研磨用組成物(スラリー)を使用することによって実施される。化学現象(スラリー)及び機械力(圧力)の同時適用がウェハーの「化学機械」研磨を引き起こす。CMPステップの最終目標は、研磨後に、ローカル平坦性及びグローバル平坦性を、無欠陥且つ無腐食の表面と共に達成することである。CMPスラリー/プロセスの重要な測定項目のいくつかは、材料除去速度(MRR)、研磨後の表面欠陥品率、及び研磨後の金属腐食/エッチング防止である。
バリア層、導電層及び/又はW代替物としてのコバルト(Co)の導入に伴い、Co CMPスラリーであって、Coを高いMRRで研磨することができ、且つ他の金属及び金属酸化物(Cu、Ti、Ta、TiO、RuO等)並びに誘電体膜(SiN、酸化ケイ素、P−Si、低k誘電体等)の研磨速度に、ある範囲の選択性を有し得るものに対する市場ニーズがある。CoはCu及び他の貴金属よりも化学反応性が高いので、先進的なノードのスラリー設計において、Co腐食防止は難易度が非常に高い。現行の金属研磨用スラリーは、CMPプロセスにおけるCo腐食問題を免れないので、Co膜の研磨には相応しくない。したがって、Co腐食を引き起こすことなくCo膜を除去することができるCoスラリーを得ることは、極めて望ましい。
図1a及び図1bは、例として、Coスラリーが必要とされる2つのバックエンドスタック応用を図示している。それぞれがCoバルクスラリー(Co導電層)及びCoバリアスラリー(Coバリア層)の両方を示している。図1aにおける応用は、図1bの応用では必要とされない追加の金属酸化物層を使用している。
本開示は、Co材料を研磨し除去するために設計されたCMP研磨用組成物を提供する。これらの研磨用組成物は、高いCo材料除去速度(MRR)、誘電体膜及びバリア金属膜での良好なMRR選択性、並びに優れた欠陥品率及びCo表面腐食保護を示す。現行の研磨用組成物ではコバルト層が思わしくない腐食を呈する。
より具体的には、本開示は、研磨材、除去速度向上剤(RRE)として作用する弱酸、アゾール含有Co腐食阻害剤(CI)、異なるアゾールCIの組み合わせ、及び/又はpH調節剤を含む研磨用組成物に関する。RRE、CI、及びpH調節剤は全て1〜18の範囲内のpKa(1<pKa<18)を有し、研磨用組成物は7〜12の範囲内のpH(7<pH<12)を有する。研磨用組成物全体は、研磨用組成物の総重量に基づいて、約100ppm(百万分率)未満の硫酸イオン及び約100ppm未満のハロゲン化物(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素)イオンを有する。本開示はまた前述の研磨用組成物を使って半導体基板を研磨するための方法も論述する。
本開示は、他の誘電体(例えば窒化ケイ素、酸化ケイ素及び多結晶シリコン膜)並びにバリア金属膜に対して高い選択性でコバルトを研磨することができる研磨用組成物を提供する。本開示は、非常に高い材料除去速度でコバルト膜を研磨することができ、且つ研磨後に非常に低い欠陥品率を有する表面をもたらすことができる研磨用組成物も提供する。CMP後の表面は無腐食でもある。
したがって、一実施形態において、本開示は、コバルト含有材料を研磨するための研磨用組成物を提供する。本組成物は研磨材、弱酸の除去速度向上剤、アゾール含有腐食阻害剤、及びpH調整剤を含む。除去速度向上剤、腐食阻害剤、及びpH調整剤は、それぞれ1と18の間のpKaを有する。組成物のpHは7と12の間にある。組成物全体では、100ppm未満の硫酸塩及び100ppm未満のハロゲン化物も有する。本開示は、基板の表面にコバルトを有する基板を、前記組成物を使って研磨する方法も提供する。
導電層としての、そしてまたバリア層としての、コバルト(Co)の包含を図示する、バックエンド半導体スタックの模式図である。 異なる酸添加物を含有する研磨用組成物(スラリー)によってエッチングされたCoのテストサンプル像を示す。 研磨用組成物中の原材料又は添加物からの様々な濃度の硫酸イオンによって生じる腐食像を表す(左上段〜右上段、左中段〜右中段、左下段〜右下段の順にa〜kと付す)。 研磨用組成物中の原材料又は添加物からの様々な濃度の塩化物イオンによって生じる腐食像を表す(左上段〜右上段、左中段〜右中段、左下段〜右下段の順にa〜kと付す)。 本開示に従ってRRE及びCIを含有する最適化された研磨用組成物を使って得られる材料除去速度(MRR)を表す。掲載されている像は、スラリーにより40℃で5分間エッチングした後のCoウェハーの光学画像(OM)である。 異なる研磨用組成物におけるCuとCoのターフェルプロットを表す:a)600ppmの硫酸イオンを含有する研磨用組成物;b)本開示に従って100ppm未満の硫酸イオン並びにRRE、CI及びpH調整剤を有する研磨用組成物。 本開示の研磨用組成物を使った研磨後の(a)非常に低い欠陥品率及び(b)無腐食のCo膜表面を表す。
本開示の組成物は、研磨材、除去速度向上剤(RRE)として作用する弱酸、少なくとも一つのアゾール含有コバルト(Co)腐食阻害剤(CI)、水、及び/又はpH調節剤を含む。RRE、CI、及びpH調節剤はそれぞれ1〜18の範囲内のpKa(1<pKa<18)を有する。研磨用組成物は7〜12の範囲内のpH(7<pH<12)を有する。加えて、本開示の組成物は、研磨用組成物の総重量に基づいて、100ppm(百万分率)未満の硫酸イオン及び100ppm未満のハロゲン化物(フッ素、塩素、臭素又はヨウ素)イオンを有する。
RRE、CI、及びpH調節剤のpKaは、それぞれの濃度と共に、スラリーのpHを決定する、つまり(以下に詳述するとおり)研磨用組成物の最終的CMP特性(MRR及び腐食)を決定する上で非常に重要である。したがって組成物のpHは、スラリーのpH(pHスラリー)がRRE及びCIのpKaと次式によって関係づけられるような形で、スラリー中の酸性構成要素及び腐食阻害剤構成要素のpKaに支配される:
(数1)
pKamin+6<pHスラリー<pKamax−6 (I)
上述のようにRRE、CI及びpH調節剤のそれぞれのpKaは1から18まで、又はその間の任意の部分範囲である。pKaは2から12まで、若しくはその間の任意の部分範囲、又は2から10まで、若しくはその間の任意の部分範囲であることもできる。組成物のpHは7から12までの範囲内、若しくはその間の任意の部分範囲内、7から10までの範囲内、若しくはその間の任意の部分範囲内、又は7から9までの範囲内、若しくはその間の任意の部分範囲内にあることができる。
弱酸及びアゾール含有腐食阻害剤は1から18までの範囲(最も広い可能範囲)内のpKaを有するので、結果として得られる、それらのRRE及びCIを含有する研磨用組成物は、7から12までのpH範囲にある作動pHを有する。pKaが個々の分子の酸解離平衡定数(Ka)の対数尺度であるのに対し、スラリーのpHはスラリー/溶液中の水素イオン[H]濃度の対数尺度である。RREは、Coの材料除去速度/研磨速度を高めるのに役立つ弱酸分子を指し、したがって除去速度向上剤(RRE)と呼ばれる。さらに、腐食阻害剤は、研磨後のCo膜表面での腐食を防止(又は腐食を阻害)するのに役立つアゾール含有分子を指し、したがって「腐食阻害剤」(CI)と呼ばれる。
以下に詳述する理由から、先述の構成要素を有し、先述のpKa範囲内にあり、(数1)によって支配され、且つ記載の硫酸塩不純物範囲及びハロゲン化物不純物範囲を有する組成物は、Coの研磨における使用に非常に適していることが見いだされる。
腐食とは、環境との化学反応の結果として起こる材料の特性の劣化と定義され得る。Co膜は、コバルトに関するプールベ図によって支配されるとおり、異なるpH範囲において、異なる除去及びその後の表面不動態化機序を有する。Co金属膜は自然に酸素を含んだCo(II)、つまりCoOを表面上に有し、これは、膜が何らかの水溶液(例えばCMPスラリー)と接触すると常にCo(OH)に転化される。このコバルト(II)の水酸化物(Co(OH))は異なるpH範囲において異なる反応をする。Co膜のこのpH依存的な反応動力学及び熱力学は、CMP研磨用組成物の膜溶解、除去、腐食及び研磨後の表面不動態化機序を支配するが、それは下記表1に要約される。
上記の表からわかり得るように、塩基性pH(7〜12のpH)では、形成される主要不動態膜がCo(II)/Co(III)の酸化物及び水酸化物(Co(OH)、Co、CoOOH及びCo(OH))である。酸性pH及び中性に近いpHではCo(II)酸化物及びCo2+イオンが主要不動態膜であることに注意されたい。Co(III)不動態膜は、Co(II)不動態膜よりはるかに不動態、すなわち非反応性である。したがって、Co(III)不動態化膜の研磨後の腐食及びエッチング速度保護は、Co(II)膜よりはるかに優れている。これは、研磨されたCo表面が、上述した腐食等の有害作用に対して、より耐性であるだろうことを意味している。Co膜の表面品質は塩基性pHにおいて最善であるが、これは、表1で述べたように、CMP中の低い材料除去速度(MRR)との引換ということになる。したがって本開示は、RREとしての弱酸の使用が、たとえ総合的MRRが、より強い酸より低いとしても、より良い表面保護をもたらすと決定した。現時点で利用可能なスラリーでは、MRRが低くなるので、おそらく、より弱い酸の使用は望まれないであろう。
組成物の腐食特徴も、いかなる腐食も引き起こさない又はいかなる腐食誘発物質も含まない弱酸にすることによって、大きく改良される。表2に、強酸、そのpKa、及びそれらに含まれていてCo膜の腐食を引き起こす腐食誘発物質を列挙する。表2からわかり得るように、強酸は全て、何らかの腐食誘発物質を有し、pKa<0である。
本開示は、Coスラリー系の場合、pKa<0である強酸の使用は、それらが研磨後の表面において腐食を引き起こすので、控えるべきであると決定した。したがって本組成物では、弱酸がRREとして使用され、pKaはスラリーのpH及び研磨後の表面不動態化/腐食特徴を決定するので、それらは全てpKa>0である。しかし、全てのCMPスラリー供給者が直面する大きな問題の一つは、スラリーを作製する際に使用される原材料に由来する微量の金属及び不純物イオンが存在することである。一例として、塩酸(pKa<0であるHCl)は組成物に意図的に加えられはしなかった可能性があるが、スラリーを作る際に使用されるRRE酸バルク化学品(例えばpKa>0であるクエン酸)が痕跡量の塩化物(Cl)イオンを不純物として含有していて、そのRREが使用されれば、それがスラリーに導入され得る。スラリーに(意図的に加えられたのではなく)不純物として導入されたこれら痕跡量の腐食誘発物質も、Co膜上で腐食を引き起こし得る。この興味深い挙動は実施例1及び図2で述べられる。これは、本開示の組成物が、研磨用組成物の総重量に基づいて100ppm(百万分率)未満の硫酸イオン及び100ppm未満のハロゲン化物イオンを有する理由である。これらの範囲は、偶発的に導入された不純物は許容するが、pKa値がゼロ未満である強酸を故意に導入することは排除する。より高レベルの硫酸イオン及びハロゲン化物イオンによって引き起こされる腐食は、下記実施例2において論述され、図3に示される。
異なる金属含有膜には異なる種類の腐食挙動及び腐食機序がある。電子材料産業において遭遇する腐食の主な形態は、全面腐食、孔食、ガルバニック腐食、すきま腐食及び粒界腐食である。さらに、CMP産業においては、よく見られる腐食/エッチングの3つの形態が、全面腐食、孔食及びガルバニック腐食である。したがって(Cu、バリア金属等のような)大半の従来の金属研磨用スラリーは、主として全面腐食を防止するために、何らかの形態の腐食阻害剤を、その中に含んでいる。しかし、導電層及びバリア層のためにCo等の「より新しい」金属を導入することで、CMP産業には新しい難題及び腐食課題が生じる。Co膜のCMPの場合は、孔食が腐食の主形態である。周期表においてCoはCuと同様に第一遷移金属であるが、Co薄膜はCuよりもはるかに化学的に「もろい」。これは、Co膜の方が高い材料除去速度(MRR)を得ることができるので、研磨という観点からは有利である。しかし、化学的に不活性ではないことからくるCo膜の大きな短所は、研磨後の孔食である。
最新の技術ノード製造に導電層及びバリア層としてCoが組み込まれることで、CMP産業界が直面している最大の問題が、CMP中又はCMP後のCo腐食であることは、意外なことではない。本開示は、除去速度向上剤(RRE)及び腐食阻害剤(CI)のpKaが、スラリーの作動pHを決定する上で、またそれゆえにスラリーにより示される腐食特性を決定する上で、決定的に重要であることを見いだした。したがって、1〜18の範囲内のpKaを有するRRE及びCIが必要とされる。1〜18の範囲内のpKaを有する弱酸RREの例が表3にいくつか示される。これらはCoスラリー系には有効であり、研磨後のCo膜腐食を引き起こさない。
さらに、pKaが1〜18の範囲内にあるアゾール含有CIの一覧が表4に示される。これらのCIは、強いCo腐食阻害剤として作用し、Co膜に結合し、且つCMP後の膜を不動態化することにより、研磨後のCo膜表面腐食を防止する。特定タイプのRREとCIとの組み合わせの相乗的使用が、後述するように、無腐食且つ無欠陥のCo「CMP済」膜をもたらす。
本開示の組成物中の研磨材の量は、約0.05重量パーセントから約15重量パーセントまで、若しくはその間の任意の部分範囲、又は約0.05重量パーセントから約10重量%まで、若しくはその間の任意の部分範囲であることができる。RREの量は、約0.1重量パーセントから約20重量パーセントまで、若しくはその間の任意の部分範囲、又は約10重量パーセントから約15重量パーセントまで、若しくはその間の任意の部分範囲であることができる。CIの量は、約0.05重量パーセントから約10重量パーセントまで、若しくはその間の任意の部分範囲、約0.05重量パーセントから約6重量パーセントまで、若しくはその間の任意の部分範囲、又は約1重量パーセントから約3重量パーセントまで、若しくはその間の任意の部分範囲である。pH調整剤が存在する場合、その量は、最大約2重量パーセント、又は0重量パーセントと2重量パーセントの間の任意の部分範囲であることができる。本明細書において別段の表示がある場合を除き、重量は全て、組成物の総重量に基づく百分率量である。
本開示の研磨材は、アルミナ、シリカ、チタニア、セリア、ジルコニア、それらの共成形品、被覆研磨材、表面修飾研磨材、及びそれらの混合物からなる群より選択され得る。上記のpKa要件を満たすRREの具体例は、グルコン酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸、マロン酸、ギ酸、シュウ酸、酢酸、プロピオン酸、過酢酸、コハク酸、乳酸、酢酸カリウム、クエン酸カリウム、アミノ酢酸、フェノキシ酢酸、ビシン、リン酸、ジグリコール酸、グリセリン酸、トリシン、アラニン、ヒスチジン、バリン、フェニルアラニン、プロリン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、リジン、チロシン、安息香酸、それらの混合物、又はそれらの塩であり得る。上記のpKa要件を満たすアゾール含有CIの具体例は、トリアゾール、テトラゾール、ベンゾトリアゾール、トリトリアゾール、アミノトリアゾール、アミノベンゾイミダゾール、ピラゾール、イミダゾール、アミノテトラゾール、及びそれらの任意の混合物のものであり得る。上記のpKa要件を満たすpH調整剤の具体例は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸、マロン酸、シュウ酸、酢酸、プロピオン酸、酢酸カリウム、クエン酸カリウム、又はそれらの組み合わせ等の弱酸であり得る。
前述のように、CMPは、金属薄膜を含有するウェハーの「化学機械」研磨を引き起こす化学現象(スラリー)及び機械力(圧力)の同時適用と定義される。化学現象は化学的作用(エッチング/腐食)の原因であり、一方、機械的作用は研磨材及びツールの研磨圧から生じる。金属膜のCMPにおける「腐食」は、一般にピッティング、着色、全面腐食及び/又は表面あらさ等の最終結果欠陥を指しているので、否定的な意味合いを表す。しかし、腐食は、マイルドエッチングの形態での金属材料除去プロセスの必要部分でもある。これがなければ、膜溶解による材料除去は起こらないか、極めてゆっくりと非合理的に起こるであろう。腐食は、金属(酸化数ゼロ)がその酸化数を、より高い正の数字へと増加させる酸化プロセスである。例えばCo膜(Co)は、腐食されると、Co2+及び/又はCo3+になる。金属表面のこの腐食/酸化は、(ピリング−ベッドワース比に従って)応力を引き起こし、その応力が結果として金属膜の溶解速度の向上につながる。しかし、酸化された金属膜のこの動的腐食/溶解が、スラリー系に腐食阻害剤(CI)を導入することによって制御されず、「CMP済」表面が研磨後に不動態化されなければ、その半導体デバイスは生産後に機能しなくなる。
したがって、研磨材に加えて、制限数の腐食誘発物質、例えば硫酸塩及びハロゲン化物と、正しいpKaの速度向上剤及び腐食阻害剤との相乗的組み合わせにより、無腐食且つ無欠陥の表面と共に高いコバルト材料除去速度を与える研磨用組成物がもたらされる。これは、以下に論述する実施例及び結果から明白になるであろう。
本開示の研磨用組成物及び方法の性能を更に例証するために、実施例を提供する。提供される実施例に、本開示の範囲を限定する意図はなく、そのように解釈すべきでもない。
この実施例では静的エッチング速度(SER)試験を使ってCo腐食に対する研磨用組成物中の酸添加物の影響を実証する。この実施例では、Co腐食を防止するには、前記研磨用組成物中の酸添加物が1<pKa<18の範囲内のpKaを有する必要があることを開示する。強酸添加物(pKa<0)を含有する研磨用組成物はCo腐食を引き起こすであろう。
この実施例において、研磨用組成物は主として、0.02〜3wt%の研磨材、コバルトRREとしての数種類の酸、アゾール含有腐食阻害剤又はそれらの組み合わせ、pH調整剤としての弱酸、及び液状担体としての水を含む。異なる酸添加物を含む研磨用組成物を、腐食性能をチェックするために、40℃SERで試験した。40℃SER試験は、研磨用組成物に5分間浸漬した約2×2cmのCoのテストサンプルで実施した。SER後、コバルトのテストサンプルは大量のDI水で直ちにすすがれ、表面を浄化するために窒素ガスで乾燥された。Co腐食を調べるために、エッチング後のCoのテストサンプル表面の像を、ニコン光学顕微鏡(株式会社ニコン(日本)製)で撮影した。
表5に、600ppmの異なる酸添加物を含有する研磨用組成物について、Co腐食の結果を列挙する。新品の(未使用の)ブランケットCoのテストサンプルが比較の対照として使用された(図2a)。図2b〜2fは、表2に詳述する異なる酸添加物を含有する研磨用組成物(スラリー)でエッチングされたCoのテストサンプル像を表す。5Eから5Jまでの試料は全て、これらのRREのpKaが1〜18の範囲にあったので、Co腐食を示さなかった。しかし、pKa<0の酸は光学画像において広範な腐食を示した:図2b(試料5B:HSO)、図2d(試料5C:HCl)及び図2c(試料5D:HNO)。試料5B、5C及び5Dにおける腐食欠陥ピット/ホール(図2b〜2d)は直径1ミクロンと大きなものである。試料5E(図2e:HPO)及び5F(図2f:酢酸)の光学画像だけが代表例として示されているが、5Eから5Jまでのどの試料についても研磨後のCo表面はCo腐食を示さなかったので、類似する光学画像を有するであろうことに留意されたい。
表5の結果は、pKa<0の強酸添加物を含有する研磨用組成物についてはCo腐食が発生することを明らかにした。弱酸(1<pKa<18)を含有する研磨用組成物の場合、エッチングされたCoのテストサンプルはCo腐食を示さなかった。例えば硫酸、硝酸又は塩酸等の強酸を含有する研磨用組成物は激しいCo腐食を引き起こすであろう(図2)。しかし、リン酸、酢酸、グリコール酸、マロン酸、プロピオン酸、又はクエン酸等の弱酸添加物を含有する研磨用組成物にはCo腐食問題がなかった(図2)。とりわけ、ここでのCo腐食のタイプは、ピット腐食を指す。
この実施例は、Co腐食が、研磨用組成物中の硫酸アニオン/塩化物(又は他の任意のハロゲン化物)アニオン濃度とどのように関係するかを実証する。
硫酸アニオン/塩化物アニオン濃度は、Thermo Scientific(商標)Dionex(商標)からIC−5000モデルとして市販されているイオンクロマトグラフィー(IC)を使って正確に測定される。他の類似するICツールも研磨用組成物中の硫酸アニオン/塩化物アニオン濃度を定量するために使用され得る。硫酸イオン又は塩化物イオンは対照スラリーに意図的には加えられなかったが、原材料中の不純物が、研磨用組成物中のppmレベルの硫酸塩/塩化物の一因になり得る。この実施例/研究の場合、いくつかの組成物については、本発明者らは、硫酸アニオン又は塩化物アニオンのin−situ生成が起こるように、対照研磨用組成物に硫酸又は塩酸を意図的に加えることによって、スラリー中の硫酸イオン又は塩化物イオンを増加させた。表6に列挙する硫酸塩/塩化物濃度は全て、Thermo Dionex(商標)IC−5000ICツールで測定した。図3a〜3k及び図4a〜4kは、それぞれ異なる量の硫酸イオン又は塩化物イオンを含有するスラリーによるエッチング後のCoのテストサンプル像を表す。
図3a〜3k、図4a〜4k、及び表6に示されるように、硫酸塩濃度又は塩化物濃度が研磨用組成物の総重量に基づいて個別に約100ppmを上回ると、激しいCo腐食が起こる。この100ppmという閾限界は、上記の組成物の総重量に基づく。本開示の組成物は、使用時点(ポイントオブユース,POU)で希釈され得る。例えば、POUで10倍希釈される組成物の場合、POU濃度閾限界は、硫酸イオン又はハロゲン化物イオンについて、個別に10ppmとすべきである。本開示の組成物において硫酸塩濃度又は塩化物(ハロゲン化物)濃度が100ppm未満である場合、光学顕微鏡下ではCo腐食は観察されなかった。前述のように、硫酸イオン又はハロゲン化物イオンは、原材料又は一定の添加物に由来し得るが、全ての供給源からくる組成物中に存在する総量は、Co腐食を防止するために、各構成要素について個別に約100ppmを上回らない必要がある。
本開示の組成物は、使用時点(ポイントオブユース,POU)で希釈され得るので、研磨用「濃縮物」とも呼ばれ得る。本製品は典型的には「濃縮物」として販売され、利用者は供給された濃縮物をPOUで希釈する。これは、本開示の組成物又は濃縮物は、CMP性能を変化させずに、使用時点(ポイントオブユース,POU)で(すなわち研磨ツールで使用する前に)希釈され得ることを意味する。例えば濃縮研磨用組成物は、POU研磨用組成物を形成させるために、POUで2倍以上に希釈され得る。研磨材、RRE、CI、及びpH調節剤の量は、POU組成物中には、希釈比に比例する量で存在することになるが、POU組成物の性能は低下しない。所望の希釈比を達成するためにPOUで水及び/又は酸化剤(例えば過酸化水素又は過硫酸アンモニウム)が加えられ得る。Coスラリーの場合は、POUレベルで酸化剤濃度がPOU研磨用スラリーの総重量に基づいて約0.0001wt%から約5wt%までとなるように、酸化剤がPOUで加えられ得る。
下記表6に見られるように、pKa値が負の値である強酸は、非常に低い濃度ではCo腐食を引き起こさないであろう。しかし、これら非常に低濃度で存在するであろう酸の量は、研磨されている基板から材料を効果的に除去するのに必要な量を下回っているであろう。したがってこれらの強酸は、たとえCo腐食を引き起こさない非常に低い濃度であっても、本開示の組成物における使用には適さない。
この実施例は最適化された一研磨用組成物のCo除去速度及びSERを示す。研磨用組成物は、シリカ粒子、1<pKa<18であるRRE及びCIを含み、pHは7〜12の範囲にあった。研磨用組成物中の硫酸イオン又は塩化物イオンは、IC測定で確認したところ、100ppm未満である。シリカ粒子はゾルゲル法を使って合成され得るか、ドイツのEvonik Industries、米国のNalco Company、又は日本の扶桑化学工業(株)等といった商業的粒子供給者から購入され得る。本発明の研磨用組成物を使用して1.5psiでCo膜を研磨するために、Applied MaterialsのMirra(登録商標)200mm CMP研磨ツールが使用された。研磨用組成物は、40℃において約5000Å/分という非常に高いCo RR及び約10Å/分という非常に低いSERを有した(図5a〜5b)。Coウェハーの光学画像(OM)(図5b)は、最適化された研磨用組成物を使用すると、CMP後にCo腐食が起こっていないことを示した。このことは、高いRRを有すると同時にCo腐食問題を伴わないCoスラリーを使用することがしばしば望まれるCMPでのCo平坦化にとって、非常に重要である。
この実施例はCoとCuの間の腐食電位差(ΔEcorr)に対する酸添加物の影響を示す。2つの異なる金属が電解質の存在下で電気的に接触しているとガルバニック腐食が起こることはよく知られている。より活性な方の金属が腐食され、より貴な金属がガルバニック腐食から保護されることになる。Coは、もともとCuより化学反応性が高く、Cu金属及びCo金属の両方が関与する集積体の場合、そのような集積体に対するCMPプロセスは、Coのガルバニック腐食ゆえに難易度が高い。ガルバニック腐食を最小限に抑え又は回避するには、CoとCuの間のΔEcorrを30mV未満に低減することが望まれる。これは、強酸添加物(pKa<1であるもの)をスラリー製剤から排除することによって達成されるであろう。研磨用組成物中のΔEcorrは、Princeton Applied Research等の商業的供給者からの電気化学的ツールを使って、ターフェルプロットで測定され得る。図6a及び図6bに示されるように、CoとCuの間のΔEcorrは、硫酸塩添加物を含有する研磨用組成物の場合は30mVより大きいのに対して、硫酸塩添加物又は塩化物添加物が100ppm未満であり、且つpKaが1<pKa<18の範囲にあるRRE、CI及びpH調整剤を有する研磨用組成物を使用すると、30mV未満のはるかに低いΔEcorrが得られる。この実施例は、硫酸イオン又は塩化物イオンが100ppm未満であり、且つpKaが1〜18の範囲内にあるRRE、CI及びpH調整剤を含む本発明の研磨用組成物を使用することによって、CuとCoの間のガルバニック腐食が防止され得ることを実証している。
大半のCMPプロセスにおいて、研磨用組成物(スラリー)は、複数の膜(金属、誘電体等)を同時に、且つ様々な研磨速度で研磨できることが望ましい。スラリーによって研磨される異なる材料の研磨速度の比は、スラリーの選択性として知られている。例えばCuスラリーは、Cu膜を高いMRRで研磨し、且つTa/TaN膜を低い(且つゼロに近い)MRRで研磨する必要があるだろう。そのようなCuスラリーは、Cu選択性スラリー(Ta/TaNと対比でCu除去に対して選択的)と呼ばれるであろう。この実施例では、この開示で論述される本発明の研磨用組成物が、TiN、Ti、Ta、TaN、SiN、TEOS、多結晶シリコン(Poly−Si)等といった他の材料を、Co膜に対して、異なる選択性で研磨するためにも使用され得ることを示す。ここで述べる研磨用組成物は、シリカ研磨材、RRE、アゾール系腐食阻害剤、及びpH調整剤としての酸添加物を含有し、全ての構成要素が1〜18の範囲内のpKaを有し、スラリーのpHは7〜12の範囲にある。加えて、当該スラリーは、ICによる分析では、100ppmよりはるかに少ない硫酸イオン及びハロゲン化物イオンを有する。当該スラリーは、Applied MaterialsのMirra(登録商標)200mm CMP研磨ツールを使って、表7に示されるように、異なるブランケット膜上で研磨された。ここでの研磨用組成物は、Ta、TaN、Ti、SiN、TEOS、及びポリSiに対して、300:1を上回る非常に高いCoの選択性を有したことから(表7)、これらの材料がCo応用のための追加ストップ層又は追加キャップ層として使用され得ることが示された。低/中選択性要件については、Co応用のための追加ライナーとしてTiNが使用され得(9.4のCo:TiN)、この応用では、Co及びTiNの両方を様々な速度で同時に除去するために、本発明の研磨用組成物が使用され得る。
欠陥品率はチップ製造プロセス中の重要なパラメータであり、チップダイの歩留まりが高くなるように、CMPの全てのステップにおいて、欠陥品率は非常に低いことが好ましい。金属CMPスラリーの場合、欠陥は腐食、掻き傷、研磨副産物/残渣、高い粗大粒子カウント数(LPC)、及び粒子から生じ得る。多くの因子が欠陥を生成させ得るので、総欠陥カウント数を500未満に保つことは非常に困難である。この実施例は、本発明の研磨用組成物が極めて低い総欠陥カウント数を示すことを実証する。本研磨用組成物は、シリカ研磨材、アゾール系CI、及びpKaが1〜18の範囲にあるRRE/弱酸を含有し、硫酸イオンも塩化物イオンも意図的には加えられていない(ICで決定されたところ、4ppmの硫酸イオン及び1ppmの塩化物イオンが原材料から由来していた)。Applied MaterialsのMirra(登録商標)200mm CMP研磨ツールでCoウェハーを研磨するために、本研磨用組成物が使用された。研磨されたウェハーはアルカリ浄化剤で浄化され、総欠陥カウント数及び欠陥マップを生成させるために、AIT(KLA−Tencor XUV(商標))ツールでスキャンされた。本発明の一研磨用組成物では、総欠陥カウント数が約300でしかない。欠陥マップ(図7a)及び拡大「小エリアフォーカス(smaller area focused)」モード(図7b)も、掻き傷又は激しい腐食が研磨されたウェハー表面に存在しないことを示した。本発明の研磨用組成物のこの低い欠陥品率結果もまた、研磨用組成物中の硫酸塩又はハロゲン化物などの腐食誘発物質を排除することと、Co保護用の最適化された腐食阻害剤系を使用することとの相乗効果の恩恵を実証している。
1つ以上の例示的実施形態に関して本開示が説明されたが、本開示の範囲から逸脱することなく様々な改変がなされ、その要素に代えて等価物が使用され得ることは、当業者には理解されるであろう。本明細書において言及した好ましい実施形態の変形は、上述の説明を読めば、当分野における通常の技量を有する者には明白になるであろう。加えて、特定の状況又は材料を本開示の教示にその範囲から逸脱することなく適合させるために、多くの変更がなされ得る。したがって、本開示は、考えられる最良の形態として開示された特定実施形態に限定されるのではなく、本開示は本願請求項の範囲に含まれる全ての実施形態を包含するものと考えられる。さらに、本発明者らは、当業者が、本明細書に具体的に記載されたものと異なる形態で本開示を実施するために、適宜、変形を使用することを予想している。これは、準拠法が許すとおり、本願請求項で述べる主題のあらゆる変更及び等価物を包含する。

Claims (18)

  1. コバルト含有材料を研磨するための研磨用組成物であって、
    a)研磨材;
    b)弱酸除去速度向上剤;
    c)アゾール含有腐食阻害剤;並びに
    d)酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸、マロン酸、シュウ酸、酢酸、プロピオン酸、過酢酸、コハク酸、乳酸、酢酸カリウム、クエン酸カリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択されるpH調整剤;
    を含み、
    前記除去速度向上剤、前記腐食阻害剤、及び前記pH調整剤が、それぞれ1と18の間のpKaを有し、
    前記組成物のpHが7と12の間にあり、且つ
    それぞれ前記組成物の総重量に基づいて、約100百万分率未満の硫酸イオン及び約100百万分率未満のハロゲン化物イオンを有し、
    前記組成物が、コバルトでない材料に対するコバルトの材料除去速度の選択性の比の値(コバルトの材料除去速度/コバルトでない材料の材料除去速度)が1以上を示す、研磨用組成物。
  2. 前記研磨材が、アルミナ、シリカ、チタニア、セリア、ジルコニア、それらの共成形品、被覆研磨材、表面修飾研磨材、及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の研磨用組成物。
  3. 前記除去速度向上剤が、グルコン酸、ギ酸、アミノ酢酸、フェノキシ酢酸、ビシン、リン酸、ジグリコール酸、グリセリン酸、トリシン、アラニン、ヒスチジン、バリン、フェニルアラニン、プロリン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、リジン、チロシン、安息香酸、それらの塩、及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の研磨用組成物。
  4. 前記アゾール含有腐食阻害剤が、トリアゾール、テトラゾール、ベンゾトリアゾール、トリトリアゾール、アミノトリアゾール、アミノベンゾイミダゾール、ピラゾール、イミダゾール、アミノテトラゾール、及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の研磨用組成物。
  5. 前記研磨材が、前記組成物の総重量に基づいて約0.05重量パーセントから約15重量パーセントまでの量で存在する、請求項1に記載の研磨用組成物。
  6. 前記除去速度向上剤が、前記組成物の総重量に基づいて約0.1重量パーセントから約20重量パーセントまでの量で存在する、請求項1に記載の研磨用組成物。
  7. 前記腐食阻害剤が、前記組成物の総重量に基づいて約0.05重量パーセントから約10重量パーセントまでの量で存在する、請求項1に記載の研磨用組成物。
  8. 前記除去速度向上剤、前記腐食阻害剤、及び前記pH調整剤の前記pKaが2と10の間にある、請求項1に記載の研磨用組成物。
  9. 約50ppm(百万分率)未満の硫酸イオン及び約50ppm未満のハロゲン化物イオンを有する、請求項8に記載の研磨用組成物。
  10. 動電位ターフェルプロットにおけるCuとCoの間の腐食電位差(ΔEcorr)が30mV未満(ΔEcorr<30mV)である、請求項1に記載の研磨用組成物。
  11. 前記組成物が、コバルトでない材料に対するコバルトの材料除去速度の選択性の比の値が少なくとも9.4を示す、請求項1に記載の研磨用組成物。
  12. 前記コバルトでない材料が、TiN、Ti、Ta、TaN、SiN、TEOS、多結晶シリコン及びこれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求項1又は11に記載の研磨用組成物。
  13. ポイントオブユースで請求項1の研磨用組成物に酸化剤が加えられる、請求項1に記載の研磨用組成物を含むポイントオブユースの研磨用スラリー。
  14. 前記酸化剤が過酸化水素、過硫酸アンモニウム、又はそれらの組み合わせである、請求項13に記載の研磨用スラリー。
  15. 前記酸化剤が前記研磨用スラリーの総重量に基づいて約0.0001wt%から約5wt%までの量でポイントオブユースの研磨用スラリー中に存在する、請求項13に記載の研磨用スラリー。
  16. コバルト、及び、酸化ケイ素、窒化ケイ素、金属酸化物、低/超低k誘電体膜、及び/又は多結晶シリコンのうちの少なくとも一つの付加的な層をその表面に有する基板に研磨用組成物を適用すること、
    パッドを前記基板と接触させ、且つ前記パッドを前記基板に対して動かすことによって、前記コバルトの少なくとも一部を前記基板から第1速度で除去すること及び
    前記少なくとも一つの付加的な層を第2速度で除去し、前記第1速度が前記第2速度より大きいか前記第2速度に等しいこと、
    を含む研磨方法であって、前記組成物が、
    a)研磨材;
    b)弱酸除去速度向上剤;
    c)アゾール含有腐食阻害剤;並びに
    d)酒石酸、リンゴ酸、グリコール酸、マロン酸、シュウ酸、酢酸、プロピオン酸、過酢酸、コハク酸、乳酸、酢酸カリウム、クエン酸カリウム、及びそれらの組み合わせからなる群より選択されるpH調整剤;
    を含み、
    前記除去速度向上剤、前記腐食阻害剤、及び前記pH調整剤が、それぞれ1と18の間のpKaを有し、
    前記組成物のpHが7と12の間にあり、且つ
    それぞれ前記組成物の総重量に基づいて、約100百万分率未満の硫酸イオン及び約100百万分率未満のハロゲン化物イオンを有する、研磨方法。
  17. 前記第1速度が前記第2速度の9.4倍以上である、請求項16に記載の研磨方法。
  18. 請求項16に記載の研磨方法を含む、半導体デバイスを生産するための方法。

JP2017239289A 2014-09-05 2017-12-14 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法 Active JP6543323B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/478,508 US9735030B2 (en) 2014-09-05 2014-09-05 Polishing compositions and methods for polishing cobalt films
US14/478,508 2014-09-05

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015174310A Division JP2016058730A (ja) 2014-09-05 2015-09-04 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018093204A JP2018093204A (ja) 2018-06-14
JP6543323B2 true JP6543323B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=53785411

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015174310A Pending JP2016058730A (ja) 2014-09-05 2015-09-04 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法
JP2017239289A Active JP6543323B2 (ja) 2014-09-05 2017-12-14 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015174310A Pending JP2016058730A (ja) 2014-09-05 2015-09-04 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US9735030B2 (ja)
EP (1) EP2995662B1 (ja)
JP (2) JP2016058730A (ja)
KR (1) KR101787541B1 (ja)
CN (1) CN105400434B (ja)
SG (1) SG10201505433YA (ja)
TW (1) TWI579350B (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107075310B (zh) * 2014-10-21 2019-04-02 嘉柏微电子材料股份公司 钴凹陷控制剂
TWI580767B (zh) * 2014-10-21 2017-05-01 卡博特微電子公司 鈷拋光加速劑
US10619075B2 (en) 2015-07-13 2020-04-14 Cabot Microelectronics Corporation Self-stopping polishing composition and method for bulk oxide planarization
SG11201807364VA (en) * 2016-03-22 2018-10-30 Basf Se Use of a chemical mechanical polishing (cmp) composition for polishing of cobalt and / or cobalt alloy comprising substrates
TWI729457B (zh) 2016-06-14 2021-06-01 美商應用材料股份有限公司 金屬及含金屬化合物之氧化體積膨脹
TWI660017B (zh) * 2016-07-14 2019-05-21 卡博特微電子公司 用於鈷化學機械拋光(cmp)之替代氧化劑
TWI719262B (zh) 2016-11-03 2021-02-21 美商應用材料股份有限公司 用於圖案化之薄膜的沉積與處理
JP2020501344A (ja) 2016-11-08 2020-01-16 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated パターニング用途のためのボトムアップ柱状体の形状制御
US10770349B2 (en) 2017-02-22 2020-09-08 Applied Materials, Inc. Critical dimension control for self-aligned contact patterning
US10077382B1 (en) 2017-03-06 2018-09-18 Rohm And Haas Electronic Materials Cmp Holdings, Inc. Method for polishing cobalt-containing substrate
US10233356B2 (en) 2017-03-06 2019-03-19 Rohm And Haas Electronic Materials Cmp Holdings, Inc. Polishing slurry for cobalt-containing substrate
CN113637412A (zh) * 2017-04-17 2021-11-12 嘉柏微电子材料股份公司 自停止性抛光组合物及用于块状氧化物平坦化的方法
WO2018200212A1 (en) 2017-04-25 2018-11-01 Applied Materials, Inc. Selective deposition of tungsten for simplified process flow of tungsten oxide pillar formation
KR102324957B1 (ko) 2017-05-25 2021-11-15 후지필름 일렉트로닉 머티리얼스 유.에스.에이., 아이엔씨. 코발트 적용을 위한 화학 기계 연마 슬러리
US10840186B2 (en) 2017-06-10 2020-11-17 Applied Materials, Inc. Methods of forming self-aligned vias and air gaps
TW201906035A (zh) 2017-06-24 2019-02-01 美商微材料有限責任公司 生產完全自我對準的介層窗及觸點之方法
US10510602B2 (en) 2017-08-31 2019-12-17 Mirocmaterials LLC Methods of producing self-aligned vias
WO2019046402A1 (en) 2017-08-31 2019-03-07 Micromaterials Llc METHODS FOR GENERATING SELF-ALIGNED INTERCONNECTION HOLES
WO2019050735A1 (en) 2017-09-06 2019-03-14 Micromaterials Llc METHODS FOR PRODUCING SELF-ALIGNED INTERCONNECTION HOLES
US10377921B2 (en) 2017-09-21 2019-08-13 Rohm and Haas Electronics Materials CMP Holdings, Inc. Chemical mechanical polishing method for cobalt
US10170335B1 (en) * 2017-09-21 2019-01-01 Rohm And Haas Electronic Materials Cmp Holdings, Inc. Chemical mechanical polishing method for cobalt
US10428241B2 (en) 2017-10-05 2019-10-01 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Polishing compositions containing charged abrasive
US11993729B2 (en) * 2017-11-22 2024-05-28 Basf Se Chemical mechanical polishing composition
JP2019106538A (ja) 2017-12-07 2019-06-27 マイクロマテリアルズ エルエルシー 制御可能な金属およびバリアライナー凹部のための方法
EP3499557A1 (en) 2017-12-15 2019-06-19 Micromaterials LLC Selectively etched self-aligned via processes
KR102533083B1 (ko) * 2017-12-18 2023-05-17 주식회사 케이씨텍 다결정실리콘을 함유하는 웨이퍼의 연마 슬러리 조성물
CN109971359B (zh) * 2017-12-27 2021-12-07 安集微电子(上海)有限公司 一种化学机械抛光液
KR20190104902A (ko) 2018-03-02 2019-09-11 마이크로머티어리얼즈 엘엘씨 금속 산화물들을 제거하기 위한 방법들
US10790191B2 (en) 2018-05-08 2020-09-29 Micromaterials Llc Selective removal process to create high aspect ratio fully self-aligned via
TW202011547A (zh) 2018-05-16 2020-03-16 美商微材料有限責任公司 用於產生完全自對準的通孔的方法
US10699953B2 (en) 2018-06-08 2020-06-30 Micromaterials Llc Method for creating a fully self-aligned via
US20200102476A1 (en) * 2018-09-28 2020-04-02 Versum Materials Us, Llc Barrier Slurry Removal Rate Improvement
US11164938B2 (en) 2019-03-26 2021-11-02 Micromaterials Llc DRAM capacitor module
US20210087431A1 (en) * 2019-09-24 2021-03-25 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Polishing compositions and methods of use thereof
CN113039039A (zh) * 2019-10-15 2021-06-25 富士胶片电子材料美国有限公司 抛光组合物及其使用方法
US20210253904A1 (en) * 2020-02-13 2021-08-19 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Polishing compositions and methods of use thereof
JP2023513823A (ja) * 2020-02-13 2023-04-03 フジフイルム エレクトロニック マテリアルズ ユー.エス.エー., インコーポレイテッド 研磨組成物及びその使用方法
JP7409899B2 (ja) 2020-02-18 2024-01-09 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨方法、および半導体基板の製造方法
WO2022031601A1 (en) * 2020-08-03 2022-02-10 Cmc Materials, Inc. Titanium dioxide containing ruthenium chemical mechanical polishing slurry
KR20230125258A (ko) * 2020-12-21 2023-08-29 후지필름 일렉트로닉 머티리얼스 유.에스.에이., 아이엔씨. 화학적 기계적 연마 조성물 및 이의 사용 방법

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4615875A (en) * 1986-02-03 1986-10-07 Allied Corporation Process for preparing high purity alpha-alumina
KR100400030B1 (ko) 2000-06-05 2003-09-29 삼성전자주식회사 금속막의 화학 및 기계적 연마용 슬러리 및 그 제조방법과상기 슬러리를 이용한 반도체 소자의 금속 배선 형성 방법
US20030104770A1 (en) 2001-04-30 2003-06-05 Arch Specialty Chemicals, Inc. Chemical mechanical polishing slurry composition for polishing conductive and non-conductive layers on semiconductor wafers
US20040159050A1 (en) 2001-04-30 2004-08-19 Arch Specialty Chemicals, Inc. Chemical mechanical polishing slurry composition for polishing conductive and non-conductive layers on semiconductor wafers
KR20070104479A (ko) * 2003-06-06 2007-10-25 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 전도성 물질을 폴리싱하기 위한 폴리싱 조성물 및 방법
US7265055B2 (en) * 2005-10-26 2007-09-04 Cabot Microelectronics Corporation CMP of copper/ruthenium substrates
JP2007129167A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fujifilm Corp 金属用研磨液
JP5178121B2 (ja) * 2007-09-28 2013-04-10 富士フイルム株式会社 研磨液及び研磨方法
WO2009056491A1 (en) 2007-10-29 2009-05-07 Basf Se Cmp slurry composition and process for planarizing copper containing surfaces provided with a diffusion barrier layer
JP2011003665A (ja) 2009-06-17 2011-01-06 Jsr Corp 化学機械研磨用水系分散体およびそれを用いた化学機械研磨方法
CN101928520B (zh) 2009-06-19 2014-03-12 盟智科技股份有限公司 用于平坦化金属层的研磨组成物
KR101243331B1 (ko) * 2010-12-17 2013-03-13 솔브레인 주식회사 화학 기계적 연마 슬러리 조성물 및 이를 이용하는 반도체 소자의 제조 방법
CN102304327A (zh) * 2011-07-05 2012-01-04 复旦大学 一种基于金属Co的抛光工艺的抛光液
US20130186850A1 (en) 2012-01-24 2013-07-25 Applied Materials, Inc. Slurry for cobalt applications
US8545715B1 (en) 2012-10-09 2013-10-01 Rohm And Haas Electronic Materials Cmp Holdings, Inc. Chemical mechanical polishing composition and method
KR102154250B1 (ko) * 2012-11-02 2020-09-09 가부시키가이샤 후지미인코퍼레이티드 연마용 조성물
JP6093846B2 (ja) * 2013-02-28 2017-03-08 株式会社フジミインコーポレーテッド コバルト除去のための研磨スラリー
JP6379764B2 (ja) 2014-07-10 2018-08-29 日立化成株式会社 研磨液及び研磨方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2995662B1 (en) 2018-05-23
JP2016058730A (ja) 2016-04-21
TW201615777A (zh) 2016-05-01
US9735030B2 (en) 2017-08-15
CN105400434A (zh) 2016-03-16
KR20160029652A (ko) 2016-03-15
US9735031B2 (en) 2017-08-15
KR101787541B1 (ko) 2017-10-18
EP2995662A1 (en) 2016-03-16
CN105400434B (zh) 2019-03-29
US20160068710A1 (en) 2016-03-10
US20160189976A1 (en) 2016-06-30
SG10201505433YA (en) 2016-04-28
TWI579350B (zh) 2017-04-21
JP2018093204A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6543323B2 (ja) 研磨用組成物及びコバルト膜の研磨方法
JP5605418B2 (ja) Cmp研磨液及び研磨方法
KR101069472B1 (ko) 칼코게나이드 물질의 화학 기계적 평탄화 방법
CN108929633B (zh) 用于钴应用的化学机械抛光浆料
JP2002075927A (ja) 研磨用組成物およびそれを用いた研磨方法
JP2005117046A (ja) 研磨組成物及びその使用
US20070293048A1 (en) Polishing slurry
TWI664280B (zh) 高溫cmp組成物及用於使用其之方法
KR102475142B1 (ko) 폴리싱 슬러리 내 큰 입자 수의 감소
CN112175523A (zh) 用于减少缺陷的抛光组合物及其使用方法
US20050009714A1 (en) Process and slurry for chemical mechanical polishing
TWI647305B (zh) 化學機械研磨後洗滌用組合物
JP7295236B2 (ja) 研磨液、及び、化学的機械的研磨方法
JP7331103B2 (ja) 研磨液、及び、化学的機械的研磨方法
KR101854510B1 (ko) 금속 배선 연마용 cmp 슬러리 조성물 및 이를 이용한 연마 방법
JP7244642B2 (ja) 研磨液、及び、化学的機械的研磨方法
JP7333396B2 (ja) 研磨液、及び、化学的機械的研磨方法
JP2003243339A (ja) 銅系金属用研磨液および研磨方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6543323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250